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    B.O.M.Newsletter #525

  2024年6月15日
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目   次

今月のハイライト  1  
新入荷ダイジェスト   2  
   3  (ブルーグラス新入荷)
   4  (オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
   5  (カントリー・ポップ新入荷)
   6  (発掘、編集新入荷)
新入荷作品解説   7  
   8  ■ブルーグラス新入荷
   9  ■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
   10  ■インスト新入荷
   11 ■カントリー・ポップ新入荷
   12 ■発掘、編集新入荷
温故知新   13  
月刊ムーンシャイナー特集/関連作品   14  
   15  [フランク・ウェイクフィールド追悼]
   16  [ベン・エルドリッジ]
   17  [レモン・スライス]
   18  [宮崎勝之]
   19  [ムーンシャイナー6月号レビュー紹介作品]
最近作&お勧めめ作   20  
   21  ■ブルーグラス最近作/お勧め作
   22  *トラッド
   23  *コンテンポラリー
   24  *プログレッシブ
   25  ■カントリー・ポップ最近作 & お勧め作
   26  ■発掘、編集 最近作 & お勧め作
楽器関連作品   27  
   28  *バンジョー
近日入荷   29  
   30  *ブルーグラス
   31  *オールドタイム、フォーク、アメリカーナ
   32  *インスト
   33  *カントリー、ロック、ポップ
   34  *復刻、編集物
書籍、教則おすすめ   35  
楽器、その他……   36  
輸入雑誌   37  
   38  *ブルーグラス・アンリミテッド誌
月刊『ムーン・シャイナー』   39  
B.O.M.ご利用方法   40
 



 今月のハイライト
  ●LIB-5176 THE FLYING BURRITO BROTHERS『Live In Amsterdam 1972』2CD \3.900-)\4,290-税込

Disc 1:Six Days On The Road/The Image Of Me/Four Days Of Rain/My Uncle/Budle Poll Rag/Shenandoah Valley Breakdown/Sing Me Back Home/Hands to Dedication-White Line Fever/Why Are You Crying/Roll In My Sweet Baby's Arms/The Salty Dog Blues

Disc 2:Wild Horse/She Thinks I Still Care/The Wild Side OF Life/Rubin's Train-Foggy Mountain Breakdown/Dixie Breakdown/Colorado/She Makes Me Lose My Blues-Sin City/Devil In Disguise/Roll Over Beethoven/Six Days on The Road

 カントリー・ロックの嚆矢、フライング・ブリトー・ブラザーズ、1972年1月にアムステルダムで録音された伝説的パフォーマンスが、レコード・レーベルの契約上の問題をクリアして漸く陽の目を見た。1968年にバーズを脱退したグラム・パーソンズとクリス・ヒルマンによって結成されたフライング・ブリトー・ブラザーズは、イーグルスのバーニー・リードンやペダル・スティールの巨人"スニーキー"ピート・クライナウなど、驚くほど豊かな音楽的才能を輩出。しかし、1972年までに、間もなくファイアフォールを結成するリック・ロバーツは、すでに契約されているツアー日程を行う為のメンバーを集める必要がありました。そこでカントリー・ガゼットのバイロン・バーラインとロジャー・ブッシュ、アラン・マンデが参加、1972年にアムステルダムで録音された魔法のような音源が残されました。この2枚組のアナログ盤は、ヨーロッパでは72年から73年にかけて発売されていましたが、米国ではリリースされていませんでした。ブルーグラスのセットに加えて"Wild Horses"、"Sin City"、"Devil In Disguise"等、お馴染みのカントリー・ロックのセットが収録されています。1972年1月にアムステルダム・コンセルトヘボウで録音されたこの演奏は、レコードレーベルの契約上の義務を果たし、後にバイロン・バーライン、ケニー・ワーッ、ロジャー・ブッシュ、アラン・マンデによるカントリー・ガゼットへと進化、この録音は、LP時代に海賊盤として出回り、その後、オランダとイギリスで正式にリリースされたが、直ぐに廃盤となり、この度、権利問題をクリアーしてリイッシュされました。 
 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス新入荷)
  ●BRC-5032 DANIEL GRINDSTAFF『Heroes & Friends』CD(\2,650-)\2,915-税込

 18歳の頃からジム & ジェシーのバンジョー奏者として活動を開始、ドリー・パートン、デイリー & ヴィンセント、ドイル・ローソン等の下で20年に亘ってサイドメンとして活動してきたダニエル・グラインドスタッフの、多彩なゲストを迎えたソロ・プロジェクト。良くプロデュースされた上質のブルーグラスが楽しめる。
  ●OBR-83 SWAMP DOGG『Blackgrass: From West Virginia To 125th St』CD(\2,650-)\2,915-税込

 「20世紀アメリカ音楽の偉大なカルト人物の一人」(wiki)、スワンプ・ドッグことジェリー・ウィリアムズ・ジュニア、ノーム・ピケルニー、シエラ・ハル、ジェリー・ダグラス、クリス・スクラッグス、ビリー・コントレラス、ケニー・ヴォーン、ゲストにマーゴ・プライス、ジェニー・ルイス、ヴァーノン・リードを迎えて制作されたブルーグラス作品。
  ●OMAC-30 MARK AND MAGGIE O’CONNOR『Life After Life 』CD(\2,650-)\2,915-税込

 マークとマギー・オコーナー夫妻によるマギーのボーカルを中心とした作品。TNNの人気番組『アメリカン・ミュージック・ショップ』のバンマスを務めていたマークのフィドルとギターをたっぷりとフィチャーした流石の音創り。
 (オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷)
  ●SPIT-043 LAURA CANTRELL『Live At the BBC』CD(\2,750-)\3,025-税込

 ナッシュビル生まれで、ニューヨークを拠点に活動する女性シンガー、ローラ・カントレル、BBCの司会者ジョン・ピールの支持を得た事でイギリスでの人気に火が付いたという。伝統的なカントリー音楽にも造詣の深い彼女、マンドリンやギターをフィーチャーしたアコースティックなサウンドに載せた感性豊かな歌声が堪能できる。
 (カントリー・ポップ新入荷)
  ●FAPO18372 CONNIE SMITH『Love, Prison, Wisdom And Heartaches』CD(\2,950-)\3,245-税込

 コニー・スミス、55枚目のアルバム。本作ではドティ・ウェスト、スキーター・デイヴィス、リズ・アンダーソン、グレイザー・ブラザーズ、ロレッタ・リン、ジム&ジェシー、ジョージ・ジョーンズ、ロイ・エイカフ、マール・ハガード、ダラス・フレイジャーといったカントリー界のレジェンドたちの曲を新しい解釈によって原曲とオリジナル・アーティストへのトリビュートという趣向。スティール・ギターのゲイリー・カーター、ピアノのハーガス・"ピッグ"・ロビンス他、夫であるマーティ・スチュアートがプロデュース、彼のファビュラス・スーパーレイティブスがこのコニーをバックアップ。
 
 (発掘、編集新入荷)
  ●JASMCD3812 JUNE CARTER『No Swallerin’ Place』CD(\2,450-)\2,695-税込

 5度のグラミーを受賞しているジューン・カーター、カーター・ファミリーのメンバーであり、、ジョニー・キャッシュの2番目の妻としても知られる。本作は1949年から62年にかけての、彼女の初期のヒット曲"Baby, It's Cold Outside"、"The Heel"、"Overalls And Dungarees"等、ジューンの初期のキャリアから選りすぐりの32曲、シングルを中心に、グランド・オール・オープリーやルイジアナ・ヘイライドでの超レアなライヴ3曲も収録。
 新入荷作品解説
 ■ブルーグラス新入荷
  ●BRC-5032 DANIEL GRINDSTAFF『Heroes & Friends』CD(\2,650-)\2,915-税込

