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    B.O.M.Newsletter #451  
            2018年5月15日  
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目   次

 新入荷ダイジェスト  
  (ブルーグラス)  
  インスト) 
  (映像新入荷)  
新入荷作品解説    
  ■ブルーグラス新入荷  
  ■インスト新入荷
  ■発掘・編集最新入荷  
  ■映像モノ新入荷
 最近作/お勧め作、再入荷  
  ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品  
  [ムーンシャイナー5月号レビュー紹介作品]  
  ■ブルーグラス最近作/お勧め作 
  ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作/お勧め作  
  ■カントリー/ポップお勧め 
  ■お勧め発掘・編集最近作  
  ■日本のアーティスト
楽器関連作品    
  ■ギター 
  ■バンジョー  
  ■マンドリン  
  ■フィドル 
  ■ハーモニカ 
  ■映像お勧め 
  ■教則物お勧め 
楽器、その他……    
輸入雑誌   
  ■バンジョー・ニューズレター誌  
  ■ブルーグラス・アンリミテッド誌  
  ■オールドタイム・ヘラルド誌  
 月刊『ムーンシャイナー』    
コンサート情報   
 B.O.M.ご利用方法    


 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス)
  ●MFR-180511 HIGHLAND TRAVELERS『Highland Travelers』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ボックスカーズの解散を受けて、アダム・ステフィ(m)、キース・ギャレット(g)、ジェイソン・デイビス(bj)、キャメロン・ケラー(bs)、ギャリー・ハルトマン(d)というメンバーで結成されたハイランド・トラベラーズ、期待のデビュー作。詳細はブルーグラス新入荷にて。
  ●COMP-4709 SPECIAL CONSENSUS『Rivers and Roads』 CD(本体\2,450-)\2,646-

 前作でアリソン・ブラウンやロブ・アイクスを迎えた"Fireball"が2016年のIBMAアワードの年間最優秀インストルメンタル録音を獲得、長年のキャリアに裏づけされた実力派バンドとして上質の作品を発表し続けるスペシャル・コンセンサス、コンパスからの5作目となる最新作。今回もアリソン・ブラウンのプロデュース&アレンジの下、同レーベルの新たなスター、モリー・タトルやボビー・オズボーン、生前のジョン・ハートフォードの録音を活かした"Squirrel Hunters"等、随所に仕掛け満載。詳細はブルーグラス新入荷にて。
  ●MFR-170804 SUMMER BROOKE AND THE MOUNTAIN FAITH BAND『Small Town Life』ACOUSTIC VERSION CD(本体\2,450-)\2,646-

 2015年に全米NBCネットのオーディション番組「America's Got talent」で勝ち抜いて話題となったマウンテン・フェイスバンドが、抜群の歌唱力を誇るサマー・ブルックを前面に押し出しだした最新作のスペシャル・アコースティック・バージョン。詳細はブルーグラス新入荷にて。
 (インスト)
  ●ATCF00004 JOHNNY WARREN & CHARLIE CUSHMAN『Tradition』CD(本体\2,450-)\2,646-

 アールズ・オブ・レスターの影(でも無いかな?)の主役、ジョニー・ウォーレンとチャーリー・クシュマン共同名義として通算4枚目となる作品。今回はアール・スクラッグス&ポール・ウォーレン一辺倒から少し離れ、ジョニー・ウォーレンのオリジナルが7曲、クシュマンが4曲、スクラッグス"Nashville Blues"、グランパジョーンズ、トラッド"Billy In The Lowground""Sally Johnson"という選曲。ジェリー・ダグラス(d)、デビッド・ハーベィ(m)、サム・ブッシュ(m)、ジェフ・ホワイト(g)、マイク・バブ(bs)がサポート。 詳細はインスト新入荷にて。
  ●BWCD-226 ROGER HOWELL『Hills & Heroes』CD(本体\2,450-)\2,646-

 アパラチアの音楽には、イギリス諸島のスコットランドを中心にしたケルト民族が持ち込んだフィドル音楽がいまだに生き続けているのだが、それは譜面で表現できるものでは決してなく、19世紀に出会った黒人文化との融合の中から生まれた呼吸のようなものである。 それを感じ、会得するには何度も何度も繰り返し聴くことに尽きる(目の前でジャムするのがベストだが)。ロジャー・ハウェルはそんな音楽を、友人たちから丁寧に受け継ぎ、心を込めて披露するアパラチアンフィドルの大秀作。詳細はインスト新入荷にて。
 (映像新入荷)
  ●TMS-7429 THE LITTLE ROY AND LIZZY SHOW『LIVE AT BELL VOL.2』 DVD62分(本体\3,150-)\3,402-

 アメリカ南部の大衆芸能の香りがプンプン.するリトル・ロイ・ルイス&リジー・ロング・ショーの第2集映像作品。ルイス・ファミリー時代の当たり曲"Joshua"リトル・ロイのドライブ感満点のバンジョーは健在。ネイサン・スチュアート(m)、アル・ホイル(g)、リサ・ホイル(bs)バックに二人でバンジョー、ギター、フイドル、オートハープ、スライド・ギター等々、を持ち替えてのエンターティナー振りを披露。12歳のベネット・ボスウェル(bj)がゲスト。最後のバンジョー・メドレーでは間奏ごとに被り物を替えて登場するお得意のパフォーマンスも披露。詳細は映像ト新入荷にて。
 新入荷作品解説
 ■ブルーグラス新入荷
  ●MFR-180511 HIGHLAND TRAVELERS『Highland Travelers』CD(本体\2,450-)\2,646-

Girl That Loved Me/Always Will Be/That's All Behind Me Now/World So Full Of Love/I Guess I'll Go On Dreaming/The Little TennesseeThe Little Tennessee/Kentucky Gambler/It's You Again/Do You Ever Think Of Me/Old Country Church/Poplar Knob

 ボックスカーズの解散を受けて、アダム・ステフィ(m)、キース・ギャレット(g)、ギャリー・ハルトマン(d)の元メンバーにジェイソン・デイビス(bj)、キャメロン・ケラー(bs)、というメンバーで結成されたハイランド・トラベラーズ、期待のデビュー作。アリソン・クラウス&ユニオン・ステーションの初期のメンバーとして又、マウンテン・ハート等で圧倒的なテクニックでIBMA年間最優秀マンドリン・プレイヤーを最多の11度受賞というアダム・ステフィー(m)、ボックスカー時代からの盟友、キース・ギャレット(g)、ETSU出身の新進気鋭ゲイリー・ハルトマン(d)、サミー・シーラーやテリー・バウカム直系のブルーリッジ系バンジョーのジェイソン・デイビス(bj)とキャメロン・ケラー(bs)のジュニア・シスク&ランブラーズ・チョイスから移籍組という面々でコンテンポラリーとトラディショナル、両方のファンに満足してもらえる超ド級のメインストリーム・ブルーグラスを聞かせてくれる。最初のシングルとしてリリースされた"The Little Tennessee"はルーズベルトのニューディール政策の景気対策の目玉となったテネシー川流域開発公社を取上げて、チャートを賑わしている。アダムのバリトン・ボイスを活かしたボーカルとキースのロニー・ボーマンにも通じる今風ブルーグラスの2枚看板に加えて、"World So Full Of Love"ではゲイリーのカントリータッチの甘いボールが聞ける。ブルーグラス・ビートにアレンジされたキティ・ウェルズの"I Guess I'll Go On Dreaming"はレッド・アレン他が取り上げてブルーグラスのスタンダードとなった"Who's Shoulder Will You Cry On"と同じ手法。ジェイソンのペンによるドライブ感が半端無いインスト"Poplar Knob"ではアダムのクリーンで嵩にかかるプレイが炸裂。 
  ●COMP-4709 SPECIAL CONSENSUS『Rivers and Roads』 CD(本体\2,450-)\2,646-

Down the River Road/Hurting Sure/She Took the Tennessee River/Early/Squirrel Hunters/Big River/Bought and Sold/Travelling Shoes/Connected By a Runway/Misty Morning全10曲

 グレッグ・ケイヒル(bj)のリーダーシップのもと、40年以上にわたってオリジナリティ溢れるブルーグラスを作りつづけているシカゴのヴェテラン・バンド、スペシャル・コンセンサス、コンパスに移籍5枚目となる最新作は川と道をテーマにした曲を集めている。敏腕プロデューサー、アリソン・ブラウンの配下で、グラミーやIBMAのノミネートの常連となる人気実力共にトップ・バンドとして認知されているが、ここでも同レーベルのボビー・オズボーン、モリー・タトル他、話題のゲストを迎えて、アワードを狙える様々な仕掛けが施されている。軽快なブルーグラスにアレンジされたジョン・ハートフォードの"Down the River Road"では各自の楽器のテクニシャンぶりも堪能できる。モリー・タトルのクロウハンマー・バンジョーと可憐なボーカルを迎えた"Hurting Sure"はオールドタイム・ミュージシャンとして又、アリソン・クラウスにも楽曲を提供するソングライターとしても多才なマーク・サイモス作、元気印、ベッキー・ブラー(f)を迎えて彼女のペンによる"She Took the Tennessee River"ではボビー・オズボーンも参加。生前のジョン・ハートフォードのイントロに導かれる"Squirrel Hunters"ではジェリー・ダグラス・バンドで来日したクリスチャン・セデルマイヤーの10ストリング・シンフォニーを迎えて、グレッグとアリソン・ブラウンのバンジョー・バトルも聞き物。アカペラによるゴスペル"Travelling Shoes"やメンバーによる上質なオリジナルも聞き物。
  ●MFR-170804 SUMMER BROOKE AND THE MOUNTAIN FAITH BAND『Small Town Life』ACOUSTIC VERSION CD(本体\2,450-)\2,646-

