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    B.O.M.Newsletter #527

  2024年8月15日
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目   次

今月のハイライト  1  
新入荷ダイジェスト   2  
   3   (ブルーグラス新入荷)
   4   (オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷)
   5   (カントリー・ポップ新入荷)
新入荷作品解説   6  
   7  ■ブルーグラス新入荷
   8  ■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
   9  ■カントリー・ロック・ポップ新入荷
   10  ■発掘、編集新入荷
日本のアーティスト   11  
月刊ムーンシャイナー特集/関連作品   12  
   13  [ムーンシャイナー8月号レビュー紹介作品]
お勧め作    14  
   15  ■ブルーグラス最近作/お勧め作
   16  *コンテンポラリー
   17  *トラッド
   18  *プログレッシブ
   19  ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作 & お勧め作
   20  ■映像最近作 & お勧め作
   21  ■カントリー・ロック・ポップ最近作 & お勧め作
   22  ■発掘、編集 最近作 & お勧め作
楽器関連作品   23  
   24  *バンジョー
   25  *マンドリン
   26  *フィドル
   27  *ドブロ
   28  *ギター
近日入荷   29  
書籍、教則おすすめ   30  
楽器、その他……   31  
輸入雑誌   32  
   33  *ブルーグラス・アンリミテッド誌
月刊『ムーン・シャイナー』   34  
 B.O.M.ご利用方法   35
 



 今月のハイライト
  ●SFW-40267 PO' RAMBLIN BOYS『Wanderers Like Me』 CD(\2,450-)\2,695-税込

Wanderers Like Me/Lonely Pine/Clouds in My Mind/Streets of Chicago/Trying to Live the Dream/The Old Santa Fe/In Remembrance of Me/The Condition of Samuel Wilder's Will/I'm Still a Fool for You/Smoky Mountain Home全10曲

 オーセンティック・ブルーグラスの旗頭、ポーランブリン・ボーイズ、テネシーの醸造所のハウス・バンドとして活動を始めた彼等のフォークウェイズの2枚目となる最新作。C.J.レヴァンドフスキ(m)、ジョッシュ・リンケル(g)、ジェレム・ブラウン(bj)、ジャスパー・ローレンツェン(bs)、紅一点のローラ・オルショー(f)という面々。スティーブン・モージンとの共作のタイトル曲含む全10曲中7曲がジョッシュ・リンケルのオリジナル。ミズーリ州のC.J.のの故郷の近くで、農夫からソングライターに転身したデイモン・ブラックに敬意を表して、オズボーン・ブラザーズが取り上げていた"The Condition of Samuel Wilder's Will"、ケンタッキーの夫婦デュオ、クライド & マリー・デニーのレパートリーから、彼等がビル・モンローのお墓の前で演じたのを聞いて取り上げた"In Remembrance of Me"と、トミー・ブラウンが持ち込んだ"Streets of Chicago"の2曲を取り上げている。因みにトミー・ブラウンは30年に亘ってカントリー・ラインを率いてハード・ドライビング・ブルーグラスを演じてきましたが、近頃、引退して彼等のバス・ドライバーを務めているという。「多くの人々が常にテクノロジーに気を取られ、ニュースに振り回されていると感じている今、本物であること、そして率直で正直であることが最も重要である。ザ・ポー・ランブリン・ボーイズの音楽には、世の中の雑音を切り裂き、魂に率直に語りかける何かがある。10年前の2014年にスモーキー山脈で結成されたザ・ポー・ランブリン・ボーイズは、タトゥーだらけのイースト・テネシー・ブルーグラスの一団から期待されるような、そしてまったく期待されないような存在だ。しかし、彼らは自分たちのジャンルの大使であることに誇りを持っており、自分たちの音楽を田舎のブルーグラス・フェスティバルのステージからヨーロッパのロック・クラブに持ち込み、見事な結果を残している。(公式バイオより)」
  ●MFR-240349 JUNIOR SISK『If there's a will there's a way』CD(\2,650-)\2,915-税込

What a Wonderful Life/A Man Like Me - Feat. Dan Tyminski/These Are They/Long Hard Road (The Sharecropper's Dream)/Bluegrass Country/Memories of Mother (Feat. Ricky Skaggs)/Nothing's Good About Goodbye/If There's a Will There's a Way/Wild and Wicked World/Old Cold Shoulder全10曲

 ブルーリッジを本拠に活動を続けるジュニア・シスク(g,v)、『意志があれば道は開ける』と題されたマウンテン・フィーバーから6枚目となる最新作。アーロン・ラムジーを共同プロデュースとエンジニアに迎え、バージニア州ウィリスのマウンテン・フィーバー・スタジオ録音。2013年IBMA年間最優秀男性ボーカル受賞のシスクの心に染みる歌声をトニー(bj,v)& ヘザー・ベリー・メイブ(g,v)夫妻、ジョナサン・ディロン(m)、カート・ラブ(bs)に加えて、ゲストのティム・クロウチ(f)が鉄壁のサポート。力強いストロークに続くツイン・フィドルによるイントロに導かれてポジティブなメッセージを伝える"What a Wonderful Life"。ダン・ティミンスキ(v)を迎えたロジャー・ミラーのホンキートンクのブルーグラス・アレンジで聞かせる"A Man Like Me"。"These Are They"はマクピーク・ブラザーズが取り上げていたゴスペル曲。スタンレーの"Memories of Mother"ではリッキー・スキャッグスとの極上のハーモニーを聞かせる。デル・マッカリーの"Bluegrass Country"はヘザー・ベリー・メイブのエンジェリックなボーカルをフィーチャー。正統派ブルーグラス・ファンに強くお勧めします。(ムーンシャイナー誌レビューより) 
 新入荷ダイジェスト
ブルーグラス新入荷)
  ●SFW-40267 PO' RAMBLIN BOYS『Wanderers Like Me』 CD(\2,450-)\2,695-税込

 オーセンティック・ブルーグラスの旗頭、ポーランブリン・ボーイズ、フォークウェイズの2枚目となる最新作。
  ●SIG-2156 AJ Lee & Blue Summit 『City of Glass』CD(\2,750-)\3,025-税込

 カリフォルニア州サンタクルーズを拠点に活動するAJリー&ブルー・サミット、シグネチャー・サウンドからのデビュー作。
  ●MFR-240349 JUNIOR SISK『If there's a will there's a way』CD(\2,650-)\2,915-税込

 ブルーリッジを本拠に活動を続けるジュニア・シスク(g,v)、『意志があれば道は開ける』と題されたマウンテン・フィーバーから6枚目となる最新作。を収録。正統派ブルーグラス・ファンに強くお勧めします。
  ●RPRW725347 BILLY STRINGS『Billy Strings Live Vol 1』2CD(\3,500-)\3,850-税込

 今やブルーグラス界を牽引する勢いのビリー・ストリングスの2枚組ライプ・アルバム。
 (オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷)
  ●YEP-3045 WATCHHOUSE『Such Jubilee』CD(\2,750-)\3,025-税込

 ノースカロライナをベースに活動するアンドリュー・マーリン(m,g,v)とエミリー・フランツ(f,g,v)によるブルーグラス、オールドタイムの進化系 男女デュオ、ウォッチハウス(旧マンドリン・オレンジ)、2015年リリースの4枚目のスタジオアルバム。アンドリューの全曲オリジナルで。彼の朴訥で心に染みるボーカルとマンドリンの良いトーンを引き出すセンス溢れるプレイ、エミリーの涼やかなボーカルとフイドル、二人のハーモニーをさり気なくサポートするジョシュ・オリバー(e.g)も素晴らしい。
  ●PSR10 LAURA CANTRELL『Just Like A Rose: The Anniversary Sessions』CD(\2,750-)\3,025-税込

 国際的なアメリカーナ&ルーツ・ミュージック・シーンでおなじみの存在であるローラ・カントレルが、9年間の活動休止後、最新スタジオ・アルバムを携えて帰ってきた。スティーブ・アール、バディ・ミラー、ロージー・フローレスといった著名なミュージシャンの協力を得て、ニューヨークとナッシュビルのスタジオで制作された。
 (カントリー・ポップ新入荷)
  ●OB82 VARIOUS『My Black Country: The Songs of Alice Randall』CD(\2,650-)\2,915-税込

 トリーシャ・イヤーウッドの"XXX's and OOO's (An American Girl)"のヒットでカントリーチャート1位を獲得した初の黒人ソングライターとなり、その後、多くのヒット曲を送り出したアリス・ランドールの作品をアメリカーナ系黒人女性シンガーたちが取り上げたブラック・カントリー。
 新入荷作品解説
 ■ブルーグラス新入荷
  ●SIG-2156 AJ Lee & Blue Summit 『City of Glass』CD(\2,750-)\3,025-税込

Hillside/He Called Me Baby/Seaside/I Can't Find You At All (Ft. Molly Tuttle)/City Of Glass/Toys/I Still Think Of Her/Sick On A Plane/Bakersfield Clay/Bedside Window/Solicitor Man/All I Know全12曲

