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    B.O.M.Newsletter #431
                2016年9月13日
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目   次

  新入荷リスト  
   ■ニュースレター#431 新入荷ダイジェスト
新入荷作品、詳細解説   
   ■ブルーグラス新入荷
   ■インスト新入荷
   ■オールドタイム/フォーク
   ■カントリー/ロック&ポップ
   ■映像モノ
 最近作/お勧め作、再入荷   
   ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
   【ムーンシャイナー9月号レビュー紹介作品】
   ■ブルーグラス最近作/お勧め作
   ■インスト最近作/お勧め作
   ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
   ■カントリー/ポップ/ロック最近作/お勧め作
   ■お勧め発掘・編集最近作/お勧め作
   ■日本のアーティスト
   ■映像ものお勧め作
楽器関連作品   
   ■ギター
   ■バンジョー
   ■マンドリン
   ■フィドル
   ■ドブロ
   ■ハンマーダルシマー
   ■ウクレレ
   ■楽器、その他……
   ■教則もの/ソングブックお勧め
輸入雑誌   
   ■フラットピッキン・ギター誌
   ■バンジョー・ニューズレター誌
   ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
月刊『ムーンシャイナー』   
BOMご利用方法   


  今日、13日はビル・モンロー105歳の誕生日だ。今週末、70年前の1946年の16〜17日には、ビル・モンローはアール・スクラッグスとレスター・フラットともに初めてのレコーディングに臨んでいる。ナッシュビルからシカゴまで、当時の片側一車線の地道を走り、シカゴに入ったアールは、「大都会の信号にドギマギした」と、50年後の1996年9月号、ムーンシャイナー誌のインタビューに答えてくれた。まさか、その同じ月の9日にビル・モンローが亡くなるとは、思ってもみなかったけれど……、どれも20年前のことだった。
 ビル、レスター&アール、70年前の今頃、彼らは12曲を準備してシカゴに向かっている。ビルは録音の3日前、35回目の誕生日をどこで、誰と祝ったんだろう?
 いわゆる「オリジナルブルーグラスバンド」による1946年と47年の疑うべくもない28曲の真正ブルーグラス録音、そのうちの以下12曲が70年前の今週に録音された。あなたは、何曲歌えますか?
September 16, 1946
1). Heavy Traffic Ahead/2). Why Did You Wander/3). Blue Moon of Kentucky/4). Toy Heart/5). Summertime is Past and Gone/6). Mansions for Me/7). Mother's Only Sleeping/8). Blue Yodel No. 4 [No. 3].
September 17, 1946
9). Will You Be Loving Another Man?/10). How Will I Explain About You?/11). Shining Path12). Wicked Path of Sin.

■月刊ブルーグラスジャーナル「ムーンシャイナー」
 最新9月号は、パンチブラザーズ初来日の衝撃!ほか、ノーム・ピケルニー「宝塚フェスと“Road To Columbus”」、福岡のハッチャリーズ、37年目のデビューCD『BUDDY』、20年目の鬼ヶ城ブルーグラスフェス、エストニアの国民的バンド「カーリーストリングス」来日、ラルフ・スタンレー追悼特集「クリンチ マウンテン バックステップ」後編、アメリカ音楽史概論#75「1926年E、スキリットリッカーズ」、神戸大学「関祐一朗」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
 発行33年目の月刊「ムーンシャイナー」定期購読は1年間(12冊)\6,300- 半年間(6冊)\3,450-。単冊\540-(+送料\78-)。定期購読は購読開始希望月をお知らせくだされば早速お送りします!! また情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞムーンシャイナーにご協力を、よろしくお願いします!

■全国イベント・カレンダー
 以下、ムーンシャイナー誌9月号に寄せられたイベントのうち、ニューレター発行時に有効なイベントです。なお、ここに掲載するのは、個別バンドのライブでは来日アーティストおよび国内バンドの遠征ライブやツアー、ローカルではフェスやコンサートなど企画物イベントのみです。それ以外のライブやコンサート、全国各地の定期イベントなどは月刊ムーンシャイナー誌をご参照ください。
◆東京セイクレッド・ハープ
 19世紀からアメリカ南部に広まった図形音符を使用した4部ハーモニーの第3木曜月例集会
9月15日(木)池袋聖公会。19時
10月20日(木)池袋聖公会。19時
総合(問)http://tokyosacredharp.blogspot.jp/
◆9月18日(日)神奈川「第3回小田原ブルーグラスフェス」ライブハウス「JakaJaka」(0465-23-8485)。12時から18時まで15バンド、\1500+1drink。
◆ジョン・ショール来日
 ブルーグラスからジャズ/ポップまで万能フラットピッカー
9月24日(土)曙橋・バックインタウン(03-3353-4655)。ブルーグラスバンド、ブライアーズ(須貝重太gt、山本南希bj、槙原邦暁md、佐藤渉bs)と共演
9月26日(月)西早稲田・ブルードラッグ(03-6457-6933)、有田純弘(gt,md)とブレント・ナッシー(bs)とのトリオ
◆9月24〜25日(土、日)北海道「第11回八雲ブルーグラス・フェス」八雲町、噴火湾パノラマパーク
◆9月24〜25日(土、日)福島「第20回鬼ヶ城ブルーグラス・フェス」いわき市、いわきの里鬼ヶ城山村生活体験館0246-84-2288。参加費\3000-(一般無料)。(問)吉田0246-26-2709、my262709@msn.com、長谷川0246-29-5385
◆9月24〜25日(土、日)茨城「第13回上野牧場ドック・ワトソン・フェス」小美玉市納場、上野牧場0299-48-4141
◆さいたまブルーグラス・ジャム
 13時から音楽スタジオ2で開かれる月例ジャム会
9月25日(日)さいたま市、プラザ・ノース(北区役所)第3リハーサル室 (問)内山裕規090-2188-8938、hotpickin@gmail.com
◆10月8日(土)広島「第6回大浜PAアコースティック音楽祭」しまなみ海道 尾道市因島大浜PA下り線(四国方面行)緑地帯にて、10時〜15時30分。(問)新居 080-1922-7331(業務用)
◆稲葉和裕 with マイク・コンプトン、キース・リトル、ブレイン・スプラウス
10月12日(水)渋谷、マウントレイニア・ホール。19時開演、前6,000円、当7,000円(入場整理番号付。9月10日発売開始)
10月14日(金)熊本、ホテル日航熊本。19時半開演、要予約
10月16日(日)神戸、酒心館ホール。15時開演、前6,000円、当7,000円(入場整理番号付。発売中)
◆10月15〜16日(土、日)岐阜「岐阜マウンテンタイム・フェス2016」大垣市上石津町、緑の村公園。今年は多治見から里帰り上石津町の「みどりの村公園」で開催(問)安川直樹 0584-45-2176、naoworks@h2.dion.ne.jp
◆10月15〜16日(土、日)兵庫「第2回あまがさき歴史音楽祭」尼崎、旧尼崎警察署&尼崎市立文化財収蔵庫(問)尼崎市ひと咲きまち咲き推進部まち咲き施策推進担当06-6489-6147
◆10月22〜23日(土、日)茨城「第33回美野里ブルーグラス・フェス(秋)」小美玉市納場、上野牧場0299-48-4141
◆10月22〜23日(土、日)兵庫「第28回宝塚秋フェス」三田アスレティック・クリークサイド野外ステージ079-569-0024。(問)BOMサービス0797-87-0561、info@bomserv.com
 新入荷リスト
  サム・ブッシュやアールズオブレスター、ドイル・ローソンやブライアン・サットンほか、強烈な新入荷の先月から、チョッと一服……
 ■ニュースレター#431 新入荷ダイジェスト
  ROU-00060 O'CONNOR BAND『Coming Home with Mark O'Connor』CD(本体\2,750-)\2,970-

 まぎれなくブルーグラス楽器とその奏法をクラシックの領域にまで広めた最大の功労者マーク・オコナー(55)。マークが12歳のときに契約、初のアルバム『National Junior Fiddling Champion』(1974)を発表したラウンダーレコードに戻り発表した最新作は、妻のマギー(fd)と息子のフォレスター(md)、そのフィアンセであるケイト・リー(fd)の身内4人に、ナショナルフラットピッキンのチャンピオン、ジョー・スマート(gt)とジェフ・サンダース(bs)の6人組のオコナーバンドのブルーグラス、デビュー作である。詳細はブルーグラス新入荷参照
  MH-1660 KRISTIN SCOTT BENSON『Stringworks』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ロン・ブロック『Hogan's House of Music』とロブ・マッカーリー『The 5 String Flame Thrower』、それぞれのブルーグラス愛に溢れたバンジョー作品や、アリソン・ブラウンのポップな『The Song of the Banjo』に負けじとグラスカルズのクリスティンの最新第4作は、夫のウェイン・ベンソン(md)をはじめ、コディ・キルビー(gt)、ジム・バンクリーブ(fd)、同僚のアダム・ヘインズ(fd)、ティム・サレット(bs)といった基本メンバーで聴かせるインストと歌ものが6曲ずつ半々、1997年の自費制作品を含め4枚目、前作『Second Season』から8年ぶりの最新ソロ作品。詳細はインスト新入荷参照
  REB-1856 MICKEY GALYEAN & CULLEN'S BRIDGE『My Daddy's Grass』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーリッジ系ブルーグラスの伝統を受け継ぐミッキー・ギャリアン(gt)。父カレン(1939-2010)の死後、リッチ・イン・トラディションを離れて結成した、その名も「カレンズブリッジ」の第2作最新作。詳細はブルーグラス新入荷参照
  PATUX-289 AUDIE BLAYLOCK AND REDLINE 『The Road That Winds』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ジミー・マーチン、ロンダ・ビンセント、マイケル・クリーブランドのバンド・メンバーとしてハード・ドライブするリズム・ギターとボーカルで貢献してきたオーディ・ブレイロック(g)が自身のバンド、レッド・ライン名義では2012年『Hard Country』(rural rhythm)以来の5作目。詳細はブルーグラス新入荷参照
  PATUX-291 NORTHERN CONNECTION CD(本体\2,450-)\2,646-

 メリーランド州ボルチモアをベースに活動するノーザン・コネクションのデビュー作。フランク・ショート(g)、ボビー・ランディ(bj)、ブライアン・エルドレス(bs)といったブルーグラッサーを父に持つジュニア世代による正統派ブルーグラス。詳細次号にて。
  RUR-1134 STUART WYRICK『East Tennessee Sunrise』CD(本体\2,450-)\2,646-9月下旬入荷予定

Hitchhiking To California/East Tennessee Sunrise/Little Moonshine Johnny/Stitzenburg Breakdown/Walking The Floor/Jennifer Dale Breakdown/The Lord Will Make A Way Somehow/You'Re The One/Freda Florentine/When Someone Wants To Leave/Riding On The Clouds/Born Again

 デイル・アン・ブラッドレィやブランド・ニュー・ストリングスでの活動で知られるステュアート・ワイリックのソロ・プロジェクト。ロンサム・リバー・バンドが90年代にセットしたコンポラ・ソリッド・ブルーグラスを踏襲したホットなサウンドに加えて、ビル・エマーソンに通じる端正なロールによるバンジョー・インストも魅力。ティム・クロウチのフィドル・ブレーも特筆すべき。
  PATUX-278 CORRINA ROSE LOGSTON 『Bluegrass Fiddler』CD(本体\2,450-)\2,646-