Who Will You Be/Perfect Day/Umbrella/Lazy River/Queen Anne's Revenge/Bring The Heat/God's Blessings/Lead Me On/1969/Jawbone Hill/Small Town Life

 2015年に全米NBCネットのオーディション番組「America's Got talent」で勝ち抜いて話題となったサマー・ブルック&マウンテン・フェイスバンドがトラビアナ社からアコースティック・カントリー仕立てでリリースして好評を博した『Small Town Life』のコンテンポラリー・ブルーグラスに仕立て上げたスペシャル・アコースティック・バージョン。サマンサの魅力的なボーカルは甘さの中に芯があり、エッジの効いた歌いまわしと、ブルーグラスならではのドライブと緊張感が際立って、バンドメンバーの技量の高さを一段と引き立てている。
  ●MFR-170922 NOTHIN' FANCY『It's A Good Feeling』CD(本体\2,450-)\2,646-

It's A Good Feeling/Lonely Dancer/The Golden Rule/Kiss An Angel Good Morning/Steel Bars/Hard Hearted/Guitar, Suitcase, and A Bible/Over and Over/Red Wing/A Daisey A Day/She's Not The One

 1994年結成、バージニアをベースに活躍するナッシング・ファンシー、2001年からは自らののバンド名を冠したブルーグラス・フェスティバルを運営、IBMAに比べて.保守的なファン層を持つSPBGMAのアワードで年間最優秀エンターテイナーを6度受賞という堅実な人気を誇るナッシング・ファンシー、カントリー・ジェントルメン、セルダム・シーン等をお手本にした。とても分かり易いブルーグラス。
  ●MFR-170929 DEER CREEK BOYS『MIDNIGHT & DAWN』CD(本体\2,450-)\2,646-

High Wire/Backwater/Midnight And Dawn/The Real World/Been All Around The World/The Cowboy/Airmail Special/Looks Like Love/Headbanger/I Quit/Love's Raining Down/Paralyzed

 バージニア州アマースト本拠のディア・クリーク・ボーイズ、ジャスティン(g)&ジェイソン(bs)・トムリン兄弟にカーソン・オグデン(m)等によってローカル・シーンでスタート、ナッシング・ファンシーやジュニア・シスク&ランブラーズ・チョイス、ブルーグラス・ブラザーズ等に個々で参加の後、アンディ・ロウ(bj)を加えて再結成。トラディショナルとコンテンポラリー、両方のファンからも支持される若手期待のグループ。
  ●MFR-171103 AMANDA COOK 『Deep Water』CD(本体\2,450-)\2,646-

Midnight 402/No Rhyme Or Reason/Banks of Big Bend/Till I'm Too Old/Caleb Meyer/Magnolia Wind/Liar's Moon/Deep Water/Cry, Cry Darllin'/Come To Jesus/Big River/Leaving Louisville

 女性ブルーグラス・ボーカルの新星、透き通った甘い印象に残る声質が魅力のアマンダ・クック、『One Stop Along the Road』(2014年)に続く2枚目、マウンテン・フィーバーからのデビュー作は明るくキャッチーな曲満載の爽やかブルーグラス。ロニー・ボウマン、トム・ジュッツ作の軽快な"Midnight 402"や切なく歌い上げるロニー・ボウマン"Banks of Big Bend"ギリアン・ウェルチのブルーグラス・アレンジ"Caleb Meye"、ガイ・クラーク&ショーン・キャンプ。モンローで知られる"Cry, Cry Darllin'"等々、コンテンポラリーなブルーグラスに乗せて爽やかに聞かせる。
 ■インスト新入荷
  ●ATCF00004 JOHNNY WARREN & CHARLIE CUSHMAN『Tradition』CD(本体\2,450-)\2,646-

Johnny's Girl/Scout-A-Bout/Gommin' Around/Nashville Blues/Stainer's Decline/Straight Eight/Kathy Lynn Waltz/Stompin' With Carlotta/Old Fairground Races/The Shelton Strut/Nashville railroad Blues/Billy In The Lowground/Riverfront rag/Hunttin' Dog Medley/Sally Johnson

 紛れも無くアールズ・オブ・レスターの屋台骨を支えるジョニー・ウォーレン(f)&チャーリー・クシュマン(bj,g)の通算4作目。最初の2枚でジョニーの父、ポール・ウォーレンの遺産を引き継ぐ趣向だったが3枚目の前作ではブライアン・サットン(g)迎えて60年代のフラット&スクラッグスを意識したサウンドへのアプローチが見受けられ、ここでは二人によるオリジナル曲を中心に新たな伝統を紡いで行くという印象。サポートは現在のギブソン社のマンドリン製作のヘッドとしても知られるデビッド・ハーベィ(m)、マイク・バブ(bs)、ジェフ・ホワイト(g)、ジェリー・ダグラス(d)、サム・ブッシュ(m)。ここでのチャーリーはスクラッグス一辺倒では無くドン・レノや独自のスタイルに加えて、リード・ギターも披露、ギブソンのL-5によるソック・ギターもサウンドをよりタイトに引き締まったものにしている。サム・ブッシュ(m)を迎えた"Stainer's Decline"ではケニー・ベイカーの絶頂期にも通じる。ハーベィの正しいブルーグラス・マンドリンも特筆すべき。チャーリーの意表を突くプレーをジョニーがどっしり受け止める"Billy In The Lowground"、全盛期のF&Sのライブ・ショーと見紛う"Sally Johnson"のオタクぶりに思わずニンマリした。(ムーンシャイナー誌レビューより) 
  ●PDD-001 HAWKTAIL『Unless』CD(本体\2,450-)\2,646-

Abbzug/In the Kitchen/Horpe's Reel/Unless/El Camino pt. 2/Boatwoman/Britt Guit/Randy/Frog and Toad全9曲
This recording was produced by Chris Eldridge, mixed by Dave Sinko, and mastered by Eric Conn at Independent Mastering. Abbzug/In the Kitchen/Horpe's Reel/Unless/El Camino pt. 2/Boatwoman/Britt Guit/Randy/Frog and Toad全9曲

 1990年代にアコースティックなストリングバンドによるインストルメンタル音楽のトレンドを設定したストレングス・イン・ナンバーズを更に進めて、よりオールドタイムやルーツ音楽的な方向に回帰させたという印象の話題のストリング・クァルテット、ホウクテイルのデビュー作。クリス・エルドリッジのプロデュースでデビッド・シンコがエンジニアを務めている。
 ボストンの新世代ブルーグラス、クルッキド・スティルで活躍したブリタニー・ハース(f,g)、パタクセントから素晴らしいソロ・アルバムを出しているジョーダン・タイス、ドミニク・レスリー、パンチ・ブラザーズのポール・コワートという確かなテクニックに裏打ちされた、新世代の優れたミュージシャンによるスーパーユニット。
 ブルース・モルスキーにも通じる輪郭の際立ったオールドタイム色の強いフィドリングが魅力の"Abbzug"、カワート(bs)のアルコ弾きが美しい"In the Kitchen"、ノーマン・ブレイクの世界にも通じる"Horpe's Reel"ではタイス(g)、レスリー(m)のメロディの際立った丁寧なピッキングが素晴らしい。アイリッシュを基調としたメロディを広がりのあるアンサンブルで聞かせるタイトル曲、ブルーグラス色の強い"El Camino pt. 2"、ビル・モンローも垣間見える"Britt Guit"等々、耳に覚えのあるような懐かしさを感じるようなメロディを見事なアンサンブルで聞かせる。
 カリフォルニア生まれのブリタニー・ハース(f)は14歳でダロル・アンガー率いるリパブリック・オブ・ストリングスに参加、プリンストン大学で進化生物学を先行、在学中にボストンの新世代ブルーグラスの先駆的存在のクリッキド・スティルに参加、現在はナッシュビルに居を構え、ギリアン・ウェルチの相棒のデビッド・ロウリングスとの活動でも知られる。メリーランド生まれのジョーダン・タイス(g)は17歳でパタクセントから “No Place Better” (2005)でデビュー、 続く“Long Story” (2007)ではノーム・ピケルニー(bj)やケイシー・ドリーセン(f)、アンディ・ホール(d)、マーク・シャッツ(bs)を迎えた“Long Story” (2007)、更に“The Secret History” (2011)、最新作“Horse County"(2017)では本作同様、パンチブラザーズのクリス・エルドリッジとの共同プロデュースの下、ノーム・ピケルニー(bj)、ポール・コアート(bs)に加えてパンチのゲイブ(f)の末弟マイク・ウィッチャー(db)、ドミニク・レスリー(md)、ブリタニー・ハース(fd)、シャド・コッブ(fd)という若手オールスターによるルーツ回帰をしながらもセンス溢れる今のブルーグラス、ブリタニー同様にデビッド・ロウリング・マシンではマンドリンも担当。ウィスコンシン州出身のポール・コワート(bs)はエドガー・マイヤーに師事、マイク・マーシャルのビッグ・トリオ、ニューヨークに移ってパンチ・ブラザーズに参加、現在はナッシュビル在住。コロラド生まれのドミニク・レスリー(m)は15歳で“Signs of Courage"を発表、ウィンフィールド他、各地のコンテストで優勝、ボストンに移りデッドリー・ジェントルメンで活動後、新たに本ユニットに参加。
 ルーツ音楽に根ざして、きちっと整理されたサウンドではあるがシンプルなメロディの美しさがきちっと残って、マーク・オコーナーのようにクラシカルでアカデミックに走らず、オールドタイム・ミュージックの素朴さを残しているところに好感を覚える。全9曲中4曲はナッシュビルのダウンタウンにある長老派教会でデビッド・シンコにより録音された他、カリフォルニアでのライブ音源等。
  ●BWCD-226 ROGER HOWELL『Hills & Heroes』CD(本体\2,450-)\2,646-再入荷

