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    B.O.M.Newsletter #466  
            2019年8月16日  
   
 

 
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目   次

今月のハイライト   1  
新入荷ダイジェスト    2  
   3
 (ブルーグラス)
   4   (オールドタイム、フォーク、アメリカーナ)
   5  (カントリー・ポップ新入荷)
   6  (日本のアーティスト新入荷)
新入荷作品解説    7  
   8  ■ブルーグラス新入荷
   9  ■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
   10  ■インスト新入荷
   11  ■カントリー・ポップ新入荷
   12  ■発掘・編集最新入荷
   13  ■日本のアーティスト
最近作/お勧め作、再入荷    14  
   15  ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
   16  (ムーンシャイナー9月号レビュー紹介作品)
   17  ■ブルーグラス最近作/お勧め作
   18  ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作/お勧め作
   19  ■カントリー/ポップお勧め
   20  ■発掘/再発見お勧め
   21  ■映像おすすめ
  22  ■アジアのアーティスト
楽器関連作品    23  
   24  ■バンジョー
   25  ■マンドリン
   26  ■フィドル
   27  ■ギター
   28  ■オートハープ
   29  ■ベース
   30  ■教則おすすめ
楽器、その他……    31  
輸入雑誌   32  
   33  ■バンジョー・ニューズレター誌
   34  ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
月刊『ムーン・シャイナー』   35  
 B.O.M.ご利用方法   36  


 今月のハイライト
  ●ACD-90 V.A.『Bluegrass Reunion Deluxe Edition』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Back Up and Push (Theme)/She's No Angel/I'm Just Here to Get My Baby Out Of Jail/The Fields Have Turned Brown/To Love and Live Together/I'm Blue, I'm Lonesome/Pidgeon Roost/Down Where the River Bends/Love Please Come Home/Letter From My Darlin/Is This My Destiny?/Ashes of Love/Is it Too Late Now?/Little Maggie/Will You Miss Me When I'm Gone?/Back Up and Push (Theme)/On and On/The Fields Have Turned Brown

 ホンモノのブルーグラス・ボーカリストとして、一部のシティ派ブルーグラッサーから熱烈な支持を受けた、故レッド・アレン(1930年-1993年)を主役に、デビッド・グリスマン(m)、ハーブ・ペダーソン(bj)、ジム・ブキャナン(f)、ジェイムズ・カウィン(bs)、そしてジェリー・ガルシア(g)が3曲に参加した素晴らしい1992年発表のトラッドグラス作品に2曲の未発表音源を加えたデラックス・エディション。グリスマンはレッド・アレン&フランク・ウェイクフィールド名義でフォークウェイズからリリースされたアルバムでプロデューサーとしての最初の仕事を得てカウンティから1966年に出たアルバムにマンドリン・プレイヤーとして参加。ハーブ・ぺダーセンとは1967年にカリフォルニアで、短命に終わったスモーキー・グラス・ボーイズとして活動、1982年には、ジム&ジェシーのエピック録音で活躍、元DGQのメンバーで本作にも参加のジム・ブキャナンを交えて『Here Today』(ROU-0169)を発表、グリスマンとガルシアは1973年リリースのオールド&イン・ザ・ウェイでの共演を始め、数々のコラボレーション作品を発表している。ベースにはDGQのジム・カーウィン。フィドル・チューンのテーマにはじまり、典型的なラジオ・ライブを模した抜群の選曲がグリスマン美学を盛り上げる。レッド・アレンがオズボーン・ブラザーズとMGMに残した"She's No Angel""Is This My Destiny?"、ウェイクフィールドとの"I'm Just Here to Get My Baby Out Of Jail"、J.D.クロウ&ケンタッキー・マウンテン・ボーイズ時代の名演が印象的な"Down Where the River Bends"、フォークウェイズ時代のフランク・ウェイクフィールドを髣髴させるマンドリン・イントロに導かれてハーブ・ぺダーセンが歌い上げる"Little Maggie"やジム・ブキャナンのボーカルで"To Love and Live Together"。ジェリー・ガルシアによるスタンレー曲"The Fields Have Turned Brown"、ジョニー&ジャック他、デッド系ブルーグラスで好んで取上げられる"Ashes of Love"等々。今回のボーナス・トラックとしてガルシアのリード・ボーカルによる"On and On"とバッサー・クレメンツのフィドル・ソロによる"The Fields Have Turned Brown"と別テイクの"Back Up and Push"が新たに収録されている。グリスマンやガルシアにとっては正にアイドルとの「夢の共演」なのである。
 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス)
  ●ACD-90 V.A.『Bluegrass Reunion Deluxe Edition』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 ホンモノのブルーグラス・ボーカリストとして、一部のシティ派ブルーグラッサーから熱烈な支持を受けた、故レッド・アレン(1930年-1993年)を主役に、デビッド・グリスマン(m)、ハーブ・ペダーソン(bj)、ジム・ブキャナン(f)、ジェイムズ・カウィン(bs)、そしてジェリー・ガルシア(g)が3曲に参加した素晴らしい1992年発表のトラッドグラス作品に2曲の未発表音源を加えたデラックス・エディション。
  ●COMP-4738 LOUISA BRANSCOMB 『Gonna Love Anyway』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-歌詞付

 アリソン・クラウスのカバーした"Steel Rails"のソングライターとして一躍有名になったルイーザ・ブランスコム。爽やかな女性ボーカルによる"Blue Ridge Memries"で日本でも人気を集めたブート・ヒルのバンジョー&ボーカルとして活躍した彼女の8年ぶりとなる作品。
 (オールドタイム、フォーク、アメリカーナ)
  ●SFW-40207 V.A.『Mike Seeger's Final Trip Through Appalachia On ' Just Around The Bend'』2CD+DVD(本体¥5,500-)¥5,940-

2-CD and DVD features Riley Bagus, Rhiannon Giddens, Leroy Troy and Joey Ayers

 フォーク・リバイバルの最大の功労者の一人、マイク・シーガーが2009年に妻のアレクサ・スミスと映像作家のヤシャ・アギンスキーと共にアパラチア・マウンテンを訪ねて、現地のオールドタイム・バンジョーのプレイヤーの音源と映像を集めた最後のフィールド・レコーディング&映像集。 
 (カントリー・ポップ新入荷)
  ●B003035602 VINCE GILL 『Okie』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-

I Don't Wanna Ride The Rails No More/The Price Of Regret/Forever Changed/An Honest Man/What Choice Will You Make/Black And White/The Red Words/When My Amy Prays/A Letter To My Mama/Nothin' Like A Guy Clark Song/That Old Man Of Mine/A World Without Haggard

 ビンス・ギル、彼の生まれ故郷、オクラホマ出身者を意味するオーキーとタイトルされた待望のニューアルバム。詳細次号にて。
 (日本のアーティスト新入荷)
  ●MM-2019 みなかみまゆ子(本体¥1,389-)¥1,500-

 酪農学園大学のブルーグラス出身で、現在は扇町ボンバーズ、ひいらぎ弦楽団等で活躍、札幌のライブ・ミュージックの発信基地として重要な珈琲軽食ひいらぎの店主も務めるみなかみまゆ子のソロ・アルバム。ハードトゥファインドのギター&ブズーキ奏者でひいらぎの常連客でも有る星直樹との共同プロデュースで、耳に馴染みのあるメロディを素朴で清涼感のあるボーカルで聞かせる。 
 新入荷作品解説
 ■ブルーグラス新入荷
  ●ROU-610065 PO' RAMBLIN BOYS 『Toil Tears & Trouble 』CD(本体¥2,450-)¥2,646-近日入荷予定

Next Train South/Hickory, Walnut & Pine/Cold Hard Truth/Toil, Tears & Trouble/Ice Covered Birches/Old New Borrowed and Blue/Bidding America Goodbye/Don't Kneel at My Graveside/Ice On The Timber/Widow Mae/Searching For a Soldier's Grave/Longing For The Ozarks全12曲

 ミズーリ州をベースに黄金時代のブルーグラスを再現したようなワンマイクを駆使したオールド・ファッションなスタイルでトラッド・ブルーグラス・ファンのみならず、そのエネルギッシュなパフォーマンスで、若いプログレッシブなストリングバンド音楽ファンからも支持されているというポーランブリン・ボーイズのラウンダー・デビュー盤。エンジニアにはアリソン・クラウスやサラ・ジャローズも担当したゲイリー・パチョーザ。先行シングルの"Next Train Southがチャートを賑わせていて待ちに待ったアルバム発売。タイトル曲はコニー&ジョーのバックウッズ・ボーイズの古いスターディ録音から、ラウンダー社の創立者の一人、ケン・アーウィンが、ポーランブリン・ボーイズが一時バックバンドを務めていたことも有る、ジェームス・キングがこの曲を録音するときに作者のコニー・ゲイトリーに新たに3番の歌詞を依頼したと言う曰く付き。タニヤ・タッカーの"Bidding America Goodbye"、オースチンのシンガーソングライター=スレイド・クリーブスの"Hickory, Walnut & Pine"、80年代にオケーンズとしてヒットを飛ばしたジェイミー・オハラ作でジョージ・ジョーンズで知られる"Cold Hard Truth"、イリノイのフォーク・デュオ=ゴードンズの"Widow Mae"、ケン・アーウィンの強い勧めで取上げたバリー&ホリー・タシアンの"Don’t Kneel At My Graveside"、レボナ社から2枚のアルバムを残したパイン・ヒル・ランブラーズのレパートリーから"Ice Covered Birches"ではアラスカ在住の作者のカール・ホフマンを尋ねて3番の歌詞を新たに加えた。ロイ・エイカフ作でハンク・ウィリアムスやスタンレーも取上げていた"Searching For a Soldier's Grave"、オザーク・ブルーグラスの先達、シダーヒルのレパートリーから"Ice on the Timber"という選りすぐりの選曲で聞かせる。
  ●PATUX-335 SERENE GREEN『Have At It 』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Later In the Evening/Hop Bottom/Good Conversation/(I Finally Can't Stand) The Thought of You/Diggin' a Hole/Haywood/Fed and Free/Malicia/Bartender's Blues/Flowers Don't Mind/Far Apart/Have At It/Serene Green/Have At It