 カリフォルニア州サンタクルーズを拠点に活動するAJリー&ブルー・サミット、シグネチャー・サウンドからのデビュー作。若い頃、モリー・タトルと共に切磋琢磨していたAJ(m)が、10代の頃に地元のブルーグラス・フェスティバルで出会った、モリー・タトルの兄弟のサリバン・タトル(g)、スコット・ゲイツ(g)、ジャン・プラット(f)というメンバーに加えて、カリフォルニア・ハニードロップスのレッチ・ヴィエルジンスキーがプロデュース他、ルーク・アボット(bj)、マツダ・ミキヤ(steel g)が参加。選曲はAJ・リーやAJ・リーメンバーのオリジナルに加えてアラバマのソウル・シンガー、キャンディ・ステイトンの"He Called Me Baby"のカバー曲他。 
  ●RPRW725347 BILLY STRINGS『Billy Strings Live Vol 1』2CD(\3,500-)\3,850-税込

Dust in a Baggie (Mohegan Sun Arena at Casey Plaza, Wilkes-Barre, Pa - December 15, 2023)/Away from the Mire (Moody Center, Austin, TX - June 2, 2023)/Long Forgotten Dream (Renewal, Buena Vista, Co - September 22, 2023)/Heartbeat of America (Ryman Auditorium, Nashville, TN - February 25, 2024)/Dos Banjos (La Cigale, Paris, FR - November 14, 2023)/Fire Line / Reuben's Train (Ryman Auditorium, Nashville, TN - February 25, 2024)/Turmoil & Tinfoil (Uno Lakefront Arena, New Orleans, la - December 31, 2023)/Richard Petty (State Farm Arena, Atlanta, Ga - March 1, 2024)全8曲

 今やブルーグラス界を牽引する勢いのビリー・ストリングスの2枚組ライプ・アルバム。2017年にデビュー以来、2020年グラミーで最優秀ブルーグラス・アルバム、2022年と2023年のアメリカーナ・ミュージック・アウォードでアーティスト・オブ・ジ・イヤー。IBMAのエンターテイナー・オブ・ジ・イヤーを3年連続受賞。ハードロックのやジャムバンド文脈でブルーグラスやカントリーを超絶技巧で演奏し、聴くものを力技で圧倒する彼の真髄を堪能できるライヴ・アルバム。ジミー・マーチンにも通じるソリッド・ブルーグラスから大胆に展開して大掛かりなアレンジで聴衆を興奮の渦に巻き込むステージングは圧巻。ブルーグラスの伝統と精神を受け継ぎ、ブルーグラス・クラシックやカントリーのスタンダードを新たな聴衆に伝えることにも貢献しているビリー、ここではソングライターとして又、サウンド・クリウエーターとして自身の言葉と音を演じている。
  ●DTRD00485 SELDOM SCENE『Canges』CD(\2,750-)\3,025-税 再発売

 ワシントンDCのキャピタル・ブルーグラスの伝統を、オリジナル・メンバーが一人も居なくなった現在も守り続けるセルダム・シーン、最後の創立メンバー故ベン・エルドリッジ引退後、ラウンダー移籍第一弾が新生ダウンザロードより再発売された。映画『真夜中のカーボーイ』でハリー・ニルソンのカバーで有名になったフレッド・ニール作"Everybody's Talkin'"、ワクワクするバンジョーのイントロに導かれてルーの硬質なボーカルがブルーグラスらしいる。ジョン・ダフィの美意識を引き継いだようなフレッド・トラバースの"Darcy Farrow"、イーグルスのウェスト・コースト風コーラスが印象深い"Seven Bridges Road"もここではスタンレーの香りがする。典型的なセルダム・シーン流ブルーグラスという趣きの"Pack Up Your Sorrows "、ダドリー・コンネルはジョンソン・マウンテン・ボーイズ時代のハイテンションのボーカルのイメージが強いが、ここではフォーク・タッチの曲を丁寧に歌いこんでいる。ルーリード長年の愛唱歌"Sweet Baby James"(J.テイラー)は流石に説得力がある。
  ●MCM-0008 MERLE HAGGARD『The Bluegrass Sessions』CD(\2,750-)\3,025-税込(再入荷)

RUNAWAY MOMMA/PRAY/WHAT HAPPENED?/JIMMIE RODGERS BLUES/LEARNING TO LIVE WITH MYSELF/MAMA'S HUNGRY EYES/I WONDER WHERE TO FIND YOU/HOLDING THINGS TOGETHER/BIG CITY/MOMMA'S PRAYERS/WOULDN'T THAT BE SOMETHING/BLUES STAY AWAY FROM ME全12曲 

 カントリーとブルーグラス、使用楽器の違いを除いたもっとも大きな違いを端的に言ってしまえば、歌手がすべてのカントリーとバンドサウンドであるブルーグラスということだろう。そんなカントリーの世界にあって、20世紀後半のもっとも偉大なカントリーシンガーと呼べるのは、男性ではジョージ・ジョーンズとこのマールがダントツだろう。アメリカンアイコンとまで称されたジョニー・キャッシュやソングライターでもあるアウトローを自任するウィリー・ネルソンらはともに超偉大だが意味が違うとわたしは思っている。2016年の4月に79歳でこの世を去ったマールが2007年、唯一発表したブルーグラスアルバムである。ロニー・レノのプロデュースで、カール・ジャクソン(gt)、マーティ・ステュアート(md)、ロブ・アイクス(db)、チャーリー・クッシュマン(bj)、オウブリー・ヘイニー(fd)、ベン・アイザックス(bs)らの手練れが迎え撃つ。(渡辺三郎)
  ●MH-2297 THE LONESOME RIVER BAND『Winning Hand』CD(\2,750-)\3,025-税込

Blues of the Night/That's Why Trains are Lonesome/Effingham County/Near Mrs./A Happy Song/Charlottesville/Oh Darlin'/Hard Work/Queen of Hearts/Hang Around for the Heartbreak/Brown Hill/Nothin' Comes To Mind/She Don't Know I'm Alive/Tom and Jerry全14曲

 ロンサム・リバー・バンド(LRB)の最新作。ジェシー・スマザーズ(g)とアダム・ミラー(m)がリード・ヴォーカルを担当し、カメロン・ケラー(bs)、マイク・ハートグローブ(f)、そしてサミー・シーラー(bj)という面々によるフル・アルバム。カード・ゲームからインスピレーションを得て書いたという、ジェシーとアダムの共作で最初のシングルとなった"Queen of Hearts"。サミーのロック・ソリッドなバンジョーに導かれる"Oh Darlin'"とご機嫌なハード・ドライビング曲"Brown Hill"は、サミーが敬愛する、元祖ブルーリッジ系ブルーグラス・バンド、ロスト&ファウンド(L & F)のレパートリーから。サミーのジーン・パーカー(L & F)を髣髴させるイントロに導かれる"Nothin' Comes To Mind"。ロンサム・リバー・バンド好きの琴線に触れるメロディの"That's Why Trains Are Lonesome"とラリー・コーデルの作風と見紛うカントリー・タッチのシャッフル・ビートが沁みる"A Happy Song"は彼等のお気に入りライター、ダニエル・サリヤー作。テキサス・フィドルの定番"Tom and Jerry"もここではLRB流に見事に仕上げている。
 ■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
  ●PSR10 LAURA CANTRELL『Just Like A Rose: The Anniversary Sessions』CD(\2,750-)\3,025-税込

Push the Swing/Bide My Time/Brand New Eyes/Just Like a Rose/When the Roses Bloom Again/Secret Language/Unaccompanied/I'm Gonna Miss This Town/Good Morning Mr. Afternoon/Holding You in My Heart/Awm-Bless全11曲

 国際的なアメリカーナ&ルーツ・ミュージック・シーンでおなじみの存在であるローラ・カントレルが、9年間の活動休止後、最新スタジオ・アルバムを携えて帰ってきた。長年にわたり、絶え間ないツアーと数多くのメディア出演を通じて、彼女は母国と英国の両方で忠実な聴衆を獲得してきた。このアルバムは当初、彼女のデビュー・アルバム20周年を記念して制作される予定だったが、コヴィッドの制約によりレコーディングが遅れていた。この新しいコレクションは、スティーブ・アール、バディ・ミラー、ロージー・フローレスといった著名なミュージシャンの協力を得て、ニューヨークとナッシュビルのスタジオで制作された。 
  ●YEP-3045 WATCHHOUSE『Such Jubilee』CD(\2,750-)\3,025-税込

Old Ties and Companions/Settled Down/Little Worlds/Rounder/From Now On/Jump Mountain Blues/That Wrecking Ball/Blue Ruin/Daylight/Of Which There Is No Like全10曲

