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         B.O.M.Newsletter #422
                  2015年12月14日
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目   次

2016年バンジョー・カレンダー   
今月のサブさん特選   
 新入荷リスト   
   ■ニュースレター#422 新入荷ダイジェスト 
   (ブルーグラス) 
  (インスト) 
  (オールドタイム/フォーク) 
  (カントリー/ロック&ポップ) 
  (映像モノ) 
  (久々の再入荷特選) 
新入荷作品、詳細解説   
   ■ブルーグラス新入荷 
   ■インスト新入荷 
   ■オールドタイム/フォーク新入荷
   ■カントリー/ロック&ポップ新入荷
   ■映像モノ新入荷
   ■教則モノ新入荷
第58回グラミー賞ノミネート   
最近作/お勧め作、再入荷   
   ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
   ■アパラチアンボイスの源流
       「1927年夏ブリストルセッション再訪」
   ■モンローズミュージックの軌跡
   ■ブルーグラス最近作/お勧め作
   ■インスト最近作/お勧め作
   ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
   ■カントリー最近作/お勧め作
   ■お勧め発掘・編集最近作/お勧め作
   ■映像ものお勧め作
楽器関連作品   
   ■ギター
   ■バンジョー
   ■マンドリン
お勧めクリスマス作品   
楽器、その他……   
   ■教則もの/ソングブックお勧め
輸入雑誌   
   ■バンジョー・ニューズレター誌
   ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
   ■オールドタイム・ヘラルド誌
月刊『ムーンシャイナー』   
B.O.M.ご利用方法   


 今年も残すところ、わずかになりました。ビーオーエムをはじめて44年……、宝塚フェスが第44回を迎え、ムーンシャイナーをはじめてからでも33年目を迎えました。皆さんとB.O.M.のお付き合いも、ほんま長くなりました。
 ただ一直線に、どんな音楽も楽しい、けどブルーグラスはサイコー!という思い込みで走って、ますます深みにハマりつつあります。チョッとは大人らしくしたいのだけど……無理みたい。
 来年、45年目という節目を迎え(どこがやネン!?なんて言わず……)、ラストスパートに入らんとするわれらB.O.M.、何卒よろしくお引き立てのほどを、心よりお願いします。

■月刊ブルーグラスジャーナル「ムーンシャイナー」
 創刊33年目の最新12月号は、ライマン公会堂前「Birth of Bluegrass」記念碑の除幕式でのアール・スクラッグスをカバー写真に、70年前の「1945年12月8日、ブルーグラスが生まれた!」特集のほか、「I'm With Her」来日写真リポート、祝グランドオールオープリ90周年A、アメリカンエンターテイメント物語B、アパラチアン ボイスの源流「1927年夏 ブリストル セッション再訪E」最終回、レイジン(茨城県南部版)青春物語、大阪・石橋「アビリーンの思い出」、横浜国立大学「小寺拓実」ほか、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
 発行33年目を迎えている月刊「ムーンシャイナー」定期購読は1年間(12冊)\6,300- 半年間(6冊)\3,450-。単冊\540-(+送料\78-)。定期購読は購読開始希望月をお知らせくだされば早速お送りします!! また情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞムーンシャイナーにご協力を、よろしくお願いします!

■全国イベント・カレンダー
 以下、ムーンシャイナー誌12月号に寄せられたイベントです。なお、ここに掲載するのは、個別バンドのライブでは来日および国内バンド/アーティストの遠征ライブやツアーのみ、ローカル(地元)の紹介はフェスやコンサートなど企画物イベントのみです。それ以外のライブやコンサート、全国各地の定期イベントなどはムーンシャイナー誌をご参照ください。

◆ラッシー
 CD『懐かしき思ひで』LS-2015(\2,646-)を発表したノスタルジック夫婦デュオ
12月18日(金)京都、ビンセント075-441-3312
1月10日(日)千日前、アナザー・ドリーム「冬フェス」
総合(問)安田佳民 yoshitami-yasuda@purple.plala.or.jp
◆やぎたこ
 CD『I'm Here』(本体\2,315-)を発表した男女オールドタイム・デュオ
12月12日(土)岐阜美濃加茂、ワンダーランド0574-25-2281
12月13日(日)岐阜、地球YA(058-263-5108)
12月19日(土)松本、マイシャトー0263-86-0959
12月20日(日)長野、ロズベリー・カフェ026-266-0190
1月7日(木)伊勢佐木町、JhonJhon(045-251-5382)
1月10日(日)越谷、おーるどタイム048-971-1812
1月17日(日)横浜、自家焙煎珈琲店陽のあたる道045-744-7017
1月20日(水)東中野、cafeじみへん090-9242-6183
1月30日(土)板橋、Dream's Cafe(03-5375-5502)
総合 (問)yanagi_yagitako@yahoo.co.jp
◆12月9日(水)東京「稲葉和裕with古橋一晃(g)&尾崎博志(pedal steel)」曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655
◆12月12日(土)茨城「万丈童子結成10周年記念パーティー」ひたちなか市、勝田駅前サムシング(029-274-8564)。13時半〜
◆12月12日(土)東京「<BGスペシャル・ナイト>レッド・ジンジャー/トム・コリンズfrom東北大/あべかわfrom北大」銀座、ロッキー・トップ03-3571-1955
◆12月12日(土)京都「大谷大学アメリカ民謡研究部第29回定期演奏会」大谷大学講堂。13時。現役バンドの他にOBバンドや京大ブルーグラス研究会からも1バンド出演
◆さいたまブルーグラス・ジャム
 月イチ開催のジャム会
12月13日(日)さいたま市、プラザノース(北区役所)音楽スタジオ2。15時。
1月23日(土)さいたま市、プラザノース(北区役所)音楽スタジオ2。13時。
(問)内山裕規090-2188-8938、hotpickin@gmail.com
◆東京セイクレッド・ハープ
 19世紀初頭からアメリカ南部に広まった図形音符(シェイプノート)を使用した4部ハーモニーの第3木曜月例集会
12月17日(木)池袋聖公会。19時
1月21日(木)池袋聖公会。19時
総合(問)http://tokyosacredharp.blogspot.jp/
◆12月19日(土)東京「世界の民族音楽を聴くレクチャー&コンサート『バンジョーの響き、その誕生から現在まで(石川修次/原さとし/青木研)」明治大学リバティ・アカデミー・オープン講座。14時、一般\2000-会員\1000-。(問)明治大学リバティ・アカデミー事務局03-3296-4423
◆12月23日(祝)茨城「取手市ジューンアップル・ブルーグラス忘年会」取手駅東口・ジューンアップル(0297-72-7890)
◆12月26日(土)兵庫「年忘れ神戸ブルーグラス・ジャム」元町、シルクロード078-371-6747
◆1月9日(土)東京「2016ディスカバー小平ブルーグラス・コンサート#7」小平市中央公民館ホール。12時半、\1000-。毎年恒例、関東が誇るブルーグラスバンドの共演が新年早々に爆発!(問)ササキジン090-3917-3672
◆1月10日(日)大阪「大阪ブルーグラス・ナイト・プレゼンツ吉例冬フェス2016」千日前、アナザー・ドリーム06-6211-5759。(問)秋元慎shina@bomserv.com
◆1月12日(火)東京「稲葉和裕&ブルーグラス・バディーズ」銀座、ロッキー・トップ03-3571-1955
 2016年バンジョー・カレンダー
   ●BJC-2016『2016年バンジョー・カレンダー』(本体\2,750-)\2,970-

 30cmLPサイズの見開きで毎月替わりでHatfield, LeVan, Recording King, Nechville, OME, Brooks Masten, Emerald, Buckeye, Gibson 等々、ユニークなバンジョーがフィーチャー。バンジョー・プレイヤーの誕生日や重要なバンジョー関連の出来事などが記されています。部屋のインテリアとし て又、ギフトに。
 今月のサブさん特選
  VAN-77006 V.A.『Bluegrass Breakdown』CD(本体\2,450-)\2,646-

New Broom/Old Logon/Crazy Creek/Dusty Miller (by Lee And Byron Berline)/How Mountain Girls Can Love/A Man of Constant Sorrow/Big Tildy/Orange Blossom Special (by Stanley Brothers)/Leather Britches/Blackberry Blossom (by Fiddling Arthur Smith)/Level Breakin' Blues/At the End of a Long Lonely Day (by Greenbriar Boys)/Old Joe Clark/Ground Hog/Banjo in the Hollow/Polly Vaughn/Dueling Banjos (by The Dillards)/Alabama Jubilee/Sourwood Mountain (by Clayton McMichen)/You Better Get Right Little Darlin'/I'm Comin' Back But I Don't Know When/Cedar Hill/Tell It To Me (by New York City Ramblers)/Muleskinner Blues/Blue Moon of Kentucky /Walls of Time/Somebody Touched Me/Bluegrass Breakdown (by Bill Monroe And The Blue Grass Boys).

 今からほぼ50年、半世紀前、ブルーグラスが初めて米国アパラチアを中心とした南部音楽から一気に米国北部、そして日本、イギリスへと広まった時代、そんなワクワク、ホクホクが伝わるニューポートフォークフェスの1963年から65年頃の素晴らしい1992年に発表されたライブ集。
 バイロン・バーラインと父親ルーのフィドルをチャールズリバーのボブ・シギンズとビル・キースがバックアップするという、伝統の象徴的な4曲ではじまり、まだ健在だったカーターを擁したスタンレーブラザーズの4曲ほか、20世紀のフィドル奏法にきわめて大きな影響を与えたフィドリン・アーサー・スミスとクレイトン・マクミッチェンの貴重なライブ音源各2曲、東部ニューヨークを代表する若者バンド、グリーンブライアーボーイズの2曲とニューヨークランブラーズ(すでに凄いデビッド・グリスマンやウィニー・ウィンストンら)の溌剌とした貴重な4曲、西海岸から参戦したザ・ディラーズの5曲、そしてピーター・ローワンを擁したビル・モンローのブルーグラスボーイズ5曲。
 合計28曲の超貴重にして、20世紀の世界ブルーグラスの夜明けをライブでまとめ、その本質を突いた好企画作品。伝統から革新へ……、今日の国境や人種を超えた21世紀ブルーグラスにつながる歴史のスタート地点に思いを馳せる絶好の作品だ。
 新入荷リスト
 ■ニュースレター#422 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス)
  7559794817 PUNCH BROTHERS『The Wireless』CD(本体\1,500-)\1,620-

 21世紀ブルーグラスのフロントランナー、パンチブラザーズの最新5曲入りミニアルバム。どの曲も70年前のビル・モンローとブルーグラスボーイズと同じ編成で、当時のビル、アール、レスターらと同じく5つの楽器が発するすべての音に神経を集中して、そして20世紀には考えられなかった感性とテクニックでアンサンブルを構築、彼らならではのメッセージを強烈に発信している凄いバンド。耳を澄ませて聴くべし! ブルーグラス新入荷参照 
  AR-280 CHRIS HENRY & the HARDCORE GRASS『The Water Song』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ハードコアなブルーグラスボーイ、21世紀のモンロースタイルマンドリンのすばらしい継承者でもあるクリス・ヘンリーが自身のバンドを率いたデビュー最新作(ソロ3作と姉とのデュオ作品があるが)。バンドメンバー含め、さまざまな才能を持った今どきの20〜30代の若手がガチガチのトラッドグラスに挑戦する秀作です。様子をぜひお楽しみください。ブルーグラス新入荷参照
  MF-2015 MICHAEL FEAGAN『The Old House Fiddle Session』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ケニー・ベイカーの伝統をまっすぐに伝えつつ、ジョニー・ギンブルのコード感覚に浸るマイケル・フィーガン最新フィドル集にはブッチ・ロビンズ(bj)とボビー・ヒックスとのツインフィドルを迎えるほか。ストレイトアヘッドなブルーグラスと、ワルツなどで感情過多のスウィンギーなコード感覚ものを交互に配し、フィドルファンに美味しいところを目一杯楽しませてくれる秀作。インスト新入荷参照
  ROU-37395 STEVE MARTIN & EDIE BRICKELL『So Familiar』CD(本体\2,450-)\2,646-

 米映画界の大スター、スティーブ・マーティンとポール・サイモンの妻でシンガーソングライターのイーディ・ブリッケル、ふたりのセレブが創るバンジョーのメロディに触発された最高にポップでルーツィな素晴らしい作品。気持ちいいポップ+バンジョー好きな方に大推薦!! ブルーグラス新入荷参照。
  BACM-501 BLUE RIDGE MOUNTAIN BOYS CD(本体\2,450-)\2,646-

 ディキシージェントルメンとして知られたジェイク・ランダース、ルアル・ヤーブロー、ハーシャル・サイズモアとともに、トミー・ジャクソン(fd)をはじめ、ケルソー・ハーストン、ジェリー・ケネディ、ウェイン・モスら、超一級のスタジオミュージシャンたちと1962年と63年に創られたアルバム2枚にボーナス3曲を含めた超有名曲全27曲、当時のフォークブームを背景にしたブルーグラススタンダード集。ブルーグラス新入荷参照
  BACM-503 CHARLES RIVER VALLEY BOYS『Goin' To Georgia』CD(本体\2,450-)\2,646-.

