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   B.O.M.Newsletter #440
                    2017年6月17日
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目   次

新入荷ダイジェスト  
ブルーグラス新入荷  
 カントリー新入荷  
オールドタイム、フォーク新入荷  
インスト新入荷  
最近作/お勧め作、再入荷  
   ■月刊ムーンシャイナー誌6月号関連作品 
ブルーグラス最近作、お勧め   
   *トラディショナル・ブルーグラス
   *メインストリーム・ブルーグラス
   *発掘、復刻、再発見
オールドタイム、フォーク最近作、お勧め   
インスト最近作、お勧め   
   *マンドリン
   *バンジョー
   *ギター&ドブロ
   *フィドル
映像お勧め   
楽器、その他   
輸入雑誌   
   ■バンジョー・ニューズレター誌
   ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
   ■オールドタイム・ヘラルド誌
月刊『ムーンシャイナー』   
コンサート情報   
B.O.M.ご利用方法   


 日本では梅雨入り、鬱陶しい日々を迎えますが、米国ではビーンブロッサム、テルライドをはじめとして本格的野外フェス・シーズン突入です。わが宝塚ブルーグラス・フェスティバルも、ラルフ・スタンレーのマクルーアに続く、現存する世界で2番目に古いブルーグラス・フェスティバルとして今年で46回目を迎えます。皆様の参加をお待ちしています。出演バンドのエントリー受付は7月1日から15日まで。(土曜日の出演時間は指定出来ません。)
 第46回 夏の宝塚ブルーグラス・フェスティバル
 ●2017年8月3日(木)〜8月6日(日)昼過ぎまで
http://www.bomserv.com/TBF/summer/tbf46A.html
  ●RC-106 V.A.『The 8th Takarazuka Bluegrass Festival』 CD\2138-(本体\1,980-)

 1979年夏、もっともホットだった時代の宝塚ブルーグラス・フェスの記録。全国から集まった若者が、ゴローショーの「スーダラ・ブレイクダウン」に笑い転げ、タイムスリップした重鎮シャギー・マウンテン・ボーイズの登場に驚き、20代最後の年を迎えた笹部益生&大西一由や渡辺三郎&AHOに、当時の若者たち、奥沢明雄、ブルーグラス・ナッツ、弟マウンテン・ボーイズ、キープ・オン・グラス、グラス・ストアー、サウスバウンド、ハンプティ・ダンプティ・ヒポポトマス、相撲スペシャルら、学生たちのほとばしるようなブルーグラスがめちゃくちゃ爽快だ。あれから38年、今年も46年目の宝塚ブルーグラス・フェスがやってくる。
 新入荷ダイジェスト
  ●PATUX-300 EDDIE ADCOCK 『Vintage Banjo Jam』CD(本体\2,450-)\2,646-

 クラシック・カントリー・ジェントルメン、セカンド・ジェネレーションで一世を風靡したエディ・アドコックがカントリー・ジェントルメン時代に残した幻の音源のCD化。インスト新入荷にて。
  ●STR-1702 JOE NEWBERRY & APRIL VERCH『Going Home』 CD(本体\2,450-)\2,646-

 マイク・コンプトンとのデュオやギブソン・ブラザーズが演じてIBMAアワード受賞した"Singing As We Rise"他、ソングライターとしても多才なジョー・ニューベリーと唄って踊れるフィドラー、エプリル・バーチのユニットのデビュー作。詳細はフォーク、オールドタイム新入荷にて。
  ●HS-2017 TIM O'BRIEN 『Where the River Meets the Road』 CD(本体\2,650-)\2,862-

 ティム・オブライエンがカーター・ファミリーやヘイゼル・ディケンズ、ロンサムパイン・フィドラーズの曲を取上げているだけでもブルーグラス・ファンには嬉しい、彼の故郷、ウェスト・バージニアにちなんだ歌を集めた最新作。詳細はフォーク、オールドタイム新入荷にて。
  ●DNP-1591 DAVID NAIDITCH 『Bluegrass That Swings』CD(本体\2,450-)\2,646-

 半音階を自在に演奏できるクロマチック・ハーモニカを駆使して、フイドル・チューンをバリバリ吹くデビッド・ナディッチの最新作は、前作のブルーグラス作品に引き続き、ブルーグラスとスゥィング系スタンダード曲を集めた意欲作。詳細、インスト新入荷にて。
  ●MCR-1003 LARRY CORDLE 『Give Me Jesus』CD(本体\2,450-)\2,646-

 リッキー・スキャッグスの"Highway 40 Blues"やジョージ・ストレイト&アラン・ジャクソンのデュエットで大ヒットした"Murder on Music Row"他、優れたソングライターとして又、ロンサム・スタンダード・タイムを率いて、ハイ・ロンサム感溢れるブルーグラス・シンガーとしても知られるラリー・コーデル、渾身のゴスペル・アルバム。詳細はブルーグラス新入荷にて。
  ●SR-1701 JIMMY GAUDREAU & ELLE MEARS『Give Us Strength』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ベテラン、ジミー・グッドロウが姪のエルと創り上げたフォーク・タッチの心温まるブルーグラス。
  ●UNI5747958 GLEN CAMPBELL『Adios』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2011年にアルツハイマーを発症したカントリー界の大御所、グレン・キャンベル、翌2012年にファイナル・ツアー後にカール・ジャクソンのプロデュースの下、録音されたラスト・レコーディング。詳細はカントリー新入荷にて。 
  ●UNII5764976 GLEN CAMPBELL『Adios+』2CD(本体\3,200-)\3,456-

 2011年にアルツハイマーを発症したカントリー界の大御所、グレン・キャンベル、翌2012年にファイナル・ツアー後にカール・ジャクソンのプロデュースの下、録音されたラスト・レコーディングに加えて往年のヒット曲を網羅したCD二枚組バージョン。詳細はカントリー新入荷にて。
  ●CORVUS-023 THE HARMONIC TONE REVEALERS CD(本体\2,450-)\2,646-

 愛器、ロイド・ロアのサイン入り1924年製のギブソンF-5を駆使して、フラット・マンドリンの最も美しい音色を弾き出すプレイヤーの一人として日本でも人気のジョン・ライシュマンを中心にシャロン・ギルクリスト、スコット・ナイガード、卓越したプレイヤーが有名フィドル曲やモンロー曲を美しいアンサンブルで聞かせるインスト作品。詳細はインスト最近作にて。
 ブルーグラス新入荷
  ●PC-1206 FLASHBACK『Foxhounds & Fiddles』CD(本体\2,450-)\2,646-

Foxhounds and Fiddles/Bonnie/Two Rivers/That's Where Glory Can Be Found/You're Still to Blame/Camp Forest Days/Welcome to New York/Autumn's Not that Cold/Let Us Travel, Travel On/Hag Song/Old Forgotten Home/Georgia Back Roads

 J.D.クロウ&ニュー・サウスが1995年に発表、その年のグラミー賞にもノミネートされた名盤『Flashback』に参加していたメンバーがリユニオンして結成された新ユニット、その名もフラッシュバック。ジェリー・ダグラスとロブ・アイクスで独占している感のあるIBMAアワードのドブロ部門で2005年と2014年に獲得したフィル・レッドベター(d)、トニー・ライス・クローンの一人、リチャード・ベネット(g)、ロンサム・リバー・バンド他、日本でもお馴染みのドン・リグスビー(m)、このユニット同様に、J.D.クロウの引退を受けてニュー・サウスから派生したワイルド・ファイアのメンバーとしても活躍するカート・チャップマン(bs)に加えてステュアート・ワイリック(bj)他、ロン・ステュアート(bj)、ティム・クロウチ(f)がゲスト参加。ニューサウス・ファンやオーセンティックなブルーグラス・ファンの耳にもな馴染む、共作を含むベネットのオリジナル他、ルービンの"Let Us Travel, Travel On"、ドンのクリアーなテナー・ボイスをフィーチャーしたスタンレーの""You're Still to Blame"、ステュアートをフィーチャーしたビル・エマーソン作の"Welcome to New York"も良い出来。故マール・ハガードに捧げられた"Hag Song"、ハッピーミディアムなブルーグラス好きの方には胸がきゅんと来る曲満載。
  ●MCR-1003 LARRY CORDLE 『Give Me Jesus』歌詞付CD(本体\2,450-)\2,646-

TWO COATS (featuring Don Rigsy)/GIVE ME JESUS/.IT'S A LONESOME ROAD (featuring Lethal Jackson, Carl Jackson, Bradley Walker)/I'LL MEET YOU IN THE MORNING (featuring Joyful Noise Quartet, Cord, Carl Jackson, Val Storey & Bradley Walker)/THE OLD THING'S WALKIN' ABOUT/THIS BLOOD'S FOR YOU/GOD HAD A HAND IN IT (featuring Carl Jackson, Jerry Salley & Bradley Walker)/GONE ON BEFORE/LOST AS A BALL IN HIGH WEEDS/THE OLD SHIP OF ZION/THE FIRST STEP TO HEAVEN/FAMILY BIBLE/WHEN YOU PRAY, WILL YOU PRAY FOR ME (featuring The Joyful Noise Quartet)