 ノースカロライナをベースに活動するアンドリュー・マーリン(m,g,v)とエミリー・フランツ(f,g,v)によるブルーグラス、オールドタイムの進化系 男女デュオ、ウォッチハウス(旧マンドリン・オレンジ)、2015年リリースの4枚目のスタジオアルバム。アンドリューの全曲オリジナルで。彼の朴訥で心に染みるボーカルとマンドリンの良いトーンを引き出すセンス溢れるプレイ、エミリーの涼やかなボーカルとフイドル、二人のハーモニーをさり気なくサポートするジョシュ・オリバー(e.g)も素晴らしい。
 ■カントリー・ロック・ポップ新入荷
  ●OB82 VARIOUS『My Black Country: The Songs of Alice Randall』CD(\2,650-)\2,915-税込

Small Towns (Are Smaller for Girls):Leyla McCalla/Big Dream:Valerie June/XXX's And OOO's (An American Girl):Caroline Randall Williams他全11曲

 トリーシャ・イヤーウッドの"XXX's and OOO's (An American Girl)"のヒットでカントリーチャート1位を獲得した初の黒人ソングライターとなり、その後、多くのヒット曲を送り出したアリス・ランドールの作品をアメリカーナ系黒人女性シンガーたちが取り上げたブラック・カントリー・アルバム。リアノン・ギデンズ、ヴァレリー・ジューン、アリソン・ラッセル、レイラ・マッカラ、アディア・ヴィクトリア、ミコ・マークス、リッシ・パ−マー、そしてアリスノ娘、キャロライン・ランドール・ラッセル他。
  ●NW-6575 EMILY NENNI『Drive & Cry』CD(\2,750-)\3,025-税込

Get To Know Ya/Greatest Hits/Lay Of The Land/I Don’t Have To Like You/Drive & Cry/Changes/I Don’t Need You/I Can’t Pretend It Never Happened/Rootin’ For You/We Sure Could Two Step/Set On The Steps/Amarillo Highway全12曲

 ナッシュビルを拠点に活躍するエミリー・ネンニ、2022年の『On The Ranch』に続く、ニュー・ウェストからのセカンド・アルバムはハードコアな本格的ホンキートンク・カントリー。
  ●NW-6276 DWIGHT YOAKAM『21st Century Hits: Best Of 2000 - 2012 (Deluxe Edition) 』CD+DVD(\4,500-)\4,950-税込

[CD]The Sad Side of Town/The Late Great Golden State/The Back of Your Hand/If Teardrops Were Diamonds/Long Goodbye (with Michelle Branch)/Intentional Heartache/Blame the Vain/I Wanna Love Again/Just Passin' Time/Crazy Little Thing Called Love/Close Up the Honky Tonks/My Heart Skips a Beat/Act Naturally/A Heart Like Mine全14曲

[DVD] MUSIC VIDEOS: The Back of Your Hand/The Late Great Golden State/Intentional Heartache/Blame the Vain/Close Up the Honky Tonks/[Bonus Material]

 80年代にカウパンクの旗頭として登場、あれよあれよという間に大すたーに登り詰めたドワイト・ヨーカムがニューウエストに残した音源を集めたベスト・アルバム。自身が監督を務めるミュージック・ビデオの映像を納めたDVD付。
  ●OMRE113921 NEW RIDERS OF THE PURPLE SAGE『Hempsteader: Live At The Calderone Concert Hall, Hempstead, New York, June 25, 1976』CD(\3,150-)\3,465-税込

Panama Red/Little Old Lady/Honky Tonkin' (I Guess I Done Me Some)/Fifteen Days Under the Hood/Annie May/Henry/Don't Put Her Down/Ashes of Love/Portland Woman/Whiskey/She's Looking Better Every Beer/Teardrops in My Eyes/I Heard You've Been Layin' My Old Lady/The Swimming Song/You Never Can Tell/Hard to Handle/Glendale Train/Dead Flowers全18曲

 グレイトフル・デッド・ファミリーで1969年デビューのニュー・ライダース・オブ・パープルセイジ、1971年にコロンビアからデビュー、7枚のアルバムを残してMCA移籍、『New Riders』をリリースした頃、1976年6月25日にニューヨーク州ヘンプステッドのカルデローネ・コンサート・ホールでのライブ・アルバム。デビッド・ネルソン(g)、ジョン・ドーソン(g)、バディー・ケイジ(steel g)、スティーブン・ラブ(bs)、スペンサー・ドライデン(drums)という面々で、ピーター・ローワン作"Panama Red"を皮切りに、フイドル・チューン"Paddy on the Turnpike"をモチーフにしてジョン・ドーソンが歌う"Henry"、ヘイゼル &アリスのラウンダー盤に収録されていたヘイゼル作"Don't Put Her Down, You Helped Put Her There"、ブルーグラス曲を交えて、煙にまみれながら観客を熱狂の渦に巻き込む圧巻のパフォーマンス。(ムーンシャイナー誌レビューより)
  ●MNGP104 JENNY DON'T & THE SPURS『Broken Hearted Blue』CD(\2,650-)\2,915-税込

Flying High/Pain In My Heart/Jealous Heart/Sidewinder/Unlucky Love/Broken Hearted Blue/You're What I Need/One More Night/My Baby's Gone/Bones In The Sand全10曲

 オレゴン州ポートランドを本拠に活動するカントリー・バンド。ホンキートンク、カウパンク、ガレージロック等にカテゴライズされているが、「伝統的なカントリー・ウエスタンのサウンドと、彼ら独自のインスピレーションに満ちたソングライティングを組み合わせることで、アメリカ西部の広々とした空間、孤独な風景、自然の美しさのエッセンスを抽出、一種の音楽的錬金術を生み出すことに成功した。」と評されている。
 ■発掘、編集新入荷
  ●JASMCD3806 THE MCCORMICK BROTHERS『Tennessee Bluegrass For Home Folks - The Hickory 45s 1954-1962』CD(\2,450-)\2,695-税込

 マコーミック・ブラザーズが1954年から1962年にかけて発表したクラシック・ブルーグラスの27曲。彼らのオリジナル曲の他、ルーヴィン、ラスティとダグ・カーショウ、フェリスとブードロー・ブライアントによる作品も収録。ハスケル・マコーミックのバンジョー・プレイとケリー・マコーミックのマンドリン・プレイも聞ける。マコーミック・ブラザーズのレアなレコーディングのリリースは1950年代のブルーグラス・ミュージックのサウンドの形成に貢献した、ほとんど忘れ去られた名前のひとつを紹介する完璧な入門書として又、彼らの多くの既存ファンにも受け入れられるに違いない。
 日本のアーティスト
  ●DF-240701 THE REFLECTION『Bluegrass Dream』CD(\1,818-)\2,000-税込

Cold Kentucky Love/Mean Mother Blues/Melody For Baby/Blue Virginia Blues/Peaches And Cream/Always On A Mountain/月の庭(Sally's Garden)/City Of New Orleans/Arkansas/My Baby's Gone/Texas Crapshooter/Gentle On My Mind

 70年代の後半から80年代の前半に掛けて日本のブルーグラスが大いに盛り上がった時代、フラット & スクラッグスやカントリー・ジェントルメンの来日には乗り遅れたけど、J.D.クロウ & ニュー・サウス、オズボーン・ブラザーズ、カントリー・ガゼット、セルダム・シーンには間に合った世代。振り返ればブルーグラスのアルバムが日本盤で数多く発売され、来日アーティストもひっきりなしに公演が行なわれ、宝塚をはじめとしたブルーグラス・フェスティバルの全盛期を謳歌した世代。関大ブルーグラス出身で、現在は国内現役最古参のジプシージャズバンド、イエロー・ジャンゴ・リバイバルのリーダーを務める長谷川光(bj,cello,bs,f,g,v)と谷口敏郎(g,v)で2007年から活動開始、2013年に亀井孝浩(m,v)が加わって現在のバンド名になってレパートリーも増えたのを機会にレコーディングを決意、旧メンバーの佐藤俊次(f)をゲストに迎えて、本作の完成へと至った。選曲はあの頃のブルーグラスを知る者の琴線に触れる名曲揃い。
  ●RB-24 RAINY BLUE『FOLK SONG V Then & Now』CD(\1,818-)\2,000-税込

 唄う眼鏡屋、小島常男さん率いる大阪のモダンフォーク・バンド、レイニー・ブルーの古希記念の最新作。
  ●TTM-001 辻井貴子『わたしのうた』CD(\2,500-)\2,750-税込

 「やぎたこ」で5枚のアルバムを残して、2022年4月にソロ活動をスタートした辻井貴子のデビュー作。これまてせ書き溜めてきたオリジナルから11曲を厳選、ギター、オートハープ、バンジョー、アコーディオン、ピアノなどアコースティックの響きを大切にしたサウンドに乗せて、ぬくもりのある歌声を聞かせる。
  ●RC-106 V.A.『The 8th Takarazuka Bluegrass Festival』 CD(\1,980-)\2,178-税込