 ペンシルベニア・ネイティブによる4人組、トラディショナル・ブルーグラスに深く根ざしたオリジナル・ソングを手作り感溢れる素朴なサウンドでストレートに表現する様子は新鮮。2017年にオール・オリジナルの『To Whom It Pertains』をリリースして以来の2作目。クロスピッキングを随所に取り入れたリードギターとメロディアスなマンドリンやバンジョー、プレイに粗さは有るが、彼らの個性にマッチした演奏で、素朴なボーカルとあいまって好感が持てる。ジョージ・ジョーンズのコブシ効かせまくりの歌唱で知られる"Bartender's Blues"も拍子抜けするくらいあっさりと歌われている。不思議な魅力をたたえたバンド。
  ●ROU-00620 BLUE HIGHWAY『Somewhere Far Away - Silver Anniversary』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-近日入荷予定

Both Ends of the Train/Somewhere Far Away/Dear Kentucky/In Texas Tonight/Cochise County/Orville’s Webb/Ain’t No Better, Ain’t No Worse/A Place I’ve Never Seen/I Already Do/Life Song/I Can’t Think of One/That Sounds More Like Heaven to Me全12曲

 IBMAアワードを始めとして数々の受賞歴を誇るブルー・ハイウェイ自身のプロデュースによる最新作『Somewhere Far Away:Silver Anniversary』。ティム・スタッフォード(g)、ウェイン・テイラー(bs)、ショーン・レイン(m,f)、ジェイソン・バールソン(bj)という創立メンバー(ロブ・アイクスのみ2015年に脱退)が25年の歳月をかけて創り上げたオリジナル・サウンドの集大成。ドブロに若手有望株、ゲイリー・ハルトマンを迎えて、優れたソングライティングと見事なハーモニーと魅力的なボーカル、卓越した演奏技術を駆使して非常にソフィスティケイトされたサウンドを武器にメインストリーム・ブルーグラスを牽引してきた。本作では西部をテーマとした12曲のオリジナル曲。
  ●COMP-4737 MICHAEL CLEVELAND『Tall Fiddler』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Arkansas/High Lonesome Sound/20 Cent Cotton and 90 Cent Meat/Beauty of My Dreams/5-String Swing/Old Time River Man/Tennessee Plates/Tall Fiddler/Tarnation/Son of a Ramblin' Man/Mountain Heartache/Me and Helen/Lazy Katie

 グラミー賞ノミネートをはじめIBMAアワード年間最優秀フィドラー11回受賞としいう快挙を遂げたマイケル・クリーブランド、最近、ドキュメンタリー映画『Flamekeeper:The Michael Cleveland Story』も公開されて乗りに乗っている彼の最新作。デル・マッカリーを迎えて"“Beauty of My Dreams”、ティム・オブライエンを迎えてジョン・ハートフォードの"Old Time River Man"やジェリー・ダグラス、トラベリン・マッカリーズ、、フィンガーピッキングの名手で最近はグリスマンを始めとしてブルーグラス系との共演も多いトミー・エマニュエルやサム・ブッシュ、ベラ・フレック等々、豪華なゲストを迎えて幅広いレンジの選曲で聞かせる意欲作。詳細、次号にて。
  ●COMP-4738 LOUISA BRANSCOMB 『Gonna Love Anyway』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-歌詞付

Gone/Gonna Love Anyway/Barefoot Girl/Steel Rails/Ain’t No Good Goodbye/Blue Moon Blues/Freight Train for a Song/There’s No Marker on Our Grave/Riding Double on My Old John Deere/Blackbird in the Rain/End of the Line全12曲

 アリソン・クラウスのカバーした"Steel Rails"のソングライターとして一躍有名になったルイーザ・ブランスコム。爽やかな女性ボーカルによる"Blue Ridge Memries"で日本でも人気を集めたブート・ヒルのバンジョー&ボーカルとして活躍した彼女の8年ぶりとなる作品。ルイーザとミッシー・レインズ(bs)の共同プロデュース。
 チャーリー・クシュマン(bj)とデニー・リチャードソン(f)のイントロに導かれてデイル・アン・ブラッドレーにティナ・アデアとスティーブ・ガリーが絶妙のコーラスを聞かせる"Gone"を皮切りに、モリー・タトル(g)、シェラ・ハル(m)、ジム・ハーストによる"Gonna Love Anyway"、ベッキー・ブラーはクロウ・ハンマーをフィーチャーしてラッセル・ムーアとのデュオで"Barefoot Girl"とアリソン・ブラウン(bj)を迎えた"End of the Line"、クレア・リンチの精細なボーカルにジム・ハーストのハーモニーが絶妙な"Freight Train for a Song"等、女性シンガーに加えて、デビッド・ピーターソン(g)とマイク・コンプトン(m)、シャド・コッブ(f)、クリスティン・スコット・ベンソン(bj)によるハイロンサム感濃い"Blue Moon Blues"、ジョニー&ジーネット・ウィリアムスを迎えてルイーザのクロウハンマーをフィーチャーした"There’s No Marker on Our Grave"、ジョッシュ・ウィリアムス(g)の"Riding Double on My Old John Deere"等ね男性ボーカル陣も自由実。ルイーザ自身のボーカルによる"Blackbird in the Rain"、総勢32人のオールスター・キャストで演じる"Steel Rails"は圧巻。
 ルイーザの楽曲の持ち味を活かしたシンガーを集めて、優れたサポート・ミュージシャンを配した素晴らしい作品。全ての歌詞を掲載した16頁のブックレット付き。
  ●REB-1103 SELDOM SCENE『Live at Cellar Door』CD(本体¥2,450-)¥2,646-再発売

Doing My Time/California Cottonfields/Band Intros/Panhandle Country/Muddy Waters (Rosenthal)/Rawhide/Baby Blue/City of New Orleans (Goodman)/Grandfather's Clock/The Fields Have Turned Brown/Hit Parade of Love/Will the Circle Be Unbroken/Pickaway/Dark Hollow/Small Exception of Me/If I Were a Carpenter (Hardin)/Old Gray Bonnet/C & O Canal/Georgia Rose/Colorado Turnaround/He Rode All the Way to Texas/White Line/Rider

 第1期セルダム・シーン(ダッフィ、スターリング、エルドリッジ、オルドリッジ、グレイ)が最も充実していた時の2枚組ライブLPがデジパックの新しいジャケットで、ケイティ・デイリーによる新たなライナーノーツを加えて再発売。最後までアンチ・ナッシュビルを貫き通して、商業主義とは違うところでプロフェッショナルを貫き通したジョン・ダッフィのショーマンぶりとジョン・スターリングの卓越したボーカル、マイク・オールドリッジのドブロの概念を変えた革新的なプレイ等、完璧なアンサンブルで、都会の大人向けブルーグラスを完成させた究極のライブ。
  ●DOWDY-2019 THE DOWDY BROTHERS CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Cold Wind/Crazy Heart/30 Years of Trouble/Pretty Polly/Saviors Grace/Reuben/Raining Here This Morning/She's More to be Pitied/Nine Pound Hammer/Virginia Highland Wind/When My Savior Reached Down For Me/Farewell Blues/Virginia/Crying Holy Unto the Lord

 バージニアの超トラッド・バンド、ブルーグラス・ブラザーズの中心人物、ビクター・ダウディの息子、スティーブン&ドナルドを中心としたダウディ・ブラザーズのデビュー作。
  ●LSR-001 DEWEY AND LESLIE BROWN and the Carolina Gentlemen『Under the Mountain』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-

No Mountain Girl/Write A Letter/Dry Fork Holler/Those Old Mountains/Sawed Off/Ultimate Sacrifice/Little Canary/Pretty Polly/White River Junction/Darlin' Man of Mine/Black Lung/Bury Me On The Mountain/Rock In A River/Pickin' Grinnin'

 晩年のラルフ・スタンレー&クリンチ・マウンテン・ボーイズのフィドラーを務めたデューイ・ブラウンと妻のレスリーによるキャロライナ・ジェントルメン。
 ■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
  ●SFW-40207 V.A.『Mike Seeger's Final Trip Through Appalachia On ' Just Around The Bend'』2CD+DVD(本体¥5,500-)¥5,940-

