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B.O.M.Newsletter #389web 2013年3月12日
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INDEX
今月のBOM特選作品トップ5
今月の注目作品
2012年度・話題作のダイジェスト
ブルーグラス新入荷
B.O.M.特選コーナー
ブルーグラスお勧め作品
インスト新入荷
各楽器別お勧め作品
オールドタイム&フォーク新入荷
オールドタイム&フォークお勧め作品
カントリー新入荷
カントリー発掘、編集モノ新入荷
カントリーお勧め作品
映像ものお勧め作品
教則ものお勧め
楽器、その他……
輸入雑誌
月刊『ムーンシャイナー』
B.O.M.ご利用方法
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先週末は気象台はじまって以来、最速の夏日を観測したそうですが、やはりまだ3月、急に冷え込んだりします。それでも陽光は、跳ね回るような春の喜びを感じさせてもくれます。昨日は東北大震災から2年、つらい思い出もあるでしょうが、自然は季節を運び、時は過ぎていきます。そんな中、繰り返してはいけないこと、忘れてはいけないことがあると思います。ブルーグラス音楽がこれまで200年近く生きつづけたように、しっかりと足もとを見て、生活したいものです。
◆創刊30周年を迎えている月刊ムーンシャイナー、今月は4月に久々の来日、大阪(4/14)、京都(17)、名古屋(18)、浜松(19)、横須賀(20)、東京(21)でワークショップやコンサートをするビル・キースをカバーストーリーに、フルアルバム『Sailing Home』を発表し今月には全米ツアーをする女性トリオ、パイレーツ・カヌー、ハンク・ウィリアムズのセイクレッドソング解説、2012年年発表レコード総括、菅沼工房5弦フィドル製作記A、学生ブルーグラス断簡その壱「松本捺美(神大)と小形奈緒子(東北大)」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)
\6,000- 半年間(6冊)\3,300-。単冊は\525-ですが、ぜひとも定期購読をお願いします。購読開始希望月をお知らせください、早速お送りします!!
またムーンシャイナー情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞご協力を、よろしくお願いします!
■全国イベント・カレンダー
以下、ムーンシャイナー誌に寄せられたイベントです(バンドのライブ等はムーンシャイナー誌にて)。今年も、われわれの標語は、「Buy Studio Releases! ...and Go to Live Shows!!」。ムーンシャイナー誌への情報は、発行月の前月10日まで。
◆3月16日(土)奈良「第8回奈良ブルーグラスナイト」橿原、musicCafeAnges(0744-35-4018)。参加バンド募集中。
◆「アールの日」一周忌アール追悼バンジョー会
村片和彦と渡辺三郎とともに、ブルーグラスの本質に至る話題をノー天気に、ワイワイしゃべって、ガヤガヤ弾いて、1日どっぷり「アールの日」
3月24日(日)大阪、大阪府立 江之子島文化芸術創造センター/enoco(06-6441-8050)。午後2時〜6時、\2,000-(学生\500-高校生以下無料)
3月29日(金)名古屋、リトルビレッジ(052-732-7210)。午後7時〜10時。\2500-(学生\500-)
3月31日(日)東京、ロッキートップ(03-3571-1955、通常営業なし)。午後2時〜5時、\3000-(学生\1000-)
総合(問)渡辺三郎 fiddleandbanjo@nifty.com
◆3月30日(土)東京「ササキジンのブルーグラストーク」小平市中央公民館。午後1時〜午後4時30分、ゲストに渡辺三郎と村片和彦の「アールの日」。(問)佐々木仁090-3917-3672
◆ジム・クエスキン&ジェフ・マルダー
4月14日(日)金沢、もっきりや076-231-0096
4月16日(火)京都、磔磔075-351-1321。19時
4月18日(木)名古屋、TOKUZO(052-733-3709)
4月19日(金)横浜、サムズアップ045-314-8705
4月21日(日)札幌ペニーレーン24(011-644-1911)
総合(問)トムスキャビン03-5292-5551
◆ビル・キース・ワークショップ&コンサート
4月14日(日)、大阪、アートエリアB-1(京阪電車なにわ橋駅構内)。14:00-16:00 ビル・キース/有田純弘/渡辺三郎ワークショップ&交流会(参加費\5,000-)、17:00-18:00 トークコンサート(無料)
4月16日(火)京都、ギャラリーベガ(075-203-0109、京都市左京区鹿ヶ谷)。ビルを囲むパーティ
4月17日(水)京都、ギャラリーベガ(同上)。北村 謙とワークショップ(問)vega@officeken.net
4月18日(木)名古屋、潟zスコ(052-796-1588)音楽教室にて。午後6時開場7時開演、\3000(学生\1500)(問)ホスコ052-796-1588 info@hosco.co.jp
4月19日(金)静岡、浜松楽器博物館(053-451-1128)。ビル・キース/有田純弘/渡辺三郎コンサート
4月20日(土)横須賀、ヤンガーザンイエスタデイ「バンジョー祭りチャンピオン大会」、下記参照
4月21日(日)東京、ロッキートップ(03-3571-1955、通常営業なし)。14:00-17:00 ビル・キース/有田純弘/渡辺三郎ワークショップと交流会にトークコンサートなど。参加費\6,000-
総合(問)渡辺三郎 fiddleandbanjo@nifty.com
◆4月14日(日)兵庫「第12回フォートワース・ジャンボリー」西宮、アミティ・ホール。14時、前\3500-当\4000-。(問)フォートワース0798-39-1923
◆4月17日(水)大阪「祝アナザードリーム18周年スペシャル大阪ブルーグラス・ナイト」千日前アナザードリーム06-6211-5759。豪華ゲスト
◆4月20日(土)神奈川「横濱バンジョー祭り10周年特別企画〜Japan Banjo Session with Bill Keith」横須賀、ヤンガーザンイエスタデー。前\3500-当\4000-。今年で10回目を迎える横濱バンジョー祭りチャンピオン大会。ビル・キースをゲストに迎えて、有田純弘、原さとし、Jeffray Yamada、桑原達也、小林一成、福田淳一郎、吉原聡ほか。(問)原さとしhara_banjo@yahoo.co.jp、090-9143-6991
◆4月20〜21日(土、日)奈良「ディープサウス・ピッキンパーティ2013」桜井、あるぽーる。(問)http://www.mahoroba.ne.jp/~js3ohh/deepsouth11.html
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今月のBOM特選作品トップ5 |
(B.O.M.スタッフ一押し話題作ダイジェスト) |
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FBR-1003 KENNY AND AMANDA SMITH 『Catch Me If I Try』CD\2,573-(本体\2,450-)
超絶フラットピッキン、ケニー・スミスと妻のアマンダに若手注目のコリー・プラット(m)が創る極上アンサンブルにロン・スチュアート(bj)を迎えた待望の最新作。女性ボーカルに絡まる考え抜かれた繊細なリズムギターが創るアンサンブルの粋が味わえる極上ブルーグラス。
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RUR-1094 V.A.『MACC Life Goes On』CD2枚組\2,573-(本体\2,450-)
小児ガンと闘う子供たちを援助するボランティア・フェス「ブルーグラス・クラシック」ライブ、本作は2006年発表の第一作につづく、小児ガン寄付の最新ライブ2枚組である。現在、南部系ブルーグラスの第一線で活躍する139アーティストによる全39曲は、2006年から2011年までに録音されたものから選ばれたもので、現在のブルーグラス壮観...!!
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OMN-101305 BUCK OWENS『Honky Tonk Man:Buck Sings Country Classics』CD\2,730-(本体\2,600-)
1960年代、カリフォルニアのベイカーズフィールドを拠点に新時代のカントリーサウンドを立ち上げ、ビートルズにも大きな影響を与えたバック・オウエンズ(1929-2006)が生前、人気TV番組シリーズ『ヒーホー(Hee Haw)』(1969-1992)のために録音していた未発表カントリースタンダード18曲集。
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RG-4000098 JOHN HARTFORD『Aereo-Plain/Morning Bugle: The Complete Warner Bros. Recordings』CD2枚組\3,780-(本体\3,600-)
「ニューグラス」というあたらしいジャンルの引き金となったブルーグラス史に残る1971年と72年の大名盤がついに米国盤として発売、抜群の音質、しかも8曲の未発表曲入り! ブルーグラスのみならず、アメリカン・ミュージックを愛する人必携、超お勧めです。
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RCSI-1081 RUSSELL MOORE & IIIRD TYME OUT『Timeless Hits From the Past
Bluegrassed』CD\2,888-(本体\2,750-)
先月緊急入荷したラッセル・ムーア&サードタイム・アウトの1月発表の最新作(米店頭販売のみ)が現在、ビルボード・ブルーグラスチャート1位を3週連続で記録中。「カントリーロード」や「オンリーユー」など、これは楽しいスタンダードヒット曲のブルーグラスカバー集!
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今月の注目作品 |
(新入荷を中心に、話題作品のダイジェストです。詳細説明はそれぞれのコーナーへ……!!) |
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LOR-580 KATHY KALLICK『Time』CD\2,573-(本体\2,450-)
女性ブルーグラスの大ベテラン、サンフランシスコを本拠に母親と妻という本職を全うしながらセンスのいいブルーグラスを創りつづけるキャシー・キャリックのすばらしい最新作。宝塚フェスによく来ていた日系フィドラーのアニーがすばらしい成長振りを聴かせてくれる。ブルーグラス新入荷参照。
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PC-1183 ALAN BIBEY & WAYNE BENSON『Mandolin Chronicles』CD\2,573-(本体\2,450-)
マンドリンのスーパーピッカーふたり、アラン・バイビーとウェイン・ベンソンが弾きまくるツイン・マンドリン快感アルバム。バックにはロン・スチュワート(bj,f)とワイアット・ライス(g)、ハロルド・ニクソン(bs)。インスト新入荷参照。
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BCR-035 FELLER & HILL『and the Bluegrass Buckaroos』CD\2,573-(本体\2,450-)
ブルーグラスとカントリー、どちらの本物ファンにも強力おすすめ! フェラー&ヒルとブルーグラス・バッカールーズのデビュー作。ナッシュビルという地の利を活かして、この街に集まる音楽オタク、異様にマニアックでディープな南部田舎を掘り下げ、デルモアからバック・オウエンズ、ドン・ギブソンにカール・ストーリー……、すばらしいデュオが快感の大秀作!! ブルーグラス新入荷参照。
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REB-1851 JUNIOR SISK & RAMBLERS CHOICE『The Story of the Day That I
Died』CD\2,573-(本体\2,450-)
昨年のIBMA最優秀アルバムとソングをダブル受賞、現在もっとも安定したトラッドグラス、ジュニア・シスク&ランブラーズチョイス最新作。"Jesse James"を「Key of B」のバンジョーインストにしてしまう心意気がいいぞ。ブルーグラス新入荷参照。
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RCSI-1085 AARON RAMSEY『Gathering』CD\2,573-(本体\2,450-)
またまた登場!メチャ活きのいいマンドリン若手、アーロン・ラムジー。トニー・ライスを迎えた"One Tear"や"Fare Thee Well"ほかに、ロン・ブロックやティム・クロウチorステュアート・ダンカン、ランディ・コーアズ、ティム・スタッフォード……凄いに決まっている。ブルーグラス新入荷参照。
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ROU-9122 STEELDRIVERS『Hammer Down』CD\2,573-(本体\2,450-)
「ブルーグラスとソウル/ビル・モンローとロバート・ジョンソンの出会い」などと形容されるスティールドライバーズ最新第三作。リチャード・ベイリー(bj)、マイク・フレミング(bs)、タミー・ロジャーズ(f)のオリジナルメンバーから今作ではゲイリー・ニコルズ(g)とブレント・トリット(m)が新加入、見事なアンサンブルで新世界を創っている。ブルーグラス新入荷参照。
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BGA-1201 DETOUR『A Better Place』CD\2,573-(本体\2,450-)
ミッシー・アームストロングのクリアーな女性ボーカルを中心に、無名だが30年選手のベテラン揃いがシュアで趣味の良いバックをつける、とくにリードギターの趣味が美しい、ミシガン州のとても聴き易いブルーグラス。ブルーグラス新入荷参照。
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JSRS-13 JOHNNY STAATS & DELIVERY BOYS『Time Moves On』CD\2,573-(本体\2,450-)
2000年頃、米国メディアで大きく取り上げられたマンドリン奏者ジョニー・スターツのインスト4曲含む最新作。イケイケのニューグラス志向で2000年に話題になった『Wires & Wood』以来の紹介。ブルーグラス新入荷参照。
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MFR-120313 SPINNEY BROTHERS『Memories』CD\2,573-(本体\2,450-)
ムーンシャイナー誌3月号全米ブルーグラスチャートで本作タイトル曲が1位、アルバムが3位をヒットしたカナダのスピニー・ブラザーズ。ストレートなトラッドグラスにブラザーデュオ、今やアメリカ南部よりも北部や西海岸で伝承されるという感もあるすばらしい作品。ブルーグラス新入荷参照。
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DS-012 BYRON BERLINE『Jammin' with Byron』CD\2,573-(本体\2,450-)
2010年のウエストコースト・ブルーグラス・ヒット曲集『Runaway』(ギターが楽しいよ!!)や2011年のビル・モンロー追悼集『Thanks Bill Monroe』につづいて発表されたバイロン・バーラインの最新作。有名フィドル・チューン全22曲を弾きまくる。インスト新入荷参照。
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RCSI-1086 JIM HURST『Intrepid』CD\2,573-(本体\2,450-)
IBMA最優秀ギタリストも受賞しているジム・ハーストの最新作は、そのすばらしいギターとソロボーカルだけのシンプルな作品。ボーカルものですが、インスト新入荷を参照ください。
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PCP-12001 CARL JACKSON『Grace Notes』CD\2,573-(本体\2,450-)
ソングライターとして成功したカール・ジャクソン、1970年代に発表した歴史的バンジョーアルバムにつづくインスト作品はギター集。楽器店を経営していた両親の望みだったという「ギターコレクション」アルバムは12本の愛情のこもったギターを、一本ずつ解説しながら弾く。インスト新入荷参照。
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COMP-4598 HEIDI TALBOT『Angels Without Wings』CD\2,573-(本体\2,450-)
アイルランド生まれの、妖精のようなボーカルを聴かせるハイジ・タルボットの最新作は、ティム・オブライエンやジェリー・ダグラス、マーク・ノップラーらをゲストに、アイリッシュ特有の透明感のある無垢なボーカルを聴かせる。オールドタイム/フォーク新入荷参照。
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HS-1006 O'BRIEN PARTY OF 7『Reincarnation; The Songs of Roger Miller』CD\2,573-(本体\2,450-)
ティムとモーリーのオブライエン兄妹とその子供たちらによる楽しいロジャー・ミラー曲集。カントリー新入荷参照。
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WB-533994 ASHLEY MONROE『Like A Rose』\2,363-(本体\2,250-)
エミルー・ハリスとクレア・リンチが混ざったフォノジェニックでキュートな女声ボーカル、イーストテネシー生まれの26歳、アシュリー・モンローによる最新アコースティック・カントリーはビンス・ギルのプロデュース。カントリー新入荷参照。
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SHBT-014 LYNN ANDERSON『Cowgirl』CD\2,573-(本体\2,450-)
ローズ・ガーデンの大ヒットで日本でも人気の高い、女性カントリーの大御所リン・アンダーソンがタイトル通りカウボーイ・ミュージックに本格的に取り組んだ2006年の作品。'08年ウェスタン・ヘリテージ・アワード受賞。カントリー新入荷参照。
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NONE534285 EMMYLOU HARRIS & RODNEY CROWELL『Old Yellow Moon』CD\2,573-(本体\2,450-)
エミルー・ハリスの27枚目、最新スタジオ作品はストレートカントリー作品。もう40年近くも前、実質上のデビュー盤『Pieces in the Sky』(1975)の1曲目に抜擢した新人ソングライターで、そののちバンドにも雇い入れたロドニー・クロウェルとの初デュオアルバムが、75年当時と同じブライアン・エイハンのプロデュースで。カントリー新入荷参照。
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OMN-101299 DON RICH『Sings George Jones』CD\2,730-(本体\2,600-)
バック・オウエンズのバッカルーズを支えたドン・リッチ(1941-1974)、32歳で早世したドナルド・ユージン・ウーリッチの未発表ソロアルバムが発見。ベイカーズフィールド・サウンドによるジョージ・ジョーンズ集。カントリー発掘新入荷参照。
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2012年度・話題作のダイジェスト |
(ムーンシャイナー誌3月号特集「2012年発表レコード総括」もご参照下さい) |
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RCSI-1055 J.D.CROWE & NEW SOUTH『Holiday In Japan』CD2枚組\4,725-(\4,500-)
East Virginia Blues/Why Don't You Tell Me So/Banks of the Ohio/You Don't Know My Mind/Freeborn Man/Nashville Skyline Rag/I'm Walkin' 他全23曲
1975年夏、来日したJ.D.クロウとニューサウスのライブCD2枚組自費制作限定盤。当時アメリカではほとんどツアーをしなかったメンバーを擁したこのバンドこそ、そののちのブルーグラスのマイルストーン(道標)となる超強力版。つまり、当時の日本のブルーグラス・ファンのみがこの伝説のバンドを味わい尽くしたといってもいい。トニー・ライス(23歳)、リッキー・スキャッグス(20)、ジェリー・ダグラス(18)、ボビー・スローン(39)とJ.D.(37)の5人組。彼らが日本でLPで残したあの幻の名盤がCD化の、すごいお宝CDです。J.D.の日本ツアーの話やこのアルバムの裏話など、28頁のブックレットもお値打ち。来日から30年後のムーンシャイナー誌2005年8月号(\525-、残部些少!)で特集がある。
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RCSI-1074D J.D.CROWE & NEW SOUTH 『Live from The Festival of Bluegrass
& The Studio of KET』(2時間)DVD\2,888-(本体\2,750-)
そんな伝説の1975年のJ.D.クロウ&ニューサウス、トニー、リッキー、ジェリーらを擁したとき、唯一残る30分テレビ番組映像、フラット&スクラッグス由来のブルーグラス継承者としての存在の大きさに圧倒される7曲(Rock, Salt and Nails/Old Home Place/9 Pound Hammer/10 Degrees and Getting Colder/Beaumont Rag/Sin City/Train 45)に、1999年のケンタッキー州レキシントン郊外で開かれた「フェスティバル・オブ・ブルーグラス」(かつて日本からもツアーで行きました)から約1時間(J.D.のインタビュー含む)のライブ付き。メンバーはリック・ワッソン(g)、ドワイト・マッコール(m)、フィル・レッドベター(d)、カート・チャップマン(bs)。日本ファンのために限定数量を特別製作してくれたノンリージョンコード版です。
