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   B.O.M.Newsletter #420
               2015年10月12日
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今月のサブさん特選   
 新入荷リスト  
   ■ニュースレター#420 新入荷ダイジェスト
   (ブルーグラス)
  (インスト) 
  (オールドタイム/フォーク) 
  (カントリー/ロック&ポップ) 
  (久々の再入荷特選) 
新入荷作品、詳細解説   
  ■ブルーグラス新入荷 
  ■インスト新入荷 
  ■オールドタイム/フォーク新入荷 
  ■カントリー/ロック&ポップ新入荷 
  ■映像モノ新入荷 
2015年IBMA World of Bluegrass   
   [2015年IBMAブルーグラス名誉の殿堂入り] 
   [2015年IBMAアワード受賞作品より] 
最近作/お勧め作、再入荷   
  ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品 
   [サラ・ジャローズ、イーファ・オドノバン、
サラ・ワトキンス間もなく来日] 
  [モンローズミュージックの軌跡] 
  【ムーンシャイナー10月号レビュー紹介作品】 
  ■ブルーグラス最近作/お勧め作 
  ■インスト最近作/お勧め作 
  ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作 
  ■カントリー最近作/お勧め作 
  ■お勧め発掘・編集最近作/お勧め作 
  ■映像ものお勧め作 
 楽器関連作品   
  ■ギター 
  ■バンジョー 
  ■マンドリン 
  ■フィドル 
  ■ドブロ 
  ■楽器、その他…… 
  ■教則もの/ソングブックお勧め 
輸入雑誌   
  ■フラットピッキン・ギター誌 
  ■バンジョー・ニューズレター誌 
  ■ブルーグラス・アンリミテッド誌 
  ■オールドタイム・ヘラルド誌 
月刊『ムーンシャイナー』   
B.O.M.ご利用方法    


  いよいよ「秋」といった感じになりました。今月24〜25日(土、日)は「宝塚ブルーグラス秋フェス」です。今年最後のフェス、たき火と一緒に楽しみませんか?寒ければインドアで……。

 今年のIBMAアワードも発表されました。ムーンシャイナー9月と10月号でお知らせしていましたが、アワードショウのライブストリーミング、ご覧になりましたか? いろいろな感動はあったけど、やはり名誉の殿堂入りのふたり、ビル・キースとラリー・スパークスですね。
 ビルは2013年に来日したときと比べて、驚くほど弱っていました。車椅子での登場はとても悲しかったけれど、いつもの帽子とジャンパーという気取らない姿で、ビルらしい実直さでこれまでの感謝を誠実に述べました。ノーム・ピケルニーが捧げた“Beating Around the Bush”の凄いこと!!
 ラリーの紹介にはアリソン・クラウスがとてもラリーの言葉を引用したとても長いスピーチ、そりの人となり、そして音楽に対する真摯な姿勢が感動的でした。受賞あいさつでチョッと辷ったけど、ラリーとアリソンの共演も良かった。
 ムーンシャイナー10月号でもアワードショウのまとめ特集を計画しています。現在の米国ブルーグラスのホットな様子をチェック、すばらしい音と出会ってください.....!!

 で今月、「I'm With Her(アイム ウィズ ハー)」というユニットで21世紀を代表する若いブルーグラス3人娘が来日します。海外メディアは彼女たちを、トリオ(1987年のリンダ・ロンシュタット、エミルー・ハリス、ドリー・バートン)の再来(英 Three Chords & Truth UK誌)や、CS&Nの50年前にタイムスリップ(米 No Depression誌)と評する、21世紀のアーリーアメリカン アコースティックセンセーション!です。
 21世紀を代表する「ブルーグラス三人娘」―――ワトキンズはニッケルクリークで活躍したトップフィドラー、ジャローズはマルチスーパーピッカーにして第二のギリアン・ウェルチ、イーファはヨーヨー・マらとのプロジェクト“Goat Rodeo Sessions”で2013年のグラミー最優秀フォークアルバム受賞―――20代から30代前半の「アパラチアン ボイス」の次代を背負うトップアーティストたちです。今年始動したばかりの真新しいユニット「アイム ウィズ ハー」ツアーは、東京・恵比寿のインドアフェス「Peter Barakan's LiveMagic!」(10月24〜25日)、そして大阪・梅田クラブクアトロ(26日、\6,500-)とブルーノート東京(28日、\7,000-、学生半額)の2ヶ所では彼女たちだけの単独ライブです。ぜひとも、お見逃しなきよう……!!
 チョッとオフレコ気味ですが、昨年のジェリー・ダグラス以来、ピーター・バラカンさんをはじめとした人たちの協力で、少し大きなフィールドでブルーグラスが取り上げられようとしています。来年には、サム・ブッシュ・バンドやアールズ・オブ・レスター、ベラ・フレックとアビゲイル・ウォッシュバーン、そしてパンチブラザーズなどの名前が上がったり下がったり……、それもこれも、今回の公演などの成績が大きく関係してきます。皆さん、フェスやライブで自己完結も素晴らしいですが、次世代のブルーグラスをサポートするつもりで、ぜひぜひ、お出かけください! ブルーグラスにとって、とてもいいチャンスだと思います。なにとぞ、よろしくお願いします!!!

■月刊ブルーグラスジャーナル「ムーンシャイナー」
 最新10月号は「I'm With Her(アイム ウィズ ハー)」の来日を祝してサラ・ワトキンズ、サラ・ジャローズ、イーファ・オドノバン 来日直前インタビュー!!、そしてアパラチアン ボイス考察「女性ボーカルの背景や歴史」の特集ほか、徳島・サーティ グラス ボーイズの30年「人権グラス」、アパラチアン ボイスの源流「1927年夏 ブリストル セッション再訪」C、秋元慎のモンローズミュージックの軌跡C「Knee Deep In Blue Grass」、吉田恒星の「八ヶ岳マウンテンボーイズ」、大阪大学「松村悠里」ほか、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
 発行33年目を迎える月刊「ムーンシャイナー」定期購読は1年間(12冊)\6,300- 半年間(6冊)\3,450-。単冊\540-(+送料\78-)。定期購読は購読開始希望月をお知らせくだされば早速お送りします!! また情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞムーンシャイナーにご協力を、よろしくお願いします!

■全国イベント・カレンダー
 以下、ムーンシャイナー誌10月号に寄せられたイベントです。なお、ここに掲載するのは、個別バンドのライブでは来日および国内バンドの遠征ライブやツアーのみ、ローカルではフェスやコンサートなど企画物イベントのみです。それ以外のライブやコンサート、全国各地の定期イベントなどは月刊ムーンシャイナー誌をご参照ください。
◆やぎたこ
 最新アルバム『I'm Here』を発表したルーラル・アメリカンな男女オールドタイム・デュオ
10月21日(水)東中野、Cafeじみへん090-9242-6183
10月24日(土)修善寺、琴茶庵0558-73-2313
10月25日(日)小田原、ジーズキャフェ0465-46-1808
10月31日(土)板橋、Dream's Cafe(03-5375-5502)
11月3日(火)藤沢、中華三番0466-45-3777
11月6日(金)町田、万象房042-851-8875
11月7〜8日(土、日)上越、ウエストフラッシュ「Bluegrass Picking Party」
11月11日(水)御茶ノ水、Woodstock Cafe(03-3233-8015)
11月28日(土)大阪、パールヴァティ06-7501-9822
11月29日(日)大阪、オッピドム06-6151-8106
総合 (問)yanagi_yagitako@yahoo.co.jp
◆10月17〜18日(土、日)山梨「清里ポールラッシュ祭〜八ヶ岳カンティーフェア 2015」北杜市高根町・キープP協会清泉寮前特設会場。2日間にわたり八ヶ岳マウンテンボーイズをホストにネッシーエクスペディション、レッドブルなどが出演
◆10月17〜18日(土、日)岐阜「第6回多治見マウンテンタイム・フェス」多治見市民の里地球村。参加費\3500-(施設利用料込)(問)安川直樹0584-45-2176、naoworks@h2.dion.ne.jp
◆10月17日(土)徳島「第22回徳島ブルーグラスライブ」徳島、両国公園西野外ステージ。10時。(問)島田090-1175-0019
◆10月24〜25日(土、日)茨城「第31回美野里ブルーグラス・フェス(秋)」小美玉市、上野牧場 0299-48-4141
◆10月24〜25日(土、日)東京「ピーター・バラカン's Live Magic Vol.2」恵比寿、ザ・ガーデン・ホール/ザ・ガーデン・ルーム。各日13時、1日券\12000-学生\7000-2日通し券\21000-学生\11000-。出演:I'm With Her(サラ・ワトキンズ、サラ・ジャローズ、イーファ・オドノバン)、ティン・パン(細野晴臣、鈴木茂、林立夫)他。(問)クリエイティブマン03-3499-6669(平日12時〜18時)
◆I'm With Her(サラ・ワトキンズ、サラ・ジャローズ、イーファ・オドノバン)
10月26日(月)大阪・梅田、クラブクアトロ。19時、\6500-。スペシャル・トークショウ:ピーター・バラカン&渡辺三郎。(問)クリエイティブマン03-3499-6669(平日12時〜18時)
10月28日(水)東京・南青山、ブルーノート東京(03-5485-0088)。19時/21時半、\7000-
◆エアージャパン(Eire Japan) - Tour 2015
 アイリッシュ音楽二大名門、ボシーバンドのバディー・キーナン(アイリッシュパイプ)とディダナンのフランキー・ギャビン(フィドル)に、城田純二のギターのトリオ
10月24日(土)東京/恵比寿、Live Magic! 2015
10月25日(日)東京/池上、実相寺
10月26日(月)金沢、もっきりや(076-231-0096)
10月27日(火)大阪、アナザードリーム(06-6211-5759)
10月28日(水)名古屋、クラブクアトロ(052-264-8211)
10月29日(木)東京/吉祥寺、スターパインズ(0422-23-2251)10月31日(土)京都、永運院
(総合問)トムス・キャビン 03-5292-5551
◆10月24日(土)長野「第39回長野ブルーグラス・スペシャル2015」長野、ダイニング・バー・チェルー050-5877-9547。18時半。出演;ケンタッキー・ホーボー、アウト・オブ・バウンズ、ブルー・グレイス他。ランチタイム・ジャム:ビストロ・リバティー026-219-6550。13時。(問)丸山090-8434-1675、http://www.nbs1976.com
◆10月24〜25日(土、日)兵庫「宝塚ブルーグラス秋フェス」三田アスレティック079-569-0024。24日15時〜25日昼頃。(問)BOMサービス0797-87-0561、info@bomserv.com
◆10月31〜11月1日(土、日)愛媛「第27回朝倉ブルーグラス・フェスティバル」今治市朝倉下、緑のふるさと公園。前夜祭31日13時〜参加費\4500-。1日8時〜。(問)岩崎潤一090−3187−7622、iwa.oyavin@blue.ocn.ne.jp
◆10月31〜11月3日(土〜火)東京「Acoustic Guitar Summit」銀座、ヤマハ銀座ビル。11月1日15時から「有田純弘ブルーグラス・フラットピッキン・ワークショップ」
◆11月7〜8日(土、日)新潟「ウェスト・フラッシュ・ピッキン・パーティ」上越、ゑしんの里記念館多目的ホール0255-81-4541。宿泊は神の宮温泉かわら亭0255-72-7307。参加費:2日間\8000-(7日夕食&飲み物と8日朝食付き)。7日のみ\3000-(夕食&飲み物付き)。8日のみ\2000-(昼食付き)。(問)高橋吉晴 wako-7-6@amber.plala.or.jp
◆11月8日(日)大阪「第27回ハーベストの丘ブルーグラス・フェスティバル」堺、ハーベストの丘野外ステージ。出演:Uni'On Top(大谷大)、ブルースビルAC、ラッシー、Good To Blue、Oppi&Bobby。(問)塩田090-4764-3564、http://bluegrassfest.blog.fc2.com/
◆11月8日(日)大阪「ブルーグラス・ランブルVol.162」堂島、ミスター・ケリーズ06-6342-5821。13時、\3000-。稲葉和裕(g)、大西一由(m)、ランディー・コットン(bj)、蔦川元(f)、石平祐二(bs)。(問)オフィス・ホワイト・オーク・スタジオ0798-72-0984
◆11月15日(日)神奈川「第40回ビッグ・マウンテン・オープリ―」伊勢原市民文化会館小ホール。11時45分、無料。(問)BMO実行委員会http://www2h.biglobe.ne.jp/~foj/BMO.htm
◆11月21日(土) 東京「秋元慎バンド」銀座、ロッキートップ03-3571-1955 18時半 \2,700-夫婦割引\5,000(2名様)学割\2,000。秋元慎(m)、広田みのり(g)、村片和彦(bj)、塚本整(bs)、ゲスト・フィドラー。(問)秋元慎(BOMサービス内)0797-87-0561
 今月のサブさん特選
 ブルーグラスしたいフィドラーに告ぐ……!!
  CMH-9452 BENNY MARTIN『Fiddle Collection』CD(本体\2,450-)\2,646-

Muleskinner Blues/Sweet Bunch of Daisies/Alabama Jubilee/Home, Sweet Home/Little Footprints In the Snow/Georgiana Moon/Back Up and Push/Flint Hill Special/Blue Moon of Kentucky/Bile 'Em Cabbage Down/Salty Dog/The Fiddler's Dream/Dueling Fiddles (feat. Johnny Gimble)/Lara's Theme (From "Dr. Zhivago")/Black Mountain Rag/Under the Double Eagle/How Will I Explain About You/Beautiful Dreamer/Foggy Mountain Breakdown/Ragtime Annie/Fire On the Mountain/Bury Me Beneath the Willow/Cotton-Eyed Joe/Sunny Side of the Mountain/Night Train to Memphis/Freight Train Blues (Bonus Track with His Electric Turkey)/Cruisin' On the Blue Danube (Bonus Track with John Hartford)/Lee Highway Blues (Bonus Track with Buddy Spicher).