Two O'clock/Hog Trough Reel/Chinky Pin/Rambling Hobo/New Five Cents/The Minstrel Boy to War Has Gone/Lafayette/Jimmy in the Swamp/Lady of the Lake/Diamonds in the Rough/Wreck of the Old '97/Blackberry Blossom/Presbyterian Guitar/Flop-eared Mule/Little Stream of Whiskey/St. Anne's Reel/Newport Breakdown/Soldier's Joy/Amazing Grace/Polecat Blues/Diamonds in the Rough/Mississippi Sawyer/Run Johnny, Run. 全22曲

 アパラチアの音楽には、イギリス諸島のスコットランドを中心にしたケルト民族が持ち込んだフィドル音楽がいまだに生き続けているのだが、それは譜面で表現できるものでは決してなく、19世紀に出会った黒人文化との融合の中から生まれた呼吸のようなものである。
 それを感じ、会得するには何度も何度も繰り返し聴くことに尽きる(目の前でジャムするのがベストだが)。ロジャー・ハウェルはそんな音楽を、友人たちから丁寧に受け継ぎ、心を込めて披露するアパラチアンフィドルの大秀作。
 知る人ぞ知るスクラッグススタイルのトム・マッキーニーとの1曲目フィドル&バンジョーからはじまり、2曲目にはローカルのブルーグラスバンド、3曲目でハンマーダルシマをフィーチャーしたストリングバンド、4曲目にはドック・ワトソンから学んだというロジャーのクロウハンマーバンジョーソロ。
 そのほか友人だったという故ジョン・ハートフォードの“Presbyterian Guitar”などではフィンガーピッキンギター、カーターファミリーの歌物“Diamonds in the Rough”……などなど、ほかにアパラチアンダルシマやツーフィンガーバンジョーなど、さまざまな伝統楽器を駆使して、とても上質な、品の良い(!?)。
 大推薦ののアパラチア伝統音楽インスト集。
 ■発掘・編集最新入荷
  ●REB-1789 DON RENO & RED SMILEY『Together Again』CD(本体\2,450-)\2,646-再入荷

Highway 52/Somewhere, Someday Again/Emotions/Mule Skinner Blues/Soldier's Last Letter 他全13曲

 1972年、47歳で他界したレッド・スマイリーと84年 に57歳で亡くなったドン・レノ、1949年に出会ったふたりはレノ&スマイリーというユニットで1951年から 1964年まで活躍、モンロー、フラット&スクラッグス、スタンレーズと並んでブルーグラス第1世代のパイオ ニアとして独自のサウンドを築き上げた。そのふたりが1971年、ふたたびコンビを組んで発表した歴史的ア ルバムが、36頁のライナーノーツとともにCD化だ。レッド・スマイリーの味わい深いボーカルにドン・レノのす ばらしいバンジョーとリードギター、バック・ライアンの優しく囁くようなフィドル、当時ドンとコンビを組 んでいたビル・ハレル(g)とジェリー・マッカーリー(bs)が創るカントリー・フレーバー溢れるブルーグラ スは、レノ&スマイリーとして最後の公式録音。
  ●REB-1690 LONESOME RIVER BAND "Carrying The Tradition" CD(本体\2,450-)\2,646-再入荷

Sittin' On Top Of The World/I Can't Get You Off My Mind/Cabin of Love/I'm Coming Back(But I Don't Know When)/Fireball Mail 他全13曲 

 90年代以降のメインストリーム・ブルーグラスをセットした名作。トラッド&ソリッド・グラスだ。分厚いリズムギター・プレイで現在主流のコンテンポラリー・ソリッド・ブルーグラスの原型を作ったティム・オースティン(g)、アリソン・クラウス&ユニオン・ステーションのメンバーとして又、ソロアーティストとしてもメジャーデビューを果たし新境地を拓くダン・ティミンスキー(m)、現在、リーダーとしてバンドを引継ぎ若いメンバーを率いて活躍中のサミー・シーラー(bj)、ソロ・シンガーとして又、カントリー・ヒットを手掛けるソングライターとしての才能も発揮するロニー・ボウマン(bs)の四人によるロンサム・リバー・バンド。ゲスト・フィドラーにはアリソン・クラウス、ボビー・ヒックス、スティーブ・トーマス。バージニア&ノース・キャロライナといったブルーリッジの真っ只中、最も伝統的なブルーグラスの環境の中で育った彼等が、慣れ親しんだスタンダード曲を中心に、時代の風を敏感に感じて、自らの感性を活かして創り上げた会心のブルーグラスは多くのフォロワーを生み、現在のブルーグラスの大きな流れを生み出した。タイトルのごとく先人たちの偉業を次の世代に見事に繋いだ名作。
  ●REB-1820 『JOHN STARLING & CAROLINA STAR/SLIDING HOME』CD(本体\2,450-)\2,646-再入荷

Waitin' for a Train/Cold Hard Business/South Riding Tango/In My Hour of Darkness/The Riverboat Song/They'll Never Take Her Love Away from Me/Those Two Blue Eyes/Willin'/Irish Spring/Prayer for My Friends

 初代セルダム・シーンのリード・ボーカリストとして故ジョン・ダフィと丁々発止、渡り合い抜群の旨み溢れる唄を聞かせてくれたジョン・スターリングと故マイク・オールドリッジ(D)、トム・グレイ(BS)という三人のオリジナル・セルダム・シーンのメンバーに、ジミー・グッドロウ(M)、リッキー・シンプキンス(F)というオールスターが勢ぞろいという趣きの2007年発表作品。リトル・フィートのエンジニアとしても知られるジョージマッセンバーグのプロデュースの下、ワシントンDC地区のブルーグラスの伝統を引継ぐ音作りが満喫できる。当時、エミルー・ハリスのサポート・バンドとしてツアーにも参加しているが、ここでもエミルーとグラム・パーソンズの"In My Hour of Darkness"、スターリングと交流のあったローウェル・ジョージの"Willin'"、ギリアン・ウェルチの"The Riverboat Song"、スターリング好みのジミー・ロジャース作品等々、全盛期の超人的な肺活量を感じさせる唄い回しは期待できないが、丁寧に真摯に訴えかける。セルダム・シーンのファンの方にはお勧め。
 ■映像モノ新入荷
  ●TMS-7429 THE LITTLE ROY AND LIZZY SHOW『LIVE AT BELL VOL.2』 DVD62分(本体\3,150-)\3,402-

Joshua/That Fool's On My Mind/A Flight That's Leaving Soon/A Boogie Woogie/Hard Time Blues/Roy Talking/Wild Flowers/Sit Down & Cry/Load In The Morning/Swing Low/Foggy Mountain breakdown/StandingWhere he Fell/As Long As I Live/The Whole World Needs Washing/Dueling Banjos Melody全15曲

 完璧にショーアップされたステージでファミリー・バンドによるブルーグラス・ゴスペルのスタイルを確立したルイス・ファミリーのアメリカ南部の大衆芸能の香りがプンプン.するリトル・ロイ・ルイス&リジー・ロング・ショーの第2集映像作品。ルイス・ファミリー時代の当たり曲"Joshua"リトル・ロイのドライブ感満点のバンジョーは健在。ネイサン・スチュアート(m)、アル・ホイル(g)、リサ・ホイル(bs)バックにリトル・ロイとリジー二人でバンジョー、ギター、フイドル、オートハープ、スライド・ギター等々、を持ち替えてのエンターティナー振りを披露。12歳のベネット・ボスウェル(bj)がゲスト。最後のバンジョー・メドレーでは間奏ごとに被り物を替えて登場するお得意のパフォーマンスも披露。 お客さんを楽しませることにかけては天下一品の二人によるパフォーマンスが素晴らしい。 
 最近作/お勧め作、再入荷
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 [ムーンシャイナー5月号レビュー紹介作品]
  ●REB-1861 PETER ROWAN『Carter Stanley's Eyes』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ピーター・ローワンのレベル・デビューとなるソロ・プロジェクトはカーター・スタンレーに捧げられたタイトル曲を始めとしてスタンレー・ブラザーズの名曲の数々とオリジナルを、ティム・オブライエンの協力を得て、ドック・ワトソンの片腕として活躍したジャック・ロウレンス(g)、自身もラルフ・スタンレーのトリビュート作を発表したドン・リグスビー(m)他を迎えてブレイン・スプラウス(f)、クリス・ヘンリー(m)、パトリック・ソーバー(bj)、ポール・ナイト(bs)等のピーター・ローワン・ブルーグラス・バンド共に作り明けだ素晴らしいブルーグラス作品
  ●RCSI-1166 BECKY BULLER『Crepe Paper Heart』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2016年のIBMAアワードで年間最優秀女性ボーカルと年間最優秀フィドラーのダブル受賞という快挙を成し遂げたベッキー・ブラー、待望の最新作はサム・ブッシュ・バンドのギター&ボーカルとして活躍中のスティーブ・モージンが主宰するダーク・シャドー・レコーディングスからのリリース。ゲストにロンダ・ビンセント、クレア・リンチ、黒人ゴスペル・クァルテットでナッシュビル・ブルーグラス・バンドとの共演で知られるフェアフィールド・フォー、サム・ブッシュ、フランク・ソリバン、ロブ・アイクス他。
  ●REB-1868 THE PRICE SISTERS『 A Heart Never Knows』 CD(本体\2,450-)\2,646-

