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        B.O.M.Newsletter #423
                     2016年1月19日
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目   次



 今月の特選  
 新入荷リスト  
  ■ニュースレター#423 新入荷ダイジェスト 
  (ブルーグラス) 
  (インスト)
  (オールドタイム/フォーク) 
  (映像モノ) 
久々の再入荷特選   
新入荷作品、詳細解説   
  ■ブルーグラス新入荷 
  ■インスト新入荷 
  ■オールドタイム/フォーク新入荷 
  ■教則モノ新入荷 
最近作/お勧め作、再入荷   
  ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品 
  ■モンローズミュージックの軌跡 
  ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  ■インスト最近作/お勧め作
  ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
  ■カントリー・ロック・ポップス最近作/お勧め作
  ■お勧め発掘・編集最近作/お勧め作
   ■映像ものお勧め作
 楽器関連作品   
   ■ギター
   ■バンジョー
   ■マンドリン
   ■フィドル
   ■ハーモニカ
   ■楽器、その他……
   ■教則もの/ソングブックお勧め
   ■日本のアーティスト
輸入雑誌   
   ■バンジョー・ニューズレター誌
   ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
   ■オールドタイム・ヘラルド誌
月刊『ムーンシャイナー』   
B.O.M.ご利用方法   


  ビーオーエム45年目、また宝塚フェス45回目という節目を迎える2016年という新しい年です。が、正月気分……というか、今年ってお正月あったの?というくらい正月らしくない陽気だったからメリハリつかなくて……。でもお天道様には逆らわずに、本年もよろしくお願いいたします。
 そんなボヤーとした陽気の中、長年ブルーグラスという音楽から垣間見えるアメリカという国、そのハイロンサムな民心に触れるにつけ、その音楽の持つ情感や包容力とはうらはらのウォールストリートやワシントンとのギャップ。この素晴らしい音楽が南部アパラチアの貧しい農村や炭鉱地帯で何を伝えてきたのか、振り返ってわれら個々人が主権者であるこの国の行く道をよーく考えつつ今年1年、「いい音」を求めて精一杯楽しく、よろしくお願いします!!

■月刊ブルーグラスジャーナル「ムーンシャイナー」
 最新1月号は、伊藤アシュラ紅丸の若きアール・スクラッグスのイラストを表紙に、宮本 有「アール・スクラッグス宅訪問記、前編」ほか、新連載!「第一世代ブルーグラス(1999年)新春10時間座談会@」、10年目の「ブルーグラスミーティング」〜中部地方のブルーグラス〜、復活!ゴローショーR40「好きなんだけど……」、モンローズミュージックの軌跡F〜ビーンブロッサム フェスの時代へ、ブルーグラス卒業旅行におススメ!! ぶらり「ブルーリッジの旅」、アメリカ音楽史概論#68「チャーリー・プール」、京都大学「吉田ドミトリーズ」ほか、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
 発行33年目を迎えている月刊「ムーンシャイナー」定期購読は1年間(12冊)\6,300- 半年間(6冊)\3,450-。単冊\540-(+送料\78-)。定期購読は購読開始希望月をお知らせくだされば早速お送りします!! また情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞムーンシャイナーにご協力を、よろしくお願いします!

■全国イベント・カレンダー
 以下、ムーンシャイナー誌1月号に寄せられたイベントです。なお、ここに掲載するのは、個別バンドのライブでは来日および国内バンドの遠征ライブやツアーのみ、ローカルではフェスやコンサートなど企画物イベントのみです。それ以外のライブやコンサート、全国各地の定期イベントなどは月刊ムーンシャイナー誌をご参照ください。

◆やぎたこ
 CD『I'm Here』を発表した男女オールドタイム・デュオ
1月20日(水)東中野、cafeじみへん090-9242-6183
1月24日(日)両国、フォークロアセンター03-3631-8273
1月30日(土)板橋、Dream's Cafe(03-5375-5502)
2月6日(土)岩手県・宮古 カントリーズcafe 宮古市保久田2-22 2F 0193-64-3451
2月14日(日)たまプラーザ 3丁目カフェ 横浜市青葉区美しが丘1-10-1 045-516-8037
総合(問)yanagi_yagitako@yahoo.co.jp
◆東京セイクレッド・ハープ
 19世紀初頭からアパラチア地方やアメリカ南部に広まったシェイプノート(図形音符)を使用した4部アカペラハーモニーの第3木曜月例集会
1月21日(木)池袋聖公会。19時
2月18日(木)池袋聖公会。19時
総合(問)http://tokyosacredharp.blogspot.jp/
◆1月23日(土)埼玉「第9回所沢カントリーミーティング」所沢市並木公民館ホール04-2998-5911。11時20分、\1000-(収益金は「あしなが基金」に寄付)。カントリー、ブルーグラス、カントリー・ダンスの3本立て音楽祭、今年も所沢市が推進する音楽のあるまちづくり活動"音まち"の推奨イベントに選定。出演:ウェイファーリング・ストレンジャーズ、ブルー・サイド・オブ・ロンサム、J-プロジェクト・バンド、オレンジ・ブロッサム他カントリー(問)TCM代表(ロイ田沢)04-2942-0552、FAX04-2942-0524、http://roy-ocwf.cocolog-nifty.com/
◆さいたまブルーグラス・ジャム
 13時から、北区役所で月イチ開催のジャム会
1月23日(土)さいたま市、プラザノース音楽スタジオ2
2月14日(日)さいたま市、プラザノース音楽スタジオ2
(問)内山裕規090-2188-8938、hotpickin@gmail.com
◆1月29日(金)宮城「東北大学ブルーグラス同好会定期演奏会」仙台、せんだいメディアテーク1階オープンスクエアhttp://www.smt.jp/info/access/#03。13時半、無料。100人を擁する部員同士の投票による厳しいオーディションを勝ち抜いたバンドによる、東北大ブルーグラスを代表しての演奏
◆1月30日(土)愛知「Bluegrass Meeting 2016 Winter Vol.20」北名古屋市総合福祉センターもえの丘。11時、無料。(問)http://homepage1.nifty.com/allthatgrass
◆2月6日(土)東京「<ブルーグラス&ギャグ・ナイト>とも様キングス」銀座、ロッキー・トップ03-3571-1955
 今月の特選
  ブルーグラス、ビル・モンローを聴いて音楽をはじめ、そののち浪曲師として大成、同時にブルーグラスバンド、「ラストフロンティア」を率いて活躍、日本浪曲協会の副会長でもあった国本武春さんが12月24日、55歳で亡くなった。ETSU(東テネシー州立大学)ブルーグラス学科に留学中の2004年1月号から9月号まで、ムーンシャイナー誌に東テネシー「ハイロンサム日記」を連載してくれた。NHK-FMで1月16日の7時20分から9時までの「ピーター・バラカンのウィークエンドサンシャイン」で追悼曲が流れる予定、またムーンシャイナー2月号では追悼特集を予定しています。
  SHAMI-1003 LAST FRONTIER featuring 国本武春『Sushi & Gravy』CD(本体\2,667-) \2,880-

Tears of Samurai/Gonna Paint the Town/No Use to Cry/Nanny Goat/The Next New Heartbreak/Cry from the Cross/Hikyaku's Love/The One Who Leads Me Home/Atcatraz Island Blues/I Live in the Past/Chinese Caravan/A-Janaika/Shami-Jo.

 ブルーグラスと三味線……、これが違和感なく合うことに驚かれた方も多いだろう。日米ライブハウスを暴れまわった三味線ブルーグラス、「ラスト・フロンティア」の2005年作品である。「浪曲界のプリンス」と日本メディアなどで呼ばれる国本武春、高校時代にブルーグラスにハマッたという彼が1年間、ETSU(東テネシー州立大学)にブルーグラス留学、アパラチアのもっとも濃いエリアのブルーグラスと浪曲を合体させた新しいエンターテイメントを提示する。2001年のETSUブルーグラス・プライド・バンドとしても来日したJ.P.マシス(現ケンタッキー州ハザード大学ブルーグラス科で教鞭をとりながら毎夏、妻のフィドリン・レオナと来日している)のパワーバンジョーとダニエル・ボナー(現ETSU学部長)のボーカルとリードギターにはますます磨きがかかり、アーロン・ジャクソン(m)とケン・トーマス(bs)に、ゲスト・フィドラーとしてレイモンド・マクレーンを迎えた作品。ビル・モンローやスタンレーズの名曲とメンバー各自のオリジナルなど、若さ溢れるホットなストレートブルーグラスを聴かせてくれる。
 ……発売から10年近くたった今、「寿司とグレービー」という日本と南部アパラチアの伝統料理をタイトルにした作品をあらためて聴くと、ダニエルのロンサムボーカルを中心に質の高いブルーグラスとともに、幕末に流行ったという「エーじゃないか」をブギウギ仕立てにした「A-Janaika」では国本のインパクト溢れるボーカル、そしてレイモンドのクロウハンマーバンジョーと三味線のデュエットインスト“Shami-Jo”など秀逸なカットの存在に気付く。そしてこのバンドを率いてアパラチアからヨーロッパをツアー、また日本でもパルコ劇場や寄席の木馬亭などをツアー、多くの人に日本とアパラチアの伝統を結び付けた音楽を紹介した国本氏が、極めてまれな、そして貴重な文化的功績を残したことがうかがえる。55歳、そのあまりに早いご逝去が惜しまれる。
 新入荷リスト
 ■ニュースレター#423 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス)
  HS-1022 NEW GRASS REVIVAL with SAM BUSH『Live in Illinois 1978』CD(本体\2,950-)\3,186-

 40年前の来日、そのときのハラハラ・ドキドキを思い起こさせる前期ニューグラス・リバイバルの生々しいエキサイティングでハイエナジーな高音質ライブ。1978年2月18日、サム・ブッシュ/ジョン・カウワン/コートニー・ジョンソン/カーティス・バーチによる代表曲がずらりとノリノリラリラリの演奏を聴かせる。ブルーグラス新入荷参照
  PATUX-270 DANNY PAISLEY & THE SOUTHERN GRASS『Weary River』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ダニー・ペイズリー、サザングラスを率いて、いわゆるトラッドグラスの王道をまっすぐに、みずからを「飾り気のない激しいトラッドグラス、ここにはハイブリッドやジャンルをねじ曲げるような音楽は一切なし!」と豪語してはばからない、ま、はっきり言って究極の頑固モンの最新作。ブルーグラス新入荷参照
  MFR-141104 MOUNTAIN FAITH『Blue』CD(本体\2,450-)\2,646-

 昨夏、ムーンシャイナーのペンで話題になった全米NBCネットのオーディション番組「America's Got Talent」(AGT)で勝ち抜いたマウンテン・フェイス、最新ゴスペル作『That Which Matters』の前作にあたる2014年発表の世俗作品。サマー・マックマハンのキュートな女性ボーカルとフィドルを中心にそちた若い5人組。バック・オウエンズの"My Heart Skips A Beat"やフラット&スクラッグスの"Don'T Get Above Your Raisin'"ほか、さわやかなボーカルに若者らしい安定したビートとテクニックで聴かせる素晴らしいバンドだ。ブルーグラス新入荷参照
 (インスト)
  BC-102 BUTCH WALLER 『Waltz Collection』CD6曲入りミニアルバム(本体\1,750-)\1,890-

 アメリカでもっともトラッドグラスが盛んな地域であるサンフランシスコ/ベイエリアで1968年にハイカントリーという素晴らしいグループを結成以来、モンロースタイルマンドリンで西海岸ブルーグラスをリードしてきたブッチ・ウォーラーのすばらしいオリジナルのワルツを6曲収めた最新作品。詳細はインスト新入荷参照
  PATUX-208 TIM MARTIN『Bluegrass Fiddle』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1958年、バージニア州ロアノーク出身のフィドラーというから57歳、ティム・マーティンによるすばらしいオリジナルフィドル16曲集。若手ナンバーワンのスクラッグス/レノ系バンジョー奏者ジェシー・ベイカー、モンロースタイルマンドリンのパイオニアのひとりデビッド・マクローリン、マーシャル・ウィルボーン(bs)とジェレミー・スティーブンス(gt)のバックでアーサー・スミスからケニー・ベイカーに至るスタイルのブルーグラスフィドルを表現。インスト新入荷参照
  PATUX-276 CHARM CITY JUNCTION CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラスフィドル(パトリック・マカビニュー)とクロウハンマーバンジョー、そしてアコーディオンにベースという非常にユニークな若者ストリングバンド、ビル・モンローの未発表曲“Frog On a Lily Pad”を1曲目に据えた、東部の都会ボルチモアを本拠にするチャーム・シティ・ジャンクションのデビュー作。キャッチコピーに曰く、「オールドタイム音楽に新しいスピンをかけ、ブルーグラスの速弾きの松明を掲げ、ケルトの足踏みを呼ぶ」バンドという。詳細はインスト新入荷参照
  COMP-4663 MATT FLINNER TRIO『Traveling Roots』CD(本体\2,450-)\2,646-

