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B.O.M.Newsletter #384web
    
                             2012年10月10日
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INDEX


今月の注目作品
ブルーグラス新入荷
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
ただいま話題のベストセラー
B.O.M.特選コーナー
ブルーグラスお勧め作品
インスト新入荷
各楽器別お勧め再入荷作品
オールドタイム&フォーク新入荷
カントリー新入荷
カントリー発掘、編集モノ新入荷
カントリーお勧め作品
映像新入荷
映像ものお勧め作品
楽器その他.......
輸入雑誌
月刊『ムーンシャイナー』
B.O.M.ご利用方法



HOME PAGE で「今日の一枚」というコラムを設けました。日々推薦の新旧アルバムを紹介していますのでチェックをお忘れなく。

 今年最後というナッシュビルで開かれたIBMAから先週帰って来ました。今年もたくさんの刺激と収穫がありましたが、何よりもIBMAアワードショウの最後、ライマン公会堂でのスティーブ・マーティンが心を込めて贈ったアール・スクラッグス追悼の辞が胸に響きました。「このステージに1945年12月、アールがビル・モンローとレスター・フラットとともに立たなければ、われわれ、ここにいるすべての人たちの人生はまったく違ったものになっていた……」という言葉、多くの人が目頭を抑えていたように、わたしもこらえ切れませんでした。

 間違いなく、モンローのブルー・グラス・ボーイズに、あの日、あのとき、あそこでスクラッグスが参加していなければ、ブルーグラスという音楽はあり得なかった、そんな確信をみんなが共有した瞬間でした。みなさん、それぞれに軽重があるでしょうが、この音楽は、紛れもなく多くの人たちの人生を変え、ここに導いたのです。

 そんな音楽を創った最後のひとりが今年、この世を去りました。このブルーグラス音楽をこれから、継承し伝えていくあたらしい段階に入ったのだと思います。1996年にモンローが亡くなったときにも感じたブルーグラスのあたらしい時代がはじまるような気がします。これから、もっと面白そーですよ!!?

【「ブルーグラス45」 結成45周年記念ジャパンツアー】

◆11月、B.O.M.社長・渡辺敏雄とムーンシャイナー編集長・渡辺三郎の参加する、45年前に神戸で結成された「ブルーグラス45」が、在米メンバー、大塚章のアルバム『First Tear』発表と今年の米国ツアーを機に16年ぶりの全国ツアーをします。

40年前の1971年夏、3ヶ月に渡り米国東部/南部とカナダをツアー。日本人バンドとしてはじめてのグランド・オール・オープリ出演やマール・ハガード、ロレッタ・リンらの大規模カントリーパッケージショー、そして当時ようやくはじまったブルーグラス・フェスなどでセンセーションを巻き起こし、米レベル社からLPアルバム2枚『Bluegrass 45』、『Caravan』を録音/発売、日米のブルーグラス界を繋いだ伝説的なバンド……と言われています。各地の公演予定は以下の通りです。

11月16日(金)神戸、ロッコーマンホール

11月17日(土)神奈川、藤沢市労働会館音楽ホール

11月18日(日)東京、銀座・ロッキートップ

11月19日(月)名古屋、リトルビレッジ

11月22日(木)大阪、アナザードリーム

11月23日(金)兵庫、宝塚市西公民館

11月24日(土)愛媛、朝倉公民館3階大ホール

11月25日(日)高知、高知市文化プラザかるぽーと

総合(問)B.O.Mサービス、0797-87-0561、info@bomserv.com 詳細

                   印刷用PDFファイル(A3位まで使えます) 

◆月刊ムーンシャイナー最新10月号(\525-)は、大塚章のカバーストーリーほか、フィクション・ブラザーズのハーウィ・ターナウアー来日、ドイル・ローソンIBMA名誉の殿堂入り、手島家のマールフェス珍道中記@、アール・スクラッグス追悼C「続・誰がブルーグラスを創ったのか?」、米国大学生の卒論「日本ブルーグラス研究B」旅行記最終回、ドック・ワトソン追悼Bほか、日米ブルーグラス情報満載!!

月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)

\6,000- 半年間(6冊)\3,300-。単冊は\525-ですが、ぜひとも定期購読をお願いします。購読開始希望月をお知らせください、早速お送りします!!

またムーンシャイナー情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞご協力を、よろしくお願いします!

今月の注目作品
CCBC-2013 『2013 BLUEGRASS CALENDER』Book\1,890-(本体\1,800-)

 毎年恒例、ブルーグラス・ファン必携のブルーグラス・カレンダーが早くも登場です。昨年のカレンダーにはなかった毎日のブルーグラス界の歴史的出来事や誕生日などが記されたバージョンです。今回は「ブルーグラス・イン・ナッシュビル」をテーマに、ナッシュビル生まれの女性写真家、エーレン・アンノがステーション・イン、ライマン公会堂、グルーン・ギター等々、御馴染みのナッシュビル・スポットで撮影したというアーティストショットが毎月のテーマ。今年の主役はJ.D.クロウ、ラリー・スパークス、エディ&マーサ・アドコック、ジェシー・マクレイノルズ、メルビン・コーインズ、クリス・ジョーズ、ロニー・レノ、スペシャル・コンセンサス、ジェイムズ・キング・バンド等々。レターサイズ(変形A4)よりやや大きめの「30cm X 22cm」が見開きとなり、壁に掛けられる。何よりも、毎日の出来事や誕生日で、その日に聴くアルバム探しにも便利。ブルーグラス・ファンなら必ず持っておきたい恒例のカレンダー。

RC-127D BLUEGRASS 45『That's the Time: 1996 Reunion』DVD-R\2,573-(本体\2,450-)

(カラー43分)

阪神大震災を機に解散25年を記念してリユニオン。日本ツアーと米国ツアーを行った時期にカメラマン、吉田恒星が制作監督した作品が初DVD化。映像新入荷参照。

RUR-1108 AMERICAN DRIVE CD\2,573-(本体\2,450-)

ハイオクタン・ブルーグラスと話題の新バンドデビュー作。J.D.クロウの引退に伴ってニューサウスが生まれ変わります。ブルーグラス新入荷参照。

PR-1368 JOHN BOWMAN『Family Chain:The Songs Of Joe Isaacs』CD\2,573-(本体\2,450-)

今、もっとも話題のスーパーバンド、ボックスカーズのジョン・ボウマンのソロ。ブルーグラス新入荷参照。

FB-1001 NESSIE EXPEDITION『Hello City Limits』\2,000-(本体\1,905-)

東京の本格トラッドグラス、ネッシー・エクスペディション、'76年発表作品にデンバーのライブを追加。伝説のフィドラー、山本ジョーほか、ビル・モンローとのデュエットも収録。ブルーグラス発掘新入荷参照。

LDR-0036 RICHARD BENNETT『Last Train From The Poor Valley』CD\2,573-(本体\2,450-)

トニー・ライス・クローンとして知られるリチャード・ベネット、最新ソロ。ブルーグラス新入荷参照。

REB-1614 JOHNNY WARREN『Just Playin' in the Rain』CD\2,573-(本体\2,450-)

フォギー・マウンテン・フィドルの伝統を引継ぐポール・ウォーレンの息子ジョニー、1983年のデビュー大名盤、待望のCD化。ブルーグラス発掘新入荷参照。

SBR-012320 STEVE KAUFMAN & MARK COSGROVE『Goodnight Waltz』CD\2,573-(本体\2,450-)

チャンピオン・フラットピッカーのふたり、スティーブ・カウフマンと今春ブロムバーグと来日したマーク・コスグローヴのコラボ。インスト新入荷参照。

MANDO-0902 THE RAGTIME SKIDADDLERS『Mandolins at the Cake Walk』CD\2,573-(本体\2,450-)

マンドリン、マンドリン・バンジョー、ギターのトリオでの古色蒼然ラグタイム。インスト新入荷参照。

FOG-2012 FOGHORN STRINGBAND『Outshine the Sun』CD\2,573-(本体\2,450-)

現在もっとも熱いストリングバンド、フォグホーン・ストリングバンド最新第4作。女性二人にマンドリン、フィドル&バンジョー。オールドタイム新入荷参照。

OB-709 V.A.『Fiddle Classics: From the Vaults of County Records & Old Blue Records』CD\2,573-(本体\2,450-)

1965年から2012年まで主にカウンティ・レコードを通じて北米フィドル伝統の真髄を集めてきたリチャード・ネビンが、そのコレクションから厳選した有名曲を中心とした28曲。詳細はインスト新入荷参照。

MP-0511 MAC WISEMAN『Legacy:An American Treasure』DVD3枚組+CD\4,725-(本体\4,500-)

「ボイス・フロム・ハート」と称されるマック・ワイズマンの70〜80年代のTV番組などを集めたすばらしい映像集。エディ・アドコックのセカンド・ジェネレーションとのTVショーという驚きあり。映像新入荷参照。

RCSI-1073 TEEA GOANS『That's Just Me』CD\2,573-(本体\2,450-)

ナッシュビル・カントリーシーンからスウィングの効いた正統カントリー女性シンガー、ティーア・ゴーアンズの最新第2作。カントリー新入荷参照。

ブルーグラス新入荷
RUR-1108 AMERICAN DRIVE CD\2,573-(本体\2,450-)

Long Haul Trucking Man/Willow Creek Dam/War is Hell/Is It Too Late to Settle Down/Son of a Miner/Cowboys Still Act Like Cowboys/Gotta Travel On 他全12曲

優雅なリタイアー人生を送ろうとツアーからの引退を決めたJ.D.クロウ、その後釜にグラスタウンやブルー・ムーン・ライジングでメリハリの効いたバンジョーを聴かせていた若いジャスティン・ジェンキンズを迎えた「ハイオクタン・ブルーグラス」と話題の新バンド、アメリカン・ドライブのほっかほかデビュー作。そもそも、ドワイト・マッコール(父はアール・テイラーとの活躍で知られるトラッドグラスの権化ジム・マッコール)のテナー/マンドリンと、バリトンからテナーまで自在なレンジを持つリッキー・ワッソン(g)というすばらしいボーカリストを擁しているニューサウス、マット・デスペイン(d)とカール・パーキンス(bs)というメンバーそのものが新バンドに移行、9月のIBMA「WOB」でデビュー演奏した彼ら、まことに「気合い」のこもったバランスの良い演奏を聴かせてくれた。1970年代以降のブルーグラス・スタンダードを変えたといわれるニューサウス(トニー・ライス/リッキー・スキャッグス/ジェリー・ダグラスら)の伝統をそのまま受け継いだすばらしいハッピーミディアム・サウンドを聴かせる注目の新バンドデビュー作である。

LDR-0036 RICHARD BENNETT『Last Train From The Poor Valley』CD\2,573-(本体\2,450-)

Workin' Man Blues/Last Train from Poor Valley/Gentle On My Mind/Ballad of Jesse James/Wrong Road Again/I'm Thinking Tonite of My Blue Eyes/Georgia on My Mind/Don Quixote/Tennessee Waltz 他全12曲

上記の選曲に如実な、1970年代の衝撃をまともに被った世代であるニューサウス時代のトニー・ライスを髣髴させるギター&ボーカル、リチャード・ベネットの最新ソロ。バックアップにはロン・スチュワート(bj,f,m)、J.D.クロウ(bj)、リッキー・シンプキンス(f)、ダニー・バーンズ、シェイン・バートリー(m)ら、マール・ハガードを1曲目に、ジョン・ハートフォードやカーターファミリーやトラッド、ウィリー・ネルソンやトム・パクストンほか、自身のスペースグラス調インスト2曲も含みつつ、馴染みのカバー曲が次々と楽しいブルーグラス。70年代から故郷ケンタッキーで活躍、1990-95年まではJ.D.クロウ&ニューサウス、1996年にルー・リード&カロライナ、1998年にはジミー・グドローとマイク・オルドリッジとともにトリオ結成して4年間活躍、その間にトニー・ライス・ユニットやブルーグラス・アルバム・バンドで、トニーのトラとしても活躍したトニー本人も認める!?トニー・ライス・クローンである。近年はドリー・パートンのドリウッドでハウスバンドの一員として家庭を守っているという。最後の曲"Tennessee Waltz"のギターソロでも楽しませてくれるそのシュアなトニー・ライス・ピッキンは相変わらず冴え渡る。

PR-1368 JOHN BOWMAN『Family Chain: The Songs of Joe Isaacs』CD\2,573-(本体\2,450-)

Let Your Light Shine for Jesus/Garden Tomb/The Sea of Galilee/I'll Sail for Higher Ground 他全13曲

現在もっとも話題のホットなスーパーバンド、ザ・ボックスカーズでさまざまな楽器をこなし渋いサイドマンぶりを見せるブルーグラス職人ジョン・ボウマンの最新ソロ・プロジェクト。1991年、ドイル・ローソン&クイックシルバーのメンバーだったジョン・ボウマンは、ファミリーゴスペル・バンド、ジ・アイザックスとの出会いを通じて人生を変えたという(ジム・ミルズと一緒だった当時のクイックシルバー1992年作品『Pressing on Regardless』MME-7102 \2,079-も在庫中)。そのジ・アイザックスの父親でジョンの義父となったジョー・アイザックスはスタンレー・フリークとしても知られるすばらしいブルーグラス・ミュージシャンでシンガーソング・ライター、敬意と愛情を込めてジョーの作品を集めたのが本作。ボックスカーズではロン・スチュワートに譲った(自分はフィドル)実に趣味のよいバンジョーとギター、何よりもそのさわやかにしてクセのない美しいボーカル。そしてマンドリンにはアダム・ステッフィ、フィドルにはゲイラックスに店を構えるエドモンズ・ギター製作家としても知られるジミー・エドモンズ(有名バンドのツアーはないが、こんな人がいるだよ!)、ベースにベン・アイザックス、ドブロにはロブ・アイクス。どの曲も渋いブルーグラス臭100%の名曲だらけ、ジョンの控えめのミュージシャンシップがその美しさを際立たせる名演だ。すばらしく美しいバランスの取れたブルーグラス作品だ。

RUR-1103 LONESOME RIVER BAND『Chronology, Vol. 3』CD\1,837-(本体\1,750-)

Long Gone/Carolyn the Teenage Queen/Am I a Fool/Whoop and Ride/Money in the Bank/Harvest Time/Sorry County Blues/Sittin' on Top of the World 他全10曲

