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B.O.M.Newsletter #362web     2010年12月12日
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2010年12月特別セール

INDEX

2011年ブルーグラス・カレンダー!
今月の新入荷注目作品
ブルーグラス新入荷
2011年第53回グラミー賞ノミネート作品!
ブルーグラスお勧め作品
各楽器別インストお勧め再入荷作品
オールドタイム&フォーク新入荷
オールドタイム&フォークお勧め作品
カントリー/ロック/ポップ新入荷
カントリー発掘、編集モノ新入荷
カントリーお勧め作品
映像ものお勧め作品
教則もの/ソングブックお勧め
楽器、その他…
書籍
輸入雑誌
月刊『ムーンシャイナー』
B.O.M.ご利用方法


 なななんと!!わがレッド・クレイが今春発表したジョン・ハートフォードへのトリビュート・アルバム『Memories of John』(制作:クリス・シャープ、総合制作:渡辺敏雄)がグラミー賞にノミネートされました!! 1971年秋、BOMと同時に立ち上げた自主レーベル、レッド・クレイ・レコード。友人たちのイッツ・ア・クライング・タイムのブルーグラス、石田夫妻のオールドタイム・デュオ、そしてトニー・ライスのデビュー作などでスタート、以後日米ブルーグラスの紹介に地道な活動をつづけ、ほぼ40年目の快挙です。受賞者発表は2月13日、皆さん、応援をよろしくお願いしまーす!!
◆2010年もあとわずか、相変わらず日本政治、経済や社会の迷走ぶりを批判するのは簡単だろうけど、これ、世情の通りなのだから仕方ない。そんな浮世に漂う凡人ながら、ただひとつ、音楽だけには妥協したくない。それは、自分の好きな音楽は自分の手で守り育み、それを仲間やより多くの人たちと分け合う、そのために必要な周辺の環境を大切にする、ということだと、わたしは思っている。この音楽を楽しんでいることに感謝し、輪を広げたいのだ。
◆もういくつか寝ると2011年……、ニューヨークのタイムズ・スクエアのあのカウントダウンで有名な電光掲示板、そこに11月15日から1月1日まで、ケンタッキー州オウエンズボロ市が毎日15秒のCMを18回、48日間に渡って流す、そう「ビル・モンロー生誕100年」の告知だ。米国では今年の9月13日以来、2年間に渡る「ビル・モンロー生誕100年」のさまざまな企画や催しが動いている。なんかしたいねぇ……。皆さん、よい年を迎えましょう!!
◆月刊ムーンシャイナー誌は11月号から28年目を迎えています。なにとぞ、ご購読、記事やニュースへのご協力/サポートを……!!
 最新12月号はパンチ・ブラザーズのカバーストーリー「パンチ・フェスライブ体験記」ほか、ブラザー・デュオのお勧め、本間正敏のIBMA2010「WOBリポート@」、ドブロ・キャンプ「リゾサミット2010」、丹沢ブルーグラス「ビル・モンロー生家訪問」、アリソン・ブラウンvs津軽三味線ほか、日米ブルーグラスの話題満載です。
 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)
\6,000- 半年間(6冊)\3,300-。単冊は\525-ですが、ぜひとも年契をお願いします。購読開始希望月をお知らせください、早速お送りします!!
2011年ブルーグラス・カレンダー!!
CCBC-2011 Bluegrass Calendar 2011『Stanley Sound』30cmX23cm見開き28頁\2,363-(本体\2,250-)

 2011年のブルーグラス・カレンダー発表です。カレンダーの特集は「スタンレー・サウンド」、カーターとラルフのスタンレー・ブラザーズ時代からジョージ・シャフラーやラリー・スパークス等々、スタンレー・サウンドには欠かせない役者たちの12ヶ月。毎日ごとにアーティストたちの誕生日など、またブルーグラス界の重要な出来事などが記されていて日々、何を聴こうか?と迷うこともない……!? ブルーグラス・ファン必携のカレンダーである。
今月の新入荷注目作品
DGR-001 JUSTINE MOSES『Dusty Roads』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在もっとも注目されるピッカー、ジャスティン・モーゼズのデビュー作。ブルーグラス新入荷参照
GCM-8296 JIMMY GAUDREAU『Pieces and Bits』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ジミー・グドロー、40年のキャリアを集約するすばらしいインスト集。ブルーグラス新入荷参照
WR-33 JESSE McREYNOLDS & Friends『Songs of the Grateful Dead with David Nelson & Stu Allen』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ジム&ジェシーのジェシーが80歳にして発表した超意欲作。ブルーグラス新入荷参照
JASCD-566 KINGSTON TRIO『Legends of '60s Folk Revolution』CD2枚組\2,888-(本体\2,750-)

 キングストン・トリオの初期LPアルバム4枚を2枚組CDにした廉価盤。フォーク新入荷参照
ブルーグラス新入荷
ROU-0624 STEELDRIVERS『Reckless』CD\2,573-(本体\2,450-)

Good Corn Liquor/Where Rainbows Never Die/Ghosts of Mississippi/Guitars, Whiskey, Guns and Knives/Peacemaker/Blue Side of the Mountain 他全12曲

 2008年、衝撃的なデビューをしたスティールドライバーズの最新第2作はグラミー賞ブルーグラス部門にノミネートだ。クリス・ステイプルトン(g)というアウトロー系の強烈なカントリーロック・ボーカルをメインに、リチャード・ベイリー(bj)、マイク・ヘンダーソン(m,slide g)、タミー・ロジャーズ(f)、マイク・フレミング(bs)というヒトクセもフタクセもありそーな強烈な個性派ナッシュビル・ベテランを配した、これまでありそうでなかったヘビー級ブルーグラス。タイトルを見ただけでそのインパクトのあるメッセージと重たいサウンドが伝わってくるように感じる。ケニー・チェズニーやティム・マグローらに曲を提供するステイプルトンと90年代のオルタナ・カントリーの旗手だったヘンダーソンがほとんどの曲を書き、元クラスター・プラッカーズのベイリーと、ティム・スタッフォードやアダム・ステッフィとともにユニオン・ステーションの前身バンドだったダスティーミラーのロジャーズがスワンプ風のハイロンサム!?を構築、聴き応えのある作品にしている。ムーンシャイナー誌2008年2月号にカバーストーリー!!
GCM-8296 JIMMY GAUDREAU『Pieces and Bits』CD\2,573-(本体\2,450-)

Noodlin'//New Sweet Home/Jesse and Don/El Doggo/Classic JAG/Dub's Lin/Joe's Old Clock 他全18曲

 1969年、ジョン・ダッフィの後任としてカントリー・ジェントルメンで鮮烈なデビューを飾ったジミー・グドロー。あれから40年、セカンド・ジェネレーション、J.D.クロウ&ニューサウス、スペクトラム、トニー・ライス・ユニット、チェサピーク、そして近年はロビン&リンダ・ウィリアムズに在籍しながら、スカイライターズ、ジョン・スターリング&カロライナ・スター、カントリー・ジェントルメン・リユニオン・バンド等々、活発な活動をつづけるジミー、1978年の『The Gaudreau Mandolin Album』以来、久々のマンドリン・インスト・アルバムである。デビュー当時、ボビー・オズボーンがフィドルチューンを通してモノにした16部音符の羅列とダッフィ以来のモダンなアドリブを合体、アグレッシブなアタックで、その後のサム・ブッシュやドイル・ローソンらとともに1970年代以降のブルーグラス・マンドリンの基礎を創った彼の新旧オリジナル・インストを中心にした最新作。ジプシー・ジャズ・ギターのフランク・ビニョーラ(g)やクルーガー・ブラザーズのイェン・クルーガー(bj)らスーパーピッカーほか、マイク・オルドリッジ(d)やビル・エマーソン(bj)、ムーンディ・クライン、オリン・スター(g)らがサポート、40年に亘るマンドリン人生の集約ともいえるすばらしい作品。
DGR-001 JUSTINE MOSES『Dusty Roads』CD\2,573-(本体\2,450-)

Old Federal/On More Hill/Heart of Alabama/Dig a Hole/Impact/In the Sweet By & By 他全12曲

