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B.O.M.Newsletter #472
2020年2月13日 |
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目 次
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■ブルーグラス2019年リリース作品 |
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●BBR-1092 DONNA ULISSE 『Time For Love』 CD(本体\2,450-)\2,695-
When I Go All Bluegrass On You/Heart Of Rosine/My Whole World is Standing
Still/When We've Got Time for Love他全13曲
2016年のIBMA年間最優秀ソングライターに選ばれたドナ・ユリシー、新興ビリー・ボーイ・レコード移籍第一弾。ドイル・ローソンのプロデュースで門下生のジョッシュ・スイフト(d)とスティーヴン・バーウェル(f)、トラベリン。マッカリーズのコディ・キルビー(g)等がサポート。ブルーグラス・アーティストの名前が次々と登場する"When I Go All Bluegrass On You"やビル・モンローのことを唄う"Heart Of Rosine"他、全13曲中10曲のオリジナルに加えて50年代のポピュラーソングでカントリーではパッツィ・クラインで知られる"Seven Lonely Days"やオーストラリア出身のフォークグループ、シーカーズのヒット曲で日本ではニューサウスリバイバルがカバーしていた"I'll Never Find Another You"も秀逸。 |
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●MH-1820 GINA FURTADO PROJECT『I Hope You Have a Good Life』CD(本体\2,450-)\2,695-
The First Pebble/Airplane Ride/A Man Like That/Shame/Try/Princess And The
Pea他全12曲
バージニア州フロント・ロイヤル出身、クリス・ジョーンズ&ナイト・ドライバーを離れて、自らのユニットで活動を始めた女性バンジョー・プレイヤーで瑞々しい感性のシンガー&ソングライターとしても才能を発揮するジーナ・ファタード(旧姓クロウズ)の新プロジェクト。前作『True colors』(MH-1700 \2,695-)同様、ジャンルに囚われない、多才でバラエティに富んだ内容を支えるのは彼女の確かなテクニックに裏付けされたバンジョーと心にすっと入ってくる素朴で明るい歌声。バックを務めるのはフランク・ソリバン&ダーティ・キッチンのクリス・ルケット(g)、オールド・スクール・フレイト・トレイン『Run』(ACD-61 \2,695-)やパタクセントからのソロ・アルバムでブルーグラス、オールド・タイム、ジャズ等、バーサタイルな才能を発揮するネイト・リース(f)、デビッド・ブロムバーグとの来日経験有り、最近はオートハープのブライアン・バワーズ・バンド『Woodland Dream』(PATUX-329 \2,646-)に参加していたダニー・ナイスリー(m)、リッキー・スキャッグス&ケンタッキーサンダーのメンバーとして又、プロデューサーとしても活躍するマーク・フェイン(bs)等、名うてのメンバーが支える。溌剌としたボーカルが魅力の"The First Pebble"の皮切りに、各楽器のソロをたっぷりフィーチャーしたドライブ感溢れる“Shame”やエキゾチックな風味のユニークなインスト曲“Princess And The Pea,”、ラス・バレンバーグの"Cowboy Calypso"を髣髴させる軽やかなリズムに乗った"Try"等々、キャッチーなメロディ満載のオリジナルの数々。 |
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●PC-1215 DEANIE RICHARDSON『Love Hard, Work Hard, Play Hard』CD(本体\2,450-)\2,695-
Black and White Rag/Meadow Dancing他全12曲
13歳でグランド・オール・オーブリーに登場、パティラブレスやチーフタンズのツアー・メンバーとして又、熊本カントリー・ゴールドにホリー・ダン、最近ではチーフタンズと来日、シスター・セイディのメンバーとしても活躍中、ディーニー・リチャードソンのソロ名義としては初のアルバム。 |
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●MH-1727 LONESOME RIVER BAND『Outside Looking In 』CD(本体\2,450-)\2,695-
Generosity Killed This Cat/New Ballards Branch/Outside Looking In/If I
Had a Cheating Heart/Cassidy’s Prayer Book他全13曲
5度のIBMAアワード年間最優秀バンジョーに輝くサミー・シーラー率いるロンサム・リバー・バンドの最新アルバム。昨年、愛媛県の朝倉ブルーグラス・フェスのゲストの来日に合わせて、日本各地のブルーグラッサーとの交流を持ち、圧倒的なプレイとその人柄に触れた方も多いことだろう。本作ではサミーの懐深いバンジョー・ロールに引っ張られてバンド全体が塊になってグループするサウンドは健在。ハイロンサム感漂うナンバーから、ブルーグラッサーの琴線に触れる、どこか懐かしいメロディだったり、ブルーグラスの作法に倣ったトラディショナルとモダンがバランス良く配され、正に1991年リリースの名盤のタイトル『Carrying
the tradition』(REB-1690\2,66-)を体現している。ブランドン・リックマン。心地よくバンドのサウンドを後押しするようなパーカッションの使い方も絶妙。ニューグラス・リバイバル以降、進歩したものだと妙に感心。
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●ROU-00681 DARIN & BROOKE ALDRIDGE『Inner Journey』CD(本体\2,450-)\2,695-
3年連続だIBMAアワードの最優秀女性ボーカル受賞のブルックと夫のダリン・オルドリッジの夫婦デュオ。共同プロデュースにリッキー・スキャッグス&ケンタッキーサンダーのマーク・フェインを迎えてのラウンダー・デビュー作。
"When You Love Someone" (ブライアン・アダムス), "Teach Your Children"
(クロスピー・スティルス・ナッシュ&ヤング), スウェーデン出身の女性フォークデュオ=ファースト・エイド・キットの "Emmylou"
等のカバーを収録。 |
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●ROU-00638 BILLY STRINGS 『Home』CD(本体\2,450-)\2,695-
昨年のIBMAアワード、最優秀新人とギター・プレイヤーのダブルで受賞したビリー・ストリングスの2枚目となるスタジオ録音盤で、ラウンダーからのデビュー作。ミシガン州生まれで、現在はのナッシュビルを拠点としてアクティブに活躍。従来のブルーグラスの領域を広げてパンク、カントリー、フォークロックの要素で再構築、オリジナルなサウンドを創り上げています。モリー・タトルと並んで最も注目されるブルーグラス・シーンから登場した素晴らしい才能です。 |
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●MH-1758 GRASCALS 『Straighten the Curves』CD(本体\2,450-)\2,695-
2004年結成、ドリー・パートンのツアーに同行して鳴り物入りでデビューしたザ・グラ スカルズ、創立メンバーのテリー・エルドレッジ(g)脱退後初、通算11枚目となる最新アルバム。テリー・スミス(bs)、ダニー・ロバーツ(m)のオリジナル・メンバー、2009年から参加で2018年にはバンジョーの分野で著しい活躍をしたプレイヤーに贈られるスティーブ・マーチン賞を獲得したクリスティン・スコット・ベンソン(bj)、メルビン・ゴーインズやジェームス・キング、グラスタウン等を渡り歩き2013年から参加のアダム・へインズ(f)、2015年から参加で祖父がドック・ワトソンの従兄弟というジョン・ブライアン(f)、テリー・エルドレッジに替わって新加入のクリス・デイビス(g)という布陣。ベッキー・ブラーの"My
Virginia Mama"を皮切りにエディ・ラビットの80年代のカントリーヒット"Drivin 'My Life Away"、マンドリンのリフによるキックオフが印象的なタイトル曲、ダニーのクリアで力強いピッキングとクリスティンのタイトなロールによるインスト曲"AndiWayne"他。 |
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●REB-1870 LARRY SPARKS『New Moon Over My Shoulder』CD(本体\2,450-)\2,695-
ラリー・スパークス、ロンサム・ランブラーズ結成50年記念の5年ぶりのスタジオ新録音によるニューアルバム。 兄カーターを亡くして失意の中にいたラルフ・スタンレーの復帰を助けた後に自らのロンサム・ランブラーズを率いて50年の長きにわたって第一線で活躍、デイブ・エバンス、マイク。リリー&ウェンディ・ミラーからデイブ・ハーベィ、ステュアート・ダンカン等々、多くのミュージシャンを輩出、60枚以上のアルバムをリリース、キング・オブ・ブルーグラス・ソウルと称されている。本作ではビル・モンローのグラミー受賞作『Southern
Flavor』に参加していたマイク・フィーガン(f)、ラルフ・スタンレーを髣髴させるボーカルで2枚のソロ作をリリースしているジェフ・クレア(m)、エバン・ウィルソン(m)、マシュー・マッデン(bs)、バンジョーとセカンド・フィドルにロン・ステュアート(bj,f)という面々。ジミー・デイビス作でテックス・リッターで有名になったタイトル曲とロイ・エイカフのコロンビア録音から"Down
in Union County"ではツイン・フィドルとラリーお得意のリード・ギターもフィーチャー。先行シングルとしてリリースされた"Take
Me Back to West Virginia"は"Tennessee 1949""Blue Virginia
Blues"を髣髴させる、お得意のご当地望郷ソング。97年にマウンテンホームからリリースされたゴスペル・アルバムタイトル曲となった"New
Highway等 、ゲイリー・ファーガソンやダニエル・クラブトリー他、気鋭のソングライターによる新しい曲とスタンレー・ソング"I Only
