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   B.O.M.Newsletter #413
                 2015年3月15日  
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INDEX

 今月のサブさん特選作品  
新入荷リスト   
   ■ニュースレター#413 新入荷ダイジェスト
   ★(ブルーグラス新入荷)
   ★(インスト新入荷)
   ★(楽器教則新入荷)
   ★(オールドタイム/フォーク新入荷)
   ★(カントリー新入荷)
   ★(映像モノ新入荷)
入荷作品解説   
   ■ブルーグラス新入荷
   ■インスト新入荷
   ■オールドタイム/フォーク新入荷
   ■カントリー新入荷
   ■映像モノ新入荷
最近作/お勧め作、再入荷   
   ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
   ★【2014年度 B.O.M.サービス ベストセラー選】
  ★【日本のブルーグラス】 
  ★【ムーンシャイナー3月号レビュー紹介作品】 
  ■ブルーグラス最近作/お勧め作 
   ■インスト最近作/お勧め作
   ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
   ■カントリー最近作/お勧め作
   ■映像ものお勧め作
楽器関連作品   
   ■ギター
   ■バンジョー
   ■マンドリン
   ■フィドル
   ■ドブロ
   ■ベース
   ■教則モノ新入荷
   ■教則もの/ソングブックお勧め
   ■最新マイナスワン教則CD+Book!
楽器、その他   
   ★[ギグバッグ]
   ★[お手軽マンドリン]
   ★[ビンテージ・マンドリン]
輸入雑誌   
   ■フラットピッキン・ギター誌
   ■バンジョー・ニューズレター誌
   ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
   ■オールドタイム・ヘラルド誌
月刊『ムーンシャイナー』   
B.O.M.ご利用方法   


  奈良のお水取りもすみ、もう春はそこまで、いい匂いの梅とメジロ……サイコーです。さわやかな春に向かって、さぁ皆さん、ウキウキとぶるーぐらーっす!
 今年のB.O.M.主催フェスは、5月9日から10日の春フェスと、7月30日から8月2日の夏フェスです。山の中でブルーグラス閉じ篭り……!? よろしくネ!

■月刊ブルーグラスジャーナル「ムーンシャイナー」
 最新3月号は、今が旬な女性ブルーグラス、シンガーソングライターのベッキー・ブラー最新アルバム『'Tween Earth and Sky』制作記前編をカバーストーリーに、チチ松村インタビュー「バンジョー、あとの祭り」前編、3月号恒例2014年発売ブルーグラスレコード総括、ニューイースト「謎の大復活!」、ビル・モンロー初来日から40年「あなたはモンローを見た……C」、アコーディオンとバンジョー『Hush Music』、慶応義塾大学「佐々木元康」などの特集ほか、創刊32年目のブルーグラスだけの月刊誌ですよ!
 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)\6,300- 半年間(6冊)\3,450-。単冊\540-(+送料\78-)。定期購読は購読開始希望月をお知らせくだされば早速お送りします!! また情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞムーンシャイナーにご協力を、よろしくお願いします!

■全国イベント・カレンダー
 以下、ムーンシャイナー誌3月号に寄せられたイベントです。なお、ここに掲載するのは、個別バンドのライブでは来日および国内バンドの遠征ライブやツアーのみ、ローカルではフェスやコンサートなど企画物イベントのみです。それ以外のライブやコンサート、全国各地の定期イベントなどはムーンシャイナー誌をご参照ください。
◆ティム・スカンラン、井上太郎、トシバウロン
 アイルランド太鼓バウロンのビートに乗ってマンドリン、ギター、ハーモニカが踊り出すケルトジャム極致
3月19日(木)神戸岡本、El Domingo Grande 19時開場10時開演 前\2,500-当\3,000-
3月20日(金)淡路島、ゲストハウス花野 18時開場19時開演 \2,000-
3月21日(土)高松、丸亀町商店街 Ireland Festival 出演 10時半〜15時
3月22日(日)岡山、城下公会堂 19時開場19時半開演 前\2500-
3月25日(水)京都、喫茶ガボール 19時開場19時半開演、前\2500-
3月26日(木)金沢、もっきりや 19時半開場20時開演、前\2500-
3月27日(金)富山、Pot Still 19時開場20時半開演、前\2500-
総合(問):info@ann-grassroots.com
◆やぎたこ
 ルーラル・アメリカンな男女オールドタイム・デュオ
3月20日(金)久留米、来雷軒(問)090-3324-2436
3月22日(日)長崎、ワインバー田舎095-823-9938
3月28日(土)大分、挟間町、山元建築
4月3日(金)大和市、菩南座090-7704-4871
4月4日(土)大森、風に吹かれて03-3763-6555
4月5日(日)大和市、パラダイス本舗046-274-3948
4月11日(土)松本、マイシャトー0263-86-0959
4月12日(日)東中野、cafeじみへん090-9242-6183
総合 (問)yanagi_yagitako@yahoo.co.jp
◆3月21日(土)東京「<ひな祭りガールズバンドスペシャル>レッドジンジャー/グリーンアップル・リカーバンド/プレッツェルXプロッツェル」銀座、ロッキー 03-3571-1955
◆松山ブルーグラス会ライブ&ジャム会
3月26日(木)松山、Y's Cafe(089-933-5075)。19時半
4月6日(月)松山、スタジオowl(089-941-0036) 19時
◆ハニー・クッキーズ
 昨年アルバム『Where Is My Honey』を発表した関東バンドの西国ツアー
3月27日(金)大阪、オッピドム06-6151-8106
3月28日(土)広島、府中第一ホテルTrattoria Piccolo Regalo。ゲスト:前田宏樹(m) 荒川裕史(g)
3月29日(日)京都、ホンキー・トンク075-701-8015。ゲスト:田中稔(g,bj) 荒川裕史(g)
◆ハッピー・トラウム・ジャパンツアー2015
 日本では初のソロツアー、1960年代ウッドストックを語り継ぐ貴重なライブ!
4月1日(水)曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655。19時、\6000-。スペシャルゲスト:中川イサト
4月6日(月)京都、磔磔075-351-1321。19時、前\6000-当\7000-
4月7日(火)金沢、もっきりや076-231-0096。19時半、前\6000-当\7000-
4月8日(水)横浜、サムズ・アップ045-314-8705。19時、前\6000-当\7000-
総合(問)トムズ・キャビンtoms@toms-cabin.com
◆4月4〜5日(土、日)兵庫「芦屋さくら祭り」芦屋川河川敷特設ステージ。両日とも15時頃からブルーグラスやカントリーを中心にしたバンドのライブ
◆4月11〜12日(土、日)奈良「第14回ディープ・サウス・ピッキン・パーティ」桜井、あるぽーる。参加費\2000-宿泊費\4500-申込受付3月1日から。一般参加無料。(問、申込)塩田090-4764-3564、js3ohh@mahoroba.ne.jp、http://dspp.jp/deepsouth13.html
 今月のサブさん特選作品
 (ムーンシャイナー編集長一押しダイジェスト)
  CFRC-SB V.A.『Simply Bluegrass』DVD5巻組(本体\12,250-)\13,230-

2013年晩秋、リッキー・スキャッグスの呼びかけで集まったブルーグラス界、トップクラスのメンバーが一堂に会して最高のパフォーマンスと和気あいあいのトークを繰り広げる6時間。参加者全員の視線を浴びての演奏という、おそらくこの参加者らにとって極めて珍しいシチュエーションが思わぬキンチョー感に満ちたすばらしい演奏を観せる。DVD映像4枚と、ボーナスDVDとしてバックステージの様子が収められた「カントリーファミリーリユニオン」シリーズのDVD5枚組。トーク部分での貴重なブルーグラスの歴史やそれぞれの人間性が楽しめる裏話などの興味深い内容は、ムーンシャイナー誌にて随時要約特集の予定です。当初、国外への発売予定はなかったが、ようやく日本での発売が可能となった。
 ホストバンドのステュアート・ダンカン(f)、ブライアン・サットン(g)、ロン・スチュワート(bj)、アダム・ステフィ(m)、バリー・ベイルズ(bs)をバックに、ブルーグラス史を作ってきたマック・ワイズマンやボビー・オズボーン、ジェシー・マクレイノルズ、ロニー・レノらの第一世代から、主宰のリッキーをはじめ、デル・マッカーリー、サム・ブッシュ、ドイル・ローソン、カール・ジャクソン、来日の様子が懐かしいザ・ホワイツとジェリー・ダグラス、そして今が旬のグラスカルズのテリー・スミス&テリー・エルドリッジ、ロンダ・ビンセント、デイリー&ビンセント、ギブソン・ブラザーズ、ドナ・ユリッシー、ポール・ブルースター、そらに若者代表といったシエラ・ハル、そしてブルーグラス小僧でカントリースーパースターとなったダークス・ベントリーなどが勢揃い、スタンダードな名曲が中心の6時間のお楽しみだ。収録曲リストと詳細はニュースレター#412の映像新入荷参照
  BB-2014 BECKY BULLER『'Tween Earth and Sky』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ムーンシャイナー3月号のカバーストーリー! サム・ブッシュやティム・オブライエンも登場する女性らしいCD制作記がとても楽しいよ。女子大生バンドが飛びつきそうな可愛いキャッチーな1曲目(ほんでバックは、ロン・ブロックやケニー・スミスらによるハイテクブレイクの連続……)から、全編にブルーグラス出身女性シンガーソングライターらしいタッチと、素晴らしいフィドラーとしての資質から生まれるトラッドに根ざした現代ブル―グラス、ベッキー・ブラー最新第3作。全体にアパラチアの感情をまとって、そのまんまサム・ブッシュ・バンドやティム・オブライエン&ブライアン・サットンらも参加、中でも本作中唯一のカバー曲、1988年に第1回グラミー賞ブルーグラス部門を獲得したビル・モンロー曲“Southern Flavor”では、オリジナル録音と同じバディ・スパイカーやブレイク・ウィリアムズにモンロー代役ローランド・ホワイト、そしてピーター・ローワンとのデュエットでボーカルパートを創作等々、……ベッキーの素晴らしいアパラチア/ブルーグラス愛に満ちた大秀作の女性ブルーグラス作品。
 新入荷リスト
 ニュースレター#413 新入荷ダイジェスト
 ★(ブルーグラス新入荷)
  ROU-35986 GIBSON BROTHERS『Brotherhood』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラス界の頂点を極めたギブソン・ブラザーズ、いまやメジャーのラウンダー移籍第一弾は「これぞブラザーデュオ!」の有名カバー曲集!! エバリーブラザーズの“Bye Bye Love”を1曲目に、ブルースカイの“Sweetest Gift, a Mother's Smile”、ジム&ジェシー“Sweet Little Miss Blue Eyes”、オズボーンズ“Each Seazon Changes You”、ルービンズ“Seven Year Blues”、ワルツにアレンジしたスタンレーズ“How Mountain Girls Can Love”ほか、エリック(bj)とレイ(gt)のギブソン兄弟に、幼なじみのマイク・バーバー(bs)、クレイトン・キャンベル(fd)、そして新メンバー、ジェシー・ブロック(md)、すばらしいトラッドグラスに曲によってはペダルスティールとパーカッションを加え、ブラザーデュオの王道サウンドを再現して見せる。収録曲目と詳細解説はブルーグラス新入荷にて
  DDCD-00721 V.A.『Constant Sorrow: A Tribute To Ralph Stanley』CD(本体\2,450-)\2,646-

 先月紹介した豪華ゲストを配した米国限定発売のラルフ・スタンレー&フレンズ『A Man of Constant Sorrow』(RCSI-1129 CD\3,186-)と呼応するかのようにラルフの孫、ネイサン・スタンレーがプロデュースするカントリースターたちをメインにしたラルフ・スタンレーに捧げる最新12曲集。ラルフ名義でレッドツェッぺリンのロバート・プラントやエルビス・コステロらロックスターも巻き込んでトラッドなマウンテンミュージックの重厚さを強調した上記作品よりも本作は1970年代以降に確立された、いわゆるスタンレーサウンドに忠実な音作りとなっている。全12曲の主役は、ラルフ・スタンレー2世とネイサン・スタンレーの親族ほか、リッキー・スキャッグス、ビンス・ギル&レベッカ・リン・ハワード、ジェフ・ベイツ、マーティ・レイボン&ソニヤ・アイザックス、ジェフ&シェリ・イースター、ザ・ルイス・トラディション、チャーリー・マッコイ、ジミー・フォーチュン、ジーン・ワトソン、そして最後12曲目“Darkest Hour”で最高の演唱を聴かせるロンダ・ビンセント! 収録曲目と詳細解説はブルーグラス新入荷にて
 ★(インスト新入荷)
  DREAD-1401 DAVID GRIER『Fly on the Wall』CD(本体\2,450-)\2,646-

 現在最高のブルーグラス フラットピッカー、デビッド・グリアの最新ソロ第8作は強烈なオールドタイム・ストリングバンドのエネルギー横溢の「壁の蠅」とタイトルされた作品。その強烈なオールドタイム・グルーヴにグリアならではのリズム・グルーヴを絶妙なタイミングで加えていき、決してオールドタイミーなサウンドを壊さない見事なアンサンブルを創っている。日本のフラットピッカーが(バンジョー弾きもだが)苦手なフィドルチューンのバックアップ、ブルーグラスのバックボーンとも言うべきフィドルグルーヴがグリアのギターから溢れているよ! ソロギター“Golden Slippers”と“Sometime Next Summer”、CDボーナスの“Salt Creek”を除いて、ジェイムズ・レバのフィドルとダーク・パウェルのクロウハンマーとのトリオ全14曲集。自費制作盤を出しはじめた1998年『Hootenanny』(ダーク・パウェルとティム・オブライエン)から5作目、ふたたびオールドタイム作品に回帰した秀作。収録曲目と詳細解説はインスト新入荷にて
  MANDO-0903 RAGTIME SKEDADDLERS『The Lattest Popular Mandolin & Guitar Music』CD(本体\2,450-)\2,646-

 「遁走ラグタイム」と名付けられたマンドリン2本とギターのトリオ、ラグタイム・スキッダドルの楽しいマンドリン・ラグタイム音楽集第3作。1900年前後、スコット・ジョップリンを筆頭にアメリカ音楽界でもっともホットだったラグタイム音楽のノスタルジックなトーンに包まれる素敵な14曲、見事にアレンジされたツインマンドリン(1本はバンジョーマンドリン)と見事なツービートギターがアーリーアメリカンな雰囲気を楽しませ……ウィスキーが美味しくなりそうな音楽...!? 収録曲目と詳細解説はインスト新入荷にて
  RCSI-1130 稲川友則&柴田貴子『Banjo & Accordion: Hush Music』CD(本体\2,000-)

 バンジョーとアコーディオンという、失礼ながら「うるさい楽器」の代名詞ともなっているふたつの楽器デュオ、さぞかし!?とお思いだろうが、「ハズレ」! 幅広い選曲の妙と相まって、そんな危惧を感じさせない楽しいインストアルバムになっている。バンジョーという、一般の音楽界から見れば特殊楽器が見事にスタンダード曲、“Summertime”“Ave Maria”“When You're Smiling”“Over the Rainbow”“Michelle”“Norweigian Wood”ほかを楽しそうに表現している。相方もアコーディオンというやや特殊楽器だが、バンジョートーンの特徴と奏法の妙を組み合わせることで創る新世界、バンジョーファンにお薦めの作品である。収録曲目と詳細解説はインスト新入荷にて
 ★(楽器教則新入荷)
  MB-30110BD JOE CARR『Doc Watson: Play Like a Legend』CD+64頁Book(本体\3,750-)\4,050-

 ドック・ワトソンのフラットピッキンギターを分かりやすく解説しながらドック、1961年の最初の録音“Pretty Little Pink”から2006年のブライアン・サットンとの“Whisky Before Breakfast”まで、ドックの全キャリアを追いながら全30曲を丁寧に教えてくれるCD付き教則本(楽譜+タブ譜)。教師はカントリーガゼットでアラン・マンデとローランド・ホワイトの横で5年間、クラレンス役をこなし、1985年からはサウスプレイン大学で教鞭をとりながら昨年まで28年間、ブルーグラスキャンプを主宰したジョー・カー。残念なことに昨年12月14日、63歳でに亡くなった。曲目リストは教則モノ新入荷にて
  MB-21369BD DIX BRUCE『All-Time Favorite Parking Lot Picker's Mandolin Solos』CD+88頁Book(本体\3,450-)\3,726-

 「駐車場ピッカー(ジャム人)のための究極スタンダード・マンドリンソロ集」と名付けられた、そうブルーグラス、オールドタイム、ゴスペルの有名40曲の解説とマンドリンソロCD付き初心者向け教則本(楽譜+タブ譜)。バックアップの典型パターンやダブルストップのヒントなども学べるように考えられている丁寧な教則本。曲目リストは教則モノ新入荷にて
 ★(オールドタイム/フォーク新入荷)
  PLECT-4476 NORMAN BLAKE『Wood, Wire & Words』CD(本体\2,450-)\2,646-