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RC-126 渡辺敏雄『The Fiction Twins』CD\2,573-(本体\2,450-)
1930年代に大ブームを巻き起こしたマンドリン/ギターのブラザーデュオを再現したB.O.M.社長の力作。なんと!米国の老舗カウンティセールスが絶賛、米国市場進出する秀作。RCAリボンマイクやアンプなど、ビンテージサウンドを再現する宝塚のレッド・クレイ・スタジオで録音。あなたも録音いかが? ムーンシャイナー2013年2月号特集。
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ARH-9063 BLUE SKY BOYS『Presenting The Blue Sky Boys』CD \2,079-(本体\1,980-)
ブルー・スカイ・ボーイズが1966年、メジャーのキャピトルから発表した驚きのオールドタイム・デュオ・アルバムの初CD化である。ビル(1917-2008)とアール(1919-1998)のボリック兄弟、1936年の初録音"Sunny Side of Life"はまだ18歳と16歳のとき。アパラチアの霧に包まれた深山の趣とでも言うか、そのボーカル、ハーモニー、そしてマンドリンフレーズの、隅々にまで気配りの効いたゆったり悠久サウンド。本作は、1960年代のフォークリバイバルを背景にカムバックした彼ら、オリジナルのままのサウンドで、アパラチアに伝わる伝承曲の美しさを表現する大名品。なお本作は1976年に米国伝承音楽の研究機関「ジョン・エドワーズ記念財団(JEMF)」からLPとして再発、そのときに歌詞を含む30頁の超すばらしい冊子が発行されており、本CDにはそれがPDFデータで収められている。プリントアウト版をご希望の方はお申し出下さい、実費にて。
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KOCH-7929 FLATT & SCRUGGS『at Carnegie Hall』CD\2,573-(本体\2,450-)
昨年12月でちょうど50年前、この歴史的なライブ盤がベストセラーとなっている。1962年12月8日、カーネギーホールで収録され1963年8月に発売されたこの名盤に隠されたストーリーは、ムーンシャイナー12月号と1月号で紹介され大ヒット。とにかくこの名盤、あのオリジナルLPに収められていたのは13曲、ところが1998年にCD化された本作には、なーんと全32曲、収録時間77分。1960年代、信じられない完成度を誇ったフラット&スクラッグスを、何度も何度も、じっくりと味わってみませんか? ヨーク聴くと、「1曲目の"Salty Dog Blues"に、カーネギーホールが震えたのが分かるはずだ」と当夜、ホールに居合わせた人の証言だ。
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ブルーグラス新入荷 |
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RCSI-1085 AARON RAMSEY『Gathering』CD\2,573-(本体\2,450-)
Streets of Abilene/No Ones Found Her Yet/One Tear/Fare Thee Well/John Henry Blues 他全12曲
メインストリームのブルーグラスでもっともアグレッシブなバンドのひとつ、マウンテン・ハートの若きマンドリニスト、アーロン・ラムジー。「これはわたしの、精神的な意味での『Cold on the Shoulder』アルバムです」という、2006年のデビュー作につづく最新ソロ第二作。10歳のとき、父のベースを手にリッキー・スキャッグスの"Kentucky Thunder"に合わせて弾いて見せ「ダッド、これでいいの?」と聞かれたときの驚きをホームページでつづる父、マイケル・ラムジーの嬉しそうなこと。1曲"The Souls of Pioneers"ではフィドル以外の全ての楽器を見事に弾きこなす、体中がブルーグラスでできたような30歳、あきれるばかりのマンドリンテクはもちろん、自身のバリトンボイスで、父の書いた曲を中心にすばらしいブルーグラス作品に仕上げている。トニー・ライスが、「次々と凄いミュージシャンが現れるが多くの場合、ソウルや個性が足らない。(中略)20〜30年に一度、アーロンのような奴が現れるんだ」とまで言う。そんな自らのアイドルでもあるトニーに敬意を表して、バリー・アバーナシーをリードボーカルに迎えたオズボーンズの"One Tear"での見事なブルーグラス・アルバム・バンドぶりとパットン・ウェイジズのメチャすばらしい21世紀型スリーフィンガーロール、そしてリッキー・ワッソンを迎えたディランの"Fare Thee Well"ではニューサウスを、トニーのギター(全4曲)とともに聴かせる。トニーのほか、ロン・ブロックやティム・クロウチorステュアート・ダンカン、ランディ・コーアズ、ティム・スタッフォードらにマウンテンハート……現在ブルーグラス界で最も充実する凄いピッカーたち。お勧めの現代ブルーグラスです。
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ROU-9122 STEELDRIVERS『Hammer Down』CD\2,573-(本体\2,450-)
Shallow Grave/How Long Have I Been Your Fool/When You Don't Come Home/Burnin' the Woodshed Down/Cry No Mississippi/When I'm Gone 他全10曲
ハイロンサムとトワンギーなリフをミックス、「ビル・モンローとロバート・ジョンソンの出会い」などというキャッチで知られるスティールドライバーズ、最新第三作にしてソウルフルなサザンロック・ボイスがブルーグラスにうまく溶け込むアンサンブルをモノにしている。クラスタープラッカーズで知られるリチャード・ベイリー(bj)、マイク・フレミング(bs)、のちにアリソン・クラウスのユニオンステーションに移行したアダム・ステッフィやティム・スタッフォードとのダスティミラー出身のタミー・ロジャーズ(f)といった、ナッシュビルの酸いも甘いも知るベテランたちオリジナルメンバーに、本作からアラバマ州マスクル・ショールズのシンガー/ソングライターで30歳のゲイリー・ニコルズ(g)とクラスタープラッカーズやディキシーチックスのブレント・トリット(m)が新加入。前任のリードボーカル、クリス・ステイプルトンが強烈過ぎたものの、その重圧を見事にはねのけ、自身のロッキンボイスをブルーグラス・アンサンブルに定着させ、こんなにソウルフルな唄い方をしてブルーグラスとしてやっていける奴が次々といるとは思えないけど、いるんやね、ゲイリー...!! バンジョーとフィドルの響きが浮いて聴こえていた感があったが、さまざまな経験をつんできたプロデューサーでもあるブレントが調整したのか、こちらが慣れたか、突飛な感じがしなくなった……? スティールドライバーズの曲をカバーするビッグなポップスター、アデルが「彼らは、ブルース、カントリー、ブルーグラス、そして粋なバンドですごい」という、スワンプ風(泥臭い)サザンロック調ハイロンサム!?を構築している。ムーンシャイナー誌2008年2月号(\525-)にカバーストーリーあり。ちなみにビル・モンローと「十字路で悪魔に魂を売り渡した」という伝説のデルタブルースシンガー、ロバート・ジョンソン、同じ1911年生まれだって、知ってた?
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REB-1851 JUNIOR SISK & RAMBLERS CHOICE『The Story of the Day That I
Died』CD\2,573-(本体\2,450-)
If the Bottle Was a Bible/Jesse James/Lover's Quarrel/Old Bycycle Chain/A House Where a Home Used To Be/Walking In Good Company 他全12曲
現在トラッドグラスのもっとも安定したサウンドを聴かせるジュニア・シスク&ランブラーズチョイス最新作。とてもユニークなタイトル曲は若手マンドリンのホープ、アシュビー・フランク作(今月の各楽器別お勧め作品/マンドリンの項参照)のタイトル曲は、離婚に際して財産の半分を獲ろうとする不貞の妻を懲らしめるために死を偽装する……という物語らしい。2曲目はロニー・ボウマンの書いた「もしも酒瓶がバイブルだったなら」、そのほか、ソニー・オズボーンが美しいアール流バンジョーインストにした"Jesse James"をビリー・ホウクスは「Key of B」で、ドライブのかかった見事なロールの引っ掛かりを聴かせてくれたり、つづくトラッド曲"Jack and May..."ではじまるスタンレー・ブラザーズで知られる"Lover's Quarrel"、フラット&スクラッグスを思わせるkey of Gのビッグサウンドが心地いい"Old Bycycle Chain"は、久々に今秋来日予定のビリー・スミス作ほか、最後のとてつもなく早い"Drinking at the Water Hole"はさすがのラリー・スパークス作など、「演奏する彼らは第三世代だがどの曲にも第一世代のタッチが感じられる」という評がうなずける秀作。昨年のIBMA最優秀アルバムとソングをダブル受賞、ライマン公会堂で男泣きしたジュニア・シスク&ランブラーズチョイスは、ジョー・マリンズ&レディオランブラーズとともに、現在もっとも素直に聴けるトラッドグラスだろう。
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BCR-035 FELLER & HILL『and the Bluegrass Buckaroos』CD\2,573-(本体\2,450-)
Gonna Lay Down My Old Guitar/Southern Moon/Together Again/Wasted Words/I Get the Blues When It Rains/Will Heaven Be Like Kentucky 他全13曲
まずクリス・ヒルの、いまどきとは思えないドン・レノやアレン・シェルトンを思わせるすばらしいバンジョーとドン・リッチを思わせるすばらしいテナー(ファッションと表情も...!?)をIBMAのクリス・ヘンリーとのライブで聴いて、観て驚いた。ワイルドウッド・バレイ・ボーイズやジェイムズ・キング・バンド、そしてカール・シフレットら濃い人たちとのバンドを経験してきたケンタッキー出身のクリス・ヒル(クロッグダンサーとして来日経験があるという)。一方、オハイオ川を挟んで北側のインディアナ出身のトム・フェラー(m,g)はラリー・スティーブンソン・バンドやロンダ・ビンセントのレイジ、そしてスリーフォックス・ドライブなどを経てきたベテランで、母親はあのボーイズ・フロム・インディアナのホルト三兄弟の姉妹という血統。ボビー・オズボーンらをゲストにスタンダード曲を多く収録した『Worried Man Blues』(RCSI-1015 \2,573-)を発表したブライアン・ブレイロック(g)やグレン・ギブソン(d)のほか、エンジニアとプロデューサーも兼ねたスーパーフィドラーのスティーブ・トーマスの凄いイケイケフィドルも楽しい。これぞ正統派の(モンローやフラット&スクラッグスら創造主たちとは違う)南部ブルーグラス・エンターテイメントの王道、お勧めのトラッドグラスである。
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LOR-580 KATHY KALLICK『Time』CD\2,573-(本体\2,450-)
Time/Thinkin' of Home/North Carolina Breakdown/Lord Protect My Soul/Lulu & Jack/Old Black Choo-choo/Precious Memories/Dark Hollow 他全14曲
ローリー・ルイスとともに1975年に女性バンド、グッドオール・パーソンズを結成、サンフランシスコの女性ブルーグラス/オールドタイムのパイオニア、自身がメンバーとして17枚目のアルバムという女性ブルーグラスの大ベテラン、キャシー・キャリックの最新作。自身のオリジナル4曲のほか、ビル・モンローからバーン・ウィリアムズ他、トラッドスタンダードに各楽器のインストなど、ブルーグラス・バンドとしてのアイデンティティをきっちりと押さえた秀作。モンローの荘厳なゴスペル"Lord Protect My Soul"やモンローシンガーの定番"Dark Hollow"などで聴かせるトラッドグラスへの畏敬、
宝塚フェスにもよく来ていたアニー・スタニネック、トラッド無視でめちゃくちゃ弾きまくっていた少女時代から一転のフィドル、驚くばかりの成長振りで聴かせるアーサー・スミスの"North Carolina Breakdown"、そして歌も1曲、ローズ・マドックスやマイク・シーガーで知られる"Old Black Choo-choo"も抜群! また、キャシーの母親がマウンテンダルシマーで歌っていたというトラッド"Long Time Travelin'"ではクロウハンマーバンジョーを弾いてキャシーとオールドタイミーなデュエットを聴かせる。バンジョーとドブロのグレッグ・ブースも趣味の良いタッチで、インストにはすばらしいドブロのオリジナル"Shuckin' the Acorns"を聴かせる。ベテランのトム・べケニーは30年前にダーンゴーンのメンバーとして録音した自作曲"Old Red Mandolin"。ベースのダン・ブースもデルモア曲"I'm Lonesome Without You"とバーン&レイの"Thinkin' of Home"でリードボーカルを聴かせる。大ベテランらしい落ち着いたアルバム作りと、トラッドグラスへの忠誠と同時にオリジナル、とてもバランスの取れた秀作である。
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BGA-1201 DETOUR『A Better Place』CD\2,573-(本体\2,450-)
Quarterline Road/Wind in the Willow/Banjo Warning/I'll Go Stepping Too/Everybody Wants to Go to HeavenI'v eJust Seen the Rock of Ages 他全14曲
ミッシー・アームストロングのクリアーな女性ボーカルと見事なハーモニー、そしてケビン・ガウジャーのバンジョーがユニークなリズムでリードを取り、チャンピオンフィドラーのピーター・ナップファー、ソングライティングもこなすマンドリンのジェフ・ローズ、ソウルフルなギターを聴かせるスコット・ジルスタ、ジャック・グラント(bs)の6人組だというディトゥアー(回り道)の最新第三作。とくに3T「トーン/テイスト/タイミング」に優れたリードギターが光る、またオリジナリティ溢れるメロディラインを紡ぐバンジョー、大学の先生だというフィドルなど、音楽をつづけている事ですばらしいオリジナリティを身に付けたローカルミュージシャンたちがすばらしい。究極のアコースティック・チームプレイでもあるブルーグラス・バンド、何を聴かせたいのか、そして自分たちが何を持っているのか、それをはっきりさせて自然なアンサンブルを創れば、こんなにいいアルバムができる。
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JSRS-13 JOHNNY STAATS & DELIVERY BOYS『Time Moves On』CD\2,573-(本体\2,450-)
Never Mind the Mule/Big Coal River/Oldie Last Stand/I Know You Rider/Sneakin' Deacon 他全10曲
ジョニー・スターツ、昼間はウエストバージニアの宅配ドライバー、夜はクーン(アライグマ)ハンターにして凄腕ミュージシャンという肩書きが売れて(!?)大きな話題となり、ワーナーブラザーズからメジャーデビュー作『Wires & Wood』を発表、全米の主要メディアに思いっきり取り上げられたのが2000年、ちょうど「オーブラザー現象」がはじまった頃だった。ジョン・カウワンやサム・ブッシュらニューグラスの親方たちも肩入れしたアルバムだったが、するどい音だらけのブルーグラス、そうは簡単にヒットするはずもなく、そののちは話題に取り上げることもなく、それでもギタリストのロバート・シェーファーとのアルバムを2枚発表。おそらく、メジャーデビューはマスメディアの気まぐれが与えてくれたお楽しみ……といった感覚だろうか、宅配ドライバーの仕事を辞めることなく今年、その名もデリバリー・ボーイズ(配達人)を率いて最新作の発表である。ジョニーのマンドリンに、17歳というジム・バンクリーブを尊敬するという凄いフィドラーのレイ・コッシン、25年以上ジョニーとバンドを続けているというブッチ・オズボーン(bj)と同じくロジャー・ビセル(bs)、そしてデイル・アン・ブラッドリー・バンドやダレル・ウェッブ・バンドで活躍したデイブ・ボーン(g)。ウエストバージニアという土地柄でビリー・エド・ホィーラーとの共作"Big Coal River"と、デッドからセルダム・シーンでおなじみのトラッド"Rider"ほか、4曲のインストを含めたオリジナルは元気の出るニューグラスだ。
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MFR-120313 SPINNEY BROTHERS『Memories』CD\2,573-(本体\2,450-)
The Train Song/Old Roman Soldiers/Truck Driver's Queen/Rebel Ye Rest/Cabin on a Mountain 他全13曲
現在、全米ブルーグラスチャートでタイトル曲が1位、アルバムが3位をヒットしているのは、ギブソン・ブラザーズと同様、真面目な!?ブラザーデュオ伝統にストレートなトラッドグラスがすばらしいからだろう。アラン(g)とリック(bj)のスピニー兄弟がバンドを組んだのは1992年、というから20年目のベテランだ。47歳と46歳の兄弟、なんと!ともに8月5日生まれという。ブラザーデュオといえば、昔はマンドリンとギターだったが、ブルーグラスが誕生してからは、スタンレーやゴーインズ・ブラザーズの昔から、圧倒的にバンジョーとギターが定番となっている。だからデュオというより、ブルーグラスバンドを組んでしまうのだろう。カナダのノバ・スコーシア(ラテン語でニュースコットランドの意)は、その名の通り、スコットランド移民の郷。本国では廃れたフィドル音楽の伝統が濃く残っているという米国最北部メーン州のほぼ東横、「赤毛のアン」で知られるプリンスエドワード島の西隣にある。ギブソンズも南部アパラチアからは遠く離れたニューヨーク北部の出身だし、メーン州出身のホワイト兄弟やノバ・スコーシア出身のハンク・スノウら、カントリー系音楽がきっちりと根付いた土地だという。そんな土地を背景に、南部アパラチアのブルースやハイロンサムが「すっきり」としたサウンドで表現されるのが新鮮で心地よい。ロン・スチュワートをプロデューサーとフィドルに、何曲かでロブ・アイクスも参加、バーン・ウィリアムズ名曲やチャーリー・ムーアのほか、カール・ジャクソンの3曲をはじめ、最近の曲がストレートなトラッドグラスとなって楽しめる。
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B.O.M.特選コーナー |
ムーンシャイナー誌の特集関連の音源ほか、新旧問わず、今月のBOMからの特選作品たち! |
■最新ムーンシャイナー2013年3月号より |
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OTCR-003 パイレーツ・カヌー『Sailing Home』CD\2,000-(本体\1,905-)
今月13日から全米9ケ所をツアーしているパイレーツ・カヌー、初のフルアルバム『Sailing Home』などについてのインタビュー。大学でブルーグラスを学び、「For Lips」や「ふたり乗り」など、話題のバンドを経てきたマンドリンの河野沙羅が、2009年にシンガーソングライターの帰国子女、ハント鈴加(g)とアイリッシュを学んでいた欅(けやき)夏那子(f)と出会って結成されたパイレーツ・カヌー。これまでドブロ、ベースとドラムの男性3人を加えたミニアルバムを2枚発表してきたが今回、女性3人だけで創りあげた11曲。ハントと河野の共作となる英詩4曲を軸に、河野が日本語で歌う1曲とハント自身の英語オリジナル4曲、そして宮崎勝之とサム・ブッシュがアイドルだという河野のインスト2曲。メジャーセブンを多用した浮揚感にルーツィーな、ちょっとシュールなアコースティックサウンドで、チチ松村氏いわく、「冬の寒い時は、身体がほっこり湯たんぽ代わり、夏の暑い時は、心がすっきり風鈴みたいな、いつもいつでも側に置いておきたい音楽」。京都の若い女性が3人、アパラチアルーツを感じさせる音楽を創っているというだけで嬉しくなるよね。ムーンシャイナー誌2012年8月号にバンド結成の経緯やメンバー紹介がある。またミニアルバムが2枚、2011年の第1作と2012年の第2作『Too』が(RCSI-1062, RCSI-1063各\1,050-)で在庫中。
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TL-27462 HANK WILLIAMS『Lost Concerts』CD\2,573-(本体\2,450-)
ムーンシャイナー1月号では1953年1月1日、ちょうど60年前のアパラチア山中で息を引き取った29歳のハンク・ウィリアムズの最晩年となる1952年の出来事を追い、2月号ではハンクとブルーグラスの接点を特集。そして3月号では渡辺芳男さんの解説でハンクの歌う「セイクレッドソング」について紹介されている。本CD作品はそんな記事と重なるハンク・ウィリアムズ最後のコンサート、1952年の2ヶ所でのライブ録音の発掘。ハンクのMCで、「あたらしい曲を書いて録音したとこなんだ。面白い発音の言葉が一杯出てくるよ」と紹介する"Jambalaya"など、初めて明かされた1952年の最後のハンク、タイムライフ社が昨秋発表した貴重ライブ。60年を経たテープ、音は良くないが、ハンク・ウィリアムズという、20世紀最大のアメリカン・ソングライターのひとりの肉声を通して、何を感じるか?