バンド結成30周年を迎えたロンサム・リバー・バンドが、これまでの道のりを振り返って過去のヒット曲を再演したシリーズ最終の第三作。先月紹介したシュガーヒル時代の再演『Chronology, Vol. 2』(RUR-1101 \1,837-)につづいて、比較的最近のヒット曲、中にはあの"Sittin' on Top of the World"を含んだ全10曲集。ブランドン・リックマン(g,v)という才人の加入で、一気に息を吹き返した名門、サミー・シーラー(bj)とマイク・ハートグローヴ(f)のシュアなブルーグラス伝統、そして美しいピック捌きが身上のランディ・ジョーンズ(m)とバリー・リード(bs)。1900〜90年代にブルーグラス界を席巻した激しいタテノリは影を潜め、ブルーグラス・トラッドに回帰しつつもモダンなテイストを加味するすばらしい大人のバンドに成長している。

LDR-038 JEFF PARKER『Go Parker』CD\2,573-(本体\2,450-)

I Hate to See My Darin' Go/Plant Some Flowers by My Graveside/When I Loved You/Let's Be Sweethearts Again/How Come You Do Me Like You Do 他全12曲

現在もっとも人気のあるブルーグラス・バンドのひとつ、デイリー&ビンセントで活躍するマンドリン奏者、ジェフ・パーカーのソロ最新第2作。その硬質なテナーボイスを活かしたイキのいいソリッドグラスと、昔懐かしいブルーグラス名曲を配しつつ、ロン・スチュワートのバンジョーとフィドル、サム・ブッシュ・バンドのスティーブ・モウジン(g)、マイク・バブ(bs)らの基本セットに、ビル・クリフトンほかの"Plant Some Flowers by My Graveside"と、テナーボイスが冴えるレノ&スマイリーの"Let's Be Sweethearts Again"の2曲にデイリー&ビンセントと、ヘイゼル&アリスの名唱で知られるルービン曲"When I Loved You"をシア・チェリーホームズ(bj)とのデュオなどのゲスト。また、故ラリー・ライスのバリトンがトレードマークだった"How Come You Do Me Like You Do"のぶっ飛ばしバージョンほか、クラシック・カントリー名曲"Hello Darlin'"など、カバー物も楽しめる。ロンサム・リバー・バンドからデイリー&ビンセントと、そのテナーボイスで買われたジェフ・パーカー、面目躍如のボーカル作品である。

JJ-1006 JESSE McRENOLDS『Love Songs from the Pick Inn』CD\2,573-(本体\2,450-)

Walk Through This World With Me/With This Ring I Thee Wed/Look At Us/Rose Of My Heart 他全14曲

サンディ・ロスマン制作のグレイトフル・デッド・トリビュートアルバムでロック・ファンの度肝を抜いて、老いて益々盛んなジェシー・マクレイノルズ(84)。強力なテナーで知られる2歳上の兄ジムを2002年末に亡くした後もオープリをはじめ各地のフェスで活躍、ボビー・オズボーンとともに第一世代ブルーグラスのすばらしさを聴かせてくれる。今作はジム&ジェシー兄弟が1964年にグランド・オール・オープリのメンバーとなったときに購入したナッシュビル郊外の農場が、2006年に「ピック・イン」として結婚式場やパーティ会場に生まれ変わった(現在もジェシーM.夫妻が所有しピッキンパーティも開かれるという)ことを記念して創られた結婚式のためのラブソング集。ジェシー大得意のロマンチックなバリトンボイスとブルーグラス界随一の美しい音作り、その美学を表現する最適のマルチ才人、スティーブ・トーマスが本職のフィドルのほか、ベースとギターも10曲で新録音を担当。そのほか、チャールズ・ウィットスタインとのデュオ"Rose of My Heart"ほか2曲、ベッキー&ソニヤ・アイザックスをハーモニーに迎え、ジミー・キャップス(g)、ジミー・ニューマン(steel g)、ビリー・リンネマン(bs)らナッシュビルサウンドを創ってきた大ベテランたちとのジェシーらしい美学のカントリーポップ調オリジナル曲など古い録音から4曲。そしてスティーブ・トーマスとの最後の新録音3曲、ヨハン・パッヘルベルの「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調(Cannon in D)」、ワーグナーの「結婚行進曲(Here Comes the Bride)」の2曲のインストと、そしてジェシーのボーカル「The Anniversary Song」は、ジェシー・マクレイノルズ美学を前面に、すばらしい録音だ。かつてのジム&ジェシーのブルーグラスとは違うが、ジェシーの持つ音楽観は不動だ。結婚式での曲探しに困った方にもこの一枚があれば安心...か!?

ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
REB-1614 JOHNNY WARREN『Just Playin' in the Rain』CD\2,573-(本体\2,450-)

Indian Creek/Tom & Jerry/Limerock/Saint Anne's Reel/Hiram's Hornpipe/What a Friend We Have in Jesus/Daley's Reel/Black Eyed Susie 他全12曲

1983年に発表されたこのアルバムの2曲、ジョニー・ウォーレンとスティーヴ・スクラッグスが奏でるフィドル&バンジョーにどれほど感動したことだろう。ポールとアールの息子たちが、父親たちと同じ感性のトーンを聴かせてくれる……そのとききっと、わたしは現在、21世紀の子供たちの活躍を夢に見たのかもしれない(それは見事に叶った!!)。ブルーグラスがいくらモダンになろうと、少なくとも親子の伝統は守られていくと確信する。現在もジョニーは、ここでも共演しているチャーリー・クッシュマン(bj)と「フォギー・マウンテン・フィドル」と呼ばれる切込みの鋭い父親ポール・ウォーレン(1918-1978)のレパートリーを守りながら2枚のアルバムを発表、なんと本作でも活躍、現在はブルーグラス・セッションに顔を出すことも少なくなったジェリー・ダグラス(d)がサイドを弾くだけに参加しているという贅沢な作品を発表している。ただアールの三男、末っ子息子のスティーブは1992年9月のIBMAアワード賞前夜、妻を射殺して自身も自殺という悲劇的な死を遂げている。その日、わたしも含めて多くの人がアールとルイーズ夫妻に会っていたのでそのショックは大きかった。ふたりの2曲のほかは、ローランド・ホワイト(m)、バック・ホワイト(piano, m1曲)、テリー・スミス(bs)が前述のチャーリー(bj)とジェリー(d)とともにバックを固め、スローな2曲にジョッシュ・グレイブスのすばらしいドブロ、ポールの18番ソング"Black Eyed Susie"だけにマーティ・ステュアートやケニー・イングラムら、当時ジョニーもメンバーだったナッシュビル・グラスが参加している。アーサー・スミスをアイドルにした父ポールのトーンとハートを大切にしつつ、テキサス・フィドルの美味しさも加味したすばらしいフィドル・アルバム、大推薦です!!

FB-1001 NESSIE EXPEDITION『Hello City Limits』CD \2,000-(本体\1,905-)

Windy Mountain/Angels Are Singing/I'm Lost and Never Find the Way/Sally Jo/Shuckin' the Corn/That's How I Can Count On You/Lee Highway Blues 他全27曲

今年のIBMA、ワールド・オブ・ブルーグラスに参加、その翌週10月6日にはケンタッキー州ロジーンのビル・モンロー生家で開かれたジュルザレム・リッジ・フェスに参加したばかり、東京の本格トラッドグラス・バンド、ネッシー・エクスペディションの1976年発表アルバムに未発表曲3曲("Country Rain"を歌うお茶目な本間が楽しめるぞ!?)と、すばらしいデンバーのライブ10曲を追加の全27曲集である。「伝説のフィドラー」山本ジョーをはじめ、本間正敏(m)、松本康男(g)、窪田光紀(bj)、そして今回の渡米には参加しなかった北島健次(bs)、渡米時のデンバーでのライブではビル・モンローとの共演2曲も収録している。全員が20代、日本のブルーグラスもようやく元服したような気分を迎えた1970年代半ば、その演唱は米国の50〜60年代のアーリー・ブルーグラスの熱さとエネルギーを横溢させたすばらしいものだ。楽器技術やブルーグラスの意味よりも、ひたすらに雰囲気を追った結果の勝利だろうか、その純粋無垢なブルーグラスは現在の日本ブルーグラスの伝統ルーツとなるに充分な高い精神性を持っている。

GT7-2188 V.A.『The Best of King and Starday Bluegrass』CD4枚組\4,725-(本体\4,500-)

アーリー・ブルーグラスにとってきわめて重要な役割を果たしたキングとスターデイ・レコード。R&Bやカントリー、ロカビリーにも重要な同レーベルからブルーグラスのさまざまなスタイル変遷を一望する4枚組全100曲に及ぶコンピレーション。プリブルーグラスのJ.E.メイナーズ・マウンテニアーズから、ジミー・マーティン&ボブ・オズボーンのトラッドお宝、スタンレーやレノ&スマイリー、ジム&ジェシーやムーア&ネピアー、レッド・アレン、バズ・バズビー、コニー&ジョーやレッド・エリス、そしてラリー・スパークスからカントリー・ジェントルメン、セカンド・ジェネレーションやニュー・グラス・リバイバルまで、1930年代から70年代までのブルーグラスを一望するコンピレーション。

REB-9501 RALPH STANLEY『Old Songs & Ballads』CD \1,575-(本体\1,500-)

Little Maggie/Dad's Old Rocky Field/Train 45/Short Life of Trouble/Gold Watch and Chain/Pretty Little Indian/Hemlocks and Primroses/Rocky Island/The Orphan Girl/Pretty Polly. 以上10曲

REB-9502 RALPH STANLEY『Old Songs & Ballads, Vol.2』CD \1,575-(本体\1,500-)

Little Birdie/I'll Remember You Love in My Prayers/Handsome Molly/Cluck Old Hen/Man of Constant Sorrow/Nine Pound Hammer/East Virginia Blues/Henry Brown/Rose Conley/Old Time Pickin' 以上10曲

今やブルーグラス第一世代のもっとも重要な宝となったラルフ・スタンレー(85)。今年も9月に秋のビーンブロッサムでしっかりと拝んできました。さすがにバンジョーを弾くことはなくなったけれど(一昨年はまだクロウハンマーを弾いていた)、そのテナーとアパラチアン・バラッドのすばらしさは衰えることなく偉大だった。本作はそんなラルフのもっとも評価の高いクリンチ・マウンテンの山中で両親や教会から学んだアパラチアの伝統的な唱法が堪能できるすばらしい10曲の第一集と第二集。録音データのクレジットはないが、ほとんどがこれぞスタンレーサウンドといった評価の固まったカーリー・レイ・クライン(f)やロイ・リー・センターズ(g)のいたレベル初期、1970年代の録音と思われるラルフ40代、若々しい声がすばらしい。ラルフのすばらしい民衆芸能をアルバムで堪能するにはちょうどいい各25分という、疲れない時間と10曲の廉価がいい。

ただいま話題のベストセラー
RCSI-1075 OLD & IN THE WAY『Old & In The Way』CD\2,573-(本体\2,450-)

Pig In A Pen/Midnight Moonlight/Old And In The Way/Knockin' On Your Door/The Hobo Song/Panama Red/Wild Horses/Kissimmee Kid/White Dove/Land of the Navajo. 以上全10曲

おそらく、1970年代に発表されたブルーグラス作品でもっとも売れたアルバムで、日米ともに長い間にわたって廃盤となっているピーター・ローワン(g)、デビッド・グリスマン(m)、バッサー・クレメンツ(f)、そしてアメリカン・ロック界のカリスマ、ジェリー・ガルシア(bs)らによる奇跡のブルーグラス・ライブ大名作のヨーロッパ盤が限定入荷。すでに会社がなくなった「LINE」レコードのレフトオーバー、いつなくなるか分かりませんのでご注意!! なお、グリスマンのアコースティック・ディスクから発表された同一メンバー同時期のライブ2枚、『High Lonesome』(ACD-19 \2,573-)と『Breakdown』(ACD-28 \2,573-)も在庫あります。

RCSI-1074D J.D.CROWE & NEW SOUTH 『Live from The Festival of Bluegrass & The Studio of KET』(2時間)DVD\2,888-(本体\2,750-)

Rock, Salt and Nails/Old Home Place/9 Pound Hammer/10 Degrees and Getting Colder/Beaumont Rag/Sin City/Train 45. plus 15 songs from 1999 Festival. 全21曲

伝説的な1975年のJ.D.クロウ&ニューサウス、トニー・ライス、リッキー・スキャッグス、ジェリー・ダグラスを擁したとき、唯一残るケンタッキー教育テレビでの映像(30分)が初めてDVD化!! 実はしばらく前からニューサウスのライブ会場で自分たちが売っていたのだが、リージョンコードが指定されており日本では見られなかったため、B.O.M.が特別にリージョンフリーを限定生産してもらい、このたび日本でも陽の目を見ることになったというモノ。このメンツでのニューサウスはわずか一年ほど(日本公演含めて)しか活躍しなかったが、このバンドを境に米国ブルーグラス・バンドアンサンブルが大変革をしたといわれるほどの影響を残した、まさにチョー貴重映像である。

ROU-9148 TIME JUMPERS『The Time Jumpers』CD\2,573-(本体\2,450-)

ナッシュビルのブルーグラス・メッカ、ステーションインで毎週月曜日に登場するウエスタン・スウィングをベースにしたクラシック・カントリー・バンド、つまり、これぞ正統「ホンキートンク・カントリー」と言わんばかりのタイム・ジャンパーズの最新作。2010年からビンス・ギルが正式メンバーとなり、さらにビンスが23年間在籍したMCAを離れたことによって実現した「夢の大カントリー」作品。ビンスの切ないカントリーバラッド、ライダーズ・イン・ザ・スカイのメンバーでもあるレンジャー・ダグ・グリーンのウエスタンとヨーデル、そして中心人物のケニーとドーンのシアーズ夫妻がクラシックカントリー曲などを歌い、トップスタジオミュージシャンとスター歌手が総勢11人が、怖いものなしでなんでも完璧にやってしまう、「これぞナッシュビル・カントリー」の手堅いサウンド、ご賞味あれ!!

COMP-4549 GIBSON BROTHERS『Help My Brother』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

本作で昨年の最優秀アルバムとボーカルグループ、ともに初受賞という快挙を成したギブソン・ブラザーズ。今年は最高賞であるエンターテイナーを獲得というサプライズ!! 現在、ブラザー・デュオという伝統の頂点に立つ兄弟、とてもいい!