 リッキー・スキャッグスの"Highway 40 Blues"やジョージ・ストレイト&アラン・ジャクソンのデュエットで大ヒットした"Murder on Music Row"他、優れたソングライターとして又、ロンサム・スタンダード・タイムを率いて、ハイ・ロンサム感溢れるブルーグラス・シンガーとしても知られるラリー・コーデル、渾身のゴスペル・アルバム。共作含む自らのオリジナルが5曲、カール・ジャクソンやジム・ラッシングの作品他、スタンダードやトラッド曲のカバーという選曲。クレイ・へス(g,m)とブレナン・へス(bs)、ロブ・アイクス(d)のサポート。ドン・リグスビーを迎えた"TWO COATS"ではスタンレー・ブラザーズの精神を引き継ぐソウルフルなデュオが聞き物。"IT'S A LONESOME ROAD"ではカール・ジャクソンの父親=リーサルが渋い喉を聞かせる。コーデルが毎週月曜日にステーション・インにレギュラー出演をしているニュー・マンデーのメンバー、カール・ジャクソン、バル・ストーリーにハンディキャップを持ちながらも持ち前の美声で活躍するブラッドレー・ウォーカーを迎えたジョイフル・ノイズ・クァルテットによる"I'LL MEET YOU IN THE MORNING"、レコーディングの途中で白血病の治療の為、作業をストップせざるを得なくなったのも何かの啓示だったのかも知れない。ここでもカール・ジャクソンのハーモニーが冴えに冴えている。ボーカルの力でここまで惹きつけられる作品、そうざらには無い。
  ●MFR-170324 JUNIOR SISK & RAMBLERS CHOICE『The Mountains Are Calling Me Home』CD(本体\2,450-)\2,646-(近日入荷)

What Goes Around Comes Around/What A Way To Go/Money (Will Not Save You)/It'S So Cold/The Mountains Are Calling Me Home/I'M Not Listening Any More/Dying To Live Again/Darling Do You Know Who Loves You/Shape Up Or Ship Out/Take Time For Little Children/You'Ll Be A Lost Ball

 トラディショナル・ブルーグラスの旗手、ジュニア・シスク&ランブラーズ・チョイス、彼がリーダーとなって通算7作目、マウンテン・フィーバーからは2作目。マウンテン・ソウルを伝えるジュニア・シスクのボーカルを支えるジェイソン・デイビス(bj)、ジェイミー・ハーバー(f)、ジョナサン・ディロン(m)のシュアなプレイが光る。ジミー・マーチンからトニー・ライスの系譜のリズム・ギターが非常に心地よい。ワルツ・テンポでしみじみ歌い上げる" "Money (Will Not Save You)"、スタンレー・ブラザーズの"Darling Do You Know Who Loves You"、 ハイロンサム感漂う"It'S So Cold"、とにかくジミー・マーチンのソリッド・ブルーグラスを髣髴させる"What A Way To Go"やマーチンのカバーの"You'Ll Be A Lost Ball"等、いろんなパターンのこれぞブルーグラスという選曲で楽しめる。
 カントリー新入荷
  ●UNI5747958 GLEN CAMPBELL『Adios』CD(本体\2,450-)\2,646-

Everybody's Talkin'/Just Like Always/Funny How Time Slips Away/Arkansas Farmboy/Am I All Alone (Or Is It Only Me)/Am I All Alone (Or Is It Only Me) /It Won't Bring Her Back/Don't Think Twice, It's All Right/She Thinks I Still Care/Postcard from Paris/A Thing Called Love/Adios

 2011年にアルツハイマーを発症、2012年にファイナル・ツアーの模様を収めたドキュメンタリー『I'll Be me』を発表したグレン・キャンベルが、ツアー終了後に録音したラスト・アルバム。長年の友人でバンドメンバーとして来日経験も有るカール・ジャクソンがプロデューサーを勤め、ウィリー・ネルソン、ビンス・ギル、グレンの愛娘でバンジョー・プレイヤーのアシュリー他、子供たちがゲスト参加、ラストの感動的なタイトルカットを含む4曲のジミー・ウェッブ、フレッド・ニール、ボブ・ディラン、ジェリー・リード等、お気に入りのソングライターの作品でこれまで録音の無かった曲をカバー、決して良い状態とは云えないながらも、家族と友人の支えを得て、その歌声は力強い。ジェリー・リードを髣髴させるディランの"Don't Think Twice, It's All Right"、グレンの生い立ちを唄ったカール・ジャクソン作"Arkansas Farmboy"、作者ロジャー・ミラーの弾き語りに導かれる"Am I All Alone (Or Is It Only Me)"やジョージ・ジョーンズの"She Thinks I Still Care"で聞かれるコーラス他、カール・ジャクソンが八面六臂の活躍ぶり。自分で自らの生涯の幕の引き方をプロデュース出来るグレン・キャンベルの生き方に惜しみない賞賛を贈りたい。ラストで繰り返し歌い上げる「アディオス」が心に響く、感動的な作品。
  ●UNII5764976 GLEN CAMPBELL『Adios+』2CD(本体\3,200-)\3,456-

DISC 1:Everybody's Talkin'/Just Like Always/Funny How Time Slips Away/Arkansas Farmboy/Am I All Alone (Or Is It Only Me1)/Am I All Alone (Or Is It Only Me) /It Won't Bring Her Back/Don't Think Twice, It's All Right/She Thinks I Still Care/Postcard from Paris/A Thing Called Love/Adios全12曲
DISC 2:Rhinestone Cowboy/Wichita Lineman/Southern Nights/By The Time I Get To Phoenix/Galveston/Try A Little Kindness/Gentle On My Mind/I Wanna Live/Country Boy (You Got Your Feet In L.A.)/True Grit/Honey, Come Back/It's Only Make Believe/Dreams Of The Everyday Housewife/Hey Little One/Times Like These/These Days全16曲

 上記作品に加えてグレン・キャンベルのデビュー以来のヒット曲を網羅したベストアルバムとカップリングのCD2枚組バージョン。若い頃の溌剌とした歌声と終末を間もなく迎えようとする現在の姿と、合わせて長年のファンの前に曝け出す潔さを感じる。しっかり生きて来られたんだなぁとしみじみ思う。それにしても名曲の数々、じっくりと楽しんで欲しい。
 オールドタイム、フォーク新入荷
  ●HS-2017 TIM O'BRIEN 『Where the River Meets the Road』CD(本体\2,650-)\2,862-

High Flying Bird/Grandma's Hands/Guardian Angel/Where the River Meets the Road/Friday, Sunday's Coming/When the Mist Clears Away/Queen of the Earth and Child of the Skies/My Old Brown Coat and Me/Drunkard's Grave/Windy Mountain/Few Old Memories/Little Annie

 クリス・シーリー、サラ・ジャローズ等、現在のシーンを引っ張っている世代に多大な影響を与えたホットライズのメンバーとして80年代以降のブルーグラスを牽引してきたホットライズのメンバーとして又、優れたシンガーソングライター、マルチ・インストルメンタリストして斯界で持つとも才能あるミュージシャンのティム・オブライエンの前作『Pompadour』に続く16枚目のソロ・アルバムは、自身の生まれ故郷のウエスト・バージニアに所縁の深いソングライターやミュージシャンの作品を集めた、ブルーグラス、アパラチアン・トラッド色の濃い作品。元スチールドライバー、ソロでメジャーデビューしてグラミー獲得したクリス・ステイプルを迎えた"High Flying Bird"は"Coal Tattoo",の作者ビリー・エド・ウィーラーの作品。ウィーリンのWWVAで活躍したドック・ウィリアムスの"My Old Brown Coat and Me"は以前にティムが取上げていた"Pretty Fair Maid In The Garden"とは正反対のストーリーのバラッド。ロンサム・パイン・フィドラーズの"Windy Mountain"、彼の地と所縁の深いヘイゼル・ディケンズの"Few Old Memories"、カーター・ファミリーの名曲でリリー・ブラザーズの演奏が印象深い"Little Annie"等々。 
  ●STR-1702 JOE NEWBERRY & APRIL VERCH『Going Home』 CD(本体\2,450-)\2,646-

Yellow Jacket-Half Past Four/I'm Going Home/Will You Wait for Me?/Waiting for Joe/My Dear Childhood Days/Jericho/New Waltz/Baby I'm Blue/Back Up and Push-Carleton County Breakdown-John Brown's Dream/Roses are Blooming/I Can't Sit Down/The Arkansas Travelers全12曲

 ブルーグラス系の優れたソングライターとして又、オールドタイム系のマルチ・ミュージシャン、シンガーとして多才振りを発揮、今年のトランス・アトランティック・セッションのキャストに抜擢されたジョー・ニューベリーとカナダ・オンタリオ州に伝わるオタワ・バレー・ スタイルのフィドルの継承者でクリアな美声でシンガーとしても優れているエイプリル・バーチ、2016年の10月からデュオとして演奏活動をスタートした彼等のデビュー作。サイ・カーンやエイプリルとの共作を含むジョー・ニューベリーのオリジナル・ソングが5曲、エイプリルのオリジナルを含むフィドル・チューンが5曲。ウェイド&ジュリア・メイナーの渋いデュオ曲とエイプリルの可憐なソロ・ボーカルによるドック・ウィリアムスの"Roses are Blooming" という構成。ジョーの卓越したクロウハンマーをフィーチャーしたフィドル&バンジョー曲ではエイプリルお得意のステップダンスも披露。エイプリルの透明感があって鋭い切れ味のフィドルが素晴らしい。
  ●SR-1701 JIMMY GAUDREAU & ELLE MEARS『Give Us Strength』CD(本体\2,450-)\2,646-