 1966年にビートルズのブルーグラスカバー最高作と言われる名盤、『Beatle Country』(現在廃盤)を生んだチャールズ・リバー・バレー・ボーイズが1961年と1962年、アパラチアントラッドを学んでいた時期に発表した2枚のアルバムから29曲。北部の大学生たちのブルーグラスやオールドタイムへの強い憧れとともに、その成長過程から観るそののちのオリジナリティへの道筋がとても興味深い。ブルーグラス新入荷参照
 (インスト)
  MF-2015 MICHAEL FEAGAN『The Old House Fiddle Session』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ケニー・ベイカーの伝統をまっすぐに伝えつつ、ジョニー・ギンブルのコード感覚に浸るマイケル・フィーガン最新フィドル集にはブッチ・ロビンズ(bj)とボビー・ヒックスとのツインフィドルを迎えるほか。ストレイトアヘッドなブルーグラスと、ワルツなどで感情過多のスウィンギーなコード感覚ものを交互に配し、フィドルファンに美味しいところを目一杯楽しませてくれる秀作。インスト新入荷参照
 (オールドタイム/フォーク)
  RCSI-1137 BILL & THE BELLS『Live! from Bristol』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ティンパンアレイのポピュラーソングからセンチな南部バラッドなと、女声ふたりと男声のスリーパートハーモニーを軸に、フィドル、バンジョー、ギター、ベースを駆使してルーラルなアーリーアメリカンを感じさせる小粋なバンド、ビル&ザ・ベルズ(ビルと南部婦人たち)のデビュー作。しっかりとオリジナリティのある楽器テクを背景に、ブルーグラス、オールドタイム、ジャグバンドの枠を超えた楽しいお薦めバンド。オールドタイム/フォーク新入荷参照
  OMNI101514 V.A.『The Winding Stream』CD(本体\2,650-)\2,862-

 ムーンシャイナー誌で7月号から12月号まで、半年間にかけて連載した1927年のブリストルセッションに集まった人たちの物語「アパラチアンボイスの源流〜オルソフォニックジョイ」、そんな中で語られた当時の生活と文化、その中心だったカーターファミリー(一家)のそののちから現在までを追ったドキュメンタリー映画『The Winding Stream: The Carters, The Cashes And The Course Of Country Music.』(ベス・ハリントン監督、2014年)のサウンドトラック。オールドタイム/フォーク新入荷参照
 (カントリー/ロック&ポップ)
  UNI3757743 CHRIS STAPLETON『Traveller』Cd(本体\1.980-)\2,139-

 今年5月に発表したソロデビュー作がCMA(カントリー音楽協会)アワードで快挙といわれる新人賞と最優秀男性ボーカル、そして最優秀アルバムという三冠を獲得、そして第58回グラミー賞の総合部門の最優秀アルバムに最終ノミネート。まさにアメリカンドリーム作品を創ったのはブルーグラスバンド、スティールドライバーズでデビュー(2008〜2010年に在籍)したクリス・ステイプルトン。11月10日にビルボードの総合とカントリーの両チャートで1位となったカントリー界の超話題作はソウルフルなホンキートンク作品。カントリー新入荷参照
  ROU-37395 STEVE MARTIN & EDIE BRICKELL『So Familiar』CD(本体\2,450-)\2,646-

 米映画界の大スター、スティーブ・マーティンとポール・サイモンの妻でシンガーソングライターのイーディ・ブリッケル、ふたりのセレブが創るバンジョーのメロディに触発された最高にポップでルーツィな素晴らしい作品。気持ちいいポップ+バンジョー好きな方に大推薦!! ブルーグラス新入荷参照。
 (映像モノ)
  TIKI-9902 ERIC & SUZY THOMPSON DVD(本体\3,300-)\3,564-

 アメリカンルーツ音楽トンプソン夫妻。フィドル、ギター、マンドリン、バンジョー、ケイジャンアコーディオンなどを駆使して、ブルーグラスのフラットピッカーとして知られるエリックとともに、オールドタイムフィドルはもちろん、初期のブルースやケイジャンなど幅広いルーツ音楽を持つスージーとのバラエティに富んだ全18曲、上質のプロダクションによるDVD映像。映像モノ新入荷参照
 (久々の再入荷特選)
  CMG-0152D IIIRD TYME OUT『Round III at the MAC』DVD映像93分(本体\3,800-)\4,104-

Think of What You've Done/Crucial County Breakdown/Travelin' Down This Lonesome Road/Little White Church/The Moonshiner/John & Mary 他全16曲

 圧倒的な歌のうまさでIBMA最優秀男性ボーカルの常連、ラッセル・ムーアを中心にソリッドグラス一直線、スティーブ・ディリングのまっすぐなバンジョーに、アラン・パーデュー(m)、ジャスティン・ヘインズ(f)、レイ・ディートン(bs)の5人組。モンロー/スタンレーらのトラッドグラス名曲を軸に、フレックやローワンのカバーや、現代カントリー/アコースティックのオリジナリティーを加味した彼ら自身のヒットなど、多彩なレパートリーと、快感的ソリッドグラス手法でタップリと楽しませてくれる2007年のブルーグラスDVD映像秀作品。
  PC-1183 ALAN BIBEY & WAYNE BENSON『Mandolin Chronicles』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ともに、いわゆるブルーリッジ系ブルーグラスのスーパーピッカーであるサードタイムアウトのウェイン・ベンソン43歳(2012年発売当時)と、グラスタウンのアラン・バイビー48歳による楽しい!ツイン・マンドリン集。ビル・モンローの特徴的フレーズをモチーフにしたふたりの掛け合いのオリジナル曲にはじまり、ビル・エマーソンのバンジョー名曲"Sweet Dixie"のマンド対決、ラッセル・ムーアのボーカルを迎えた"Another Night"、そしてマイク・コンプトンに教わったというビル・モンローの未発表曲"Pilgrim's Knob"、ほかにチャーリー・パーカー曲のジャズマンド対決、最後にトミー・ジャクソンのフィドル名曲"Crazy Creek"のマンドデュオにオリジナルなど全11曲を、ロン・スチュワート(bj,f)とワイアット・ライス(g)、ハロルド・ニクソン(bs)という申し分ないメンツを配して、マンドリンファンにはおなか一杯、楽しいお勧めの一枚。
 新入荷作品、詳細解説
 ■ブルーグラス新入荷
  AR-280 CHRIS HENRY & the HARDCORE GRASS『The Water Song』CD(本体\2,450-)\2,646-

Ain't Gonna Work Tomorrow/Brand New Pair of Blues/Cabin On a Mountain/Chuchuwasi Whistle/Cowboy's Dream/Dark Days Are Over/oe-Eyed Dixie Darlin'/Fool Me Once/Home Is Where the Heart Is/Hundred and Six Star Rag/Just Right for the Blues/Red Eagle/Sirens of the Scene/The Road That Leads to Glory/The Water Song/Thinking of Home.

 カーターファミリーソング“Ain't Gonna Work Tomorrow”の見事なブルーグラスアレンジではじまり、素晴らしいオリジナルをはさんでバーン&レイの大名曲“Cabin on a Mountain”……とつづく、デビッド・グリスマンをして“Sounds like Frank Wakefield from 100 years in the future!”と言わしめた、まさにハードコアなブルーグラスボーイ、30代になったクリス・ヘンリーが自身のバンドを率いたデビュー最新作(ソロ3作と姉とのデュオ作品がある)だ。デラメイのジェニーリン・ガードナーとのデュオでも活躍するバークリー音楽院出身のカイル・タトル(bj)、ニュージーランド出身でケイシー・ドリーセン制作のアルバムも発表している若きスーパーピッカー、ジョージ・ジャクソン(fd)、オーストラリア出身のダニエル・ワトキンス(gt)、クラシック出身のアンドルー・スモール(bs)ら、20代の若手がガチガチのトラッドグラスに挑戦する快感……!!
 出だしのトラッド一直線のみならず、つづいて“ChuChuwasi Whistle”のような国際感覚のあるすばらしくイマジネーション溢れるインストから“Cowboy's Dream”のようなオールドタイミーなアメリカンフィーリングを押し出すインストをつづけてみたり、クリスの書いたオリジナルはどれも50年以上前のニオイをプンプンとさせる秀逸な曲ばかり、「ブルーグラスのハードコアとはこれだっ!」とばかり、自身に溢れたプレイでグイグイと世界を創っていく。ヘビメタからパンクバンドでドラムを叩いていた彼が高校生で突如ビル・モンローに目覚めたという、母はバンジョー教則で有名なマーフィー・ヘンリー、父はトラッドグラスなマンドリン奏者レッド・ヘンリー、姉は母と同じバンジョー奏者ケイシー・ヘンリーというブルーグラス一家、現在はピーター・ローワンの片腕のひとりである。
 グリスマンが言う、未来のフランク・ウェイクフィールドといった狂気と、アメリカンポップを知り尽くした幅広いオリジナルと低音から高音まで自身の声の能力を駆使したユニークである意味ポップなボーカルには瞠目させられる。そんじょそこらの才能ではない世界観は、メリーランドという都会の近くと家庭環境、マイク・バブの引き立てで、ダニー・バーンズやショーン・キャンプ、そしてピーター・ローワンらとの交流から生まれたものだろう。まだクリス・シーリらと同年代の30代前半、21世紀のモンロースタイルマンドリンのすばらしい継承者でもある。
  7559794817 PUNCH BROTHERS『The Wireless』CD(本体\1,500-)\1,620-

In Wonder/The Hops of Guldenberg/Sleek White Baby/No More, Yet/Clementine.

 21世紀ブルーグラスのフロントランナー、パンチブラザーズの最新5曲入りミニアルバム。ムーンシャイナー12月号でも報じたように現在、今年最後の全米14ヶ所ツアー中のパンチ、いずれの都市も2000席以上のホールでの公演という、その実力に見合った評価がようやく定着している。本作は今年1月に発表した『The Phosphorescent Blues』(T.ボーン・バーネット制作)からLPアルバムのボーナスとなったり未発表で、CD盤には漏れた5曲をまとめたもの。どの曲も70年前のビル・モンローとブルーグラスボーイズと同じ編成で、当時のビル、アール、レスターらと同じく5つの楽器が発するすべての音に神経を集中して、さらに20世紀には考えられなかった感性とテクニックでアンサンブルを構築、彼らならではのメッセージを強烈に発信している。
 メンバーは不動の5人、天才クリス・シーリ(ブラザーデュオの精神をマイケル・デイブズとともに完ぺきに再現したブルーグラス大名作『Sleep with One Eye Open』CD本体\2,450-のほか、ブルーグラス作品からバッハのソロ、ヨーヨー・マとのグラミー受賞作まで、なんでもお問い合わせください!)、ケニー・ベイカーの『Plays Bill Monroe』を完全カバーしたアルバム『Noam Pikelny Plays Kenny Baker Plays Bill Monroe』(CD本体\2,450-)で現在最高のブルーグラスバンジョー奏者としても認められるノーム・ピケルニー(bj)、天才ジャズギタリストと呼ばれるジュリアン・レイジとのツアーやアルバム『Avalon』(CD本体\2,450-)が評判、セルダムシーンのベンの息子のクリス・エルドリッジ(gt)、そしてシーリとは幼友達のゲイブ・ウォッチャー(bs)、エドガー・マイヤーの秘蔵っ子ポール・コワート(bs)といった面々……。
 名作映画『グッドウィルハンティング』のサントラに“Miss Misery”を書いたエリオット・スミスの、あの「オーマイダーリン」をモチーフにした“Clementine”のカバーのほかは全曲メンバーたちとのオリジナル、一曲のインストを含めた全5曲。正面切ってマーケットに打って出た正規アルバム『The Phosphorescent Blues』よりも、ずっとライブバンドの実像に近い、今のパンチが楽しめる、おススメの秀作である。
 これはブルーグラスではないという一部の評価は、まさしく20世紀におけるジャンルの区分けである「マーケット」という観点からは正しい――なぜなら「カントリー」の市場では興味を示されないから――だろう。しかし、「音楽」という観点で見たとき、他に類のない五つの弦楽器(マンドリン、ギター、フィドル、ベース、バンジョー)と、ブルーグラスという名の下に生まれた基本奏法(アルペジオを基本としたアドリブとチョップのマンドリン、複雑なツービートを基本としたギターとベース、ダブルストップとブルースシャッフルを基本としたフィドル、そしてシンコペイトするスリーフィンガースタイルのバンジョー)を踏襲している以上、「ブルーグラス編成による自然発生型現代古典音楽弾劾バンド」という仰々しい冠よりも、21世紀最高のブルーグラスバンドとした方がすっきりとするではないか。
 2007年、デビュー組曲“The Blind Leaving the Blind”の発表がカーネギーホールだったとはいえ(翌年発表のアルバム『Punch』に収録)、そののちニューヨークの小さなライブハウスでライブをつづけていたパンチ(Punch Brothers - 99 Years/Train 45で検索、https://www.youtube.com/watch?v=U8JA8AUnRxc)、大きなホールでのライブとなってもこの通り(Punch Brothers - The Auld Triangle; Don't Give Your Heart to a Rambler; Wheel Hoss; Waysideで検索、https://www.youtube.com/watch?v=yTFqW91rNCE、マイクなしでやっちゃう!!)……このバンドがブルーグラスじゃないって、誰が言う!? こんな凄いブルーグラスを楽しめるなんて、21世紀のブルーグラス、みんなでもっと楽しみましょうよッ!……耳を澄ませて聴くべし!
  BACM-501 BLUE RIDGE MOUNTAIN BOYS CD(本体\2,450-)\2,646-

Before I Met You/Jimmy Brown The Newsboy/I'm Sitting On Top Of The World/I'm Crying My Heart Out Over You/Lonesome Road Blues/Birmingham Jail/Do Remember Me/Sour Wood Mountain/Kentucky Waltz/Rocky Road Blues/Under The Double Eagle/Just Because/Footprints In The Snow/Boil Them Cabbage Down/Angel Band/Home Sweet Home/Arkansas Traveler/If I Had A Hammer/John Henry/Flint Hill Special/Red River Valley/Train 45/Blue Moon Of Kentucky/Foggy Mountain Breakdown (with Bonus Tracks; featuring Kelso Herston and 'The Guitar Kings') Roving Gambler/Sugarfoot Rag/Old Mountain Dew 全27曲

 自身のディキシージェントルメンでの“This Is the Girl I Love”をはじめ、ビル・モンローへの“Walk Softly On My Heart”(のちにカントリーロックのケンタッキーヘッドハンターズがカバーし大ヒットした)、カントリージェントルメンの“The Secret of the Waterfall”など、ソングライターとしてすばらしいオリジナルの数々で知られたジェイク・ランダース(v、1938-)のボーカルをフィーチャーし、バンドメイトでのちにビル・モンローのブルーグラスボーイズで重要な録音(1969〜)を残すルアル・ヤーブロー(bj,md、1930-2010)、のちにシェナンドーカッタップスやデル・マッカーリーのデキシーパルズ(79年に来日している)で重要な役割を果たし、現在のブルーリッジ系マンドリンの元祖といわれるハーシャル・サイズモア(md,bj、1935-)とともに、トミー・ジャクソン(fd)をはじめ、超一級のスタジオミュージシャンたちと1962年と63年に創られたアルバム2枚にボーナス3曲を含めた全27曲、当時のフォークブームを背景にしたブルーグラススタンダード集。
 1956年、ルーアルとハーシャルによって結成された当初はカントリージェントルメンと名乗った彼ら、のちに同名バンドがあることに気付き、ディキシージェントルと改名。しかしここでは「ブルーリッジマウンテンボーイズ」という、なんともベタな名前で、つまり当時のフォークブームを背景にバンジョーをフィーチャーしたバンドだという売りで録音されたアルバム2枚、『Bluegrass Back Home』(1963年11月発売)と『Hootenanny N' Blue Grass』(1963年10月発売)。
 ディキシージェントルの主な活躍が、もうひとりのメンバー、ジェイクの故郷に近いアラバマ州フローレンス、テネシー河を隔てた対岸がマスクル・ショールズというナッシュビルと比肩する米南部の音楽産地。そこで、のちにミュージシャンやプロデューサーとして大成するケルソー・ハーストンをはじめ、レイ・エディントン、ジェリー・ケネディ、そしてウェイン・モスらのギターとのちにエレキバンジョーで知られるバック・トレントのバンジョー、バディ・キレンのベースにバディ・ハーマンのパーカッションという、恐るべきスタジオミュージシャンらとともに創り上げた、曲目を見ればほとんどご存知のブルーグラススタンダード集。おそらく、まだドック・ワトソン・ショックが襲う前、アーサー・ギターブギ・スミスやジョー・メイフィスらの時代、のちの名うてのナッシュビルギタリストがブルーグラスに挑む楽しいアルバムではある。3曲のみだが最後のボーナス、ケルソ・ハーストン&ギター・キングスによる実験的なギターインストも楽しい。
 1960年代前半、ブルーグラスがより大きな市場から注目を浴びたとき、モンローやフラット&スクラッグスに刺激された南部の若者たちが次々とレコードデビューしていく、そんな過渡期の貴重なアルバム2枚が再発売だ。
  BACM503 CHARLES RIVER VALLEY BOYS『Goin' To Georgia』CD(本体\2,450-)\2,646-.