Hide Nor Hair/Shiny Blue/150 Banjos/Pioneer Coffey/The Basket Makers/Head Smashed In Buffalo Jump/Fallen Star/Yard Games/Sopris/The 17th Moon of Saturn/Blueberry Blue/The Terry Cloth Warriors全12曲

超マルチプレイヤー、マット・フリナーのマンドリンを中心に、ロス・マーティン(g)、エリック・ソーリン(bs)によるアコースティック・トリオの第3作。とにかくマンドリン他、音色の美しさに驚嘆する。詳細次号にて。
  NF5-01 SCOTT NAPIER『All Out Front』CD(本体\2,450-)\2,646-

Blue Barn/Roadside Waltz/Cherokee Lady (With Bobby Osborne)/Life'S Hourglass (With Dale Ann Bradley)/Traveler'S Rest/Intermission B Lues/Carbide Light (With Don Rigsby)/Dash Hound/Young One/Bluegrass Stomp/Long Hrad Road (With Marty Raybon)/Barn Burner

 ラリー・スパークス&ロンサム・ランブラーズのメンバーとして来日、ロスト&ファウンドでも活躍、現在はケンタッキー・スクール・オブ・ブルーグラス・アンド・トラディショナル・ミュージックでマンドリン教師を務めるスコット・ネピアーの2010年発売のソロCD。クレイ・へス(g)、マイケル・クリーブランド(f)、ジョン・マクマーレー(bj)等がサポート。ボビー・オズボーンとのデュオやドン・リグスビー、デイル・アン・ブラッドレー、マーティ・レイボン等がゲスト参加。詳細次号にて。
(オールドタイム/フォーク)
  HS-2015 TIM O'BRIEN『Pompadour』CD(本体\2,450-)\2,646-

 グラミーを受賞したアパラチアンケルト作品『Fiddler's Green』(2005)と同時期に発表された名作『Cornbread Nation』と同様、オールドタイムとブルーグラスのノウハウをベースに、ヒルビリーなロックンロールやトラッドジャズ、アコースティックなファンクまで、さまざまな雰囲気を醸し出す、さすがティム・オブライエン最新作。オールドタイム/フォーク新入荷参照 
  BOTT-015 DOC WATSON 『The Bottom Line Archive Series 2002』 2CD(本体\3,200-)\3,456-

 2012年に89歳でこの世を去ったアメリカン・ミュージックの巨人、ドック・ワトソン、2002年3月28日と8月31日、ニューヨークのボトムラインでのパフォーマンスを収めた作品。詳細次号にて。
 (映像モノ)
  NF5-02 SCOTT NAPIER『Mandolin Originals 』DVD60分(本体\3,500-)\3,780-

Around the carousel/Parkway blues/Roadside waltz/Travelers rest/Young one/Shanksmare

ラリー・スパークス&ロンサム・ランブラーズのメンバーとして来日、ロスト&ファウンドでも活躍、現在はケンタッキー・スクール・オブ・ブルーグラス・アンド・トラディショナル・ミュージックでマンドリン教師を務めるスコット・ネピアーの教則DVD。ロスト&ファウンドのデンプシー・ヤングやバック・ホワイトにも通じる、フラット・マンドリンの音の特性を生かして、ブルーグラス、オールドタイム、ジャズをミックスしたようなユニークなスタイルによるオリジナル曲を解説。詳細次号にて。
 久々の再入荷特選
  RCSI-1127D PUNCH BROTHERS『How To Grow A Band』特別限定シリアルナンバー付DVD2枚組(260分)(本体\5,200-)\5,616-

 ブルーグラスを超えて「史上最高のストリングバンド」と呼ばれるパンチ・ブラザーズ。彼らの初アルバム『Punch』発表の2008年2月26日前後の初の英国ツアーや米国ツアーの様子を中心に、前人未踏の音世界を創る様子を丹念に追ったドキュメンタリー映画『How To Grow a Band』(88分)と、その本編ではカットされた映像をほぼ3時間(173分)に渡って収めたボーナスDVD、シリアルナンバー付きの本仕様化粧箱に納められたすごい特別DVD盤の2枚組。
 歴史に残るバンドのドキュメント映画にゲストでコメントするのはレッドツェッぺリンのジョン・ポール・ジョーンズやクラシック界のヨーヨー・マ、そしてジェリー・ダグラスら。また10歳くらいのクリス・シーリが弾く強烈な滴uckleberry Hornpipe狽ルか、貴重なアーカイブ映像など。クリスのほか、ノーム・ピケルニー、クリス・エルドリッジ(クリッター)、ゲイブ・ウィッチャー、グレッグ・ギャリソンとポール・コワート(2009年に交代したベーシスト)ら、彼らの最初の出会いは、いわゆる「一目惚れ」だったという凄いミュージシャンたち、彼らの素顔や音楽への感性など、さまざまな角度から知ることができる。ボーナスDVDにはライブでの演奏が収められているほか、とてもシビアな練習の様子、撮影期間中に手に入れたロイド・ロアー#75316の調整風景やメンバー全員のインタビューなど、興味深い映像が満載だ。
 天才クリス・シーリが実質上のリーダーではあるが、全員がイーブンにギャラを分け合い、自分たちの音楽を創るという抑えがたい衝動に突き進んで行く姿を捉えた痛烈な音への願望に溢れた希有な音楽ドキュメンタリーである。今どきの若者が、全身全霊をかけて音と対峙する……ライブ中心の映像ではないが、「なるほど、前人未到の音を創っていくとは、こういうことなのか!」と納得の作品。おそらく1946〜47年、ビル・モンローへのブルーグラスボーイズをドキュメントしていたら、アールを中心に同じような光景、というか魂/精神の発露が観られたのかも知れないと感じてしまう。
 現にジェリー・ダグラスは、「彼らは釘luegrass Breakdown狽・948年(実際は1947年)のビル・モンローの演奏と寸分たがわず再現することができるんだぜ」と述べたあと、しばらくして当時のブルーグラスボーイズとまったく同じ楽器編成で演じられる「バッハ/ブランデンブルク協奏曲 第3番 G major」の完璧にブルーグラス楽器であるにもかかわらず感動的に芸術音楽なこと! また、クリス・エルドリッジが見せるトニー・ライスの完コピやノーム・ピケルニーのJ.D.クロウ、またクリス・シーリがバンジョー頭(ポリリズム)で紡ぎ出すメロディとビート、……等々、旧世代!?には不可解とも思えるパンチブラザーズの音創りが分解されていき、その音楽の構造、そして、わたしにはブルーグラスらしさがより強く感じられる。本編のはじまりが、彼らが口ずさむジミー・マーティンの徹cean of Diamonds狽ナあることが、すべての解でもあるのかもしれない。
 パンチブラザーズの音楽を、「ブルーグラスじゃない」とか、「理解不能」と耳を閉じるのは簡単だ。しかし1971年にニューグラスリバイバルが登場したときに、完全に耳をふさいだ人たちはそののち何十年も、ワクワクするチャンスを逃してきたこともあったように思う。もちろん無理する必要はないし、好き嫌いも自由だろうが、自己啓発の意味も込めて理解しようとすればできることもあるのではないだろか。この特別限定DVDは、パンチという21世紀のアコースティック音楽のリーダーたちを理解するにはとてもすばらしいチャンスを与えてくれると思う。決して音楽エンタメ映像ではないが、音楽を創るという過程が見事に描かれたすばらしい音楽ドキュメント映像であり、音楽を心底から志す者には、とてもインスパイアーされるすばらしい作品である。
 新入荷作品、詳細解説
 ■ブルーグラス新入荷
  PATUX-270 DANNY PAISLEY & THE SOUTHERN GRASS『Weary River』CD(本体\2,450-)\2,646-

Darling Nellie Across the Sea/Uncle Ned/Fall Branch/Somewhere Between/Don't Pass Me By/The Letter Edged in Black/Come Hither to Go Yonder/Mother Knows Best/Old Southern Sky/Please Don't Honey Please/Grey Eagle/Talk to Your Heart/Weary River.

 2004年に父ボブが亡くなり、そのままバンドを受け継ぎダニー・ペイズリー&サザングラスとして、いわゆるトラッドグラスの王道をまっすぐに行く最新作。みずからを「飾り気のない激しいトラッドグラス、ここにはハイブリッドやジャンルをねじ曲げるような音楽は一切ない!(unadorned, intense traditional bluegrass. There is no hybrid or genre-bending music here.)」と豪語してはばからない、ま、はっきり言って究極の頑固モン。最新作でカーターファミリーソングにはじまり、トラッドをはさんでマール・ハガードのダウンホームなホンキートンク“Somewhere Between”やマーティ・ロビンズの“ Mother Knows Best”、そして息子ライアンが挑戦するモンロー“Come Hither to Go Yonder”等々、なぜかどう聞いてもトラッドグラスにしか聴こえないセカンドボーカルのベーシスト、エリック・トラウトマンが歌うリンゴ・スターが書いたというビートルズの“Don't Pass Me By”まで。
 ユニークなバンジョー奏者として定評あるマーク・ディレイニーもここではソリッドなバンジョーに徹し、父ボブがかつてコンビを組んでいたテッド・ランディの遺児T.J.ランディのフィドル、そして15歳になったダニーの息子ライアンがマンドリンでアルバムデビューだ。バンドに参加して3年というエリック・トラウトマン(bs)がダニーのボーカルパートナーを務める。曲によって初めてレコーディングに導入したというラス・フーパー(db)、ダグ・ミーク(fd)が参加している。
 2013年秋に心臓のバイパス手術を無事やってのけた50代半ばのダニー・ペイズリー、ジュニア・シスクと並んで現在、もっともディープなトラッドグラス・シンガーと言われる(もう一人、ジェイムズ・キングがいるが、彼はスタンレー節の文脈で語られることが多い)。その証左の一例が2012年、ベラ・フレックが選んだ究極!?のトラッドグラスバンド、ブルーグラスオールスターズのメンバーにも選ばれている(ほかにロニー・マッカーリー、ェイソン・カーター、アラン・バートラム)。幸いにそのステージを観ることができたが、それはもう、あくまでもダニーのトラッドソウル炸裂を期するものだった(わたしが観たときはチョッとすべっていたけれど……)。
 ブルーグラスという音楽が、楽器編成とその奏法によって定義づけられることは言うまでもなく、対極にあるその洗練とその原初性にジャンルとしての普遍性を観ることが喜びである。しかるに、同時にまたボーカリストの資質が極めて重要であることも言うまでもない。レスター・フラットやビル・モンローを初めとするブルーグラスボーカルの系譜は個性的であり、自由である。しからば、何をしてトラッドグラスの優れたシンガーだと言うのであろう?
 オリジナルブルーグラスバンドのリードボーカリストと言えるレスター・フラットは、「ナッシュビルのビング・クロスビー」と称されたほどスムースなシンガーだったし、バンドリーダーのビル・モンローは失礼ながら「耳障りな金切り声」をあげるシンガーだった。そんな異質なふたり、ともにその唯一の共通点は南部アパラチア地方に伝わるバラッドや民謡になろうとしていた19世紀のポップソングをレパートリーとしたことだろう。そこから考えられるトラッドグラスの優れたシンガーとは、つまりアパラチアントラッドをどう歌うか?いかに「らしく」歌うかにかかっている。……というのは、どうだろうか?
 そんな文脈でダニーは、きわめてドロッとしたアパラチアントラッドを生々しく歌えるシンガーなのだ。ブルーグラスセレブであるレスターやビル、カーター・スタンレーやレッド・スマイリーらとは異質の、そう、あのレッド・アレンと同種の、失礼ながらつまり、アパラチアの山だし(ヒルビリー)でいてホンキートンクに取り憑かれたような魂の叫びを歌い続けることができる稀有のシンガーだと言えるのではないか? そんなダニーの最新作だ。ムーンシャイナーでのダニーの特集は2008年7月号(\540-)。
  HS-1022 NEW GRASS REVIVAL with SAM BUSH『Live in Illinois 1978』CD(本体\2,950-)\3,186-

Intro-Dancing with the Angels/When the Storm is Over/This Heart of Mine/With Care from Someone/Doin' My Time/That High Lonesome Sound/Instrumental/Sail to Australia/Skippin' in the Mississippi Dew/Lee Highway Blues/White Freight Liner Blues/Norwegian Wood.