 最近話題のバンド、昨年のダン・ティミンスキ・バンドでその実力を見せ付け、その驚くべきマルチプレイヤーぶりでとともに、現在もっともホットなミュージシャンとして大きな話題の28歳、ジャスティン・モーゼズが2006年に発表した唯一のソロ作品。もちろん1曲目は"B ナチュラル"のマンドリン曲、そして全12曲中7曲はベースとドブロ、ボーカルやハーモニーも含んですべて自分ひとりの録音というスーパーマルチプレイヤー。録音当時の若さもあってか、最初に習ったというメインのマンドリンにはステッフィ/シーリ、バンジョーにはロン・ブロック、ギターにはライス/サットン、フィドルにはジム・バン・クリーブなどの影がチラホラ、トラッド曲"Dig a Hole = Darlin' Corey"での弾きまくりでバレバレというのも若気の至りか。自身のオリジナルが7曲、ボーカル物も4曲という楽しい作品。家族とのゴスペル・バンドを経て高校卒業とともに2000年、ブルー・ムーン・ライジングに参加、2005年にシエラ・ハルのハイウェイ111の創立メンバーとして活躍、ニューファウンド・ロードなどを経て前述のティミンスキ・バンドに参加。現在はリッキー・スキャッグスのケンタッキー・サンダーのバンジョー奏者として活躍中というラッキーボーイ。今後、メインストリームのブルーグラス界で確実に地歩を築いていくであろうスーパーピッカーの初々しい作品。
WR-33 JESSE McREYNOLDS & Friends『Songs of the Grateful Dead with David Nelson & Stu Allen』CD\2,573-(本体\2,450-)

Black Muddy River/Ripple/The Wheel/Bird Song/Loser/Deep Elm Blues/Alabama Getaway 他全13曲

 ジム&ジェシーのジェシー・マクレイノルズ81歳、凄いです、この創作意欲!! 2002年に兄ジムを亡くしてのちもバージニア・ボーイズを率いてグランド・オール・オープリを本拠に精力的な活動をつづけ、なんと、アメリカン・ロック・アイコン、グレイトフル・デッド曲集を発表だ。その旺盛な表現能力はグリスマン顔負けのスペーシーな飛んだマンドリン、そして80歳とは思えない力強いボーカル表現。ジェシーって、とんでもなく凄いアーティストなんだ!! ジェシーとスティーブ・トーマス(f,g,key)とともに、日本でもおなじみのサンディ・ロスマンがセット/プロデュースしたこのアルバム、ジェシーが選曲、ジェリー・ガルシア・バンドのステュ・アレンをリードギター(エレキが主だがアコースティックのトーンとタイミングは抜群のホワイト/ガルシア風)に、NRPSのデビッド・ネルソン(eg)、ランディ・ブラウン(bs)、ショウン・アップル(drums)を基本に、2曲でトミー・ホワイト(steel g)、バック・ホワイト(piano)が1曲、サンディ(bj)が1曲でゲスト。また、デッドの作詞家ロバート・ハンターがジェシーと共作した"Day by Day"がラストに収められている。サンディがライナーに描いたジェリー・ガルシアとジム&ジェシーの思い出も秀逸。「チャック・ベリー曲集を発表したり、ザ・ドアーズのアルバムに参加したことはあるけれど、今回は究極の挑戦だった」というジェシー。デッド系のスモーキーなロック・サウンドに、見事なジェシーのマンドリンとボーカル、これはもう、第一世代ブルーグラス・アーティストの偉大さにひれ伏すしかない73分、すごい作品である。ブルーグラス・ファンにはトラッド曲"Deep Elm Blues"でのジャムがサイコー!! ジェシー生涯の名作に残る1枚になる、わたしは思う。けど、ジム&ジェシーのブルーグラスを期待しては絶対ダメ……!!
2011年第53回グラミー賞ノミネート作品!
 来年2月13日に発表されるグラミー賞に、わがレッド・クレイの『Memories of John』が最終ノミネートされました。同作を含むブルーグラス関連グラミー・ノミネート作品の一部を紹介しましょう。なおブルーグラス新入荷でお知らせしたスティールドライバーズ最新作『Reckless』(ROU-0624 \2,573-)も最優秀ブルーグラス部門にノミネート!
SH-4055 SAM BUSH『Circles Around Me』CD\2,573-(本体\2,450-)

 サム・ブッシュの最新2009年作がグラミー賞ブルーグラス部門ノミネート。カントリー・ジェントルメン名曲から、知られざるレッド・アレン曲、デル・マッカーリーをテナーに迎えてモンロー2曲、そしてニュー・グラス・リバイバル中期とデビュー・アルバムからのカバー2曲等々、待ってました!!のブッシュ流ブルーグラス。本作の発表日が結婚25周年記念日の57歳、1曲目には「ここまで生き延びた俺たち」の感慨が込められている。2006年の前作『Laps in Seven』(SH-4013 \2,573-)までニューグラスの先頭を走りつづけ、70年代以降のブルーグラス全体をそのエネルギーで背負ってきたサム・ブッシュ。本作の曲目解説を含むムーンシャイナー誌2009年11月号(\525-)のカバーストーリーとともにお楽しみください。また2010年1月号には本作に収められているストリングビーン殺人事件に関するサムとガイ・クラークの共作オリジナル、"The Ballad of Stringbean and Estelle"の物語を特集。ムーンシャイナー来年、2011年1月号はサム・ブッシュのIBMA基調講演を特集予定!! サムはいつまでもわれわれをハッピーにしてくれる凄いヤツだ!
COMP-4543 PETER ROWAN BLUEGRASS BAND『Legacy』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ピーター・ローワンの最新作がグラミー賞ブルーグラス部門へ!! 20世紀のブルーグラス・ソングをビル・モンローの魂を受け継いで世界に広め、高めた最大の功労者。スーパーピッカーたちの創るホットなアンサンブルより、信頼する友人たちとの私的なブルーグラスがとてもよく似合う。アリソン・ブラウンのプロデュースのもと、バーン・ウィリアムズ・バンドで知られるメロディ感覚の鋭いキース・リトル(bj)、1960年代初期からニューヨーク・ブルーグラスで活躍したジョディ・ステッカー(m)、そしてポール・ナイト(bs)という4人組。13曲中、ピーターのオリジナルが10曲、キースの歌うカーター・スタンレーとジョディのトラッド歌とインストという構成。全編に重厚なメッセージを託しつつ、最後にはチベット密教の祖、パドマサンバヴァへの賛歌"Across the Rolling Hills"で終わるという、さすがのピーター・ローワン世界、心に刺さるブルーグラスを聴かせてくれる。……凄いピーターをIBMAで観たぞ!!彼はまだ最前線にいる。リポートはムーンシャイナー誌11月号!!
SKFR-2021 CHERRYHOLMES『W; Common Threds』CD\2,573-(本体\2,450-)

 アルバム最後の1曲、唯一の凄い!すごい!!インスト"Tattoo of a Smudge"がカントリー・インスト部門にノミネートだ。チェリーホームズ一家、バンド結成10年でこんなにものすごい作品を創るという、現在の米国ブルーグラス・コミュニティのすごさが凝縮したような作品。マッチョな父(bs)母(m)と溢れかえる才能に恵まれた4人の子どもたち=長女シアは看板であるリード・ボーカルと超ソリッドなバンジョー、長男B.J.の超絶フィドル、次男スキップのハイテク・ギター/マンドリン、次女モリー・ケイトの超絶フィドルとボーカル……、それらどれもが機能的に組み合わさった超一級サウンド。リッキー・スキャッグス・レーベルからの4枚目、前作『V: Don't Believe』(SKFR-2020 \2,573-)あたりから水を得たように、ものすごい完成度に達したチェリーホームズ、ほんとうに凄い。
M-24976 PATTY LOVELESS『Mountain Soul U』CD\2,888-(本体\2,750-)