2-CD and DVD features Riley Bagus, Rhiannon Giddens, Leroy Troy and Joey Ayers

 フォーク・リバイバルの最大の功労者の一人、マイク・シーガーが2009年に妻のアレクサ・スミスと映像作家のヤシャ・アギンスキーと共にアパラチア・マウンテンを訪ねて、現地のオールドタイム・バンジョーのプレイヤーの音源と映像を集めた最後のフィールド・レコーディング&映像集。ボブ・カーリン編集によるDisc1にはノース・キャロライナ、バージニア、ウェスト・バージニア在住のライリー・ボガス、ティナ・ステフィ、リアノン・ギデンズ他11人のプレイヤーによる全26曲、disc2にはケンタッキー、アラバマ、テネシー在住のマット・キンマン、ロバート・モンゴメリー、リロイ・トロイ他8人のプライヤーによる全17曲を収録。DVDにはマウント・エリーのフィドラーズ・コンベンションでのマイク・シーガー自身の演奏やトリッシュ・カービー・フォーからスタートしてCD収録アーティストのパフォーマンスを23のチャプターに収録、見ごたえ十分の内容。DVDボックスサイズの全80頁にわたる解説書付、曲目の詳細に加えて収録アーティストについても詳しく解説されているのが嬉しい。現在も生き残っている南部のバンジョー・サウンド、伝統的なスタイルから発展途上のスタイルまでシーカーの視点で幅広くカバー、次世代へ残した貴重なドキュメンタリーとしてのみならず、ミュージシャンとして又、民俗学者、歴史家としてしてオールドタイム音楽の啓蒙に生涯を捧げたマイク・シーガーへのトリビュートとしても素晴らしい作品。 
  ●DIRT-0094 CHE APALACHE 『Rearrange My Heart』CD(本体¥2,450-)¥2,646- 

Saludo murguero/Maria/The Dreamer/24 de marzo (Dia de la Memoria) /Rock of Ages/The Wall/Rearrange My Heart/春の便り (The Coming of Spring)/New Journey/La milonga del cuis empedernido/ Over in Glory-New Swing/Once Took Me In

 ノース・キャロライナ生まれのフィドラー&バンジョー・プレイヤーで2007年頃に長野で英語指導助手として働きながら、各地のブルーグラスの集まりにも出没していたジョー・トゥループが、帰国後に南米アルゼンチンのブエノスアイレスでブルーグラスをはじめとしたアメリカのルーツ音楽とラテン音楽を融合した"Latingrass"と自ら呼ぶユニークな音楽を「チェ・アパラチェ」というバンド名で2017年より活動を開始、この度、ベラ・フレックのプロデュースで、先鋭的にオールドタイム他、ルーツに根ざした音楽を積極的に発表しているフリー・ダート・レコードからデビュー作をリリース。コロラドのメジャーなブルーグラス・フェスティバルとして知られるロッキーグラスに名立たるアーティストと並んで出演、大きな注目を集めた。ジョーに加えてアルゼンチン生まれのフランコ・マルティーノ(g)、マルティン・ボブリック(m)、メキシコ人のポーバルジャウ(bj)の4人組、ボーカル&ハーモニー、演奏技術共に素晴らしい。本作ではウルグアイのムルガ、カンドンベ、フラメンコ、スタンレー・ブラザーズにも通じるマウンテンゴスペル、ストレートなハードドライブブルーグラスなど、さまざま要素を融合したクリエイティブな作品です。トニー・ライスが好みそうなフォークタッチのメロディにラテンのコーラスが絶妙な"The Dreamer"、ラルフ・スタンレーにも通じるアカペラによるクァルテット・ナンバーで強い政治的メッセージを持った"The Wall"、来日経験を活かした完璧な日本語による民謡調の"春の便り (The Coming of Spring)"、ストレイトなブルーグラス"Over in Glory-New Swing"等々、初めて聴いた音楽では有るが、全く不自然さを感じないのは、それぞれの音楽の本質的な部分を捉えた上で、有機的に融合していると言う印象。素晴らしい。
 ■インスト新入荷
  ●TIKI-015 TRICIA SPENCER AND HOWARD RAINS 『The Old Texas Fiddle Vol. III』CD(本体¥2,750-)¥2,970-近日入荷予定

Campbells Are Coming/John Booker/Gold Rush/The Blind Man/Lost Indian/Get Your Boots/Morg Williams’ Cotillion/United States Marine March/LeaRay Wolf Chase (1,027 Dogs)/Cattle in the Canebrake/Clear the Track/Billy in the Lowground/Old Crippled John/Great Big Taters in Sandy Land/Go Home With the Girls in the Morning/Where the Dogwoods Blossom, on the Dogwood Trail, in Anderson County, Texas, Where I Was Born/Mace Bell’s Civil War March/West Texas Blues/Winding Sheets/Darkness on the Delta/Where is My Gray Horse

 トリシア・スペンサーしハワード・レインズによるテキサス・フィドル三部作の完結編。この中にはクラウド・パーカー、アルトン・ミード、J.P.ホワットレイ、エック・ロバートソン、P.T.ベル、ダック・ウーテン、ボブ・ウィルス等の古いテキサス・ホウダウンと共にジグ、ワルツ、マーチ、ダンス曲等、21曲のレアなフィドル・チューンが収録されています。 
 ■カントリー・ポップ新入荷
  ●B003035602 VINCE GILL 『Okie』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-

I Don't Wanna Ride The Rails No More/The Price Of Regret/Forever Changed/An Honest Man/What Choice Will You Make/Black And White/The Red Words/When My Amy Prays/A Letter To My Mama/Nothin' Like A Guy Clark Song/That Old Man Of Mine/A World Without Haggard

 ビンス・ギル、彼の生まれ故郷、オクラホマ出身者を意味するオーキーとタイトルされた待望のニューアルバム。詳細次号にて。
 ■発掘・編集最新入荷
  ●JSP-7712 BILL MONROE『All The Classic Releases 1937-1949』 4CD(本体 ¥4,500-)¥4,860-価格改定

[DISC 1:CHARLOTTE 1936] My Long Journey Home/What Is Home Without Love/What Would You Give In Exchange?/Little Red Shoes/Nine Pound Hammer Is Too Heavy/On Some Foggy Mountain Top/Drifting Too Far From The Shore/In My Dear Old Southern Home/New River Train/This World Is Not My Home/Watermelon Hangin' On The Vine/On The Banks Of The Ohio/Do You Call That Religion?/God Holds The Future In His Hands/You've Got To Walk That Lonesome Valley/Six Months Ain't Long/Just A Song Of Old Kentucky/Don't Forget Me/I'm Going/Darling Corey/My Savior's Train/I Am Thinking Tonight Of The Old Folks/Dreamed I Searched Heaven For You/The Old Cross Road/The Forgotten Soldier Boy/We Read Of A Place That's Called Heaven/Will The Circle Be Unbroken/Saints Go Marching In/Roll In My Sweet Baby's Arms/Where Is My Sailor Boy

[DISC 2:CHARLOTTE 1937-1938] Am I Ready To Go/What Would The Profit Be/Some Glad Day/I Have Found The Way/I Am Going That Way/Kate Cline/Roll On Buddy/Weeping Willow Tree/I'll Live On/Oh Hide You In The Blood/What Would You Give In Exchange(Part 2)/On That Gospel Ship/What Would You Give In Exchange(Part 3)/Let Us Be Lovers Again/All The Good Times Are Passed And Gone/What Would You Give In Exchange(Part 4)/On My Way To Glory/My Last Moving Day/He Will Set Your Fields On Fire/Sinner You Better Get Ready/Have A Feast Here Tonight/Goodbye Maggie/Rollin' On/The Old Man's Story/I've Still Got Ninety Nine/Little Joe/A Beautiful Life/Pearly Gates/On My Way Back Home/When Our Lord Shall Come Again

[DISC 3:CHICAGO 1940-1946] Mule Skinner Blues/No Letter In The Mail/Cryin' Holy Unto The Lord/Six White Horses/Dog House Blues/I Wonder If You Feel The Way I Do/Katy Hill/Tennessee Blues/Shake My Mother's Hand For Me/Were You There/Blue Yodel #7/The Coupon Song/Orange Blosoom Special/Honky Tonk Swing/In The Pines/Back Up And Push/Rocky Road Blues/Kentucky Waltz/True Life Blues/Goodbye Old Pal/Footprints In The Snow/Blue Grass Special/Heavy Traffic Ahead/Blue Moon Of Kentucky/Toy Heart

[DISC 4:CHICAGO - NASHVILLE 1946-1949] Summertime Is Past And Gone/Mansions For Me/Mother's Only Sleeping/Blue Yodel #4/Will You Be Loving Another Man/How Will I Explain About You/Wicked Path Of Sin/I'm Going Back To Old Kentucky/It's Mighty Dark To Travel/I Hear A Sweet Voice Calling/Little Cabin On The Hill/My Rose Of Old Kentucky/Blue Grass Breakdown/Sweetheart You Done Me Wrong/The Old Cross Roads/That Home Above/Remember The Cross/Little Community Church/Along About Daybreak/When You Are Lonely/Molly And Tenbrooks/Shine Hallelujah Shine/I'm Travelin' On And On/Can't You Hear Me Calling/Travelin' This Lonesome Road/Blue Grass Stomp/The Girl In The Blue Velvet Band 全112曲

