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    B.O.M.Newsletter #491

  2021年8月15日
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目   次

今月のハイライト   1  
新入荷ダイジェスト   2  
  3  (ブルーグラス)
  4  (オールドタイム、フォーク、アメリカーナ)
  5  (インスト新入荷)
  6  (カントリー・ポップ新入荷)
新入荷作品解説   7  
  8  ■ブルーグラス新入荷
  9  [近日入荷]
  10  ■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
  11  ■インスト新入荷
  12  ■カントリー・ポップ新入荷
  13  ■日本のアーティスト
最近作/お勧め作、再入荷  14  
  15  [ナンシ・グリフィス追悼]
  16  ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
  17   [オハイオ・ブルーグラス]
  18  [バイロン・バーライン追悼]
  19  [NEW LOOK!NEW SOUND!]
  20  [ムーンシャイナー8月号レビュー紹介作品]
  21  ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  22  *コンテンポラリー
  23   *トラッド
  24   [年間最優秀新人]
  25  [年間最優秀エンターテイナー]
  26  *プログレッシブ
  27  ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作/お勧め作
  28  ■発掘、編集おすすめ
  29  ■映像おすすめ
  30  ■インストお勧め
楽器関連作品  31  
  32  ■バンジョー
  33  ■マンドリン
  34  ■フィドル
  35  ■ドブロ
  36  ■ギター
  37  ■書籍、教則おすすめ
楽器、その他…… 38  
[ビル・モンロー没25年]  39  
 輸入雑誌  40  
  41  ■バンジョー・ニューズレター誌
  42  ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
月刊『ムーン・シャイナー』  43  
B.O.M.ご利用方法  44  



 今月のハイライト
  ●EMG-10630 DEANIE RICHARDSON『Circle Up』CD (\2,450-)\2,695-税込
ナッシュビル郊外のキングストンスプリングスで育ち、13歳でグランド・オール・オープリーに出演、1991年にウェブコからセカンド・フィドルというバンドを率いて『In the mood』をリリース、ピンス・ギル、パティ。ラブレス、ボブ・シーガーのツアー・バンドに参加、チーフタンズと来日も果たし、現在はシスター・セイディのメンバーとして活動するディーニー・リチャードソン、『Love Hard, Work Hard, Play Hard』(pinecastle-1215)に続く、EMGからの最新フィドル・インスト作品。トミー・ジャクソン、ハウディ・フォレスター、ケニー・ベイカー等の伝統的なフィドル・スタイルに加えてステュアート・ダンカン、マーク・オコーナーにも影響を受けているという彼女、本作ではアーサー・スミスの"Walking in My Sleep"、ポール・ウォーレンの名演が印象的な"Durham's Bull"、アート・スタンパー"Devil On The Stump"他の古いフィドル曲に加えてグレン・ダンカンとの共作によるオリジナル"Dancing With James"等々、スコット・ベスタル(bj)、コディ・キルビー(g)、ケイシー・キャンベル(m)、デニス・クロウチ(bs)、ロブ・アイクス(d)、グレン・ダンカン(twin fiddle)という強力な布陣を迎えて演じる。
  ●REB-1877 JEREMY STEPHENS『How I Hear It』CD(\2,450-)\2,695-税込

Sockeye/2 Could I Knock on Your Door/Since Wedding Bells Have Rung/Lady Hamilton/You'll Be Lonesome Too/Virginia Waltz/I'll Be Happy in My Home/The Bells of St. Mary's/I'm Lonesome/Yes Sir, That's My Baby/I'm Lost Without You/Beautifl Blue Eyes/That Glorious Day/The Old Spinning Wheel全14曲

 トラッド・ブルーグラスを現代に伝えるハイ・フィディリティのジェレミー・スティーブンス、20年前にドン・レノ・スタイルのバンジョー満載の『ScarletBanjo』(REB-1766)を発表して以来2枚目のソロ・アルバム。レノの代表曲"Sockeye"やマンドリンのクロスピッキングを駆使した"Lady Hamilton"、ロニー・レノを迎えた"Since Wedding Bells Have Rung "等々、インストとボーカル物をバランス良く配している。ハイ・フィディリティのメンバーで妻のコリーナ・ローズ(f)、ロンダ・ビンセント&レイジのハンター・ベリー(f)、デビッド・グリア(g)、マイク・バブ(bs)等、腕利きがサポート。レノ&スマイリー、ジム&ジェシーの伝統を引き継ぐブルーグラスが堪能できる。
 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス)
  ●PC-1255 WILSON BANJO CO.『Six Degrees Of Separation』CD(\2,450-)\2,695-税込

 有名なカスタムバンジョービルダーおよびベテランのレコーディングエンジニアとして何年も働いた後、スティーブ・ウィルソンによるコンテンポラリー・ブルーグラス。 
  ●BBR-2148 JOE MULLINS&THE RADIO RAMBLERS『Somewhere Beyond the Blue』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ストレイトなブルーグラスでIBMA年間最優秀エンターテイナーに輝くジョー・マリンズ&ラジオ・ランブラーズの最新ゴスペル作品。
  ●MH-1691 LONESOME RIVER BAND『Singing Up There: A Tribute To the Easter Brothers』CD(\2,450-)\2,695-税込

 バージニア州パトリック郡で育ったサミー・シーラーは、多くのブルーグラスゴスペルの影響を受けてきた。そのジャンルで最も強力なグループの1つ、ノースカロライナ州マウントエアリーをベースに活躍したイースター・ブラザーズの作品を集めたトリビュート・ゴスペル作品。
 (オールドタイム、フォーク、アメリカーナ)
  ●NONE645834 EMMYLOU HARRIS & THE NASH RAMBLERS『Ramble in Music City: The Lost Concert (1990)』CD(\2,450-)\2,695-税込 9/3発売

 エミルー・ハリスがサム・ブッシュを擁したナッシュ・ランブラーズを従えて共に行った、1990年9月28日にテネシー・パフォーミング・アーツ・センター(TPAC)に於けるナッシュビルでのデビューとなるライヴ音源がここに発掘された。過渡期的なサウンドが聞かれる。
  ●OGNC1875 ANYA HINKLE『Eden & Her Borderlands』CD(\2,450-)\2,695-税込

 宝塚フェスにもやってきたアッシュビル在住のシンガー・ソングライター、アーニャ・ヒンクルのオーガニックからのソロ・デビュー、オールドタイム、ブルーグラスを下敷きにした彼女のオリジナルを演じるアメリカーナ作品。
  ●HS-2021 TIM O'BRIEN『He Walked On』CD(\2,450-)\2,695-税込 近日入荷

 ティム・オブライエンの最新作。
 (インスト新入荷)
  ●MH-2077 VARIOUS 『Masters of Slide: Spider Sessions』CD(\2,450-)\2,695-税込

 1994年にジェリー・ダグラスがタット・テイラーと共に12人のドブロ弾きを集めたコンピレーション『Great Dobro Session』を発表してIBMAアワードやグラミー受賞と言う快挙を成し遂げた。それから四半世紀が過ぎて、フィル・レッドベターのプロデュースの下、20名のドブロ弾きが集合した企画アルバム。ドリー・パートンの"I Will Always Love You"とかブレッドの"If"といったポピュラー曲を美しくインストで仕上げていたり、ジャズの"Take 5"をさらった演じたり、聞き所満載。
 (カントリー・ポップ新入荷)
  ●VLRY120 SHERYL CROW『Live From The Ryman And More』2CD(\3,200-)\3,520- 

 シェリル・クロウのカントリーの聖地、ライマン公会堂に於けるライブ集。                                                                          
 新入荷作品解説
 ■ブルーグラス新入荷
  ●PC-1255 WILSON BANJO CO.『Six Degrees Of Separation』CD(\2,450-)\2,695-税込

When The Crow Comes Down/Midnight On The Highway/The Ambassador/Issaqueena/Colors Of My Life/She Is A Gambler/Just A Few More Miles/Old Fashioned Ways/Autumn Leaves/Wrong Turn That Led Me To You/Long Hard Day/Long Hard Day (alternate cut)全12曲

 有名なカスタムバンジョービルダーおよびベテランのレコーディングエンジニアとして何年も働いた後、スティーブ・ウィルソンによるコンテンポラリー・ブルーグラス。ゲストにマイケル・クリーブランド、リチャード・ベネット、デール・アン・ブラッドリー、アラン・バイビー、ショーン・レーン、ディーニー・リチャードソン、ジーナ・ブリット、クレイ・ヘス等、豪華な面々。7曲でサラ・ローガンがリードボーカルを務める。 
  ●BBR-2148 JOE MULLINS&THE RADIO RAMBLERS『Somewhere Beyond the Blue』CD(\2,450-)\2,695-税込

Hear Jerusalem Calling/Clinging to A Saving Hand/You Gotta Get Down/I'm Never Alone/Living Left To Do/Go Spread The Gospel/With The Spirit of The Lord Inside/There's No New Way Home/Untitled Hymn (Come to Jesus)/A Song The Angels Cannot Sing/Perfect Healing全11曲