Let It Fall/Solid Gone/The Cuckoo/Burglar Man/Cold Penitentiary Blues/Oh Me Oh My/Wildwood Flower/Old Reuben/Waiting For A Train/Bringing In The Georgia Mail/Down By The Seashore/Glen's Chimes/Oh Babe It Ain't No Lie/Pig Town Fling/Goin' To Georgia/Whoa Mule/You Ain't Talkin' To Me/Flop Eared Mule/Rocky Island/White Dove/Front Porch Backstep/Flying Saucers/Away Out On The Mountain/Foggy Foggy Dew/Easy Winner/Leaving Home/Auctioneer/Victim Of The Tomb/Crazy Creek 全29曲

 1959年に米国北部、ボストン市街の北側を流れるチャールズ河をはさんだ北隣、ケンブリッジの街はハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)を含む学研都市で結成されたチャールズ・リバー・バレー・ボーイズ(CRVB)。1966年の歴史的名盤、『Beatle Country』を経て、1968年の解散までに、さまざまなメンバーが行き来したという。
 本作は1961年当時、ハーバード大学の学生だったエリック・サックハイム(g,m)、ボブ・シギンズ(bj)、クレイ・ジャクソン(g)、そしてMITの大学院生イーサン・シグナ―(g,m,autoharp)の4人が、英国のフォークロアに録音した『Bringing in the Georgia mail』(1962, F-LEUT 3)の全18曲。そして友人のポール・ロスチャイルド(のちにザ・ドアーズやジャニス・ジョップリン、CS&Nらのプロデューサー)が1962年に録音、ボブとイーサンにジョン・クックとフリッツ・リッチモンドがあたらしく参加して自身のレーベルで63年に制作、さらに翌年に自身がエレクトラ社に移り再発売した『Bluegrass and old-timey music』(1964, Prestage 13074)から11曲を加えたコンピレーション。
 1966年に、ボブ・シギンズのほか、ジョー・バル、ジム・フィールド、エバレット・アレン・リリーらにバディ・スパイカーやエリック・トンプソンらを加えたメンバーでビートルズを素晴らしいブルーグラスでカバーした名盤、『Beatle Country』を生んだCRVB、本作はそんな彼らがアパラチアントラッド(ブルーグラスやオールドタイム)に憧れて懸命に学んでいた時期、初期のこの2枚のアルバムで、オールドタイム/トラッドフォークバンドが音楽的にブルーグラスに変遷していくさまが興味深い。ほぼ同時期、日本でも学生たちがブルーグラスに初めて出会い、取り組みはじめている。ちなみに、CRVBが米国で初の都会人によるブルーグラスバンドと紹介されることがあるが、1958年10月に故・有田達男氏の薫陶のもとうまれたイーストマウンテンボーイズは、その1年前の結成だ。もちろん様々な状況から、単純比較はできないが、日本ブルーグラスの歴史は……、かなり根深いぞ!?
 1961年に録音された18曲は音楽的に稚拙ではあるが、翌年に録音された11曲と比べたとき、そのニューヨーカーらしいオリジナリティに至る経緯として意味を持つ。そこにはブルーグラスやオールドタイムといったスタイルではなく、アパラチアントラッド、すなわちより幅広いフォークとして一連の音楽をとらえている姿勢が聞き取れることである。そののち現在にまで至る米国北部、ボストンやニューヨークのフレキシブルなブルーグラスが、もう一方の都会ブルーグラスである米国西海岸のトラッドグラス偏重とは一線を画して、多くの世界のミュージシャンをインスパイアーする理由が見えてきそうだ。
 ……多くの民族が混じり合った米北部の都会におけるトラッド/ルーツ音楽の取り組み、米西海岸や日本のように行きついた果て!?のそれとは、チョッと趣きが違うようだ。しかしフォークリバイバルのど真ん中、アパラチアのホンマモンたちから都会の学生らがいかにして音楽の神髄を学び取っていったか、それは西海岸でも英国でも、また日本でも全く同じことが行われていた、そんな貴重な記録が目の当たりに展開する。
  ROU-37395 STEVE MARTIN & EDIE BRICKELL『So Familiar』CD(本体\2,450-)\2,646-

So Familiar/Always Will/Way Back In The Day/Won't Go Back/I'm By Your Side/I Had A Vision/I Have You/Another Round/Mine All Mine/Heart Of The Dreamer/My Baby/Heartbreaker.

 2013年の前作、ビルボードのブルーグラスチャートで長く1位をつづけた『Love Has Come for You』(本体\2,450-)につづいて、またしても素晴らしくポップでルーツィ―なスティーブ・マーティン(70)とイーディ・ブリッケル(49)の最新第2作。第1作を初めて聴いたのはアメリカに向かう飛行機の中、そのハスキーなボーカルとマッチするクロウハンマーバンジョーの1曲目“When You Get To Ashville”に完全にノックアウト。あの声を聴いてポール・サイモンが求婚したというのもうなづける、またスティーブのバンジョーを軽く見ていた反省と……、いろんなことを学んだふたりのコラボ。本作でもイーディのすばらしいオリジナルとボーカル、そしてスティーブのゴージャスなバンジョー、さすがブルーグラス界最高のセレブふたりが創る誰にでもリラックスして聴ける素晴らしい作品に仕上げている。
 前作同様、伝説的プロデューサー、ピーター・アッシャー(1964年「愛なき世界」のピーターとゴードン、のちにジェイムズ・テイラーやリンダ・ロンシュタットを手掛けた)の下、今回はスティーブ・キャニオン・レインジャーズはもちろん、ベラ・フレックなども参加しているが、オーケストレーションをより大きく取り入れ、前作よりもさらにポップな作品に仕上げている。1曲目にキャッチ―な曲を持っていきつつ、アルバムが進むにつれて次第に心に響く歌詞とメロディーで、何かを感じ、考えさせる作品に仕上げている。
 「わたしがバンジョーで創ったメロディにイーディがいろいろな歌詞と物語を付けてくるんだ」というスティーブ、さすがアカデミー授賞式の総合司会を何度も経験したアメリカンアイコン、その創り上げる世界は今の時代、21世紀のブルーグラス的な生活観とバンジョーの響きを下敷きにした最上級のポップ音楽商品であると思う。
  RCSI-1137 BILL & THE BELLS『Live! from Bristol』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ティンパンアレイのポピュラーソングからセンチな南部バラッドなと、女声ふたりと男声のスリーパートハーモニーを軸に、フィドル、バンジョー、ギター、ベースを駆使してルーラルなアーリーアメリカンを感じさせる小粋なバンド、ビル&ザ・ベルズ(ビルと南部婦人たち)のデビュー作。しっかりとオリジナリティのある楽器テクを背景に、ブルーグラス、オールドタイム、ジャグバンドの枠を超えた楽しいお薦めバンド。オールドタイム/フォーク新入荷参照
 ■インスト新入荷
  MF-2015 MICHAEL FEAGAN『The Old House Fiddle Session』CD-R(本体\2,450-)\2,646-

Chicken After A June Bug/Shelly'S Waltz/Tallahassee/Estrellita/Lonesome Dawn/Westphalia Waltz/Jenkins/Saturday Night Hoedown/Waltz For Kenny/John Barleycorn/Maidens Prayer/Hoedown In Hot Springs 全12曲

 ケニー・ベイカーの伝統をまっすぐに伝えるマイケル・フィーガンの最新フィドル集にはブッチ・ロビンズ(bj)とボビー・ヒックスとのツインフィドルを迎えるほか、無名だがイーストテネシーを本拠にするトム・ブレン(md)とコディ・ノリス(gt)、そしてアンディ・トッド(bs)らのシュアなブルーグラス。ケニー仕込みのクールなモンロー好みストレイトアヘッドなブルーグラスと、ワルツなどで聴かれる涙チョチョ切れる感情過多のジョニー・ギンブル系のスウィンギーなコード感覚ものを交互に配してフィドルファンを目一杯楽しませてくれる秀作。ビル・モンローが第一回のグラミー賞ブルーグラス部門を受賞した『Southern Flaver』発表当時のブルーグラスボーイズのフィドラーで、ラリー・スパークスのロンサムランブラーズ在籍中の2007年に発表した『A Fiddler's Journey』につづく最新第2作である。
 晩年に何度か来日したジョー・エドワーズの“Saturday Night Hoedown”やケニー・ベイカー作のあまり知られていない“John Barleycorn”(ブレイン・スブラウスとのアルバムで発表された)、ボビー・ヒックスとのツインで70年代モンローの知る人ぞ知る名曲“Talahassee”などのシビアなカバーや、見事なコード感覚の“Maiden's Prayer”や“Westphalia Waltz”などのフィドル名曲からギンブルの極めつけ“Estrellita”などのカバーと、どれも良く歌う素晴らしいオリジナルの計12曲。注目のブッチのバンジョーは相変わらず音楽の中に入り込んだオリジナルなメロディラインで、全盛期のようなキレはないものの一線を画している。トムのマンドリンにもビル・モンローを意識したブルーリッジ系といったところを聴かせる。
 ブルーグラスのようなバンド音楽は、1曲目のイントロからバンドが一斉に発する第1音で作品にかけるミュージシャンの意気込みが分かるというものだ。ただ、今日のように機械的に設定されたリズムではなかなか聴くことができない。そんなうっぷんを晴らしてくれるような思い入れが久々に感じられる素晴らしいブルーグラスフィドルアルバムの登場だ。マイケル・フィーガン、1曲目のオリジナルブルーグラスと2曲目のオリジナルワルツ、そして素晴らしいアイデアで「こんなんも有りや!」と唸らせるオリジナルフィドルインストに仕上げた5曲目の“Lonesome Dawn”、マイケルの心根と基本テクニックが分かる。そう、20世紀のブルーグラスのフィドルスタイルを完成させたケニー・ベイカーと同じくウエスタンスウィング系テキサスフィドルスタイルを完成させたジョニー・ギンブル、このふたりが大好き(きっと)! そのふたりのエッセンスを独自解釈(言葉)で弾き切る見事なブルーグラスフィドル集だ。
 ■オールドタイム/フォーク新入荷
  RCSI-1137 BILL & THE BELLS『Live! from Bristol』CD(本体\2,450-)\2,646-

I Told Them All About You/Sally Let Your Bangs Hang Down/Beedle Um Bum/Sit at Home/Crazy Crazy Feeling/Blues Don't Mean a Thing/When You Wore a Tulip/I Might Have Known/Lonesome Joe/Midnight/Pal of Mine.

 とても自由に、フィドル、バンジョー、ギター、ベースを使ってルーラルなアーリーアメリカンを感じさせる小粋なバンド、ビル&ザ・ベルズ(ビルと南部婦人たち)というユニット。ティパンアレイのポピュラーソングからセンチな南部バラッドなと、女声ふたりと男声のスリーパートハーモニーを軸に、しっかりとオリジナリティのある楽器テクを持って、テネシーとバージニア州境ブリストルの「カントリー音楽誕生地博物館」内での一発録りスタジオライブ。
 グレイス・バンホフ女史(女性ブルーグラスのトップランナー、デラメイの創設メンバーだった)のスリーフィンガーやスラッグスフレーズを使いつつもブルーグラスではないオープンバックをゴイゴイと弾いてしまう沸々と湧くタイプのミュージシャンシップ、キャリア・イーグル女史のフィドル中心のストリングバンドでありながらスウィングしてしまう、ジャグバンドの雰囲気を漂わせつつも(女性でありながら)ただモノではない楽器テクを聴かせてしまう……、そんな強力な女史(ベル)2名を抜群のビートを持ったギターリードで押さえつける「ビル」ことクリス・トゥルエルセンはETSUのアパラチア学で最初の修士号を得た男。そんなちょうどエエ加減にバランスが取れためちゃアーリーアメリカンな楽しいお薦め作品だ。ブルーグラスやオールドタイムといった枠を取り払った素晴らしいミュージシャンたちによるルーラル・アーリーアメリカンをお楽しみください。
  OMNI101514 V.A.『The Winding Stream』CD(本体\2,650-)\2,862-

Bear Creek Blues (John Prine)/Lord, I’m In Your Care (Grey DeLisle & Murry Hammond)/Bury Me Under The Weeping Willow Tree (The Original Carter Family=OCF)/Single Girl, Married Girl (OCF)/Worried Man Blues (George Jones)/Hello Stranger (Carolina Choclate Drops)/Keep On The Sunny Side (OCF)/Cannon Ball Blues (OCF)/I’m Thinking Tonight Of My Blue Eyes (OCF)/Wildwood Flower (Mother Maybelle & The Carter Sisters)/Will The Circle Be Unbroken (Johnny Cash & The Carter Sisters)/In The Shadow Of Clinch Mountain (Murry Hammond)/Sweet Fern (Maybelle & Sara Carter)/Gold Watch And Chain (The Nitty Gritty Dirt Band with Kris Kristofferson)/Step Light Ladies (Home Folks with Joe Carter & John McCutcheon)/The Winding Stream Rosanne Cash). 全16曲