 ビル・モンローのもっとも初期の録音を(ほぼ)集大成した、イギリス編集の廉価盤ボックス・セット。モンロー・ブラザーズでの60曲、ブルー・グラス・ボーイズでのヴィクター録音16曲、そしてレスター・フラット、アール・スクラッグス、チャビー・ワイズらを従えての、オリジナル・ブルーグラス・サウンドの完成をみた歴史的セッションを含むコロムビア録音36曲("Nobody Loves Me""Come Back to Me in My Dreams""Why Did You Wander?""Shine Hallelujah Shine"の4曲が何故かカットされている)を収録。
 コロムビアでの未発表曲や膨大なオルタネイト・テイクを収録したベア・ファミリー盤(6枚組BCD-16399¥24,750)の完璧さには及ばないものの、この価格でこれだけしっかりとまとまった内容は推薦に価するだろう。
 ■日本のアーティスト
  ●MM-2019 みなかみまゆ子(本体¥1,389-)¥1,500-

 元気を出して/大切なひと ~The Lakes Of Pontchartrain~/Desperado/ひこうき雲/石狩挽歌/竹田の子守唄/やさしさに包まれたなら/Ring Them Bells/木蘭の涙/翳りゆく部屋
酪農学園大学のブルーグラス出身で、現在は扇町ボンバーズ、ひいらぎ弦楽団等で活躍、札幌のライブ・ミュージックの発信基地として重要な珈琲軽食ひいらぎの店主も務めるみなかみまゆ子のソロ・アルバム。ハードトゥファインドのギター&ブズーキ奏者でひいらぎの常連客でも有る星直樹との共同プロデュースで、耳に馴染みのあるメロディを素朴で清涼感のあるボーカルで聞かせる。竹内まりやや荒井由美、スターダスト・レビュー等々、同時代を生きた、ブルーグラス女子の方々の中にも共感を覚えるであろう名曲の数々を星のギターとブズーキによるシンプルで歌心有るサウンドでアレンジ、「石狩挽歌」はDADGADチューニングを用いてアイリッシュと演歌の邂逅。サラ・ジャローズにインスパイアされたボブ・ディラン・ソング"Ring Them Bells"。、80年代にアイリッシュの国民的バンド、ディダナンの女性ボーカリストだったモーラ・オコンネルやメアリー・ブラックが登場して、アメリカン・フォークソングやビートルズ曲を取上げた時の新鮮な感覚を思い出した。北海道ブルーグラス界の功労者の一人、関野文男が"Desperado"でぺダル・スチールで参加。
 最近作/お勧め作、再入荷
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 (ムーンシャイナー9月号レビュー紹介作品)
  ●REB-1870 LARRY SPARKS『New Moon Over My Shoulder』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 結成50周年を迎えるラリー・スパークス&ロンサムランブラーズの5年ぶりのスタジオ新録音がトラッド・ブルーグラスの名門、レベル社からリリース。
  ●SFR-005 RALPH STANLEY & CLINCH MOUNTAIN BOYS『Way Out West:1977』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 50代になったばかりのパワフルなラルフ・スタンレー、キース・ホィットリー在籍時のクリンチ・マウンテン・ボーイズ、西海岸ツアーの貴重なライブ音源。後にカントリー歌手として大成功を収めるキース・ホィットリー(g,当時22歳)がJ.D.クロウ&ニューサウスに参加する直前、カーリー・レイ・クライン(f)、ジャック。クック(bs)と共に観客の心を鷲掴みにする磐石のパフォーマンスは圧倒的。
  ●ACD-90 V.A.『Bluegrass Reunion Deluxe Edition』CD (本体¥2,450-)¥2,646-

 ホンモノのブルーグラス・ボーカリストとして、一部のシティ派ブルーグラッサーから熱烈な支持を受けた、故レッド・アレン(1930年-1993年)を主役に、デビッド・グリスマン(m)、ハーブ・ペダーソン(bj)、ジム・ブキャナン(f)、ジェイムズ・カウィン(bs)、そしてジェリー・ガルシア(g)が3曲に参加した素晴らしい1992年発表のトラッドグラス作品に2曲の未発表音源を加えたデラックス・エディション。
  ●ROU-00485 SELDOM SCENE『Changes』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 最後の創立メンバー、ベン・エルドリッジの引退を受けて、再出発の新生セルダム・シーンのラウンダー移籍第一弾は同レーベル創立メンバーのケン・アーウィンとの共同プロデュースの下、70年代初頭にジョン・スターリングが取上げて、ブルーグラス界に新風を巻き込んだ様な、60ー70年代のシンガーソングライターの作品を取上げた、云わばセルダム・シーンの原点に立ち返ったような作品。
  ●PC-1231 MERLE MONROE 『Back To The Country』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 ブルーグラスの父、ビル・モンローと男性カントリー歌手の最高峰、マール・ハガードに因んで名付けられたマール・モンローのデビュー作。メジャー・カントリーで活躍するシェナンドーのリードボーカリストで兄のマーティとレイボン・ブラザーズとして活動していたティム・レイボンと、マーティ・レイボンのブルーグラス・バンドのバンジョー・プレイヤー、ダニエル・グラインドスタッフを中心に誕生したニューバンド。先行シングルの"This Town"はオズボーン・ブラザーズを髣髴させるハード・ドライビング・ナンバー。
  ●KURI-0001 木崎豊『気のせい』CD(本体¥2,778-)¥3,000-

 京都在住のベテラン・オートハープ奏者でシンガー&ソングライターで、第1回宝塚ブルーグラス・フェスティバルに参加しているクリさんこと木崎豊、音楽活動50周年を記念してリリースされたデビュー・ソロ作品。
  ●PC-1230 GENA BRITT 『Chronicle: Friends And Music』 CD(本体¥2,450-) ¥2,646-

 女性ブルーグラッサーのリトル・セイディーのメンバーとして活躍中のジーナ・ブリット(bj)のパインキャッスルから、自身のプロデュースによるデビュー・ソロは長年の活動で培ってきた交友関係を通じて集まってきた才能溢れるミュージシャン達とのコラボレーション。リトル・セイディのメンバーとして2枚のアルバムをリリース、満を持してのソロ・プロジェクト。
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  ●REB-1870 LARRY SPARKS『New Moon Over My Shoulder』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 ラリー・スパークス、ロンサム・ランブラーズ結成50年記念の5年ぶりのスタジオ新録音によるニューアルバム。 兄カーターを亡くして失意の中にいたラルフ・スタンレーの復帰を助けた後に自らのロンサム・ランブラーズを率いて50年の長きにわたって第一線で活躍、60枚以上のアルバムをリリース、キング・オブ・ブルーグラス・ソウルと称されている。マイク・フィーガン(f)、ジェフ・クレア(m)、エバン・ウィルソン(m)、マシュー・マッデン(bs)、バンジョーとセカンド・フィドルにロン・ステュアート(bj,f)という面々。テックス・リッターで有名になったタイトル曲とロイ・エイカフの"Down in Union County"ではツイン・フィドルとラリーお得意のリード・ギターもフィーチャー。"Take Me Back to West Virginia"は"Tennessee 1949""Blue Virginia Blues"を髣髴させる、お得意のご当地望郷ソング。新しいレパートリーを増やしながらも、従来のファンにも配慮したバランスの良い選曲で安心して楽しめる。 
  ●MH-1727 LONESOME RIVER BAND『Outside Looking In 』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Generosity Killed This Cat/New Ballards Branch/Outside Looking In/If I Had a Cheating Heart/Cassidy’s Prayer Book/Littl

 5度のIBMAアワード年間最優秀バンジョーに輝くサミー・シーラー率いるロンサム・リバー・バンドの最新アルバム。アパラチアン・トラッドの大きな要素の一つであるストーリー性のある人殺しのバラッドに新しい解釈を加えたタイトル曲を始めとして、ハイロンサム感漂うナンバーから、ブルーグラッサーの琴線に触れる、どこか懐かしいメロディだったり、ブルーグラスの作法に倣ったトラディショナルとモダンがバランス良く配されでいる。
  ●DTT-0045 MILE TWELVE『City On A Hill』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 今年のIBMA年間最優秀アルバムと最優秀新人にノミネート、ボストンの新進気鋭のマイル・トゥエルブのセカンド・アルバム。今回はプロデュースにブライアン・サットンを迎えてエンジニアはミッシー・レインズの夫のベン・サレットを迎えて、前作同様に伝統的なブルーグラスのノウハウを踏まえたメンバーによるオリジナル・ブルーグラス。 リチャード&リンダ・トンプソンの"Down Where the Drunkards Roll"他1曲を除いて全てメンバーによるオリジナル。バークリー音楽院のアメリカン・ルーツ音楽プログラムに多くの若くて有能なミュージシャンが集まって、活況を呈しているボストンや、マイケル・デイブスの奮闘でホットなブルーグラス・シーンが展開しているニューヨーク等、アパラチアから遠く離れたところでブルーグラスやオールドタイムが発展している事実を実感できる作品に出会った。
  ●PC-1230 GENA BRITT 『Chronicle: Friends And Music』 CD(本体¥2,450-) ¥2,646-