 ストレイトなブルーグラスでIBMA年間最優秀エンターテイナーに輝くジョー・マリンズ&ラジオ・ランブラーズの最新ゴスペル作品。
  ●MH-1691 LONESOME RIVER BAND『Singing Up There: A Tribute To the Easter Brothers』CD(\2,450-)\2,695-税込

Little At A Time/I'm On The Last Mile/He's Coming Back Someday/Standing On The Banks/I'll Be Singing Up There/Lord I'm Just A Branch/Every Minute Means A Mile/Hereafter/I'll Be Gone Gone Gone/Almost Home全10曲

 バージニア州パトリック郡で育ったサミー・シーラーは、多くのブルーグラスゴスペルの影響を受けてきた。そのジャンルで最も強力なグループの1つ、ノースカロライナ州マウントエアリーをベースに活躍したイースター・ブラザーズの作品を集めたトリビュート・ゴスペル作品。「彼らのオリジナル曲とハーモニーはとても強く、私が若い頃から刺激を与えてくれました。そしてそれはずっと私の心に残っています。これらの立派な紳士と彼らが生み出した遺産に敬意を表することができてとてもうれしいです。」
  ●APST8101 BILLY STRINGS 『EP』CD(\2,250-)\2,475-税込

 2019年のIBMAアワードで期待の新人賞と年間最優秀ギター・プレイヤーを受賞、同年、ラウンダーからリリースした『Home』がグラミーのベスト・ブルーグラス・アルバムを獲得したビリー・ストリングスが2016年にリリースした自主制作6曲入りミニ・アルバム。 現在もツアー・バンドのメンバーであるビリー・フェイリング(bj,v)に加えてエリック・アルバー(bs)、モリー・タトルと活動していたジョン・メイランダー(f)、最近はデビッド・グリアとの活動など大活躍のケイシー・キャンベル(m)というナッシュビルの若手がサポート。 ラリー・スパークスの『Travelin'』に収録されてギター・リードで始まる"(Takin' a)Slow Train"、ドック・ワトソンの当り曲を忠実に演じる"Black Mountain Rag"、ニューグラス風のアレンジを施した"Red Rocking Chair"(Trad)、オリジナル・ギター・インスト"Thirst Mutilator"、ハイ・ロンサム感漂う"Dos Banjos"、ドライブする"Dust In A Baggie"の3曲のオリジナルという構成。
 [近日入荷]
  ●MH-1942 SIDELINE『Ups Downs & No Name Towns』CD(\2,450-)\2,695-税込                                                                     
  ●MH-1925 THE GRASCALS『Up All Night』CD(\2,450-)\2,695-税込

 オズボーン・ブラザーズの流れを汲むザ・グラスカルズ、メンバーチェンジ後のニュー・プロジェクト。詳細次号にて。
  ●MH-1929 BALSAM RANGE『Moxie & Mettle』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ノース・キャロライナをベースに根強い人気を誇るバルサム・レンジの最新作。詳細次号にて。
  ●BGRT89228 BELA FLECK『My Bluegrass Heart』2CD(\2,750-)\3,025-税込 9/10発売

 ベラ・フレックが本気でブルーグラスに取り組んだ意欲作。詳細次号にて。
 ■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
  ●NONE645834 EMMYLOU HARRIS & THE NASH RAMBLERS『Ramble in Music City: The Lost Concert (1990)』CD(\2,450-)\2,695-税込 9/3発売

Roses in the Snow/Even Cowgirls Get the Blues/Beneath Still Waters/If I Could Only Win Your Love/Amarillo/The Other Side of Life/If I Needed You/Two More Bottles of Wine/Mystery Train/My Songbird/Wayfaring Stranger/Green Pastures/Blue Kentucky Girl/Hello Stranger/Remington Ride/One of These Days/The Boxer/Born to Run/The Price I Pay/Sweet Dreams/Save the Last Dance for Me/Leaving Louisiana in the Broad Daylight/Boulder to Birmingham全23曲

 エミルー・ハリスがサム・ブッシュを擁したナッシュ・ランブラーズを従えて共に行った、1990年9月28日にテネシー・パフォーミング・アーツ・センター(TPAC)に於けるナッシュビルでのデビューとなるライヴ音源がここに発掘された。 グラミー賞受賞14回を始め、数々の音楽賞を受賞、2018年のグラミー賞では「特別功労賞生涯業績賞(Lifetime Achievement Award Recpients)」に選ばれている。サム・ブッシュ(フィドル、マンドリン、ボーカル)、ロイ・ハスキー・ジュニア(ベース)、ラリー・アタマヌイク(ドラムス)、アル・パーキンス(ドブロ、バンジョー、ヴォーカル)、ジョン・ランドール・スチュワート(アコースティック・ギター、マンドリン、ヴォーカル)による奇跡のバンド「ナッシュ・ランブラーズ」、1991年にライマン公会堂(Ryman Auditorium)で行われたライヴは『EMMYLOU HARRIS AND THE NASH RAMBLERS AT THE RYMAN』 としてリリースされ、グラミー賞を受賞するなど高い評価を得ただけでなく、長年愛されてきた音楽ホールの保存にむけての社会的関心を高めるきっかけにもなったという。本作ではA.P.カーター、ロドニー・クロウェル、ルース・フランクス、ルービン・ブラザーズ、ドク・ポマスとモート・シューマン、ポール・サイモン、タウンズ・ヴァン・ザントの作品等、エミルーがホットバンドを率いて活動していた時期のレパートリーが多く含まれ、『ライブ・アット・ライマン』へと続く過渡期的なサウンドが聞かれる。 
  ●OGNC1875 ANYA HINKLE『Eden & Her Borderlands』CD(\2,450-)\2,695-税込

Eden and Her Borderlands/Lady Luck/I Belong to the Band/Road of the Winds/Hills of Swannanoa/My Faithful Sparrow/What's it Gonna Take (feat. Graham Sharp)/Meditation: Beyond the Shores of Darkness/Why Women Need Wine/That's How Every Empire Falls/Merciful Dawn

 宝塚フェスにもやってきたアッシュビル在住のシンガー・ソングライター、アーニャ・ヒンクルのオーガニックからのソロ・デビュー、オールドタイム、ブルーグラスを下敷きにした彼女のオリジナルを演じるアメリカーナ作品。
  ●HS-2021 TIM O'BRIEN『He Walked On』CD(\2,450-)\2,695-税込 近日入荷

When You Pray (Move Your Feet)/Nervous/He Walked On/Can You See Me, Sister?/I Breathe In/That's How Every Empire Falls/Sod Buster/El Comedor/See You At the Funeral/Pushing On Buttons (Staring At Screens)/Five Miles In and One Mile Down/The Same Boat, Brother/Ready On the Firing Line全13曲
 ティム・オブライエンの最新作はティムのバンジョー、ブズーキ、ギター、マンドラ、マンドリン、ベースのマイク・バブとドラムのピート・アボットを中心としてシンガー・ソングライターとしての才能を発揮した作品。ティムお得意の切れ味鋭いリズムに乗った"When You Pray (Move Your Feet)"を皮切りに"Pushing On Buttons(Staring at Screens)"ではクリス・スクラッグスのペダル・スチールをフィーチャー。ジョン・プラインが取上げていた"That's How Every Empire Falls"は故人へのオマージュ。
 ■インスト新入荷
  ●MH-2077 VARIOUS 『Masters of Slide: Spider Sessions』CD(\2,450-)\2,695-税込

Caught Steelin' (feat. Andy Hall)/If You Could Read My Mind (feat. Fred Travers)/Slipped Disc (feat. Roger Williams)/Marlin's Waltz (feat. Cory Walker And Gaven Largent)/Back To You (feat. Gary Hultman)/Fire On The Mountain (feat. Justin Moses)/You’re a Freak (feat. Rob Ickes And Josh Swift)/Pig Dog Boogie (feat. Jimmy Heffernan)/I Will Always Love You (feat. Phil Leadbetter)/Jules Tide (feat. Billy Cardine)/If (feat. Josh Swift)/Stobro's Blues (feat. Ferrell Stowe)/Down The Mountain (feat. Abbie Gardner)/Fireball (feat. Matt Leadbetter)/Shenandoah (feat. Michael Witcher)/You've Got A Lover (feat. Jimmy Stewart)/Take 5 (feat. Greg Booth)/Amazing Grace (feat. Curtis Burch)/Down Time (feat. Johnny Bellar)/Step To It (feat. Steve Toth)/Pickin In Holland (feat. Leroy Mack)/Tex Mex Shindig (feat. Sally Van Meter And Orville Johnson)/Eden State (feat. Bruce Bouton)全23曲

 1994年にジェリー・ダグラスがタット・テイラーと共に12人のドブロ弾きを集めたコンピレーション『Great Dobro Session』を発表してIBMAアワードやグラミー受賞と言う快挙を成し遂げた。それから四半世紀が過ぎて、フィル・レッドベターのプロデュースの下、20名のドブロ弾きが集合した企画アルバム。ドリー・パートンの"I Will Always Love You"とかブレッドの"If"といったポピュラー曲を美しくインストで仕上げていたり、ジャズの"Take 5"をさらった演じたり、聞き所満載。詳細次号にて。 
  ●EMG-10665 BOB MINNER 『There & Back & Back Again』CD(\2,450-)\2,695-税込