 18歳の頃からジム & ジェシーのバンジョー奏者として活動を開始、ドリー・パートン、デイリー & ヴィンセント、ドイル・ローソン等の下で20年に亘ってサイドメンとして活動してきたダニエル・グラインドスタッフの、多彩なゲストを迎えたソロ・プロジェクト。ポール・ブリュースター & ドリー・パトンをフィーチャーしたヒット・シングル"Forever Young"、アンディ・レフトウィッチの凄まじいテクニシャン振りををフィーチャーしたインストゥルメンタル曲"Finnland"(トレイ・ヘンズリー[g]、ジェシー・ブロック[m]、ケント・ブラントン[bs])含む10曲の新録音。全曲グラインドスタッフ自身がアレンジとプロデュースを手がけている。スタットラー・ブラザーズのジミー・フォーチュンとデイリー & ビンセントを迎えた"I'll Still Write Your Name in the Sand"、デル・リーブスのトラック・ドライバー・ソングの名曲"Looking at the World Through A Windshield"ではトレイ・ヘンズレーをフィーチャー。ドイル・ローソン、リッキー・ワッソン、ジェフ・トルバート、トレイ・ヘンズレー、ケヴィン・リチャードソンが参加。自身のバンジョーとアンディ・レフトウィッチのマンドリンが聞き物のインストによる"When You're Smiling"、ドイル・ローソン(m)のイントロに導かれてリック・ワッソンとジェフ・パーカーとのトリオ・コーラスが冴える"Colleen Malone"、ハード・ドライビング名バンジョーが素晴らしい"Jesse James"、"My Last Old Dollar"、味わい深いオリジナル・インスト"Three Arrows"まで全10曲、良くプロデュースされた上質のブルーグラスが楽しめる。 
  ●PC-1291 LIAM PURCELL & CANE MILL ROAD『Yellow Line』CD(\2,650-)\2,915-税込

Yellow Line/No More/Homesick For Virginia/Uncle Lloyd/Black Sheep's Wool/Somerville/Last Place To Go/Heart Of Stone/High Country Love/I Believe There's An End To The Darkness全10曲

 2018年にパタクセントから『Gap To Gap』をリリースしたケイン・ミル・ロード、当時、15歳のリアム・パーセル(m,f)のオリジナルが光る、トラディショナルとコンテンポラリーが程よくブレンドされたブルーグラスを演じていた。その後、リアム・パーセル & ケイン・ミル・ロードとして2020年に『Roots』をリリース、IBMAのモメンタム・アワードのバンド・オブ・ザ・イヤーを受賞、パーセルは2022年のロッキーグラスのバンド・コンテストでギター、マンドリン、バンジョーすべての部門で優勝という快挙、現在、バークリー音楽大学の卒業に向けてグループを再編、ロブ・マコーマック(g)、コルトン・カーシュナー(bj)、エラ・ジョーダン(f)、ジェイコブ・スミス(bs)というメンバーによるパインキャッスルからの最新作。アカペラのコーラスから始まるキャッチーな先行シングル"Crooked As You Go"がチャートを賑わし、ブルーグラス・ワルツの"Homesick For Virginia"や"Yellow Line"他全12曲、聴き応えの有る作品。(ムーンシャイナー・レビューより)
  ●BBR-5321 DARIN & BROOKE ALDRIDGE『Talk of the Town』CD(\2,950-)\3,245-税込

 IBMA女性ボーカリスト・オブ・ザ・イヤーを4回受賞、ダリン & ブルック・オルドリッジの最新作。マーク・フェインとダリン・オルドリッジのプロデュース、サマンサ・スナイダー、マーク・フェイン、ステュアート・ダンカン、ロン・ブロック、コディ・キルビー、エディ・ダンラップ、ジェイコブ・メッツ、リン・ウィリアムズ等に加えて、ジョン・ジョーゲンソン、ビンス・ギル、リッキー・スキャッグス、モー・ピットニー等がゲスト参加。ブルーグラス音楽の豊かな伝統に則りながらその限界を押し広げていくエネルギーを感じる作品。
  ●OMAC-30 MARK AND MAGGIE O’CONNOR『Life After Life 』CD(\2,650-)\2,915-税込

Spice of Life/One Sunray at a Time/Something to Love/We Just Happened to Fly/Life After Life/Wildflowers/All We Will Be/Ride Towards Home/Love's in Need of Love Today/Verbovaya Doschechka全10曲

 マークとマギー・オコーナー夫妻によるマギーのボーカルを中心とした作品。TNNの人気番組『アメリカン・ミュージック・ショップ』のバンマスを務めていたマークのフィドルとギターをたっぷりとフィチャーした、1991年の名盤『New Nashvill Cats 』を髣髴させる、流石の音創り。ジョー・ヘンリーマギーとの生活を唄ったマークとジョー・ヘンリーの共作による巧みなオリジナルに加えて、ドリー・パートン"Wildflowers"、スティビー・ワンダー"Love’s in Need of Love Today"、ジェイソン・イズベル"Something to Love"の3曲のカバーではブルーグラス・ファンを唸らせるアレンジが魅力。ラストはバイオリンのデュオで、ロシアのミサイルから避難していたキエフ交響楽団とオンラインで共演した時に学んだというのウクライナ民謡"Verbovaya Doschechka"で締めくくられている。
 ■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
 ■インスト新入荷
  ●PATUX-377 BILL EMERSON『String Time』CD(\2,650-)\2,915-税込

Old Joe Clark/Lonesome Road Blues/Baby Sue (Old Spinning Wheel)/String Time (Theme Time)/Weepin’ Willow (Bury Me Beneath the Willow)/Big Maggie (Aunt Dinah’s Quilting Party)/Lightnin’ Banjo (Lonesome Road Blues)/Runnin’ Wild (Cumberland Gap)/Home Sweet Home/Sweet Dixie/The Chicken Reel/Jesse James/Push and Shove (Back Up and Push)/Honeysuckle (Littie Maggie)/Banjo Harp (Little Darling Pal of Mine)/Hogwash (Hey Mr. Banjo)/Rainbow Blues (Fireball Mail)/Fingers On Fire (John Henry)/Party Time (When You and I Were Young, Maggie)/Banjo Pickin’ Time (Rainbow)全20曲

 カントリー・ジェントルメンの創立メンバーでジミー・マーチン&サニー・マウンテン・ボーイズで活躍した名バンジョー・プレイヤー、ビル・エマーソンが1962年と1963年に廉価盤専門レーベルのコロネット・レーベルからリリースした『Bill Emerson and his Virginia Mountaineers, Banjo Pickin' N' Hot Fiddlin', Country Style』の第1集と第2集のリイッシュ。ビル・エマーソン(bj)の他、レッド・アレン(g)、フランク・ウェイクフィールド(m)、トム・モーガン(bs)、ケニー・ハドック(d)、カール・ネルソン(f)、チャーリー・ウォーラー(g)、ビル・ハレル(g)がクレジットされている。
  ●SH-3817 JERRY DOUGLAS, RUSS BARENBERG,EDGARMEYER 『Skip, Hop & Wobble』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ジェリー・ダグラスのドブロ、ラス・バレンバーグのギター、エドガー・マイヤーのベース。この3人の強力なトリオが創りだした1993年リリースのインスト集。それぞれの楽器でトップのテクニックとセンスを持つ彼等が自由に創り出すオリジナルはニュー・エイジを超えたホットなアンサンブル。
 ■カントリー・ポップ新入荷
  ●FAPO18372 CONNIE SMITH『Love, Prison, Wisdom And Heartaches』CD(\2,950-)\3,245-税込

The Other Side Of You/Once More/One Of These Days/If You Won't Tell On Me (I Won't Tell On You)/Drifting and Dreaming/Country Girl/World Of Forgotten People/Seattle/The Fugitive/End of the World/Beneath Still Waters/The Wayward Wind全12曲

 伝説の女性カントリー・シンガー、コニー・スミス、55枚目のアルバム『Love, Prison, Wisdom and Heartaches』をファット・ポッサム・レコードからリリース。本作ではドティ・ウェスト、スキーター・デイヴィス、リズ・アンダーソン、グレイザー・ブラザーズ、ロレッタ・リン、ジム&ジェシー、ジョージ・ジョーンズ、ロイ・エイカフ、マール・ハガード、ダラス・フレイジャーといったカントリー界のレジェンドたちの曲を新しい解釈によって原曲とオリジナル・アーティストへのトリビュートという趣向。これはカヴァー・アルバムなのかと訊かれたスミスは、「いや、そうでもないよ。友達の代わりに歌っているの。彼らの歌を伝えながら、彼らと分かち合いたいと願っているんです」と答えている。スティール・ギターのゲイリー・カーター、ピアノのハーガス・"ピッグ"・ロビンス他、夫であるマーティ・スチュアートがプロデュース、彼のファビュラス・スーパーレイティブスがこのコニーをバックアップ。
  ●BGOCD-1513 KATHY MATTEA『Kathy Mattea / From My Heart / Walk The Way The Wind Blows / Untasted Honey』2CD(\2,950-)\3,245-税込

Disc 1:Street Talk/Someone Is Falling In Love/You’ve Got A Soft Place To Fall/Takin’ The Givin’ Way/You Know That I Do (And I Know That You Won’t)/Full Time Love/Somewhere Down The Road/That’s Easy For You To Say/Back To The Heartbreak Kid/God Ain’t No Stained Glass Window/It’s Your Reputation Talkin/I Believe I Could Fall In Love (With Loving You)/Trail Of Tears/Never Look Back/Heart Of The Country/Ball And Chain/When I’m Over You (What You Gonna Do)/Talkin’ To Myself/He Won’t Give In/If I Hadn’t Met You全20曲