 初期ブルーグラス・フィドルの最高峰とされるベニー・マーティン(1928-2001)が1976年、48才当時のベニーが録音した超有名スタンダード25曲集LP2枚組に3曲のボーナスを足した全28曲。何も言わずに、ベニーの呼吸に合わせて酔うべし。その圧倒的な歌い方、そして奇天烈にして玄妙なワンパターンのアドリブは、ブルーグラスのドライブそのものだということに、そのうち気付くはずだ。初期ブルーグラス・フィドルの最高峰、几帳面でクールなケニー・ベイカーとは対照的な感情露出型だが、そのふたつが組み合わさったところに現代フィドルの粋がある。
 1947年にはビル・モンローがレスター・フラットとアール・スクラッグスを擁したあのオリジナル・ブルーグラス・バンドに参加、1952年11月からの1年間、フラット&スクラッグス在籍時に録音された15曲は、現在も最高のブルーグラス・アンサンブルとして崇められる。その後、1954年にはソロ・シンガーとしてデビュー、エルビス・プレスリーの伝説的な東海岸35都市ツアーのオープニング・アクトを務めたものの、そのエルビスによるロカビリー旋風で仕事を奪われ、晩年はホームレス状態にまでなったと聞く。しかし、彼を尊敬するジョン・ハートフォードや、第二世代以降のブルーグラス・フィドラーによって彼の最終幕はアルバム『Big Tiger Roars Again, Vol.2』(OMS-25080 \2,646-、残り1枚!)で閉じられる。
 ……そうそう、本作のバックには偉大なるジョッシュ・グレイブスのドブロとジョニー・ギンブルのマンドリン(1曲のみだがベニーと壮絶なフィドル・バトルを繰り広げる)、そしてビック・ジョーダン(bj)、ジミー・キャップス(g)、ビリー・リンネマン(bs)、ポール・シャロン(perc.)が参加、ジョッシュとジョニーは凄い!! 全フィドラーに心から勧めたい、ブルーグラス・フィドルの歌い方の基本、その単純にして決して真似のできない複雑さを、穴が開くほど聴くべし!!である。ベニー、あまりにも偉大なのだ。
 新入荷リスト
 ■ニュースレター#420 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス)
  MFR-151009 ALAN BIBEY & GRASSTOWNE『4』(本体\2,450-)\2,646-

 アダム・ステッフィーとともに現在マンドリンのトップランナーであるアラン・バイビー。ロン・スチュアート(fd,gt)の全面協力を得て、フロントマンとして初めて、グラスタウンとしては4作目にあたる最新アルバム。現在最高級のブルーグラスアンサンブルとともに、ブーンクリーク“I'm Country”、フラット&スクラッグス“You Can Feel It In Your Soul”、そして超スタンダード“Worried Man Blues”ほか、ロニー・ボウマン(リードボーカルでゲストする)とのオリジナルなど、現代ブルーグラスの粋を聴かせてくれる。収録曲や詳細はブルーグラス新入荷参照 
  REB-7535 TRADITIONAL GRASS『The Blues Are Still the Blues』(本体\2,450-)\2,646-
 トラッドグラス、古い雰囲気のブルーグラスが好きなら、絶対お薦めしているジョー・マリンズ。スクラッグスやレノを越えて、トラッドグラスが持つ自然な流れを作っていく。そのバンジョーに乗ってすごい、これぞ現代版トラッドグラスの真骨頂! 1992年から95年にレベル社から発表した5枚のアルバムから選ばれた全15曲。ジョーがが30歳のときまで、父ポールとともに活躍した素晴らしいバンドのベスト集である。収録曲や詳細はブルーグラス新入荷参照
  RBST-2015 MIPSO『Old Time Reverie』(本体\2,450-)\2,646-
 宝塚フェスにもやって来て、その後、ブレイクしたノース・キャロライナのカレッジ・シーンから登場したブルーグラス・トリオ、今回、フィドル&ボーカルのリビィ・ローデンバウ加入後初のミプソの最新作。詳細次号にて。
 (インスト)
  OMAC-21 MARK and MAGGIE O'CONNOR『duo』(本体\2,450-)\2,646-

 マーク・オコナー54歳、さまざまなクラシック界での活動の中、昨年結婚したマギーとともにブルーグラスとウエスタンスウィング系スタンダードをバイオリン二重奏(ツインフィドルやね)として究極に昇華したすごい最新作である。おそらく70年におよぶブルーグラスの歴史が産んだ、クリス・シーリと並ぶ唯二の究極の超天才音楽家ではないだろうか。youtubeで収録曲のプロモビデオが楽しめるが、CDアルバムとして大切にこの音を聴くことを、心からお薦めする! 収録曲や詳細はインスト新入荷参照
  COMP-4658 ALISON BROWN『The Song of the Banjo (Deluxe Edition)』(本体\2,450-)\2,646-

 やってくれましたね!アリソン、オーリアンズの大ヒット曲「ダンスウィズミー」や「カロライナ・イン・ザ・パインズ」、「I'll Never Fall in Love Again」など、1970〜80年代のポップ/ロックヒットを次々と、あの優しいタッチと驚くべき超テクニックで気分よく聴かせてくれ、バンジョーってこんなに美しく、ロマンチックな音がするんだ!!と……多くの人にぜひ知ってもらいたい、バンジョーアルバム大秀作である。収録曲や詳細はインスト新入荷参照
  ROC-3246 CLARENCE WHITE, GARY PAXTON, HUGH BROCKIE『Guitar Country:Bakersfield Big Guitars』(本体\2,450-)\2,646-

Honky-Tonk/Hugh’s Brew/El Tejon Ride/Nature’s Ballet/Ridin’ The Grapevine/Hong Cong Hillbilly/Last Date/Tuff and Stringy/Buckshot/Bakersfield Steed全10曲

60年代初期のカリフォルニア州ベイカーズフィールドはバック・オウエンスの活躍で「ナッシュビル・ウエスト」と呼ばれたロック調のホンキートンク・カントリーが盛んな土地柄で、こちらで活動する、クラレンス・ホワイトのセッションマンとしてのキャリアのスタートに大きく関わったゲイリー・パクストンが主宰したベイカーズフィールド・インターナショナル・プロダクションなるインディーズの音源から、クラレンス・ホワイト、ヒュー・ブロッキー等によるギター・インストを集めた1962年発売のアルバムのリイッシュ。クラレンス・ホワイトはバーズ時代には"Nashville West"というタイトルで知られる"Hong Kong Hillbilly"とフロイド・クレーマーのピアノ曲をギターインストに仕上げた"Last Date"。
 (オールドタイム/フォーク)
  THM-1510 THE FARWELLS『Debra Clifford & Becca Wintle』(本体\2,450-)\2,646-

 素晴らしい女性デュオ、「ザ・ファーウェルズ」のデビュー作。ロンサム・シスターズとしてサラ・ホウカーと7枚のアルバムを発表しているデブラ・クリフォード(gt,bj,md)がフィドラーのベッカ・ウィントル(fd,gt)と組んだあたらしいオールドタイムデュオ。とてもアパラチアな気分に浸れるシブーイ秀作である。収録曲や詳細はオールドタイム・フォーク新入荷参照
  BCD-16629 REVEREND ROBERT WILKINS『Prodigal Son』(本体\3,100-)\3,348-

 たまにはマジなブルースをいかがですか? ロバート・ウィルキンズ師(1896-1987)、ミシシッピ州ヘルナンド生まれ、チェロキーインディアンとアフリカ系アメリカ人の血を引くブルースのミュージシャン。ブルーグラスが生まれる前、南北戦争によって自由になった黒人たちがアパラチアの山でスコットランド由来のバラッドやフィドル音楽とラグタイムやブルースなどが混ざっていく、自分には未知の世界だが、興味深い音だ。収録曲や詳細はオールドタイム・フォーク新入荷参照
 (カントリー/ロック&ポップ)
  COMP-4656 ANDREA ZONN『Rise』(本体\2,450-)\2,646-

 アンドレア・ゾン、アリソン・クラウスとともに育ち、そのボーカル/フィドルともにきっ抗するライバル関係であったことで知られ、ビンス・ギルのサイドマンとして、また2010年からジェイムズ・テイラーのツアーメンバーとしてハーモニーとフィドルで大活躍する、いわゆる、知る人ぞ知る超一級ナッシュビルミュージシャン。超豪華バックアップで、ジャンルを超えた質の高いアメリカン音楽を堪能させてくれる『Loves Goes On』(2003)につづく最新第二作である。サウンド的にはブルーグラスから遠いアメリカーナ作品だが、ブルーグラスから産まれた素晴らしい女性アーティストとして応援したい。収録曲や詳細はカントリー/ロック&ポップ新入荷参照
  HR-2015 WELDON HENSON『Honky Tonk Frontier』(本体\2,450-)\2,646-

 若きホンキートンク正統派、2008年にデビューしたウェルドン・ヘンソンの最新第4作。祖父母の世代のビンテージホンキートンクを標榜、「ダンスフロアからダンサーが離れない」ことを誇りにするというのりのりバンドとシャッフルする……。1曲目、ゲイリー・スチュワートでヒットした“Hey Bottle of Whiskey”以外、はウェルドンのオリジナル。収録曲や詳細はカントリー新入荷参照
  UNI3791901 DON HENLEY『CASS COUNTRY』CD(本体\2,450-)\2,646-

イーグルスのオリジナル・メンバーであるDon Henley、15年振り5作目のソロ・アルバム!彼の原風景と言えるカントリー作品!「ずっと作りたかった、夢が叶ったアルバムだ」― Don Henley
ナッシュヴィル(テネシー州)とダラス(テキサス州)でレコーディングされ、ゲストの多くがカントリー・アーティストであることから、米メディアは<ドン・ヘンリーのカントリー・アルバム>と紹介している。The Eaglesもカントリー・ミュージックをルーツに持つロック・バンドなので違和感はないとはず。ミック・ジャガー、ミランダ・ランバート、マルティナ・マクブライド、ジェイミー・ジョンソン、アリソン・クラウス、ヴィンス・ギル、ドリー・パートン、マール・ハガードといった豪華なメンバーがゲスト参加。詳細次号にて。
  ROC-3037 BUCK OWENS & SUSAN RAYE『Merry Christmas from Buck Owens & Susan Raye』(本体\2,450-)\2,646-

One of Everything You Got/Home on Christmas Day/All I Want for Christmas Is My Daddy/A Very Merry Christmas/It's Not What You Give/Good Old Fashioned Country Christmas/Christmas Ain't Christmas Without You/Santa Looked a Lot Like Daddy/Santa's Gonna Come in a Stagecoach/Tomorrow Is Christmas Day/Here Comes Santa Claus全11曲

 西海岸カントリー、ベイカーズ・フィールド・サウンドで一世を風靡したバック・オウエンスとボーカル・パートナー、スーザン・レイによる1971年発売のクリスマス・アルバム。バック・オウエンスのオリジナル曲をデュエット・バージョンで聞かせる。"Santa's Gonna Come in a Stagecoach"はドン・リッチの作品。ラストのボーナスカットはスーザン・レイのソロで聞かせるジーン・オートリーの"Here Comes Santa Claus。"
 (久々の再入荷特選)
  以下は5月にここ、久々特薦のコーナーで紹介、すぐに売り切りれたものの再入荷です。
  CMH-9016 OSBORNE BROTHERS and MAC WISEMAN『The Essential Bluegrass Album』CD(本体\2,450-)\2,646-

Midnight Flyer/Shackles And Chains/Four Walls Around Us/I'm A Stranger Here/You're The Girl Of My Dreams/Family Bible/Mother Maybelle/Poison Love/Take Me Back To Renfro Valley/Mountain Fever/'Tis Sweet To Be Remembered/Keep On The Sunny Side/It's Goodbye And So Long To You/Shenandoah Waltz/I'll Still Write Your Name In The Sand/Pins And Needles (In My Heart)/Are You Coming Back To Me/The Bluebirds Are Singing For Me/Old Brush Arbor/Don't Let Your Sweet Love Die/Travelin' This Lonesome Road/I Wonder How The Old Folks Are At Home/I've Always Wanted To Sing In Renfro Valley/Little White Church.

 ムーンシャイナー2月号で特集したマック・ワイズマン(当時54)が絶頂期のボビー(48)とソニー(42)のオズボーンブラザーズと組んだブルーグラスのアンサンブルとボーカル、そしてハーモニーの粋を楽しめる1979年、2枚組LPとして発表、1987年にCD化された大名盤である。滑らかなマック・ワイズマンと角のあるボビーのボーカルがそれぞれの味わいを醸し、ソニーとベニー・バーチフィールドのハーモニーが個性をオズボーン色に包み込む、今やほとんどがブルーグラススタンダードとなっている名曲たちだ。ブルーグラス第一世代の抑えがたい衝動を秘めながら聴かせる、実に落ち着いた大人のブルーグラスアンサンブルの極致である。
 アール・スクラッグスと同じロットのギブソンのマスタートーン「グラナダ(9584-2)」(ワンピース・フレンジのフラットヘッドのグラナダ製作総本数は20本を切ると言われる超貴重なもの。スクラックスのものは #9584-3、製作年は近年の研究成果から1930年という)を手に入れた直後、そのトーンをいつくしむように丁寧に鳴らすソニー、そしてマンドリン(1926年製F-5ファーン。ボビーの1924年製ロイド・ロアーは1980年に入手している)にモンローと同種のインパクト(狂気とも感じられる)を秘めたボビーの自在なアドリブ。
 見事に歌うのに邪魔しないフィドルは、ケニー・ベイカーの後継者と言われた当時弱冠23歳のブレイン・スプラウスと、恐るべきフィドルの高みを極めたバディ・スパイカー、“Family Bible”と“'Tis Sweet To Be Remembered”におけるフィドルバックアップの美しさは、わたしがフィドルを弾きはじめ、コードとスケールの美しき関連性に震え、イントロやエンディングのあまりのシンプルな美しさにキモを抜かれたわがフィドル原点のひとつでもある。ドブロにはジョッシュ・グレイブズとジェリー・ダグラスという新旧マスターピッカー、そしてリズムギターにベテランのレイ・エデントン、エレキベースがジミー・ブロックJr、ボビーの息子ロビーが軽いドラムスという編成。
 イーグルズも取り上げたオズボーンのヒット曲“Midnight Flyer”を1曲目に、マックの当たり曲を中心に、カーターファミリーの“Keep on the Sunnyside”やマザーメイベル賛歌“Mother Maybelle”ほか、耳になじみのスタンダード曲が大人のブルーグラス!?となって聞こえてくる。ムーンシャイナー2月号特集のマック最新作『Songs from My Mother's Hand』(WR-8336 \2,646-)とともに、ホンマええでぇ……。
 新入荷作品、詳細解説
 ■ブルーグラス新入荷
  REB-7535 TRADITIONAL GRASS『The Blues Are Still the Blues』(本体\2,450-)\2,646-

The Blues Are Still the Blues/You Are My Flower/I'll Not Be A Stranger/Rough Edges/The Shuffle Of My Feet/A Broken Heart Keeps Beatin'/Old Joe/It's Grand To Have Someone To Love You/I Believe In The Old-Time Way/She Has Forgotten/Lazarus/You'll Never Be The Same/You Can Keep Your Nine Pound Hammer/Gonna Lay Down My Old Guitar/Back To Hancock County.

 トラッドグラス、古い雰囲気のブルーグラスが好きなら、絶対お薦めしているジョー・マリンズ。そのバンジョーとテナーハーモニーの持つグルーヴがそのまま、ホンモノのトラッドグラスを紡いでくれる。スクラッグスやレノを越えて、何つーかトラッドグラスが持つ自然な流れを作っていく。そのバンジョーに乗ってすごいすごい!バックの従順さ。マーク・レーダー(gt)の素晴らしいボーカル、ジェラルド・エバンズ(md,fd)のセンスいいツインフィドルにマイク・クレベンガー(bs)、そしてジョーの父親、タンレーブラザーズにもいたポール・マリンズ(fd)の5人組。1992年から95年にレベル社から発表した5枚のアルバムから選ばれた全15曲。わたしがもっとも好きなブルーグラストリオハーモニー“You'll Never Be The Same”ほか、ジョーとマークが選んだスタンダードとオリジナルが適宜に収められている。1995年に買収したラジオ局経営のためにバンドを解散、そののち経営が軌道に乗って、現在は自身のレディオランブラーズを率いるジョー・マリンズ。現在サイコーのトラッドボーカリストと言われるジュニア・シスクとともに、名誉の殿堂入りしている偉大な先人の隠れた名曲を集めた2013年作品『Hall of Fame Bluegrass!』(\2,646-)をはじめ、彼の関わるプロジェクトは、トラッドグラスファンには絶対のお薦めです。ジョー・マリンズ、今月27日に50歳、本作は彼が30歳のときまで父とともに活躍した素晴らしいバンドのベスト集である。 
  MFR-151009 ALAN BIBEY & GRASSTOWNE『4』(本体\2,450-)\2,646-

Cry Baby Cry/Old Hen/You Can Feel It In Your Soul/I’m Country/Look What I’ve Done To Me/Cold Dark Ground/You Let Me Down/Can’t Stop The Rain/This Old Guitar And Me/Heaven/Worried Man Blues/Darby’s Castle.