ちなみにハンクの孫、そっくりだと言われるハンク・ウィリアムズ3世の最新CD『Long Gone Daddy』(CURB-79299 \2,573-)もお勧め!! またハンク・シニアの入門アルバムや全集などはお問い合わせ下さい。
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CO-2706 BOBBY HICKS『Texas Crapshooter』CD\2,573-(本体\2,450-)
米国フィドラーの間でスタンダードになりつつある!?「5弦フィドル」、その製作過程を元ジューンアップルの菅沼利夫さんがリポートしています。本作はブルーグラスとカントリー(ウエスタン・スウィング)のフィドルが同時に楽しめる5弦フィドルの使い手、ボビー・ヒックスが1977年に発表した秀作。A面にウェスタン・スウィング(バディ・エモンズ、バック・ホワイト)、B面にブルーグラス(サム・ブッシュ、アラン・マンデ)という楽しい作品。
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■2013グラミー賞/IBMAアワード関連 |
(ムーンシャイナー3月号は恒例の前年発表レコード総括。各賞で話題になった作品群です) |
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COL-97716 YO YO MA, CHRIS THILE, EDGER MEYER, STUART DUNCAN『Goat Rodeo Sessions』CD+DVD\2,573-(本体\2,450-)
今年のグラミー賞最優秀フォークアルバムとエンジニア受賞作。クラシック界のセレブ、ヨーヨー・マとエドガー・マイヤーがクリス・シーリとステュアート・ダンカンを迎えて創ったブルーグラス室内楽。クルキッド・スティルのイーファ・オドノバンをゲストに、マ自身が「ブルーグラスアルバム」という大胆にして繊細なアンサンブルのアコースティック大秀作。CDとDVD映像がセットの超徳用作品。ムーンシャイナー2012年2月号特集。凄いよ!!
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ROU-0648 STEEP CANYON RANGERS『Nobody Knows You』CD\2,573-(本体\2,450-)
そしてグラミー最優秀ブルーグラス部門受賞は、名門ノースカロライナ大学チャペルヒル校の学生バンドからスタートしたスティープ・キャニオン・レインジャーズ。トラッドサウンドでありながら新しさを感じさせる新鮮な視点からのオリジナル曲とバンドアンサンブルが秀逸。俳優スティーブ・マーティンとの共演で有名になったが、それ以前、すでにIBMA最優秀新進バンドを受賞していた実力派。
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NONE529809 CAROLINA CHOCOLATE DROPS『Leaving Eden』CD\2,573-(本体\2,450-)
オールドタイム・ストリングバンドとしてグラミー受賞したカロライナ・チョコレート・ドロップスの最新作。2005年のノースカロライナ州ブーンで開かれた「ブラック・バンジョー・ギャザリング」を契機に、その中心女性リーアノン・ギデンズが結成、20世紀以降は白人音楽とされるストリングバンドを19世紀には黒人たちも演じていたという視点で、ノンサッチから三枚目の秀作。アパラチアの景色を知ることのできるすばらしい作品だ。
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REB-1849 JOE MULLINS & the RADIO RAMBLERS『They Are Playing My Song』CD\2,573-(本体\2,450-)
IBMAアワードで最優秀新進バンド受賞バンド。決してやり過ぎないスクラッグス/オズボーンのビッグバンジョーを標榜するすばらしいバンジョーとテナーを聴かせ、スタンレーでも活躍した父の代からのベテラン、ジョー・マリンズが2006年、結成したレディオ・ランブラーズ4枚目最新作。トラッドグラス調自作曲を1曲目に、ジョニー・キャッシュ"Bottom of a Mountain"、スクラッグスのライブから学んだ"Steel Guitar Rag"...とつづく出だし3曲のほか、ジム&ジェシーで知られるデルモア曲"She Left Me Standing..."、オズボーン・ブラザーズ・メドレー(Windy City/Making Plans/Fair & Tender Ladies/Kentucky)、そして最後はラルフ・スタンレーの名演で知られる父の書いたスタンダード"Katy Daly"のライブで決める。彼らにはほかに、2011年作『Hymns from the Hills』(REB-1839 \2,573-)と、2009年自費制作の『Rambler's Call』(REB-1833 \2,573-)の在庫がある。チョーお勧めバンド!!
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RUR-1103 LONESOME RIVER BAND『Chrology Vol.3』CD\1,803-(本体\1,750-)
1982年結成から2012年、ロンサム・リバー・バンドの30年を記念して、かつてのLRBのヒット曲を最新メンバーへで再演する廉価三部作の完結盤である。各10曲ずつ、今回の最後の曲は、やっぱ"Sittin' On Top of the World"で締める。昨秋、1998年以来じつに14年ぶりにIBMA最優秀バンジョー奏者を獲得したリーダーのサミー・シーラー、ちょっとビンス・ギルに似たクールな歌を聴かせるブランドン・リックマン(g)、スーパーピッキンの新人ランディ・ジョーンズ(m)の歌も秀逸。そしてブルーグラス・フィドル職人マイク・ハートグローブ(f)とバリー・リード(bs)。1980〜90年代のいわゆる「コンポラソリッド」をリードした彼ら、トラッドとコンポラを絶妙にバランスしつつ、ウッドベースになって「タテノリ」は影を潜め、ブランドンのセンスでDCグラスのような都会的な落ち着きを見せはじめている。新生LRBの作品として、2008年『No Turning Back』と、2010年『Still Learning』(RHY-1040, RHY-1065各\2,573-)もお勧め。
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COMP-4549 GIBSON BROTHERS『Help My Brother』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)
IBMAアワードの最高賞である年間最優秀エンターテイナーに輝いたのはニューヨーク北部出身、現在最高のブラザーデュオといわれるギブソン・ブラザーズの初受賞。彼らの最近2011年作は自分たち、つまりブラザーデュオの真髄をストレートに表現、12曲中ティム・オブライエンらとの共作を含む7曲のオリジナルほか、ジム&ジェシーの"I'll Love Nobody But You"など、また"Talk To Me"ではクレア・リンチをゲストに、ギブソンズのギミックのないすばらしいバンド・サウンドが味わえる。昨年には本作が最優秀アルバムとボーカルグループ、ともに初受賞という快挙を成したギブソン兄弟、一挙に今年、最高峰に駆け上がった。ブラザーデュオという伝統を現在に継承するもっともすばらしいボーカルグループだ。最新作がこの春発表予定だ。
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REB-1845 JUNIOR SISK & RAMBLER'S CHOICE『The Heart of a Song』CD\2,573-(本体\2,450-)
今秋のIBMAアワードで本作が最優秀アルバムと収録の"A Far Cry from Lester & Earl"が最優秀ソングのダブル受賞! 感激のあまり、人目もはばからずライマン公会堂のステージで男泣きしたジュニア・シスク。デル・マッカーリーとラリー・スパークスを継ぐ次世代の「本物」とささやかれるダニー・ペイズリーと並んで現在トラッドグラスの牙城を護るといわれる、ジュニア・シスク&ランブラーズ・チョイスの2011年作。その田舎(ヒルビリー)っぽいボーカルが胸をかきむしる中、趣味の良いロールとトーンを聴かせるのは誰かと思いきやジェイソン・デイビス23歳(2009年7月号ムーンシャイナー吉岡正の闘魂バンジョー#13に登場)ほか、ビリー・ホウクス(f)とクリス・デイビス(m)、ジェイソン・トムリン(bs)が、さすがに現代風の切れのいいプレイでジュニアを盛り上げる。
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COMP-4573 SPECIAL CONSENSUS『Scratch Gravel Road』CD\2,573-(本体\2,450-)
グラミー賞ブルーグラス部門にノミネートされたグレッグ・ケイヒル率いるスペシャル・コンセンサス最新作。IBMAアワードショウでは、かつてのメンバーのジョッシュ・ウィリアムズとクリス・ジョーンズにサム・ブッシュとボビー・ヒックスのツインフィドルを加えたノミネート曲"Monroe"がすばらしかった(ムーンシャイナー11月号写真!!)。
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MH-1390 GRASCALS『Life Finds A Way』CD\2,573-(本体\2,450-)
ムーンシャイナー3月号でロバート・デニーロとの共演写真を掲載したグラスカルズ。テリー・エルドリッジとジェイミー・ジョンソンのボーカル二枚看板に、IBMA最優秀バンジョー奏者の紅一点クリスティン・ベンソンらスーパーピッカーを配した現代版オズボーン。上記、デイリー&ビンセントとともにブルーグラス・トップグループとしてグラミー賞ブルーグラス部門にノミネートそれた。
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COMP-4565 NOAM PIKELNY『Beat the Devil and Carry a Rail』CD\2,573-(本体\2,450-)
惜しくも逃したがブルーグラス部門ノミネート作品。ベラ・フレックの次、21世紀のブルーグラス・バンジョーをリードするパンチ・ブラザーズのノーム・ピケルニー、豪華でバラエティに富んだバックアップも含めて、現在最先端のブルーグラスを一望するすばらしいバンジョーアルバム。"Jim Thompson's Horse"と"Fish & Bird"のタブ譜はバンジョーニューズレター誌2012年3月号(\525-)のノーム特集号にある。バンジョー奏者必聴!!
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ブルーグラスお勧め作品 |
(すでにニューズレターで紹介済みの作品です) |
■ブルーグラス最近作 |
今、旬なブルーグラス・アルバムたち…… |
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RCSI-1083 MIKE COMPTON & JOE NEWBERRY『Live』CD\2,573-(本体\2,450-)
モンローとブルースをこよなく愛して一スタイルを成したマンドリンの名手マイク・コンプトンと、オールドタイム・バンジョーの名手にしてシンガーソングライター、ギブソン・ブラザーズでヒットした“Ring the Bell”や"Help My Brother"などの作者でもあるジョー・ニューベリー(本作ではほとんどギターを担当)のふたりだけで創られた、すばらしく充実したライブ作品。フィドルチューン"East Tennessee Blues"をイントロに、モンロー名曲"Rocky Road Blues"や"Kentucky Waltz"やブルース"Sittin' On Top of the World"、そしてジョーのオリジナルなどを配し、エンターテイメントとしてのライブを楽しませる秀作に仕上げている。マイクは、"Evening Prayer Blues"でのブルースソロから"Kentucky Waltz"でのロマンチック(!?)な表現まで、モンロー・マンドリンの新境地を拓いていく……、おそらくジョン・ハートフォードの薫陶によってミュージシャンとしての視野を拡げてきた彼が、まったくひとりで創り上げた2011年発表の前作CD『Rotten Taters』(\2,573-)を越えて、あらゆるシチュエーションでの自信に満ちている。最後のクロウハンマーバンジョー&マンドリンによる"Fly Around My Pretty Lil' Miss"が凄いノリは、このデュオはこの興奮から生まれたのか?と思わせるすばらしさだ。
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RUR-1094 V.A.『MACC Life Goes On』CD2枚組\2,573-(本体\2,450-)
オハイオ州フロンティアランチのブルーグラス・クラシック・フェスは現在、小児ガンと闘う子供たちを援助するボランティア・フェスとなっており、本作は2006年発表の第一作につづく、小児ガン寄付のライブ2枚組である。現在、南部系ブルーグラスの第一線で活躍する139アーティストによる全39曲は、第一作発表後、2006年から2011年までに録音されたもの。一枚目はジョンソン・マウンテン・ボーイズのリユニオンを皮切りに、マイケル・クリーブランド&フレームキーパー、ジョッシュ・ウィリアムズ・バンド、ギブソン・ブラザーズ、ブランドン・リックマン、クレイ・ヘス、スティールドライバーズ、グラスカルズ、ジュニア・シスク、ロンサム・リバー・バンド、ロンダ・ビンセント&レイジ、ロスト&ファウンド、J.D.クロウ&ニューサウスほか。二枚目にはトニー・ライス"Manzanita"を皮切りに、シエラ・ハル&ハイウェイ111、ドイル・ローソン&クイックシルバー、サードタイム・アウト、ブルーハイウェイ、ダドリー・コンネル、ケニー&アマンダ・スミス、ジェイムズ・キング、ダニー・ペイズリー、マーティ・レイボンほか、現在のトップアーティストがずらり。その上、このフェス名物の特別企画による珍しい顔合わせによるスタンダード曲などのお楽しみが一杯。2000年、小児ガンで娘マンディを亡くしたプロモーターのダレル・アドキンスがはじめた非営利フェスMACC(Musician Against Children Cancer)は現在までに、合計59万ドルがテネシー州メンフィスの聖ジュード小児病院やYMCAなどに贈られている。現在の南部系ブルーグラス・トレンドを一望できるライブ秀作。
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COMP-4585 HILLBENDERS『Can You Hear Me?』CD\2,573-(本体\2,450-)
2009年のテルライドフェスの最優秀ブルーグラスバンドに輝いたミズリーのロックスピリット溢れる強力ニューグラス。全米シングル・マイク(ワンマイク)コンテストの優勝バンドでもあるヒルベンダーズの全米デビュー作。チャッド・グレイブズのイケイケ・ドブロが縦横に駆け回り、ソウルフルなボーカルのマンドリン奏者ノーラン・ローレンス、カリフォルニア生まれの無手勝流バンジョー(わたし好みの)マーク・キャシディ、従兄弟のギタリストとベースのジム・リアとゲイリー・リアの5人組。キャディラックスカイやスティールドライバーズらと同じ流れにあるものの、さらにそのファンキーさと怖いもの知らずのリフとアレンジ、ニューウェーブのザ・ロマンティックスのカバーのほかオリジナル中心だが、2曲のインストとともに快感的無鉄砲さが実にいい。元気の出るニューグラスだぞ!!
