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    B.O.M.Newsletter #459  
            2019年1月15日  
   
 

 
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目   次

新入荷ダイジェスト   1  
   2  (ブルーグラス)
   3  (オールドタイム、フォーク、アメリカーナ)
  4  (カントリー・ポップ新入荷)
   5  (発掘・編集最新入荷)
   6  (教則物新入荷)
新入荷作品解説    7  
   8  ■ブルーグラス新入荷
   9  ■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
   10  ■インスト新入荷
   11  ■カントリー・ポップ新入荷
   12  ■発掘・編集最新入荷
   13  ■映像新入荷
   14  ■教則新入荷
最近作/お勧め作、再入荷    15  
   16  ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
   17  (ムーンシャイナー12月号レビュー紹介作品)
   18  ■ブルーグラス最近作/お勧め作
   19  *祝第61回グラミー賞ブルーグラス部門ノミネート!
   20  ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作/お勧め作
   21  ■カントリー/ポップお勧め
   22  ■発掘/再発見お勧め
   23  ■映像おすすめ
楽器関連作品    24  
   25  ■バンジョー
   26   ■マンドリン
   27  ■フィドル
   28  ■ギター
   29  ■ハーモニカ
   30  ■教則おすすめ
輸入雑誌    31  
   32  ■バンジョー・ニューズレター誌
   33  ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
月刊『ムーンシャイナー』    34  
 コンサート情報   35  
B.O.M.ご利用方法    36
 


 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス)
  ●ROC-3412 GOOD OLD BOYS 『LIVE:DRINK UP AND GO HOME』2CD (本体¥2,750-)¥2,970-

 『Muleskim¥nner』『Old & In The way』と並ぶロック系ミュージシャンによるブルーグラスの名盤『Pistol Packin' Mama』で知られるグッド・オールド・ボーイズ、録音直後にフランク・ウェイクフィールド(m)、デビッド・ネルソン(g)にジェリー・ガルシア(bj)他を加えたライブ音源が発掘修復された。詳細はブルーグラス新入荷にて。
  ●PATUX-311 DANNY PAISLEY & THE SOUTHERN GRASS 『That's Why I'M Lonesome』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 父親ボブ・ペイズリー&サザングラスを引き継いでトラッド・ブルーグラス一直線、ダニー・ペイズリーのパタクセント移籍第2作目。パタクセント移籍第3弾となる最新作。2016年にIBMAアワード年間最優秀男性ボーカルに選ばれたマウンテン・ソウルたっぷりの歌いっぷりは益々、円熟味を増している。ゲストにロンダ・ビンセント、ダドリー・コンネル。詳細はブルーグラス新入荷にて。
  ●PATUX-325 JEFF SCROGGINS & COLORADO『Over the Line』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 コロラドをベースに最近ではナショナル・ワイドに活躍するジェフ・スクロギンズ&コロラドのパタクセント移籍第一弾。アンディ・オウエンスと来日したことでも知られるジェフ・スクロギンズ(bj)、息子でモンローからニュー・アコースティックまで幅広いスタイルを弾きこなすトリスタン(m)他、ニューグラスという言葉自体がクラシックになりつつある現在のブルーグラス・シーンで、70年代のニューグラス・ムーブメントを思い起こさせる、少し懐かしさを憶えるようなコンテンポラリー・ブルーグラスが今、新鮮に聞こえる。詳細ブルーグラス新入荷にて。
  ●TGE-90444 JD CROWE AND RICKEY WASSON 『HATS OFF TO HAGGARD』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 J.D.クロウ(bj)とニューサウスのサウンドを知り尽くしているリック・ワッソンによる最も偉大なカントリー・シンガーの一人、マール・ハガード曲集。リッキー・スキャッグスのベース=マーク・フェイン(bs)、マーティ・ステュアートのドラム=ハリー・スティンソン、ダン・ティミンスキー、ステュアート・ダンカンという鉄壁のバックに加えてアリソン・クラウス、スザンヌ・コックスがコーラス、マール・ハガード本人も一曲のみ参加という豪華キャスト。2016年に最後のミックス・ダウン終了から間もなくしてマールの訃報が入ったというドラマチックな曰く付き作品。2年のブランクを経て漸くのリリース。
 (オールドタイム、フォーク、アメリカーナ)
  ●TIKI-014 RAFE STEFANINI & DAVID BRAGGER 『Holy Smoke!』CD (本体¥2,450-)¥2,646-

 イタリア人の優れたオールドタイム・ミュージシャン、レイフ・ステェファニー二とカリフォルニアのオールドタイマー、デビッドブラッガーによるフィドル&バンジョー集。各曲のバックグラントを丁寧に解説した16頁のブックレット付。
 (カントリー・ポップ新入荷)
  ●ALCD4988 THE KENTUCKY HEADHUNTERS『Live at the Ramblin' Man Fair 』CD(本体¥2,750)¥2,970-

 ビル・モンローの""Walk Softly On This Heart Of Mine"のカバーで知られるロッキン・カントリー・バンド、ケンタッキー・ヘッドハンターズ、2016年のイギリス・ツアーのライブを収めた作品。
 (発掘・編集最新入荷)
  ●MHCD-038 LOUVIN BROTHERS『The - Love And Wealth: The Lost Recordings』2CD (本体¥4,600-)¥4,968-                                                                                  美しいクローズ・ハーモニーで一世を風靡したルービン・ブラザーズの超レアな未発表音源。詳細次号にて。                                                                                                                               
 (教則物新入荷)

 
●BOOK-AS ANNIE STANINEC『Traditional Bluegrass Fiddle Solos』Book(本体¥5,300-)¥5,724-(52頁、webにてオーディオ解除コード付き)[再入荷]                      

 キャシー・キャリック・バンドで活躍中アニー・スタニネッツ、日系のフィドラーがブルーグラスフィドルの「キモ」を紹介してくれる抜群に有益なフィドル教本秀作! カーリー・レイ・クラインやジョン・グリックなど、とてもマニアックなものからチャビー・ワイズ、ケニー・ベイカーまで、トラッドグラス系歌モノの間奏、完全コピー譜+解説である。楽譜が読める人にとって、ブルーグラスフィドルの神髄に触れる最初の技術的な第一歩になるかもしれない、とても素晴らしい実践的なブルーグラスフィドル教則本である。 
  ●BOOK-TOMS 『 聴かずに死ねるか! 小さな呼び屋トムス・キャビンの全仕事』麻田 浩(著)/奥 和宏(著)A5判256頁(本体¥2,200-)¥2,376-

 デビッド・グリスマン・クインテットを皮切りにニュー・グラス・リバイバル、カントリー・ガゼット等々、ブルーグラス関係をはじめトム・ウェイツ、ジェフ・マルダー&エイモス・ギャレット等々、1965年にモダン・フォーク・カルテット(マイク真木も参加)の一員としてアメリカに渡り、現地の音楽を生で体感。トムス・キャビンという呼び屋を立ち上げ、自分が観たい!と思う、最先端のミュージシャンを招聘した伝説のプロモーター、麻田浩の自叙伝。金儲けだけではなく「小さな場所で、良い音で」をモットーに。最初に手掛けたのがデビュー・アルバムの発売前で結成間もないデビッド・グリスマン・クィンテットのリハーサルを尋ねて決めたというエピソードもブルーグラス・ファンには嬉しい。
 新入荷作品解説
 ■ブルーグラス新入荷
  ●ROC-3412 GOOD OLD BOYS 『LIVE:DRINK UP AND GO HOME』2CD (本体¥2,750-)¥2,970-

DISC ONE:Ashes Of Love/Deep Elem Blues/Dim Lights/Toy Heart/Fireball Mail (instrumental)/I’ll Never Make You Blue/All The Good Times/She’s No Angel/Here To Get My Baby Out Of Jail/Wildwood Flower (instrumental)/Teardops In My Eyes/

DISC TWO:Lonesome Road Blues/Long Gone/Leave Well Enough Alone/White House Blues/T For Texas/Jesus Loves His Mandolin Player (instrumental)/First Whippoorwill/New Camptown Races (instrumental)/Pistol Packing Mama/Rawhide (instrumental)/Jerusalem Moan/Drink Up & Go Home/Orange Blossom Special (instrumental)

 グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアのプロデュースでニューライダース・オブ・パープルセイジのデビッド・ネルソン(g)、鬼才=フランク・ウェイクフィールド(m)にブルーグラス界の巨匠=ドン・レノ(bj)とチャビー・ワイズ(f)を迎えてピュアなブルーグラスを演じて、ミュールスキナー、オールド&イン・ザ。ウェイと並んで70年代ロック・ファンの間で支持されブルーグラス・アルバム『Pistol Packin' Mama』(1976現在廃盤)の録音直後に、録音メンバーのパット・キャンベル(bs)とジェリー・ガルシア(bj)とブラントリー・カーンズ(f)というメンバーで行ったグッド・オールド・ボーイズのライブ音源。ピストル・パッキン・ママに収録された曲を中心に煙漂うブルーグラス。ウェイクフィールドの愛器のロイド・ロアを駆使してモンローから発展させた独自のユニークなスタイルは特筆すべき。ライブということでより自由なプレイが堪能できる。デビッド・ネルソンの一音入魂のベース・ランニングにクラレンス・ホワイトへのリスペクトが感じられる。ガルシアのバンジョーはオールド&イン・ザ・ウェイのあのタイミングが時代を感じさせてくれる。ブルーグラス出身のミュージシャンがロックに転向して成功を収めながらも自らのルーツを顧みて機会を窺いながらブルーグラスを演じる様子はデビッド・グリスマンやピーター・ローワンにも共通する。決して耳障りの良い音楽では無いが、演者と観客、共になんとも云えないエネルギーに満ちた70年代という時代を強く感じさせる。
  ●PATUX-325 JEFF SCROGGINS & COLORADO『Over the Line』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Big Train download/Piney River Girl/Curse the Ohio/Darcy Farrow/Boardwalk/A Few Old Memories/Over the Line/The Future’s Not What It Used To Be/Zig Zag/Hide Your Heart/Ashes to Ashes/Headin’ West全12曲

 コロラドをベースに最近ではナショナル・ワイドに活躍するジェフ・スクロギンズ&コロラドのパタクセント移籍第一弾。アンディ・オウエンスと来日したことでも知られるジェフ・スクロギンズ(bj)、息子でモンローからニュー・アコースティックまで幅広いスタイルを弾きこなすトリスタン(m)、ウェスト・バージニア生まれの力強いシンガー、グレッグ・ブレイク(g)、オレゴン出身で2016年のロッキーグラスのフィドル・チャンピオンの紅一点、エリー・ハッカンソン(f)、トニー・ライス・ユニットやジョン・ハートフォードロストリングバンドで知られるベテラン、マーク・シャッツ(bs)という面々。ニューグラスという言葉自体がクラシックになりつつある現在のブルーグラス・シーンで、70年代のニューグラス・ムーブメントを思い起こさせる、少し懐かしさを憶えるようなコンテンポラリー・ブルーグラスが今、新鮮に聞こえる。
  ●PATUX-311 DANNY PAISLEY & THE SOUTHERN GRASS 『That's Why I'M Lonesome』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

That’s Why I’m Lonesome/Rainbow of my Dreams/Does It Have to End This Way?/Runnin’ Late/No Vacancy/Harold’s Super Service/Cattle in the Cane/Who Do You Think You’re Foolin’/Mullingar Quickstep/I’ve Never Been So Lonesome/Walking Back to Bluefield/Light at the River/Will You Visit Me on Sundays? 全13曲

 父親、ボブ・ペイズリーがテッド・ランディと共に創り上げた、ペンシルバニア、メリーランド地区の南部からの移住者が持ち込んだブルーグラスの伝統を引き継ぐダニー・ペイズリー&サザン・グラス、パタクセント移籍第3弾となる最新作。
2016年にIBMAアワード年間最優秀男性ボーカルに選ばれたマウンテン・ソウルたっぷりの歌いっぷりは益々、円熟味を増している
 ダニー(g)&ライアン(m)・ペイズリー親子、嘗てのバンド・メイト、テッド・ランディの息子であるボビー(bs)&T.J.(f)ランディ(bs)と元カントリー・ジェントルメンのマーク・ディレイニー(bj)という面々に加えて、ゲスト・ボーカルにロンダ・ビンセントと元ジョンソン・マウンテン・ボーイズで現セルダム・シーンのダドリー・コンネルが参加。
 ディック・スティーバー、ドニー・エルドレスといった名マンドリにストを輩出したサザングラスの伝統を引き継ぐライアン、オールドタイム・フィドルの雰囲気を湛えたフィドリングのT.J.マークのロック・ソリッドで個性の際立ったバンジョーも魅力。
カウンティの名盤『Spring time In The Mountain』に収録されていた"I’ve Never Been So Lonesome"等、父親ボブ・ペイズリーのカバー、マール・トラビス、マール・ハガード、ジョージ・ジョーンズのブルーグラス・アレンジ、最も初期のフラット&スクラッグスのラジオ・ショー音源で知られる"Rainbow of my Dreams"やカールメストーリーのブルーグラス・ゴスペル等々、ゴイゴイのトラッド・ブルーグラスを聞かせる。
 ラストはロンダ・ビンセントを迎えて死刑囚と恋人とのやりとりを切々と歌い上げる。
  ●TGE-90444 JD CROWE AND RICKEY WASSON 『HATS OFF TO HAGGARD』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Always On A Mountain/Big City/Hungry Eyes/Ramblin' Fever/I Wonder Where I'll Find You At Tonight/California Cotton Fields/Daddy Frank/Old Man From The Mountain/Kentucky Gambler/Living With The Shades Pulled Down/Farmer's Daughter/When My Last Song Is Sung

 J.D.クロウ(bj)とニューサウスのサウンドを知り尽くしているリック・ワッソンによるマール・ハガード曲集。2014年にJ.Dとリッキー・ワッソンによって彼らが敬愛するマール・ハガードの曲を集めたプロジェクトをスタート、ナッシュビルの名うてのミュージシャン。リッキー・スキャッグスのベース=マーク・フェイン(bs)、マーティ・ステュアートのドラム=ハリー・スティンソン、ダン・ティミンスキー、ステュアート・ダンカンという鉄壁のバック集めてナッシュビルのヒルトップ・スタジオで録音を開始、リッキーのボーカルをケンタッキー州クレイ・シティのリッキーのスタジオで録音、アリソン・クラウス、ダン・ティミンスキー、スザンヌ・コックスが全面的にコーラスで参加、マール・ハガードにライナーノーツにコメントを求めてバス・ドライバーにデモ・テープを送ったところ、本人からボーカルで参加したいと申し出があり、"Living With The Shades Pulled Down"でリード・ボーカルで参加。キース・ホィットリー在籍時のニュー・サウスのサウンドを更に進めた、J.D.好みのカントリー志向のブルーグラス・サウンド。2016年4月6日の午前1時8分に最後の曲"“When My Last Song Is Sung"のミックス・ダウンを終えた翌朝、マールの訃報が伝えられたことに打ちひしがれて、2年間の時を経て、遺族の祝福を得て、ようやく陽の目を見たという曰くつきの作品。
  ●SDB-1001 JOHN HARTFORD『Headin’ Down Into The Mystery Below/ Slumberin’ on the Cumberland』2CD(本体¥3,100-)¥3,348-

Album 1: Headin’ Down into the Mystery Below
The Mississippi Queen/Mama Plays The Calliope/See The Julia Belle Swain/On Christmas Eve/Natchez Whistle/Kentucky Pool/Miss Ferris/Paducah/Headin’ Down Into The Mystery Below/Beatty’s Navy/In Plain View of the Town全11曲

Album 2: Slumberin’ on the Cumberland
Slumberin’ on the Cumberland/Greenback Dollar-Careless Love/Love In Vain/If I Can Stay Away Long Enough/Hillman/Southern Moon/I Can Read Between The Lines In Your Letter/Blue Writin’ On White Paper/First Fall of Snow/Fiddle Faddle/Go Fall Asleep Now全11曲

 ジョン・ハートフォード、フライング・フィッシュ時代の『Headin’ Down Into The Mystery Below』(FF-063,1978)と『Slumberin’ on the Cumberland』(FF-095,1979)のカップリング。1971年にワーナーからニューグラス・ムーブメントの先駆けとなる『Aereo-Plain』をリリース、1976年にはインティーズのフライング・フィッシュから全くのソロ・パフォーマンスによる『Mark Twang』でグラミーを受賞、同年にナッシュビルの名うてのプレイヤーとスタジオ・セッションという趣の『Nobody Knows What You Do』を発表、前者の続編という趣向の『Headin’ Down into the Mystery Below』とベニー・マーチンと旧友パット・バートン(2曲のオリジナルを提供)を迎えて、バディ・エモンズ(steel g)、サム・ブッシュ(m)等が大活躍する『Slumberin’ on the Cumberland』という異色のサウンドが楽しめる。
『Headin’ Down Into The Mystery Below』はジョンが生涯を通して愛し続けたスチームボート、特に19世紀から20世紀の初頭に活躍した外輪式蒸気船とミシシッピー・リバーに因んだ曲を集めた作品。彼のライブ・パフォーマンス同様にタップを踏みながらフイドルやバンジョーによる弾語りとコーラスが加わったコール&レスポンス。1976年に最大の蒸気船として新造されたと"The Mississippi Queen"、ジョンが少年時代にスチームボートに夢中になるきっかけを作った女性教師に捧げられた"Miss Ferris"、"最後の外輪式蒸気船「ジュリア・ベル・スワン」、川の上で一人で過ごす、クリスマス・ソングというには切ない気分になる"On Christmas Eve"他。
『Slumberin’ on the Cumberland』、ジョンとベニーの共作によるタイトル曲ではサム・ブッシュ(m)やバディ・エモンズ(steel g)との掛け合いが素晴らしい。唄にフィドルにベニー・マーチン節が炸裂する"Greenback Dollar-Careless Love"。ロバート・ジョンソンのブルースのハートフォード的解釈による"Love In Vain"、ベニーのウクレレやギター・プレイが聞ける"Hillman""I Can Read Between The Lines In Your Letter"、デルモアの"Southern Moon"(関西ではサザン・マウンテン・ボーイズがカバー)等々、オズボーン兄弟の後期デッカ録音にも通じる極上のスタジオ・セッションによるブルーグラス。
  ●ND-760 APPLACHIAN ROAD SHOW 『Presented By: Barry Abernathy and Darrell Webb』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Intro/Little Black Train/Dance, Dance, Dance/Broken Bones/Milwaukee Blues/Georgia Buck/Piney Mountains/Old Greasy Coat/Anna Lee/Oh Lovin' Bab/I Am Just a Pilgrim全11曲