 マザー・メイベル・カーターとの出会いにはじまり、ジョニー・キャッシュやボブ・ディラン、ジョン・ハートフォードやニッティ・グリティ・ダート・バンドらの歴史的な録音に名を残してきたギタリストとして知られるノーマン・ブレイク。さらにはフィドルチューンの発掘とあたらしい表現を提案するフラットピッカーとして、またカーター・ファミリーなどの埋もれた名曲を現在に伝えるトラッドシンガーとして、その枯淡の境地にいるノーマンだが、本作は30年ぶりというオリジナル曲集。見事なフィンガーピッキンによるインスト“Savannah Rag”からフラットピッキンの“Cloverdale Plantation March”まで、3曲のラグと1曲のマーチ、8曲の歌モノ集。ビンテージ楽器のエキスパートとしても知られるノーマン、愛用の1928年製マーティン00-45をメインに、2曲で2004年製マーティン000-28B「ノーマン・ブレイク・シグネチャー」を使用したギタートーンもお楽しみ。アメリカン南部トラッド、ギターファンにはお薦めのノーマン、最新作。収録曲目と詳細解説はオールドタイム/フォーク新入荷にて
  FC-2015 FRED COCKERHAM『Sunny Home In Dixie』CD(本体\2,450-)\2,646-

 トミー・ジャレル(1901-1985)と並び、20世紀オールドタイム音楽最後の伝承者と言われるフレッド・コッカラム(1905-1980)が残した1978年の貴重な録音集(かつてカセットテープでの発売あり)。バージニア州ゲイラックスからノースカロライナ州マウントエアリーにかけての一帯、いわゆる「ラウンドピーク」スタイルのフィドルとバンジョー音楽が栄えたオールドタイム・ストリングバンド音楽の宝庫で、長年プロミュージシャンとして活躍してきたフレッド、トミー・ジャレルのフィドルの伴奏者としてそのフレットレスバンジョーでのクロウハンマーで知られるが、同時にジャレルよりはモダンな、テネシーのアーサー・スミスやジョージアのクレイトン・マクミッチェン、さらにはブルーグラスボーイだったトミー・マグネスらにも影響を受けたフィドラーでもあったという。そんなフレッドのバンジョー、フィドル、ボーカルが、レッド・クレイ・ランブラーズのクレイ・バックナー(md)、バイオリン製作家ノウェル・クリ―ディック(gt)ほか、若いミュージシャンたちとのジャムで収められた24曲集。オールドタイム・ストリングバンド音楽のエネルギーに満ちたリズムが楽しめる貴重な音源のCD化。収録曲目と詳細解説はオールドタイム/フォーク新入荷にて
 ★(カントリー新入荷)
  RGMCD-062 LOUVIN BROTHERS『Eight Classic Albums』CD4枚組(本体\2,450-)\2,646-

 エミルー・ハリスが自己のアイデンティティ確立のために、もっとも参考にしたと思われるカントリーソウル、そしてサウンドルーツであるルービン・ブラザーズ、超強烈お徳用初期LP8枚全96曲集。カントリー/ブルーグラスというサウンドの枠を超えて、ブラザーデュオの最高傑作と言われる1956年のデビュー作『Tragic Songs of Life』(Kentucky/I'll Be All Smiles Tonight/Alabama/Katie Dear/Knoxville Girl ほか)から、1960年の第8作『A Tribute To the Delmore Brothers』まで、ぜひ聴いておきたい珠玉のハーモニー集である。収録曲目と詳細解説はカントリー新入荷にて
  RGMCD-128 BUCK OWENS『Four Classic Albums plus Bonus Singles』CD4枚組(本体\2,450-)\2,646-

 テキサスからカリフォルニアへ……、アメリカンポップのベースが出来上がる1960年代にカントリー音楽の「ヒルビリーやホンキートンク」というイメージから明るくポップなグループサウンズに昇華した最大の功労者、バック・オウエンズ(1929-2006)。1963年、のちにビートルズもカバーした“Act Naturally”が初のナンバーワンヒット、次の"Love's Gonna Live Here"をはじめ1967年の“Your Tender Loving Care”まで、発表したシングル14曲すべてがナンバーワンヒットという快挙(中には“Buckaroo”というインストまで含まれる!)、のちのウエストコーストロックに多大な影響を与えるカリフォルニアのベイカーズフィールドサウンドを生み出したバック。本作は大ブレーク直前の初期アルバム4枚(La Breaレーベル含む)と初期シングル15曲(ローズ・マドックスとの共演含む)の合計62曲集。収録曲目と詳細解説はカントリー新入荷にて
 ★(映像モノ新入荷)
  VES-13062D V.A.『Legends of Western Swing Guitar』DVD(本体\3,150-)\3,402-(60分)

 ウエスタン・スウィングという、田舎(ヒルビリー)のストリングバンド音楽に1930年代のスウィングジャズをフュージョン、10年後に生まれるブルーグラスとはまったく方向性の違うテクニカルな音楽性でのちのカントリー音楽のメインストリームを決定づけた音楽。そのギター奏者に焦点を当てて創られた、非常にギターオタクのビデオ。ウエスタンスウィングのはじまり、ライトクラスト・ダウボーイズからボブ・ウィルスら、戦前のB級ウエスタン映画の演奏場面と、そのメンバーがおじいちゃんになったときの映像集。音楽に歴史のあること、そして基本、ツービートでスリーコードの音楽がいかにスウィングジャズを通して変貌していくのか、その様子がなじみ深い曲とともに手に取るように感じることができる……カントリー系音楽がいかにギターアドリブを組みたてていくのか、とても興味深い映像集である。
 入荷作品解説
 ■ブルーグラス新入荷
  ROU-35986 GIBSON BROTHERS『Brotherhood』CD(本体\2,450-)\2,646-

Bye Bye Love/The Sweetest Gift/An Angel With Blue Eyes/Each Season Changes You/I Have Found The Way/How Mountain Girls Can Love/It'll Be Her/What A Wonderful Savior Is He/Long Gone/Eastbound Train/Sweet Little Miss Blue Eyes/Seven Years Blues/Long Time Gone/I'm Troubled/Crying In The Rain.

 2012年と13年、2年連続でIBMAアワードの最高賞である最優秀エンターテイナーに選ばれ、ブルーグラス界の頂点を極めたギブソン・ブラザーズ。いまやメジャーのユニバーサル系コンコード・グループのラウンダー移籍第一弾は、ルービン・ブラザーズやジム&ジェシー、エバリー・ブラザーズなど「これぞブラザーデュオ!」の有名曲カバー集!!
 最小単位のアンサンブル音楽であるブラザーデュオ、おそらく教会のシェイプノート唱法などから発達したのであろうクローズハーモニーで、曲の感情をいやがうえにも盛り上げるギブソンズの手法はおそらく、1930年代のモンローブラザーズやブルースカイボーイズらの手法に、1950年代のハイロンサム唱法とロカビリー唱法を巧みに取り組んだものだろう。その特徴的なクローズハーモニーのラインはオリジナルなものだ。エリック(bj)とレイ(gt)のギブソン兄弟に、幼なじみのマイク・バーバー(bs)、クレイトン・キャンベル(fd)、そして新メンバー、ジェシー・ブロック(md)のバンドにロニーとロブのマッカーリー兄弟がゲストしたり、ペダルスティールとパーカッションを加え、あたらしいギブソンブラザーズの魅力を弾きだしている。
 エバリーブラザーズの“Bye Bye Love”を1曲目に、ブルースカイの“Sweetest Gift, a Mother's Smile”、ジム&ジェシー“Sweet Little Miss Blue Eyes”、オズボーンズ“Each Seazon Changes You”、ルービンズ“Seven Year Blues”、ワルツにアレンジしたスタンレーズ“How Mountain Girls Can Love”ほか、ブラザー物ではないが、19世紀のシートミュージックから人情物語りのレスター・フラット“Eastbound Train”、ブルージーな“Long Time Gone”(エバリーやノラ・ジョーンズらがカバーしている)など、ギブソンズのブラザーデュオに料理された有名曲が楽しめる秀作である。
  DDCD-00721 V.A.『Constant Sorrow: A Tribute To Ralph Stanley』CD(本体\2,450-)\2,646-

Ralph Stanley II: Katy Daly/Jeff Bates: I Think I'll Just Go Away/Marty Raybon & Sonya Isaacs: Constant Sorrow/Jeff & Sheri Easter: Going Up Home To Live In Green Pastures/The Lewis Tradition: Dad's Ole Rocky Field/Vince Gill & Rebeca Lynn Howard: Pretty Polly/Charlie McCoy: Little Maggie/Jimmy Fortune: A Room At The Top Of The Stairs/Gene Watson: Oh Death/Nathan Stanley: A Robin Built A Nest On Daddy's Grave/Ricky Skaggs: Masters Bouquet/Rhonda Vincent: The Darkest Hour.

 さまざまなブルーグラススタイルの中、もっともプリミティブなアパラチア伝統を前面に押し出すラルフ・スタンレーとクリンチ・マウンテンボーイズは1966年12月、兄カーターの急逝によって消滅したスタンレーブラザーズの後継バンドとして生まれた。スタンレーブラザーズ時代よりもなお、オールドタイミーなマウンテンミュージックを標榜した「スタンレーサウンド」と呼ばれるパターンを、1971年4月に来日した故ロイ・リー・センターズ(gt)、カーリー・レイ・クライン(fd)、ジャック・クック(bs)らのメンバー(そのとき、実際には高校を卒業したばかりのリッキー・スキャッグスとキース・ウィットリーもメンバーだったが交通経費などで来日がかなわなかった)で確立、以降現在までほぼ半世紀、スタンレーサウンドは継承されている。
 2月25日に米寿、88歳を祝ったラルフ・スタンレーに捧げられた本作、そんなスタンレーサウンドをバックに、息子ラルフ・スタンレー2世と孫ネイサン・スタンレー(プロデュースも)の親族ほか、リッキー・スキャッグス、ビンス・ギル&レベッカ・リン・ハワード、ジェフ・ベイツ、マーティ・レイボン&ソニヤ・アイザックス、ジェフ&シェリ・イースター、ザ・ルイス・トラディション、チャーリー・マッコイ、ジミー・フォーチュン、ジーン・ワトソン、そして最後12曲目“Darkest Hour”で最高の演唱を聴かせるロンダ・ビンセントが出色だ。
 ほぼ同時期に発売された、ラルフ名義でレッドツェッぺリンのロバート・プラントやエルビス・コステロらロックスターも巻き込んだ豪華なゲスト陣でトラッドなマウンテンミュージックの重厚さを強調した米国限定発売のラルフ・スタンレー&フレンズ『A Man of Constant Sorrow』(RCSI-1129 CD\3,186-)よりも、1970年代以降のスタンレーサウンドの明るさを強調した音作り。現在の人気カントリーシンガーの歌の上手さ、というか、さすがにカントリーならではの個々人の説得力には、うなづかされるものがある。今や、カントリー界のお宝アーティストといった感もあるラルフ、さまざまなボーカルティストで楽しむスタンレーサウンドの楽しい作品だ。
 ■インスト新入荷
  DREAD-1401 DAVID GRIER『Fly on the Wall』CD(本体\2,450-)\2,646-

Poor Little Mary/Devil In The Strawstack/Polly Put The Kettle On/Brushy Fork Of Johns Creek/Indian Squaw/Flowers Of The Edinburgh/Golden Slippers/Sandy Boys/Inch Along/Gilda Roy/Happy Holler/Joke On The Puppy/Sometime Next Summer/Bonus Track - Salt Creek.

 現在最高のブルーグラス フラットピッカー、デビッド・グリアの最新ソロ第8作(マイク・コンプトンとのデュオ作を入れると9枚目)。1973年春、カメラマンの小森谷信治が撮ったクラレンス・ホワイト最後のブルーグラスフェスのステージ上で必死にクラレンスを見つめるデビッド・グリア少年……、あれから40余年、最高のフラットピッカーとして活躍をつづけるデビッド。父親はピーター・ローワンとリチャード・グリーンを擁したビル・モンローのブルーグラスボーイズに在籍、おそらくモンロー最高のブルーグラスアルバム『Bluegrass Time』を残したラマー・グリア。そんなサラブレッドはいまでも常にギターを持って、いつもジャムしてる。一昨年のIBMAでは一晩中、日本から来た学生たちとジャムをしていた姿が印象的だ。
 21世紀の現在、きわめて高度に発展したブルーグラス・テクニックはヨーヨー・マやチック・コリアらのクラシックやジャズなどの芸術音楽とのコラボを進める一方、ラルフ・スタンレーの再評価は言うに及ばず、より原初的なアパラチア音楽であるオールドタイムが注目されていることは、アダム・ステッフィやマイク・コンプトンらマンドリンアルバムにみられるオールドタイムな音作りや、ギリアン・ウェルチを核にしたシンガーソングライターらのトラッド回帰を例に挙げるまでもなく明らかだ。歴史を振り返り、その原初的な音の真実を理解しない限り、ある種のジャンル音楽は弾けない。そんなことを本能的に知るミュージシャンは強い、と思うゾ!!
 ソロギター“Golden Slippers”と“Sometime Next Summer”、CDボーナスの“Salt Creek”を除いて、ジェイムズ・レバのフィドルとダーク・パウェルのクロウハンマーとのトリオ全14曲集。自費制作盤を出しはじめた1998年『Hootenanny』(ダーク・パウェルとティム・オブライエン)から5作目、ふたたびオールドタイム作品に回帰、前作よりもさらにストリングバンドの本質に迫った大秀作。
  MANDO-0903 RAGTIME SKEDADDLERS『The Lattest Popular Mandolin & Guitar Music』CD(本体\2,450-)\2,646-

Mississippi Rag/Who Dar!/Sunflower Slow Drag/Pearl of the Harem/Cottonfield Capers/Dreamy Eyes/Dolores/St. Louis Rag/Nappy Lee/Fine and Dandy/Persian Lamb Rag/Blame It on the Blues/Easy Money/A Rag-Time Skedaddle.

 ターンオブザセンチュリー、20世紀前後のアメリカ南部の黒人音楽から生まれたラグタイム音楽。「ラグな(ragged=ボロボロ)」、すなわち「シンコペートする」リズム、つまりブルーグラスバンジョーでもよく説明されるアフリカ由来の2種類のリズムが複合するポリリズムから生まれたことでヨーロッパ音楽にはなかった引っかかる感覚に、当時流行していたジョン・フィリップ・スーザらのマーチに取り入れたようなピアノ曲が、のちにはジャズのもとになったようなラグタイム音楽だと、わたしは考えている。
 サンフランシスコというおしゃれな街!?らしい彼ら、デニス・パッシュのバンジョーマンドリンとニック・ロビンソンのマンドリン、デイブ・クリンケルのギターによる本作にも1曲“Sunflower Slo Drag”が収められているスコット・ジョップリン(1867-1917)を筆頭にアメリカ音楽界でもっともホットだったラグタイム音楽全盛時代の1897年から1915年までのシートミュージック(1枚ペラの楽譜でレコードが普及する前の流行音楽の素)のノスタルジックなトーンに包まれる素敵な14曲。ピアノの左手を見事なツービートギターがリズム作り、そこに見事にアレンジされたツインマンドリンが乗っかる、とても楽しく、すばらしいインスト音楽である。
  RCSI-1130 稲川友則&柴田貴子『Banjo & Accordion: Hush Music』CD(本体\2,000-)\2,160-

タイム/アヴェマリア/君微笑めば/小さなレストラン/デイジーフィールド(オリジナル)/私を泣かせてください/ソング・フォー・レド (オリジナル)/LINK(オリジナル)/虹の彼方に(バンジョーソロ)/アメイジング・グレイス/ミッシェル/ノルウェーの森/サンフラワー・ヒル・スペシャル(オリジナル)

 バンジョーとアコーディオンというユニークな組み合わせのふたり、稲川友則&柴田貴子の第2作。チェット・アトキンス“Sails”から、チョッとフォギーなブルーグラス調オリジナル“Sun Flower Hill Special”まで、シューベルト“Ave Maria”、ヘンデル“Lascia Ch'io Pianga”、タンゴ“Libertango”、ジャズスタンダード“When You're Smiling”や“Over the Rainbow”、“Summertime”や“Amazing Grace”、ミュゼット“La Bal De La Marine”、そしてビートルズ“Michelle”と“Norwegian Wood”にオリジナルが4曲の全15曲。
 デビュー作と比べると、アルバムとしてトーンバランスがよくなり、こうありたいという「バンジョートーン」をリバーヴを上手く使いながら、すばらしい響きを創っている。奏法に関しては、前述のように選曲もバラエティに富んだなか、5弦バンジョーの可能性に挑戦。スリーフィンガーによるコードのボイシング(配置)に気を配り、5弦バンジョーのあたらしい可能性に挑戦しているようだ。
ブルーグラススリーフィンガーならではの奏法も登場、“Amazing Grace”でド・ブルーグラス風バンピングがとてもいい感じだし、“Norwegian Wood”のスリーフィンガーロールもブルーグラッサーの面目躍如といった感覚だろう。ワルツがお気に入りかな? ……その点、“When You're Smiling”ではスリーフィンガーロールの難しさがチョッと感じられるかな? ツービートにおけるスリーフィンガーロール、つまり王道ではあるが、これやネン、厄介なのは.....!? ね、ご同輩諸氏。それ以外は実に見事だとおもう。こうして次々とアルバムにして発表していくこと、すると、一作ごとに飛躍的にレベルが上がるものだ。
 日本全国のバンジョー弾きの皆さん、バンジョー作品を発表、一般の人にそのすばらしさを伝えている稲川くんを応援しよう! 20代後半からバンジョーを弾きはじめたという稲川くん、ムーンシャイナー誌特集は今月号MS-3205と2013年7月号MS-3009(ともに \540-)。すばらしいバンジョー奏者だ。
 ■オールドタイム/フォーク新入荷
  PLECT-4476 NORMAN BLAKE『Wood, Wire & Words』CD(本体\2,450-)\2,646-

Savannah Rag/The Incident At Condra's Switch/The Keeper Of The Government Light On The River/The New Dawning Day/There's A One Way Road To Glory/Farewell Francisco Madero/Blake's Rag/Joseph Thompson Hare On The Natchez Trace/Grady Foresters Store/Chattanooga Rag/Black Bart/Cloverdale Plantation March.