Disc 2:Talk The Way The Wind Blows/Train Of Memories/Reason To Live/Evenin’/Leaving West Virginia/Love At The Five & Dime/You Plant Your Fields/Back Up Grinnin’ Again/You’re The Power/Song For The Life/Untold Stories/Life As We Knew It/Eighteen Wheels And A Dozen Roses/The Battle Hymn Of Love/Late In The Day/Goin’ Gone/Untasted Honey/Like A Hurricane/As Long As I Have A Heart/Every Love全20曲

 ウェスト・バージニア生まれのカントリー・シンガーでブルーグラス・アルバムもリリースしているキャシー・マティア、84年のデビュー作『Kathy Mattea』、1985年『From My Heart』からプロデュースにアレン・。レイノルズが担当、ティム・オブライエン作のタイトル曲やナンシー・グリフィス作"Love at the Five and Dime"他、ブルーグラス・ミュージシャンが起用されている1986年『Walk The Way The Wind Blows』、No.1ヒット"Eighteen Wheels and a Dozen Roses"やティム・オブライエンとのデュオ"The Battle Hymn of Love"、ナンシ・グリフィスも取り上げていた"Goin' Gone"を収録、ブルーグラス寄りのアコースティック・カントリー路線がより明確となった『Untasted Honey』の4作を2枚のCDに収めたコンピレーション。
 ■発掘、編集新入荷
  ●JASMCD3812 JUNE CARTER『No Swallerin’ Place』CD(\2,450-)\2,695-税込

Baby, It'S Cold Outside (With Homer & Jethro)/Country Girl (With Homer & Jethro)/The Wedding Of Hillbilly Lilli Marlene (With Homer & Jethro)/Crocodile Tears (With The Carter Sisters & Mother Maybelle)/I Said My Nightshirt (And Put On My Pray'Rs) (With Homer & Jethro)/Baldheaded End Of The Broom (With The Carter Sisters & Mother Maybelle)/Root, Hog Or Die (With The Carter Sisters & Mother Maybelle)/Bashful Rascal (With Her Bashful Rascals)/The Thing (With Her Bashful Rascals)/Winkin' And A-Blinkin' (With Her Bashful Rascals)/A Bucket Of Love (With Her Bashful Rascals)/Mommie'S Real Pecooliar (With Her Bashful Rascals)/She Loves To Cry (With Homer & Jethro)/Knock-Kneed Suzy (With Her Bashful Rascals)/No Swallerin' Plac/Juke Box Blues/You Flopped When You Got Me Alone/Time'S A'Wastin' (With Carl Smith)/Love Oh Crazy Love (With Carl Smith)/Let Me Go Lover/Leftover Loving/He Don'T Love Me Anymore/Strange Woman/Honey, Look What You'Ve Done/Thirty Days (With The Carter Sisters & Mother Maybelle) Live/Wildwood Flower Live/Worried Man Blues (With The Wilburn Brothers) Live/The Heel/If I Ever See Him Again/Mama Teach Me/Overalls And Dungarees/Waving From The Hill全32曲

 5度のグラミーを受賞しているジューン・カーター、カーター・ファミリーのメンバーであり、、ジョニー・キャッシュの2番目の妻としても知られる。本作は1949年から62年にかけての、彼女の初期のヒット曲"Baby, It's Cold Outside"、"The Heel"、"Overalls And Dungarees"等、ジューンの初期のキャリアから選りすぐりの32曲、シングルを中心に、グランド・オール・オープリーやルイジアナ・ヘイライドでの超レアなライヴ盤3曲も収録。ホーマー&ジェスロ、カーター・シスターズ&マザー・メイベル、そして最初の夫カール・"ミスター・カントリー"・スミスとのデュエットも収録。 
  ●BGOCD-1515 DAN HICKS & HIS HOT LICKS『Where’s The Money?/Striking It Rich!/Last Train To Hicksville… The Home Of Happy Feet』2CD(\2,950-)\3,245-税込

Disc One:[WHERE’S THE MONEY?]I Feel Like Singing/Coast To Coast/News From Up The Street/Where’s The Money?/Caught In The Rain/Shorty Falls In Love/By Hook Or By Crook/Reelin’ Down/The Buzzard Was Their Friend/Traffic Jam/Is This My Happy Home?/Dig A Little Deeper全12曲

Disc Two:[STRIKING IT RICH!]You Got To Believe/Walkin’ One And Only/O’Reilly At The Bar/Moody Richard (The Innocent Bystander)/Flight Of The Fly/I Scare Myself/Philly Rag/The Laughing Song/Canned Music/I'm An Old Cowhand (From The Rio Grande)/Woe, The Luck/Presently In The Past/Skippy’s Farewell/Fujiyama[LAST TRAIN TO HICKSVILLE… THE HOME OF HAPPY FEET]Cowboy’s Dream No.19/Lonely Madman/My Old Timey Baby/Vivando/Success/Cheaters Don’t Win/Payday Blues/I Asked My Doctor/Sure Beats Me/The Euphonius Whale/Sweetheart/‘Long Come A Viper/It’s Not My Time To Go全27曲

 伊達男の異名を持ち、ジャズ、スウィング、カントリー、ブルーグラスのありそうでなかった組み合わせによる独自のオリジナルを演じて人気の有ったダン・ヒックスがブルーサム・レコードに残した1971年、1972年、1973年の3枚のアルバムを収録したコンピレーション。
  ●BGOCD-1444 EARL SCRUGGS『I Saw The Light With Some Help From My Friends/Live! From Austin City Limits/Strike Anywhere/Bold & New』2CD(\2,950-)\3,245-税込

Disc One:[I SAW THE LIGHT WITH SOME HELP FROM MY FRIENDS]Lonesome And A Long Way From Home/Silver Wings/It’s A Picture From Life’s Other Side/Motherless Child Blues/Some Of Shelley’s Blues/Never Ending Song Of Love/Rock Salt And Nails/The Banks Of The Ohio/Ring Of Fire/Propinquity/Fireball Mail*/Tramp On The Street*/The Cure*/I Saw The Light(* bonus tracks)[LIVE! FROM AUSTIN CITY LIMITS]Nashville Skyline Rag/I Shall Be Released/Band Intro/Sally Gooding/Tall Texas Woman/Earl’s Breakdown/I Just Can’t Seem To Care/Black Mountain Blues/Everybody Wants To Go To Heaven/The Swimming Song/Stay All Night全25曲

Disc Two:[STRIKE ANYWHERE]Muhammad Ali/Pick Along/Mandolin Wind/Bring It On Home To Me/Dreaming As One/Love Them All/Landslide/Get Along/I Think Of You/You Really Got A Hold On Me/Muhammad Ali (Reprise)[BOLD & NEW]The Cabin/Our Love Is Home Grown/Two Lovers’ll Get You Down/Sea Of Love/That’s Alright Mama/Found Myself A New Love/Take The Time To Fall In Love/Someone Like You/Games People Play/Louisiana Lady全21曲

 1972年、77年、78年にコロンビアからリリースされたアール・スクラッグスのアルバム4枚収録のコンピレーション。『I Saw The Light』はリンダ・ロンシュタットとニッティ・グリッティ・ダート・バンドをフィーチャー。『Live! From Austin City Limits』はアール・スクラッグス (bj,v)、ゲイリー・スクラッグス (v,harmonica,bs)、ランディ・スクラッグス (g,f,v)、ジム・マーフィー (steelg,,sax)、スティーブ・スクラッグス (piano,v)、ジョディ・メイフィス (dr,v)という面々によるライブ。アール・スクラッグスレビューの1977年発売作品。『STRIKE ANYWHERE』はロッド・スチュワートの"Mandolin Wind"、サム・クックの"Bring It on Home to Me"と同様に、レスターとドックとの共演で発表した"Pick Along"など。『BOLD & NEW』はのちにプロデューサーとしてメインストリーム・カントリーでも大成功を収める息子ランディのポップ嗜好が磨かれたであろうチップス・モーマンのプロデュースでポップ志向が前面に出た作品。プレスリーのプロデュースも手がけたチップスらしく、そのデビューシングルで"Blue Moon of Kentucky"のA面だった"That's Allright Mama"を60年代後半のプレスリーサウンドに載せてカバー。息子たちに付き合ってアールも大変だ……と思いきや、アール自身がロック/ポップ志向を持っていたのだ。
 温故知新
  ●REB-7512 BLUE HIGHWAY『Lonesome Pine:The Best of Early Blue Highway』CD(\1,980-)\2,178-税込 再入荷