 1979年夏、もっともホットだった時代の宝塚ブルーグラス・フェスの記録。全国から集まった若者が、ゴローショーの「スーダラ・ブレイクダウン」に笑い転げ、タイムスリップした重鎮シャギー・マウンテン・ボーイズの登場に驚き、20代最後の年を迎えた笹部益生&大西一由や渡辺三郎&AHOに、当時の若者たち、奥沢明雄、ブルーグラス・ナッツ、弟マウンテン・ボーイズ、キープ・オン・グラス、グラス・ストアー、サウスバウンド、ハンプティ・ダンプティ・ヒポポトマス、相撲スペシャル他。
  ●RC-102 SHU & NOBU ISHIDA 『Sweetest Gift』CD-R (\1,980-)\2,178-税込

 レッド・クレイ、1972年の作品、マンドリンとギターのワイフ・アンド・ハズバント・スタイル。ブルー・スカイ・ボーイズ、カーターファミリー、モンロー・ブラザーズからルービン・ブラザーズなどからの古いカントリーソングを中心に選曲、アメリカでも高い評価を受けた。彼女の爆裂的歌唱スタイルは「今なおそれをしのぐものはいない」位強力であるのみならずギターにも注目いただきたい。ノブこと故信英さんの逝去を乗り越えて石田淑子とチャーチ・バック・トリオ、宝塚ブルーグラス・フェスティバルで復活。
  ●RC-128 FICTION TWINS PLUS(Toshio Watanabe)『My Favorit Songs』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ブルーグラス45ではベース、シャギーマウンテンボーイズではバンジョー、そしてマンドリンを担当する渡辺敏雄、グラミーノミネートプロデューサー、B.O.M.社長。現チャーチバックトリオのマンドリン。1960年以前のアメリカン・ポピュラー音楽の原点のひとつといえるブラザーデュオのメロディとビート、そして歌を見事に再現した前作(RC-126 \2,178-)に続いて、今度はブルーグラスセットでと思い立ってから10年、ギター、マンドリン、バンジョー、ドブロ、オートハープ、ベースと各ボーカル・パートをオーバーダブレコーディング、FIDDLEには、籾山弘之、クリス・シャープ、廖学誠、ヤン・ヨハンソンの各氏の助けを借り、完成したオールド・スクール・ブルーグラス。長らく聞き覚えたスタンダード曲を中心に伝統に沿ったアレンジでという思いで録音。ボーナストラックに渡辺英之とテリー・エルドリッジ、クリス・シャープ、渡辺敏雄、アンクル・ジョッシュ・グレイブスの一曲を収録。
 月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 [ムーンシャイナー8月号レビュー紹介作品]
  ●DTRD19442 BLUE HIGHWAY『Lonesome State Of Mind』CD(\2,750-)\3,025-税込

 1994年結成以来、メインストリームのブルーグラスのヘッドライナーを務めるブルー・ハイウェイは、15枚目のスタジオ・アルバム。現在はジェイソン・バールソン(bj,m,g)、ショーン・レーン(m,f,g)、ティム・スタッフォード(g)、ウェイン・テイラー(bs)、ゲイリー・ハルトマン(d)という面々。ソングライティングの才能豊かな個性の違うリード・ボーカルを揃えて、高い技術に裏打ちされた非常に洗練されたブルーグラスを聞かせる。 
  ●PATUX-377 BILL EMERSON『String Time』CD(\2,650-)\2,915-税込

 カントリー・ジェントルメンの創立メンバーでジミー・マーチン&サニー・マウンテン・ボーイズで活躍した名バンジョー・プレイヤー、ビル・エマーソンが1962年と1963年に廉価盤専門レーベルのコロネット・レーベルからリリースした『Bill Emerson and his Virginia Mountaineers, Banjo Pickin' N' Hot Fiddlin', Country Style』の第1集と第2集のリイッシュ。ビル・エマーソン(bj)の他、レッド・アレン(g)、フランク・ウェイクフィールド(m)、トム・モーガン(bs)、ケニー・ハドック(d)、カール・ネルソン(f)、チャーリー・ウォーラー(g)、ビル・ハレル(g)がクレジットされている。
  ●OBR-83 SWAMP DOGG『Blackgrass: From West Virginia To 125th St』CD(\2,650-)\2,915-税込

 「20世紀アメリカ音楽の偉大なカルト人物の一人」(wiki)、スワンプ・ドッグことジェリー・ウィリアムズ・ジュニア、ノーム・ピケルニー、シエラ・ハル、ジェリー・ダグラス、クリス・スクラッグス、ビリー・コントレラス、ケニー・ヴォーン、ゲストにマーゴ・プライス、ジェニー・ルイス、ヴァーノン・リードを迎えて制作されたブルーグラス作品。
  ●NEDY297 KRISTY COX『Let It Burn』CD(\2,650-)\2,915-税込

 オーストラリアのブルーグラスの女王と称せられるクリスティ・コックスの最新作。マイク・リチャーズとジェリー・サリーが書いた最新シングル"Let It Burn"他。
  ●SIG-2150 BRENNEN LEIGH『Ain't Through Honky Tonkin' Yet』CD(\2,750-)\3,025-税込

 1984年生まれてノース・ダコタ出身のブレナン・リー、シグネチャー・サウンドから2作目となるソロ・アルバム。自主制作のソロ・デビューではブルーグラス。カントリー・ルーツに根ざしたソングライティングによる粒揃いのオリジナルの数々を、表現力豊かなボーカルで聞かせる。
  ●JASMCD3806 THE MCCORMICK BROTHERS『Tennessee Bluegrass For Home Folks - The Hickory 45s 1954-1962』CD(\2,450-)\2,695-税込

 マコーミック・ブラザーズが1954年から1962年にかけて発表したクラシック・ブルーグラスの27曲。彼らのオリジナル曲の他、ルーヴィン、ラスティとダグ・カーショウ、フェリスとブードロー・ブライアントによる作品も収録。ハスケル・マコーミックのバンジョー・プレイとケリー・マコーミックのマンドリン・プレイも聞ける。
  ●BGOCD-1513 KATHY MATTEA『Kathy Mattea / From My Heart / Walk The Way The Wind Blows / Untasted Honey』2CD(\2,950-)\3,245-税込

 ウェスト・バージニア生まれのカントリー・シンガーでブルーグラス・アルバムもリリースしているキャシー・マティア、84年のデビュー作『Kathy Mattea』、1985年『From My Heart』からプロデュースにアレン・。レイノルズが担当、ティム・オブライエン作のタイトル曲やナンシー・グリフィス作"Love at the Five and Dime"他、ブルーグラス・ミュージシャンが起用されている1986年『Walk The Way The Wind Blows』、No.1ヒット"Eighteen Wheels and a Dozen Roses"やティム・オブライエンとのデュオ"The Battle Hymn of Love"、ナンシ・グリフィスも取り上げていた"Goin' Gone"を収録、ブルーグラス寄りのアコースティック・カントリー路線がより明確となった『Untasted Honey』の4作を2枚のCDに収めたコンピレーション。
  ●FAPO18372 CONNIE SMITH『Love, Prison, Wisdom And Heartaches』CD(\2,950-)\3,245-税込

 コニー・スミス、55枚目のアルバム。本作ではドティ・ウェスト、スキーター・デイヴィス、リズ・アンダーソン、グレイザー・ブラザーズ、ロレッタ・リン、ジム&ジェシー、ジョージ・ジョーンズ、ロイ・エイカフ、マール・ハガード、ダラス・フレイジャーといったカントリー界のレジェンドたちの曲を新しい解釈によって原曲とオリジナル・アーティストへのトリビュートという趣向。
 お勧め作
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  ●MCM-0024 DEL MCCOURY『Songs Of Love And Life』CD(\2,750-)\3,025-税込

 1939年2月1日生まれの現在85歳のデル・マッカリー、前作2021年リリースの『Almost Proud』に続く最新作。デル自身と息子のロニーがプロデュースで、ケニー・ロジャース、ロイ・オービソン、エルヴィス・プレスリー、そして次世代の才能モリー・タトル等々、ヴィンテージからコンテンポラリーまで様々な選曲で聞かせる。
  ●DTRD00152 TONY TRISCHKA『Earl Jam』CD(\2,750-)\3,025-税込

 トニー・トリシュカ、新興ダウンザロードからの最新作は1980年代から90年代にかけてアール・スクラッグスの家でアールとジョン・ハートフォードがジャムっている非常に貴重なプライベート録音に触発されて創られた作品。サム・ブッシュ、ダドリー・コネル、マイケル・デイヴス、シエラ・フェレル、ギブソン・ブラザーズ、ヴィンス・ギル、デル・マコーリー、ブルース・モルスキー、ビリー・ストリングス、モリー・タトルをゲストに迎えて録音されたアルバムが完成した。トニー・トリシュカがアール・スクラッグスを今日のブルーグラスとオールドタイムの一流スターと共演!
  ●BBR-1654 CAROLINA BLUE 『Take Me Back』 CD(\2,450-)\2,695-税込→\1,350-税込(特価)