 女性ブルーグラッサーのリトル・セイディーのメンバーとして活躍中のジーナ・ブリット(bj)のパインキャッスルから、自身のプロデュースによるデビュー・ソロは長年の活動で培ってきた交友関係を通じて集まってきた才能溢れるミュージシャン達とのコラボレーション。リトル・セイディのメンバーとして2枚のアルバムをリリース、満を持してのソロ・プロジェクト。全13曲中6曲がジーナのリードボーカル他、ブルック・オールドリッジ、最近はツアーを共にしているアリシア・ニュージェント、シェナンドーのマーティ・レイボン、ラジオ・ランブラーズのデュエイン・スパークス、元ニューサウスのロバート・へイルをゲスト・ボーカルに迎えている。IBMAアワード・ウィナーのブルック・オルドリッジとフラットロンサムのチャーリー・シューラーとジーナのトリオでモンロー・クラシック"on and On"、マーティ・レイボンの存在感が際立つ"Daddy's Shoes"、ラジオ・ランブラーズのデュエイン・スパークスを迎えてジョー・ディフィーの反戦歌のブルーグラス・アレンジ。ジーナのビッグ・バンジョーをフィーチャーした"Big Country"他、2曲のインストも秀逸。編年史のタイトルに相応しい自身の歩んできた道を関ってきた友人と共に創り上げた秀作。
 ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作/お勧め作
  ●DIRT-0085 VIVIAN LEVA『Time Is Everything』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Bottom of the Glass/Time is Everything/Sturdy as the Land/No Forever/Wishes and Dreams/Cold Mountains/Why Don't You Introduce Me as Your Darlin'/Last of My Kind/Every Goodbye/Here I Am

 アパラチアン・トラッドの宝庫、バージニア州レキシントン・ベースのフォーク・デュオ、キャロル・エリザベス・ジョーンズ&ジェームス・リーバを両親に、恵まれた音楽環境で育ったビビアン・リーバ(v,g,f)のデビュー作。
ネオ・トラディショナルと呼ぶに相応しいアパラチアン・トラッドの雰囲気を湛えた素朴で瑞々しいボーカルによるオリジナルの数々、古くて新しいニュー・オールドタイム音楽とでも呼ぶのだろうか?長年ブルーグラス、オールドタイムを聞き続けてた方々の耳に、自然に心地よく入ってくるに違いない。 9歳の頃には既にオリジナル曲を演奏していたという。デュオとして活動するパートナー、ライリー・カルカーニョ(v,bj,f)が歌に楽器に好サポート。オールドタイム、フォークを基調に、べダルスチールをフィーチャーしたカントリーも魅力。楽曲の良さ、シンプルなサウンド、何よりもクリスタル・マウンテン・ウォーターと称された素朴で真摯な歌声にたまらない魅力を感じる。
  ●DIRT-0087 HAZEL DICKENS & ALICE GERRARD 『Sing Me Back Home: The DC Tapes, 1965-1969』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 女性ブルーグラスのパイオニア、ヘイゼル・ディケンズ(g,v)&アリス・ジェラルド(g,bj,autoharp,v)が1965~1969年にホーム・レコーディングしていた歴史的価値の高い未発表音源集「シング・ミー・バック・ホーム:ザ・DC・テープス、1965-1969」。アリス・ジェラルドのプライベート・アーカイヴからノース・キャロライナ大学チャペルヒル校のサザンフォークライフ・コレクションの協力を得てデジタル化。レアな写真満載のブックレットも充実。カーター・ファミリー、ルーヴィン・ブラザーズ、ジミー・ロジャーズのクラシックに加えてドリー・パートン、マール・ハガードの60年代のヒット曲をアリスのギターやオートハープをバックにデュエットによるリハーサルの模様を収めた音源集。商業的な音楽と対極にあるような純音楽。
 ■カントリー/ポップお勧め
  ●BCD-17504 V.A.『Sun Shines On Hank Williams: Sun Artists』CD (本体¥3,100-)¥3,348-

Ernie Barton - Hey Good Looking (prev. unissued)/Jerry Lee Lewis - Cold Cold Heart/Sonny Burgess - My Bucket's Got A Hole In It (prev. unissued alt. take)/Johnny Cash - I Could Never Be Ashamed Of You (undubbed alt. take)/Cliff Gleaves - Your Cheating Heart (prev. unissued alt. take)/Jerry Lee Lewis - Long Gone Lonesome Blues/Barbara Pittman - Cold Cold Heart/Jeb Stuart - I Can't Help It (prev. unissued)/Johnny Cash - You Win Again (originally unissued)/Warren Smith - Dear John/Annette McGee - Your Cheating Heart (prev. unissued demo)/Jerry Lee Lewis - Jambalaya他全26曲

 エルビス・プレスリー、ジョニー・キャッシュを輩出したメンフィスの名門サン・レコードに残されたハンク・ウィリアムスのカバー曲集。ハンク・ウィリアムスの有名曲の数々をジョニー・キャッシュやジェリー・リー・ルイス等、同レーベルの看板アーティストから無名アーティストまでの演奏を収録。ストリング・バンド音楽、ブルーグラス等、アーリー・カントリーからロカビリーに移行する過程を垣間見れて非常に興味深い。
 ■発掘/再発見お勧め
  ●SFR-002 THE STANLEY BROTHERS『Valley View Park 1957』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 スタンレー・ブラザーズ、1957年にペンシルバニア州バレイ・ビュー・パークでマイク・シーガーによって録音されたライブ・ショー音源が15曲(チャビー・アンソニーf,カーリー・ランバートm,リンディ・クリアーbs)、メリーランド州ボルチモアのユニティ・ホールが7曲(ビル・ネイピアm,ジャック・クックbs,"I Hope You Have Learned"のみジミー・グリアf,)。 "Flower Blooming In The Wildwood"と"Gathering Flowers From The Hillside"ではビル・クリフトン(g,v)が参加。『the Shadows Of The Past 』(CCCD-0101)に収録 の"Here Today And Gone Tomorrow""Thinking Of The Old Days"の2曲以外は未発表音源。
 ■映像おすすめ
  ●PC-108 OSBORNE BROTHERS『Live in Germany』CD2枚組+DVD(本体¥3,500-)¥3,780-

Walkin' the Floor Over You/Muddy Bottom/If I Should Wander Back Tonight/Bluegrass Melodies/Listening to the Rain/Midnight Flyer 他全22曲+DVD

 2004年12月の肩の回旋腱板の手術以降、バンジョーを持てなくなったソニーの引退で、現在は 幻となったオズボーン・ブラザーズ、1989年7月30日、ドイツでのライブの全容が、すばらしいCD 2枚組とオマケのDVD映像となって楽しめる。
  ●UM-013D RHONDA VINCENT『Bluegrass Legends/Live At The Ryman』 DVD(本体¥2,950-)¥3,186-

 ブルーグラス界の女帝、ロンダ・ビンセントがオズボーン・ブラザーズ、マック・ワイズマンを迎えてライマン公会堂で行ったライブ映像作品がCDと同時発売。ジミー・マーチンの当たり曲を皮切りに貫禄のステージを魅せるロンダ・ビンセント&レイジの面々、ロンダの娘でフィドルのハンターベリーの妻であるサリーも登場。久々に人前に登場したソニー(コーラスのみ)とボビーを迎えてオズボーン・サウンドを再現。マック・ワイズマンは十八番をメドレーで、ジェシー・マクレイノルズも昔と変わらぬアグレッシブなプレイを聞かせる。
  ●MVDV-4577 & BOOK-27 BILL MONROE『Father of Bluegrass Music』DVD +BOOKセット特価(本体¥3,500-) ¥3,780-

 ブルーグラスの父、ビル・モンロー(1911-1996)がすべてを語る必携名作DVD。 故ジョン・ハートフォードとのモンロー農場でのインタビューを軸に、レスター・フラット、エミルー・ハリス、ポール・マッカートニー、オズボーン・ブラザーズ、ドリー・パートン、リッキー・スキャッグス、マーティ・ステュアート、そしてデル・マッカーリー/ビル・キース/チャビー・ワイズのブルー・グラス・ボーイズ・リユニオンなどの超貴重な演奏、ジェリー・ガルシアやロイ・エイカフのインタビューなど、日本語/英語併記の完全対訳本とともに、20世紀の偉大なアメリカ音楽家の生涯を再訪しましょう。感動です!! 必見必携のDVD&対訳本セット、特価にて!!!
 ■アジアのアーティスト
  ●RC-106 V.A.『The 8th Annual Takarazuka Bluegrass Festival』CD-R(本体¥1,980-)¥2,138-

Fastest Grass Alive(Goro Tani)/I've Gotta Be Me(Keep On The Grass)/Ooh Las Vegas(The Southbound)/Love Has No Pride(Akio Okusawa)/Don't Look At My Shadow(The Sumou Special)/Help(the Humpty Dumpty Hippoptamus)/Sudara Breakdown(Goro Tani)/Blue And Lonesome(Saburo Watanabe & AHO)/Lonesome Feeling(Otohto Mountain Boys)/Take Me Back To Tulsa(The Grass Store)/Could You Love Me One More Time(Masuo Sasabe & Kazuyoshi Ohnishi)/Shackes And Chains(The Bluegrass Nuts)/Go Home(
The Shaggy Mountain Boys)/Rollin In My Sweet Babys Arms(The Shaggy Mountain Boys) 