In the Gravel Yard/Lonesome Pine/He Walked All the Way Home/Blue Ridge Mountain Girl/Some Day/Cold Frosty Morn/Before the Cold Wind Blows/The Rounder/Between the Rows/Flannery's Dream/Last Dollar Blues/Two Coats/It's a Long, Long Road全13曲

 90年代の中頃からメインストリーム・ブルーグラスのヘッドライナーとして活躍するブルーハイウェイ初期、レベル・レコード時代の3枚からヒット曲を中心に集められたベスト集である。"Lonesome Pine"など、日本でもフェスで耳になじみの軽快なブルーグラス曲をはじめ、フォーク風の曲やカントリー・バラッドなどなど、ショーン・レーン(m,f)、ティム・スタッフォード (g)、ウェイン・テイラー(bs)というリードボーカルをとれる3人に、ロブ・アイクス(d)、ジェイソン・バールソン(bj)の5人がコンテンポラリーな素材をトラッドグラスの手法でバランスよく演じる。東テネシーの 濃いアパラチア伝統を持つ彼らが演じる今のブルーグラスだ。
  ●CAP-35148 NITTY GRITTY DIRT BAND『Will the Circle Be Unbroken:30th Anniveasary Edition』 2CD(\3,500)\3,850-税込

 1972年にLP3枚組という空前のスケールで発表され、その内容の素晴らしさと相俟って、アメリカン・ミュージックの歴史に不滅の金字塔をうちたてた大名盤。ウェスト・コーストからやってきたロングヘアーのカントリー・ロック・バンドと、トラディショナル・カントリー/ブルーグラスの大立者とのコラボレーションという、未曾有のアイデアが結実したこのアルバムについては、いまさら多言は無用、必聴、必携とだけいっておこう。未発表2曲収録。
  ●ROU-0103 J.D.CROWE & THE NEW SOUTH『My Home Ain't In The Hall Of Fame』CD(\2,450-)\2,695-税込

 故キース・ウィットリーを擁したJ.D.クロウ&ニュー・サウスが78年に発表したランドマーク・アルバムがまさかの再入荷。J.D.がキースという希代のシンガーを得たことでブルーグラスから大きく一歩踏み出したアルバム。J.D.、キースにジミー・グッドロー、ボビー・スローン、スティーヴ・ブライアントというラインナップから繰り出される先鋭的なブルーグラス、ダグ・ジャーニガン(pedal steel)をフィ−チュアしたカントリー・サウンドを大胆に取り込んだ新しいスタイル、プログレッシヴな内容故に当時物議を醸したアルバムである。
  ●COL-77627 LESTER FLATT & EARL SCRUGGS『Foggy Mountain Jamboree』CD(\2,250-)\2,475-税込

 おそらくブルーグラス史上、もっとも重要なアルバム。アール・スクラッグスの超有名バンジョー6曲とレス ター・フラットの"Blue Ridge Cabin Home"や「新聞売りのジミー少年」、「愛ちゃんは花のよう」など6曲 のオリジナルに、オマケが3曲、"Dear Old Dixie"、"On My Mind"、"Pray for the Boys"を加えた全15曲。
  ●SH-2203 OSBORNE BROTHERS『Once More Vol.1 & Vol.2』CD(\2,450-)\2,695-税込 再入荷

 ソニー・オズボーン追悼。ビル・モンローのブルーグラスとニューグラスの大きなギャップの橋渡しをしたオズボーン・ブラザーズ、彼らの絶頂期の一つである1970年代後半から80年代前半、ブレイン・スプラウス(f)とポール・ブルースター(現ケンタッキー・サンダーg)を擁した時、自身の1960年代のヒット曲を再演したLP2枚を1枚のCDに収めた作品。どれもオズボーンの当たり曲として、今ではブルーグラス・スタンダードである。ソニーの素晴らしいバンジョーも聴き物!
  ●FF-70032 NEW GRASS REVIVAL 『Fly Through the Country/When the Storm Is Over』CD(\2,750-)\3,025-税込

 70年代初期のロックや南部の若者を見事に反映した、当時としては衝撃的な新しいブルーグラスのソウル・ミュージック。そこには永遠に変らぬアメリカ南部の独特の文化のニオイが強烈に香る。多くの若者をブルーグラスに誘い込んだ彼等の音楽は、実は伝統的なブルーグラスそのものだった!?あるうちにどうぞ!!
  ●ROU-0307 ALISON KRAUSS & COX FAMILY『I Know Who HoldsTomorrow』 CD(\2,750-)\3,025-税込

Walk Over God's Heaven/Will There Be Any Star?/Never Will Give Up/In the Palm of Your/Loves Me Like A Rock/Jewels他全12曲  

 美しい女性ボーカル、ハーモニーの極め付けかも知れない。アリソン・クラウスと、彼女が激賞するファミリー・ハーモニーのコックス・ファミリーのコラボレーションによる1993年リリース作品。アコースティック・ゴスペル集で正に「天使」の声を聞かせるアリソンとエヴリン、スザンヌのコックス姉妹。バックにはロン・ブロックのギターとバンジョー(この人の音楽は尋常じゃないヨ)、当時、西海岸からやって来たばかりのドブロ奏者=ロブ・アイクス、この上なく美しいトーンを心掛けるアダム・ステッフィーのマンドリン等々のユニオン・ステーション。
  ●ROU-0325 ALISON KRAUSS 『Now That I've Found You』CD(\2,650-)\2,915-税込

Baby, Now That I've Found You/Oh, Atlanta/Broadway/When You Say Nothing at All/I Will/I Don't Believe You've Met My Baby/In the Palm of Your Hand  他全12曲  

 1995年リリース、なんと、ビルボードのトップ・アルバム200の94位(カントリーでは18位)に登場してしまったアリソン・クラウスのメジャー路線を狙い射ちのフォーク&カントリー・タッチの曲ばかりを集めたベスト集だ。といっても、さすがブルーグラス・レーベル、12曲中、上記前から3曲は未発表物、When You〜はメジャーから発売された故キース・ウィットリー・トリビュート作品(RCA-66416 )から、上記以下、トニー・ファータドやジェリー・ダグラスやコックス・ファミリーらの作品に収められていた曲で、過去のアリソン自身のアルバムから再録されたのは5曲のみだ。これなら「ベスト集といえども買ってもいいかな」と考えさせる手練手管。売れ筋狙いのため、バンジョーの出番は抑えられているものの、ロン・ブロックがギターに持ち替えて、アダム・ステッフィーのマンドリンと創り上げる完璧に計算されたサウンドとアリソンのクリスタル・ボイスのコンビネーションは、ブルーグラス界の新しい希望である。とにかく、一人でも多くの音楽ファンにブルーグラスの存在を認識させる事が米国でも最大の関心事なのだから…。20代前半にして早くも3個目のグラミーを今年獲得してしまったシンデレラ・フィドラー&シンガーのアリソン・クラウス、唯々、恐れ入って御座る。当時、23才の女性フィドラー、紛れなく現在もブルーグラス界のトップ・アーティストである。もちろん、前述のビルボード・チャート位置はブルーグラス界始まって以来初の快挙だ。
  ●REB-1110 STANLEY BROTHERS『Long Journey Home』CD(\2,450-)\2,695-税込 再入荷

Long Journey Home/Will You Miss Me/I'll Be True To The One That I love/No Letter In The Mail Today/Pretty Polly/Wildwood Flower/Two More Years And I'll Be Free/Ramshackle Shack On The Hill/East Virginia Blues/Pig In A Pen/Your Saddle Is Empty Old Pal/Nine Pound Hammer/Cluck Old Hen/Wild & Reckless Hobo/Rabbit In A Log/Mountain Pickin'全15曲

 1964年半ばにボルチモアのジョニーズ・ユーズド・カーズ(Johnny's Used Cars)にあるレイ・デイヴィスのラジオ・スタジオで録音、「John's Country Quartet」名義でワンゴ社からリリースされたアルバムのリイッシュ。カーター(g)&ラルフ(bj)・スタンレーとジョージ・シャフラー(g)のトリオ。ジョージ・シャフラーのギターをフィーチャーしたインスト"Wildwood Flower"他、3曲のカーター・ファミリーやのワンゴ社の作品と違い、ゴスペル以外の曲も収録、シンプル・イズ・ベスト、オールドタイムの雰囲気を湛えた素晴らしいスタンレー・サウンド。
 月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 [フランク・ウェイクフィールド追悼]
  ●RC-104 RED ALLEN 『Frank Wakefild, Don Stover, Kenny Kosek, Kevin Smyth, Greg & Neal Allen』CD-R(\1,980-)\2,178-税込