 カーターファミリーの故郷、アパラチア山脈の麓、バージニア州メイシス・スプリングスを源流としてA.P.,サラ&メイベルからジューン、アニタ、ヘレンの娘達へとつづくカーター家、そしてジューンの夫となるジョニー・キャッシュと前妻との娘、ロザンヌのキャッシュ家へと連なるアメリカンルーツ音楽の歴史が如何に現代に繋がっているかを捉えたドキュメンタリー映画『The Winding Stream: The Carters, The Cashes And The Course Of Country Music.』(ベス・ハリントン監督)のサウンドトラック。
 音源はボーダーラジオのライブを含むオリジナルカーターファミリーを軸に、2004年に発表された『Unbroken Circle: Musical Heritage of the Carter Family』からのジョージ・ジョーンズ、ジョン・プライン、クリス・クリストファーソンとニッティグリティダートバンド、またカロライナチョコレートドロップスやグレイ・ディライル&マーリー・ハモンド、そしてマザーメイベルとサラの1960年代の再会時の録音やジョニー・キャッシュとカーターシスターズのライブ録音など、さまざまな時代から映画に合うようにセレクトされた16曲。
 ムーンシャイナー誌で7月号から12月号まで、半年間にかけて連載した1927年のブリストルセッションに集まった人たちの物語「アパラチアンボイスの源流〜オルソフォニックジョイ」、さまざまな人たちの物語で20世紀初頭のアパラチア、その生活や文化がとても興味深いものだった。その中でも中心となったカーターファミリー、彼らの生活、そしてそれぞれの人生を描いたであろうドキュメント映画のサントラだ。並んだ音源だけでは映画の内容は想像しづらいだろうが、最後のロザンヌ・キャッシュの“The Winding Stream”のオギュメントが気持ちいいすばらしいカバーで綴じられる。DVDの発売が待たれる……!?
  ROU-37395 STEVE MARTIN & EDIE BRICKELL『So Familiar』CD(本体\2,450-)\2,646-

 米映画界の大スター、スティーブ・マーティンとポール・サイモンの妻でシンガーソングライターのイーディ・ブリッケル、ふたりのセレブが創るバンジョーのメロディに触発された最高にポップでルーツィな素晴らしいブルーグラス/フォーク作品。気持ちいいポップ+バンジョー好きな方に大推薦!! ブルーグラス新入荷参照。
  TIKI-9902 ERIC & SUZY THOMPSON DVD(本体\3,300-)\3,564-

 アメリカンルーツ音楽トンプソン夫妻。フィドル、ギター、マンドリン、バンジョー、ケイジャンアコーディオンなどを駆使して、ブルーグラスのフラットピッカーとして知られる大ベテランのエリックとともに、オールドタイムフィドルはもちろん、初期のブルースやケイジャンなど幅広いルーツ音楽を持つスージーとのバラエティに富んだ全18曲、上質のプロダクションによるDVD映像。映像モノ新入荷参照
 ■カントリー/ロック&ポップ新入荷
  UNI3757743 CHRIS STAPLETON『Traveller』Cd(本体\1.980-)\2,139-

Traveller/Fire Away/Tennessee Whiskey/Parachute/Whiskey and You/Nobody to Blame/More of You/When the Stars Come Out/Daddy Doesn't Pray Anymore/Might as Well Get Stoned/Was It 26/The Devil Named Music/Outlaw State of Mind/Sometimes I Cry.

 こういうことってあるんだ! デビュー作が、CMA(カントリー音楽協会)アワードで快挙といわれる新人賞と最優秀男性ボーカル、そして最優秀アルバムという三冠を獲得、そして第58回グラミー賞の総合部門の最優秀アルバムに最終ノミネート。まさにアメリカンドリーム作品を創ったのはブルーグラスバンド、スティールドライバーズでデビュー(2008〜2010年に在籍)したクリス・ステイプルトン。今年5月に発表したソロデビュー作がこれ。11月10日にビルボードの総合とカントリーの両チャートで1位。
 スティールドライバーズ時代から変わらぬソウルフルなシャウトスタイルのボーカルと、チャーリー・ダニエルズ・バンド“Was It 26”とジョージ・ジョーンズ“Tennessee Whiskey”のカバーを除いて、自身、そしてロニー・ボウマンやバリー・ベイルズ、ジェリー・サリーら、ブルーグラス系ソングライターとの共作がレパートリーを占めるシンプルでソウルフルなホンキートンク作品である。……ほかに、何をかいわんや、おめでとー!やったね、ケンタッキーのコールマイナーの息子!!
  ROU-37395 STEVE MARTIN & EDIE BRICKELL『So Familiar』CD(本体\2,450-)\2,646-

 米映画界の大スター、スティーブ・マーティンとポール・サイモンの妻でシンガーソングライターのイーディ・ブリッケル、ふたりのセレブが創るバンジョーのメロディに触発された最高にポップでルーツィな素晴らしい作品。気持ちいいポップ+バンジョー好きな方に大推薦!! ブルーグラス新入荷参照。
 ■映像モノ新入荷
  TIKI-9902 ERIC & SUZY THOMPSON DVD(本体\3,300-)\3,564-

Stop & Listen/Crowley Blues/Babe/Cheese Read Waltz/Chinquapin Hunting - Mike in the Wilderness/Aunt Caroline Dyer Blues/Wade's Blues/Boatsman/WSO Blues/Rainy Day/The Old-Time Waltz/Crapaud/Forrest Rag/Wayne Peery Waltz/Spring's All Muddy/Blues a Bebe/Kitty Puss/Podunk Toddle.

 すばらしいオールドタイムミュージシャンたちの上質のプロダクションでDVD映像を発表しつづけるオールドタイム「チキ」パーラーの最新作は大ベテラン、エリックとスージーのトンプソン夫妻である。50年超のキャリアでブルーグラスのフラットピッカーとして知られるエリックとともに、オールドタイムフィドルはもちろん、初期のブルースやケイジャンなど幅広いルーツ音楽を持つスージーとのバラエティに富んだ全18曲、フィドル、ギター、マンドリン、バンジョー、ケイジャンアコーディオンなどを駆使、アメリカンルーツ音楽の継承者として尊敬を集めるふたりの音楽をじっくりと鑑賞しましょう!
 エリック・トンプソンは、1964年にジェリー・ガルシアらとのブラックマウンテンボーイズをはじめ、デビッド・グリスマンらとのニューヨークランブラーズ、そしてチャールズリバーバレイボーイズの伝説的名盤『Beatle Country』への参加など、1960年代に最先端のフラットピッカーとして名を残したのち、1970年代以降はオールドタイムやケイジャンなどに傾倒、スージーとコンビを組んで様々な活躍をつづけている。一方のスージーは1975年、ベッシー・スミスやメンフィス・ミニーら、初期の女性ブルースに傾倒、そののち女性ばかりのエニイオールドタイムストリングバンドに参加、オールドタイムやケイジャンにも視野を広げ、1980年代のブルーフレームストリングバンドへの参加でエリックとコンビを組み始めたようだ。
 カリフォルニアという、ルーツ音楽の本場からは遠い地で、だからこそその本質と、同時にそのエッセンスの捉え方を心得た音楽を聴かせてくれる。本物のルーツ音楽継承者(20世紀のメディアの影響を受けないでいた)がいなくなった今日、エリックとスージーらをはじめとする素晴らしいミュージシャンたちが伝えるルーツ音楽は、決してフェイクではない、ホンモノの音楽だということを身をもって見せてくれる素晴らしい映像作品だ。
 ■教則モノ新入荷
  BOOK-MO101『 O'Connor Violin Method Book I and CD』(76PP BOOK+CD)(本体\7,000-)\7,560-受注後2ー3週で入荷予定

Boil 'em Cabbage Down (V1)/Boil 'em Cabbage Down (V2)/Boil 'em Cabbage Down (V3)/Beautiful Skies/Oh! Susanna/Buffalo Gals/Amazing Grace/Boil 'em Cabbage Down (V4)/Boil 'em Cabbage Down (V5)/When the Saints Go Marching In/Westward Journey/Bonaparte's Retreat/Old Joe Clark/Climbing the Mountain/Appalachia Waltz/Boogie Woogie/Golden Slippers/Boil 'em Cabbage Down (V6)/Boil 'em Cabbage Down (V7)/Johnny Has Gone for a Soldier/Sweet Betsy From Pike/Soldier's Joy/The World Turned Upside Down
 
 クラシック界にフィドル音楽を定着させた貢献は大きいマーク・オコーナーによるフィドル・メソッドのCD付教則本の第一集。
 第58回グラミー賞ノミネート
 [ブルーグラス部門ノミネート作品]
  RCSI-1129 RALPH STANLEY & FRIENDS『A Man of Constant Sorrow』CD(本体\2,950-)\3,186-

 レッド・ツェッペリンのロバート・プラントやエルビス・コステロほかとの共演で超話題作。そのほか、ギリアン・ウェルチ&デビッド・ロウリングス、カントリー界からはジョッシュ・ターナー、ダークス・ベントリー、リーアン・ウォーマック、超人気オールドタイムストリングバンドのオールド・クロウ・メディスン・ショー、そしてブルーグラスからはデル・マッカリー、リッキー・スキャッグス、ビンス・ギルらがラルフとコラボ。ジム・ローダデイルとバディ・ミラー(エミルー・ハリスで知られる)共同プロデュース。米国でも国内のレストランチェーン「クラッカーバレル」の店頭のみの限定発売という希少盤!お買い逃しのなきように……!!
  PC-1196 DALE ANN BRADLEY『Pocket Full of Keys』 CD(本体\2,450-) \2,646-

The Stranger/Till I Hear it from You/Pocket Full of Keys/Ain't it Funny/Rachel Pack Your Sunday Clothes/Hard Lesson Road/Talking to the Moon/Sweet Hour of Prayer/Soldiers, Lovers, and Dreamers/Sweetheart of the Pines/I'm So Afraid of Losing You Again/I'll Live on Somewhere全12曲

IBMAアワードの年間最優秀女性ボーカルを5度受賞しているデイル・アン・ブラッドレィ、古巣のパインキャッスルに戻って、彼女自身がプロデュースも担当する意欲作。
  COMP-4639 ROB ICKES TREY HENSLEY『Before the Sun Goes Down』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ハンク・ウィリアムズを思わせる正統ホンキートンクから超スーパーピッキンブルーグラスまでトレイ・ヘンスリーの強烈ギターとうまいボーカル、そしてブルーグラスドブロ第一人者のひとりロブ・アイクス、ふたりのコラボ作品。ギター、ドブロはもちろんフィドルも聴きどころ満載、ボーカルも素晴らしく、商業主義に毒されないカントリーファンにも楽しめる作品となっている。
  MH-1573 DOYLE LAWSON & QUICK-SILVER『In Session: 33 Strings +6 Pickers + 6 Voices = Reading, 'Riting & Rhythm』CD(本体\2,450-)\2,646-

 この驚くべき完成度の高いブルーグラス! 70年のブルーグラス史上、最強のアンサンブルを創ることに成功したドイル・ローソンの40作目最新作。そのタイトルも、まさに黒板に書かれたように「33の弦+6人のピッカー+6人の声=読み、書き、そしてリズム」。ブルーグラス、ひとつの究極!!強力お薦め!
  ROU-9180 STEELDRIVERS『Muscle Shoals Recordings』CD(本体\2,450-) \2,646-

Long Way Down/Drinkin' Alone/Ashes of Yesterday/Day Before Temptation/Here She Goes/California Chainshaw/Hangin' Around/Brother John/Six Feet Away/Too Much/River Runs Red.

 ナッシュビルと並んで南部音楽の重要な発信地であるアラバマ州「マスクルショールズ録音」ということをタイトルに冠したスティールドライバーズの最新作は、ニューヨークやボストンで更新される新しいブルーグラスサウンドに対して、南部であることをことさらに強調することによってあたらしいマーケットを開拓している。クラスターブラカーズのリチャード・ベイリー(bj)とブレント・トリット(md)にマイク・フレミング(bs)、アダム・ステッフィの元妻タミー・ロジャーズ(fd)、2010年に前任者クリス・ステイプルトンに代わって参加、ゲイリー・ニコルズ(gt)の5人組。
 [ベストフォーク部門ノミネート作品]
  PLECT-4476 NORMAN BLAKE『Wood, Wire & Words』CD(本体\2,450-)\2,646-

 マザー・メイベル・カーターとの出会いにはじまり、ジョニー・キャッシュやボブ・ディラン、ジョン・ハートフォードやニッティ・グリティ・ダート・バンドらの歴史的な録音に名を残してきたギタリストとして知られるノーマン・ブレイク。さらにはフィドルチューンの発掘とあたらしい表現を提案するフラットピッカーとして、またカーター・ファミリーなどの埋もれた名曲を現在に伝えるトラッドシンガーとして、その枯淡の境地にいるノーマンだが、本作は30年ぶりというオリジナル曲集。見事なフィンガーピッキンによるインスト“Savannah Rag”からフラットピッキンの“Cloverdale Plantation March”まで、3曲のラグと1曲のマーチ、8曲の歌モノ集。ビンテージ楽器のエキスパートとしても知られるノーマン、愛用の1928年製マーティン00-45をメインに、2曲で2004年製マーティン000-28B「ノーマン・ブレイク・シグネチャー」を使用したギタートーンもお楽しみ。アメリカン南部トラッド、ギターファンにはお薦めのノーマン、最新作。
  ROU-3626 BELA FLECK & ABIGAIL WASHBURN CD(本体\2,450-)\2,646-(歌詞付き)

 ムーンシャイナー2015年の1月号と2月号の連載「IBMA基調演説全訳」で吐露されたベラ・フレックのブルーグラス愛、そしてバンジョー愛に、ベラを見直された方も多いのではないでしょうか? 彼が妻のアビー・ウォッシュバーンと、「3.11」を念頭に創られ曲を含む全編バンジョーのみで、愛息ジュノのために愛情いっぱい込めて創られたフレック家の宝物のような、あらゆるジャンルを超えて音楽好きな人すべてに贈る素晴らしく嬉しい絶対のお勧め最新作品。
 [ベストアメリカーナ部門ノミネート作品]
  NONE546377 PUNCH BROTHERS『Phosphorescent Blues』CD(本体\2,450-)\2,646-