デビッド・ピーターソン&1946やクリス・ヘンリー&ハードコア・グラスのフィドラーとして活躍なしたコリーナ・ローズ・ログストン(f,v)のデビュー作。ケニー・ベイカー、ジム・ブキャナン、ハウディ・フォレスター、クラーク・キッシンジャー、バディ・スパイカー等のスタイルを踏襲した正統派ブルーグラス・フィドル・アルバム。
  TAKI-6018 CURLY STRINGS『世界を巡れ』(本体\2,500-)\2,700-

世界は響く Maailm heliseb/遠くの村で Kauges Kulas/ハンガリーで迷ったKadunud Ungarisse/恋人への歌 Laul sobrale/レヴェレンド Reverend/リベンジ Kattemaks/ニシン Heeringas [Trad.]/突然やってきた Tuli akki/ライラックの咲く頃 Kui oitseb sirel[Trad.]/七人の花嫁 Seitse pruuti [Trad.]/トール・フィドラーTall Fiddler/世界を巡れ Ule ilma

バルト三国の中の一つエストニアから登場したブルーグラス・バンド、カーリー・ストリングス、2014年にリリースされたデビュー作。フィドルとボーカルのエーヴァ・タルシとマンドリンのヴィッル・タルシのヘアー・スタイルがバンド名の由来。バンジョーレスのブルーグラス編成でエストニア民謡の伝統的なスタイルにブルーグラスやアコースティックでポップな要素を取り入れてオリジナルな音楽を創造している。エストニアグラミー2015年受賞、ベスト・ヨーロピアン・ブルーグラス・バンド2016年受賞、エストニア音楽チャート歴代5位の売上げを記録したという。非常に洗練されてしっかりしたプロダクション。超絶テクニックで知られるトミー・エマニュエルがソロ・ギター用に作った"Tall Fiddler"では作者がこのアレンジを絶賛、他2曲のインストも秀逸。ビル・モンローの発明が全世界に広がって根付いて、各地でオリジナルな音楽を生み出していることを実感。
  TIKI-007 SPENCER AND RAINS 『The Spotted Pony』DVD+CD(本体\3,300-)\3,564-9月下旬入荷予定

 カンサス出身のフィドラー、トリシア・スペンサーは祖父母からオールドタイム音楽を学び、長じてからは主にオザークフィドルのマスターたち、ライマン・エンローやドワイト・ラムから学んだという。テキサス出身のフィドラー、ハワード・レインズはコンテストスタイル以前のテキサスフィドル伝統を伝える貴重なフィドラーであり、画家でもある。ふたりのフィドルとギターによるフィドルチューンと有名オールドタイムデュオを交互に収めたオールドタイムの映像集。
  ROU-37638 THE TIME JUMPERS『Kid Sister』CD(本体\2,750-)\2,970-9月下旬入荷予定

My San Antonio Rose/I Miss You/We're the Time Jumpers/Table For Two/Empty Rooms/All Aboard/Blue Highway Blue/I Hear You Talkin'/The True Love Meant for Me/Honky Tonkin'/Bloodshot Eyes/Sweet Rowena/This Heartache/Kid Sister

 ビンス・ギル、レンジャー・ダグ・グリーンを擁するナッシュビルのオールスター・キャストによる名物ウェスタン・スウィング・バンド、タイム・ジャンパーズのラウンダー第2作は2014年12月に亡くなった女性ヴォーカリストDawn Searsへのトリビュート・アルバム。
  PHS-005 PAUL SCHLESINGER『Paul Schlesinger and His Knights of Texas Swing』CD(本体\2,450-)\2,646-

You Were Meant to Ruin My Dreams/This Song Is Just for You/Say Y Me Tib/Haunted Hungry Heart/Cat'n Around/I Guess I'll Just Say I Don't Know/Hang Your Head in Shame/A Little Bit of Heaven/Ethyl in My Gas Tank/Pretty Words/Consience, I'm Guilty/Are You Trying to Tell Me Goodbye/Walk Me to the Door/A Broken Heart for a Souvenir/Golden Slippers

 ツイン・フィドル、ツイン・ギター、洗練されたボーカルとアレンジで三世代にわたるメンバーによるウエスタン・スウィング。24頁に亘るブックレット付。
 新入荷作品、詳細解説
 ■ブルーグラス新入荷
  ROU-00060 O'CONNOR BAND『Coming Home with Mark O'Connor』CD(本体\2,750-)\2,970-

Always Do/Coming Home/I Haven't Said I Love You in a While/Ruby, Are You Mad at Your Man?/What Have I Been Saying?/Jerusalem Ridge/The Sweet Ones/Blacktop Boy/You Too/Fishers Hornpipe/Old Black Creek/Fiddler Going Home.

 マーク・オコナー(55)、まぎれなくブルーグラス楽器とその奏法をクラシックの領域にまで広めた最大の功労者。そのマークが、12歳のときに契約、初のアルバム『National Junior Fiddling Champion』(1974)を発表したラウンダーレコードに戻り発表した最新作は、妻のマギー(fd)と息子のフォレスター(md)、そのフィアンセであるケイト・リー(fd)の身内4人に、ナショナルフラットピッキンのチャンピオン、ジョー・スマート(gt)とジェフ・サンダース(bs)の6人組のオコナーバンドのデビュー作である。
 天才少年としてデビューした2作目『Pickin' in the Wind』(1976)はフラットピッキンギター作品。18歳でトニー・ライスの後釜としてデビッド・グリスマン・クインテットにギター奏者として参加、名盤『Quintet 80』(1980)ステファン・グラッペリの知己を得てジャズバイオリンのトップにもなっている。そののちロックフュージョンバンド、ディキシードレッグスに参加、『Industry Standard』(1982)を残している。1985年からはワーナーブラザーズのソロアーティストとなり、ニューエイジ調のアルバム4枚を発表、ナッシュビルのスタジオミュージシャンとして八面六臂の活躍ののち、フィドラーの夢のアルバム『The New Nashville Cats』(1991)と『Heroes』(1993)を発表、そして1994年にクラシック作品『Fiddle Concerto』を発表している。“Fiddle Concerto”は32歳で発表したマーク初のオーケストラ総譜(スコア)であり、サンタフェ交響楽団によって初演されて以降、同作品は過去50年に書かれたどのバイオリンコンチェルトよりも多くの演奏回数を記録しているという。
 キッパリとスタジオの仕事を辞め、クラシックの世界で活躍をはじめ1996年、エドガー・マイヤーとともにヨーヨー・マとのトリオで『Appalachia Waltz』を発表、クラシック界の大ヒット作となる。そののち、数々のクラシック作品とともに、ホットスウィングトリオによるジャズスウィング作品や、2003年にはクリス・シーリ(md)とブライアン・サットン(gt)、バイロン・ハウス(bs)らと30周年記念ライブを発表するなど、活躍を続けている。同時にバイオリンを弾き始める生徒やその教師向けにアメリカの伝統的なバイオリン奏法を伝える「The O'Connor Method - A New American School of String Playing」を開発、教育者としても活躍している。
 そんなマークが昨年発表した妻マギーとのフィドルスタンダード集『Duo』(CD\2970-)につづいて、家族揃ってのブルーグラス作品。マークもフツーの「人の親」という感にホッとしつつも、その尋常ではないソロにはまいった。息子フォレストのホットピッキン、フィアンセ、ケイトのボビー・オズボーン張りの“Ruby, Are You Mad at Your Man?”ほかの素晴らしいボーカル、そして妻マギーのフィドルチョップ、オコナースタンダードともなった“Jerusalem Ridge”や“Fishers Hornpipe”でのジョー・スマート(gt)とジェフ・サンダース(bs)を加えた6人組アレンジなど、エンターテイメント性も持たせた作品となっている。
  REB-1856 MICKEY GALYEAN & CULLEN'S BRIDGE『My Daddy's Grass』CD(本体\2,450-)\2,646-

I Found My Daddy's Grass/Charming Betsy/Dark as a Dungeon/Mama, I Saw Jesus Last Night/We'll Be Sweethearts in Heaven/One Loaf of Bread/Home with the Blues/Brother Paul/It's a Cold, Cold World/Trail Blazer/Please Take Care of My Babies/I'd Have a Dime.

 ラルフ・スタンレー追悼特集のムーンシャイナー誌で8月と9月に渡って連載した「ブルーリッジ」と「クリンチ」の違い……。そこで、2010年9月号の「ブルーリッジ大特集」号を開いてみると、「どこがブルーリッジやねん」とか、「ブルーグラスの本場ってどこやねん」などの小見出しでいろいろと書いている。で、その大特集の本題らしき特集が「ブルーリッジ ブルーグラスの原点/カレン・ギャリアン追悼」とある。本作はカレン(1939-2010)の息子、ミッキー・ギャリアン(gt)が父の死後、リッチ・イン・トラディションを離れて結成した、その名もカレンズブリッジの第2作最新作。
 1曲目に父カレンが屋根裏部屋に遺したさまざまな思い出の中のLPレコード、スタンレーやモンロー、フラット&スクラッグス、もちろんカレンの最高作とされるカウンティレコードのフットヒルボーイズなど、父のブルーグラス愛について歌う“I Found My Daddy's Grass”、2曲目は“She'll Be Coming Around the Mountain”をモチーフにした“Charming Betsy”、そして3曲目に名曲スタンダード“Dark As a Dungeon”はカントリージェントルメンを思わせる……。そのほかスタンレーブラザーズの“We'll Be Sweethearts in Heaven”では、今春亡くなったジェイムズ・キングがゲスト、彼の最後の録音のひとつとなっている。デイブ・エバンズのとても悲しい名曲“One Loaf of Bread”やジェイムズ・キング“It's A Cold Cold World”、“Please Take Care of My Babies”など、ブルーグラスのソウルフルな部分に踏み込んでいくトラッドグラスの王道である。
 ミッキー・ギャリアン(gt)のリードボーカル、本作タイトル曲も書いた2012年のIBMA最優秀ソング“A Far Cry from Lester & Earl”の作者でもあるリック・パーデュー(bj)のテナー、ドイル・ローソンのクイックシルバーなどで活躍した5弦フィドルを操るビリー・ホークス、ブラッド・ハイアット(bs)のバリトンといった4人組。決して今風バンドのようにドッキマリに決まるわけではない、チョッとすき間のあるトラッドグラスサウンドがかえって生々しい。ブルーリッジの山腹、オールドタイムの聖地でもあるラウンドピークの隣町、ノースカロライナ州ロウギャップ出身のギャリアン一家、たしかに伝統が継承されている。
  PATUX-289 AUDIE BLAYLOCK AND REDLINE 『The Road That Winds』CD(本体\2,450-)\2,646-

Daniel/All Three in Tow/Safe Water/Life Without a Spare/Down Where the Wild River Rolls/Ride and Roll/The Ties that Bind/The Road that Winds/I'm Still Alive/Cousin Sally Brown

 ジミー・マーチン、ロンダ・ビンセント、マイケル・クリーブランドのバンド・メンバーとしてハード・ドライブするリズム・ギターとボーカルで貢献してきたオーディ・ブレイロック(g)が自身のバンド、レッド・ライン名義では2012年『Hard Country』(rural rhythm)以来の5作目、スコット・ベスタル録音による、パタクセント移籍第一弾。初っ端からエルトン・ジョンの"Daniel"の軽快なブルーグラス・アレンジ、パトリック・マカビニュー(f,m)、4曲のオリジナルを提供しているリード・ジョーンズ(bs)、リッキー・スキャッグスのバンドに移籍したラス・カーソン(タイトル曲のみ参加)に代わって復帰したエバン・ワード(bj)とのコンビネーションも抜群、コーラスも決まって、タイトなバンド・サウンドが心地よい。コロラドのフロント・レンジのボブ・エイモス作"Where The Wild River Rolls"、パトリックが参加するオールドタイム・バンド、チャーム・シティ・ジャンクションでも取上げていたインスト曲"Cousin Sally Brown"も痛快。
  PATUX-291 NORTHERN CONNECTION CD(本体\2,450-)\2,646-