 米国でお蔵入りしたカウンティ・レコードのレッド・アレン三部作となるはずだった一枚を探り当て、1976年にレッドクレイからリリースした作品。「これは決して最高の演奏ではないけれど、レッドと(師匠である)フランク・ウェイクフィールドの最後の録音であり、レッドが(のちに数々のアルバムを発表する)息子たちと録音した最初の作品」(デビッド・グリスマンのライナーより)。フランクのモンロー直系のマンドリンが聞ける一枚。 
  ●PATUX-258 RED ALLEN & FRANK WAKEFIELD『WDON 1963』CD(\2,650-)\2,915-税込

 本作はオズボーン・ブラザーズを離れたレッド・アレンと"New Campton Races"で名声の高まったフランク・ウェイクフィールドがフォークブームに沸くワシントンDCで活動を始めてビル・キースを迎えてフォークウェイズからデビュー・アルバム『Bluegrass』(1964)を発表する直前の1963年、メリーランド州ウィートンのWDON局の15分番組の為にカイケンダール家の地下室にあるウィンウッド・スタジオでピート、トム・モーガンを従えて残した録音が陽の目を見た。
 [ベン・エルドリッジ]
  ●REB-1103 SELDOM SCENE『Live at Cellar Door』CD(\2,450-)\2,695-税込

 初期セルダムシーンが最も充実していた時の2枚組ライブLPがデジパックの新しいジャケットで再発売。最後までアンチ・ナッシュビルを貫き通して、商業主義とは違うところでプロフェッショナルを貫き通したジョン・ダッフィのショーマンぶりとジョン・スターリングの卓越したボーカル、マイク・オールドリッジのドブロの概念を変えた革新的なプレイ等、完璧なアンサンブルで、都会の大人向けブルーグラスを完成させた究極のライブ。長年、DC地区でDJを務めたケイテイ・デイリーのライナーノーツを加えたデジパックで新登場。 
  ●REB-1511 SELDOM SCENE『Act 1』CD(\2,450-)\2,695-税込

 1972年春、"City of New Orleans"や"Sweet Baby James"など、若き軍医ジョン・スターリングの持ち込んだ時代の歌と、ダッフィのブルーグラスとアパラチアン・バラッドが衝撃だったデビュー作。
  ●SH-2202 SELDOM SCENE『15th Anniversary Celebration』CD(\2,750-)\3,025-税込

 セルダム・シーン人気絶頂の1986年、リンダ・ロンシュタット、エミルー・ハリス、ザ・ホワイツ、リッキー・スキャッグス、トニー・ライス、ステュアート・ダンカンらをゲストにケネディー・センターで開かれた結成15周年記念コンサートの2枚組LPのCD盤。フォークやカントリーとの垣根なく、米国の首都ワシントンDCのセレブ(政府要人)を巻き込んで花開いたDCグラス・ブームの最良のサンプルがこのライブ1枚に凝縮されている。
  ●SF-40199 SELDOM SCENE 『Long Time... Seldom Scene』CD (\2,450-)\2,695-税込

 ベン・エルドリッジ、最後の作品となった2014年作。ルー・リード(m)がダッフィを髣髴させてくれる……、本来のリードボーカルであるダドリー・コンネル(g)の凄さ、そしてなーんと!ドブロのフレッド・トラバースの歌が素晴らしい!! ベン・エルドリッジの鈴を転がすようなバンジョーと、フレッドのマイク・オルドリッジ(1938-2012)を思い起こさせてくれる甘いトーンのドブロが懐かしいシーンサウンドを再現、ルーもダッフィ的なイチビリで楽しませてくれ、ロニー・シンプキンズが手堅いベースでリズムを支える。さらに本作ではオリジナルメンバーのジョン・スターリングがあの2曲、“Wait a Minutes”と“Mean Mother Blues” ビル・モンローの“Little Georgia Rose”をあのシーンアレンジ――トム・グレイを迎えたタイトなフォービートドライブを再現してくれる。さらにエミルー・ハリスまでが“Hickory Wind”を歌うという超々豪華版! さらにさらに、ベンの息子でパンチ・ブラザーズのクリス・エルドリッジまで参加。
  ●REB-1549 TONY RICE 『California Autumn』CD(\2,450-)\2,695-税込

 セルダム・シーンやマイク・オールドリッジの一部の作品以外に録音が少ないベン・エルドリッジが参加したトニー・ライス、デビュー作『Got Me A Martin Guitar』に続く、1975年のソロ第2作がリマスターされてリリース。ジョン・ダフィを除くセルダム・シーンとJ.D.クロウ(bj)、リッキー・スキャッグス(m,f.v)、ジェリー・ダグラス(d)のバンド仲間に加えてラリー・ライス(m)が参加。ジョン・スターリングのプロデュース、エンジニアには後にリトル・フィート『Waiting for Columbus』を手掛けたジョージ・マッセンバーグ。トニーのペンによるタイトル曲、ラリーの"Mr. Poverty"他フォーク・タッチのオリジナル。"Billy In The Low Ground""Red Haired Boy""Beaumont Rag"のギター・インスト。セルダム・シーンとニューサウスが合体した様な"You Don't Know My Mind"や"Good Woman's Love"ではリッキーとの息の有ったコーラスも聞き物。しっとり聞かせる"Georgia On My Mind"、後のトニー・ライス・ユニットに繋がる"Scarborough Fair"等々、バラエティー豊かに演じる若きトニー。グリスマンと共にドウグを始める前のギターが初々しい。
 [レモン・スライス]
  ●LS-2404 レモン・スライス『Lemon Slice the 2nd』CD(\1,818-)\2,000-税込

Lone star state of mind/Is the blue moon still shining/This heart of mine/Blue Kentucky girl/Dance/If you're not gone too long/He took your place/Across the great divide/Once a day/Snowbird/The power of love/In tall buildings全12曲

 大分で活動するレモンスライス、2010年の『Remember me』に続く、2作目の『Lemon Slice the 2nd』。ギターとボーカル & ベースという最小ユニットで、今年の月と2月に大分市のテイク5スタジオでギターとベースだけでの録音。(ギターだけはリズムギターを重ねている)。「ボーカルとベースの優さん(v,bs)が子育てのため、しばらくは県内のみ活動をしてきましたが、昨年から美星フェスや宝塚フェスへ参加できるようになりました。今のレモンスライスのブルーグラスをお楽しみください。(上尾光邦)」
 [宮崎勝之]
  ●RC-119 宮崎勝之/Katsu Miyazaki『Mandoscape』CD(\1,980-)\2,138-税込

 マンドリニスト、宮崎の第2作はデビッド・グリア制作のナッシュビル録音。デビッド(g)の他、オウブリー・ヘイニー(f)、スコット・ベスタル(bj)、そしてビクター・クラウス(bs)といったナッシュビルのトップ・ミュージシャンをバックに、1曲目のホットな早弾きから、日本的な情感を漂わせるメロディーや、トラッドなフィドル・チューンを思わせる曲など、2曲のカバー(モンロー曲とトラッド)を除いて8曲のオリジナルを、宮崎ならではのシュアーなピッキングで聴かせる。 
 [ムーンシャイナー6月号レビュー紹介作品]
  ●MVD14875A V.A.『We Still Can't Say Goodbye: A Musicians' Tribute To Chet Atkins』CD+DVD 予価(\3.900-)\4,290-税込

 ギターの神様、チェット・アトキンスへのミュージシャンズ・トリビュート、ヴィンス・ギル、エリック・クラプトン、アリソン・クラウス、ジェイムス・テイラーらが参加。本作はヴィンス・ギル、トミー・エマニュエル(CGP)、エリック・クラプトン、ブラッド・ペイズリー、ジェリー・ダグラス、リッキー・スキャッグス、ジェイムス・テイラー、アリソン・クラウス、チャーリー・マッコイ、マイケル・クリーヴランド、ブライアン・サットン、アシュリー・キャンベル、ブレント・メイスン、ガスリー・トラップ、シエラ・ハル、ヴォーカリストのブラッドリー・ウォーカーといったトップ・ミュージシャンとシンガーが、チェットへのオマージュを捧げている。 
  ●LIB-5170 THE FLYING BURRITO BROTHERS『Live In Amsterdam 1972』LP2枚組(\8,800-)\9,680-税込 送料別途

 カントリー・ロックの嚆矢、フライング・ブリトー・ブラザーズ、1972年1月にアムステルダムで録音された伝説的パフォーマンス、後にバイロン・バーライン、ケニー・ワーツ、ロジャー・ブッシュ、アラン・マンデによるカントリー・ガゼットへと進化、この録音は、LP時代に海賊盤として出回り、その後、オランダとイギリスで正式にリリースされたが、直ぐに廃盤となり、この度、権利問題をクリアーしてアナログ盤でリイッシュされた。
  ●PC-1284 WILSON BANJO CO『Memory Lane』CD(\2,650-)\2,915-税込