You Go to Your Church and I'll Go to Mine/The Sailor's Prayer/Saving Me a Place/Morning Glory/Let Us Cross over the River/Going up Home to Live in Green Pastures/Give Us Strength/A Prayer for My Friend/Everybody's Reaching out for Someone/It's Worth Having Faith/Wires and Wood/Full Force Gale (Live)全12曲

 ジョン・ダフィの後釜としてカントリー・ジェントルメンの新境地を切り開いたジミー・グッドロウと姪のエル・ミアーズによる新ユニット、1994年にジミーがビル・クリフトンと共に創った『River of Memories』(ELF-103 \2,970-)に触発されて、長年温めてきた作品。ゲストにジョナサン・エドワーズ、エリック。ブルース&スカイライターズ、チェサピーク、ジョン・スターリング&キャロライナ・スターを迎えてフォーク、ブルーグラスの名曲を演じる。クリフトン言うところの、カーター・ファミリーの"Keep On The Sunnyside"に通じる「心地よくて前向きなメッセージを持った音楽」。
 インスト新入荷
  ●PATUX-300 EDDIE ADCOCK 『Vintage Banjo Jam』CD(本体\2,450-)\2,646-

Los Dedos/Downtown Boogie/Theme From "Exodus" /Country Gentleman/Warm And Windy/Banjo Bop/Camptown Races/Meet Mister Callaghan/Darling Nelly Bly/Eddie To The Rescue/The Waltz You Saved For Me/Blowing Bubbles/Virginia Bluebell/

 革新的なバンジョー・スタイルを確立、ジョン・ダフィ、チャーリー・ウォーラー、トム・グレイと共にクラシック・カントリー・ジェントルメン(1959-1970)のメンバーとして活躍後、ニューグラス・ムーブメントの魁となったセカンド・ジェネレーションを結成、良き伴侶と共にエディ&マーサ・アドコックとして現在も活動、ブルーグラス史に大きな足跡を残すエディ・アドコック、カントリー・ジェントルメン在籍中の1963年に、自らのバンジョー・スタイルのショーケース的なデモ・テープが発掘されて、CD化された。エディ・アドコックのアグレッシブ、唯一無二のバンジョーをトム・グレイ(bs)、ピート・カイケンダール(g)、バリー・ウォレル(drums)が支える。ここではスリー・フィンガーのロールでバリバリ弾くよりもむしろ、ギャロッピングやスチールギター・リックを多用した、ほぼ全てがバンジョー・ソロで、チェット・アトキンスの一連のギター・スタイルをバンジョーにアダプトした独自のて自らのスタイルに昇華、ブルーグラスより広い市場を見据えた、エディ・アドコック・ファンには堪らない幻の音源。 
 最近作/お勧め作、再入荷
 (すでに新入荷で紹介済の作品たちです)
 ■月刊ムーンシャイナー誌6月号関連作品
 (最新6月号、記事や特集などの話題作品です)
  ●MFR-170120 MAC WISEMAN 『I Sang The Song』CD(本体\2,450-)\2,646-歌詞付

 現在91歳、今尚、若い世代のミュージシャンの後押しを受けて歌い続けるマック・ワイズマンの最新作はマックの語るストーリーを元に新たに曲を書き上げてジョン・プライン、アリソン・クラウス、シェラ・ハル、ベッキー&ソニア・アイザックス、ショーン・キャンプ(アールズ・オブ・レスター)、豪華なゲストを迎えて共演する企画アルバム。シェラ(m)とジャスティン・モーズ(f,bj,d)、マーク・フェイン(bs)とトム・ジュッツ(g)による非常に趣味の良いブルーグラス。ショーン・キャンプ"Going Back To Bristol"や マックとアリソン・クラウスによる"Tis Sweet To Be Remembered"は感動的。  
  ●B002625002 ALISON KRAUSS 『Windy City』Deluxe Edition CD(本体\2,950-)\3,186-

 アリソン・クラウス、ソロ名義としては17年ぶりとなる待望の最新作は大物プロデューサーバディ・キャノンとのコラボレーションによるブルーグラス、カントリーの名曲のカバーアルバム。アリソンが子供の頃にジム&ジェシーで覚えていたバデイ・キャノン作"Dream Of Me"、オズボーン・ブラザーズとマック・ワイズマンの"It's Goodbye and So Long to You"、同じくオズボーン・ブラザーズの"Windy City"やモンロー"Poison Love"やジョン・ハートフォードの"Gentle on My Mind"とブルーグラス・ファンには嬉しい選曲。ブレンダ・リー"All Alone Am I""Losing You "やミュージカル『ビッグ・リバー』より"River In The Rain"、レイ・チャールズも取り上げたエディ・アーノルドの"You Don't Know Me"等々、剛柔織り交ぜた練りに練った選曲でスチール・ギターとピアノが大活躍する上品なアレンジで、最上級のボーカル・アルバムに仕上がってる。
  ●RCSI-1148 MIKE COMPTON & NORMAN BLAKE『Gallop to Georgia:Play The Tunes of Narmour & Smith』CD(本体\2,450-)\2,646-

 マイク・コンプトン(md)の最新作はギターの巨匠、ノーマン・ブレイク(gt)の抜群のバックアップを得て、1930年代に活躍したフィドル&ギターによるオールドタイム・デュオ、ナーモー&スミスの作品を取上げたノスタルジックで格調高いマンドリン・インストルメンタル・アルバム。モンロー・スタイルの真髄ともいえる、フィドルのボウイングを髣髴させる驚くべき正確さとビートの乗りを表現するピッキングは更に進化を遂げている。
  ●BM-7780 BLIMP『CALM DOWN』CD (本体\1,389-)\1,500-

 One Hour/Aloof From The World/Puzzle/Ambivalence/Delusion And Hallucination/Parametric

 バンジョーとピアノのユニークなデュオBLIMPによる1stアルバム。「 デュオの繊細な質感をアウトプットしたユニークな仕上がりになっており、心地よさ、雰囲気を重視した全6曲入りの作品です。 バンジョーのサウンドはピアノとの融合具合でこれまでになく近代的です。ジャズ、コンテンポラリー、ミニマルミュージックをブレンドしたような、バンジョーとピアノのクロスオーバーサウンドをご堪能いただけたら幸いです。」詳細、次回ニュースレターにて。
  ●SH-3932JOHN COWAN『Always Take Me Back』 CD(本体\2,450-)\2,646-

They Always Take Me Back/Someone Give Me a Stone/Sittin' On Top of the World/Long Distance Runaround/Blood/18 Years/Read On/In My Father's Field/Two Quarts Low/Call Me/Monroe's Mule/Love Alone/Mr. Banjo 全13曲

 ワン&オンリーのヴォーカル・スタイリスト、ジョン・カウワン、2002年作。ロック、ソウル、ブルース。ブルーグラス、カントリーなどさまざまなアメリカン・ミュージックをブレンドした独自のサウンドを生み出している、ジョン・カウワン・バンド――スコット・ヴェスタル(bj)、ジェフ・オートリー(g)、リューク・ブラ(f)、パシ・レピカンガス(dr)――を基本に、ランディ・コーアズ(d)、ダレル・スコット(m)など曲者たちを加えての録音。ニュー・グラス・リヴァイヴァルの延長線上にあるハードなブルーグラスから、得意のブルース感覚に溢れた曲、さらには余人には真似のできないシャゥティング・ヴォーカルまで、まさにジョン・カウワンならではのスリリングな音楽がつまっている。
 ブルーグラス最近作、お勧め
 *トラディショナル・ブルーグラス
  ●PATUX-295 TOM EWING『Adventures of a Blue Grass Boy』CD(本体\2,450-)\2,646-

Come Back, Little Pal/Old Friend/The Old Hometown/My Wish Come True/Take Me Home/When the Bees are in the Hive/Won't You Come Home to Me?/O-hio/A Distant Land to Roam/Black Jack Davy/She Looked a Lot Like You/Willie Moore/It Ain't Over 'Til It's Over/Lookin' Out a Window