 「Wood, Wire & Words」つまり、「ギターと詞」とタイトルされたノーマン・ブレイクの最新作。ジョニー・キャッシュやボブ・ディラン、ジョン・ハートフォードやニッティ・グリティ・ダート・バンドらの歴史的な録音に名を残してきたギタリストとして知られるノーマン・ブレイク。しかし、ニューグラスリバイバルが取り上げて有名になった“Ginseng Sullivan”や“Orphan Annie”、セルダムシーンの“Last Train from Poor Valley”など、シンガーソングライターとしての評価もとても高い。近年は、自身のルーツであるカーターファミリーなどの紹介や、埋もれたフィドルチューンなどの発掘に力を注いできたノーマンが、実に30年ぶりというオリジナル曲集の発表だ。
 見事なフィンガーピッキンによるインスト“Savannah Rag”からフラットピッキンの“Cloverdale Plantation March”までの12曲、3曲のラグと1曲のマーチに8曲(1曲のみ、妻ナンシーとの共作)の歌モノ集。決して美声とは言えない、朴訥なノーマンのボーカルが、往時の厳しい時代の田舎のぺてん師や殺人、フツーの人たちの生活をテーマに歌うと、その枯れた先の豊潤なギタートンとともに真実味が増す。ビンテージ楽器のエキスパートとしても知られるノーマン、愛用の1928年製マーティン00-45をメインに、2曲で2004年製マーティン000-28B「ノーマン・ブレイク・シグネチャー」を使用したギタートーンもお楽しみ! 
  FC-2015 FRED COCKERHAM『Sunny Home In Dixie』CD(本体\2,450-)\2,646-

Natural Bridge Blues/Eighth Of January/DeFord Bailey Blues/Old Jimmy Sutton/Jack Of Diamonds/Nobody Living In It/Lee County Blues/Cynthia/Payday In The Army/I'm Going Across The Ocean/Logan County Blues/Sunny Home In Dixie/Brown's Dream/Under The Double Eagle/Tempy/Molly Put The Kettle On/Western Country/Chilly Winds/Backstep/Train Forty-Five/Arkansas Traveler/Willy, My Darling/Two Little Children (A Boy And A Girl)/Black Mountain Blues.

 トミー・ジャレル(1901-1985)と並び、20世紀オールドタイム音楽最後の伝承者と言われるフレッド・コッカラム(1905-1980)が残した1978年の貴重な録音集(かつてカセットテープでの発売あり)。バージニア州ゲイラックスからノースカロライナ州マウントエアリーにかけての一帯、いわゆる「ラウンドピーク」スタイルのフィドルとバンジョー音楽が栄えたオールドタイム・ストリングバンド音楽の宝庫で、長年プロミュージシャンとして活躍してきたフレッド、トミー・ジャレルのフィドルの伴奏者としてそのフレットレスバンジョーでのクロウハンマーで知られるが、同時にジャレルよりはモダンな、テネシーのアーサー・スミスやジョージアのクレイトン・マクミッチェン、さらにはブルーグラスボーイだったトミー・マグネスらにも影響を受けたフィドラーでもあったという。そんなフレッドのバンジョー、フィドル、ボーカルが、レッド・クレイ・ランブラーズのクレイ・バックナー(md)、バイオリン製作家ノウェル・クリ―ディック(gt)ほか、若いミュージシャンたちとのジャムで収められた24曲集。オールドタイム・ストリングバンド音楽のエネルギーに満ちたリズムが楽しめる貴重な音源のCD化。
 ■カントリー新入荷
  RGMCD-062 LOUVIN BROTHERS『Eight Classic Albums』CD4枚組(本体\2,450-)\2,646-

Disc: 1
Kentucky/I'll Be All Smiles Tonight/Let Her Go, God Bless Her/What Is Home Without Love/A Tiny Broken Heart/In the Pines/Alabama/Katie Dear/My Brother's Will/Knoxville Girl/Take the News to Mother/Mary of the Wild Moor/Are You Washed in the Blood/Nearer, My God, to Thee/Wait a Little Longer, Please Jesus/I Can't Say No/I Won't Have to Cross Jordan Alone/There's No Excuse/This Little Light of Mine/Praying/Thankful/Lord, I'm Coming Home/Last Chance to Pray/I Steal Away and Pray

Disc: 2
Don't Let Your Sweet Love Die/We Could/Tennessee Waltz/Are You Teasing Me/Too Late/Here Today and Gone Tomorrow/I Wonder Where You Are Tonight/Have I Stayed Away Too Long/Nobody's Darling But Mine/Why Not Confess/Making Believe/Take Me Back Into Your Heart/The Family Who Prays (Shall Never Part)/Born Again/If We Forget God/Satan Lied to Me/God Bless Her (Cause She's My Mother)/Love Thy Neighbor As Thy Self/Preach the Gospel/Just Rehearsing/Pray for Me/Satan and the Saint/Swing Low, Sweet Chariot/Make Him a Soldier

Disc: 3
Are You Wasting My Time/If I Could Only Win Your Love/Today/Read What's in My Heart/I Wonder If You Know/Memories and Tears/On My Way to the Show/My Heart Was Trampled On the Street/She Will Get Lonesome/Red Hen Hop/Blue/Send Me the Pillow That You Dream On/Satan Is Real/There's a Higher Power/The Christian Life/The River of Jordan/The Kneeling Drunkard's Plea/Are You Afraid to Die/He Can Be Found/Dying from Home, and Lost/The Drunkard's Doom/Satan's Jeweled Crown/The Angels Rejoiced Last Night/I'm Ready to Go Home

Disc: 4
My Baby's Gone/Blue from Now On/When I Loved You/She Didn't Even Know I Was Gone/You're Running Wild/Plenty of Everything But You/I Wish You Knew/While You're Cheatin' On Me/Lorene/I Wish It Had Been a Dream/The First One to Love You/My Baby Came Back/Weary Lonesome Blues/The Midnight Special/Blues Stay Away from Me/Sand Mountain Blues/Southern Moon/Nashville Blues/Brown's Ferry Blues/When It's Time for the Whippoorwill to Sing/Freight Train Boogie/Put Me On the Train to Carolina/Gonna Lay Down My Old Guitar/The Last Old Shovel.

 ある種の烈しさを共通項として持っていたビル・モンローに強烈に憧れたマンドリン奏者でテナーボーカルのアイラ・ルービン(1924-1965)と、ギターとリードを歌うチャーリー・ルービン(1927-2011)のルービンブラザーズ(1940-1963)は、1930年代に一世を風靡したブラザーデュオのスタイルで1950年代後半、ホンキートンク全盛のカントリー音楽産業で大成功をおさめ、そののちのエバリーブラザーズからサイモン&ガーファンクルなどに至るアメリカン ブラザーデュオの伝統を受け渡した20世紀アメリカ音楽の巨人である。エミルー・ハリスも自己のアイデンティティ確立のために、もっとも参考にしたと思われるカントリーソウル、そしてサウンドルーツであるルービン・ブラザーズ、超強烈お徳用初期LP8枚全96曲集。
 キリスト教原理主義とも言われる南部バプティスト系の価値観に強く影響されていたにもかかわらず、兄アイラは極度のアルコール中毒と暴力で、演奏中に怒りだしてマンドリンを叩き壊したり、4度の結婚生活のうち、3度目の妻にはそのひどい仕打ちの仕返しに4度も銃で撃たれているという壮絶な生活ののち、41歳で4人目の妻と交通事故で亡くなっている。
 その烈しい一生がそのまま、誰にも真似できないクリスタルクリアなテナーボイスとマンドリンに乗り移ったかのようなアイラのすばらしい演奏は、一見地味な弟チャーリーのギターとのハーモニーではときおり高低パートが入れ替わるなどスリリングな展開を見せるという(日本のチャーチバックトリオの石田淑子さんがアイラのテナーに肉薄する……)。サウンド自体はチェット・アトキンスらのプロデュースによるカントリーだが、曲は現在、ブルーグラススタンダードとして定着しているものがほとんどである。
 ルービン・ブラザーズ伝説にはもうひとつ、本作にも収められているゴスペルアルバム『Satan Is Real』(1959)のジャケットが、一部の評論家に「史上空前のアイコニック(イコン的)アルバムカバー」と評されることがあるといい、今日でも度々話題となっている。カバーは、ベニア板製の4メートル近い悪魔の像の前、燃え盛る灯油のしみ込んだタイヤで、ルービン兄弟が地獄の責め苦にあっているという構図でアイラのデザイン。2006年にはハンク・ウィリアムズ3世『Straight to Hell』の1曲目でタイトルソングとのメドレーで取り上げられているほか、2009年には俳優ウィル・ファーレルの大ヒットしたブロードウェイ劇『You're Welcome America. A Final Night with George W Bush』にも登場したという。
 アイラ・ルービンという強烈な個性で、いまだに、ブルーグラス界のスタンダードとして輝きつづけるルービンブラザーズの音楽を、この機会にじっくりと味わって欲しい。
  RGMCD-128 BUCK OWENS『Four Classic Albums plus Bonus Singles』CD4枚組(本体\2,450-)\2,646-

Disc 1 『Buck Owens』(1961)
Above And Beyond (The Call Of Love)/Second Fiddle/Tired Of Living/I've Got A Right To Know/Excuse Me (I Think I've Got A Heartache)/I'll Give My Heart To You/Under Your Spell Again/My Everlasting Love/Take Me Back Again/Till These Dreams Come True/Walk The Floor/I'll Take A Chance On Loving You/(plus singles) Hot Dog/Rhythm and Booze/There Goes My Love/Sweethearts in Heaven.

Disc 2 『Buck Owens Sings Harlan Howard』(1961)
Foolin' Around/Heartaches For A Dime/Heartaches By The Number/Let's Agree To Disagree/Keeper Of The Key/I Don't Believe I'll Fall In Love Today/Pick Me Up On Your Way Down/I'll Catch You When You Fall/Lyin' Again/One You Slip Around With/Think It Over/The Key's In The Mailbox/(plus bonus singles) Come Back/I KNow What It Means/Sweet Thing/I Only Know That I Love You.

Disc 3 『Buck Owens』(1961 by La Brea)
Country Girl [Leavin' Dirty Tracks]/Down On The Corner Of Love/The House Down The Block/You're For Me/Blue Love/Right After The Dance/It Don't Show On Me/Please Don't Take Her From Me/Three Dimension Love/Why Don't My Mommy Stay With My Daddy And Me/I'm Gonna Blow/(plus bonus singles) High AS the Mountains/Loose Talk (with Rose Maddox)/Mental Cruelty (with Rose Maddox).

Disc 4 『You're For Me』(1962)
You're For Me/Fool Me Again/Down On The Corner Of Love/Mexican Polka/Mirror, Mirror On The Wall/Bad Bad Dream/Under The Influence Of Love/Nobody's Fool But Yours/The House Down The Block/Country Polka/Down To The River/Blues For Life/(plus bonus singles) Save the Last Dance for Me/The King of the Fools/Kickin' Our Hearts Around/I Can't Stop (My Lovin' You).

 1960年代にカントリー音楽の「ヒルビリーやホンキートンク」というイメージを明るくポップなグループサウンズに昇華、のちのウエストコーストロックに多大な影響を与えるベイカーズフィールドサウンドを生み出したバック・オウエンズ(1929-2006)。1948年にボニー・キャンベル(のちにマール・ハガードと再婚)と結婚、1951年にふたりで移ったカリフォルニア州ベイカーズフィールドがとても気に入り、本拠地となって「ベイカーズフィールドサウンド」と呼ばれる音楽スタイルのリーダーとなっていく。
 1956年に初めてのシングル"Down on the Corner of Love"/"Right After the Dance"を発表(Disc 3に収録)、そののち1958年、ワシントン州シアトル郊外のタコマでドン・リッチ(fd,gt)と運命的な出会いをしてのち、ふたりの硬質なハーモニーが売り物となり、1959年にキャピトルと契約し“Second Fiddle”が24位、そして直後“Under Your Spell Again”が4位のヒットでブレーク。ヒットを重ね1963年、のちにビートルズもカバーした“Act Naturally”が初のナンバーワンヒット、そののち21曲のナンバーワンヒット(最初はビートルズもカバーした1963年“Act Naturally”、最後は1972年“Made in Japan”)。アルバムも1964年の『Together Again』から1968年『It Takes People Like You』まで、1965年のインストアルバムを除いてすべてがナンバーワンヒットしている。もちろん、1967年のアルバム『In Japan!』(舞妓さんとのジャケット!)もナンバーワンだった。
 ハンク・ウィリアムズなど第一世代が切り拓いたアメリカンポップとしてのカントリーの商業価値を、ジョージ・ジョーンズとともに確かなものにしたもっとも偉大なカントリーシンガーである。その貴重な初期のお徳用廉価セットである。
  WB-47119 JONI HARMS『Cowgirl Dreams』CD(本体\2,650-)\2,862-

Belle Star/Two-Steppin' Texas Blue/Old Fashioned Girl/Blue Montana Moon/Swing/Long Hard Ride 他全10曲

 オレゴン出身の女性ウェスタン・スウィング/ホンキースタイルのカウガール・シンガーとして1980年代半ばから活躍、現在はイギリスやヨーロッパ、オーストラリアなどで高い人気を保つ……それだけに、クセのない素直で明るい声でシンプルな「ウエスタン」を表現するジョニ・ハームズ、昨年発表したアイルランドのカントリーバンド、シーリン・ファミリーバンドとのライブ『Oregon to Ireland』はすばらしいものだった。本作は1998年、メジャーのワーナーが「ワーナーウエスタン」と銘打って、一連のカウボーイイメージを打ち出していた時期、ナッシュビルのトップスタジオミュージシャン(ソニー・ガーリッシュのドブロ/スティール、ラリー・フランクリンのフィドル/マンドリン、スティーブ・ギブソンのエレキほか)らと創ったジョニの軽快なオリジナル10曲集(歌詞付き)。本物のカウガールらしい気風のいいカントリー女性シンガーだ。
 ■映像モノ新入荷
  VES-13062D V.A.『Legends of Western Swing Guitar』DVD(本体\3,150-)\3,402-(60分)

The Kind of Love I Can't Forget(Eldon, Billy Dozier, and Bob Kiser)/Oh Susannah - Tiger Rag(Light Crust Doughboys with Muriel "Zeke" Campbell on guitar)/Milk Cow Blues(Eldon Shamblin and Benny Garcia with Tommy Perkins on drums and Norm Cochran on bass)/Amazing Grace(Eldon Shamblin and Tommy Morrell)/Stay A Little Longer(Bob Wills and the Texas Playboys with Cameron Hill, rhythm guitar and Jimmy Wyble, lead guitar)/Stardust(Eldon Shamblin, Billy Dozier, and Bob Kiser)/If the World Keeps on Turning(Muriel "Zeke" Campbell with Art Greenhaw on rhythm guitar)/Tennessee Waltz(Eldon Shamblin and Tommy Morrell)/San Antonio Rose(Eldon Shamblin and Benny Garcia with Tommy Perkins on drums and Norm Cochran on bass)/It Had To Be(Eldon Shamblin and Tommy Morrell)/Hubbin' It(Bob Wills and the Texas Playboys with Junior Barnard on guitar)/Faded Love(Eldon Shamblin, Billy Dozier, and Bob Kiser)/Back Home Again in Indiana(Eldon Shamblin and Tommy Morrell)/Rosetta(Eldon Shamblin and Benny Garcia with Tommy Perkins on drums and Norm Cochran on bass)/Maiden's Prayer(Eldon Shamblin, Billy Dozier, and Bob Kiser)/Ridin' on Down(Bob Wills and the Texas Playboys with Junior Barnard on guitar)/Miss the Mississippi and You(Muriel "Zeke" Campbell(with Art Greenhaw on rhythm guitar)/There'll Never Be Another You(Eldon Shamblin and Tommy Morrell)/Time Changes Everything(Eldon Shamblin, Billy Dozier, and Bob Kiser)/Now or Never(Jim Boyd and His Men of the West)/Panhandle Rag(Eldon Shamblin, Billy Dozier, and Bob Kiser)/I Hear You Talkin'(Bob Wills and the Texas Playboys with Junior Barnard on guitar) /San Antonio Rose(Eldon Shamblin, Billy Dozier, and Bob Kiser).