ROU-0648 STEEP CANYON RANGERS『Nobody Knows You』CD\2,573-(本体\2,450-)

今年の1IBMA「WOB大会」は最後のナッシュビル開催ということもあり、約30人ほどの日本人が参加、B.O.M.からのツアーで参加した人たちにもっとも人気のあったのが彼ら、スティーブ・キャニオン・レンジャーズだった。映画俳優スティーブ・マーティンとの共演で一躍トップグループになった彼らだが、それ以前に新進バンドとして2006年にIBMA最優秀新人バンドを受賞した実力派。ノースカロライナの学生上がりの新鮮な感覚と、今年のIBMA最優秀ジャケットデザインに輝く本作のジャケットから、若いアパラチアの力が感じられる秀作だ。

B.O.M.特選コーナー
■ムーンシャイナー10月号関連商品
PATUX-231 大塚 章『First Tear』CD\2,573-(本体\2,450-)

この11月に一時帰国、ブルーグラス45と全国ツアーする予定の大塚 章のソロデビュー作に関する詳細が寄稿されている。アキラは1973年以降、アメリカにとどまり、数々のバンドに参加、地元銀行に勤めながらワシントンDC地区のブルーグラスに大きな功績を残している。そんなアキラが、デビッド・グリア(g)やマイク・マンフォード(bj)、リッキー・シンプキンズ(f)らを基本に、日本から兄のジョッシュ大塚、ロカビリーのビル・カーチェンを含むさまざまなゲストを迎えて演じるブルーグラス、ニューグラス、スウィングなど。恩人でもある故ジョン・ダッフィに捧げたラスト、ライブ録音"Heartaches"のエディ・アドコックとトニー・ライスが凄い!! 40年前に米国移住したアキラ、念願のソロデビュー作は、すばらしい作品になった。よくヤッタネ!!

M-017196 BLUEGRASS 45『Once Again from Kobe, Japan』CD\2,573-(本体\2,450-)

阪神大震災の1995年、神戸の復興とブルーグラス仲間の絆を大切に、ジョッシュ大塚(g)、渡辺敏雄(bs)、廖学誠(f)、李健華(g)、大塚 章(m)、渡辺三郎(bj)のブルーグラス45がリユニオンしたときのライブ作品。この翌年、ビル・モンローとブルーグラス45の恩人のひとりジョン・ダッフィが亡くなる年に、このCDを携えて日本ツアーと米国ツアーを敢行、DVD作品『That's the Time』(RC-127D \2,573-)(映像新入荷参照)も発表している。

MH-1063D DOYLE LAWSON『Through the Years』DVD\3,990- (本体\3,800-)

On the Sea of Life/Sweetheart You Done Me Wrong/Back Up and Push/Knee Deep in Bluegrass 他全32曲

今年のIBMA名誉の殿堂入りをしたドイル・ローソンを紹介している。「スクール・オブ・ブルーグラス」と呼ばれる彼のバンド、クイックシルバー結成25年を祝って、これまでメンバーが一堂に会したコンサートの映像2005年作品。(記事中写真で紹介したドイル唯一のマンドリン作品『Tennessee Dream』(REB-1778 \2,573-)はただいま品切れのため、予約受付中です)

ROU-0638 V.A.『Foggy Mountain Special: A Bluegrass Tribute to Earl Scruggs』CD\2,543-(本体\2,450-)

アール・スクラッグス追悼C「続々・誰がブルーグラスを創ったのか?」としてブルーグラスが生まれた1945年から48年のことを、知られざる逸話とともに紹介しています。本CDは、偉大なアールに現在のトップ・バンジョー奏者が捧げたすばらしいバンジョー集。

WOU-8630 FLATT & SCRUGGS『Folk Songs of Our Land/ Fabulous Sound of Flatt & Scruggs』CD\2,573-(本体\2,450-)

たしかに1955年までのフラット&スクラッグスはブルーグラスの鏡だが、レスターとアールのファンは、その蕩けるようなボーカルとアールのタイミングに翻弄される1960年代以降の作品、たとえば本作に収められたようなアルバムこそ宝物だというんだ(...!?少なくともわたしは!!)。1962年8月発売の『Folk Songs...』と1964年11月発売の『Fabulous...』の2枚のLPをCD1枚にまとめた蕩けるような全24曲。

HC-2011 ハニークッキーズ『Honey Cookies』CD-R\1,000-(本体\952-)

Freight Train/Scottsboro/In Tall Buildings/Gonna Lay Down My Old Guitar/あったかい歌。

関東で活躍するベーシスト、手島昭英さんが今春のマールフェス参戦リポートを、ベース視線で寄稿してくれた。本作は同行した息子、手島宏夢が参加する東京を中心に活躍する若手、ハニークッキーズの5曲入りデビューミニCDアルバム。

SFR-1003 TENNESSEE MAFIA JUG BAND『Poor Leroy's Almanack』CD\2,573-(本体\2,450-)

Uncle Eef/Gathering Flowers from the Hillside/Rabbit in the Log/Whoa Mule/Nero/Redwing 他全13曲

ナッシュビル郊外のグッドレッツビルと東京北砂が闘ったリトルリーグ・ワールドシリーズのリポートを送ってくれたマイク・アミステッドの参加するテネシー・マフィア・ジャグバンド。ブルーグラスとカントリーが分離する以前の「マウンテン」ミュージックを見事に再現するナッシュビル音楽のバックボーンでもあるすばらしいオタク集団による秀作。

AGR-1023 MIPSO TRIO『Long, Long Gone』CD\2,000-(本体\1,905-)

ムーンシャイナー6月、8月、9月にも登場、10月号で最終回。ノースカロライナ大学生バンドのマンドリン奏者ジェイコブ・シャープが日本のブルーグラスに興味を持ち、卒論のテーマとしてこの夏、日本調査研究旅行したリポート。本作はそのジェイコブが参加する「ミプソ・トリオ」の今春発表されたデビューアルバム。初々しい感性で書かれたオリジナルで現在の若者たちに訴えかけるメッセージを持ったフォーク系ブルーグラス。

SH-3916 DOC WATSON『Foundation: Guitar Instrumental Collection』CD\2,573-(本体\2,450-)

Black Mountain Rag/Windy & Warm/June Apple/Doc's Guitar/Billy in the Lowground/Victory Rag/Nashville Pickin'/Dill Pickle Rag/Cannonball Rag 他全16曲

アールについで亡くなったドック・ワトソン追悼Bは、ドックの銅像との出会いを山口健一さんが寄稿してくれた。本作はドックが1963年のデビュー作以降、さまざまなアルバム(初期バンガード時代の録音が多い)に残したインスト曲を集めた2000年作のベスト集。フラットピッキンとフィンガーピッキン、すでにデビュー当時から完成されていたシュアなピッキンがいつの時代もドックらしい正直さで貫かれている。こうしてじっくりと聴き直してみると、ドックの律儀な音楽性が偉大だったことに改めて気付く。最後には自分の息子の名前にもしたアイドルのマール・トラビスとの貴重なライブを含むドックのインストベスト全16曲集。

このほか、1960年代にデビューという遅咲きのドックにはさまざまな音源や映像が残されている。

SH-3966 DOC WATSON『Trouble in Mind: The Doc Watson Country Blues Collection 1964-1998』CD\2,573-(本体\2,450-)

上記インスト集と対をなすブルース集。

SH-3752 DOC WATSON『Riding the Midnight Train』CD\2,573-(本体\2,450-)

ドック唯一のブルーグラス・アルバム。

SHA-605D STANLEY BROTHERS & DOC WATSON『Pete Seeger's Rainbow Quest』DVD\3,307-(本体\3,150-、約2時間)

デビューしたばかり、ピート・シーガーがホストの1時間モノのTVシリーズ『レインボー・クエスト』に出演した貴重な白黒映像。スタンレー・ブラザーズがゲストのものとの2番組を収めたDVD作品。

■ムーンシャイナー10月号レビュー掲載作品
NONE529009 CAROLINA CHOCOLATE DROPS『Leaving Eden』CD\2,573-(本体\2,450-)

アパラチア/ピードモントがいかに豊潤な音楽に溢れていたかを感じることができるグラミー受賞黒人オールドタイム・ストリングバンド、カロライナ・チョコレート・ドロップスの最新アルバム。大推薦作です。

ROU-0648 STEEP CANYON RANGERS『Nobody Knows You』CD\2,573-(本体\2,450-)

スティーブ・マーティンとの共演で知られるスティープ・キャニオン・レンジャーズ最新ラウンダー作。

RUR-1102 LONESOME RIVER BAND『Chronology - Volume Two』CD-R\1,837-(本体\1,750-)

ロンサムリバーバンドが27年間のレパートリーを再演廉価版シリーズ第2弾。

REB-1852 PAUL WILLIAMS & THE VICTORY TRIO『Going To Stay In The Old-Tme Way』CD\2,573-(本体\2,450-)

ジミー・マーチンやロンサムパイン・フィドラーズの名ボーカリスト、衰えないクリスタルクリアなテナーを聴かせるポール・ウィリアムスの最新ゴスペル作品集。

UICV-1020 斎藤ジョニー CD\3,000-(本体\2,857-)

東北大学のブルーグラス・サークルからテイラー・スィフトのオープニング・アクトに抜擢、メジャーデビューを果たした斉藤ジョニー、初フル・アルバム。

HS2K-111 FAREWELL DRIFTERS『Echo Boom』CD\2,573-(本体\2,450-)

10月はじめに来日、東京音楽大学で無料の交流会、そして山形県酒田市の国際交流プログラムで出演。「ビル・モンローよりもペットサウンドの影響が濃い!?」と評されるナッシュビル・インディシーンのポップな若手ブルーグラス。

ブルーグラスお勧め作品
(すでにレター#375以前に紹介済みの作品です)
■話題のブルーグラス最近作
今、最も旬なブルーグラス・アルバムたち……
RUR-1102 LONESOME RIVER BAND『Chronology - Volume Two』CD-R\1,837-(本体\1,750-)

名門ブルーグラス、ロンサム・リバー・バンド最新作は、シュガーヒル時代のアルバム4作からの名曲を最新録音で再録した8曲入り廉価ミニCD、シリーズで3作が予定されるその第2弾。90年代に東南部ブルーグラスを席巻したLRBのすばらしい楽曲が装いあらたに楽しめる。

MH-1404 BALSAM RANGE『Papertown』CD\2,573-(本体\2,450-)

ノースカロライナの「グレートスモーキーとブルーリッジが出会うアパラチアの山深く」を本拠に、大ベテランと中堅で堅実に固めたサウンドと茶目っ気で5年前に結成されたバルサム・レンジの最新作。非常に高い評価を受けるアンサンブルで前作CD『Train I Missed』(MH-12952 \2,573-)のアルバムタイトル曲が昨年のIBMA最優秀ソングを受賞している。知る人ぞ知るバンジョーのマーク・プルエット(61)ほか、ローカル・ミュージシャンながらその楽しめるアンサンブルがすばらしい。

ARH-542 LOAFER'S GLORY CD\2,573-(本体\2,450-

Legend of the Johnson Boys/May You Never Be Alone/Let Me Fall/Is There Room for Me 他全13曲

ウエストコーストのサイドマンとして、ザ・ディラーズからジョン・デンバーまで、大きな功績を残したハーブ・ペダーセン(g)がもっとも愛する音楽、トラッドグラスを演奏する新バンド、ローファーズ・グローリーのデビュー作。カントリー・ガゼットで来日したビル・ブライソン(bs)、オールドタイム畑で活躍してきたトム・ソウバー(f)、そしてトムの息子でカリフォルニア一番のマルチプレイヤーというパトリック・ソウバー(bj,m)の4人。ハーブが若い頃参加したバーン&レイに回帰したような古いブルーグラスが快感だぞ。

MFR-120214 HEATHER BERRY & TONY MABE SHOW CD\2,573-(本体\2,450-)

Arkansas/Little Darling Pal of Mine/I Washed My Face in the Morning Dew/Shenandoah Waltz 他全14曲

ヒザー・ベリーとトニーのメイブ夫妻、第3作となる最新作は上記、オズボーンやカーター・ファミリーほか、とてもきれいなメロディを持つ曲を選び、ヒザーのエンジェリック・ボイスを堪能するようにマルチプレイヤーの夫トニーが支える。ヒザーはギターまたはオートハープを抱え、トニーはバンジョーをメインにギターとハーモニー、それに女性ハーモニーのジェミー・コリンズ(bs)という、基本三人のシンプルな編成。ゲストに一曲ずつ、ダーリン・ビンセントのハーモニーと、トニーとヒザーが交互に歌うカントリー調バラッドでランディ・クックのペダルスティールが入る。天使の声を持つと言われる女性ボーカルが、おいしいメロディーを歌い、夫ともうひとりの女性で美しいトリオ・ハーモニーがフォローする。自分たちの手の届く範囲内で創るホームメイド・ミュージックといった趣向である。

REB-1838 BIG COUNTRY BLUEGRASS『The Boys In Hats & Ties』CD\2,573-(本体\2,450-)

トミー・セルズを中心に、デリケートなビッグ・バンジョーを聴かせるリンウッド・ランスフォードほか通常5人組、バリバリの正統派ブルーリッジ系ブルーグラス。タイトル曲(トム・T.ホールとドン・リグスビー作)ではアーリー・ブルーグラス時代に小粋な「帽子とネクタイ」でアパラチア地方を席巻した第一世代ブルーグラスに敬意を表し、なんと2011年春のブルーグラス・ソングチャート第1位をヒット。カレン・ギャリーンやロイ・マクミランら、ブルーリッジ系の重鎮らの作品を並べた選曲も秀逸。ブルーグラスの真髄は中途半端じゃないローカル、それがホンモノを感じさせる。

MH-1390 THE GRASCALS『Life Finds A Way』CD\2,573-(本体\2,450-)

今春発表のグラスカルズ最新作。テリー・エルドレッジとジェミー・ジョンソンというすばらしいテナー系の2枚看板ボーカリストに、ダニー・ロバーツ(m)、若手ジェレミー・アブシャイアー(f)、そして4年連続IBMA最優秀バンジョー受賞の名誉が効いたのか、今作ではハッとさせてくれる技に磨きのかかった紅一点クリスティン・スコット・ベンソン、そして見事にハーモニーに溶け込むバリトンとベースでバンドを絞めるテリー・スミス。ラウンダーからマウンテンホームへの移籍第一弾は最近2作の企画ものとは違い、バンドとしての直球勝負。彼らの目標と同じく、ブルーグラスの芯を持ちながらのカントリーフレイバーでより幅広いファン層を狙う。すばらしいテリーの歌うジェイムズ・テイラーのカウボーイ子守唄"Sweet Baby James"、エルビスの"Mystery Train"ほか、メンバーのオリジナルや人気BGソングライター新作など全力投球作品。

RUR-1104 DARRELL WEBB BAND『Breaking Down the Barriers』CD\2,363-(本体\2,250-)

19歳でロンサム・リバー・バンドに加入以来、J.D.クロウのニューサウス、ロンダ・ビンセントのザ・レイジ、マイケル・クリーブランド&フレームキーパーズなど、高校卒業後から数々のメジャーバンドを経験した東テネシーをベースにする才人にして、すばらしいテナーボイスの持ち主でマルチプレイヤー(メインはマンドリン!!)ダレル・ウェッブ。自らのバンドを率いて2010年のデビュー作『Bloodline』(RHY-1064 \2,573-)につづく最新第2作。間違いないイーストテネシー産ブルーグラス。

■話題のインスト最近作
ROU-0638 V.A.『Foggy Mountain Special: A Bluegrass Tribute to Earl Scruggs』CD\2,543-(本体\2,450-)

Flint Hill Special/Reuben/Foggy Mountain Special/Randy Lynn Rag/Sally Goodin/Pike County Breakdown/Foggy Mountain Rock/Nashville Skyline Rag/Earl's Breakdown/Steel Guitar Rag/Ground Speed/Foggy Mountain Breakdown.