 今やメディアで、「世界最高のストリングバンド」という呼ばれ方をするパンチ・ブラザーズ、フルアルバムとしては4枚目(2006年衝撃作『How to Grow a Woman from the Ground』からは5枚目)になる最新作。1945年のブルーグラスボーイズとまったく同じ楽器編成で、マンドリン奏者がリーダーというのも同じ……、「燐光性のブルース」とタイトルされた本アルバム、最初から10分に及ぶ難解にして強烈な組曲“Familiarity”で惑わされるが、注意して聴くとそこに鳴り響くのは紛れもなくブルーグラス楽器の究極のトーンだ。トラッド1曲とドビュッシーとスクリャービンのクラシック2曲を除く全曲が、ビーチボーイズ風のポップな“I Blew It Off”を含むオリジナル。これがブル―グラスか?と聞かれたら、はっきりと答えよう、「そう、正真正銘のブルーグラスだ」って。
 [年間アルバム・オブ・ジ・イヤー(総合)ノミネート作品]
 [年間ベスト・カントリーアルバム部門ノミネート作品]
 [年間ベスト・カントリー・ソロ・パフォーマンスノミネート作品]
 [年間ベスト・カントリーソング部門ノミネート作品]
  UNI3757743 CHRIS STAPLETON『Traveller』CD(本体\1.980-)\2,139-

 今年5月に発表したソロデビュー作がCMA(カントリー音楽協会)アワードで快挙といわれる新人賞と最優秀男性ボーカル、そして最優秀アルバムという三冠を獲得、そして第58回グラミー賞の総合部門の最優秀アルバムに最終ノミネート。まさにアメリカンドリーム作品を創ったのはブルーグラスバンド、スティールドライバーズでデビュー(2008〜2010年に在籍)したクリス・ステイプルトン。11月10日にビルボードの総合とカントリーの両チャートで1位となったカントリー界の超話題作はソウルフルなホンキートンク作品。
 最近作/お勧め作、再入荷
 (すでに新入荷で紹介済の作品たちです)
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 (最新11月号、記事や特集などの話題作品です)
 【ムーンシャイナー12月号レビュー紹介作品】
  REB-1855 MARK KUYKENDALL, BOBBY HICKS & ASHEVILLE BLUEGRASS『Down Memory Lane』CD(本体\2,450-)\2,646-

 久々に見事なソリッドグラス、じつに気持ちのいいビル・クリフトンの“You Go to Your Church”、ディキシージェントルメン“Will You Wait For Me”など、カバー選曲も秀逸。マーク・カイケンダルとボビー・ヒックスが率いるアッシュビルブルーグラスのデビュー作。トラッドグラスファン必聴の大推薦作! 
  SC-1509 シャギーマウンテンボーイズ『50th Anniversary: 1965-2015』CD+DVD(本体\2,500-)\2,700-

 1965年結成、関西ブルーグラスの重鎮、シャギーマウンテンボーイズの50年を記念して、初期LPから1988年のグランドオールオープリ出演ライブまでの30曲がCDアルバムに、1977年の宝塚ブルーグラスフェスから2015年のフォートワースジャンボリーまでの15曲がDVDアルバムに収められた超すばらしい作品。まだブルーグラス奏法も不確かだった1960年代の勢いと雰囲気のすばらしいこと! とてもニューグラス世代には出せない愛がいっぱい詰まっている。レスター・フラットの雰囲気を持った家成靖明、そして後期にはのちに神戸でライブハウス「シャギー」を経営する筒見一夫(初期にバンジョーを担当)がボーカル、さまざまな時期のメンバーを率い、フラット&スクラッグス一筋にバンドを率いている高梨安弘……。何も言うことのない、すばらしい日本ブルーグラス史の大きな一ページである。
  MFR-151009 ALAN BIBEY & GRASSTOWNE『4』(本体\2,450-)\2,646-

 アダム・ステッフィーとともに現在マンドリンのトップランナーであるアラン・バイビー。ロン・スチュアート(fd,gt)の全面協力を得て、フロントマンとして初めて、グラスタウンとしては4作目にあたる最新アルバム。現在最高級のブルーグラスアンサンブルとともに、ブーンクリーク“I'm Country”、フラット&スクラッグス“You Can Feel It In Your Soul”、そして超スタンダード“Worried Man Blues”ほか、ロニー・ボウマン(リードボーカルでゲストする)とのオリジナルなど、現代ブルーグラスの粋を聴かせてくれる。
  MH-1625 FLATT LONESOME 『Runaway Train』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2014年IBMA年間最優秀新人に選ばれた新進気鋭のバンド、現在、もっとも注目される若手ブルーグラスのフラットロンサム、最新第3作。グラム・パーソンズとカントリーガゼットで知られる“Still Feeling Blue”ほか、IBMAアワードショウ出演で好評を得た“You're the One”など、ブルーグラスバンドとして充実した作品。
  PATUX-275 BILL RUNKLE『Lonely Tonight』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ビル・ランクル!?……そう、デル・マッカーリーの大名盤『High On A Mountain』(1973)のバンジョー奏者にしてデル名曲“I'm Lonely Tonight”を書いた人物。自身のバンド、スミスホロー(ラリー・コナーg、ジュディ・ウィンターズbs)を率いての最新、おそらくデビュー作。ゲストに若手フィドラー、パトリック・マカビニューとマンドリンのジェフ・キッド。そしてデルにつづくトラッドボイスの旗手といわれるダニー・ペイズリーが“I'm Lonely Tonight”で特別ゲスト。ラルフ・スタンレーの“Hard Times”、ドン・レノの“Green ...”ほどには崩さない“Black Mountain Hop”などのDチューニング曲などのほかオリジナル含めた10曲と歌もの3曲の全13曲。1970年代の雰囲気に包まれたスリーフィンガーバンジョー作品である。
 ■アパラチアンボイスの源流「1927年夏ブリストルセッション再訪」
  BCD-16094 V.A.『Bristol Sessions 1927-1928』CD5枚組+120頁ハードカバー本(本体\19,250-)\20,790-(受注後約2週間で入荷予定)

 ムーンシャイナー7月号から連載している2枚組CD『Orthophonic Joy』(本体\2,750-)解説部分の翻訳連載「アパラチアンボイスの源流〜1927年夏 ブリストルセッション再訪」は、20世紀初頭のアパラチアの生活や文化、そして人々の感覚を見事に伝えてくれるブリストルセッションにまつわる素晴らしい物語、作者はマーク・トウェイン博物館の事務局長シンディ・ラヴェル博士。本作はそんな物語を生んだブリストルセッションの全容を収めた凄い、究極の超豪華ボックスセット。
 オールドタイムやブルーグラス、そしてロカビリーからロックを含めた広義のカントリー音楽、そのビッグバンと位置付けられ、カーターファミリーやジミー・ロジャーズをはじめ、さまざまなアーティストが発掘された「ブリストルセッション」の第1回、1927年夏の12日間、19のアーティストによる76曲と、あまり知られていない超レアな翌1928年の録音と合わせて全124曲を完全収録。第54回グラミー賞で最優秀歴史アルバムと最優秀ライナーノーツのダブルノミネーションをした究極の超豪華ボックスセットである。その凄いLPサイズのハードカバー120頁の本とともに、居間にデーンと置きたいフォーク、ブルーグラス、カントリー、ロックに至るアメリカ南部白人系音楽のもっとも重要な歴史遺産である。
  SONY510135 V.A.『Orthophonic Joy: The 1927 Bristol Sessions Revisited』2CD(本体\2,750-)\2,970-

カーター・ファミリー、ジミー・ロジャースを輩出した『ブリストル・セッションズ』(1927年)をカントリーやポップ・シーンの有名スターが再演するという超話題盤。2014年にバージニアとテネシーの州境の町ブリストルに、スミソニアン財団の下” Birthplace of CountryMusic Museum”がオープンしたことを記念して企画されたコンピレーション。ブリストルが“カントリー・ミュージック生誕の地”として知られるきっかけとなった歴史的レコーディング『ブリストル・セッションズ』(1927年)を、現役で活躍するヴィンス・ギル、ドリー・パートン、マーティ・スチュワート、シェリル・クロウ、アシュリー・モンロー(ピストル・アニーズ)、ブラッド・ペイズリー等、錚々たるアーティストが再録音したコンピレーション。
 ■モンローズミュージックの軌跡
  BCD-15529 BILL MONROE "1959-1969" CD4枚組(本体\11,000-)\11,880-(受注後2−3週で入荷)

ビル・モンロー60年代全曲集。ビル・キース、デル・マッカリー、ピーター・ローワン、リチャード・グリーン、ローランド・ホワイト、バイロン・バーライン等々、フォーク・ブームを背景に、都会生まれの若者をメンバーに加えることで、モンロー自身が変化していった姿をとらえている。
  VAN-77006 V.A.『Bluegrass Breakdown』CD(本体\2,450-)\2,646-

1963年から66 年にかけて収録されたニューポート・フォーク・フェスの超貴重な音源のCD化だ。こちらは若きデビッド・グリスマンのニューヨーク・ランブラーズ、フランク・ウェイクフィールドの参加するグリーンブライアー・ボーイズ、父親ルーと登場するバイロン・バーライン、カーター存命中のスタンレー兄弟、ピーター・ローワンのいたビル・モンロー&ブルー・グラス・ボーイズ、そして歴史的なフィドラー、アーサー・スミスとクレイトン・マクミッチェンが2曲ずつ収められている。
  ROC-3276 BILL MONROE『Live 1964』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1964年8月録音というビル・モンロー(1911-1996)の貴重なドック・ワトソン(7曲)とブルーグラスボーイズ(20曲)とのライブ集。前衛パンクのような抑えがたい衝動に溢れたブルーグラスを率いるビルが、ドック・ワトソンという希有なアパラチアントラッドシンガーと出会ったことで自身のルーツを見直す結果となり、そのことがのちのモンロー伝説につながる一歩手前、1966年名盤LP『Bluegrass Time』に至る直前の、まだまだ粗削りなこの日の演奏の中にキラリと光る気高さへの序章を感じる。ブルーグラスの本質を知る大推薦!!
  SF-40064 BILL MONROE & DOC WATSON『Live Duet Recordings 1963-1980; Off the Record Vol.2』CD(本体\2,450-)\2,646-

- こんな録音が残っているって!!やっぱりレコード(記録)は偉大だ。生誕100年を迎えている「ブルーグラスの父」ビル・モンローがオールドタイム/フォークの大御所で88歳の米寿を祝うドック・ワトソンとモンロー・ブラザーズの再現をしてみせる!! ふたりがマンドリンvsギター・バトルを展開、そのラフな1音ずつに込められたスピリット、リズムに秘められた衝動、われわれが何故この音楽を愛し続けるのか、覇気に溢れたふたりの偉人が教えてくれる超貴重な全17曲。
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  BAS-2015 RUSSELL MOORE & IIIrd TYME OUT『It's About Tyme』CD(本体\2,450-)\2,646-

 現在、正統派ブルーグラスのトップグループのひとつ、ラッセル・ムーアとサードタイムアウト、素晴らしい最新作。IBMA最優秀男性ボーカルに最高の5度選出されラッセルのバックを固めるのは、スーパーピッカー、ウェイン・ベンソン(md)に、典型的な現代ブルーグラスフィドルを聴かせるジャスティン・ヘイズ(fd)、バランスの整ったキース・マッキンノン(bj)、ブレイク・ジョンソン(bs)。カーター・ファミリーの“Are You Tired of Me My Darling”やカントリージェントルメン“River Bottom”ほか、キース・ウィットリーやミッキー・ニューベーリー、ニッティグリティダートバンド、サム・クックのモータウンサウンドらのカバーと新曲、絶対に期待を裏切らない完璧なサウンドを聴かせる。
  ROU-36733 STEEP CANYON RANGERS『Radio』CD(本体\2,450-)\2,646-

人気コメディアンバンジョー奏者=スティーブ・マーチンとのコラボレーションで一躍、トップバンドの仲間入り、グラミー受賞の快挙、スティーブ・キャニオン・レンジャーズ、ジェリー・ダグラスのプロデュースによるラウンダー移籍後3作目。ノース・キャロライナの学生バンド上がりという風情から、多くのコンテンツを含んだカラフルでエネルギッシュなコンテンポラリー・ブルーグラス。サウンドにマッチしたパーカッションの使い方が功を奏して、ブルーグラスの可能性をま拡げた音造り。
 ■インスト最近作/お勧め作
  RB-2015 RON BLOCK『Hogan's House of Music』CD(本体\2,650-)\2,862-

Smartville/Hogan's House of Boogie/Wolves A-Howling/The Spotted Pony (featuring: Stuart Duncan, Alison Krauss, Adam Steffey)/Clinch Mountain Backstep/Gentle Annie (featuring Tim Crouch)/Mooney Flat Road (featuring: Stuart Duncan, Alison Krauss)/Mollie Catherine Carter/Seneca Square Dance (featuring: Sierra Hull)/Calico/You Are My Sunshine/Lonesome Road Blues/'65 Mustang Blues (featuring: Sam Bush, Jerry Douglas)/Brushy Fork of John's Creek/Carter's Creek Pike/Home Sweet Home全16曲

 アリソン・クラウス&ユニオン・ステーションのロン・ブロック、ソロ第4作にして初のバンジョー集! バンジョーの特性をロンなりに突き詰めた一曲目のオリジナルからスクラッグス丸コピーはもちろん、フォスターからジミー・マーティン、そして「埴生の宿」まで。考え抜かれたオリジナルと超有名スタンダードのアレンジがほぼ半々、そして登場するみんな凄い。ステュアート・ダンカンのえげつない凄さにティム・クロウチとアリソン・クラウスも存在感を示すフィドル群。いつ聴いてもハッピーになるサム・ブッシュ印にアダム・ステッフィとシエラ・ハルのマンドリン組。バリー・ベイルズ、バイロン・ハウス、マーク・フェインの完璧ベース団。ダン・ティミンスキ、クレイ・ヘスのギター、そしてジェリー・ググラスのひとりドブロ。曲によってリン・ウィリアムズのパーカッションが入る。11曲目からジミー・マーティンの『Big and Country Instrumentals』(1967)のJ.D.クロウ“You Are My Sunshine”、12曲目のフラット&スクラッグス『Foggy Mountain Banjo』の“Lonesome Road Blues”、そして最後の“Home Sweet Home”のコピーに、リスペクト以外のどんな意味があるのだろう? 全編、ブルーグラス楽器の楽しさに溢れた大秀作である。
  COMP-4658 ALISON BROWN『The Song of The Banjo』(Deluxe Edition)CD(本体\2,450-)\2,646-