 ブルーグラスが生まれる、ちょうど今から70年よりも10年ほど前の1930年代半ば、米国はジャズ時代の熱が最高潮に達し、スウィング音楽に覆われていた。フランスで、ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリが恐るべきストリングバンド音楽を作っていたとき、アメリカのテキサスやオクラホマの若いミュージシャンたちは驚くべき柔軟性であらゆるものを取り入れてオールドタイミーなストリングバンド音楽にスウィングを振りかけて音楽的欲求に従いとてつもなく高い音楽性を身につけていった。
 戦前のB級ウエスタン映画に出演しているそんなすごい映像サウンドをはさみながら、当時の若いミュージシャンたちがおじいちゃんとなった1960〜70年代にかけて、ウエスタンスウィングのパイオニア、ライトクラスト・ダウボーイズのギタリスト、ミュリエル・ジーク・キャンベル(“Tigar Rag”で見せるドレッドノートギターでの強烈なKey of Bbでのソロはアフレコではあるがすばらしい!)が齢を重ねたのちの生活の中でギターを楽しむという雰囲気でありながら、信じがたいシュアさをみせたり、ボブ・ウィルスのギタリストとして知られるエルドン・シャンブリンが“Tennessee Waltz”や“Faded Love”、“Maiden's Prayer”など、数々の定番のメロディー作りとコード進行を刺激的に遊んでくれる。馴染みの曲がとてもオシャレなアドリブにおじいちゃん達の「色気」で変化していく、こういうのを聴いていると、こんど楽器を持ったときに、「こう弾いてみよう」とか、……思いませんか?
 意味もなくみていると、ナカナカできたじい様たちのけっこう退屈なジャズに観えるかも知れない。しかし歴史を知り、経緯と愛情を持ってみれば、ブルーグラスとのテクニックとは対照的な研ぎ澄まされた究極を観ることもできる、南部白人たちが音楽的に至った「耳の掃除」作品と言えようか。 
 最近作/お勧め作、再入荷
 (すでに新入荷で紹介済の作品たちです)
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 (最新3月号、記事や特集などの話題作品です)
  BB-2014 BECKY BULLER『'Tween Earth and Sky』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ムーンシャイナー3月号のカバーストーリー! サム・ブッシュやティム・オブライエンも登場する女性らしいCD制作記がとても楽しいよ。女子大生バンドが飛びつきそうな可愛いキャッチーな1曲目(ほんでバックは、ロン・ブロックやケニー・スミスらによるハイテクブレイクの連続……)から、全編にブルーグラス出身女性シンガーソングライターらしいタッチと、素晴らしいフィドラーとしての資質から生まれるトラッドに根ざした現代ブル―グラス、ベッキー・ブラー最新第3作。全体にアパラチアの感情をまとって、そのまんまサム・ブッシュ・バンドやティム・オブライエン&ブライアン・サットンらも参加、中でも本作中唯一のカバー曲、1988年に第1回グラミー賞ブルーグラス部門を獲得したビル・モンロー曲“Southern Flavor”では、オリジナル録音と同じバディ・スパイカーやブレイク・ウィリアムズにモンロー代役ローランド・ホワイト、そしてピーター・ローワンとのデュエットでボーカルパートを創作等々、……ベッキーの素晴らしいアパラチア/ブルーグラス愛に満ちた大秀作の女性ブルーグラス作品。
 ★【2014年度 B.O.M.サービス ベストセラー選】
  ムーンシャイナー最新3月号で恒例の「2014年発表レコード総括」を特集しています。多くのブルーグラスファンにとって、音楽の絆はアルバムを通じてもたらされます。アルバムに収まったすべての音と感情をを丁寧に聴くこと、その無上の喜びを……!!
  ●ROU-35772 EARLS OF LEICESTER CD(本体\2,450-) \2,646-

 昨年10月に来日したジェリー・ダグラスの音頭取りで集まったチャーリー・クシュマン(bj)他、ナッシュビルのトップミュージシャンによるフラット&スクラッグス・カバー作品。2015年グラミー最優秀ブルーグラス受賞作!
  ●REB-1846 LARRY SPARKS『Lonesome and Then Some.... A Classic 50th Celebration』CD (本体\2,450-) \2,646-

 トラッドグラスの権化、ラリー・スパークス、デビュー50周年記念作。第一世代のラルフ・スタンレー、カーリー・セクラー、ボビー・オズボーン、ジェシー・マクレイノルズ、それぞれと新録音でデュオを聴かせるほか、アリソン・クラウス&ジュディ・マーシャルとのトリオも抜群。ビル・モンローとの秘蔵デュオも収録。
  ●REB-1853 JIMMY GAUDREAU & MOONDI KLEIN『If I Had a Boat』CD(本体\2,450-) \2,646-

ジミー・グドローとムーンディ・クラインの最新第3作。1970年代のブラザーデュオというコンセプトでカーターファミリー"Bury Me Beneath the Willow"、ジミー・ロジャーズ"Treasures Untold"のほかは、ディランの"One More Night"、ライトフットの"Did She Mention My Name"、ジェイムズ・テイラーの"Bartender's Blues"ほかをブルーグラスのベースのひとつ、ブラザーデュオという究極の最小アンサンブルで表現する12曲集の技量に感服だ。
  ●SMM-1012 LAURIE & KATHY『Sing the Songs of Vern & Ray』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ローリー・ルイスとキャシー・キャリック共演、トラッドグラスと、カリフォルニアブルーグラスの父、バーン&レイへの愛情が溢れた秀作。
  ●RW-0002 The Roland White Band『Straight-Ahead Bluegrass』CD(本体\2,450-)\2,646-

 レジェンド、ローランド・ホワイト(m)の最新スタジオ録音アルバム。彼が長年、愛するストレート・ブルーグラスを妻のダイアン(g)、R.ベイリー(bj)他、気心知れた仲間と演じる。
  ●SF-40199 SELDOM SCENE『Long Time... Seldom Scene』CD(本体\2,450-)\2,646-

 あのセルダムシーンの名曲の数々が戻って来た!! しかも、エミルー・ハリスとオリジナルメンバーのジョン・スターリングとトム・グレイ、そしてパンチブラザーズのクリス・エルドリッジをゲストに迎えて……! 7年ぶり、素晴らしいシーン最新作。
  ●NONE544735 CHRIS THILE & EDGAR MEYER『Bass & Mandolin』CD(本体\2,450-) \2,646-

 グラミー賞最優秀コンテンポラリーインストアルバム受賞! 芸術家として世界最高レベルにあることの証明でもあるマッカーサー財団が贈る通称「ジーニアス・アワード(天才賞)」に若くして選ばれたふたり、天才マンドリン奏者クリス・シーリと天才ベース奏者エドガー・マイヤー、ともにブルーグラス出身のデュオ最新第2作。
  ●RC-105 THE NEW TRADITION『Live: Keith Whitley, Jimmy Gaudreau, Jimmy Arnold, Bill Rawlings』CD(本体\2,450-)\2,646-

 若き日のキース・ホイットリー、天才バンジョー奏者ジミー・アーノルド参加の70年代でもっともセンセーショナルな、わずかしか存在しなかったバンドの超貴重なライブ。
  ●PATUX-258 RED ALLEN & FRANK WAKEFIELD『The WDON Recordings-1963』 CD(本体\2,450-)\2,646-

 レッド・アレンとフランク・ウェイクフィールド、売れないブルーグラスの底辺でうごめいた根性ブルーグラスの生々しくもほとばしるブルーグラス魂の塊的1963年のラジオ音源。
  ●COMP-4616 NOAM PIKELNY『Plays Kenny Baker Plays Bill Monroe』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2014年IBMA最優秀アルバム受賞作。ケニー・ベイカーがビル・モンローの有名インストをカバーした1976年のブルーグラス史上に残る名盤『Kenny Baker Plays Bill Monroe』(CO-2708 \2,646-)を、現在バンジョーの最高峰であるノーム・ピケルニーがステュアート・ダンカン(f)、ロニー・マッカーリー(m)、ブライアン・サットン(g)、マイク・バブ(bs)とともに、そのままカバーするインスト集。
  ●RCSI-1120 BROOKE & GEORGE BUCKNER『So Far from Forgetting』CD(本体\2,450-) \2,646-

 アール・スクラッグス本人に「君の右手が欲しい」と云われた、最も安定したロールでスクラッグス・スタイル・バンジョーの第一人者、ジャージ・バックナーとアパラチア・ネイティブでクロッグダンサーとして来日経験もある奥さんのブルックと仲間たちによるフロント・ポーチ・ピッキンをそのままパッケージした心温まる作品集。
  ●JLCE-2014 JULIAN LAGE & CHRIS ELDRIDGE『Avalon』 CD(本体\2,450-) \2,646-

 ジャンゴ・ラインハルトからモダンジャズ、オールドタイム・フィドルチューンからブルーグラスまでを演じきる天才ジャズフラットピッカー、ジュリアン・レイジとパンチ・ブラザーズのクリス・エルドリッジよる究極のフラットピッキン・デュオ。セルダム・シーン、ノーマン・ブレイクからフィドル・チューン。オリジナルのニュー・アコースティックと自由な音世界に遊びながらもルーツに根ざした芯のあるパフォーマンスは驚嘆に値する。
  ●SHA-622D V.A『You Are There - NO RESTRICTIONS』DVD(本体\3,150-)\3,402-

 絶頂期のビル・モンロー5曲他、ハンク・ウィリアムス、ルービン・ブラザーズ、グランパ・ジョーンズ、ベニー・マーチン、ストリングビーン等々全29曲、1950年代のお宝映像満載!!
 ★【日本のブルーグラス】
  ●JRLA-0007 バンジョーアイ『唄の島』CD(本体\953-)\1,029-

 沖縄のアイドル系シンガーソングライターがアール・スクラッグスに心酔、「唄の島」「沖縄ブレイクダウン」「佐敷Road」「てぃんさぐぬ花 -沖縄民謡-」の4曲入りデビューミニアルバム。沖縄TVの飲酒運転撲滅キャンペーンソングやJTA日本トランスオーシャン航空の機内放送に起用されるなど、ブルーグラスプロモーションに大貢献中! ムーンシャイナー2014年3月号特集参照 
  ●MR-1291 LEONA『Love and Peace,Leona』CD(本体\2,450-)\2,646-

 イーストテネシー在住のフィドリング・レオナこと、レオナ徳武マシスのセカンドアルバム。夫J.P.マシスのバンジョーとETSU仲間の協力で全曲オリジナル11曲。ムーンシャイナー2014年5月号特集参照
  ●BSOL-002 BLUESIDE OF LONESOME『Take Me In Your Lifeboat』CD(本体\926-)\1,000-

 横浜を本拠に活動する笹部益生を中心に、ベテラン加藤保久、早川流吉、手島昭英に若者、手島宏夢で結成されたブルーグラスバンドの最新第2作は、坂本愛江の女性ボーカルをフィーチャーしたミニアルバム。第1作『Let Us Travel On』(\1,000-)も好評発売中。ムーンシャイナー2014年2月号特集参照
  ●RC-126 渡辺敏雄『The Fiction Twins』CD\2,646-(本体\2,450-)歌詞付き

 ブルーグラス45ではベース、シャギーマウンテンボーイズではバンジョー、そして現在はマンドリンを担当する渡辺敏雄、B.O.M.社長である。1930年代に大ブームを巻き起こしたブラザーデュオの再現したの力作。ビルとチャーリーのモンロー・ブラザーズのサウンドを忠実に再現しようとしたのが本作。
  ●OTCR-007 PIRATES CANOE『For the Pain In My Heart』CD(本体\2,000-)\2,160-

 京都を本拠に活躍するギター、マンドリン、フィドルの女性3人トリオとドブロ、ベース、ドラムスの6人組によるアメリカーナ風バンド最新作。英詩オリジナルにすばらしいバックバンド、これまでで最高の出来だろう。ムーンシャイナー2012年8月号ほか特集参照
  ●HCR-001 HONEY COOKIES『Where is My Honey?』CD(本体\1,388-)\1,500-

 関東をベースに活躍する若手ブルーグラストリオ、ハニークッキーズの初フルアルバム。フラットピッカーとして知られる手塚洋輔と妻の里美(bs)、手島宏夢(fd)のトリオにゲストとしてドブロ小島慎司が1曲参加。オリジナル6曲にトラッドとハートフォードカバーなど。ムーンシャイナー2014年10月号特集参照
  ●JMD-002A TARO & JORDAN『初心(Shoshin)』CD(本体\2,000-)\2,160-

 いとうせいこう氏が「めくるめくこの弦の嵐!」と賛辞を贈った、マンドリン(井上太郎)とギター(ジョーダン・マコンネル)のインストデュオ第2作。ムーンシャイナー2014年12月号特集参照。
 ★【ムーンシャイナー3月号レビュー紹介作品】
  ●RCSI-1129 RALPH STANLEY & FRIENDS『A Man of Constant Sorrow』CD(本体\2,950-)\3,186-限定入荷

超話題のラルフ・スタンレー最新作。レッド・ツェッペリンのロバート・プラント、エルビス・コステロ、ギリアン・ウェルチ&デビッド・ローリングス、オールド・クロウ・メディスン・ショー、ブルーグラスからはデル・マッカリー、リッキー・スキャッグス、ビンス・ギル他がラルフとコラボ。ジム・ローダデイル&バディ・ミラー共同プロデュース。クラッカーバレルの店頭のみの限定発売。 
  ●MH-1573 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『In Session: 33 Strings + 6 Pickers + 6 Voices = Reading, 'Riting & Rhythm』CD(本体\2,450-)\2,646-

 この驚くべき完成度の高いブルーグラス! 70年のブルーグラス史上、最強のアンサンブルを創ることに成功したドイル・ローソンの40作目最新作。
  ●MFR-140812 SPINNEY BROTHERS『Tried and True』CD(本体\2,450-) \2,646-

カナダのノバスコシアから登場したトラッド・ブルーグラス、スピニー・ブラザーズ。南部のバンドには無い素朴さが魅力。よく練られた選曲も素晴らしい。
  ●PATUX-254 DANIEL GREESON (本体\2,650-)\2,862-

ノース・キャロライナ出身、ベニー・マーチン、ケニー・ベイカー等の伝統を引き継ぐ若手正統派ブルーグラス・フィドラー、ダニエル・グリーソンの有名フィドル曲を集めたデビュー作。フランク・ウェイクフィールドとの共演で注目された若手、テイラー・ベイカーのユニークなマンドリンも聞き物。
  ●RCSI-1126 MARK STOFFEL『One-O-Five』(本体\2,650-)\2,862-

マイク・コンプトン、ロニー・マッカリー、マット・フリナー等が愛用することで知られるギルクリスト・マンドリンの自身の愛器のシリアル番号をそのままタイトルにした、マーク・ストーフェル、2008年発売の繊細で美しいマンドリン・アルバム。
  ●CGM-102 坂本 健『Sound of Strings: Ken Sakamoto』CD(本体\2.200-)\2,376-

 高知出身、東京でミュージシャンとして活躍する坂本 健、フィンガーピッキンギターと5弦バンジョーをメインにした13年ぶりになる最新第2作オリジナルインスト8曲とトラッドアイリッシュ2曲の全10曲集。ムーンシャイナー誌2月号に特集
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  WR-8336 MAC WISEMAN『Songs from My Mother's Hand』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ムーンシャイナー2月号の表紙を飾った89歳、「心からの歌声(Voice with a Heart)」と称されるマック・ワイズマン、おそらく生涯最高傑作だ。サウンドはもちろんオールドタイムではないが、その美しい曲と心意気はオールドタイムそのものの感動だ。孫のような23歳のシエラ・ハルとのデュエットをはじめ、若きマルチプレイヤーのジャスティン・モーゼズ、ナッシュビルの大ベテラン・プロデューサーとドイツ生まれの気鋭のプロデューサー、ジミー・キャップスとトム・ジャッツのデリケートなギターにマーク・フェィンのベース。そこにジェリー・ロール・ジョンソンのハーモニカとグランパの娘アリサ・ジョーンズのハンマーダルシマを加えつつ聴かせる、マックが母から学んだアメリカンフォーク(オールドタイム)ソング名曲集。“Blue Ridge Mountain Blues”からはじまり、“You're a Flower Blooming in the Wildwood”、「谷間のともしび」と知られる“When It's Lamp Lighting Time in the Vally”、あの名曲へのアンサーソング“Answer to Weeping Willow”、“Rosewood Casket”、そして“I Heard My Mother Call My Name in Prayer”や“Will There Be Any Stars in My Crown”ほか、感動的な全12曲、オールドタイムソングを優しく取り扱ったメチャクチャいいアルバムである。詳細解説はニュースレター#410のブルーグラス新入荷にて
  MH-1573 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『In Session: 33 Strings + 6 Pickers + 6 Voices = Reading, 'Riting & Rhythm』CD(本体\2,450-)\2,646-