 ロウレンとリアナのプライス・シスターズ、2016年のセルフ・タイトルのミニ・アルバムに続く、レペルから初のフル・アルバム。2017年の夏にナッシュビルでビル・ボーンディックのプロデュースの下、ブライアン・サットン、チャーリー・クシュマン、マイク・バブ、デニス・クロウチ、アラン・ハートラム、ルース・マクレイン、ジャスティン・モーズを迎えてレコーディング。カーター・ファミリーやデルモア・ブラザーズのクラシックに加えて現在のトップメソングライターの作品を取上げている。“Love Me or Leave Me Alone”や“Remembrance is a Golden Chain,”といつたハード・ドライビング・ナンバー、モンローのアンクル・ペンのアルバムから“The Lee Wedding Tune,”ではボビー・オズボーンの1924年製ロイド・ロア・マンドリンとケニー・ベイカーが所有していたフイドルを借りて録音。チェロとドブロを加えてモンローの提唱するエンシェント・トーンを現代に伝える。
  ●RCSI-1165 SCOTT VESTAL『Images』CD(本体\2,450-)\2,646-

 昨年、バンジョーの分野で多大な功績を残した者に贈られるステーブ・マーチン賞に選ばれ、現在、サム・ブッシュ・バンドで活躍中のスコット・ベスタル、1993年のカセット・アルバム『In pursuit of happiness』、2000年の『Millenia』(PC-1096)に続く3作目のソロ・プロジェクトはキーボード、プログラミングを多用した、プログレッシブなバンジョー作品。
  ●DIRT-0085 VIVIAN LEVA『Time Is Everything』CD(本体\2,450-)\2,646-

 オールドタイム・ミュージシャンを両親に持ちトラッドの宝庫、バージニア州レキシントンで育ったビビアン・リーバ(v,g,f)のデビュー作。ネオ・トラディショナルと呼ぶに相応しいアパラチアン・トラッドの雰囲気を湛えた素朴で瑞々しいボーカルによるオリジナルの数々、古くて新しいニュー・オールドタイム音楽とでも呼ぶのだろうか?長年ブルーグラス、オールドタイムを聞き続けてた方々の耳に、自然に心地よく入ってくるに違いない。
  ●YEP-2499 DOC WATSON 『Doc Watson Live at Club 47 』 CD(本体\2,750-)\2,970-

 ドック・ワトソン、1963年のニューポート・フォーク・フェスティバルで衝撃のデビュー前夜、ボストンのフォークのメッカ、クラブ47に於ける貴重なライブ音源がノースキャロライナ大学チャペルヒル校サザン・フォーク・コレクションとアメリカーナ系のyepROCとのジョイント・プロシェクトでリリース。
■ブルーグラス最近作/お勧め作
  ●RCSI-1166 BECKY BULLER『Crepe Paper Heart』CD(本体\2,450-)\2,646-

Another Love Gone Wrong/Bitter Springs to Big Trees/John D. Champion/Heart of the House/Cair Paravel/Speakin' to That Mountain/The Rebel and the Rose/She Loved Sunflowers/Maybe/Calamity Jane/Written in the Back of the Book/Phoenix Arise (Bonus Track)全12曲

 2016年のIBMAアワードで年間最優秀女性ボーカルと年間最優秀フィドラーのダブル受賞という快挙を成し遂げたベッキー・ブラー、待望の最新作はサム・ブッシュ・バンドのギター&ボーカルとして活躍中のスティーブ・モージンが主宰するダーク・シャドー・レコーディングスからのリリース。ボーナスカットを除いて全て彼女のオリジナル。バックを務めるのはETSUで教鞭を執るプロフェッサー・ダン・ボナー(m)、ブランドン・ボステイック(g)、ネッド・ルベレッキ(bj)、ダニエル・ハーディン(bs)というツアーも共にするメンバーに加えてゲストにロンダ・ビンセント、クレア・リンチ、黒人ゴスペル・クァルテットでナッシュビル・ブルーグラス・バンドとの共演で知られるフェアフィールド・フォー、サム・ブッシュ、フランク・ソリバン、ロブ・アイクス他の参加を得て、ますますパワーアップしたという印象。チャートをにぎわしている"Another Love Gone Wrong"は軽快なリズムに乗ってマイナーのメロディが展開。ロブ・アイクス(d)のイントロに導かれてフランク・ソリバンとの切々としたハーモニーが魅力の"Bitter Springs to Big Trees"、学生バンドがカバーしたら似合いそうな"Speakin' to That Mountain"。ベッキーのクロウハンマー・バンジョーとサム・ブッシュ(m,v)のデュオでケイジャンの香りもする"The Rebel and the Rose"、クレア・リンチの可憐なボーカルを迎えた"She Loved Sunflowers"、ロンダ・ビンセントを迎えてゾクゾクするハード・ドライビング・ナンバー"Calamity Jan"、ナッシュビル・ブルーグラス・バンドとの共演でブルーグラス界でもお馴染みの黒人ゴスペル、フェアフィールド・フォーを迎えて"Written in the Back of the Book"、ボーナス曲は彼女の故郷のダウンタウンの火災からの復興の一助としてリリースされたシングルを収録。
  ●COMP-4709 SPECIAL CONSENSUS『Rivers and Roads』 CD(本体\2,450-)\2,646-

Down the River Road/Hurting Sure/She Took the Tennessee River/Early/Squirrel Hunters/Big River/Bought and Sold/Travelling Shoes/Connected By a Runway/Misty Morning全10曲

 前作でアリソン・ブラウンやロブ・アイクスを迎えた"Fireball"が2016年のIBMAアワードの年間最優秀インストルメンタル録音を獲得、長年のキャリアに裏づけされた実力派バンドとして上質の作品を発表し続けるスペシャル・コンセンサス、コンパスからの5作目となる最新作。今回もアリソン・ブラウンのプロデュース&アレンジの下、同レーベルの新たなスター、モリー・タトルやボビー・オズボーン、生前のジョン・ハートフォードの録音を活かした"Squirrel Hunters"等、随所に仕掛け満載。
  ●COMP-4700 MOLLY TUTTLE『Rise』CD(本体\1,800-)\1,944-歌詞付

Good Enough/You Didn't Call My Name/Save This Heart/Lightning in a Jar/Friend and a Friend/Super Moon/Walden全7曲

 今年のIBMAアワードで女性初の年間最優秀ギタープレイヤーに選出されたモリー・タトルの自主制作で出されたミニ・アルバムがコンパスよりリリース。全曲、モリーのシュアなフラットピッキングをたっぷりフィーチャーしたオリジナル。
 マールフェスで開催されるクリス・オースチンソングライティングコンペティションで1位を獲得という才能を遺憾なく発揮している。プロデュースにはアビゲール・ウォッシュバーン他で知られるカイ・ウェルチを迎えて透明感の有るアコースティック・サウンドが魅力。典型的なブルーグラス・ビートに乗ったフラットピッキングに導かれてバンジョーとフイドルがフォロー、トッド・フィリップスの空間を感じさせるベースが良い効果を生む"Good Enough"でブルーグラス・ファンの心を掴む。バークリー出身のマルチ・インストルメンタリスト=ジョン・メイランダー(f,mandola,octave mandolin)と同校のバンジョー・インストラクターを務めるウェス・コルベットに加えてダレル・スコット(v,eg,lap steel)、キャシー・キャリック(v)他、彼女のデビューをサポート。モリーの耳にすっと馴染む心地よいボーカルとトニー・ライス、デビッド・グリアといったブルーグラス・ギターの基本を踏襲したフラットピッキングを支える適材適所のサポート・ミュージシャンと共に作り上げた上質のアコースティック・サウンドが楽しめる。
  ●RCSI-1168 THE TUTTLES WITH AJ LEE『Introducing the Tuttles with AJ Lee 』CD(本体\2,450-)\2,646-

It Takes a Train to Cry/Where the Wild River Rolls/It's a Long Road/El Cumbanchero/Master's Garden/White Freightliner Blues/Train on the Island/Red Rose Bouquet/Gypsy Palo Alto/Wayside/Back in Time/Pins and Needles/Katie Cruel