 ブルーグラス・ボーイズのギター&ボーカルとして1989年のカントリーゴールドで来日、ビル・モンローの最晩年まで見届けたトム・ユーイングの2本のカセット・アルバム『Take me home』(1990)と『Lookin' out a window』(1991)からの再編。
 トムのオリジナルでブルーグラス・ボーイズ時代にも良く取上げていた典型的なブルーグラス・ソング"Take Me Home"や"O-hio"、モダン・フォークにも通じる親しみやすいメロディを持つオリジナル曲も、しっかりとブルーグラスに仕上げているところに彼の矜持を感じる。カーター・ファミリーの"A Distant Land to Roam"はヘイゼル&アリスのフォークウェイズ時代の印象が強いが、ここではすっきりしたブルーグラス。 フラット&スクラッグス、モンローのカバーとオリジナルを交えて選りすぐった名演揃いの編集盤。
  ●ROU-00173 GIBSON BROTHERS『In The Ground』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ニューヨーク北部から登場してルービン・ブラザーズやジム&ジェシーの伝統を引き継ぐ、ブラザー・デュオ・スタイルのブルーグラスで一斉を風靡、IBMAの年間最優秀エンターテイナーに選ばれるなど、現在、押しも押されもせぬトップ・バンドに成長したギブソン・ブラザーズの全曲オリジナルによる最新作。
 *メインストリーム・ブルーグラス
  ●BFD-087 DAILEY & VINCENT『Patriots and Poets』CD(本体\2,450-)\2,646-

Gimme All the Love You Got/Beautiful Scars/Baton Rouge/Until We're Gone (feat. TaRanda Green)/Bill and Ole Elijah/Unsung Heroes/Spring Hill/God's Love (feat. Doyle Lawson)/California (feat. Steve Martin)/Here Comes the Flood (feat. David Rawlings)/That Feel Good Music/He's Been So Good to Me/No Place Love Won't Go (feat. Bela Fleck)/That's What We're Put Here to Do/America We Love You/255 North全16曲

 D.ローソン&クイックシルバーの看板だったジェイミー・デイリーと姉のロンダや両親とのサリー・マウンテン・ショーからR.スキャッグス&ケンタッキーサンダーで活躍したダリン・ビンセントが2008年に結成、数多くの賞を獲得して一躍、トップバンドに躍り出た彼等、新たにグランド・オール・オーブリー・メンバーに加わり、RFD-TVの自身の冠番組も大好評、名実ともにトップ・バンドとして活躍するデイリー&ビンセントの8枚目となる新レーベルからの最新作は共作を含むオリジナルを中心にスティーブ・マーチン、ドイル・ローソン、ベラ・フレック他、豪華なゲストが参加。"Gimme All the Love You Got"の超アップテンポでド迫力のハーモニーは圧巻。エミルー・ハリスの"Leaving Louisiana In The Broad Daylight"をモチーフにした"Baton Rouge"。ジェシー・ベイカー(bj)をフィーチャーしたインスト"Spring Hillではジェシー、セス・オースチン(g)、コリー・ピアット(m)の溌剌としたプレイに加えてステュアート・ダンカン(f)が貫禄を示す。重厚なコーラスによる"God's Love"ではドイル・ローソン(m)を迎えて、転調とバッキングのマンドリンの使い方が絶妙他、ブルーグラスを新たなエンターテインメントに昇華した彼等の面目躍如。
  ●JBB-0517 TERRY BAUCOM'S DUKES OF DRIVE『4th & Goal』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブーンクリーク、クイックシルバーと80年代ブルーグラスのトレンドをセットしたバンドで活躍、J.D.クロウ、ジミー・アーノルド等のバンジョー・スタイルをより進化させたスタイルを確立したテリー・バウカムのジョン・ボーイ&ビリーから3枚目、初のデュークス・オブ・ドライブ名義となる最新作。ジョーイ・レモン(m)、ウィル・ジョーンズ(g)、ジョー・ハンナバック(bs)というメンバーでツアー中。チャートを賑わした"Around The Corner""The Rock"、テリーの強力なバンジョー・インスト"Winslow"他。
*プログレッシブ・ブルーグラス
  ●ROU-00196 NOAM PIKELNY『Universal Favorite』CD(本体\2,580-)\2,786-

 ノーム・ピケルニーのソロ・パフォーマンスによるラウンダー移籍第一弾。夏の宝塚フェスティバルに駆けつけてくれた彼のソロ・ショーでも披露していたリリカルなバンジョー曲を皮切りにバリバリのスクラッグスロールによるブルーグラス・ソングのバンジョー弾き語り等、ウッディなバンジョーの音色を最大限に引き出して、高度なテクニックを駆使しつつも、とても耳に優しい美しい音楽に仕上げているところが素晴らしい。ミシシッピー・ジョン・ハートのリメイクやチェット・アトキンス風??エレキギターの弾き語り等、溢れ出るイマジネーションで溢れる作品。
 *発掘、復刻、再発見
  ●JSP-7731 BLUEGRASS CLASSIC RECORDINGS REMASTERED/EARLY CUTS 1931-1953 4CDS SET (本体\5,500-)\5,940-

 「1945年ブルーグラス音楽はクリエイトされた」と言うことになっているがそれにはアパラチア地方で暖められきた土地のフォーク音楽(Old-Time Music)があってのことである。1930年代から50年代までの流れの中でブルーグラス音楽は如何にクリエイトされてきたかの一望できるアルバムである。 ScruggsはSnuffy JenkinsやWade Mainerからいかなる影響を受けたのか?Orange Blossom Special - The Rouse Brothersによるオリジナルカットなど貴重なSP盤からの音源が96曲。 
  ●RW-0003 THE NEW KENTUCKY COLONELS『Live In Sweden』CD(本体\2,950-)\3,186- 再入荷

 伝説のニュー・ケンタッキー・カーネルズの1973年5月、スェーデンのストックホルムに於けるライブ音源全26曲のCD化。1976年にラウンダー社からホワイト・ブラザーズ『The New Kentucky Colonels Live In Sweden, 1973』(rou-0073)としてアナログ盤で発売された14曲に加えて、今回は12曲もの未発表音源が追加されて、クラレンス・ホワイトがブルーグラス復帰後、ニュー・ケンタッキー・カーネルズとして始動、僅か二ヵ月後の7月14日に不慮の事故で亡くなる直前の貴重な演奏が収められている。ローランド(m)、クラレンス(g)、エリック(bs)のホワイト3兄弟に加えて、後にローランドとは盟友となるカントリー・ガゼットのアラン・マンデ(bj)の参加により、より緻密で完成度の高いアンサンブルを確立、クラレンスの遺産とも云えるハーブ・ピーダーセンによって引継がれたウェスト・コーストのアコースティック・ギターによる分厚いリズム・プレー、トニー・ライスやデビッド・グリアによって引継がれたシンコペーションを多用した革新的なリード&リズム・プレイというブルーグラス・ギター・スタイルの一つの完成形がここに見られる。アナログ盤リリース当時からのノイズは残っているが、テクノロジーを駆使して音質はかなり改善されているという印象。バンドとして非常に充実した絶頂期の全貌が解明された必携の作品。
  ●REB-4002 COUNTRY GENTLEMEN 『Early Rebel Recordings:1962-1971』 CD4枚組(本体\6,800-)\7,344-

 カントリー・ジェントルメンの初期レベル録音全集。レベル社曰く「Thank You for Waiting:完成に数年を要したこのボックス・セットは、十分に待った甲斐があったものと自信を持ってお送りします」とのコメントが寄せられた労作である。チャーリー・ウォーラー、ジョン・ダッフィ、エディ・アドコック、トム・グレイの時代から、ジミー・グドローとドイル・ローソン、ビル・エマーソンの時代へ、7枚のアルバムからのCD4枚組全110曲には8曲の未発表曲が含まれており、24頁に及ぶ冊子が付いている。1960年代、日本の若者達に最初のブルーグラス・ブームを呼んだカントリー・ジェントルメン。1996年12月に急逝したジョン・ダッフィが若く音楽的な野心に燃えていた60年代、その引退の後をとったジミー・グドローのはつらつとしたプレイ、その2人を強力なインパクトで支えたエディ・アドコックのバンジョー。“Bringing Mary Home”の大ヒットやフォーク・ブームを逆手に取った60年代の彼らはどこを切り取っても新しい音楽への野心が溢れていた。1970年代に入り、ビル・エマーソンが参加してからはよりソフィスティケートされたサウンドを目指し、“Fox on the Run”の大ヒットや、CSN&Yの“Teach Your Children”、ビートルズの“ Yesterday”等々をレパートリーに入れ、全米ナンバーワンの人気グループとなった。そんなカントリー・ジェントルメンの最も充実していた時代が一望出来る問答無用の素晴らしいCDボックス・セットである。
  ●RC-106 V.A.『The 8th Takarazuka Bluegrass Festival』 CD\2138-(本体\1,980-)
レッド・クレイ・アーカイブ・シリーズ

Fastest Grass Alive(Goro Tani)/I've Gotta Be Me(Keep On The Grass)/Ooh Las Vegas(The Southbound)/Love Has No Pride(Akio Okusawa)/Don't Look At My Shadow(The Sumou Special)/Help(the Humpty Dumpty Hippoptamus)/Sudara Breakdown(Goro Tani)/Blue And Lonesome(Saburo Watanabe & AHO)/Lonesome Feeling(Otohto Mountain Boys)/Take Me Back To Tulsa(The Grass)/Could You Love Me One More Time(Masuo Sasabe & Kazuyoshi Ohnishi)/Shackes And Chains(The Bluegrass Nuts)/Go Home(The Shaggy Mountain Boys)/Rollin In My Sweet Babys Arms(The Shaggy Mountain Boys)