 年間最優秀新人ノミネート、トラッドグラスの新星、キャロライナ・ブルー、2018年リリースの『I Hear Bluegrass Calling Me』(PC-1229 \2,695)に続くビリー・ボーイ移籍第1作。ティム・ジョーンズのギルクリストからビル・モンローのマナーを引き継ぐスタイルでトーンとタイミングを引き出して、バンドのサウンドをリードしている姿が聞かれる。アインスリーのケニー・ベイカーへの敬意を感じさせる端正なフイドルとジェームスのドライブするバンジョーの貢献度大。ハードコアなトラッド・ブルーグラス・ファンには嬉しい作品。
 *コンテンポラリー
  ●BRC-5032 DANIEL GRINDSTAFF『Heroes & Friends』CD(\2,650-)\2,915-税込

 18歳の頃からジム & ジェシーのバンジョー奏者として活動を開始、ドリー・パートン、デイリー & ヴィンセント、ドイル・ローソン等の下で20年に亘ってサイドメンとして活動してきたダニエル・グラインドスタッフの、多彩なゲストを迎えたソロ・プロジェクト。良くプロデュースされた上質のブルーグラスが楽しめる。 
  ●ROU-0103 J.D.CROWE & THE NEW SOUTH『My Home Ain't In The Hall Of Fame』CD(\2,450-)\2,695-税込

 故キース・ウィットリーを擁したJ.D.クロウ&ニュー・サウスが78年に発表したランドマーク・アルバムがまさかの再入荷。J.D.がキースという希代のシンガーを得たことでブルーグラスから大きく一歩踏み出したアルバム。J.D.、キースにジミー・グッドロー、ボビー・スローン、スティーヴ・ブライアントというラインナップから繰り出される先鋭的なブルーグラス、ダグ・ジャーニガン(pedal steel)をフィ−チュアしたカントリー・サウンドを大胆に取り込んだ新しいスタイル、プログレッシヴな内容故に当時物議を醸したアルバムである。
 *トラッド
  ●PATUX-227 FRANK WAKEFIELD『a Tribute to Bill Monroe』CD(\2,650-)\2,915-税込

 ビル・モンローのマンドリン・スピリットを完全に習得した最初のひとり、フランク・ウェイクフィールドが77歳の時にモンローに捧げた入魂の作品。最後のブルー・グラス・ボーイ、トム・ユーイング(g)のボーカル(6曲)に、マイケル・クリーヴランド(f)、マーク・ディレイニー(bj)、マーシャル・ウィルボーン(bs)を核にした歌物10曲とインスト6曲。モンロー精神の本質をその見事なトーンを生むピック捌きと縫うように繊細な運指が完璧に表現。 
  ●SF-40127 RED ALLEN 『The Folkways Years 1964-1983 Featuring Frank Wakefield』 CD(\2,450-)\2,695-税込

 60年代前半を代表する名盤のひとつ、レッド・アレンとフランク・ウェイクフィールドのフォークウェイズ盤『Bluegrass』(FA-2408 '64)のCD化。CD化に当たって、オリジナルLPの12曲に加えて、アウト・テイクとなっていた6曲(これが実に素晴らしい!!)が初登場、更に、70年代後半以降に息子たちや友人を交えてフォークウェイズに残した4枚のアルバムから10曲をセレクトしての全28曲という構成。
 *プログレッシブ
  ●PC-1291 LIAM PURCELL & CANE MILL ROAD『Yellow Line』CD(\2,650-)\2,915-税込

 2018年にパタクセントから『Gap To Gap』をリリースしたケイン・ミル・ロード、その後、IBMAのモメンタム・アワード受賞、パーセルは2022年のロッキーグラスのバンド・コンテストで全部門優勝という快挙。アカペラのコーラスから始まるキャッチーな先行シングル"Crooked As You Go"がチャートを賑わし、ブルーグラス・ワルツの"Homesick For Virginia"や"Yellow Line"他全12曲、聴き応えの有る作品。 
  ●OMAC-30 MARK AND MAGGIE O’CONNOR『Life After Life 』CD(\2,650-)\2,915-税込

 マークとマギー・オコーナー夫妻によるマギーのボーカルを中心とした作品。TNNの人気番組『アメリカン・ミュージック・ショップ』のバンマスを務めていたマークのフィドルとギターをたっぷりとフィチャーした流石の音創り。
 ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作 & お勧め作
  ●NW-6505 SARA WATKINS『Under the Pepper Tree』CD(\2,750-)\3,025-税込

 ニッケル・クリーク、アイム・ウィズ・ハーで来日経験も有るサラ・ワトキンスの最新作。映画「夢のチョコレート工場」(1971年)の主題歌"Pure Imagination"、『ピーターパン』の"The Second Star to the Right"、ニッケル・クリークを迎えた"Blue Shadows on the Trail"や『サウンド・オブ・ミュージック』の"Edelweiss"、『ティファニーで朝食を』の"Moon River"、『ピノキオ』の"When You Wish Upon a Star"等々、古今の名曲をノスタルジックに歌い上げる癒しのボーカル作品。 
  ●SPIT-043 LAURA CANTRELL『Live At the BBC』CD(\2,750-)\3,025-税込

 ナッシュビル生まれで、ニューヨークを拠点に活動する女性シンガー、ローラ・カントレル、BBCの司会者ジョン・ピールの支持を得た事でイギリスでの人気に火が付いたという。伝統的なカントリー音楽にも造詣の深い彼女、マンドリンやギターをフィーチャーしたアコースティックなサウンドに載せた感性豊かな歌声が堪能できる。
  ●ATRD-8825 OLD CROW MEDICINE SHOW『Jubilee』CD(\2,650-)\2,915-税込

 "Wagon Wheel"のメガヒットで一躍、人気グループになって、現在はグランドオール・オープリーのメンバーにも抜擢されたオールド・クロウ・メディスン・ショー、結成25周年記念アルバム。設メンバーのケッチ・セコーを中心にフィドル、バンジョー、アコーディオンが縦横無尽に駆け回り、疾走感溢れる演奏に引き込まれる。
 ■映像最近作 & お勧め作
  ●LIB-4040 CLARENCE WHITE『Guitar Workshop』DVD(\2,750-)\3,025-税込 

 フラットピッキン/ブルーグラス・ギターの歴史/スタンダードを創ったクラレンス・ホワイト の奇跡的に残された24分のギター・ワークショップ映像を中心に写真やビデオ。死の3ヶ月前に遺したそのたぐい稀なテイスト、タイ ミング、トーンの3T、ブルーグラス・ギターの繊細なタッチとリズムをとくと楽しむことのできる ワークショップでの"Listen to the Mockingbird"、"Crawdad Song"、"I Am a Pilgrim"、"Soldier's Joy"、"Sally Goodin'"など、ちょっとC調な司会者ボブ・バクスターとのやり取りで垣間見せる性格。最後の3曲ではローランド・ホワイトやバイロン・バーライン、アラン・マンデらも参加してのギタリストにとっての超お宝である。
  ●MVD2331D V.A.『Woody Guthrie All-Star Tribute Concert 1970』DVD 80分(\3,100-)\3,410-税込

 1970年にカリフォルニア州ハリウッドの野外音楽堂、ハリウッド・ボウルで開催されたウッディ・ガスリー追悼コンサートの模様を収めた映像作品。出演はウッディの息子、アーロ・がスリー、ジョーン・バエズ、ピート・シーガー、カントリー・ジョー・マクドナルド、オデッタ、リッチー・ヘブンス、ランブリン・ジャック・エリオット。ナレーションに映画『イージーライダー』の主演、ピーター・フォンダとウィル・ギアが務める。12分のボーナス映像としてアーロとジャックののリハーサル、ジャックの"1913 Massacre"、オデッタ"John Hardy"、ジョーン・バエズ"Pastures Of Plent"が収められている。ジョン・ピラ(g)、クリス・エスリッジ(bs)、ジョン・ベランド(d)、スタン・プラット(drums)、ギブ・ギルボウ(f)、サド・マクスウェル(g)、ライ・クーダー(g,m)がサポート・ミュージシャンとして参加。
 ■インスト最近作 & お勧め作
  ●BLFK83731 CHICK COREA & BELA FLECK『Remembrance』CD(\2,450-)\2,695-税込

 2024年リリースの『Remembrance』は、バンジョー奏者のベーラ・フレックとピアニストのチック・コリアが、2007年のラテン・グラミー賞を受賞した『The Enchantment』で初めてフル・アルバムで共演した、彼等の創造的かつ個人的な深い絆の感動的な最終記録である。また、このアルバムはコリアのレガシーに対する重要な補遺でもあり、コリアの未発表曲3曲と、フレックが書き下ろした5曲の短いフリー・インプロヴィゼーション(即興曲)を収録している。 
 ■カントリー・ロック・ポップ最近作 & お勧め作
  ●LIB-5176 THE FLYING BURRITO BROTHERS『Live In Amsterdam 1972』2CD \3.900-)\4,290-税込