Hangin' At Beechwood/Hencher Road/Sesente y Cuatro El Camino ('64 El Camino)/There & Back & Back Again/Penny Girl A Prancin'-Sulphur Dell/First Hog To The Trough/Now That's A Song (Feat. Shawn Lane & Don Rigsby)/Now That's A Song (Reprise)/Chocolate Gravy & Biscuits/New Bridge/Mi Corazon, Mi Alma, Mi Espoza (My Heart, My Soul, My Wife)全曲

 ミズーリ州セントルイス出身のアコースティック・ギタリストのボブ・ミナーのセカンド・アルバム。カントリー歌手のティム・マグロウのギタリストを務めソングライターとしてもブルー・ハイウェイ、デイリー&ビンセント等にも作品を提供しているが、ここでは彼のアコースティック・ギターに加えて、ロブ・アイクス(d)、アンディ・レフトウィッチ(m,f)、マーク・フェイン(bs)を迎えて、ラス・バレンバーグにも通じるブルーグラス、ジャズ、ラテンフレーバー溢れる曲等々、上質のアコースティック音楽を創り上げている。"NowThat's A Song"ではドン・リグスビーとショーン・レーンのボーカルをフィーチャー。"Chocolate Gravy & Biscuits"では子供の頃に弾いていたというクロウハンマー・バンジョーも披露。
  ●SGFD1001 BRUCE NEMEROV『Zeno Dreamed』CD(\2,250-)\2,475-税込

Battle of Waterloo, March and Rag/Irish Hands/General Rutherford's Waltz/The Hustling Gambler (Country Blues)/Deist's Blues/Cannon County Rag/The Dreadful Wind and Rain/Auld Greensleeves - Old Black Joe/This Little Light/Amazing Grace/Kentucky Blues全11曲

 西海岸の老舗ブルーグラス・バンドのハイ・カントリーのメンバーとしてワーナーから2枚のアルバムを発表後、ナッシュビルに移りバッサー・クレメンツやケニー・ベーカー、ボビー・ヒックス等のアルバムに参加、ミドル・テネシー州立大学のセンター・フォー・ポピュラー・ミュージックでは音響のスペシャリストとしてスタジオも運営していたブルース・ネメロフのソロ・アルバムは美しいギターと朴訥なボーカルによる弾語りアルバム。 フィンガー・ピッキングとスライドを交えて、オールドタイムやカントリー・ブルース等、南部のトラッド音楽の造詣深いがアイリッシュ、カントリー・ブルース、オリジナルを演じる。 超絶テクニックとは対極にあるような地味ではあるが奥が深い演奏が聴ける。
 ■カントリー・ポップ新入荷
  ●VLRY120 SHERYL CROW『Live From The Ryman And More』2CD(\3,200-)\3,520-

 デビューの頃はイーグルスのドン・ヘンリ―との共演等、ロック、ポップ寄りでスターダムに登り詰めたが、最近はカントリー、アメリカーナ寄りの活動が目立つシェリル・クロウのカントリーの聖地、ライマン公会堂に於けるライブ集。 
  ●CURV69 WESTERN SWING AUTHORITY『All Dolled Up』CD(\2,450-)\2,695-税込

Barnyard Boogie/Any Old Time/All Dolled Up/Choo Choo Ch'boogie/I've Got a Feelin'/Oklahoma Stomp/Maiden's Prayer/Cherokee Boogie/Pink Panther/Yearning/Roly Poly/One of Us Is Lying全12曲

 カナダ国内で活躍するツアー・ミュージシャンやスタジオ・ミュージシャンカナダから登場したウエスタン・スウィング・バンド。牛や鶏の鳴声から始まる"Barnyard Boogie"を皮切りにボブ・ウィルス、ジミー・ロジャース、ジャンプ・ブルースのルイ・ジョーダン、ピンク・パンサーのテーマ等々、ご機嫌なサウンドを聞かせる。
 ■日本のアーティスト
  ●FL-001 フレットランド『Voyage』CD(\3,000-)\3,300-税込

Voice of Calling Sun (Natsuki Kido)6:57/Voyage (Shunji Takenaka)6:21/Whiskey Before Breakfast (Trad.arranged by Yoshihiro Arita)3:06/Dreams (Shunji Takenaka)6:03/SPROUT!! (Natsuki Kido)3:40/Flying Periguns (Shunji Takenaka)6:56/First Step (Shunji Takenaka)5:41/Once in Heaven (Shunji Takenaka)9:09/Rythme Futur (Django Reinhardt)5:43/Blacksburg (Yoshihiro Arita)4:28/Wind (Shunji Takenaka)7:04/IntegerSet (Natsuki Kido)5:34

 日本を代表する三人の凄腕ギタリストによるフレットランド、ブルーグラスにルーツを持ち、森山良子のツアーをはじめライブやレコーディングで活躍、洗足学園大学ジャズコースで教鞭を執る、本誌でもお馴染みの有田。プログレッシブ・ロックをルーツにジャズ、ロックの枠を越えて前衛音楽、クラシック、タンゴ等々、幅広い音楽性で知られる鬼怒。実家がジャズ喫茶を営む豊かな音楽環境で育ち、ジャズ、ロック、ソウル、クラシック、ブラジル音楽にも造詣が深く、話題の女性ジャズシンガー、ギラ・ジルカをはじめ、多くのアーティストのサウンドプロデュースを手掛ける竹中の3人が意気投合、有田のバンジョーもフィーチャーして、世界レベルを目指すアコースティック・ギター・トリオ、初フル・アルバム『Voyage』遂にリリース!!(ムーンシャイナー誌2016年4月号に特集記事有り。) 
  ●BJR-02 SWAMPY TAKESHI『Roots & Immigrant Soul』CD (\1,905-)\2,095-税込

 世界各国を旅して、そこで出会った音楽に影響を受けながら自らのオリジナルを演奏するスワンピータケシと関西では最も信頼されるフィドラー&ハーピストとして活躍する杉本Q仁美他、関西のミュージシャンが参加した作品。
 最近作/お勧め作、再入荷
 [ナンシ・グリフィス追悼]
 女性シンガーソングライターとして80年代以降のフォーク、カントリー、アメリカーナのシーンに多大な影響を与えたナンシ・グリフィスが68歳で亡くなりました。1985年にナッシュビルに移りラウンダー系のPHILOから2枚のアルバムをリリース後、メジャー・デビュー。数多くの作品を残しました。中でも彼女が影響を受けたミュージシャンを集めた下記の作品を紹介します。
  ●EL-61464 NANCI GRIFFITH "Other Voices/Other Rooms" CD(\2,650-)\2,915-

Across the Great Divide/Are You Tired of Me My Darling/Turn Around/10 Degrees & Getting Colder/Where I'm Bound/Do Re Mi/Boots of Spanish Leather 他全17曲 

 PHILOからジム・ルーニーのプロデュースでブルーグラス系ミュージシャンを起用してフォーク&カントリー・シーンに新風を吹き込んだナンシ・グリフィス、MCAに移籍後、彼女にしてはあまりにお手軽なカントリーやポップ路線に失望していたアナタ、エレクトラ移籍第1弾(1993年)になるこれは凄いよ。彼女とジム・ルーニーが再び組んでの大フォーク大会。カーター・ファミリーからケイト・ウルフまで、スチュアート・ダンカン、ボブ・ディラン、チェット・アトキンス、ピート・ケネディー、パット・フリン、レオ・コッケ、ジョン・ハートフォード、エミルー・ハリス、アーロ・ガスリー、ジョン・プライン、ガイ・クラーク、ベラ・フレック他を適材適所に配し、全曲他人の名曲を素晴らしいアコースティック・フォーク作品に仕上げている。ナンシの淡々とした地味な唄が多いのだが、最後の方まで聞き進むと感動的でさえあるのだ。この俺がフォークなんかに、だよ!! 
  ●EL-62235 NANCI GRIFFITH『Other Voices, Too』CD(\2,650-)\2,915-

Wall of Death/You Were On My Mind/Summer Wages/He Was a Friend of Mine/Hard Times Come Again No More/Deportee/I Still Miss Someone/Darcy Farrow/If I Had a Hammer 他全19曲

 フォーク界の歌姫、ナンシ・グリフィスの最新作はジム・ルーニーとの共同プロデュースでグラミー受賞作『Other Voices, Other Rooms』(EL-61464 CD\2,650-)の第2弾(1998年)。フォスターの名曲から、1960年代のフォーク名曲を中心に、エミルー・ハリス、ルシンダ・ウィリアムス、ドロレス・キーン、スティーブ・アール、ガイ・クラーク、ジェリー・ジェフ・ウォーカー、イアン・タイソン、ベラ・フレック、ギリアン・ウェルチ、リチャード・トムプソン、ジョン・ステュアート、ジーン・リッチー、オデッタ他、67人のゲストを迎えて、フォークの王道ソング・カバー集である。抜群のキュート・ボイスに似合わぬ芯の強い女性らしさがナンシの素晴らしさだ。前作と同様、隠れた名曲やアーティストを掘り出して「フォーク」という幅広いがゆえに焦点の定まらない音楽を彼女の視点でしっかりと捉えている。前作と共にお勧めの、現在に生きるフォーク・アルバムである。(歌詞付き)
  ●ROU-3265 NANCI GRIFFITH『Ruby's Torch』CD(\2,450-)\2,695-税込