 1979年夏、もっともホットだった時代の宝塚ブルーグラス・フェスの記録。全国から集まった若者が、ゴローショーの「スーダラ・ブレイクダウン」に笑い転げ、タイムスリップした重鎮シャギー・マウンテン・ボーイズの登場に驚き、20代最後の年を迎えた笹部益生&大西一由や渡辺三郎&AHOに、当時の若者たち、奥沢明雄、ブルーグラス・ナッツ、弟マウンテン・ボーイズ、キープ・オン・グラス、グラス・ストアー、サウスバウンド、ハンプティ・ダンプティ・ヒポポトマス、相撲スペシャルら、学生たちのほとばしるようなブルーグラスがめちゃくちゃ爽快だ。 オズボーン・ブラザーズの軽快な"Fastest Grass Alive"、後にプロの喋り手になる片鱗が充分に窺える谷五郎のMCで否が応でも盛り上がる。ブルーサイド・オブ・ロンサムの笹部益生とイッツ・ア・クライングタイムの大西一由によるスタンレー曲、バンジョーで稲葉和裕が参加している。スウィンギーで小粋なアレンジが新鮮だったキープ・オン・ザ・グラス、現在はソロ・アーティストとして自身のマーマレイド・スカイを率いて活躍中の奥沢明雄によるエリック・カッズの名曲。グラム・パーソンズの名曲をブルーグラス・アレンジで聞かせるサウスバウンド。どんとどんとと波乗り越えてのMCも印象的な巨漢揃いだった日大サンズ・オブ・ホーボーズ・相撲スペシャル、キュートなボーカルでビートルズのブルーグラス・アレンジで野郎共の心を鷲掴みしたハンプティ・ダンプティ・ヒポポタマス、ゴロー・ショーのスーダラ・ブレイクダウンはアール・スクラッグス研究家として知られる津田敏之がスーダラ節のメロディを見事にスクラッグス・スタイルでアレンジしたものを酒井潤一が自らのアイデアを加えて弾いている。両氏とも故人となってしまったのは寂しい限り。渡辺三郎(bj)率いるアコースティック・ヘビー・オーケストラは松本善雄(g)、祇園隆司(f)、大矢貞男(f)、谷村順造(m)、アンドレ佐藤(d)、久永雅史(bs)という当時、ずば抜けて優れたミュージシャンが顔を揃えたスーパーバンド。トニー・ライスの影響色濃いリードギターがバリバリ聴ける弟マウンテンボーイズ。第一回目から連続出場を現在も継続中のブルーグラス・ナッツ、あの有田純弘氏の師匠である宮本有(bj)のスタイリッシュなプレイを聞き物。学生バンドで抜擢された同志社のグラス・ストア、そして昨年、結成50年を迎えて、現在も活躍中のシャギーマウンテンボーイズの貫禄のフォギーマウンテンボーイズ・サウンド。あれから38年、今年も46年目の宝塚ブルーグラス・フェスがやってくる。
 オールドタイム、フォーク最近作、お勧め
  ●RCSI-1152 THE GOODBYE GIRLS『Snowy Side of the Mountain』CD(本体\2,450-)\2,646-

Snowy Side of the Mountain/I've Always Been a Rambler/Rain & Snow/Hstrusk/Little Black Train/Goodbye Girls, I'm Going to Boston/Little Maggie/Pisew Falls/No Sir, No/Graveyard/Going up to Hamburg/Pretty Little Girl/Black Eyed Suzie全13曲

 次世代のブルーグラス、オールドタイム界のスターとなることが約束されているといつたモリー・タトルが参加する女性ストリングバンド、グッドバイ・ガールズの自主制作アルバム。スライト・ファミリー奨学金を受けてバークリー音楽院のアメリカン・ルーツ・プログラムでクロウハンマー・バンジョーを専攻、ブルース・モルスキーのマウンテン・ドリフターズのメンバーとしても活躍中のアリソン・ディ・グルート(bj)とスウェーデン人でスウェディシュ・トラッドにも造詣が深いレナ・ジョンソン(f)、シンガーソングライターとしても才能を発揮するブリタニー・カールソン(bs)と全員がバークリー音楽院の学生という面々。モリー・タトルのボーカルをフィーチャーした"I've Always Been a Rambler"や"Rain & Snow"、ギターも抜群、すすりなくフィドルとバンジョー、ベースとのアンサンブルも素晴らしい。 
  ●TFM-1601 MOLSKY'S MOUNTAIN DRIFTERS CD(本体\2,450-)\2,646-

Across the Plains of Illinois/The Flowers of Edinburgh/Barlow Knife/Between the Wars/Granddad's Favorite & Flatwoods/The Dreary Black Hills/Metis Set/Free a Little Bird/Isambard's Waltz/Old Kimball/Down the Road Somewhere/The Old Jawbone/Pateroller Tune

 フルタイムのオールドタイム・ミュージシャンとして活躍、グラミー賞にもノミネートされたブルース・モルスキー(f,)、スライト・ファミリー奨学金を受けてバークリー音楽院のアメリカン・ルーツ・プログラムでクロウハンマー・バンジョーを専攻するアリソン・ディ・グルート(bj)とボストン・ベースの新世紀ブルーグラス・バンド、デッドリー・ジェントルメンのメンバーとしても活躍したスタッシュ・ワイスロック(g)による、非常に洗練された聞きやすい新進気鋭のストリング・バンド。
  ●PATUX-277 THE MOON TROTTERS CD(本体\2,450-)\2,646-

Victor Vindaloo/Gypsy Queen/Lost Man in a Foreign Country/Breaking Up Christmas/You Name the Baby/Richmond/Do You Believe in Ghosts? /Victor in A minor/Mississippi Pearl/Durang's Hornpipe/It Takes One to Know One/Julianne Johnson/Smile

 今年16歳になる若きクロウハンマー・バンジョーの達人、ビクター・ファタード(bj)、母親もオールドタイマーというルーク・バーンヒル(v,g,f,cajon)、イザベラ・ゴーマン(f)、ローレン・ワズマンド(v)という男性二人女性二人のユニットで、メンバー全員がティーンエイジャー、そのバックグランドがオールドタイムやクラシック・ジャズという新世代オストリングバンド、ムーン・トロッターズのデビュー作。このジャンルでの先駆者的存在でグリスマンがいち早く目をつけたオールド・スクール・フレイト・トレインのメンバーで才能溢れるネイト・リース(f,g,m,percussion,v))、デビッド・プロンバーグと来日を果したダニー・ナイスリー(g)、マーク・シャッツ(bs,feet,hambone)、レーベル主宰のトム・ミンティ(v)のサポート。若い可能性のあるミュージシャン達の今現在の興味の対象を上手く収めたユニークな作品。ビクター・ファタードの才気走ったオリジナルからトミー・ジャレルで知られる"Breaking Up Christmas"からジミー・マーチン"It Takes One to Know One"、チャップリンの"Smile"まで幅広い選曲で上質でユニークなストリングバンド音楽を繰り広げる。
  ●RPJB-2010『ラグパパス・ジャグバンド』CD(本体\1,500-)\1,620-

 モービルライン/夕暮れのバイパス/オールドタイム・フィーリング/おんなの子は強い/パラレルワールド/アリガトマン/ストリート オブ六甲/ラストダンス
TOKYO MX「小室等の新音楽夜話」に出演 神戸を本拠地に活動するラグパパス・ジャグバンド、ビル・キースやリチャード・グリーンも在籍したジム・クェスキン・ジャグバンドをお手本として日本語のオリジナルを中心に演奏、横浜ジャグバンド・フェスティバルではフォーク界の重鎮、小室等親子と共演を果たした彼等の2010年リリースのデビュー作。関西フォークの黎明期に活躍したフォーク・キャンパースの勝木徹芳(g,bj,v)、春待ちファミリー・バンドのさわむらしげはる(washboard etc)、ブルーグラス45のジョッシュ大塚(bj,f,g)、関学アメ民出身でシンガーソングライターとして又、日本のタブベースの第一人者=神田修作(g,bs)、モンロー・スタイル・マンドリンの秋元慎(m,f,v)。ジム・クエスキンの日本語バージョンから「モービル・ライン」「夕暮れのバスパス」、ラルフ・マクテルの有名曲に神田作の切ないラブ・ストーリーの歌詞を載せた「ストリート・オブ・六甲」、ブルーグラスではグリーンブライアー・ボーイズの快演で知られるアリゲーターマンにジョッシュが新たな詞を書き下ろしたその名も「アリガトマン」神田・澤村の共作による「オールドタイム・フィーリング」、小室親子とも共演した「ラストダンス」、ハリー・ベラフォンテのカリプソ曲「マン・スマート」が原曲で60年代関西フォークで唄われた「おんなの子は強い」のジャグバンド・バージョン等、聞けば肩こりが治る??メッセージ・ソングならぬマッサージ・ソングの数々、肩肘張らずに楽しんでもらいたい。
 インスト最近作、お勧め
 *マンドリン
  ●CORVUS-023 THE HARMONIC TONE REVEALERS CD(本体\2,450-)\2,646-再入荷