 1978年2月18日、イリノイ州エバンストンのコーヒーハウス「Amazing Grace」で、シカゴのFM局WXRTのために収録された生々しいニューグラスリバイバル(NGR)のエキサイティングでハイエナジーな高音質ライブ。1976年末に初来日したときと同じサム・ブッシュ/ジョン・カウワン/コートニー・ジョンソン/カーティス・バーチによる前期NGRの4人組。前年に名作『When the Storm Is Over』を発表、バンドがもっとも脂が乗りきった時分、NGRとしてはストレートなピーター・ローワン作品(翌年のアルバム『Barren County』の1曲目)“Dancing with the Angels”を幕開けに、NGRオリジナルや、10分以上をかけて牢屋に閉じ込められた男のうっぷんを晴らすフラット&スクラッグスの“Doin' My Time”や、同じく10分かけてデビュー作からの“With Care from Someone”ほか、ジョン・ハートフォード“Skippin' in the Mississippi Dew”やビートルズ“Norwegian Wood”のカバーなど12曲。これぞ前期NGRといった代表曲がずらりとノリノリラリラリの演奏を聴かせる。
 1981年にベラ・フレックとパット・フリンがコートニーとカーティスに入れ代わってからの後期NGRとはまったく違う前期NGR。皆さんの好みはそれぞれだろうが、その中心にいたサム・ブッシュという稀有のミュージシャンにとっては、ともに最高の自己表現の舞台だったに違いない。また、この録音の翌1979年から81年まで、ロックスターのレオン・ラッセルのツアーバンドとして活動したことが、その後のサム・ブッシュにプロミュージシャンとしての自覚に大きな影響を与えたことは想像に難くない。本作はその直前、野生児!?サム・ブッシュの魅力が極限にまで達していた次世代のライブ録音と観ることができるだろう。
 アコースティックのマンドリンとバンジョーというリード楽器に、ドラムレスのこれまたアコースティックのギターとベースというリズム楽器で、いかにさまざまな破壊的なリズム/ビートを表現し、若者たちの叫びを伝えるか……そんな無理な望み(当時のテクノロジーの限界も含め)に挑み続けた、そのすべての試みが偉大なミュージシャン、サム・ブッシュの血肉となり、1981年以降の後期NGRや1989年のストレングス・イン・ナンバーズ、そして現在のサム・ブッシュ・バンドを生む。そしてその実績がクリス・シーリをはじめ、ビル・モンローへとサム・ブッシュを理解(納得)することにより、21世紀ブルーグラスの若者たちの指針となっていることは間違いない。
 間違いなく「ニューグラスの父」と呼べるサム(自身は、ジョン・ダッフィこそ相応しいというがケンタッキー州議会が2010年に法制化している)、彼が初来日してから今年で40年になる……!!
  MFR-141104 MOUNTAIN FAITH『Blue』CD(本体\2,450-)\2,646-

Feelin' Blue/My Heart Skips A Beat/Each Passing Day/City Lights/If You Are Ever Down In Dallas/Long As The River Runs/Never Out Of His Mind/Madam/Long Lonesome Road/Don'T Get Above Your Raisin'/The Soldier Song/Headed For A City.

 昨夏、ムーンシャイナーのペンでも話題になった全米NBCネットのオーディション番組「America's Got Talent」(AGT)で勝ち抜いたマウンテン・フェイス、最新ゴスペル作『That Which Matters』の前作にあたる2014年発表の世俗作品。ノースカロライナ州シルバをベースにサマー・マックマハンのキュートな女性ボーカルとフィドルを中心に父サム(bs)が経営するタイヤショップで練習を重ねたという、弟ブレイデン(bj)のマックマハン一家にふたりの友人、26歳のルーク・ドットソン(gt)、そしてケニー&アマンダ・スミスで活躍、ソロ・アルバム『Daydream』が好評だったコリー・ピアット(md)の5人組。ゲストにマウンテン・ハートのアーロン・ラムジー(md)。
 バック・オウエンズの"My Heart Skips A Beat"やフラット&スクラッグスの"Don'T Get Above Your Raisin'"ほか、サマーのキュートなボーカルと、若者らしい安定したビートとテクニックで聴かせる素晴らしいバンドだ。
 昨夏6月30日の第1回、ワンリパブリックのカバー“Counting Star”から、2回戦ザ・ダークスのカバー"I Believe in a Thing Called Love"、3回戦ウォーク・ザ・ムーンの“Shut Up And Dance”、そして9月1日、ニューヨークのラジオシティーミュージックホールでのザ・ウィークエンド“Can't Feel My Face”での準決勝で敗退したものの、最近のポップヒットのカバーで全米に「ブルーグラス」の言葉と、今の形を知らしめた功績は大きい。2015年のAGTでの活躍の様子、そしてムーンシャイナー誌で連載中の「アメリカンエンターテイメント」のある典型が、「mountain faith band agt」でyoutube検索すればすべて観戦できる。
 ■インスト新入荷
  BC-102 BUTCH WALLER 『Waltz Collection』CD6曲入りミニアルバム(本体\1,750-)\1,890-

Pine Valley Waltz/Roberta's Homecoming Waltz/Jagged Blue Waltz/Daydreamer's Waltz/Golden Gate Waltz/Valentine Waltz.

 ジャケットの写真を見るだけで音が聴こえそうな気がしてくる、それほどに説得力のある使い込まれたロイド・ロアーの持ち主、ブッチ・ウォーラーの最新マンドリンインスト、6曲入りのミニアルバム。フィドル作品にはよくあるが、マンドリンではおそらく初めてか?オリジナルのワルツを6曲収めた作品である。本作では曲によってトリプルフィドルなどをフィーチャー、ずっと昔から定評があるモンロースタイルでのメロディラインにはワルツならではの情感を醸している。ちなみに2005年のベストセラーのマンドリンCDアルバム『Golden Gate Promenade』(本体\2,450-)から“Golden Gate Waltz”を再録、今回は歌を付けている。
 アメリカでもっともトラッドグラスが盛んな地域であるサンフランシスコ/ベイエリアでブルーグラスを1960年代はじめからはじめ、1968年にはハイカントリーという素晴らしいグループを結成以来、「もっとも寂しく、もっとも激しくドライブする“One of the lonesomest, hard-drivingest traditional bluegrass bands alive...”」バンドをリードしてきたブッチ。カリフォルニア/西海岸のもっとも古くからのフルーグラッサーとしての人脈がうかがえるミュージシャンたち、バンジョーにラリー・コヘアとサンディ・ロスマン、フィドルにはトム・べケニー、ブライアン・ゴッドチョウ、チャッド・マニング、ポール・シェラスキー、ギターにはグレン・ドウフィン、ジム・ニューナリー、スティーブ・ポティア、アラン・セノーキ、ベースはグレン・ドウフィン。 
  PATUX-276 CHARM CITY JUNCTION CD(本体\2,450-)\2,646-

Frog On a Lily Pad/Last Chance/Train On the Island/Joe Bane’s Barndance/Greasy Coat/Margaret's Waltz/I've Got a Woman/Two O'Clock in the Morning/Bogs of Shanaheaver/I'm Troubled/Torn Jacket-Come West Along the Road/Cousin Sally Brown/Return from Helsinki/New River Train.

 ブルーグラスフィドルとマンドリン(パトリック・マカビニュー)とクロウハンマーバンジョー(ブラッド・コロドナー)、そしてアコーディオン(ショーン・マッコミスキー)にベース(アレックス・ラクェメント)という非常にユニークな若者ストリングバンド、ビル・モンローの未発表曲“Frog On a Lily Pad”を1曲目に据えた、米国首都ワシントンDCのとなり、ボルチモアを本拠にするチャーム・シティ・ジャンクションのデビュー作。キャッチコピーに曰く、「オールドタイム音楽に新しいスピンをかけ、ブルーグラスの速弾きの松明を掲げ、ケルトの足踏みを運ぶ」、インストバンドという。
 フィドルのパトリック・マカビニューは2015年のIBMAモメンタムアワード受賞者で、トラッドグラスの権化オーディ・ブレイロックのレッドラインに所属、ハウディ・フォレスターの名曲『Rutland's Reel』をタイトルに冠した素晴らしいソロアルバムもある。父ケンがハンマーダルシマ―とフィドラーとして知られるというブラッド・コロドナーは23歳、クロウハンマーバンジョーのあたらしい旗手として期待されている。ショーン・マッコミスキーもまた、父ビルがコンパスレコードから2枚のアルバムを発表しているアイリッシュ・ボタンアコーディオンの名手であるという環境で生まれ育っている。アレックス・ラクェメントは17歳でジャズベースに興味を持ち、それからジェイムズ・マディソン大学などでクラシックを学び、ブルーグラスとオールドタイムにはまったという。
 それぞれのバックグラウンドを背負った若者4人がモンロー曲を皮切りに、オールドタイムのフィドルチューンを中心に歌モノ“Train On the Island”や“I'm Troubled”、ベニー・マーティン“Two O'Clock in the Morning”、アイリッシュ由来の曲などをちりばめるほか、R&Bのアンダース・オズボーンの“I've Got a Woman”のカバーなど、バラエティに富んだ選曲で、ブルーグラスとオールドタイムにアイリッシュアコーディオンという新しいストリングバンドを提案する意欲作。
 若いブルーグラッサーがオールドタイムに挑戦するのが近年、チョッとしたトレンドのようだ。前衛的なブルーグラスが得意だったネイト・リースが現在の若手オールドタイマーの粋を集めた『Rockville Pike』とその続編『Vol.2』を発表したのをはじめ、昨年ジェリー・ダグラスと来日したクリスチャン・セドルマイヤー(レイチェル・ベイマンという女性と「10ストリングス・シンフォニー」を結成)、中学生の頃によく宝塚フェスに来ていたアニー・スタニネッツは最近オールドタイミーなソロCDアルバムを発表、……みんな凄いテクニックを持ちながらオールドタイムのグルーヴに身を委ねていることを知っておきたい。
  PATUX-208 TIM MARTIN『Bluegrass Fiddle』CD(本体\2,450-)\2,646-

Arthur's March/Tune for Leonard/Lights Along the Riverside/Popsicle Polka/Tackett Branch/R.P.'s Run/Green's Creek/J.C.'s Hornpipe/Mush Melon/Nettle's Ridge/Amanda Ann's Hornpipe/Tight Squeeze/Viscosity Breakdown/Stickleyville Stomp/Thelma's Waltz/Prilliman's Switch.

 1958年、バージニア州ロアノーク出身のフィドラーというから57歳、ティム・マーティンによるすばらしいオリジナルフィドル16曲集である。7歳でマンドリンを弾きはじめ、10歳でバンジョー、そして13歳にしてジム・イーンズのシェナンドーバレーボーイズで初のプロ仕事をこなしたという、生まれながらのブルーグラス天才児。一番好きだったフィドルを手に取ったのは15歳、それからは数々のバンドで活躍、バージニアのゲイラックスからノースカロライナのマウントエアリーに至る超本場でミッキー・ギャリアン(父カレンはフットヒル・ボーイズやバージニアマウンテンボーイズで知られたブルーリッジブルーグラスの父!?=MS誌2010年9月号に追悼特集)らと2006年に結成した、その名も「Rich In Tradition」での活躍が知られる。そんなブルーグラスが自然に息づく土地で手にしたフィドルセンスを持つティムのオリジナルは、ブルーグラスらしさに溢れたものだ。
 バックには、めちゃ美しいロールとトーンが身上の若手24歳ジェシー・ベイカー(マイケル・クリーブランドやドイル・ローソンを経て現在デイリー&ビンセント)、1980年代のトラッドグラス最前線をリードしたジョンソン・マウンテンボーイズの創設メンバーでモンロースタイルマンドリンのパイオニアのひとり、デビッド・マクローリン、そして同じくJMB出身のマーシャル・ウィルボーンのベースとジェレミー・スティーブンスのギター。
 ブルーグラス・フィドルは、カナダ沿岸からアパラチアや南部一帯に18世紀初頭に大量に移住して来たスコットランド系移民が持ち込んだフィドル音楽を源流に、19世紀半ば以降の黒人音楽などの影響とともに形づくられた、いわゆるオールドタイムフィドルをベースにしている。そんなプリミティブなオールドタイムフィドルが1930年代のアーサー・スミスのロングボウによるブルージーなフィドルをベースに、チャビー・ワイズ、ハウディ・フォレスター、ジム・シューメイトらのアイデアとテクニックを経て1950年代前半、偉大なるベニー・マーティンをもって一時代が完成。さらに1960年代以降はスコッティ・ストーンマンからリチャード・グリーン、バイロン・バーラインやバディ・スパイカーらの洗練とインプロバイズを経て1970年代のケニー・ベイカーでもう一つの時代が完成。そして1990年代以降のマーク・オコナーやステュアート・ダンカンらによってマーティンとベイカーの完成型にさらなるテクニックを加味し、現在のブルーグラスに至っている、とわたしは考えている。
 現在のフィドラーがオリジナルを創るとき、思い浮かんだメロディに、それら先人たちの功績を踏まえた味付けをしていく。ティム・マーティンは、おそらく1曲目にアーサー・スミスの名を配すことによって、オールドタイムフィドルからのトラッドな流れを踏まえ、ケニー・ベイカーに至るタイプの自分のブルーグラスフィドルを表現している。
 ■オールドタイム/フォーク新入荷
  HS-2015 TIM O'BRIEN『Pompadour』CD(本体\2,450-)\2,646-

Pompadour/Go Down to the Water/Whatever Happened to Me/The Tulips on the Table/I Gotta Move/Gimme Little Somethin' Take Her Off My Mind/Ditty Boy Twang/Snake Basket/Get Up Offa That Thing/I'm a Mess for You/The Water Is Wise.