Nobody But You/Handsome Molly/Mr. Engineer/My Little Girl in Tennessee/Nobody's Child/Pain in My Heart/Bill Cheatham/My Rose of Old Kentucky/Living Like a Fool/She's No Angel/Loggin' Man/Free Born Man/The Longer You Wait/Shenandoah Breakdown/The Old Cross Road

 メリーランド州ボルチモアをベースに活動するノーザン・コネクションのデビュー作。フランク・ショート(g)、ボビー・ランディ(bj)、ブライアン・エルドレス(bs)といったブルーグラッサーを父に持つジュニア世代による、有名曲のカバーによる正統派ブルーグラス。
  LSM-1948 LARRY SPARKS 『Vintage』 CD(本体\2,450-)\2,646-9月下旬入荷予定

Your Love Is Like A Flower/I Don'T Care/These Blues They Got Me/Ramblin' Letters/Revelation/I'll Get Over You Some Day/I Wonder How The Old Folks Are At Home/Walkin' The Dog/Cotton-Eyed Joe/Tragic Romance

1981年に当時のロンサム・ランブラーズと共にシカゴのアコースティック・レーベルによって録音されてお蔵入りしていた作品をラリー・スパークス本人身が買い戻し、手直しを加えて自身のレーベルからリリース。収録曲は有名ブルーグラス・スタンダード。ラリー(g,m)、トム・ボイド(d)、ウェンデル・バートレー(v)、スコット・ベスタル(bj)、ジョー・メドウズ(f)、バック・ベロウ(m)、ラリー・D.スパークス(bs)。
 ■インスト新入荷
  MH-1660 KRISTIN SCOTT BENSON『Stringworks』CD(本体\2,450-)\2,646-

Great Waterton/When Fall Comes To New England/Eagle Eye Annie/All I Want Is You/Travelers Rest/Sink Or Swim/Farewell Blues/You Gotta Climb Over The Cross/Fisher/Foggy Mountain Top/Locust Grove/Till The Day Breaks.

 2008年以来、IBMA最優秀バンジョー奏者を4年連続で受賞、そして現在までトップグループのグラスカルズのバンジョーという重責を見事にこなしてきたクリスティン・スコット・ベンソン。今さらではあるが、ソリッドなドライブビートと女性であることに何の齟齬も生じないことを証明するような1曲目から考えられる限りのアグレッシブなフレーズを並べたといった感の夫のウェイン・ベンソン(md)をはじめ、コディ・キルビー(gt)、ジム・バンクリーブ(fd)ら前作と同じスーパーピッカーたちに、同僚のアダム・ヘインズ(fd)、ティム・サレット(bs)といった基本メンバーで聴かせるインストと歌ものが6曲ずつ半々、1997年の自費制作品を含め4枚目、前作『Second Season』から8年ぶりの最新ソロ作品。
 自作インスト4曲とすばらしいスクラギストぶりを聴かせる“Farewell Blues”、そしてビル・エマーソンからもらったという未発表曲“Locust Grove”などインスト6曲と、クレア・リンチを迎えたシェリル・ウィーラー曲、クリス・ジョーンズが歌うのはフラット&スクラッグスの珍しいカントリーバラッド“All I Want Is You”では、アールも弾いていないのだがインストにしたかったというように間奏全部を弾ききっている。そのほか、大学の同級生グラント・ウィリアムズの曲やベッキー・ブラー作品など、そしてカーターファミリーで知られる“Foggy Mountain Top”では、母方の祖父アーバル・ホーガンがホワイティ―&ホーガンというブラザーデュオで1941年に録音されたものをイントロに使用、同じキーですばらしいテリー・エルドリッジとジョン・ブライアンのグラスカルズのメンバーがオールドタイミーなデュオを聴かせ、最後の“Till the Day Breaks”ではソニー・オズボーンがデッカ時代後期に使用したベガの6弦バンジョーを使用した歌もの6曲。バンジョーアルバムではあるものの、ボーカルを含めて聞きやすい作品に仕上げている。
 サードタイムアウトのマンドリン奏者ウェイン・ベンソンと結婚、息子ホーガン(9)が生まれてから、双方の両親のいるカロライナに移住、忙しいナッシュビルミュージシャンのツアースケジュールを夫婦で調整しあっているという。
 個人的な思い出で恐縮だが、ふだんはクールで、グラスカルズとのステージでもほとんどニコリともしない彼女。去年だったか、ビーンブロッサムのステージで一緒に“Lonesome Road Blues”をジャム、彼女のスクラッグスのバンジョーにテナーを付けた。そのときに見せた「ニコリ」がとても(失礼ながら)可愛かった……!!
 サウスカロライナ出身、おじいさんと同じマンドリンで遊んでいたものの、初めて行ったフェスでドイル・ローソン&クイックシルバーのスコット・べスタルのバンジョーにくぎ付け……。13歳のとき、待ちに待ったバンジョーがサンタから届いたのち、10代の多くの時間をアール・スクラッグスからベラ・フレックまで、さまざまなバンジョー奏者から学んだクリスティン。
 高校卒業とともにナッシュビルのベルモント大学でミュージックビジネスを専攻、卒業後13年間をナッシュビルで過ごす間にサードタイムアウトのウェイン・ベンソンと結婚、息子ホーガン(8)のために、現在は双方の両親がいるカロライナに居を構え、忙しいスケジュールをやりくりしているという、素敵なお母さんだ。すばらしい、ホッとするようなブルーグラス作品です。
  PATUX-278 CORRINA ROSE LOGSTON 『Bluegrass Fiddler』CD(本体\2,450-)\2,646-

Sandridge/I Don't Blame You/Snowflake Breakdown/Wilson's Hornpipe/Charleston No. 1/Smokey Mountain Rag/Junior Jump Waltz/Honeycat Hornpipe/Foggy Mountain Top/Soppin' the Gravy/Highlander's Farewell/Whispering Hope

デビッド・ピーターソン&1946やクリス・ヘンリー&ハードコア・グラスのフィドラーとして活躍なしたコリーナ・ローズ・ログストン(f,v)のデビュー作。ケニー・ベイカー、ジム・ブキャナン、ハウディ・フォレスター、クラーク・キッシンジャー、バディ・スパイカー等のスタイルを踏襲した正統派ブルーグラス・フィドル・アルバム。
 ■オールドタイム/フォーク
  PATUX-277 THE MOONTROTTERS CD(本体\2,450-)\2,646-

Victor Vindaloo/Gypsy Queen/Lost Man in a Foreign Country/Breaking Up Christmas/You Name the Baby/Richmond/Do You Believe in Ghosts?/Victor in A minor/Mississippi Pearl/Durang's Hornpipe/It Takes One to Know One/Julianne Johnson/Smile

ルーク・バーンヒル(v,g,f,cajon),ビクター・ファタード(bj),イザベラ・ゴーマン(f),ロレン・ウォズマンド(v),ダニー・ナイスリー(g),ネイト・リース(f,g,m,percussion.v),マーク・シャッツ(b,feet, hambone)、トム・ミンティ(v)
 クロウハンマー・バンジョーの若き達人、ビクター・ファタードが参加する新進気鋭のオールドタイム・ストリングバンド。
ロレン・ウォズマンドのボーカルも魅力。https://www.youtube.com/watch?v=lxSd8OuHuew
 ■カントリー/ロック&ポップ
  PHS-005 PAUL SCHLESINGER『Paul Schlesinger and His Knights of Texas Swing』CD(本体\2,450-)\2,646-

You Were Meant to Ruin My Dreams/This Song Is Just for You/Say Y Me Tib/Haunted Hungry Heart/Cat'n Around/I Guess I'll Just Say I Don't Know/Hang Your Head in Shame/A Little Bit of Heaven/Ethyl in My Gas Tank/Pretty Words/Consience, I'm Guilty/Are You Trying to Tell Me Goodbye/Walk Me to the Door/A Broken Heart for a Souvenir/Golden Slippers

 ツイン・フィドル、ツイン・ギター、洗練されたボーカルとアレンジで三世代にわたるメンバーによるウエスタン・スウィング。24頁に亘るブックレット付。
  ROU-37638 THE TIME JUMPERS『Kid Sister』CD(本体\2,750-)\2,970- 9月下旬入荷予定

My San Antonio Rose/I Miss You/We're the Time Jumpers/Table For Two/Empty Rooms/All Aboard/Blue Highway Blue/I Hear You Talkin'/The True Love Meant for Me/Honky Tonkin'/Bloodshot Eyes/Sweet Rowena/This Heartache/Kid Sister

 ビンス・ギル、レンジャー・ダグ・グリーンを擁するナッシュビルのオールスター・キャストによる名物ウェスタン・スウィング・バンド、タイム・ジャンパーズのラウンダー第2作は2014年12月に亡くなった女性ヴォーカリストDawn Searsへのトリビュート・アルバム。
 ■映像モノ
  TIKI-007 SPENCER AND RAINS 『The Spotted Pony』DVD+CD(本体\3,300-)\3,564- 9月下旬入荷予定

Apple Blossoms/Hooker'S Hornpipe/Mace Bell'S Civil War March/Ida Red/Eeph Caught A Rabbit/Mississippi Snagboat/I Could Never Love Another Girl Like That/Sundown/Woodchopper'S Reel/Bonaparte'S Retreat/Dew Drop Waltz/Marcyes' Quadrille/Louisiana Traveler/Some Pretty French Girl/Roll Them Simelons/Brilliancy/Goodbye My Little Devis/Old Booker/Fur Trader'S Waltz/Pretty Little Girl With The Blue Dress On/Spotted Pony

 カンサス出身のフィドラー、トリシア・スペンサーは祖父母からオールドタイム音楽を学び、長じてからは主にオザークフィドルのマスターたち、ライマン・エンローやドワイト・ラムから学んだという。テキサス出身のフィドラー、ハワード・レインズはコンテストスタイル以前のテキサスフィドル伝統を伝える貴重なフィドラーであり、画家でもある。ふたりのフィドルとギターによるフィドルチューンと有名オールドタイムデュオを交互に収めたオールドタイムの映像集。
 最近作/お勧め作、再入荷
 (すでに新入荷で紹介済の作品たちです)
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 (最新9月号、記事や特集などの話題作品です)
★パンチ・ブラザーズ来日の衝撃
  ●DVD PCBE-54308 『ハウ・トゥ・グロウ・ア・バンド ~パンチ・ブラザーズの作り方』(本体¥3,800円)\4,104-/ブルーレイPCXE-50637 (本体¥4,800-)\5,184-