 この驚くべき完成度の高いブルーグラス! 70年のブルーグラス史上、最強のアンサンブルを創ることに成功したドイル・ローソンの40作目最新作。そのタイトルも、まさに黒板に書かれたように「33の弦+6人のピッカー+6人の声=読み、書き、そしてリズム」。まさに完璧に、33本弦が鳴り、6人のセンスの塊ピッカー、どこで見つけるのか素晴らしいシンガーたち。オズボーンブラザーズの音楽性とジミー・マーティン由来のソリッドグラスが見事に現代的なポップ感覚と相まって素晴らしいクイックシルバーサウンドを創り上げていく。チャーリー・モンロー名曲“Weep and Cry”とビル・モンロー・インスト“Evening Prayer Blues”をドブロとマンドリンでやってしまうほかは、書き下ろしの新曲を中心にウキウキブルーグラス。多くの人に音楽としての完成度の高さを味わっていただきたいブルーグラス、ひとつの究極!!強力お薦め!である。詳細はニュースレター#412のブルーグラス新入荷参照
  COMP-4639 ROB ICKES & TREY HENSLEY『Before the Sun Goes Down』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ハンク・ウィリアムズを思わせる正統ホンキートンクから超スーパーピッキンブルーグラスまでトレイ・ヘンスリーの強烈ギターとうまいボーカル、そしてブルーグラスドブロ第一人者のひとりロブ・アイクス、ふたりのコラボ作品。カントリーとブルーグラス双方で高く評価されるバリトンボイスの味わい深い歌とアコギとエレキ双方でのスーパーフラットピッキンが、ベテランのロブ・アイクスのフォローを伴いつつ、マイク・バブ(bs)とジョン・ガードナー(drums)という鉄壁リズムにアンディ・レフトウィッチ(md,fd)かオウブリー・ヘイニー(fd)、ロン・ブロック(bj)など適材適所でブルーグラスやカントリーという枠を飛び越えたレパートリーとアレンジ、南部田舎音楽の美味しいとこ取り。オリジナルは1曲に抑え、ジミー・マーティンやレスター・フラット/ビル・モンロー、そしてマール・ハガード(なんと3曲)やボブ・ウィルスなどのカバーに、スティーブ・レイ・ボーンのブルースやインストではロブがラップスティール、トレイがエレキに持ち替えてバディ・エモンズの“Raisin' the Dickens”など、ギター、ドブロはもちろんフィドルも聴きどころ満載、ボーカルも素晴らしく、商業主義に毒されないカントリーファンにも楽しめる作品となっている。
  MCR-1002 LARRY CORDLE & LONESOME STANDARD TIME『All Star Duets』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラス作品だが、ガース・ブルックス、アリソン・クラウス、リッキー・スキャッグス、ケニー・チェズニー、ダークス・ベントリー、トリーシャ・イヤーウッド、キャシー・マティア、デル・マッカーリーほか、カントリー界のスーパースターばかりがズラーっ!とラリー・コードルとブルーグラスでデュエットする。バックアップにはグラスカルズのクリスティン・スコット・ベンソン(bj)、ギターにブライアン・サットン、マンドリンにはアンディ・レフトウィッチ/クリス・デイビス、強力フィドルのジェネイ・フリーノア/ティム・クロウチ、ドブロにはキム・ガードナー/ランディ・コーアズ……。とにかく、ガースからアリソンまで、こんなメンツを一堂に集めることができるのは、さすが、総計5千5百万枚という売り上げを誇るソングライティングの力だろう。カントリースーパースターがブルーグラスするのも聴きモノだ。詳細はNewsletter第410号ブルーグラス新入荷にて
  RCSI-1129 RALPH STANLEY & FRIENDS『A Man of Constant Sorrow』CD(本体\2,950-)\3,186-

 レッド・ツェッペリンのロバート・プラントやエルビス・コステロほかとの共演で超話題のラルフ・スタンレー、1月19日発売の最新作。そのほか、ギリアン・ウェルチ&デビッド・ロウリングス、カントリー界からはジョッシュ・ターナー、ダークス・ベントリー、リーアン・ウォーマック、超人気オールドタイムストリングバンドのオールド・クロウ・メディスン・ショー、そしてブルーグラスからはデル・マッカリー、リッキー・スキャッグス、ビンス・ギルらがラルフとコラボ。ジム・ローダデイルとバディ・ミラー(エミルー・ハリスで知られる)共同プロデュース。米国でも国内のレストランチェーン「クラッカーバレル」の店頭のみの限定発売という希少盤!お買い逃しのなきように……!! 詳細はニュースレター#412のブルーグラス新入荷参照
  FED-6556 JIMMY MARTIN『Best of the Best』CD(本体\1,850-)\1,998-

 「キングオブブルーグラス」と呼ばれるソリッドブルーグラスの父(!?)ジミー・マーティン(1927-2005)が、おそらく1978年、ケニー・イングラムのバンジョー、マール・レッド・テイラーのフィドルほか、すばらしいバックアップミュージシャンを得てガストーレコードに録音、アルバム『The Greatest Hits』(1978)に収められた“Free Born Men”“Honey, You Don't Know My Mind”“Sunny Side of the Mountain”“Truck Driving Man”“Widow Maker”“Stormy Waters”“20/20 Vision”“Oean of Diamonds”ほか、ジミー・マーティンのシグネチャーソングを中心に10曲を集めた廉価盤。
  CTR-0044 SHAWN LANE『Mountain Songs』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーハイウェイのマンドリンとフィドル担当のショーン・レーン、ソロとしては第2作になる最新作。パット・ウェイジズまたはジョッシュ・ミラー(bj)、ロブ・アイクスまたはジミー・スチュワート(db)、バリー・ベイルズまたはマーカス・スミス(bj)という自身の地元中心の人選で「山」をテーマにストレートに自分の出自と音楽を聴かせる。スタンレー・ブラザーズを彷彿させる、厳しいアパラチア「山の生活」をテーマにした12曲中10曲がオリジナルといった作品、21世紀を迎えても南部アパラチア山岳地帯に連綿とつづく伝承音楽のパワーの一端を、基本的にはブルーハイウェイと同様のモダンなブルーグラスサウンドで聴かせる作品。
 ■インスト最近作/お勧め作
  RCSI-1126 MARK STOFFEL『One-O-Five』CD(本体\2,450-)\2,656-

 1999年11月、秋田、新潟、東京、長野、神戸、京都と6都市を、ウィル・マリングとともにツアーしたマーク・ストッフェルのチョー繊細な、美しいマンドリン2008年制作(入荷は今年が初)アルバム。Fタイプマンドリンの響きを、きわめてデリケートなタッチで堪能させてくれるマンドリンインスト大秀作である(ミラ・マリングによるギリアン・ウェルチ“Winter's Come and Gone”とフォスター“Hard Times”のすばらしい女性ボーカル2曲と、相棒のギタリスト、ネイサン・ジョージのボーカル1曲を含む)。すばらしいオリジナルインスト6曲に、ケニー・ボール&ヒズジャズメンの1961年ヒット「モスコーの夜はふけて“Midnight in Moscow”」、そしてあの『サウンドオブミュージック』で流れる名曲「エーデルワイス」の全11曲。ロブ・アイクス(db)やネッド・ルベレッキ(bj)ら、ブルーグラス人脈が加わってもペースは崩されず、すばらしくデリケートなサウンドを維持、マンドリンの響きが究極に弾き出されている。 
  MCM-0018 ROB McCOURY『The 5 String Flame Thrower』CD(本体\2,450-) \2,646-

 遂に!ロブ・マッカーリー初ソロアルバムがデル・マッカーリー・バンドをバックに発表。その名も「5弦火炎放射器!」、なんちゅうタイトルや!?という感想もほどほどに……全15曲、スクラッグス3曲(Foggy Mountain Chimes, I've Lost You, John Henry)、リノ4曲(Banjo Riff, Limehouse Blues, Charlotte Breakdown, Feuding Banjos)、オズボーン3曲(未発表“Jericho”ほか、Siempre, We Could)、クロウ1曲(Blackjack)の大名曲カバーのほかは、1曲目のトラッド“Kansas City Railroad Blues”、ウォルター・ヘンズレーの“Sugar Creek”、ラリー・パーキンス“Northwest Passage”、そして父デル・マッカーリーの“Caracas”のみという徹底したカバーぶりで、クリエイター志向よりもバンジョーチューンが大好きでたまらず、「録音した全曲をアルバムに入れました」というバンジョー小僧の面目躍如(通常は多めに録音してできのいいモノをアルバムに選ぶ)。最後の曲に、兄ロニーのテナーバンジョーとの“Dueling Banjos”というのも楽しく気が利いたエンディングだ。詳細はニューズレター#408のインスト新入荷参照
  AMA-1090 MIKE MARSHALL & CHORO FAMASO『Segunda Vez』CD(本体\2,450-) \2,646-

 「1870年頃にリオデジャネイロ(ブラジル)の地元ミュージシャンたちがヨーロッパのワルツやポルカ、ショティッーシュ(ボヘミア由来のスローなポルカに合わせた円舞=Schottische)、そしてModinhas(英語では検索できなかった)といった当時の流行音楽をベースに、アフリカ系ブラジル人の審美眼を通して生まれたショーロの歴史を俯瞰する作品である」という素晴らしいライナーノーツの書き出しではじまるマイク・マーシャルとショーロ・ファモーソの第二作、2004年以来の最新コラボ作品。
 第3世代ショーロの代表格といわれるジャコー・ド・バンドリン(1918-1969)の2曲(アメリカンなコード進行とドライブの感じられるアグレッシブなマンドリンが美しい)からスタート。3曲目には現代のショーロギタリスト、マウリシオ・カヒーリョの2002年録音というチャレンジングなスピードと音数の作品“Alumiando”ではマイクのアドリブが冴える。そのほか、1913年に創られたという“Tenebroso”から、この2002年作品まで、各世代のショーロ音楽を網羅、140年に及ぶショーロ音楽の歴史を演じつつ、「博物館に収める音楽ではない」という4人のショーロ・ファモーソ。その姿勢はブルーグラスと同様、つねに未来志向の音楽のようだ。
 もともとクラリネット/サックスフォンとピアノなど、クラシック畑の人たちからはじまったショーロの挑戦的な音数と感情表現は、もとよりアパラチアの農夫フィドラーや黒人バンジョー奏者の想像を絶する世界ではあるが、マイクの自由奔放な、ときおりはお茶目なアメリカンなフレーズと感情が、とても親しみを感じさせてくれる。今やアメリカン・マンドリンの巨匠とも言える地位を築いたマイク・マーシャル、最新の刺激的な音楽世界をどーぞ。
 ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
  PATUX-261 VICTOR FURTADO CD(本体\2,450-)\2,646-

 ムーンシャイナー2月号「オールドタイム音楽入門」で紹介された10代スーパーピッカーのビクター・ファータド。テクニシャン振りを発揮するクロウハンマーバンジョー奏者、バージニア州フロントロイヤル生まれで、幼い頃からマウントエアリーのフィドラーズ・コンベンションなどに出入りし、日本人オールドタイマーの井上ケンとも親交があるというビクター。2011年、11歳のときに発表した自費制作CDにつづくセルフタイトルによる全米デビュー作、ネイト・リース(f)、ダニー・ナイスリー(g)、マーク・シャッツ(bs)など、を従えて現在進行形オールドタイムの若者シーンを垣間見るにはうってつけのアルバム。収録曲目と詳細解説はニューズレター#412のインスト新入荷参照
 ■カントリー最近作/お勧め作
  FIDDLE-103 QUEBE SISTERS BAND『Every Which-a-Way』CD(本体\2,450-) \2,646-

 テキサス州フォートワース出身の美人三姉妹のトリプルフィドルとトリオハーモニーがウキウキ楽しいウエスタンスウィング!のクエビー・シスターズ最新第三作。
  RCSI-1128 TEEA GOANS『Memories To Burn』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ナッシュビル本流のカントリー・シーンから登場した若き歌姫、ティーア・ゴーアンズの最新第3作。ブルーグラスではローランド・ホワイトの十八番として知られる"Old Fashioned Love"とサッチモで知られる“What a Wonderful World”とのメドレーを1曲目に、マールハガード"Sing a Sad Song"、ジーン・ワトソン"Memories to Burn"、ホンキートンクカントリー大名曲"Pick Me Up on Your Way Down"から、ドリス・デイで知られるスタンダード“Sentimental Journey”など名曲の数々をカバー、素晴らしい歌唱力で歌い上げる。詳細はニュースレター#412のカントリー新入荷参照
  NS-0001 TAE IZUMI『パッツィに夢中“Crazy for Patsy”』CD(本体\2,315-)\2,500-

 パッツィ・クラインに捧げられた「タエ・イズミ(泉 妙子)」のデビュー作。パッツィのフォノジェニックな声質と歌唱力に迫ろうという熱唱と、プロデューサーでギタリストの荻野信彦が挑む1960年代ナッシュビルサウンドの再現が聴きモノである。チャーリー谷口(bs)による完璧なコンピュータプログラムによるオーケストレーションに、荻野のギターとバンジョー(最後の一曲のみギター一本のシンプルな録音)、そしてジョージ・ジョーンズで有名なスティーブ・ヒンソンのスティール・ギターという編成で見事なビッグサウンドを創るテクノロジーにも脱帽。詳細はニュースレター#412のカントリー新入荷参照
 ■映像ものお勧め作
  CFRC-SB V.A.『Simply Bluegrass』DVD5巻組(本体\12,250-)\13,230-

2013年晩秋、リッキー・スキャッグスの呼びかけで集まったブルーグラス界、トップクラスのメンバーが一堂に会して最高のパフォーマンスと和気あいあいのトークを繰り広げる6時間。参加者全員の視線を浴びての演奏という、おそらくこの参加者らにとって極めて珍しいシチュエーションが思わぬキンチョー感に満ちたすばらしい演奏を観せる。DVD映像4枚と、ボーナスDVDとしてバックステージの様子が収められた「カントリーファミリーリユニオン」シリーズのDVD5枚組。トーク部分での貴重なブルーグラスの歴史やそれぞれの人間性が楽しめる裏話などの興味深い内容は、ムーンシャイナー誌にて随時要約特集の予定です。当初、国外への発売予定はなかったが、ようやく日本での発売が可能となった。
 ホストバンドのステュアート・ダンカン(f)、ブライアン・サットン(g)、ロン・スチュワート(bj)、アダム・ステフィ(m)、バリー・ベイルズ(bs)をバックに、ブルーグラス史を作ってきたマック・ワイズマンやボビー・オズボーン、ジェシー・マクレイノルズ、ロニー・レノらの第一世代から、主宰のリッキーをはじめ、デル・マッカーリー、サム・ブッシュ、ドイル・ローソン、カール・ジャクソン、来日の様子が懐かしいザ・ホワイツとジェリー・ダグラス、そして今が旬のグラスカルズのテリー・スミス&テリー・エルドリッジ、ロンダ・ビンセント、デイリー&ビンセント、ギブソン・ブラザーズ、ドナ・ユリッシー、ポール・ブルースター、そらに若者代表といったシエラ・ハル、そしてブルーグラス小僧でカントリースーパースターとなったダークス・ベントリーなどが勢揃い、スタンダードな名曲が中心の6時間のお楽しみだ。収録曲リストと詳細はニュースレター#412の映像新入荷参照
  RCSI-1127D PUNCH BROTHERS『How to Grow A Band』限定シリアルナンバー付きデラックス版DVD2枚組+Booklet(本体\5,200-)\5,616-

 100年に一人といわれる偉大な天才、クリス・シーリーがパンチ・ブラザーズを率いてスターダムを登っていく様子を追いかけたキュメント・フィルム『How to Grow A Band』の特別限定版がリリース。本編89分に加えて、2枚目のディスクに3時間以上の未発表映像、小さなライブハウスから大コンサートホール、レコーディング風景、リハーサルや楽屋でのジャム等々、世界最高のストリングバンドといわれる偉大なバンドの日常もうかがい知ることが出来る興味深い内容です。シリアルナンバー付きの特別限定品につき、供給に限りがありますので、ご注意ください。詳細解説はニューズレター#411「映像新入荷」参照。
  VES-13005D V.A.『Legends of Flatpicking Guitar』DVD(本体\3,150-)\3,402-(90分)

 ドック・ワトソン(6曲)、トニー・ライス(8曲)、ノーマン・ブレイク(5曲)、ダン・クレアリー(4曲)の4人が、それぞれのセットで聴かせるフラットピッキンの妙技。とくに1992年、サム・ブッシュ/ベラ・フレック/ジェリー・ダグラス/マーク・オコナー/マーク・シャッツを従えたトニー・ライス・オールスター・ジャムの4曲(とくにその中の1曲“Freeborn Man”)は、フラット&スクラッグスとビル・モンローの残された映像とともに20世紀ブルーグラス最大の映像遺産といえる究極のブルーグラス・ライブだ。強力お奨めのマールフェス映像集90分。
 楽器関連作品
 (楽器奏法や教則など、さまざまなご相談に関してはミュージシャン歴豊富なスタッフがアドバイス、また楽器につきましても、本体やパーツ/アクセサリーなど、ビンテージを含めて各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
 ■ギター
  TSQ-2851 V.A.『Imagination Anthem Volume 6 - Origins of American Primitive Guitar』CD(本体\2,450-)\2,646-

 米国南部のギターの原点、少なくとも録音がはじまった20世紀初期に残された素晴らしい録音14曲集。タイトルにある「アメリカン・プリミティブ・ギター(アメリカ原点ギター)」とは、フィンガーギタリスト、ジョン・フェーイ(1939-2001)が提唱したアバンギャルドなギタースタイル(ちなみにフェーイの自伝的著書のタイトルは『How bluegrass music destroyed my life』だって!)。ここに収められた14曲は、カントリーブルーズとヒルビリーストリングバンドのギタリストたちで、アメリカン・プリミティブ・ギタースタイルの由来(オリジン)ということ。つまり、アメリカンギターの源泉、より深くギターを学びたい方にはおあつらえ向きのコンビレーションである。本作に収められているケンタッキー州ルイビルの黒人ギタリスト、シルベスター・ウィーバーの1923年録音の“Guitar Rag”と“Guitar Blues”はカントリーブルースの最初の録音と目され、知られる限りにおいて初めてスライドギターが使われた録音だという。前者はギッジョー(ギターバンジョー)が使われ、のちにボブ・ウィルスのバンドがカバーして“Steel Guitar Rag”として発表している。そのほか、白人のライリー・パケットやサム・マッギー“Buck Dancer's Choice”など、アメリカンギター史のパイオニアたちがズラーっと揃った秀作。
  ST-2008 STEVE WARINER c.g.p.『My Tribute to Chet Atkins』CD(本体\2,450-)\2,646-