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SKFR-1013 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Music To My Ears』CD\2,573-(本体\2,450-)
1曲目、ビル・モンローの"Blue Night"から、自身のクロウハンマーでドン・ストーバー"Things in Life"、そしてビル・モンローを歌ったオリジナルのストレートブルーグラス"You Can't Hurt Ham"へ、トンとんトンと3曲のトラッドグラスをつづけ、ベッキー・ビューラーとマーク・サイモスの書いたユニバーサルなゴスペル、つづいてピアノから始まるポップ調、……かと思えばふたたびモンロー調マウンテンマイナー名曲"Jerusalem Ridge"に影響されたマンドインスト"New Jerusalem"、そしてなんと!ギネスがポール・マッカートニーに次ぐソングライターと認めるビージーズのバリー・ギブが登場、昔からのブルーグラスファンだという彼の新曲"Soldier's Son"、そしてリッキーのドックを偲ぶナレーションが入りドックに捧げた"Tennessee Stud"やスタンレー・ブラザーズの濃い"Loving You Too Well"等々……。何の気負いも、てらいもなく、58歳という最良の時期を、充実したメンバーとともに「自分の耳に聴こえてくる音楽」をさまざまな角度から創る余裕のリッキー。そのメンバー、アンディ・レフトウィッチ(f)とコディ・キルビー(g)という若き超一級スーパーピッカーに、あたらしくジャスティン・モーゼズ(bj)とバリー・ベイルズ(bs)を加えた完璧なブルーグラス・アンサンブルが創るサウンド。ナッシュビル・ギタリストでソングライター、1997年のエリック・クラプトン"Change the World"の作者として知られるのゴードン・ケネディとの共同プロデュースで自身の音楽観を広げる秀作。
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PATUX-240 STONEMANS『Stoneman Tradition』CD\2,573-(本体\2,450-)
ストーンマン・ファミリーの三姉妹による新生ザ・ストーンマンズ2009年作CD『Patsy, Donna & Roni』(PATUX-183 \2,573-)につづく第二作。87歳のパッツィのボーカルとオートハープにはさすがに老いが目立つが、78歳のドナのマンドリンは"Donna-Mite"という曲にも明らかなハツラツさと相変わらずの可愛さ、そしてヒーホーで人気を保ち続けた73歳のロニのバンジョーはあの懐かしい"Dominic"当時と同じシュアさで、"Weeping Willow"や"Don't Let Your Deal Go Down"など父、アーネスト・V.「ポップ」ストーンマン(1893-1968)のトラッドレパートリーを中心に、1940年代のヒット曲"Have I Told You Lately..."や1970年代の"Catfish John"などの新曲、そしてインストが4曲の全14曲。バックには昨年、デビッド・ブロムバーグと来日した若いネイト・グロウワーのフィドルとジェレミー・スティーブンのギター、ステュ・ガイスバートのベース。87歳のリードボーカルを支える姉妹愛と、父ポップから受け継ぐアパラチア伝統が自然な形で残され、伝承音楽でもあるブルーグラスの真骨頂「おばあちゃん」パワー作品。ムーンシャイナー誌2005年8月号にストーンマン姉妹を訪ねた、かつてのメンバー(スコッティの後任だった)森繁昇のリポートがある。
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■ブルーグラス発掘・編集最近作 |
最近発売された昔懐かしのブルーグラス!! |
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GT7-2145 BILL CLIFTON『Bluegrass Sound of Bill Clifton』CD\1,260-(本体\1,200-)
1962年3月に発売されたビル・クリフトンLP3枚目の名作がオリジナルのままCD化である。"All the Good Times..."や"Gathering Flowers..."、そして「Em」に落ちるコード進行が当時新鮮だった"You Don't Think About Me (When I'm Gone)"や"Girl I Left in Sunny Tennessee"など、あの懐かしい12曲が、あの明るいボーカルとともに還ってくる。1960年代にブルーグラスを聴きはじめた人たち、その多くが大学生だった人たちにとって、当時はアパラチア育ちではない、しかも大卒のインテリ!?の数少ないアーティストだったビル・クリフトンの音楽は、その生き方とともに大きく心に残る一枚だろう。今年4月に81歳を迎えるビル、当時はブルーグラス界で稀有の東部の名門家庭出身の大学出、今も元気で敬愛するカーター・ファミリーの土地にいる。
なおもう1枚、オリジナルではないが"You Go To Your Church"を含めたゴスペルのコンピレーション『Gospel Side of Bill Clifton』(GT7-2225 \1,260-)もある。 |
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RCSI-1075 OLD & IN THE WAY『Old & In The Way』CD\2,573-(本体\2,450-)
限定入荷!
Pig In A Pen/Midnight Moonlight/Old And In The Way/Knockin' On Your Door/The Hobo Song/Panama Red/Wild Horses/Kissimmee Kid/White Dove/Land of the Navajo. 以上全10曲
日米ともに長い間にわたって廃盤となっている大名盤がヨーロッパからの限定入荷。1970年代に発表されたブルーグラス作品でもっとも売れたアルバムとされるピーター・ローワン(g)、デビッド・グリスマン(m)、バッサー・クレメンツ(f)、そしてアメリカン・ロック界のカリスマ、ジェリー・ガルシア(bs)らによる1973年、ほんの短期間だけ存在した奇跡のブルーグラス・ライブ大名作である。すでに会社がなくなった「LINE」レコードの残り物、いつなくなるか分かりません!ご注意!! なお、グリスマンの私的レーベルからから発表された同一メンバー同時期のライブCD2枚、『High Lonesome』(ACD-19 \2,573-)と『Breakdown』(ACD-28 \2,573-)も在庫あります。
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SCOUNT-007 BILL MONROE『Father of Bluegrass』CD\2,079-(本体\1,980-)
ビルにとって初録音となる1936年、ブルーバード録音のモンロー・ブラザーズ(本CDには1曲のみ)での最初のヒット曲"Waht Would You Give"から、ブルーグラス・ボーイズを結成、"Mule Skinner Blues"でデビューした1940年のRCA録音、そしてレスター・フラットとアール・スクラッグスを伴い「ブルーグラス」音楽の誕生を記録した1946年コロムビア録音5曲、そして孤高のハイロンサムを深めた1950年代のデッカ録音15曲など全26曲。1960年代以降の若き都会ミュージシャンとの切磋琢磨を通じて1970年代に完成、洗練されたモンロー・ミュージックとは違う、抑え難い衝動に満ちた荒々しいブルーグラスが堪能できるコンピレーションである。先に発売されたフラット&スクラッグス、1948年のバンド結成から1960年代前半のヒット時代までの29曲集『Sound of Foggy Mountain Soul』(SCOUNT-002 \2,079-)や、スタンレー・ブラザーズの1947年のリッチ・R.トーン録音からコロムビア、マーキュリー、そして1960年キング時代までの25曲『Songs of Tragedy and Redemption(悲嘆と贖罪の歌)』(SCOUNT-001 \2,079-)につづく、ビル・モンロー、英国制作ならではのレーベルを超えた廉価ベスト26曲集。ブルーグラス御三家と呼ばれるモンロー、フラット&スクラッグス、スタンレーズ、そのいずれもに完璧な全曲集があるが、入門編のベストとしてはお勧めできる3作品である。
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RCSI-1079 GRAZZ MATAZZ『Deliquent Minor』CD\2,573-(本体\2,450-)
Mapleview Rag/Walkin'One and Only/Oh, Lady Be Good/One Morning in May/After You've Gone/Yodel Lady 他全10曲
ブルーグラス45の大塚章(m)とアルとパティ・ぺタウェイ(元)夫妻のグラズ・マタズが残した唯一のアルバム。ジェスロ・バーンズやベラ・フレックらをゲストに、マイク・オルドリッジやピート・ケネディらワシントンDC地区の優秀なミュージシャンを集め、パティの女性ボーカルを生かしたトラッドやスタンダードなど、ドーグ以降のアコースティック・スウィング作品として、1985年にワシントンDC地区の音楽家連盟のアワードショウである「ワミー」の最優秀アルバムにも選ばれた秀作。なおアルは2005年、フィンガーピッキンによるヘンリー・マンシーニ曲集『Henry Mancini, Pink Guitar』でグラミー賞最優秀ポップインストアルバムを受賞している。また大塚は昨年、念願の初ソロアルバム『First Tear』(PATUX-231 \2,573-)を発表、11月にはブルーグラス45との全国ツアーで久々に来日、ムーンシャイナー2012年10月号で大特集がある。
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■話題のインスト最近作 |
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PATUX-234 CORY PIATT『Daydreams』CD\2,573-(本体\2,450-)
7歳でマンドリンを弾きはじめ、現在はケニー&アマンダ・スミス・バンドで超デリケートなケニーのリズムギターに乗っかって素晴らしいマンドリンを聴かせているコリー・ピアットのデビュー作。そのすごいマンドリンを、いまや若者のスタンダード・ジャム曲となりつつあるダロル・アンガーの"Ride the Wild Turkey"ほか、ボーカル曲を4曲(話題のボックスカーズのキース・ギャレットが2曲とロニー・ボウマン1曲、ブルームーン・ライジングのブランドン・ボスティック1曲)に自身のオリジナル・インスト曲を配した、バラエティに富んだ楽しめるマンドリンインスト集。バックアップには今もっとも旬の若手スーパーピッカーたち、今年20歳!クレア・リンチ・バンドにいながらトニー・ライス・ユニットでリッキー・シンプキンズのトラ(ムーンシャイナー誌8月号グラビア写真)を努める話題のブライアン・マクドウェル(ギターもすごい!)のフィドル、すでに有名バンドを渡り歩き現在はシエラ・ハル・バンドのジェイク・スタージェル(g)のふたりに、スコット・ベスタル(bj)とランディ・コーアズ(d)、マーク・シャッツ(bs)というベテランが脇を固める。2曲でジム・バンクリーブ(f)やコリーの弟オウエン・ピアットが素晴らしいバンジョーを聴かせるなど、聴き所満載。
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JMD-001 TARO & JORDAN『Did I Laugh in Your Dream?』CD\2,000-(本体\1,905-)
今年1月、北海道から沖縄まで全国ツアーをしたマンドリン/ギターのインストデュオ、井上太郎とジョーダン・マコンネルの驚異的なデビュー作品。ゴンチチのチチ松村氏曰く、「マンドリンとギターだけで、このグルーヴと高揚感を醸し出すとは恐れ入った。アクースティックミュージックの究極の形に、身も心もスカッとする。二人の若きツボ師に乾杯!」と。またコピーに曰く、「カナダから来た最強のグルーヴ製造機、DUHKSのギタリスト、ジョーダン・マコンネルと縦横無尽のマンドリン井上太郎(中略)のオリジナル曲の数々、アイリッシュ、オールドタイム、ブルーグラス、結局何だって一緒……」と。タウンズ・バン・ザントとチャズ・ジャスティスのカバー以外、すばらしいオリジナル・インストを、ぜひ聴いてみてください。
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SMB-2012 SLEEPY MAN BANJO BOYS『America's Music; Classic American Bluegrass』CD\2,573-(本体\2,450-)
"Foggy Mountain Breakdown"、"Salt Creek"、"John Hardy"、"Bugle Call Rag"...他、ブルーグラスの超スタンダード12曲を見事、完璧に演じるミゾーニ3兄弟、スリーピー・マン・バンジョー・ボーイズ。ニューヨーク・シティから60マイルに住む彼ら、最年少のバンジョー奏者ジョニー9歳、フィドルのロビー11歳、ギターのトミー13歳。はっきり言いますがバンジョー、その右のインパクトは十分本物です。子供の才能ってすごい。それを伸ばそうとする米国のメディアやミュージシャンのコミュニティが、またすばらしい。「子供だから」、とか「親の七光り」とか、そんな言葉はないよ。マイク・コンプトン(m)、そしてマイク・バブとミッシー・レインズ(bs)がバックアップ、最後にボーナスで、J.D.クロウとの"Flint Hill Special"のライブが収められている。嬉しいでしょ?こんな子供たちを見るのって。昨年来メディアやフェスで引っ張りだこも納得!
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PATUX-231 大塚 章『First Tear』CD\2,573-(本体\2,450-)
ムーンシャイナー10月号のカバーストーリーで詳細を紹介した大塚 章のソロデビュー作。1973年以降、アメリカにとどまり、数々のバンドに参加、ワシントンDC地区のブルーグラスに大きな功績を残している大塚。デビッド・グリア(g)やマイク・マンフォード(bj)、リッキー・シンプキンズ (f)らを基本セットに、日本から兄のジョッシュ大塚をはじめ、ロカビリーのビル・カーチェンを含むさまざまなゲストを迎えて演じるブルーグラス、ニューグラス、スウィングなど。恩人でもある故ジョン・ダッフィに捧げたラスト、ライブ録音"Heartaches"でのエディ・アドコックとトニー・ライスが凄い!! 40年前に米国移住したアキラ、念願の初ソロ作は、すばらしい作品になった。
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RCSI-1068 DAVID NAIDITCH『High Desert; Bluegrass Sessions』CD\2,573-(本体\2,450-)
Shenandoah Breakdown/Alabama Jubilee/I Am a Pilgrim/Beaumont Rag/Kentucky Waltz/Lonesome Fiddle Blues/Red Wing/Silver Bell 他全13曲
パット・クラウド(bj)、クリスチャン・ウォード(f)、エリック・ユーグラム(g)、デビッド・ナイディッチ(chromatic harmonica)、オースティン・ウォード(bs)の5人、フィドルがクロマティック・ハーモニカに代わったユニークな上記ブルーグラス・スタンダード・インスト13曲集。メロディック奏法でジャズグラスしてしまうパットの至芸、今やシエラ・ハル・バンドで大きなフィドラーに成長したクリスチャン、そしてその養父であるカリフォルニアの趣味のいいギタリスト、エリックらによるとても楽しいブルーグラス・インストに仕上がっている。なお、同一メンバーだが、デビッド・ナイディッチのクロマティック・ハーモニカをフィーチャー、有名フィドルチューンを中心にした『Bluegrass Harmonica』(RCSI-1064 \2,573-)も在庫がある。
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OB-710 V.A.『Banjo Classics from the Vaults of County Records & Old
Blue Records』CD\2,573-(本体\2,450-)
バンジョーファンに強力推薦! 1958年から最近までに録音されたさまざまな『バンジョー奏法の古典』32曲を集めた秀作。19世紀半ば、アメリカ最初の大衆音楽として大ヒットしたミンストレルショーの主役バンジョー、その原初的な弾き方であるクロウハンマー奏法を中心に、その発展系のダブルサミングやノースカロライナ地方で発達したというアップピッキンからスリーフィンガー(ブルーグラスではない、つまりアール以前の)など、またチューニングは不明の1曲と7種類、1958年から2012年までに録音されたさまざまな伝統的な『バンジョー奏法の古典』集、カウンティ・レコードなどに残されたチャールズ・ファウロットが蒐集した、いずれも初出の貴重な埋蔵文化財である。アパラチアの伝統音楽が、なぜ現在まで伝承されつづけるのか? 19世紀から伝わるシンプルでラフと思われるアパラチアのバンジョー音楽を聴きつづけると、あらゆる芸術と同様、「微妙なニュアンスが現れ、その奥に秘められた豊穣な表現が明らかになるだろう」、とライナーノーツは勧める。
ちなみに、先にレターで紹介している『Fiddle Classics: From the Vaults of County Records & Old Blue Records』(OB-709 \2,573-)は、同様企画のフィドル版。1965年から2012年まで主にカウンティ・レコードを通じてフィドルの真髄を集めてきたリチャード・ネビンが、そのコレクションから厳選した有名曲を中心とした28曲。オールドタイムを中心にケニー・ベイカーのブルーグラスまでを網羅したトラッドフィドルの大秀作である。強力推薦!
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SBR-120808 STEVE KAUFMAN『Acoustic Stomp』CD\2,573-(本体\2,450-)
Interstate Rag/Mr. Bojangles/Dill Pickle Rag/I'm Goin' Fishin'/Windy and Warm/Blackberry Rag/Rickett's Hornpipe - June Apple 他全16曲
毎年6月にアコースティック・キャンプを開催、ギターファンにさまざまなチャンスを与えている教育者でもあるスティーブ・カウフマンの2009年発表のギターインスト集(珍しく歌も歌う!!)。故ドック・ワトソンによって開かれたアコースティック・ギター・インストの世界、ケン・ミラー製のギターとウェイバー製マンドリンを駆使したフラットピッキンの世界。この逡巡しない思い切りの良さは、ブルーグラスにはない快感なのだろう。
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MNJS-0001 城田純二&内藤希花『Mareka & Junji: Music in the Air』CD\2,500-(本体\2,380-)
2011年のデビュー作『Keep Her Li!』(廃盤)につづく、城田と内藤のアイリッシュ・デュオ最新第2作。ナターシャセブンののち1986年に渡米、そこで90年代になって出会ったアイリッシュの魅力にとりつかれ、ブルーグラス・ドライブがうまく作用したのか、米国西海岸のアイリッシュ界でサポートギタリストとしての地位を確立しとたという城田、そんな経緯はムーンシャイナー誌にもよくリポートしてくれた。一方7年ほど前、18歳のときにアイリッシュ音楽と出会ったというクラシック・バイオリンを弾いていた内藤希花(まれか)、今作ではアイリッシュハープも披露している。ふたりがデュオを組みはじめたのは2009年という。クラシックピアノからギター、バンジョーとマスターしていった抜群の音感を持つ城田のリズムに乗って若いフィドルが見事な成長ぶり。オカロランの超有名曲"Si Bheag Si Mhor"を1曲目に、暑苦しいアメリカンとは趣きの違う、涼やかなアイリッシュの響きをあっさりと、しかし十分な主張を持って聴かせてくれる作品。
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RCSI-1065 JAMES BRYAN & CARL JONES『Cricket's Lullaby』CD\2,573-(本体\2,450-)
「こおろぎの子守唄」というタイトル通り、ジェイムズ・ブライアンの優しいフィドルとカール・ジョーンズの美しいツービート・ギターが限りなく癒やしてくれる最新オールドタイム・フィドル秀作。1970年代はじめ高校生時代からスーパーフィドラーとして知られたブライアン(モンローのブルー・グラス・ボーイ経験あり)だが、ノーマン・ブレイクとの出会いでオールドタイム音楽の深遠を知り、ひたすら古い曲の発掘とそこから学び得た独自のメロディを紡いでいく。カール・ジョーンズも1970年代以来、マンドリンとギターを習得、本作でもすばらしいボーカルを4曲で披露している。とにかくふたりの息が見事に合い、隅々にまで心配りの行き届いた心地よいオールドタイム・フィドル・アンサンブルを聴かせてくれる。ダンサブルなバンジョーとのオールドタイム・フィドルとは違う、暖かい音に包まれて癒やされる、大々オススメ秀作!!