 ブルーグラス第二世代(ブッシュ/ライス/ダグラス/フレック時代)の後半、サム・ブッシュ(1952〜)とちょうど一回り若いアラン・バイビー(1964〜)、同年代のアダム・ステッフィーとともにマンドリンのトップランナーである。ロン・スチュアート(fd,gt)の全面協力を得て、これまではスティーブ・ガリーという強力なリードボーカルのもとサイドマン的な立場だったアランがスティーブが退団したのちにフロントマンとして初めての、グラスタウンとしては4作目にあたる最新アルバム。ロンのすごいフィドルはもちろん、若いジャスティン・ジェンキンズのバランスのいいバンジョー、シャノン・スローターのシュアーなギターとテナーなど、現在最高級のブルーグラスアンサンブルとともに、ブーンクリーク“I'm Country”、フラット&スクラッグス“You Can Feel It In Your Soul”、そして超スタンダード“Worried Man Blues”などと、ロニー・ボウマン(リードボーカルでゲストする)とのオリジナルなど、現代ブルーグラスの粋を聴かせてくれる。
 ノースカロライナ出身の51歳、10代半ばでニューグラスリバイバルからニューサウス、そしてブーンクリークの洗礼を受けた世代、高校卒業とともにウェス・ゴールディング(ブーンクリーク)のシュアファイアーに参加(1983)、そののちドイル・ローソン&クイックシルバーを飛び出したテリー・バウカムらとともにニュークイックシルバーを結成(1985)、1990年にはサードタイムアウトの創立メンバーとなり、97年にブルーリッジを結成、2002年にはシュガーヒルからソロアルバム『In the Blue Room』を発表している。2013年にはもう一人のマンドリンスーパーピッカー、ウェイン・ベンソンとともに『Mandolin Chronicles』を発表、マンドリンファンにはお勧めである。ちなみにアラン、ビル・モンローと同じ日付のロイド・ロアーのサインが入ったギブソンF5マンドリンを所有、2004年にはギブソン社がアラン・バイビーモデルのマンドリンをシリーズに加え、ブルーリッジ地方での人気の高さを証明している。
 ■インスト新入荷
  COMP-4658 ALISON BROWN『The Song of the Banjo (Deluxe Edition)』(本体\2,450-)\2,646-

The Song of the Banjo/Dance With Me (with Rob Ickes)/Carolina In the Pines (with Indigo Girls)/A Long Way Gone/Windansea/Time After Time/Stuff Happens/I'll Never Fall in Love Again (with Colin Hay)/Airish/Feels So Good (with Jake Shimabukuro)/The Moon in Molly's Eyes/Musette for the Last Fret/What's Going On? (with Keb' Mo').

 やってくれましたね!アリソン、ロブ・アイクスのドブロを迎えてオーリアンズの大ヒット曲「ダンスウィズミー」(1975、なお同バンドの“Reach”はNGRがカバーして有名)、インディゴガールズを迎えて最近はブルーグラス作品も好評なマイケル・マーティン・マーフィーの「カロライナ・イン・ザ・パインズ」(1975)、シンディ・ローパー「タイム・アフター・タイム」(1983)、メンアットワークのコリン・ヘイを迎えてのバート・バカラック作「I'll Never Fall in Love Again」(1968、バンジョーラ使用)、ジェイク・シマブクロを迎えたチャック・マンジョーネ「Feel So Good」(1977)、そしてCDのみのボーナスにケブ・モーとのマービン・ゲイ「What's Going On」(1971)など、1970〜80年代のポップ/ロックヒットを次々と、あの優しいタッチと驚くべき超テクニックで気分よく聴かせてくれる。
 バンジョーのトーンが見事にポップサウンドとマッチするのは、さすがのアリソン、ベラでもアカンやろう……!? もちろん、ただのお楽しみではない、ステュアート・ダンカンのフィドル、トッド・フィリップスのベース、伝説的ドラマーといわれるスティーブ・ガッツほか、ジョン・ジャービス(piano)、ケニー・マローン(perc.)らナッシュビルの各楽器の大御所たちでサイコーのポップバンジョーアルバムに仕上げている。プルカ社製のアリソンモデルのバンジョーや“I'll Never Fall in Love Again”ではウッドボディのバンジョーラを使用、バンジョーってこんなに美しく、ロマンチックな音がするんだ!!と……多くの人にぜひ知ってもらいたい、バンジョーアルバム大秀作である。
  OMAC-21 MARK and MAGGIE O'CONNOR『duo』(本体\2,450-)\2,646-

F.C.'s Jig/Gold Rush/Faded Love/St. Louis Blues/College Hornpipe/Jole Blon/Fiddlin' Around/Ashokan Farewell/Jerusalem's Ridge/Libertango/Swing Low, Sweet Chariot/Appalachia Walt/Emily's Reel/Tiger Rag.

 マーク・オコナー54歳、子供時代から見続けてきた彼が、今やクラシックバイオリン界の重鎮として、バイオリンを志す子供たちや若者たちにヨーロッパの音楽ではなく、アメリカに伝わるトラッドフィドルを米国の「古典(クラシック)」として教えている。そんなキャリアを開いたヨーヨー・マとのアルバム『Appalachia Waltz』(1996)以来、さまざまなクラシック界での活動の中、ブルーグラスとウエスタンスウィング系スタンダードをバイオリン二重奏(ツインフィドルやね)として究極に昇華したすごい最新作である。たとえばビル・モンロー作の“Jerusalem Ridge”をセカンドフィドルをチョップと輪奏形式にしてあたらしい芸術的な世界観を提示、また今年亡くなったジョニー・ギンブル作のスウィング名曲“Fiddlin' Around”では、テキサスらしいスリリングな遊び心一杯のノリとアドリブなどなど、驚くべき完成度を目指したフィドルアルバムである。それもそのはず、いずれもスコアーとして記録されたクラシックとなる。
 1974年、13歳のときにラウンダーから発表されたフィドル作品『National Junior Fiddling Champion』で度肝を抜かれ、2年後のフラットピッキンギター作品『Pickin' in the Wind』(1976)でブルーグラスのスーパーピッカーの名をほしいままにし……、1980年前後にはデビッド・グリスマン・クインテットのギタリストとしてステファン・グラッペリと共演、そののちフュージョンロックのディキシードレッグスを経てナッシュビルのスタジオミュージシャンとして500以上のアルバムに参加している。『The New Nashville Cats』(1991)と『Heroes』(1993)ですべてをやり尽し、1994年に『The Fiddle Concerto』を発表してから、デビュー30周年記念でもう一人の天才クリス・シーリと『Thirty-Year Retrospective』(2003)やジャズ作品を残すものの、完全にクラシックにシフトしている。しかし、ブルーグラスを離れることなく、トーマス・ジェファーソンやデイビー・クロケットら米国建国以来のフィドラーから、ケニー・ベイカーやジョニー・ギンブルら、現代フィドルの巨匠までのトラッド音楽をアメリカン「クラシック」として歴史で捉えて譜面化、米国の音楽界や若者たちにアパラチアの音楽に芸術性を与え、ブルーグラスやジャズの価値を高めている。おそらく70年のブルーグラス界が産んだクリス・シーリと並ぶ唯二の究極の超天才音楽家ではないだろうか。youtubeで収録曲のプロモビデオが楽しめるが、CDアルバムとして大切に聴くことを、心からお薦めする! ちなみにジョージア州アトランタのブルーグラス一家で育ったマギー・オコナーとは2014年11月8日に結婚、ふたりで完璧!なツインフィドルを聴かせる。
 ■オールドタイム/フォーク新入荷
  THM-1510 THE FARWELLS『Debra Clifford & Becca Wintle』(本体\2,450-)\2,646-

Look Up, Look Down That Lonesome Road/Sugar Baby/Motherless Children/Love's Worse Than Sickness/High Up On Tug(solo fiddle tune)/Pretty Little Saro/Little White Robe/Pretty Little Indian(fiddle tune)/Little Sadie/Biddy(fiddle tune)/Hang Me/Green Pastures/That Train.

 素晴らしい女性デュオ、「ザ・ファーウェルズ」のデビュー作。ロンサム・シスターズとしてサラ・ホウカーと7枚のアルバムを発表しているデブラ・クリフォード(gt,bj,md)がフィドラーのベッカ・ウィントル(fd,gt)と組んだあたらしいオールドタイムデュオ。どの曲もアメリカントラッド名曲として知っておきたい、アカペラバラッドを含むトラッドの有名曲や隠れた名曲を、オリジナルを尊重しつつ独自のデュオアレンジに昇華している。どの曲も伝統に比重を置いてアパラチアの陰影を色濃く反映した素晴らしいアレンジ。最後の1曲のみ、デブラのオリジナル。女性ふたりだけ、ロンサムシスターズも素晴らしかったがザ・ファーウェルズ(デブラの18世紀のご先祖様の名字だという)、とてもアパラチアな気分に浸れる秀作である。
  BCD-16629 REVEREND ROBERT WILKINS『Prodigal Son』(本体\3,100-)\3,348-

Jesus Will Fix It Alright/Thank You, Jesus/Just A Closer Walk With Thee/Do Lord Remember Me/Here Am I, Send Me/The Prodigal Son/Jesus Said If You Go/I'm Going Home To My Heavenly Kin/Old Time Religion/I Wish I Was In Heaven Sitting Down/It Just Suits Me/The Gambling Man/Biographical Statement.

 ロバート・ウィルキンズ師(1896-1987)、テネシー州メンフィスから20マイル南のミシシッピ州ヘルナンド生まれ、チェロキーインディアンとアフリカ系アメリカ人の血を引くといういわゆるミシシッピ・デルタブルースのミュージシャン。サン・ハウスらと同時期の1928年から36年、ジミー・ロジャーズやカーターファミリーが活躍していたころに録音を残しており、また当時流行りのジャグバンドを結成したり、ラグタイムやミンストレルやゴスペルなど、けっこう節操なく取り組んだらしく、それだけ当時の生身のブルース事情が感じられるカントリーブルースアーティストだ。本作はブルーグラスアンリミテッド誌を創刊したメンバーのディック・スポッツウッドがほぼ30年ぶり、1964年に再発見した当時に、ピート・カイケンダールと共同で録音した秀作全13曲。タイトル曲はローリングストーンズによってカバーされたという(ブルーグラスアンリミテッド誌の資金の背景はこれらブルースの版権にある……!?)。ブルーグラスが生まれる前、南北戦争によって自由になった黒人たちがアパラチアの山にも入っていき、スコットランド由来のバラッドやフィドル音楽と出会ったラグタイムやブルースなど、ウィルキンズのようなチェロキーの血を引く山の民ならではの感覚などがあるのだろうか……、自分には未知の世界だが、興味深いことだ。
 ■カントリー/ロック&ポップ新入荷
  COMP-4656 ANDREA ZONN『Rise』(本体\2,450-)\2,646-

Another Side of Home/No Reason to Feel Good/Crazy If You Let It/I Can't Talk About It Now/Let Them Go/Where the Water Meets the Sky/Rise/Another Swing and a Miss/You Make Me Whole/Ships.

 アンドレア・ゾン、アリソン・クラウスとともに育ち、そのボーカル/フィドルともにきっ抗するライバル関係であったことで知られ、ソロとしての活躍は逃したものの、ビンス・ギルのサイドマンとして、また2010年からジェイムズ・テイラーとキャロル・キングの「トゥルバドール・リユニオン・ツアー」に参加、昨年からはテイラーのツアーメンバーとしてハーモニーとフィドルで大活躍する、いわゆる、知る人ぞ知る超一級ナッシュビルミュージシャン。その間、リンダ・ロンシュタットからジョージ・ジョーンズ、ヨーヨー・マからアリソン・クラウスをはじめ数多くのアルバムに参加、ツアーバンドとしてはライル・ラベットやジェリー・ダグラス・バンドなど、フィドラーとしての才能も高く買われている、いわゆる、知る人ぞ知るナッシュビルの才人。そんな彼女の人脈、ジェイムズ・テイラーからビンス・ギル、ケブ・モーらのハーモニーやギター、サム・ブッシュやジェリー・ダグラス、ドゥービー・ブラザーズで活躍するジョン・カウワン、……基本リズムにはウィリー・ウィークスのベース(エリック・クラプトンやローリングストーンズほか)とスティーブ・ガッドのドラムス(ポール・サイモンやポール・マッカートニーほか)という超豪華版で、ジャンルを超えた質の高いアメリカン音楽を堪能させてくれる『Loves Goes On』(2003)につづく最新第二作である。
 アンドレアが10歳、アリソン・クラウスが8歳、ともにクラシックからバイオリンをはじめフィドルに転向、ふたりが初めて出会ったのはイリノイ州シャンペーンでのフィドルコンテストだった。それからふたりは友として、ライバルとしてともに育った天才少女……。アンドレアはジョン・ぺネルとのブルーグラスバンド「シルバーレイル(のちに同名バンドの存在に気付き、ジョンはユニオンステーションと改名する)」に参加、15歳でイリノイ大学に音楽の才能を買われて特待で入学することになり、「シルバーレイル」にはアリソンが12歳で加わっている。アリソンは14歳でラウンダーレコードと契約する一方、アンドレアはそののちナッシュビルにある南部の名門バンダービルト大学のブレア音楽院に乞われて奨学金を得て転籍している。そののち、ナッシュビルのサイドマンとしてさまざまなプロジェクトに関わりながら出来ていった人脈で2004年、スマトラ島沖地震(死者22万人)のナッシュビルからのチャリティCD『Hands Across The Water』を制作、ジャクソン・ブラウン、ポール・ブレイディ、ザ・ダックス、ソーラス、アルタン、ティム・オブライエン、ジョン・カウワンほか、米英のルーツ系とブルーグラスミュージシャンらで素晴らしいアルバムを創っている。
 アリソンの出世ぶりを横目で見ながら、確実に自身の音楽を豊かにしてきたアンドレア、本作に関しても「わたしには、何も無理して見せるモノもないし、何も証明する必要もありません。わたしはただそこに、歌のために、その瞬間のために、そしてわたしのバンドメイトとの素晴らしい対話が起きることを聴くために尽くすだけです」という。本作の感情的な指針のようなタイトル曲“Rise”は、自身の息子の健康について問題が告げられ病院から帰ってきたその日が2010年の歴史的なナッシュビル大洪水の日だったということをテーマにしたルーク・ブラとの共作ほか、“Another Side of Home”を書いたトム・ジャッズと気色いいスウィング曲“Another Swing And A Miss”を書いたピーター・クーパー、そのふたりはマック・ワイズマンの話題作『Songs From My Mother's Hand』(ムーンシャイナー2月号カバーへストーリー)という、ブルーグラシー人脈な話題もある。サウンド的にはブルーグラスからは遠いアメリカーナ作品だが、ブルーグラスから産まれた素晴らしい女性アーティストとして応援したい。
  HR-2015 WELDON HENSON『Honky Tonk Frontier』(本体\2,450-)\2,646-

Hey Bottle of Whiskey/Honky Tonk Feels Right/Heartache Game/Looking For My Break/Not A Home Buy now/I Need Wine/Hey Baby Can You Help Me/The Score/Trying To Pretend/Just Believe/That Look.