 カントリー・ロックの嚆矢、フライング・ブリトー・ブラザーズ、1972年1月にアムステルダムで録音された伝説的パフォーマンスが、レコード・レーベルの契約上の問題をクリアして漸く陽の目を見た。ブルーグラスのセットに加えて"Wild Horses"、"Sin City"、"Devil In Disguise"等、お馴染みのカントリー・ロックのセットが収録されています。1972年1月にアムステルダム・コンセルトヘボウで録音されたこの演奏は、レコードレーベルの契約上の義務を果たし、後にバイロン・バーライン、ケニー・ワーッ、ロジャー・ブッシュ、アラン・マンデによるカントリー・ガゼットへと進化、この録音は、LP時代に海賊盤として出回り、その後、オランダとイギリスで正式にリリースされたが、直ぐに廃盤となり、この度、権利問題をクリアーしてリイッシュされました。
  ●BGOCD-1151 HERB PEDERSEN『Southwest/ Sandman』CD(\2,650-)\2,915-税込

 1970年代、イーグルズの大ヒットで頂上に達するウエストコースト・ロックへの道は、カリフォルニア州ベイカーズフィールドのホンキートンクにロサンゼルスにやって来たディラーズ一派らのブルーグラスの技法が混じり合ったものと考えられる。その中でもハーモニーに関してアパラチアのノウハウを取り入れたことに大きな功績を残したと思われるハーブ・ピーダセン(1944-)が1976年と77年、大プロデューサー、マイク・ポストとともに世に問うた、最高にソフトで甘いテナーボイスによるポップなウエストコースト秀作LP2枚をCD1枚の20曲集。
 ■発掘、編集 最近作 & お勧め作
  ●BCD-17756 V.A.『Meet Me At The Coffee Shop』CD(\2,250-)\2,475-税込

 1940年から1962年までの30年間の歌とヒット曲、25曲のコーヒーに関する歌を集めた絶妙なミュージカル・カフェイン・ショット。ジャズ、ポップスからカントリー、R&B、R'n'Rまで、ジャンルを超えて、コーヒーを飲み、楽しみ、踊ることをテーマにしている。世界中で愛飲されてるコーヒーに因んで、アメリカ、ペルー、イタリア、イギリスの国際的なアーティストを紹介、ビル・ヘイリー、ペギー・リー、インク・スポッツなどの有名アーティストとあまり知られていないパフォーマーをミックス。フルカラー16ページのブックレットには各曲の解説と豊富なイラストが掲載。
  ●PATUX-258 RED ALLEN & FRANK WAKEFIELD『WDON 1963』CD(\2,650-)\2,915-税込

 本作はオズボーン・ブラザーズを離れたレッド・アレンと"New Campton Races"で名声の高まったフランク・ウェイクフィールドがフォークブームに沸くワシントンDCで活動を始めてビル・キースを迎えてフォークウェイズからデビュー・アルバム『Bluegrass』(1964)を発表する直前の1963年、メリーランド州ウィートンのWDON局の15分番組の為にカイケンダール家の地下室にあるウィンウッド・スタジオでピート、トム・モーガンを従えて残した録音が陽の目を見た。
  ●REB-7528 V.A『With Body and Soul:A Bluegrass Tribute to Bill Monroe』CD(\1,980-)\2,178-税込

 モンロー生誕100年を記念してレベル・レコード所属アーティストによる既成の音源を中心としたビル・モンロー曲集。ジョン・ダフィのハイ・テナーによるハーモニーから始まるセルダム・シーンの"My Little Georgia Rose"やダン・ティミンスキー在籍時のロンサム・リバー・バンド"Looking For Yourself "、デキシー・バルズ時代のデル・マッカリー"Looking For Yourself "、ドン・リグスビーのボーカルが冴える"Kentucky Waltz"、リチャード・グリーンの『Sales Tax Toddle』でピーター・ローワンをフィーチャーした"With Body And Soul"、ジム&ジェシー、ラルフ・スタンレー、マック・ワイズマンといった第一世代を含む全17曲入り徳用盤。
  ●REB-8008 VARIOUS ARTISTS 『Memories of That Old Country Church』CD(本体\1,980-)\2,138-税込

 ブルーグラス・インディーズの老舗、レベル社に残された良質なブルーグラス・ゴスペルの音源を集めたコンピレーション。ラルフ・スタンレー、ラリー・スパークス、ポール・ウィリアムス、リリー・ブラザーズ、ラリー・リチャードソン、ジョー・マリンズ、ジム・イーンズ、マック・ワイズマンなどの素晴らしい曲が収録、どの曲も珠玉の廉価盤コンピレーション。
  ●RC-105 NEW TRADITION『LIVE!!』CDR(\1,980-) \2,178-税込

Love Please Come Home/Ballad of Forty Dollars/Mr. Bojangles他全12曲

 本作は1988年、“When You Say Nothing at All”など3曲つづけてナンバーワンヒットを飛ばしカントリーシンガーの頂点に立ったものの翌1989年、34歳の若さでアルコールによって命を奪われたキース・ウィットリーが1973年、それまでのリッキー・スキャッグスとともに過ごしたスタンレー・ブラザーズの庇護のもとを離れて、初めて自分の音楽を歌いはじめたときをビビッドに捉えた故ロニー・フリーランドの録音である。
 楽器関連作品
 *バンジョー
  ●BGOCD-1420 EARL SCRUGGS『Nashville's Rock / Dueling Banjos / TheStoryteller & The Banjo Man /Top Of The World』2CD(\2,950-)\3,245-税込

 47歳のアール個人名義で1971年に発表された幻のバンジョーインスト集。続いて73年アール・スクラッグス名義のバンジョー・インスト集、そのゴールデン・トーンと音を創ろうとする指先に込められた衝動は学ぶべきだろう。ランディ・スクラッグス(g)他、絶頂期のバッサー・クレメンツ(f)とジョッシュ・グレイブス(d)の3人が目一杯フィーチャーされているのも嬉しい。初CD化となる82年作のトム・T・ホールと共演の『TheStoryteller & The Banjo Man』、83年作『TOP OF THE WORLD』ではロドニー・ディラード、リッキー・スキャッグス、レイシー・ダルトン等が参加、印象的なバンジョーインスト"Roller Coaster"も聞き物。
  ●PATUX-372 ALAN MUNDE『Excelsior』CD(\2,650-)\2,915-税込
●PATUX-372T ALAN MUNDE『Excelsior』TAB BOOK(\3,500-)\3.850-税込


 祝2024年IBMAアワード年間最優秀インストルメンタル録音。70年代にカントリー・ガゼットのバンジョー奏者として絶大な人気を誇ったアラン・マンデの最新スタジオ作品とタブ譜同時発売。
 *マンドリン
  ●REB-8009 V.A.『True Bluegrass: Mandolin』CD(\1,800-)\1,980-税込

 ブルーグラスのインディーズの老舗、レベル社とカウンティ社の豊富の音源からマンドリンのインストルメンタルを選りすぐったコンピレーション作品。カウンティ盤のビル・モンロー、レッド・レクター、ハーシャル・サイズモア"Rebecca"他。 
 *フィドル
  ●REB-8007 VARIOUS ARTISTS 『True Bluegrass Fiddle』CD(\2,100-)\2,310-税込

 ブルーグラス・インディーズの老舗レベルレコードの豊富な音源から選りすぐったフィドル・インスト集。ジェイムズ・プライスの美しい"Soldier's Joy"ではじまり、ケニー・ベイカー"Dry &Dusty"、オールドタイムの伝統を引き継ぐアート・スタンパー“Goodbye Girls I'm Goin\g To Boston”他、廉価フィドルコンピレーション20曲集。20世紀フィドルのさまざまなスタイルが手軽に楽しめる廉価作品ではある。ドイル・ローソン等、有名曲満載です。
 *ドブロ
  ●MFR-110100 JUSTIN MOSES『Fall Like Rain』CD(\2,650-)\2,915-税込

 フィドル、ドブロ、マンとリン、バンジョー、ギター等々、どの楽器も超一級のマルチ・プレイヤー、ジャスティン・モーズのマウンテン・フィーバーからデビューとなるソロ・プロジェクト。
  ●SH-3817 JERRY DOUGLAS, RUSS BARENBERG,EDGARMEYER 『Skip, Hop & Wobble』CD(\2,450-)\2,695-税込  再入荷

 ジェリー・ダグラスのドブロ、ラス・バレンバーグのギター、エドガー・マイヤーのベース。この3人の強力なトリオが創りだした1993年リリースのインスト集。それぞれの楽器でトップのテクニックとセンスを持つ彼等が自由に創り出すオリジナルはニュー・エイジを超えたホットなアンサンブル。
 *ギター
  ●ARH-485 V.A.『Masters of the Steel String Guitar』CD(\2,450-)\2,695-税込