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インスト新入荷 |
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PC-1183 ALAN BIBEY & WAYNE BENSON『Mandolin Chronicles』CD\2,573-(本体\2,450-)
Owensboro Train/Sweet Dixie/Black Friday/Wintergrass/Pilgrim's Knob/Crazy Creek 他全11曲
マンドリン世界を創造したブッシュ/グリスマン以降、シーリ以前の中堅ミュージシャンで、ともにブルーリッジ系ブルーグラスのスーパーピッカーとされるサード・タイム・アウトのウェイン・ベンソン43歳とグラスタウンのアラン・バイビー48歳による楽しい!楽しいツイン・マンドリン集。ビル・モンローの特徴的フレーズをモチーフにしたふたりの掛け合いのオリジナル曲にはじまり、ビル・エマーソンのバンジョー名曲"Sweet
Dixie"のマンド対決、ラッセル・ムーアのボーカルを迎えたアランの従兄弟が書いた曲"Another Night"、そしてマイク・コンプトンに教わったビル・モンロー作の未発表曲"Pilgrim's
Knob"、チャーリー・パーカー曲のジャズマンド対決、最後にトミー・ジャクソンのフィドル名曲"Crazy Creek"のふたりだけのデュオのほかはふたりの書いたブルーグラスやニューアコースティックなど、バックにはロン・スチュワート(bj,f)とワイアット・ライス(g)、ハロルド・ニクソン(bs)という申し分ないメンツを配して、マンドリンファンにはおなか一杯、楽しいお勧めの一枚。アランは1985年以来、ニュークイックシルバー、サードタイム・アウト、ルー・リード&カロライナ、そしてブルーリッジ、いずれも話題になりながら長続きはしなかったものの、その間に残した有名なソロの数々はタブ譜集『Alan
Bibey』(下記参照)にもなっている。そして2006年12月以来、グラスタウンで活躍、2007年にはSPBGMA最優秀マンドリンにも選ばれている。アランと同じノースカロライナ生まれのウェインは1989年、10代のときにスコット・ベンソンに誘われてライブワイアーに参加、1993年からアランに代わってサード・タイム・アウトに就職、2004年ジョン・カウワン・バンドに移籍するも2007年、ふたたびサードタイムアウトに戻り現在に至る。なお、グラスカルズのバンジョー奏者クリスティン・スコットは妻である。
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AB-TAB ALAN BIBEY『AcuTab Transcriptions, Vol. I』Tab-Book\1,575-(絶版につき限定超特価)
ハーシャル・サイズモアや故デンプシー・ヤングらによって道が創られた、バージニアやノース・カロライナ地方の「からり」と晴れたようなサウンドが身上のブルーリッジ系マンドリンの第一人者、アラン・バイビーがサード・タイム・アウト時代を中心に残した録音から19曲の間奏をタブ譜にしたもの。Key of BやBb、Eなどの典型的なブルーリッジ系マンドリンの処理の仕方が学べる実戦向きタブ譜集。現在このTAB譜対応CDのBOM在庫はルー・リード&カロライナ『Carolina』のみ(収録譜はBlue Kentucky Wind/Handsome Molly/God Loves His Children/I'd Miss You/Her Memory's Bound To Rideの5曲)。なお、サードタイム・アウトのデビュー作『IIIrd Tyme Out』と二作目『Puttin' New Roots Down』、それにジミー・グドローが台頭してくる若手マンドリン奏者たちのショーケースとして制作したCD『Mandolin Artistry, Vol. 1』の三枚が入手可能ですのでオーダーを承ります。
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DS-012 BYRON BERLINE『Jammin' with Byron』CD\2,573-(本体\2,450-)
Brighton's Breakdown/Cattle in the Cane/Denver Bell/Charmaine/Hamilton County Breakdown/Leather Britches/Amazing Grace/Wild Fiddler's Rag 他全22曲
1960年代後半、ブルーグラス・フィドルにテキサス・フィドルのスタイルを持ち込んだバイロン・バーライン最新作。とにかく無類のジャム好き、フィドルを弾いていれば、そして横にビールがあれば、それだけで幸せ一杯といった風のバイロン、自身のバンド、ジョン・ヒックマン(bj)や、クラレンス・ホワイトをベースにした楽しいギターを弾くジム・フィッシュ(g)、セカンド・フィドルにはグレッグ・バージェスを配し、もちろんマンドリンも弾きながらオリジナルのビル・モンロー風フィドルインストの1曲目からバイロン流の息づかいで弾きまくる。"Cattle in the Cane"や"Leather Britches"などのトラッド、"Cotton Patch Rag"や"Twinkle Little Star"などのテキサススタイル、「シャルメイン」や"Denver Bell"などのケニー・ベイカー由来の曲などのフィドル・スタンダード12曲と、ボーランのリズムを取り入れたケルトっぽい"Festival Hornpipe"ほか、リールやワルツ、ラグなど、これぞバイロンといった美しい流れのオリジナル10曲。曲によってはピアノやスティールギター、スネアドラムなども参加、ゲストにはアラン・マンデが5曲ほか、ビル・エマーソン、デビッド・グリア、アル・パーキンス、イェン・クルーガーなどが1曲ずつ参加している。2010年のウエストコースト・ブルーグラス・ヒット曲集『Runaway』や2011年のビル・モンロー追悼集『Thanks Bill Monroe』につづいて発表された最新作、たしかに1作ずつの精度よりは、「弾きたい!」という思いを溢れさせた作品群。バイロン、まだ68歳、フィドルが大好きといった音とバリバリのバイロン節が嬉しい。
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RCSI-1086 JIM HURST『Intrepid』CD\2,573-(本体\2,450-)
Long and Lonesome Old Freight Train/Papa's Knee/Open G Medley/Long Black Train/Lock on Me 他全13曲
デビッド・グリスマン親子との『Folk Jazz Trio』(2011)のすばらしいギターがまだ耳に残るジム・ハーストの最新作は大胆(Intrepid)にもソロボーカル集(ギター奏者としての知名度が高いのでインスト新入荷で紹介します)。クレア・リンチ・バンドをはじめ、長年サイドマンとして活躍してきたジムは、「これまで、自分自身のサウンド作りはしたことがなかった。今回は初めて、清水の舞台から飛び降りる思い……」という。それだけ丁寧に、ギタリストとしてのアイデンティティも失わずにボーカルのバックや感想ではきっちりギターを聴かせる。ルイーザ・ブランスコム作のブルージーな"Long Black Train"や、両親が書いた唯一の曲というとても優しい"Through the Garden"から、アイドルだったジェリー・リードの"Lock On Me"など、さらにインスト"Open G Medley"には"Buffalo Gals"、"Gold Rush"、"Groundspeed"が収められ、つづく真夜中にギターと話しながら作った"Impressions"……。ジムの人柄そのままのアカペラヒム"Just As I Am"を例に挙げるまでもなく、スターシンガーにありがちな押し付けがましさは微塵もなく、ギターと自分の正直な姿を見せてくれる。最後の1曲"He Makes You Strong"のみ、アマンダ・スミスとアリス・ベスタル、友人のご夫人ふたりとバスボーカルのシェルトン・フィーゼルを迎えた四重唱。ジムのギターを未経験の人には、上記のデビッド&サム・グリスマンとのギター/マンドリン/ベースのトリオ『Folk Jazz Trio』(ACD-76 \2,573-)を大推薦!!
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PCP-12001 CARL JACKSON『Grace Notes』CD\2,573-(本体\2,450-)
Amazing Grace/Life's Railway to Heaven/What a Friend We Have in Jesus/I'll Fly Away 他全12曲
スリーフィンガーピッキンに関しては、圧倒的なキャリアを誇るカール・ジャクソン。これまでに出会った思い出深いギターを1本ずつ12曲、1曲ごとにギターを介したエピソードを語りつつ、有名ゴスペル曲をフィンガーピッキンする暖かいギターインスト集。1971年、高校生のときにジム&ジェシーをバックに発表したデビューバンジョーアルバム『Bluegrass Festival』が衝撃的で、つづくグレン・キャンベル・バンドにいるときに『Banjo Player』(1973)を発表、オリジナルはもちろん、その"Orange Blossom Special"(ビル・モンローのビーンブロッサム・ライブにも収録)に度肝を抜かれたバンジョーピッカー数知れず、その超ハイレベルな指には定評がある。そののち、『Old Friends』(1978)で「南部」をことさらに意識したシンガーソングライターとして大転進、アールに捧げた『Banjo Man: a Tribute to Earl Scruggs』(1981)をはさんで、エミルー・ハリスらと『Songs of the South』(1982)を発表、シングルでカントリーヒットも記録しながら1991年にエミルー・ハリス&ナッシュランブラーズをバックにジョン・スターリングとのコンビ『Spring Training』でグラミー受賞。そののちはプロデューサー/ソングライターとして、2003年にはジョニー・キャッシュやジェイムズ・テイラー、ドリー・パートンやアリソン・クラウスらを迎えたルービン・ブラザーズに捧げる『Livin', Lovin', Losin': Songs of the Louvin Brothers』(2003)でグラミー受賞、また最近作は、マーク・トウェインを題材にした2枚組CD『Mark Twain: Words & Music』(2011)で、マーク・トウェイン役にクリント・イーストウッド、ハックルベリー・フィン役にジミー・バフェットを配し、エミルー・ハリスやビンス・ギル、シェリル・クロウやロンダ・ビンセントらがブルーグラスを演じた作品をプロデュース。今年9月に還暦を迎えるアーティスト、カール・ジャクソンの愛情タップリ、1800年代中期製のマーティン・パーラーギターから2012年製のレコーディングキング・パーラーギターまで、マーティンが主ではあるがさまざまなギターを、生指で弾いて聴かせるそれぞれのギターのキャラクターが楽しいギターインスト作品である。
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各楽器別お勧め作品 |
(楽器奏法や教則、またCDに関してはミュージシャン歴豊富なスタッフがアドバイス、また楽器につきましては、本体やパーツなど、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください) |
■ギター |
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PATUX-176 JORDAN TICE『Long Story』CD\2,573-(本体\2,450-)
ジョーダン・タイス、20歳にして2枚目、2009年作のフラットピッキン・ギター・アルバム。見事なフィドル・チューンから新世代のインストまで、圧倒的なテクニックと感性でメロディーを肉付けしていくバンドは、ノーム・ピケルニー(bj)、ケーシー・ドリーセン(f)、アンディ・ホール(d)の若者スーパーピッカーと、マーク・シャッツ(bs)。どれもが自然な流れでブルーグラス的であるのは、おそらく幼いころからフェスにどっぷり浸かった賜物か。バイオに曰く、「ブルーグラス家庭に育ちながらロック以外に興味をしめさなかった彼が15才の夏突然、87年のベラ・フレック"Drive"と89年のストレングス・イン・ナンバーズの音楽にのめり込んだ……」のだという。
2005年のデビュー作『No Place Better』(Patux-126 \2,573-)と2011年の最新作『The Secret History』(PATUX-230 \2,573-)もある。
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COMP-4459 RUSS BARENBERG『When at Last』CD\2,573-(本体\2,450-)
ラス・バレンバーグ2007年夏発表の最近作、ソロとしては88年『Moving Picture』(ROU-0249 CD\2,573-)以来、ほぼ20年ぶり。ここでもカリプソ調からアパラチアン、ニューイングランド、ブルース、ケージャン、さまざまな音楽の要素を昇華、見事なメロディーを紡ぎだしつつ、気色いいルーズなリズムに乗って、アコースティック・ファンを癒してくれる。50代半ばらしい大人のアコースティックだ。マーティンが登場せず、ギブソンJ-45を愛しつづける姿勢もいいねぇ。……いい顔になってるねぇ。
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■バンジョー |
(ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、世界のバンジョー音楽をお見逃しなく!!) |
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GT7-2151 ALLEN SHELTON『At His Best, Bending the Strings and Other Great Instrumentals』CD\1,365-(本体\1,300-)
2009年11月21日他界したバンジョー奏者、アレン・シェルトンを悼んで2010年に発表されたスターデイお宝録音10曲集。もちろん、あのチューナー多様の大名曲"Bending the Strings"をはじめ、2曲のジム・イーンズでの初期録音を除いてジム&ジェシーとの70年代のアテイラム録音をメインにした名録音集。ドブロ・バンジョー曲が4曲含まれる10曲だが、端正なスクラッグス・スタイルのスリーフィンガーにドン・レノ的な選曲/メロディセンスを加味、ブルーグラス・バンジョーの歴史に名を残す偉大なアレン・シェルトンのノウハウが楽しめる。ムーンシャイナー2010年2月号に追悼特集「シェルトンのヒ・ミ・ツ」、3月号に典型的なシェルトン・ロールをタブ譜などで紹介した「シェルトン美学」などの特集もご参照ください。
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■マンドリン |
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BR-1901 ASHBY FRANK『First Crossing』CD\2,573-(本体\2,450-)
16歳の1999年、若くしてマールフェスとゲイラックスのマンドリン・チャンピオンとなり、大きな話題となったアッシュビー・フランク。同年、ルー・リードのプロデュースとギターと数曲で歌に、ステュアート・ダンカン(f)、バリー・ベイルズ(bs)、ロブ・アイクス(d)、ケニー・スミス(g)、ジーナ・ブリット、アラン・オブライアン(bj)といった超一級に囲まれた秀作である。ビル・モンローの未発表インスト"Tombstone Junction"やボビー・オズボーンの煙に巻く"Sure Fire"、トラッド"Soldier's Joy"や"Goin' Across the Sea"などにマール・ハガードの"Somewhere Between"やウディ・ガスリー"Philadelphia Lawyer"など、バランスの取れた作品にしている。ナッシュビルの若手スーパーピッカー集団、マッシュビル・ブリゲードのメンバーで現在29歳、これからのミュージシャンである。
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■フィドル |
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BACM-215 FIDDLIN' ARTHUR SMITH『Give Me Old Time Music』CD\2,573-(本体\2,450-)
Spring Street Waltz/There's More Pretty Girls Than One/Sweet Heaven When I Die/Beautiful Memories/Beautiful Brown Eyes/Crazy Blues 他全24曲
メロディを「ロンサム」に装飾するアメリカのフィドル・スタイルにもっとも大きな影響を与えたフィドリン・アーサー・スミス(1898-1971)の1930年代後半の録音集。たとえば、1931年の「砂に書いたラブレター(Love
Letters in the Sand)」などに見られるメロディ/コード感覚と微妙なスラーはそののち、チャビー・ワイズをはじめジム・シューメイトやベニー・マーティンらに受け継がれ、ブルーグラスを核としたアメリカン・フィドル・スタイルを形成していく。本作全24曲には1935〜37年のデルモア兄弟のギターとテナーギター/ボーカルが11曲、1938年のハウディ・フォレスターのセカンド・フィドルとバージル・アトキンス(bj)、ビリー・ボイド(g)、ジョー・フォレスター(bs)が3曲、そして1940年の録音にはビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズからのクライド・ムーディ(g)とビル・ウェストブルック(bs)との3曲、そして1946年ジミー・ウェイクリーと彼のスウィングバンドをバックにしたラジオ・トランスクリプションが7曲。ブルースやジャズをまとったポピュラー音楽の影響を受けつつも、南部アパラチア系の田舎音楽をベースにしたセンスが絶妙な味わいを醸しだす、すばらしい記録である。と同時に、ノスタルジックな「フィドル」の響きが堪能できるロマンチックな作品である。
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■ドブロ |
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PATUX-210 DARREN BEACHLEY & LEGENDS of the POTOMAC『Take Off』CD\2,573-(本体\2,450-)
昨年末亡くなったマイク・オルドリッジが最後に在籍したバンド、ダレン・ビーチリーとリジェンド・オブ・ポトマック、2010年のデビュー作。ドイル・ローソン&クイックシルバーでリード・ボーカルとして活躍したダーレン・ビーチリーがベテランのノーマン・ライト(m)やマーク・ディレイニー(bj)らと、「DCグラス」伝統のモダンなブルーグラス。それにしてもマイク、ドブロのトーンを聴いただけで「マイク!」と分かる、そしていつでも気を抜かない、そのミュージシャンシップには感動。ムーンシャイナー2013年2月号で追悼大特集。
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オールドタイム&フォーク新入荷 |
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COMP-4598 HEIDI TALBOT『Angels Without Wings』CD\2,573-(本体\2,450-)
Wine and Roses/Dearest Johnny/New Cajun Waltz/When the Roses Come Again/Arcardia 他全11曲
BBC放送が「フルートのような声はまさに楽器だ」と評するアイルランドのキルデア州出身の32歳、ハイジ・タルボット。夫のスコティッシュ・フィドラー、ジョン・マッカスカー(バトルフィールド・バンド)のプロデュースで、ティム・オブライエンやジェリー・ダグラス、マーク・ノップラーらをゲストに、トラッドフォークのメロディを念頭にあたらしく創られた彼女の曲を中心に聴かせる。高校を卒業後ニューヨークに渡り、21歳のときにアメリカの女性スーパーアイリッシュバンド、チェリッシュ・ザ・レディーズ(1985-)に参加、そののち2004年にジョン・ドイルのプロデュースでコンパスからダーク・パウェルやレイナ・ゲラートら、オールドタイマーらとソロ『Distant Future』を発表、その次のアルバム『In Love and Light』(2008)でインディーズの最優秀アコースティックアルバム賞を獲得してブレイク、翌年にはアイリッシュ・アワードで最優秀女性ボーカリストにノミネートされるトップアーティストとなっている。現在は夫とスコットランドのエジンバラ在住という。アイリッシュの清涼感は、バタ臭いアメリカンとはエライ違いで、なんと日本人好みなんだろう。うらやましいね……。
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オールドタイム&フォークお勧め作品 |
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COMP-4580 V.A.『Pa's Fiddle Primer』CD\2,573-(本体\2,450-)
ムーンシャイナー2月号「アパラチアのオールドタイム音楽C」で紹介したローラ・インガルス著『大草原の小さな家』に登場する音楽を集めた作品シリーズ「Pa's
Fiddle Project」。ローラの「とーさん」チャールズ・インガルスがオールドタイム・フィドラーだったことから、故ブッチ・バルダサリやマット・コムらナッシュビルの一級ミュージシャンたちがオールドタイム・レパートリーを最先端の音質とタッチで品良く演じるシリーズ3作品からのベスト集。オールドタイム音楽がすべからく「生々しく(ロウ)」なければならない訳はなく、このように19世紀の音楽が現代風の落ち着いた音とアレンジで楽しめるのもすばらしい。ホンマ、お勧め!!