 ボトルビールを片手に柱にもたれかかるイラスト通り、若きホンキートンク正統派、2008年にデビューしたウェルドン・ヘンソンの最新第4作。ヒューストン郊外のテキサス州ハンブル出身、空軍に努めたのち、オースティンを本拠に本格的に活躍をはじめたと言う。祖父母の世代のビンテージホンキートンクを標榜、「ダンスフロアからダンサーが離れない」ことを誇りにするという、ペダルスティール(リッキー・デイビス)が咽び、エレキギター(ウェルドン自身)が唸り、ベース(トレイ・キンケード)とドラムス(エリック・ヒューズ)がシャッフルする……。1曲目、ゲイリー・スチュワートでヒットした“Hey Bottle of Whiskey”('79年にジョン・スターリングが『Waitin' on a Southern Train』でカバー)以外、はウェルドンのオリジナル。
  CRR-203 CONNIE SMITH『LOST TAPES』(本体\1,980-)\2,138-

Just One Time/I Never Once Stopped Loving You/Louisiana Man/Cincinnati, Ohio/Just For What I Am/Once a Day全11曲

ワンス・ア・ディの大ヒットや、マーテイ・スチュアートとおしどり夫婦ぶりでも知られる女性カントリー・シンガー、コニー・スミスが1972年12月8日にエルビス・プレスリーのギタリストとして知られるスコッティ・ムーアがオーナーのスタジオでアメリカ海軍向けのラジオ番組の為に録音した16曲の未発表音源からセレクトされた作品。デビュー当時の初々しい様子が伺える。
 ■映像モノ新入荷
  CFRC-GTBC 『Grassroots to Bluegrass Collection』DVD10枚組(本体\18,375-)\19,845-

 1999年、マック・ワイズマンをホストに、オズボーン・ブラザーズ、ジム&ジェシー、ジム・シューメイト、ケニー・ベイカー、ドイル・ローソン、エディ&マーサ・アドコック、ビル・クリフトン、マイク・シーガー、メルビン・ゴーインズ、チャーリー・ルービン、デル・マッカリー、J.D.クロウ、ジョン・ハートフォード、パッツィ・ストーンマン、ロニー・レノ、ラモナ・ジョーンズ、ブラザー・オズワルド、ジャネット・カーター、リロイ・トロイ、ルイス・ファミリー、パピー・シェリル等々、伝説のミュージシャンから現役バリバリまでが一堂に会した歴史的映像作品。ジョン・ハートフォードによるアール・スクラッグスに捧げた"Boys From North Carolina"や"Gentle On My Mind" 、ストーンマン・ファミリーの当たり曲をパッツィ・モンタナが演じる"Sinking Of The Titanic"、マック・ワイズマンとボビー・オズボーンの感涙物のデュオ"Bluebirds Singing"、マーサ&エディ・アドコック"Gold Watch And Chain"、ビル・クリフトン"Give Me The Roses While I Live""Little White Washed Chimney" 、往年の名チームのオズボーン・ブラザーズとロニー・レノによる"Kentucky""Rocky Top"、ケニー・ベイカー"Jerusalem Ridge"、チャーリー・ルービンとジム&ジェシーによる"Family Who Prays Never Shall Be Parted " 等々全61曲、伝説的ミュージシャンによる珠玉の名演名唱が堪能できる。
 2015年IBMA World of Bluegrass
 [2015年IBMAブルーグラス名誉の殿堂入り]
ビル・キース
  OXCD-6009 MULESKINNER『A Portpourri Of The Bluegrass Jam』CD(本体\2,450-)\2,646-

C.ホワイト、D,グリスマン、R.グリーン、P.ローワン、B.キースによるスーパー・バンド唯一のスタジオ録音盤。
 ラリー・スパークス
  REB-7527 LARRY SPARKS『Let Him Lead You』CD(本体\1,980-)\2,138-

Home To Live in Green Pastures/Gonna Be Movin'/Snow Covered Mound/Gospel Train/I Am the Man, Thomas/When I Lay Me Burden Down 他全14曲

現在ブルーグラスの中、デル・マッカーリーとともに、いわゆる「本物」のブルーグラスを演じるとされるラリー・スパークス、1974年のキングブルーグラス時代から2000年のレベル時代までのゴスペル秀作集。
  MCM-0004 *LARRY SPARKS/THE LAST SUIT YOU WEARCD CD(本体\2,450-)\2,646-

ブルーグラス・ボーカルの最高峰ラリー・スパークス、2007年デル・マッカリーのマッカリー・ミュージックからリリースされた秀作。
 [2015年IBMAアワード受賞作品より]
 ●年間最優秀エンターテイナー、
 ●年間最優秀インストルメンタル・グループ、
 ●年間最優秀アルバム、
 ●年間最優秀ゴスペル・パフォーマンス、
 ●年間最優秀男声ボーカル(ショーン・キャンプ)、
 ●年間最優秀ドブロ:アールズ・オブ・レスター
  ROU-35772 EARLS OF LEICESTER CD(本体\2,450-) \2,646-

今年のアワードの7部門に渡って受賞したジェリー・ダグラスの音頭取りで集まったチャーリー・クシュマン(bj)、ジョニー・ウォーレン(f)、ショーン・キャンプ(g)、バリー・ベイルズ(bs)、ティム・オブライエン(m)、ナッシュビルのトップ・ミュージシャンによるフラット&スクラッグス・カバー作品。徹底したパフォーマンスは各地のフェスで大受け、フラット&スクラッグスのサウンドを新しい世代に引継いだ功績は大きい。
 ●年間最優秀女性ボーカル:ロンダ・ビンセント
  UM-07 RHONDA VINCENT『Only Me』CD2枚組(本体\2,750-)\2,970-

 ブルーグラス・クィーンという称号にたがわぬ完璧なブルーグラスを聴かせる1枚目と、カントリーの2枚目の2枚組、各6曲全12曲ながら、くっきりと音楽意図を分けたロンダ・ビンセントの最新作。
  UM-06 RHONDA VINCENT『Sunday Mornin' Singin' Live!』 CD(本体\2,450-)\2,646-

I Feel Closer to Heaven Everyday/His Promised Land/Just As I Am/God Put a Rainbow in the Clouds/Where No Cabins Fall/Joshua/Old Rugged Cross 他全16曲

2000年から2006年まで7年連続受賞に続いて8度目の受賞という記録を持つロンダ・ビンセント、初のゴスペル・ライブ録音集。
 ●年間最優秀ボーカル・グループ、
 ●年間最優秀ベース(ティム・サレット)、
 ●年間最優秀ソング(“Moon Over Memphis”):バルサム・レンジ
  MH-1533 BALSAM RANGE 『Five』CD(本体\2,450-) \2,646-

絶大な人気を誇るバルサム・レンジ、年間最優秀ソングに輝く“Moon Over Memphis”が収録された最新作。トラッドからコンテンポラリーの今のメインストリーム・ブルーグラスが体感できる。
 ●年間最優秀インストルメンタル・パフォーマンス:“The Three Bells,”ジェリー・ダグラス、マイク・オールドリッジ、ロブ・アイクス
  ROU-35773 JERRY DOUGLAS,MIKE AULDRIDGE & ROB IKES『THREE BELLS』CD(本体\2,450-) \2,646-

ドブロの三巨頭によるコラボレーション。ドブロ・ファン必聴!! 
 ●年間最優秀新人、
 ●年間最優秀ソングライター、
 ●年間最優秀レコード・イベント:ベッキー・ブラー
  BB-2014 BECKY BULLER『'Tween Earth and Sky』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ムーンシャイナーの今月号から連載で大特集。年間最優秀レコード・イベントに輝く“Southern Flavor,” Becky Buller with Peter Rowan, Michael Feagan, Buddy Spicher, Ernie Sykes, Roland White and Blake Williamsが収録された彼女3作目に当たる最新作。
 ●年間最優秀バンジョー:ロブ・マッカリー
  MCM-0018 ROB MCCOURY『THE 5-STRING FLAME THROWER』 CD(本体\2,450-)\2,646-

ロブ・マッカーリー初ソロアルバム、スクラッグス3曲(Foggy Mountain Chimes, I've Lost You, John Henry)、リノ4曲(Banjo Riff, Limehouse Blues, Charlotte Breakdown, Feuding Banjos)、オズボーン3曲(未発表“Jericho”ほか、Siempre, We Could)、クロウ1曲(Blackjack)の大名曲カバー他。
 ●年間最優秀フィドル:マイケル・クリーブランド
  COMP-4634 MICHAEL CLEVELAND & FLAMEKEEPER『On Down the Line』CD(本体\2,450-) \2,646-

 盲目のフィドラー、IBMA最優秀フィドルを10度受賞というマイケル・クリーブランド最新第7作、本作もアグレッシブなマイケルのフィドルを軸にイケイケのホットなトラッドグラス路線を一直線。
 ●年間最優秀ギター:ブライアン・サットン
  SH-4105 BRYAN SUTTON『Into My Own』CD(本体\2,450-)\2,646-

今回で9度目の受賞のブライアン・サットン最新作。サム・ブッシュ、ノーム・ピケルニー、ステュアート・ダンカン、グレッグ・ギャリソンという基本にトラベリング・マッカーリーズやビル・フリーゼルを迎えての至福のブル―グラス音曲集。
 ●年間最優秀マンドリン:ジェシー・ブロック
  PC-6501 JESSE BROCK『Kickin' Grass』 CD(本体\2,450-) \2,646-

現在、ギブソン・ブラザーズのマンドリン・プレイヤー、2009年に続き2度目の受賞、ジェシー・ブロックのソロ・デビュー作。自作オリジナルやデヴィッド・マクラフリン、ロン・スチュワートなどの新作に、ジミー・マーティン、フランク・ウェイクフィールドのクラシックを加えたインスト8曲とヴォーカル4曲。
  ROU-35986 GIBSON BROTHERS『Brotherhood』CD(本体\2,450-) \2,646-

 今年のIBMAアワードのホスト役を務めたギブソン・ブラザーズ、最高の栄誉である年間最優秀エンターティナーを2度も受賞、各地のフェスのヘッドライナーとして活躍する彼等の93年デビュー以来12作目はエバリー、ルービン、ブルースカイ、ジム&ジェシー、スタンレー等々、ブルーグラス、カントリー、アーリー・ブルーグラスの隠れた名曲等々のブラザーデュオをカバー。
(在庫の少ない物も有りますが、通常2-5週で再入荷します。)
 最近作/お勧め作、再入荷
 (すでに新入荷で紹介済の作品たちです)
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 (最新10月号、記事や特集などの話題作品です)
 [サラ・ジャローズ、イーファ・オドノバン、サラ・ワトキンス間もなく来日]
  SH-4049 SARAH JAROSZ『Song Up in Her Head』CD(本体\2,450-)\2,646-

 高校3年の17歳、1曲目にクリス・シーリ、ジェリー・ダグラス、ケニー・マローンらを迎えたタイトル曲に始まり、最後の13曲目にクリスとのデュオ“Little Song”で終わるその間、ティム・オブライエンとのデュオ、そしてマイク・マーシャルを迎えた自身のマンドリンとのデュオ“Mansinneedof”でデビュー作にしてグラミー賞最優秀インスト候補になったという天才ぶりをいかんなく発揮した2009年発表デビュー作品です。アリソン・クラウスのエンジニアとして知られるゲイリー・パチョーザとの共同プロデュース(そののちの2枚も同様)で、現在最高のアコースティック音楽を聴かせる秀作である。(歌詞付き)
  SIG-2029 CROOKED STILL『Some Strange Country』CD(本体\2,450-) \2,646-

 イーファ・オドノバンのボーカルによるアパラチアの陰影と、きついビートを伴ったチェロに絡む最先端ブルーグラス・アンサンブルの極致。イーファの妖しい魔物が憑いているような独特の響きにはますます磨きがかかり、フォーフィンガー奏法のバンジョーで驚くばかりの音数を発するグレッグ・リスト、オールドタイムの真髄を会得した若い女性フィドラー、ブリタニー・ハースら、アパラチア/ブルーグラスの新世界です!
  NONE530684 SARA WATKINS『Sun Midnight Sun』CD(本体\2,450-) \2,646-

Foothills/You and Me/When It Pleases You/Be There/Impossible/Ward Accord/Lock Key 他全10曲
クリス・シーリと兄ショーンとのトリオ、ニッケルクリークを解散後、2009年にジョン・ポール・ジョーンズ(レッド・ツェッペリン)のプロデュースでデビュー作『Sara Watkins』を発表、高い評価を得たサラ・ワトキンスのソロ第2作。現代のマリア・マルダーと大歓迎されたサラ、瑞々しい感性で、自作のフィドル・チューン2曲やプロデューサーであるギタリスト、ブレイク・ミルズとの共作5曲のほか、エバリー・ブラザーズ曲"You're the One I Love"、ウィリー・ネルソンの"I am a Memory"など。
 [モンローズミュージックの軌跡]
  BCD-15423 BILL MONROE "1950-1958" CD4枚組(本体\11,000-)\11,880-(受注後2−3週で入荷)

 ビル・モンロー(m)がジミー・マーチン(g)、バッサー・クレメンツ(f)、ルディ・ライル(bj)等と作り上げたデッカ移籍、最初の録音から1958年までのコンプリート。後にハイロンサム・サウンドと呼ばれる究極のブルーグラス。
  BCD-15529 BILL MONROE "1959-1969" CD4枚組(本体\11,000-)\11,880-(受注後2−3週で入荷)

ビル・モンロー60年代全曲集。ビル・キース、デル・マッカリー、ピーター・ローワン、リチャード・グリーン、ローランド・ホワイト、バイロン・バーライン等々、フォーク・ブームを背景に、都会生まれの若者をメンバーに加えることで、モンロー自身が変化していった姿をとらえている。
  RGMCD-172 BILL MONROE『5 Classic Albums plus Bonus Singles』CD4枚組(本体\2,450-)\2,646-

『Knee Deep in Bluegrass』(1958年7月)から順に、『I Saw the Light』(1958年8月)、『Mr. Blue Grass』(1961年5月)、『Bluegrass Ramble』(1962年6月)、『My All Time Country Favorites』(1962年10月)、以上合計5枚の公式アルバム全曲に、1955年から1960年に発表されたLPには含まれないシングル15曲の合計全75曲が収められている。
  SF-40063 BILL MONROE『Live 1956-1969; Off the Record Vol.1』 CD(本体\2,450-)\2,646-