 各ジャンルのギター達人が集り、米国政府の後援で全米をツアーした「マスターズ・シリーズ」のライブ盤。トラビス・ピッキンのエディー・ペニントン、フラットピッカーのウェイン・ヘンダーソン、ブルースのジョン・セファス、スライド・ギターのジョニー・ベラーが集合。ラストに全員で"Guitar Rag" を演じる。リンダ・レイ(bs,v)、デイヴィッド・レイ(g)、フィル・ウィギンズ(harmnica)でサポート。
 近日入荷
  ●YEP-3046 WATCHHOUSE『Blindfaller』CD(\2,750-)\3,025-税込

Hey Stranger/Wildfire/Picking Up Pieces/Lonesome Whistle/Echo/Cold Lover's Waltz/My Blinded Heart/Hard Travelin'/Gospel Shoes/Take This Heart of Gold全10曲

 ノースカロライナをベースに活動するアンドリュー・マーリン(m,g,v)とエミリー・フランツ(f,g,v)によるブルーグラス、オールドタイムの進化系 男女デュオ、ウォッチハウス(旧マンドリン・オレンジ)、2016年リリース作品。 
  ●COMP-4831 REBECCA FRAZIER『Boarding Windows in Paradise』CD(\2,450-)\2,695-税込

 あのフラットピッキンマガジン誌の表紙(2006年9月号)を女性として初めて飾ったレベッカ・フレイジャー、『When We Fall』に続くコンパスからの2作目。ベラ・フレック、サム・ブッシュ、スチュアート・ダンカン、ジョシュ・スウィフト、バリー・ベイルズ、ロブ・ブロック、バイロン・ハウス他、トレイ・ヘンズレー、ラブ・カノン、シェルビー・ミーンズらとコラボレーション。
  ●RENA844 NEW RIDERS OF THE PURPLE SAGE『Live at the Capitol Theater - October 31, 1975』CD(\2,650-)\2,915-税込

 1969年寝サンフランシスコのサイケデリック・ロック・シーンから登場したカントリー・ロック・バンド、ニュー・ライダース・オブ・パープル・セイジ、1975年のライブ音源。デヴィッド・ネルソン、ジョン・ドーソン、バディ・ケイジ、スキップ・バティン、スペンサー・ドライデンというメンバーで当時の新譜『Oh, What A Mighty Time』に加えて『Brujo』、『Panama Red』、『Gypsy Cowboy』他からの選曲。
  ●SHF3010 ANDY STATMAN『Bluegrass Tracks』CD(\2,650-)\2,915-税込

Stoney Lonesome/Sycamore Street/Two Pants Suit/If You Only Knew/Bile 'Em Cabbage Down/Brown County Breakdown/Blessing/Those Old Early Morning Blues/Charleston Ramble/I Wouldn't Do It/Katy Hill/Starday Hoedown全12曲

 繊細さ、輝き、優美さ、ウィットを兼ね備えた『Bluegrass Tracks』は、フィドルの伝説的名手バイロン・バーライン(2021年に死去する前の最後の録音の一部)、バンジョー奏者ロン・スチュワート、ギタリストのブライアン・サットン、コントラバス奏者マイク・バブのオールスター・アンサンブルを率いる巨匠アンディ・スタットマンの名人芸であり、マンドリンのリッキー・スキャッグス、ヴォーカルとギターのティム・オブライエンがゲスト参加している。「ブルーグラスの父」ビル・モンローにインスパイアされ、目を見張るような奇想天外な演奏を聴かせた2019年の『Monroe Bus』に続き、スタットマンはこのアルバム・タイトルが暗示する伝統に近づいている。しかし、彼とその仲間たちは、(クラリネット奏者として)ユダヤ音楽の先駆的な探求者としてであれ、ブルーグラスとアメリカン・フォークへの情熱を追求する者としてであれ、彼の由緒あるキャリアを特徴づけてきた独特の喜びを味わう才能を失うことはない。長年の友人であるエドワード・ハーバー(彼のレーベルShefa Recordsがこのアルバムをリリースしている)のプロデュースにより、爽やかな "Sycamore Street "から晴れやかな "Blessing"、ブルージーな "I Wouldn't Do It "までのオリジナル曲が輝いている。モンローの2曲(アルバムのオープニングを飾る遊び心溢れる "Stoney Lonesome "と "Brown County Breakdown")、伝統的な "Bile 'em Cabbage Down"(オブライエンをフィーチャー)、そして "Katy Hill "のほとんど狂気的な挿入曲は、これらの曲を補完し、音楽の未来を指し示しながら、何世代にもわたる輝きを結びつけている。(レーベル資料より)
  ●SIG-2157 TWISTED PINE『Love Your Mind』CD(\2,750-)\3,025-税込 10/18

"Start/Stop"/Goosebump Feeling/Chanel Perfume (feat. Ali McGuirk)/After Midnight (Nothing Good Happens)/Tune For Donny/Green Flash (feat. Jerry Douglas)/A Beautiful Phase (90's Song)/Peaches en Regalia (Frank Zappa)/Lonestar/Slow Goosebumps/Knockout Roses/Funky Pe

 NPRに「注目すべきバンド」と評されたこのバンドの4年ぶりのアルバムは、ノー・デプレッション誌が「ポップな栄光、ファンキーなグルーヴ、宇宙船のようなサウンド」と絶賛した『Right Now』に続く待望の作品。本作は、数年にわたるツアー、真剣な内省、輝かしい創造性の爆発、そして夜明けまでピッキングを続けた多くのフェス後のジャム・セッションを経て、カルテットが着地したことを表している。10年前、名高いマサチューセッツのアメリカーナ・シーンの塹壕で(セミ)トラディショナル・ブルーグラス・バンドとしてスタートしたこのバンドは、どんな芸術的回り道も嬉々として駆け抜けるアンサンブルへと開花した。実験的なプロダクション、各メンバーの意見を取り入れた大胆不敵なソングライティング、精巧に練り上げられた共同アレンジ、時に名人芸的で、常に直感的な演奏。あなたの心を愛することを要求するバンドのサウンド。(レーベル資料より)
  ●RPRW844792 BILLY STRINGS『Highway Prayers』2CD(\3,500-)\3,850-税込

Leaning on a Travelin' Song/In the Clear/Escanaba/Gild the Lily/Seven Weeks in County/Stratosphere Blues〜I Believe in You/Cabin Song/Don't Be Calling Me (At 4Am)/Malfunction Junction/Catch and Release/Be Your Man/Gone a Long Time/It Ain't Before/My Alice/Seney Stretch/Morbud4Me/Leadfoot/Happy Hollow/The Beginning of the End/Richard Petty全20曲

 モダン・ブルーグラスのスーパースター、ビリー・ストリングス、2022年の親子共演『Me/And/Dad』以来、また2021年の『Renewal』以来となるソロ・スタジオ作品集。2024年9月に発売予定。
  ●SHF3011 KENNY KOSEK『Twisted Sage』CD(\2,650-)\2,915-税込

Streak O' Lean Streak O' Fat/Twisted Sage/Lost River Medley (Churchill Lane/Lost River/Snoodles Polka)/Turkeys in the Straw/Lady Hamilton/Jewish Dance/Gojira County Breakdown (Japanese Army March/Gojira County)/Texas/Da New Rigged Ship/Poly Grand/Bill Cheatham/Deer Walk/Evan's Farewell/Maiden's Prayer/Forked Deer/William Cheatham全15曲 9/6発売

 ベテランのフィドラー、ケニー・コセックによる、様々なアメリカン・フォーク・ミュージックの基本中の基本であるフィドルとバンジョーのデュオ集。アルバムの大半をバンジョーのイノベーター、トニー・トリシュカとのコラボ。アンディ・スタットマンが"Turkeys in the Straw"(「わらの中の七面鳥」は複数形)他で参加。"Evan's Farewell"(1997年のコセックのソロ・アルバム『Angelwood』に収録)ではマーク・コスグローブ(g)、マーティ・カトラー(bj)とは、1954年の怪獣映画『ゴジラ』のテーマをファンタジア風にアレンジした「Gojira Country Breakdown」を演奏。その他、モルダヴィアの「ジューイッシュ・ダンス」(スタットマンが40年前にクレズマー・オーケストラと録音したバージョン)から、「テキサス」(1966年のヘンリー・リードのフィールド録音を基にした曲で、コセックとトリシュカがスパーリング)、イギリス諸島の曲まで幅広い選曲。コセックとエドワード・ハーバー(彼のレーベル、シェファ・レコードからこの作品がリリースされている)による活気あるプロダクションによる録音は、スタジオとライヴの両方のセッティングから生まれたもので、全体としてきらめくように絡み合っている。(レーベル資料より)
  ●CAPN153003 KEITH URBAN『High』CD(\2,650-)\2,915-税込