 デル(g)&ロニー・マッカーリー(m)、ブライアン・サットン(bj)、ロブ・アイクス(d)を従え、ヘイゼル・ディッケンズもカバーしたハーラン・ハワードの名曲"Busted"をトップに、アパラチアの厳しい生活を歌い込んだパティ・ラブレス、2001年の『Mountain Soul』につづく最新第2弾。ジャンル/スタイルにこだわらず、夫エモリー・ゴーディーJr.のプロデュースで、ブルーグラス人脈をフルに動員した秀作。1957年ケンタッキー州パイクビル生まれで父親は黒肺塵症を患った炭坑夫、遠い従兄弟にロレッタ・リンとクリスタル・ゲイルがいるというホンマもんが、ブルーグラス・アルバム部門にノミネート。
SH-4059 INFAMOUS STRINGDUSTERS『Things That Fly』CD\2,573-(本体\2,450-)

 若手ブルーグラスのトップランナー、インファマス・ストリングダスターズの最新第3作から"Magic #9"が最優秀カントリーインストにノミネート。ゲイリー・パチョーザのプロデュースで、U2のロックングラス"In God's Country"とジョディ・ステッカーのトラッド風"17 Cents"の2曲以外は、リード・ボーカルがアンディ・ホール(d)、ジェレミー・ギャレット(f)、アンディ・ファルコ(g)、トラビス・ブック(bs)と4人いる強みを生かして、さまざまな情景を描いた多彩なオリジナルで、若い感性が随所に感じられる力作。クリス・パンドルフィ(bj)とジェシー・コッブ(m)もインストを書きアルバムに幅を持たせている。ニューグラス路線をひた走るダスターズ、ゲストにはイーファ・オドノバンやサラ・シスカインド、カントリーで大成功したブルーグラスっ子ダークス・ベントリーらを迎え、独自のバンドカラーを創っている若いブルーグラス秀作。
CAP-85410 DIERKS BENTLEY『Up on the Ridge』CD\2,363-(本体\2,250-)

 グラミー最優秀カントリー・アルバムにノミネートのダークス・ベントリーのブルーグラス作品。今年34歳のダークス、2003年にデビュー以来アルバム4枚を発表、その中から14枚のシングルのうち7枚がナンバーワンヒットという旬のカントリースターだが、ステーション・インに入り浸る元ブルーグラス小僧。で、この最新第5作は自身の出自をカミングアウト。ブライアン・サットン/ステュアート・ダンカンにサム・ブッシュやティム・オブライエン、マッカーリー兄弟らを迎えたナッシュビル・セッションもさることながら、特筆すべきはパンチ・ブラザーズとの共演3曲、うち1曲はディラン曲"Senor"をクリス・シーリとデュオ、もう1曲はデル・マッカーリー入り!! プロデュースには元ナッシュ・ランブラーズのジョン・ランドール、録音はゲイリー・パチョーザ。
SH-4063 MARTY STUART『Ghost Train; The Studio B Sessions』CD\2,573-(本体\2,450-)

 エレキ・パリパリのインスト、"Hummingbyrd"が最優秀カントリーインストにノミネート。2曲目の"Country Boy Rock & Roll"(ドン・レノ作)のイントロでバレバレのクラレンス・ホワイト・フリーク、マーティ・ステュアートの最新作は、伝説のスティールギダー奏者ラルフ・ムーニーを迎えた彼の名曲"Crazy Arms"のインスト・バージョンほか、伝説のRCAスタジオBで録音された、まさにナッシュビルビル・カントリーの王道サウンドを再現したカントリー秀作。レスター・フラットのナッシュビルビル・グラスの後、バッサー・クレメンツ、ドック・ワトソン、そしてジョニー・キャッシュのパートナーを務め、1990年「ヒルビリー・ロック」のヒットで一躍カントリースターとなり、カントリー音楽財団会長もつとめたカントリー音楽史やコレクション、またそのすばらしい写真集などでも知られるマーティ、カントリー音楽全般への大きな愛情のほどは、本作品を聴けばお分かりだろう。筋金入りのカントリー・ミュージシャンだ。
SKFR-1009 RICKY SKAGGS『Solo; Songs My Dad Loved』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 1970年の高校生時代にデビュー後、1970年代のブルーグラスに大きな足跡を残し、1980年代にあたらしいトラッド・カントリーを標榜してカントリー界のスーパースターとなったリッキー・スキャッグス、1997年にブルーグラス界に戻ってきた彼が子供の頃に父から学んだ曲をシンプルに演じる2009年作。「父の好きだった(古い田舎の)音楽」を、文字通りソロ(全楽器/ボーカルをひとりで)で丁寧に演じる。トラッドフォーク部門にノミネートされ、わがジョン・ハートフォード・ストリング・バンドの有力対抗馬。
NONE-79839 CAROLINA CHOCOLATE DROPS『Genuine Negro Jig』CD\2,573-(本体\2,450-)

 まっすぐなオールドタイム・ストリングバンド音楽がグラミー賞トラッドフォーク部門にノミネートの快挙だ。絶えて久しかった黒人ストリングバンド、カロライナ・チョコレート・ドロップスのメジャーデビュー作。ムーンシャイナー誌でも紹介した2005年のイベント「Black Banjo Gathering」から生まれた彼ら、女性シンガー/バンジョイストのリアノン・ギデンズを中心にした若い黒人トリオの登場だ。19世紀、ブルースが生まれる以前から黒人たちの間で演奏されていたフィドルとバンジョーの音楽を再現すると同時に現代風に解釈、「正真正銘のニグロ・ジグ」というタイトルで、リアノンのバラッドとブルースを軸に、白人が持ち込んだアパラチアン・ケルト音楽と黒人の魂が交じり合う様を見事に表現している。マールフェスやテルライドなどのブルーグラス・フェスをはじめ、グランド・オール・オープリにまで進出、センセーションを巻き起こしつつあるすばらしいストリングバンドなのだ。
STONY-1332 MARIA MULDAUR『& Her Garden of Joy』CD\2,888-(本体\2,750-)

 「アメリカン・ルーツミュージックのファースト・レディ」と呼ばれるマリア・マルダーの最新作もトラッドフォーク部門にノミネートされ、わがジョン・ハートフォード・ストリング・バンドの有力対抗馬。彼女のルーツに戻ったすばらしいジャグバンド作品集。ジョン・セバスチャンやデビッド・グリスマン、フリッツ・リッチモンドら、かつてのバンドメイトやダン・ヒックスやタジ・マハールらのゲストを迎え、スージー・トンプソン(f)やダニー・キャロン(g)を従えて、1930年代のノスタルジックなジャグを迫力満点に歌い飛ばす快作。
RC-125 JOHN HARTFORD STRINGBAND『Memories of John』CD\2,573-(本体\2,450-)

 そしてもちろん、わがBOM作品、今年のIBMAアワード・ショウのフィナーレも務めたハートフォード・ストリング・バンド『ジョンの思い出』。ジョンの最晩年をともに過ごしたメンバーたち、クリス・シャープ(g)、マイク・コンプトン(m)、ボブ・カーリン(bj)、マット・コムズ(f)、マーク・シャッツ(bs)が、ジョンが心を込めていつくしんだ名曲の数々を再演。ティム・オブライエン、アラン・オブライアン、そしてあのジョンのバンジョーを弾くベラ・フレック、アリソン・ブラウン、ジョージ・バックナーほか、そしてジョン自身をも特別ゲストに迎えた文句なしの感動作です。なお、本作の日本語解説/歌詞はBOMホームページにありますが、プリントアウトをご希望の方はお申し出ください。また、ムーンシャイナー誌4月号でジョンとバンド・メンバー紹介をしています。グラミー受賞を目指せ!! ……タキシードどうしよう!?
 ご希望の方、限定A4サイズポスターのプレゼント!!
ブルーグラスお勧め作品
(すでに新入荷で紹介済みの作品です)
■話題の最近作
今、最も旬なアルバムたち……、今回はいつもながら独断のパターン(型)分けをして見ました。
●ストレート・ブルーグラス型
RHY-1066 STEVE GULLEY & TIM STAFFORD『Dogwood Winter』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 ドイル・ローソンのクイックシルバーで全米デビューののち、マウンテン・ハートからグラスタウンでその力強いボーカルで高い評価を持つスティーブ・ガリー(bs,g)。東テネシー州立大学バンドからアリソン・クラウスのユニオン・ステーションに移動、今に至るそのサウンドの基礎を創ったといわれたのちブルー・ハイウェイを結成、その曲作りにも高い評価を持つティム・スタッフォード(g)。そのふたりが共作したオリジナルを、アダム・ステッフィ(m)、ロン・スチュワート(bj)、ジャスティン・モーゼズ(db,f)らに、デイル・アン・ブラッドリーのハーモニーと創った企画作品。全曲ふたりの共作のオリジナル新曲だが、どの曲も60余年を経たブルーグラス史をなぞる曲調に感じるのは、ロンのバンジョーがJ.D.クロウを意識しすぎるように、全員がブルーグラス美学を信奉する立場を持つからなのかも知れない。現在ブルーグラスのトップ・ミュージシャンたちによる企画作品である。
UM-01 RHONDA VINCENT『Taken』CD\2,573-(本体\2,450-)