Half Past Four/Cousin Sally Brown/Midnight on the Water/My Father's Footsteps/I Am a Pilgrim/The Girl Who Broke My Heart/Little Sadie/The Road to Malvern/Queen of the Earth, Child of the Stars/Sail Away Ladies/Little Liza Jane/My True Love Away

 フラット・マンドリンの最も美しい音色を弾き出すプレイヤーの一人として日本でも人気の高いジョン・ライシュマンとローリー/ルイスやティム・オブライエンとの活動やインストラクターとしても知られるセンス溢れるフラットピッカーのスコット・ナイガード、アンクル・アールやピーター・ローワン&トニー・ライス・クァルテットのメンバーとして活躍した美形マンドリン&ベース・プレイヤー、シャロン・ギルクリストによる新しいユニットで有名フィドル・チューン、モンロー曲等々、美しいアンサンブルで聞かせるインストルメンタル作品 。
  ●RCSI-1150 CASEY CAMPBELL『Mandolin Duets: Volume One』CD(本体\2,450-)\2,646-

 レッド・クレイからリリースされたジミー・キャンベル『Piecws of Time』(RC-113\2,138-)のカバーでビル・モンローの隣に座ってたケイシー・キャンベル、現在はブライアン・サットンとの共演等、将来を嘱望されるマンドリン・プレイヤーに成長した彼の初ソロ・プロジェクトはロニー・マッカリー、マイク・コンプトン、リッキー・スキャッグス、ボビー・オズボーン、ジェシー・マクレイノルズ、サム・ブッシュ、アンディ・スタットマン、バック・ホワイト、ローランド・ホワイトといったブルーグラス・マンドリンの大御所たちとのデュオ、一対一の真剣勝負という趣向 。
 *バンジョー
  ●ROU-00200 BELA FLECK『Juno Concerto』CD(本体\2,580-)\2,786-

 ブルーグラスの世界から飛び出したもっと優れた才能のひとつでもあるベラ・フレックの第2作目となる愛息ジュノの名前を冠したバンジョーとオーケストラの為のコンチェルト。タイトルは愛息ジュノに捧げられた、協奏曲はホセ・ルイス・ゴメス指揮によるコロラド交響楽団を迎えて。ニューヨークを本拠地に活動する弦楽四重奏、ブルックリン・ライダーズとの共演。1979年に『Crossing the Tracks』でデビュー以来、革新的で創造的な音楽を産み出し続けている。デビッド・グリスマンがマンドリンで果たした役割と同様に、ベラがニューグラス・リバイバルやグラミー賞に輝く『Drive』(ROU-0255 \2,646-)他ソロ作やフレクトーンとの活動を通じてバンジョーのボキャブラリーを増やしてきたことが、現在のパンチ・ブラザーズに連なる新しいアコースティック、ブルーグラス音楽の発展を支えてきたことは間違いない。チック・コリアや様々なコラボレーションの中でもアール・スクラッグスから始まるブルーグラス・バンジョーのエッセンスを随所に散りばめて、意外にもそのパートがライブでは凄い受けていたりする。ストリングスとの掛け合いの中でも、親しみののあるフィドル・チューンっぽいメロディが登場したりしてとても興味深い。 
  ●AM-003 バンジョー&アコーディオン『Colors』(本体\1,851-)\2,000-

 バンジョー奏者の稲川友則とアコーディオン奏者の柴田貴子のバンジョーとアコーディオンのインストデュオの3作目。浜松、豊橋を本拠に東海地方を中心にバンジョー&アコーディオンというユニークな編成でブルーグラスやオールドタイムといった既存のスタイルにとらわれずにクラシック、ジプシー・ジャズ、タンゴ、アメリカン・トラッド、ミュージカル曲等々、幅広いジャンルから集めた名曲の数々を独自の感性で昇華した無国籍音楽といった趣向。月光やAve Maria等、バンジョーのアルペジオを上手く活かしたアレンジ他を随所に織り込み、耳に馴染んだ名曲の数々を格調高く演じている。
 *ギター&ドブロ
  ●RCSI-1153 FRETLAND『1st』 CD (本体\1,389)\1,500-

Voice of Calling Sun(N.Kido)/Dreams written(S.Takenaka)/Sprout! written(N.Kido)/Blacksburg(Y.Arita)/Once in Heaven(S.Takenaka)

 鬼怒無月、有田純弘、竹中俊二、、、日本を代表する三人の凄腕ギタリストによるフレットランドのデビュー作。ブルーグラスにルーツを持ち、森山良子のツアーをはじめライブやレコーディングで活躍、洗足学園大学ジャズコースで教鞭を執る、本誌でもお馴染みの有田、プログレッシブ・ロックをルーツにジャズ、ロックの枠を越えて前衛音楽、クラシック、タンゴ等々、幅広い音楽性で知られる鬼怒、実家がジャズ喫茶を営む豊かな音楽環境で育ち、ジャズ、ロック、ソウル、クラシック、ブラジル音楽にも造詣が深く、話題の女性ジャズシンガー、ギラ・ジルカをはじめ、多くのアーティストのサウンドプロデュースを手掛ける竹中の3人が意気投合、有田のバンジョーもフィーチャーして、世界レベルを目指すアコースティック・ギター・トリオとして活動を開始。ライブではデビッド・グリスマンの初期の名曲"Fish Scale"を取上げ、グリスマンのドウグ、ベラ・フレック等の推し進めるブルーグラスかに端を発した新しいアコースティック音楽に通じるアプローチも見られる。フュージョン風味の"Voice of Calling Sun"から有田がバンジョーに持ち替えて美しいメロディを優しいトーンで奏でる"Dreams"、一転してファンキーな"Sprout!"、ワイアットのリズム・ギターが入ったらそのままトニー・ライス・ユニットという趣の"Blacksburg"、ギターの響きをじっくり聞かせるとい趣の"Once in Heaven"、幅広い曲調で巧みなアレンジを施して、彼等の世界へ引き込まれる。ムーンシャイナー誌2016年4月号に特集記事有り。
 *フィドル
  ●SFR-105 HOWARD "HOWDY" FORRESTER『The MGM Recordings』CD(本体\2,450-)\2,646-

 伝説のフィドラー、ハウディ・フォレスターの有名な、そして希少な1958年のMGM録音が復刻。16歳でフィドリン・アーサー・スミスに認められ、20歳の1942年にはビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズ、戦後、オクラホマ/テキサスで活躍、テキサス・フィドル美学の詰まった大名曲"Rutland's Reel"を書いている。1950年にはフラット&スクラッグスで"Earl's Breakdown"ほかの名演を残し、1951年からはロイ・エイカフのバンドで活動、ナッシュビル・フィドラーの核として尊敬を集めた。おそらく初のカントリー系フィドルLPアルバムであろうと言われる名盤でもある。 
  ●PATUX-260 BILLY HURT JR.『Fiddlin' Billy Hurt』(本体\2,450-)\2,646-

 幼いときに出会ったクラーク・キッシンジャーというケニー・ベイカーにも影響を与えた偉大なウエストバージニアのフィドラーの曲を中心に、トラッドからガーシュインなどのスタンダードまで、ベイカーの“Grassy Fiddle Blues”や“Ragtime Annie”ほか、軽やかなリストとダークでスウィートな音色が心地良いビリー・ハートのフィドルチューン集。キッシンジャーのギタリスト、ジーン・メドウズのビートを再現するようなジェレミー・スティーブンズのリズムギターもすばらしい。ほかに、ブレンネン・アーンスト、ロバート・モンゴメリー、ダニー・ナイスリーらワシントンDCの若いミュージシャンに、カール・シフレット(gt)とその息子クリス(bs)も参加。新鮮なレパートリーでフィドルの魅力を堪能させてくれるフィドル秀作。
 映像お勧め
  ●HMBP-NCC NEW COON CREEK GIRLS『Live @ Willis WoodSongs Coffee House 2/16/13』2DVD set(本体\3,700-)\3,996-

 ニュークーンクリークガールズ、1979年結成時からのオリジナル・メンバーであるビッキー・シモンズ(bs)、パム・ガッド(bj,g)、ワンダ・バーネット(f,g)、パム・ペリー(m,g)というメンバーで30年近く活動続けている彼女たちのお馴染み、ウィリス・ミュージック・ウッドソングス・コーヒーハウスに於けるライブ映像作品。パム・ガッドはパム・ペリーと共にワイルド・ローズのメンバーとして'91年には熊本カントリー・ゴールドに出演、ワイルド・ローズでも取上げていたパムのペンによる"Home Sweet Highway"を皮切りにマック・ワイズマン&オズボーン・ブラザーズ、アリソン・クラウスが最新作で取上げている"It's Goodbye & Long To You"、ナンシ・グリフィスの"Love At The Five & Dime"、オリジナル・クーン・クリーク・ガールズの伝統を引継ぐ"Banjo Pickin' Girl""How Mny Bisquits"、"Hank Williams medley"等々、エンターテイナー振りが伺える。ここでもおまけで、ワイルド・ローズ、ナンシー・グリフィス、メル・ティリスのお宝映像が楽しめる 
  ●TIKI-007 SPENCER AND RAINS 『The Spotted Pony』DVD+CD(本体\3,300-)\3,564-