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BOOK-48 TOM PIAZZA『The Southern Journey of Alan Lomax:Words,Photographs
and Music』Book+CD \4,515-(本体\4,300-、134頁ハードカバー写真集)
われわれが愛してやまないアメリカ南部ルーツ音楽、ブルーグラスもジャズも、そこに生活した人々と土の中から生まれるべくして生まれた音楽である。そんなルーツ音楽が商業発展をはじめた同時期、ラジオやレコードという文明の利器に「毒」される一歩手前の姿(音源と写真)を、アメリカ国会図書館に収めたアラン・ロマックス。その彼が1959年と60年、初めてドイツ製マイクにステレオ・レコーダーを持ってバージニア、ジョージア、アラバマ、ミシシッピー、ケンタッキー、テネシーを訪ねて、アパラチアン・トラッド、オールドタイム、カントリーブルース等々、貴重な音源のフィールド採集/録音の旅、「サザン・ジャーニー(南部旅行)」の様子を、当時の貴重な写真と選びぬかれた音源と共にトム・ピアッザが纏め上げた力作。写真に残された南部の人たちの生活、表情から「音」が聴こえてくるアメリカ南部音楽ファンに、そのより深い理解への大きな助けとなる強力お勧めです。ホンモノのフォーク(民の)ソングがどういう意味なのか、レッドベリーを発掘、ウッディ・ガスリーやピート・シーガーの活動を支え、60年代フォーク・リバイバルに多大な影響を与えたアラン・ロマックスがその根っこを見せてくれる秀作である。
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カントリー新入荷 |
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NONE534285 EMMYLOU HARRIS & RODNEY CROWELL『Old Yellow Moon』CD\2,573-(本体\2,450-)
Hanging Up My Heart/Invitation to the Blues/Spanish Dancer/Bluebird Wine/Blue Rider 他全12曲
1975年の実質的なデビュー作『Pieces in the Sky』の1曲目に抜擢したロドニー・クロウェルとの初の公式デュオアルバムは、その曲"Bluebird
Wine"を含めて4曲のクロウェル作品と、ロジャー・ミラー"Invitation to the Blues"、アレン・レイノルズ"Dreaming
My Dreams"、ハンク・ディビート"Hanging Up My Heart"など、ステュアート・ダンカン、ビンス・ギル、ビル・ペインら錚々たるバックアップを配したストレートカントリー作品。セルダム・シーンも誕生したワシントンDC郊外のブルーグラスのライブハウスから、グラム・パーソンズに認められて西海岸L.A.で開花した新時代の女性カントリーシンガーのトップランナー、カントリーの魂を都会のインテリ女性からの視点で捉え、その音楽性をリベラルに体現したことでオーガニックな音楽であるブルーグラスにも大きな影響を与えたすばらしいシンガー、エミルー・ハリスの最新作。2000年にノンサッチ(こんなんあれへん)レーベルに移ったのち発表したアルバム三作とも、ビルボード・カントリーチャート6位以内という、1980年代半ばからの低迷を抜け出し、あたらしい聴衆にも迎え入れられているエミルー・ハリス、すごいアーティストになりましたね。
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WB-533994 ASHLEY MONROE『Like A Rose』\2,363-(本体\2,250-)
Like A Rose/Two Weeks Late/Used/Weed Instead Of Roses/You Got Me/Morning After/Monroe Suede/She's Driving Me Out Of Your Mind/You Ain't Dolly.
エミルー・ハリスとクレア・リンチをよりバーサタイルにしたような歌の巧さのアシュリー・モンロー最新作はビンス・ギルのプロデュースで、バックには18サウス(エイティーンサウス=ジョン・ランドールやマイク・バブ、ガスリー・トラップらのロカビリーバンド)なども参加、カントリーを大きく捉えるビンスならではのプロデュースで、「カントリーとはかくあるべきだ」といった感のすばらしいアルバムだ。1曲目のタイトル曲は、5年もお蔵入りしていたというガイ・クラークとの共作、そして最後9曲目の"You Ain't Dolly"はブレイク・シェルトンとのデュエットで折り目正しいホンキートンク男女デュオで締めてくれる、スキのないすばらしいカントリー作品に仕上がっている。2008年、ロックアイコンのジャック・ホワイトとブルーグラスアイコンのリッキー・スキャッグス、そしてオールドタイムアイコンのダーク・パウェルといった凄いメンバーをゲストに迎えたナッシュビルのロックバンド「ラカウンターズ」の"Old Enough"という曲に抜擢されたアシュリー、それも空港でジャックに「昨日オープリで見たよ」からはじまったというラッキー娘。しかしそののち、メジャーレーベルとの調整がうまくつかずに、ソロとしては足踏みをしていたものの、ようやく陽の目を見たという本作。13歳のときにがんで亡くした父親はカーター・ファミリーに連なる一族という、久々の大物女性カントリーシンガーの登場を思わせる……その声と順応性を聴けば、分かる。
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SHBT-014 LYNN ANDERSON『Cowgirl』CD\2,573-(本体\2,450-)
If I Had My Boots/Bad Cowboy/I Rode in As a Stranger/All Hat & No Cattle/Bull Rider 他全12曲
今や女性カントリーの大御所、リン・アンダーソン(1947-)、2005年の『Bluegrass Sessions』につづいて翌年に発表された「カウガール」をテーマにしたウエスタン作品が、近年のレコード業界の流通不全も影響して今ごろ新入荷してきた……。1970年に発表された「ローズ・ガーデン」が大ヒット、わたしなんぞは南沙織で覚えているけど……!? いわゆる70年代のポップカントリーの寵児で、その分、大御所といわれてもピンと来ないけれど、両親ともにカントリーソングライターとして活躍したというサラブレッド。本作品はそんな父親ケイシー・アンダーソンがプロデュースしたという、2008年にウェスタン・ヘリテージ・アワードを受賞した作品。なお、2010年発表の通算33枚目のスタジオ作品で、現在のところ最近作『Cowgirl II』(SHBT-015 \2,573-)もある。
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HS-1006 O'BRIEN PARTY OF 7『Reincarnation; The Songs of Roger Miller』CD\2,573-(本体\2,450-)
In the Summertime/Tall Tall Trees/Swiss Maid/You're My Kingdom/King of the Road 他全11曲
1960年代のカントリー界にあって異彩を放った偉大なシンガーソングライター、ロジャー・ミラー(1936-1992)の隠れた名曲を、ティムとモーリーのオブライエン兄妹とその子供たち(ティムには男ふたり、モーリーには女ふたりの子供)、そしてモーリーの夫リッチ・ムーアの総勢7人のオブライエン組によるロジャー・ミラー曲集。ロジャーが有名になった"Dang Me"や"Chug-a-Lug"などはあえて避けつつ、しかしロジャー・ミラー独特の社会観や皮肉を見事に透かすような字あまり的面白さを見事に表現尽くした、さすが現在ブルーグラス/アメリカーナ界最高のシンガーソングライター、ティム・オブライエンの、ジョン・ガードナーのドラムス以外、ティムとリッチがほとんどすべての音を創った、じつに楽しいアルバムだ。ロジャー最大のヒット曲"King of the Road"は、さすがに最終局面でアルバムに入れることにしたという見事なアレンジだ。
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カントリー発掘、編集モノ新入荷 |
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OMN-101299 DON RICH『Sings George Jones』CD\2,730-(本体\2,600-)
The Race Is On/A Girl I Used to Know/White Lightning/She Thinks I Still Care/Love Bug/Walk Through This World with Me/Too Much Water 他全14曲
バック・オウエンズ(1929-2006)のバッカルーズを支えた最高のギタリストにしてバックのハーモニーパートナーのドン・リッチ(1941-1974)。わずか32歳、バイク事故でこの世を去ったドン、その未発表音源がバックの金庫から発見された!……「それはここ数十年のカントリー音楽界最高の発見の一つである」とまで言われる、ドン他界からほぼ40年目にして初めて陽の目を見るドン・リッチ初のソロアルバムである。しかも、ジョージ・ジョーンズ曲集!! カリフォルニア州ベイカーズフィールドで醸成されたカントリー音楽は、ナッシュビル産の湿り気のあるカントリーとは風合いの違う、またテキサスのシャッフルとも違う、サラッと乾いた手触りのあっさりとしたもので、ある評では、「シンプルなストーリーラインと口ずさみやすいコーラス、トワンギーなエレキ、しつこいほどのドラムのリズム、そして高く力強いドン・リッチとのデュエット!」ということになる。それはパイオニアであるバックとドンが1962年のある日、"You're for Me"の録音で示した、スネアドラムのシャッフルがタイトなハイハット――オフビートのアクセントがアグレッシブな半分のリムショットと半分のクリックの――に、そしてウッドベースがエレベに取って代わった(バック曰く)「フレイトレイン(貨物列車)」サウンドがはじまりだという。テキサス生まれでナッシュビルで成功したジョージ・ジョーンズ(1931-)は、まさに湿っぽいカントリーの代表格、そのヒット曲をベイカーズフィールドに乗せて歌い飛ばすという快作である。ドンが16歳のときからふたりで創り上げてきた音楽、長らくドンの死に関して沈黙を守っていたバックはほぼ四半世紀後、「誰にも言ったことがなかった、というよりも言えなかったけれど、私の音楽はドンが亡くなったときに終わったのです。そう、わたしは存在し音楽をつづけましたが、本当の喜びと愛、本当の稲妻と雷はあのときになくなったのです」と語っている。これはそんなドンが1970年7月、ベイカーズフィールドのバック・オウエンズ・スタジオで収録したドンの10曲と、同時期にバック・オウエンズ&バッカルーズとしてTV番組『Hee Haw』のために収録されたバックの歌う未発表ジョージ・ジョーンズのヒット4曲、のチョー貴重な合計14曲である。
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BACM-394 V.A『Classic Country Music on the Federal Label』CD-R\2,573-(本体\2,450-)
1950年に米キング・レコードがサブ・レーベルとしてスタートしたものの、短命だったフェデラルの珍しい録音を集めたコンピレーション。レノ&スマイリーがバックアップサポートするトミー・マグネスの4曲ほか、ビル・カーライルの5曲、コープ・ブラザーズのデュオ4曲、フィドリン・レッド・へロンの4曲など、珍しい1950年代カントリー全28曲。
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カントリーお勧め作品 |
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GTR-0301 SWEETHEARTS of the RODEO『Restless』CD\2,573-(本体\2,450-)
ザ・バーズの1968年名作アルバムから名付けたその名の通り、ウエストコースト風カントリーロックに乗ったユニークな姉妹デュオとして1986年のメジャーデビュー以来、人気を博したカリフォルニア出身のジャニスとクリスティンのオリバー姉妹、1996年のアルバムから16年ぶり再結成。1977年にバイロン・バーライン率いるグラスロックのサンダンスのオープニングをつとめたことから、ジャニスは当時19歳のビンス・ギルと結婚(97年に離婚)、クリスティンはギタリストのレオナード・アーノルドと結婚、ふたり揃ってナッシュビルに移ってからコロムビアからデビュー、1986〜96年まで活躍。子育てなどに一段落した彼女らが、ベーシスト、デイブ・ポメロイとの共同プロデュースのもと、凄腕ギタリストのケニー・ボーン、フライングブリトーズのアル・パーキンスやリック・ロナウほかをバックに、"Midnight
Girl / Sunset Town"、"Satisfy You" や"Blue to the Bone"などのかつてのヒット曲と最新曲を、さすがのベテランの味わいで演じるカントリーロック秀作である。
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BACM-399 RITA ROBBINS with DON WINTERS & HAWKSHAW HAWKINS『Don't Take
All The Love』CD-R \2,573-(本体\2,450-)
1950年代の女性ボーカル……、そう、先ほど亡くなったパティ・ペイジらと同様、張り(パンチ)のある力強さと、まだ女性が愛らしかった時代(ゴメン!?)の甘ったるさとを兼ね備えた、これぞ「アメリカン・ガール」といったリタ・ロビンズ(1932-)。ロカビリー旋風前夜、1954年にニューヨークのマンハッタンで録音された前半7曲、そしてチェット・アトキンズをはじめ、トミー・ジャクソン、ボブ・ムーア、オウエン・ブラッドリーほか、RCAレコードのセッションマンたちが、どーぞと言わんばかりの分かりやすいメロディと詩に最上のクラシックカントリーフレーバーを振り掛ける(途中、ホークショウ・ホーキンスとの1曲、兄のドン・ウィンターズとの6曲のデュオ、そしてドンのソロが4曲入る)ナッシュビル録音が19曲集。1曲目のオズボーンズとレッド・アレンもカバーした"If You Don't Somebody Else Will"から、もぅ、「戦後」というフンイキを知る人には堪らないメロディと詩、そしてリズムとコーラス、高度経済成長期の「アメリカン」……、とにかくノスタルジーに浸る1枚。
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KSCD-0306 MERLE HAGGARD『Today I Started Loving You Again plus Other #1
Hits』CD\1,365-(本体\1,300-)
Branded Man/If We Make It Through December/I Take a Lot of Pride In What I Am/Legend of Bonnie and Clyde/Daddy Frank/Always Wanting You/It's Been a Great Afternoon/Honey Hungry(Mike Lunsford)/You and Your Precious Love(Mike Lunsford).
マール・ハガードの1968年の代表曲をタイトルに、同曲を含むナンバーワンヒット8曲に、何故かマイク・ランスフォードの1976年ヒット2曲が付け加えられた10曲集。ま、自身の服役経験を書いた1967年の最初の自伝的ヒット曲"Branded Man"を含むマール・ハガードのナンバーワンが8曲でこの値段ならお値打ちかな……!?
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CW-TTJ1D THE TIME JUMPERS『Jumpin' Time』DVD\3.308-(本体\3,150-)(約2時間)
ナッシュビルのステーション・インで毎週月曜日に繰り広げられる懐かしいカントリーウェスタンからカウボーイ&ヒルビリー・ジャズの大セッション、タイム・ジャンパーズの超ハッピーライブDVD映像。ビンス・ギルをはじめナッシュビルの超一流セッションマンが、「ただ楽しみのために集まって」創る音楽には、たっぷりと愛情がこもっている。ゆったりと座って、ハッピーなエンタメをお楽しみ!!
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映像ものお勧め作品 |
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RCSI-1025D JIM & JESSE『Bluegrass Express featuring Bill Monroe & Bluegrass Boys and Lester Flatt & Nashville Grass』DVD\3,308-(本体\3,150-)
超お勧め!! 1972年、ブルーグラスがフェスの隆盛とともに米国で初めて注目を集めはじめたときに制作されたすばらしい30分TV番組。ホストのジム&ジェシーにはビック・ジョーダン(bj)、ジム・ブロック(f)、キース・マクレイノルズ(bs)で、ジェシーの凄いクロスピッキン・インストを含む3曲。レスター・フラット&ナッシュビル・グラスはローランド・ホワイト(m)、ポール・ウォーレン(f)、ハスケル・マコーミック(bj)、ジャック・マーティン(d)、ジョニー・ジョンソン(bs)での3曲。そしてビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズにはケニー・ベイカー(f)とジャック・ヒックス(bj)にジョー・ステュアート(g)とモンロー・フィールズ(bs)、ゲストにジェイムズ・モンローで4曲。そしてレスター、ビルともにジム&ジェシー1曲ずつの夢の共演。どーよ? あのLP2枚組フェスライブ『Bean Blossom』が録音されたのとほぼ同時期、第一世代ブルーグラスが絶頂期をキープしていたときの超貴重ライブ、とても大切な30分!!