 ビル・モンローの、不遇時代からフォークリバイバルとともに若者たちからブルーグラスの父と尊敬されはじめる頃、もっとも尖っていた1960年代の凄まじい75分ライブ全27曲集。ピーター・ローワン、デル・マッカーリー、ビル・キース、ローランド・ホワイト、ヘイゼル・ディッケンズや超貴重な兄、チャーリー・モンローとの歴史的モンロー・ブラザーズ・リユニオンほか。この抑え難い衝動、そのエネルギーと内に秘めた寂寥感、ブルーグラスのある本質である。この熱とエネルギーこそ民衆音楽の魂だ。ビル・モンロー音楽を芸術の域に認めさせた最大の功労者、故ラルフ・リンズラーが制作編集した入魂の「生(ライブ)」のビルモン!!
  SF-40064 BILL MONROE & DOC WATSON『Live Duet Recordings 1963-1980; Off the Record Vol.2』CD(本体\2,450-)\2,646-

 こんな録音が残っているって!!やっぱりレコード(記録)は偉大だ。生誕100年を迎えている「ブルーグラスの父」ビル・モンローがオールドタイム/フォークの大御所で88歳の米寿を祝うドック・ワトソンとモンロー・ブラザーズの再現をしてみせる!! ふたりがマンドリンvsギター・バトルを展開、そのラフな1音ずつに込められたスピリット、リズムに秘められた衝動、われわれが何故この音楽を愛し続けるのか、覇気に溢れたふたりの偉人が教えてくれる超貴重な全17曲。
  ACD-25001 BILL MONROE『July 1963:Two Days at Newport』CD(本体 \3,100)\3,348-

July 26, 1963:Intro/Mule Skinner Blues/Uncle Pen/Devil's Dream/Molly and Tenbrooks/I am a Pilgrim/Rawhide/July 27, 1963:Intro/Paddy on the Turnpike/Pike County Breakdown/Rawhide/Get up John/Will You Be Loving Another Man/Conversation with Ralph Rinzler/Pretty Fair Maiden in the Garden/Salt Creek/Lonesome Road Blues 全14曲

 ビル・モンローが初めてニューポート・フォーク・フェスティヴァルに出演した1963年の音源が遂に発掘された。フォーク・リヴァイヴァル真っ只中とはいえ、ブルーグラスがどのように受け止められるのかなお懐疑的だったモンローが、新たにマネージャーとなったラルフ・リンズラーの勧めもあって、デル・マカーリー、ビル・キース、ビリー・ベイカー、ベッシー・リー・モールディンという布陣で臨んだニューポートでの2ステージ。7月27日のメイン・ステージと、28日のワークショップを収録している。初めてのフォーク・フェスということもあってか、モンローの気合いの入りようには只ならぬものがあり、緊張感漲るマカーリーとのコーラス("Will You Be Loving Another Man"の凄まじいこと)に圧倒される。因みにこの年春にブルー・グラス・ボーイズに加わったマカーリーにとっては、このライヴがBGBでの録音として公表される最初のものとなる。そしてもうひとつ、モンローが惚れ込んだビル・キースをこれほどまでにフィーチュアしたステージというのも、極めて異例のことである。公式録音でもキースの代表作となった多くのインストを残している63年、"Devil's Dream"や"Salt Creek"にモンロー・ミュージックのこの時期だけの突出した姿が見事に映し出されている。加えて、キースの紹介やグランド・オール・オープリへの繰り返しの言及に、フォーク・ファンへのメッセージを強く意識したモンローの胸のうちがよく表われているとみていいだろう。ブルー・グラス・カルテットにはラルフ・リンズラーが参加している。ベア・ファミリー・レコードのオーナー、リチャード・ワイツェが新たに立ち上げた、...And More Bears レーベルからのリリース。ジョン・クック(チャールズ・リヴァー・ヴァレー・ボーイズ)が撮った貴重なステージ・フォト満載のブックレットも素晴らしい。
 【ムーンシャイナー10月号レビュー紹介作品】
  ROU-36378 DELLA MAE CD(本体\2,450-) \2,646-

Boston Town/Rude Awakening/Can't Go Back/For the Sake of my Heart/Good Blood/To Ohio/Shambles/Take One Day/Long Shadow/No Expectations/High Away Gone全11曲

 ボストンから登場した女性ブルーグラス、期待の星、デラメイのローリング・ストーンズ誌の今知っておくべき10組のニューアーティストのうちの1組に選ばれた彼女等、グラミーにノミネートされた前作に続くらウンダー第二作。
  PC-1196 DALE ANN BRADLEY『Pocket Full of Keys』 CD(本体\2,450-) \2,646-

The Stranger/Till I Hear it from You/Pocket Full of Keys/Ain't it Funny/Rachel Pack Your Sunday Clothes/Hard Lesson Road/Talking to the Moon/Sweet
Hour of Prayer/Soldiers, Lovers, and Dreamers/Sweetheart of the Pines/I'm So Afraid of Losing You Again/I'll Live on Somewhere全12曲

IBMAアワード最優秀女性ボーカルを5度受賞、デイル・アン・ブラッドレィが古巣のパインキャッスルに復帰第一弾。
  PATUX-274 LOUIE SETZER『Jukebox Bluegrass』CD(本体\2,450-)\2,646-

 デル・マッカリーに「本物の音楽を紡ぎ出す強烈な声」と称されたルイ・セッツアー、70年代からマーチン・ギター工場に勤務、最後の5年間は最終インスペクターとして職務を全うしたという彼の最新作はジミー・マーチンの影響色濃い、ホンキー・トンク・ブルーグラス。ロイ・ペンスカ(bs)、マーク・ディレイニー(bj)、ネイト・グロウワー(f)他のメンバーで、スタンレー、チャーリー・ムーア、バズ・バズビー、レノ&ハレルのドライブするブルーグラス加えてW.ネルソン、G.ショーンズ、J.ホートンの泣き節カントリーも秀逸。
  YPM-043 山本太郎 & 長谷川光 『Django a la Clarinette』CD(本体\2,500-)\2,700-

 ブルーグラスのバンジョー奏者、またウエスタンスウィング、ジプシージャズのギター奏者でもある長谷川光とポップスからモダンジャズまで守備範囲の広いクラリネット奏者の山本太郎がふたりによるトラッドジャズの超有名曲やジャンゴ・ラインハルト曲満載のインストデュオのデビュー作品。
  YTM-103 やぎたこ『I'm Here!』(本体\2,315-)\2,500-

Barbara Allen/The Wind and Rain/The Cuckoo Bird/Oh! Susanna/Red River Valley/Jenny Jenkins/I Wish My Baby Was Born/Chawing Gum/Hot Corn,Cold Corn他

 プロデューサーに北村謙を迎えやぎたこが贈る二年半ぶりの新作。「筋金入りのオールドタイマーからは相手にされず真面目なブルーグラッサーからは起こられそうな『やぎたこ』らしい、いいアルバムができました。グラミーを狙いたいんですがどなたかノミネートの仕方、ご存知ないですか?」やぎたこ(やなぎX辻井貴子)
 【ムーンシャイナー11月号レビュー紹介作品】
  BAS-2015 RUSSELL MOORE & IIIrd TYME OUT『It's About Tyme』CD(本体\2,450-)\2,646-

 現在、正統派ブルーグラスのトップグループのひとつ、ラッセル・ムーアとサードタイムアウト、素晴らしい最新作。IBMA最優秀男性ボーカルに最高の5度選出されラッセルのバックを固めるのは、スーパーピッカー、ウェイン・ベンソン(md)に、典型的な現代ブルーグラスフィドルを聴かせるジャスティン・ヘイズ(fd)、バランスの整ったキース・マッキンノン(bj)、ブレイク・ジョンソン(bs)。カーター・ファミリーの“Are You Tired of Me My Darling”やカントリージェントルメン“River Bottom”ほか、キース・ウィットリーやミッキー・ニューベーリー、ニッティグリティダートバンド、サム・クックのモータウンサウンドらのカバーと新曲、絶対に期待を裏切らない完璧なサウンドを聴かせる。
  COMP-4658 ALISON BROWN『The Song of The Banjo』(Deluxe Edition)CD(本体\2,450-)\2,646-

とてもリリカルなプレイでバンジョーという楽器を別の次元まで引き上げた功労者の一人、アリソン・ブラウン、2009年以来の渾身のソロアルバム。ロブ・アイクスをフィーチャーしたオーリアンズのヒット曲"Dance With Me"、インディゴ・ガールズを迎えてマイケル・マーフィーの"Calorina In The Pines"、バートバカラックの"I'll Never Fall in Love Again"、シンディ・ローパーの"Time After Time"等々、耳に馴染み深い美しいメロディを極上のトーンのバンジョーで聞かせる。CDボーナストラックにはケブモを迎えてマービン・ゲイの"What's Going On"超お勧め!!
  HHS-2015 HELEN HIGHWATER STRINGBAND『Shad Cobb, Mike Compton, David Grier, Missy Raines』CD(本体\1,750-)\1,890-

Glory Bound/This Crazy Crazy Feeling/Blue Train/Please Baby/Cryin' Singin'.

 その分厚い音楽センスで一癖もふた癖ある天才肌のナッシュビル ブルーグラッサーたちが立ち上げたヘレン・ハイウォーター・ストリングバンドのデビューミニCDアルバム。とにかく、キショクいい音を出すことには定評の4人、シャッド・コッブ(fd)、マイク・コンプトン(md)、デビッド・グリア(g)、そして紅一点ミッシー・レインズ(bs)が、チョッとヒルビリーなブルース3曲(キャラハンブラザーズ、ジョニー・キャッシュとミシシッピーシークス)とシャッドのオリジナル2曲の全5曲。
  RUR-1127 STEVE GULLEY NEW PINNACLE CD(本体\2,450-) \2,646-

Leaving Crazytown/Hello Goodbye/You'Re Gone/It'S A Long, Long Way To The Top Of The World/She'S A Taker/Mattie'S Run/Don'T You Ever Get Tired Of Hurting Me全12曲

クイックシルバー、マウンテン・ハート、グラスタウンと渡り歩いたスティーブ・ガリーの新バンドのデビュー。
  PATUX-275 BILL RUNKLE『Lonely Tonight』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ビル・ランクル!?……そう、デル・マッカーリーの大名盤『High On A Mountain』(1973)のバンジョー奏者にしてデル名曲“I'm Lonely Tonight”を書いた人物。自身のバンド、スミスホロー(ラリー・コナーg、ジュディ・ウィンターズbs)を率いての最新、おそらくデビュー作。ゲストに若手フィドラー、パトリック・マカビニューとマンドリンのジェフ・キッド。そしてデルにつづくトラッドボイスの旗手といわれるダニー・ペイズリーが“I'm Lonely Tonight”で特別ゲスト。ラルフ・スタンレーの“Hard Times”、ドン・レノの“Green ...”ほどには崩さない“Black Mountain Hop”などのDチューニング曲などのほかオリジナル含めた10曲と歌もの3曲の全13曲。1970年代の雰囲気に包まれたスリーフィンガーバンジョー作品である。
  THM-1510 DEBRA CLIFFORD & BECCA WINTLE『The Farewells』CD(本体\2,450-)\2,646-

ロンサム・シスターズの片割れ、デブラ・クリフォードとフィドラー&シンガーのベッカ・ウィンタルによる新ユニット。古いギブソンのサザン・ジャンボ・ギターやF-5マンドリン、クロウハンマー・バンジョー、テナー・ギターを駆使、ベースにジューン・ドラッカーを加えてオールドタイミーなサウンドを聞かせる。
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  MFR-150602 SIDELINE 『Session 2』CD(本体\2,450-) \2,646-

Mountain Girl/I Won'T Go Away/Flora, The Lily Of The West/I'D Rather Die Young/Kentucky Country Home/Don'T Come Running/Mountain Song/Going Across The Sea/Lord Don'T Leave Me Here/Rose In Paradise/Handsome Molly全11曲

21年間に亘って在籍したサードタイム・アウトを離れたスティーブ・ディリング(bj)がリタイア後に結成したユニットの第2作。スティーブ同様に、昨年の夏に長年、活動を続けたマウンテン・ハートを辞したジェイソン・ムーア(bs)、ファミリーバンドのチェリーホームズでセンセーショナルなデビューを飾り、いきなりIBMAアワードの最高峰、年間最優秀エンターテイナーに輝き、現在はローリーのスタジオでエンジニアとしても活動するスキップ・チャリ―ホームズ(g)、ノース・キャロライナ・ネイティブでブルーグラスと深いかかわりの中で育ったブライアン・オルドリッジ(m)というメンバーに加えてプロデュースにマウンテン・ハートのアーロン・ラムジー(m)、現在、最も多忙なセッションマンとして大活躍のロン・スチュアート(f)という面々で、ルアル・ヤーブロー&デキシーメンの"Mountain Girl"、チェリーホームズ自主制作時代の"I Won't Go Away"、クイックシルバー"I'd rather Die Young"、"Kentuck Country Home"(H.サイズモア)、"Don't Come Running"(D.パームリー)、"Going Across The Sea"(trad)等々、抜群の選曲、直球勝負のソリッドなブルーグラスを聞かせてくれる。(ムーンシャイナー誌2015年8月号レビューより)
  SC-1509 シャギーマウンテンボーイズ『50th Anniversary: 1965-2015』CD+DVD(本体\2,500-)\2,700-

 1965年結成、関西ブルーグラスの重鎮、シャギーマウンテンボーイズの50年を記念して、初期LPから1988年のグランドオールオープリ出演ライブまでの30曲がCDアルバムに、1977年の宝塚ブルーグラスフェスから2015年のフォートワースジャンボリーまでの15曲がDVDアルバムに収められた超すばらしい作品。まだブルーグラス奏法も不確かだった1960年代の勢いと雰囲気のすばらしいこと! とてもニューグラス世代には出せない愛がいっぱい詰まっている。レスター・フラットの雰囲気を持った家成靖明、そして後期にはのちに神戸でライブハウス「シャギー」を経営する筒見一夫(初期にバンジョーを担当)がボーカル、さまざまな時期のメンバーを率い、フラット&スクラッグス一筋にバンドを率いている高梨安弘……。何も言うことのない、すばらしい日本ブルーグラス史の大きな一ページである。ムーンシャイナー誌11月号で特集予定。
  FB-1002 NESSIE EXPEDITION『Hear the First Whippoorwill』CD(本体\2,000-)\2,160-

 今秋、アメリカ・ツアーを成功裏に終えたネッシー・エクスペディション、1973年、大学を出たばかりの若者たち、本間正敏(法政大)、松本康男(千葉大)、窪田光紀(青学大)らが結成、1976年にLP『Hello City Limits』を発表し、渡米ツアーを行ったネッシーエクスペディション。仕事も家庭も一段落し、2012年に再び渡米ツアー、37年ぶりの興奮に、ついつい(!?)2014年1月に山田重夫(関学大)と佐藤美和(法政大)を加えバンド再編、最新CDアルバムを制作。ビル・モンローのカバーを中心にネッシー流のソリッドグラスとハイロンサムを聴かせる。
 ■インスト最近作/お勧め作
  COMP-4647 MR.SUN『The People Need Light』CD(本体\2,450-) \2,646-
 
 嘗てはリリー・ブラザーズ、チャールズ・リバー・ボーイズ、ジョー・バル等の活躍でブルーグラスが根付き、現在はジャズの名門校、バークリー音楽院でブルーグラス系のミュージシャンを積極的に受け入れて次世代の有能なミュージシャンを多く輩出、シーンの大きな流れを産み出し続けるボストン地区から登場した期待の新ユニット、ミスター・サン、コンパスからののデビュー作。有田純弘の盟友として知られるジョン・ミゲーンの薫陶を受け、バークリーのインストラクターとしても活躍するジョー・ウォルシュ(m)がギブソン・ブラザーズを辞して参加、デビッド・グリスマンの片腕として活躍、新しいアコースティック・シーンを牽引、現在はバークリーで教鞭も取るダロル・アンガー(f)、グリスマンの下で、マーチン・フラットトップの新たな可能性を引き出したプレイで注目を集めたグラント・ゴーディ(bs)、シェラ・ハルとの活動で知られるイーサン・ヨジェビッツ(bs)という面々。メンバーによる色彩豊かなオリジナルが7曲。広がりあるアレンジで聴かせるテキサス・フィドル曲"Dry & Dusty"とジョーのボーカルも加わる"The Likes OfYou"(R.ヒルトン作)やジャズ・スタンダード"After You've Gone"。最先端のアコースティック音楽。(ムーンシャイナー誌2015年8月号レビューより)
 ■カントリー最近作/お勧め作
  U-4723504 ALAN JACKSON『Angels and Alcohol』CD(本体\2,250-)\2,430-

You Can Always Come Home/You Never Know/Angels and Alcohol/Gone Before You Met Me/The One You're Waiting On/Jim and Jack and Hank/I Leave a Light On/Flaws/When God Paints/Mexico, Tequila and Me.