3月28日、88歳で亡くなったアール・スクラッグスに捧げられた、現在トップバンジョイストたちの新録音企画作品。偉大なアールを尊敬する12人、デビッド・タルボット、ジム・ミルズ、ロン・ブロック、チャーリー・クッシュマン、ラリー・パーキンズ、ロン・スチュワート、トム・アダムズ、J.D.クロウ、ジョー・マリンズ、トニー・トリシュカ、ケニー・イングラム、クレイグ・スミス、あえて言えば、アールの時代(1950〜60年代)よりも社会的に煮詰まっている21世紀、それぞれのアールへの思いを込めた素敵な12曲。

PC-6512 JASON BARIE『The Past Is Present』CD\2,573-(本体\2,450-)

現在、IBMA名誉の殿堂入りしたドイル・ローソンのクイックシルバーを支えるフィドラー、2008年IBMA最優秀インスト・アルバムの最終候補に選ばれた本作、当時はジム&ジェシーのフィドラーだったジェイソン・バリーのデビュー作。バンジョーのスティーブ・ディリングとボーカルにティム・メッシーのほか、楽器はほとんどジェイソン本人。ビル・モンロー音楽のノウハウを抽出し、ミュージシャンとして最大限の表現でコントロールする秀作オリジナル以外はモンローソングとマール・ハガード、そしてジミー・マーティン。全編すばらしく美しい、幸せになれるトラッドグラス作品。さすがトップグループに雇われるだけの実力の持ち主だということ!! そしてとても控えめなのです、すごい彼らは。

JMD-001 TARO & JORDAN『Did I Laugh in Your Dream?』CD\2,000-(本体\1,905-)

ゴンチチのチチ松村氏曰く、「マンドリンとギターだけで、このグルーヴと高揚感を醸し出すとは恐れ入った。アクースティックミュージックの究極の形に、身も心もスカッとする。二人の若きツボ師に乾杯!」と、すばらしいマンドリン&ギター・デュオ・アルバム。コピーに曰く、「カナダから来た最強のグルーヴ製造機、DUHKSのギタリスト、ジョーダン・マコンネルと縦横無尽のマンドリン井上太郎(中略)のオリジナル曲の数々、アイリッシュ、オールドタイム、ブルーグラス、結局何だって一緒……」とある。タウンズ・バン・ザントとチャズ・ジャスティスのカバー以外、すばらしいオリジナルを、ぜひ聴いてみてください。

NF-9069 BILL EVANS『In Good Company』CD\2,573-(本体\2,450-)

バンジョー奏者であり教育者でもあるビル・エバンズの最新作。デビッド・グリア(g)、マイク・マーシャル(m)、トッド・フィリップス(bs)、ダロル・アンガー(f)にトリスタン(cello)とタシナ(f)・クラーリッジ弟姉のセットでのオリジナルインストを軸に、インファマス・ストリングダスターズに若手マンドリン奏者ドミニク・レスリーを加えたセット、ティム・オブライエンとローリー・ルイスとのボーカルセット、そしてボストンの若手ジョイ・キルズ・サローの女性ボーカルをフィーチャーした若手シンガーソングライター、サラ・シスカインド曲(アリソン・クラウスが2曲取り上げている)などの歌モノをサンドイッチ。お楽しみは、基本セットでのビートルズ曲集、"Mother Nature's Son"、"You've Got to Hide Your Love Away"、"Lucy in the Sky with Diamonds"、そして見事なハードドライビング・ブルーグラスに仕上がった"A Hard Day's Night"の4連発など、バラエティたっぷりに楽しませる大秀作。

■ブルーグラス発掘・編集最近作
GT7-2145 BILL CLIFTON『Bluegrass Sound of Bill Clifton』CD\1,260-(本体\1,200-)

1962年3月に発売されたビル・クリフトンLP3枚目の名作がオリジナルのままCD化である。"All the Good Times..."や"Gathering Flowers..."、そして「Em」に落ちるコード進行が当時新鮮だった"You Don't Think About Me (When I'm Gone)"や"Girl I Left in Sunny Tennessee"など、あの懐かしい12曲が、あの明るいボーカルとともに還ってくる。今年4月に81歳を迎え、昨年9月のIBMAのWOBにも元気な姿を見せてくれたビル、今も元気で敬愛するカーター・ファミリーの土地にいる。スターデイ時代の録音はほかに『Gospel Side of Bill Clifton』(GT7-2225 CD\1,365-)があるのみです。

PCR-1302 THE DILLARDS『Mountain Rock』CD\2,573-(本体\2,450-)

Caney Creek/Don't You Cry/Reason To Believe/I've Just Seen the Face/Walkin in Jerusalem/Never See My Home Again/Somebody Touched Me 他全11曲

1968年、ダグの抜けたディラーズがその代わりに加わったバンジョーとテナーのハーブ・ピーダソンとともに成したウエストコースト・グラスロック大名盤『Wheatstraw Suite』を再現しようと目論んだ10年後の1900年、ソロ・キャリアを積んでいたハーブを再び擁したディラーズ、当時としては最新技術だったダイレクト・ディスク録音を2日間にわたって行ったとき、さらに当時では珍しいデジタル録音でバックアップとして録られた音がCDとして登場だ。「ブルーグラス/カントリーロック初のデジタル録音、ボリューム最高でドーゾ」と謳われている。で、演奏は、これがすごい!! むかし、初めて聞いたときは「何、これっ」と思ったのはなぜだろう? 何よりも、ロドニーのボーカルセンスとハーブの強烈なバンジョーとテナーに(スタンレー曲"Fields Have Turned Brown"でボーカルソロ)、クールなディーン・ウェッブのマンドリンとハモがいい。バーン&レイのレイ・パークがフィドルで参加。とても複雑なコーラスとアレンジにもかかわらず、またポール・ヨークのドラムスにエレキとエレベも伴ったロック指向で目一杯のボリュームで演じるその自信!!がバリバリと伝わる、ライブの醍醐味が味わえるのだ。エルトン・ジョンがほれ込んで初の全米ツアー(1972年)のオープニングに指名したというザ・ディラーズのすごいライブ能力とポップ性に今更ながら驚き、ホンマ、そのスタジオに迷い込んだような臨場感が味わえるぞ。

OXCD-6009 MULESKINNER『A Portpourri of the Bluegrass Jam』CD\2,573-(本体\2,450-)

オールド&イン・ザ・ウェイとともに限定入荷のC.ホワイト、D,グリスマン、R.グリーン、P.ローワン、B.キースによるスーパーバンド唯一のスタジオ録音盤。

RCSI-1029 JOHN HARTFORD『Aereo Plain/ Morning Bugle』CD\2,888-(本体\2,750-)[再入荷]

1970年代、あたらしいブルーグラス音楽の到来を告げたジョン・ハートフォード究極の歴史的名盤LP2枚がユーロから2on1。

BGOCD-298 COUNTRY GAZZETTE『Traitor in Our Midst/Don't Give Up Your Day Job』CD\2,573-(本体\2,450-)

ブルーグラス界に衝撃を与えた西海岸ロサンゼルスのポップなサウンドをまとったカントリー・ガゼットのデビュー作とクラレンス・ホワイトをゲストに迎えた第2作のLP2枚が1枚のCDに!!。

BGOCD-1016 COUNTRY GAZETTE『Country Gazette Live/Sunny Side of the Mountain/What A Way To Make A Living』CD2枚組\2,888-(本体\2,750-)

カントリー・ガゼット第3作から5作までのLP3枚が、イギリスでCD2枚となって再発売されている。

ACD-79 DEL & DAWG『Harcore Bluegrass in the Dawg House』CDR\2,573-(本体\2,450-)

John Henry/Walkin' the Dog/Highway of Regret/Save It! Save It!/A Good Woman's Love/I'm Thinking Tonight of My Blue Eyes/Hit Parade of Love/Tennessee Waltz/Come Back Darling/I'm Waiting to Hear You Call Me Darling/Unwanted Love/We Can't Be Darlings Anymore/Cabin of Love/Country Boy Rock & Roll/20-20 Vision/I'm Sitting on Top of the World.

デルのリズムギターがよく聴こえるドーグのマンドリンとのデュオ(1曲目"John Henry"と8曲目"Tennessee Waltz"の2曲)から、デル・マッカーリー・バンドとの真っ直ぐなトラッドグラス16曲集。デルのすごいボーカルはもちろん、ドーグの「好きでたまらない」といった思いを乗せた朴訥なボーカルで聴かせる「これがブルーグラスやで!!」。モンローはもちろん、スタンレーや何よりジミー・マーティンをメインにした前半、そしてフラット&スクラッグスやレノ&スマイリーらの名曲をメインにした後半のスタンダード・オンパレード。ビル・モンローの実質的な後継者として尊敬を集めるデル、一方ジャズの世界で功なし名を遂げたドーグことデビッド・グリスマン。そんなふたりが心底ブルーグラス、しかもその大本のトラッドグラス、洗練とは対極の山の民の心の本質を表わしたホンモノ・ブルーグラスを演じる。ブルーグラスをキーワードに生涯の友を得たふたりの愛情一杯作品だ。

インスト新入荷
SBR-012320 STEVE KAUFMAN & MARK COSGROVE『Goodnight Waltz』CD\2,573-(本体\2,450-)

Big Scioty/Cuckoo's Nest/Old Dangerfield/Farewell Blues/Molly Bloom/Lonesome Fiddle Blues/Pan Handle Rag/Angeline the Baker/Dixie Breakdown 他全15曲

チャンピオン・フラットピッカーのふたり、インストラクターとしても知られるスティーブ・カウフマンと今春デビッド・ブロムバーグと来日したマーク・コスグローヴのコラボ。ほぼ全曲、フラットピッカー必須のスタンダード・フィドル・チューンを中心にビル・モンロー、アール・スクラッグス、ドン・レノ、ジム&ジェシーからウエスタン・スウィング名曲、さらにアラン・マンデ&サム・ブッシュの知られざる名曲をバトルするバラエティに富んだフラットピッキン大会。発表は2010年だったが、ニューズレターでの紹介は初めて。

MANDO-0902 THE RAGTIME SKIDADDLERS『Mandolins at the Cake Walk』CD\2,573-(本体\2,450-)

A Florida Cracker-Rag Two Step/Peacherine Rag/Rag Time Chimes/Mississippi Bubble/Cuban Belles 他全13曲

実に愛らしい音色で古色蒼然としたラグタイム・ナンバーを演じるマンドリン(ニック・ロビンソン)、マンドリン・バンジョー(デニス・パッシュ)、そしてギター(デイブ・クリンケル)のトリオ、その名もラグタイム・スケダドラーズ。ターン・オブ・ザ・センチュリー、つまり19世紀から20世紀にかけてブルーグラスやジャズが登場する直前、スコット・ジョップリンをはじめ、1896年から1923年にかけて発表された作曲家のラグタイム譜からトリオにアレンジされた、映画『スティング』の世界から飛び出してきたようなサウンドが魅力のアルバム。何故か家にマンドリン・バンジョーがあるというブルーグラッサーもいるんじゃないですか?ついフラフラとその愛らしさに目がくらんで買ってしまった人!? そんな人に、これで安心。可愛い音だけではない激しさも秘めたマンドリン属のお楽しみです。

OB-709 V.A.『Fiddle Classics: From the Vaults of County Records & Old Blue Records』CD\2,573-(本体\2,450-)

Old Cow Crossing The Road/Leather Britches/Sally Johnson/Lime Rock/Bill Cheatum/Whistlin' Rufus/Arkansas Traveler/Cacklin' Hen/Sail Away Ladies 他全28曲

1965年から2012年まで主にカウンティ・レコードを通じてオールドタイム・フィドルの真髄を集めてきたリチャード・ネビンが、そのコレクションから厳選した、有名曲を中心とした28曲を聴かせる。1965年から1971年にカウンティ・レコードに録音された23曲は、トミー・ジャレルやフレッド・コックラムほかのブルーリッジ系、ベニー・トーマソンやソロモン兄弟ほかのテキサス系、ハイラム・スタンパーやケニー・ベイカーなどのケンタッキー系、リンドー・ファミリーのフレンチ・カナディアン系、シリル・スティンネットのオザーク系など、北米のさまざまなフィドルスタイルを収めており、言うまでもなくそれらは、ラジオ/レコードに影響される以前の地方スタイルを色濃く残している。一方、2010年から2012年にかけて録音された5曲には、現在の若いブルーリッジ系フィドラーたちがさまざまなスタイルの影響を取り入れているという興味深い作品である。ボーイングやメロディの捉え方に、地方それぞれの特色を聴き取る面白さから、フィドルがテクニックよりもリズムをグルーヴする醍醐味を味わうようになれば、あなたもオールドタイム・フィドルの魅力にはまる!!