 カンサス出身のフィドラー、トリシア・スペンサーは祖父母からオールドタイム音楽を学び、長じてからは主にオザークフィドルのマスターたち、ライマン・エンローやドワイト・ラムから学んだという。テキサス出身のフィドラー、ハワード・レインズはコンテストスタイル以前のテキサスフィドル伝統を伝える貴重なフィドラーであり、画家でもある。ふたりのフィドルとギターによるフィドルチューンと有名オールドタイムデュオを交互に収めたオールドタイムの映像集。
  ●CCD-WBS10 『Wilburn Brothers Show Vol.10』DVD(本体\2,650-)\2,862-

 1960〜70年代のカントリーテレビ番組を紹介するシリーズから、「ウィルバーン・ブラザーズ・ショウ」のDVD新シリーズ第10巻はビル・モンローとジミー・マーチンがゲストに登場する回を収録。ドイルとテディの兄弟は日本ではあまり知られなかったが、シュアファイアー出版社などを立ち上げデッカ/MCAレコード系列のカントリー黄金時代の重要な役割を果たしている。ここでは女性シンガーとしてロレッタ・リン(60年代はずっとレギュラーだった)の妹でクリスタル・ゲイルの姉になるペギー・スーを配し、バディ・スパイカーとハル・ラグらを中心にしたバックバンド(“My Window Faces The Southは圧巻。)も楽しめる。1963年から74年までつづいた人気TV30分番組を5番組を集めた第10巻となる本作は、ケニー・ベーカー在籍時のビル・モンロー(“Uncle Pen”“I’m Workin’ On A Building")Bill Box(g),Gregg Kennedy(bs),Ben Pedigo(bj)、ケニー・イングラム参加のジミー・マーティン("The Sunny Side of the Mountain""When He Reached Down His Hand For Me" )ほか、ジーン・シェパード(“Slippin’ Away”他)、ジョニー・ラッセル(“Catfish John”他)、ジミー・ヘルムズ(“I Almost Stopped Loving You Today”他)。
  ●UM-010D RHONDA VINCENT AND THE RAGE 『All the Rage - Live In Concert Volume One』DVD60分((本体\2,750)\2,970-

Muleskinner Blues/Is The Grass Any Bluer (On The Other Side)/Girl From West Virginia/Midnight Angel/Wow Baby/Freeborn Man/Missouri Moon/I'Ve Forgotten You/Kentucky Borderline/The Old Rugged Cross他全14曲

 クイーン・オブ・ブルーグラス=ロンダ・ビンセントのネシー州マッケンジー、ベセル大学に於けるコンサートのライブを収めた最新映像集。圧倒的な存在感を示すロンダビンセント(m,v)、ロンダがカントリー界からブルーグラスに復帰した頃からのメンバー=ミッキー・ハリス(bs)、ロンダの娘婿で子供の頃から天才フィドラーとして知られ高校卒業と同時にドイル・ローソン&クイックシルバーに参加、その後、レイジに移籍してきたハンター・ベリー(f)、もう一人の娘婿でETSUを卒業後に参加したブレント・バーク(d)、子供の頃からクリス・シーリーやマイケル・クリーブランド達とユース・オールスターで活躍、自身のバンドを立ち上げるも紆余曲折を経てレイジに出戻って来たジョッシュ・ウィリアムス(g)、グラスカルズに在籍中にラリー・スティンブンソン・バンドに居たクリスティン・スコット・ベンソンとレイジに居たケニー・イングラムとの三角トレードでやってきたアーロン・マクダリス(bj)という地縁血縁で結ばれたタイトなバンドで完成度の高い演奏が繰り広げられる。本作ではロンダのベスト・ヒット的なハイエナジーなパフォーマンスのみならず各メンバーをたっぷりフィーチャーしているのが特徴。ジョッシュ・ウィリアムスがトニー・ライスのスタイルを引継ぐ"Freeborn Man"が印象的。この日に30曲収録しているということなので、続編も楽しみ。レイジのメンバーのスライド・ショーのボーナス映像付。
 楽器、その他
    ★GHSバンジョー弦
MISC-PF140 J.D.クロウ・スタジオ・ライト(00095 011 012 020w 0095)(本体\750-)\810-
MISC-PF135 J.D.クロウ・ステージ・ライト(010 011 012 020w 010)(本体\750-)\810-
MISC-PF175 S.オズボーン・ミディアム・ライト(011 012 013 022w 011)\810-(本体\750-)

 今は引退したソニー・オズボーン、J.D.クロウの両巨頭が好んで使っていたステンレス・スチールのバンジョー弦。、
  ●MISC-SBP 『秋元慎シグネチャー・ピック』 \270-(本体\250-)

 フラットピッカー、特にマンドリン・プレイヤー向けのアセチレート素材によるラウンド・トライアングル、1.5mm厚のピック。マイク・コンプトンとの意見を交換、長年の経験から手に馴染む大きさ、ラウンドの取り方、フィニッシュにこだわりました。弦にあたるときの親和性が通常のセルロイドのピックより格段に良く、ハイポジションで弾いても音がつぶれ難いのが特徴。特にモンロー・スタイルのマンドリン・プレイヤーにお勧めします。 
  ●MISC-SBMP 『秋元慎シグネチャー・マルチカラーピック』 \270-(本体\250-)

 永らく品切れ中でしたデビッド・グリア(g)、ブッチ・ バルダサリ(m)等、御用達の旧グリスマン・ピックのマルチカラーのピック、ご要望に応えて特注しました。角の取れたトライアングル・シェイプでピッキング・ノイズが軽減、弦に対して深目に当てれば楽器本来のウッディなトーンが引き出せます。
●HSC-60 ヒーロー・シャイン・クロス (本体\600-)\648-

 バンジョーの金属部部の手入れに便利!!この新しく、革新的なポリッシングクロスは、汚れ、手 垢、曇りを取り除くだけでなく、 ギター、バンショー、マンドリンで使われるメタルパーツの磨きに最適です。 特にクローム、ニッケルやアルミなどのハードウエアの艶や輝きを取り戻すのに効果的です。このクロスは、 糸巻き、フレットワイヤ、ピックアップカバー、ブリッジ、トレモロやテールピース、ストラップボタンなどを きれいにし、磨くための処理をおこなっています。クロスにしみ込ませた特別な成分はメタルの表面を復活させ、保護膜を作ります。これにより、曇りを防ぎ艶を長持ちさせます。
 
         
 AC-250 AC-100   AC-180  AC-200  AC-300
  [スタイリッシュで機能性も高いマウンテン・トレイル・ギグバッグ!!]
 本格的野外フェス・シーズン到来、軽くてしかもヘビーデューティなAAAバッグMountain Trail シリーズです。#1680デニールナイロン生地、10mm幅の大型ジッパーを採用しています。またポジション移動可能のネックホールドクッションを装備し、愛器のネックをしっかりと支えます、バッグ内部全面は20mm厚クッションを施しています。また、バッグの外ボトム部にはラバーパットを取り付け接地面からの衝撃を和らげます。

AC-250 Moutain Trail Banjo Bag オープンパックバンジョー用 \8,640‐(税込み)
AC-100 Mountain Trail Guitar Bag ドレッドノートギタータイプ用 \8,640-(税込み)約1.7Kg
AC-180 Mountain Trail Guitar Bag ミニギタータイプ用 \8,640-(税込み)
AC-103 Mountain Trail Guitar Bagトリプルオータイプ用 \8,640-(税込み)
AC-200 Moutain Trail Banjo Bag リゾネーターバンジョー用 \8,640‐(税込み)約1.4kg
AC-300 Moutain Trail Mandolin Bag フラットマンドリン用(Aモデル、Fモデル、LH対応) \7,560-(税込抜)約1.0Kg

カラー 各モデルに3色とも在庫ありです。
ネイビー(NV)、バーガンディ(RD)、ベージュ(BE)
 輸入雑誌
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  BNL-17/06 017年6月号 \950-

 表紙はベッキー・ブラー・バンドのバンジョー・プレイヤー、ネッド・ルベレッキ、グレッグ・ケイヒルによるインタビューとタブ譜""Earl's Court""Night Driver"初心者コーナーはブルーズィ・ブルーグラス・バンジョーと題して"Nine Pound Hammer"をアレンジ。トム・アダムスのコーナーはTAB"Dear Old Dixie"、チャーリー・クシュマン・インタビュー、J.D.クロウ&ニューサウスの残党によるフラッシュバックでJ.D.引退を受けて参加のスチュアート・ワイリックのソロアルバムからタブ譜"Jennifer Dale Breakdown""East Tennessee Sunshine"バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-17/05 017年5月号 \950-