Exist"や"Green Pastures in the Sky"お馴染みのセルフ・カバー、マイク・フィーガンと自身のリードギターをフィーチャーしたインス"Peacock
Rag"等、新しいレパートリーを増やしながらも、従来のファンにも配慮したバランスの良い選曲で安心して楽しめる。 |
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●ROU-610065 PO' RAMBLIN BOYS 『Toil Tears & Trouble 』CD(本体\2,450-)\2,695-
祝グラミー・ノミニー、黄金時代のブルーグラスを再現したようなワンマイクを駆使したオールド・ファッションなスタイルでトラッド・ブルーグラス・ファンのみならず、そのエネルギッシュなパフォーマンスで、若いプログレッシブなストリングバンド音楽ファンからも支持されているというポーランブリン・ボーイズのラウンダー・デビュー盤。エンジニアにはアリソン・クラウスやサラ・ジャローズも担当したゲイリー・パチョーザ。先行シングルの"Next
Train Southがチャートを賑わせていて待ちに待ったアルバム発売。タイトル曲はコニー&ジョーのバックウッズ・ボーイズの古いスターディ録音から、ラウンダー社の創立者の一人、ケン・アーウィンが、ポーランブリン・ボーイズが一時バックバンドを務めていたことも有る、ジェームス・キングがこの曲を録音するときに作者のコニー・ゲイトリーに新たに3番の歌詞を依頼したと言う曰く付き。タニヤ・タッカーの"Bidding
America Goodbye"、オースチンのシンガーソングライター=スレイド・クリーブスの"Hickory, Walnut
& Pine"、80年代にオケーンズとしてヒットを飛ばしたジェイミー・オハラ作でジョージ・ジョーンズで知られる"Cold
Hard Truth"、イリノイのフォーク・デュオ=ゴードンズの"Widow Mae"、ケン・アーウィンの強い勧めで取上げたバリー&ホリー・タシアンの"Don’t
Kneel At My Graveside"、レボナ社から2枚のアルバムを残したパイン・ヒル・ランブラーズのレパートリーから"Ice
Covered Birches"ではアラスカ在住の作者のカール・ホフマンを尋ねて3番の歌詞を新たに加えた。ロイ・エイカフ作でハンク・ウィリアムスやスタンレーも取上げていた"Searching
For a Soldier's Grave"、オザーク・ブルーグラスの先達、シダーヒルのレパートリーから"Ice on the
Timber"という選りすぐりの選曲で聞かせる。 |
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●COMP-4737 MICHAEL CLEVELAND『Tall Fiddler』CD(本体\2,450-)\2,695-
祝グラミー獲得、IBMAアワード年間最優秀フィドラー11回受賞としいう快挙を遂げたマイケル・クリーブランド、最近、ドキュメンタリー映画『Flamekeeper:The
Michael Cleveland Story』も公開されて乗りに乗っている彼の最新作。現メンバーのフレイムキーパーによる、文字通り火を吹くような"Arkansas"を皮切りに、トラベリン・マッカリーズを迎えてピーター・ローワンのビル・モンロー賛歌"High
Lonesome Sound"、ティム・オブライエンを迎えてジョン・ハートフォードのノスタルジックな"Old Time River
Man"、デル・マッカリーをテナー・ボーカルに迎えてデルのラウンダー時代の十八番"Beauty of My Dreams"ではフレイムキーパーの面々の張り切りぶりが好印象。ギターの達人で最近はブルーグラスとの共演も多いトミー・エマニュエルとのタイトル曲他、サム・ブッシュ、ベラ・フレック等々、豪華なゲストを迎えて幅広いレンジの選曲で聞かせる意欲作。 |
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●BBR-1051 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『Live In Prague Czech Republic』CD(本体\2,450-)\2,695-
祝グラミー・ノミニー、ドイル・ローソン&クィックシルバー、チェコ共和国プラハに於けるライブ・アルバム。1979年にシュガーヒルからデビュー以来、ラウンダー他、レーベルを渡り歩き、ここ15年位はマウンテン・ホームからコンスタントに上質の作品をリリースはてきたが、心機一転、新興レーベル、ビリー・ブルー・レコーズ移籍第1作。ベルリンの壁が崩壊する以前の東欧の国の中で。特にブルーグラスが盛んだったチェコ共和国で、2016年と2017年にグラミーノミネート、8回のIBMAの年間最優秀ボーカル・グループ受賞他、輝かしい経歴を持つドイル・ローソン&クイックシルバーを迎えて、聴衆の期待の高さとミュージシャンの想いの相乗効果が伝わる。現在のメンバーはドイル(m)、
2017年の年間最優秀ドブロに選ばれたジョッシュ・スイフト(d)、ジョー・ディーン(bj)、スティーブン・バーウェル(f)、ジェリー・コール(bs)、ジェイク・バノーバー(g)、メンバーチェンジを繰り返しながらも、高いクォリティのバンドを維持しているのは流石。初っ端からハードにドライブするバンジョーに導かれて分厚いコーラスと卓越した楽器のソロ回しが続く"Driving
It Home"、否が応でも期待が高まる。ジョージ・ジョーンズのヒット曲をジミー・マーチンを髣髴させるソリッドなブルーグラスに仕上げた"Back
In My Baby’s Arms Again"、ポール・クラフト作"Jealous"とがっちりと聴衆を掴む様は圧巻。キース・ホィットリーの絶妙の節回しの印象が強い"Living
Like There’s No Tomorrow"、、『The News Is Out』(sugar hill 1987年)収録のピート・ゴーブル作"She’s
Walking Through My Memory"と"I’ll Be True While You’re Gone"はジーン・オートリーの古いコロンビア録音から。アカペラの"I’m
Going To Heaven"、バンド結成当時からの当り曲"On The Sea Of Life"等、セイクレッド曲、前作『Life
Is A Story』から"Little Girl"、新メンバー、ケンタッキー出身のジェイク・をフィーチャーした新曲"Living
Like There's No Tomorrow"、ドイルのボーカルで"Out In The Cold World"、2曲のインストを交えて、最も人気の高い"Julie
Ann"まで鉄壁の演奏を繰り広げる。 |
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●BBR-0908 JOE MULLINS AND THE RADIO RAMBLERS 『For the Record』CD(本体\2,450-)\2,695-
IBMA年間最優秀企画作品受賞、ブルーグラス界で最も忙しいバンド=ジョー・マリンズ&ラジオ・ランブラーズ、ブルーグラス系ソングライターのジェリー・サリー主宰のビリー・ブルー移籍第一作目で通算8枚目、オーセンティックなストレイト・ブルーグラス。ジョー・マリンズの歯切れの良いバンジョーとテナー・ボーカルを中心に、抜群のボーカルも魅力のデュエイン・スパークス(g)、マイク・テリー(m)、ランディ・バーンズ(bs)、ドイル・ローソン&クイックシルバーにいたジェイソン・バリー(f)という強力な布陣。ジョニー・キャッシュとハンク・ウィリアムスJr.のデュオのブルーグラス・アレンジ"That
Old Wheel"を皮切りに、ジョーとは初共演というデル・マッカリーを迎えた"The Guitar Song"では質屋に吊るされたギターやバンジョーがレスター・フラットやドン・レノとの出会いを語るという内容。
トム・ユーイング作の優れたブルーグラス・ソング"O-Hio"、徹底的泥臭いエンターテイナーぶりでローカル・フェスで人気だつたボーイズ・フロム・インディアナの"Things
That I Lik"、美しい"Dreamers Hill"、ゴスペル・ナンバー"I Want To
Know More About My Lord"、マリンズのレノ・スタイルのリックが効果的な"Bacon In My Beans"、ジミー・マーチンのソリッド・グラスを髣髴させる"Georgia
Slammer"等々、良く吟味されたバラエティに富んだ選曲で楽しめる。(ムーンシャイナー誌レビューより) |
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●REB-1867 "BAND OF RUHKS『Run Fanny Run』CD(本体\2,450-)\2,695-
ドン・リグスビー、ロニー・ボーマン、ケニー・スミス、元ロンサムリバー・バンド(LRB)のメンバーによる強力ユニット、レベル移籍第一弾。90年代のメインストリーム・ブルーグラスを席巻したLRBのメインボーカルを務め、3度のIBMA年間最優秀男性ボーカル(1995,
1998, 1999)を獲得したロニー・ボーマン、ブルックス&ダンやリーアン・ウォーマック等、メジャーなカントリー歌手も取上げるソングライターとしても多才。ここでもドン・リグスビー他共作を含んで、"トラッドの"Charming
Betsy"とレノ&スマイリーの“There’s Another BabyWaiting For Me Down The Line”を除いて全曲がメンバーのオリジナル。LRB時代を髣髴させる"Julie"や"Heartstrings"等、甘いボーカルは健在。二度のIBMA年間最優秀ギター(1998,
1999)に輝くケニー・スミス、クリーンなトーンが魅力のオリジナル・インスト曲"B N Me"を披露。初期のLRBやアダム・ステフィやバリー・ベイルズがアリソン・クラウス&ユニオン・ステーションに加入する前に活動してたダスティ・ミラーのメンバーとして活動、ナッシュビルで牧師も勤めるブライアン・フェスラー(bj)の燻し銀のプレイが光る。斯界きってのハイ・テナー・ボイスでハイロンサムを体現するシンガーの一人=ドン・リグスビー、ケイジャン風味の"My
Ol' Tattoo"や故キース・ホィットリーの歌い回しを髣髴させる"Where I Belong"やラルフ・スタンレーの面影が浮かぶ"Run
Fanny Run"等々、LRB時代のハイテンションのイケイケ・ブルーグラスという感じは影を潜め、しっかりとエッセンスを残しながら良く整理された聞き易い大人のブルーグラスに仕上がっている。 |
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●MH-1726 BALSAM RANGE『Aeonic』 CD(本体\2,450-)\2,695-
2018年IBMAアワードの最高賞『年間最優秀エンターテイナー』をはじめ『年間最優秀男性ボーカル』(バディ・メルトン)『年間最優秀ベース』(ティム・サレット)を獲得したバルサム・レンジの最新作。メロディアスで耳に残る印象的な曲の数々をバディ・メルトンの万人受けするボーカルとハーモニー、ブルーグラス楽器による完璧なアンサンブルで聞かせる。ダレル・ニッカーソンの迫力満点のマンドリンのチョップによるリフとマーク・プルエットのロック・ソリッドなバンジョー・ロールに乗ってメルトンの伸びやかなボーカルが映える"The