 女性ブルーグラスのトップランナー、ロンダ・ビンセントの最新作はラウンダーから離れ、自身のアッパー・マネージメントからの発売。ドリー・パートンやロック界のリチャード・マークスをはじめ、ブライアン・サットン、そしてETSU在学中のふたりの娘のバンド、ネクスト・ベスト・シングらをゲストに、新メンバーのアーロン・マクダリス(bj)とベン・へルソン(g)に、バンド8年目のハンター・ベリー(f)とミッキー・ハリス(bs)らで、バラッドから快調ブルーグラスまで、手堅いロンダらしいブルーグラスを演じる。ウォール・ストリート・ジャーナルが「クィーン・オブ・ブルーグラス」と称した面目躍如の作品である。ちなみに初々しいロンダの初期レベル作品の廉価ベスト集『My Blue Tears』(REB-7506 \2,079-)も在庫中です。ベラ・フレックがバンジョーですよ!
COMP-4541 SPECIAL CONCENSUS『35』CD\2,573-(本体\2,450-)

 スペシャル・コンセンサスの35周年記念作。前半6曲を現在のメンバーによる最新録音、後半6曲を1983年から1998年までの録音で埋めている。新録音では3曲にステュアート・ダンカンを迎え、リードボーカルのライアン・ロバーツ(g)の上質な現代ブルーグラス。旧録音では、クリス・ジョーンズ、ダラス・ウェイン、ダレン・ウィルコックス、デニス・ホワイト、クリス・ワッツ、ポール・クレイマー……6人6様のボーカルを、それぞれの時代のブルーグラス・サウンドとともに楽しめる。ブルーグラスが盛んでないシカゴで35年間、プロとしてバンドを率いたグレッグ・ケイヒル(bj)、IBMA理事長/会長を今秋、任期満了で引退、お疲れさま!!
RHY-1070 BLUE MOON RISING『Strange New World』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 2005年に『On the Rise』(LDR-007 \2,573-)を発表。その良さから2007年IBMA新人賞にもノミネートされ、2008年にはアパラチア南部のさまざまな「伝奇」をテーマに、ブルース・スプリングスティーンやタウンズ・バン・ザントらのカバーにオリジナルをバランスよく配してストーリー性のある味わい深い曲を丁寧に演じる秀作『One Lonely Shadow』(LDR-012 \2,573-)を発表した注目のブルー・ムーン・ライジング最新作。今回もアルバムを通してチョッと不思議な世界観を持ったメッセージを中心にした、東テネシーを本拠にするクリス・ウエスト(g)のまっすぐなブルーグラス・ソングを、シーリ以降のブランドン・ボスティック(m)、やり過ぎではないタテノリのオウエン・ピアット(bj)、トニー・モウェル(bs)が、それにティム・クロウチの超ウルトラ・フィドルやランディ・コーアズ(db)、ケニー・マローン(perc)らをゲストに、すばらしいアルバムにしている。しっかりした歌唱力/説得力のあるクリスのメッセージをきっちりと捉えて一級のブルーグラス・サウンドに仕上げたお勧め!!新進バンドだ。
●アコースティック系アレンジ型
SMM-2005 LAURIE LEWIS『Blossoms』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 ローリー・ルイス、2002年の『Birdsong』(SMM-2002 \2,573-)以来のスタジオ録音2009年作品。ブルーグラス/オールドタイム界最高の女性シンガー・ソングライターであるローリー・ルイスの本領発揮のすばらしいアコースティック作品。キャシー・キャリックとトム・ロザムとのアカペラから、天才少年アレックス・ハーグリーブス(f)とクルックド・スティルのトリスタン・クラーリッジ(cello)を迎えてクレイグ・スミスのバンジョーが美しく呼吸する現代風ブルーグラスのほか、ニナ・ガーバー女史のメチャ美しいアコースティック・ギター、ティム・オブライエンとデビッド・グリア、ブリタニー・ハース嬢とのオールドタイム・フィドル、バンド・メンバーであるスコット・ハフマンの書いたカントリーソング、スライドギターにダロル・アンガーとトッド・フィリップスらを迎えたジョニー・キャッシュ曲、最後にはジャズ・コンボとの共演にもたじろぐことのないローリー・ルイス節が見事。胸を打つすばらしいボーカルと目くるめく上質なアコースティック音楽、さすがローリー!! 鳥をテーマにした前作『Birdsong』(SMM-2002 \2,573-)も秀逸!
VSR-003 CARPENTER & MAY CD\2,573-(本体\2,450-)

 ナッシュビルのバイオリン・ショップのオーナーでトニー・ライス・ユニットのオリジナル・メンバー、フレッド・カーペンター(f,m)とジョン・コーワン・バンドで2007年に来日、その驚くべき適応力を見せ付けたティム・メイ(g)がコンビを組んだ第1作。有名フィドル・チューン"Cherokee Shuffle"からガーシュイン"Lady Be Good"、ルイ・アームストロング"What a Wonderful World"からビートルズ"We Can Work It Out"、ジミー・ロジャーズ"Miss the Mississippi"からビル・モンロー"Blue and Lonesome"、そしてケニー・ベイカー"First Day in Town"等々、アチコチの有名曲一杯の楽しいレパートリーをベースのチャーリー・チャドウィックとのトリオで演じ切る、すばらしいアルバムである。
●ウエストコースト風さわやか型
ROU-0652 CHRIS HILLMAN & HERB PEDERSEN『At Edward's Barn』CD\2,573-(本体\2,450-)

 クリス・ヒルマンとハーブ・ペダーソンのふたりが来日したのは2008年5月、ふたりだけのデュオにもかかわらず、おそらくメジャーを経験したそのキャリアから来る圧倒的な存在感と音の厚みに驚き、とくに、ハーブのギターの上手さには舌を巻いたものだ。本作は、そのふたりのブラザー・デュオを中心にビル・ブライソン(bs)、ラリー・パーク(g)、デビッド・マンスフィールド(f)を加えた2009年11月のライブ!! ザ・バーズ、フライング・ブリトー・ブラザーズ、ザ・ディラーズ、そしてデザート・ローズ・バンドなど、ウエストコーストのメインストリームをリードしてきた、しかもともにブルーグラスからはじまった1944年生まれのふたりが、じつに優しく暖かいアコースティック音楽のある極みを奏でる至福の時間をお楽しみください。
RHY-1068 RODNEY DILLARD『I Wish Life was Like Mayberry』CD\2,573-(本体\2,450-)

 すごい!! さすが第一世代の最終ランナーというか、第二世代のトッパナというか……、すごい存在感と表現手法で耳に飛び込んでくるすばらしいロドニー・ディラードの最新作。そのうえ、1960年代の名曲"Dooley"、"There Is A Time"、"Evo Walker"などをリバイバル、さらにダグのバンジョーで知られる"Doug's Tune"や"Banjo in the Hollow"をやっちゃう!! バンドの支えとなっているこのスティーブ・ブッシュというマルチピッカー(ミズーリのベテラン)が、よくディラーズを理解してのサウンド作りで、すばらしいアルバムに仕上げている(オーケストラとのバンジョー共演も秀逸)。ザ・ディラーズが全米で名を上げた大ヒットTVシリーズ『アンディ・グリフィス・ショウ(邦題『メイベリー110番』)』でのダーリン兄弟という立場に擬しながら、50年というキャリアロドニーの歌唱力、感性、創作能力、……エルトン・ジョンがほれ込んで、初の全米ツアーの前座に指名したというロドニーの才能は緩んでいないぞ!! 
■ムーンシャイナー最新12月号特集関連作品
 ブルーグラス専門月刊誌のムーンシャイナー誌は一冊\525-。以下は最新号の特集記事関連作品)
●パンチ・ブラザーズ
 21世紀のブルーグラスをリードする20代の若者たちが12月号のカバーストーリー。バージニア州ベリービルのフェスへ、彼らを観に行ったリポート。