 1979年夏、もっともホットだった時代の宝塚ブルーグラス・フェスの記録。全国から集まった若者が、ゴローショーの「スーダラ・ブレイクダウン」に笑い転げ、タイムスリップした重鎮シャギー・マウンテン・ボーイズの登場に驚き、20代最後の年を迎えた笹部益生&大西一由や渡辺三郎&AHOに、当時の若者たち、奥沢明雄、ブルーグラス・ナッツ、弟マウンテン・ボーイズ、キープ・オン・グラス、グラス・ストアー、サウスバウンド、ハンプティ・ダンプティ・ヒポポトマス、相撲スペシャルら、学生たちのほとばしるようなブルーグラス。リリースから今年で40年目を迎えた今年、期せずして相撲スペシャルとグラスストアのリユニオンが実現、ムーンシャイナー誌8月号に関連記事有り、合わせてご覧下さい。 
  ●GCP-001 THE BRIARS CD(本体¥926-)¥1,000-

 ザ・ジェントルメン、タヒチ・クラブ等で活躍する東京ブルーグラス界の重鎮、須貝重太率いる、シティ派ブルーグラスの先駆者的存在として60年代フォーク・リバイバルから登場したグリーン・ブライアー・ボーイズと12弦ギターを駆使したサウンドが特徴的なモダン・フォーク・バンド、ルーフトップ・シンガーズのカバー・バンド、ブライアーズのデビューCD。
  ●RCSI-1174 きつねのトンプソン『Foxology』CD(本体¥1,852-)¥2,000-

 バンジョーと木琴でラグタイム、ブルーグラス、フィドル曲、トラッドからモダンのジャズ等を演じるユニークな異種創造音楽バンド、「きつねのトンプソン」のデビュー作。
  ●RCSI-1175 小寺拓実『SUNSET GLOW』CD(本体¥2,315) ¥2,500-8/24発売

 昨年(2018年)、ウィンフィールドのバンジョー・コンテストで2位入賞の快挙を成し遂げた小寺拓実、今年3月にレコーディング、構想から含めて1年半かけて創り上げたソロ・アルバム。
  ●LH-2016 TATSUO KAMENO『Rockin' Chair』(本体¥2,315-)¥2,500-

 日本のオールドタイム・ストリングバンドの草分け的存在のマウンテン・ランブラーズ、70年代にアメリカ・ツアーを敢行したブルーグラス・バンド、アップルシードのバンジョー・ブレイヤーとして活躍した伝説のミュージシャンで旭川在住の亀野達夫氏のハートウォーミングでお洒落なデビュー・ソロ作。フォーク・リバイバルの名曲やジミー・ロジャース、ホギー・カーマイケル等の小粋なグッド・タイム・ミュージック、モンローの60年代のエポックメイキングな"Walls of Time"等々、坂本愛江や旭川の地元の様々なスタイルのミュージシャンのサポートを得て、自身の唄とバンジョー、ギター、ウクレレを駆使して、キャリアに裏打ちされた余裕綽々の演奏を悠々自適に演じる佳盤。
  ●MBMC-1736 COUNTRY GONG BANG『We All Need Bluegrass』(本体¥2,450-)¥2,646-

 2016年の宝塚フェスに参加、高い音楽性を披露した韓国のブルーグラス・バンド、カントリーゴンバン(工房)、K-POPのセッション・ミュージシャンやレッスンで生計を立てながら、ソウルでブルーグラス・ジャムを主催に、啓蒙活動にも勤しんできた彼らの、満を持してのデビュー・アルバム。ブルーグラスのノウハウを真摯に学びながら、オリジナルなサウンドを創り出そうという気概を感じる。詳細なプロフィール、曲目解説はムーンシャイナー3月号(MS-3605)の特集記事ご参照下さい。
  ●PSR-121501 坂庭省悟 & 宮崎勝之『Battle One / Battle Two』CD¥(本体¥3,703-)4,000-

 坂庭省悟(1950-2003)、宮崎勝之(1959-2014)共にこの世を去ってしまった二人のスーパーピッカーによるデュオで1999年と2003年にリリース、廃盤となっていた2枚の「Shogo vs Katz」名義の「バトル」シリーズ全22曲に未発表曲「グッバイ・ヒーロー」(ジョン・ハートフォード作/矢野雄三詞“In Tall Buildings”)を加えて2枚組で再発。ツインマンドリンからマンドリン・ギターのインストを中心に、坂庭のクロウハンマーバンジョーによるオリジナルフィドルチューン「よっぱらいワラビー」ほか、“Baby Blue Eyes”“Down in the Willow Garden”“Julie's Waltz”“Farther Along”“Mama Tried”“Could You Love Me One More Time”などに谷山真生が日本詞をつけた歌物などの全23曲。
 楽器関連作品
 ■バンジョー
  ●MH-1700 GINA FURTADO『True colors』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 バージニア州フロント・ロイヤル出身で最近、クリス・ジョーンズ&ナイト・ドライバーを離れて、自らのユニットで活動を始めた女性バンジョー・プレイヤーで瑞々しい感性のシンガー&ソングライターとしても才能を発揮するジーナ・ファタード(旧姓クロウズ)のデビュー・ソロ・アルバム。アンドリュー・シスターズのようなコーラスでミュージカルに出てきそうな小粋でスウィンギーなタイトル曲ではバンジョー・ソロも魅力。サポートを勤める弟のビクターがクロウハンマーの名手であるマリア・ファタード(f)、フランク・ソリバン&ダーティ。キッチンのクリス・ラケット(g)、ジャック・ダンラップ(m)、ベテランのマーシャル・ウィルボーン(bs)等のシュアなプレイが魅力。ジャンルに囚われない、多才でバラエティに富んだ内容を支えるのは彼女の確かなテクニックに裏付けされたバンジョーと心にすっと入ってくる素朴で明るい歌声。
 ■マンドリン
  ●HORN-3008 ANDY STATMAN『Monroe Bus』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 アンディ・スタットマンの弾くフレーズの端々にビル・モンローの影響が見え隠れする。有田純弘氏と共に来日経験も有るジム・ウィトトニー(bs)、アンディのプレイに寄り添ったプレイが際立つラリー・イーグル(drums)といういつものトリオに加えて、マイケル・クリーブランド(f)、マイケル・デイブス(g)、グレン・パスハ(keyboard)という面々。  ケニー・ベイカーの『Plays Bill Monroe』(CO-2708 ¥2,646-)の"Brown County Breakdown"を髣髴させるタイトル曲、凄まじいドライブ感に圧倒されるモンローの傑作をモチーフにした"Raw Hide"、エモーショナルなトレモロが特徴的なワルツ曲、オーセンティックなジャズやメロディアスな曲等々、バラエティに富んだ中にも筋の通ったプレイが堪能できる。 
  ●PATUX-325 JEFF SCROGGINS & COLORADO『Over the Line』CD (本体¥2,450-)¥2,646-

 コロラドをベースに最近ではナショナル・ワイドに活躍するジェフ・スクロギンズ&コロラドのパタクセント移籍第一弾。
アンディ・オウエンスと来日したことでも知られるジェフ・スクロギンズ(bj)、息子でモンローからニュー・アコースティックまで幅広いスタイルを弾きこなすトリスタン(m)の超絶テクニックは聞き物。ニューグラスという言葉自体がクラシックになりつつある現在のブルーグラス・シーンで、70年代のニューグラス・ムーブメントを思い起こさせる、少し懐かしさを憶えるようなコンテンポラリー・ブルーグラスが今、新鮮に聞こえる。
  ●HORN-3006  ANDY STATMAN『Superstring Theory』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 ティム・オブライエン(g,f,v)、マイケル・クリーブランド(f)を迎えて2013年にリリースされた作品。ベラ・フレックとチック・コリア、マーク・オコーナーとウィントン・マルサリス、クリス・シーリーとブラッド・メルドー、少し異色ではあるがデル・マッカリーとプリザベーション・ホール・ジャズ・バンドの共演を聞くとねジャンルの壁が無くなって来ているのが如実に感じられる今日この頃、70年代のカントリークッキングの時代からブルーグラス、メインストリーム・ジャズ、クレズマー、ロック等々、ヒョイヒョイと自由な音楽を演じてきたアンディ・スタットマンの面目躍如と言える作品。ピーター・ローワン&レッド・ホットピッカーズで来たとき、端々に迸るビル・モンローへのリスペクトと、その奔放なプレイに翻弄されたが、ここではさらに存在感を増した独自の世界を展開、耳に心地よい完成度の高い作品に仕上げている。ブルーグラスをはじめ様々なリズムに対応するラリー・イーグル(drums)とジム・ホィットニー(bs)の鉄壁のトリオに火に油を注ぐようなマイケル・クリーブランド(f)はアンディの初期のアルバムで活躍したバッサー・クレメンツを髣髴させる。ティム・オブライエンはギターとボーカル、2曲でハーモニー・フィドルで貢献、サーフ・ロックでは"Surfin' Slivovitz"ではレッド・ナックルズのクレジットがあっても良いようなエレキギターを披露、牧歌的な"Green Green Rocky Road"オールディーズっぽい"Come On Let's Go"の2曲で素晴らしいボーカルを聞かせる。チャールズ・ストリート・シナゴーグ(ユダヤ教会堂)を本拠地にライブを重ねるアンディ・スタットマンのイマジネーション溢れる世界が堪能できる。
 ■フィドル
  ●TIKI-015 TRICIA SPENCER AND HOWARD RAINS 『The Old Texas Fiddle Vol. III』CD(本体¥2,750-)¥2,970-