とてもリリカルなプレイでバンジョーという楽器を別の次元まで引き上げた功労者の一人、アリソン・ブラウン、2009年以来の渾身のソロアルバム。ロブ・アイクスをフィーチャーしたオーリアンズのヒット曲"Dance With Me"、インディゴ・ガールズを迎えてマイケル・マーフィーの"Calorina In The Pines"、バートバカラックの"I'll Never Fall in Love Again"、シンディ・ローパーの"Time After Time"等々、耳に馴染み深い美しいメロディを極上のトーンのバンジョーで聞かせる。CDボーナストラックにはケブモを迎えてマービン・ゲイの"What's Going On"超お勧め!!
 ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
  CO-6001 V.A.『Legends of Old Time Music: 50 years of County Records』CD4枚組+LPサイズ28頁冊子(本体\9,000-)\9,720-

 1963年、オールドタイム音楽のSPレコードコレクターであった当時24歳のデビッド・フリーマンが立ち上げたレーベル、「カウンティ」はそののち、戦前のSPレコード復刻の500シリーズと、そして1965年からは新録音の700シリーズの二本立てで数々の名盤を生んできた。とくに1965年にはじまった700シリーズは、戦前のアパラチア音楽を継承した人々(“True-Vine”と形容される本流)が存命な間に録音された、アランとジョンのロマックス・コレクション(米国会図書館)同様、ブルーグラスとオールドタイムにとってはそれ以上に貴重なフィールドレコーディングである。そんな録音から、未発表30曲を含む全113曲をLPアルバムサイズのボックスセットに収めた、カウンティレコード50年を記念したデビッド・フリーマンの人生集大成力作、20世紀にわれわれとともに存在した真正オールドタイム音楽集である。
 新録音700シリーズでは、チャーリー・ファウロットとともに第一作目の701番『Clawhammer Banjo: Old Time Banjo and Fiddle Tunes』でウエイド・ウォードを再発掘、またフレッド・コッカラムやカイル・クリードという戦後のオールドタイム界の指針となる重鎮の初録音を、そののちのトミー・ジャレルの一連の録音とともに1970年代からはじまるオールドタイム・リバイバルに重要な役割を果たしている。
 ブルーグラスに関しても、702番ラリー・リチャードソン『Blue Ridge Bluegrass』を皮切りにナッシュビルのオープリスターらとは一線を画し、アパラチアのブルーリッジ地方に息づく本物(ある意味で)のブルーグラスを紹介。また703番ではベニー・トーマソンやバーノン・ソロモンほかによる『Texas Hoedown』、おそらくテキサス(コンテスト)・フィドルを初めて広く知らしめ、今日に至るもテキサスフィドルの大名盤として知られている。ブルーグラスではさらに、レッド・アレン(リチャード・グリーンの初録音となる704番やデビッド・グリスマン大活躍の710盤など)、705番にはバディ・ペンドルトンやソニー・ミラーなど、オールドタイムからブルーグラスへと移行するアパラチアフィドルをビビッドに捉えるなど、大手のレコード会社とはまったく異なった価値観で作品を発表、オールドタイムやブルーグラスがアパラチアで伝承されている「生」の様子を届けてくれた。
  20世紀、われわれの時代にアパラチアに実在した、しかし今ではなくなってしまった真正オールドタイムの極め付けコレクション。トミー・ジャレル、E.C.ボール、フレッド・コッカラム、クラーク・キッシンジャー、カイル・クリード、ウエイド・ウォード、ヒ―ラム・スタンパ―、ベントン・フリッペン、キャンプクリークボーイズほか、アパラチア音楽探求には絶好の素晴らしい豪華ボックスセットである。
  DTR-001 BRAD LEFTWICH & HOGWIRE STRINGBAND『Rascal Fair』CD(本体\2,450-)\2,646-

 古いラウンドピーク・スタイルのフィドルとバンジョーを現在に伝える導師、ブラッド・レフトウィッチのオールドタイム・ストリングバンド、ホッグワイアーのデビュー作。16曲中、歌物が11曲とフィドルチューンが5曲、ブラッドのフィドル、パートナーのリンダ・ヒギンボサムのバンジョーとバンジョーウクレレ、元パンクロッカーというジョエル・レンシュのリズムギター、そしてマリエル・アベルのベースで、オールドタイム・ストリングバンドの命でもあるダンサブルなリズムに乗って、タイトなハーモニーを聴かせる現代オールドタイムの秀作。ブラッドにはラウンドピーク・スタイルのフィドル教則『Old Time Fiddle Round Peak Style』Book+CD(MB-20485BD \3,996-)、とバンジョー教則『Round Peak Style Clawhammer Banjo』Book+CD(MB-96660BD \3,996-)がある。
 ■カントリー最近作/お勧め作
  ROU-3755 COX FAMILY『Gone Like the Cotton』CD(本体\2,450-)\2,646-

Good Imitation Of the Blues/Lost Without Your Love/Cash On the Barrellhead/Desire/In My Eyes/Good News/Let It Roll/I'm Not So Far Away/Honky Tonk Blues/Too Far Gone/I'll Get Over You/Gone Like The Cotton.

 1998年、アリソン・クラウスがプロデュース、ゲイリー・パチョーザがエンジニアとして始まったプロジェクトが、メジャーレーベルの契約問題でお蔵入りという、よくある話が突然!なななんと!17年ぶりに復活、完成にこぎつけたというイワク!?作品。契約問題が解消したとき、アリソンが飛びついたというほどの思い入れがあったようだ。それだけ非常に完成度が高いすばらしい秀作だが、サウンドはブルーグラスではなく、趣味のいいエレキも登場する耳に優しいアコースティックカントリー系。1993年、ラウンダーから発表した『Everybody's Reaching Out For Someone』、そして翌94年にアリソン・クラウスを迎えて発表した『I Know Who Holds Tomorrow』がグラミー賞最優秀サザンゴスペル作品を受賞、2000年の映画『オーブラザー!』のサントラにも参加、本作はブルーグラス伝統を持った素晴らしくデリケートなファミリーバンドが創り上げた極上のカントリー作品である。
 ■お勧め発掘・編集最近作/お勧め作
  BACM-475 V.A.『Kentucky Round-Up』CD(本体\2,450-)\2,646-

Clock On The Mantle/Greenlight In My Heart (Don Epperson & His Kentuckians)/I Want You/Empty Seat In A Bar Room Booth/Someday You'll Know/Tag Waltz (Gene Stewart)/Loves Commandments/Have A Little Talk With Your Heart/The Road To Your Heart/The Story Of Jimmy Osborne (Bob Rourk)/All The Answers/Notice Me/Ogee, Ome Omy/Tooten, Tellum/Alimony/In And Out Of Love/A Sinful Soul (Ginger Callahan)/I Long To Hear Hank Sing The Blues/Here Kitty Kitty (Jimmy Murphy)/Hog Pen Hop (Cliff Gross & His Texans)/Darby's Ram/Cane Break Blues/Jordan Am A Hard Road To Travel/Everly Rag (Merle Travis)/Wildwood Flower (Asher Sizemore)/A Little Fella Like Me/Don't Fetch (Ketch) It (Kentucky Boys aka Turner Brothers).

 イギリスのマニアックなレーベル、英国カントリー音楽アーカイブ(BACM)の最新作はケンタッキー出身ほぼの無名なシンガーたち集。ロカビリーとシナトラなどのポップがトレンドだった1950年代後半から1960年代初頭の時代、「テネシーワルツ」の作者のひとり、レッド・スチュワートの弟ジーン・スチュワートや女性シンガー、ブルーグラスを少し取り入れたジンジャー・キャラハン(フィドルはベニー・マーティン)、のちに初期のシュガーヒルからアルバムを発表するジミー・マーフィは“I Long To Hear Hank Sing the Blues”で、この時代から故ハンク・ウィリアムズへの憧憬がはじまっている。またあのマール・トラビスのアルバム『Walkin' the Strings』(1960、録音は主に40年代のもの)から4曲が収められている。
 ■映像ものお勧め作
 [ムーンシャイナー誌対訳記事連載開始!!]
  CFRC-GTBC 『Grassroots to Bluegrass Collection』10 DVD SET(本体\18,375-)\19,845-再入荷

 いよいよムーンシャイナー誌で対訳が始まる、カントリー・ファミリー・リユニオンの人気シリーズの1999年に発表された第一世代のブルーグラス・レジェンズが勢ぞろいした見応えたっぷりのDVD10枚組み映像作品です。マック・ワイズマンをホスト役にジョン・ハートフォード("Gentle On My Mind"他)、オズボーン・ブラザーズ(往年のメンバー、ロニー・レノを迎えての"Rocky Top""Kentucky"は圧巻)、マック・ワイズマン&ボビー・オズボーン"Bluebirds Are Singing"、フラット&スクラッグスの草創期のメンバー=J.シューメイトによる"We'll Meet Again"、カーター・ファミリーの末裔=ジャネットによる"Weeping Willow"、エディ&マーサ・アドコック"Gold Watch & Chain"、ビル・クリフトン"Give Me The Roses While I Live""White Washed Chimney、ジム&ジェシー"Are You Missing Me"、デル・マッカリー"High On A Mountain"他、メルビン・ゴーインズ、ルイス・ファミリー、J.D.クロウ、ドイル・ローソン、ケニー・ベイカー、ラモナ・ジョーンズ、パッツィ・ストーンマン、リロイ・トロイ、ブラザー・オズワルド等豪華な顔ぶれ。暫く毎月、ムーンシャイナー誌片手にお楽しみいただけます。
  PC-110D V.A.『Bluegrass Jamboree』DVD(本体\2,450-)\2,646-(48分)

 パインキャッスル・レコード所属アーティストの映像18曲集。1950年代の伝説のクーン・クリーク・ガールズの貴重な映像からデイル・アン・ブラッドリー(g) やディーニー・リチャードソン(bj)、パム・ペリー(dbj) を擁したニュー・クーン・クリーク・ガールズ、レノ&スマイリーの貴重な"I'm Using My Bible for a Roadmap"から、ドン・レノの遺児3人のレノ・ブラザーズ、1980年代と思われるチャビー・ワイズの貴重な2曲 "Lee Highway Blues"ともちろん"Orange Blossom Special"のフェス映像、ビック・ジョーダン(bj)とジム・ブロック(f)を擁した70年代のジム&ジェシー "Freight Train"、グラスカルズのクリスティン・スコット嬢の初々しくもシュアな ピッキンで"Rain Please Go Away"を含む3曲、10代のジョッシュ・ ウィリアムズ(m)を擁したスペシャル・コンセンサス"Listening to the Rain"を含む3曲、そしてオズボーン・ブラザーズのステージから故ジーン・ウートン のドブロ"Foggy Mountain Rock"と若いテリー・エルドレッジの"One Tear"からオズボーンがヒット曲"Fastest Grass Alive"と"Rocky Top"でしめるオムニバス映像集。
 楽器関連作品
 (楽器奏法や教則など、さまざまなご相談に関してはミュージシャン歴豊富なスタッフがアドバイス、また楽器につきましても、本体やパーツ/アクセサリーなど、ビンテージを含めて各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
 ■ギター
  DREAD-1401 DAVID GRIER『Fly on the Wall』CD(本体\2,450-) \2,646-

 最もイノベーティブでクリエイティブなフラットピッカー、デビッド・グリア(g)の最新作。1998年録音、ダーク・パウエル(bj)、ジェームス・レバ(f)が参加。フィドル・チューンのグループをそのままギターで表現、クラレンス・ホワイト直系の複雑なシンコペーションによるクロスピッキングを駆使した"Golden Slipper"、コードの響きが美しいオリジナル"Sometime Next Summer"、変則チューニングによるボーナス曲"Salt Creek"といったソロ・ギターによるパフォーマンスも聞き物。
  LD-9709 RICK RUSKIN『Once Upon a Time』CD(本体CD\2,750-)\2,970-

Georgia On My Mind/California Girls/Good Vibrations/Sweet Georgia Brown/Here, There & Everywhere/Temptation Rag/Here Comes the Sun 他全20曲

 フィンガーピッキン・ギタリスト、リック・ラスキンが2002年に発表したソロ・ギター作品(数曲で ルイス・ロスとのギター・デュオあり)。これまでのアルバム6枚から選んだトラッドからガーシュイン やジャズ・スタンダード、ビーチ・ボーイズやビートルズ、イーグルス曲、そしてオリジナルなどバラエ ティーに富んだ楽しい全20曲集。2曲のオリジナル曲"Lost in the Desert"と"Repeat After Me"のタブ譜がオマケで付いている。
 ■バンジョー
  CR-022 NICK HORNBUCKLE『12X2 (+/-1)』CD(本体\2,450-)\2,646-

Cumberland Gap (feat. John Reischman)/Virginia Reel (feat. Miriam Sonstenes)/Bell's March (feat. Miriam Sonstenes)/Ninety Degrees (feat. John Reischman)/Yell in the Shoats (feat. John Reischman)/Sail Away Ladies (feat. Miriam Sonstenes & Emma Beaton)/Too Young to Marry (feat. Miriam Sonstenes)/Geese Honking (feat. Miriam Sonstenes & Emma Beaton)/Julianne Johnson (feat. Shanti Bremer)/Lost Girl (feat. Marisha Devoin)/Sal's Got Mud Between Her Toes/Cold Frosty Morning.