Girl Who Invented the Wheel"がチャート上昇中も納得。ドブロとベースを担当するティム・サレット、トニー・ライスばりのリード・ギターをバリバリ弾くカレブ・スミス、硬軟合わせた選曲と完璧なアンサンブルとコーラス、完成度の高いブルーグラス。 |
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●REB-1866 MICKEY GALYEAN & CULLEN'S BRIDGE『Songs From The Blue Ridge』 CD(本体\2,450-)\2,695-
ナッシュビル産の商業的なサウンドとは一線を画したゲイラックス・スタイルのブルーグラスを演じたマウンテン・ランブラーズやフット・ヒル・ボーイズで知られるカレン・ギャリアンを父に持ち、第一世代ブルーグラスのラリー・リチャードソンやオールドタイムの巨人、フレッド・コッカラムを輩出したノース・キャロライナ州サリー・カウンティを本拠に活躍するミッキー・ギャリアン&カレンズ・ブリッジ、レベル社からの第2作。 |
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●REB-1872 BIG COUNTRY BLUEGRASS『Mountains Mamas And Memories』CD(本体\2,450-)\2,695-
結成32年、ビッグ・カントリー・ブルーグラス、レベルから5枚目となる最新作。第一世代ブルーグラスの熱気をそのまま現代引き継ぐタイトでドライブ感溢れるサウンド、何よりも典型的なブルーグラスのテナー・ボイスによる溌剌としたボーカルとコーラスに引き込まれる。トミー(m)&テレサ(g)・セルズ夫妻を中心に、抜群のボーカルとジミー・マーチンを範とするギターのランが素晴らしいエディ・ギル(g)、素晴らしいフィドルはベテラン・マルチ・プレイヤーのティム・ローリン(f)、本作から参加のジョン・トレッドウェイはウェス・ゴールディング&シュアファイア他、80年代からプロとして活動。トニー・キング(bs)という面々。レッド・アレンのレベル社に残したシングル盤から"Keep
on Going他全10曲、テレサの女性ボーカルをフィーチャーした2曲。 |
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●COMP-4720 FRANK SOLIVAN AND DIRTY KITCHEN『 If You Can't Stand The Heat』
CD(本体\2,450-)\2,695-
21世紀のブルーグラスの最先端をひた走るフランク・ソリバン&ダーティ・キッチンのコンパスからの三枚目、ソロ名義を含めて4作目。コンパス社の創設者でもあるアリソン・ブラウン(bj)を共同プロデューサーに迎えて、斯界最高のマンドリン・チョップと評されるフランク・ソリバン(m)、80年代からDC地区でテクニシャンとしてその名を知られたマイク・マンフォード(bj)、シアトル出身で2013年にibmaの期待の新人に贈られるモメンタム・アワードを受賞したクリス・ラケット(g)、U.S.ネイビー・バンドのメンバーで2016年から参加のジェレミー・ミドルトンというメンバーでプログレッシブからオーセンティック寄りのブルーグラスまで非常に洗練された聞き易いサウンド。"Lena"ではダニー・ペイズリー、ダドリー・コンネルを迎えて。ニューオールドタイムといった趣き“Crooked
Eye John”ではマイケル・クリーブランド(f)、フランクとベッキー・ブラーの共作"Crave"ではクリス・ラケットのギター・ソロが聞き物。新加入のジェレミーのボーカルで70年代のジャズ・ロックで人気を集めたスティーリー・ダンの"Rikki
Don't Lose"、マイク・マンフォードのペンによるインスト“Crack of Noon”等,聞き応えの有る作品に仕上がっている。 |
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●COMP-4736 ROB ICKES & TREY HENSLEY『World Full Of Blues』CD(本体\2,450-)\2,695-
ブルーハイウェイの創立メンバーの一人で15回のIBMA年間最優秀ドブロ受賞という輝かしい経歴を持つロブ・アイクスが退団後、2015年に超絶テクニックのギタリスト&シンガーのトレイ・ヘンズリーとのデュオ結成以来、コンパスからの3作目。ジャッズを見出したことで知られるナッシュビルの大物=ブント・メーハーのプロデュースの下、ビンス・ギルとタジ・マハールをゲストに迎え、ハモンド・オルガンやホーン・セクションを加えた意欲作。ギターとドブロのリフに導かれる"Born
With The Blues"、アコースティックの響きを活かして、心地よいパーカッションやオルガンが絡む。ビンス・ギルを迎えてグレイトフルデッドのnz密造酒を歌った"Brown
Eyed Woman"。アコースティック・カントリー・テイストの"I'm Here But I'm Lonely"。ブルースを基本にゴスペル、ブルーグラス、カリプソ等々、幅広い音楽性を持つタジ・マハールを向かえてたタイトル曲。ドブロとホットなフラットピッキンが魅力のインスト曲"The
Fatal Shore"、クラリネットがご機嫌なグッドタイム・ミュージックといった趣のトレイのオリジナル"Nobody Can
Tell Me I Can't"も聞き物。ボトムを支えるマイク・バブのナッシュビルの伝統に則ったベースが素晴らしい。 |
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●PATUX-325 JEFF SCROGGINS & COLORADO『Over the Line』CD(本体\2,450-)\2,695-
コロラドをベースに最近ではナショナル・ワイドに活躍するジェフ・スクロギンズ&コロラドのパタクセント移籍第一弾。アンディ・オウエンスと来日したことでも知られるジェフ・スクロギンズ(bj)、息子でモンローからニュー・アコースティックまで幅広いスタイルを弾きこなすトリスタン(m)、ウェスト・バージニア生まれの力強いシンガー、グレッグ・ブレイク(g)、オレゴン出身で2016年のロッキーグラスのフィドル・チャンピオンの紅一点、エリー・ハッカンソン(f)、トニー・ライス・ユニットやジョン・ハートフォードロストリングバンドで知られるベテラン、マーク・シャッツ(bs)という面々。ニューグラスという言葉自体がクラシックになりつつある現在のブルーグラス・シーンで、70年代のニューグラス・ムーブメントを思い起こさせる、少し懐かしさを憶えるようなコンテンポラリー・ブルーグラスが今、新鮮に聞こえる。 |
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●RCSI-1173 GREGG WELTY 『Community』CD(本体\2,450-)\2,695-
「これが現在のブルーグラス・コミュニティの全て!!」、ブルーグラス・シーンで第一線で活躍する50人のパフォーマーと30のスタジオを巡って、3年がかりで完成、これまでで最大のブルーグラス・プロジェクトという触れ込みでリリースされた作品。主役のグレッグ・ウェルティはノース・キャロライナ生まれでペンシルバニア州ピッツバーグを拠点に活動するバンジョー・ピッカー&医学生、グレッグ・ウェルティ。子供の頃から父親の弾くバンジョーを聞いて育ち、自身もプレイヤーとしてブルーグラスにのめりこむ。タイトでハード・ドライブにするプレイは心地よい。ブルーハイウェイのショーン・レーンやリッキー・スキャッグスのシンギング・パートナーのポール・ブリュースターといったベテランからデイリー&ビンセントのドブロ弾き、ガベン・ラージェント、ケンタッキー・サンダーの超絶ギタリスト=ジェイク・ウォークマン、マウンテンハートのジョッシュ・シリング、ロンサム・リバー・バンドのジェシー・スマザーズ等々、現役バリバリのミュージシャンが参加、70年代にアメリカ(バンド名)でヒット、ブルーグラスでは初期のクイックシルバーが取上げて有名な"Don't
Cross The River"やハリー・アレン作でリックー・スキャッグスが取上げていた"Simple Life"、ショーン・レーンによるオラ・ベル・リードの"I've
Endured "等々、練りに練った選曲で聞かせる。ニューサウス、ブーンクリーク、クイックシルバー、ロンサム・リバー・バンド、ホットライズといった、トレンドセッターとなったバンドの影響が随所に見れる、ブルーグラスの作法に則ったソリッドなパフォーマンスのオンパレード、フェスのパーキングロットで若い活きの良いブルーグラッサーたちが繰り広げるホットなセッションをそのままパッケージしたような、ブルーグラスの醍醐味を捉えた素晴らしい作品。 |
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●PC-1229 DALE ANN BRADLEY『Hard Way』CD(本体\2,450-)\2,695-
4度のIBMAアワードの年間最優秀女性シンガーに選ばれ、『Pocket Full Of Keys』(2015)、『Sister Sadie
II』(2018)と二度のグラミー賞ベスト・ブルーグラス・アルバムにノミネート、という輝かしい経歴のデイル・アン・ブラッドレー、通算11作目で、パインキャッスル復帰後の3作目。ジム・クロウチ"Hard
Way Every Time" 、ボビー・ジェントリー "Ode To Billie Joe"、グレイトフル・デッドの"Ripple,"等のカバーを収録。 |
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●MFR-190510 IRENE KELLEY 『Benny's TV Repair』CD(本体\2,450-)\2,695-
やわらかなベルベットボイスを持つ、ふたりの娘の子育てを終えた女性がさわやかにアパラチアやブルーリッジの生活を歌う、アイリーン・ケリーのブルーグラス最新第3作(アコースティックカントリー作品含む5作目)。
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●COMP-4738 LOUISA BRANSCOMB 『Gonna Love Anyway』 CD(本体\2,450-)\2,695-
アリソン・クラウスのカバーした"Steel Rails"で一躍有名になったルイーザ・ブランスコム。爽やかな女性ボーカルによる"Blue
Ridge Memries"で日本でも人気を集めたブート・ヒルのバンジョー&ボーカルとして活躍した彼女の8年ぶりとなる作品は、ミッシー・レインズを共同プロデュースに迎えてゲスト・ボーカルにコンパス・レーベルと所縁の深いクレア・リンチ、デイル・アン・ブラッドリー、ファースト・レディーズ・オブ・ブルーグラスを名乗って各地のフェスに出没するアリソン・ブラウン、モリー・タトル、シエラ・ハル、ベッキー・ブラー等々、女性ブルーグラッサーに加えて、ジョッシュ・ウィリアムス他、ルイーザ自身のボーカルも加えてオリジナル曲を聞かせる話題作。"Steel