パンチ・ブラザーズ (出演), マーク・ミアット (監督) 収録時間:本編88分+映像特典173分
 ブルーグラスを超えて「史上最高のストリングバンド」と呼ばれるパンチ・ブラザーズ。彼らの初アルバム『Punch』発表の2008年2月26日前後の初の英国ツアーや米国ツアーの様子を中心に、前人未踏の音世界を創る様子を丹念に追ったドキュメンタリー映画『How To Grow a Band』(88分)と、その本編ではカットされた映像をほぼ3時間(173分)に渡って収めたボーナス映像日本語字幕付き
★ノーム・ピケルニー「宝塚フェスと"Road To Columbus"」
  ●COMP-4616 NOAM PIKELNY『Plays Kenny Baker Plays Bill Monroe』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ノーム・ピケルニー(bj)が、ステュアート・ダンカン(f)、ロニー・マッカリー(f)、ブライアン・サットン(g)、マイク・バブ(bs)という最強の面々を従えてケニー・ベイカーの名作をフル・カバーという話題作。ムーンシャイナー誌9月号に"Road To Columbus"のタブ掲載。
★エストニアの「カーリー・ストリングス来日」
  ●TAKI-6018 CURLY STRINGS『世界を巡れ』(本体\2,500-)\2,700-

世界は響く Maailm heliseb/遠くの村で Kauges Kulas/ハンガリーで迷ったKadunud Ungarisse/恋人への歌 Laul sobrale/レヴェレンド Reverend/リベンジ Kattemaks/ニシン Heeringas [Trad.]/突然やってきた Tuli akki/ライラックの咲く頃 Kui oitseb sirel[Trad.]/七人の花嫁 Seitse pruuti [Trad.]/トール・フィドラーTall Fiddler/世界を巡れ Ule ilma

バルト三国の中の一つエストニアから登場したブルーグラス・バンド、カーリー・ストリングス、2014年にリリースされたデビュー作。フィドルとボーカルの
エーヴァ・タルシとマンドリンのヴィッル・タルシのヘアー・スタイルがバンド名の由来。バンジョーレスのブルーグラス編成でエストニア民謡の伝統的なスタイルにブルーグラスやアコースティックでポップな要素を取り入れてオリジナルな音楽を創造している。エストニアグラミー2015年受賞、ベスト・ヨーロピアン・ブルーグラス・バンド2016年受賞、エストニア音楽チャート歴代5位の売上げを記録したという。非常に洗練されてしっかりしたプロダクション。超絶テクニックで知られるトミー・エマニュエルがソロ・ギター用に作った"Tall Fiddler"では作者がこのアレンジを絶賛、他2曲のインストも秀逸。ビル・モンローの発明が全世界に広がって根付いて、各地でオリジナルな音楽を生み出していることを実感。
★ハッチャリーズ
  ●EGG-001 ハッチャリーズ『BUDDY』CD(\1,851-)\2,000-

Ride Me Down Easy/Don't Let Your Deal Go Down/Some Old Day/Tenessee/Kentucky Waltz/I'll Be Good on That Road Someday/Summertime Is Past and Gone/My Sweet Blue Eyed Darling/Blue Moon of Kentucky/I'm On My Way Back To the Old Home/Tennesse Waltz/If You're Ever Gonna Love Me/Rhe Lonesome River/Till the End of the World Rolls Around.

 福岡の久留米を本拠に1979年から結成メンバーで活動、アマチュア・バンドながらIBMAのWOBに出演、NHK全国バンド自慢コンサートにてグランプリ受賞等、輝かしい経歴を誇るハッチャリーズのデビューCD。
★ビル・モンロー没後20年
  ●RC-113 JIMMY CAMPBELL "Pieces of Time" CD(本体\1,980-) \2,138-レッド・クレイ・アーカイブ・シリーズ

Down Yonder/Watson's Blues/Texas Quickstep/Jenny Lynn/Soldier's Joy 他全12曲

 ケニー・ベイカー・スタイルの継承者としてブルーグラス・ボーイズ、ジム&ジェシー、オズボーン・ブラザーズ等を渡歩き、2003年、事故で他界したザ・サイドメンのフィドラー、ジミー・キャンベルが97年に、わがレッドクレイレコードから発表した最高作が新たにアーカイブ・シリーズのカタログに加えられることになりました。マイク・コンプトン(m)、ロニー・マッカーリー(g)、ダナ・カップ(bj)、マイク・バブ(bs)らのバックに、ビル・モンローが入院中の病院を抜け出してスタジオ入りした最晩年の録音。ジャケット写真を病室に飾って完成を楽しみにしていたという作品。
  ●BOOK-27 BILL MONROE『Farther of Bluegrass』Book(本体\1,900-)\2,052-

 1996年9月9日、84才でこの世を去った偉大な音楽家、ビル・モンロー。彼の生涯を、ビル・モンロー自身と、その時々に彼に関わった人々とのインタビューで綴るドキュメンタリー作品『Bill Monroe〜Father of Bluegrass』((MVDV-4577))のオリジナル原稿を対訳したA4版56頁の本である。制作者のスティーヴ・ゲブハートはジョン・レノンの“Fly”や“Imagine”のオリジナル・ビデオの制作でも知られる映像作家。その彼が愛する音楽=ブルーグラスの「父」を腰を据えて追っている。故チャビー・ワイズをはじめ、ソニー・オズボーン、ピーター・ローワン、ビル・キース、ケニー・ベイカー他、歴代の主要なブルー・グラス・ボーイ達の他、故ジェリー・ガルシア、エミルー・ハリス、ジョージ・グルーン、リッキー・スキャッグス等々がインタビューに応えている。ビデオにはレスター・フラットやポール・マッカートニーも登場する。とにかく、間違いなく、我々がここにいるのも、ブルーグラス、否、「父」がいればこそだ。その彼の肉声に、表情に、音楽に、様々な想いが重なっていく。映像作品と共にブルーグラス・ファン必携本!

★ラルフ・スタンレー追悼後編
  ●REB-1805 RALPH STANLEY II『Carrying On』 CD(本体\2,450-)\2,646-

 ラルフ・スタンレーの没後、クリンチ。マウンテン・ボーイズを引継ぐラルフIIの2004年作。ジョン・リグスビー(m)、ジェイムズ・アラン・シェルトン(g)、スティーヴ・スパークマン(bj)など当時のクリンチ・マウンテン・ボーイズに、ティム・クロウチのフィドルを加えて、伝統のサウンドに、ヒーロー、キース・ウィットリーのスタイルを完全に自分のものとした、自信に満ちたヴォーカルで、父ラルフや伯父カーター作品にカーター・ファミリー・ソング、自作オリジナルなどを、典型的なスタンレー・サウンドから得意のカントリー・テイストまで、落ち着いたブルーグラス作品に仕上げている。
 【ムーンシャイナー9月号レビュー紹介作品】
  ●ROU-00054 EARLS OF LEICESTER『Rattle & Roar』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ジェリー・ダグラス(d)の呼びかけでジョニー・ウォーレン(f)、チャーリー・クシュマン(bj)、ショーン・キャンプ(g)、バリー・ベイルズ(bs)、ジェフ・ホワイト(m)という面々がフラット&スクラッグスのカバーーしたアール・オブ・レスターの第二作。
  ●MFR-160527 JUNIOR SISK & RAMBLERS CHOICE『Poor Boy's Pleasure』CD(本体\2,450-)\2,646-

 現在の米国ブルーグラス界でもっともトラディショナルなブルーグラスが歌えるシンガーの一人、ジュニア・シスクの最新作。「貧者の一灯」とでも訳そうか?マウンテンハートのスーパーピッカー、アーロン・ラムジーのプロデュース。2枚のソロアルバムが評判の良かったジェイソン・デイビスをバンジョーに、ジェイミー・ハーパー(fd)、ジョナサン・ディロン(md)、カメロン・ケラー(bs)……、なんでこんなに名前も知らない連中が強烈に上手いのだ!?J.D.クロウとトニー・ライスがセットしたニューサウス系ドライブを楽しむしかない。アーロンの抑えたプロデュースが素晴らしい!!
  ●RCSI-1141 高田耕治『Ukulele Theme Park No.3、饗宴:夢弦の風』CD(本体\1,000-)\1,080-

San Francisco Bay Blues/Old Fashioned Love/Pua Lililehua/Uke Talk/L-O-V-E/Blue Muu Muu/Song For Anna/My Blue Heaven

 岡山出身で関西学院大学のブルーグラスナッツから、1972年のブルーグラス45として渡米したフィドラー、高田耕治。谷ゴローと並ぶ笑いのキャラクターとして関西のブルーグラスを大いに笑かせたのち愛知県で教職に就き、定年退職後にはじまったウクレレ三昧。バンジョー奏者でもあるルシアー、西貝 清さん制作の夢弦堂ウクレレ(テナー、ソプラノクィーン、ソプラノ)、OMサイズのギター、5弦バンジョーウクレレ、フィドルを駆使したウクレレによるポピュラーソング集。
  ●BACM-524 V.A.『Bluegrass Special』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラス初期の、繊細な技術はまだないけれど、代わりに溢れんばかりの情熱とエネルギーで再現不可能な独特の味わいを産んだ、そんな録音がいっぱい詰まった1950年代アーリーブルーグラスの秀作コレクション合計32曲。ラスティ・ヨーク、“Love Please Come Home”のオリジナル作者リオン・ジャクソン、そしてレノ&スマイリーの2曲やジミー・マーティン&ボブ・オズボーンが4曲などの有名アーティストのほか、ブルーグラスのベースになる感情がいっぱい詰まったノスタルジックな作品。
  ●ROU-9166 SIERRA HULL『Weighted Mind』CD(本体\2,650-)\2,862-

 歌モノがメインだが、インスト欄にて。13歳でラウンダーレコードと契約、24歳の今、これがラウンダーの最新第3作。プロデューサーにベラ・フレックをすえ、このところツアーをともにするベーシスト、イーサン・ジョズィウィックとのデュオという最小限アンサンブルというコンセプトをベースに、アビゲール・ワッシュバーン、アリソン・クラウス、3月に来日した元カロライナ・チョコレート・ドロップスのリアノン・ギデンズらが参加。自身のボーカルと驚異のマンドリンテクを武器に、まったく独自の世界に踏み出している。
  ●SH-00003 BRYAN SUTTON『More I Learn』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブライアン・サットンのシュガーヒルからの第6作目。サラ・ジャローズやダークス・ベントリーのエンジニアを務めるブランドン・ベルを迎えてナッシュビルにあるザック・ブラウンのサザン・グラウンド・スタジオ録音。クリス・エルドリッジ(g)、サムソン・グリスマン(bs)、ノーム・ピケルニー(bj)、ケーシー・キャンベル(m)、マイク・バーネット(f)、ティム・オブライエン(v)他
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  ●TGE-78440 RICKEY WASSON『Croweology: The Study of J.D. Crowe's Musical Legacy』CD(本体\2,450-)\2,646-

 超話題作!題して「クロウオロジー」、副題に「J.D.クロウの音楽遺産を学ぶ」とある通り、1975年夏に来日したJ.D.クロウとニューサウス(J.D.とトニー・ライス、リッキー・スキャッグス、ジェリー・ダグラス、ボビー・スローン)がセットした近代ブルーグラス、そんな名曲の数々がダン・ティミンスキやロン・スチュアート、アダム・ステッフィら、現在最高のミュージシャンによって見事に再現されるあのニューサウスサウンド。
  ●JW-316 JEFF WHITE『Right Beside You』CD(本体\2,450-)\2,646-

 このところ、次々と発表されるブルーグラスを知り尽くしたベテランたちの心のこもったアルバム、その最高の一枚が届いた。今年59歳になるジェフ・ホワイト、なんと18年ぶり、自費制作の最新ソロ第3作。奥さんも日本語ぺらぺらという親日家、チャーリー・クッシュマン、マイケル・クリーブランド、ビンス・ギル、ロニー・マッカーリー、ダン・ティミンスキ、ジェリー・ダグラス、アリソン・クラウスほか、気心の知れたバンド仲間たちのバックアップで入魂の超お薦めブルーグラス作品。
  ●MFR-160527 JUNIOR SISK & RAMBLERS CHOICE『Poor Boy's Pleasure』CD(本体\2,450-)\2,646-[年間最優秀レコード・イベント]