Campbells Are Coming/John Booker/Gold Rush/The Blind Man/Lost Indian/Get Your Boots/Morg Williams’ Cotillion/United States Marine March/LeaRay Wolf Chase (1,027 Dogs)/Cattle in the Canebrake/Clear the Track/Billy in the Lowground/Old Crippled John/Great Big Taters in Sandy Land/Go Home With the Girls in the Morning/Where the Dogwoods Blossom, on the Dogwood Trail, in Anderson County, Texas, Where I Was Born/Mace Bell’s Civil War March/West Texas Blues/Winding Sheets/Darkness on the Delta/Where is My Gray Horse

 トリシア・スペンサーしハワード・レインズによるテキサス・フィドル三部作の完結編。この中にはクラウド・パーカー、アルトン・ミード、J.P.ホワットレイ、エック・ロバートソン、P.T.ベル、ダック・ウーテン、ボブ・ウィルス等の古いテキサス・ホウダウンと共にジグ、ワルツ、マーチ、ダンス曲等、21曲のレアなフィドル・チューンが収録されています。 
  ●TFM-1901 MOLSKY'S MOUNTAIN DRIFTERS『Closing the Gap』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 フルタイムのオールドタイム・ミュージシャンとして活躍、グラミー賞にもノミネート、現在はバークリー音楽院で教鞭を執るブルース・モルスキー(f,)とその教え子で、スライト・ファミリー奨学金を受けてバークリー音楽院のアメリカン・ルーツ・プログラムでクロウハンマー・バンジョーを専攻するアリソン・ディ・グルート(bj)とボストン・ベースの新世紀ブルーグラス・バンド、デッドリー・ジェントルメンのメンバーとしても活躍したスタッシュ・ワイスロック(g)による、非常に洗練された聞きやすい新進気鋭のストリング・バンド。
 ■ギター
  ●DREAD-1801 David Grier『Ways Of The World』CD (本体¥2,750-)¥2,970-

 フラット・ピッキング・ギターの達人、デビッド・グリア、アコースティック・ギターの響きを最大限に活かしたギター・ミュージックに加えて、ソングライターとしての才能も発揮した意欲作。ティム・オブライエン、マイク・コンプトン&シャド・コッブ、ステュアート・ダンカン、デニス・クロウチ、ケイシー・キャンベル、コリー・ウォーカー他。  
 ■オートハープ
  ●PATUX-329 BRYAN BOWERS BAND『Woodland Dream』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

The Man Who Stole the Water (Well Well Well)/Too Old to Die Young/Pirates Night Out/Sitting on Top of the World/Patty Ann/Dem Deer/Cluck Ol? Hen/Hey Boys/Parting Glass/High on a Mountain/A Place in the Heart/Woodland Dream/Will You Love Me Tomorrow/Gold Watch and Chain全14曲

 70年代から活躍する革新的なオートハープ奏者でシンガーソングライター、ニューグラス・リバイバルやセルダム・シーンとの共演でも知られるブライアン・バワーズの最新作。デビッド・ブロムバーグと来日経験も有るダニー・ナイスリー(mandolincello,m,g,v )、ジェフ・グッドヒュー(m,g,v)のトリオ。ブライアン自作を含めてインストが3曲、ディラーズの"Hey Boys"、トラッドやカーター・ファミリー等々、キャロル・キング作でシュレルズのヒット曲"Will You Love Me Tomorrow"をアコースティックでゆったりとトリオ・コーラスで聞かせる。
 ■ベース
  ●COMP-4715 MISSY RAINES『Royal Traveller』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 今年のIBMA年間最優秀インストルメンタル曲 "Darlin’ Pal(s) Of Mine" 、年間最優秀レコード・イベント "Darlin’ Pal(s) Of Mine" 、年間最優秀ベースにノミネート。ミッシーレインズのボーカリストとして又、ソングライターとしての才能が発揮されたコンパスからの3枚目となる最新作。"Little Darlin', Pal of Mine"ではアリソン・ブラウン(bs)とミッシー、マイク・バブ、トッド・フィリップスを迎えて三者三様のベース・ソロを披露する好企画。 
 ■教則おすすめ
  ●BRC-5005 ALAN BIBEY 『Bluegrass Mandolin Method: A Guide To Melodic Improvisation And Soloing』DVD118分 (本体¥2,750-)¥2,970-

 超絶テクニックを武器にニュー・クィックシルバー、サード・タイム・アウトを皮切りにメインストリーム・ブルーグラス・シーンを歩み続けて来たアラン・バイビーによるマンドリン教則DVD。"Blue Ridge Mountain Home"のイントロ、フィルイン、リズム・チョップ、間奏他、"Cincinatti Rag"と"Daybreak in Dixie"。基本的なテクニックからマンドリン・ソロの組み立て方まで幅広い内容。基本的なマンドリンの構え方、ピッキングするときの右手の位置、フレットの抑える時の左手の位置。開放弦を使ったスケールと小指を使ったクローズ・ポジションでのスケール練習。クローズポジションによる基本的なマンドリン・チョップからダブルストップのポジションで余った指でミュートするモダンなスタイルのリズム・プレイ。Head Over heelsやcan't You Hear Me Calling, Nine Poubd Hammerを例題にしたイントロやソロの作り方。Blue Ridge Cabin Homeを題材にKey of Bのソロとバックアップの組み立てとギターとのデュオでパフォーマンス。"Cincinatti Rag"では基本的な5度進行のメロディの組み立てからファンシーなリックを加える方法を伝授。"Daybreak in Dixie"ではダブルストップを使った基本的なソロとギターを加えたパフォーマンス。
  ●HL-195621 『Masters of the Mandolin: 130 of the Greatest Bluegrass and Newgrass Solos』 (本体¥3,450-)¥3,726-

 ブルーグラスとその周辺のマンドリン音楽の歴史的名演を集めたマンドリン・タブ集の決定版、ビル・モンローからサム・ブッシュ、クリス・シーリー、デイブ・アポロンやジェスロ・バーンズ、等、ブルーグラス以外も網羅した全130曲。以前にデビッド・ピータースの手書きによる私家版をベースに編集、ライブテープ音源は同じアーティストの公式録音に差し替えられ、全てのタブ譜について、より正確に採譜し直されている。インストのみならずサム・ブッシュのニューグラス・リバイバル時代や、ドイル・ローソンのブルーグラス・アルバム・バンドの歌物の間奏や渋いところでハーシャル・サイズモア"Rebecca"、ドイル・ローソン"Georgia Cracker"、ボビー・クラーク"Red Wing"、ローランド・ホワイト、リッキー・スキャッグス等々、誰もがあこがれた曲が取上げられているのが嬉しい。タブ譜のみ。全192頁。持ってて安心の1冊。
  ●ES-BOOKCD EARL SCRUGGS『and his Five String, Revised and Enhanced Edition』Book+CD(本体¥6,250-)¥6,750-

 バンジョー教則本のバイブル改訂版が再入荷。これまで の『Foggy Mountain Banjo』や『Foggy Mountain Jamboree』からのタブ譜に加えて、新しく追加されたタブ譜はフ ラット&スクラッグス以降を中心に以下の通り、"American Made-Worls Played"、"Bleeker Street Rag"、"Broad River"、"Carolina Boogie"、"Carolina Traveler"、"Instrumental in D Minor"、"Loraderojpst III Breakdown"、"Pedal to the Medal"、"Pick Along"、"Roller Coaster"、"Silver Eagle"、"Station Break"、"String Bender"、"Train Number Forty-Five"、そしてオリジナル版からカットされたのは、"Down the Road""Maggie Blues""Nine Pound Hammer""Home Sweet Home/Silver Bells(Banjo Duet)"。また、自筆のセルフバイオグラフも加えられている。
  ●BOOK-JHM 『John Hartford’s Mammoth Collection of Fiddle Tunes』フルカラー176頁(本体¥6,800-)¥7,344-再入荷

 ジョン・ハートフォードが生前に書き溜めた176曲のオリジナル・フィドル・チューンの楽譜と60点に及ぶ手描きのスチームボートやリバーライフのデッサンや未公開の写真、親交の深かったマーティ・ステュアート、サム・ブッシュ、ノーマン・ブレイク、マイク・コンプトンやジョンの家族へのインタビュー等々、盛り沢山な内容の豪華本。クラスター・プラッカーズのメンバーとしても知られるプロデューサー&エンジニア、マーク・ハワードと創り上げた美しいオリジナル・インスト作品『Cadillac Rag』(SD-191)やジョン・ハートフォード・ストリング・バンドとの録音でも知られる数々のオリジナル・インスト、とりわけ美しいストリングスのアレンジが印象に残る"Ohio River Rag” “Delta Queen Waltz,” ツイン・フイドルにアレンジされた“Gentle On My Mind”等々。コアなジョン・ハートフォード・ファン必携及びストリングバンド音楽、フィドル音楽ファンにお勧めです。
 楽器、その他……
●48TBF-TEE 宝塚ブルーグラス・フェスティバルのオフィシャルTシャツ。通販格価 ¥2,500- (税、送料込)

 カラーは白、サイズはS,M,L(アメリカンサイズです。日本の通常サイズより少し大きめです)Sのみ黒が残っています。
サイズ S: 着丈: 70.5 身幅: 46.5 袖丈: 17.0 肩幅: 44.0
サイズ M: 着丈: 72.0 身幅: 51.5 袖丈: 17.5 肩幅: 47.5(白地のみ)
サイズ L: 着丈: 75.5 身幅: 55.5 袖丈: 19.0 肩幅: 51.0(白地のみ)
●GOLD STAR HEARTS & FLOWERS 5 String Banjo 1970s(Used 現状にて) (本体¥98,000-) ¥105,840-