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COMP-4577D V.A.『Pa's Fiddle: The Music of America』DVD\2,573-(本体\2,450-)
2012年1月6日、"Gum Tree Canoe"、"Gal I Left Behind Me"、"The Sweet By and By"、"Dixie / Battle Hymn of Republic"、"My Old Kentucky Home"ほか14曲、アメリカ人の心のふるさととも言える有名曲を軸に19世紀の音楽をナッシュビルのラブレス・カフェで収録、6月に全米公共TVネットで放映された特別企画番組『Pa's Fiddle(とーさんのフィドル)』のDVD盤。19世紀後半のアメリカ開拓を記録したローラ・インガルス著の大ベストセラー『大草原の小さな家』シリーズ、フィドラーで音楽好きなとーさん、チャールズのお気に入りでインガルス家のみんなが楽しんだ(小説に登場する)曲の数々をランディ・スクラッグスの音楽監督で現代風に再現したもの。歌手はカントリーのランディ・トラビス、ロニー・ミルサップ、ロドニー・アトキンス、新人女性アシュトン・シェパード、クリスチャンコンテンポラリーの女王ナタリー・グラント(ゴスペル音楽協会最優秀女性ボーカルを今年含め3度受賞)、ブルーグラスからリーとエレインのロイ兄妹、そして昨年ソニーからデビューした黒人学生ア・カペラ・グループのコミッテッドの全7組のシンガーが登場。バックアップにはこの日、父アールが米寿を迎えていたランディ・スクラッグス(g)がリーダー、ハートフォード・ストリングバンドのマット・コムのフィドルを中心に、シャド・コッブのクロウハンマーバンジョー、フート・へスターのマンドリンにデニス・クロウチ(bs)、チャド・クロムウェル(drums)。7人のカントリーやポップ系のシンガーたちの個性を大切にしつつ、19世紀のアメリカ、小説『大草原の小さな家』に書き留められた家族の音楽を、音楽学者の解説で背景を紹介しながら、現代風に紹介するすばらしいTVエンタメ番組だ。
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MP-0410 V.A.『Pioneers and Legends of Bluegrass』DVD\2,573-(本体\2,450-、カラー55分)
Mule Skinner Blues/Rawhide(Bill Monroe)/Folsom Prison Blues/Shuckin' the Corn(Lester Flatt)/That Silver Haired Daddy of Mine/Tis Sweet To Be Remembered 他(Mac Wiseman)/Are You Washed in the Blood 他(Lewis Family)/Hard Hearted/Paradise/Cotton Mill Man(Jim & Jesse)/500 Miles/I'll Stay Around(Bluegrass Alliance) 他全15曲
米国ブルーグラス界でさまざまな出来事があった1971年夏、元気なビルモンやレスターほか、第一世代ブルーグラスのトップアーティストたち、そしてまだNGR結成寸前、19歳のサム・ブッシュと20歳のトニー・ライスが参加するブルーグラス・アライアンスの2曲をはじめとした40年前の超お宝映像集!!
CCD-DLCC1 DEL REEVES『Country Carnival #1』DVD-R\2,573-(本体\2,450-)
1969年から70年にかけて放映されたデル・リーヴズのTVショーから、ゲストにはジェリー・リード、スキター・デイビス、トム・T.ホール、ジニー・C.ライリーほかによる2時間14分。
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BCSX-400 V.A.『Reno's Best of Bluegrass Box Set』DVD4枚組\4,725-(本体\4,500-)
ドン・レノの息子、マンドリン奏者のロニー・レノが製作/司会をしたTV番組シリーズ『Reno's Old Time Music Festival』から名演を選び、それぞれDVD作品『The Best of Bluegrass』、『The Best of Bluegrass Gospel, Part 1』、『The Best of Bluegrass Legends』(マック・ワイズマン/オズボーン・ブラザーズ/チャーリー・ウォーラー/レノ&スマイリー/ビル・ハレル/ラルフ・スタンレーのインタビューと演奏全10曲)、『The Best of Bluegrass Gospel, Part 2』として発売された4枚のDVDをボックスセットにした廉価もの。「Legends」以外はロンサム・リバー・バンド、エディ・アドコック・バンド、ドイル・ローソン&クイックシルバー、クレア・リンチ、J.D.クロウ、ラリー・スパークスほか、30アーティストによる全59曲のお徳用お楽しみDVD4枚組セット!!
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VES-13104D DAVID LAIBMAN『Guitar Artistry of David Laibman』DVD\3,308-(本体\3,150-、90分)
Nola/Red Carpet Rag*/Maple Leaf Rag*/Dallas Rag*/Pandora's Rag*/Dill Pickles Rag 他全14曲
1970年、フォークウェイズ社からエリック・ショーンバーグとともに名盤『New Ragtime Guitar』を発表、現代フィンガースタイル・ラグタイム・ギターの創始者として知られるデイビッド・レイブマン。その彼が、スコット・ジョップリンやジェイムズ・スコット、ジョセフ・ラムらのラグタイム・アレンジや自らのオリジナルを聴かせ見せる(上記「*印」を含む14曲の内7曲はDVDにpdfファイルとしてタブ譜が収められている)。また、自身のギタースタイルやアレンジ手法などについて語るインタビューもある。
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RC-127D BLUEGRASS 45『That's the Time: 1996 Reunion』DVD-R\2,573-(本体\2,450-、カラー43分)
You'd Better Get Right/Little Maggie/Blues Stay Away from Me/Orange Blossom Special/Blue Moon of Kentucky/Sudara Breakdown 他全11曲
1967年、NYのフォーククラブを模した神戸元町のコーヒーショップ「ロストシティ」で結成された6人組のブルーグラス・バンド、ブルーグラス45。メリケン波止場の船員や米兵に人気を博し、1971年6月から9月まで、米国東部/南部とカナダをツアー、当時はじまったばかりのブルーグラス・フェス・サーキットでセンセーションを巻き起こし、米レベル社からLP2枚を発表、帰国後解散したブルーグラス45。1996年春、前年の阪神大震災を機に解散25年を記念してリユニオン・ツアーしたとき、カメラマンの吉田恒星が制作監督したライブ・ドキュメント映像作品。恥ずかしながら、BOMスタッフふたりが参加。
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教則ものお勧め |
下記のほか、教則に関しては演奏レベル/ニーズに応じて、ご相談ください。 |
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RW-TAB ROLAND WHITE『Approach to Bluegrass Mandolin』CD2枚組+Book\6,090-(本体\5,800-)
ローランド・ホワイトのブルーグラス・マンドリン入門教則CD2枚組+60頁タブ本。「キャベツ」から"Jerusalem Ridge"までブルーグラス・スタンダードの全32曲、その暖かい人柄に包まれながら、とてもおいしいブルーグラス・マンドリンの本質を、初心者から中級者までのレベルで学ぶことができる。
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RW-CTAB CLARENCE WHITE『The Essential Clarence White Bluegrass Guitar Leads』102頁Book+CD2枚組\6,930-(本体\6,600-)
不世出の天才ギタリスト、クラレンス・ホワイトの教則本が兄、ローランド・ホワイトとその妻ダイアン・ボウスカの手によって完成。クラレンスの奏法の基礎となったクロスピッキンを14曲、みっちり学べる秀作。14曲のオリジナル録音CDと、ローランドやミッシー・レインズ(bs)によるリズム・トラックのカラオケCDの2枚組、そして各曲ごとにスティーブ・ポティアとマット・フリナーによる詳細な技術解説と楽譜とタブ譜。また、本書にローランドが書いたホワイト家とクラレンスや家族、そしてその音楽軌跡は、ムーンシャイナー誌2009年3月号から10月号まで、8回の連載で翻訳されている。 |
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楽器、その他…… |
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MISC-0017 KEITH TUNER スタンダードDチュー ナー2本組\32,550-(本体 \31,000-) (ステンレス・スチール)
MISC-0018 KEITH TUNER ゴールド スタンダードDチュー ナー2本組\43,050-(本体 \41,000-) (金メッキ・ステンレス・スチール)
4弦または1弦用キースチューナー \16,275-(本体\15,500-)(1個) 特注 納期2-3週間、エレキギターのシフト用も特注あずかっています。 またKeith Tuners部品も各種そろっています。またキース・チューナの基本オーバーホール\7,350-(税込み)。
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●CB-320 『Fマンドリン用ケース』\6,825-(本体\6,500-)
●CB-360 『ドレッドギター用ケース』 \7,350-(本体\7,000-)
●CB-367 『オープンバックバンジョー用ケース』 \7,350-(本体\7,000-)
●CB-369 『バンジョー用ケース』 \7,350-(本体\7,000-)
春です!!野外コンサートの季節です、ボウルダー・ブランドのアルパイン・シリーズ、お手頃価格のブルーグラス用ギグ・バッグが勢ぞろいです。スマートなデザインと持ちやすさ、担ぎやすさは抜群、恥ずかしながら、わたしもよる年波には勝てず、とても気に入って愛用しております。外から見ても、「お、バンジョ!」とか、「お、Fタイプ」とか分かるのも、くすぐるね。色はそれぞれ、フォレストグリーン(緑)、ネイビーブルー(青)、タン(黄褐色)の三種類。(マンドリンのタンのみ品切れ中)
ちなみに米国製、高級ギグバッグの「コロラドケース」、ギターとマンドリンの在庫がありますので、興味のある方はお問い合わせください。
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● リーガル・ドブロ RD-40 VS 定価 \89,250-(本体\85,000-)→\75,863(本体\72,250-)
Regal RD40VS Squareneck Dobro Guitar - Traditional Series, square neck, spruce top, mahogany back & sides, 1930s California-style body shape, original peghead inlay design pattern in abalone and mother-of-pearl, Power Reflex sound chamber. Finish: Vintage Sunburst
エントリー・モデルとしては充分すぎるスクエア・ネックのリーガル社製ドブロです。別売のスティーブンス社製のドブロ・バー(MISC-F3304 \2,100)と厚手のアイボロイドのサム・ピック(MサイズMISC-GP11 \210-)と戦前ナショナル復刻のフィンガーピック(MISC-NP2 \315-)があれば気分はジェリー・ダグラス、アンクル・ジョッシュ、マイク・オールドリッジ、ロブ・アイクスETC.ギグバッグ付
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●ケンタッキー・マンドリン model:KM-805 Artist F-model Mandolin \152,250-(本体\145,000-)→\129,413-(本体\123,250)
フラットマンドリンのスタンダード、ギブソンのF-5コピー・モデルの中では高い信頼を持つケンタッキー・ブランドの御手軽モデル。ネックのジョイント部分等、伝統的なギブソンF-5モデルに準じたデザインで、作りにこだわって製作されています。サム・ブッシュの愛器を模したブロック・インレイを採用、フラット・マンドリンらしい三角ネックで立ち上がりの良い音質は弾き込むに従って馴染んでくる事が期待できます。ライトケース付
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輸入雑誌 |
(以下の4誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白さをいかがですか) |
■フラットピッキン・ギター誌 |
隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/ジャズまで。一冊でさまざまな奏法が学べる。 |
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FGM-17.3 最新「2013年3〜4月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)
ランブリン・ジャック・エリオットをカバーストーリーに、22歳のスーパーピッカー、クリス・ラケット特集と"Down in the Willow Garden"タブほか、ジョー・カーはフラット&スクラッグスとメイベル・カーターの"False Hearted Lover"、ダン・ハッカビーは初心者向けトニー・ライス風"Why Don't You Tell Me So"、スティーブ・カウフマンは聖パトリックを祝してブロムバーグから学んだという"Rights of Man Hornpipe"。ジョン・カーリニは"Bolero"、オリン・スターはジャック・エリオット風"Roving Gambler"、マイケル・マダックスのハイポジにおける練習と"Bill Cheatham"、スティーブ・ボティアはビル・モンローの"Crossing the Cumberland"ほか、フラットピッキンギター上達にいたるヒントやタブ譜が音源とともに満載。
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FGM-17.2 「2013年1〜2月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)
マーシー・マークサーをカバーストーリーに彼女の"Girl Django"ほか、ギター修理のマーカス・イングストロム、タブ譜はクレイグ・バンスのドロップDフィドルチューン"Duck River"、ジョー・カーは"Blue Monk"、スティーブ・カウフマン"Temperance Reel"、ジョー・カーリニはなんと"Bolero"、ジェフ・トロクスェルはマット・フリナー作"Black's Fork"、ディックス・ブルースはKey of Dの"I Am a Pilgrim"、スティーブ・ポティアはクラレンスも顔を出す"Pain In My Heart"ほか、右手のアタックを強くする練習タブや左手のフィンガーボード習熟タブなど、フラットピッキンギター上達にいたるヒントやタブ譜が音源とともに満載。
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FGM-17.1 「2012年11〜12月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)
現在、グリーンカーズのギタリスト、カール・ミナーをカバーストーリーと"Little Applegate Road"ほか、プレストン・トンプソン・ギター紹介、元ホットライズのチャールズ・ソウテルの思い出、ウィンフィールド2012の特集ほか。定期コラムでは12月らしく"Silent Night"、"It Came Upon A Midnight Clear"、"Greensleeves(What Child Is This)"などのクリスマス曲、そして"Under the Double Eagle"、"New Camptown Races"ほかのタブ譜満載。
バックナンバーが品切れになりつつあります。現在庫は以下のとおりです。発行月とは無縁のギター教則モノとしてぜひお手許に!! 各CD付\2,625-
2006年7/8月号(FGM-10.5)、2007年1/2月号(FGM-11.2)、2008年3/4月号(FGM-12.3)、2009年7/8月号(FGM-13.5)、2009年11/12月号(FGM-14.1)、2010年1/2月号(FGM-14.2)、2010年3/4月号(FGM-14.3)、2011年5/6月号(FGM-15.4)、2011年7/8/月号(FGM-15.5)、2011年9/10月号(FGM-15.6)、2012年5/6月号(FGM-16.4)。 |
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【バックナンバーピックアップ】
FGM-14.1 Flatpicking Guitar Magazine「2009年11〜12月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)
サム・ブッシュ・バンドのスティーブン・モウジンのカバーストーリーと"My Home Across the Blue Ridge Mountains"と"Come Back Davy..."のタブ譜ほか、ドーグ風"Dawgapelli"、テキサス"Maiden's Prayer"、初心者"Christmas Time's Coming"、スティーブ・カウフマン"Greensleeves"、ジョン・カーリニ"Oh, Lade Be Good"のコード、"Red Haired Boy"や"President Garfield's Hornpipe"、また12月号らしく"Joy to the World"、"Silent Night"、"Christmas Song"などのクリスマス曲ほか、ジプシー・ジャズも含んでタブ譜満載の80頁。
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■バンジョー・ニューズレター誌 |
世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。 |
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BNL-13/02 最新2013年2月号 \525-
2011年のIBMA最優秀バンジョー奏者で、ただひとり最優秀フィドル奏者も獲得しているロン・スチュワートのカバーストーリーとタブ譜は"Crawford
County"、ロジャー・シミノフによる「プリウォーサウンドpart 2」はアール・スクラッグスの右手のアタックに関する考察、初心者は「知っておくべき10のリック」、トム・アダムズは「タブを書こう!?」、ジャネット・デイビスのバックアップは"America
the Beautiful"をネタにセブンスコードの使い方、アール・スクラッグスは先月に続いてジャムでの"Walking
the Floor Over You"ほか、クロウハンマーと、今月は1868年のクラシック・バンジョーに挑戦など、バンジョーに関する話題満載40頁。
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BNL-13/01 2013年1月号 \525-
懐かしや!アンディ・オウエンズと来日したジェフ・スロギンズのカバーストーリーとタブ譜は"Woodland Arch"と"Boundary Hunter"、そのほかアール・スクラッグスはシラブルで弾く"Walking the Floor Over You"、ハーモニー研究「枯葉B」、トム・アダムズは「発見されるのを待つ音たち」と題したちょっとしたアイデア集、バックアップは"Old Spinning Wheel"、初心者コーナーはコード進行のパターンリストほか、オールドタイム・コーナーと、バンジョーに関する話題満載40頁。
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BNL-12/12 2012年12月号 \525-
フィールド・レコーディングの研究家でフォーク・バンジョー奏者のスティーブン・ウエイドのカバーストーリーとタブ譜は"Rocky Hill"、"Arcade Blues"、"Banging Breakdown"、そのほかトム・アダムズはキーオブ「D」での"New River Train"、フレッド・ゲイガーのジャンゴ・ラインハルト"Are You in the Mood"、イアン・ペリーのフィンガーボード探索はデビッド・グリスマン"EMD"、アール・スクラッグスは50年代のライブから"Sawing on the Strings"などのタブ譜に、ロジャー・シミノフによる「プリウォーサウンドpart 1」、アレン・バンジョー社など。
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BNL-12/11 最新2012年11月号 \525-
スティープ・キャニオン・レンジャーズのグレアム・シャープのカバーストーリーとタブ譜は"Knob Creek"ほか、"Nine Pound Hammer"、エリック・ワイズバーグ"Duelling Banjos"、初心者はフィドル定番"Big Sciota"、コードメロディは「枯葉」、アール・スクラッグスはスクラッグス&フレンズのライブから"In the Pines"、トム・アダムズは"Skip to My Lou"とサークル・オブ・4thほか、アーサー・ハットフィールドのバンジョー工房インタビューなど、バンジョーに関する話題満載40頁。
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BNL-12/10 2012年10月号 \525-
セルダム・シーンのベン・エルドリッジをカバーストーリーのインタビューに、"Heartsville Pike"のタブ譜ほか、フィンガーボード探検"Crazy Creek"、キーGでハイポジのトム・アダムズ"Home Sweet Home"、ジェイソン・スキナーによるレノ・スタイルでの"Dixie Breakdown"、バックアップはキーCで"Wildwood Flower"、クロウハンマーはフランク・リーのインタビューほか、ウォルト・コーケン最新CDなど。
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BNL-12/09 2012年9月号 \525-
ロン・コディーのカバーストーリーはトニー・トリシュカによるインタビューとタブ譜はジャズ・スタンダードの"It's Only a Paper Moon"ほか、今月はジャズ・バンジョー特集号と銘打って、ベラ・フレックのマーカス・ロバーツ・トリオとの“Crossing the Imaginary Divide”、カイル・タトルによる“Autumn Leaves”のハーモニー、フレッド・ゲイガー“Cheek to Cheek”ほか、トム・アダムズのハイポジションにおける2弦のメロディはyoutube画像つき、初心者は"You Are My Sunshine"、 "Goodbye Liza Jane"、"I’ll Fly Away"など。
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BNL-12/08 2012年8月号 \525-
アラン・マンデがインタビューするトム・ムーアをカバーストーリーに、彼の"Merrywang Heart (for Tony Ellis)"のタブ譜ほか、アール・スクラッグスはライブでの"Life of a Poor Boy"、トニー・トリシュカ・バンジョー教室から"Redwing"、ジャネット・デイビスは、アールの"My Little Girl in Tennessee"のリードとバックアップ解析、トム・アダムズは典型的なキックオフ・フレーズ紹介、初心者の"Wabash Cannonball"と"You Are My Sunshine"、そしてクロウハンマーの数々など。そのほか、ファーガソン製パーフェクトピッチ・カポやパット・クラウドとハーモニカのデビッド・ナイディッチのアルバムなどの紹介など。
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BNL-12/07 2012年7月号 \525-
リトル・ロイ・ルイスと故ダグ・ディラードをカバーに、ブルーグラス界最高のショーマン、リトル・ロイの楽しいインタビューと"Keep on the Firing Line"、5月16日に亡くなった故ダグ・ディラードの特徴解析と"Dixie Breakdown""Hickory Hollow"。そのほか、ビル・エバンズ最新CD『In Good Company』から"Big Chief Sonny"、ビル・キース"Boston Boy"(1976年、デビッド・グリスマンのラウンダーアルバムより)、スウェーデンのトラッドバンド、ヴェーセンの"Hasse A's"と"Stamlaten"、フレッド・ゲイガーのコード遊び!?はスタンダードの"Rosetta"、初心者は"Wabash Cannonball"、オールドタイムは"Lorena"ほか。
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BNL-12/06 2012年6月号 \525-
ジャム特集号としてジャムの心得などのほか、カバーストーリーは英国のジョン・ドウリングとそのすばらしくユニークな奏法(インタビュワーはレオン・ハント)とタブ譜は"Rocker Shuffle / Lady Madonna"ほか、アールはさまざまなバックアップ例のほか"Whiskey Before Breakfast"、トム・アダムズはハイポジション"Old Home Place"ほか。
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BNL-12/05 2012年5月号 \525-
アール・スクラッグス追悼特集号が再入荷です。正規印刷物がなくならない内に、ぜひどーぞ!!