 メチャクチャすばらしいトーンで演じられるアトキンズ・スタイルのエレキギターの美しいこと!! スティーブ・ウォーリナー、1976年にチェットに見出されてカントリースターになった彼が、これ以上なくチェットを畏敬するそのギターテクの見事なこと。ジェフ・ガーンジー(2000年5月、ジェフ・ホワイトとともに来日)のすばらしいフィドル/マンドリンの“Back Home Again Indiana”、ジミー・マッティングリー(f)は“6120”をスティーブと共作、そのほかはシンプルで控え目なデビッド・ハンゲイトのベースとドラムスを基本に、ランディ・ハート(piano)ら、極力抑えたバックで聴かせる愛と尊敬に満ちた極上のギター音楽をご賞味あれ。ちなみに「c.g.p.」とはチェットの造語で「保障付ギター奏者(Certified Guitar Player)」のこと。
 ■バンジョー
  PATUX-245 TOM NEAL『Banjoland』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ウォルター・ヘンズリーのチューナー名曲"Walt's Breakdown"やケニー・ベイカーのフィドルで有名になりジミー・アーノルドのアレンジで知られる"Charmaine"、マンドリン定番"New Camptown Races"や"Shenandoah Vally BRD"ほか、スタンダードインストを含む14曲、ベテランバンジョー奏者トミー・ニールの味わい深いブルーグラスバンジョー秀作。マイケル・クリーブランド(f)、フランク・ソリバン(m)、マーク・コスグローブ(g)らの若手スーパーピッキンなトラッドグラスを楽しめる6曲に、自身を含むジョン・グリック(f)、ラス・フーパー(d)、ディック・レアード(m)らベテランたちとのバンド、「ブルーストーン」にジェフ・プレズリーのリードボーカル4曲を迎えたセットでのこなれたトラッドグラスのドライブなど、スクラッグスはもちろんだが、それだけではない都会ワシントンDCの気風を受け継いだフレキシブルなバンジョーがすばらしい。
  GT7-2151 ALLEN SHELTON『At His Best, Bending the Strings and Other Great Instrumentals』CD(本体\1,300-)\1,404-

 2009年11月21日に亡くなった偉大なバンジョー奏者、アレン・シェルトンを悼んで2010年に発表されたスターデイお宝録音10曲集。もちろん、あのチューナー多様の大名曲"Bending the Strings"をはじめ、2曲のジム・イーンズでの初期録音を除いてジム&ジェシーとの70年代のアテイラム録音をメインにした名録音集。ドブロ・バンジョー曲が4曲含まれる10曲だが、端正なスクラッグス・スタイルのスリーフィンガーにドン・レノ的な選曲/メロディセンスを加味、ブルーグラス・バンジョー史に名を残す偉大なアレン・シェルトンのノウハウが楽しめる。ムーンシャイナー2010年2月号に追悼特集「シェルトンのヒ・ミ・ツ」、同年3月号に典型的なシェルトン・ロールをタブ譜などで紹介した「シェルトン美学」などの特集もご参照ください。
 ■マンドリン
  RCSI-1083 MIKE COMPTON & JOE NEWBERRY『Live』CD(本体\2,450-)\2,646-

 モンローとブルースをこよなく愛して一スタイルを成したマンドリンの名手マイク・コンプトンと、オールドタイム・バンジョーの名手にしてシンガーソングライター、ギブソン・ブラザーズでヒットした“Ring the Bell”や"Help My Brother"などの作者でもあるジョー・ニューベリー(本作ではほとんどギターを担当)のふたりだけで創られた2013年作、すばらしく充実したライブ作品。フィドルチューン"East Tennessee Blues"をイントロに、モンロー名曲"Rocky Road Blues"や"Kentucky Waltz"やブルース"Sittin' On Top of the World"、そしてジョーのオリジナルなどを配し、エンターテイメントとしてのライブを楽しませる秀作に仕上げている。マイクは、"Evening Prayer Blues"でのブルースソロから"Kentucky Waltz"でのロマンチック(!?)な表現まで、モンロー・マンドリンの新境地を拓いていく……、おそらくジョン・ハートフォードの薫陶によってミュージシャンとしての視野を拡げてきた彼が、まったくひとりで創り上げた2011年発表の前作CD『Rotten Taters』(\2,646-)を越えて、あらゆるシチュエーションでの自信に満ちている。最後のクロウハンマーバンジョー&マンドリンによる"Fly Around My Pretty Lil' Miss"の凄いノリは、このデュオはこの興奮から生まれたのか?と思わせるすばらしさだ。
 ■フィドル
  PATUX-254 DANIEL GREESON CD(本体\2,450-)\2,646-

The Old Brown County Barn/Two O'Clock/Magic Melody Reel/Twinkle Little Star/Maiden's Prayer/Wheel Hoss/Cattle in the Cane/Martin Waltz/Jerusalem Ridge/Snowflake Reel/Roanoke/Sally Goodin/Big Sandy River/Panhandle Country/Dry and Dusty.

 ノースカロライナ州グリーンズボロ出身の16歳、ダニエル・グリーソン君。ベニー・マーティンからケニー・ベイカーへと続くブルーグラスフィドルの王道に則った非常に端正なフィドラーである。今どき、ファンシーなド級テクに走る若者が多い中、ブルーグラスフィドルのイロハをキッチリと体現する頼もしい若者である。選曲もモンロースタンダードを中心に、上記ブルーグラスの必須フィドル曲がズラーっ! それもそのはず、グリーソン君の先生は1970年代に天才少年として日本でも有名になったJ.B.プリンス、通う学校の目の前に彼の家があり、その最年少の生徒だったのだという。 
 ■ドブロ
  RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1963年に発表されたジョッシュ・グレイブス(1927-2006)とジェイク・ターロック(1922-1988)、フラット&スクラッグス時代の唯一のデュオ・アルバムが3曲の未発表インスト録音を含めて、わがレッド・クレイ・レコードから初CD化。バックにはカーティス・マクピーク(bj)、チャビー・ワイズ(f)、ハワード・ワッツ(bs)ら。ジョッシュのリードにジェイクのテナーのデュオ・ボーカル物と"Dobro Rhumba"や"Just Joshin'"など6曲のドブロ・インストで構成された超貴重な全15曲。ブルーグラス・ドブロ奏者必携/必聴/必写の1枚!
  ROU-35773 MIKE AULDRIDGE, JERRY DOUGLAS, ROB ICKES『Three Bells』CD(本体\2,450-) \2,646-

 これは現在のドブロ界をリードするジェリー・ダグラスがロブ・アイクスを誘って、すべてをマイク・オルドリッジのために捧げた素晴らしいアルバム。その名も「谷間の三つの鐘(Three Bells)」、まさに3人の偉大な弦楽器のトーン追求者が現出した究極のドブロ集。これほどに美しい弦楽器トーンが味わえるレコードは、そうはない! そしてたった一本のバーが弦の上で織りなす見事なボイシング(和声)に瞠目する、楽器の種類を越えて弦楽器を愛するすべての方に、心からお勧めしたい秀作である。
 ■ベース
  K2B2-3569 BUELLGRASS『All Strung Out. Adventures in Buellgrass』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ジャズ・ベーシストのビュエル・ネイドリンガーが率いるビュエルグラスの1982年から2005年までの未発表曲集。ビル・モンローとセロニアス・モンクらの作品を演じた1曲目から4曲目は96年録音のダロル・アンガーとリチャード・グリーンらとの弦楽四重奏。99年録音の5曲目から7曲目はトラッドグラスやブラザー・デュオで、天才ダニー・バーンズ(bj)やロバート・ボウリン(f,m,g)との録音。2005年録音は、ルーシー・ドーンフェルドらとオールドタイムのクルーヴを弦楽五重奏にアレンジ。そして最後、11曲目から13曲は1982年の、アンディ・スタットマン、リチャード・グリーンらとのライブでの「ダニー・ボーイ」など。どこを切ってもスリリングでユニークな楽しい演奏が楽しめる。
 ■教則モノ新入荷
  MB-30110BD JOE CARR『Doc Watson: Play Like a Legend』CD+64頁Book(本体\3,750-)\4,050-

Pretty Little Pink/Cluck Old Hen/Beaumont Rag/Little Sadie/Fiddler’s Dram/Whistling Rufus/Ragtime Annie/Liberty/Lonesome Ruben/Dill Pickle Rag/Careless Love/Nashville Pickin’/Tammy’s Song/John Hardy/Pickalong/Bill Cheatham/Rainbow/Alabama Jubilee/June Apple/Billy in the Lowground/Way Downtown/Tennessee Stud/Banks of the Ohio/I Saw a Man at the Close of Day/Interstate Rag/Stone’s Rag/Tucker’s Barn/Bury Me Beneath the Willow/Whiskey Before Breakfast.

 ドック・ワトソンのフラットピッキンギターを分かりやすく解説しながらドック、1961年の最初の録音“Pretty Little Pink”から2006年のブライアン・サットンとの“Whisky Before Breakfast”まで、ドックの全キャリアを追いながら全30曲を丁寧に教えてくれるCD付き教則本(楽譜+タブ譜)。絶頂期のフラット&スクラッグスとの共演作などにページを割いてくれるのは、さすが筋金入りの!?ブルーグラッサー。教師はカントリーガゼットでアラン・マンデとローランド・ホワイトの横で5年間、クラレンス役をこなし、1985年からはサウスプレイン大学で教鞭をとりながら昨年まで28年間、ブルーグラスキャンプを主宰したジョー・カー。残念なことに昨年12月14日、63歳で亡くなった。
  MB-21369BD DIX BRUCE『All-Time Favorite Parking Lot Picker's Mandolin Solos』CD+88頁Book(本体\3,450-)\3,726-

Bury Me Beneath the Willow/Long Journey Home/Shady Grove/Wabash Cannonball/Amazing Grace/Nine Pound Hammer/Banks of the Ohio basic solo/All the Good Times are Past and Gone back up part/Angel Band back up part/Don’t Let Your Deal Go Down/Little Birdie closed single string solo/Little Birdie double stop solo/Down in the Valley to Pray/Feast Here Tonight/Cripple Creek/Footprints in the Snow/Going Down this Road Feeling Bad/All the Good Times are Past and Gone arpeggio solo/I am a Pilgrim/Angel Band double stop solo/Banks of the Ohio crosspicking solo/In the Pines/Keep on the Sunny Side of Life/Little Maggie/Lord, I’m Coming Home/Man of Constant Sorrow/Molly and Tenbrooks/Precious Memories/Pretty Polly/Hills of Roane County double stop tremolo back up part/Hills of Roane County call and response back up part/Red Wing/Little Sadie/Will the Circle be Unbroken?/Reuben’s Train/The Wayfaring Stranger/Roll in My Sweet Baby’s Arms/There’s More Pretty Girls Than One single string solo/There’s More Pretty Girls Than One arpeggio solo/Down in the Willow Garden crosspicking solo.

 「駐車場ピッカー(ジャム人)のための究極スタンダード・マンドリンソロ集」と名付けられた、そうブルーグラス、オールドタイム、ゴスペルの有名40曲の解説とマンドリンソロCD付き初心者向け教則本(楽譜+タブ譜)。バックアップの典型パターンやダブルストップのヒントなども学べるように考えられている丁寧な教則本。
 ■教則もの/ソングブックお勧め
  また、教則モノに関しては演奏レベル/ニーズに応じて、ご相談ください。また、スタッフは全員、バリバリ!?ピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください
  BP-1 Banjo Package『復刻版 Vol.1: 1975 Nov.〜1977 Oct.』Book(本体\5,300-)\5,724-

 品切れしていたが某倉庫から発掘、残部些少につき、売り切れゴメン!! 1970年代、ジューンアップル誌と並んで日本ブルーグラスの情報発信雑誌だった『バンジョー・パッケージ』誌。その創刊号(75年11月号)から通巻24号(77年10月号)までを完全復刻。まるで電話帳、32mmにも及ぶ厚みになる当時のバンジョー情報満載!懐かしい当時の広告、膨大なTAB譜!そしてあの名前、この名前……。1970年代に会いに行こう!!
  MB-22153BD JOE CARR『Bill Monroe Tunes & Songs for Mandolin: Play Like a Legend』CD+80頁Book(本体\4,500-)\4,860-

Boston Boy/Salt Creek/Cotton Eyed Joe/Dusty Miller/East Tennessee Blues/Soldier's Joy/Chiken Reel/Katy Hill/Cripple Creek/Fire on the Mountain/Paddy on the Turnpike/Sally Goodin/Panhandle Country/Back Up and Push/Roanoke/Turkey in the Straw/Gold Rush/Monroe Blues/White House Blues/Roll On Buddy, Roll On/Wheel Hoss/Roll In My Sweetbaby's Arms/Kentucky Mandolin/Methodist Preacher/Nine Pound Hammer/Walk Softly On This Heart/Black Berry Blossom/Brakeman's Blues/No One But My Darling/I Saw the Light/Happy on My Way/Close By/Little Joe/Sugar Coated Love/The First Whippoorwill/Can't You Hear Me Callin'/I'm on My Way Back to the Old Home/On and On.

 遂に出ましたネ!いわゆる「モンロースタイル」マンドリンの素晴らしい教則本。元カントリー・ガゼットのギタリストで、現在は米国でもっともはやくブルーグラスを教科に取り入れたテキサス州のサウスプレインズ大学で長年教鞭をとるジョー・カーが執筆。さすが学生たちを教えてきた実績から、モンローの特徴的なタイミングを生む過程をなぞるような良くできた教則本と音源です。さまざまな未発表写真が32枚というが、もうちょっと印刷に気を使ってくれればいいのに……、とは思うけど、なにぶんにもアメリカですから。いずれにせよモンロー独特の呼吸、タイミングこそブルーグラスを「音」的にも精神性の高いものにしたマンドリンという楽器への、少年期に得たフィドルチューンから1950年代にチャック・ベリーのロックギターに大きな影響を与えたとも言われるまったくあたらしい挑戦の過程が刻まれた80頁38曲、それぞれの特徴的な奏法パターンを解説しながら進む秀作である。
 ■最新マイナスワン教則CD+Book!
 リビングルームピッカーに朗報!!
MFD-0206 ジミー赤澤『Bluegrass Fiddle Minus One』CD+Book(本体\3,000-)\3,240-
MFD-0207 ジミー赤澤『Bluegrass Banjo Minus One』CD+Book(本体\3,000-)\3,240-
MFD-0208 ジミー赤澤『Bluegrass Mandolin Minus One』CD+Book(本体\3,000-)\3,240-

(収録曲)1, Happy Sunny Side of Life/2, Foggy Mountain Breakdown/3, Footprints in the Snow/4, East Tennessee Blues/5, Salty Dog Blues/6, Ragtime Annie/7, I Wonder Where You’re Tonight/8, Shenandoah Breakdown/9, Can’t You Hear Me Calling/10, Smith’s Reel/11, Sitting on Top of the World/12, Big Mon
13, Blue Night ブルーグラスのマルチプレイヤー、ジミー赤澤こと赤澤孝次郎による各フィドル、バンジョー、マンドリン向けの最新「マイナスワン」教則作品。36頁ブックレットには全13曲のタブ譜(フィドルのみ楽譜併記)/歌詞、CDには全13曲と39トラックにフルバンドのデモ演奏/対象楽器のみのソロ演奏/対象楽器を抜いたカラオケ演奏が収められている。本人曰く、「至れり尽くせり!」でひとり楽器練習、バンド練習に励めるという作品。10歳でギターをはじめ、12歳でバンジョー、23歳でフィドルをはじめたという「じみぃ」、独学でレコードから努力を重はねて学んだノウハウをブルーグラスのスタンダード13曲、ビル・モンロー系曲を多く配した曲で中級者を想定したソロを学べるように創られた純日本製教則もの。 
 
 楽器、その他
★[ギグバッグ]
軽くてしかもヘビーデューティなAAAバッグMountain Trail シリーズ登場。#1680デニールナイロン生地、10mm幅の大型ジッパーを採用しています。またポジション移動可能のネックホールドクッションを装備し、愛器のネックをしっかりと支えます、バッグ内部全面は20mm厚クッションを施しています。また、バッグの外ボトム部にはラバーパットを取り付け接地面からの衝撃を和らげます。
これからのシーズン、フェスやアウトドア、ライブ移動にとうれしいバッグが出来上がりました。
●AC-100 Mountain Trail Guitar Bag\8,640-(税込み)
ドレッドノートギタータイプ用 約1.7Kg
●AC-200 Moutain Trail Banjo Bag\8,640‐(税込み)
リゾネーターバンジョー用 約1.4kg
●AC-300 Moutain Trail Mandolin Bag \7,560-(税込抜)
フラットマンドリン用(Aモデル、Fモデル、LH対応) 約1.0Kg
カラー 各モデルに3色。ネイビー(NV)、バーガンディ(RD)、ベージュ(BE)
     