 1970年代のトーカイ楽器製造のレアなジャパンビンテージバンジョー、トム・アダムス他、アメリカのトッププロも愛用する世界に通用するブランド、ゴールドスター、アーチトップ・モデルです。現在も復刻モデルが生産されています。
 リゾネーターとネックはメイプル、指板はエボニー、フラットヘッドに比べて若干、粘り気の有る豊かな響きが特徴です。
 金属部分のくすみは有りますが十分に実用向きの楽器です。初心者用としては充分すぎるスペック、ベテランの方のセカンド楽器としても重宝します。
 
●Martin 2-30S 1938年製 Martin 2-30S 価格お問い合わせください。

 1937-1942の短期間のみ生産されたマーチン社のマンドリンの中でもハイエンドのモデル。削り出しの表板、左右対称形の2ポイントのボディにfホール、柾目を贅沢に使ったサイド&バック。バインデイング、スロッテッド・ダイアモンド・インレイとマーチン社の技術の粋が活かされた、とても魅力的な楽器です。
デビット・グリスマン&トニー・ライスによるトーン・ポエムでは1936年製の同モデルが使用され”Wildwood Flower”で愛らしい音色を聴かせてくれた。93台しか生産されていない、ある意味、ロイド・ロアーよりも少ない超レア・モデル。ブルーグラスサウンドにもマッチしたトーンである
1937-1942の短期間のみ生産されたマーチン社のマンドリンの中でもハイエンドのモデル。削り出しの表板、左右対称形の2ポイントのボディにfホール、柾目を贅沢に使ったサイド&バック。バインデイング、スロッテッド・ダイアモンド・インレイとマーチン社の技術の粋が活かされた、とても魅力的な楽器です。
デビット・グリスマン&トニー・ライスによるトーン・ポエムでは1936年製の同モデルが使用され”Wildwood Flower”で愛らしい音色を聴かせてくれた。93台しか生産されていない、ある意味、ロイド・ロアーよりも少ない超レア・モデル。ブルーグラスサウンドにもマッチしたトーンである。
 
 輸入雑誌
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  ●BNL-19/08 2019年8月号 ¥950-

 カバーストーリーはマール・モンローで活躍中のダニエル・グリンドスタッフとタブ譜"Movin' On、ニューヨーク生まれでブロードウェイでバンジョーを弾くヒラリー・ホウク、ドイツでのピート・シーガー・トリビュート、アールスクラッグスのコーナーはライブ音源からウェイド・メイナーの"Run Mountain"、今月のタブ譜はバック・オウエンス"I've Got A Tiger By The Tail (Don Rich)"、フレンチ・カナディアンのリール曲"The Old Man and the Old Woman""Sherbrooke Reel"他。
  ●BNL-19/07 2019年7月号 ¥950-

 ロスアンゼルスのオールドタイム・ティキィ・パーラーを本拠に様々なミュージシャンを招いて映像作品やCDをリリース、自らもミュージシャンして活躍するデビッド・ブラガーがカバーストーリーとTAB譜"Over The Mountain"。アール・スクラッグスのコーナーは1993年のオーブリーの音源からTAB譜"Bury Me Beneath the Weeping Willow, Part 2"。初心者コーナーはビル・モンローGmのTAB譜"Kentucky Mandolin"、オールドタイム・スリー・フィンガー・スタイルTAB譜"Greasy Coat"。バックアップはジョン・ハートフォードのフィドル&バンジョー曲TAB譜"Old Sport"。今月のブルーグラスはJ.D.クロウ、ブルーグラス・アルバム・バンドからTAB譜"Gonna Settle Down"、今月のタブはFフォームによるTAB譜"Big Sciota"他。
  ●BNL-19/06 2019年6月号 ¥950-(税込)

 カバー・ストーリーは世界の叡智が講演をおこなう極上のカンファレンスTEDに登場したニューヨーク在住の10代のオールドタイム・バンジョー奏者、ノラ・ブラウン。トム・アダムスのコラムは故ジョン・スターリングと彼がセルダム・シーンで録音した"I'd Rather Live by the Side of the Road"のタブ譜。初心者コーナー"I'd Rather Live by the Side of the Road"、アール・スクラッグスは1954年頃のラジオ・ショーから"Foggy Mountain Breakdown" 、ケン・パールマン「メロディック・クロウハンマー」他。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  ●BU-19/08 2019年8月号 ¥1,080-

 表紙はデイリー&ビンセントを離れて自身のバンドで活動中のジェフ・パーカー、ウエスト・バージニアのコンテンポラリー・バンド=サーか・ブルー、結成20年を迎えるディア・クリーク・ボーイズ、トラディショナル・ブルーグラスの伝統を引き継ぐロレイン・ジョーダン、ジュニア・シスク、ダニー・ペイズリーによるトルー・グラス・ショー。オーストラリアのブルーグラツサーで日本との繋がりも深いピート・デナヒー、ペンシルバニアのコールブルック・ロード他。
  ●BU-19/07 2019年7月号 ¥1,080-

 表紙はニューアルバム『Changes』を発表した新生セルダム・シーン。自身のバンドを始めとしてアリソン・クラウス&ユニオン・ステーション、アールズ・オブ・レスター等、八面六臂の活躍を続けるドブロの達人、ジェリー・ダグラス。ロスト&ファウンド他、マンドリン・プレイヤーとして又、教育者としても活躍するスコット・ネイピア。SPBGMA他、多くのアワードに輝くファーム・ハンズ。2018年IBMAのモメンタム・アワード年間最優秀バンドに選ばれたノース・キャロライナ・ベースのトレイルブレイザーズ。
  ●BU-19/06 2019年6月号 ¥1,080-(税込)

 エネルギッシュなプログレッシブ・ブルーグラスで人気のフランク・ソリバン&ダーティ・キッチン、ワシントンD.C.地区のパイオニア、ハッピー・メロディ・ボーイズ。ジョン・ハートフォードの手書きによるオリジナル・フィドル曲の楽譜集『マンモス・ブック・オブ・フィドル・チューンズ』、洞窟の中に有るコンサートホールで繰り広げられる『ブルーグラス・アンダーグラウンド』、ドン
・リグスビー、リチャード・ベネット等、ニューサウスの残党によるバンド『フラッシュバック』他。
 月刊『ムーン・シャイナー』
 1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、音楽の真髄を探求する月刊誌。

■定期購読:1年¥6,300-
         半年¥3,450-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
  ●2019年8月号 MS-3610(通巻429号)¥540-(税込)

 1979年、第8回宝塚ブルーグラスフェス 40年後の「スモウスペシャル」と「グラスストアー」、笹部裕子ブルーグラス フィドル修行、「フィドルとバイオリン」、その超えがたい境界点について、稲葉和裕、CBA(カリフォルニア ブルーグラス)リポート、サム・ブッシュDVD「Revival!」完全中継その⑥、ワークショップ⑧バンジョーTAB譜「Waltzing Matilda 」、BIG FAMILY: The Story of Bluegrass Music”、ケンタッキーとブルーグラス“Big Family”サイドストーリー、第7回 オーシスタージャンボリー リポート、初めてのビーンブロッサム、1979年、40年前の第8回宝塚フェス、後のフォギーマウンテンボーイ、カーリー・セクラー物語⑧、成田勝浩のロンサム・エアポート第百七十二話、ブルーグラス史観による...アメリカ歴史概論#105、1934年、大谷大学「中田美咲」学生プロファイル#171、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です。
  ●2019年7月号 MS-3609(通巻429号)¥540-(税込)

 パンチブラザーズ来日!!。ケンスケのNYリポート#4。2019年度全国8大学ブルーグラス新入生報告。琉球大学ブルーグラス同好会第1回 琉球ブルーグラス フェスに向け。「やぎたこ」10周年記念ライブ。今年もタイのブルーグラッサー来日!フランス「ラロッシュ」ブルーグラスフェス。 2019年第1回カウアイ フォークフェス。ほぼ30年を経たケンタッキーとの邂逅①。最後のフォギーマウンテンボーイ、カーリー・セクラー物語⑦。日本ブルーグラス7吋シングルレコード史⑬。バンジョーTAB譜「七夕さま」。成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です。
  ●2019年6月号 MS-3608(通巻428号)¥540-(税込)

 ケンスケのNYリポート#3、ライト恵の「ケンタッキー便り」#1、ブライアーズ デビューCD『the BRIARS』、ウィンターグラス2019 リポート、サム・ブッシュDVD「Revival!」完全中継その⑤、 How To Play Bluegrass #6 バンジョー「バンジョーTAB譜“Raindrops Keep Fallin' on My Head「雨にぬれても」”、パンチブラザーズ、7月9-12日、東京「ブルーノート」、4日間連続公演、クリス・シーリ、ジョン・スターリング追悼『シーンでのリズムギターに関して」、ジョシュア・メシック来日、ハンマーダルシマの新世代、第29回 IBMAアワードショウ2018中継⑧最終回、ブルーグラス史観による...アメリカ歴史概論#103、1933年、東北大学「山口芳真」学生プロファイル#170、日本ブルーグラス7吋シングルレコード史#12ジム&ジェシーとヴァージニア・ボーイズ「おじさんのフィドル/ダーリンの声」、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です。

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