 いつまでも清楚な雰囲気を漂わせるシンガー/ソングライター、ナンシ・グリフィスの2006年作は、 ファンから要望が多かったというトーチ・ソング(センチメンタルなラブソング)集。クリスタル・ ゲイルで知られる1曲目"When I Dream"から、トム・ウェイツのタイトル曲、ランディ・グッドラム "Bluer Than Blue"など、年輪を重ねた説得力のある歌声は、トーチソングといえども女々しくなく、 自立した女性の強さを、自身のバンド、ブルームーン・オーケストラにストリングスを従えな がら唄いきる。
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 [オハイオ・ブルーグラス]
  ●SFW-40238 V.A.『Industrial Strength Bluegrass: Southwestern Ohio's Musical Legacy』CD(\2,450-)\2,695-税込

 優れたブルーグラスの宝庫、オハイオで培われ、愛された名曲の数々をラジオ・ランブラーズのジョー・マリンズのプロデュースの下、ロンダ・ビンセント、ドイル・ローソン、シェラ・ハル他、現在のト詳細な解説とレアな写真満載の40頁のブックレット付。
 [バイロン・バーライン追悼]
  ●DS-010 THE BYRON BERLINEBAND『Runaway』CD(\2,450-)\2,695-税込 在庫限り

 バイロン・バーライン御得意のウェスト・コースト風味カントリー・ロック・サウンドが楽しめる作品。ジョン・ヒックマン(bj)他 
  ●BGOCD-1167 DILLARDS『Back Porch Bluegrass/!!Live!Almost!!/Pickin' And Fiddlin'(with Byron Berline)』2cd (\2,450-)\2,695-税込

 ブルーグラスで一旗上げようとダグ&ロドニー・ディラード、ディーン・ウェッブ、ミッチ・ジェインという面々でハリウッドに向かい、TVシリーズ、アンディ・グリフィス・ショーでレギュラーの座を勝ち取り、カリフォルニア・ブルーグラスのパイオニアの中の一つのバンドとして君臨したディラーズ、初期の3枚のアルバムを集めたコンピレーション。ダグ・ディラードの押し出しの強いハード・ドライビング・バンジョー、バイロン・バーラインをフィーチャーしたユーモアに溢れた明るく楽しいブルーグラスが楽しめる。
  ●BGOCD-987 DILLARD AND CLARK『The Fantastic Expedition Of Dillard and Clark/Through The Morning, Through The Night』CD(\2,650-)\2,915-税込

 ディラーズのダグ・ディラードとバーズのジーン・クラークによる双頭バンド、バイロン・バーラインも参加、ブルーグラス・ロックと呼べるサウンドが今も新鮮。
 [NEW LOOK!NEW SOUND!]
  ●PATUX-348 MARK SCHATZ & BRYAN MCDOWELL『Grit & Polish』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ベーシストとして又クロウハンマー・バンジョー、クロッグダンサーとしてマルチな才能を発揮するマーク・シャッツとフィドラー&シンガーとして多才なブライアン・マクドゥエルのオールドタイム、ブルーグラスのジャンルを越えたデュオ作品。 
 [ムーンシャイナー8月号レビュー紹介作品]
  ●REB-1873 KODY NORRIS SHOW『All Suited Up』CD (\2,450-)\2,695-税込

 ビル・モンローの発明によるブルーグラスの作法に則り、ジミー・マーチンのショーマンシップ、スタンレー・ブラザーズのハーモニー、グランドオールオープリーで聞かれたアーリー・カントリーやボードビルの雰囲気を現代に伝えるコディ・ノリス・ショーの、ブルーグラス・インディーズの老舗、レベル社からの第一作目となるアルバム。 
  ●PC-1256 MERLE MONROE『Songs Of A Simple Life』CD(\2,450-)\2,695-税込

 マール・ハガードとビル・モンローに因んでバンド名にしたと言うマール・モンローの2作目。オズボーンやジム&ジェシーにも通じる整ったサウンドが特徴。マール・ハガード、バック・オウエンスといったベイカーズフィールド・サウンドのコーラスをハードドライブするブルーグラスに載せて聞かせる。
  ●MCR-1005 LARRY CORDLE『Where the Trees Know My Name』CD(\2,450-)\2,695-税込

 "Highway 40 Blues"をはじめ、多くのヒットを産み出したソングライター。ロンサム・スタンダード・タイム(LST)を率いて活動するハイロンサムを体現するシンガーのラリー・コーデルの最新作。優れたソングライターとの共作含む11曲中7曲のオリジナルに加えてジョニー・ウィリアムス"Sailor’s Regret"、マイケル・マーチン・マーフィー作(元々、ブルーグラス曲として書いたという)で映画『アーバン・カウボーイ』でジョニー・リーでヒットした"CherokeeFiddle"、ハーラン・ハワード"Pick Me up on Your Way Down"のカバー曲も素晴らしい。
  ●EMG-10555 TINA ADAIR CD(\2,450-)\2,695-税込

 ファミリー・バンド、アデアーズで1996年のピザハット・ブルーグラス・ショーダウンで優勝、17歳でシュガーヒルと契約してジェリー・ダグラスのプロデュースでクリス・シーリ、ブライアン・サットン他、豪華なメンツを迎えてデビューを飾ったティナ・アデア、現在は女性スーパーバンド、シスター・セイディのメンバーとして活躍する彼女のソロ・プロジェクト。自作曲、ロニー・ボウマン、トム・ジュッズ等の作品に加えてキャシー・マテアの"Eighteen Wheels And A Dozen Roses"やハル・ケチャム"Past The Point Of Rescue"、クラレンス・ホワイトでお馴染みの"Why You Been Gone So Long"、ツイン・フイドルをフィーチャーしたハンク・ウィリアムス"I Can't Get You Off Of My Mind"他
  ●BURR-80220 MIKAYLA BURROWS 『Dixieland For Me』CD(\2,450-)\2,695-税込

 夫のアダム・バロウズ(f,m)共にブルーグラス・トラディションなるバンドで活動するミケイラ・バロウズ(bs)のピュアでストレートな女性ボーカルをフィーチャーした全曲カバーによるブルーグラス作品。外連味の無い、スカッとするストレートな歌声とサウンドが心地よい。
  ●APST8101 BILLY STRINGS 『EP』CD(\2,250-)\2,475-税込

 2019年のIBMAアワードで期待の新人賞と年間最優秀ギター・プレイヤーを受賞したビリー・ストリングスが2016年にリリースした自主制作6曲入りミニ・アルバム。現在もツアー・バンドのメンバーであるビリー・フェイリング(bj,v)に加えてエリック・アルバー(bs)、モリー・タトルと活動していたジョン・メイランダー(f)、最近はデビッド・グリアとの活動など大活躍のケイシー・キャンベル(m)というナッシュビルの若手がサポート。ラリー・スパークスの『Travelin'』に収録されてギター・リードで始まる"(Takin' a)Slow Train"他。
  ●NONE654086 CHRIS THILE『Laysongs』CD(\2,450-)\2,695-税込

 パンチ・ブラザーズのリーダーとして又、ブルーグラスをルーツにジャズ。クラシック、ロック等々、様々な音楽を行き来する天才、クリス・シーリの最新作は、全て自身のマンドリンと歌によるソロ・パフォーマンス。
  ●OMRE413 STEVE GOODMAN『It Sure Looked Good On Paper: The Steve Goodman Demos』CD(\2,750-)\3,025-税込

 "City of New Orleans"の作者として知られるスティーブ・グッドマン(July 25, 1948-September 20, 1984)が1980年代、自身のレッド・パジャマ・レーベルに残したデモ音源集。
  ●GODM734691 MAYBELLE CARTER『Queen Of The Auto-Harp』CD(\2,450-)\2,695-税込

The Bells of St. Mary/Wildwood Flower/The Lover's Farewell/Gold Watch and Chain/Kitty Waltz/He's Solid Gone/Liberty Dance/Lover's Return/My Native Home/The Sun's Gonna Shine in My Back Door Someday/Sweeter Than the Flowers/All I Have Left of You全12曲

 マザー・メイベル・カーター、1961年にブライアーからリリースされた初のソロ作に編集を加えて1964年にキャップから再発されたアルバムのCD化。
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
 *コンテンポラリー
  ●MFR-110100 JUSTIN MOSES『Fall Like Rain』CD(\2,450-)\2,695-税込
[祝2021年IBMAアワード年間最優秀アルバム・ノミニー]