NONE524056 PUNCH BROTHERS『Antifogmatic』CD2枚組+DVDの合計3枚組\4,095-(本体\3,900-)

 クリス・シーリ(m)の率いるパンチ・ブラザーズとしての2枚目最新作(クリス・シーリ名義の『How To Grow Band』を含めると三枚目)の、CD2枚(本編CDとインストCD)とDVD(ニューヨークでのライブ)の3枚をボックスセットにした限定デラックス版。まったくあたらしい次世代のブルーグラス/アコースティック・アンサンブルを提示、その驚くべき繊細な音作りと組み立ては想像を絶するテクニックと感性のなせる業だろう。DVDがけっこうブルーグラスなので、たとえ本編が行き過ぎでも、後悔は少ない超お勧め作品。ムーンシャイナー、2008年3月号でパンチ・ブラザーズのカバーストーリー、2010年9月号で特集「これがブルーグラスなのか?」(MS-2711 \525-)あり。
SH-4017 CHRIS THILE『How to Grow a Woman from the Ground』CD\2,573-(本体\2,450-、歌詞付)

 2006年発売の衝撃作品。2008年にパンチ・ブラザーズ『Punch』(WB-79982 CD\2,573-)として登場する2年前、彼らの考えるブルーグラスに正面から取り組んだ、21世紀の若者ブルーグラスを象徴するような才能と魂が詰まった大秀作。当時、ほぼ全員が25才、ブルーグラスの未来を背負っていくスーパーピッカーらによるキョーレツなスタジオ・ライブ、一発録り。パンチ・ブラザーズでのアルバムとともに、70年代のミュールスキナーやオールド&イン・ザ・ウェイに匹敵するインパクトを持つ、必聴の歴史的な名盤である。
●ブラザー・デュオ
1930年代、アパラチア地方を中心に大ブームとなったブラザー・デュオ。その成り立ちや構成などを、重要なチームとともに紹介、ご家族や友人たちとの最小アンサンブル/ハーモニーへのお勧め特集。
RC-102 SHU & NOBU ISHIDA『Sweetest Gift』CD-R\2,079-(本体\1,980-)

 1972年春、わがレッド・クレイ・レコードが発表した石田信英&淑子夫妻のマンドリン/ギター、ブラザー・デュオ作品。発売当時、米国で絶賛を浴びたその驚くべきボーカル・インパクト、そしてその徹底したヒルビリーテイスト……。カウンティ・レコードから発売されていたレイ&アイナ・パターソン夫妻のデュオに強く影響を受けた彼ら、クローズ・ハーモニーの真髄を見事に表現している。カーター・ファミリーの1曲目から、モンロー・ブラザーズやブルー・スカイ・ボーイズ、そしてフラット&スクラッグスやルービン・ブラザーズのレパートリーなど、あまり知られていない独自の選曲も米国トラッド音楽界で高い評価を得た名作である。ほぼ40年前、日本に残された奇跡的な音楽をどーぞ!
CCCD-0125 BLUE SKY BOYS『Farm & Fun Time Favorites, Vol.1』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1930年代のブラザー・デュオ、そのもっともピュアなスタイルがこれ、アパラチアの伝統曲をレパートリーに、マンドリンとギターの兄弟デュオ、ブルー・スカイ・ボーイズである。モンローズのように野心的ではなく、デルモアーズのように粋じゃなく、ただ真摯にアパラチアの悲しみと喜びを歌い込むビルとアールのボリック兄弟。1936年から活躍した彼ら、これは解散を目前にした1949年、同時期にはフラット&スクラッグスもいたバージニア州ブリストルWCYB放送局の人気番組からのライブ(CCCD-0126 『Vol.2』も在庫がある)。なお1964年のリユニオン・コンサート『In Concert』(ROU-11536 \2,573-)の在庫もある。
OFR-003 HUNGER MOUNTAIN BOYS『Blue Ribbon Waltz』CD\2,573-(本体\2,450-)(廃盤)

 北部マサチューセッツから登場したハンガー・マウンテン・ボーイズ、兄弟ヒルビリー・デュオを聴かせる2006年作品。1曲目のモンロー・ブラザーズ"Have a Feast Here Tonight"から日本初期ブルーグラスでヒットした懐かしい"Dreamin'"のほか、ブルー・スカイやルービンらのカバーとオリジナル曲。初期のビル・モンローを思わせるマンドリンとギター・ビートを中心に、デュオというコンセプトは変えずにフィドルやドブロを持ち出したりスウィング・ビートを聴かせたり、とても今どきのミュージシャンとは思えないヒルビリーなクローズ・ハーモニー秀作。
MCP-0003 TONY & GARY WILLIAMSON『My Rocky River Home』CD\2,573-(本体\2,450-)(廃盤)

 マンドリン専門家のトニー・ウィリアムソンと兄ゲイリーと組んだブラザー・デュオ。マンドリン&ギターのシンプルなアンサンブルが聴く者を癒してくれるノスタルジックな優しいメロディーばかりを選曲、1924年のロイド・ロアーと43年のヘリンボーン、そして兄弟の朴訥で伸びやかなボーカルが、楽器の生まれたその時代に連れて行ってくれる。ドライブのかかったブルーグラスの背景にあるアパラチア的ロマンが一杯の1997年録音作品。
JSP-7727 DELMORE BROTHERS『Classic Cts 1933-1941』CD4枚組\5,775-(本体\5,500-)

 1940年代のブギウギ時代まで生き残り、エレキやブルーズハープとともに"Blues Stay Away from Me"に代表されるブルージーなデュオと、ギターとテナーギターによる粋なアンサンブルを身上としたアルトンとレイボンのデルモア・ブラザーズの初期、1933年からの全87曲が収められた廉価セット物。"Gonna Lay Down My Old Guitar"、"Brown's Ferry Blues"、"Blue Railroad Train"、"Nashville Blues"など、ブルーグラスに重要なレパートリーがタップリ。
FGM-111 DIX BRUCE & JIM NUNALLY『Brothers at Hearts』CD\2,573-(本体\2,450-)

 西海岸のフラットピッカー、ディックス・ブルースとジム・ニューナリーのふたりがギター2本のブラザー・デュオに挑戦。"Banks of the Ohio"や"Beautiful Brown Eyes"などのデュエット定番から、"Jimmie Brown, the Newsboy"やブルーグラス・スタンダードのデュエット版などが楽しめる2003年作品。
RHY-1041 CROWE BROTHERS『Brothers -N- Harmony』CD\2,573-(本体\2,450-)

 あの懐かしいジム&ジェシーの美しい抑揚を持ったメロディーとブラザー・デュオを彷彿させてくれるクロウ・ブラザーズ2008年作品。ザ・サイドメンの創設メンバーでザ・ホワイツにもいたスティーブ・トーマスのフィドラーらしい美学でのプロデュースの元、ルービンやドン・レノ(息子ドン・ウェインが参加、見事)らのスタンダードほか、ブルーグラスがカントリー市場で同じ土俵で勝負していた時代を想わせるメチャ美しい作品。
KCD-746 WILBURN BROTHERS『The Wonderful Wilburn Brothers』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1930年代のブラザー・デュオがルービンによってポピュラーに変身していく過渡期を聴く思いがするウィルバーン・ブラザーズの1961年、デッカに移る前のキング時代の作品。1960年代、オープリを中心に活躍、オズボーン・ブラザーズやロレッタ・リンの育ての親としても知られる。
R2-70212 EVERLY BROTHERS『Songs Our Daddy Taught Us』CD\2,027-(本体\1,980-)