 2年前の前作『Bluegrass Album』から一転、最新作はアラン・ジャクソン(56)本来の正調ホンキートンクカントリー作品は、発売同時に定位置であるビルボードトップカントリーアルバムのチャート1位を確保(前作は3位)、さすがジョージ・ストレイトと並ぶ、現代カントリーのトップランナーだ。
 高校卒業後に地元ジョージア州ニューナンでバンドを結成、妻デニスとともに故郷を出てナッシュビルに向かったのが27歳、デニスがグレン・キャンベルの知己を得てアランにチャンスが回ってきたのが1989年後半、新興レーベルのアリスタと契約、1990年1月に発表した“Here in the Real World”がヒット、31歳にしてスター街道を歩み始めたという。それから25年、ほぼすべてのアルバムをプロデュース(1枚の例外はアリソン・クラウスによる『Like Red on a Rose』)してきたキース・スティーガルと創った24枚目の作品だという。「25th Anniversary KEEPIN IT COUNTRY TOUR」(提供:クボタ)と題したツアーの成功とともに、悠々自適の正統派ホンキートンクCDの発表である。
 ■お勧め発掘・編集最近作/お勧め作
  RC-112 THE SIDEMEN "Almost Live at the Station Inn" CD(本体\2,450-)\2,646-

Lost John/Why Did You Wander/Let Those Brown Eyes Smile At Me/Why Baby Why/That Old Book of Mine/Wandering Soul/Katy Dear/Those Two Blue Eyes 他全13曲

 90年代にブルーグラスで身を立てる為にナッシュビルを目指した若者たちがビル・モンロー、オズボーン・ブラザーズ、ジム&ジェシー等々のサイドメンを務めながら、ツアーのオフ集い、「90年代のフラット&スクラッグスを目指す」という意気込みで研鑽を重ねたバンド、その名も「サイドメン」が我がレッドクレイに残した、唯一のアルバム。テキサスのサウスプレイン大学のブルーグラス学科の仲間と組んだウェリー・ハ―ツ(ロン・ブロック、ステュアート・ダンカンが在籍)を経て、ロニーとロブの二人の息子を引き連れてペンシルバニアから移ってきたデル・マッカリー・バンドのベーシストとして彼等が確固たる地位を築くまでに大きな貢献したマイク・バブ(bs)を中心に、オズボーン・ブラザーズのメンバーとして長年、彼等のサウンドを支えて、現在はグラスカルズで活躍するテリー・エルドレッジ(bs)、ブルーグラス・マンドリンの第一人者に成長したロニー・マッカリー(m)、ブルーグラス・ボーイズからジム&ジェシーを渡歩き、最晩年のビル・モンローを迎えて素晴らしいソロ作『Pieces of Time』(RC-113CD\2,646-)を残して事故で非業の死を遂げたジミー・キャンベル(f)、キング・オブ・キャロライナ・ドブロの愛称でオズボーン、カントリー・ガゼット他で活躍、レスター・フラットを髣髴させる素晴らしいボーカルを聞かせたジーン・ウートン(d)、アール・スクラッグスのスタイルを徹底的に学んだラリー・パーキンス(bj)に加えて、ナッシュビル・アンダーグラウンドの生き証人で最高のエンターティナー、エド・ダイ(d,bone)という面々が、レギュラー出演していたステーション・インの火曜日の晩には近在のミュージシャンやコアなブルーグラス・ファンのみならず、地元の大学生達も巻き込んで、大いに盛り上がり、ナッシュビル在住やツアー中のミュージシャンが気楽に立ち寄って、色んなハプニングを起こしてきた、そんな熱気をそのまま封じ込めた奇跡の様な快作。
  NOT3CD-058 V.A.『Newport Folk Festival 1959』3CD(本体\1,750-)\1,890-

The Bells Of Rhymney - Pete Seger/One Grain Of Sand/Abiyoyo - Pete Seeger/Careless Love - Pete Seeger/Hey Daroma - Martha Schlamme with Frank Hanilton/There's A Hole In My Bucket - Martha Schlamme with Frank Hamilton/Que Bonita Bandeira - Martha Schlamme with Frank Hamilton/Lonesome Traveller - Leon Bibb with John Stauber & Eric Weisberg/Every Night When The Sun Goes Down - Leon Bibb, John Stauber, Eric Weisberg/Times Are Getting Hard - Leon Bibb with John Stauber & Eric Weisberg/Sinner Man - Leon Bibb with John Stauber & Eric Weisberg/Cobbler's Song - tom Maken with Pat Clancy & Pete Seeger/Mountain Dew - Tom Maken with Pat Clancy & Pete Seeger/Joshua Fought The Battle Of Jericho - Odetta/Cotton Fields At Home - Odetta/Great Historical Bum - Odetta/I've Been Driving On Bald Mountain/Water Boy - Odetta/Virgin Mary Had A Son - Joan Baez & Bob Gibson/We Are Crossing The Jordon River - Joan Baez & Bob Gibson/Beware, O Take Care - The New Lost city Ramblers/When First Into This Country I Came - The New Lost City Ramblers/Hopalong Peter - The New Lost City Ramblers/Little Maggie - Barbara Dane/Dink's Blues - Barbara Dane with Frank Hamilton & Bill Lee/My Baby Done Changed The Lock On The Door - Sonny Terry, Brownie McGhee/Pick A Bale Of Cotton - Sonny Terry and Brownie McGhee/Flint Hill Special - Earl Scruggs/What're We Going To Do With The Baby-oh - Jean Ritchie/Pretty Saro - Jean Ritchie/Shady Grove - Jean Ritchie/Paper Of Pins - Jean Ritchie & Oscar Brand (with Billy Faier)/The Hangman, Or The Maid Freed From The Gallows - John Jacob Niels/Lady Gay - Frank Hamilton/Old Racoon - Frank Warner/Earl's Breakdown - Earl Scruggs/Which Side Are You On? - Oscar Brand (assisted by Billy Faier)/Un Domingo - Cynthia Gooding/Jalisco - Cynthia Gooding/The Old Fisherman - Ed McCurdy/When Cockle Shells Turn Silver Bells - Ed McCurdy/Twinkle, Twinkle Little Star - Ed McCurdy/Frankie And Johnny - Ed McCurdy/Cumberland Gap - Earl Scruggs全42曲

フォーク・リバイバルの象徴ともいえるニューポート・フォーク・フェスティバル、1959年の模様を収めた3枚組廉価CDセット。一般的にはボブ・ギブソンの紹介で登場したジョーン・バエズのセンセーショナルなデビュー、ブルーグラスではハイロ・ブラウン&ティバーライナーズを従えて登場したアール・スクラッグスが強烈なインパクトを与えたことで知られる。ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ、ジーン・リッチー等々、フォークリバイバルを彩ったバラエティに富んだミュージシャンの演奏が収められている。
  NOT3CD-076 V.A.『Newport Folk Festival 1960』3CD(本体\1,750-)\1,890-

East Virginia Blues- Pete Seegar/In The Evening When The Sun Goes Down- Pete Seegar/Hieland Laddie- Pete Seegar/Hobo Blues - John Lee Hooker/Maudie- John Lee Hooker- Bill Lee/Tupelo - John Lee Hooker Bill Lee/Moine Voulait Danser- Alan Mills/Le Reel Du Pendu- Jean Carignan/I Know An Old Lady- Alan Mills/La Bastringue- Alan Mills Carignan/Brian Boru- Tommy Makem/Johnny I Hardly Knew Ye- Makem/The Whistling Gypsy- Makem/Old Joe Clarke- Jimmy Driftwood -Pete Seegar/Unfortunate Man- Driftwood/Roll In My Sweet Baby's-New Lost City ramblers/Man Of Constant Sorrow- Mike Seeger/Foggy Mountain Top-New City Ramblers/This Little Light Of Mine- Bob Gibson/Warfaring Stranger- Bob Gibson/You Can Tell The World- Bob Gibson/Well, Well, Well- Bob Gibson & Bob Camp/Railroad Bill- Cisco Houston/The Cat Came Back- Cisco Houston/Hush, Little Baby- Ed McCurdy/The Lavender Cowboy-Ed McCurdy/Blood On The Saddle- Ed McCurdy/Handsome Molly- Peggy Seeger/Willy Moore- Peggy Seeger/Lang A-Growing- Ewan Maccoll/The Ballad Of Springhill- Peggy Seeger& Ed McCurdy/Salty Dog Blues- Lester Flatt & Earl Scruggs/Before I Met You-Flatt&Scruggs/Cabin On The Hill-Flatt&Scruggs/Jimmy Brown- Flatt&Scruggs/Talking Atomic Blues- Oscar Brand/ Great Selchie Of Shule Skerry-Oscar Brand/Horse With A Union Label- Oscar Brand/Three Jovial Huntsmen- Will Holt/Edward Ballad- Will Holt/M.T.A.- Will Holt/ Bukhara- Oranim-Zabar Israeli Troupe Featuring Guela Gill/Russian Spoof-Oranim-Zabar Israeli Troupe Featuring Guela Gill/Ayil Ayil Oranim-Oranim-Zabar Israeli Troupe Featuring Guela Gill/Al Harim -Theodore Bikel/Mi Caballo -Theodore Bikel/3Jolly Rogues- Theodore Bikel/Eres Alta Theodore Bikel/Galveston Flood- Theodore Bikel全49曲

1960年6月24日〜26日にかけてロードアイランド州ニューポートで開催されたフォーク・フェスティバルの模様を収めた3枚組廉価CDセット。ブルーグラス・ファンには何といっても前年にセンセーショナルなフェス・デビューを飾ったアール・スクラッグスがレスター・フラットとフォギー・マウンテン・ボーイズを伴っての出演。フォーク・リバイバルの中でのブルーグラスの地位を決定付けた圧倒的なパフォーマンス他、ニューロストシティ・ランブラーズ、マイク・シーガー、ジミー・ドリフトウッド等々、ピート・シーガー、シスコ・ヒューストン、ペギー・シーガー等々。
 ■映像ものお勧め作
  CFRC-SB V.A.『Simply Bluegrass』DVD5巻組(本体\12,250-)\13,230-

2013年晩秋、リッキー・スキャッグスの呼びかけで集まったブルーグラス界、トップクラスのメンバーが一堂に会して最高のパフォーマンスと和気あいあいのトークを繰り広げる6時間。参加者全員の視線を浴びての演奏という、おそらくこの参加者らにとって極めて珍しいシチュエーションが思わぬキンチョー感に満ちたすばらしい演奏を観せる。DVD映像4枚と、ボーナスDVDとしてバックステージの様子が収められた「カントリーファミリーリユニオン」シリーズのDVD5枚組。トーク部分での貴重なブルーグラスの歴史やそれぞれの人間性が楽しめる裏話などの興味深い内容は、ムーンシャイナー誌にて随時要約特集の予定です。当初、国外への発売予定はなかったが、ようやく日本での発売が可能となった。
 ホストバンドのステュアート・ダンカン(f)、ブライアン・サットン(g)、ロン・スチュワート(bj)、アダム・ステフィ(m)、バリー・ベイルズ(bs)をバックに、ブルーグラス史を作ってきたマック・ワイズマンやボビー・オズボーン、ジェシー・マクレイノルズ、ロニー・レノらの第一世代から、主宰のリッキーをはじめ、デル・マッカーリー、サム・ブッシュ、ドイル・ローソン、カール・ジャクソン、来日の様子が懐かしいザ・ホワイツとジェリー・ダグラス、そして今が旬のグラスカルズのテリー・スミス&テリー・エルドリッジ、ロンダ・ビンセント、デイリー&ビンセント、ギブソン・ブラザーズ、ドナ・ユリッシー、ポール・ブルースター、そらに若者代表といったシエラ・ハル、そしてブルーグラス小僧でカントリースーパースターとなったダークス・ベントリーなどが勢揃い、スタンダードな名曲が中心の6時間のお楽しみ。
 楽器関連作品
 (楽器奏法や教則など、さまざまなご相談に関してはミュージシャン歴豊富なスタッフがアドバイス、また楽器につきましても、本体やパーツ/アクセサリーなど、ビンテージを含めて各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
 ■ギター
  MAGG-431 AL PETTEWAY『Mountain Guitar』CD(本体\2,450-) \2,646-

大塚章と共にグラズ・マタッズで活動、後にフィンガースタイルのギタリストとして大成したアル・ぺタウェイの最新作はソロ・パフォーマンスによるアパラチアン・マウンテン・フレーバー溢れるオリジナルとドック・ワトソンやエタ・ベイカーへのオマージュ他、ブルーグラスにもなじみ深いトラッド他全18曲。
  GRR-1003 JACK LAWRENCE 『Arthel's Guitar』CD(本体\2,450-)\2,646-

Lover Of The Bayou/Tough Luck Man/Arthel's Guitar/Kinfolks In Carolina/The Whole World Round/Goodbye Liza Jane/You're No Longer A Sweetheart Of Mine/Red Rocking Chair/Fiddlefoot/Walking Down The Line/House Carpenter/I Know What It Means To Be Lonesome/St. Anne's Reel/Whistling Rufus/Ten Miles To Deep Gap.