 表紙は最もエキサイティングなクロウハンマー・バンジョー= ダム・ハート、インタビューとタブ譜"Old Molly Oxford""Ed Haley's Rebel Raid"、ダニー・バーンズのCD『Stove Up』のアルバム・レビューとタブ譜"Isotope 709"。メロディック・スタイルのインプロビゼーション、タブ譜"Old Joe Clark"、アール・スクラッグスのコーナーではフラット&スクラッグスのロスト・レコーディングス(BCD-15974"Flatt On Victor,Plus More")から"Sing A Little Baby To Sleep" 、トム・アダムスのハイ・ポジションのコーナーでは"Rocky Road Blues"、初心者向きコーナーではトップテン・ブルーグラス・ワルツのひとつとして"Down In The Willow Garden"、新製品の紹介としてプルカのトップ・テンション・フープ等、バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-17/04 2017年4月号 \950-

 表紙はデル・マッカリー&デキシー・パルズで知られるビル・ランクル、インタビューとタブ"Marching Through Glenville"、トム・アダムスのコーナーはスタンレーの"Calorina Mountain Home"、スクラッグス・コーナーはフラット&スクラッグスのDVDより"Shortnin' Bread初心者コーナーはJ.アンガーの美しいTAB"Lover's Waltz"他、スリー・フィンガー・オールドタイム・ピッキング、ブギウギ・バンジョー等、バンジョー情報満載の40頁。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  BU-17/06 2017年6月号 \1,080-

 表紙と特集記事はトラディショナル・ブルーグラスの旗手、ジュニア・シスク、ケンタッキー・ソングバーズと題してモンロー・ブラザーズとバイロン・パーカーのサウス・キャロライナ時代の記事と未公開写真。元セルダム・シーン、子供向けブルーグラスのレーベル、アメリカン・ヘリテイジ主宰のフィル・ローゼンタール。ケンタッキーのコメディ・ブルーグラス・デュオ=モロン・ブラザーズ、オハイオのローカル・バンド=ファイアーボール・メイル・デリバーズ他。
  BU-17/05 2017年5月号 \1,080-

 表紙と特集記事はマンドリン・マスターのアダム・ステフィ。ブルーグラス・カージナルスの伝統を引き継ぐデビッド・パームリー& カージナル・トラディション。日本でもお馴染みの女性フィドラー、アニー・スタニネック。徹底したエンターテイナー振りで人気のナッシング・ファンシー、バック・オウエンスをブルーグラス・スタイルで演じたブルーグラス・バッカルーズで知られるフェラー&ヒル他。
  BU-17/04 2017年4月号 \1,080-

 カバー・ストーリーはティム・オブライエン、彼のルーツであるウエスト・バージニアに関する曲を集めた最新作を紹介。アメリカントラディショナル音楽の研究家、ジョー・ウィルソンの未発表インタビュー。アラン・バイビー&グラスタウンのバンジョー弾きとして又、二人の娘の母親として活躍するジーナ・ブリット。ビル・モンローもハンク・ウィリアムスも同じ土俵で活躍していた黄金時代のカントリー音楽を再現するマルパス・ブラザーズ。フロリダ・ブルーグラス・クラシック・フェスティバルを立ち上げたブルーグラス起業家,アーニー・エバンス他。
■オールドタイム・ヘラルド誌
  米国産アメリカンルーツ/オールドタイム音楽専門誌。アメリカ伝統音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
  OTH-1405 OLD-TIME HERALDVOL.14 NO.5 \1,425-

 カバーストーリーはヴァージニア州フロイド生まれの盲目のアパラチアン・ブラッド・シンガー、ブラインド・アルフレッド・リード、ウェスト・バージニアのフィドラー、ボビー・テイラー他。
 月刊『ムーンシャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、音楽の真髄を探求する月刊誌。
■定期購読:1年¥6,300-半年¥3,450-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
  MS-3408 2017年6月号(通巻404号)\540-

 マック・ワイズマンとアリソン・クラウス'Tis Sweet To Be Remembered”に寄せて、大寞`浩「BLIMP」ピアノ&バンジョーデュオ『calm down』、ジョン・カウワン( NGR)と御堂筋にて、私的ブルーグラスの弾(聴)き方、その4フィドルとマンドリン(ついでにバンジョー)を弾こう!  「スケール(音階)の巻」、サバナ ミュージックフェス「アコースティックセミナー」小寺拓実、マイク・コンプトンとスティーブ・ギルクリスト、アメリカお宝鑑定団「1925年製ギブソンRB-3」とディーリング バンジョー「工場見学」、ブルーグラス奏法の深層A「バック・ホワイトのマンドリン」、学生ブルーグラスプロファイル#48 名古屋大学「正岡真一」他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
  MS-3407 2017年5月号(通巻403号)\540-

 ケイシー・キャンベルのマンドリン天国『Mandolin Duets Vol.1』、Banjo & Accordion(稲川友則&柴田貴子)最新第3作CD『Colors』、“花に嵐のたとえもあるさ。さよならだけが人生だ”塩田利文さん追悼に寄せて「バンジョーパッケージ始末記」、ビル・モンローとロックンロール「チャック・ベリー追悼に寄せて」、丹沢ブルーグラス サークルとわたしの20年、山口県立大学「ケンタッキーブルーグラス ウィーク」、私的ブルーグラスの弾(聴)き方、その4.フィドルとマンドリン(ついでにバンジョー)を弾こう!、学生ブルーグラスプロファイル#47 神戸大学「平松僚太」他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
  MS-3406 2017年4月号(通巻402号)\540-

 「イッツ・ア・クライングタイム」東京初ツアー、亀野達夫『Rockin' Chair』デビューCD制作記、“花に嵐のたとえもあるさ。さよならだけが人生だ”塩田利文さん追悼「バンジョーパッケージ始末記」、エルドリッジとシーリ、ラージとメルドーとセッション、
ジャズ誕生から100年! ブルーグラスファンのジャズ入門、私的ブルーグラスの弾(聴)き方、その3「フィドルを弾(聴)こう!
 クロマティックスケール」、学生ブルーグラスプロファイル#46 京都大学「永田 徹」他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
 コンサート情報
◆東京セイクレッド・ハープ
 19世紀初頭からアメリカ南部に広まった図形音符(シェイプノート)を使用したアカペラ4部ハーモニーの月例集会
6月15日(木)池袋聖公会。19時
7月20日(木)池袋聖公会。19時
総合(問)http://tokyosacredharp.blogspot.jp/
◆6月17〜18日(土、日)静岡「2017朝霧ブルーグラス・ピッキンパーティ」富士宮、富士山YMCAグローバルエコビレッジ。ゲスト:ゴローショーR40。キャンプ可、宿泊ロッジ、風呂あり(問)森下029-859-4356(20時〜22時)、hakone.bg.fest@gmail.com
◆6月18日(日)神奈川「第19回リリー・ピッキンパーティー」横浜市緑区総合庁舎内緑公会堂045-930-2400。12時45分、無料。2017緑・芸術祭として横浜市緑区後援、実力派BGバンド12組!(問)杉崎045-932-9741、十鳥045-932-0249(ともにtel&fax可)
◆6月18日(日)兵庫「第16回フォートワース・ジャンボリー」西宮、アミティ・ホール。14時、前\3500-当\4000-。出演:福原照晃&カウボーイ・ドリーマーズ、シャギー・マウンテン・ボーイズ、稲葉和裕&ブルーグラス・ランブル、ブルーグラス・カーネルズほか。(問)フォートワース0798-39-1923
◆6月24〜25日(土、日)富山「第16回北陸ブルーグラス・フェスティバル」南砺市城端(じょうはな)桜ケ池公園「自遊の森」076-62-3360。参加費\2500-学生\1500-。エントリー受付:5月1日より。コテージ宿泊要予約、大部屋予約不要。食事要予約。(問)竹内090-1636-1943、t7755@kind.ocn.ne.jp、島090-2038-8860、vari@ruby.ocn.ne.jp
◆6月25日(日)兵庫「第8回青春プレイバック:関西学院大学アメリカ民謡同好会」夙川、フォートワース0798-39-1923。14時半、\2200-。出演予定:ブルーグラス・ナッツ、ナッシュビル・ウエスト、ヒッコリー・ホロウズ1977他、8〜9バンド
◆7月1日(土)東京「O Sister! Jamboree」曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655。今回で4回目となる女性を含んだブルーグラスバンドだけのフェス。出演:The Natural Gold、Mourico、ざ・花かるたほか
◆7月2日(日)神奈川「大和ブルーグラス音楽協会(YBMA)ジャム会」大和市文化創造拠点シリウス。13:30〜17:00
◆7月2日(日)和歌山「ラグパパスジャグバンド」和歌山 オールドタイム(073-428-1950)14:00\2,500+ドリンク 
◆7月15〜16日(土、日)新潟「第30回新潟ジャズストリート/ブルーグラス・コーナー」15日12時〜19時燕喜館(一番堀通町、025-224-6081)。グラス・ピッカーズ、アイランド・グラス、鉄かぶとほか。16日12時〜18時カポタスト(中央区米山、025-250-0290)
。アイランド・グラス、ザ・リフレクションほか
◆7月17日(月)兵庫「2017 Sea Mountain」垂水、旧グッゲンハイム邸。10時、\2500-大学生\1000-高校生以下無料。(問)佐々木070-5503-5867

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