Rails"では総勢32人のオールスター・キャストで演じる姿は圧巻。 |
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●PC-1230 GENA BRITT 『Chronicle: Friends And Music』 CD(本体\2,450-) \2,646-
女性ブルーグラッサーのリトル・セイディーのメンバーとして活躍中のジーナ・ブリット(bj)のパインキャッスルから、自身のプロデュースによるデビュー・ソロは長年の活動で培ってきた交友関係を通じて集まってきた才能溢れるミュージシャン達とのコラボレーション。リトル・セイディのメンバーとして2枚のアルバムをリリース、満を持してのソロ・プロジェクト。IBMAアワード・ウィナーのブルック・オルドリッジとフラットロンサムのチャーリー・シューラーとジーナのトリオでモンロー・クラシック"on
and On"、マーティ・レイボンの存在感が際立つ"Daddy's Shoes"、ラジオ・ランブラーズのデュエイン・スパークスを迎えてジョー・ディフィーの反戦歌のブルーグラス・アレンジ。ジーナのビッグ・バンジョーをフィーチャーした"Big
Country"他、2曲のインストも秀逸。編年史のタイトルに相応しい自身の歩んできた道を関ってきた友人と共に創り上げた秀作。 |
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■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ2019年リリース作品 |
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●PATUX-338 SOUTH CAROLINA BROADCASTERS『Home to Stay』CD(本体\2,450-)\2,695-
カーター・ファミリーの雰囲気を湛えるオールドタイムストリングバンド、サウス・キャロライナ・ブロードキャスターズのパタクセント第一弾で第6作目。オールドタイムやアーリー・カントリーの名曲の数々をリファイン、ブルーグラス寄りの曲も織り交ぜながら、聞きやい形で味わい深く聞かせてくれる。古い音楽へのリスペクト溢れたお勧め作品。 |
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●PATUX-315 FIVE MILE MOUNTAIN ROAD CD(本体\2,450-)\2,646-
耳に馴染みの深いフィドル・チューンを中心に聞かせるオールド・タイム・ストリング・バンド。バージニア州フランクリン・カウンティ在住でクラーク・キッシンジャーのフィドル・スタイルを継承、現在はカール・シフレット&ビッグ・カントリー・ショーのメンバーとして活躍するビリー・ハートJr.(f,v)と同メンバーでジャズ・ギタリストとしても多才なブレネン・アーンスト(g,piano,v)、アパラチアの埋蔵文化財といわれたバンジョー曲を集めた優れたコンピレーション『Banjo
Classics from the Vaults of County Records & Old Blue Records』(OB-710)にも参加のセス・ボイド(bj)、バージニアの強烈なハードドライブ・バンドのブルーグラス・ブラザーズのスティーブ・ダウディー(bs)という強力なメンバーに加えて、パタクセントではお馴染みのダニー・ナイスリー(g)、話題のハイフィディリティのコリーナ・ローズ・ログストン(f)、レーベル・オーナーのトム・ミンティ(v)が参加。"Dixie""Under
the Double Eagle""Billy in the Lowground"等有名曲やギド・ターナー&スキレットリカーズ"Rocky
Pallet"やチャーリー・プール"Milwaukee Blues"、トミー・ジャレルでお馴染みの"Sugar
Hill"、ボブ・ウィルス"Lily Dale"、スタンレー・ブラザーズの"Next Sunday Darling
is My Birthday"等々、ウェスタン・スウィング、ブルーグラスの名曲も織り交ぜて分かり易く演じている。フィドル・ファン、ブルーグラス・ファン、グッド・オールド・ミュージック・ファンにお勧め。 |
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●DIRT-0092 ALLISON DE GROOT & TATIANA HARGREAVES CD(本体\2,450-)\2,695-
Eighth of January/I Don’t Want to Get Married/arewell Whiskey/Dry/Beaufort
County Jail/Cuckoo’s Nest/Lonesome Blues他全13曲
クロウハンマー・バンジョーやオールドタイム・フィドル・ファン待望の新ユニット。スライト・ファミリー奨学金を受けてバークリー音楽院のアメリカン・ルーツ・プログラムでクロウハンマー・バンジョーを専攻、モリー・タトルとのグッバイ・ガールズやブルース・モルスキーのマウンテン・ドリフターズのメンバーとしても活躍中のアリソン・ディ・グルート(bj)と『Started
Out To Ramble』(PATUX-186 \2,646-)で鮮烈なデビューを果たし、ギリアン・ウェルチやローリー・ルイス、アリス・ジェラルドとの共演を果たした新世代の女性オールドタイム・フィドラー=タテイアナ・ハーグリーブのデュオ・アルバム。 |
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●COMP-4727 MOLLY TUTTLE『When You're Ready』CD(本体\2,450-)\2,646-
モリー・タトル待望の初のフル・アルバム。去年と一昨年、2年連続IBMAの年間最優秀ギターに選ばれたモリー、ここではソングライターとしての才能を遺憾なく発揮したボーカル作品。グラミーの最優秀アメリカーナ・アルバム受賞、ルーツ・ロック系で最も注目のシンガー&ソングライター=ジェイソン・イズベルを迎えた"Million
Miles"、唄に絡むモリーのギターとシェラ・ハルのマンドリンとさりげないストリングスが心地良く響く。クロウハンマーのテクニックを取り入れたフラットピッキングでマウンテン・マイナーのモーダルな雰囲気を湛えた"Take
The Journey"、アコースティク・ギターのリフやデイストーションの掛かったエレキギターに70年代ロックの香りがする"Make
My Mind Up"、フォークタッチの"The High Road"、ピアノ。ハモンド、ウーリッツァー等、キーボードを上手く使い分けてサウンドに彩を与えているのが印象的。 |
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●MH-1768 THE CHUCK WAGON GANG『No Depression in Heaven』CD(本体\2,450-)\2,695-
When Our Lord Shall Come Again/I Am A Soldier Of The Cross/The Meeting
In The Air/The Heart That Was Broken For Me/Honey In The Rock/There's No
Depression In Heaven他全11曲
1935年結成、ゴスペル・バンドの名門、チャック・ワゴン・ギャングによるカーター・ファミリーの作品集。男女混声のクァルテット・スタイルでお馴染みの曲の数々を格調高く歌い上げる。ギター、マンドリン、フィドル、チェロ他、シンプルながらも歌を活かすプレイが素晴らしいデビッド・ジョンソン、ベースにはマーク・フェイン。アパラチア・トラッドの土臭さはここでは見事に洗練されて、耳障りの良いサウンドに仕上げられている。改めてカーター・ファミリーの楽曲の良さを再認識。 |
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●PATUX-329 BRYAN BOWERS BAND『Woodland Dream』CD(本体\2,450-)\2,695-
70年代から活躍する革新的なオートハープ奏者でシンガーソングライター、ニューグラス・リバイバルやセルダム・シーンとの共演でも知られるブライアン・バワーズの最新作。5ストリングバンジョーで革新的な奏法を開発したアール・スクラッグスと同様に、オートハープでメロディクなスタイルを創造したバライアン・バワーズ(autoharp,
mandolincello,g,v)。 |
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■カントリー・ポップ2019年リリース作品 |
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●721-506 TANYA TUCKER 『While I'm Livin』CD(本体\2,450-)\2,695-
祝グラミー受賞!!1958年生まれで1972年、13歳の時に『デルタの夜明け』の大ヒットを飛ばした一躍人気歌手の仲間入りをしたタニヤ・タッカーの25枚目となるスタジオ録音盤。プロデュースに先日来、テルライドやニューポート・フォーク・フェスの圧巻のパフォーマンスでカントリー、アメリカーナの分野で存在感を示したブランディ・カーライル(楽曲も提供)とアウトローカントリーの先駆者=ウェロン・ジェニングスの息子であるシューター・ジェニングスをプロデュースに迎えた意欲作。 |
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●B003035602 VINCE GILL 『Okie』 』CD(本体\2,450-)\2,695-
ビンス・ギル、彼の生まれ故郷、オクラホマ出身者を意味するオーキーと題された待望のニューアルバム。ダストボウル・チルドレンと呼ばれた、1930年代にテキサス、オクラホマ・アーカンソーを襲った砂嵐の被害で故郷を離れてカリフォルニア等に移住を余儀なくされた歴史を見据えて、アコースティック・ギターを基調にポール・フランクリンのスチールやマイケル・ローズ(bs)、ジョン・ジャービス(piano,etc)等、鉄壁のバックで、先頃亡くなったマール・ハガードやガイ・クラークに捧げられた曲等、シンガーソングライターとして自伝的色合いの強い作品。 |
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●SONY593562 WILLIE NELSON『Ride me Back Home』CD 6/21米発売(本体\2,450-)\2,646-
何度も病に倒れながら不屈の闘志で復帰、最近ではアリソン・クラウスとのツアー中のウィリー・ネルソンの最新スタジオ盤。アリソンの前作も手掛けたバディ・キャノンのプロデュースの下、ウィリーが殺場から引き取った60頭以上を数える馬達をイメージして書かれたというタイトル曲、バディとウィリーの書き下ろしの新曲、ガイ・クラークがグラミーの最優秀フォーク・アルバム受賞作のタイトル曲"My