 現在の米国ブルーグラス界でもっともトラディショナルなブルーグラスが歌えるシンガーの一人、ジュニア・シスクの最新作。「貧者の一灯」とでも訳そうか?マウンテンハートのスーパーピッカー、アーロン・ラムジーのプロデュース。2枚のソロアルバムが評判の良かったジェイソン・デイビスをバンジョーに、ジェイミー・ハーパー(fd)、ジョナサン・ディロン(md)、カメロン・ケラー(bs)……、なんでこんなに名前も知らない連中が強烈に上手いのだ!?J.D.クロウとトニー・ライスがセットしたニューサウス系ドライブを楽しむしかない。アーロンの抑えたプロデュースが素晴らしい!!
  ●ROU-9180 STEELDRIVERS『Muscle Shoals Recordings』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ナッシュビルと並んで南部音楽の重要な発信地であるアラバマ州「マスクルショールズ録音」ということをタイトルに冠したスティールドライバーズの最新作は、ニューヨークやボストンで更新される新しいブルーグラスサウンドに対して、南部であることをことさらに強調することによってあたらしいマーケットを開拓している。クラスターブラカーズのリチャード・ベイリー(bj)とブレント・トリット(md)にマイク・フレミング(bs)、アダム・ステッフィの元妻タミー・ロジャーズ(fd)、2010年に前任者クリス・ステイプルトンに代わって参加、ゲイリー・ニコルズ(gt)の5人組。
  ●ACD-83 DEL MCCOURY AND DAVID GRISMAN 『Del & Dawg Live! Hi-Def Deluxe Edition』CD2枚組(本体\2,750-)\2,970-

 いまやブルーグラス界最高の重鎮として認められるデル・マッカーリー(77)と、ドウグという愛称で知られるデビッド・グリスマン(70)。ふたりが2014年以来、ブラザーデュオスタイルでツアーするステージを2セット分、ブラザーデュオからブルーグラス・スタンダード、オリジナル・インスト、そして旧友ビル・キースに捧げられたメドレーを演じるライブパフォーマンスを完全収録した合計103分に及ぶライブ全23曲集。
  ●MH-1642 BOXCARS『Familiar with the Ground』CD(本体\2,450-)\2,646

 現在ブルーグラスのトップグループのひとつ、その中でもトラッドグラスサウンドにこだわりを持つコンセプトのボックスカーズの最新第4作である。現在サイコーのサイドマンふたり、ロニー・スチュワート(bj,fd)とアダム・ステッフィ(md)を抱えた超特級バンドに相応しい、じつに見事なアンサンブルに乗って奇をてらわずに意表を突く面白いアレンジ満載、その完璧なタイミングのコントロールはとても楽しめるおススメバンドだ。
  ●COMP-4668 SPECIAL CONSENSUS『Long I Ride』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1975年から活躍をはじめて40年、大好評だった前作『Country Boy: A Bluegrass Tribute to John Denver』につづく最新作もアリソン・ブラウンのプロデュースで、アリソンとのツイン・バンジョー、ロブ・アイクス(d)で軽快に聞かせる"Fire Ball"リッキー・スキャッグスのヒット“Highway 40 Blues”をデラメイとの素晴らしいコラボを聴かせるほか、全編に1970年代人間に心地よいブルーグラスに仕上げている。
  ●MH-1650 LONESOME RIVER BAND『Bridging the Tradition』CD(本体\2,450-)\2,646-

 『Carrying the Tradition』で90年代ブルーグラスを牽引したロンサム・リバー・バンド、前作『Turn On A Dime』の好評を受けての最新作はオーセンティックとコンテンポラリーと非常にバランスの取れた王道ブルーグラス、正に次の世代への橋渡しを意識した秀作。
  ●MH-1669 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『Burden Bearer: Bluegrass Gospel and A Cappella Favorites』CD(本体\2,450-)\2,646-

 今や押しも押されもしないブルーグラス界のトップバンド、クイックシルバーを率いるドイル・ローソン、なんと!41枚目となる最新作。黒人ゴスペルカルテットの影響を受けたアカペラと白人系サザンゴスペルを見事にブルーグラスゴスペルとして提起したクイックシルバー風「ブルーグラスゴスペルとアカペラ フェイバリッツ」と銘打った、歌、楽器、ハーモニー、すべてがバランスとれた、めちゃくちゃすばらしい20曲
  ●JRLA-0009 バンジョーアイ『Love Always』CD(本体\1,852-)\2,000-

 沖縄で活躍するバンジョーアイ、シングル、ミニアルバムにつづいて最新第3作は、これまでに発表した5曲を含む、初の10曲入りフルアルバム。“Flint Hill Special”の完璧なカバーで始まる「Banjo Aiのテーマ」から、今回挑戦したのはベラ・フレックの“White Water”と沖縄がコラボする「Boiling Water」! ほかにスクラッグスの代表曲“Foggy Mountain Special”と“Foggy Mountain Breakdown”2曲のほか、全編にバンジョーが心地よい素晴らしい沖縄J-ポップだ。
  ●REB-1863 JOE MULLINS & RADIO RAMBLERS『Sacred Memories』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ドリー・パートンが書き、リッキー・スキャッグスとシャロン・ホワイト夫妻とフラットロンサムの女性ふたりをゲストに迎えた素晴らしいタイトル曲ほか、バンドメンバー全員がすみずみまで音配りをして組み上げていく見事なバンドサウンドで聴かせる素晴らしい正統派ブルーグラスバンドによるブルーグラス・ゴスペルの秀作。
  ●PC-1200 SISTER SADIE CD(本体\2,450-)\2,646-

 ベテラン女性ブルーグラスのスーパーグループ、シスターセーディ登場! IBMA最優秀女性ボーカルを5度受賞したいるデールアン・ブラッドリー(gt)、1993年に瀬戸大橋で4か月を過ごしたトップクラスのバンジョー奏者ジーナ・ブリット(bj)、その歌唱力はアリソン・クラウスの再来としてシュガーヒルから1997年にデビューしたティナ・アデア(md)、そしてチーフタンズとともに2012年に来日もしているナッシュビルフィドル界育ちのディーニー・リチャードソン、そしてべス・ローレンス(bs)、という5人編成のバラエティに富んだ楽しい女性ブルーグラス集。
 ■インスト最近作/お勧め作
  ●MFR-160318 RICE & MENZONE ALLIANCE『Something Out of the Blue』CD(本体\2,450-)\2,646-

 トニー・ライスの弟として、兄ゆずりのシュアーなフラットピッキンとそのライス流派リズムに高い評価を持つワイアット・ライス、その最新作はバンジョー奏者ダン・メンゾーンとの共演で、インストと、ラッセル・ムーアやドン・リグズビーら豪華ゲストの歌ものが半々の楽しいブルーグラス作品。
  ●FF-160401 ザ・ストリング・バンド『ザ・ロスト・テープス』CD(本体\1,000-)\1,080-

 ジャパニーズ・ブルーグラス・バンドや数々の教則でお馴染みのジミー赤沢(f)、スクラッグス、レノ、アドコック等、ブルーグラス・バンジョーを極めて、現在はジャンゴ・ラインハルト・スタイルのギタリストとしても活躍中の長谷川光(bj,g)、モンロー・スタイルのマンドリン弾きとしてまたムーンシャイナー誌のレビュアーとしても知られる秋元慎(m)の三人による、バブル全盛の頃、大阪でプロ活動していた幻のストリングトリオが残した数少ない録音をデジタルリミックスしてCD化。トラディショナル音楽へのリスペクトとブルーグラス・ミュージシャンとしての矜持が見え隠れする。失われた1980年代の日本のアメリカン・ルーツ音楽の一つの軌跡として貴重な記録である。
  ●DM-2015 PETE DENAHY & HIROKI MAETA『Hiroshima Jam Session』CD(本体\2,000-)\2,160-

 ムーンシャイナー誌2月号で特集したオーストラリアの日系人ピート・デナヒーと広島の前田宏樹のコンビによる一発録り、1曲目のオリジナルを除いて、スタンダード(トラッド)ブルーグラス名曲を中心にした生々しい「生音」をとらえたジャム作品。ピートのボーカルとギターに前田のマンドリンというセットをメインに、ピートがオールドタイミーなグルーブにブルーグラスなツイストを織り込んだフィドル(4曲)やマンドリン(最後の1曲のみ)に持ち替えたインストやオールドタイムソングを散りばめ、ふたりだけということを感じさせない聴き応えを作っている秀作。
 ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
  ●HW-1293 DAVID HOLT & JOSH GOFORTH『Good Medicine』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ドック・ワトソンが遺したアパラチアントラッドのレガシーを今に伝えるデビッド・ホルトが、若いマルチプレイヤーのジョッシュ・ゴーフォースとともに2009年に発表したライブ集『Cutting Loose』につづくコンビ2枚目、ブルースやラグを基調にしたアーリーアメリカンのアパラチアからノースカロライナのピードモント地域に伝えられ続けているトラッド歌曲集。素晴らしい作品だ。
  ●MFR-160617 IRENE KELLEY『These Hills』CD(本体\2,450-)\2,646-

 やわらかなベルベットボイスを持つ、ふたりの娘の子育てを終えた女性がさわやかにアパラチアやブルーリッジの生活を歌う、アイリーン・ケリーのブルーグラス最新第2作(アコースティックカントリー作品含む4作目)。元ケンタッキーサンダーのマーク・フェイン(bs)のプロデュースで、ブライアン・サットン(g,clawhammer bj)、ステュアート・ダンカン(f)、アダム・ステッフィ(m)、スコット・べスタル(bj)、ランディ・コーアズ(db)がバックバンド、コーラス陣には同系の声主クレア・リンチやデイルアン・ブラッドリー……、とても落ち着いた素敵な女性ブルーグラス作
  ●PMN-456320 LUKE BULLA『Who Loves You Better』CD(本体\2,450-)\2,646-

 21世紀の若手ブルーグラスの成長ぶりはすさまじい。そんな中でも、ナッシュビルで知る人ぞ知る超一級若手フィドラー。リッキー・スキャッグスのケンタッキーサンダー、ジョン・カウワン・バンド、ジェリー・ダグラス・バンドなどを経て、現在はライル・ラベットとともにツアーするルーク・ブラ。そのすばらしいフィドルとジャンルを超えた真摯なボーカル。ブライアン・サットンのプロデュースで、ジェリー・ダグラス、サム・ブッシュ、ノーム・ピケルニー、サム・グリスマンほかがバックアップ、シャロン&シェリル・ホワイト、ジョン・カウワン、モーラ・オコンネル、リーアン・ウォーマック、サラ・ジャローズをゲストボーカルする豪華版。
  ●SH-39109 SARAH JAROSZ 『Undercurrent』CD(本体\2,750-) \2,970-

Early Morning Light/Green Lights/House of Mercy/Everything To Hide/Back Of My Mind/Comin' Undone/Take Another Turn/Lost Dog/Take Me Back/Still Life/Jacqueline