 ドイル・ローソン&クイックシルバーからマウンテン・ハートの創立メンバー、左手にハンディキャップを持ちながらも豪快なバンジョー・プレイを聞かせるバリー・アバナシーとJ.D.クロウ&ニューサウス、ロンサム・リバー・バンド、ロンダ・ビンセント&レイジを渡り歩いたダレル・ウェッブががっぷり四つに組んだ期待の新ユニット、アパラチアン・ロード・ショーのデビュー作。
  ●SR-1701 JIMMY GAUDREAU & ELLE MEARS『Give Us Strength』CD(本体¥2,450-)¥2,646-[再入荷]

You Go to Your Church and I'll Go to Mine/The Sailor's Prayer/Saving Me a Place/Morning Glory/Let Us Cross over the River/Going up Home to Live in Green Pastures/Give Us Strength/A Prayer for My Friend/Everybody's Reaching out for Someone/It's Worth Having Faith/Wires and Wood/Full Force Gale (Live)全12曲

 ジミー・グッドロウが姪のエル・ミアーズと共同名義でリリースした2017年リリース作品は、1994年にジミーがビル・クリフトンと共に創った『River of Memories』(ELF-103)に触発されて以来、長年温め続けたアイデアで、ビル言うところの、カーター・ファミリーの"Keep On The Sunnyside"に通じる「心地よくて前向きなメッセージを持った曲」を集めたゴスペル作品。素朴で愛らしいエルのボーカルによる"You Go to Your Church"を皮切りにジョナサン・エドワーズを迎えて"The Sailor's Preyer"、グッドロウのマンドラが効果的に使われている。ロビン&リンダ・ウィリアムスの作品から2曲、マイク・オールドリッジの最晩年の録音となった"Green Pastures"他、ジミーがこれまでに関わったジョン・スターリングとのキャロライナ・スターやムーンディ・クラインとのチェサピーク、エリック・プレース&ムーンライターズとの共演も収録、タイトル曲はグッドロウがヒュー・モファットにコンセプトを伝えて書き下ろしたという名曲。
  ●RANDM-064 PO' RAMBLIN' BOYS『Back to the mountains』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

I can't go on this way/Are you homesick in Carolina/The Honky tonk downstairs/Messing with my mind/The Girl I denied/Back to the mountains/Remember where you came from/Late last night/I believe in the old time way/Back toward the mountain/Drive myself to drinkin/The Honky tonk downstairs全12曲

 2018年のIBMAアワード年間最優秀新人アーティスト受賞、得意のワンマイク・パフォーマンスでオール・スモーキームーンシャイン醸造所のビジターを相手に演奏を続けて、コアなブルーグラス・ファン以外にオーセンティックなスタイルのブルーグラスを届けてきたポーランブリン・ボーイズ、2016年リリースの作品。ブルーグラス・フィーリングたっぷりのオリジナルと埋もれた名曲のカバー。モンロー・スタイルが得意のC.J.ルゥワンドゥスキ(m)、ラルフ・スタンレーを髣髴させるタイミングにはっとさせられるジェレミ・ブラウン(bj)、ジェレミ・ブラウン(g)、ジョッシュ・リンケル(bs)という面々。
  ●OBR-15762 TRINITY RIVER BAND『UnBroken』CD -(本体¥2,450-)¥2,646-

Between Me And Jolene/Time'S A Crooked Thing/The Promised Land/Lover'S Leap/The Mirror/Ten Miles To Deep Gap/The Things We Do For Dreams/Silver And Gold/Right Where She Left Him/My Own Worst Enemy/Secrets/Come Back Train

 フロリダ州キャラハンから登場した新進気鋭、トリニティ・リバー・バンド、2008年頃から地元の教会からファミリー・バンドとしてキャリアをスタート、評判を呼び2011年からフルタイムで活動開始、マイク・ハリス(g)、ジョッシュ・ハリス(bj,d)、ブリアナ・ハリス(f)とカール・ジャクソンが「天使の歌声」と絶賛のサラ・ハリス(m)という面々が家族バンドならではの素晴らしいハーモニーを聞かせる。2013年のデビュー作『Today it don't look like rain』、クリスマス作品『On a morning like this』含む6枚目のアルバム。軽快にドライブするバンジョーに乗ってコーラスが冴える"Come Back Train"はブルーグラス・サーベイのチャート入り、サラのマンドリンのキックオフが印象的でな"Me and Jolene"、女性バンドならカバーしたくなるメローな曲調が心地よい。
ドリー・パートンのカバーのゴスペル曲"Silver and Gold"、素朴なアレンジで歌の良さが引き立つアレンジ。キム・フォックスとクレイグ・マーケットによる胸がキュントなる"Right Where She Left Him"、"Highway 40 Blues"を髣髴させるタイトル曲等々、メジャーデビュー以前、ダウン・ホーム・フォークス時代のホワイツにも通じる素朴さと爽やかさが魅力。このあたりをカバーする学生女性バンドが出てきたら見てみたい。
  ●LOR-620 KATHY KALLICK BAND『Horrible World』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Ride AwayPockets Full of Rain/(It’s A) Horrible World/Cascade Blues/Dark as the Night, Blue as the Day/Solid Gone/My Honey Lou/Boot Heel Drag/The Sunday Road/Cotton Eyed Joe/Nothin' so Bad (It Can’t Get Worse)/Edale/This Beautiful World全13曲

 ローリー・ルイスと並ぶ西海岸女性ブルーグラス、キャシー・キャリック・バンドの最新作。アニー・ステにネックのフィドルもたっぷり聞ける気持ちの良いブルーグラス。詳細次号にて。
 ■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
  ●TIKI-014 RAFE STEFANINI & DAVID BRAGGER 『Holy Smoke!』CD (本体¥2,450-)¥2,646-

Forty Weight of Gingerbread/Shipping Port/Nitches Over the Hill/Meriwether/Billy in the Lowground/Toss the Feathers/Buck Snort/Chinquapin/Down at the Mouth of Old Steinson/Hamilton's Special Breakdown/Smokey Hole/The Wise Maid/Pretty Little Girl With A Blue Dress On/Sweet Milk and Peaches/Poundcake and Sugar/Back Step Cindy/Irish Boy

 イタリア人の優れたオールドタイム・ミュージシャン、レイフ・ステェファニー二とカリフォルニアのオールドタイマー、デビッドブラッガーによるフィドル&バンジョー集。各曲のバックグラントを丁寧に解説した16頁のブックレット付。
  ●DIRT-0072 ANNA & ELIZABETH CD (本体¥2,450-)¥2,646-

Long Time Travelin/Little Black Train/Poor Pilgrim Of Sorrow/Soldier And The Lady/Lovin Babe/Orefeo/Father Neptune/Goin Across The Mountain/Don'T Want To Die In The Storm/Troubles/Voice From On High/Wont You Come And Sing For Me/Greenwood Sidey/Very Day I'M Gone/Grace Of God/Ida Red

 ブルーリッジのど真ん中、バージニア州フロイドを本拠にアパラチアン・トラッドを新たな感性で伝える女性デュオ、アンナ&エリザベス、ヘイゼル&アリスのお宝音源を発掘したフリー・ダートから2015年のリリース。アンナ・ロバーツ・ゲヴァルトとエリザベス・ラプリールに加えてアリス・ジェラルド他がゲスト参加。アパラチアン・トラッドを中心にギリアン・ウェルチにも通じるシンプルなバック、アーニャ。ヒンクルにも通じるマウンテンメスタイルの唱法でなんともけだるく、時代を超越したようなサウンドが何とも新鮮に響く。
 ■インスト新入荷
  ●OMNI101719  TOM BRUMLEY & THE BUCKAROOS『Steelin' The Show』CD(本体¥2,750)¥2,970-

Tom Cattin'/Steel Guitar Rag/Bud's Place/The Neosho Waltz/Steel Guitar Polka/Seven Come Eleven/Free And Easy/Tom's Waltz/Apple Jack/The Waltz Of The Roses/Pedal Patter/Tracie's Waltz/Runnin' Short/Highland Fling/Moonlight On The Desert/March Of The McGregor/Together Again (Buck Owens And The Buckaroos) 全17曲