 1958年に"Bye Bye Love"や"Wake Up Little Susie"でロカビリーヒットしたエバリー兄弟。1930年以来のブラザー・デュオ伝統を見事にアメリカン・ポップとし、ビーチボーイズやビートルズらのクローズハーモニーの基礎となった彼らが、ギタリストとしても有名な父親アイクから教えられたとする古いブラザー・デュオのレパートリーを、折からはじまろうとしていたフォークブームに乗ったゆるーいハーモニーとコードストロークで歌ってしまう。
SH-3805 THE BROTHER BOYS『Plow』CD\2,079-(本体\1,980-)

 その名も「ブラザー・ボーイズ」、ルービンやエバリー・ブラザーズなど、1950年代のカントリー/ロカビリーを絡めてジェリー・ダグラスがプロデュースした素晴らしいイースト・テネシーのデュオ、エド・スナッダリーとユージン・ウルフの1992年作品。彼らにはもう1枚、ロジャー・ラズネイク(g)とミッシー・レインズ(bs)らを配した1994年秀作『Presley's Grocery』(SH-3844 \2,079-)がある。ノスタルジックな50年代アメリカンにタップリと浸るスナッダリーの音楽センスが光るお勧め作品。
B001453302 THE SECRET SISTERS CD\1,838-(本体\1,750-)

 アパラチアに根ざした音楽伝統を、もっとも美味しく現在の大衆に提供する名人、T.ボーン・バーネットがデイブ・コッブと組んだ最新作は、その名も「シークレット・シスターズ」。すばらしいオリジナルにはじまり、ザ・サイドメンのカバーでも知られるジョージ・ジョーンズ"Why Baby Why"、ビル・モンロー"One I Love Is Gone"、バック・オウエンズ"My Heart Skips a Beat"とたて続けに4曲。そして気色のいい50年代風アメリカン・ポップ2曲をはさんで、トラッド"Do You Love an Apple"、……そしてハンク・ウィリアムズ2曲。誰が文句言うか!?この名曲たちをフォノジェニックな姉妹ハーモニーと、それをフワッと包むだるーいペダル・スチール/エレキとフィードバックしたリズム・セクション等々。すばらしくよく出来た、お勧め作品。
SH-3986 GIBSON BROTHERS『Long Way Back Home』CD\2,573-(本体\2,450-)
SH-4002 GIBSON BROTHERS『Red Letter Day』CD\2,573-(本体\2,450-)


 最新作『Ring the Bell』(COMP-4506 CD\2,573-)が今秋のIBMAアワードで高く評価されたギブソン・ブラザーズの2004年と2006年作品。ブルーグラス編成ながら、ルービン・ブラザーズやエバリー・ブラザーズらを思わせるタイトでキャッチーなブラザーデュオの伝統を直接感じさせる。現在、デイリー&ビンセントと並ぶ、現在ブラザーデュオのトップアーティスト。わたしの好みからは、ギブソンズに軍配を上げちゃう一押しバンド。"Ophelia"がブルーグラス・チャートでヒットした『Long Way Back Home』、ドン・ギブソンからレイ・チャールズをはじめ、ロックン・ロール・ヒットのカバーやブルーグラス・スタンダードなどに5曲のオリジナルの『Red Letter Day』。新旧のブルーグラスらしさが絶妙に交じり合ったすばらしいバンドだ。
●マイク・オルドリッジの引退
 10月に開かれたドブロ大会『リゾサミット2010』のリポートで紹介されたマイク引退はショック!
TAK-8914 MIKE AULDRIDGE『Dobro / Blues and Bluegrass』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ドブロという楽器の未来を根底から変えた1972年発売『Dobro』と1974年発売『Blues and Bluegrass』の2枚のLPがCDに!! 1955年にアンクル・ジョッシュ・グレイブスによってフラット&スクラッグスに持ち込まれ、6番目のブルーグラス楽器となったドブロが、これらのアルバムでまったくあたらしい未来を歩きはじめた瞬間を記録した名盤。セルダム・シーンのほか、、デビッド・ブロムバーグやバッサー・クレメンツ、リンダ・ロンシュタットらを迎えたとてもすばらしい超大名盤です。
REB-1820 JOHN STARLING & CAROLINA STAR『Slidin' Home』CD\2,573-(本体\2,450-)

 相変わらずのこぶしの利いたボーカルに哀愁を漂わせるジョン・スターリング、久々の2007年作品。実に渋い中年、というかいい初老というか……、マイク・オルドリッジ(d)とトム・グレイ(bs)というオリジナル・セルダム・シーンの仲間三人に囲まれ、エミルー・ハリスもゲスト。1曲目のジミー・ロジャーズ"Waitin' for a Train"からワシントンDC人脈の"Willin'"ほか、ジョン・ランドール(m,g)をメインサポートに、スターリング節を堪能させてくれるバンジョーレス・ブルーグラス。
PATUX-210 DARREN BEACHLEY & LEGENDS of the POTOMAC『Take Off』CD\2,573-(本体\2,450-)

 カントリー・ジェントルメンからセルダム・シーンに至る米国首都ワシントン周辺のブルーグラスを表わす言葉「DCグラス」。今春デビューしたダレン・ビーチリーとリジェンド・オブ・ポトマック。マイク・オールドリッジ(d, steel g)とトム・グレイ(bs)という「DCグラスの顔」を据え、かつてブルーグラス・カーディナルズやカントリー・ジェントルメンですばらしいテナーを聴かせたベテランのノーマン・ライト(m)、そして新進バンジョー奏者としてユニークな奏法で知られるマーク・ディレイニー。昨年までドイル・ローソン&クイックシルバーでリード・ボーカルとして活躍したダーレン・ビーチリーが「DCグラス」伝統のモダンなブルーグラスを聴かせる。エディ・アドコックとジミー・グドローの懐かしいセカンド・ジェネレーションの名曲"Miss You Mississippi"をはじめ、ルービン・ブラザーズ、バック・オウエンらのカントリーや、新進ライターのポーラ・ブリードラブ/ブラッド・デイビスのコンビによる4曲を取り上げるなど「DCグラス」らしいさわやかなサウンドを聴かせる。マイクにとって最後のツアーバンドとなる。
■トラッドグラス
RHY-1060 AUDIE BLAYLOCK & REDLINE『Cryin' Heart Blues』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 現在トラッドグラスの最前線を突っ走るオウディ・ブレイロック&レッドラインの最新第2作は、大評判となったデビュー作のアーリー・ブルーグラス名曲カバー集とも言える『Hard Driving Bluegrass』(RHY-1042 \2,573-)の流れを、レッド・アレン、ビル・モンロー、ジミー・マーティン、カーター・スタンレー、ピート・ゴーブルらの隠れた名曲で取り上げ、ともに20代前半のパトリック・マッカビニュー(f,m)とイバン・ウォード(bj)、そしてマット・ウォレス(bs)という若手のレッドラインとともに伝統的なストレート・ブルーグラスを聴かせる。ムーンシャイナー2009年2月号(MS-2604 \525-)でカバーストーリー「オウディ・ブレイロック〜甦るアーリー・ブルーグラス魂」でも紹介されている正統派ブルーグラス期待の新進バンドである。
EB-2006 EARL BROTHERS『Troubles to Blame』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 ものすごい泥臭さ…、超ヒルビリーという衣を纏って、現代社会の問題にまで踏み込む普遍的で重いテーマを正面から取り上げるアール・ブラザーズの2006年自費制作第2弾。基本にスタンレー・ブラザーズのサウンドをベースにしながら、西海岸の4人組が、苦境、女、酒、死などをテーマにした全曲オリジナルで、テクニックよりも溢れんばかりの感情を優先させる演唱はまさに「Real Music」。ブルーグラス/ヒルビリー/ホンキートンクなど、単純にして力強い詩とメロディーに全身全霊で集中する彼ら、バーン・ウィリアムズのまいたトラッドグラスの種が育つサンフランシスコのバンドである。クリス・ヒルマン曰く、「ブルーグラスのもっとも原初的な魂と態度を貫く、人々が何年もの間かけて創り上げた山の嘆きを甦らせる稀有なバンドだ」と。
SKFR-1008 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Honoring the Fathers of Bluegrass; Tribute to 1946 and 1947』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2009年のグラミー賞ブルーグラス部門を受賞したリッキー・スキャッグス作品。ビル・モンローがフラット&スクラッグスらを従え、ブルーグラスが誕生したあのオリジナル・ブルーグラス・バンドの1946〜47年録音のほぼ完全コピー作品!! 1曲目の"I'm Going Back to Old Kentucky"には、その録音に参加していたアール・スクラッグスを迎え、誕生当初のブルーグラスが持つグルーヴが最新録音技術と現在最高のバンドによって再現される。
MH-1292 CROWE/LAWSON/WILLIAMS『Old Friends Get Together』CD\2,888-(本体\2,750-)