Favorite Picture of You"、息子のルーカス&マイカ・ネルソンをフィーチャーした"It's Hard
To Be Humble "、ビリー・ジョエルの大ヒット曲「素顔のままで」他全11曲。 |
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●771-1729 GEORGE STRAIT 『Honky Tonk Time Machine 』CD(本体\2,450-)\2,695-
王道、メインストリーム・カントリーを貫くヴェテラン、現在、66歳のジョージ・ストレート、2015年アルバム『Cold Beer Conversation』以来4年ぶり、通算30作目となる最新スタジオ・アルバム。テキサス・スウィング・トラディションとホンキー・トンクを融合させた独自のスタイルで、デビュー以来、45曲のナンバー・ワン・ヒットを記録、国民的なスターの座に君臨し続けている。"God
And Country Music"では孫のハーベィ・ストレイト、"Sing One With Willie"ではウィリー・ネルソンとのデュオ。 |
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●UNI3003984 REBA MCENTIRE『STRONGER THAN THE TRUTH』CD(本体\2,450-)\2,695-
当代最高の女性カントリー・シンガー、リーバ・マッキンタイアの33枚のスタジオ盤となる最新作。8000エーカーの牧場で育ち、兄弟姉妹たちとダンス・ホール、ホンキートンクメバー、ロデオで歌ってきた彼女の原点回帰とも言える正統派カントリー作品。"Swing
All Night Long With You"はコックス・ファミリーのシドニーとジョン・ランドールの共作とブルーグラス関係の名前が見れるのが嬉しい。 |
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●TQBS74422THE QUEBE SISTERS (本体\2,450-)\2,695-
テキサス州ダラスに拠点を置くグレイス、ソフィア、ハルダの美形三人姉妹のトリプル・フィドルとコーラスが売りのウエスタン・スウィング・バンド=クエベ・シスターズ、セルフタイトルの最新作。テキサス・フィドルやウェスタン・スウィングの世界で傑出したリズム・ギタリストで多くのフィドルチャンピォンを送り出した指導者としても知られるジョーイ・マッケンジーとともに『Texas
Fiddlers』 (2003)、『Timeless』 (2007)、『Every Which-A-Way』 (2014)3枚のアルバムをリリース、新しいスタッフを迎えてセルフタイトルによるニュー・リリース。ノラ・ジョーンズの"Don't
Know Why"の作者ジェシー・ハリスの小粋なスウィング・ナンバー"Always Seem to Get Things
Wrong"、ウィリー・ネルソンの美しいワルツ"Summer of Roses"、カントリー・ガゼットのバンジョー・インストでも取上げていた古いポピュラーソング"Lonesome
Road"や"Lullaby of the Leaves"、ブルーグラスではマック・ワイズマンの名唱で知られる"The
Waltz You Saved for Me、ジーン・オートリーの"Twilight on the Trail""等々、懐かしさを覚える名曲を抜群のアレンジとコーラスで聞かせる。ケニー・ベイカーの"Bluegrass
in the Backwoods"を取上げているのも嬉しい。 |
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●RHR-308 DALE WATSON『Call Me Lucky』 CD(本体\2,450-)\2,695-
過去30年間、ピュアなカントリーの灯を灯し続けたキング・オブ・モダン・ホンキートンク・カントリー=デイル・ワトソン、オースチンからメンフィスのエルビス・プレスリーの住居、グレイスランドからも程近い所に移っての最新作。全12曲中11曲はエルビス・プレスリー、ジョニー・キャッシュ等を輩出したサン・レコードのサム・フィリップス・レコーディング・スタジオでの録音、ジョニー・キャッシュ&ジューン・カーターに捧げられた"Johnny
and June"は爆弾娘セリーヌ・リーとのデュエット、ウィリー・ネルソンのハーピスト、ミッキー・ラファロのプレイが冴える。ジョニー・キャッシュ張りに低音を聞かせたメンフィスと言う土地柄かクラシック・カントリーに加えてホーンやピアノを加えたロカビリー・サウンドが聞かれる。マーティ・ステュアート同様に、こういうのを聞くとロックもブルースもカントリーも根っこは同じと痛感する。 |
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●673-3445 Kacey Musgraves『Golden Hour』CD(本体\2,450-)\2,695-
第61回グラミー・ベストカントリー・アルバム受賞、フジロックフェスティバル '18に出演、テキサス州ゴールデン出身のシンガー・ソングライター、ケイシー・マスグレイヴス。2013年発売のマーキュリーからのデビュー作『Same
Trailer Different Park』が第56回グラミー賞の最優秀新人賞を含む4部門にノミネート、ベスト・カントリー・アルバム、ベスト・カントリー・ソングを獲得。受賞曲"Merry
Go 'Round"ではロシア出身のブルーグラス・バンド、ベイリング・ストレイトのイリア・トシンスキー(bj)をフィーチャー、本作でもバンジョー・リフがとても印象的な"Oh,
What A World"、ピアノの弾語りによる"Rainbow"他、ニール・ヤングとシャーデーとビージーズに影響を受けたというキャッチーのメロディが耳に残るオリジナルの数々は彼女とプロデューサーのイアン・フィチャックとダニエル・タシアンとの共作。ジャンルを越えたグッド・ミュージック。 |
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■発掘・編集2019年リリース作品 |
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●ROC-3412 GOOD OLD BOYS 『LIVE:DRINK UP AND GO HOME』2CD (本体\2,750-)\2,970-
グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアのプロデュースでニューライダース・オブ・パープルセイジのデビッド・ネルソン(g)、鬼才=フランク・ウェイクフィールド(m)にブルーグラス界の巨匠=ドン・レノ(bj)とチャビー・ワイズ(f)を迎えてピュアなブルーグラスを演じて、ミュールスキナー、オールド&イン・ザ。ウェイと並んで70年代ロック・ファンの間で支持されブルーグラス・アルバム『Pistol
Packin' Mama』(1976現在廃盤)の録音直後に、録音メンバーのパット・キャンベル(bs)とジェリー・ガルシア(bj)とブラントリー・カーンズ(f)というメンバーで行ったグッド・オールド・ボーイズのライブ音源。ピストル・パッキン・ママに収録された曲を中心に煙漂うブルーグラス。 |
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●ACD-90 V.A.『Bluegrass Reunion Deluxe Edition』CD(本体\2,450-)\2,695-
ホンモノのブルーグラス・ボーカリストとして、一部のシティ派ブルーグラッサーから熱烈な支持を受けた、故レッド・アレン(1930年-1993年)を主役に、デビッド・グリスマン(m)、ハーブ・ペダーソン(bj)、ジム・ブキャナン(f)、ジェイムズ・カウィン(bs)、そしてジェリー・ガルシア(g)が3曲に参加した素晴らしい1992年発表のトラッドグラス作品に2曲の未発表音源を加えたデラックス・エディション。 |
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●REB-1103 SELDOM SCENE『Live at Cellar Door』CD(本体\2,450-)\2,695-
第1期セルダム・シーン(ダッフィ、スターリング、エルドリッジ、オルドリッジ、グレイ)が最も充実していた時の2枚組ライブLPがデジパックの新しいジャケットで、ケイティ・デイリーによる新たなライナーノーツを加えて再発売。最後までアンチ・ナッシュビルを貫き通して、商業主義とは違うところでプロフェッショナルを貫き通したジョン・ダッフィのショーマンぶりとジョン・スターリングの卓越したボーカル、マイク・オールドリッジのドブロの概念を変えた革新的なプレイ等、完璧なアンサンブルで、都会の大人向けブルーグラスを完成させた究極のライブ。長年、DC地区でDJを務めたケイテイ・デイリーのライナーノーツを加えたデジパックで新登場。 |
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●JSP-5202 V.A.『 Protobilly: The Minstrel & Tin Pan Alley DNA』3CD(本体\3,850-)\4,235-
初期のヒルビリー音楽は19世紀のニューヨークの音楽産業の中心だったティンパンアレーや白人が黒人に扮して演じて人気を博したミンストレル・ショーによって広まった流行歌が起源の物が多くあり、初期のジャズと共通するレパートリーも多い。ここではエディソン発明のシリンダー録音からSP盤、LP、CDの各時代に亘って、様々なミュージシャンによって演じられた、ミンストレルやティンパンアレーのDNAを持つカントリー、ブルーグラス、ジャズ、ブルース、白人と黒人を織り交ぜた、これまでにリイッシュされたことの無い42曲を含む、全81曲を集めたアンソロジー。、76ページのブックレットには曲の注釈、楽譜のカバー、写真やグラフィック、オールドタイム・ミュージシャンで音楽史家として知られるヘンリー・H・サポズニック、ブルーグラス・アンリミテッド誌のレビューで知られるディック・スポッツウッドによるディスコグラフィ、キャロライナ・チョコレート・ドロップスのドム・フレモンによる伝記「The
American Songster」が収録されています。"Are You From Dixie?#では1915年のビル・マーレィ&アービン・カウフマン、1947年のグランパ・ジョーンズ他、ロマンチックなパーラー・ソング"
“When the Bees Are in the Hive”がビル・モンローの手にかかるとこうなるのか等、 様々な聞き比べが出来るのも大変興味深い。
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●BCD-17504 V.A.『Sun Shines On Hank Williams: Sun Artists』CD (本体\3,100-)\3,348-