★[お手軽マンドリン]
  ● BM-100N BLANTON ARMY NAVY SPECIALS (本体\23,000)\24,840-

 日本製廉価マンドリン。原型は第一次世界大戦の頃、戦闘の中、兵士が塹壕の中でデザインしたということからアーミー・ネイビーの名前が付けられたとされています。楕円形のフラット・トップのボディにラウンド・ホール、350mmと若干、短めで軽量ながら、しっかりした音質です。ウクレレ並みの手軽さでメロディ・プレイもコードストロークによる伴奏もばっちりです。ファミリーバンドで奥様、娘さんに。お子様、お孫さんへのプレゼントに。ご自身の老後の手慰みに。(誰にでも直ぐ弾けるマンドリンブック付)
 ★[ビンテージ・マンドリン]
●Martin 2-30S 1938 税込み\440,000- 詳細写真

 1937-1942の短期間のみ生産されたマーチン社のマンドリンの中でもハイエンドのモデル。削りだしの表板、左右対称形の2ポイントのボディにFホール、柾目を贅沢に使ったサイド&バック。バインディング、スロッテド・ダイアモンド・インレイとマーチン社の技術の粋が活かされた、とても魅力的な楽器です。
デビッド・グリスマン&トニー・ライスによるトーン・ポエムでは1936年製の同モデルが使用され"Wildwood Flower"で愛らしい音色を聞かせてくれた。93台しか生産されていない、ある意味、ロイド・ロアよりも少ない超レア・モデル。
●Martin S-20 1929 税込み\380,000-詳細写真

 マーチン社の丸穴のフラット・マンドリンの中でブルースカイ・ボーイズのビル・ボリックが使っていたことによって有名になったモデル。マーチン社では19世紀の終わりから所謂、ナポリタン・スタイルのボウル・パックのマンドリンを製作していましたが、当時のマンドリン・オーケストラ・ブームの影響でギブソン社が優位に立ってたカーブド・トップの所謂、フラット・マンドリンの製造に乗り出しました。このモデルは左右対称形で2ポイントのスブルース・トップ、丸穴のサウンドホール。カーリー・メイプルのサイド&バックとネック、ブリッジと指板は黒檀。ドットのパールによるインレイ。ニッケル製オープンギアの糸巻き。生産開始初年度の超美品です。ギブソンに比べてボリュームでは劣りますが、愛らしい独特の音色と、丁寧な作りで楽器としての質は高いです。
 輸入雑誌
 ■フラットピッキン・ギター誌
  米国産、隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/アーリージャズまで。一冊でさまざまなフラットピッキン奏法が学べる人気雑誌。
  FGM-19.2 最新「2015年1〜2月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 今年のグラミー最優秀ブルーグラスアルバム受賞で話題のアールズ・オブ・レスターのギター/ボーカリスト、ショーン・キャンプのカバーストーリーとタブ譜は“Grandpa That I Know”、フラットピッキンチャンピオンのジェイク・ワークマン“Ragtime Annie”のフルバージョン、ベン・コックマン“Born To Shine”の特集3本ほか、連載コラムは、ダン・ハッカビーの初心者“Choctaw”、スティーブ・カウフマン“June Apple”、ジョン・カーリニ「バッハを学べばすべて分かる」シリーズ“Bach Invenstion #7”、ブラッド・デイビスのナッシュビルフラットトップは“タイミングとシンコペーション”、ダン・ミラーのソロの組み立ては“More Pretty Girls Than One”ほか、"Turkey Knob”、“The Sweet Sunny South”、フィドルチューンは“The Farmer’s Jamboree”、“Father Kelley’s”と“Father Flynn”、スティーブ・ポティア―のブルーグラスは“Maury River Blues”、ペンタトニックスケールの使用方法ほか、タブ譜満載CD付きの70頁。 
  FGM-19.1 「2014年11〜12月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 ハーブ・ピーダセン(かつてペダーセンと表記)のカバーストーリーほか、6月にETSUバンドを率いて来日したダン・ボナ―特集とタブ譜“Where Grass Won't Grow”、タブ譜は、スティーブ・カウフマン“Cattle in the Cane”、ブラッド・デイビス“John Henry”、オリン・スター“Kiss Me Waltz”、ディックス・ブルース“Whiskey Before Breakfast”、アダム・グレンジャー“Durango's Hornpipe”、スティーブ・ポティア―“Blue Moon of Kentucky”ほか、タブ譜満載CD付きの66頁。
  FGM-18.6 「2014年9〜10月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 デラ・メイの女性フラットピッカー、コートニー・ハートマンをカバーストーリーに、タブ譜はダロル・アンガーらとの新ユニットのアルバム『e-and'a』から“Farewell to Trion”、そしてもうひとりの女性ピッカー、ダニエル・ヨーザ―“Oh Lady Be Good”、ハイライトにはビリー・ストリングス“Beaumont Rag”。そのほかコラムには、ジョー・カーのリズムギター「ヴァンプの意味」、ダン・ハッカビーの初心者“Uncle Pen”、スティーブ・カウフマン“Woodchopper's Reel”、ジョン・カーリニのネクストレベル“Kool Kitsch”、ブラッド・デイビスのナッシュビルフラットトップは“Sitting on Top of the World”、キャシー・バーウィック“Calliope House”、オリン・スター“Winder Slide”、ソロの創り方“More Pretty Girls Than One”、ディックス・ブルース“Molly and Tenbrooks”、インプロビゼーション“Full Contact”、フィドルチューン“What to Do When”、スティーブ・ポティア“Rocky Road Blues”など、音源つきタブ譜満載の70頁。
  FGM-18.5 「2014年7〜8月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Home From The Forest/Stony Point/Kool Kitsch/The Push by Brad Davis/Over The Waterfall/More Pretty Girls Than One/Beautiful Brown Eyes Part II/Back To Georgia/Say Old Man/Lucy Campbell/True Life Blues.

 ホームスパン教則の総帥ハッピー・トラウムをカバーに、上記初心者から上級者までのタブと音源、ジョー・カーによる「G」でのリズムギター、ブラッド・デイビスのナッシュビルギターテク、インプロバイズからダン・クレアリーのコラムまで、フラットピッキンギター上達に関するあらゆる情報満載の70頁。
  FGM-18.4 「2014年5〜6月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Cheat Mountain, Ebeneezer & Johnny Don't Get Drunk/Chinquipin Hunting/Cottage Hill/Durang's Hornpipe/Elzic’s Farewell/Falls of Richmond/Indian Corn/Jaybird /Little Billy Wilson/Mississippi Sawyer/New Five Cents/Kentucky Lake/Old Grey Mare/Rock The Cradle Joe/Sail Away Ladies/Sally In The Garden/Sally Johnson/Shove The Pig's Foot/Squirrel Hunters/Ways of the World.

 以上20曲、ありきたりのフィドルチューンではなく、チョッとシビアでクロートっぽいオールドタイムチューンの数々をレパートリーにしてみませんか? 最新号はまるごと一冊、「オールドタイムチューン」号です。挑戦のし甲斐がありますよ!
  FGM-18.3 「2014年3〜4月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Dooley/Bitter Creek/Pupville/Constitution March/Golden Slippers/Beautiful Brown Eyes/Neenah/Neal Gow’s Lamentation/Toy Heart.

 ザ・ディラーズのロドニー・ディラードをカバーストーリーに、ビッグ・スミスのギタリストやデビッド・マラビラら、ダダリオの「NSアーティストカポ」紹介などの特集に上記、各コラム(初心者から上級者までさまざまな切り口で)で取り上げた曲のタブ譜とCD音源。
  FGM-18.2 「2014年1〜2月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Pretty Bird/Little Girl of Mine in Tennessee/San Antonio Rose/Pupville/John Hardy/Little Annie/Stetson’s #2/Long Journey Home/Sand Coulee Reel/Soppin’ The Gravy/Cotton Patch Rag/We Live In Two Different Worlds.
 ギリアン・ウェルチの相方で、アグレッシブなダウンピッキンで知られるデビッド・ロウリングスのカバーストーリーほか、マウンテンハートのセス・テイラー、アラン・ジャクソン・バンドのスコット・コニー、そして楽器ルシアーのケン・フーパーらの特集。それに上記、それぞれに初心者やコード分解、ナッシュビルスタイルなど各コラムに応じたタブ譜集。
  FGM-18.1 「2013年11〜12月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 スウィング集。品切れ、取り寄せ可。
 以上のほか、現在の在庫は2013年1-2月号、2012年11-12月号、2012年5-6月号、2011年7-8月号、2011年5-6月号、2010年3-4月号、2010年1-2月号、2009年11-12月号、2009年7-8月号、2008年3-4月号、2007年1-2月号、2006年7-8月号のみです。(品切れ号、取り寄せ可)
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  BNL-15/02 最新2015年2月号 \864-

 トニー・トリシュカのカバーストーリーはビル・エバンスのインタビューで、バンジョーを弾きはじめた当時のさまざまな物語などとタブ譜は“Danny Thomas”、1960年代の様子が非常に興味深い。そのほか初心者“Boil "Em Cabbage Down”、トム・アダムズは「フツーはほかの楽器がキックオフする」“Some Old Day”、“Don't This Road Look Rough and Rocky”、“On My Mind”のバンジョーキックオフ、フレッド・ソコロウの「Blues Banjo」レビュー、バックアップはマイク・マンフォードの“Hot Burruto Breakdown”ほかクロウハンマータブ譜も充実、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/01 2015年1月号 \864-

 おお!懐かしやマイク・リリーのカバーストーリー(グレッグ・ケイヒルによるインタビュー)と“Love Please Come Home”と“Excuse Me”のタブ譜、バスカーのディブ・ハム“Nola”、クロウハンマーのダン・レベンソンの特集ほか、アール・スクラッグスは1989年のジャムにおける“Ashes of Love”、トム・アダムズ“Snow Deer”、フレッド・ゲイガー“Bluegrass Stomp”、スクラッグス・スタイルによるフィドルチューン“Cattle in the Cane”ほか、バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/12 2014年12月号 \648-

 スロバキアの首都ブラチスラバ生まれで、現在その郊外ペジノク在住のブログレバンジョー奏者リチャード・シファースキのカバーストーリーと“Blue Nashville”と“Night in the Tent”のタブ譜ほか、フレッド・ゲイガー「コード世界」はガブリエル・フォーレの楽曲「パヴァーヌ(Pavane)作品50」、メロディッククロウハンマーでの“Take Five”、トム・アダムズ“Pennsylvania Polka”ほか、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/11 2014年11月号 \648-

 19世紀の初期のバンジョーを再現、製作するグレッグ・アダムズをカバーストーリーにスティーブン・ウェイドがインタビューするほか、初期バンジョー奏法の“Briggs Jig”と“Grapevine Twist”ほか、タブ譜はアラン・マンデの最新アルバム『Bright Munde』より“Like Sonny”、アール・スクラッグスはジャム録音の“Traveling Highway Home”、トム・アダムズ“Unchained Melody”、初心者は“Little Maggie”ほか、ファーストクォリティ社の「焼き入れ」ブリッジについてなどの記事とバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/10 2014年10月号 \648-

 今、絶好調のジョー・マリンズをカバーストーリーにタブ譜は“Wild Mountain Honey”と“They Can't Love Jesus More Than Me”(ともにジュニア・シスクとのアルバム『Hall of Fame Bluegrass!』より)のほか、ホットライズ『When I'm Free』から“Glory in the Meetinghouse”、DC地区のバンジョー奏者オムニバス『Patuzent Banjo Project』より、マーク・ボレン“Bolen's Bounce”、アラン・マンデとビリー・ブライトの『Bright Munde』より“Everybode Say Wow”、トム・アダムズは1982年のクロスビー、スティルス&ナッシュの“Southern Cross”ほか、オールドタイムや、ロジャー・シミノフの弦のテンション研究などのほか、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/09 2014年9月号 \648-

 フランスのバンジョー奏者、ズィーラ(Gilles)・レザード(Rezard ラストネームの発音は不明)のカバーストーリーとタブ譜は、“Transatlantic Breakdown”、“Broce'liande”、“Blue Musette”。そのほか、アール・スクラッグス“Are You Washed in the Blood?”(1999年ジャムテープより)、トム・アダムズはスクラッグススタイルで弾く“Whiskey Before Breakfast”。また、ケン・パールマンのメロディッククロウハンマーは“Jerusalem Ridge”ほか、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/08 2014年8月号 \648-

 J.D.クロウが引退を決めたとき、残されたニューサウスがJ.D.の後釜として指名した若手ジャスティン・ジェンキンズ(現グラスタウン)をカバーストーリーに、彼の“Messin' with Sasquatch”とグラスタウンでの“Grass Stain”のタブ譜ほか、カポで有名なトム・マッキーニーのカポ話、アール・スクラッグスは1982年5月20日のジャムから、なんと!“Amazing Grace”、トム・アダムズはレスター・フラット名曲“Love Gone Cold”のローポジとハイポジ、初心者は“Wild Bill Jones”ほか、充実のクロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/07 2014年7月号 \648-

 バンジョー界の鬼才、クロウハンマーとスリーフィンガー奏法でパンクから前衛ジャズまでをこなすダニー・バーンズ(53)をカバーストーリーに、そのタブ譜は“Falling Hard”、そのほかトム・アダムズ“Nine Pound Hammer”、トニー・トリシュカ“Purple Trees of Colorado”、ビル・エマーソン“The State Line”、アール・スクラッグス“Landslide”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/06 2014年6月号 \648-

 マーティーカ・レイク16歳、弟ウィリアム12歳とともにフラット&スクラッグスの完コピを目指す女子高生がカバー。ハッキリ言って、その完璧なエコーのかけ方とともに、メチャ上手い(Martteka Lake で検索)。弟はもちろん、サムとフィンガーピック、声変わり前なのにレスターしているゾ!? ほかに「アフリカからアパラチアへ」というプロジェクトのジェイミ・ストーン特集とタブ“Soundiata”、ナッシュビルのブログレ奏者チャールズ・バトラーのインタビューとタブ“Joy”、ほかタブ譜は、トム・アダムズ“East Virginia Blues”のハイポジション、マーティ・カトラー“Gold Rush”、アール・スクラッグス“Buck Creek Gal”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/05 2014年5月号 \648-

 イェン・クルーガーのカバーストーリーとタブ譜は“Night Sky”と“The Three Laughing Monks”の2曲ほか、トム・アダムズはヘンリー・マンシーニの“Moon River”、アール・スクラッグスはブラザーオズワルドとのジャムにおける“Crazy Blues”(“Dear OLd Dixie”と同じコード進行をどう始末するか!?)、バックアップはノーム・ピケルニー“Lonesome Moon Light Waltz”、初心者は“Beautiful Brown Eys”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/04 2014年4月号 \648-

 ブルーグラス史家、ニール・ローゼンバーグ博士のカバーストーリー。タブ譜は、トム・アダムズのアレンジするTVドラマシリーズ『フレンズ』のテーマ曲“I'll Be There for You”、フレッド・ゲイガーはダロル・アンガー『Fiddlistics』から“Dysentery Stomp”、ジャネット・デイビスによるビル・モンローの“Lonesome Moonlight Waltz”のリードとバックアップ、イアン・ペリーのフィンガーボード探検には“Alabama Jubilee”などのほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/03 2014年3月号 \648-

 昨年1月27日、94歳で亡くなったピート・シーガー追悼特集号。タブ譜はトム・アダムズ「オペラ座の怪人」より“Music of the Night”、アール・スクラッグスは極めて珍しい“Bill Cheatham”のリード!(1992年、ジョン・ハートフォードが録音に成功した貴重な一瞬だったという!!)、ケルト系有名曲“Drowsy Maggie”、先月号からつづくベラ・フレック・インタビューAとオリジナルのクラシック“Movement 2: Hunter's Moon”、トニー・トリシュカ採譜のピート・シーガー“Quite Early Morning”などのほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/02 2014年2月号 \648-

 ベラ・フレックのカバーストーリーは、初のクラシック作品『The Impostor』(本体\2,650-)への取り組みとノウハウなどインタビューのPart 1と、タブ譜は同アルバムからナッシュビル・シンフォニーとの第一楽章“Infiltration”ほか、タブ譜はビル・エマーソンのカントリージェントルメン時代の名演“Teach Your Children”、トム・アダムズ“Wagon Wheel”、アール・スクラッグスは珍しいレイ・プライスとのセッションから“I Can't Go Home Like This”、フィンガーボード探検“Man of Constant Sorrow”、初心者“Red River Valley”ほかクロウハンマーのタブ譜も充実、バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/01 2014年1月号 \648-

 1960年代から活躍する大ベテラン、トム・ニールのカバーストーリー(トム・アダムズの愛情たっぷりインタビュー)と“Tyler's Tune”(昨年発表のアルバム『Banjoland』\2,646-より)ほか、アール・スクラッグスは“Four Walls Around Me”、ピーター・ワーニック"Nellie Kane"など、バンジョーに関するさまざまな情報が満載。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  BU-15/03 最新2015年3月号 \1,080-

 ギブソン・マンドリン120年をカバーストーリーに、毎年3月号恒例の楽器特集号。ジム・ハトロの「弦について」、リチャード・スミス「ロッド・デイビズが語るジョン・レノンとバンジョー」と「象牙戦線に平和は?」、ディック・キンメルの「完璧な楽器ケースを探して〜ホフィー・カーボン・ファイバーケース」などの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の60頁。 
  BU-15/02 2015年2月号 \1,080-