 フィドル、ドブロ、マンとリン、バンジョー、ギター等々、どの楽器も超一級のマルチ・プレイヤー、ジャスティン・モーズのマウンテン・フィーバーからデビューとなるソロ・プロジェクト。
  ●MH-1955 STEVE GULLEY & TIM STAFFORD『Still Here』CD(\2,450-)\2,695-税込
[祝2021年IBMAアワード年間最優秀アルバム・ノミニー]

 ブルー・ハイウェイの創立メンバーのティム・スタッフォードとドイル・ローソン&クィックシルバー卒業生でマウンテン・ハート、グラスタウンの創立メンバーとしてブルーグラスのメインストリームを背負って立ち、昨年の夏に惜しまれて亡くなったスティーブ・ガリー、最後のレコーディングとなった、二人によるのコラボレーションの第二作。
  ●ROU-00620 BLUE HIGHWAY『Somewhere Far Away - Silver Anniversary』 CD(本体\2,450-)\2,695-
[年間最優秀ボーカルグループ・ノミニー] 

 IBMAアワードを始めとして数々の受賞歴を誇るブルー・ハイウェイ自身のプロデュースによる『Somewhere Far Away:Silver Anniversary』。ティム・スタッフォード(g)、ウェイン・テイラー(bs)、ショーン・レイン(m,f)、ジェイソン・バールソン(bj)という創立メンバー(ロブ・アイクスのみ2015年に脱退)が25年の歳月をかけて創り上げた超一級のオリナル・サウンドの集大成。西部をテーマとした12のオリジナル曲を収録。
  ●BBR-2278 ALAN BIBEY & GRASSTOWNE『Hitchhiking To California』CD(\2,450-)\2,695-税込
[年間最優秀ソング]"Hitchhiking to California"[年間最優秀ゴスペル曲]"Grit and Grace""When He Calls My Name"

 IBMA年間最優秀マンドリンに2019年、2020年と2年連続受賞のアラン・バイビー率いるグラスタウン、ビリー・ブルー・レコード移籍第一弾。タイトル曲は共作者に元ブーン・クリークのウェス・ゴールデングが名を連ねる軽快なナンバー。オールド・ファンには嬉しいベイルズ・ブラザーズの"I Want To Be Loved"、トーンとタイミングで聞かせるジャスティンのオリジナル・インスト"Messin' With Sasquatch"、ケイティの女性ボーカルを活かした"I Don'T Know When"等、聴きどころ満載。
 *トラッド
 [年間最優秀新人]
  ●BBR-1654 CAROLINA BLUE 『Take Me Back』 CD(\2,450-)\2,695-税込

 年間最優秀新人ノミネート、トラッドグラスの新星、キャロライナ・ブルー、2018年リリースの『I Hear Bluegrass Calling Me』(PC-1229 \2,695)に続くビリー・ボーイ移籍第1作。ティム・ジョーンズが最近手に入れたギルクリストからビル・モンローのマナーを引き継ぐスタイルでトーンとタイミングを引き出して、バンドのサウンドをリードしている姿が聞かれる。アインスリーのケニー・ベイカーへの敬意を感じさせる端正なフイドルとジェームスのドライブするバンジョーの貢献度大。ハードコアなトラッド・ブルーグラス・ファンには嬉しい作品。 
  ●MFR-200214 JUNIOR SISK『Load The Wagon』CD(\2,450-)\2,695-税込
[祝2021年IBMAアワード年間最優秀アルバム・ノミニー]

 正統派トラッド・ブルーグラスの継承者、ジュニア・シスクの最新作。本作では素晴らしいブルーグラス、オールドタイム夫婦デュオ、トニー(bj,g,v)&ヒザー(g,v)・メイブの参加によりトラッドな方向にシフトしたブルーグラスを聞かせる。
  ●PATUX-340 DONNA & RONI STONEMAN 『The Legend Continues』 CD 本体\2,450-)\2,695-
[祝ブルーグラス音楽名誉の殿堂入り]

 1927年の有名なブリストル・セッションにも参加したアーネスト・V.「ポップ」ストーンマン(1893-1968)の23人の子供たち(そのうち成長した13人)によるストーンマン・ファミリーのロニ&ドナ・ストーンマンのパトクセントからの最新作。本作ではトラッドに加えてジョニー・キャッシュの"Jackson"やクリス・クリストファーソン作で同じくキャッシュでヒットした"Sunday Morning Coming Down"、デイビス・シスターズの"Rock-A-Bye Boogie"では年齢を忘れたように溌剌としている。
 [年間最優秀エンターテイナー]
  ●ROU-610065 PO' RAMBLIN BOYS 『Toil Tears & Trouble 』CD(\2,450-)\2,695-税込
[年間最優秀エンターテイナー・ノミニー]

Next Train South/Hickory, Walnut & Pine/Cold Hard Truth/Toil, Tears & Trouble/Ice Covered Birches/Old New Borrowed and Blue/Bidding America Goodbye/Don't Kneel at My Graveside/Ice On The Timber/Widow Mae/Searching For a Soldier's Grave/Longing For The Ozarks全12曲

 黄金時代のブルーグラスを再現したようなワンマイクを駆使したオールド・ファッションなスタイルでトラッド・ブルーグラス・ファンのみならず、そのエネルギッシュなパフォーマンスで、若いプログレッシブなストリングバンド音楽ファンからも支持されているというポーランブリン・ボーイズのラウンダー・デビュー盤。
 *プログレッシブ
  ●HTPM44155 STURGILL SIMPSON『Cuttin' Grass - Vol. 2 (cowboy Arms Sessions)』 CD(\2,450-)\2,695-税込

Call to Arms/Brace for Impact/Oh Sarah/Sea Stories/Hero/Welcome to Earth (Pollywog)/Jesus Boogie/Keep It Between the Lines/You Can Have the Crown/Tennessee/Some Days/Hobo Cartoon全12曲

 ケンタッキー州出身のカントリー界の異端児、スタージル・シンプソンが彼曰く「おそらく地球上で最高のブルーグラスバンド」というシェラ・ハル(m)、スコット・ベスタル(bj)、ステュアート・ダンカン(f)、マーク・ハワード(g)、マイク・バブ(bs)と自身のバンド・メイトのマイルス・ミラー(drums)という面々を従えたブルーグラス・アルバムの第2作。前作が本作は自身の2枚のメジャーからリリースされたアルバムの中から自作曲を中心にマール・ハガードの"Hobo Cartoon"等をブルーグラス・アレンジで味わい深く聞かせる。名プロデューサー、故ジャック・クレメンツ所縁のカウボーイ・アームス・スタジオの雰囲気がそうさせるのか、懐かしさを覚えるサウンドが魅力。 
  ●COMP-4678 THE INFAMOUS STRINGDUSTERS 『Laws of Gravity』CD(本体\2,450-)\2,695-
[年間最優秀インストルメンタル・グループ][年間最優秀ドブロ]アンディ・ホール

 2007年のデビュー以来、ブルーグラスの最先端、カッティング・エッジをひた走るインファマス・ストリングダスターズ、コンパス移籍第2弾、通算7作目のスタジオ録音盤。アンディ・ホール(d)、ジェレミー・ギャレット(f)、クリス・パンドルフィ(bj)、アンディ・ファルコ(g)、トラビス・ブック(bs)というほぼデビュー以来、苦楽を共にするメンバー、共同プロデュースのビリー・ヒュームのクリアでビビッドなアコースティック・サウンドも特筆すべき。
 ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作/お勧め作
  ●PSMN-1/2 PETE SEEGER『IN OSAKA 1967』2CD(\2,500-)\2,750-税込

CD1:Living In The Country(banjo inst.)/T for Texas/Oh What a Beautiful City/Four Night Drunk/Turn,Turn,Turn/Living In The Country(guitar inst.)/Michael,Row the Boat Ashore/Guantanamera/Malaika/Coal Creek March(banjo inst.)/原爆を許すまじ/I came and Stand at Every Door全12曲
CD2:Mr.Tom Hughs(guitar inst.)/Little Boxes/My Dirty Stream/Those Three Are on My Mind/We Shall Overcome/Waist Deep in the Big Muddy)/If I had a Hammer/Where Have All the Flowers Gone/The Ring on My Finger/Little Birdie全10曲

 日本のフォーク・ブームの火付け役となったピート・シーガー(当時48歳)、1967年10月11日の大阪フェスティバルホールに於けるコンサートのライブ音源集。 
  ●MCM-0015 PRESAVATION HALL JAZZ BAND & DEL McCOURY BAND『American Legacies』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ジャズとブルーグラスという、アメリカのもっとも大きな伝統文化の流れの中にある音楽が正面から対峙した話題作、デル・マッカーリー・バンドとプリザベーション・ホール・ジャズ・バンドの共演作である。ニューオーリンズの街中で生まれた黒人たちによるジャズの原形とアパラチアの山で育まれ、1946年に偶然の才能が集まることによって生まれた白人たちによるブルーグラス、このふたつの音楽が、その双方の伝説的ミュージシャンたちによっていかに料理され、混ぜ合わさるのか……!? 興味津々のコラボレーションである。
 ■発掘、編集おすすめ
  ●ARH-9030 DEL McCOURY『I Wonder Where You Are Tonight』CD(\1,980-)\2,178-税込