 ジョン・ライシュマンのジェイバードのバンジョー奏者、ニック・ホーンバックルの素晴らしくオリジナリティに溢れたツーフィンガーバンジョー集。アールがセットしたブルーグラスでも、ベラが提唱したジャズフュージョンでも、アダムの新世代クロウハンマーでもない、非常にリリカルなアパラチアのケルト系DNAに基づくトラッドな発想で5弦バンジョーの新しいバンジョー世界を聴かせてくれる秀作である。
 多くのバンジョーピッカーが気付いているだろう変則チューニングの効果も素晴らしく作用して幻想的な音世界を創出する。もとはバリバリのロッカーというニック、ツーフィンガーという、ほぼ廃れていたバンジョー奏法と、チェロを含む現代オールドタイマーたちの素晴らしいバックアップを得た5弦バンジョー秀作である。チョーおススメ!!
 ■マンドリン
  RCSI-1082 JOE WALSH 『Sweet Loam』CD(本体\2,450-)\2,646-

Ain't No One Like You / Solly's Little Favorite/Wolfcat Breakdown/Mole in the Ground/Emily's Welcome to Portland/I Shall Be Released/Bob's Bucket/Early/Hold Whatcha Got/Sunday Morning Reel/I Remembered When I Knew/Oh, Babe it Ain't No Lie
全11曲

 バークリー音大初のマンドリン専攻として故ジョン・ミゲーンの薫陶を受け、卒業後はギブソン・ブラザーズのメンバーとして活動後、現在はダロル・アンガー、グラント・ゴーディ等とのミスターサンて゜活躍するジョー・ウォルシュ、2011年リリースのソロ作。ダロル・アンガ―(f)を共同プロデューサーに迎えてギブソン・ブラザーズ、ダロルが率いるリパブリック・オブ・ストリングスをゲストにニュー・アコースティクに加えて、ティム・オブライエンにも通じるバーサタイルなボーカルも披露。オールド・タイム調のメロディを巧く活かした唄とマンドリンとストリングスの絡みが美しいグレッグ・ブラウン作"Ain't No One Like You〜"、サム・ブッシュ同様に素早い指捌きでクリアーなトーンを産み出す"Wolfcat Breakdown"他オリジナル曲、古いトラッド曲に美しいコードを施した"Mole In The Ground"、レイドバックした雰囲気が絶妙のディラン"I Shall Be Released" 、ギブソン・ブラザーズが2曲、エリザベス・コットン"Oh,Baby It Ain't No Lie"等、ルーツ音楽にも造詣の深いところを示している。
 ■フィドル
  PATUX-208 TIM MARTIN『Bluegrass Fiddle』CD(本体\2,450-)\2,646-

Arthur'S March/Tune For Leonard/ Lights Along The Riverside/Popsicle Polka/Tackett Branch/R.P.'S Run/Green'S Creek/J.C.'S Hornpipe/Mush Melon/Nettle'S Ridge/Amanda Ann'S Hornpipe/Tight Squeeze/Viscosity Breakdown/Stickleyville Stomp/Thelma'S Waltz/Prilliman'S Switch全16曲

素晴らしいトラッド・グラスの新作を次々に発表するメリーランドのパタクセントから出た、めちゃシビアなブルーグラス・フィドル作品集。1958年ロアノーク生まれで7歳からフィドルを始めてリッチ・イン・トラディション等で素晴らしいプレイを聞かせたティム・マーチンのオリジナル16曲を元ジョンソン・マウンテン・ボーイズのデビッド・マクラフリン(m)、マーシャル・ウィルボーン(bs)、ジェレミー・スティーブンス(g)、ジェシー・ベイカー(bj)という、このレーベルのおなじみのメンバーががっちりサポート。バラエティに富んだ曲調で個性的なオリジナル曲が聴き物。
 お勧めクリスマス作品
 数が少ないものもあります。売切れごめん!!
  CR-023 JOHN REISCHMAN & THE JAYBIRDS『On A Winter's Night』CD(本体\2,450-) \2,646-

I Heard From Heaven Today/Breaking Up Christmas/Oh Mary, Where Is Your Baby/Oh, Watch The Stars/Christmas Eve/Joseph And Mary (The Cherry Tree Carol)/A Roving On A Winter'S Night/Shine Like A Star In The Morning全8曲

 名マンドリン・プレイヤー、ジョン・ライシュマンをリーダーとして西海岸ブルーグラスのトップ・ミュージシャンによるジェイバーズ、2014年リリースのクリスマス・アルバム。トリシャ・ギャグノン(bs)のボーカルによる古いスピリチュアル・ソング"I Heard From Heaven Today"に続いてグレッグ・スパッツ(f)をフィーチャーしたフィドル・チューン"Breaking Up Christmas"、ライシュマンの卓越したトーンとホーンバックルのメロディク・プレイが素晴らしい"Christmas Eve"、ジム・ニュナリーによるドック・ワトソンで知られる"A Roving On A Winter'S Night"等々。
  THR-4121 CLAIRE LYNCH BAND『Holiday!』CD(本体\2,450-) \2,646-

クレア・リンチの201年発売のクリスマス・アルバム。初のバンド名義らしく各メンバーの技量の凄さもきっちりとフィーチャーしている。幅広いジャンルからのクリスマス・ソングに加えてインストも充実。
  HMG-1010 DONNA ULISSE『All the Way to Bethlehem』CD(本体\2,450-)\2,646-

 女性ブルーグラス・シンガー/ソングライターとして確実なキャリアを重ねるドナ・ユリッシー、イエス・キリスト誕生にまつわる物語を、共作も含めた全曲オリジナルで仕上げた力作。いつものようにキース・ソウェル(g,bj)を軸に、アンディ・レフトウィッチ(f,m)、ロブ・アイクス(d)、ビクター・クラウス(bs)らにジョン・モックのティンウィッスルなどアイリッシュ風味を効かせたアパラチアン・ケルト系サウンドといった落ち着いたアコースティック・アンサンブルで、癖のないキュートなボーカルを聴かせる。
  FRC-639 RALPH STANLEY『Christmas Time』CD(本体\2,750-)\2970-

1993年に発表されたラルフのクリスマス企画物。若くして絶大な信頼を得たアーニー・サッカーをリード・ボーカルに、カーリー・レイ・クラインとアート・スタンパーのフィドル、ジャック・クックのベース、ジュニア・ブランケンシップのリードギター。廃盤、売り切れゴメン!
  KOCH-2021 JERRY DOUGLAS『Jerry Christmas』CD(本体\2,450-)\2,646-

First Noel/God Rest Ye Merry Gentlemen/Santa Claus Is Coming to Town/Maui Christmas 他全12曲

 ドブロというスライド・ギターを、まったく別次元の楽器にまで高めたジェリー・ダグラスの最新作はクリスマス集。自身のバンド・メンバー、ルーク・ブラ(f)、ガスリー・トラップ(g,m)、トッド・パークス(bs)を核に、モーラ・オコンネルのボーカルをゲストに迎え、クリスマスという神聖で心落ち着くテーマの中、ドブロという楽器の特性を生かして、メロディアスでロマンティックな響きに、ブルーグラス・ソウルのインパクトを秘めたトーンが見事だ。
  SH-3855 V.A.『Tinsel Tunes』CD(本体\2,450-)\2,646-

 バック・オウエンズのカントリー名曲"Blue Christmas Lights"をクリス・ヒルマン&ハーブ・ペダーソンがベイカーズフィールド・カン トリーで演じれば、サム・ブッシュがダレル・スコットとビクター・クラウスのトリオでクリス マス・スタンダード"Sleigh Ride"を絶妙のアレンジで聴かせ、モーリー・オブライエンとジェ リー・ダグラスが2人だけでトラッドなクリスマス・キャロルを、そしてNBBやキャシー・キャ リックやローレル・キャニオン等々のブルーグラス・クリスマス(LRBは珍しいカントリーで …)、そしてクリス・シーリのキャロルやサイコグラスの"Silent Night"のインプロバイズ・バージョン、ブラザー・ボーイズのお洒落なブラ サー・デュオ、チェサピークのスウィング、そしてテキサス・フォーク等々、シュガー・ヒル・ レコードの多様な音楽を結集したオリジナル・クリスマス集。
 楽器、その他……
 (スタッフは全員、バリバリピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください)
 エリオット・カポ
  GR-PBE 『ELLIOTT ELITE CAPOS 44.5MM NUT WIDTH』(本体\36,800-)\39,744-

マッキーニーのノウハウを引継いだカポタストの最高峰、エリオットのギターカポ。機能美を追求したシンプルかつスリムで軽量、チューニングの狂いが少ないのが特徴。ワンタッチで装着できるプッシュ式。マーチンのビンテージ仕様対応のモデルです。その他、詳細はご相談ください。(受注後、約二週間で入荷予定)
ヒューバー・バンジョーストラップ
HU-STP54BKレザーストラップ 54"( ≒ 137cm) ブラック(本体\11,000-)\11,880-
HU-STP54BRレザーストラップ 54"( ≒ 137cm) ブラウン(本体\11,000-)\11,880-
HU-STP60BKレザーストラップ 60"( ≒ 152cm) ブラック(本体\11,000-)\11,880-
HU-STP60BRレザーストラップ 60"( ≒ 152cm) ブラウン(本体\11,000-)\11,880-

金属を一切使っていないストラップでバンジョーへのダメージに配慮しています。
 
●漸く国内のブルーグラッサーにも浸透して来た、軽くてヘビーデューティーなHOSCOオリジナルA.A.A.バッグ Mountain Trail Series 。機能美を追求したシンプルなデザインが魅力です。
AC-250BE Mountain Trail Series オープンバックバンジョー用 ベージュ(本体8,000-)\8,640-
このたび新たにオープンバックバンジョーが新登場、他にネイビーとバーガンディのカラーバリエーション。
内寸 : 93 x 30 x 9cm, 1.3kg
AC-180BE Mountain Trail Series ミニギター用 ベージュ(本体\7,000-)\7,560-
有りそうで無かったミニギター用のギグバック゜。キャンプのお供や気楽な集まりで重宝するミニサイズのギターもこれで持ち運びに便利になります。ネイビーとバーガンディのカラーバリエーション。
内寸 : 91 x 35 x 9cm, 1.3kg
その他、ギター、バンジョー、リゾネイター付きバンジョーも好評発売中。
   
  LD-25 LEVINSON GUITAR MISSOURI S.MAHO(本体\119,000-)\128,520-

 スイス人ギター・製作家ゲイリー・レベンソンのデザイン&監修によるドレッドート・サイズ(マーチンD-18に近いスペック)のアコースティック・ギター。スブルース・トップ、サペリマホガニーのサイド&バック、ローズウッド指板。650mm/25.6"スケール。レスポンスの早い甘めの良く通るサウンド、フラットピッキングによるリード・プレイやブルーグラス・バンドの中に入っても埋もれないリズム・プレイにも適応しています。トップ材の削り方に工夫を凝らして開放を使ったロウ・ポジションからハイ・ポジションまでバランスよく鳴るのが最大の特徴です。上品な仕上がりで、2台目用として又、初心者の方もこのクラスの楽器から始められたら長く使えるし上達も早いように思います。小ぶり(マーチン000サイズに近い)もお勧めです。お問い合わせください。
 ■教則もの/ソングブックお勧め
  また、教則モノに関しては演奏レベル/ニーズに応じて、ご相談ください。また、スタッフは全員、バリバリ!?ピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください
 輸入雑誌
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  BNL-15/11 2015年11月号\950-

 ラウンドピーク・クロウハンマーの教則本等で知られるブラッド・レフトウィッチのケン・パールマンによるインタビューとタブ"Jack of Diamond""Tumblin' Gap"、アイルランドのバンジョー奏者=イアン・カーマイケルによるタブ"Trampolinees""The Steamboat Hornpipe"、スクラッグス・スタイルのコーナーでは2002年のジャム・セッションの音源から"Campton Races"、ノーザン・バンジョー・イクスポージャーではフィンランドのアコーディオン・ポルカ曲"Karjaran Poikia"をクロウハンマーにアレンジ、ビギナーズ・コーナーはクリスマス・ゾング"Here Comes Santa Claus"、トム・アダムスのハイ・ポジョンの使い方を教示するコーナーでは"Long Journey Home"、ジャネット・デイビスのバックアップのコーナーでは"Poppy Leaf"を課題曲にメロディック・クロウハンマーとメロディック・スリー・フィンガーの対比他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/10 2015年10月号\950-

 ノース・キャロライナの革新的なバンジョー奏者=レックス・マギーのライアン・カバナーによるインタビューとタブ"Jessie's Jamcakes"、スクラッグス・スタイルによるフィドル・チューンのタブ"Tennessee Mountain Fox Chase"、スティーブ・マーチン・アワードを獲得したダニー・バーンズのインタビュー(再掲)、チャーリー・クシュマンとジョニー・ウォーレンの『Purely Instrumental』より"Back To Foggy Mountain"(タブbyビル・エバンス)、トム・アダムスのアレンジによるギリアン・ウェルチ"Tear My Stillhouse Down"、オールドタイム・ウェイでは若手ブラッド・コロドナーのインタビューとタブ"Two O'clock in the Morning"と"Last Chance"、トミー・ジャレルのスタイルのタブ"Poor Ellen Smith"他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/09 2015年9月号\950-

 ボストン・ベースのロンリーハート・ストリングバンドのゲイブ・ハースフィールドのアイラ・ギトリンによるインタビューとタプ"Big Bruce"、ビギナーズ・コーナー"Lazy Creek"、トム・アダムスのコーナーはタブ"Peacock Rag"、ケン・パールマンのメロディック・クロウハンマーでは"Sail Away Ladies"、アール・スクラッグスのコーナーでは99年のジョン・ハートフォードとのジャムの音源からワルツ・テンポのタブ"Short Life of Trouble"。楽器のレビューではゴールドトーン社の10弦バンジョー他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/08 2015年8月号\950-

 フィドル・スタイル・バンジョーのマスターとして知られるキャロル・ベストのトニー・トリシュカによるインタビューとタブ"Cripple Creek""Fire On TheMountain""Arkansas Traveler""Staten Island Hornpipe"、ケン・パールマンのメロディック・クロウハンマーではメロティを弾くときに5弦の使い方を教示、タブは"Molly Hare"、ジョン・デンバーの作品をブルーグラスでアレンジした作品をリリースしたスペシャル・コンセンサスのグレッグ・ケーヒルは同アルバムから"Eagles and Heroes"、アンドリュー・グリーンによるブギウギ5ストリング、トム・アダムスのコーナーはタブ"Scotland The Brave"他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/07 2015年7月号 \864-

ミッシングリンクと題して進化の中で取り残された楽器、ゴールドトーン社べラ・フレック・モデルのバリトン・バンジョーの紹介とインタビューと"Railroad"のタブ譜、トム・アダムスのコーナー"Careless Love"、バック・アップ。バンジョーは『Patuxent Banjo Prolect』(patux-250)からマイク・マンフォードによる"Hot Burrito Breakdown"、初心者コーナーはコード・チェンジの時に有効なフレーズ集、オールドタイム"Johnny Walk Along With Your Paper Collar On"他、アメリカ独立記念日に因んで"The Star Spangled Banner"
  BNL-15/06 2015年6月号 \864-

ソロ・デビュー作が好評なロビー・マッカリー、グレッグ・ケーヒルによるインタビュー、tabはラリー・パーキンス作でロビーのソロにも収められている"Northwest Passage""Sugar Creek"。アール・スクラッグス・コーナーではアールがブルーグラスボーイズ在籍時のビル・モンローのスポンサー、ウォーライトのテーマとして使われていた"Camptown Races"、トム・アダムスによるTAB"Down Yonder"、人気タレント・オーディション番組「アメリカン・アイドル」に登場した女性バンジョー奏者エレン・ピーターセン、メロディク・クロウハンマー、インプロビゼーション他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/05 2015年5月号 \864-