各楽器別お勧め再入荷作品
(楽器奏法や教則、またCDに関してはミュージシャン歴豊富なスタッフがアドバイス、また楽器につきましては、本体やパーツなど、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
■ギター
PATUX-176 JORDAN TICE『Long Story』CD\2,573-(本体\2,450-)

ジョーダン・タイス、20歳にして2枚目、2009年作のフラットピッキン・ギター・アルバム。見事なフィドル・チューンから新世代のインストまで、圧倒的なテクニックと感性でメロディーを肉付けしていくバンドは、ノーム・ピケルニー(bj)、ケーシー・ドリーセン(f)、アンディ・ホール(d)の若者スーパーピッカーと、マーク・シャッツ(bs)。どれもが自然な流れでブルーグラス的であるのは、おそらく幼いころからフェスにどっぷり浸かった賜物か。バイオに曰く、「ブルーグラス家庭に育ちながらロック以外に興味をしめさなかった彼が15才の夏突然、87年のベラ・フレック"Drive"と89年のストレングス・イン・ナンバーズの音楽にのめり込んだ……」のだという。2006年のデビュー作『No Place Better』と今年発表の最新作『Secret History』もある。

CO-2744 LENA HUGHES, EARL BLAIR, LEWIS THOMASSON and E. C. BALL『Rurl Parlor Guitar』CD\2,573-(本体\2,450-)

19世紀後半、米国東部で流行ったパーラー・ミュージックが20世紀前半に南部に広まり、それぞれの地域/ミュージシャンに継承されていった。本作はそんな伝統を受け継ぐ最後の世代と思われるフィンガーピッカーたち4人、レナ・ヒューズ、アール・ブレアー、ルイス・トーマソン、そしてE.C.ボールが1967〜1971年に録音したソロ・ギター21曲集。アメリカン・ギターのルーツを知るにはこの上ない秀作として、また1970年代以降に大きく発展したフィンガーピッキン・スタイル・ギターのもっとも原初的な奏法の一端が楽しめるギター秀作である。時にはゆったりと座り直してエンシェントトーンの在り処を探してみてはいかが……?

■バンジョー
(ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、世界のバンジョー音楽をお見逃しなく!!)
COMP-4565 NOAM PIKELNY『Beat the Devil and Carry a Rail』CD\2,573-(本体\2,450-)

ブルーグラスをまったく異次元に運びつつあるパンチ・ブラザーズのバンジョー奏者ノーム・ピケルニーの凄い!!バンジョー2011年第2作は、スリーフィンガーバンジョーのハードルをさらに持ち上げるすばらしい作品だ。基本バンドはティム・オブライエン(m)、ステュアート・ダンカン(f)、クリス・エルドリッジ(g)、マーク・シャッツ(bs)にジェリー・ダグラス(d)が3曲。ゲストにはイーファ・オドノバン、スティーブ・マーティン、デビッド・グリアと天才少年アレックス・ハーグリーブズ、クリス・シーリとブライアン・サットン、マイク・コンプトンほか、さすがの一癖二癖が並ぶ。新世代のインスト!及びバンジョーファン必聴!! 3/4が4/4交差する名曲"Jim Thompson's Horse"のタブ譜は、バンジョーニューズレター誌2012年3月号参照、またアールもベラも出演、演技をする必見、本作の爆笑プロモビデオは「Bluegrass Diva」でググって見て(なお出演の映画俳優、エド・ハリスはビル・モンロー伝記映画のアール・スクラッグス役だというぞ!!)。

PATUX-196 JESSIE BAKER『Yessir!』CD\2,573-(本体\2,450-)

ドン・レノの音ツカミと、絶頂期アール・スクラッグスを思わせるロールの安定感を兼ね備えた録音当時18歳、ジェシー・ベイカー。昨年、マイケル・クリーブランドのフレームキーパーからシエラ・ハル&ハイウェイ111を経由してドイル・ローソン&クイックシルバーに移籍、火を噴いている。レノ、スクラッグス、そしてモンローのおいしい選曲で、基本バックはマイケル・クリーブランド(f)、デビッド・マクラフリン(m)、ダドリー・コンネル(g)、マーシャル・ウィルボーン(bs)。昨今の若者ブルーグラス、一方にジャズ/クラシック界まで足を伸ばす奴がいるかと思えば、こうしてわれわれおじさん達以上にディープに先人の偉業を尊敬し掘り下げる者もいる。ブルーグラスは不滅だぁーッ!! 超お薦めブルーグラス・バンジョー2009年作品!!

RCSI-1026 LARRY PERKINS & FRIENDS『I Just Want to Pick Like Earl』CD\2,573-(本体\2,450-)

誰しも「アールのように弾きたいんだ!!」って、思うよね。本作はそんなラリー・パーキンズが、ほぼ22年間にわたって録りためた楽しい22曲、アールとフラット&スクラッグス、そしてカーター・ファミリーに捧げたボーカル物とインスト物半々の秀作である。今は故人となったベニー・マーティン、アンクル・ジョッシュ・グレイブス、ジャネット・カーターをはじめ、今も元気なドック・ワトソン、カーリー・セクラー、ボブ・ムーアら伝説のミュージシャンたち、そしてチャーリー・クッシュマン(g)やロブ・アイクス(d)、ローラ(f)とジョン・カーター・キャッシュ夫妻、ロニー・マッカーリー(m)、フート・へスター(f)、マーク・カイケンダル(g)らのお仲間ほか、どの曲にもそれぞれの思いがこもった演奏を聴かせ、ついには最後にアールも登場という、実にバラエティに富んだ楽しいアルバム。ラリーは一音ずつにアールの呼吸(バンジョー/ギターともに)を込めることができる稀有のアールオタクである。バンジョー奏者のみならず、この抜けがたい泥沼を楽しむブルーグラス・ファンに捧げる秀作。

■マンドリン
COL-84118 YO-YO MA, STUART DUNCAN, EDGAR MEYER, CHRIS THILE『Goat Rodeo Sessions』CD\2,573-(本体\2,450-)

ムーンシャイナー誌2月号のカバーストーリーを飾ったヨー・ヨー・マの「ブルーグラス・アルバム」(本人談)。クラシック界で大ヒットしたマーク・オコナーとの『Appalachian Waltz』(1996)(COL-68460 \2,783-)と続編『Appalachian Journey』(2000)(COL-66782 \2,783-)つづいて、マがふたたびブルーグラスに取り組んだ意欲作。今回のお相手はクリス・シーリ(m,g,f)、ステュアート・ダンカン(f,bj)、そしてエドガー・マイヤー(bs)、ボーカルゲストにイーファ・オドノバン(クルキッド・スティル)。その研ぎ澄まされた楽器技術の上に、動じることなく強烈な自己主張をするクリス、……最強の弦楽四重奏団にファンキーなマンドリン男が加わった、まったくあたらしいブルーなグラシック音楽である。百言は一聴にしかず!! ヨーヨーにとって最大のヒット作になっているという。確実に時代は変わりつつある!! これはクリス・シーリのマンドリンのためのプロジェクトだ。

GT-5161 NASHVILLE MANDOLIN CD4枚組\2,573-(本体\2,450-)

なんと! CD4枚組全100曲のアメリカン・スタンダード曲のマンドリン・インスト集。かつて、4枚別々に売り出されたものが4枚組セット廉価盤で登場。バックはソフトタッチなナッシュビル・サウンドで、ミュージシャンのクレジットはないが、手慣れた一級のバックアップは間違いない。またマンドリンはおそらく故ブッチ・バルダサリと思われ、シンプルなメロディにチョッとしたスラーやメロディの選び方に非凡なタッチとトーンを聴かせる。BGMとしても楽しめるし、楽器を弾く人にはスタンダード曲のメロディを知る絶好の参考音源だろう。

■フィドル
CO-2731 KENNY BAKER『Frost on the Pumpkin』CD\2,573-(本体\2,450-)

1977年に発表された、ビル・モンロー歴代最高のフィドラー、ケニー・ベイカー(1926-2011)絶頂期の最高傑作とされるアルバム。バックアップはボブ・ブラック(bj)、サム・ブッシュ(m)、ジョー・ステュアート(g)、ランディ・デイビス(bs)、数曲にブレイン・スプラウスがツイン・フィドル参加。ジャンゴ・ラインハルトのジプシー・ジャズからインスピレーションを得たという1曲目"Bluegrass in the Backwoods"からポルカ、ワルツ、ブレイクダウン、オールドタイミーほか、録音当時50歳、ケニーのフィドルが最も充実していた時期、7曲のオリジナルを含む大秀作である。

COMP-4275 DAROL ANGER『Diary of a Fiddler』CD\2,573-(本体\2,450-)

フィドルの求道者ダロル・アンガーの1999年大名盤。ブルーグラス、ブルース、ジャズ、ケープブレトン(ケルト)など、さまざまな北米フィドルの第一人者をゲストに迎え、まさしく収録されているビートルズ曲"With a Little Help from My Friends"そのままの楽しい作品。ゲストは故バッサー・クレメンツ、ステュアート・ダンカン、サム・ブッシュ、ナタリー・マクマスター、マット・グレイザー、リチャード・グリーン、ブルース・モルスキー、ティム・オブライエン、そして10代のケイシー・ドリーセン他、フィドルの多様な楽しさが詰まったとても楽しい豪華作品。弓使いミュージシャン必聴!!

■ドブロ
RCD-05335 ROB ICKES『Road Song』CD\2,573-(本体\2,450-)

ロブ・アイクス最新2009年作。マイケル・アルビーのピアノとの究極の癒し系アコースティック・デュオで贈るジャズ・スタンダード10曲。そのうちハンク・ウィリアムズ"You Win Again"を含む3曲ではロビネラのすばらしい女性ボーカルが聴く者をさらに癒してくれる。ピアノの広がりのある響きの中で、ドブロしか持ち得ない独特の呟きや呻きが見事に混ぜ合わさって、メチャクチャ気色いい音を創っている。目を閉じてゆったりと聴きたい名品。ドブロ名盤たるべき超お勧めの一級作品!!

KOCH-9847 JERRY DOUGLAS『The Best Kept Secret』CD\2,888-(本体\2,750-)

ブッシュ/フレックらとの強烈ブルーグラスのほか、アリソン・クラウスが歌うソウル、CCRのジョン・フォガティーやジャズ・ギターのビル・フリーゼルらとのジャンルを越えた先端音楽集。ラップスティールのソロ"You Are My Flower"も聴きモノ。今年発表の最新作『Traveller』(EOM-2128 \2,573-)では、エリック・クラプトンと共演、ドブロをまったく別次元の楽器に引き上げた秀才ジェリー・ダグラスの2005年作品。

RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD\2,573-(本体\2,450-)

1963年に発表されたジョッシュ・グレイブス(1927-2006)とジェイク・ターロック(1922-1988)、フラット&スクラッグス時代の唯一のデュオ・アルバムが3曲の未発表インスト録音を含めて初CD化。バックにはカーティス・マクピーク(bj)、チャビー・ワイズ(f)、ハワード・ワッツ(bs)ら。ジョッシュのリードにジェイクのテナーのデュオ・ボーカル物と"Dobro Rhumba"や"Just Joshin'"など6曲のドブロ・インストで構成された、ブルーグラス・ドブロ史にとって超貴重な全15曲。

オールドタイム&フォーク新入荷
FOG-2012 FOGHORN STRINGBAND『Outshine the Sun』CD\2,573-(本体\2,450-)

Be Kind To a Man While He's Down/Homestead on the Farm/Going Home/Sweeter Than the Flowers 他全21曲

オレゴンをベースに、現在もっとも熱いストリングバンド音楽を聞かせるフォグホーン・ストリングバンドの最新第4作。レベッカ・ウィルムズ(g)とナディーン・ランドリー(bs)の女性二人に、カレブ・クラウザーの強力なマンドリンとボーカル、ステファン・リンドのフィドル&バンジョーが冴える現代ストリングバンドのトップグループ。IBMAショウケースでも4人が輪になって座り、ひたすらグルーヴを追い、かつカーター・ファミリーやブルーグラスのスタンダードなどをマウンテンムード横溢したむき出しの素朴な表現でブルーグラス・プロモーターから高い評価を得た彼ら、本作でもフィドル・チューンと歌モノ(男性/女性双方、カーターファミリーやヘイゼル・ディッケンズ名曲にスタンレーほか、クリフ・ウォルドロン=ジーン・ジョンソンとジミー・アーノルドの名演名唱が懐かしいのニューグラス"By the River"まで!!)を交互に、飽きさせない。ブルーグラスやカントリーのベースとなるオールドタイムを楽しめる強力お勧め盤。

OB-709 V.A.『Fiddle Classics: From the Vaults of County Records & Old Blue Records』CD\2,573-(本体\2,450-)

1965年から2012年まで主にカウンティ・レコードを通じて北米フィドル伝統の真髄を集めてきたリチャード・ネビンが、そのコレクションから厳選した有名曲を中心とした28曲。詳細はインスト新入荷参照。

■オールドタイム
5SP-8003 ALICE GERRARD & MIKE SEEGER『Bowling Green』CD\2,573-(本体\2,450-)

アパラチアの伝承音楽が現在も健在である最大の功労者である故マイク・シーガーが、その同志アリス・ジェラードと遺した1900年のLPアルバム全14曲と、1970年の日本ツアーで遺したライブ7曲、そして1900年のトミー・ジャレルとのトリオが2曲ほか全26曲、アリスとマイクのふたりが創り上げた録音をまとめた唯一のCDアルバム2008年作品。日本ツアーのライブ(函館から2曲と東京5曲)では、息のあった男女(ブラザー)デュオやカーター・ファミリーからロジャー・ミラーまで、カリフォルニア出身のアリスの音楽センスが光る。ムーンシャイナー誌2009年9月号から12月号までマイク・シーガー追悼特集(12月号では麻田浩さんの「1970年11月15日〜12月15日」日本ツアーの思い出あり)がある。われわれは41年前、すばらしいライブを見たんだねぇ!!