Hey Hey, Bartender/Willie Roy/Prisoner's Song/I'm Coming Back But I Don't Know When/I Wonder Where You Are Tonight/Fire On The Mountain/You're A Flower In The Wildwood/Used To Be/Dreams/Whose Shoulder Will You Cry On/Sweetheart You Done Me Wrong/Roll In My Sweet Baby's Arms/Blue Yodel/A Beautiful Life全14曲

 今やオーブリーのメンバーとしても活躍する名実共にブルーグラス・ボーカルの最高峰、デル・マッカリーが1967年に発表した歴史的デビュー作『Sings Bluegrass』のCD化。1960年代後半、フォーク・リバイバルが終わりロッ ク時代がはじまっていたにもかかわらず、ナッシュビルやロサンゼルスの商業音楽を見上げながら自分の音楽を信じていたトラッドグラス信奉者たちがいた。アール・テイラーやマック・マーティン、レッド・アレン、そしてデル・マッカーリーたち。当時、彼らは自分の信じるブルーグラスを小さなレーベルに残した。今年IBMAブルーグラス・ホール・オブ・フェイムの殿堂入りを果たしたビル・エマーソン(bj)、今も現役てパタクサントレーベルからアルバムをリリースしているビリー・ベイカー(f)、ウエイン・イエーツ(m)らとともに残した歴史的デビュー作『Sings Bluegrass』のCD化。68年発表のステレオLPよりもオリジナル録音の音質に近 づけているという。68年発表のステレオLPよりもオリジナル録音の音質に近づけているというトラッドグラス大名盤。80歳を迎えて、益々,意気軒昂、ブルーグラス界トップの大御所となったデル、エマーソン の華麗なバンジョーが美しい。"I'm Coming Back But I Don't Know When"と"Sweetheart You Done Me Wrong"がLP未収録のボーナス音源。
  ●REB-4002 COUNTRY GENTLEMEN 『Early Rebel Recordings:1962-1971』 CD4枚組(\6,800-)\7,480-税込

 カントリー・ジェントルメンの初期レベル録音全集。レベル社曰く「Thank You for Waiting:完成に数年を要したこのボックス・セットは、十分に待った甲斐があったものと自信を持ってお送りします」とのコメントが寄せられた労作である。チャーリー・ウォーラー、ジョン・ダッフィ、エディ・アドコック、トム・グレイの時代から、ジミー・グドローとドイル・ローソン、ビル・エマーソンの時代へ、7枚のアルバムからのCD4枚組全110曲には8曲の未発表曲が含まれており、24頁に及ぶ冊子が付いている。
 ■映像おすすめ
  ●BBR-MULLINS JOE MULLINS & RADIO RAMBLERS『ENTERTAINER OF THE YEAR』DVD(\3,150)\3,465-税込

 ストレイトなブルーグラスでIBMA年間最優秀エンターテイナーに輝くジョー・マリンズ&ラジオ・ランブラーズの最新映像集。ジョー(bj,v)、マイク・テリー(m,v)、ランディ・バーンズ(bs,v)、アダム・マッキントッシュ(g,)というメンバーに加えてラルフ・スタンレーII、ダドリー・コンネル、ベッキー・ブラーがゲスト。全19曲中最新の『FOR THE RECORD』(BBR-0908)から6曲、『THE STORY WE TELL』(REB-1869)からベッキー・ブラーを迎えた"The Fiddle Man's Delight"を含む3曲、2014年発売の『Another Day From Life』(REB-1859)と2016年のゴスペル・アルバム『SACRED MEMORIES』(REB-1863)から各1曲、オズボーン・ブラザーズ・メドレー他、貫禄のパフォーマンスが楽しめる。新曲"Bacon In My Beans"のPVのボーナス映像付。
  ●LIB-4040 CLARENCE WHITE『Guitar Workshop』DVD(\2,750-)\3,025-税込

 フラットピッキン/ブルーグラス・ギターの歴史/スタンダードを創ったクラレンス・ホワイト の奇跡的に残された24分のギター・ワークショップ映像を中心に写真やビデオ。(1961年のTV番組『メ イベリー110番』や1965年の映画『Farmer's Other Daughter』でのカントリー・バックアップなどの超貴重な映像)で構成された45分のDVD作品。1973年に29歳の若さで他界した天才ギタリスト、死の3ヶ月前に遺したそのたぐい稀なテイスト、タイ ミング、トーンの3T、ブルーグラス・ギターの繊細なタッチとリズムをとくと楽しむことのできる ワークショップでの"Listen to the Mockingbird"、"Crawdad Song"、"I Am a Pilgrim"、"Soldier's Joy"、"Sally Goodin'"など、ちょっとC調な司会者ボブ・バクスターとのやり取りで垣間見せる性格。最後の3曲ではローランド・ホワイトやバイロン・バーライン、アラン・マンデらも参加してのギタリストにとっての超お宝である。
 ■インストお勧め
  ●PDD-001 HAWKTAIL『Unless』CD (\2,450-)\2,695-税込 再入荷

 ボストンの新世代ブルーグラス、クルッキド・スティルで活躍したブリタニー・ハース(f,g)、パタクセントから素晴らしいソロ・アルバムを出しているジョーダン・タイス(g)、ドミニク・レスリー(m)、パンチ・ブラザーズのポール・コワート(bs)という確かなテクニックに裏打ちされた、新世代の優れたミュージシャンによるスーパーユニット。1990年代にアコースティックなストリングバンドによるインストルメンタル音楽のトレンドを設定したストレングス・イン・ナンバーズを更に進めて、よりオールドタイムやルーツ音楽的な方向に回帰させたという印象の話題のストリング・クァルテット、ホウクテイルのデビュー作。クリス・エルドリッジのプロデュースでデビッド・シンコがエンジニアを務めている。
 楽器関連作品
 ■バンジョー
  ●BBR-2295 BARRY ABERNATHY『Barry Abernathy CD(\2,450-)\2,695-税込
{年間最優秀レコード・イベント}"Birmingham Jail" バリー・アバナシー with ビンス・ギル

 アパラチアの豊かな音楽的遺産を昇華し、新たに再構築して次の世代に引き継いでいくというビジョンで2018年に結成されたアパラチアン・ロード・ショーのメンバーとして活躍するバリー・アバナシーのソロ・プロジェクト。本作ではロン・スチュアート(bj)、サム・ブッシュ(m)、ドイル・ローソン(m)、ブライアン・サットン(g,claw Hammer bj)、ジム・バンクリーブ(f,v)、ジェイソン・ムーア(bs)、ロブ・アイクス(d)という強力なサポート・バンドで本人は歌に専念。クイックシルバー、マウンテン・ハートと苦楽を共にした故スティーブ・ガリーとのデュオが3曲、ビンス・ギルを迎えてこれぞソリッド・グラスという趣の"Birmingham Jail"、ラルフ・スタンレーを髣髴させるハイ・ロンサムな"Fall on the Rock"はブルー・ハイウェイのショーン・レーンとのデュオ。ハンク・ウィリアムスの残した歌詞にザ・バンドのレボン・ヘルムが曲を付けた"You'll Never Again Be Mine"はロンダ・ビンセントと情感たっぷりに。ダン・ティミンスキ―との"Unwanted Love"、サム・ブッシュのツボにはまったリズムの心地良さは特筆すべき。ジミー・マーチンを範とする豪快なブルーグラス。
  ●PC-1243 SCOTT VESTAL『Bluegrass 2020』CD(\2,450-)\2,695-税込
[祝2021年IBMAアワード年間最優秀アルバム・ノミニー]

 スーパーピッカーが超有名インスト曲をガンガン弾きまくる人気シリーズの25周年を記念した最新作。プロデュースも務めるスコット・ベスタル(bj)、パトリック・マカベニュー(f)、コディ・キルビー(g)、ドミニク・レスリー(m)、カーティス・ベスタル(bs)という、いずれ劣らぬ実力者揃い。ベスタルは彼の代名詞とも云える自身が使用するバンジョーの名前をタイトルにした"By Stealth"、変拍子を取り入れた"Sunday Drive"他1曲を提供、"Foggy Mountain Chimes"では自身の1933年のグラナダに借物のキース・チューナーを装着してスクラッグスに近い演奏を試みたという。
 ■マンドリン
  ●ROU-00579 SIERRA HULL『25 Trips』CD(\2,600-) \2,860-税込
[年間最優秀女性ボーカル][年間最優秀インストルメンタル曲]"Taxland"{年間最優秀マンドリン] 

Beautifully Out Of Place/Middle Of The Woods/How Long/25 Trips/Ceiling To The Floor他全13曲