 ジャンルを超えた上質な南部音楽を創りつづけるティム・オブライエンの最新作。グラミーを受賞したアパラチアンケルト作品『Fiddler's Green』(2005)と同時期に発表された名作『Cornbread Nation』と同様、オールドタイムとブルーグラスのノウハウをベースに、ヒルビリーなロックンロールやトラッドジャズ、アコースティックなファンクまで、さまざまな雰囲気を醸し出す、さすがティム・オブライエン。ニュージーランドのギタリスト、ゲァリー・ポールとアイルランドのベーシスト、トレバー・ハッチンソン、そしてティムのクロウハンマーバンジョーやマンドリン、エレキギターなど。
 ティムのオリジナルのタイトル曲(ポンパドールはフランス国王ルイ15世の愛人の名から名付けられた髪型で、プレスリーのような「なであげ髪; 男のオールバック」だという)につづいて、1945年のウディ・ガスリーの詞に1998年、イギリスのシンガーソングライターで左翼活動家のビリー・ブラッグがアパラチアンケルト風の曲を付けた“Go Down To The Water”、アウトサイダーフォークと呼ばれたマイケル・ハーリーの“Ditty Boy Twang”はマンドリンブルースに仕上げ、クロウハンマーが見事にファンクするジェイムズ・ブラウンの“Get Up Offa That Thing”などをオリジナル曲の間にはさみながら、そして最後11曲目は、10月に来日したサラ・ジャローズとの共作“The Water Is Wise”。ティム・オブライエン、ブルーグラス界が生んだ稀有の才能である。
 ■教則モノ新入荷
  NF5-02 SCOTT NAPIER『Mandolin Originals 』DVD60分(本体\3,500-)\3,780-

Around the carousel/Parkway blues/Roadside waltz/Travelers rest/Young one/Shanksmare

ラリー・スパークス&ロンサム・ランブラーズのメンバーとして来日、ロスト&ファウンドでも活躍、現在はケンタッキー・スクール・オブ・ブルーグラス・アンド・トラディショナル・ミュージックでマンドリン教師を務めるスコット・ネピアーの教則DVD。ロスト&ファウンドのデンプシー・ヤングやバック・ホワイトにも通じる、フラット・マンドリンの音の特性を生かして、ブルーグラス、オールドタイム、ジャズをミックスしたようなユニークなスタイルによるオリジナル曲を解説。詳細次号にて。
 最近作/お勧め作、再入荷
 (すでに新入荷で紹介済の作品たちです)
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 (最新1月号、記事や特集などの話題作品です)
 ●対訳記事連載開始!!
  CFRC-GTBC 『Grassroots to Bluegrass Collection』10 DVD SET(本体\18,375-)\19,845-受注後2-3週で入荷予定

 いよいよムーンシャイナー誌で対訳が始まった。カントリー・ファミリー・リユニオンの人気シリーズの1999年に発表された第一世代のブルーグラス・レジェンズが勢ぞろいした見応えたっぷりのDVD10枚組み映像作品です。マック・ワイズマンをホスト役にジョン・ハートフォード("Gentle On My Mind"他)、オズボーン・ブラザーズ(往年のメンバー、ロニー・レノを迎えての"Rocky Top""Kentucky"は圧巻)、マック・ワイズマン&ボビー・オズボーン"Bluebirds Are Singing"、フラット&スクラッグスの草創期のメンバー=J.シューメイトによる"We'll Meet Again"、カーター・ファミリーの末裔=ジャネットによる"Weeping Willow"、エディ&マーサ・アドコック"Gold Watch & Chain"、ビル・クリフトン"Give Me The Roses While I Live""White Washed Chimney、ジム&ジェシー"Are You Missing Me"、デル・マッカリー"High On A Mountain"他、メルビン・ゴーインズ、ルイス・ファミリー、J.D.クロウ、ドイル・ローソン、ケニー・ベイカー、ラモナ・ジョーンズ、パッツィ・ストーンマン、リロイ・トロイ、ブラザー・オズワルド等豪華な顔ぶれ。暫く毎月、ムーンシャイナー誌片手にお楽しみいただけます。
 ■モンローズミュージックの軌跡
  BCD-15606 BILL MONROE 『Blue Grass 1970-1979』 4CD+32-PAGE BOOK (本体\13,750-)\14,850‐(受注後2−3週で入荷)

[CD-1]McKinley's March/Texas Gallop/Road Of Life/It's Me Again Lord/Beyond The Gate/I Will Sing For The Glory Of God/Kentucky Waltz/The Girl In The Blue Velvet Band/Lonesome Moonlight Waltz/Tallahassee/Summertime Is Past And Gone/Rocky Road Blues/Muleskinner Blues/Katy Hill/Poor White Folks/The Old Gray Mare Came Tearing Out.../Kiss Me Waltz/Jenny Lynn/Heel And Toe Polka/Milenburg Joy/Sweetheart You Done Me Wrong/Banks Of The Ohio/Tall Pines/Mother's Only Sleeping/Foggy Mountain Top/Love Please Come Home/What Would You Give In Exchange?/When The Golden Leaves Begin To Fall/Walls Of Time/My Old Kentucky And You

[CD-2]Introduction By Hairl Hensley/BILL MONROE:Mule Skinner Blues(Blue Yodel #8)/Introduction Of The Bluegrass Boys/BILL MONROE:You Won't Be Satisfied That Way/Uncle Pen/Blue Moon Of Kentucky/Introduction Of Jim & Jesse/JIM & JESSE:Ole Slewfoot/Sweet Little Miss Blue Eyes/Introduction Of The Virginia Boys/JIM & JESSE:Please Be My Love/I Wish You Knew/Introduction Of James Monroe/JAMES MONROE:Love Please Come Home/Train '45/Bonny/When My Blue Moon Turns To Gold Again/Introduction Of Jimmy Martin/JIMMY MARTIN:Hit Parade Of Love/Mary Ann/Sunny Side Of The Mountain/Freeborn Man/Tennessee/Introduction Of Lester Flatt/LESTER FLATT:Roll In My Sweet Baby's Arms/Feudin' Banjos/Ballad Of Jed Clampett/Introduction By Billy Cole/BILL MONROE & JAMES:Roll On Buddy/BILL MONROE & JIM & JESSE:I Wonder Where You Are Tonight/BILL MONROE & CARL JACKSON:Orange Blossom Special/Fiddler Roll Call/Down Yonder/Soldier's Joy/Grey Eagle/Swing Low, Sweet Chariot

[CD-3]Clinging To A Saving Hand/Show Me The Way/Jerusalem Ridge/Ashland Breakdown/Mary Jane, Won't You Be Mine/Old,Old House/Watson Blues/Thank God For Kentucky/Reasons Why/Weary Traveler/My Cabin In Caroline/No Place To Pillow My Head/My Sweet Blue Eyed Darling/Monroe's Blues/The First Whippoorwill/Lucky Lady/My Louisiana Love/Christmas Time's A-Coming/Texas Blue-Bonnet/The Sunset Trail/My Sweet Memory/She's Young And I'm Growing Old/Blue Goose/My Florida Sunshine/Wabash Cannonball

[CD-4]Hard Times Have Been Here(But They've Gone)/Six Feet Under The Ground/Who's Gonna Shoe Your Pretty Little Feet/Jake Satterfield/Muddy Waters/Corrina, Corrina/Have A Feast There Tonight/Golden River/I'm Going Back To Old Kentucky/Those Memories Of You/Intro(Watermelon Hangin'on The Vine)/John Henry/Dog House Blues/The Old Mountaineer/Little Cabin Home On The Hill/Orange Blossom Special/Molly And Tenbrooks Medley:a)Little Maggie-b) Train 45-c) Blue Moon Of Kentucky/Rocky Road Blues/The Little Girl And The Dreadful Snake/In Despair/Y'All Come

ビル・モンロー70年代全曲集。ケニー・ベイカーとのコンビネーションを軸に、円熟から枯淡の境地へと深化している。 
  BCD-15529 BILL MONROE "1959-1969" CD4枚組(本体\11,000-)\11,880-(受注後2−3週で入荷)

ビル・モンロー60年代全曲集。ビル・キース、デル・マッカリー、ピーター・ローワン、リチャード・グリーン、ローランド・ホワイト、バイロン・バーライン等々、フォーク・ブームを背景に、都会生まれの若者をメンバーに加えることで、モンロー自身が変化していった姿をとらえている。
  VAN-77006 V.A.『Bluegrass Breakdown』CD(本体\2,750-)\2,970-

1963年から66 年にかけて収録されたニューポート・フォーク・フェスの超貴重な音源のCD化だ。こちらは若きデビッド・グリスマンのニューヨーク・ランブラーズ、フランク・ウェイクフィールドの参加するグリーンブライアー・ボーイズ、父親ルーと登場するバイロン・バーライン、カーター存命中のスタンレー兄弟、ピーター・ローワンのいたビル・モンロー&ブルー・グラス・ボーイズ、そして歴史的なフィドラー、アーサー・スミスとクレイトン・マクミッチェンが2曲ずつ収められている。
  BCD-15423 BILL MONROE "1950-1958" CD4枚組(本体\11,000-)\11,880-(受注後2−3週で入荷)

 ビル・モンロー(m)がジミー・マーチン(g)、バッサー・クレメンツ(f)、ルディ・ライル(bj)等と作り上げたデッカ移籍、最初の録音から1958年までのコンプリート。後にハイロンサム・サウンドと呼ばれる究極のブルーグラス。
 【ムーンシャイナー1月号レビュー紹介作品】
  RB-2015 RON BLOCK『Hogan's House of Music』CD(本体\2,650-)\2,862-

 大ヒット間違いなし!! 超強力なロン・ブロックのソロ第4作にして初のバンジョー集! 楽器特性を突き詰めた一曲目のオリジナルからフォスター、ジミー・マーティン、そして「埴生の宿」まで、スクラッグス丸コピー含め超豪華ゲストの凄い音も!
  7559794817 PUNCH BROTHERS『The Wireless』CD(本体\1,500-)\1,620-

 21世紀ブルーグラスのフロントランナー、パンチブラザーズの最新5曲入りミニアルバム。どの曲も70年前のビル・モンローとブルーグラスボーイズと同じ編成で、当時のビル、アール、レスターらと同じく5つの楽器が発するすべての音に神経を集中して、そして20世紀には考えられなかった感性とテクニックでアンサンブルを構築、彼らならではのメッセージを強烈に発信している凄いバンド。耳を澄ませて聴くべし! 
  JG-2015 JEREMY GARRETT『The RV Sessions』CD(本体\2,450-)\2,646-

 インファマス ストリングダスターズのフィドルとリードボーカルを担当するジェレミー・ギャレット、2009年にシュガーヒルから発表されたデビューソロ『I Am A Stranger』(フラット&スクラッグスの“What's Good for You”ほか、まずはこちらお薦めの秀作)につづく最新自費制作ソロ集。
  SONY510135 V.A.『Orthophonic Joy: The 1927 Bristol Sessions Revisited』2CD(本体\2,750-)\2,970-