1972年に渡米したイッツアクライングタイムに金魚のフンのようにくっ付いていたクラレンス・ホワイト大好きの子供、そののちニューディールストリングバンドからブルーグラス・アライアンスを経て、1980年代から息子マールを喪ったドック・ワトソンの片腕となったジャック・ローレンス。自身のルーツであるノースカロライナはもちろん、クラレンス・アッシュレー、モンロー/フラット&スクラッグス、ザ・ディラーズ、レノ&スマイリー、そしてもちろんドック・ワトソン――、そんな自身のヒーローたちからの有名レパートリーやトラッド曲を軸に、ドック、デビッド・グリスマン、サム・ブッシュ、デル・マッカーリー・バンドらをゲストに迎えた、2013年に発表の楽しい朴訥なボーカルとギター作品。近年の若手たちのような華麗な、非の打ち所のないようなフラットピッキンとは違う、その人間くさいボーカルとそっくりの揺らぎが魅力にもなる、そんな中で、めちゃくちゃよく考えられた細かい芸を忍ばせたフレーズの数々、……早ければ、リズムが良ければ、威しフレーズが……弾ければカッコいいんじゃない。こうしてジャックのように、誠実に自分のトーンを磨き、ニカッとするようなフレーズを忍ばせる奥ゆかしさ、ジャックはほんと、思慮深くて、いい奴なんです。そしてすばらしいミュージシャン(音楽する人)なんです。
 ■バンジョー
  ROU-9143 TONY TRISCHKA『Great Big World』CD(本体\2,450-)\2,573-

Say Goodbye (For KM)/Do Re Mi/The Danny Thomas/Promontory Point/Single String Medley/Belated Wedding Hoedown- Angelina Baker/Ocracoke Lullabye/Great Big World- Purple Trees Of Colorado/JOY/I Wonder Where You Are Tonight/Lost/Wild Bill Hickock/Swag Bag Rag. 全13曲

 トニー・トリシュカの2014年リリースの第17作は「ブルーグラッース!」。かつての独りよがりは影を潜め、バランス感覚を持ったエンターテイメントだ。基本バンドには、クリス・シーリとの衝撃的デュオ作で知られるマイケル・デイビス(g)、モンローマンドリンのマイク・コンプトン(m)、14歳でジム&ジェシーでデビューし現在デドリー・ジェントルメン/デビッド・グリスマン・クインテットの凄感性マイク・バーネット(f)、スキップ・デイビス(bs)。そしてゲスト陣にはアンディ・スタットマン、ラス・バレンバーグ、ノーム・ピケルニー、クリス・エルドリッジからスティーブ・マーティン、女性ボーカリストにイーファ・オドノバン、アビゲイル・ウォッシュバーン、ジャズ/ブルース歌手キャスリーン・ラッセル、そしてボブ・ディランやレボン・ヘルムのギタリスト、ラリー・キャンベル(g)やオールマンブラザーズのオテイル・バーブリッジ(bs)に息子ショーン(drums)とのコンボまで……、これはどんな音が詰め込まれているのか、ハラハラ期待しながら楽しむっきゃないでしょ!! ウッディ・ガスリー“Do Re Mi”、フォスター“Angelina Baker”のマイケルとイーファのデュオ、“Wild Bill Hickock”を歌うフォーク界の重鎮ランブリン・ジャック・エリオット(語りで俳優ジョン・グッドマン登場!)、モンローの海賊テープで初めて聴いたという“I Wonder Where You Are Tonight”は基本バンドの正しいブルーグラス(つまり、個性のカタマリごっこ)などなど、ホンマ聴きどころ満載。ぜったい、オモロイぞ!!
 ■マンドリン
  RCSI-1082 JOE WALSH『Sweet Loam』CD(本体\2,450-) \2,646-

バークリー音大初のマンドリン専攻として故ジョン・ミゲーンの薫陶を受け、卒業後はギブソン・ブラザーズのメンバーとして知的で絶妙のタイミングと美しいトーンを聞かせ、現在はダロル・アンガー率いるミスター・サンで活躍中のジョー・ウォルシュ、2011年リリースのソロ作。ダロル・アンガ―(f)を共同プロデューサーに迎えてギブソン・ブラザーズ、ダロルが率いるリパブリック・オブ・ストリングスをゲストにニュー・アコースティクに加えて、ティム・オブライエンにも通じるバーサタイルなボーカルも披露。オールド・タイム調のメロディを巧く活かした唄とマンドリンとストリングスの絡みが美しいグレッグ・ブラウン作"Ain'tNo One Like You〜"、サム・ブッシュ同様に素早い指捌きでクリアーなトーンを産み出す"Wolfcat Breakdown"他オリジナル曲、古いトラッド曲に美しいコードを施した"Mole In The Ground"、レイドバックした雰囲気が絶妙のディラン"I Shall Be Released" 、ギブソン・ブラザーズが2曲、エリザベス・コットン"Oh,Baby It Ain't No Lie"等、ルーツ音楽にも造詣の深いところを示している。(ムーンシャイナー誌2013年2月号レビューより)
 ■フィドル
  RAINS41923 SPENCER & RAINS『The Old Texas Fiddle Vol.2: Weird Tunes of Old Texas』CD(本体\2,450-)\2,646-

Lady in the Center Three Hands Round/Blue-Eyed Susie/Sally Johnson/Rabbit Hash/Porter's Reel/Fire On the Mountain/Old Joe Clark/Chicken Reel/Duck Creek/The Scolding Wife/Wolves in the Wood/Unfortunate Puppy/Long Summer Day/Copper Springs Blues/Skeedaddle/Stumptown Stomp/Waterloo/Kitty Crankie/The Lost Girl/Black Jack Grove/Johnny Walk Along With Your Paper Collar On/Old Paint.

 カンザス出身のトリシア・スペンサーとテキサス出身のハワード・レインズが紹介するコンテストフィドル以前の知られざるテキサスフィドル全22曲集。アパラチアのオールドタイムとは趣を異にするオザークからテキサスのメロディアスでユニークなフィドルチューンの数々が、ふたりのフィドルを軸に、ブレンダン・ドイルのクロウハンマーバンジョー、ナンシー・ハートネスのギター、チャーリー・ハートネスのウクレレ、バージニア・ミューザーのベースによる素晴らしいストリングバンドで演じられるフィドル秀作。
 ■ドブロ
  COMP-4639 ROB ICKES TREY HENSLEY『Before the Sun Goes Down』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ハンク・ウィリアムズを思わせる正統ホンキートンクから超スーパーピッキンブルーグラスまでトレイ・ヘンスリーの強烈ギターとうまいボーカル、そしてブルーグラスドブロ第一人者のひとりロブ・アイクス、ふたりのコラボ作品。カントリーとブルーグラス双方で高く評価されるバリトンボイスの味わい深い歌とアコギとエレキ双方でのスーパーフラットピッキンが、ベテランのロブ・アイクスのフォローを伴いつつ、マイク・バブ(bs)とジョン・ガードナー(drums)という鉄壁リズムにアンディ・レフトウィッチ(md,fd)かオウブリー・ヘイニー(fd)、ロン・ブロック(bj)など適材適所でブルーグラスやカントリーという枠を飛び越えたレパートリーとアレンジ、南部田舎音楽の美味しいとこ取り。オリジナルは1曲に抑え、ジミー・マーティンやレスター・フラット/ビル・モンロー、そしてマール・ハガード(なんと3曲)やボブ・ウィルスなどのカバーに、スティーブ・レイ・ボーンのブルースやインストではロブがラップスティール、トレイがエレキに持ち替えてバディ・エモンズの“Raisin' the Dickens”など、ギター、ドブロはもちろんフィドルも聴きどころ満載、ボーカルも素晴らしく、商業主義に毒されないカントリーファンにも楽しめる作品となっている。
 ■楽器、その他……
 (スタッフは全員、バリバリピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください)
   MISC-SBPML 『秋元慎シグネチャー・ピック・ミディアムライト 1.3MM厚』 (本体\250-)\270- [新発売]

フラットピッカー、特にマンドリン・プレイヤー向けアセチレート素材によるラウンド・トライアングルのピック、マイク・コンプトンとアイデアを交換の結果、新たにミディアム・ライト1.3MM厚が加わりました。長年の経験から手に馴染む大きさ、ラウンドの取り方、フィニッシュにこだわりました。弦にあたるときの親和性が通常のセルロイドのピックより格段に良く、ハイポジションで弾いても音がつぶれ難いのが特徴。よりウッディなトーンを活かしたプレイに適しています。 
 ギブソン・アール・スクラッグス・バンジョー弦
MISC-0035『アール・スクラッグス・ライト弦』(0095.020W.013.010.0095)(本体\1,000)\1,080-
MISC-0036『アール・スクラッグス・ミディアム弦』(.010.022W.014.012.010)(本体\1,000)\1,080-

 長らく品切れ中でしたギブソン社アール・スクラッグス弦が再入荷しました。あるうちにお買い求めください。

MISC-GSBS『ギブソン・サムブッシュ・マンドリン弦』(本体\1,500-)\1,620-
根強い人気のサム・ブッシュ弦、こちらも再入荷です。在庫に限りがありますのであらかじめご了承ください。
 
 ■教則もの/ソングブックお勧め
  また、教則モノに関しては演奏レベル/ニーズに応じて、ご相談ください。また、スタッフは全員、バリバリ!?ピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください
  CDZ-SM01 SAM BUSH『Teaches Mondolin Repertoire & Technique』BOOK+CD(本体\3,250-)\3,510-

Cotton Patch Rag, Tom & Jerry, Leather Britches, Lime Rock, Banjalin, Diadem, Norman and Nancy, and Russian Rag.

 ギブソン・サムブッシュ弦再入荷繋がりで紹介します。1970年代以降のブルーグラスマンドリンの歴史を作ったサム・ブッシュ本人が教えるブルーグラスマンドリンのレパートリーとテクニックの極意...!? サムの上記有名8曲を楽譜、タブ譜、コードなど40頁の教本と、59トラックにわたるCDで分解して紹介する実践向き教則。サム・ブッシュらしい音使い満載で、これをマスターしたら、色んな曲に応用できそうです。秋の夜長、サムになりきってお過ごしください。
  CDZ-TT01 TONY TRISCHKA『Teaches 20 Easy Banjo Solos』BOOK+CD(本体\3,250-)\3,510-

Shortenin' Bread/Ground Hog/Shady Grove/Train 45/Sally Johnson/Wildwood Flower/Roll in my Sweet Baby's Arms/Pretty Polly/Nine Pound Hammer/Sitting On Top of the World/John Henry/Little Liza Jane/Casey Jones/Little Maggie/Back Up and Push/Redwing/Little Rabbit/Uncle Joe (Hop High Ladies)/Alabama Jubilee/Cumberland Gap.

 ブルーグラスのみならず幅広いバンジョー音楽に造詣が深いトニー・トリシュカによる入門者向けバンジョー教則。ジャムやバンドのレパートリーで取上げることの多い上記有名20曲を、簡単なアレンジで32頁のタブ譜と、スローバージョン含んで一緒に弾けるCD付。
 輸入雑誌
 ■フラットピッキン・ギター誌
  米国産、隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/アーリージャズまで。一冊でさまざまなフラットピッキン奏法が学べる人気雑誌。
  FGM-19.3 最新「2015年3〜4月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 ゴスペル・ギター特集、年間300日位は演奏とフルタイムで活躍するハーバー・ファミリー・ゴスペルバンドの若きフラットピッカー、ダルトン・ハーバーによる"In His Will There Is A Way"、将来が嘱望されるブルーグラス・マーチンズのデイル・マーチン"Whispering Hope"、バレリ・スミス&リバティ・パイクで超絶テクニックを披露していたトラビス・オールトラップ"Let The Lower Lights Be Burning"、ダン・ハッカビーによる初心者コーナーではピーター・ローワン作、ニューグラス・リバイバルでお馴染みの"Dancing With The Angels"、スティーブ・カウフマンによる"Amazing Grace"、コード弾きのソロと三連符を駆使した単音弾きで。オープン・チューニングを使ったオリジナル・ゴスペル曲"Hell Fire"を紹介するのはブラッド・デイビス。スティーブ・ポッテイアのクラシック・ブルーグラスのコーナーではクラレンス・ホワイトで知られる"I Am A Pilgrim"、ダン・ミラーに寄る故ジョー・カー追悼記事等々、タブ譜満載CD付きの60頁。
  FGM-19.2 「2015年1〜2月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 今年のグラミー最優秀ブルーグラスアルバム受賞で話題のアールズ・オブ・レスターのギター/ボーカリスト、ショーン・キャンプのカバーストーリーとタブ譜は“Grandpa That I Know”、フラットピッキンチャンピオンのジェイク・ワークマン“Ragtime Annie”のフルバージョン、ベン・コックマン“Born To Shine”の特集3本ほか、連載コラムは、ダン・ハッカビーの初心者“Choctaw”、スティーブ・カウフマン“June Apple”、ジョン・カーリニ「バッハを学べばすべて分かる」シリーズ“Bach Invenstion #7”、ブラッド・デイビスのナッシュビルフラットトップは“タイミングとシンコペーション”、ダン・ミラーのソロの組み立ては“More Pretty Girls Than One”ほか、"Turkey Knob”、“The Sweet Sunny South”、フィドルチューンは“The Farmer’s Jamboree”、“Father Kelley’s”と“Father Flynn”、スティーブ・ポティア―のブルーグラスは“Maury River Blues”、ペンタトニックスケールの使用方法ほか、タブ譜満載CD付きの70頁。
  FGM-19.1 「2014年11〜12月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 ハーブ・ピーダセン(かつてペダーセンと表記)のカバーストーリーほか、6月にETSUバンドを率いて来日したダン・ボナ―特集とタブ譜“Where Grass Won't Grow”、タブ譜は、スティーブ・カウフマン“Cattle in the Cane”、ブラッド・デイビス“John Henry”、オリン・スター“Kiss Me Waltz”、ディックス・ブルース“Whiskey Before Breakfast”、アダム・グレンジャー“Durango's Hornpipe”、スティーブ・ポティア―“Blue Moon of Kentucky”ほか、タブ譜満載CD付きの66頁。
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  BNL-15/10 2015年10月号\950-

 ノース・キャロライナの革新的なバンジョー奏者=レックス・マギーのライアン・カバナーによるインタビューとタブ"Jessie's Jamcakes"、スクラッグス・スタイルによるフィドル・チューンのタブ"Tennessee Mountain Fox Chase"、スティーブ・マーチン・アワードを獲得したダニー・バーンズのインタビュー(再掲)、チャーリー・クシュマンとジョニー・ウォーレンの『Purely Instrumental』より"Back To Foggy Mountain"(タブbyビル・エバンス)、トム・アダムスのアレンジによるギリアン・ウェルチ"Tear My Stillhouse Down"、オールドタイム・ウェイでは若手ブラッド・コロドナーのインタビューとタブ"Two O'clock in the Morning"と"Last Chance"、トミー・ジャレルのスタイルのタブ"Poor Ellen Smith"他、バンジョー情報満載の32頁。 
  BNL-15/09 2015年9月号\950-

 ボストン・ベースのロンリーハート・ストリングバンドのゲイブ・ハースフィールドのアイラ・ギトリンによるインタビューとタプ"Big Bruce"、ビギナーズ・コーナー"Lazy Creek"、トム・アダムスのコーナーはタブ"Peacock Rag"、ケン・パールマンのメロディック・クロウハンマーでは"Sail Away Ladies"、アール・スクラッグスのコーナーでは99年のジョン・ハートフォードとのジャムの音源からワルツ・テンポのタブ"Short Life of Trouble"。楽器のレビューではゴールドトーン社の10弦バンジョー他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/08 2015年8月号\950-