 バック・オウエンス&バッカルーズのスチール奏者、トム・ブラムレーのソロ・インスト作品。
 ■カントリー・ポップ新入荷
  ●MSM-2018 MARTHA SPENCER CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Blue Ridge Mountain Lullaby/My Heart Says Yes/Hard Headed Woman/The Last Leaves/Let the Wild Stay Free/Chickens Coming Home to Roost Tonight/Rambling Woman/Wishful Thinking/Ruby/Cold Winter Lingers/Jonah/No Help Wanted/Tree of Heaven/Rambling Hobo

 アコースティックの響きや軽快なカントリー・サウンドにに乗せてエンジェリック・ボイスが何とも心地よい、バージニアのブルーリッジ出身のシンガーソングライター、マーサ・スペンサー、アパラチアのオールドタイム・ストリングバンド、ホワイト・トップ・マウンテン・バンドのエミリー&ソーントン・スペンサーの娘でクロッグ・ダンスの教則ビデオも出している。このデビュー作ではブルーグラス。オールドタイム、ホンキートンク・カントリー、ロカビリーと彼女のショーケース的な内容。古いカントリーメファンにもお勧めです。
  ●ALCD4988 THE KENTUCKY HEADHUNTERS『Live at the Ramblin' Man Fair 』CD(本体¥2,750)¥2,970-

Intro/Big Boss Man/Ragtop/Stumblin/Shufflin' Back To Memphis/Have You Ever Loved A Woman?/Wishin' Well/Walking With The Wolf/My Daddy Was A Milkman/Don't Let Me Down/[STUDIO BONUS TRACKS w/ JOHNNIE JOHNSON]Rock Me Baby/Rock 'n'Roller/Hi-Heel Sneakers

 ビル・モンローの""Walk Softly On This Heart Of Mine"のカバーで知られるロッキン・カントリー・バンド、ケンタッキー・ヘッドハンターズ、2016年のイギリス・ツアーのライブを収めた作品、ボーナスにチャック・ベリーのピアニスト、ジョニー・ジョンソンとのスタジオ・セッションが収められている。
 ■発掘・編集最新入荷
  ●MHCD-038 LOUVIN BROTHERS『The - Love And Wealth: The Lost Recordings』2CD (本体¥4,600-)¥4,86-

Spoken Message from Ira Louvin/It’s All Off/Take My Ring from Your Finger/I’ll Never Go Back (To the Ways of Sin)/Are You Missing Me?/Coo, Coo, Coo/Streamline Heartbreaker/(I’m Changing the Words To) My Love Song/Red Hen Boogie/Unpucker/Television Set/Discontented Cowboy/Two-Faced Heart/Don’t Compare The Future With The Past/That’s My Heart Talking/I’m Gonna Love You One More Time/Preach the Gospel/Born Again/They’ve Got the Church Outnumbered/The Sons and Daughters of God/Insured beyond the Grave/You’ll Meet Him in the Clouds/I Love God’s Way of Living/Love and Wealth/Bald Knob, Arkansas/Measured Love/Kiss Me Like You Did Yesterday/Would You Tear Down Your Castle/You’ll Forget/Never Say Goodbye

 美しいクローズ・ハーモニーで一世を風靡したルービン・ブラザーズの超レアな未発表音源。詳細次号にて。
 ■映像新入荷
  ●SRDVD-2001 MULESKINER DVD(本体¥2,950-)¥3,186- {再入荷]

New Camptown Races/Dark Hollow/Land of the Navajo/Blackberry Blossom/Knockin On Your Door/Opus 57 In G Minor/Red Rocking Chair/The Dead March/Orange Blossom Special. 全9曲

 ビル・モンローがTV収録に間に合わず、急きょ集められた当時のロックスターたち、ピーター・ローワン、クラレンス・ホワイト(g)、デビッド・グリスマン(m)、ビル・キース(bj)、リチャード・グリーン(f)といった奇跡のメンバーによるジャムバンドとして30分のテレビ番組に出演、奇跡的にそのVTRが残っていたDVD映像。
この後、ワーナー・ブラザーズに歴史的な名盤『Muleskinner; A Potpourri of Bluegrass Jam』(OXCD-6009 ¥2,970-)を残すことになる彼ら、このテレビ出演ではトラッドを中心に、ブルーグラスを思いっ切り楽しんで演じている。
 21世紀はじまりの今と同様1970年代、ジョン・ハートフォードとともにブルーグラスがドラスティックに変わっていく精神的支柱となった彼らが、トラッドグラスへの愛情とすばらしい演奏を残した奇跡的な、永遠のお宝映像である。
  ●MVDV-4577 & BOOK-27 BILL MONROE『Father of Bluegrass Music』DVD +BOOKセット特価 ¥3,780-(本体¥3,500-)[再入荷]

 ブルーグラスの父、ビル・モンロー(1911-1996)がすべてを語る必携名作DVD。 故ジョン・ハートフォードとのモンロー農場でのインタビューを軸に、レスター・フラット、エミルー・ハリス、ポール・マッカートニー、オズボーン・ブラザーズ、ドリー・パートン、リッキー・スキャッグス、マーティ・ステュアート、そしてデル・マッカーリー/ビル・キース/チャビー・ワイズのブルー・グラス・ボーイズ・リユニオンなどの超貴重な演奏、ジェリー・ガルシアやロイ・エイカフのインタビューなど、日本語/英語併記の完全対訳本とともに、20世紀の偉大なアメリカ音楽家の生涯を再訪しましょう。感動です!! 必見必携のDVD&対訳本セット、特価にて!!!
 ■教則新入荷
  ●BOOK-AS ANNIE STANINEC『Traditional Bluegrass Fiddle Solos』(52頁、webにてオーディオ付)Book(本体¥5,300-)¥5,724{再入荷}

 キャシー・キャリック・バンドのメンバーとして又、ロック・スター=ロッド・スチュアートのツアーに抜擢されたアニー・スタニネッツ(ムーンシャイナー2016年3月号カバーストーリー)、日系のフィドラーがブルーグラスフィドルの「キモ」を紹介してくれる抜群に有益なフィドル教本秀作! ムーンシャイナーでも詳細に解説していたようにカーリー・レイ・クラインやジョン・グリックなど、とてもマニアックなものからチャビー・ワイズ、ケニー・ベイカーまで、トラッドグラス系歌モノ間奏全46曲の完全コピー譜+解説である。決して有名曲や伝説的な演奏のコピー譜ではないが、アニー自身が弾く音源も、本に記されているコードを入力すればweb経由で聴ける。ただし、全体の雰囲気を含めて、チャンスがあればぜひオリジナル録音も聴くべし!
 「その美学はすぐに気付くようなものではないフレージングやシンコペーション、スライド、そしてブルーノートなどといったものから生まれてくる……通常の西洋12音階に慣れ切ったわれわれには、そのスタイルにアクセスするのはとても難しいと感じています」と、カーリー・レイ・クラインのコピーで感じたことをムーンシャイナー3月号で述べているアニー。昨年、来日したステュアート・ダンカンが述べていたように、クラシックなどの素養のある人には聞き苦しい音程がオールドタイムやブルーグラスの肝になるということが、ここでもサンプルとして示される。 この教本、有名曲や名演とされるサンプルではないところが、新鮮な取り組みを誘うことでいい効果を生み出すのではないだろうか。楽譜が読める人にとって、ブルーグラスフィドルの神髄に触れる最初の技術的な第一歩になるかもしれない、とても素晴らしい実践的なブルーグラスフィドル教則本である。
  ●BOOK-STOVE 『STOVE 魅惑の歌詞集 秘蔵ライブCD付き』BOOK+CD (本体¥1,852-)¥2,000-

 北海道のブルーグラス・バンド、ストーブ結成30周年記念して製作されたソングブック。 STOVEの演奏してきた日本語ブルーグラスの名曲32曲の歌詞集。『歌詞を読んだだけで、いろんな情景が浮かんできます。これだけですばらしいのに、なんと! 付録でライブ録音16曲のCDがつきます。客席での録音なのでノイズなど聞き苦しい部分がありますが、そんなライブの世界を、演奏者の多少の”おだち”とともにお楽しみいただければ幸いです。』
収録曲:墓に盆花/嵐の海に/ユーバリ父ちゃん/俺はくわがた虫だ/Blue Snow/落陽反射/Shady Grove/ギターのチカラ/転校してったみよちゃん2011/高き山/美々川の家/Love Grown Cold/Hokkaido Waltz/石狩Steamboat Blues/エゾオオカミの唄/武四郎さん旅日記
 最近作/お勧め作、再入荷
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 (ムーンシャイナー12月号レビュー紹介作品)
  ●MCR-1004 LARRY CORDLE『Tales from East Kentucky』CD(本体¥2,450-)¥2,646-歌詞付