カーター・ファミリー、ジミー・ロジャースを輩出した『ブリストル・セッションズ』(1927年)をカントリーやポップ・シーンの有名スターが再演するという超話題盤。2014年にバージニアとテネシーの州境の町ブリストルに、スミソニアン財団の下” Birthplace of CountryMusic Museum”がオープンしたことを記念して企画されたコンピレーション。ブリストルが“カントリー・ミュージック生誕の地”として知られるきっかけとなった歴史的レコーディング『ブリストル・セッションズ』(1927年)を、現役で活躍するヴィンス・ギル、ドリー・パートン、マーティ・スチュワート、シェリル・クロウ、アシュリー・モンロー(ピストル・アニーズ)、ブラッド・ペイズリー等、錚々たるアーティストが再録音したコンピレーション。
  RBST-2015 MIPSO『Old Time Reverie』CD(本体\2,450-)\2,646-(歌詞付き)

 2013年に来日、主に学生たちを頼ってツアーしたミプソの最新第3作。女性フィドルのリビーを迎えたジェイコブ・シャープ(md)、ジョセフ・ターレル(gt)とウッド・ロビンソン(bs)、1970年代シンガーソングライター系さわやか路線に絶妙のハーモニーと整理しまくったアコースティックを載せる見事な出来栄え!
  MH-1619 LONESOME RIVER BAND『Coming Back Home to You』CD(本体\2,450-)\2,646-

 90年代ブルーグラスを席巻、現在のメインストリーム・ブルーグラスに多大な影響を残して、現在もなお、メインエベンターとして活躍を続けるロンサム・リバー・バンドが、マウンテン・ホームに残した初期の3枚のアルバムからのコンピレーション。この時期、ロニー・ボウマンやケニー・スミス等の主要メンバーが脱退後で、あまり注目されなかった時代ではあるが、サミー・シーラーの強烈なリーダーシップの下、ハードにドライブするサウンドはその前のシュガーヒル時代と遜色ない。
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  AR-280 CHRIS HENRY & the HARDCORE GRASS『The Water Song』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ハードコアなブルーグラスボーイ、21世紀のモンロースタイルマンドリンのすばらしい継承者でもあるクリス・ヘンリーが自身のバンドを率いたデビュー最新作(ソロ3作と姉とのデュオ作品があるが)。バンドメンバー含め、さまざまな才能を持った今どきの20〜30代の若手がガチガチのトラッドグラスに挑戦する秀作です。様子をぜひお楽しみください。 
  PATUX-268 SPRINGFIELD EXIT『That Was Then』CD(本体\2,450-)\2,646-

 なんと!1980年代を席巻したジョンソンマウンテンボーイズのメンバーが3人、トム・アダムズ(bj)、デビッド・マクローリン(md)、マーシャル・ウィルボーン(bs)!! その3人にリンダとデビッドのレイ夫妻のボーカルとギター。“Some Old Day”“I've Endured”“Till the Rivers All Run Dry”ほか、フィドルレスの4人の楽器が見事にリンダの、実に素直な、メチャ上手ボーカルをキッチリと支える。リン・モリス・バンドを髣髴させる秀作。
  TR-150407 DELTA REIGN 『Nothing But Sky』CD(本体\2,450-)\2,646-

アラバマ州モービルをベースにするパットベニータ・マーフィ夫妻を中心としたデルタレインによるとても心地よいコンテンポラリー・ブルーグラス、ソリッドなストレイト・ブルーグラスから小粋なスゥイング・スタイルまでバーサタイルにこなす日本人好みなバンド。ハートブレイク・ホテル他、カバーも秀逸。
  REB-1768 AULDRIDGE, BENNETT & GAUDREAU『Blue Lonesome Wind』CD(本体\2,450-)\2,646-[再入荷]

My Aching Heart/Welcome To New York/City Of Lost Souls/Too Many Tears/Are You Lost In Sin/Sweet Prairie Hay/Come Back Home 他全14曲

トニー・ライス・クローン!?(声とギター共)として知られる元ニュー・サウスのリチャード・ ベネットと、大ベテランの元セルダム・シーン、マイク・オールドリッジと、元カントリー・ジェ ントルメンのジミー・グドローのトリオにキップ・マーティン(bs)を加えたユニットの第2作。3人共にアクの少ないキャラクターで、実に、カンジェン+シーン+ニュー・サウス−バン ジョーといったサウンドに仕上がる(それが狙いだろうが)のが嬉しい。トラッドグラスから、コ ンテンポラリーな素材、そして各自の特徴的な楽器の魅力を生かしたインストまで、70年代のハッ ピー・ミディアム路線が心地好い。
  REB-7525 The FORBES FAMILY『A Forbes Family Treasury - "Volume 1』CD(本体\1,980-)\2,138-

It Is I, Be Not Afraid/Two Roads/Jesus Gave Me Water/The Other Side of Life/My Rock/Lord, I'll Be Loving You/The Whale Swallowed Jonah/The Prettiest Flowers Will Be Blooming/It's Just Like Heaven/Sacred Memories/Fill My Way Every Day With Love/A Vision of Mother/Living in the Name of Love/I Need Jesus/Blessed Assurance/Something That the World Didn't Give Me/Talk About Suffering/In My Robe of White

  1980年代はじめ、その清涼なボーカルで学生の間でも人気の出たリサ・フォーブスを中心にしたフォーブイ・ファミリー、中でも日本の多くのバンドか取上げた"Living in the Name of Love"を収録した初期ベストアルバム第1集。続編『A Forbes Family Treasury Volume 2』(REB-7526 本体\1,980-)も入荷中。
 ■インスト最近作/お勧め作
  MF-2015 MICHAEL FEAGAN『The Old House Fiddle Session』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ケニー・ベイカーの伝統をまっすぐに伝えつつ、ジョニー・ギンブルのコード感覚に浸るマイケル・フィーガン最新フィドル集にはブッチ・ロビンズ(bj)とボビー・ヒックスとのツインフィドルを迎えるほか。ストレイトアヘッドなブルーグラスと、ワルツなどで感情過多のスウィンギーなコード感覚ものを交互に配し、フィドルファンに美味しいところを目一杯楽しませてくれる秀作。
  COMP-4647 MR.SUN『The People Need Light』CD(本体\2,450-) \2,646-

The Likes of You/The Fiddler’s Boot/A Little Heart’s Ease/Hunter’s Permit/A Stranger Come to Town/Ben’s House/If I Were a Bell/The People Need Light/Key Signator/After You’ve Gone/Dry & Dusty全11曲
 ダロル・アンガー(f)、ジョー・ウォルシュ(m)、グラント・ゴディー(g)、イーサン・ヨジェビッツ(bs)というアコースティック音楽界の優れたプレイヤーによる新ユニット。
 ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
  OMNI101514 V.A.『The Winding Stream』CD(本体\2,650-)\2,862-

 ムーンシャイナー誌で7月号から12月号まで、半年間にかけて連載した1927年のブリストルセッションに集まった人たちの物語「アパラチアンボイスの源流〜オルソフォニックジョイ」、そんな中で語られた当時の生活と文化、その中心だったカーターファミリー(一家)のそののちから現在までを追ったドキュメンタリー映画『The Winding Stream: The Carters, The Cashes And The Course Of Country Music.』(ベス・ハリントン監督、2014年)のサウンドトラック。
  RCSI-1137 BILL & THE BELLS『Live! from Bristol』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ティンパンアレイのポピュラーソングからセンチな南部バラッドなと、女声ふたりと男声のスリーパートハーモニーを軸に、フィドル、バンジョー、ギター、ベースを駆使してルーラルなアーリーアメリカンを感じさせる小粋なバンド、ビル&ザ・ベルズ(ビルと南部婦人たち)のデビュー作。しっかりとオリジナリティのある楽器テクを背景に、ブルーグラス、オールドタイム、ジャグバンドの枠を超えた楽しいお薦めバンド。
 ■カントリー・ロック・ポップス最近作/お勧め作
  UNI3757743 CHRIS STAPLETON『Traveller』Cd(本体\1.980-)\2,139-

 今年5月に発表したソロデビュー作がCMA(カントリー音楽協会)アワードで快挙といわれる新人賞と最優秀男性ボーカル、そして最優秀アルバムという三冠を獲得、そして第58回グラミー賞の総合部門の最優秀アルバムに最終ノミネート。まさにアメリカンドリーム作品を創ったのはブルーグラスバンド、スティールドライバーズでデビュー(2008〜2010年に在籍)したクリス・ステイプルトン。11月10日にビルボードの総合とカントリーの両チャートで1位となったカントリー界の超話題作はソウルフルなホンキートンク作品。
  COMP-4639 ROB ICKES TREY HENSLEY『Before the Sun Goes Down』CD(本体\2,450-)\2,646-

祝グラミーノミネート!! ハンク・ウィリアムズを思わせる正統ホンキートンクから超スーパーピッキンブルーグラスまでトレイ・ヘンスリーの強烈ギターとうまいボーカル、そしてブルーグラスドブロ第一人者のひとりロブ・アイクス、ふたりのコラボ作品。ギター、ドブロはもちろんフィドルも聴きどころ満載、ボーカルも素晴らしく、商業主義に毒されないカントリーファンにも楽しめる作品となっている。
  ROU-3755 COX FAMILY『Gone Like the Cotton』CD(本体\2,450-)\2,646-

Good Imitation Of the Blues/Lost Without Your Love/Cash On the Barrellhead/Desire/In My Eyes/Good News/Let It Roll/I'm Not So Far Away/Honky Tonk Blues/Too Far Gone/I'll Get Over You/Gone Like The Cotton.

 1998年、アリソン・クラウスがプロデュース、ゲイリー・パチョーザがエンジニアとして始まったプロジェクトが、メジャーレーベルの契約問題でお蔵入りという、よくある話が突然!なななんと!17年ぶりに復活、非常に完成度が高いすばらしい秀作だが、サウンドはブルーグラスではなく、趣味のいいエレキも登場する耳に優しいアコースティックカントリー系。本作はブルーグラス伝統を持った素晴らしくデリケートなファミリーバンドが創り上げた極上のカントリー作品である。
  ROU-37395 STEVE MARTIN & EDIE BRICKELL『So Familiar』CD(本体\2,450-)\2,646-

So Familiar/Always Will/Way Back In The Day/Won't Go Back/I'm By Your Side/I Had A Vision/I Have You/Another Round/Mine All Mine/Heart Of The Dreamer/My Baby/Heartbreaker.