 カロライナを本拠に素晴らしいバンドを率い、さらにはプロモーターとしても成功を収めている女傑、ロレーン・ジョーダンのカバーストーリーほか、ケンタッキー州オウエンズボロのIBMM(国際ブルーグラス博物館)主催の巨大フェス「ROMP」リポートほか、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/01 2015年1月号 \1,080-

 毎年1月恒例のフェス特集号は、ノースカロライナのブルーリッジど真ん中、オールドタイムの聖地とも呼ばれる土地、マウントエアリーフィドラーズコンベンションがカバーストーリーのほか、ニューヨークのウィンタービレッジBGフェス、ペンシルバニアのレミントンライドBGフェスの特集と今年の全米ブルーグラスフェスリスト(写真には大塚アキラ所有のジョン・ダッフィのマンドリン)、そとてマンドリン奏法パイオニアのひとりアーネスト・ファーガソン追悼(1918-2014)ほか、米国ブルーグラス情報満載の96頁。
  BU-14/12 2014年12月号 \1,080-

 マイケル・クリーブランドのカバーストーリーほか、IBMA「World of Bluegrass」写真集、アグレッシヴな若手モンローマンドリン奏者クリス・ヘンリー、トニー・ライス・クローンともいわれるリチャード・ベネット、ジョージア南部のフィドラー、マックス・ティルマンの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の56頁。
  BU-14/11 2014年11月号 \1,080-

 ボビー・オズボーンのカバーストーリー「オープリに50年」ほか、ワイアット・ライス、楽器ギア(小物)について、46年の歴史を刻むウエストバージニアのローカルバンド、ブラックマウンテンブルーグラスボーイズ、ラルフ・スタンレー2世などの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の56頁。
  BU-14/10 2014年10月号 \1,080-

 ムーンシャイナー9月号と同じ!アールズ・オブ・レスターのカバーストーリーほか、ノーム・ピケルニー(ムーンシャイナー5月号と同じ!?)、レベッカ・フレージャー、リチャード・スミス「ミュージシャンと象、象牙取引について」などの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。
  BU-14/09 2014年9月号 \1,080-

 カバーストーリーはブルーグラス第一世代の中でも、もっともオリジナルブルーグラスバンドに近いマック・ワイズマン、今年5月に89歳を迎えた今も、1950年代と同じキーで歌っているとの事、素晴らしい! そのほか、セルダムシーンのダドリー・コンネル、昨年10月10日に永眠したジム・シューメイト追悼、楽器やCDなどの通販会社、エルダリーインストゥルメンツなどの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。
  BU-14/08 2014年8月号 \1,080-

 ローリー・ルイスをカバーストーリーに、ジェイムズ・アラン・シェルトン追悼、ミッチ・ジェインの思い出、レイモンド・マクレイン、グレイフォックスフェスの主催者メアリー・ダブほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。
  BU-14/07 2014年7月号 \1,080-

 バルサム・レンジのカバーストーリーほか、アダム・ステッフィ、ジャック・タトルのハワイとブルーグラス、ジム&バレリー・ゲブハートほかの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の72頁。
  BU-14/06 2014年6月号 \1,080-

 ロンダ・ビンセントのカバーストーリーほか、ジョージ・シャフラー追悼、ドン・リグスビー、アリス・ジェラードらの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の76頁。
  BU-14/05 2014年5月号 \1,080-

 デビッド・グリスマンのカバーストーリーほか、ブライアン・サットン、ジョン・マキュエン、アイリーン・ケリーの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の76頁。
  BU-14/04 2014年4月号 \1,080-

 デル・マッカーリーのカバーストーリーほか、ロスト&ファウンドの故デンプシー・ヤング、ミシェル・ニクソン&ドライブ、マーク・シャッツ、昨秋IBMA特別功労賞を受けたマクレイン・ファミリー・バンドなどの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の68頁。
  BU-14/03 2014年3月号 \1,080-

 毎年恒例の3月号楽器特集は1841-1842年、C.F.マーティン・シニア作のマーティン&ク―パ・ギターを表紙に、マーティン「アメリカギター改革」ほか、ブライアン・サットンとコートニー・ハートマンのエンドースで知られるボージョワーギターズ、クラブトンのオーダーで有名になったウェイン・ヘンダーソン、バンジョーリム製作家ジム・レイ(Rae)、マンドリン製作のマイク・アンデス(ナッシングファンシーのマンド奏者)の特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の72頁。
  BU-14/02 2014年2月号 \1,080-

 カントリー業界ともつながりを持った兄妹ザ・ロイズと、マーク・ニュートンとスティーブ・トーマスの新コンビをカバーストーリーに、トニー・ライスの叔父にあたるドブロ奏者フランク・ポインデクスターほかの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の54頁。
  BU-14/01 2014年1月号 \1,080-

 マールフェス特集(表紙写真はムーンシャイナー6月号表2と一緒だったぞ!!)のほか、毎週一度のナッシュビル郊外ラブレスカフェからのライブ公開放送「ミュージックシティルーツ」、バージニアのインドアフェス「キャビンフィーバーピッキンパーティ」、ペンシルベニアの「ブルーグラス・オンザ・グラス」主宰者デイビス・トレーシーらの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の100頁。
 ■オールドタイム・ヘラルド誌
  米国産アメリカンルーツ/オールドタイム音楽専門誌。アメリカ伝統音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
  OTH-1311 最新第13巻11号 \1,296-

 ブラッド・レフトウィッチによるインディアン居留地のフィドラー、トム・フラーの時代と人生物語り、カナダ・トロントのオールドタイムシーンを支えるバンジョー奏者クリス・コールのインタビュー、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.10」などの特集のほか、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1310 第13巻10号 \1,296-

 ジョン・コーヘンが1956年にはじめて旅したアンデス地方ペルーの「オールドタイム音楽」のほか、ビル・キース以前にメロディック的なバンジョー奏法を編み出していたといわれるキャロル・ベスト、フィドル奏者フレッド・マクブライド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.9」、19〜20世紀初期写真集など、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1309 第13巻9号 \1,296-

 ウエストバージニア州エルキンズのオーガスタヘリテージのコーディネーター、「伝統は過去から生ずるものだが、それは現在に起こっているものなのだ」というゲアリー・ミルネスのインタビューは、ウエストバージニアの音楽伝統とアパラチアにおけるドイツの影響についての2冊の著作が知られているという彼のこれまでのさまざまなリサーチをまとめたメイン特集。そのほか、オスカーシュミット社との訴訟で「オートハープ」を一般名称と勝ち取ったジョージ・オーゼイ(Orthey、オージーかな!?)と彼のオートハープ、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.8」、女性ギタリスト写真集など、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1308 第13巻8号 \1,296-

 ブルーグラス女王と呼ばれる「ロンダ・ビンセント:ミズーリのオールドタイムとブルーグラスのクロスロード」をメイン特集に、若いストリングバンド(ベースの代わりにチューバ)のドランケン・キャットフィッシュ・ランブラーズや今年のフェスやキャンプ一覧ガイドなど、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1307 第13巻7号 \1,296-

 19世紀初頭以来のモンタナのフィドル伝統特集のほか、ノースカロライナのフィドラー、ハワード・ジョインズ(1908-1981)、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.6」はニューヨーク州の学生街イサカにて、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「ハウのバイオリン教室」など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1306 第13巻6号 \1,296-

 1927年のビクターレコード主宰のブリストル・セッションの翌1928年、ブリストルからわずか25マイルのジョンソンシティでコロムビアが行ったセッションの特集ほか、1970年代にホットマッドファミリーで活躍したバンジョー奏者リック・グッド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.6」はトミー・ジャレル訪問、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクション古いフィドラーの写真から見るフィドルの持ち方考察など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1305 第13巻5号 \1,296-

 インディアナ州セイラム出身で1930年に8曲、フィドルとバンジョー、ハーモニカ、ジョーズハープ、ジャグなどの楽器を使って録音を残したニコルソンズ・プレイヤーズ。これまで謎だった彼らのことを調べたトニー・ラッセルの力作ほか、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.5」はノースカロライナ州チャペルヒルでのファジーマウンテントの出会い、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「フィドルとフルート」バンド集、など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1304 第13巻4号 \1,296-

 ビル・モンローの"Footprints In The Snow"の原曲を辿っていく興味深い物語のほか、ケンタッキーの伝承音楽やフィドル音楽を蒐集する中心的な役割を担った1946年生まれのジョン・ハーロッドのすばらしいインタビュー、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.4」は首都ワシントンDCのスミソニアンフェス、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「チェロ」など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1303 第13巻3号 \1,296-

 アルバート・ハッシュ・メモリアル・フェスのリポート、ミズーリ・フィドラーのR.P.クリステンソン、ウォルト・コーケンの連載「Tales from the Woods Vol.3」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1302 第13巻2号 \1,296-

 全米フェス&キャンプガイド特集のほか、西アフリカ・ガンビア共和国ジョラ族のアコンティング奏者ラエモウアヒュマ・ジャッタのインタビュー、ウォルト・コーケンの「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話A」は「ショッティーシュ(ボヘミア起源のダンス)」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1301 第13巻1号 \1,296-

 ダン・マーゴリーズ「ハンドメイド弦〜猫と馬の尻尾から生まれる音楽」をメイン特集に、アート・ローゼンバウム「北部ジョージアでの1日」、ウォルト・コーケン「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話」シリーズ第1回など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
 月刊『ムーンシャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、その真髄を探求する月刊誌。
■定期購読:1年¥6,300-半年¥3,450-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
■バックナンバー:各¥540-。
 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
  MS-3205 最新2015年3月号(通巻377号)\540-

 最新3月号は、今が旬な女性ブルーグラス、シンガーソングライターのベッキー・ブラー最新アルバム『'Tween Earth and Sky』の女性らしく楽しい制作記前編をカバーストーリーに、チチ松村インタビュー「バンジョー、あとの祭り」前編、3月号恒例2014年発売ブルーグラスレコード総括、ニューイースト「謎の大復活!」、ビル・モンロー初来日から40年「あなたはモンローを見た……C」、アコーディオンとバンジョー『Hush Music』、慶応義塾大学「佐々木元康」などの特集ほか、創刊32年目のブルーグラスだけの月刊誌には日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3204 2015年2月号(通巻365号)\540-

 マック・ワイズマンと母自筆のオールドタイムソングブックから選んだ有名フォークソング集についての特集、ベラ・フレックとアビー・ウォッシュバーン夫妻が送ってくれた最新の家族写真とともにベラが率直に自身の音楽人生を語る「IBMA基調講演完訳」後編ほか、バンジョーアルバムを発表した坂本 健、ビル・モンロー初来日から40年投稿特集連載「あなたはモンローを見た!そのB」、東 理夫「鎌倉市とナッシュビル市のパートナーシティ締結」、秋元 慎「オールドタイム音楽入門」、追悼・田頭啓介、東北大「上田 大」などの特集ほか、ブルーグラスだけの月刊誌には日米のブルーグラス事情満載!! 全編日本語だよーー!
  MS-3203 2015年1月号(通巻375号)\540-

 ベラ・フレックとアビー・ウォッシュバーン夫妻の表紙で、ベラが率直に自身の音楽人生を語る「IBMA基調講演完訳」のパート1ほか、奥沢明雄大特集「マーマレードスカイ」、ビル・モンロー初来日から40年特集連載「あなたはモンローを見た!そのA」、IBMAアワードにみる注目アルバム、鈴木一彦「函館から、波乱バンジョー物語」、オッピー今冨「ブルーグラス三つの旅」、北海道大学「星川 慧」などの特集ほか、ブルーグラスだけの月刊誌には日米のブルーグラス事情満載!!
  MS-3202 2014年12月号(通巻374号)\540-

 ビル・モンロー初来日から40年大特集!として「ボブ・ブラックの見たモンローとの日本」と、「あなたはモンローを見た……!」第一弾ほか、TARO&JORDANの2ndアルバム「初心」への井上太郎インタビュー、若手バンジョー小寺拓実クンの見たIBMA2015リポート、小野田浩士のバンジョー巡礼の旅最終回は「チャーリー・クッシュマン家訪問」でプリウォーフラットヘッドのトーン比べ、徳島ブルーグラスライブの10年とティム・レイク来日、夫婦デュオの元祖ルルベル&スコッティ物語、小林公恵のウィンディシティ便り「納屋を舞台のローカルフェス」、名古屋大学「洞山遥佳」などの特集ほか、日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3201 2014年11月号(通巻373号)\540-

 第25回IBMAアワードショウと米国ブルーグラスの25年特集ほか、第1回岐阜フェスのこと「多治見フェスも遡れば40年」、祝・慶應義塾大学ブルーグラス研究部創部!、北村謙「来日したジョン・ショールに教わったこと」、小野田浩士「バンジョー巡礼の旅 W」、京都大学「金菱哲宏」、日本ブルーグラス年表「1981年」などの特集と連載コラムほか、日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3112 2014年10月号(通巻372号)\540-

 ジェリー・ダグラス来日記念特集の最終版第三弾として「ジェリー・ダグラスとは?」でその人となりや音楽歴、北大OGのドブロ奏者、兼平愛弓「わたしがドブロに恋したワケ」でドブロの魅力を熱く語るほか、ハニークッキーズの最新作『Where is My Honey?』、新潟県庁のブルーグラスバンド「グラスピッカーズ」、高知のロンギングフォーザサウスランドvs神大ブルーナイツの父娘競演!「父と娘のイエローリバー」、小野田浩士バンジョー巡礼の旅V「ジョージ・バックナー訪問」、追悼・名古 悟、明治学院大学「荒川裕史」、日本ブルーグラス年表「1981年」へなどの特集と連載コラムほか、日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3111 2014年9月号(通巻371号)\540-

 ジェリー・ダグラス来日記念特集第二弾「ブルーグラスドブロの誕生〜ジョッシュ、マイク、そしてジェリーへ」、ジェリー・ダグラスのフラット&スクラッグス完全コピーバンド「アールズ・オブ・レスター」、福島いわき「鬼ヶ城フェス」へ行こう、久永雅史「あっという間に60年、後編」、ブルーサイド オブ ロンサム「フジロック登場」、水戸レストラン「ホワイト」さよなら、ウィンディシティーからブルーグラス便り@、大谷大学「森本晃行」、丹沢ブルーグラス「ケンタッキー制覇旅行H」最終回ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3110 最新2014年8月号(通巻370号)\540-

 10月に来日が決定したジェリー・ダグラス歓迎特集第一弾「ハワイアンギター誕生125年からドブロについて」、久永雅史「あっという間に60年、前編」、小野田浩士りバンジョー巡礼の旅U「アール・スクラッグス・センター訪問」、ジョージ・シャフラー追悼「クロスピッキンギター編」、オー!シスタージャンボリー2014リポート、40年目を迎える「札幌ブルーグラスフェス」、バックウッズマウンテニアーズ50周年記念ライブ、学生プロファイル#18 酪農学園大学「矢島佑記」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3109 2014年7月号(通巻369号)\540-

 ジム・ミルズのプリウォーギブソン・バンジョー訪問記「小野田浩士りバンジョー巡礼の旅T」ほか、ノーム・ピケルニーの「IBMA演説」第3回は現在米国ブルーグラス事情の最終回、続・レスター・フラット生誕100年特集、追悼ジョージ・シャフラー「ウォーキングベース編」、2014年度新入生歓迎特集号C「ブルーグラスとロックの深淵」、美星ブルーグラス ミーティングの25年、フォギーマウンテン・フィドル列伝「アート・ウーテン」、山本容子「N.Y.から、ご麺ください」、神戸大学「矢野晃輔」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3108 2014年6月号(通巻368号)\540-

 レスター・フラット生誕100年特集ほか、ノーム・ピケルニーの「IBMA演説」第2回目は驚きの現在米国ブルーグラス事情、来日するETSUブルーグラスプライドバンド紹介、追悼・宮崎勝之、2014年度新入生歓迎特集号B「カントリーミュージック入門」、ネッシー・エクスペディション米国ツアー最終回「ビル・モンローの故郷でフェス」、東北大学「野崎 廉」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3107 2014年5月号(通巻367号)\540-

 ノーム・ピケルニーのブルーグラスコミュニティーへの愛と21世紀のブルーグラスについて語る「IBMA演説」前編をカバーストーリーに、ハンバートハンバート「佐藤良成インタビュー」、レオナ2ndCD「Love and Peace」、アーニャ・ヒンクル日本ブルーグラス紀行「関西編」、2014年度新入生歓迎特集号A「フォークミュージック入門」、フォギーマウンテンフィドル列伝C“We'll Meet Again Sweetheart”、草の根ブルーグラス広島しまなみ「追悼・続木敬修」、北海道大学「川口浩平」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3106 2014年4月号(通巻366号)\540-

 北大トリオのアメリカ冬フェス体験記「ウィンターグラス」のほか、2014年度新入生歓迎特集号「ブルーグラス入門」、J.P.マティス「日本ブルーグラスと人生最良の一週間」、大野真「大学4年どっぷりブルーグラス」、名古屋大学「小杉大智」など若者特集ほか、新岡雅巳「音の暴力復活!」、西宮フォートワースジャンボリーへのお誘い、乙女バンジョー「続アビゲイル・ウォッシュバーン」、丹沢サークル・ケンタッキー制覇ツアーリポートCなど、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
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