昨年のライブ・マジックにサラ・ワトキンス、イーファ・オドノバンと「アイム・ウィズ・ハー」なるユニットで来日を果したサラ・ジャローズ、『底流』というタイトルの4作目のフルアルバム。マンドリン、バンジョーの卓越したテクニックを駆使して、ブルーグラス、フォーク、カントリーといったアメリカのルーツ音楽に深く根ざしながら、現在、居を構えるニューヨークのクリエイティブな空気感立漂う最先端のブルーグラス。これまで若さに似合わずにボブ・ディランやトム・ウェイツの渋いカバーも披露してきたが、ここでは共作を含む11曲全てが彼女自身による非常に完成度が高いオリジナル。一曲一曲が味わい深い。
  ●FF-160402 ディセンバー『Her Bright Smile Haunts Me Still』(本体\1,852-)\2,000-

 新潟や北陸のフェスで見た連中が口々に感銘を受けたと云っている。新潟県燕市の渡辺尚登&美恵子夫妻によるデュオ、ディセンバーのCDアルバム。アメリカ東南部山岳地帯、アパラチア地方に伝承されている、オールドタイム・ミュージックをこよなく愛し、新潟地域限定では有りますが、ライブ演奏を堅実に続けられている。美恵子夫人の味わい深い歌を極上のギターサウンドで包み込んだ、お二人の独自のサウンド。
 ■カントリー/ポップ/ロック最近作/お勧め作
  ●HOTR-7338 V.A.『Remembering Kitty Wells』CD(本体\2,450-)\2,646-

 まだカントリーがアパラチアのヒルビリー音楽を体現していた1950年代、女性として初のナンバーワンヒット“It Wasn't God Who Made Honky Tonk Angels”を産み出し、2012年7月に亡くなったカントリーの女王、キティ・ウェルズ(1919-2012)へのホンキートンク充溢の追悼アルバム。ロレッタ・リン、ザ・ホワイツ、ロンダ・ビンセントほか、ハートオブテキサス・レコードの代表アーティストが彼女の代表曲をクラシック・カントリー・スタイルで演じるお勧め作品。
  ●GEW-CD-RCM GENE WATSON 『Real. Country. Music』CD(本体\2,650-)\2,862- 

 ロンダ・ビンセントとの共演でブルーグラス・ファンにも馴染み深いカントリー歌手、ジーン・ワトソンの最新作はタイトル通り、スチール・ギター、フィドルをたっぷりフィーチャーした本物のカントリー音楽。ビル・アンターソン、クリス・クリストファーソン、ラリー・ガトリン等の作品を歌い上げる。
  ●COMP-4662 MOUNTAIN HEART『Blue Skies』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ジョッシュ・シリング(gt,piano)とアーロン・ラムジー(md)という才人ふたりに、フラットピッキンの鬼セス・テイラーとチェリーホームズの末っ子、左利きフィドルのモリー・チェリーホームズが加わった超強力ラインアップとなったマウンテンハート、30代になったばかりのジョッシュを中心に20代の感覚があたらしいサウンドを生んだ、2010年の実験的自費制作盤『That Just Happened』以来、アリソン・ブラウンのコンパスレコードから最新第8作である。
   ●LAM1142842 RY COODER & DAVID LINDLEY『If Walls Could Talk: Live On Air』(本体\2,450-)\2,646Alimony

Go home Girl/Mexican Divorce/FDR In Trinidad/Instrumental/Ax Sweet Mama/Billy The Kid/Denomination Blues/One Meat Ball/Travellin' Man/If Walls Could Talk/How Can A Poor Man Stand Such Times And Live/Jesus On The Mainline

 ライクーダーとデビッド・リンドレー、1979年のラジオ音源。
 ■お勧め発掘・編集最近作/お勧め作
  日本のブルーグラス発展の礎を築いた最大の功労者のひとり、ビル・ク リフトンの全キャリアを総括したベア・ファミリーのボックス・セッ ト。
  ●BCD-16425 BILL CLIFTON 『Around The World To Poor Valley』 8CD+BOOK (本体\27,500-)\29,700-

[CD-1]
Burglar Man/Flower Blooming In The Wildwood/Bury Me Beneath The Willow/Down Where The River Bends/Wake Up Susan/Leaning On The Everlasting Arms/Railroading On The Great Divide/Take Back The Heart/Gathering Flowers From The Hillside/All The Good Times Are Past And Gone/Pal Of Yesterday/Little White Washed Chimney/Lonely Heart Blues/Take Back The Heart/When You Kneel At Mother's Grave/All The Good Times Are Past And Gone/Gathering Flowers From The Hillside/Little White Washed Chimney/Railroading On The Great Divide/Take Back The Heart/Little White Washed Chimney/Pal Of Yesterday/Lonely Heart Blues/Mary Dear/Dixie Ramble/Livin' The Right Life/Cedar Grove/Blue Ridge Mountain Blues

[CD-2]
You'll Go To Your Church/Are You Alone/Another Broken Heart/When You Kneel At Mother's Grave/Corey/Dixie Mountain Express/When Autumn Leaves Begin To Fall/Walking In My Sleep/Dixie Darling/Springhill Disaster/The Girl I Left In Sunny Tennessee/You Don't Think About Me When I'm Gone/I'll Wander Back Someday/You Don't Think About Me When I'm Gone/Mail Carrier's Warning/Little Darling Pal Of Mine/Railroading On The Great Divide/Bed On The Floor/Give Me Your Love And I'll Give You Mine/Little Joe/March Winds/No Hiding Place Down Here/Old Cottage Home/Green Fields Of Virginia/Give Me The Roses/In The Land Where We'll Never Grow Old/Light In Your Soul/Mother Will Be Waiting There/Are You Lonesome Tonight/Bring Back My Blue Eyed Boy To Me

[CD-3]
Stern Old Bachelor/I'll Be All Smiles Tonight/My Clinch Mountain Home/Cannonball Blues/I'll Be All Smiles Tonight/My Clinch Mountain Home/March Winds/Bring Back My Blue Eyed Boy To Me/I'm Rolling On/No Hiding Place Down Here/There's A Star Spangled Banner/A White Cross Marks The Grave/Spanish Flandango/Jimmy Will Be Slain/Drink Your Glasses Dry/The Battle Of Quebec/This Old Cold War/The Sinking Of The Maine/I Want To Go Home/The Sailor On The Deep Blue Sea/Faded Coat Of Blue/Uniforms Of Grey/Tim/San Juan Hill/The Marine's Hymn/Uniforms Of Grey/Standing Outside/Columbus Stockade Blues

[CD-4]

Going Back To Dixie/Mother Still Prays For You/Moonshiner/Just A Smile/Lonely Little Cabin/Dream Of The Miner's Child/Groundhog Hunt/Engine 23/Jim Hatfield's Son/Saturday Night/Lonesome For You/Lazy Courtship/Across The Shining River/Roll The Cotton Down/Take Me Back/Lonesome Field/Little Green Valley/When I Lay My Burdens Down/At My Window/Gonna Lay Down My Old Guitar/Where The Willow Gently Sways/When I'm With You/My Nights Are Lonely/Lamp In The Window/Louis Collins/I'll Be Satisfied/Old Ruben/My Cindy Girl/Dixie Ramble(Bluegrass Ramble)

[CD-5]
Bringing Mary Home/Big Bill/Beatle Crazy/Little Girl Dressed In Blue/Jug Of Punch/Keep That Wheel A-Turning/Baby Lie Easy/Green To Gray/Mother Where Is Your Daughter Tonight/Prisoner's Dream/Sweet Fern/Forsaken Love/Sales Tax On The Women/Peach Pickin' Time In Georgia/Hobo Bill's Last Ride/Intoxicated Rat/Methodist Pie/When They Baptized Sister Lucy Lee/When The Work's All Done This Fall/Mark's Tune/Happy Days/Two Sweethearts/The Storms Are On The Ocean/Sunny Side Of The Mountain/Dust On The Bible/Ranger's Command/Charles Guiteau/Chilly Scenes Of Winter/Gathering Up The Shells From The Sea-Shore

[CD-6]
Blue Eyed Elaine/Come By The Hills/Fast Express/Going Down The Valley/Going To Scotland/Honey I'm Rambling Away/I Love You Best/I've Got My One Way Ticket/Little Poplar Log House On The Hill/Mark's Tune/There's A Little Pine Log Cabin/This World Can't Stand Long/Pretty Flowers/Happy Days/I'll Be True While You're Gone/I Wonder If You Feel The Way I Do/Love And Wealth/Plant Some Flowers By My Graveside/Remember Me/Shame On You/Silence Or Tears/We Parted By The Riverside/When The Springtime Comes Again/Will There Be Any Stars In My Crown/Won't It Be Wonderful There/<The Musikladen Recordings>Walking In My Sleep(& The Echo Mountain Band)/Sunny Side Of Life(& The Echo Mountain Band)/Lonely Heart Blues(& The Echo Mountain Band)/I Saw The Light(& Alexis Korner)

[CD-7]
<BILL CLIFTON & RED RECTOR>
Are You From Dixie/Ashdown Waltz/Dixie Cannonball/Down In My Old Cabin Home/Fourteen Days In Georgia/It Takes A Long Tall Brown Skin Gal To Make A Preacher Lay His Bible Down/Keep That Wheel A-Turning/On The Sea Of Galilee/She Has Forgotten/Sugartree Stomp/Tall Pines/The Old Man's Story/There's No Other Love For Me/The Spirit Of Love Watches Me/Valley Of Peace/You're My Best Friend/<BILL CLIFTON>Blue Dreams/Country Is A Feeling In Your Soul/From Jerusalem To Jericho/I Need The Prayers Of Those I Love/Let Me Make You Smile Again/Maybe You Will Miss Me When I'm Gone/Night In June/Over The Hill/Rainin' On The Mountain/Six Bells/When Autumn Leaves Begin To Fall/Will The Angels Have A Sweetheart/Jumpin' Old Rattler

[CD-8]
Silver Bell/Darling Nellie Gray/Plumtree Cakewalk/Gray Dawn/Liberty/This Land Is Your Land/Under The Double Eagle/Mist Over Poor Valley/Celebration/Tea At Half-Five/Wildwood Flower/Gathering Up The Shells From The Sea-Shore/Barefoot Days/Beautiful/Where The Rainbow Finds Its End/Mississippi Sawyer/Somebody's Waiting For You/First Ole Restless Wind/Kitty And I/My Blue Ridge Mountain Home/Be On Time/Come Be My Rainbow/Sunshine And Rain/Winkin' At Me/Southern Moon/Silver Dew On The Bluegrass Tonight/Waltzing With Bears

 日本のブルーグラス界に多大なる貢献を果たしたビル・クリフトンの、初期ブルー・リッジ、スターデイから、デッカ、キャップそして最近のエルフまで、全キャリアを振りかえる大全集。"Mary Dear""When You Kneel At Mother's Grave""Little White Washed Chimney"等々、お馴染みの懐かしい曲から、ヨーロッパ での珍しい録音まで、ビルの人柄そのままの、暖かく優しいブルーグラ スに心やすらぐ想いがある。とりわけ、60年代に絶大なる人気を集めたスターデイ時代の全曲が、カントリー・ジェントルメンとの共演作を含め、集大成されたのが嬉しい。
  ●RC-102 SHU & NOBU ISHIDA 『Sweetest Gift』CD-R \(本体1,980-)2,138レッド・クレイ・アーカイブ・シリーズ

On A Hill Lone And Gray/Precious Moment/I Miss My Dear Mother And Dad/Take Me In The Lifeboat/Cherokee Shffle/Little Red Shose/Mother Of The Hill/When I Stop Dreaming/Beautiful/We're Drifting A -part/Sweetest Gift A Mother's Smile/Joys Of Love 全12曲