エルビス・プレスリー、ジョニー・キャッシュを輩出したメンフィスの名門サン・レコードに残されたハンク・ウィリアムスのカバー曲集。ハンク・ウィリアムスの有名曲の数々をジョニー・キャッシュやジェリー・リー・ルイス等、同レーベルの看板アーティストから無名アーティストまでの演奏を収録。ストリング・バンド音楽、ブルーグラス等、アーリー・カントリーからロカビリーに移行する過程を垣間見れて非常に興味深い。
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■インスト |
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●JW-2019 JAKE WORKMAN『Landmark』CD (\2,450-)\2,695-
リッキー・スキャッグス&ケンタッキー・サンダーのリード・ギタリスト、ジェイク・ワークマン、待望のソロアルバム。ジェイクをサポートするのはスチュアート・ダンカン(f)、シエラハル(m)、ラス・カーソン(bj)、ジャスティン・モーゼス(d)、リッキー・スキャッグスやジョン・ジョーゲンソンとのツアーに参加しているジェフ・ピッカー(bs)、ボスのリッキー・スキャッグス(m)、ホイッスルとアコーディオンにジェフ・テイラー、奥さんのレベッカ・ワークマン(f)も参加。豪華なオールスターミュージシャンによる素晴らしい演奏。典型的なブルーグラスを中心に、アイリッシュ、スウィング等、素晴らしいパフォーマンスが楽しめる。 |
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●CO-3512 V.A. 『Old Time Mountain Guitar, 1926-1931』 CD(本体\2,450-)\2,695-
かつて、多くの音楽ファンを狂喜させたカウンティーLP500シリーズでも、最も多くの音楽ファンに受け入れられた一枚がCD化された。今や楽器の代表となったギターも、前世紀のパーラー・ギター・ブームに始まり、今世紀はじめに米国の山間部や南部に至ったギターがアパラチアの貧しい白人達の間でいかに扱われていたか、その一端を知る事が出来る素晴らしいコンピレーションである。ロイ・ハービー、サム・マッギー、フランク・ハッチソン等々、白人ミュージシャンが聴かせるインストを中心にしたギター奏法の数々は、トラビス・スタイル等が完成される以前の様々なフィンガーピッキン・スタイルを聴く事が出来る。ギターの歴史に興味ある人にもお勧めの名盤だ。 |
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●RCSI-1148 MIKE COMPTON & NORMAN BLAKE『Gallop to Georgia:Play The Tunes
of Narmour & Smith』CD(本体\2,450-)\2,695-[再入荷](新ジャケット)
ナッシュビル・ブルーグラス・バンド、ジョン・ハートフォード・ストリングバンドやデビッド・グリアとのデュオを通じてモンロー・スタイルのマンドリンを突き詰めて、自らのスタイルを確立したマイク・コンプトンの最新作はノーマン・ブレイクの抜群のバックアップを得て、1930年代に活躍したミシシッピーのフィドル&ギター・デュオ、ナーモー&スミスのレパートリーを取り上げた全編マンドリン・ソロで聞かせる意欲作。 |
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●ACD-91 DAVID GRISMAN, DANNY BARNES AND SAMSON GRISMAN『Dawg Trio』CD(本体\2,450-)\2,695-
デビッド・グリスマン(m)、息子のサムソン(bs)と鬼才=ダニー・バーンズ(bj,g)によるドウグ・トリオ。盟友=ジェリー・ガルシアのニックネームを冠した"Spud
Boy"、ラグタイムの雰囲気を湛える"Dawg On A String"他、ドウグ・ミュージックの真髄ともいえる、最高のマンドリンのトーンを引き出すフレイジングによる構成も見事な9曲のオリジナル・インストを提供。才気溢れるダニー・バーンズはバッド・リバーズ時代の"Little
Bitty Town"とクロウハンマーで弾き語る"Money Moves Up"と、ジョン・ハートフォードの雰囲気を感じさせる"Super
Grits"の3曲のボーカル曲を提供。サムソンはジョン・ハートフォード作"No End Of Love"でボーカルを聞かせる。ジム&ジェシーの十八番でジェリー・ガルシア・アコースティック・バンドでも取上げていた"It's
A Long Long Way to The Top"で締めくくる。 |
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●PATUX-292 BILLY BAKER『Wise County Fiddler』CD(本体\2,450-)\2,695-
Wise County Breakdown/Lonesome Indian/Katy Hill/Help Me Make it Through
the Night/Billy in the Low Ground/Wheel Hoss/Fireball Mail/Walking in My
Sleep/In the Sweet Bye and Bye/I Like to Hear ‘Em Preach It
1963年の伝説のビル・モンロー&ブルーグラス・ボーイズにデル・マッカリーやビル・キースと共に参加、都会のブルーグラス・ファンに強烈な印象を与えた伝説のフィドラー=ビリー・ベイカーのパタクセントからのリリース。
全盛期の切り込みの鋭さは望むべくもないが、ケニー・ベイカーの"Washington County"をタイトルだけ代えた"Wise
County Breakdown"、"Katy Hill"や"Billy in the Low Ground"等、フレーズの端々に往時を偲ばせてくれるオーソドックスなフィドル・アルバム。
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●REB-8009 V.A.『True Bluegrass: Mandolin』CD(本体\1,800-)\1,980-
ブルーグラスのインディーズの老舗、レベル社とカウンティ社の豊富の音源からマンドリンのインストルメンタルを選りすぐったコンピレーション作品。カウンティ盤のビル・モンロー、レッド・レクター、ハーシャル・サイズモア、ドイル・ローソン等、超ベテランから、アラン・バイビー、デンプシー・ヤング、ジミー・グッドロウ、ラリー・ライス、ブッチ・バルダサリ、スコット・ネビア他。フランク・ウェイクフィールド&レッド・アレンの"Bill
Cheatham"はレッド・クレイからリリースされている『Frank Wakefild, Don Stover, Kenny Kosek,
Kevin Smyth, Greg & Neal Allen』(RC-104\2,138-)のセッションのアウトテイクの未発表音源。
ハーシャル・サイズモアのマスターピースで若手のジャムでも人気の高い"Rebecca"、ドイル・ローソンの押し出しの強いピッキングでキャッチーなメロディを奏でる"Lover's
Concerto"、ジェリー・スチュアートの変則チューニングがユニークな"Rocky Run"、ケニー・ベイカーの作品にビル・モンローがサイドメンとして参加した"Road
to Columbus"、A-4丸穴マンドリンのサウンドが特徴的なレッド・レクター(m)とノーマン・ブレイクー(g)の"Cricket
on the Hearth"といったカウンティ音源、リッキー・スキャッグスのデビュー・ソロから弾けるピッキングが特徴的な"Florida
Blues"や カール・シフレットやロスト&ファウンドのアルバムた収録されたユニークなマンドリン曲がフィーチャーされている他、良く吟味された選曲が嬉しい。
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●REB-8010 V.A. 『True Bluegrass Guitar』CD(本体\1,800-)\1,980-
ブルーグラスのインディーズの老舗、レベル社の豊富の音源からギターのインストルメンタルを選りすぐったコンピレーション作品。トニー・ライスの"Salt
Creek""Red Haired Boy""Billy in the Lowground"と"Georgia
On My Mind"極めつけの4曲を始めとして、14歳の頃のコディ・キルビー、クリンチ・マウンテン・ボーイズのギタリストを20年間勤め上げた故ジェームス・アラン・シェルトン、デビッド・グリア、ケニー・ベイカー、ラリー・スパークス、チャーリー・ワーラー他、全19曲。ケンタッキー・サンダーからトラベリン。マッカリーズで活躍中のコディ・キルビー、ラルフ・スタンレーのバンドのメンバーとしてクリンチ・マウンテン・ボーイズ・スタイルのクロス・ピッキング・ギターを継承していた故ジェームス・アラン・シェルトン、トニー・ライス・クローンとしてJ.D.クロウ&ニューサウスのギター&ボーカルを務めたリチャード・ベネット、ドン・レノのスタイルのバンジョーの名手でギターにも長けているジェレミー・スティーブンス、ケニー・スミス&ティム・スタッフォード等、様々なスタイルが聞けるのが興味深い。 |
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●PC-1232 JESSE MCREYNOLDS & FRIENDS『Play The Bull Mountain Moonshiner's
Way』CD(本体\2,450-)\2,695-
2019年7月9日に90歳の誕生日を迎えたジェシー・マクレイノルズ(m,f,v)、兄ジム (1927?2002)没後もバージニア・ボーイズのサウンドを継承して、現役で活動を続けている。この作品は彼らの祖父でカントリー音楽のビッグバンと云われ、カーター・ファミリー、ジミー・ロジャースを輩出したブリストル・セッションに参加していたチャールズ・マクレイノルズが録音に使った200年以上前に造られたフィドルとジェシーの叔父ウィリアムのバンジョーを用いて、彼らの音楽的遺産を辿るという内容。選ばれたフィドラーはスティーブ・トーマス(f,g,m,bs)、キャロリン・ローズ・ログストン、ジム・ブキャナン、マイケル・クリーブランド、バディ・グリフィン(f,g,bj)、トラヴィス・ウェッツェル、ジム・ブロック、エディ・スタッブス、グレン・ダンカンとジェシー自身。バンジョーにはマイク・スナイダー、レイモンド・マクレイン、ジェレミー・スティーブンス。スタンレー・ブラザーズの故郷とも程近いバージニア州コバーンで密造酒つくりで生計を立てながら、フイドル音楽を楽しんだ往時の生活を偲ばせるタイトルソング他、15曲の有名フィドルチューン。 |
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■日本のアーティスト2019年リリース作品 |
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●RCSI-1175 小寺拓実『SUNSET GLOW』CD(本体\2,315) \2,500-