OWT-001 RAFE & CLELIA STEFANINI『Lady on the Green: Old Time Tunes & Songs』CD\2,573-(本体\2,450-)

Poplar Bluff/Dusty Miller/I Never Will Mary/Cowboy Trail/Blues Stay Away from Me 他全13曲

イタリアのボローニャ育ちながらアパラチアのオールドタイム音楽にのめり込み、1983年に米国移住、フィドル、バンジョー、ギターなどを弾き熟し、米国オールドタイム界の重要な位置を占めるようになった。1990年代にはダーク・パウェルとブルース・モルスキーとともにトリオ「L-7s」を組み、のちにはビッグ・ホーダウンというバンドに発展、ラウンダーからアルバム発表している。またレイフのソロではカウンティから3枚を発表、その実力のほどが知れる。そんなレイフが娘クレリアと共に創った最新第2作である。オールドタイム本来の飾り気のない音楽姿勢で、カーター・ファミリーやデルモア・ブラザーズの曲を含む13曲。

■日本のアーティスト
UICV-1020 斎藤ジョニー CD\3,000-(本体\2,857-)

夏の正体/D.P.T./お世話になります/Helpless/ぼくの友だち/One More Time/絶品ガール 他全12曲

昨秋のメジャーデビューミニCD『アイ・アム・ジョニー』(UICV-1017 \2,000-)から、早々と2枚目は自身の名を冠した初のフルアルバム。前作同様、プロデュース&アレンジャーに高野勲を配し、奥田民夫や岸谷香(プリンセス・プリンセス)らが参加という話題づくりとともに、ジョニーの瑞々しいオリジナルがバリバリのJ-Popに仕上がっている。……が、ジョニー自身のバンジョーやフラットピッキンに井上太郎のマンドリンと少路健介/Rayのフィドルなどの存在感もほどほどに出しつつ、ブルーグラス出身である斎藤ジョニーをメジャーでブレークさせようという試み。J-Popの良し悪しは別にして、バンジョーを抱えたジョニーがあちこちで見られる、そのことだけにでも応援のし甲斐があるというものだ。今年の宝塚でも爆発した若者ブルーグラス・パワー!バンジョー/マンドリン/ドブロ/フィドルなどを一生懸命に弾く彼ら、そんな若者たちをわれわれがサポートしなくて、どーする!!

BJR-02 SWAMPY TAKESHI『Roots & Immigrant Soul』CD \2,000-(本体\1,905-)

prologue/女神/根無し人/Stand Bar To Heaven/さだめ/鼓動/Bayou Jungle/Acadian Driftwood/ホーボーの唄/心のパラダイス/epilogue.

宣伝用の帯には「スワンピータケシが綴るルーツ音楽と移民達の魂」とある通り、カナダのアーケディア地方からミシシッピを下ってルイジアナに定住したケイジャンの音楽文化に軸足を置いた日本語のフォーク/ブルース作品。ブルーグラスの秋元慎(m)を含む関西ルーツ系音楽のミュージシャン16人が参加、ウッドストックの音楽エッセイ集『小さな町の小さなライブハウスから』の著者、片山明さんは、「基本はいわゆるシンガーソングライターのアルバムなのだが、歌に彩りを添える演奏とのコンビネーションが前例がないくらい刺激的だ。かつては久保田真琴、オレンジカウンティブラザーズといった似た指向性の音楽家はいたが、ここまで外来のルーツミュージックと日本語の折り合いをつけた作品はあっただろうか。これも、ある意味でクレオール的とも言える関西/大阪という土壌だからこそ生み出された音楽なのかもしれない」と評している。

PSR-0901/2 坂庭省悟『メモリアルアルバム 心の旅2』CD2枚組\4,000-(本体\3,810-)

漕げよ、マイケル/Foggy Mountain Breakdown、綿つみの唄/ぼくの古いギター、Black Mountain Rag/ギター教室/カーターファミリーメドレー 他全23曲

2003年12月、52歳という若さでいった坂庭省悟、2年前に発表された『心の旅』(完売)の第二弾。今回のアルバムは、坂庭省悟が大好きだった仲間たち、ソロ活動をはじめて以降の、宮崎勝之、有山じゅんじ、松田"ari"幸一、茶木みやこ、青木まり子と組んだMMS・PETA、そして盟友・城田じゅんじ、Shogo BRAND.でのライブ音源に加え、1970年フェスティバルホールでのマヨネーズの音源なども収録しているという。

RCSI-1062 PIRATES CANOE CD\1,050-(本体\1,000-)

RCSI-1063 PIRATES CANOE『too』 CD\1,050-(本体\1,000-)

大谷大学ブルーグラスで4人組女性ブルーグラス「フォーリップス」、そののち女性デュオ「ふたり乗り」などで活躍してきたマンドリンの河野沙羅と、このバンドでミュージシャンのキャリアをはじめたというハント鈴加(g)のふたりの英語詞のオリジナルを欅 夏那子のフィドルと岩城一彦のドブロ、そして吉岡孝のドラムスと谷口潤のベースがリズムを固めるパイレーツ・カヌー。2011年の第1作(RCSI-1062)と最新第2作(RCSI-1063)、ともに河野とハントの創るシュールな世界をバンドが巧く捉えているが、1枚目と2枚目の1年の時間差が完成度に表われている。フォノジェニックなハントのボーカルと向こう見ずな河野のマンドリン/音楽感性がうまくバンドに化学変化を促している様子が聴き取れる。第2作に収められた隠れトラックのインストなど、ストレングス・イン・ナンバーズ以来のアパラチア源流の世界観も感じられ、日本にも21世紀を体現するあたらしいユニットが生まれつつあるようだ。ムーンシャイナー8月号で彼女たちの特集がある。

BEER-0003 加藤 政彦『Barber 大岩』CD\2,310-(本体\2,200-)

恋は盲目/憂鬱な夏/酒飲みは酒飲めよ/飲んで酔う/とことん飲む/偽りの日々 他全10曲

1900年からギターをひきはじめたという加藤政彦、名古屋からオリジナルなブルースソングをすばらしいフィンガーピッキン・ブルースギターに載せるアルバム最新第3弾。ソロ、バイオリンやクラリネットと、またブルースバンドなどのセッティングでブルースる。……ブルースという手法が、何故昭和的下町ックなイメージをもたらすのか? ま、多分に大阪、憂歌団のヒットなんかが影響してるのかもしれないが、もっと遡ればエノケンあたりに軽ーく跳んじゃうんじゃないかな。そもそもラグタイム的コード進行(1/6/2/5など)というもの自体がチャップリン的哀しいコメディを感じさせるのだからかもしれない。ちょうどムーンシャイナーの連載「ブルーグラス史観によるアメリカ歴史概論」では「ブルース」の成立を紹介している。ただしブルースの本質は、決して解明できないことは承知だ。それはきわめて個人的なことだから。加藤政彦の詞はまさにブルースだ……!? 前作CD『あたしは不幸を呼ぶ女』(BEER-0002 \2,000-)もある。

カントリー新入荷
RCSI-1073 TEEA GOANS『That's Just Me』CD\2,573-(本体\2,450-)

このところ正統カントリーの本流をテキサスに奪われてしまった感のあるナッシュヴィル・シーンから、負けてはならじと名乗りをあげた女性シンガー、ティーア・ゴーアンズの最新セカンド・アルバム。本作では失恋の悲しみを歌うトーチ・ソングス他、ムーディな作品では感情たっぷりに歌い上げる。エディ・アーノルドの"Misty Blue"、クリス・クリストファーソンの"Nobody Wins"、ラリー・ギャトリン"I've Done Enough Dying Today"、デイリー&ビンセントのジェイミー・デイリーを迎えて男女カントリー・デュエットの典型を聞かせてくれる"That’s Just Me Loving You"やロンダ・ビンセントが取り上げていた"The World's Biggest Fool"、ウエスタン・スィング調"Pour A Little Love OnIt"、ラストの大スタンダード"Over The rainbow"まで秋の夜長にぴったりのムーディな女性カントリー作品。

RCSI-1077 WILL BANISTER『Turn Back Time』CD\2,573-(本体\2,450-)

伸びのあるバリトン声良し、今や伝統的ともいえる節回し良し、ルックス良しの三拍子そろったウィル・バニスター、前作『Turned Her On To Country』の大成功を受けての本格的正統派男性カントリー、上記のティーアと同じ第2弾にして最新作。

カントリー発掘、編集モノ新入荷
BACM-326 VARIOUS ARTISTS『Country Music On The Gold Star Label』CD\2,573-(本体\2,450-)

第二次大戦後、テキサス州ヒューストンに誕生したゴールドスター・レコードの貴重な28曲。それぞれ1〜2曲ずつ、ほとんどが無名なローカル・アーティストだが、1曲目のケイジャン・フィドラー&シンガー、ハリー・コーツの"Jole Blon"(1946年にビルボード4位をヒット)をはじめハンク・ロックリンやエディ・ノアック、また日本の夫婦デュオのチャーチバック・トリオの元になったレイ&アイナ・パターソンらの貴重な録音が収められている。戦後の米国南西部テキサスのローカル音楽シーンを垣間見ることのできるコンピレーション。

カントリーお勧め作品
KSCD-0306 MERLE HAGGARD『Today I Started Loving You Again plus Other #1 Hits』CD\1,365-(本体\1,300-)

Branded Man/If We Make It Through December/I Take a Lot of Pride In What I Am/Legend of Bonnie and Clyde/Daddy Frank/Always Wanting You/It's Been a Great Afternoon/Honey Hungry(Mike Lunsford)/You and Your Precious Love(Mike Lunsford).

マール・ハガードの1968年の代表曲をタイトルに、同曲を含むナンバーワンヒット8曲に、何故かマイク・ランスフォードの1976年ヒット2曲が付け加えられた10曲集。ま、自身の服役経験を書いた1967年の最初の自伝的ヒット曲"Branded Man"を含むマール・ハガードのナンバーワンが8曲でこの値段ならお値打ちだろう。

RCSI-1076 SALLY BURGESS & HOT CLUB of NASHVILLE『Reach for the Rhythmn』CD\2,573-(本体\2,450-)

Seems to be a Pattern Here/Sooner or Later/Magic Day/Mood Swing Thing-a-Ling/Sugar Moon 他全11曲

ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリのフランス・ホット倶楽部バンド以来、その粋なストリングバンド・サウンドをフォローする世界中のホット倶楽部にあって、さすが音楽の都ナッシュビル・ホット倶楽部バンドは守備範囲が広い。イギリス生まれのギタリストのリチャード・スミス(41)が率いるナッシュビルのホット倶楽部は、チャビー・ワイズからバッサー・クレメンツを排出したフロリダのブルーグラス・フィドル伝統を背負ったスーパーフィドラー、アーロン・ティルにもうひとりのギタリスト、パット・バージソン(アリソン・クラウスの元夫)、チャーリー・チャドウィック(bs)らがすばらしいスウィングを聴かせる。これがソロ7作目となるベテラン女性シンガー、オーストラリア出身のサリー・バージェスも水を得た魚のようにスウィングする。チェット・アトキンスの翼に抱えられてナッシュビルに移り住んだリチャードのセンスとアーロンの見事な弓捌きが快感だ。

RBRCD-012 PETER COOPER『The Lloyd Green Album』CD\2,573-(本体\2,450-)

ナッシュビル最大の新聞テネシアン紙の音楽記者でもあるピーター・クーパーが、自身のアイドルだったロイド・グリーンのペダル・スティールギターを迎え、ドラムスやベースをほとんど加えず、きわめてシンプルにロドニー・クロウェル&エミルー・ハリス、トム・T.ホール、クリス・クリストファーソン、ジョン・ハイアットらのカバーと自身のオリジナルを歌う。リチャード・ベネットのギターほか、ハーモニーにロドニー・クロウェル、フェイス・スターリング・マクリーン(ジョン・スターリングの元妻)、パム・ローズなど、シンプルなサウンドを守り、ロイド・グリーンのスティールが咽ぶスペースを上手に取っている。

HOTR-4159 AMBER DIGBY & MIDNIGHT FLYER『Live at Swiss Alp Hall』CD\2,573-(本体\2,450-)

Texas Honky Tonk/Together Again/How's the World Treating You/Sing a Sad Song 他全26曲

テキサスのど真ん中、ドイツ/チェコ移民の多い地域に110年の歴史を刻む、その名も「スイス・アルプ・ホール」で26曲、歌いまくるアンバー・ディグビー。マール・ハガードやバック・オウエンズ、ビル・アンダーソンやボビー・ベアほかのカバーを中心に、どう見てもフツーの女の子が、ホンキートンクしちゃうのがいい。テキサスの男たち、そして女たちを楽しませてきた歴史のあるビア・ジョイントで、「ホンキートンクに立ち寄って一杯の気分になれる作品」とハート・オブ・テキサス・レコード社長トレイシー・ピッコック氏お勧めのアンバー・ライブ。父はロレッタ・リン・バンドのベーシスト、母はコニー・スミスのバックアップ・シンガーだったというアンバー、生まれながらのホンキートンク・エンジェルなのだろうか……!?