 ロンサム・スタンダード・タイムのバンドリーダーとして又、ブルーグラス系ソングライターとしてリッキー・スキャッグス"Highway 40 Blues"、アラン・ジャクソン&ジョージ・ストレイト"Murder on Music Row"他、数々のメジャー・カントリー・ヒットも手掛けるラリー・コーデルの11枚目の作品。 懐かしさを感じさせるブルーグラス・ファンや本来のカントリー・ファンの心をがっちり掴んだオリジナルの数々を円熟味の増したボーカルで歌い上げる。 今回はロンサム・スタンダード・タイムでは無くソロ名義でのリリース.3ということで、マイク・バブ(bs)、オウブリー・ヘイニー(f)、クレイ・ヘス(g)、クリス・デイビス(m)、ロン・ブロック(bj)、ジョディ・キング(bj)、ロブ・アイクス(d)、コーラスにはソングライター仲間のジェリー・サリー、ドン・リグスビー、ロンサム・リバー・バンドのブランドン・リックマン他、ナッシュビルの腕利きがサポート、全曲の歌詞と本人による解説が入ったブックレット付き。
  ●TEIH90022 HOT RIZE 『Hot Rize's 40th Anniversary Bash』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 結成40周年を迎えるホット・ライズのアニバーサリー作品。ピーターワーニック(bj)、ティム・オブライエン(m,f)、ニック・フォースター(bs)、故チャールズ・ソウテル(g)に代わって参加のブライアン・サットン(g)の鉄壁のメンバーに加えてジェリー・ダグラス(d)、サム・ブッシュ(m)がゲスト参加。ブルーグラスの本質を抽出して、時代に合う形に再構築した知的なサウンドで、パンチ・ブラザーズのクリス・シーリーやアイム・ウィズ・ハーのサラ・ジャローズ等、新しい世代のミュージシャンにブルーグラスの伝統を伝えた功績は計り知れない。
  ●MH-1718 THE MOUNTAIN HOME FAMILY 『Come See About Me: A Benefit for the IBMA Trust Fund』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 ブルーグラス・ミュージシャンの互助目的で創設されたIBMAブルーグラス信託基金の資金調達の為に、現在、最も勢いのあるメインストリーム・ブルーグラス系レーベルであるマウンテン・ホーム社所属アーティスト総出演による企画アルバム。
  ●ACD-89 DAVID GRISMAN & DOC WATSON『Doc & Dawg: Live at Acoustic Stage』2CD(本体¥2,750-)¥2,970-

 ドック・ワトソン(1923-2012)とデビッド・グリスマンによる、1997年10月10日、ノース・キャロライナ州ヒッコリー、アコースティック・ステージにおけるライブ・パフォーマンス。
  ●PATUX-323 THE PSYCHO EXPLODING ORANGUTANS CD(本体¥2,450-)¥2,646-[再入荷]

 凄まじいテクニックでクロウハンマー・スタイル・バンジョーの可能性をどんどん広げているビクターファタ-ド(bj)と4歳から鈴木メソッドでクラシックバイオリンを習い始め、マーク・オコーナー、ブルース・モルスキー、ジェレミー・キッテル、ブリタニー・ハース等の影響でトラディショナルなフィドルを弾き始め、クリフトップやゲイラックスのフィドル・コンテストでチャンピオンという輝かしい経歴を持つアンドリュー・フォークス(f)による狂った爆発するオランウータンと名づけられた伝統的なスタイルとは対極の先鋭的なオールドタイム・デュオによるフィドル&バンジョー集。取上げているのは伝統的なフィドル・チューン、アグレッシブなアプローチが随所に聞かれるが、根底に流れているのはアパラチアン・トラディション。
  ●MCR-005 ALAN MUNDE & BILLY BRIGHT『ES MI SUERTE』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 70年代にウエスト・コーストから登場してロック・ファンの注目も集め、特に日本やヨーロッパで人気を博したカントリー・ガゼットのバンジョー、アラン・マンデ(bj)とテキサスのトゥー・ハイ・ストリングバンドで活躍したビリー・ブライト(m,mandola,g)との2作目となる共演アルバム。落ち着いた大人の趣のインスト集。
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  ●RANDM-064 PO' RAMBLIN' BOYS『Back to the mountains』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

I can't go on this way/Are you homesick in Carolina/The Honky tonk downstairs/Messing with my mind/The Girl I denied/Back to the mountains/Remember where you came from/Late last night/I believe in the old time way/Back toward the mountain/Drive myself to drinkin/The Honky tonk downstairs全12曲

 2018年のIBMAアワード年間最優秀新人アーティスト受賞、得意のワンマイク・パフォーマンスでオール・スモーキームーンシャイン醸造所のビジターを相手に演奏を続けて、コアなブルーグラス・ファン以外にオーセンティックなスタイルのブルーグラスを届けてきたポーランブリン・ボーイズ、2016年リリースの作品。ブルーグラス・フィーリングたっぷりのオリジナルと埋もれた名曲のカバー。モンロー・スタイルが得意のC.J.ルゥワンドゥスキ(m)、ラルフ・スタンレーを髣髴させるタイミングにはっとさせられるジェレミ・ブラウン(bj)、ジェレミ・ブラウン(g)、ジョッシュ・リンケル(bs)という面々。 
  ●YEP-2597JIM LAUDERDALE『Jim Lauderdale & Roland White 』CD(本体¥2,750-)¥2,970-

 アメリカーナ系最重要アーティストの一人、ジム・ロウダーデイルとブルーグラス界のレジェンズ、ローランド・ホワイトが79年にアール・スクラッグスの自宅の地下室で録音した幻の音源。ローダデイルのオリジナル2曲他、ローランドお得意の"I Might Take You Back Again"、レノ&スマイリー"Walls Built Around Your Heart"、レスター・フラット"Six White Horses"他。マーティ・チュアート(g)、ジーン・ウートン(d)、ジョニー・ウォーレン(f)、テリー・スミス(bs)、スタン・ブラウン(bj)がサポート。 ナッシュビル・ブルーグラス・バンドやデル・マッカリー・バンドが登場する以前の、ポテンシャルを内包したナッシュビルのブルーグラスが弾ける前夜といった趣のサウンドが興味深い。
 *祝第61回グラミー賞ブルーグラス部門ノミネート!
  ●COMP-4709 SPECIAL CONSENSUS『Rivers and Roads』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Down the River Road/Hurting Sure/She Took the Tennessee River/Early/Squirrel Hunters/Big River/Bought and Sold/Travelling Shoes/Connected By a Runway/Misty Morning全10曲

 祝第61回グラミー賞ブルーグラス部門ノミネート!!グレッグ・ケイヒル(bj)のリーダーシップのもと、40年以上にわたってオリジナリティ溢れるブルーグラスを作りつづけているシカゴのヴェテラン・バンド、スペシャル・コンセンサス、コンパスに移籍5枚目となる最新作は川と道をテーマにした曲を集めている。敏腕プロデューサー、アリソン・ブラウンの配下で、グラミーやIBMAのノミネートの常連となる人気実力共にトップ・バンドとして認知されているが、ここでも同レーベルのボビー・オズボーン、モリー・タトル他、話題のゲストを迎えて、アワードを狙える様々な仕掛けが施されている。軽快なブルーグラスにアレンジされたジョン・ハートフォードの"Down the River Road"では各自の楽器のテクニシャンぶりも堪能できる。モリー・タトルのクロウハンマー・バンジョーと可憐なボーカルを迎えた"Hurting Sure"はオールドタイム・ミュージシャンとして又、アリソン・クラウスにも楽曲を提供するソングライターとしても多才なマーク・サイモス作、元気印、ベッキー・ブラー(f)を迎えて彼女のペンによる"She Took the Tennessee River"ではボビー・オズボーンも参加。生前のジョン・ハートフォードのイントロに導かれる"Squirrel Hunters"ではジェリー・ダグラス・バンドで来日したクリスチャン・セデルマイヤーの10ストリング・シンフォニーを迎えて、グレッグとアリソン・ブラウンのバンジョー・バトルも聞き物。アカペラによるゴスペル"Travelling Shoes"やメンバーによる上質なオリジナルも聞き物。 
  ●NS-001 JAIMIE HARTFORD『Part of Your History; Songs of John Hartford』CD(本体¥2,750-)¥2,970-(歌詞付)[再入荷]

Back in the Good Ole Days/Presbyterian Guitar/In Tall Building/First Girl I Ever Loved/Wish We Had Our Time Again/Gentle On My Mind 他全12曲