2018年ウィンフィールドのバンジョー・コンテストで2位入賞の快挙を成し遂げた小寺拓実、今年3月にレコーディング、構想から含めて1年半かけて創り上げたソロ・アルバム。2017年にジョージア州サバナミュージック・フェスティバルのアコースティックミュージックセミナーで同世代の優れたミュージシャンとの交流をきっかけに日本の音楽仲間と自信を持って世界に発信できる音楽を創り上げるという目標が結実、安永一平(m)、塚田慎太郎(g)、永田徹(f)、手島昭英(bs)を基本バンドに彼のメンターで本作のディレクターも務めた有田純弘(bj,g)、山田拓斗(f)、戸松研人(piano)、クリス・シルバースタイン(bj)という面々。箱根フェスでレコーディング・メンバーで1曲のみ披露した"New
String Waltz"他、6曲のオリジナルに加えて、ブルーサイド・ロンサムとの"I'm Blue, I'm Lonesome">永田とのフィドル&バンジョー"Forked
Deer"、有田とのバンジョー・デュオによるモーツアルトのピアノソナタ ハ長調 K. 545 、4弦バンジョーをスリー・フィンガー・スタイルにアレンジしたハリー・リーサー"Lollypops"4曲のカバー。ムーンシャイナー9月号(MS36-11
\550)にて特集記事掲載中。 |
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●RCSI-1174 きつねのトンプソン『Foxology』(本体\1,852-)\2,037-
小寺拓実が参加する異種創造音楽バンド、「きつねのトンプソン」のデビュー作。バンジョーと木琴(シロフォン)という共にアフリカ起源の楽器をフロントにウッドベースとドラムというクァルテット編成でラグタイム、ブルーグラス、ジャズ等々を演じる。 |
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●GCP-001 THE BRIARS CD(本体\926-)\1,000-
ザ・ジェントルメン、タヒチ・クラブ等で活躍する東京ブルーグラス界の重鎮、須貝重太率いる、シティ派ブルーグラスの先駆者的存在として60年代フォーク・リバイバルから登場したグリーン・ブライアー・ボーイズと12弦ギターを駆使したサウンドが特徴的なモダン・フォーク・バンド、ルーフトップ・シンガーズのカバー・バンド、ブライアーズのデビューCD。60年代のニューヨーク、グリニッジビレッジやブリーカー・ストリートの雰囲気を伝えてくれる。
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●MM-2019 みなかみまゆ子(本体\1,389-)\1,500-
元気を出して/大切なひと 〜The Lakes Of Pontchartrain〜/Desperado/ひこうき雲/石狩挽歌/竹田の子守唄/やさしさに包まれたなら/Ring
Them Bells/木蘭の涙/翳りゆく部屋 酪農学園大学のブルーグラス出身で、現在は扇町ボンバーズ、ひいらぎ弦楽団等で活躍、札幌のライブ・ミュージックの発信基地として重要な珈琲軽食ひいらぎの店主も務めるみなかみまゆ子のソロ・アルバム。ハードトゥファインドのギター&ブズーキ奏者でひいらぎの常連客でも有る星直樹との共同プロデュースで、耳に馴染みのあるメロディを素朴で清涼感のあるボーカルで聞かせる。 |
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●MBMC-1736 COUNTRY GONG BANG『We All Need Bluegrass』CD(本体\2,450-)\2,695-
2016年の宝塚フェスに参加、高い音楽性を披露した韓国のブルーグラス・バンド、カントリーゴンバン、K-POPのセッション・ミュージシャンやレッスンで生計を立てながら、ソウルでブルーグラス・ジャムを主催に、啓蒙活動にも勤しんできた彼らの、満を持してのデビュー・アルバム。詳細なプロフィール、曲目解説はムーンシャイナー3月号(MS-3605)の特集記事ご参照下さい。 |
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●KURI-0001 木崎豊『気のせい』CD(本体\2,778-)\3,000-
京都在住のベテラン・オートハープ奏者でシンガー&ソングライターで、第1回宝塚ブルーグラス・フェスティバルに参加しているクリさんこと木崎豊、音楽活動50周年を記念してリリースされたデビュー・ソロ作品。プロデュースには北村謙。
「アルバム創ったら?」から何年たったことだろう?この曲にはこのメンバー?あの曲にはこのメンバー?と考えても見たが結局は「一人で奏ったほうがいい」を決断 木崎豊の囁くようなAutoharpの音色を彼の耳に聞こえているように表現したAutoharperだけでなく十分に楽しめるアルバム(公式サイトより) |
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●MNJS-0007 MAREKA NAITO, JUNJI SHIROTA & ALEC BROWN 『Just a Hunch』CD(本体\2,315-)\2,500-
城田純二、内藤希花とアーカンソー出身のチェロ奏者アレク・ブラウンとのトリオ。古いフィドルチューンの"Farewell to Trion"、ビル・モンロー&ケニー・ベイカーの"Jerusalem Ridge"を取上げている。 |
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●RCSI-1176 コーラス・ウォーター『おいしい水』(本体\1,000-)\1,100-
夕景/魔法をかけさせて/そろそろ猫になりたいな/星遊び/ものぐさデイズ
名古屋大学ブルーグラスのブルーグラス・サークルに所属するコーラス・ウォーターの自主制作ミニ・アルバム。瑞々しい感性で書かれたJ-POPよりのオリジナル曲をバンジョーレスのブルーグラス編成で演じる。
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■映像おすすめ |
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●CMLR601D V.A.『Country Music: Live At The Ryman』DVD120分(本体\3,450-)\3,795-
(リージョン1に設定の為、国内のプレイヤーでは再生できない可能性があります。)
『Civil War』(1990)、『Jazz』(2001年)他、優れたドキュメンタリー作品を世に送り出してきたケン・バーンズが手掛けた新作『Country Musicn』PBS(公共放送サービス)の16時間に亘るドキュメンタリー番組『Country Music』の放映に先駆けて、ナッシュビルのライマン公会堂で行われたオールスター出演によるコンサートのライブ映像。出演はダークス・ベントレー、ロザンヌ・キャッシュ、ロドニー・クロウェル、リアノン・ギデンズ、ビンス・ギル、ブレンダ・リー、キャシー・マテア、ケッチ・セコー(オールド・クロウ・メディスン・ショー)、リッキー・スキャッグス、マーティ・スチュアート、アスリープ・アット・ザ・ホイール、ホリー・ウィリアムス、ドワイト・ヨーカム他。本編の全8話のDVD8枚組セット(KBCM600D\12,155-税込)もある。 |
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●MVD2331D V.A.『Woody Guthrie All-Star Tribute Concert 1970』DVD 80分(本体\3,150-)\3,465-
1970年にカリフォルニア州ハリウッドにある野外音楽堂、ハリウッド・ボウルで開催されたウッディ・ガスリー追悼コンサートの模様を収めた映像作品。出演はウッディの息子、アーロ・がスリー、ジョーン・バエズ、ピート・シーガー、カントリー・ジョー・マクドナルド、オデッタ、リッチー・ヘブンス、ランブリン・ジャック・エリオット。ナレーションに映画『イージーライダー』の主演、ピーター・フォンダとウィル・ギアが務める。12分のボーナス映像としてアーロとジャックののリハーサル、ジャックの"1913
Massacre"、オデッタ"John Hardy"、ジョーン・バエズ"Pastures Of Plent"が収められている。ジョン・ピラ(g)、クリス・エスリッジ(bs)、ジョン・ベランド(d)、スタン・プラット(drums)、ギブ・ギルボウ(f)、サド・マクスウェル(g)、ライ・クーダー(g,m)がサポート・ミュージシャンとして参加。 |
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■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品 |
*ラマーグリア追悼 |
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●BCD-15529 BILL MONROE "1959-1969" CD4枚組(本体\11,000-)\11,880-
ビル・モンロー60年代全曲集。ビル・キース、デル・マッカリー、ピーター・ローワン、リチャード・グリーン、ローランド・ホワイト、バイロン・バーライン等々、フォーク・ブームを背景に、都会生まれの若者をメンバーに加えることで、モンロー自身が変化していった姿をとらえている。 |
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●SF-40065 HAZEL DICKENS & ALICE GERRARD "Pioneering Women of Bluegrass"CD(本体\2,750-)\2,970-
TB Blues/The One I Love Is Gone/Who's That Knockin?/Walkin' in My Sleep/Won't
You Come and Sing for Me?他全26曲
女性ブルーグラスにとって歴史的な、そしてデビッド・グリスマンという天才マンドリン奏者の若き衝動を知る、60年代ブルーグラスの名盤の完全復刻。「女性にブルーグラスは無理」という定説?を完全にひっくり返してしまった、つまり女性でもハイ・ロンサム・サウンドが創れるというヘイゼル・ディッケンズとアリス・ジェラードの1965年録音作品全26曲(LP2枚分="Who's That Knocki?"と"Won't You Come and Sing for Me?") |
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●ARH-9003 STRANGE CREEK SINGERS CD(本体\2,450-)\2,695(再入荷)-
1969年に録音されたマイク・シーガー、アリス・ジェラード、ヘイゼル・ディケンズ、トレイシー・シュワルツ、ラマー・グリアによるオールドタイムとブルーグラスに強烈な南部土着音楽文化をまぶして出来上がった音楽である。 |
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(ムーンシャイナー2月号レビュー紹介作品) |