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BNL-12/04 2012年4月号 \525-
東京ディズニーランドにも来ていたロス・ニッカーソンのカバーストーリーと"Roundhouse"ほか、セサミストリートの人形でバンジョー奏者の蛙の「カーミット」のインタビューと"Rainbow Connection"、ブラッド・ペイズリーとのバトル"Man or Frog?"、アール・スクラッグスとラウドン・ウェインライトIIIの"Swimming Song"、トム・アダムズのハイポジションでの7thブルースほか。
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BNL-12/03 2012年3月号 \525-
ノーム・ピケルニーのカバーストーリーと"Jim Thompson's Horse"と"Fish & Bird"……凄いんです!ほか、タブ譜はスティーブ・マーティン"The Great Remember"、アール・スクラッグス"Before I Met You"、アレン・シェルトン"She Left Me Standing on the Mountain"、トム・アダムズ"Your Cheatin' Heart"など。サイトからYoutubeなどで確認できるようになっている。
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BNL-12/02 2012年2月号 \525-
バンジョー・ネック製作などで有名なロビン・スミスとアラン・マンデの表紙、タブ譜はマンデ"Dapple Patti"、ビル・エマーソン"Grandma's Tattoos"のバックアップ、フレッド・ガイガーのデューク・エリントン"In A Sentimental Mood"コードほか、"Angeline the Baker"や"Hot Corn Cold Corn"などのタブ譜。
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■ブルーグラス・アンリミテッド誌 |
米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。 |
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BU-13/03 最新2013年3月号 \840-
毎年3月号恒例の「楽器特集」は、ギター製作のケン・フーパー、トム・モーガンによる2013年版「ギブソン・バンジョー・カタログ・リプリント」、ギター&マンドリン製作家ジェラルド・アンダーソン、ドブロ製作家R.Q.ジョーンズなどの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
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BU-13/02 2013年2月号 \840-
ジム・ローダーデイルのカバーストーリーほか、マンドリンのスーパーピッカー、アラン・バイビー、ギター若手ジョーダン・タイス、オハイオのジェッツ・クリークなどの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の56頁
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BU-13/01 2013年1月号 \840-
サム・ブッシュを表紙に恒例の全米ブルーグラス・フェスリスト(数百箇所)と、ブリストル・リズム&ルーツ・リユニオン・フェス、ルディ・フェス、マウンテン・オープリハウスなど、各地のイベント特集に連載コラムほか。
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BU-12/12 2012年12月号 \840-
サード・タイム・アウトとマイク・オルドリッジがカバーのほか、IBMAのWoB週間特集、コミックバンド「クレバーリーズ」、パテント・ペンディングの特集ほか。
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BU-12/11 2012年11月号 \840-
ラリー・スパークスをカバーストーリーに、ラルフ・リンズラー、シャノン・スローター、スタンレーズのリッチRトーン録音でマンドリンを弾き、ロンサム・パイン・フィドラーズに"That's Why You Left Me So Blue"ほか名曲を残し、レッド・エリスとの活躍など、アーリー・ブルーグラスの隠れた立役者ジミー・ウィリアムズなどの特集ほか。
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BU-12/10 2012年10月号 \840-
ラリー・コードルのカバーストーリーに、ジョッシュ・グレイブスのフラット&スクラッグス時代、デル・マッカーリー・バンドで20年を過ごしたジェイソン・カーター、ワシントンDCの名物DJケイティ・デイリーらの特集に10月号恒例のブルーグラス・タレント名鑑。
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BU-12/09 2012年9月号 \840-
スティーブ・キャニオン・レンジャーズをカバーストーリーに、DCグラスの新しいレーベル、パタクサント・レコード、故ラリー・ライスの思い出、東京の米軍基地で育ったブルーグラス・ミュージシャン/評論家のジョー・ロスの「ブルーグラス・ソングライター神話」などの特集ほか。
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BU-12/08 2012年8月号 \840-
トラッドグラスの王道を行くジョー・マリンズ&レディオ・ランブラーズをカバーストーリーに、ムーンシャイナーで紹介したドックとアールの出会いと友情や盲目であったけれども大工仕事か電気工事まで、さまざまなことをやってのけた故ドック・ワトソンの私生活に関する話題、今春来日したテリーとシンディ・バウカム夫妻ほか。
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BU-12/07 2012年7月号 \840-
ドック・ワトソン、エバレット・リリー、ダグ・ディラード追悼のほか、ジェイムズ・アラン・シェルトン、デイリー&ビンセントのゴスペルについて、ビル・モンローとピーター・ローワンのデュオ名曲"Midnight on the Stormy Deep"のルーツがドイツのロマン主義にあるという話題ほか、尾崎兄弟のアルバム『Till We Meet Again』がレビューで好評を得ている。
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BU-12/06 2012年6月号 \840-
ヤンダー・マウンテン・ストリングバンドのカバーストーリーに、アール・スクラッグス追悼第2集「ブルーグラス・メモリーズ/ルイーズ・スクラッグス」、「アール・スクラッグス天才のサウンド」、「アール・スクラッグス葬儀リポート」ほか。
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BU-12/04 2012年4月号 \840-
ブルーグラス・ハイウェイのカバーストーリーほか、1970年のダグ・ディラード&エクスペディション(バイロン・バーライン/ロジャー・ブッシュ/ビリー・レイ・レイザム)訪問記、ノースカロライナのニュブルー、インテリタッチ・チューナー探訪ほか。
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BU-12/03 2012年3月号 \840-
アンリミテッド誌3月号の恒例「楽器特集」は、ベアード・ギターズ、マンドリン族楽器について、アジア産ノースフィールド楽器、ストラップ専門「ラコタ・レザー」、バージニア州ゲイラックスのるしあー、ジミー・エドモンズらの特集ほか。
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BU-12/02 2012年2月号 \840-
チャーリー・サイズモアのカバーストーリーほか、シエラ・ハル、バディ・グリフィン、IBMM「ビル・モンロー生誕100年」リポート特集など。
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BU-12/01 2012年1月号 \840-
1月号恒例、全米ブルーグラス・フェス・ガイドほか、フロリダ州のライブ・オーク・フェス、メイン州のトーマス・ポイント・ビーチ・フェスの特集や、ブルーグラスを支える女性パブリシスト特集などのほか、米国ブルーグラス情報満載の96頁。
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■オールドタイム・ヘラルド誌 |
内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。 |
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OTH-1303 最新第13巻3号 \1,260-
アルバート・ハッシュ・メモリアル・フェスのリポート、ミズーリ・フィドラーのR.P.クリステンソン、ウォルト・コーケンの連載「Tales from the Woods Vol.3」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
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OTH-1302 第13巻2号 \1,260-
全米フェス&キャンプガイド特集のほか、西アフリカ・ガンビア共和国ジョラ族のアコンティング奏者ラエモウアヒュマ・ジャッタのインタビュー、ウォルト・コーケンの「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話A」は「ショッティーシュ(ボヘミア起源のダンス)」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
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OTH-1301 第13巻1号 \1,260-
ダン・マーゴリーズ「ハンドメイド弦〜猫と馬の尻尾から生まれる音楽」をメイン特集に、アート・ローゼンバウム「北部ジョージアでの1日」、ウォルト・コーケン「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話」シリーズ第1回など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
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月刊『ムーンシャイナー』 |
1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、30年目です。 |
■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-
お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
■バックナンバー:各¥525-。
下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
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MS-3005 最新2013年3月号(通巻353号)\525-
4月に久々の来日、大阪、京都、名古屋、浜松、横須賀、東京でワークショップやコンサートをするビル・キースをカバーストーリーに、フルアルバム『Sailing Home』を発表し今月には全米ツアーをする女性トリオ、パイレーツ・カヌー、ハンク・ウィリアムズのセイクレッドソング解説、2012年年発表レコード総括、菅沼工房5弦フィドル製作記A、学生ブルーグラス断簡その壱「松本捺美(神大)と小形奈緒子(東北大)」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
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MS-3004 2013年2月号(通巻352号)\525-
ドブロのマイク・オルドリッジのカバーで追悼特集「ブルーグラスを変えたドブロ奏者」ほか、ブラザーデュオ秀作を発表した渡辺敏雄、かつてジューンアップル誌のスタッフだった菅沼利夫「5弦フィドルへの道@」、ラジオ関西「カントリーミュージック・トラベル」が今年20年、950回目を迎えているDJ阿部和則のリポート、1946年のブルーグラス誕生の年にオープリで出会った?ハンク・ウィリアムズとビル・モンローなどの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
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MS-3003 2013年1月号(通巻351号)\525-
アール・スクラッグスの右手の表紙写真にメイン特集は、村片和彦のアール・スクラッグス奏法解析「俺、アールやもん」と、先月号の50年前のフラット&スクラッグス『カーネギーホール』で「マーサ・ホワイト!」を叫んだ本人の当時のリポート「アール・スクラッグス異聞」ほか、市川慎一郎のボジョアギター“Slope D”「バンジョーキラー」修理リポート、若手ドブロ宣言「ドブロだって主役!」、60年前の1953年1月1日にアパラチア山中で息を引き取ったハンク・ウィリアムズの最後の1年ドキュメント、フットヒル・ドライブ「アメリカツアー記」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
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MS-3002 2012年12月号(通巻350号)\525-
50年前のフラット&スクラッグス『カーネギーホール』カバーストーリー特集ほか、1月に盛岡から沖縄まで、全国12ヵ所をツアーする井上太郎の「TARO & JORDAN」、千日前ブルーグラスアルバムバンドが伝えるアーリーブルーグラスの魅力!、手島家のマールフェス珍道中記B最終回、名古屋大学ブルーグラスの「本場に学ぶ!ナッシュビルとIBMAのWoB体験」ほか。
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MS-3001 2012年11月号(通巻349号)\525-
11月号恒例のIBMAアワード大特集号で現在の米国ブルーグラス・トレンドを一挙紹介のほか、16年ぶりに全国8ヵ所をツアーするブルーグラス45、手島家のマールフェス珍道中記A、名古屋大学ブルーグラスの「本場に学ぶ!ブルーリッジ紀行」ほか。
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MS-2912 2012年10月号(通巻348号)\525-
初のソロアルバム『First Tear』を発表した大塚章のカバーストーリーほか、フィクション・ブラザーズのハーウィ・ターナウアー来日、ドイル・ローソンIBMA名誉の殿堂入り、手島家のマールフェス珍道中記@、アール・スクラッグス追悼C「続・誰がブルーグラスを創ったのか?」、米国大学生の卒論「日本ブルーグラス研究B」旅行記最終回、ドック・ワトソン追悼Bほか!
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MS-2911 2012年9月号(通巻347号)\525-
10月来日予定の若手ウエストコースト派ブルーグラス、フェアウェル・ドリフターズのカバーストーリー、アリソン・ブラウン来日、今月14〜16日に関東ツアーに挑む神戸大学の女子ブルーグラス「まろんまかろん」(箱根フェス人気投票は堂々第2位!!)、アール・スクラッグス追悼B「誰がブルーグラスを創ったか?」、オールドタイム入門A「カロライナ・チョコレート・ドロップス」、イッツアクライングタイム最終回、米国大学生の卒論「日本ブルーグラス研究」旅行記、新潟県妙高市のウエストフラッシュの30年ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
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MS-2910 2012年8月号(通巻346号)\525-
ジミー・グドローの楽器遍歴寄稿「マンドリンとの50年物語」、絵本『あなたのひとり旅(Your Lone Journey)』、アパラチアとオールドタイム音楽@、パイレーツ・カヌー、ジェイコブ・シャープ「日本ブルーグラス旅行前編」、ハワイでブルーグラス、イッツ・ア・クライングタイムB、森繁昇物語「ナッシュビル着」E、日本ブルーグラス年表1975年ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
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MS-2909 2012年7月号(通巻345号)\525-
フラット&スクラッグスに囲まれたドック・ワトソンの追悼「アールとドックの友情」をカバーストーリーに、アメリカン・ハーモニー後編「バーバーショップからブルーグラス」、スー・トンプソン来日「ブルーグラス・ハーモニー・ワークショップ」、イッツ・ア・クライング・タイム「1972年渡米A」、森繁昇D「ロストシティ・キャッツ」、第1回稲葉和裕ブルーグラスキャンプ、日本ブルーグラス年表1974年ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
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MS-2908 2012年6月号(通巻344号)\525-
アメリカン・ハーモニー前編「グレゴリオ聖歌から南部教会音楽/シェイプノート・シンギングについて」ほか、ダグ・ディラード追悼、イッツ・ア・クライング・タイム「1972年6月渡米」、森繁昇「ロストシティ・キャッツ」、小樽「グラスオーセブン」、ジェイコブ・シャープ「米国学生ブルーグラス事情」、日本ブルーグラス年表1974年ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
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MS-2907 2012年5月号(通巻343号)\525-
アール・スクラッグス追悼特集@ほか、80歳を越えてのデビューアルバム『Til We Meet Again』を発表した尾崎ブラザーズ、弦楽四重奏団スーパージャズ・ストリングス「アメリカン・フィドルの旅」に参加して、WOB2011リポート「須田ギター後編/恐怖のグルーンギター体験!?」、森繁 昇物語B、橘 俊暁、日本ブルーグラス年表1974年ほか。
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MS-2906 2012年4月号(通巻342号)\525-
今月来日するテリー・バウカムをカバーストーリーに「ブーンクリークのドライブ」を検証とサンセットドライブ2012来日ツアー特集ほか、2月に来日ツアーしたパシフィック・リム・アコースティック・オールスターズ「奇跡のセッション」リポート、ウィンターグラス2012「ブルーグラス45」、WOB2011リポート「須田ギター前編」、名古屋・鶴舞公園フェス、森繁 昇物語A、日本ブルーグラス年表再開1974年ほか。
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MS-2905 2012年3月号(通巻341号)\525-
今アメリカでもっともブルーグラスがホットな街、ボストンの女性ブルーグラス、デラ・メイをカバーストーリー。日本ブルーグラス年表総集編「1950年代〜1973年」、2011年発売ブルーグラスレコード総括、元ロストシティーキャッツ森繁 昇物語@『陽が昇るまでに』、国本武春芸歴31周年『武春まつり』、バンジョー弾き語りデュオ『マダム&スー』、WOB2011「楽器リポート」ほか。
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MS-2904 2012年2月号(通巻340号)\525-
ヨー・ヨー・マ、クリス・シーリ、ステュアート・ダンカン、エドガー・マイヤーらのブルーグラス作品『Goat Rodeo Sessions』をカバーストーリーに、フラット&スクラッグスの1952年最高の録音を生んだジョディ・レインウォーター追悼、青山学院大「ブルー・マウンテン・ボーイズの50年」、奥沢明雄「きたむらいづみ『IZUMI』について」、神戸で3月4日「オールドタイム・ジャム&ダンス・パーティ」、WOB2011「楽器関連リポート」のほか。
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MS-2903 最新2012年1月号(通巻339号)\525-
2月に来日するケイシー・ドリーセンのカバーストーリーほか、祝米寿!アール・スクラッグス「誰がブルーグラスを創ったか?@」、セルダム・シーン40周年記念ライブ・リポート「ジョン・ダッフィの思い出とともに」、カントリー・ジェントルメン「1972年1月17日、来日から40年」、きたむらいづみ2ndCD『IZUMI』、ヨーマ・コウコネン&バリー・ミターホフ来日、長谷川健悦の復興フェス・リポート!
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