 2013年の前作、ビルボードのブルーグラスチャートで長く1位をつづけた『Love Has Come for You』(本体\2,450-)につづいて、またしても素晴らしくポップでルーツィ―なスティーブ・マーティン(70)とイーディ・ブリッケル(49)の最新第2作。前作同様、伝説的プロデューサー、ピーター・アッシャー(1964年「愛なき世界」のピーターとゴードン、のちにジェイムズ・テイラーやリンダ・ロンシュタットを手掛けた)の下、今回はスティーブ・キャニオン・レインジャーズはもちろん、ベラ・フレックなども参加しているが、オーケストレーションをより大きく取り入れ、前作よりもさらにポップな作品に仕上げている。「わたしがバンジョーで創ったメロディにイーディがいろいろな歌詞と物語を付けてくるんだ」というスティーブ、さすがアカデミー授賞式の総合司会を何度も経験したアメリカンアイコン、その創り上げる世界は今の時代、21世紀のブルーグラス的な生活観とバンジョーの響きを下敷きにした最上級のポップ音楽商品であると思う。
 ■お勧め発掘・編集最近作/お勧め作
  NOT2CD-541 GEORGE JONES『Sings Hank & Bob』2CD(本体\1,750-)\1,890-

DISC1[Salutes Hank Williams]Cold Cold Heart/Nobody's Lonesome For Me/Hey Good Lookin'/Howlin' At The Moon/There'll Be No Teardrops Tonight/Half As Much/Jambalaya (On The Bayou)/Why Don't You Love Me (Like You Used To Do)/Honky Tonkin'/I Can't Help It (If I'm Still In Love with You)/Settin' The Woods On Fire/Window Shopping[Sings Bob Wills]Bubbles In My Beer/Faded Love/Roly Poly/Trouble In Mind/Take Me Back To Tulsa/The Warm Red Wine

DISC2[My Favourites Of Hank Williams]Wedding Bells/I Heard You Crying In Your Sleep/I Just Don't Like This Kind Of Living/You Win Again/I Could Never Be Ashamed Of You/You're Gonna Change/Lonesome Whistle/A House Without Love/Your Cheating Heart/They'll Never Take Her Love From Me/Mansion On The Hill/Take These Chains From My Heart[Sings Bob Wills]Time Changes Everything/Worried Mind/Silver Dew On The Bluegrass Tonight/San Antonio Rose/Steel Guitar Rag/Big Beaver全36曲

 最も優れたカントリー歌手の一人ジョージ・ジョーンズ(1931-2013)による『Salutes Hank Williams』(1960)と『My Favorites of Hank Williams』(1962)2枚のハンク・ウィリアムス・カバー集と『Sings Bob Wills』(1962)ボブ・ウィルスのカバー・アルバムを集めた廉価盤コンピレーション。
  REB-1688 LILLY BROTHERS & DON STOVER "Early Recordings" CD(本体\2,450-)\2,646-

Bring Back My Blue Eyed Boy/Tragic Romance/Southern Skies/Little Annie/Wheel Hoss/When the Saints Go Marching In/Weeping Willow/Are You Tired of Me?全11曲  

County-729として発売されていた50年代ブルーグラスの大名盤。ビーとエバレットのリリー・ブラザースがドン・ストーバー(bj)と共に創り上げたトラッド・グラスの名作。カーター・ファミリー曲の素晴らしいブルーグラス・アレンジや「聖者が街にやって来る」のブルーグラス版等々、1956-57年に録音されたシンプルで暖かいブルーグラスが素晴らしい。1956-57年にイベント・レコードに録音された全曲の復刻、50年代の薫り豊な音楽だ。
 ■映像ものお勧め作
  SHA-623D KITTY WELLS AND JOHNNIE & JACK DVD(本体\3,150-)\3,402-

 クラシックカントリーファンにはお勧めのキティ・ウェルズと彼女の夫、ジョニー・ライトのデュオ、ジョニー&ジャックの貴重な1950年代カラーフィルムをまとめたもの。キティの“Making Believe”やジョニー&ジャックの“Poison Love”をはじめ、カントリー音楽がまだシンプルで誠実な様子が観てとれる貴重なライブは、ショット・ジャクソンのフェンダー社スティールギターとドブロ、レイ・クリスプまたはベニー・マーティンのフィドルを擁したバックバンドで、歌に比重が大きいヒット曲狙いのカントリーながら、ブルーグラスに近い、いわゆるマウンテンな雰囲気を漂わせている。1950年代後半の貴重なカントリー音楽のカラー映像集である。
  TIKI-9902 ERIC & SUZY THOMPSON 『The Old Time Tiki Parlour Presents...』DVD(本体\3,300-)\3,564-

Stop And Listen/Crowley Blues/Babe/Cheese Read Waltz/Chinquapin Hunting-Mike In The Wilderness/Aunt Caroline Dyer Blues/Wade'S Blues/Boatsman/Wso Blues/Rainy Day/The Old Time Waltz/Crapaud/Forrest Rag/Wayne Perry Waltz/Spring'S All Muddy/Blues 'A Bebe/Kitty Puss/Podunk Toddle全18曲

カリフォルニアのオールドタイムTIKIパーラーで収録されたオールドタイム映像作品シリーズの第三弾。ジェリー・ガルシアやデビッド・ネルソンの最も初期のブルーグラス・バンド、ブラック・マウンテン・ボーイズに参加していたという超ベテランでフラットピッキングの名手、エリック・トンプソンとその妻でオールドタイムからケイジャン、ブルース・スタイルのフィドル・プレイヤーでソウルフルなシンガーとしても知られるスージー・トンプソンのコンビによるオールドタイムの名曲に加えてケイジャンやブルース曲。12頁のブックレット付き。
  RCSI-1127D How to Grow A Bandの限定デラックス版2DVD+BOOKLET(本体\5,200-)\5,616-再入荷

 100年に一人といわれる偉大な天才、クリス・シーリーがパンチ・ブラザーズを率いてスターダムに登りつめていく様子を追いかけたキュメント『How to Grow A Band』が限定でリリース。本編89分に加えて、2枚のディスクに3時間以上の未発表映像、小さなライブハウスから大コンサートホール、レコーディング風景、楽屋でのジャム等々、偉大なバンドの日常もうかがい知ることが出来る興味深い内容です。
 楽器関連作品
 (楽器奏法や教則など、さまざまなご相談に関してはミュージシャン歴豊富なスタッフがアドバイス、また楽器につきましても、本体やパーツ/アクセサリーなど、ビンテージを含めて各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
 ■ギター
  FBR-1003 KENNY & AMANDA SMITH 『Catch Me If I Try』CD(本体\2,450-)\2,646-再入荷

2014年IBMAアワード・ショーのハイライトの一つ、年間最優秀女性ボーカルに輝くアマンダ・スミスを擁するケニー&アマンダ・スミス・バンドの現在のところ最新作。ケニー・スミスの分厚いリズム・プレイと繊細なリードプレイに乗ってアマンダの力強くも情感たっぷりなボーカルが素晴らしい。コリー・ピアット(m)、ロン・スチュアート(bj)もシュアなプレイで貢献。
 ■バンジョー
  COMP-4658 ALISON BROWN『The Song of The Banjo』(Deluxe Edition)CD(本体\2,450-)\2,646-

とてもリリカルなプレイでバンジョーという楽器を別の次元まで引き上げた功労者の一人、アリソン・ブラウン、2009年以来の渾身のソロアルバム。ロブ・アイクスをフィーチャーしたオーリアンズのヒット曲"Dance With Me"、インディゴ・ガールズを迎えてマイケル・マーフィーの"Calorina In The Pines"、バートバカラックの"I'll Never Fall in Love Again"、シンディ・ローパーの"Time After Time"等々、耳に馴染み深い美しいメロディを極上のトーンのバンジョーで聞かせる。CDボーナストラックにはケブモを迎えてマービン・ゲイの"What's Going On"超お勧め!! 
 ■マンドリン
  OR-1469 ADAM STEFFEY『New Primitive』CD\2,646-(本体\2,450-)

IBMA最優秀マンドリンを最近の3年連続を含めて合計9回受賞、当代随一と言っていいマンドリン奏者アダム・ステッフィ最新第3作。妻ティナのクロウハンマーバンジョーとのデュオではじまり、ゼブとサマンサというスナイダーファミリーで活躍する10代の兄妹をフィーチャー、全曲がトラッドという、思い切ったオールドタイム・フィドル・チューンをベースにした「新しい根源」といった対義語的なタイトルの意欲作である。 
 ■フィドル
  PATUX-208 TIM MARTIN『Bluegrass Fiddle』CD(本体\2,450-)\2,646-

Arthur'S March/Tune For Leonard/ Lights Along The Riverside/Popsicle Polka/Tackett Branch/R.P.'S Run/Green'S Creek/J.C.'S Hornpipe/Mush Melon/Nettle'S Ridge/Amanda Ann'S Hornpipe/Tight Squeeze/Viscosity Breakdown/Stickleyville Stomp/Thelma'S Waltz/Prilliman'S Switch全16曲

素晴らしいトラッド・グラスの新作を次々に発表するメリーランドのパタクセントから出た、めちゃシビアなブルーグラス・フィドル作品集。1958年ロアノーク生まれで7歳からフィドルを始めてリッチ・イン・トラディション等で素晴らしいプレイを聞かせたティム・マーチンのオリジナル16曲を元ジョンソン・マウンテン・ボーイズのデビッド・マクラフリン(m)、マーシャル・ウィルボーン(bs)、ジェレミー・スティーブンス(g)、ジェシー・ベイカー(bj)という、このレーベルのおなじみのメンバーががっちりサポート。バラエティに富んだ曲調で個性的なオリジナル曲が聴き物。
  RAINS41923 SPENCER & RAINS『The Old Texas Fiddle Vol. II - Weird Tunes of Old Texas』CD CD(本体\2,450-) \2,646-

カンサス生まれのマルチ・プレイヤーでフィドルやダンスのインストラクターとしても活躍するトリシァ・スペンサーとテキサス生まれで古い珍しいフィドル曲の蒐集家で画家としても才能を発揮するハワード・レインズによるテキサス・フィドルの隠れた名曲集。
  WH-10146 TURTLE ISLAND QUARTET "Who Do We Think We Are?" CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラスを出発点にグリスマンとのドウグ音楽を経て、ジャズ、クラシックとジャンルの壁をひょいひょいと乗り越える柔軟な姿勢と才能の持ち主でのアコースティック・ミュージック界の大立者、現在はミスター・サンで若手を牽引して活躍を続けるダロル・アンガーによるジャンルを越えた弦楽四重奏団、タートル・アイランド・カルテットの1994年の作品。弦楽四重奏という古典的なスタイルでジミ・ヘンドリックス、マイルス・デイビス、チャーリー・パーカー等々の曲に挑むスリリングなバンドだ。
 ■ハーモニカ
  ARI-002 松田幸一"Live, Silk Touch" CD(本体\2,718-)\2,935-

Michelangelo/原始の黄昏/Si Bheag,Si Mhore/Baby Elephant Walk/Water Is Wide 他全9曲  

タンゴや超有名なオカロランのアイリッシュ、クラシックからジャンプ・ブルースまで、大ベテランのハーモニカ・スタジオ・ミュージシャン、松田幸一=アリちゃんの1996年のライブ集。60年代の大阪でロック・キャンディーズやアーリータイムス・ストリング・バンド、70年代にはアリスやラスト・ショウ等々で活躍、80年代からは高石ともやのサポートでも知られるアリちゃん。彼のハーモニカはきっとどこかで度々耳にしているはず。フォーク、カントリー、ブルーグラス、ブルース等々、ジャンルを越えたベテランの味がさえるライブだ。関東、関西を問わず、テレビCMでもよく耳にしたあの曲、この曲も楽しい。ブルーグラス出身の西海 孝(g,m)、羽毛田たけふみ(key)、バガボン鈴木(ebs)、野口あきひこ(drums)に京都のアコーディオニスト、メリッサ・ホルディングがゲスト。
 ■楽器、その他……
 (スタッフは全員、バリバリピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください)
[ゴールデンゲイト・サムピック]
MISC-GP10『ゴールデン・ゲイト・サムピック L』 (本体\200-)\216-
MISC-GP11『ゴールデン・ゲイト・サムピック M』 (本体\200-)\216-
MISC-GP12『ゴールデン・ゲイト・サムピック S』 (本体\200-)\216-

厚手のアイボロイド製のブルーグラス・ミュージシャン御用達のサム・ピックの定番。
MISC-GP8『ゴールデン・ゲイト・サムピック LL』 \226-(本体\210-)

指の太い人用の特大パーロイド製サムピック。

[ダンロップ・プラスチック製フィンガーピック]
MISC-9010R『ジム・ダンロップ・フィンガーピック・プラスチックM 』\162-(本体\150-)
 金属音を嫌うオートハープ奏者やフィンガーピッカー愛用のプラスチック製フィンガーピック。在庫些少。
 
 [マンドリン弦]
MISC-A260 GHSフォスファー・ブロンズ・ミディアム・ライト(11-16-24W-38W) (本体\1,000)\1,080-
GHS社のボビー・オズボーン御用達のフォスファー・ブロンズ・マンドリン弦。2弦のチューニングに苦労されている方も多いと思いますが、このセットは016と太めになっているので解消されている。しかし、4弦は038とやわらかめになっているのが特徴。とにかく柔らかくて弾きやすい弦をご所望の方にはMISC-250(10-15-24-36)も在庫中。

MISC-EXP74『ダダリオ・マンドリン・コーティング・フォスファー・ブロンズ・ミディアム』(011 015 026w 040w) (\2,400-)\2,592-
持ちの良さと落ち着いたトーンでプロ御用達のダダリオ社のEXP弦。

MISC-J74『ダダリオ・マンドリン・ミディアム』(011 015 026w 040w) (\1,050-)\1,134-
安定した品質で使って安心のダダリオのフォスファーブロンズのミディアム弦。定番中の定番です。
 
 [ステッカー]
BU-ST 『ブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッカー』各\324-(本 体\300-)[再入荷]

 30年以上に渡り、ベストセラーを続けていますブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッ カー全6種類が揃いました。