映像新入荷
MP-0511 MAC WISEMAN『Legacy:An American Treasure』DVD3枚組+CD\4,725-(本体\4,500-)

I Wonder How the Old Folks Are At Home/Me & Bobby McGee/Catfish John/Keep on the Sunnyside/Mansion on the Hill/Jimmy Brown, the Newsboy/Love Letters in the Sand/Tis Sweet To Be Remembered 他全58カット

1948年にフラット&スクラッグス結成に参加、"We'll Meet Again Sweetheart"ほか4曲を残し、1949年にはビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズで"Can't You Hear Me Callin'"ほか4曲を残したマック・ワイズマン(87)。そののち、ドット・レコードのA&Rマンなどを務め、パット・ブーンの「砂に書いたラブレター」のヒットを生みながら自身もソロとして独自のブルーグラス・スタイルを確立、「ボイス・フロム・ハート」と称される稀有なボーカルを武器に最近まで活躍をつづけて来た。そんなマックのさまざまな表情を捉えたDVD3枚と、マックのヒット曲を収めたCDの4枚組(曲は重複します)。

1枚目DVD、1978年収録のいかついバックミュージシャンたちは誰かと思いきや、ビル・モンローのフィドラーとしても知られるマルチプレイヤーのベニー・ウィリアムズ(m)、オズボーンズの"Fastest Grass Alive"で歌われる「アル」ことアルビン・ブリーデン(bj)、ソニー・ミード(f)、ハリー・イースト(d)、ウディ・ケレンズ(bs)が、今からみれば荒っぽい、つまり生のエネルギーに満ちたすばらしい第一世代ブルーグラスを聴かせ、そしてマックのホットなこと!! そして後半はなんと、エディ・アドコックのセカンド・ジェネレーション(マーサ・アドコックg/ジーン・ジョンソンm/ジェフ・ワイザーf/ジョニー・キャッスルbs=ホンマ、エディの音楽の才が華開いたいいニューグラス・バンドだ!!)をバックに7曲("Virginia"や"Miss You Mississippi"などのセカンド・ジェネレーションのヒット曲も聴かせるぞ!!)、建国200年を意図したアメリカとブルーグラスの歴史を組み込んだ企画を含めてマックのナレーターとしてのすばらしい才能も見せる。70年代のトラッドグラスとニューグラス双方を楽しめる二本のTV番組、合計48分。

2枚目DVDは、1900年頃、アラバマ・ジュビリーで収録という「Live in Concert」。すばらしいバックはアロハシャツとサングラスでラフにキメた怪しい若者たち、なんとデル・マッカーリー・バンド(ポール・シルビウスbj、ジョン・グリックf、ジェリー・マッカーリーbs、マンドリンは変装したロニーか)だという。リゾート地でのリラックスしたライブの様子が楽しい55分のライブ。

3枚目DVDは、1900年代『New Country』というTV番組から、アメイジング・フィドルのバディ・スパイカー(呼吸の仕方が見えるよ!!)にスティールギターとドブロにバディ・エモンズというバディーズを配し、ビック・ジョーダンのバンジョーほかドラムやピアノも、完璧なバックアップに囲まれて悠々と歌い飛ばすマックが快調だ。が、8曲目のフィル・ボウらしきすごいエレキが聴こえたとたん20分で途切れる。そしてアーチー・キャンベルとの1983年のインタビューを含めた2曲。そして1900年収録の『New Country』から3曲。この3枚目DVDは、「カントリールーツ」とサブタイトルされ、ナッシュビル・ミュージシャンの実力を見聴きする50分。

そして4枚目はボーナスCDとして、最初に録音された自身とギターだけのコンサート。ギター1本で聴かせるこの「ボイス・フロム・ハート」、本領発揮である。13曲目からリトル・ロイ・ルイスのバンジョーが、17曲目からポリー・ルイスら、ルイス・ファミリーが参加してハーモニーでゲストの全19曲。

チャーリー・ウォーラーをはじめ、多くのシンガーに影響を与えた偉大なブルーグラス・シンガーマック・ワイズマンの70〜80年代のTV番組などを集めたすばらしい映像集である。

BCSX-400 V.A.『Reno's Best of Bluegrass Box Set』DVD4枚組\4,725-(本体\4,500-)

ロニー・レノが製作/司会をしたTV番組『Reno's Old Time Music Festival』から名演を選び、それぞれDVD作品『The Best of Bluegrass』、『The Best of Bluegrass Gospel, Part 1』、『The Best of Bluegrass Legends』(マック・ワイズマン/オズボーン・ブラザーズ/チャーリー・ウォーラー/レノ&スマイリー/ビル・ハレル/ラルフ・スタンレーのインタビューと演奏全10曲)、『The Best of Bluegrass Gospel, Part 2』として発売された4枚のDVDをボックスセットにした廉価もの。「Legends」以外はロンサム・リバー・バンド、エディ・アドコック・バンド、ドイル・ローソン&クイックシルバー、クレア・リンチ、J.D.クロウ、ラリー・スパークスほか、30アーティストによる全59曲のお楽しみ!!

RC-127D BLUEGRASS 45『That's the Time: 1996 Reunion』DVD-R(カラー43分) \2,573-(本体\2,450-)

You'd Better Get Right/Little Maggie/Blues Stay Away from Me/I Don't Love Nobody/Orange Blossom Special/Blue Moon of Kentucky/Sudara Breakdown 他全11曲

1967年、NYのフォーククラブを模した神戸元町のコーヒーショップ「ロストシティ」で結成された6人組のブルーグラス・バンド、ブルーグラス45。メリケン波止場の船員や米兵に人気を博し、さまざまな音楽をブルーグラス・スタイルで演奏、ジャンルを越えたエンターテイメントでフォーク/ロックを含めた幅広い人気を得て、1971年6月から9月まで、米国東部/南部とカナダをツアー。日本人バンドとしてはじめてのグランド・オール・オープリ出演やマール・ハガード、ロレッタ・リンらの大規模カントリーパッケージショー、そして当時ようやくはじまったブルーグラス・フェスなどでセンセーションを巻き起こし、米レベル社からLPアルバム2枚『Bluegrass 45』、『Caravan』を録音/発売して帰国後解散したブルーグラス45。1996年春、前年の阪神大震災を機に解散25年を記念してリユニオン・ツアーしたとき、カメラマンの吉田恒星が制作監督したライブ・ドキュメント作品。こののち、同年IBMA「WOB」ほか、ライマン公会堂やバーチメアなど米国ツアー、また2006年にはビル・モンローのビーンブロッサム・フェス40周年に招かれたり、今年はシアトル郊外のウィンターグラスに招かれるなど、その間、在米の大塚章が帰国するときにときおりのリユニオンはあるものの、この11月に16年ぶりにオリジナル・メンバーが揃って全国ツアーします。ライブのほうも、よろしく!!

映像ものお勧め作品
■フォーク/カントリー
ARH-204D NEW LOST CITY RAMBLERS『Always Been a Rambler』DVD\3,255-(本体\3,100-、58分+30分、カラー+白黒、stereo, widescreen 16:9)

冒頭でボブ・ディランが、「彼らの功績のひとつは、誰かの納屋の中だけに眠っていたカバーされない偉大な古い音楽を探し出したこと。彼らはそれらの曲にあたらしい命を吹き込み、オリジナルと同様にそれらの音楽は時代の試練に耐えたのだ」と語る。2009年8月7日、75歳で亡くなったマイク・シーガーが率いたニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのドキュメント作品。アパラチアの山中に醸成されたムーンシャイン(密造酒)のごとく、300年余りのときを経て20世紀の半ばにはじめて陽の目を見た音楽の真実を紹介、ブルーグラスやアメリカン・フォーク、カントリーやロカビリーなどに興味を持つ人、全員に見て欲しい、われわれの好きな音楽がどこから生まれたのかを知ることができる大秀作DVD。

楽器、その他…
■楽器の修理調整を預かっています。
ビーオーエムでは高い技術を持った工房と連携して皆様のニーズにお答えしています。ぜひご相談下さい。
BU-ST 『ブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッカー』各\315-(本 体\300-)[再入荷]

30年以上に渡り、ベストセラーを続けていますブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッ カー全6種類が揃いました。

☆I LOVE BLUEGRASS

☆BLUEGRASS MUSIC FINGER PICKING GOOD

☆BLUEGRASS MUSIC HEARIT, PLAY IT, LOVE IT!

☆MY GRASS IS BLUE

☆HAVE YOU HUGGED YOUR BANJO TODAY?

☆CLEAN UP AIR PORLUTION PLAY BLUEGRASS MUSIC


MISC-0014 CHEATA KEYS D-TUNERS \26,250-(本体\25,000-)→\23,625(本体\22,500)期間限定10%OFFセール中

ペグヘッドに穴を開けずに取り付けられるカムチューナー『チータ・キーズDチューナー』ジョージ・バックナー(クリス・シャープバンド)がプロモーションしていたもの。タッチもスムースでよく出来ている。(写真は仮付けのためキースチューナーもついている。) 拡大写真

MISC-0017 KEITH BANJO TUNERS 2弦、3弦用2個セット \32,550-(本体\31,000-)

キースチューナー、Dチューナーとも言われているもの。ステンレス製であるがゴールドプレイトのものMISC-0018 \43,050-(税込み)も有る。また1弦4弦用(一音)もバラ(ステンレス\16,275-(税込み)である。ま たフェンダーギターなどに取り付ける場合は特別仕様のものが必要です。御問い合わせ下さい。 Keith Tuners部品各種そろっています。またキース・チューナの基本オーバーホール\7,350-(税込み)。

詳細写真 PAUL DUFF F-5 MANDOLIN(2003年) \812,500-(本体\773,809-)

ギルクリスト並んぶ、オーストラリア在住の優れたマンドリン・ビルダー、ポール・ダフのロイド・ロアの伝統を引継ぐF-5モデル。昨年、マイク・コンプトンがエンドースしてオーストラリア・ツアーを敢行、その合間にスタジオ入りして彼のマンドリンとマンドラを駆使して全くのソロ・アルバムを創り上げたことは記憶に新しい。フラワーポットのインレイ、美しいバーニッシュ仕上げ、音量、音質共に申し分なし。エンドピン近くに小さな引っかき傷有り、それ以外はとても綺麗な状態です。トラベライト・クォリティ・ケース付

Top: Adirondack (Red) spruce / Bracing Pattern: Tone Bars / Top & Back Plates: Tap tuned / Back, Sides & Neck: Eastern hard maple / Neck Joint: Traditional dovetail / Fingerboard: Ebony, flat with mother-of-pearl dots / Inlays: Hand cut mother-of-pearl and abalone / Bridge: Ebony Loar replica bridge / Nut: Mother-of-pearl / Tuners: Nickel plated Elite - Ivoroid buttons / Tailpiece: Silver plated, / engraved and hinged James / Binding: Ivoroid: triple bound body, peghead, Fb & pickguard / Sunburst: Hand stained / Finish: French polished spirit varnish

詳細 SUDA GUITAR KENNY SMITH仕様 \619,500-(本体\590,000-)

30年代のマーチン・ギターに深いリスペクトと持ち、妥協の無い丁寧で緻密なクラフトマン・シップでクリス・エルドリッジ、ジョッシュ・ウィリアムスが愛用する須田ギター、今年のIBMAで新たにケニー・スミスとエンドース契約を結んだのがマーチンD-18Sを範としたこの仕様、ホンジュラス・マホガニーのサイド&バックにアディロンダック・スプルースのトップ、12フレット・ジョイントのスロッテッド・ヘッドという音の立ち上がりの瞬発力と分離の良さ、豊かな低音というフラットピッキングのリード・プレイとバンドにおけるリズム・プレイの両方に対応できる仕様となっています。
因みにクリスとジョッシュはパワフルなD-28を範とした仕様、マダガスカル・ローズ&アディロンダック・スプルース、14フレット・ジョイント仕様(\719,250-)となります。納期、オプションについては御問合せ下さい。

ドレッドノート(14フレットジョイント)価格表
ホンジュラス・ローズウッド(サイド&バック) 

シトカ、イングルマン(トップ)
      \577,500-(本体¥550,000-)
ジャーマン(トップ)
     \619,500-(本体¥590,000-)
アディロンダック(トップ)
      \640,500(本体¥610,000-)
ホンジュラス・マホガニー(サイド&バック)

シトカ、イングルマン(トップ)
     \546.000-(本体¥520,000-)
ジャーマン(トップ)
     \588,000-(本体¥560,000-)
アディロンダック(トップ)
     \609,000-(本体¥580,000-)
・インディアン・ローズウッド(サイド&バック)

シトカ、イングルマン(トップ) 
      \535,500-(本体¥510,000-)
ジャーマン(トップ)
      \577,500-(本体¥550,000-)
アディロンダック(トップ) 
      \598,500-(本体¥570,000-)
・マダガスカル・ローズウッド(サイド&バック)

シトカ、イングルマン(トップ)
     \656,250(本体¥625,000-)
ジャーマン(トップ)
    \698,250-(本体¥665,000-)
アディロンダック(トップ) 
    \719,250-(本体¥685,000-)
詳細 STELLING STAGHORN LIST \800,000-(本体\761,905-)→\707,000-(本体\673,333-)

'75年にアラン・マンデとのコラボレーションによって登場、一世を風靡したステリング・バンジョーのフラッグシップ・モデルです。ファンシー・ウォルナットによるネックとリゾネーター、金属パーツはニッケル、アバロン・インレイ、五大湖の底から引き上げられた樹齢300〜500年の原始林の木材のバーチを使用しているというトニー・パスのオールド・ウッド・リムを使用。少々、手荒に扱っても全てを受け止める懐の深さ、非力な女性ピッカーにも有利な豊かなボリューム、その太くて目の詰まった密度の高いサウンドはアラン・マンデやビル・エマーソン等、ジミー・マーチン系のソリッドなスタイルのバンジョー・プレイヤーに好まれます。又、音の分離が良い為にメロディック・スタイルにおいても威力を発揮します。80年代にニュー・ギブソンのマスター・トーンの復活に押されて国内で見かけることは少なくなりましたが、独自のセオリーによるモダンなサウンドとファクトリー・メイドには無い、細部にまで行き届いた丁寧な仕事振りは流石です。納期は受注後、約6ヶ月。その他のモデルに関しても御問合せ下さい。

輸入雑誌
(以下の4誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白さをいかがですか)
■フラットピッキン・ギター誌
隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/ジャズまで。一冊でさまざまな奏法が学べる。
FGM-16.5 最新「2012年7〜8月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

クロスピッキン対策特別号。編集長ダン・ミラーによる"Wildwood Flower" と "Bury Me Beneath the Willow"のクロスピッキン入門ほか、ゲスト講師アダム・シュレンカー"Angeline the Baker"、スティーブ・ポティアのクラレンス・ホワイトの"I Might Take You Back Again"ほか、コラムニストたちは"Last Thing on My Mind"、"Sandy River Belle"、"June Apple"ほかタブ譜満載。ショップ訪問はダウンホーム・ギター社。

●バックナンバーが品切れになりつつあります。現在庫は以下のとおりです。発行月とは無縁のギター教則モノとしてぜひお手許に!! 各CD付\2,625-

2006年7/8月号(FGM-10.5)、2007年1/2月号(FGM-11.2)、2008年3/4月号(FGM-12.3)、2009年7/8月号(FGM-13.5)、2009年11/12月号(FGM-14.1)、2010年1/2月号(FGM-14.2)、2010年3/4月号(FGM-14.3)、2011年5/6月号(FGM-15.4)、2011年7/8/月号(FGM-15.5)、2011年9/10月号(FGM-15.6)、2012年5/6月号(FGM-16.4)。

■バンジョー・ニューズレター誌
世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」や「youtube」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
BNL-12/09 最新2012年9月号 \525-

ロン・コディーのカバーストーリーはトニー・トリシュカによるインタビューとタブ譜はジャズ・スタンダードの"It's Only a Paper Moon"ほか、今月はジャズ・バンジョー特集号と銘打って、ベラ・フレックのマーカス・ロバーツ・トリオとの“Crossing the Imaginary Divide”、カイル・タトルによる“Autumn Leaves”のハーモニー、フレッド・ゲイガー“Cheek to Cheek”ほか、トム・アダムズのハイポジションにおける2弦のメロディはyoutube画像つき、初心者は"You Are My Sunshine"、 "Goodbye Liza Jane"、"I’ll Fly Away"など、バンジョーに関する話題満載40頁。