 2010年にリリースされたモリー・タトル(bj,g,v)と彼女のファミリー、サリバン(g)、マイケル(m)の三姉弟と父親のジャック(f,bs,v)に加えてAJリー(m,v)彼女のファミリーにA.J.リーを加わったファミリー・バンド時代のデビュー作。カリフォルニアのシリコン・バレーに含まれるパロアルトを本拠地にベイ・エリアを中心に活動、スーパーキッズとして注目を集めた。クリアーで可憐な印象のモリーと、ハスキーボイスでぶっきらぼうに歌うところに何ともいえない味があるAJが4曲づつリード・ボーカルをシェア。ボブ・ディラン"It Takes a Train to Cry"、80年代にコロラドから登場したフロント・レンジのボブ・エイモスの名曲"Where the Wild River Rolls"、モリーの強烈なリード・ギターが炸裂する"White Freightliner Blues"はタウンズ・バン・ザント作でニューグラス・リバイバルでお馴染み。モリーのクロウハンマーをフィーチャーした"Train on the Island"、AJが素朴に切々と歌い上げる"Red Rose Bouquet"やベッキー・ブラー作"It's a Long Road"、ギターのツイン・リードも魅力、ギリアン・ウェルチの作品をブルーグラスに仕上げた"/Wayside/Back in Time"、ホワイツでお馴染みのスウィンギーな"Pins and Needles"、モリーによるクロウハンマーの弾語りで始まるトラッド・ナンバー"Katie Cruel"、インストもジプシー・スウィング風"Gypsy Palo Alto"、ジェシー・マクレイノルズででお馴染みの"El Cumbanchero"等々、西海岸ブルーグラスらしくバーサタイルな選曲が魅力。恐るべきスーパーキッズ、現在の姿の片鱗を既に見せて入る様子が興味深い。
  ●MFR-180205 VOLUME FIVE『Milestones』CD(本体\2,450-)\2,646-

Now That's A Song/Just Beyond The Window/Looks Like Losing You/Hayley/The Lamb, Lion, and King/Looking Out My Back Door/North Dakota/Poet With Wings/I'll Turn My Back/Tell Me You're Not Leaving/Lonesome Cry Of The Whippoorwill/Stoney Hill

 昨年のIBMAアワードで年間最優秀新人と年間最優秀ソングの2冠に輝いたボリューム・ファイブの最新作。創立メンバーのグレン・ハレル(f,v)を中心にパットン・ウェイジス(bj,v)、コルビー・レーン(g,v)、クリス・ウィリアムソン(bs,v)、ブルーハイウェイのジェイソン・バールソン(bj)の息子ジェイコブ・バールソン(m)という才能ある面々によるコンテンポラリー・ブルーグラス。
  ●MFR-170922 NOTHIN' FANCY『It's A Good Feeling』CD(本体\2,450-)\2,646-

It's A Good Feeling/Lonely Dancer/The Golden Rule/Kiss An Angel Good Morning/Steel Bars/Hard Hearted/Guitar, Suitcase, and A Bible/Over and Over/Red Wing/A Daisey A Day/She's Not The One

 1994年結成、バージニアをベースに活躍するナッシング・ファンシー、2001年からは自らののバンド名を冠したブルーグラス・フェスティバルを運営、IBMAに比べて.保守的なファン層を持つSPBGMAのアワードで年間最優秀エンターテイナーを6度受賞という堅実な人気を誇るナッシング・ファンシー、カントリー・ジェントルメン、セルダム・シーン等をお手本にした。とても分かり易いブルーグラス。
 ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作/お勧め作
  ●DIRT-0085 VIVIAN LEVA『Time Is Everything』CD(本体\2,450-)\2,646-

Bottom of the Glass/Time is Everything/Sturdy as the Land/No Forever/Wishes and Dreams/Cold Mountains/Why Don't You Introduce Me as Your Darlin'/Last of My Kind/Every Goodbye/Here I Am

 アパラチアン・トラッドの宝庫、バージニア州レキシントン・ベースのフォーク・デュオ、キャロル・エリザベス・ジョーンズ&ジェームス・リーバを両親に、恵まれた音楽環境で育ったビビアン・リーバ(v,g,f)のデビュー作。ネオ・トラディショナルと呼ぶに相応しいアパラチアン・トラッドの雰囲気を湛えた素朴で瑞々しいボーカルによるオリジナルの数々、古くて新しいニュー・オールドタイム音楽とでも呼ぶのだろうか?長年ブルーグラス、オールドタイムを聞き続けてた方々の耳に、自然に心地よく入ってくるに違いない。とても親近感を覚えた。9歳の頃には既にオリジナル曲を演奏していたという。デュオとして活動するパートナー、ライリー・カルカーニョ(v,bj,f)が歌に楽器に好サポート。オールドタイム、フォークを基調に、べダルスチールをフィーチャーしたカントリーも魅力。楽曲の良さ、シンプルなサウンド、何よりもクリスタル・マウンテン・ウォーターと称された素朴で真摯な歌声にたまらない魅力を感じる。 
  ●MOMCB-018 MOLLY MCBRIDE & THE SIGOGGLIN' STRING BAND『Goodbye My Honey I'm Gone』CD(本体\2,450-)\2,646-

You're Drifting Away - Bill MonroeA Medley/Pike’s Peak/Goodbye My Honey I'm Gone/Rock Andy/Coleman's March/Jake's Got the Bellyache/Fine Times at Our House/Walking the Water- Snakewinder/Grey Eagle/Maggie Meade/Margaret Randolph Waltz/Goodbye My Honey I'm Gone/Polly Put the Kettle On/Sleeping Lulu/Grand Spy

 ミシガン在住のオールドタイム・フィドラー=モリー・マクブライドを中心としたオールドタイム・ストリング・バンド。良く知られたアパラチアのフイドル・チューンを中心に。
 ■カントリー/ポップお勧め
  ●BGOCD-1237 DAN FOGRLBERG『High Country Snows / Exiles』2CD (本体\2,450-)\2,646-

Disc One(High Country Snows):Down The Road/Mountain Pass/Sutter’s Mill/Wolf Creek/High Country Snows/The Outlaw/Shallow Rivers/Go Down Easy/Wandering Shepherd/Think Of What You’ve Done/The Higher You Climb

Disc Two(Exiles):Exiles/What You’re Doing/Lonely In Love/Seeing You Again/She Don’t Look Back/The Way It Must Be/Hearts In Decline/It Doesn’t MatterIt Doesn’t Matter/Our Last Farewell


 叙情的な歌詞と繊細で優しいボーカルで70年代に日本でも絶大な人気を集めたダン・フォーゲルバーグが1985年に大幅なイメージチェンジで発表した本格的なナッシュビル録音によるブルーグラス・アルバム『High Country Snows』とソフトロック路線に走った『 Exiles』、デジタル・リマスターに新たなライナーノーツを加えたカップリング。
 カントリー・ガゼットを髣髴させる"Down The Road"を皮切りにデビッド・グリスマン(m)、ジム・ブキャナン(f)、ハーブ・ピーダーセン(bj)、エモリー・ゴーディJr.(bs)というヒア・トゥディ・バンドにジェリー・ダグラス(d)<、リッキー・スキャッグス(v)、ラス・カンケル(percussion)というこれ以上は無いというメンバーによる"Mountain Pass"で心を鷲掴みにされたブルーグラッサーも多い事と思う。 チャーリー・マッコイのハープをフィーチャーした"Sutter’s Mill"、前出のメンバーにダン・フォーゲルバーグとドック・ワトソンのツイン・ギターをフィーチャーしたインスト曲"Wolf Cree"、グリスマン節全開のソロが聞ける。
タイトル曲ではクリス・ヒルマン(m,v)、ハーブ・ピーダーセン(v)とアル・パーキンス(steel)を迎えた典型的なウエスト・コースト・サウンドが魅力。
印象的なリフを挟んで心地よいブルーグラスに仕立てた"The Outlaw"や楽器のバトルも楽しい"Shallow Rivers"、ダンの多重録音で一人CSN&Yといつた趣きの"Go Down Easy"、ビンス・ギルとハーブを迎えたセイクレット曲"andering Shepherd"は絶品のコーラス。  ハーブとリッキーを迎えてスタンレーの"Think Of What You’ve Done"もオーセンティック・ブルーグラス好きにも嬉しい。 一方、コンテンポラリー路線に走った『Exiles』、ステェファン・スティルスとクリス・ヒルマンのマナサス時代の"It Doesn’t Matter"を取上げている。
ダン・フォーゲルバーグにとっては異色な2枚の作品という意味でのカップリングなのか? 2007年12月16日、数年間の闘病生活の後、前立腺癌によって死去。
  ●TR-170908 SUMMER BROOKE & THE MOUNTAIN FAITH BAND 『Small Town Life』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラス界待望のニュースター、2015年に全米NBCネットのオーディション番組「America's Got talent」で勝ち抜いて話題となったマウンテン・フェイスバンドが、抜群の歌唱力を誇るサマー・ブルックを前面に押し出してのアコースティック・カントリーのマーケットを視野に入れたコンテンポラリー・ブルーグラス。キャッチーで心地よい曲のオンパレード、プロデュースに才人、アーロン・ラムジーを迎えてメジャー時代のニューグラス・リバイバルを髣髴させるポップなサウンド。2000年に結成、ノース・キャロライナ州シルバを本拠地にファミリー・バンドとしてスタート、2016年にはIBMA年間最優秀新人にも選出された彼等、サマー・ブルック・マックマハンの素晴らしいボーカルと彼女の兄弟のブライデン(bj)、Nick Dauphinais(g)、コリー・ピアット(m)という面々に加えてプロデュースも勤めるアーロン・ラムジー(bs)、ティム・0.クロウチ(f)、ジョン・ガードナー(drums)他。メンバーによるオリジナルが6曲、NGRの"Callin' Baton Rouge"を髣髴させるケイジャンっぽいリズムが魅力の"Perfect Day"やシングル・カットされた"Umbrella"、バンジョー&マンドリンの掛け合いも楽しいコリー・ピアット作のインストも魅力。ホイッスルを加えたアイリッシュ・トラッドのブルーグラス・アレンジ"God's Blessings"、スウィンギーに始まって様々な表情に変化する"Lead Me On"等々、聞き所満載。サム・ブッシュやベラ・フレックの業績が、こんな形で継承されているのが興味深い。
 ■お勧め発掘・編集最近作
  ●REB-1127 RED ALLEN『Keep On Going:The Rebel & Melodeon Recordings』CD(本体\2,450-)\2,646-