I LOVE BLUEGRASS/BLUEGRASS MUSIC FINGER PICKING GOOD/BLUEGRASS MUSIC HEARIT, PLAY IT, LOVE IT!/MY GRASS IS BLUE/HAVE YOU HUGGED YOUR BANJO TODAY?/CLEAN UP AIR PORLUTION PLAY BLUEGRASS MUSIC
 
   [冬フェス公式Tシャツ]
大阪ブルーグラスナイト「冬フェス」オフィシャルTシャツ (本体\2600-)\2,808-
 毎年、1月に大阪難波のアナザードリームで開催される大阪ブルーグラス・ナイトプレゼンツ「冬フェス2016」公式シャツ、出演54バンドの名前入り。日本のフェスのTシャツ、海外の友人へのギフトとしても重宝します。Mサイズ2枚のみ在庫。
 ■教則もの/ソングブックお勧め
 また、教則モノに関しては演奏レベル/ニーズに応じて、ご相談ください。また、スタッフは全員、バリバリ!?ピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください
  MB-99471BD BRIAN WICKLAND『American Fiddle Method Vol.1』CD+Book(本体\3,900-)\4,212- 
MB-99472BD BRIAN WICKLAND『American Fiddle Method Vol.2』CD+Book (本体\3,900-)\4,212-


 久々の入荷です。ブライアン・ウィックランドが教えるフィドル奏法入門CD付き教則本の決定版。「Vol.1」はキーがAやDの初心者向きで有名22曲で、米国でも有名な「スズキ・メソッド」を使っているので、お子様にもお勧めです。「Vol.2」は様々なキーやテクニックに広がった27曲に、音楽理論の基礎やコードの入り口まで踏み込んだ内容になっている。いずれにせよ、フィドル初心者にはとても分りやすい(英語解説だけど)お勧めの入門書。
■日本のアーティスト
  RC-107 稲葉和裕 「Shore To Shore」CD(本体\1,980-)\2,139-レッドクレイアーカイブシリーズ

You Left Me to Cry/Cry,Cry,Darling/No Mother or Dad/Kill The Shanghai Rooster/All I Ever Loved was You/My Lonely Heart/Picture on the Wall/My brown-eyd Darling/Emortions/Arkansas Traveler/TroublesAround my Door/Got Put Rainbow in the Cloud/Have You Come to Say Goodbye?全13曲

ブルーグラス・ランブルを率いて活躍中、稲葉和裕(bj,g)のデビュー作。西海岸ブルーグラスのベテラン、サンディ・ロスマン(m)、エド・ネフ(f,m)を招いて、赤木一孝(g)、今井達也(bs)、アンドレ佐藤(d)と共に50年代ブルーグラスの名曲を演じる。 
 輸入雑誌
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  BNL-16/01 2016年1月号 \950-

2015年10月23日、惜しまれてこの世を去ったメロディック・スタイルの創始者の一人ビル・キース追悼特集。フレッド・ゲイガーによる音楽理論のバンジョーへの実際的な応用にフォーカスしたコーナーではビル・キースに捧げられたゲイガー作"Blues For BK"のタブ譜。アラン・マンデ、トニー・トリシュカ、アリソン・ブラウン、マーティ・カトラー他による追悼文、タブ譜"Monroe's Hornpipe""Cherokee Shuffle""Pain In My Heart""June Apple"、ジャネット・デイビスのバックアップのコーナーでは"Auld Lang Syne"とキース・チューナーを駆使してアレンジしたソロ・パート。ボブ・カーリンによるバイオグラフィ、トム・アダムスによるスクラッグス・スタイルのピッカーの為のキース・スタイル、タブ譜"Sally Goodin"。ダン・レベンソン編集によるオールドタイム・ウェイのコーナーではダン・ゲラーとのインタビューとタブ譜"Jimmy Sutton"他、バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-15/12 2015年12月号\950-

グレッグ・ケーヒルによるJ.D.クロウ・インタビュー、タブ譜"Mr.Engineer""I'm Walkin'""I'm Walkin'2"初心者コーナーではブルーグラス・アルバム・バンドのJ.D>クロウによる"Blue Ridge Cabin Home""Just When I Needed You""I'll Stay Around"、トム・アダムスのハイ・ポジションを教えるコーナーではケンタッキー・マウンテン・ボーイズ時代の"Somehow Tonight"とJ.D.クロウ大特集。ケン・パールマンのメロディック・クロウハンマーのコーナーではビル・キース追悼の意を込めてタブ譜"Red Haired Boy""Turkey in the Straw" 他バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-15/11 2015年11月号\950-

 ラウンドピーク・クロウハンマーの教則本等で知られるブラッド・レフトウィッチのケン・パールマンによるインタビューとタブ"Jack of Diamond""Tumblin' Gap"、アイルランドのバンジョー奏者=イアン・カーマイケルによるタブ"Trampolinees""The Steamboat Hornpipe"、スクラッグス・スタイルのコーナーでは2002年のジャム・セッションの音源から"Campton Races"、ノーザン・バンジョー・イクスポージャーではフィンランドのアコーディオン・ポルカ曲"Karjaran Poikia"をクロウハンマーにアレンジ、ビギナーズ・コーナーはクリスマス・ゾング"Here Comes Santa Claus"、トム・アダムスのハイ・ポジョンの使い方を教示するコーナーでは"Long Journey Home"、ジャネット・デイビスのバックアップのコーナーでは"Poppy Leaf"を課題曲にメロディック・クロウハンマーとメロディック・スリー・フィンガーの対比他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/10 2015年10月号\950-

 ノース・キャロライナの革新的なバンジョー奏者=レックス・マギーのライアン・カバナーによるインタビューとタブ"Jessie's Jamcakes"、スクラッグス・スタイルによるフィドル・チューンのタブ"Tennessee Mountain Fox Chase"、スティーブ・マーチン・アワードを獲得したダニー・バーンズのインタビュー(再掲)、チャーリー・クシュマンとジョニー・ウォーレンの『Purely Instrumental』より"Back To Foggy Mountain"(タブbyビル・エバンス)、トム・アダムスのアレンジによるギリアン・ウェルチ"Tear My Stillhouse Down"、オールドタイム・ウェイでは若手ブラッド・コロドナーのインタビューとタブ"Two O'clock in the Morning"と"Last Chance"、トミー・ジャレルのスタイルのタブ"Poor Ellen Smith"他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/09 2015年9月号\950-

 ボストン・ベースのロンリーハート・ストリングバンドのゲイブ・ハースフィールドのアイラ・ギトリンによるインタビューとタプ"Big Bruce"、ビギナーズ・コーナー"Lazy Creek"、トム・アダムスのコーナーはタブ"Peacock Rag"、ケン・パールマンのメロディック・クロウハンマーでは"Sail Away Ladies"、アール・スクラッグスのコーナーでは99年のジョン・ハートフォードとのジャムの音源からワルツ・テンポのタブ"Short Life of Trouble"。楽器のレビューではゴールドトーン社の10弦バンジョー他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/08 2015年8月号\950-

 フィドル・スタイル・バンジョーのマスターとして知られるキャロル・ベストのトニー・トリシュカによるインタビューとタブ"Cripple Creek""Fire On TheMountain""Arkansas Traveler""Staten Island Hornpipe"、ケン・パールマンのメロディック・クロウハンマーではメロティを弾くときに5弦の使い方を教示、タブは"Molly Hare"、ジョン・デンバーの作品をブルーグラスでアレンジした作品をリリースしたスペシャル・コンセンサスのグレッグ・ケーヒルは同アルバムから"Eagles and Heroes"、アンドリュー・グリーンによるブギウギ5ストリング、トム・アダムスのコーナーはタブ"Scotland The Brave"他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/07 2015年7月号 \864-

ミッシングリンクと題して進化の中で取り残された楽器、ゴールドトーン社べラ・フレック・モデルのバリトン・バンジョーの紹介とインタビューと"Railroad"のタブ譜、トム・アダムスのコーナー"Careless Love"、バック・アップ。バンジョーは『Patuxent Banjo Prolect』(patux-250)からマイク・マンフォードによる"Hot Burrito Breakdown"、初心者コーナーはコード・チェンジの時に有効なフレーズ集、オールドタイム"Johnny Walk Along With Your Paper Collar On"他、アメリカ独立記念日に因んで"The Star Spangled Banner"
  BNL-15/06 2015年6月号 \864-

ソロ・デビュー作が好評なロビー・マッカリー、グレッグ・ケーヒルによるインタビュー、tabはラリー・パーキンス作でロビーのソロにも収められている"Northwest Passage""Sugar Creek"。アール・スクラッグス・コーナーではアールがブルーグラスボーイズ在籍時のビル・モンローのスポンサー、ウォーライトのテーマとして使われていた"Camptown Races"、トム・アダムスによるTAB"Down Yonder"、人気タレント・オーディション番組「アメリカン・アイドル」に登場した女性バンジョー奏者エレン・ピーターセン、メロディク・クロウハンマー、インプロビゼーション他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/05 2015年5月号 \864-

トム・アダムスのコーナーでは通常は他の楽器でキックオフされる曲のバンジョー・イントロTABで"Back To The Cross""I Still Miss Someone""Dim Light,Thick Smoke"、イースタン・ケンタッキーのジム・リード"Devil's Dream"Maple Blossom"他、メロディクを上手く取り入れたスリー・フィンガー・スタイル、ケン・パールマンによるメロディック・クロウハンマー、「バンジョー製作の新技術」と題してチェコのプルカを紹介。左利きのクロウハンマー奏者ニール・ジェームス他、バンジョー情報満載の32頁。 BNL-15/04 2015年4月号 \864- ニューイングラントのベテラン、ノーザンライツのメンバーとして又、バンジョー・キャンプ・ノースのディレクターとしても活躍するマイク・クロップ、マーク・ホロウイッツによるインタビューでTABは古いフィドル・チューン"Cricket On The Hearth"他、アールズ・ウェイのTABはカーネギーホールの"I Wonder Where You Are Tonight"、初心者コーナー"Solder's Joy"、オールドタイム・ウェイではデビッド・ウィンストンのインタビューとTAB、バンジョー製作家ティム・ガードナーによるシダーマウンテンバンジョー、トム・アダムス"Faded Love"他、バンジョー情報満載の32頁。
  ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
   米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  BU-16/01 最新2016年1月号 \1,080-

毎年、5月のメモリアル・ディにアラバマ州オーバーンで開催されるブルーグラス・オン・ザ・プレインズノの特集。毎年2月にワシントン州ベルビューで開催されるウィンターグラスで登場したウィターグラス・ユース・オーケストラ、1974年から続くイギリスのケンブリッジ・フォーク・フェスティバル、フラット&スクラッグス結成当初の逸話。恒例の年間ブルーグラス・フェスティバル・ガイド等。
  BU-15/12 2015年12月号 \1,080-

 10月23日に75歳で亡くなったビル・キース追悼、2015年IBMAワールド・オブ・ブルーグラス週間、ブルーグラスを演奏して68年、益々、血気盛んなジェシー・マクレイノルズ、一人芝居"A Life of Stanley Brotjers"でカーター・スタンレーを演じるゲイリー・リード、ルーツミュージックを発展させるスーパーユニット、ミスターサン等。
  BU-15/11 2015年11月号 \1,080-

 70年代後半から革新的なブルーグラス・バンドとしてコロラドから登場、今や伝説となったホットライズ、可憐なハーモニーで日本でも注目されたチャーチ・シスターズ、セルダムシーンの1985年初来日ツアーの追想、ロンダ・ビンセント&レイジのバンジョー奏者=アーロン・マクダリス、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/10 2015年10月号 \1,080-

 結成40周年を迎えたグレッグ・ケイヒル率いるイリノイ・ベースのスペシャル・コンセンサス、2014年IBMA年間最優秀新人に選ばれた新進気鋭=フラット・ロンサム、オルソフォニック・ジョイ;1927年夏ブリストルセッション再訪、2016年タレント名鑑、イギリス新進気鋭フラッツ&シャープス、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/09 2015年9月号 \1,080-

 デビューから40年を迎えるマンドリン&テナー・シンガー=ラリー・スティーブンソンがカバーストーリー、ニューヨーク市立博物館で開催中の『フォーク・シティ:ニューヨークとフォーク・ミュージック・リバイバル』展からブルーグラスとオールドタイムに関する展示を紹介、J.D.クロウ&ニュー・サウスの大名盤ROUNDER0044の大特集、J.D.クロウの1995年の作品『Flashback』 』録音時のメンバーによるフラッシュバック・バンド、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/08 2015年8月号 \1,080-