Blue Sky/Straight Line/Messed Up As Me/Wildside/Go Home W U/Chuck Taylors/Daytona/Love is Hard/Heart Like a Hometown/Laughin’ All the Way To the Drank/Dodge In a Silverado/Break the Chain全12曲

 グラミー賞を4度受賞し、CMAエンターテイナー・オブ・ザ・イヤーを3度受賞したキース・アーバンが、11枚目のスタジオ・アルバム。レイニー・ウィルソンとの共作 "GO HOME W U"、"CHUCK TAYLORS"、そしてヒット・シングル "MESSED UP AS ME "を含む新録音。ヴォーカリスト、名ギタリスト、ソングライター、コラボレーターとしてのアーバンの非凡な才能が発揮されている。(レーベル資料より)
 書籍、教則おすすめ
  ●TIM-1 EARL SCRUGGS『Mercury Sessions 1』Tab\(1,000-)1,100-税込
●TIM-2 EARL SCRUGGS『Mercury Sessions 2』Tab\(1,000-)1,100-税込
●TIM-3 EARL SCRUGGS『Foggy Mountain Jamboree』Tab\(1,000-)1,100-税込
●TIM-4 EARL SCRUGGS『Kings of Bluegrass』Tab\(1,000-)1,100-税込


 日本のアール・スクラッグス研究家の故津田敏之氏が私家版で出していた完全コピー集のリプリント判。アール・スクラッグスのフラット&スクラッグス時代の全録音の可聴部分をバックアップを含めてオリジナルLP順にタブ譜化した小冊子。TIM-1はマーキュリー録音の前半。TIM-2はマーキュ リー録音後半、TIM-3はアルバム『Foggy Mountain Jamboree』、"TIM-4"は『Kings of Bluegrass』の計4冊)がある。スクラッグス虎の巻!
  ●RW-CTAB CLARENCE WHITE 『The Essential Clarence White Bluegrass Guitar Leaads』102頁Book + CD 2枚組 (本体\6,600-)\7,260-税込

 不世出の天才ギタリスト、クラレンス・ホワイトの教則本。。クラレンスがそのスタイルの確立に向け、1962年にホーム・レコーディングした『33Acoustic Guitar Instrumentals 』から、さまざまなパターンが学べる14曲を厳選、クラレンス・ホワイトという偉大なギタリストの呼吸、すなわちブルーグラス・フラットピッキンの真髄を感じ取ることのできる素晴らしい教則本となっている。
  ●BLUEGRASS FIDDLE MINUS ONE(MFD-0206) フィドル用TAB BOOK+CD(\3,000-)\3,300-税込
●BLUEGRASS BANJO MINUS ONE(MFD-0207) バンジョー用TAB BOOK+CD (\3,000-)\3,300-税込
●BLUEGRASS MANDOLIN MINUS ONE(MFD-0208) マンドリン用TAB BOOK+CD (\3,000-)\3,300-税込 収録曲(各巻共通)


 フェスやジャムで最もよく取り上げられる有名曲を吟味。デモ演奏、ソロパートのみの演奏、マイナスワン(カラオケ)演奏 TAB譜(Bluegrass Fiddle Minus One,MFD-0206は譜面と連段)譜面通りに弾くもよし、自分なりにアレンジして弾くもよし自宅でバンド練習ができます。Jimmy Akazawaと渡辺敏雄がプロデュース。
  ●RCSI-1184T MIKE COMPTON『Rare and Fine - Uncommon Tunes of Bill Monroe』TAB (\3,150-)\3,465-税込

 ビル・モンローがプライベートで残した録音を掘り起こして未発表曲を集めたマイク・コンプトンの新作のマンドリン・タブ・ブック。
 楽器、その他……
  ●MISC-PF190 『GHS AMERICANA SERIES BANJO LIGH(10-11-13-W20-10)』(\900-)\990-税込

 話題のGHS社、ノーム・ピケルニー使用弦。メーカーによるとDCT極低温凍結プロセスにより、弦を長持ちさせ、もう少し明るくする。低温処理を施すことによりステンレス鋼の輝きを保ちながら、ニッケルのようにあなたのフレットに優しい弦とのことです。
  ●MISC-0012 =BILL KEITH BANJO STRINGS(\1,200-) \1,320-税込

 ビル・キースバンジョー弦限定入荷。特徴は1、2、5弦が同じゲージ。.011 .011 .015 .022 .011(ミディアムゲージ)。4弦ブロンズ(スチールも有り)が珍しい。
  ●MISC-SBMP 『秋元慎シグネチャー・マルチカラーピック』(\250-) \275-税込

 何故か一部のミュージシャンの間で人気のマルチカラー・グリスマン・シェイプのピック。
  ●MISC-SBPML 『秋元慎シグネチャー・ピック1.3mm厚』(\250-) \275-税込

 フラットピッカー、特にマンドリン向けのアセチレート素材によるラウンド・トライアングル、1.3mm厚のピック。今回、ティアドロップも入荷。
 輸入雑誌
  ●BU-24/08 2024年8月号 \1,650-税込

 舞台に立って57年、今もなお活躍するロンダ・ヴィンセント、ノースカロライナ州で生まれ育ったシンガーソングライター、ジム・ローダーデール、シスター・セイディのマディ・ダルトン他。 
  ●BU-24/07 2024年7月号 \1,650-税込

 表紙は『Earl Jam』をリリースしたトニー・トリシュカ、フランク・ウェイクフィールド追悼、ジム・ミルズ-バンジョー・マスターの早すぎる逝去、ケアリー・アンダーウッド、インディゴ・ルーツ・バンド、新世代のフィドラー"オースティン・シェルツォ"、フィドル製作家-リジー・ロング、ブルーグラスが大学へ。
 月刊『ムーン・シャイナー』
  ●2024年8月号 MS-4110 (通巻490号)\605-(税込)

 オールドクロウメディスンショー、フランク・ウェイクフィールド追悼、ブッチ・ロビンズ・プレゼンツ「ブルーグラス・ミュージック、その起源とユニークで創造的な芸術形態としての発展」第四章 1977年-21世紀( Part 3)L、ブルー・ノート東京でのベラ・フレックとアビゲイル・ウォッシュバーン、ベラと有田の"ここだけの激レア・トーク"、East of Kingston大阪公演、熊野ブルーグラス・フェス開催への道、ワシントンDCだよりA、あの名曲だけを聴き比べて Billy In The Low Ground 27曲目、Fiddlers in Japan 列伝Q末松よしみつさん、「ブルーグラス学生プロファイル」#132 池端瑠香(神戸大学)、成田勝浩のロンサム・エアポート第弐百参拾弐話「省略」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスの月刊誌です。
  ●2024年7月号 MS-4109 (通巻489号)\605-(税込)

 祝傘寿ジョッシュ大塚、マンドリン・キャンプ・ノース、追悼ジム・ミルズ邸訪問記、ワシントンDCだより、The Reflection "Bluegrass Dream"、古希記念CD レイニーブルー「Then & Now」FOLKSONG V、ブッチ・ロビンズ・プレゼンツ「ブルーグラス・ミュージック、その起源とユニークで創造的な芸術形態としての発展」第四章 1977年-21世紀(Part 2)K、あの名曲だけを聴き比べてAngel Band" 、Fiddlers in Japan 列伝P山田重夫さん、「ブルーグラス学生プロファイル」#131 早瀬 英和 (はやせ ひでかず)、成田勝浩のロンサム・エアポート第弐百参拾壱話「至福の時」レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスの月刊誌です。
  ●2024年6月号 MS-4108 (通巻488号)\605-(税込)

 バンジョー奏者ベン・エルドリッジ、85歳で死去、ブッチ・ロビンズ・プレゼンツ「ブルーグラス・ミュージック、その起源とユニークで創造的な芸術形態としての発展」第四章 1977年-21世紀( Part 1)J、追悼ロニ・ストーンマン、レモンスライス 14年ぶりとなるセカンドアルバムが完成「ありのままのCD制作記」、MAN-O-MANDOLIN 〜宮崎勝之を想う会〜at Back In Town 4.24、鶴舞ブルーグラスフェス、ガン(星野右郷)さん追悼 斎島のお話、あの名曲だけを聴き比べて"Bury Me Beneath the Willow me( Weeping Willow )" 25曲目、Fiddlers in Japan 列伝O森繁 昇さん、「ブルーグラス学生プロファイル」#130 片岡佳美、成田勝浩のロンサム・エアポート第弐百参拾話、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスの月刊誌です。
   ●BU-24/07 2024年7月号 \1,650-税込

 表紙は『Earl Jam』をリリースしたトニー・トリシュカ、フランク・ウェイクフィールド追悼、ジム・ミルズ-バンジョー・マスターの早すぎる逝去、ケアリー・アンダーウッド、インディゴ・ルーツ・バンド、新世代のフィドラー"オースティン・シェルツォ"、フィドル製作家-リジー・ロング、ブルーグラスが大学へ。----
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