BNL-12/08 2012年8月号 \525-

アラン・マンデがインタビューするトム・ムーアをカバーストーリーに、彼の"Merrywang Heart (for Tony Ellis)"のタブ譜ほか、アール・スクラッグスはライブでの"Life of a Poor Boy"、トニー・トリシュカ・バンジョー教室から"Redwing"、ジャネット・デイビスは、アールの"My Little Girl in Tennessee"のリードとバックアップ解析、トム・アダムズは典型的なキックオフ・フレーズ紹介、初心者の"Wabash Cannonball"と"You Are My Sunshine"、そしてクロウハンマーの数々など。そのほか、ファーガソン製パーフェクトピッチ・カポやパット・クラウドとハーモニカのデビッド・ナイディッチのアルバムなどの紹介など。

BNL-12/07 2012年7月号 \525-

リトル・ロイ・ルイスと故ダグ・ディラードをカバーに、ブルーグラス界最高のショーマン、リトル・ロイの楽しいインタビューと"Keep on the Firing Line"、5月16日に亡くなった故ダグ・ディラードの特徴解析と"Dixie Breakdown""Hickory Hollow"。そのほか、ビル・エバンズ最新CD『In Good Company』から"Big Chief Sonny"、ビル・キース"Boston Boy"(1976年、デビッド・グリスマンのラウンダーアルバムより)、スウェーデンのトラッドバンド、ヴェーセンの"Hasse A's"と"Stamlaten"、フレッド・ゲイガーのコード遊び!?はスタンダードの"Rosetta"、初心者は"Wabash Cannonball"、オールドタイムは"Lorena"ほか。

BNL-12/06 2012年6月号 \525-

ジャム特集号としてジャムの心得などのほか、カバーストーリーは英国のジョン・ドウリングとそのすばらしくユニークな奏法(インタビュワーはレオン・ハント)とタブ譜は"Rocker Shuffle / Lady Madonna"ほか、アールはさまざまなバックアップ例のほか"Whiskey Before Breakfast"、トム・アダムズはハイポジション"Old Home Place"ほか。

BNL-12/04 2012年4月号 \525-

東京ディズニーランドにも来ていたロス・ニッカーソンのカバーストーリーと"Roundhouse"ほか、セサミストリートの人形でバンジョー奏者の蛙の「カーミット」のインタビューと"Rainbow Connection"、ブラッド・ペイズリーとのバトル"Man or Frog?"、アール・スクラッグスとラウドン・ウェインライトIIIの"Swimming Song"、トム・アダムズのハイポジションでの7thブルースほか。

BNL-12/03 2012年3月号 \525-

入荷が遅れ新入荷です。ノーム・ピケルニーのカバーストーリーと"Jim Thompson's Horse"と"Fish & Bird"……凄いんです!ほか、タブ譜はスティーブ・マーティン"The Great Remember"、アール・スクラッグス"Before I Met You"、アレン・シェルトン"She Left Me Standing on the Mountain"、トム・アダムズ"Your Cheatin' Heart"など。サイトからYoutubeなどで確認できるようになっている。

BNL-12/02 最新2012年2月号 \525-

バンジョー・ネック製作などで有名なロビン・スミスとアラン・マンデの表紙、タブ譜はマンデ"Dapple Patti"、ビル・エマーソン"Grandma's Tattoos"のバックアップ、フレッド・ガイガーのデューク・エリントン"In A Sentimental Mood"コードほか、"Angeline the Baker"や"Hot Corn Cold Corn"などのタブ譜。

■ブルーグラス・アンリミテッド誌
米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
BU-12/10 最新2012年10月号 \840-

ラリー・コードルのカバーストーリーに、ジョッシュ・グレイブスのフラット&スクラッグス時代、デル・マッカーリー・バンドで20年を過ごしたジェイソン・カーター、ワシントンDCの名物DJケイティ・デイリーらの特集に10月号恒例のブルーグラス・タレント名鑑ほか、米国ブルーグラス情報満載の72頁。

BU-12/09 2012年9月号 \840-

スティーブ・キャニオン・レンジャーズをカバーストーリーに、DCグラスの新しいレーベル、パタクサント・レコード、故ラリー・ライスの思い出、東京の米軍基地で育ったブルーグラス・ミュージシャン/評論家のジョー・ロスの「ブルーグラス・ソングライター神話」などの特集ほか。

BU-12/08 2012年8月号 \840-

トラッドグラスの王道を行くジョー・マリンズ&レディオ・ランブラーズをカバーストーリーに、ムーンシャイナーで紹介したドックとアールの出会いと友情や盲目であったけれども大工仕事か電気工事まで、さまざまなことをやってのけた故ドック・ワトソンの私生活に関する話題、今春来日したテリーとシンディ・バウカム夫妻ほか。

BU-12/07 2012年7月号 \840-

ドック・ワトソン、エバレット・リリー、ダグ・ディラード追悼のほか、ジェイムズ・アラン・シェルトン、デイリー&ビンセントのゴスペルについて、ビル・モンローとピーター・ローワンのデュオ名曲"Midnight on the Stormy Deep"のルーツがドイツのロマン主義にあるという話題ほか、尾崎兄弟のアルバム『Till We Meet Again』がレビューで好評を得ている。

BU-12/06 2012年6月号 \840-

ヤンダー・マウンテン・ストリングバンドのカバーストーリーに、アール・スクラッグス追悼第2集「ブルーグラス・メモリーズ/ルイーズ・スクラッグス」、「アール・スクラッグス天才のサウンド」、「アール・スクラッグス葬儀リポート」ほか。

BU-12/05 2012年5月号 \840-

アール・スクラッグス追悼特集号。著名バンジョー奏者のアール惜別寄稿のほか、ルイーザ・ブランスコム、オウディ・ブレイロック&レッドライン、チャーリー・コリンズ追悼ほか、米国ブルーグラス情報満載の80頁。

BU-12/04 2012年4月号 \840-

ブルーグラス・ハイウェイのカバーストーリーほか、1970年のダグ・ディラード&エクスペディション(バイロン・バーライン/ロジャー・ブッシュ/ビリー・レイ・レイザム)訪問記、ノースカロライナのニュブルー、インテリタッチ・チューナー探訪ほか。

BU-12/03 2012年3月号 \840-

アンリミテッド誌3月号の恒例「楽器特集」は、ベアード・ギターズ、マンドリン族楽器について、アジア産ノースフィールド楽器、ストラップ専門「ラコタ・レザー」、バージニア州ゲイラックスのるしあー、ジミー・エドモンズらの特集ほか。

BU-12/02 2012年2月号 \840-

チャーリー・サイズモアのカバーストーリーほか、シエラ・ハル、バディ・グリフィン、IBMM「ビル・モンロー生誕100年」リポート特集など。

BU-12/01 2012年1月号 \840-

1月号恒例、全米ブルーグラス・フェス・ガイドほか、フロリダ州のライブ・オーク・フェス、メイン州のトーマス・ポイント・ビーチ・フェスの特集や、ブルーグラスを支える女性パブリシスト特集などのほか、米国ブルーグラス情報満載の96頁。

■オールドタイム・ヘラルド誌
内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
OTH-1303 最新第13巻3号 \1,260-

アルバート・ハッシュ・メモリアル・フェスのリポート、ミズーリ・フィドラーのR.P.クリステンソン、ウォルト・コーケンの連載「Tales from the Woods Vol.3」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。

OTH-1302 第13巻2号 \1,260-

全米フェス&キャンプガイド特集のほか、西アフリカ・ガンビア共和国ジョラ族のアコンティング奏者ラエモウアヒュマ・ジャッタのインタビュー、ウォルト・コーケンの「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話A」は「ショッティーシュ(ボヘミア起源のダンス)」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。

OTH-1301 第13巻1号 \1,260-

ダン・マーゴリーズ「ハンドメイド弦〜猫と馬の尻尾から生まれる音楽」をメイン特集に、アート・ローゼンバウム「北部ジョージアでの1日」、ウォルト・コーケン「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話」シリーズ第1回など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。

月刊『ムーンシャイナー』
1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、28年目です。
■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-

お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■バックナンバー:各¥525-。

下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-2912 最新2012年10月号(通巻348号)\525-

初のソロアルバム『First Tear』を発表した大塚章のカバーストーリーほか、フィクション・ブラザーズのハーウィ・ターナウアー来日、ドイル・ローソンIBMA名誉の殿堂入り、手島家のマールフェス珍道中記@、アール・スクラッグス追悼C「続・誰がブルーグラスを創ったのか?」、米国大学生の卒論「日本ブルーグラス研究B」旅行記最終回、ドック・ワトソン追悼Bほか、日米ブルーグラス情報満載!!

MS-2911 2012年9月号(通巻347号)\525-

10月来日予定の若手ウエストコースト派ブルーグラス、フェアウェル・ドリフターズのカバーストーリー、アリソン・ブラウン来日、今月14〜16日に関東ツアーに挑む神戸大学の女子ブルーグラス「まろんまかろん」(箱根フェス人気投票は堂々第2位!!)、アール・スクラッグス追悼B「誰がブルーグラスを創ったか?」、オールドタイム入門A「カロライナ・チョコレート・ドロップス」、イッツアクライングタイム最終回、米国大学生の卒論「日本ブルーグラス研究」旅行記、新潟県妙高市のウエストフラッシュの30年ほか、日米ブルーグラス情報満載!!

MS-2910 2012年8月号(通巻346号)\525-

ジミー・グドローの楽器遍歴寄稿「マンドリンとの50年物語」、絵本『あなたのひとり旅(Your Lone Journey)』、アパラチアとオールドタイム音楽@、パイレーツ・カヌー、ジェイコブ・シャープ「日本ブルーグラス旅行前編」、ハワイでブルーグラス、イッツ・ア・クライングタイムB、森繁昇物語「ナッシュビル着」E、日本ブルーグラス年表1975年ほか、日米ブルーグラス情報満載!!

MS-2909 2012年7月号(通巻345号)\525-

フラット&スクラッグスに囲まれたドック・ワトソンの追悼「アールとドックの友情」をカバーストーリーに、アメリカン・ハーモニー後編「バーバーショップからブルーグラス」、スー・トンプソン来日「ブルーグラス・ハーモニー・ワークショップ」、イッツ・ア・クライング・タイム「1972年渡米A」、森繁昇D「ロストシティ・キャッツ」、第1回稲葉和裕ブルーグラスキャンプ、日本ブルーグラス年表1974年ほか、日米ブルーグラス情報満載!!

MS-2908 2012年6月号(通巻344号)\525-

アメリカン・ハーモニー前編「グレゴリオ聖歌から南部教会音楽/シェイプノート・シンギングについて」ほか、ダグ・ディラード追悼、イッツ・ア・クライング・タイム「1972年6月渡米」、森繁昇「ロストシティ・キャッツ」、小樽「グラスオーセブン」、ジェイコブ・シャープ「米国学生ブルーグラス事情」、日本ブルーグラス年表1974年ほか、日米ブルーグラス情報満載!!

MS-2907 2012年5月号(通巻343号)\525-

アール・スクラッグス追悼特集@ほか、80歳を越えてのデビューアルバム『Til We Meet Again』を発表した尾崎ブラザーズ、弦楽四重奏団スーパージャズ・ストリングス「アメリカン・フィドルの旅」に参加して、WOB2011リポート「須田ギター後編/恐怖のグルーンギター体験!?」、森繁 昇物語B、橘 俊暁、日本ブルーグラス年表1974年ほか。

MS-2906 2012年4月号(通巻342号)\525-

今月来日するテリー・バウカムをカバーストーリーに「ブーンクリークのドライブ」を検証とサンセットドライブ2012来日ツアー特集ほか、2月に来日ツアーしたパシフィック・リム・アコースティック・オールスターズ「奇跡のセッション」リポート、ウィンターグラス2012「ブルーグラス45」、WOB2011リポート「須田ギター前編」、名古屋・鶴舞公園フェス、森繁 昇物語A、日本ブルーグラス年表再開1974年ほか。

MS-2905 2012年3月号(通巻341号)\525-

今アメリカでもっともブルーグラスがホットな街、ボストンの女性ブルーグラス、デラ・メイをカバーストーリー。日本ブルーグラス年表総集編「1950年代〜1973年」、2011年発売ブルーグラスレコード総括、元ロストシティーキャッツ森繁 昇物語@『陽が昇るまでに』、国本武春芸歴31周年『武春まつり』、バンジョー弾き語りデュオ『マダム&スー』、WOB2011「楽器リポート」ほか。

MS-2904 2012年2月号(通巻340号)\525-

ヨー・ヨー・マ、クリス・シーリ、ステュアート・ダンカン、エドガー・マイヤーらのブルーグラス作品『Goat Rodeo Sessions』をカバーストーリーに、フラット&スクラッグスの1952年最高の録音を生んだジョディ・レインウォーター追悼、青山学院大「ブルー・マウンテン・ボーイズの50年」、奥沢明雄「きたむらいづみ『IZUMI』について」、神戸で3月4日「オールドタイム・ジャム&ダンス・パーティ」、WOB2011「楽器関連リポート」のほか。

MS-2903 最新2012年1月号(通巻339号)\525-

2月に来日するケイシー・ドリーセンのカバーストーリーほか、祝米寿!アール・スクラッグス「誰がブルーグラスを創ったか?@」、セルダム・シーン40周年記念ライブ・リポート「ジョン・ダッフィの思い出とともに」、カントリー・ジェントルメン「1972年1月17日、来日から40年」、きたむらいづみ2ndCD『IZUMI』、ヨーマ・コウコネン&バリー・ミターホフ来日、長谷川健悦の復興フェス・リポート!

B.O.M.ご利用方法

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●tel.0797-87-0561

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●fax.0797-86-5184(24時間)

●http://www.bomserv.com/

●E-mail:info@bomserv.com

ビー・オー・エム・サービスのホームページでは随時、最新入荷案内やニュースを更新しています。ニューズレター、在庫リスト、ムーンシャイナー誌バックナンバーなども紹介しています。最新情報の更新案内をメールでご希望の方はお申し出ください。
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