Don't Lie to Me*/Lonesome Weary Heart*/Sad And Lonesome Day/I Don't Believe You'd Do Me Wrong*/Little Birdie/Faded Memory/Froggy Went a Courtin'/Sad And Lonesome Day/Journey's End/Those "Gone And Left Me" Blues/No Blind Ones There/The Family Who Prays/If That's the Way You Feel*/Worry My Life Away/Down Where the River Bends/Hello City Limits/Out on the Ocean/I Don't Know Why/Plant Some Flowers by My Graveside/Close by/Froggy Went a Courtin'/Purple Heart*/Keep on Going 全25曲(* indicates previously unreleased)

 レスター・フラット、ジミー・マーティンと並ぶブルーグラス界最高のヴォーカリスト、レッド・アレンの貴重な遺産が遂にCD化された。オズボーン・ブラザーズとの至高のトリオ・コーラスをフィーチュアした50年代のMGM録音、フランク・ウェイクフィールドとのフォークウェイズ盤(64年)に続いて、レッドの絶頂期ともいうべき60年代半ばの音源。ウェイクフィールド、ラルフ・ロビンソン(bj)、ジム・コックス(bs)とのレベルでのデモ・セッション(63年)、ビル・エマーソン、チャビー・ワイズ、ウェイン・イェイツ、ビル・イェイツとのメロデオン盤『Solid Bluegrass Sound of The Kentuckians』(MLP-7325)、そしてポーター・チャーチ、スコッティ・ストーンマン、イェイツ兄弟とのレベル・セッション(65年)を収録。前回紹介のREB-1128にはカウンティに残した2枚の名盤、イェイツ兄弟、チャーチとの『Bluegrass Country』(County 704)とチャーチ、デヴィッド・グリスマン、クレイグ・ウィングフィールド、ジェリー・マカーリーとの『Red Allen & The Kentuckians』(710)を収録している(それぞれに未発表曲が含まれている)。これら3枚のオリジナルLPがいずれも65年から66年にかけての短期間にレコーディングされたという、そのひとことだけをとってみても、この時期のレッド・アレンというブル―グラッサ―がいかに充実したときを過ごしていたかが理解されるだろう。70年代後半以降オハイオに半ば隠棲し、息子たちとの活動だけに限定するという状況のもと、93年に63歳という若さで亡くなったレッド、それがためもあって、その類稀なるハイ・ロンサム・ヴォーカルがもっともっと高く評価されてしかるべき存在でありながら、"underrated vocalist"の座に甘んじてきた感が強い。今回の名盤復刻によって、レッド・アレンという稀代のヴォーカリストの真価を再確認したいものだ。
 ■日本のアーティスト
  ●LZP-001 れいじーぴっかーず『あーゆーれいじぃ?』CD(本体\926-)\1,000-

Lazy Picker's Song/ポストマンとハイヒール/不思議な星/猫の街/季節の風全5曲

 金菱哲宏(bj)と池田拓馬(d)を中心に2015年に京都で結成、2016年に和泉眞生(g,v)が加わってアクティブに活躍するれいじーぴっかーずが全曲オリジナルによるミニ・アルバム。1曲のみ安永一平(マンドリン)、永田徹(フィドル)と若手ブルーグラッサーが参加。ブルーグラスだけではない、ロックやブルースやフォークやJ-POPなど、三人がこれまで咀嚼してきた要素が散りばめられた彼等なりの”ルーツミュージック”。何処かウエストコースとの香りもする素直でキャッチーなメロディは何故か通勤通学のBGMにも合うという。
  ●YTM-104 やぎたこ『We Shall Overcome』2CD(本体\3,703-)\4,000-

 アメリカン・フォークやアパラチアン・トラッドのカバーで活躍するやぎたこ(やなぎ&辻井貴子)の4作目となる最新2枚組CDは、いとうたかお、金森幸介、木崎豊、北村謙、佐藤GWAN博、シバ、豊田勇造、中川五郎、長野たかし、林亭(佐久間順平・大江田信)、古川豪、村上律、よしだよしこといった日本のフォーク・シーンのレジェンドが参加。アパラチアン・トラッドやアメリカン・ルーツに色濃く影響を受けた日本語によるフォーク・ソングを豪華なゲストを招いて、代表曲を演じた渾身のカバー作品。
 楽器関連作品
 ■ギター
  ●DIRT-0081 JULIAN LAGE & CHRIS ELDRIDGE 『Mount Royal』CD(本体\2,450-)\2,646-再入荷

 ジャンゴ・ラインハルトからモダン・ジャズ、オールドタイム・フィドル・チューンからブルーグラス までを演じきる天才フラットピッカー、ジュリアン・レイジとパンチ・ブラザーズで来日も果したクリス・エルド リッジよるデビュー・フル・アルバム。ジョン・ハートフォード、ドン・ストーバーからオリジナルのニュー・アコースティックと自由な音世界に遊びながらもルーツに根ざした芯のあるパフォーマンスは驚嘆に値する。クリスの1937年のマーチンD-18とジュリアンの1939年マーチン000-18といマホガニーのサイドバックの立ち上がりの良い甘い音色を巧く活かした究極のフラットピッキング・デュオ。様々な表情を見せるオリジナル・インスト曲に挟まったボーカル物が素晴らしい。ドン・ストーバー作でティム・オブライエンとジェリー・ダグラスによる名演も記憶に新しい"Things In Life"やジョン・ハートフォードの"Life in the Mississippi Valley"、オルタナ・ロックのパール・ジャムのリーダー、エディ・ヴェダーがウクレレの弾き語りによるカバー・アルバムで取上げていた美しいメロディの"Sleeping By Myself"クリスの甘いボーカルとギターの響きがマッチして出色の仕上がり。オリジナル・フラットピッキング・ブルーグラス・チューンといつた趣の"Greener Grass"、ノーマン・ブレイクやドック・ワトソンにも通じるフレーズが出てくると思わずニンマリしてしまう。2人のイマジネーション溢れる自由な音世界を魅せてくれる曲もあれば、ルーツをしっかりと感じさせてくれる曲もある。伝統は引継がれている。
 ■バンジョー
  ●RCSI-1165 SCOTT VESTAL『Images』CD(本体\2,450-)\2,646-

Across Time /All I Needed/ Kaotika/ V DriveG R30 2000/Walk with Me/Kylemore Run/Forward Motion/Sea Miner/Hills of Tennessee/Indian Blood/Zup Zup/The Call (It’s a New Day)/Shadows and Doubt

 昨年、バンジョーの分野で多大な功績を残した者に贈られるステーブ・マーチン賞に選ばれ、現在、サム・ブッシュ・バンドで活躍中のスコット・ベスタル、1993年のカセット・アルバム『In pursuit of happiness』、2000年の『Millenia』(PC-1096)に続く3作目のソロ・プロジェクトはキーボード、プログラミングを多用した、プログレッシブなバンジョー作品。インストルメンタルの有名曲を集めたパインキャッスル社の人気シリーズで超絶テクニックを見せ付けたベスタル、ここではロック魂のこもったオリジナル作品をのびのびと演じる。18歳でラリー・スパークスのバンドに参加してプロ・ミュージシャンのキャリアをスタート、サザン・コネクションからラッセル・ムーアと共にドイル・ローソン&クイックシルバーに参加、短命に終わった幻のニューグラス系バンド=ライブワイアーの後、テキサス・レンジャーズのメンバーとして瀬戸大橋の京阪フィシャーマンズ・ワーフに半年滞在、帰国してからナッシュビルに移り元ブルーグラス・カージナルスのデビッド・パームリー共同名義のコンチネンタル・ディバイドで活躍、ニューグラス・リバイバル人脈のジョン・コーワンや現在もメンバーとして活躍するサム・ブッシュ・バンドとキャリアを重ねてきたベスタルのクリエーターとしての才能開花という印象。楽器の一つとして溶け込んでいる妻のアリスのボーカルもフィーチャー。パトリック・マカビニュー(m,f)とコディ・キルビー(g)参加のメロディアスな2曲、流石の存在感を示すサム・ブッシュ(m,f)が2曲、ランディ・コーアズ(d,lap steel)も2曲でアグレッシブなプレイを披露、タイトルに似合わずエキゾチックな雰囲気を醸し出す"Hills of Tennessee"はアリスのボーカルとケイシー・ドリーセン(f)が素晴らしい。バンジョーの可能性を広げる音創りによるフュージョン、ロック作品。  
 ■マンドリン
  ●PC-1183 ALAN BIBEY & WAYNE BENSON『Mandolin Chronicles』CD(本体\2,450-) \2,646-

Owensboro Train/Sweet Dixie/Black Friday/Waltz For Pamela/Wintergrass/Another Night/Surfside/Pilgrim'S Knob/Now'S The Time/Wilkes County Breakdown/Crazy Creek全11曲