 ブルーグラスからスタートして革新的なマンドリン・スタイルをボーカルを武器に新たな音楽をクリエイトし続けるシエラ・ハル、グラミーにノミネートされた前作『Weighted Mind』(ROU-9166)に続くラウンダーからの第4作。共作含む全曲オリジナル。自身のプロデュースでボーカル&マンドリンに加えてエレキ・マンドリン、ギター、テナー・ギター、マンドラ、オクターブ・マンドリン、ツアーを共にするイーサン・ジョズィウィック(bs)、マイク・シール(g)、アレックス・ハーグリーブス(f)、クリスチャン・セドルマイヤー(f)等、同世代のミュージシャンに加えて、夫でマルチ・インストルメンタリストのジャスティン・モーズ、ステュアート・ダンカン(f)、ビクター・クラウス(bs)、ブライアン・サットン(g)、ポール・フランクリン(pedal steel)、モリー・タトル、ロニー・ボウマン、ロン・ブロック他がゲスト参加。アコースティックの響きを活かした広がりのある音世界に加えて、パーカションを加えた創造力溢れる展開も魅力。「このアルバムがどのカテゴリーに属するのかは本当にわかりませんが、ジャンルの重要性がますます減っていると思います。私にとって本当に重要なことは、自分が自分であると自分自身を信じることと、自分の声と心を可能な限り誠実な方法でそこに置くことです。」(シェラ・ハル談)彼女の多様な音楽性を目の当たりにした。
 ■フィドル
  ●DSR-202002 BECKY BULLER『Distance And Time』CD(\2,450-)\2,695-税込
[祝2021年IBMAアワード年間最優秀アルバム・ノミニー]

 18人のフィドラーをフィーチャーした先行シングル"The Barber's Fiddle"が昨年のIBMA年間最優秀レコード・イベントを受賞したベッキー・ブラー、インストルメンタルとボーカルの両方で受賞した最初のアーティストであり、女性として初めて年間最優秀フィドルを受賞したという輝かしい経歴を持つ彼女の、待望の最新作。 
 ■ドブロ
  ●COMP-4736 ROB ICKES & TREY HENSLEY『World Full Of Blues』CD(\2,450-)\2,695-税込
[年間最優秀ドブロ][年間最優秀ギター]

 ブルーハイウェイの創立メンバーの一人で15回のIBMA年間最優秀ドブロ受賞という輝かしい経歴を持つロブ・アイクスが退団後、2015年に超絶テクニックのギタリスト&シンガーのトレイ・ヘンズリーとのデュオ結成以来、コンパスからの3作目。ジャッズを見出したことで知られるナッシュビルの大物=ブント・メーハーのプロデュースの下、ビンス・ギルとタジ・マハールをゲストに迎え、ハモンド・オルガンやホーン・セクションを加えた意欲作。ボトムを支えるマイク・バブのナッシュビルの伝統に則ったベースが素晴らしい。 
  ●EOM-2128 JERRY DOUGLAS『Traveler』CD(\2,450-)\2,695-税込
[年間最優秀ドブロ]

On a Monday/Something You Got/The Boxer/Duke and Cookie/Frozen Fields/King Sikie 他全11曲

 ドブロというスライドギターを、とんでもないレベルに持ち上げたジェリー・ダグラス、脂の乗り切った56歳の最新作。僚友サム・ブッシュやアリソン・クラウスらはもちろん、エリック・クラプトン、ケブ・モー、マーク・コーン、さらにはポール・サイモンが話題のマムフォード&サンズ(イギリス出身のジャムグラス!?)と"The Boxar"でゲストボーカルなど、もはやメジャーアーティストの貫禄。なんと1曲目でリードボーカルを担当、また2曲目では親友サム・ブッシュに念願のクラプトンとのボーカル・ハーモニー共演をプレゼント!? またインストではソロでサイモンの"American Tune"とチック・コリアの"Spain"をメドレーしたり、サムとふたりでストレングス・イン・ナンバーズの"Duke and Cookie"再演、ビクター・クラウスとオマー・ハキムとのトリオで大フュージョンを聴かせたり(同メンバーでベラ・フレックを迎えてもいる)、そしてラストチューン"King Silkie"(モンローの愛馬はWilkie...!?…ジェリーはいつも綴りを捻る?)はチャーリー・クッシュマン(bj)とルーク・ブラ(f)を招いて、サムやダン・ティミンスキとのブルーグラス!! ドブロとラップスティールを半々に弾き分け、全体にジャンルを越えたロックポップ系作品ながら、要所で自身のルーツや音楽を強烈にアピールする大秀作だ。左手には鉄のバー1本だけだよ、これが!!
 ■ギター
  ●COMP-4763 MOLLY TUTTLE『...But I'd Rather Be With You』CD(\2,450-)\2,695-税込
[年間最優秀女性ボーカル][年間最優秀ギター]

 2020年3月にナッシュビルを襲った壊滅的な竜巻に続いて、世界的なパンデミックを経験したことをきっかけに「音楽が好きな理由を思い出す」ために、生涯を通じてお気に入りの曲を再訪した作品。カバーしたアーティストはローリング・ストーンズ、グレイトフル・デッド、キャット・スティーブン、カレン・ダルトン等、クラシック・ロックや70年代シンガーソングライター、ジャマイカにルーツを持つイギリスのシンガー&ソングライター=FKAツイッグス、西海岸のパンク・ロック・バンド=ランシド、ザ・ナショナル、ヤーヤ―ズといったニューヨークのオルタナ・ロック等々全10曲。ローリングストーンズの"She’s a Rainbow"やキャット・スティーブンス"How Can I Tell You"、モリーのアコースティック・ギターを随所にフィーチャーしたアレンジと表情豊かに歌うボーカリストとしての魅力も堪能できる。
 ■書籍、教則おすすめ
  ●HL-102743 『THE EARL SCRUGGS BANJO SONGBOOK』BOOK(\4,500-)\4,950-税込

 バンジョー弾きのバイブル『Earl Scruggs And the 5-string Banjo:改訂版』(ES-BOOK)他にもさまざまなジャンルの音楽書を出版するアメリカの大手出版社 Hal Leonard Publishing Corporation より、スクラッグスのレコーディングキャリア全体にわたる84曲の完全コピー譜。著者としてアール自身の名前が書かれている(Earl Scruggs財団は承認...)。これは、バンジョー弾きにとっての新約聖書の登場か!?
  ●HL-195621 『Masters of the Mandolin: 130 of the Greatest Bluegrass and Newgrass Solos』 (本体\3,450-)\3,795-税込

 ブルーグラスとその周辺のマンドリン音楽の歴史的名演を集めたマンドリン・タブ集の決定版、ビル・モンローからサム・ブッシュ、クリス・シーリー、デイブ・アポロンやジェスロ・バーンズ、等、ブルーグラス以外も網羅した全130曲。
 楽器、その他……
  ●MISC-0017 KEITH BANJO TUNERS 2弦、3弦用2個セット (\48,400-)\53,240-税込
●MISC-0018 KEITH BANJO TUNERS GOLD2弦、3弦用2個セット (\39,400-) \43,340-税込


 1964年以来Dチューナーとも言われているビル・キース達が開発したもの。また1弦4弦用(一音)もバラである。またフェンダーギターなどに取り付ける場合は特別仕様のものが必要です。パーツも各種在庫中、メンテナンスも承ります。御問い合わせ下さい。
  ●MISC-MTPM 『マルチカラー・サム・ピック M SIZE』(\250-)\275-
●MISC-MTPL 『マルチカラー・サム・ピック L SIZE』(\250-)\275-


 長らく品切れでしたプラスチック製マルチカラーのサム・ピック入荷しました。サイズはMとLご指定下さい。あるうちにどうぞ。
  ●MISC-SBPML 『秋元慎シグネチャー・ピック・ミディアムライト 1.3MM厚』(本体\250-)\275-

 フラットピッカー、特にマンドリン・プレイヤー向けのアセチレート素材によるラウンド・トライアングル、1.3mm厚のピック。マイク・コンプトンとの意見を交換、長年の経験から手に馴染む大きさ、ラウンドの取り方、フィニッシュにこだわりました。弦にあたるときの親和性が通常のセルロイドのピックより格段に良く、ハイポジションで弾いても音がつぶれ難いのが特徴。1.00mm厚、1.5mm厚も有ります。
  ●MISC-SBMP 『秋元慎シグネチャー・マルチカラーピック』(\250-)\275-税込

 永らく品切れ中でしたデビッド・グリア(g)、ブッチ・ バルダサリ(m)等、御用達の旧グリスマン・ピックのマルチカラーのピック、ご要望に応えて特注しました。角の取れたトライアングル・シェイプでピッキング・ノイズが軽減、弦に対して深目に当てれば楽器本来のウッディなトーンが引き出せます。
 [ビル・モンロー没25年]
  来る9月9日でビル・モンローが亡くなって25年を迎えます。ベア・ファミリー社のボックスセットのご案内です。各年代順に未発表テイクを加えて全曲コンプリートに揃います。(受注後2−3週で入荷)
  ●BCD-15423 BILL MONROE "1950-1958" CD4枚組(\11,000-)\12,100-税込

 ビル・モンロー(m)がジミー・マーチン(g)、バッサー・クレメンツ(f)、ルディ・ライル(bj)等と作り上げたデッカ移籍、最初の録音から1958年までのコンプリート。後にハイロンサム・サウンドと呼ばれる究極のブルーグラス。 
  ●BCD-15529 BILL MONROE "1959-1969" CD4枚組(\11,000-)\12,100-税込