 フィドル・スタイル・バンジョーのマスターとして知られるキャロル・ベストのトニー・トリシュカによるインタビューとタブ"Cripple Creek""Fire On TheMountain""Arkansas Traveler""Staten Island Hornpipe"、ケン・パールマンのメロディック・クロウハンマーではメロティを弾くときに5弦の使い方を教示、タブは"Molly Hare"、ジョン・デンバーの作品をブルーグラスでアレンジした作品をリリースしたスペシャル・コンセンサスのグレッグ・ケーヒルは同アルバムから"Eagles and Heroes"、アンドリュー・グリーンによるブギウギ5ストリング、トム・アダムスのコーナーはタブ"Scotland The Brave"他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/07 2015年7月号 \864-

ミッシングリンクと題して進化の中で取り残された楽器、ゴールドトーン社べラ・フレック・モデルのバリトン・バンジョーの紹介とインタビューと"Railroad"のタブ譜、トム・アダムスのコーナー"Careless Love"、バック・アップ。バンジョーは『Patuxent Banjo Prolect』(patux-250)からマイク・マンフォードによる"Hot Burrito Breakdown"、初心者コーナーはコード・チェンジの時に有効なフレーズ集、オールドタイム"Johnny Walk Along With Your Paper Collar On"他、アメリカ独立記念日に因んで"The Star Spangled Banner"
  BNL-15/06 2015年6月号 \864-

ソロ・デビュー作が好評なロビー・マッカリー、グレッグ・ケーヒルによるインタビュー、tabはラリー・パーキンス作でロビーのソロにも収められている"Northwest Passage""Sugar Creek"。アール・スクラッグス・コーナーではアールがブルーグラスボーイズ在籍時のビル・モンローのスポンサー、ウォーライトのテーマとして使われていた"Camptown Races"、トム・アダムスによるTAB"Down Yonder"、人気タレント・オーディション番組「アメリカン・アイドル」に登場した女性バンジョー奏者エレン・ピーターセン、メロディク・クロウハンマー、インプロビゼーション他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/05 2015年5月号 \864-

トム・アダムスのコーナーでは通常は他の楽器でキックオフされる曲のバンジョー・イントロTABで"Back To The Cross""I Still Miss Someone""Dim Light,Thick Smoke"、イースタン・ケンタッキーのジム・リード"Devil's Dream"Maple Blossom"他、メロディクを上手く取り入れたスリー・フィンガー・スタイル、ケン・パールマンによるメロディック・クロウハンマー、「バンジョー製作の新技術」と題してチェコのプルカを紹介。左利きのクロウハンマー奏者ニール・ジェームス他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/04 2015年4月号 \864-

ニューイングラントのベテラン、ノーザンライツのメンバーとして又、バンジョー・キャンプ・ノースのディレクターとしても活躍するマイク・クロップ、マーク・ホロウイッツによるインタビューでTABは古いフィドル・チューン"Cricket On The Hearth"他、アールズ・ウェイのTABはカーネギーホールの"I Wonder Where You Are Tonight"、初心者コーナー"Solder's Joy"、オールドタイム・ウェイではデビッド・ウィンストンのインタビューとTAB、バンジョー製作家ティム・ガードナーによるシダーマウンテンバンジョー、トム・アダムス"Faded Love"他、バンジョー情報満載の32頁。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  BU-15/10 2015年最新10月号 \1,080-

 結成40周年を迎えたグレッグ・ケイヒル率いるイリノイ・ベースのスペシャル・コンセンサス、2014年IBMA年間最優秀新人に選ばれた新進気鋭=フラット・ロンサム、オルソフォニック・ジョイ;1927年夏ブリストルセッション再訪、2016年タレント名鑑、イギリス新進気鋭フラッツ&シャープス、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/09 2015年9月号 \1,080-

 デビューから40年を迎えるマンドリン&テナー・シンガー=ラリー・スティーブンソンがカバーストーリー、ニューヨーク市立博物館で開催中の『フォーク・シティ:ニューヨークとフォーク・ミュージック・リバイバル』展からブルーグラスとオールドタイムに関する展示を紹介、J.D.クロウ&ニュー・サウスの大名盤ROUNDER0044の大特集、J.D.クロウの1995年の作品『Flashback』
  BU-15/08 2015年8月号 \1,080-

 最新作『Pocket Full of Keys』(PC-1196)をリリースしたばかりのデイル・アン・ブラッドレィがカバーストーリー、初のリーダーバンドを率いて活動するスティーブ・ガリー、全米ネットのTV番組レイト・ショーのホスト役を勇退、ブルーグラスの理解者として又、スティーブ・マーチンとの親交で知られるデビッド・レターマン、ボブ・ペイズリー&サザングラスのフィドラーとして知られるリロイ・ムンマ、米国ブルーグラス情報満載の56頁。
  BU-15/07 2015年7月号 \1,080-

 最後に立つ男として伝統を継承し続けるノーマン・ブレイクがカバーストーリー、ムーンシャイナー誌でも大特集を組んだベッキー・ブラー、ジェームス・キングのサイドメンとして活躍したケビン・プレーター(m)の新バンド、フォギー・マウンテン・ボーイズのベーシスト=ジェイク・ターロックの古い写真満載の特集、"Rutland Reel"で知られるジョージア・スリム・ラトランドのスタイルを伝承するヘンリー・ラトランド、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/06 2015年6月号 \1,080-

 カバー・ストーリーはブラザーデュオとアーリー・ブルーグラスの名曲満載の最新作「Brotherhood」が好評のギブソン・ブラザーズ、フラットピックで弾くドブロ・プレイヤーとして又、楽器製作家として知られるタット・テイラー追悼、新進気鋭のブルーマフィア。共に90歳を迎えたマック・ワイズマンとマック・マーチン、女性フィドラー&インストラクターとしても知られるメーガン・リンチ、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/05 2015年5月号 \1,080-

 シンガー&ソングライター、ギター・プレイヤーとして又、ラジオのブルーグラス・プログラムのDJとしても活躍中クリス・ジョーンズとナイト・ドライバーズ、「面白い人、ブルーグラスに関しては真面目」と題してカバーストーリー。メリッサ・アームストロングという素晴らしい女性ボーカルを擁するデトゥア、ソングライターとしても才能を発揮するドナ・ユリシー、元クリンチ・マウンテン・ボーイズのサミー・アドキンス、 米国ブルーグラス情報満載の60頁。
 ■オールドタイム・ヘラルド誌
  米国産アメリカンルーツ/オールドタイム音楽専門誌。アメリカ伝統音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
  OTH-1401 最新第14巻1号 \1,296-

 フォーク・リバイバルの時代にエレクトラ社から1964年にリリースされた4枚組LPによるコンピレーション『The Folk Box』の紹介、ジーン・リッチー(1922年12月8日−2015年6月1日)の追悼記事、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.12」、ファジー・マウンテン・ストリング・バンドやレッドクレイ・ランブラーズのメンバーとして活動してきたビル・ヒックスのインタビュー他、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1312 第13巻12号 \1,296-

 マイク・シーガーによるコンピレーション『Close To Home』で紹介されていたバージニア州スコット・カウンティのオールドタイム・ミュージシャン、スコット・ボートライトがカバー・ストーリー。2015年フェスティバル・キャンプ・ガイド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.11」などの特集のほか、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1311 第13巻11号 \1,296-

 ブラッド・レフトウィッチによるインディアン居留地のフィドラー、トム・フラーの時代と人生物語り、カナダ・トロントのオールドタイムシーンを支えるバンジョー奏者クリス・コールのインタビュー、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.10」などの特集のほか、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
 月刊『ムーンシャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、音楽の真髄を探求する月刊誌。
■定期購読:1年¥6,300-半年¥3,450-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
■バックナンバー:各¥540-。
 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
  MS-3212 2015年10月号 (通巻384号)\540-

「I'm with Her」サラ・ワトキンズ、サラ・ジャローズ、イーファ・オドノバン来日直前インタビュー!!、アパラチアン ボイス「女性ボーカルに関して」、徳島・サーティ ボーイズの30 年人権グラス」、アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」C、モンローズミュージックの軌跡C「Knee Deep In Blue Grass」、八ヶ岳マウンテンボーイズ、日本ブルーグラス年表#92「1984 年」、学生ブルーグラスプロファイル#31 大阪大学「松村悠里」、アメリカ音楽史概論#65「バーンダンス」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十六話、「アメリカンドリーム(その2)、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ
  MS-3211 2015年9月号 (通巻383号)\540-

1965年9月3〜5日世界初のブルーグラスフェスから50 年、やぎたこ3rd CD『I'm Here』、福島「鬼フェス」2014 リポート、ブラックベリージャム、山本敏史ブルーグラス物語「第1 回あまがさき歴史音楽祭」、「I'm with Her」……サラ・ワトキンズ、サラ・ジャローズ、イーファ・オドノバン 10月来日!、長谷川 光「ジャンゴ・ラインハルトとブルーグラス」、アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」B、モンローズミュージックの軌跡B「1950 ?1952 年」、日本ブルーグラス年表#91「1984 年」、学生ブルーグラスプロファイル#30 名古屋大学「原あかね」、アメリカ音楽史概論#64「バイコム・ラマー・ランスフォード“Jesse James”」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十五話「アメリカンドリーム(その1)」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ
  MS-3210 2015年8月号 (通巻382号)\540-

アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」A、ジェリー・ガルシアのグレイトフル デッドとブルーグラスの50 年、ネッシーエクスペディションCD『Hear the First Whippoorwill』、モンローズミュージックの軌跡A「1949-1951 年」、ジミー渡辺の「長崎ブルーグラス物語」セラードアからグレースランドへ、追悼:スリム・リッチー「リッジランナー」、第3回オーシスタージャンボリー リポート、ブルーグラス誕生から70 年 part 5 最終回「日本ブルーグラス史、後篇」、日本ブルーグラス年表#90「1983 年」、学生ブルーグラスプロファイル#29 北海道大学「和田裕賀」、アメリカ音楽史概論#63、「バーノン・ダルハート“The Prisoner's Song”」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十四話「趣味」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3209 2015年7月号 (通巻381号)\540-

アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」@、モンローズミュージックの軌跡「1936 〜1948 年」、高円寺界隈の「ブルーグラス ストンプ」、沖縄の若者ブルーグラス事情、名古屋大学「ブルーリッジ ツアー前編」、暁照雄追悼!ゴローショーの“ 夢舞台”、東京のブルーグラス パイオニアたち:ウェイファーリングストレンジャーズ/ブルーマウンテンボーイズU/ケンタッキームーンシャイナーズ、ブルーグラス誕生から70 年 part 4「日本ブルーグラス史、前篇」、日本ブルーグラス年表#89「1983 年」、学生ブルーグラスプロファイル#28 大谷大学「内林 茉莉花」、アメリカ音楽史概論#62「バーノン・ダルハート“The Wreck of the Old 97”」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十三話「催眠術師」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3208 2015年6月号 (通巻380号)\540-
ビル・モンロー初来日から40 年「あなたはビル・モンローを見た!最終回、三井 徹の1966 年10 月30 日ビーンブロッサム」、ラッシーCD デビュー「懐かしき思ひで」、ブルーグラス誕生から70 年 part 3「モンロー亡きあと、そして21 世紀……」、 1966年のブルーグラスボーイズ 「リチャード・グリーンのフィドルを中心に」、ブルースビルAC vs グラスアバウツ、ロバート・アール・キーンのブルーグラスがとてもいい!「シンガーソングライター/カントリーシンガー達のブルーグラス」、日本ブルーグラス年表#88「1983 年」、学生ブルーグラスプロファイル #27 酪農学園大学「堀 槙之介」、アメリカ音楽史概論#61「ガーシュイン、ジャズとブルーグラスの芸術性」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十二話「SEEING IS BELIEVING」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3207 2015年5月号 (通巻379号)\540-

2015 年全国9大学ブルーグラス新入生勧誘リポート、ベッキー・ブラー、インタビュー、女性ブルーグラス小史 後編「女性ピッカー史」、ブルーグラス誕生から70 年 part 2「ストレングスインナンバーズの衝撃」、ドイル・ローソン「世紀を跨いだ正統ブルーグラス!」、ベッキー・ブラー『'Tween Earth and Sky』レコーディング日記後編 最終回、ビル・モンロー初来日から40 年「あなたはモンローを見た......!?」E、クロサワ楽器 お茶の水駅前店 ブルーグラス訪問、日本ブルーグラス年表#87「1983 年」/津田敏之、アメリカ音楽史概論#60「ロイド・ロアー#73987」、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3206 2015年4月号 (通巻378号)\540-

ブルーグラス誕生から70 年「モンローからパンチへ」、川本容生「グラスホッパーズと40 年」、チチ松村インタビュー「バンジョー、あとの祭り」後編、バンジョーの起源と発展、ベッキー・ブラー『'Tween Earth and Sky』レコーディング日記 中編、女性ブルーグラス小史、ジミー赤澤「カラオケCD、作っちゃいました!」、ビル・モンロー初来日から40 年「あなたはモンローを見た......!?」D、日本ブルーグラス年表#86「1982 年」、学生プロファイル#26「塚田慎太郎、アメリカ音楽史概論#59「1923 年、ラルフ・ピア」、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3205 2015年3月号(通巻377号)\540-

 3月号は、今が旬な女性ブルーグラス、シンガーソングライターのベッキー・ブラー最新アルバム『'Tween Earth and Sky』の女性らしく楽しい制作記前編をカバーストーリーに、チチ松村インタビュー「バンジョー、あとの祭り」前編、3月号恒例2014年発売ブルーグラスレコード総括、ニューイースト「謎の大復活!」、ビル・モンロー初来日から40年「あなたはモンローを見た……C」、アコーディオンとバンジョー『Hush Music』、慶応義塾大学「佐々木元康」などの特集ほか、創刊32年目のブルーグラスだけの月刊誌には日米のブルーグラス事情満載!
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3). 通常ご注文から1週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けていますが品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。
4). 基本送料は下記の通りです。
CD/DVD 全国均一、1枚\185-、2枚\220-、3枚以上、もしくは\8,000-以上お買い上げの場合、送料全国無料!! (ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加算の場合があります。お問い合せ下さい)
5). お支払は、品物を受け取られてから1週間以内に同封請求書(代金+送料+消費税)をご確認の上、郵便振替や銀行振込でお願いします。

●郵便振替=01160-8-74352
●三井住友銀行・宝塚支店=普通1229492
●池田銀行・宝塚支店=普通2330116
潟rー・オー・エム・サービス 宛て
●ジャパンネット銀行 本店営業部(ホンテン)
普通預 金 店番号-口座番号 001-1340424
カ)ビーオーエムサービス
●Visa, Master Card, AMEX,Expressでのお支払いはご注文時に電話でお伺いいたします。
●PayPal を通じてクレジットカード(VISA,Master Card, Amex,JCB)でのお支払いもうかがいます。
e-mail で請求書及びお支払いURLをお送りしますのでご注文の際毎にお申し出下さい。
またPayPalのサイトからBOMの口座toshiow@bomserv.com宛にお支払いも出来ます。
●ビー・オー・エム・サービスのホームページでは随時、最新入荷案内やニュースを更新しています。ニューズレター、在庫リスト、ムーンシャイナー誌バックナンバーなども紹介しています。最新情報の更新案内をメールでご希望の方はお申し出ください。
  (株)ビー・オー・エム・サービス
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