Prayer Bells of Heaven/Goodbye/Little White Church/Stormy Waters/This World Is Not My Home/Lord I'm Coming Home/Who'll Sing for Me 他全12曲

 いわゆる「ハード・ドライビング」な「ソリッドグラス」の典型を創ったジミー・マーティンとサニー・マウンテン・ボーイズ(SMB)、その主要メンバー、J.D.クロウ(bj)とドイル・ローソン(g)、そしてポール・ウィリアムズ(m)の3人がリユニオンして創ったすばらしいゴスペル集。フィドルにロン・スチュワート、スネアドラムにハリー・スティンソン、ベースにベン・アイザックスを据え、ゲストのハイ・ハーモニーにはシア・チェリーホームズとソニア・アイザックスを迎え、見事な60年代のSMBサウンドを堪能させてくれる。75歳のポールのクリアなテナーボイスは衰えず、73歳のJ.D.は絶妙のタイミングとトーンをキープ、66歳のドイルはまだまだ絶頂期……、どの曲も懐かしいSMB時代の再現だ。
■ニューグラス
 ブルーグラスの様式に、他の音楽様式を加味。
SKFR-2019 CADILLAC SKY『Gravity's Our Enemy』CD\2,573-(本体\2,450-)

 まったく新しい次元でハイロンサムを捉える若手ブルーグラス期待のキャディラック・スカイ、スキャッグス・レコードからの第2作。マイク・マーシャルのプロデュースを得て、ブライアン・シンプソン(m)のすばらしいオリジナルを意表をつく構成で、ハイロンサム・ブルーグラスの魂をとてつもないアンサンブルを構築していく秀作。アルバムを通して、すみずみまで計算された緻密さでブルーグラスのまったく新しい形を聴かせる若者ブルーグラス、前作の全米デビュー作『Blind Man Walking』(SKFR-2017 \2,573-)も秀逸。チョーお勧めだよ!!
MEAC-50092 PAT FLYNN『ReVision』CD\2,573-(本体\2,450-)

 後期ニュー・グラス・リバイバルのギタリスト、パット・フリンのソロ2007年作品。1曲目ディランの"All Along the Watchtower"や"Highway 61"、トラッド曲"Wayfaring Stranger"、レッドベリーのブルース、懐かしのNGR初期作品"This Heart of Mine"、スティーブ・グッドマンからジム・イボットソンらのカバーにポップな自作等々、ブルースからブルーグラス、フォークからロカビリーまで、あのユニークなリード・ギターも健在だ。ノーム・ピケルニー、ジョン・コーワン、ルーク・ブラによるニューグラスが2曲のほかは、元ブーン・クリークのスティーブ・ブライアン(bs)とパーカッショニストらとのポップなアメリカン・ミュージック集。
■ブルーグラス・メインストリーム
60余年に及ぶブルーグラス史の中、現在はばひろく受け入れられているブルーグラスのかたち。
ROU-0653 V.A.『Bluegrass Number One Hits』CD\2,079-(本体\1,980-)

 ラウンダー・レコードのブルーグラス・アーティストたちによる最近のヒット曲集。現在の米国ブルーグラスのメインストリームが良く分かる廉価版である。21世紀に入ってから、ムーンシャイナー誌に掲載されているブルーグラス・チャートで高い評価を得た、デイリー&ビンセント、ザ・グラスカルズ、ダン・ティミンスキが各2曲、ブルー・ハイウェイ、ロンダ・ビンセント、J.D.クロウ&ニューサウス、ドイル・ローソン&クイックシルバー、チャーリー・サイズモア、クレア・リンチらによる全12曲。現在の米国のブルーグラス・トレンドが一目瞭然の廉価企画もの。
SH-4003 SELDOM SCENE『Scene-chronized』CD\2,573-(本体\2,450-)

 リード・ボーカルが3人、ダドリー・コンネル(g)、ルー・リード(m)、フレッド・トラバース(d)、それにロニー・シンプキンズ(bs)、そして唯一のオリジナル・シーンとなったベン・エルドリッジ(bj)とその息子で現在パンチ・ブラザーズのクリス・エルドリッジ(g)の6人組、地元ワシントン・ポスト紙が「国宝」と称するシーン、7年ぶりの2007年最近作。ジョン・ダッフィ亡き後もセルダム・シーンらしさを見事に継承しているすばらしい作品。
COMP-4532 THE CHAPMANS『Grown Up (A Revisionist History)』CD\2,573-(本体\2,450-)

 「大人」になったチャップマン三兄弟のコンパス移籍第一弾最新作は、ものすごぐ完成度の高い、しかも才能とノウハウの詰まった超お薦め現代ストレート・ブルーグラス。ブルーグラスのすべての楽器が有機的に作用し、どの瞬間も息を詰めるような繊細さとスリルに満ちている。古いエディ・アーノルドからバック・オウエンズ(ロンダ・ビンセントがゲスト)、そしてサム・クックからセルダム・シーンまで、またラテン・インスト「エル・クンバンチェロ」にはノーム・ピケルニー(bj)をゲストにすさまじい演奏を聴かせる。バンド結成から20年、子どもたちも20代後半の「大人」になったチャップマンズが、2曲を除いて1995年と97年に自費制作で発表した曲を録音し直した(修正主義的)記念碑作品。血湧き肉踊る見事なブルーグラスだ。2005年の前作『Simple Man』(PC-1144 \2,573-)も秀作なり!!
■ライブ
アコースティック音楽の究極アンサンブル=ブルーグラスの醍醐味はライブや一発勝負のジャムだ!
RLV-2001 V.A.『All-Star Bluegrass Celebration』CD\2,888-(本体\2,750-)

 すでに絶版の2004年にDVD映像作品としても発売されたもののCD盤(これも廃盤)。2002年に全米公共テレビ網のPBSテレビ特別番組として、リッキー・スキャッグスをホストにアール・スクラッグス、アリソン・クラウス、ラルフ・スタンレー、デル・マッカーリー、ビンス・ギル、パティ・ラブレス、トラビス・トリット、ブルース・ホーンズビー、そしてニッケル・クリークまで、ブルーグラスのフロントランナーを集めた強烈なライブ秀作CDである。廃盤につき、売り切れゴメン!!
REB-1104 COUNTRY GENTLEMEN『Live in Japan』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1972年1月、カントリー・ジェントルメンが初来日した。これはその当時の熱狂を伝える全20曲、神田共立講堂のライブだ。"Fox on the Run"から"Take Me Home, Country Road"、"Foggy Mountain Breakdown"やビートルズ"Yesterday"などのエマーソン・バンジョー美学、「ダイナおばさんのパーティー」やチャーリー・ウォーラーの「ハンク・スノウ・メドレー」まで。なお、C.G.ファンには初期レベル録音のすべて110曲を4枚組ボックスセットした『Early Rebel Recordings 1962-1971』(REB-4002 4枚組\9,450-)も究極のお勧め!!
ARH-524 VERN & RAY with HERB PEDERSEN『San Francisco 1968』CD\2,573-(本体\2,450-)

 サンフランシスコのブルーグラスに多大な貢献を残した故バーン・ウィリアムス(m)とレイ・パーク(f)が若きバンジョー奏者、ハーブ・ピーダーセンとともに、1968年に残したバリバリ・トラッドグラス・ライブ。超一級の魂がこもったアーリー・ブルーグラスが堪能できる貴重な発掘ライブ。ムーンシャイナー2006年7月号と8月号でバーン・ウィリアムズ追悼特集。
OH-4159 JIMMY MARTIN with PAUL WILLIAMS & J.D.CROWE『Big Jam Session』CD-R\2,888-(本体\2,750-)