トム・アダムスのコーナーでは通常は他の楽器でキックオフされる曲のバンジョー・イントロTABで"Back To The Cross""I Still Miss Someone""Dim Light,Thick Smoke"、イースタン・ケンタッキーのジム・リード"Devil's Dream"Maple Blossom"他、メロディクを上手く取り入れたスリー・フィンガー・スタイル、ケン・パールマンによるメロディック・クロウハンマー、「バンジョー製作の新技術」と題してチェコのプルカを紹介。左利きのクロウハンマー奏者ニール・ジェームス他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/04 2015年4月号 \864-

ニューイングラントのベテラン、ノーザンライツのメンバーとして又、バンジョー・キャンプ・ノースのディレクターとしても活躍するマイク・クロップ、マーク・ホロウイッツによるインタビューでTABは古いフィドル・チューン"Cricket On The Hearth"他、アールズ・ウェイのTABはカーネギーホールの"I Wonder Where You Are Tonight"、初心者コーナー"Solder's Joy"、オールドタイム・ウェイではデビッド・ウィンストンのインタビューとTAB、バンジョー製作家ティム・ガードナーによるシダーマウンテンバンジョー、トム・アダムス"Faded Love"他、バンジョー情報満載の32頁。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  BU-15/12 最新2015年12月号 \1,080-

 10月23日に75歳で亡くなったビル・キース追悼、2015年IBMAワールド・オブ・ブルーグラス週間、ブルーグラスを演奏して68年、益々、血気盛んなジェシー・マクレイノルズ、一人芝居"A Life of Stanley Brotjers"でカーター・スタンレーを演じるゲイリー・リード、ルーツミュージックを発展させるスーパーユニット、ミスターサン等。
  BU-15/11 2015年11月号 \1,080-

 70年代後半から革新的なブルーグラス・バンドとしてコロラドから登場、今や伝説となったホットライズ、可憐なハーモニーで日本でも注目されたチャーチ・シスターズ、セルダムシーンの1985年初来日ツアーの追想、ロンダ・ビンセント&レイジのバンジョー奏者=アーロン・マクダリス、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/10 2015年10月号 \1,080-

 結成40周年を迎えたグレッグ・ケイヒル率いるイリノイ・ベースのスペシャル・コンセンサス、2014年IBMA年間最優秀新人に選ばれた新進気鋭=フラット・ロンサム、オルソフォニック・ジョイ;1927年夏ブリストルセッション再訪、2016年タレント名鑑、イギリス新進気鋭フラッツ&シャープス、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/09 2015年9月号 \1,080-

 デビューから40年を迎えるマンドリン&テナー・シンガー=ラリー・スティーブンソンがカバーストーリー、ニューヨーク市立博物館で開催中の『フォーク・シティ:ニューヨークとフォーク・ミュージック・リバイバル』展からブルーグラスとオールドタイムに関する展示を紹介、J.D.クロウ&ニュー・サウスの大名盤ROUNDER0044の大特集、J.D.クロウの1995年の作品『Flashback』等。
  BU-15/08 2015年8月号 \1,080-

 最新作『Pocket Full of Keys』(PC-1196)をリリースしたばかりのデイル・アン・ブラッドレィがカバーストーリー、初のリーダーバンドを率いて活動するスティーブ・ガリー、全米ネットのTV番組レイト・ショーのホスト役を勇退、ブルーグラスの理解者として又、スティーブ・マーチンとの親交で知られるデビッド・レターマン、ボブ・ペイズリー&サザングラスのフィドラーとして知られるリロイ・ムンマ、米国ブルーグラス情報満載の56頁。
  BU-15/07 2015年7月号 \1,080-

 最後に立つ男として伝統を継承し続けるノーマン・ブレイクがカバーストーリー、ムーンシャイナー誌でも大特集を組んだベッキー・ブラー、ジェームス・キングのサイドメンとして活躍したケビン・プレーター(m)の新バンド、フォギー・マウンテン・ボーイズのベーシスト=ジェイク・ターロックの古い写真満載の特集、"Rutland Reel"で知られるジョージア・スリム・ラトランドのスタイルを伝承するヘンリー・ラトランド、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/06 2015年6月号 \1,080-

 カバー・ストーリーはブラザーデュオとアーリー・ブルーグラスの名曲満載の最新作「Brotherhood」が好評のギブソン・ブラザーズ、フラットピックで弾くドブロ・プレイヤーとして又、楽器製作家として知られるタット・テイラー追悼、新進気鋭のブルーマフィア。共に90歳を迎えたマック・ワイズマンとマック・マーチン、女性フィドラー&インストラクターとしても知られるメーガン・リンチ、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/05 2015年5月号 \1,080-

 シンガー&ソングライター、ギター・プレイヤーとして又、ラジオのブルーグラス・プログラムのDJとしても活躍中クリス・ジョーンズとナイト・ドライバーズ、「面白い人、ブルーグラスに関しては真面目」と題してカバーストーリー。メリッサ・アームストロングという素晴らしい女性ボーカルを擁するデトゥア、ソングライターとしても才能を発揮するドナ・ユリシー、元クリンチ・マウンテン・ボーイズのサミー・アドキンス、 米国ブルーグラス情報満載の60頁。
 ■オールドタイム・ヘラルド誌
  米国産アメリカンルーツ/オールドタイム音楽専門誌。アメリカ伝統音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
  OTH-1402 最新第14巻2号 \1,296-

バージニアとテネシーの州境ブリストルに出来たカントリー音楽生誕地博物館特集記事、オハイオ州シンシナティ在住の楽器製作家マーク・ワード、フロリダ州ジャクソンビル在住でクラシック経験もあるホローロックストリングバンドのフィドラー=アラン・ジャブへインタビュー、ダン・マーゴーリーズによるまだまだ聞かれていないSP音源紹介、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.13他、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1401 第14巻1号 \1,296-

 フォーク・リバイバルの時代にエレクトラ社から1964年にリリースされた4枚組LPによるコンピレーション『The Folk Box』の紹介、ジーン・リッチー(1922年12月8日−2015年6月1日)の追悼記事、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.12」、ファジー・マウンテン・ストリング・バンドやレッドクレイ・ランブラーズのメンバーとして活動してきたビル・ヒックスのインタビュー他、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1312 第13巻12号 \1,296-

 マイク・シーガーによるコンピレーション『Close To Home』で紹介されていたバージニア州スコット・カウンティのオールドタイム・ミュージシャン、スコット・ボートライトがカバー・ストーリー。2015年フェスティバル・キャンプ・ガイド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.11」などの特集のほか、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1311 第13巻11号 \1,296-

 ブラッド・レフトウィッチによるインディアン居留地のフィドラー、トム・フラーの時代と人生物語り、カナダ・トロントのオールドタイムシーンを支えるバンジョー奏者クリス・コールのインタビュー、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.10」などの特集のほか、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
 月刊『ムーンシャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、音楽の真髄を探求する月刊誌。
■定期購読:1年¥6,300-半年¥3,450-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
■バックナンバー:各¥540-
 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
  MS-3302 最新2015年12月号 (通巻386号)\540-
1945 年12 月8 日、70 年前のこの日、ブルーグラスが生まれた!、祝グランドオールオープリ90 周年「アメリカンエンターテイメント物語#2」、アパラチアン ボイスの源流「オルソフォニックジョイ、1927 年夏 ブリストル セッション再訪」E最終回、モンローズミュージックの軌跡E「Blue Grass Time」、「I'm With Her」写真リポート、「アメリカンエンターテイメント物語#3:野外フェスとバーンダンス」、レイジン(Raigin')青草物語、大阪・石橋「アビリーンの思い出」、日本ブルーグラス年表#94「1984 年」、学生ブルーグラスプロファイル「横浜国立大学:小寺拓実」、アメリカ音楽史概論#67「続、ヒルビリー」、成田勝浩のロンサム・エアポート百二十八話「卒業旅行(その2)」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3301 2015年11月号 (通巻385号)\540-

祝シャギーマウンテンボーイズ50 周年、第26 回 IBMA アワードショウ2015、パートナーシップシティ鎌倉とナッシュヴィル「Roots Music 2015」リポート、祝グランドオールオープリ90 周年「アメリカンエンターテイメント物語#1」、モンローズミュージックの軌跡D「Mr. Blue Grass」とフォークリバイバル、アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」D、New Look, New Sound #1「フラット ロンサム」、日本ブルーグラス年表#93「1984 年」、アメリカ音楽史概論#66「ヒルビリー」、成田勝浩のロンサム・エアポート百二十七話「卒業旅行(その1)、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3212 2015年10月号 (通巻384号)\540-

「I'm with Her」サラ・ワトキンズ、サラ・ジャローズ、イーファ・オドノバン来日直前インタビュー!!、アパラチアン ボイス「女性ボーカルに関して」、徳島・サーティ ボーイズの30 年人権グラス」、アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」C、モンローズミュージックの軌跡C「Knee Deep In Blue Grass」、八ヶ岳マウンテンボーイズ、日本ブルーグラス年表#92「1984 年」、学生ブルーグラスプロファイル#31 大阪大学「松村悠里」、アメリカ音楽史概論#65「バーンダンス」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十六話、「アメリカンドリーム(その2)、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3211 2015年9月号 (通巻383号)\540-

1965年9月3〜5日世界初のブルーグラスフェスから50 年、やぎたこ3rd CD『I'm Here』、福島「鬼フェス」2014 リポート、ブラックベリージャム、山本敏史ブルーグラス物語「第1 回あまがさき歴史音楽祭」、「I'm with Her」……サラ・ワトキンズ、サラ・ジャローズ、イーファ・オドノバン 10月来日!、長谷川 光「ジャンゴ・ラインハルトとブルーグラス」、アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」B、モンローズミュージックの軌跡B「1950 ?1952 年」、日本ブルーグラス年表#91「1984 年」、学生ブルーグラスプロファイル#30 名古屋大学「原あかね」、アメリカ音楽史概論#64「バイコム・ラマー・ランスフォード“Jesse James”」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十五話「アメリカンドリーム(その1)」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3210 2015年8月号 (通巻382号)\540-

アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」A、ジェリー・ガルシアのグレイトフル デッドとブルーグラスの50 年、ネッシーエクスペディションCD『Hear the First Whippoorwill』、モンローズミュージックの軌跡A「1949-1951 年」、ジミー渡辺の「長崎ブルーグラス物語」セラードアからグレースランドへ、追悼:スリム・リッチー「リッジランナー」、第3回オーシスタージャンボリー リポート、ブルーグラス誕生から70 年 part 5 最終回「日本ブルーグラス史、後篇」、日本ブルーグラス年表#90「1983 年」、学生ブルーグラスプロファイル#29 北海道大学「和田裕賀」、アメリカ音楽史概論#63、「バーノン・ダルハート“The Prisoner's Song”」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十四話「趣味」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3209 2015年7月号 (通巻381号)\540-

アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」@、モンローズミュージックの軌跡「1936 〜1948 年」、高円寺界隈の「ブルーグラス ストンプ」、沖縄の若者ブルーグラス事情、名古屋大学「ブルーリッジ ツアー前編」、暁照雄追悼!ゴローショーの“ 夢舞台”、東京のブルーグラス パイオニアたち:ウェイファーリングストレンジャーズ/ブルーマウンテンボーイズU/ケンタッキームーンシャイナーズ、ブルーグラス誕生から70 年 part 4「日本ブルーグラス史、前篇」、日本ブルーグラス年表#89「1983 年」、学生ブルーグラスプロファイル#28 大谷大学「内林 茉莉花」、アメリカ音楽史概論#62「バーノン・ダルハート“The Wreck of the Old 97”」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十三話「催眠術師」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3208 2015年6月号 (通巻380号)\540-

ビル・モンロー初来日から40 年「あなたはビル・モンローを見た!最終回、三井 徹の1966 年10 月30 日ビーンブロッサム」、ラッシーCD デビュー「懐かしき思ひで」、ブルーグラス誕生から70 年 part 3「モンロー亡きあと、そして21 世紀……」、 1966年のブルーグラスボーイズ 「リチャード・グリーンのフィドルを中心に」、ブルースビルAC vs グラスアバウツ、ロバート・アール・キーンのブルーグラスがとてもいい!「シンガーソングライター/カントリーシンガー達のブルーグラス」、日本ブルーグラス年表#88「1983 年」、学生ブルーグラスプロファイル #27 酪農学園大学「堀 槙之介」、アメリカ音楽史概論#61「ガーシュイン、ジャズとブルーグラスの芸術性」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十二話「SEEING IS BELIEVING」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3207 2015年5月号 (通巻379号)\540-

2015 年全国9大学ブルーグラス新入生勧誘リポート、ベッキー・ブラー、インタビュー、女性ブルーグラス小史 後編「女性ピッカー史」、ブルーグラス誕生から70 年 part 2「ストレングスインナンバーズの衝撃」、ドイル・ローソン「世紀を跨いだ正統ブルーグラス!」、ベッキー・ブラー『'Tween Earth and Sky』レコーディング日記後編 最終回、ビル・モンロー初来日から40 年「あなたはモンローを見た......!?」E、クロサワ楽器 お茶の水駅前店 ブルーグラス訪問、日本ブルーグラス年表#87「1983 年」/津田敏之、アメリカ音楽史概論#60「ロイド・ロアー#73987」、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3206 2015年4月号 (通巻378号)\540-

ブルーグラス誕生から70 年「モンローからパンチへ」、川本容生「グラスホッパーズと40 年」、チチ松村インタビュー「バンジョー、あとの祭り」後編、バンジョーの起源と発展、ベッキー・ブラー『'Tween Earth and Sky』レコーディング日記 中編、女性ブルーグラス小史、ジミー赤澤「カラオケCD、作っちゃいました!」、ビル・モンロー初来日から40 年「あなたはモンローを見た......!?」D、日本ブルーグラス年表#86「1982 年」、学生プロファイル#26「塚田慎太郎、アメリカ音楽史概論#59「1923 年、ラルフ・ピア」、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3205 2015年3月号(通巻377号)\540-

 3月号は、今が旬な女性ブルーグラス、シンガーソングライターのベッキー・ブラー最新アルバム『'Tween Earth and Sky』の女性らしく楽しい制作記前編をカバーストーリーに、チチ松村インタビュー「バンジョー、あとの祭り」前編、3月号恒例2014年発売ブルーグラスレコード総括、ニューイースト「謎の大復活!」、ビル・モンロー初来日から40年「あなたはモンローを見た……C」、アコーディオンとバンジョー『Hush Music』、慶応義塾大学「佐々木元康」などの特集ほか、創刊32年目のブルーグラスだけの月刊誌には日米のブルーグラス事情満載!
 B.O.M.ご利用方法
   ビー・オー・エムのニューズレターはどなたでもご利用いただけます。ご注文をお待ちしています。
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