 最新作『Pocket Full of Keys』(PC-1196)をリリースしたばかりのデイル・アン・ブラッドレィがカバーストーリー、初のリーダーバンドを率いて活動するスティーブ・ガリー、全米ネットのTV番組レイト・ショーのホスト役を勇退、ブルーグラスの理解者として又、スティーブ・マーチンとの親交で知られるデビッド・レターマン、ボブ・ペイズリー&サザングラスのフィドラーとして知られるリロイ・ムンマ、米国ブルーグラス情報満載の56頁。
  BU-15/07 2015年7月号 \1,080-

 最後に立つ男として伝統を継承し続けるノーマン・ブレイクがカバーストーリー、ムーンシャイナー誌でも大特集を組んだベッキー・ブラー、ジェームス・キングのサイドメンとして活躍したケビン・プレーター(m)の新バンド、フォギー・マウンテン・ボーイズのベーシスト=ジェイク・ターロックの古い写真満載の特集、"Rutland Reel"で知られるジョージア・スリム・ラトランドのスタイルを伝承するヘンリー・ラトランド、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/06 2015年6月号 \1,080-

 カバー・ストーリーはブラザーデュオとアーリー・ブルーグラスの名曲満載の最新作「Brotherhood」が好評のギブソン・ブラザーズ、フラットピックで弾くドブロ・プレイヤーとして又、楽器製作家として知られるタット・テイラー追悼、新進気鋭のブルーマフィア。共に90歳を迎えたマック・ワイズマンとマック・マーチン、女性フィドラー&インストラクターとしても知られるメーガン・リンチ、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/05 2015年5月号 \1,080-

 シンガー&ソングライター、ギター・プレイヤーとして又、ラジオのブルーグラス・プログラムのDJとしても活躍中クリス・ジョーンズとナイト・ドライバーズ、「面白い人、ブルーグラスに関しては真面目」と題してカバーストーリー。メリッサ・アームストロングという素晴らしい女性ボーカルを擁するデトゥア、ソングライターとしても才能を発揮するドナ・ユリシー、元クリンチ・マウンテン・ボーイズのサミー・アドキンス、 米国ブルーグラス情報満載の60頁。
 ■オールドタイム・ヘラルド誌
  米国産アメリカンルーツ/オールドタイム音楽専門誌。アメリカ伝統音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
  OTH-1402 最新第14巻2号 \1,296-

バージニアとテネシーの州境ブリストルに出来たカントリー音楽生誕地博物館特集記事、オハイオ州シンシナティ在住の楽器製作家マーク・ワード、フロリダ州ジャクソンビル在住でクラシック経験もあるホローロックストリングバンドのフィドラー=アラン・ジャブへインタビュー、ダン・マーゴーリーズによるまだまだ聞かれていないSP音源紹介、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.13他、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1401 第14巻1号 \1,296-

 フォーク・リバイバルの時代にエレクトラ社から1964年にリリースされた4枚組LPによるコンピレーション『The Folk Box』の紹介、ジーン・リッチー(1922年12月8日−2015年6月1日)の追悼記事、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.12」、ファジー・マウンテン・ストリング・バンドやレッドクレイ・ランブラーズのメンバーとして活動してきたビル・ヒックスのインタビュー他、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1312 第13巻12号 \1,296-

 マイク・シーガーによるコンピレーション『Close To Home』で紹介されていたバージニア州スコット・カウンティのオールドタイム・ミュージシャン、スコット・ボートライトがカバー・ストーリー。2015年フェスティバル・キャンプ・ガイド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.11」などの特集のほか、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1311 第13巻11号 \1,296-

 ブラッド・レフトウィッチによるインディアン居留地のフィドラー、トム・フラーの時代と人生物語り、カナダ・トロントのオールドタイムシーンを支えるバンジョー奏者クリス・コールのインタビュー、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.10」などの特集のほか、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
 月刊『ムーンシャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、音楽の真髄を探求する月刊誌。
  MS-3303 最新2016年1月号(通巻387号)\540-

復活!ゴローショーR40「好きなんだけど……」、宮本 有によるアール・スクラッグス宅訪問記、前編、新連載!「第一世代ブルーグラス新春10 時間座談会@、モンローズミュージックの軌跡F「ビーンブロッサム フェスの時代へ」、10 年目の「ブルーグラスミーティング」中部地方のブルーグラス、ブルーグラス卒業旅行におススメ!!ぶらり「ブルーリッジの旅」詳細編、アメリカンエンターテイメント物語#4、学生ブルーグラスプロファイル#33京都大学「吉田ドミトリーズ」、アメリカ音楽史概論#68「チャーリー・プール “Don't Let Your Deal Go Down”」、日本ブルーグラス年表#95「1984 年」、成田勝浩のロンサム・エアポート百二十九話、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3302 2015年12月号 (通巻386号)\540-

1945 年12 月8 日、70 年前のこの日、ブルーグラスが生まれた!、祝グランドオールオープリ90 周年「アメリカンエンターテイメント物語#2」、アパラチアン ボイスの源流「オルソフォニックジョイ、1927 年夏 ブリストル セッション再訪」E最終回、モンローズミュージックの軌跡E「Blue Grass Time」、「I'm With Her」写真リポート、「アメリカンエンターテイメント物語#3:野外フェスとバーンダンス」、レイジン(Raigin')青草物語、大阪・石橋「アビリーンの思い出」、日本ブルーグラス年表#94「1984 年」、学生ブルーグラスプロファイル「横浜国立大学:小寺拓実」、アメリカ音楽史概論#67「続、ヒルビリー」、成田勝浩のロンサム・エアポート百二十八話「卒業旅行(その2)」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3301 2015年11月号 (通巻385号)\540-

祝シャギーマウンテンボーイズ50 周年、第26 回 IBMA アワードショウ2015、パートナーシップシティ鎌倉とナッシュヴィル「Roots Music 2015」リポート、祝グランドオールオープリ90 周年「アメリカンエンターテイメント物語#1」、モンローズミュージックの軌跡D「Mr. Blue Grass」とフォークリバイバル、アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」D、New Look, New Sound #1「フラット ロンサム」、日本ブルーグラス年表#93「1984 年」、アメリカ音楽史概論#66「ヒルビリー」、成田勝浩のロンサム・エアポート百二十七話「卒業旅行(その1)、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3212 2015年10月号 (通巻384号)\540-

「I'm with Her」サラ・ワトキンズ、サラ・ジャローズ、イーファ・オドノバン来日直前インタビュー!!、アパラチアン ボイス「女性ボーカルに関して」、徳島・サーティ ボーイズの30 年人権グラス」、アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」C、モンローズミュージックの軌跡C「Knee Deep In Blue Grass」、八ヶ岳マウンテンボーイズ、日本ブルーグラス年表#92「1984 年」、学生ブルーグラスプロファイル#31 大阪大学「松村悠里」、アメリカ音楽史概論#65「バーンダンス」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十六話、「アメリカンドリーム(その2)、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ
  MS-3211 2015年9月号 (通巻383号)\540-

1965年9月3〜5日世界初のブルーグラスフェスから50 年、やぎたこ3rd CD『I'm Here』、福島「鬼フェス」2014 リポート、ブラックベリージャム、山本敏史ブルーグラス物語「第1 回あまがさき歴史音楽祭」、「I'm with Her」……サラ・ワトキンズ、サラ・ジャローズ、イーファ・オドノバン 10月来日!、長谷川 光「ジャンゴ・ラインハルトとブルーグラス」、アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」B、モンローズミュージックの軌跡B「1950 ?1952 年」、日本ブルーグラス年表#91「1984 年」、学生ブルーグラスプロファイル#30 名古屋大学「原あかね」、アメリカ音楽史概論#64「バイコム・ラマー・ランスフォード“Jesse James”」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十五話「アメリカンドリーム(その1)」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ
  MS-3210 2015年8月号 (通巻382号)\540-

アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」A、ジェリー・ガルシアのグレイトフル デッドとブルーグラスの50 年、ネッシーエクスペディションCD『Hear the First Whippoorwill』、モンローズミュージックの軌跡A「1949-1951 年」、ジミー渡辺の「長崎ブルーグラス物語」セラードアからグレースランドへ、追悼:スリム・リッチー「リッジランナー」、第3回オーシスタージャンボリー リポート、ブルーグラス誕生から70 年 part 5 最終回「日本ブルーグラス史、後篇」、日本ブルーグラス年表#90「1983 年」、学生ブルーグラスプロファイル#29 北海道大学「和田裕賀」、アメリカ音楽史概論#63、「バーノン・ダルハート“The Prisoner's Song”」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十四話「趣味」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3209 2015年7月号 (通巻381号)\540-

アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」@、モンローズミュージックの軌跡「1936 〜1948 年」、高円寺界隈の「ブルーグラス ストンプ」、沖縄の若者ブルーグラス事情、名古屋大学「ブルーリッジ ツアー前編」、暁照雄追悼!ゴローショーの“ 夢舞台”、東京のブルーグラス パイオニアたち:ウェイファーリングストレンジャーズ/ブルーマウンテンボーイズU/ケンタッキームーンシャイナーズ、ブルーグラス誕生から70 年 part 4「日本ブルーグラス史、前篇」、日本ブルーグラス年表#89「1983 年」、学生ブルーグラスプロファイル#28 大谷大学「内林 茉莉花」、アメリカ音楽史概論#62「バーノン・ダルハート“The Wreck of the Old 97”」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十三話「催眠術師」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3208 2015年6月号 (通巻380号)\540-

ビル・モンロー初来日から40 年「あなたはビル・モンローを見た!最終回、三井 徹の1966 年10 月30 日ビーンブロッサム」、ラッシーCD デビュー「懐かしき思ひで」、ブルーグラス誕生から70 年 part 3「モンロー亡きあと、そして21 世紀……」、 1966年のブルーグラスボーイズ 「リチャード・グリーンのフィドルを中心に」、ブルースビルAC vs グラスアバウツ、ロバート・アール・キーンのブルーグラスがとてもいい!「シンガーソングライター/カントリーシンガー達のブルーグラス」、日本ブルーグラス年表#88「1983 年」、学生ブルーグラスプロファイル #27 酪農学園大学「堀 槙之介」、アメリカ音楽史概論#61「ガーシュイン、ジャズとブルーグラスの芸術性」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十二話「SEEING IS BELIEVING」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3207 2015年5月号 (通巻379号)\540-

2015 年全国9大学ブルーグラス新入生勧誘リポート、ベッキー・ブラー、インタビュー、女性ブルーグラス小史 後編「女性ピッカー史」、ブルーグラス誕生から70 年 part 2「ストレングスインナンバーズの衝撃」、ドイル・ローソン「世紀を跨いだ正統ブルーグラス!」、ベッキー・ブラー『'Tween Earth and Sky』レコーディング日記後編 最終回、ビル・モンロー初来日から40 年「あなたはモンローを見た......!?」E、クロサワ楽器 お茶の水駅前店 ブルーグラス訪問、日本ブルーグラス年表#87「1983 年」/津田敏之、アメリカ音楽史概論#60「ロイド・ロアー#73987」、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3206 2015年4月号 (通巻378号)\540-

ブルーグラス誕生から70 年「モンローからパンチへ」、川本容生「グラスホッパーズと40 年」、チチ松村インタビュー「バンジョー、あとの祭り」後編、バンジョーの起源と発展、ベッキー・ブラー『'Tween Earth and Sky』レコーディング日記 中編、女性ブルーグラス小史、ジミー赤澤「カラオケCD、作っちゃいました!」、ビル・モンロー初来日から40 年「あなたはモンローを見た......!?」D、日本ブルーグラス年表#86「1982 年」、学生プロファイル#26「塚田慎太郎、アメリカ音楽史概論#59「1923 年、ラルフ・ピア」、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3205 2015年3月号(通巻377号)\540-

 3月号は、今が旬な女性ブルーグラス、シンガーソングライターのベッキー・ブラー最新アルバム『'Tween Earth and Sky』の女性らしく楽しい制作記前編をカバーストーリーに、チチ松村インタビュー「バンジョー、あとの祭り」前編、3月号恒例2014年発売ブルーグラスレコード総括、ニューイースト「謎の大復活!」、ビル・モンロー初来日から40年「あなたはモンローを見た……C」、アコーディオンとバンジョー『Hush Music』、慶応義塾大学「佐々木元康」などの特集ほか、創刊32年目のブルーグラスだけの月刊誌には日米のブルーグラス事情満載!
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