 B.O.Mのレッド・クレイ・レーベルアーカイブシリーズ最新は1972年の作品、マンドリンとギターのワイフ・アンド・ハズバント・スタイル。ブルー・スカイ・ボーイズ、カーターファミリー、モンロー・ブラザーズからルービン・ブラザーズなどからの古いカントリーソングを中心に選曲されている。彼女の爆裂的歌唱スタイルは「今なおそれをしのぐものはいない」位強力であるのみならずギターにも注目いただきたい。現在も現役で活動、40年以上たった今もなお強力なボーカルである。
 ■日本のアーティスト
  ●CD-1 とも様キングス『奮発!1800』CD(本体\1,741-)1.880-

 元祖お笑い系ブルーグラス、ゴロー・ショーの伝統を引継ぐ大阪のとも様キングス、デビュー作品。関西 大学と同志社大学のブルーグラスOBを中心に結成され、佐藤コウスケ(m)の力強いテナー・ボイスとオリジナルを軸に、ブルーグラスのノウハウをベースに、レゲェやサイケロック、歌謡曲や民謡 など、こだわりのないセンスを取り入れて仕上げたプログレグラス。ミナミ大助(bs)、丹羽信博(bj)、奥田 武司(drums)、猪口「ドイダーマン」謹一郎(g)。強烈なオリジナリティーを積み上げ、宝塚ブルーグラス・フェスのトリを長年にわたって勤め、箱根ブルーグラス・フェスの人気投票で何度も1位を獲得。若い学生ブルーグラッサーから圧倒的な高い評価を得るに至った。
 ■映像ものお勧め作
  ●FBG-001D V.A.『Families of Bluegrass: An American Tradition』DVD\2,862-(本体\2,650-、64分)再入荷

 デル・マッカーリー、ラルフ・スタンレー、オズボーン・ブラザーズ、ザ・ホワイツ、アリサ&ラモナ・ジョーンズ、レノ・ブラザーズ、コックス・ファミリーをゲストに家族に伝わっていくブルーグラスを演じ語るライブ映像全17曲。地方制作のケーブル・テレビ番組のDVD化でチャプターもない製品だが、ブルーグラスがあたらしい時代に向かうバラエティに富んだ楽しめる映像作品である。
  ●BCSX-400 V.A.『Reno's Best of Bluegrass Box Set』DVD4枚組(本体\6,300-)\6,804-[再入荷]

 ドン・レノの息子、マンドリン奏者のロニー・レノが製作/司会をしたTV番組シリーズ『Reno's Old Time Music Festival』から名演を選び、それぞれDVD作品『The Best of Bluegrass』、『The Best of Bluegrass Gospel, Part 1』、『The Best of Bluegrass Legends』(マック・ワイズマン/オズボーン・ブラザーズ/チャーリー・ウォーラー/レノ&スマイリー/ビル・ハレル/ラルフ・スタンレーのインタビューと演奏全10曲)、『The Best of Bluegrass Gospel, Part 2』として発売された4枚のDVDをボックスセット。「Legends」以外はロンサム・リバー・バンド、エディ・アドコック・バンド、ドイル・ローソン&クイックシルバー、クレア・リンチ、J.D.クロウ、ラリー・スパークスほか、30アーティストによる全59曲のお楽しみDVD4枚組セット!!
  ●VES-13058D TONY RICE『The Video Collection』DVD(本体 \3,150-)\3,402-

健康状態が心配されるトニー・ライスの1992年、絶頂期のマールフェス・ライブからのライブ映像。サム・ブッ シュ、ベラ・フレック、ジェリー・ダグラス、マーク・オコナー、マーク・シャッツを従えたオールス ター・ジャムの4曲が白眉。他、グリスマンやリッキー・スキャッグス、そしてトニー・ライス・ユニットの演奏など。
  ●VES-13059D NORMAN & NANCY BLAKE "Video Collection 1980-1995"DVD(本体\3,150-)\3,402-

 心温まるアメリカ南部の古きよき時代の音楽を体現するノーマン&ナンシ・ブレイクの素晴らしいライブ・映像集。1980年から15年間に渡る様々なライブでの様子を捉えた作品。
 楽器関連作品
 (楽器奏法や教則など、さまざまなご相談に関してはミュージシャン歴豊富なスタッフがアドバイス、また楽器につきましても、本体やパーツ/アクセサリーなど、ビンテージを含めて各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
 ■ギター
●SH-00003 BRYAN SUTTON『The More I Learn』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ナッシュビルでもっとも信頼されるフラットピッカー、昨年を含めIBMA最優秀ギター奏者を9回受賞のブライアン・サットンの最新第6作品。ここでは第3世代の若手、パンチブラザーズのノーム・ピケルニー(bj)とクリス・エルドリッジ(gt)ほか、マイク・バーネット(fd)、ケイシー・キャンベル(md)、サム・グリスマン(bs)らとともに、ドック・ワトソンからトニー・ライスへとつながるフラットピッキンの伝統とともにアパラチアのオールドタイムをバックボーンにしたすばらしいトラッド精神を聴かせる秀作。
  ●PATUX-286 JORDAN TICE『Horse County』 CD(本体\2,450-)\2,646-

 若手注目ギタリスト、ジョーダン・タイスの最新作はパンチブラザーズのクリス・エルドリッジとの共同プロデュースの下、ノーム・ピケルニー(bj)、ポール・コアート(bs)のパンチふたりに加えてゲイブの末弟マイク・ウィッチャー(db)、ドミニク・レスリー(md)、ブリタニー・ハース(fd)ら若手の知られたスーパーピッカーたちとシャド・コッブ(fd)によるルーツ回帰をしながらもセンス溢れる今のブルーグラス。ただのスーパーピッキンだけではなくわれわれの音楽の根元にあるものを的確に捉えた上で何でもできる、そういった21世紀人の素晴らしいオリジナル作品、超おすすめだ。
 ■バンジョー
  ●RB-2015 RON BLOCK『Hogan's House of Music』CD(本体\2,650-)\2,862

  超強力なロン・ブロックのソロ第4作にして初のバンジョー集! 楽器特性を突き詰めた一曲目のオリジナルからフォスター、ジミー・マーティン、そして「埴生の宿」まで、スクラッグス丸コピー含め超豪華ゲストの凄い音も!
 ■マンドリン
  ●ACD-84 THE DAVID GRISMAN SEXTET CD(本体\2,450-)\2,646-

 1976年、日本のブルーグラスファンに衝撃を与えた5月の来日公演(ムーンシャイナー誌5〜6月連載大特集!各\500-)を果たしたデビッド・グリスマン・クインテット。それから40年、同じジャケットデザインで聴かせる40年目の最新第11作である。本作もブルーグラスはもちろんハッピーなフィドルチューン的発想からなにやら悲しげなジプシーやユダヤという背景を背負ったヨーロピアンムード、またマンドリンバンジョーを使ったラグタイムっぽいアーリージャズ、カリビアンなボサノバ……、ドウグのメロディセンスとスピリットは健在だ。
 ■フィドル
  ●EJ-001 EIRE JAPAN『Frankie Gavin/ Paddy Keenan/ Junji Shirota』CD(本体\2,778-)\3,000-

 昨秋、日本ツアーも行ったアイリッシュユニット「エアージャパン」、2015年10月発売のデビュー作。城田じゅんじ(gt,bj)をキーに、ふたりの共演はアイリッシュ音楽界の大事件というアイリッシュ音楽界の重鎮、フランキー・ギャビン(fd)とパディ・キーナン(uilleann pipes,whistle)のトリオ。アンディ・スタットマンの作品も取り上げられた、非常にバラエティに富んだ洗練されつつもワイルドなアイリッシュが堪能できる秀作である。
  ●RC-113 JIMMY CAMPBELL "Pieces of Time" CD(本体\1,980-) \2,138-レッド・クレイ・アーカイブ・シリーズ

Down Yonder/Watson's Blues/Texas Quickstep/Jenny Lynn/Soldier's Joy 他全12曲

 ケニー・ベイカー・スタイルの継承者としてブルーグラス・ボーイズ、ジム&ジェシー、オズボーン・ブラザーズ等を渡歩き、2003年、事故で他界したザ・サイドメンのフィドラー、ジミー・キャンベルが97年に、わがレッドクレイレコードから発表した最高作が新たにアーカイブ・シリーズのカタログに加えられることになりました。マイク・コンプトン(m)、ロニー・マッカーリー(g)、ダナ・カップ(bj)、マイク・バブ(bs)らのバックに、ビル・モンローが参加、ビルの最後の録音でもある。素晴らしい正統派ブルーグラス・フィドル・アルバム。
 ■ドブロ
  ●ROU-00054 EARLS OF LEICESTER『Rattle & Roar』CD(本体\2,450-)\2,646-

 文句なしに楽しめる、フラット&スクラッグスごっこの第2弾。ジェリー・ダグラス(db)のもと、チャーリー・クッシュマン(bj)とショーン・キャンプ(gt)をアールとレスターに見立てて、ジェフ・ホワイト(md)をカーリー・セクラー、実父ポール役にはジョニー・ウォーレン(fd)、そしてバリー・ベイルズ(bs)という布陣で演じるF&Sの最新カバー集第二弾である。ただし、選曲はとてもマニアック。ここから、またあたらしくフラット&スクラッグスの魅力を再認識するのもいいネ。
 ■ハンマーダルシマー
  ●TSK-001 池上 寿美子『空へ 〜いつもそこにある風景』CD(本体\2,000-)\2,160-

 ピアノと同様の構造を持つ打弦楽器のハンマーダルシマー、おそらく5千年以上前の中東に起源を持つものの世界中に類似の楽器が存在し、ハンマーで鉄弦を叩く幽玄な響きが特徴で、それぞれに民俗楽器として各地の音楽文化に彩を添えている。北米には18世紀から19世紀にイギリスから持ち込まれ、1960年代半ばからアパラチア音楽にも使われ始めたという。アパラチアからケルト、そして北欧などのフィドルチューンなどを経て、オリジナルな世界を創る池上 寿美子のソロデビュー作。
 ■ウクレレ
  ●RCSI-1141 高田耕治『Ukulele Theme Park No.3、饗宴:夢弦の風』CD(本体\1,000-)\1,080-

San Francisco Bay Blues/Old Fashioned Love/Pua Lililehua/Uke Talk/L-O-V-E/Blue Muu Muu/Song For Anna/My Blue Heaven

 岡山出身で関西学院大学のブルーグラスナッツから、1972年のブルーグラス45として渡米したフィドラー、高田耕治。谷ゴローと並ぶ笑いのキャラクターとして関西のブルーグラスを大いに笑かせたのち愛知県で教職に就き、定年退職後にはじまったウクレレ三昧。バンジョー奏者でもあるルシアー、西貝 清さん制作の夢弦堂ウクレレ(テナー、ソプラノクィーン、ソプラノ)、OMサイズのギター、5弦バンジョーウクレレ、フィドルを駆使したウクレレによるポピュラーソング集。
 ■楽器、その他……
 (スタッフは全員、バリバリピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください)
 [ゴールデンゲイト・サムピック]
  ●MISC-GP10『ゴールデン・ゲイト・サムピック L』 (本体\200)\216
●MISC-GP11『ゴールデン・ゲイト・サムピック M』 (本体\200)\216
●MISC-GP12『ゴールデン・ゲイト・サムピック S』 (本体\200)\216