 ビル・モンロー60年代全曲集。ビル・キース、デル・マッカリー、ピーター・ローワン、リチャード・グリーン、ローランド・ホワイト、バイロン・バーライン等々、フォーク・ブームを背景に、都会生まれの若者をメンバーに加えることで、モンロー自身が変化していった姿をとらえている。
  ●BCD-15606 BILL MONROE『Blue Grass 1970-1979』4CD+32-PAGE BOOK(\13,750)\15,125税込

 ビル・モンロー70年代全曲集。『Uncle Pen』『Bill & James Monroe, Father And Son』『Bean Blossom』『The Road Of Life』『Weary Traveller』『Sings Bluegrass, Body And Soul』『Bluegrass Memories』『Bill & James Monroe, Together Again』『Bean Blossom '79』ケニー・ベイカーとのコンビネーションを軸に、モンロー音楽の完成へ向けて精神性の高いブルーグラスを演じ、円熟から枯淡の境地へと深化している。
  ●BCD-16399 BILL MONROE『Blue Moon of Kentucky 1936-1949』6CD+88-PAGEBOOK(\24,750)\27,225-税込

 ビル・モンロー、アール・スクラッグス、レスター・フラット等、オリジナル・ブルーグラス・バンドとの28曲を含む、最も初期のレコーディング全曲集。モンロー・ブラザーズの全曲と、ブルー・グラス・ボーイズのヴィクター録音、コロムビア録音のすべて、さらに、コロムビアの現存するすべてのアウト・テイクを収録。さらにさらに、これまでその存在すら知られていなかったコロムビア録音の、これぞ本当の幻のレコーディング"I'll Have A New Life"という、世紀の大発見も!!
  ●BCD-16637 BILL MONROE『My Last Days on Earth(1981-1994)』4CD+84PAGE BOOK (\16,500-)\18,150-税込

 ベア・ファミリー・レコードが1988年にスタートさせたビル・モンローのレコーディングをコンプリートに集大成する大プロジェクトが、モンローの晩年、81年から94年の録音を集めたこのセットでついに完結。最晩年まで、ゴスペル・アルバムの制作や新しいインスト・ナンバー作りに意欲を燃やしつづけたモンローの強固な意思が込められた、未発表を含む全89曲、多言無用、マスト・アイテムである。
●BCD-15705 JIMMY MARTIN 『Jimmy Martin & The Sunny Mountain Boys』 5CD+44-PAGE BOOK (\16,500-)\18,150-税込

 ジミー・マーティンは50年代のビル・モンローとの歴史的な活躍に続いて、ここに収められているRCAからデッカ=MCA録音で、現在ソリッド・ブルーグラスと呼ばれているブルーグラス音楽の中のある特徴的なサウンドの基礎とその理想を示した、と私は思っている。ポール・ウィリアムスとの完璧なソリッド・ハーモニーは言うまでもなく、J.D.クロウをはじめビル・エマーソン、クリス・ワーナー、ポール・クラフト、アラン・マンデという歴代のバンジョー弾きを彼のリズム・ギターが見事に引っ張りソリッド・グラスのなんたるかを常に表現してきたのがジミー・マーティン&サニー・マウンテン・ボーイズだった、と思う。ベア・ファミリー共通の素晴らしい音質(ポール・ウィリアムスが耳につき刺さる)と完璧なディスコグラフィーを含む小冊子、そしてLPサイズの化粧箱入り。
●BCD-15716 JIM & JESSE 『Bluegrass And More』 5CD+32-PAGE BOOK(\16,500-) \18,150‐税込

 ジム&ジェシー、コロムビア&エピック全曲集。アレン・シェルトン、ボビー・トンプソン、ヴァッサー・クレメンツ等を擁したソリッド・ブルーグラスから、ベイカーズフィールド・サウンドに傾斜したカントリー、そして盟友ルーヴィン・ブラザーズ集まで。

●BCD-15598 THE OSBORNE BROTHERS 『1956-1968』 4CD+24-Page Book(\13,750-)\14,850-税込
●BCD-15748 THE OSBORNE BROTHERS 『1968-1974』 4CD+24-Page Book(\13,750-)\14,850-税込


 ブルーグラスの改革者として斬新なアイデアで多くの名作を生み出してきたオズボーン・ブラザーズの初期MGM時代からデッカMCA時代を網羅したベア・ファミリーの豪華解説書付きボックスセット。レッド・アレンとのオーソドックスなブルーグラスに始まって、ハイ・リードのトリオ・コーラスの導入、スティール・ギター・リックの応用など、新しいサウンドの開拓につとめたMGM/デッカ初期から、エレクトリック・ブルーグラスや6弦バンジョーなどブルーグラスの革新を図ったデッカ中期、そしてカントリー・スターの座を不動のものとしてからも先鋭的であり続けた 70年代と、常に時代の先を走ってきたオズボーン・ブラザーズのコンプリート集。4半世紀を経た今なお尖がり続けているボビーとソニーの原点がここにある。大ヒット"Rocky Top"までをBCD-15598に、それ以降をBCD-15748に収録。
 輸入雑誌
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  ●BNL-21/07 2021年7月号 \970-税込

 表紙はオールドタイム・デュオのブラッ・ドレフウィッチとリンダ・ヒギンボサム。2001年のウィンフィールドのナショナル・バンジョー・チャンピオンでキャデラック・スカイで活躍したマット・メネフィー、スクラッグス・コーナーTAB譜"Charming Betsy"、今月のタブ譜タビサ・ベネディクト"Finn's Rescue"他。
  ●BNL-21/06 2021年6月号 \970-税込

 表紙はビリー・ストリングスのバンドで活躍するビリー・フォーリング、レッド・クレベンス&ブレイ・ブラザーズのハーリー・ブレイ、アール・スクラッグスのコーナーTAB譜"Give Me The Roses While I Live"、今月のタブ"The Girl I Left Behind Me"(ジョン・ハートフォード)他。
  ●BNL-21/05 2021年5月号 \970-税込

 表紙はプレイヤー、製作家としても活躍するウィルソン・バンジョー・カンパニーのスティーブ・ウィルソン、ETSU卒業生でプライス・シスターズで活躍するリンカーン・ヘンズレー、スコット・ベスタル・インタビュー、カーティス・マクピーク追悼他。
■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  ●BU-21/08 2021年8月号 \1,100-税込

 サラ・ジャローズがカバー・ストーリー、ウィルソン・バンジョー・カンパニー、アンドレア・ロバーツ・エージェンシー、ブルーグラスのエンジニア=ペン・スラット、インレイ・アーティストのデイブ・ニコルス、マンドリン・インストラクション・ブックを出したトリスタン・スクロギンズ、ゲイラックス・オールド・フィドラーズ・コンペンション他。
  ●BU-21/07 2021年7月号 \1,100-税込

 表紙はマンドリン・プレイヤーのジョン・ライシュマン、オレゴンのマンドリン製作家アンドリュー・モーリー、アン・ルナとオン・ライン・ベース・レッスン、ノース・キャロライナのギター・ビルダー、カレブ・スミス、ブルーグラス・カレッジへ行こう(デニソン大学、東テネシー州立大学、バークリー音楽院、サウス・プレイン大学他)他。
 月刊『ムーン・シャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、音楽の真髄を探求する月刊誌。

■定期購読:1年\6,400-
        半年\3,500-

 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
  ●2021年8月号 MS-3810 (通巻454号)\550-(税込)

 我が心のベニーマーチン、ピート・シーガー『IN OSAKA 1967』が伝えるもの、モンロー・スタイル・ワークショップへの誘い「クリス・ヘンリー」、あの名曲だけを聴き比べて Banks of the Ohio、昼下がりコンサート ふたたび、『Industrial Strength Bluegrass』イントロダクション、スワンピー・タケシ & 杉本Q仁美ストリング・スワンピーズ、New Look!! New Sound!! マーク・シャッツ&ブライアン・マクドウェル『Grit & Polish』、学生ブルーグラスプロファイル、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスの月刊誌です。
  ●2021年7月号 MS-3809 (通巻453号)\550-(税込)

 コディ・ノリス・ショー、ジム・シューメイト:ブルーグラスフィドラーの最高峰 後編、メイベル・カーターとアール・スクラッグス、How to Play Bluegrass #31バンジョーTAB譜"Love and Wealth"、追想 星 勉氏、「わが心のキース&リッキー」、第37回国際カントリー音楽会議( ICMC)、フレット・ランド、キャンプ・スプリングスの思い出、学生ブルーグラスプロファイル、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスの月刊誌です。
  ●2021年6月号 MS-3808 (通巻452号)\550-(税込)

 マーク・オコーナー『MARKOLOGYII』制作記、「ブルーグラス45米国ツアーから半世紀:大塚章のアメリカ日記」、ジム・シューメイト、「ブルーグラスについて私が知ってる2,3の事柄」デイラーズ、わが心のシェナンドア・カタップス、学生ブルーグラスプロファイル、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスの月刊誌です。
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