 有名なカスタムバンジョービルダーおよびベテランのレコーディングエンジニアとして長年、活動していたスティーブ・ウィルソンとサラ・ローガンによるコンテンポラリー・ブルーグラス。サラ・ローガンの存在感のあるボーカルでハイ・ロンサムなバラッドからハード・ドライビン・ナンバー等々、バラエティ溢れる演奏が聞ける。
  ●PATUX-065 THE MALOY BROTHERS『Time Will Tell』CD(\2,650-)\2,915-税込

 フランクとジョーのマロイ兄弟による、とても素朴ななバイオリン & ギター・デュオ集。ウエスタン・スウィングからジャズ、ラテン リズムまで、驚くほど幅広いスタイルに対応している。心温まる素朴な演奏に触れると、バイオリンを手に取りたくなる事必至です。
  ●ROU143628 SIERRA FERRELL『Trail Of Flowers』CD(\2,650-)\2,915-税込

 オールド・クロウ・メディスン・ショー、ピーター・ローワン、コリー・ウォーカーの最新作にも参加、現在のルーツ・ミュージック・シーンで最も輝く若手の一人であるシエラ・フェレル、待望のセカンド・アルバム。アコースティック、ホンキートンクっぽいサウンドに乗せたオリジナルやノスタルジックな雰囲気が醸し出ているフィドリン・アーサー・スミスの"Chittlin’ Cookin’ Time In Cheatham County"等、少しハスキーで懐かしさを覚えるボーカルで、独自の世界観を醸しだしている。
  ●OB79 VARIOUS ARTISTS『Live On Mountain Stage: Outlaws & Outliers』CD(\2,650-)\2,915-税込

 ウェストバージニア州の公共放送によって制作され、NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)を通じて全世界に配信される音楽番組、マウンテン・ステージ、番組の共同創設者であり、長年の司会者であるラリー・グロースがキュレーションした番組のハイライトをまとめた『Outlaws & Outliers』をOh Boy Recordsからリリース。アリソン・クラウス、モリー・タトル、ティム・オブライエン、ベラ・フレック & アビゲイル・ワッシュバーン、ワッチハウス、ギリアン・ウェルチ & デビッド・ローリングス、キャシー・マテア、ジョン・プライン他。
  ●JASMCD3786 NITA, RITA & RUBY『Whose Baby Are You?』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ANITA CARTER(メイベル・カーターの末娘)、RITA ROBBINS(ナッシュビル'A'チームのギタリスト、レイ・エデントンの妻)、RUBY WELLS(キティ・ウェルズとジョニー・ライトの娘)という面々にカントリー/ポップ/ロカビリーのティーンエイジャーのスーパーグループ 「NITA, RITA & RUBY」。本作はこのトリオが1955年から1957年にかけて録音した8枚のシングルAB面すべてを収録に加えて、当時未発売だった3曲、グランド・オール・オープリーの貴重なライヴ映像。さらにボーナス・トラックとして、彼女たちそれぞれの同時代のソロのシングル4曲が収録されている。
 最近作&お勧めめ作
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
 *トラッド
  ●BBR-5668 AUTHENTIC UNLIMITED『The Gospel Sessions Vol. 2』CD(\2,950-)\3,245-税込

 ドイル・ローソンの隠退を受けて残ったクイックシルバーのメンバーにジェシ・ブロック(m)が参加して結成されたオーセンティック・アンリミテッドの2タイトルが同時にリリース。『So much for forever』はジョナサン・エドワーズの"Ain’t Got Time"以外、メンバーのオリジナル。ソングライターとしての多才さに驚かされる。前作に続く『The Gospel Sessions Vol. 2』、スタンレーで知られる"Cry From the Cross"を皮切りにメンバーのオリジナルが5曲、クイックシルバーの伝統を引き継いで2曲のアカペラも収録。ド迫力のコーラス、完璧な楽器ワーク、ハイクォリティのブルーグラスが聴ける。
  ●REB-7528 V.A『With Body and Soul:A Bluegrass Tribute to Bill Monroe』CD(\1,980-)\2,178-税込

 モンロー生誕100年を記念してレベル・レコード所属アーティストによる既成の音源を中心としたビル・モンロー曲集。ジョン・ダフィのハイ・テナーによるハーモニーから始まるセルダム・シーンの"My Little Georgia Rose"やダン・ティミンスキー在籍時のロンサム・リバー・バンド"Looking For Yourself "、デキシー・バルズ時代のデル・マッカリー"Looking For Yourself "、ドン・リグスビーのボーカルが冴える"Kentucky Waltz"、リチャード・グリーンの『Sales Tax Toddle』でピーター・ローワンをフィーチャーした"With Body And Soul"、ジム&ジェシー、ラルフ・スタンレー、マック・ワイズマンといった第一世代を含む全17曲入り徳用盤が再入荷。
 *コンテンポラリー
  ●MFR-230818 EAST NASH GRASS 『Last Chance To Win』CD(\2,650-)\2,915-税込

 イースト・ナッシュ・グラスのマウンテン・フィーバーからの第1作。ジェームス・キーのボーカルによる"I Almost Told Her"、ハリー・クラーク作でボーカルを務める"Scarlet Iris "ティム&モリー・オブライエンも取り上げていた"Papa's on the Housetop "、ジーン・シェパードのヒット曲"Slippin' Away"やジョニー・ロドリゲス"How Could I Love Her So Much"等、ラストはアンクル・デイブ・メイコンの"Railroadin' & Gambin'"ビートの効いたパワフルなパフォーマンスで大団円を迎える。ナッシュビル生んだ素晴らしいブルーグラス・バンド、今後も注目。 
 *プログレッシブ
  ●AMVB2023 THE INFAMOUS STRINGDUSTERS『A Tribute To Flatt & Scruggs』CD(\2,250-)\2,475-税込

 悪名高いとバンド名に掲げたインファマス・ストリングダスターズ、2021年発売の『A Tribute To Bill Monroe』に続く、フラット&スクラッグス作品を集めた6曲入りミニ・アルバム。メロディアスな曲に美しいコーラスと、ブルーグラスのドライブ感に大掛かりなアレンジを仕掛けたスケールの大きなプログレッシブ・ブルーグラスが持ち味の彼らが原点に帰って、ストレートにF & Sの名曲を演じる。 
 ■カントリー・ポップ最近作 & お勧め作
  ●BGOCD-1151 HERB PEDERSEN『Southwest/ Sandman』CD(\2,650-)\2,915-税込

 1970年代、イーグルズの大ヒットで頂上に達するウエストコースト・ロックへの道は、カリフォルニア州ベイカーズフィールドのホンキートンクにロサンゼルスにやって来たディラーズ一派らのブルーグラスの技法が混じり合ったものと考えられる。その中でもハーモニーに関してアパラチアのノウハウを取り入れたことに大きな功績を残したと思われるハーブ・ピーダセン(1944-)が1976年と77年、大プロデューサー、マイク・ポストとともに世に問うた、最高にソフトで甘いテナーボイスによるポップなウエストコースト秀作LP2枚をCD1枚の20曲集。
 ■発掘、編集 最近作 & お勧め作
  ●JASMD-3680 Bill MONROE & HIS BLUEGRASS BOYS『Gotta Travel On』2CD(\2,750-)\3,025-税込 再入荷

 60年以上もの長きに亘るキャリアで、ブルーグラスの父として君臨してきたビル・モンロー、後にハイロンサム・サウンドと称され、名演を残した1950年代のすべてのシングルから、A面曲とB面曲を集めたコンピレーション。
 楽器関連作品
 *バンジョー
  ●BLFK83939 BELA FLECK『Rhapsody In Blue』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ベラ・フレックの2024年リリースの最新作は、ジョージ・ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」を拡大・探求し、伝説の作曲家へのオマージュを捧げながら、ちょうど100周年を迎えるアメリカの名曲を再定義。ブルーグラス・セットではブライアン・サットン(g)、マーク・シャッツ(bs)、サム・ブッシュ(m)、シエラ・ハル(m)、マイケル・クリーブランド(f)、ジェリー・ダグラス(d)、ジャスティン・モーゼス(d)等、マイ・ブルーグラス・ハートのメンバーが参加。 
  ●BGOCD-830 EARL SCRUGGS REVUE『Anniversary Special Vol.1 & Vol.2』CD(\2,450-)\2,695-税込