厚手のアイボロイド製のブルーグラス・ミュージシャン御用達のサム・ピックの定番。
●MISC-GP8『ゴールデン・ゲイト・サムピック LL』 (本体\210-) \226-
指の太い人用の特大パーロイド製サムピック。
★MISC-NP2 NATIONAL『Finger-Pick PAT. No. 1787136 U.S.A.』(本体 \300-)\324-
定番、戦前のオールド・ナショナルの復刻版フィンガーピック。価格据置き、この機会に纏め買いをお勧めします。
 ■教則もの/ソングブックお勧め
  また、教則モノに関しては演奏レベル/ニーズに応じて、ご相談ください。また、スタッフは全員、バリバリ!?ピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください
 輸入雑誌
 ■フラットピッキン・ギター誌
  米国産、隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/アーリージャズまで。一冊でさまざまなフラットピッキン奏法が学べる人気雑誌。
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  BNL-16/09 2016年9月号 \950-

 ロン・ブロックのインタビューとタブ譜"Clinch Mountain back"、トム・アダムスのハイ・ファイブのコーナーは"Walls of Time"、J.D.クロウのコーナーではタブ譜"I'm So Afraid of Losing You Again、アール・スクラッグスのコーナーはハイポジションを使ったタブ譜"Waiting for a train"、オールドタイム・フロム・オザークはタブ譜"Old Hoedown"、ドワイト・ディラータブ譜"Come Back,Boys,Let's Feed the Horses"、初心者コーナーは有名なロックのフレーズ集。イアン・ペリーによるコラム、ピッキングノイズの減らし方他、バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-16/08 2016年8月号 \950-

 ラルフ・スタンレー(1927-2016)追悼特集。ラルフ・スタンリーに捧ぐと題してボブ・カーリン、アラン・マンデ、マーフィー・ヘンリー他による追悼文。トニートリシュカによるタブ譜"Row Hoe"。トム・アダムスによるハイポジションを教えるコラムでは1953年の録音からタブ譜"Say Won't You Be Mine"、ジャネット・ディビスのバックアップ・バンジョーはタブ譜"Clinch Mountain Backstep"、初心者コーナーではアール・スクラッグスの有名リック集。「今月のタブ」はジャズ・バンジョーはセロニアス・モンク"Nutty"、トニー・ライスのギターからアダプとした"Blue Railroad train"、スクラッグスのコーナーは"Sally Ann"、アダム・ハート&メーガン・リンチのフィドル&バンジョーからタブ譜"Dora Dean""Blue Eagle"他、バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-16/07 2016年7月号 \950-

 カバーストーリーは80年代ポップスのブルーグラス・カバーがユニークなラブ・キャノンのアダム・ララビーのアイラ・ギトリンによるインタビューとタブ譜"Enjoy The Silence"(デペッシュ・モード)他。インプロビゼーションのコラムではタブ譜"Shenandoah Breakdown"を題材に基本的なスクラッグス・スタイルからメロディック・スタイルの弾き比べ。メロディック・スタイルのコーナーではアラン・マンとバイロン・バーラインの共作のタブ譜"Snowball"、トム・アダムスのハイ・ポジションを教えるコーナーでは米大統領の祝歌"Hail To Chief"、初心者コーナーではマール・トラビス・スタイルのギターをバンジョーにアダプト、クロウハンマーのオールド・タイム・ウェイ他バ。ンジョー情報満載の40頁。
  BNL-16/06 2016年6月号 \950-

カバーストーリーは最新作『Songs of banjo』が大好評のアリソン・ブラウン、グレッグ・ケイヒルによる充実したインタビューとタブ譜は同アルバムから"Song of the Banjo"。アール・スクラッグスのコーナーは1981年のライブ・ジャム・セッションからジミー・ロジャースの"Waiting For A Train。初心者コーナーでは"Amazing Grace"を題材にコード弾きでメロディを浮き上がらせるアレンジ。フレッド・ガイガーによるフレッド・ジャズ・バンジョーのコーナーではタブ譜、映画『いそしぎ』のテーマ。ジャネット・デイビスのバックアップ・バンジョーではCSN &Yの"Helplessly Hoping"ケン・パールマンによるメロディック・クロウハンマー他、バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-16/05 2016年5月号 \950-

カバーストーリーはバンジョーやフィドルを駆使したソロパフォーミングが評判のシンガーソングライター、"ミーン"メリー・ジェームス、タブ譜"Good Time Gal"。オクラホマ州オクラホマシティにあるアメリカン・バンジョー・ミュージアム訪問記。トム・アダムスによるアール・スクラッグスのギター・スタイル、タブ譜"God Loves His Children""I'm Going to Make My Home Heaven""So Happy I'll Be"。ロン・コディによるメロディク・スタイルはモンローの"Tennessee Blues"。J.D.クロウのコーナーではタブ譜"Sin City"。スペシャル・コンセンサス結成40周年記念コンサート・レポートとグレッグ・ケイヒルによるタブ譜"Jacklene"。ケン・パールマンによるメロディック・クロウハンマー他、バンジョー情報満載の40頁。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  BU-16/09 2016年9月号 \1,080-

 カバー・ストーリーはジョッシュ・ウィリアムス、エディ&マーサ・アドコックwithトム・グレイ、トニー・ライスによる故ドン・パームリーの追悼文、メルビン・ゴーインズ追悼、リッキー・スキャッグスによるラルフ・スタンレーの思い出。
  BU-16/08 2016年8月号 \1,080-

 ラルフ・スタンレー(1927-2016)追悼特集。サンディ・ハートレィ「ラルフ・スタンレーの思い出」、デレク・ハーシーによる「Dr.ラルフ・スタンレー、影響の世代」、ダニエル・マリンズ「Dr.ラルフ・スタンリーの人生と遺産についての考察」。今年の5月に亡くなった「ジェームス・キングの生涯」。「信頼、家族、希望を生活とキャリアの基盤とするトリニティ・リバー・バンド」。
  BU-16/07 2016年7月号 \1,080-

ブルーグラス・アンリミテッド創刊50年記念誌。リチャード・スミスによるブルーグラス・アンリミテッド誌と音楽出版会社ウィンウッド・ミュージックとの関係と題して古いブルースの印税から得た利益でBU誌が運営してきて来れたという裏事情。多くのブルーグラス関係者からの祝辞。
  BU-16/06 2016年6月号 \1,080-

カバー・ストーリーは結成25周年を迎えるサードタイム・アウト。カーリー・セクラーの評伝を出版したペニー・バーソンズ。今年で50回を迎えるビーンブロッサムと現在のオーナー、ドワイト・ディルマン。ブルーハイウェイを離れたロブ・アイクスとトレイ・ヘンズレーによる新しいデュオ。知られざるレッド・アレンのレコーディングとしてグレン&ビビアン・ワトソンの1959年のシングル盤他。
  BU-16/05 2016年5月号 \1,080-

 最新アルバム『Weighted Mind』で新境地を切り開いた、現在最も才能有る若き女性マンドリン・プレーヤー、シェラ・ハルがカバーストーリー。カナダ人の優れたブルーグラス・ソングライターでコメディアンとしても知られるマイク・オライリー。バージニアの新世代女性ブルーグラス・バンド=ゴールド・ハート・シスターズ。サードタイム・アウトのフィドラー=ジャステン・へインズ。
 月刊『ムーンシャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、音楽の真髄を探求する月刊誌。
■定期購読:1年¥6,300-半年¥3,450-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
■バックナンバー:各¥540-
 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
MS-3311 2016年9月号(通巻395号)\540-

パンチブラザーズ来日の衝撃!、ノーム・ピケルニー「宝塚フェスと“Road To Columbus”」、ラルフ・スタンレー追悼特集「クリンチ マウンテン バックステップ」後編、ハッチャリーズ、37 年目のデビューCD『BUDDY』、20 年目の鬼ヶ城ブルーグラスフェス、エストニアの国民的バンド「カーリーストリングス」来日、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3310 2016年8月号(通巻394号)\540-

ラルフ・スタンレー追悼特集「クリンチ マウンテン バックステップ」前編、ジュニア・シスク&ランブラーズチョイス「究極のブルーリッジ ブルーグラス」、高田耕治物語「饗宴:夢弦の風」フィドルからウクレレへ、モンローズ ミュージックの軌跡M“Precious Memories” 最終回、ラルフ・スタンレー追悼特集A「ラルフ追悼投稿集」、第4 回 オーシスタージャンボリー リポート、第一世代ブルーグラス夢の座談会他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
  MS-3309 2016年7月号(通巻393号)\540-

「パンチ・ブラザーズ奇跡の来日」特集のほか、追悼・島田 耕、2016年度全国9大学ブルーグラス新入生リポート、第45回記念宝塚ブルーグラスフェス投稿集、BANJO AI 最新アルバム『Love Always...』、ブルーグラスナッツ「祝・宝塚フェス45回連続出演!」、モンローズミュージックの軌跡L「最後のセッション」、オープンストリング デパートメント来日リポートほか、、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
  MS-3308 2016年6月号(通巻392号)\540-

デビッド・グリスマン・クインテット「1976 年来日の衝撃!」後編、「1976 年、ドウグとアップル、アメリカ文化革命……!?」、北大カルテットの「Wintergrass 2016 体験記」後編、モンローズ ミュージックの軌跡K確執と災難、ふたたびブルーグラスとカントリー「マール・ハガード追悼に寄せて」、第45 回記念 宝塚ブルーグラスフェスに向けて、第一世代ブルーグラス夢の座談会「Grassroots to Bluegrass」D「ソニー・オズボーン」、酪農学園大学「早川 柚」、日本ブルーグラス年表#100「1985 年」、ブルーグラス史観アメリカ音楽史概論#73「1926 年B、ビング・クロスビー」、成田勝浩のロンサム・エアポート百三十四話「通勤電車」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3307 2016年5月号(通巻391号)\540-

 5月号は、ちょうど40年前に初来日ツアーをした「デビッド・グリスマン・クインテット+ビル・キース&リチャード・グリーンの衝撃!」前編、5月末から6月にかけて全国ツアーする「フィドリン・レオナ&ゼム」、ハワイで活躍する早川治とスモウニンジャーズ来日と「アム・インフォーク」、北大トリオの「Wintergrass 2016」体験記前編、ザ・ストリング・バンド(ジミィ赤澤/秋元慎/長谷川光)ロストテープス発掘、国際カントリー音楽会議のススメ、モンローズミュージックの軌跡K、琉球大学「伊藤友弥」、成田勝浩のロンサム・エアポート百三十話「中途半端」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
 B.O.M.ご利用方法
  ビー・オー・エムのニューズレターはどなたでもご利用いただけます。ご注文をお待ちしています。
1). このニューズレターで紹介する商品は、ニューズレター発行時点で、すべて在庫しています。
2). ハガキやお電話、ファックス、Eメイル等で、6桁お客様コード番号とお名前と共に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい。
3). 通常ご注文から1週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けていますが品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。 4). 基本送料は下記の通りです。 CD/DVD 全国均一、1枚\185-、2枚\220-、3枚以上、もしくは\8,000-以上お買い上げの場合、送料全国無料!! (ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加算の場合があります。お問い合せ下さい) 5). お支払は、品物を受け取られてから1週間以内に同封請求書(代金+送料+消費税)をご確認の上、郵便振替や銀行振込でお願いします。

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●池田銀行・宝塚支店=普通2330116      潟rー・オー・エム・サービス 宛て
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