 アラン・バイビーとウェイン・ベンソンという当代随一の超テクニシャンによるコラボレーション。サポートはロン・スチュアート(f,bj)、ハロルド・ニクソン(bs)、ワイアット・ライス(g)。モンロー・フレーズをモチーフに掛け合いが楽しい二人の共作を皮切りにオリジナルからモンローの未発表曲、チャーリー・パーカーのカバー他、10曲のインストと1曲のボーカル物"Another Night"ではサードタイムのラッセル・ムーアを迎えて。バイビーの'23年7月9日のフラワーポット・インレイのロイド・ロアとベンソンのファーン・パターンのポスト・ロアのビンテージ・マンドリンの聞き比べも楽しめる。
 
 ■フィドル
  ●PATUX-313 DANIEL GREESON『Done Gone』CD(本体\2,450-)\2,646-

Georgia Slim’s Done Gone/Albuquerque Turkey/Festival Waltz/Red Apple Rag/Dragin’ the Bow/Me and My Fiddle/Joyce Cauthen Waltz/Ducks on the Mill Pond/Tune for Andy/Greg Brooks Breakdown/Fiddler’s Pastime/Ragtime Annie/Tall Timber

 ノース・キャロライナのリッチ・イン・トラディションのメンバーとして活躍、現在はETSUに在学中、将来を嘱望されるフィドラー、ダニエル・グリーソン(f)、2014年のデビュー作に続くパタクセントからの2作目。ハウディ・フォレスターとのデュオで知られるジョージア・スリムのバージョンによる"Done Gone"、デビッド・グリスマンのドウグを正統的フィドル・チューンにアレンジした"Albuquerque Turkey"、ケニー・ベイカーが晩年まで好んで取上げた"Tune for Andy""Festival Waltz"、『Plays Bill Monroe』で取上げていた"Fiddler's Pastime"等々、バックを勤めるのはパタクセントではお馴染みのテイラー・ベイカー(m)、ブレネン・アーネスト(bj)、ダニー・ナイスリー(g)、マーシャル・ウィルボーン(bs)の鉄壁のサポート、“Tall Timber”ではコリーナ・ローズ・ログストン(f)、ケイシー・ドリスコロ(f)との圧巻のトリプル・フィドル。ベニー・マーチンの“Me and My Fiddle”ではトム・ミンティ(v)が参加。(ムーンシャイナー誌レビューより)
 ■ハーモニカ
  ●BGOCD-1329 CHARLIE MCCOY 『The Real McCoy / Charlie McCoy / Good Time Charlie / The Fastest Harp In The South』 2CD(本体\2,750-)\2,970-

Disc One:『The Real McCoy』:Orange Blossom Special/Only Daddy That'll Walk The Line/Today I Started Loving You Again/Jackson/Hangin' On/The Real McCoy/Son Of A Preacher Man/Build Me Up Buttercup/Harper Valley PTA/Hooked On A Feeling/Games People Play/The Look Of Love/Charlie McCoy』:Me And Bobby McGee/I'm So Lonesome I Could Cry/Delta Dawn/The First Time Ever (I Saw Your Face)/I Can't Stop Loving You/Grade A/I Really Don't Want To Know/Woman (Sensuous Woman)/To Get To You/Danny Boy/Rocky Top

Disc Two:『Good Time Charlie』:Good Time Charlie's Got The Blues/Is Anybody Goin' To San Antone/Soul Song/Something/Minor Miner/Don't Touch Me/John Henry/Till I Get It Right/Louisiana Ma.Shenandoah/Oange Blossom Special/The Fastest Harp In The South:Silver Wings/Why Me/Paper Roses/You Are The Sunshine Of My Life/Almost Persuaded/The Fastest Harp In The South/Release Me/Rollin' In My Sweet Baby's Arms/Behind Closed Doors/A Tribute To Bob Wills: Faded Love-Maiden's Prayer/Ruby (Are You Mad At Your Man?)

 ナッシュビルのトップ・スタジオ・ミュージシャンの集合体として活躍したエリア・コード615、ベアフット・ジェリーのメンバーとして活躍、フラット&スクラッグス、オズボーン・ブラザーズ等、ブルーグラスとも馴染みの深いハーモニカの第一人者、チャーリー・マッコイがモニュメントに残した初期のアルバムを収録したコンピレーション。ナッシュビルの最高のミュージシャン達と創り上げたインストルメンタル作品。
 ■映像お勧め
  ●TMS-7331 THE LITTLE ROY AND LIZZY SHOW『LIVE AT BELL VOL.1』 DVD62分(本体\3,150-)\3,402-

You Can't Be A Beacon/Mountaintop/You Asked Me To/Didn't It Rain/Remember Me/Nickajack Dam/If You're Ever Gonna Love me/Everyday Will Be Sunday by and By/The rawhide/Freight Train/Are You From Dixie/Honey In The Rock/Orange Blossom Special全13曲

 全開紹介済、ルイス・ファミリーで一世を風靡したブルーグラス界最高のエンターテイナーの一人、リトル・ロイ・ルイスと娘のリジー・ロングによるライブ映像集。リジーのど迫力のフィドルをフィーチャーした"Two O'clock In The Morning"を皮切りに、マルチ・インストルメンタリストで押し大の強いシンガーとしても才能を発揮する二人を中心にマンドリン、ギター、ベースによるフル編成のバンドを従えて、明るく楽しい迫力満点のパフォーマンスを堪能できる。 
 ■教則物お勧め
  ●HL-195621 『Masters of the Mandolin: 130 of the Greatest Bluegrass and Newgrass Solos』 (本体\3,450-)\3,726-

 ブルーグラスとその周辺のマンドリン音楽の歴史的名演を集めたマンドリン・タブ集の決定版、ビル・モンローからサム・ブッシュ、クリス・シーリー、デイブ・アポロンやジェスロ・バーンズ、等、ブルーグラス以外も網羅した全130曲。以前にデビッド・ピータースの手書きによる私家版をベースに編集、ライブテープ音源は同じアーティストの公式録音に差し替えられ、全てのタブ譜について、より正確に採譜し直されている。インストのみならずサム・ブッシュのニューグラス・リバイバル時代や、ドイル・ローソンのブルーグラス・アルバム・バンドの歌物の間奏や渋いところでハーシャル・サイズモア"Rebecca"、ドイル・ローソン"Georgia Cracker"、ボビー・クラーク"Red Wing"、ローランド・ホワイト、リッキー・スキャッグス等々、誰もがあこがれた曲が取上げられているのが嬉しい。タブ譜のみ。全192頁。持ってて安心の1冊。
 楽器、その他……
 ●楽器のメンテナンス承ります。

 野外フェス・シーズンを終えて、過酷な条件で酷使した楽器のお手入れをする季節を迎えました。ギター、マンドリン、バンジョー、フィドル、ドブロ、ベース等々、フレット交換、弓の毛替え、バンジョーのセットアップ等々、長年の実績と経験で適所にて修理調整を行います。 先ずは相談下さい!!
●KM-650 『ケンタッキー・マンドリンStandard Model F-model Mandolin』 本体130,000円)\140,400→ASK!!

 ケンタッキー・マンドリン史上、最高のコストパフォーマンスという評判のF-5モデル。KM1500.KM1000といった上位機種と同じ工房で一貫して作られているため。高級機種と変らないネックの握り易さ、弾き易さを実現。表板ジャーマン・スプルース、横と裏とネックがアルペン・メープル、ゴトーのニッケル仕様の糸巻き、パールのインレイ塔等、必要なスペックが全て兼ね備わって、とても弾き易いセットアップで音もしっかり出ます。ピックガード標準装備。ライトケース付き。侮れません!!工場出荷の時点でかなりシビアなセッティングが為されていて、メーカーのプレイヤー側に立った意識の高さを感じました。BOMにて試奏出来ますので、興味のある方は是非、ご一報ください。
 
  ●MS-ST ムーンシャイナー・ステッカー (本体\250-)\270-

 創刊35年目に突入した我国唯一の月刊ブルーグラス専門誌ムーンシャイナーのロゴを模ったビンテージ・ステッカー、限定在庫!!売切れ御免。白地にグリーンの文字で本誌でお馴染みのロゴとSUPPORT YOUR MUSICのメッセージ入り
   ●MISC-NP2 NATIONAL『Finger-Pick PAT. No. 1787136 U.S.A.』\324-(本体 \300-)再入荷

 定番、戦前のオールド・ナショナルの復刻版フィンガーピック。ニッケル・シルバー素材厚み 0.025インチ、No.1787136の特許ナンバーの刻印入り、こちらも永遠のスタンダードです。
●MISC-SBP 『秋元慎シグネチャー・ピック 1.5mm厚』(本体\250-)\270-
●MISC-SBPL 『秋元慎シグネチャー・ピック・ライト 1.00MM厚』 (本体\250-)\270-


 フラットピッカー、特にマンドリン・プレイヤー向けのアセチレート素材によるラウンド・トライアングル、1.5mm厚のピック。マイク・コンプトンとの意見を交換、長年の経験から手に馴染む大きさ、ラウンドの取り方、フィニッシュにこだわりました。弦にあたるときの親和性が通常のセルロイドのピックより格段に良く、ハイポジションで弾いても音がつぶれ難いのが特徴。(1.3mm,1.00mmも有ります。)