 ジョン・ハートフォードがどれほど素晴らしいか、そ れは70年代という自由の空気をどーいう風に感じるかという、まさに個人的な問題かも知れない。「愛と平 和」、書いてしまうと「へ」のようなお題目だけど、それを手に入れるためにどれだけ真剣に心の自由を得よ うとし、面従腹背であろうと権力や権威に反抗を続けたかということ、浮世の地位や名誉、金や物質がいか に無意味かということ、そんなことがいっぱい、その詩とメロディーに込められている。それが、ジョン・ ハートフォードの音楽だったと思う。ブルーグラスが生んだ最高のシンガー/ソングライターだったと思う。 ピーター・ローワンの心の内面に入り込む詩と違い、あくまでも平易な詩と状況描写でありながら、とても深 い感動を呼び起こすジョンの音楽の奥深さが、こうして息子によってよみがえるなんて、ほんと、幸せなこ とだと思う。バックアップはサム・ブッシュ、ケニー・マローン、デニス・クロウチ、ベラ・フレック、ノー マン・ブレイクらによる完璧なハートフォード・サウンドに、バッサー・クレメンツ、ロニー・マッカーリー、 デビッド・グリスマンら、そしてボーカルにはナンシ・グリフィス、エミルー・ハリス、ジョン・コーワン、ティ ム・オブライエンほか、ジョンを慕う人たちがゲストとして参加、ジェイミーの素晴らしいボーカルを支え る。…みんな素晴らしいが、サムが見事だ!! ...Let's have our time again!!
 ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作/お勧め作
  ●DIRT-0089 COURTNEY HARTMAN & TAYLOR ASHTON『Been On Your Side』 CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Wayside/Meadowlark/Been on Your Side/First of Us/Which Will/Loving Hands/Dead to Me Better/Better/Nature of Us/Hold Still/Neighborhood Name/Liza全12曲

 人気女性ブルーグラス・バンド=デラ・メイで超絶ギター・ピッキングを披露していたコートニー・ハートマン(g)がバンドを離れて カナダのルーツ・ロック・バンド=フィッシュ&バードのテイラー・アッシュトンのクロウハンマーとコートニーのセンス溢れるギターを基調に二人のオリジナル曲を中心に演じる、フラット&スクラッグスよりもサイモン&ガーファンクルに近しいと評された、ギリアン・ウェルチ&デビッド・ロウリングスにも通じる美しいフォーク・デュオ。端々にセンスを感じさせる弾き過ぎないフラットピッキングとオープンバックのバンジョーの響きに乗せて、秋の夜長に相応しい落ち着いたボーカルが心地よい。
  ●BTR-016 FRANK LEE & ALLIE BURBRINK 『Live at Brashler Barn』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Standing on a Mountain/Sing to the Fallen Eagle/Can't Nobody Hide from God/Elkhorn Ridge/I've Always Been a Rambler/Waves on the Sea/The Sailor and the Soldier/Keep Your Lamp Trimmed and Burning/Sandy Boys/I'm Getting Ready to Go/Come and Go with Me

 1990年代に活躍したフレイト・ホッパーズの創立メンバーのフランク・リー(bj,g)とインディアナの若い女性ストリングバンド、ホィップステッチ・シリーズのアリ-・バーブリンク(g,bj,harmonica)によるデュエット集。クロウハンマーやスライドを駆使したオールドタイミーなサウンドでカーター・ファミリー、デルモア・ブラザーズ、グレイソン&ウイッター、フラット6スクラッグス等オールドタイムやアーリー・ブルーグラス、ブラインド・ウィリー・ジョンソン等古いブルース、スティーブン・スティルス作でカントリー・ガゼットで御なじみの"Sing to the Fallen Eagle"をオールドタイム・スタイルで演じているのもユニーク。
  ●RCSI-1162 GALAX BOGTROTTERS 『Old Time Jubliations』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Highlanders Farewell/Ida Red/Red Rocking Chair/Drunk Man'S Blues~Little Brown Hand/Ship In The Clouds/Southern Girl'S Reply/Bull Run Creek/Highway Man/Foggy Creek/Pretty Little Widder/Lovers Return/Oak Ridge Waltz/Shady Grove/October Morning/Kingdom Come全15曲

 オールドタイムの聖地、ゲイラックスをバンド名に冠したゲイラックス・ボグトロッターズ、この地で活躍する精鋭たちによるスーパー・バンドという趣き。エディ・ボンド(f,bj,g,v)とエリン・マーシャル(f,bj)、マルチインストルメンタリストでソングライターととしても有能なカール・ジョーンズ(m,g,bj,v)、力強いビートでリズムを支えるエリック・ヒル(g,bj)、美しい女性ボーカルも魅力のボニー・ボンド(bs)という布陣でゲイラックス地方で好んで演じられる名曲の数々を収めた、とても味わい深く聞き易いオールドタイム名曲集といった趣き。ゲイラックスのフィドラーズ・コンベンションの会場が雨が降れば沼地と化すという話を聞いたことがあるので、この辺から名付けられたのかなと思ってたら、スコッチ・アイリッシュ系の移民のことをボグトロッターと呼んで、既に1930年代に同名のストリングバンドが存在したという。
 アパラチアの音楽一家に生まれたエディ・ボンド(f,bj,g,v)は三歳の頃から人前でダンスをして小遣いを稼いでいたという。ゲイラックス育ちの根っからのオールドタイム・ミュージシャン。エリン・マーシャルはカナダの西海岸出身でアパラチアのトラディショナル音楽を深く学び、クリフトップのフィドル・コンテストで女性として又、アメリカ人以外で1位獲得、最もアクティブなオールドタイム・ミュージシャンの一人。カール・ジョーンズは1980年代にマンドリン弾きとしてノーマン&ナンジー・ブレイクと活動、現在はゲイラックス在住で妻のエリン・マーシャルとのデュオやミュージック・キャンプのインストラクターとしても活躍中。
 ■カントリー/ポップお勧め
  ●BGOCD-1183 GEORGE JONES AND TAMMY WYNETTE 『Me And The First Lady / We’re Gonna Hold On / Golden Ring』2CD(本体¥2,750-)¥2,970-

『Me And The First Lady』 (1972):We Believe In Each Other/A Lovely Place To Cry/There's A Power In Our Love/A Perfect Match/The Great Divide/To Live On Love/You And Me Together/Lovin' You Is Worth It/We're Gonna Try To Get Along/It's Been A Beautiful Life (Loving You)/The Ceremony/『We're Gonna Hold On 』(1973):We're Gonna Hold On/When True Love Steps In/Never Ending Song Of Love/Wouldn't I?/Roll In My Sweet Baby's Arms/(We're Not) The Jet Set/Crawdad Song/If Loving You Starts Hurting Me/That Man Of Mine/The Woman Loves Me Right/As Long As We Can/『Golden Ring 』(1976):Golden Ring/Even The Bad Times Are Good/Near You/Cryin' Time/I've Seen Better Days/Did You Ever?/Tattletale Eyes/I'll Be There (If You Ever Want Me)/If You Don't, Somebody Else Will/Keep The Change全32曲

 デジタル・リマスターによるジョージ・ジョーンズ&タミー・ワイネット、元夫婦による極上のカントリー・デュエット集。全てカントリー・チャートのトップ5入り、『Golden Ring 』(1976)はナンバーワンに輝くも、二人はその後、離婚(ジョージ・ジョーンズのアルコール依存が原因といわれている)。その後もデュオとしての活動は続けた。
 ■発掘/再発見お勧め
  ●OXCD-6000 MULESKINNER『Live』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

NEW CAMPTOWN RACES / DARK HOLLOW / LAND OF THE NAVAJO / BLACKBERRY BLOSSOM / KNOCKIN'ON YOUR DOOR / OPUS 57 IN G MINOR / RED ROCKING CHAIR / THE DEAD MARCH / ORANGE BLOSSOM SPECIAL
Bonus tracks not on the DVD (Sierra DVD 2001): GOING TO THE RACES (bonus track) / EIGHTH OF JANUARY (bonus track) / I AM A PILGRIM (bonus track)/ SITTING ALONE IN THE MOONLIGHT (bonus track with Maria Mauldaur

 ミュールスキナーとオールド&インザ・ウェイの2枚のアルバムは、ニュー・グラス・リバイバルやセルダム・シーンで火のついた新しいブルーグラスを、60年代後半のロックやカウンター・カルチャーで生まれた新人類に紹介するパワーエンジンとなった。70年代の彼ら新人類(米国の)が、現在のジャムグラスやブルーグラス大流行の基盤となっていることは疑いないだろう。これは、そんなミュールスキナーがアルバム制作前に、ブルーグラス・リハビリに励む様子を生々しく捉えた貴重な音源。ボーナス曲として映像作品には含まれない、マリア・マルダーとピーター・ローワンのデュオを含む4曲のリハーサル時の音源が含まれているのもマニアには嬉しい。数ヵ月後に他界してしまうクラレンス・ホワイトをはじめ、ピーター・ローワン、デビッド・グリスマン、ビル・キース、リチャード・グリーン。みんな当時はロック界で活躍していたブルーグラスOB達が、素晴らしいトラッド・ブルーグラスを演じる。
  ●SF-40005 JEAN RITCHIE AND DOC WATSON『Jean Ritchie and Doc Watson at Folk City』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Storms are on the Ocean/Go Dig My Grave/Spike Driver Blues/Over the River Charlie/Soldier's Joy/Swing and Turn Jubilee/East Virginia/Hiram Hubbard/Where are You Going?/Blue Ridge Mountain Blues/Pretty Polly/Willie Moore/What Will I Do with the Baby-O/Pretty Saro/Wabash Cannonball/House Carpenter/Amazing Grace全16曲