Anniversary Special ? Volume One: Banjo Man/The Swimming Song/Gospel Ship/Bleeker Street Rag/Royal Majesty/Rollin' In My Dreams/Song To Woody/Third Rate Romance/Hey Porter/Passing Through
Volume Two: Rita Ballou/Harbour For My Soul/I've Got A Thing About You Baby/Instrumental In D Major/Every Man Has Got His Own Price/Harley/Broad River/Fairytale/I Still Miss Someone/Someday My Ship Will Sail

 1969年にフラット&スクラッグスを解散して息子たちとアール・スクラッグス・レビューを結成したアールがコロンビア・レコードと契約して25周年を記念して沢山のゲストを迎えて1975年と76年に発表された2枚のアルバムの2in1。スクラックス・レビューのサウンドをバックにアールのバンジョーが冴える2曲のインスト"Instrumental In D Major""Broad River"は聞き物。"Harbor For My Soul""Fairytale"はバーズのロジャー・マッギンの12弦ギターをフィーチャー。ジョニー・キャッシュとアールのデュオによる"I Still Miss Someone"は感涙もの。
 近日入荷
 *ブルーグラス
  ●DTRD00152 TONY TRISCHKA『Earl Jam』予価CD(\2,750-)\3,025-税込

Brown's Ferry Blues/San Antonio Rose/Chinese Breakdown/My Horses Ain't Hungry/Roll on Buddy/Freight Train Blues/Casey Jones/Dooley/Cripple Creek/Amazing Grace/Lady Madonna/Bury Me Beneath the Willow/Shout Little Lulu/Little Liza Jane/Amazing Grace - Postlude全15曲

 トニー・トリシュカの最新作はアール・スクラッグスとジョン・ハートフォードのプライベート録音に触発されて制作された作品。 
  ●MFR-240349 JUNIOR SISK『If there's a will there's a way』CD(\2,650-)\2,915-税込

 ブルーリッジを本拠に活動を続けるジュニア・シスク(g,v)、『意志があれば道は開ける』と題されたマウンテン・フィーバーから6枚目となる最新作。を収録。正統派ブルーグラス・ファンに強くお勧めします。
  ●SFW-40267 PO' RAMBLIN BOYS『Wanderers Like Me』 CD(\2,450-)\2,695-税込

 オーセンティック・ブルーグラスの旗頭、ポーランブリン・ボーイズ、フォークウェイズの2枚目となる最新作。
  ●NEDY297 KRISTY COX『Let It Burn』CD(\2,650-)\2,915-税込 6/21

 オーストラリアのブルーグラスの女王と称せられるクリスティ・コックスの最新作。マイク・リチャーズとジェリー・サリーが書いた最新シングル"Let It Burn"他。詳細次号にて。
  ●OBR-83 SWAMP DOGG『Blackgrass: From West Virginia To 125th St』CD(\2,650-)\2,915-税込

 「20世紀アメリカ音楽の偉大なカルト人物の一人」(wiki)、スワンプ・ドッグことジェリー・ウィリアムズ・ジュニア、ノーム・ピケルニー、シエラ・ハル、ジェリー・ダグラス、クリス・スクラッグス、ビリー・コントレラス、ケニー・ヴォーン、ゲストにマーゴ・プライス、ジェニー・ルイス、ヴァーノン・リードを迎えて制作されたブルーグラス作品。
「ブルーグラス音楽の本当の起源について語る人はあまりいませんが、ブルーグラス音楽は黒人から生まれました。バンジョー、洗濯機、それらすべてのものはアフリカ系アメリカ人から始まりました。名前が付く前から私たちはそれをプレイしていました。」(スワンプ・ドッグ)
 *オールドタイム、フォーク、アメリカーナ
  ●TTBY24002 SWEET MEGG『BLUER THAN BLUE』CD(\3,200-)\3,520-税込

 ニューヨーク出身で現在はテネシー州ナッシュビル在住のスウィート・メグ、ビリー・ホリデイからパッツィ・クライン、エディット・ピアフからカレン・ダルトン等の影響を受け、ジャズ、ブルース、カントリーといったアメリカの古きよき時代の雰囲気を湛えたボーカルが魅力。初期の2作『Under the Moonlight』(2020 Data Records)と『I'm in Love Again』(2021 Turtle Bay Records)は、彼女がニューヨークで毎晩演奏していたクラシックジャズを演じていたが、ナッシュビルではクリス・スクラッグス、ビリー・コントレラス、クリス・ゲルブ、デニス・クラウチ等と共演、本物のヒルビリー・ジャズを演じているという。詳細次号にて。
 *インスト
  ●MREL2023 MURIEL ANDERSON『Sailing Dreams』CD(\3,300-)\3,650-税込

Tides (Featuring Tommy Emmanuel)/Let Loose & Fly/Sailing Dream/Perseid/Captain Noah (Featuring Mark Kibble)/Rainy Harbor/Sailing to Yesterday/The Drunken Wellerman/Favorable Winds/Friendship/Silver Wind/I'm Sailing, I'm Sailing (Featuring Mark Kibble)/Captain Noah (Instrumental)全13曲

 全米フィンガーピッキングギター選手権で優勝した最初の女性ギタリスト、ミューリエル・アンダーソン、ニューヨーク州ロングアイランドからメイン州ペノブスコット湾へのセーリング旅行からインスパイアされたという、多彩なゲストのボーカル物を中心とした2024年リリース作品。フィル・ケーギー、スージー・ボガス、テイク6のマーク・キブル、ジェフ・コフィン、ジェフ・カウフマン、アリソン・ブラウン、パット・バーグソン、ダニー・ゴットリーブ、ロイ・ウーテン、アリアーン・キャップ、カイル・ジョーンズ、マット・ネルソン、アヴィロッド・シャルマ、トミー・エマニュエル等が参加。 
 *カントリー、ロック、ポップ
  ●MNGP104 JENNY DON'T & THE SPURS『Broken Hearted Blue』CD(\2,650-)\2,915-税込 6/14

Flying High/Pain In My Heart/Jealous Heart/Sidewinder/Unlucky Love/Broken Hearted Blue/You're What I Need/One More Night/My Baby's Gone/Bones In The Sand全10曲

 西部開拓時代のノスタルジーを呼び起こしながら、ノースウエストの音楽サウンドのエッセンスを取り入れたダイナミックな10曲。バンドのガレージ・ロックの原点と、ドライヴするテンポと硬質なファズ・トーンを特徴とする独特のウエスタン・サウンドを巧みに融合。カントリー・ミュージック・シーンの中でも傑出した存在であることを主張しており、そのハイテンションなロッキン・ウェスタン・サウンドは他の一連のバンドとは一線を画している。(レコード会社資料より)
 
  ●LIB-5110 GENE CLARK『The Lost Studio Sessions 1964-1982』CD(\2,650-)\2,915-税

 バーズの創立メンバー、ジーン・クラークがバーズに入る前の1964年の未発表スタジオ・セッションと、1967年から72年のトラック、そして82年に再結成バーズが『Nyteflyte』"として参加した5曲を収録。1964年のバーズ以前のクラークの未発表スタジオ・セッションと、ヒュー・マセケラがホーン、レオン・ラッセルがアレンジを担当した1967年から70年のスタジオ録音、また、フライング・ブリトー・ブラザーズとの共演曲や、1970年のグラム・パーソンズ、クリス・ヒルマン、バーニー・リードンとの共演曲も収録されている。最後の5曲は、1982年にクリス・ヒルマンとマイケル・クラークと初期バーズ・バンド 「Nyteflyte」として再結成したときの録音。これら24曲のの「失われた 」録音は、オリジナルのアナログ・モノラル、ステレオ、マルチトラック・テープからマスタリングされ、最高の音質でリリースされた。
 *復刻、編集物
  ●BCD-17756 V.A.『Meet Me At The Coffee Shop』CD(\2,250-)\2,475-税込

 1940年から1962年までの30年間の歌とヒット曲、25曲のコーヒーに関する歌を集めた絶妙なミュージカル・カフェイン・ショット。ジャズ、ポップスからカントリー、R&B、R'n'Rまで、ジャンルを超えて、コーヒーを飲み、楽しみ、踊ることをテーマにしている。世界中で愛飲されてるコーヒーに因んで、アメリカ、ペルー、イタリア、イギリスの国際的なアーティストを紹介、ビル・ヘイリー、ペギー・リー、インク・スポッツなどの有名アーティストとあまり知られていないパフォーマーをミックス。フルカラー16ページのブックレットには各曲の解説と豊富なイラストが掲載。 
 書籍、教則おすすめ
  ●MVDV-4577 & BOOK-27 BILL MONROE『Father of Bluegrass Music』DVD +BOOKセット特価(\3,500-) \3,850-税込 再入荷