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●ROU-00638 BILLY STRINGS 『Home』CD(本体\2,450-)\2,695-
●LSR-001 DEWEY AND LESLIE BROWN and the Carolina Gentlemen『Under the Mountain
●MH-1758 GRASCALS 『Straighten the Curves』CD(本体\2,450-)\2,695-
●MH-1868 THE CHUCK WAGON GANG『No Depression in Heaven』CD(本体\2,450-)\2,695-
●PATUX-338 SOUTH CAROLINA BROADCASTERS『Home to Stay』CD(本体\2,450-)\2,695- |
■教則、書籍おすすめ |
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●BRC-5005 ALAN BIBEY 『Bluegrass Mandolin Method: A Guide To Melodic Improvisation
And Soloing』DVD118分 (本体\2,750-)\3,025-再入荷
超絶テクニックを武器にニュー・クィックシルバー、サード・タイム・アウトを皮切りにメインストリーム・ブルーグラス・シーンを歩み続けて来たアラン・バイビーによるマンドリン教則DVD。"Blue
Ridge Mountain Home"のイントロ、フィルイン、リズム・チョップ、間奏他、"Cincinatti Rag"と"Daybreak
in Dixie"。基本的なテクニックからマンドリン・ソロの組み立て方まで幅広い内容。基本的なマンドリンの構え方、ピッキングするときの右手の位置、フレットの抑える時の左手の位置。開放弦を使ったスケールと小指を使ったクローズ・ポジションでのスケール練習。クローズポジションによる基本的なマンドリン・チョップからダブルストップのポジションで余った指でミュートするモダンなスタイルのリズム・プレイ。Head
Over heelsやcan't You Hear Me Calling, Nine Poubd Hammerを例題にしたイントロやソロの作り方。Blue
Ridge Cabin Homeを題材にKey of Bのソロとバックアップの組み立てとギターとのデュオでパフォーマンス。"Cincinatti
Rag"では基本的な5度進行のメロディの組み立てからファンシーなリックを加える方法を伝授。"Daybreak in Dixie"ではダブルストップを使った基本的なソロとギターを加えたパフォーマンス。 |
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●BU-20/01 2020年1月号 \1,100-
昨年の11月22日に亡くなったムーンシャイナー誌の編集長、井上三郎追悼、ブルーグラスとスカイダイミングや遊覧飛行が合体したフライ・イン・フェスティバル、86年の歴史を持つホィーリング・ジャンボリー、再オープンするキャンプ・スプリング、ノースキャロライナ州フィドラーズ・グロウブキャンプ場、恒例2020年フェスティバル・ガイド、フェスティバル・バンド・コンテスト。 |
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●BOOK-57 『EARL SCRUGGS AND FOGGY MOUNTAIN BREAKDOWN: THE MAKING OF AN AMERICAN
CLASSIC (MUSIC IN AMERICAN LIFE)』BOOK(本体\3,000-)\3,300-
アール・スクラッグスが1949年に録音したブルーグラスで最も有名なインストルメンタル曲"Foggy Mountain breakdown"の起源と影響を掘り下げ、アールの妻、ルイーズ、ベラ・フレック、カーリー・セクラー、マック・ワイズマン、ジェリー・ダグラス等へのインタビュー等を通じて、ビル・モンローとの関係等々、アール・スクラッグスの伝説的な経歴に迫った著作。 |
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●ES-BOOKAO EARL SCRUGGS『and his Five String, Revised and Enhanced Edition』Book+ONLINE AUDIO(本体\6,250-)\6,750-
バンジョー教則本のバイブル改訂版が再入荷。これまで の『Foggy Mountain Banjo』や『Foggy Mountain Jamboree』からのタブ譜に加えて、新しく追加されたタブ譜はフ
ラット&スクラッグス以降を中心に以下の通り、"American Made-Worls Played"、"Bleeker
Street Rag"、"Broad River"、"Carolina Boogie"、"Carolina
Traveler"、"Instrumental in D Minor"、"Loraderojpst III
Breakdown"、"Pedal to the Medal"、"Pick Along"、"Roller
Coaster"、"Silver Eagle"、"Station Break"、"String
Bender"、"Train Number Forty-Five"、そしてオリジナル版からカットされたのは、"Down
the Road""Maggie Blues""Nine Pound Hammer""Home
Sweet Home/Silver Bells(Banjo Duet)"。また、自筆のセルフバイオグラフも加えられている。 Earl自らの説明とサウンとがダウンロードできる。 |
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■楽器、その他…… |
(春のフェス・シーズン到来を控えて楽器のメンテナンスを承ります)
●フィドル・メンテナンス
弓毛替え(\6000+税)ブリッジや魂柱調など、メンテナンスも行います。その他の楽器につきましてもお気軽にお問い合わせ下さい。
●MISC-EJM74 『ダダリオ・マンドリン・モネル弦ミディアム』(本体\2,400-)\2,640-
ギブソン社が採用してサム・ブッシュが愛用したモネル弦がダダリオ社からリリースされた。ニッケルと銅の合金であるモネル製の巻弦を使用、通常のブロンズ弦に比べてぎらついた感じがあまりしないので、張りたての状態でもウッディな暖かみのある楽器本来の音色を引き出すのに適しています。
派手さは無いがナチュラルな響きが魅力でビンテージ楽器の本来の鳴りを引き出すことで愛用者も多い。ミディアム・ゲージ (11, 15, 26, 40)、2弦のチューニングが安定するので推奨、サム・ブッシュが好むミディアム・プラス(11, 14, 25, 41)も有り。
張りたてのきらびやかな感じがお好みの方はデビッド・グリスマン愛用のフォスファー・ブロンズ、定番のEJ74(\1,320税込)をお勧めします。
●TBFT-2019宝塚ブルーグラス・フェスティバルのオフィシャルTシャツ通販格価 \2,500- (税、送料込)
カラー白、サイズはM(アメリカンサイズです。日本の通常サイズより少し大きめです)
サイズ M: 着丈: 72.0 身幅: 51.5 袖丈: 17.5 肩幅: 47.5 |
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■輸入雑誌 |
■バンジョー・ニューズレター誌 |
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●BNL-20/02 2020年2月号 \970-
映画『脱出』で使われた"Dueling Banjos"他、バンジョー・プレイヤーとして又、マルチ・インストルメンタリストとして数々の功績を残したエリック・ワイズバーグを称えて、彼の足跡と多くの信奉者のコメントを綴ったカバーストーリーとタプ譜"Pony
Express""Jesse James"、デイル・アン・ブラッドレイのバンジョー奏者として又、ミュージック・キャンプのインストラクターとしても活躍するマイク・サムナー・インタビュー、スクラッグス・コーナーはアール・スクラッグス・レビュー『Today
and Forever』よりモンロー"Blue Moon of Kentucky"他。 |
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■ブルーグラス・アンリミテッド誌 |
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●BU-20/02 2020年2月号 \1,100-
ドブロの新たな可能性を広げるロブ・アイクス、IBMAアワード年間最優秀新人とギターの2部門を獲得した注目のビリー・ストリングス、トラッド・グラスのニュースター=キャロライナ・ブルー、ベラ・フレック主宰のブルーリッジ・バンジョー・キャンプ、バレンタイン・ディに因んでケニー&アマンダ・スミス、ウェイン&クリスティン・スコット・ベンソン他ブルーグラス界のおしどり夫婦特集他。
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月刊『ムーン・シャイナー』 |
1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、音楽の真髄を探求する月刊誌。
■定期購読:1年\6,400-
半年\3,500-
お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
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●2020年2月号 MS-3704 (通巻436号)\550-(税込)
ムーンシャイナーはこうして始まった、ラマー・グリア逝去で振り返る裏街道なバンジョー、佐々木仁さん追悼、How To Play Bluegrass #14バンジョーTAB譜"Tennessee"Jimmy Martin、今だから聴いてみよう!、サブさん追悼2、ビル・エマーソン インタビュー Part 3、同志社大SMMA創立50周年記念 ブルーブラスOB会レポート、The Story of The Bluegrass Album Banjo、ケン・バーンズ『カントリー・ミュージック』、成田勝浩のロンサム・エアポート第百七十八話「、学生ブルーグラスプロファイル#79 高澤拓夢東北大学ブルーグラス同好会、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバル他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です。 |
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B.O.M.ご利用方法 |
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