 スコットランドからの移民の家系としてケンタッキー州ヴァイパーに生まれたジーン・リッチー(1922-2015)とノース・キャロライナ州ディープ・キャップ生まれのドック・ワトソン、二人のフォーク・リバイバルの最重要ミュージシャンによる1963年、ニューヨークのフォーク・シティにおけるライブ録音。アパラチアン・トラッドや古くから伝わる英系バラッドを蒐集して自らマウンテン・ダルシマーのたジーンとフラットピッキングの名手でバンジョーやハーモニカも得意とするドック・ワトソンという伝説的ミュー゛シャンの共演。1963年にFA2426としてアナログでリリースされてものから、ジーンとドックのみの演奏を抜き出し、新たに4曲の未発表音源を加えて1990年にCD化された。
 ■映像おすすめ
  ●UM-013D RHONDA VINCENT『Bluegrass Legends/Live At The Ryman』 DVD(本体¥2,950-)¥3,186-入荷遅れ10月末入荷予定

Hit Parade Of Love (Rhonda Vincent)/When The Grass Grows Over Me (Rhonda Vincent)/Grass That I'm Playing Is Really Blue (Sally Berry)/How Can You Refuse Him Now (Rhonda Vincent)/Mama Tried (Rhonda Vincent)/Midnight Ange(The Osborne Brothers)/Osborne Medley-My Favorite Memory-Beneath Still Waters-Windy City(TheOsborne Brothers)/Deep Elum Blues (Jesse McReynolds)/Mom and Dad's Waltz (Bobby Osborne)/Pain In My Heart (Bobby Osborne)/Rocky Top (Bobby Osborne)/Mac Medley-Wabash Cannon Bal-/Homestead On The Farm (Mac Wiseman)/Jimmie Brown The Newsboy (Mac Wiseman)/Bluebirds Are Singing For Me (Mac Wiseman)/Tis Sweet To Be Remembered (Mac Wiseman)/Oswald's Dobro Chimes (Brent Burke)

 ブルーグラス界の女帝、ロンダ・ビンセントがオズボーン・ブラザーズ、マック・ワイズマンを迎えてライマン公会堂で行ったライブ映像作品がCDと同時発売。ジミー・マーチンの当たり曲を皮切りに貫禄のステージを魅せるロンダ・ビンセント&レイジの面々、ロンダの娘でフィドルのハンターベリーの妻であるサリーも登場。久々に人前に登場したソニー(コーラスのみ)とボビーを迎えてオズボーン・サウンドを再現。マック・ワイズマンは十八番をメドレーで、ジェシー・マクレイノルズも昔と変わらぬアグレッシブなプレイを聞かせる。
 楽器関連作品
 ■バンジョー
  ●QFP-070 MARK JOHNSON & EMORY LESTER 『Acoustic Milestones - 20 Years』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 優れたバンジョー奏者に与えられるスティーブ・マーチン・プライズを2012年に受賞、クロウグラスを標榜して自在にメロディを操るクロウハンマーバンジョーの名手=マーク・ジョンソン(bj)とマンドリンの超絶テクニシャンでマルチ・ミュージシャンのエモリ―・レスター(m,g,bs,f,v)が活動を共にして20年を記念してリリースした作品。トミー・ジャクソンのフイドル・チューンでビル・キースやトニー・ライスの名演でお馴染みのCrazy Creek"やモンローの"Cheyenne"等々の起伏の富んだメロディをクロウグラスにアレンジ、ストリングスをバックに格調高くバンジョーが響く"Wind in the Leaves"、エモリーのフォークタッチのボーカルをフィーチャーした"Home Sweet Home (Revisited)""Darcy Farrow"等、トニー・ライスが80年代以降にセットしたニューアコースティック路線のブルーグラスを継承して、自らのアイデアを加えたユニークなサウンド作りに成功している。
 ■マンドリン
  ●MH-1724 ROLAND WHITE『Tribute To The Kentucky Colonels』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 クラレンス&ローランド・ホワイト兄弟を擁してブルーグラス不毛の地と呼ばれたカリフォルニアで孤軍奮闘した伝説のケンタッキー・カーネルズ、今年80歳になるローランドを中心にダリン&ブルック・オルドリッジ、クリスティン・スコット・ベンソン、デビッド・グリア、モリー・タトル、ビリー・ストリングス等々、ベテラン、若手が入り混じってケンタッキー・カーネルズのナンバーを演じる。  
 ■フィドル
  ●OMS-25080 BENNY MARTIN『Big Tiger Roars Again, Vol. 2』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

 ブルーグラス・フィドルにとって、恐らく、もっとも 大きな影響を与えたベニー・マーティン、彼の最晩年の2部作の後編。技術的には昔日の面影はないが、その気 持ちには、モンローとフラット&スクラッグスと演奏した日々、50年代のフラット&スクラッグス最高の録音を 残した日々、ハンク・ウィリアムズの親友として無茶を重ねた日々、そして、パーカー大佐によってエルビス・ プレズリーとともにスター・デビューした日々…、そしてすさんだ生活からホームレスにまで成り下がった 日々、それらがすべて込められている。ザ・サイドメンを基本バックに、バディ・エモンズのスティール・ギター とバディ・スパイカーのフィドルをフィーチャーしながら、ゲストにアリソン・クラウス、ジョン・ハートフォー ド、クリスタル・ゲイル、キティ・ウェルズ、レノ・ブラザーズ、リッキー・スキャッグスらを迎えて、ベニー のオリジナル・ソングを中心にカントリー風味の作品に仕上げられている。
  ●MOMCB-018 MOLLY MCBRIDE & THE SIGOGGLIN' STRING BAND『Goodbye My Honey I'm Gone』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

You're Drifting Away - Bill MonroeA Medley/Pike’s Peak/Goodbye My Honey I'm Gone/Rock Andy/Coleman's March/Jake's Got the Bellyache/Fine Times at Our House/Walking the Water- Snakewinder/Grey Eagle/Maggie Meade/Margaret Randolph Waltz/Goodbye My Honey I'm Gone/Polly Put the Kettle On/Sleeping Lulu/Grand Spy

 ミシガン在住のオールドタイム・フィドラー=モリー・マクブライドを中心としたオールドタイム・ストリング・バンド。良く知られたアパラチアのフイドル・チューンを中心に。
 ■ギター
  ●SPR-717 KENTUCKY COLONELS『Appalachian Swing』CD(本体¥2,450-)¥2,646-

Clinch Mountain Backstep/Nine Pound Hammer/Listen To The Mocking Bird/Wild Bill Jones/Billy In The Low Ground/Lee Highway Blues/I Am A Pilgrim/The Prisoner's Song/Sally Goodin/Faded Love/John Henry/Flat Fork/(Bonus Tracks)Pickin' Flat/A Fool Such As I/Black Ridge Ramble全15曲 

 ブルーグラス・インストの超名盤奇跡の再入荷、若き日のローランド&クラレンス・ホワイト兄弟のマンドリンとギター、ビリー・レイのバンジョー等々、お手本の様なブルーグラス・インスト集である。初期とはいえども、クラレンス・ホワイトのギターのヒラメキには完全にノックアウトだ。"Nine Pound Hammer""Listen To The Mocking Bird"、お互いの息遣いまで聞こえてきそうなクラレンスとローランドのインタープレイが繰り広げられる。"Wild Bill Jones"等、ロジャー・ブッシュとビリー・レイのツイン・バンジョー、リロイ・マックのドブロ、ボビー・スローンのフィドルも聞き物。1961年にドック・ワトソンがフォーク・リバイバルのシーンから登場してロサンゼルスのフォーク・クラブ、アッシュ・グローブで熱狂的に迎えられたて間もない時期にドックのスタイルを更に発展させて、シンコペーションを多用した後のトニー・ライス他に多大な影響を与えたブルーグラス・ギターの一つの典型的なスタイルを完成させている点も見逃せない。ホワイト兄弟参加のタット・テイラー『DOBRO COUNTRY』から3曲のボーナスカット入り。
  ●YEP-2499 DOC WATSON 『Doc Watson Live at Club 47 』 CD(本体¥2,750-)¥2,970-

 ボストンにあったフォーク・ミュージックのメッカとして有名なコーヒーハウス、クラブ47に於けるドック・ワトソンの貴重なライブ音源。フォークリバイバルが生んだ最大のスターの一人、ドック・ワトソンのニューポート・フォーク・フェスでセンセーショナルなデビューを果たした1963年、ヴァンガードからのファーストアルバムが出る直前というタイミングで、ボストンのジム・ルーニ―がマネージャーを勤めたことでも知られるクラブ47に於ける貴重なライブ音源。ギターの弾き語りのみならずオートハープ、バンジョーを駆使して、カーター・ファミリーやデルモア、アパラチアン・トラッドに加えてピートー・シーガーから学んだというバラッド、マール・トラビスやフラットピッキンのインストも交えて都会のフォーク・ファンを魅了する。リズム・ギターにグリーン・ブライアー・ボーイズのジョン・ヘラルドが参加しているのも見逃せない。
 ■ハーモニカ
  ●BGOCD-1329 CHARLIE MCCOY 『The Real McCoy / Charlie McCoy / Good Time Charlie / The Fastest Harp In The South』 2CD(本体¥2,750-)¥2,970-