●MISC-SBMP 『秋元慎シグネチャー・マルチカラーピック』(本体\250-)\270- 

 永らく品切れ中でしたデビッド・グリア(g)、ブッチ・ バルダサリ(m)等、御用達の旧グリスマン・ピックのマルチカラーのピック、ご要望に応えて特注しました。角の取れたトライアングル・シェイプでピッキング・ノイズが軽減、弦に対して深目に当てれば楽器本来のウッディなトーンが引き出せます。
     
 MISC-SBP  MISC-SBPL  MISC-SBMP
 輸入雑誌
 ■バンジョー・ニューズレター誌
 世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  ●BNL-18/05 018年5月号 \950-

 表紙は元ブルーグラス・ボーイズでナッシュビルのスタジオ・ミュージシャンとしても活躍、バンジョーのディーラー&セットアッパーとしても有名なカーティス・マクピーク、ハイファイブのコーナーはタブ譜"Windy Mountain"、アール・スクラッグスのコーナーはラジオショーの音源より"John Henry (with Hylo Brown)"、ジャネット・デイビスのバックアップのコーナーはトニー・トリシュカの"Shuckin' the Corn"、初心者コーナー他、
バンジョー情報満載の40頁。
  ●BNL-18/04 018年4月号 \950-

 表紙は先月来日したマイル・トウェルブの女性バンジョー奏者BBバウネス、トニー・トリシュカによる特集記事。トム・アダムスが担当するハイポジションのコーナーは"Don't This Road Rough and Rocky"。ジョン・ライシュマンのマンドリン曲をオールドタイム・バンジョー・スタイルで。初心者コーナーはKey of E他、バンジョー情報満載の40頁。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  ●BU-18/05 2018年5月号 \1,080-

 カバーストーリーは2017年IBMA年間最優秀女性ボーカルを獲得したブルック擁する夫婦デュオ、ダーリン&ブルック・オウルドリッジ、ノース・キャロライナベースの期待のクレイバンク、今年の四月に亡くなった元クリンチ・マウンテン・ボーイのアーニー・サッカー追悼記事、ラルフ・スタンレーII率いるクリンチ・マウンテン・ボーイズのバンジョー弾き=アレックス・リーチ、美形双子姉妹=プライス・シスターズ、コンテンポラリー・ブルーグラスで注目のブレイキング・グラス他。 
  ●BU-18/04 2018年4月号 \1,080-

 表紙はオズボーン・ブラザーズ、ジム&ジェシー等、ナッシュビル産のブルーグラスの伝統を引き継ぐグラスカルズ、シンガー&ソングライター、マルチ・ミュージシャン、プロデューサーとして活躍、ミュージカル・ドリーム・メーカー=カール・ジャクソン、ブルーグラス&オールドタイムの通販専門のレコード・ストア、カウンティ・セールスとレベル・レコードのオーナーでこの程、引退を発表したデイブ・フリーマンのこれまでの業績を振り返る。
 ■オールドタイム・ヘラルド誌
 米国産アメリカンルーツ/オールドタイム音楽専門誌。アメリカ伝統音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
  ●OTH-1408 OLD-TIME HERALDVOL.14 NO.8 \1,425-

 ニューヨークのブルックリン・フォーク・フェスティバル特集、18年代のシンギング・ファミリー「ハッチンソンズ」、オールドタイム音楽の宝庫で観光名所でもあるスモーキー・マウンテン・ミュージック特集。  
  月刊『ムーンシャイナー』
 1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、音楽の真髄を探求する月刊誌。

■定期購読:1年¥6,300-
        半年¥3,450-

お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
  ●MS-3507 2018年5月号 (通巻415号)\540-(税込)

 ショージ・タブチ物語「フィドルでつかんだアメリカンドリーム」、耐震工事の為に休業する関西ブルーグラスのメッカ「アナザー ドリーム小休止に寄せて」、レポート「ウィンターグラス」、「旭川ブルーグラスフェス」、「美星フェスIn the Short Grass」、ブルーグラスを弾こう!Oダブルストップ「Bパターン」の巻」、追悼・武田温志「1958年」、ブルーズビルA.C 中編「マイノリティー音楽“ブルーグラス”の実力」、宮本 有の“Foggy Mountain Breakdown”E、学生ブルーグラスプロファイル#59 大谷大学「橋本 拓哉」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
  ●MS-3506 2018年4月号 (通巻414号)\540-(税込)

 モリー・タトル「女性初、最年少IBMA最優秀ギター!。ジョン・グリック?インプロバイズするトラッドグラス フィドラー。北村 謙「波乱 Banjo 」?10年ぶりのnew album!。カーリー・セクラー物語B「ピードモントの音楽」。日本ブルーグラスシングル史B 「フォギー・マウンテン・ジャムボリー」。ブルーズビルA.C 中編「半年間の軌跡」。ブルーグラスを弾こう!Nダブルストップ「中指と人差し指/薬指と中指/小指と薬指/薬指と人差し指の巻」。宮本 有の“Foggy Mountain Breakdown”D「Eマイナー後編」。学生ブルーグラスプロファイル#58 東北大学「菅澤 陽奈」。レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
 コンサート情報
◆やぎたこ
 最新2枚組CD『We Shall Overcome』を発表したデュオ
5月16日(水)御茶ノ水、Woodstock Cafe(03-3233-8015)
5月19日(土)静岡、下田「黒船祭開国市」出演者多数
5月20日(日)静岡、セレンディピティ054-251-8722
5月25日(金)板橋、Dream's Cafe(03-5375-5502)
5月26日(土)湘南台、「SHOWなんだいDEショー」出演者多数
5月27日(日)静岡、「伊豆高原五月祭」。出演者多数
6月3日(日)大阪、桃谷、マルコハウス06-6718-1612
6月12日(火)大和市、菩南座090-7704-4871
総合(問)yanagi_yagitako@yahoo.co.jp

◆東京セイクレッド・ハープ図形音符合唱の会
 19世紀初頭からアメリカ南部に広まった図形音符(シェイプノート)を使用したアカペラ4部ハーモニーの月例集会
5月17日(木)池袋聖公会。19時
6月2日(土)下北沢ナザレン教会。17時
6月21日(木)池袋聖公会。19時
総合(問)http://tokyosacredharp.blogspot.jp/

◆5月18日(金)神奈川「スティーブ&ルース・スミス"Dulcimer Wind〜Sounds of Appalachia"」横浜、大倉山記念館、19時半、無料。ハンマーとアパラチアンダルシマーを操るルースとスティーブ・スミス夫妻、久々来日。友情出演:ダルシカフェ、アンクルグリフォン(加瀬浩正)(問)ダルシクラフト090-2325-4009

◆5月19〜20日(土、日)大阪「第7回稲葉和裕ブルーグラス・キャンプ」箕面市立青少年教学の森野外活動センター072-722-8110。19日正午、20日10時、\3000-(2日間)、\2000-(日曜のみ)。宿泊:大人\600-子供\400-(小学生以下無料、要予約)。出演:ブルーグラス・ランブル、オール・ザット・グラス、稲葉ブラザーズ他多数。(問)オフィス・ホワイト・オーク0798-72-0984

◆5月20日(日)神奈川「第45回ビッグ・マウンテン・オープリー」伊勢原市民文化会館小ホール。11時45分、無料。12バンド出演。(問)http://www2h.biglobe.ne.jp/~foj/BMO.htm

◆5月20日(日)兵庫「神戸まつり協賛ジャカジャカ!ブルーグラス」神戸港かもめりあ東側広場。11時、無料。(問)シルクロード078-371-6747

◆北村謙バンジョーひとり旅『波乱Banjo』レコ発ライブ
 先月号特集参照、最新アルバム発表記念ライブ
5月26日(土)犬山市、珈琲ふう0568-61-6515
6月2日(土)長浜、川崎や
◆5月28日(月)大阪「Banjo Ai ライブイン大阪」吹田、5th Street(06-6386-9114)。19時半(2セット)、\2500-

◆6月2〜3日(土、日)岡山「第29回美星ブルーグラスミーティング」美星町、星の郷ふれあいセンター。参加費\3500-。(問)磯山isoyama@blue.plala.or.jp

◆6月16〜17日(土、日)静岡「朝霧ブルーグラス・ピッキンパーティ2018」富士山YMCAグローバル・エコービレッジ。ゲスト:イッツ・アバウト・タイム。キャンプ可、宿泊ロッジ(要問合せ)、風呂あり。夕食(\800)朝食(\650)要予約。(問)森下029-859-4356、hakone.bg.fest@gmail.com、中西047-323-2615、bunnymt@yahoo.co.jp(TELはいずれも20時〜22時)

◆6月23〜24日(土、日)冨山「第17回北陸ブルーグラス・フェスティバル」南砺市城端・桜ケ池公園「自遊の森」076-62-3360。参加費\2500-学生\1500-。エントリー受付:5月2日より。コテージ宿泊要予約、大部屋予約不要。食事要予約。(問)竹内090-1636-1943、t7755@kind.ocn.ne.jp、島090-2038-8860、vari@ruby.ocn.ne.jp桜ヶ池公園 自遊の森

◆6月24日(日)神奈川「第20回リリー・ピッキン・パーティ」横浜市緑区公会堂。12時45分、無料。出演:尾崎ブラザーズ、小田原ブルーグラス研究会、Jプロジェクト・バンド他。(問)http://yellow.ap.teacup.com/lppyokohama/

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