 ブルーグラスの父、ビル・モンロー(1911-1996)がすべてを語る必携名作DVD。 故ジョン・ハートフォードとのモンロー農場でのインタビューを軸に、レスター・フラット、エミルー・ハリス、ポール・マッカートニー、オズボーン・ブラザーズ、ドリー・パートン、リッキー・スキャッグス、マーティ・ステュアート、そしてデル・マッカーリー/ビル・キース/チャビー・ワイズのブルー・グラス・ボーイズ・リユニオンなどの超貴重な演奏、ジェリー・ガルシアやロイ・エイカフのインタビューなど、日本語/英語併記の完全対訳本とともに、20世紀の偉大なアメリカ音楽家の生涯を再訪しましょう。 
  ●TIM-1 EARL SCRUGGS『Mercury Sessions 1』Tab\(1,000-)1,100-税込
●TIM-2 EARL SCRUGGS『Mercury Sessions 2』Tab\(1,000-)1,100-税込
●TIM-3 EARL SCRUGGS『Foggy Mountain Jamboree』Tab\(1,000-)1,100-税込
●TIM-4 EARL SCRUGGS『Kings of Bluegrass』Tab\(1,000-)1,100-税込


 日本のアール・スクラッグス研究家の故津田敏之氏が私家版で出していた完全コピー集のリプリント判。アール・スクラッグスのフラット&スクラッグス時代の全録音の可聴部分をバックアップを含めてオリジナルLP順にタブ譜化した小冊子。TIM-1はマーキュリー録音の前半。TIM-2はマーキュ リー録音後半、TIM-3はアルバム『Foggy Mountain Jamboree』、"TIM-4"は『Kings of Bluegrass』の計4冊)がある。スクラッグス虎の巻!
  ●RW-TAB ROLAND WHITE『Approach to Bluegrass Mandolin』Book+CD2枚組(本体\5,800-)\6,380-税込

 伝説のケンタッキー・カーネルズ、カントリー・ガゼット、ナッシュビル・ブルーグラス・バンドで活躍したローランド・ホワイト、初心者から 中級者への60頁の教則本とCD2枚組のセットで学ぶ31曲。一流を聴きながらの練習が1番!
  ●BLUEGRASS FIDDLE MINUS ONE(MFD-0206) フィドル用TAB BOOK+CD(\3,000-)\3,300-税込
●BLUEGRASS BANJO MINUS ONE(MFD-0207) バンジョー用TAB BOOK+CD (\3,000-)\3,300-税込
●BLUEGRASS MANDOLIN MINUS ONE(MFD-0208) マンドリン用TAB BOOK+CD (\3,000-)\3,300-税込 収録曲(各巻共通)


 フェスやジャムで最もよく取り上げられる有名曲を吟味。デモ演奏、ソロパートのみの演奏、マイナスワン(カラオケ)演奏 TAB譜(Bluegrass Fiddle Minus One,MFD-0206は譜面と連段)譜面通りに弾くもよし、自分なりにアレンジして弾くもよし自宅でバンド練習ができます。Jimmy Akazawaと渡辺敏雄がプロデュース。
  ●RCSI-1184T MIKE COMPTON『Rare and Fine - Uncommon Tunes of Bill Monroe』TAB (\3,150-)\3,465-税込

 ビル・モンローがプライベートで残した録音を掘り起こして未発表曲を集めたマイク・コンプトンの新作のマンドリン・タブ・ブック。
 楽器、その他……
  ●MISC-PF190 『GHS AMERICANA SERIES BANJO LIGH(10-11-13-W20-10)』(\900-)\990-税込

 話題のGHS社、ノーム・ピケルニー使用弦。メーカーによるとDCT極低温凍結プロセスにより、弦を長持ちさせ、もう少し明るくする。低温処理を施すことによりステンレス鋼の輝きを保ちながら、ニッケルのようにあなたのフレットに優しい弦とのことです。 
  ●MISC-0012 =BILL KEITH BANJO STRINGS(\1,200-) \1,320-税込

 ビル・キースバンジョー弦限定入荷。特徴は1、2、5弦が同じゲージ。.011 .011 .015 .022 .011(ミディアムゲージ)。4弦ブロンズ(スチールも有り)が珍しい。
  ●MISC-SBMP 『秋元慎シグネチャー・マルチカラーピック』(\250-) \275-税込

 何故か一部のミュージシャンの間で人気のマルチカラー・グリスマン・シェイプのピック。
  ●MISC-SBPML 『秋元慎シグネチャー・ピック1.3mm厚』(\250-) \275-税込

 フラットピッカー、特にマンドリン向けのアセチレート素材によるラウンド・トライアングル、1.3mm厚のピック。今回、ティアドロップも入荷。
 輸入雑誌
 *ブルーグラス・アンリミテッド誌
  ●BU-24/06 2024年6月号 \1,650-税込

 表紙にダークス・ベントリー、ベン・エルドリッジ追悼、アール・スクラッグス100歳追想、ナッシング・ファンシー、IBMMジェリー・ガルシア・ブルーグラス・ジャーニー展、ウォルト・マイケル他。表紙にダークス・ベントリー、ベン・エルドリッジ追悼、アール・スクラッグス100歳追想、ナッシング・ファンシー、IBMMジェリー・ガルシア・ブルーグラス・ジャーニー展、ウォルト・マイケル他。
  ●BU-24/05 2024年5月号 \1,650-税込

 表紙に クリス・ジョーンズ その他 ローリー・ルイス、チャールズ・ハンフリー3世、ジム・パンキー、ベッキー・ブラー。レギュラーコラム、レビューなど。65ページ。
 月刊『ムーン・シャイナー』
  ●2024年7月号 MS-4109 (通巻489号)\605-(税込)

 祝傘寿ジョッシュ大塚、マンドリン・キャンプ・ノース、追悼ジム・ミルズ邸訪問記、ワシントンDCだより、The Reflection "Bluegrass Dream"、古希記念CD レイニーブルー「Then & Now」FOLKSONG V、ブッチ・ロビンズ・プレゼンツ「ブルーグラス・ミュージック、その起源とユニークで創造的な芸術形態としての発展」第四章 1977年-21世紀(Part 2)K、あの名曲だけを聴き比べてAngel Band" 、Fiddlers in Japan 列伝P山田重夫さん、「ブルーグラス学生プロファイル」#131 早瀬 英和 (はやせ ひでかず)、成田勝浩のロンサム・エアポート第弐百参拾壱話「至福の時」レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスの月刊誌です。
  ●2024年6月号 MS-4108 (通巻488号)\605-(税込)

 バンジョー奏者ベン・エルドリッジ、85歳で死去、ブッチ・ロビンズ・プレゼンツ「ブルーグラス・ミュージック、その起源とユニークで創造的な芸術形態としての発展」第四章 1977年-21世紀( Part 1)J、追悼ロニ・ストーンマン、レモンスライス 14年ぶりとなるセカンドアルバムが完成「ありのままのCD制作記」、MAN-O-MANDOLIN 〜宮崎勝之を想う会〜at Back In Town 4.24、鶴舞ブルーグラスフェス、ガン(星野右郷)さん追悼 斎島のお話、あの名曲だけを聴き比べて"Bury Me Beneath the Willow me( Weeping Willow )" 25曲目、Fiddlers in Japan 列伝O森繁 昇さん、「ブルーグラス学生プロファイル」#130 片岡佳美、成田勝浩のロンサム・エアポート第弐百参拾話、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスの月刊誌です。
  ●2024年5月号 MS-4107 (通巻487号)\605-(税込)

 原点に立ち返ったブルーグラス・アルバム『ハイランダー』をリリースしたミッシー・レインズ、オーディー・ブレイロックと千日前ブルーグラスアルバムバンド、ブッチ・ロビンズ・プレゼンツ「ブルーグラス・ミュージック、その起源とユニークで創造的な芸術形態としての発展」第三章 1945年〜 1959年( Part 3)、「2023年9月25日、カントリー・ゴンバン、初のアメリカ訪問」、ホワイトトップ・マウンテニアーズ:マーサ・スペンサー & ジャクソン・カニンガム、私とヨーロッパのブルーグラス、フィドルフェスVol.4、ローランド・ホワイトの1968 Randy Wood #2 マンドリン、あの名曲だけを聴き比べて"Blues Stay Away From Me" 24曲目、Fiddlers in Japan 列伝N高木光介さん、「ブルーグラス学生プロファイル」#129 神戸大学 岩橋慧、成田勝浩のロンサム・エアポート第弐百弐拾九話「小芝居」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスの月刊誌です。
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