 ナッシュビルのトップ・スタジオ・ミュージシャンの集合体として活躍したエリア・コード615、ベアフット・ジェリーのメンバーとして活躍、フラット&スクラッグス、オズボーン・ブラザーズ等、ブルーグラスとも馴染みの深いハーモニカの第一人者、チャーリー・マッコイがモニュメントに残した初期のアルバムを収録したコンピレーション。
 ナッシュビルの最高のミュージシャン達と創り上げたインストルメンタル作品。
 ■教則おすすめ
  ●HL-195621 『Masters of the Mandolin: 130 of the Greatest Bluegrass and Newgrass Solos』 (本体¥3,450-)¥3,726-

 ブルーグラスとその周辺のマンドリン音楽の歴史的名演を集めたマンドリン・タブ集の決定版、ビル・モンローからサム・ブッシュ、クリス・シーリー、デイブ・アポロンやジェスロ・バーンズ、等、ブルーグラス以外も網羅した全130曲。以前にデビッド・ピータースの手書きによる私家版をベースに編集、ライブテープ音源は同じアーティストの公式録音に差し替えられ、全てのタブ譜について、より正確に採譜し直されている。インストのみならずサム・ブッシュのニューグラス・リバイバル時代や、ドイル・ローソンのブルーグラス・アルバム・バンドの歌物の間奏や渋いところでハーシャル・サイズモア"Rebecca"、ドイル・ローソン"Georgia Cracker"、ボビー・クラーク"Red Wing"、ローランド・ホワイト、リッキー・スキャッグス等々、誰もがあこがれた曲が取上げられているのが嬉しい。タブ譜のみ。全192頁。持ってて安心の1冊。
 輸入雑誌
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  ●BNL-19/01 2019年1月号 ¥950-

カバー・ストーリーは自身のバンド、コロラドを率いて活躍中のジェフ・スクロギンズ、は最新アルバム『Over The Line』(Patux-325)から自作インスト"Zig Zag"タブ譜とレノ&ハレル"Big train"タブ譜。初心者コーナーはタブ譜"Red Haired Boy"、スクラッグス・コーナーは"Cotton-Eyed Joe"、トム・アダムスのコーナーはタブ譜"The Girl I Left in Sunny Tennessee"。2018年バンジョー・ギャザリングのレポート。オールドタイム・ウェイではノア・クライン・インタビュー。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  ●BU-19/01 2019年1月号                                                                                   
***(売切れ中) ***
 月刊『ムーンシャイナー』
 1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、音楽の真髄を探求する月刊誌。

■定期購読:1年¥6,300-
         半年¥3,450-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
  ●2019年1月号 MS-3603(通巻422号)¥540-(税込)

 サミー・シーラー「日本の休日」、ステュアート・ダンカンとダークトーン・フイドルを作る。小寺拓実全米バンジョーコンテスト入賞。北海道のブルーグラス・バンド「Stove」結成30周年。ザ・ジェントルメン解散。新春「藍草(ブルーグラス)」対談。第29回IBMAアワードショー中継③。学生ブルーグラスプロファイル#67琉球大学「黒澤樹音」。成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です。

 コンサート情報
 (いずれも、個々に確認してからお出かけ下さい)
◆ラッシー
 アーリーカントリーもカバーするオールドタイム男女デュオ
1月18日(金)京都、ビンセント075-441-3312
1月25日(金)豊中、「岡町BGジャム会」06-713-8699
1月27日(日)大阪、ドアーズ・イン・ヘブン06-6213-6668
1月31日(木)大阪西天満、ソープオペラ・クラシック06-6809-1703「アメリカン・フォーク・ナイト」
2月3日(日)西宮、壱服庵0798-51-0210
総合(問)安田佳民 yoshitami-yasuda@purple.plala.or.jp
◆やぎたこ
 最新2枚組CD『We Shall Overcome』を発表したルーラル・アメリカンな男女オールドタイム・デュオ
1月19日(土)新潟、新潟ジャズ・ストリート。出演者多数、やぎたこはCapotastにて、14時、17時半。(問)025-250-0290
1月26日(土)越谷、おーるどタイム048-971-1812 
1月27日(日)東中野ミュージック・ストリート
2月3日(日)横浜、自家焙煎珈琲店陽のあたる道045-744-7017
2月24日(日)あきる野市、Cafe ToRamona(042-842-3488)
総合(問)yanagi_yagitako@yahoo.co.jp
◆1月16日(水)東京「リバー・オブ・タイムほか」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆1月17日(木)東京「SHIME with ?」曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655
◆1月17日(木)東京「ネッシー・エクスペディション」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆1月17日(木)兵庫「テキサスクラブ(大矢貞男f、秋元慎m、平松遼太g)」西宮甲子園口・ダートマスクラブ0798-66-4911
◆1月18日(金)東京「スモーキー・マウンテニアーズX3バンド」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆1月19日(土)新潟「第33回新潟ジャズストリート」新潟市、カポタスト025-250-0290。12時。出演:アイランドグラス、グラスピッカーズ、鉄かぶとfrom東京、サザンマウンテンボーイズエターナルfrom大阪、デイジーヒルfrom大阪、やぎたこ 他
◆1月19日(土)東京「ナッシュビル・フリーウエイ」曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655
◆1月19日(土)東京「アルキメデス」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆1月22日(火)東京「ケイコ・ウォーカーwith岸本一遥、有田純弘ほか」曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655
◆1月22日(火)東京「レッド・フォックス/ヒルズ・オブ・ホーム」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆1月23日(水)東京「<ジプシージャズ・ナイト>イエロー・ジャンゴ・リバイバル」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆1月24日(木)東京「鉄かぶと/茅ヶ崎グラス・アライアンス」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆1月25日(金)東京「シティリミッツ・ブルーグラスバンド/デッドマンウォーキング」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆茅ヶ崎ブルーグラス・ナイト
 毎月第四土曜日、毎月ホスト2バンドとジャム
1月26日(土)「ロンサム・キャノンボール/不愉快な仲間たち/The Forty's
2月23日(土)「茅ケ崎グラス・アライアンス/EDB/雪中梅
(問)参加型ライブバー「Botch-Botcy」(0467-83-6535)
◆フレンズ&ネイバーズ
1月26日(土)摂津市、我楽遊人06-7897-8411。19時、¥2000-
2月23日(土)大阪神崎川、アビリーン06-6399-5335
◆1月28日(月)東京「シティ・リミッツ・ブルーグラス・バンド」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆1月29日(火)東京「ブルーグラス・ナイト」曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655
◆1月30日(水)東京「<BG&ブルース・ナイト>ハリッズ/石本竹志」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆1月31日(木)東京「キープ・オン・ザ・グラス」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆2月1日(金)東京「ザ・ジェントルメン Final Gig」曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655
◆2月2日(土)京都「ゴロ―ショーR40」宝ヶ池、ホンキー・トンク075-701-8015
◆2月5日(火)東京「ザ・ブルー・サイド・オブ・ロンサム」曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655
◆2月5日(火)大阪「Salty Freiends セッション」西成、難波屋(問)塩田090-4764-3564、js3ohh@an.wakwak.com
◆2月7日(木)東京「Tri Barrel:河合徹三、古橋一晃、尾崎博志」曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655
◆2月8日(金)東京「ザ・ニュー・アップルシード」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆2月9日(土)東京「<スペシャル・ナイト>デイジー・ヒル/ブルーズビルAC」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆2月12日(火)東京「稲葉和裕&ブルーグラス・バディーズ」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆2月14日(木)兵庫「テキサスクラブ(大矢貞男f、秋元慎m、熊谷侑真g)」西宮甲子園口・ダートマスクラブ0798-66-4911
◆きつねのトンプソンCDリリース記念?西日本で迷子ツアー?
2月15日(金)大阪堀江、「5th Street」。19時半、¥2500-
2月16日(土)岡山、禁酒會舘。15時、¥2500-
2月17日(日)西宮、壱服庵0798-51-0210。15時、¥2500-。20名限定、要予約
総合(問)thompsonthefox@gmail.com
◆2月16日(土)大阪「ブルーグラスランブル20周年記念公演」堂島、ミスターケリーズ06-6342-5821。13時、¥3000-。稲葉和裕(gt)伊藤創平(md)ランディー・コットン(bj)蔦川元(fd)石平祐二(bs)。(問)オフィス・ホワイトオーク0798-72-0984
◆2月17日(日)東京「M.タナカ&カントリープラネッツ」曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655
◆2月17日(日)兵庫「ブルーグラスナッツ/千日前ブルーグラスアルバムバンド」西宮、ダートマス・クラブ0798-66-4911
◆2月19日(火)東京「インステッド・オブ・ネット」曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655
◆2月19日(火)東京「グラス・トラディション」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
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