Roll In My Sweet Baby's Arms/Molly & Tenbrooks/Angel Band/Put My Little Shoes Away/Gotta Travel On/Dog Bite Your Hide/Home Sweet Home 他全34曲

 いわゆる「ハード・ドライビング」な「ソリッドグラス」の典型を創ったジミー・マーティン(1927-2005)、50年代中頃にビル・モンローの元を離れ、オズボーン兄弟とサニー・マウンテン・ボーイズを結成、そして1956年以来自身のバンドとして独特のサウンドを創ってきた偉大なミュージシャンである。その彼が初期最高のメンバー、J.D.クロウ(bj)とポール・ウィリアムズ(m)を伴って友人のリビングルームで1950年代終わり頃にジャムをしているところを収めた貴重なテープから、1984年にLP発表した10曲に、詳細不詳のライブなど、22曲の未発表をプラスした超貴重録音。もちろん、テープの状態(音質など)は良くないが、初期ブルーグラスのグルーヴやトラッドグラス・アンサンブルのイロハも学べる強烈なジャム&ライブだ。J.D.クロウが持つあのチョッとイモっぽいリズム(それが高い評価の源でもあるのだが)の出所が、当時20歳前後のJ.D.から溢れているのが面白い。ブルーグラス第一世代のマスターたちからさまざまなことが学べ、何よりも50年代という時代と彼らの若さがぶつかったエネルギーには何者もかなわないだろう。
■女性ブルーグラス&オールドタイム
TCP-203 SHEARWATER『Shearwater』CD\2,573-(本体\2,450-)

 かつて瀬戸大橋のフィッシャーマンズ・ウォーフに長期滞在し、中島ファミリー・バンドのベースも担当、1996年の阪神淡路大震災ではいち早く慰問に訪れ、阪神間の避難施設を回り、そのさわやかなボーカルで人々を癒してくれたタミー・ファサートの2008年作。デイブ・クラークのギターとジェイムズ・ウィットールのマンドリンにタミーのベース、そしてエイドリアン・ドランのフィドル・ゲストというバンジョーレスでシンプルな構成で、「ミズナギ鳥(Shearwater)」というユニット名に相応しいタミーらしい、飾り気のないさわやかなオリジナルのブルーグラスが楽しめる。女性ブルーグラス・シンガーにお勧めの優しいメロディーがタップリ。
SIG-2029 CROOKED STILL『Some Strange Country』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ムーンシャイナー誌5月号のカバーストーリーで登場したクルックド・スティルの最新作。イーファ・オドノバンという、まだ20代半ばの女性が歌うアパラチアの陰影と、きついビートを伴ったチェロに絡む最先端ブルーグラス・アンサンブルの極致。イーファの妖しい魔物が憑いているような独特の響きにはますます磨きがかかり、フォーフィンガー奏法のバンジョーで驚くばかりの音数を発するグレッグ・リスト、オールドタイムの真髄を会得した若い女性フィドラー、ブリタニー・ハースら、あたらしいアパラチア/ブルーグラスの新世界です!
COMP-4504 BEARFOOT『Doors and Windows』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2009年6月ビルボード・ブルーグラス・チャートのナンバーワンをヒットしたベアフット。すでに9年のキャリアを持つアラスカ出身の話題バンドだが、ビスケット・バーナーズのオデッサ・ジョーゲンソン(f)が新加入、そのノーラ・ジョーンズを思わせるようなちょっと気だるいフォノジェニックなボーカルを全面に押し出して「ニュー・オールドタイミー」に大変身。バンジョーレスで女性ツイン・フィドルにベース、そして男性マンドリンとギターの5人組。カーター・ファミリー、ジョン・ハイアット、そしてビートルズ"Don't Let Me Down"のカバーほか、ブルーグラスのテクニックを身につけたオールドタイミーな女性たちが、メチャかっこいいぞ!!
 2006年の前作『Follow Me』(COMP-4514 \2,573-)もオデッサがいないものの、ニューグラスとオールドタイムの絶妙なブレンドから生まれる女性3人男性2人のクインテット、アパラチア風味の秀作。
■日本人アーティスト新入荷
BWCD-001 BACKWOODS MOUNTAINEERS『Home Sweet Home』CD\2,000-(本体\1,905-、歌詞対訳付)

Blue Bonnet Lane/When It's Lamp Lightin' Time in the Valley/Aunt Dinah's Quilting Party/When You Kneel at Mother's Grave/Rawhide 他全14曲

 1964年に結成というから46年前、その後にロストシティを経営することになる野崎謙治と渡米する田渕章二が、本作に参加している芝田光雄と西条佳峰とともに結成した当時の関西スーパーバンド、バックウッズ・マウンテニアーズ。そのリーダーだった野崎からバンド名を受け継いだ芝田が、立命館大学OBの三橋秀樹(g)と桃山学院大学OBの大西一由(m)とスネーク水谷(f)とともに編成した新生バックウッズ・マウンテニアーズのデビューCD。ちなみに芝田と西条は1965年、TBS主催の大学対抗バンド合戦で優勝した桃山学院大学ブルーグラス・ランブラーズのオリジナル・メンバーである。ここに収められた14曲はいずれも、彼らが大学生としてブルーグラスに打ち込んでいた時代の名曲ばかり。……技術よりも勘と雰囲気で初期の日本ブルーグラスを切り開いていったパイオニアたち、気負いなく、自然体で演じている。アルバム制作記はムーンシャイナー9月号。
BBR-001 LEMON SLICE『Remember Me』CD\2,000-(本体\1,905-)

Remember Me/Hobo's Meditation/Texas & Oklahoma/Lonesome Pine/Rain Please Go Away/Arkansas/Love Letters in the Sand/Kentucky Waltz 他全12曲

 大分の男女=ギター/ベース・デュオのレモン・スライスのデビュー作。大分のブルーグラス・バンド、レモン・パフィからフットワークの軽い上尾光邦(g)と渡辺優(bs)がデュオとして2005年に結成、以来各地のフェスやライブハウスで着実に実力と人気を得て、今年は箱根フェスの人気投票で、若者優位の中で3位に輝いている。渡辺のフォノジェニックなボーカルと上尾のフラットピッキン・ギターを軸にデュオで3曲、そのほかはハーベストムーンの植田雅也のプロデュースで京都風の味付けがなされたさわやかブルーグラスになっている。ふたりのほか、ゲストにはハーベストムーンの木下健太郎(m,f)、小野田浩士(bj)、宮守佳奈(f,v)、今井佐由子(v)、植田雅也(bs)、ロジーンの星川太志(d)、デイジービルの久永洋子(v)、カインド・オブ・ブルーの今村日利(bJ9。アルバム制作記はムーンシャイナー10月号。
CH-002 井上ともやす『平和の詩が聞こえる』CD\2,500-(本体\2,380-)

ヤポネシアン・ブルース/団地っ子のバラッド/てーげーeasy/Goodbye Teen's/サンキューソング/広島に雪が降る/Spirit To Shout!/縁ですね 他全12曲
 銀座のブルーグラス・ライブハウス、ロッキートップのチーフとして、チーフ井上とフォークゲリラ・ボーイズ『100万回愛してる!』(CH-001 \2,500-)というブルーグラス作品もある井上ともやすが本業!?のフォークシンガー/ソングライターとして初のオリジナルによるソロアルバムである。川又トオルのエレキと編曲がバッチリと決まるポップなカントリーロックっぽいバックで「叫ぶ」。箱根コンベンションで鍛えられた!?見事な"Take It Easy"の沖縄風替え歌「てーげーeasy」のほかは、その確かな社会観から生まれる強いメッセージを持つすばらしい歌詞とメロディ。同時にボサノバやレゲェ、石野真子に提供した「サンキューソング」ではバンジョーが活躍など、エンターテイメント性も高い秀作だ。ムーンシャイナー誌9月号と10月号で連載特集あり。
■クリスマス/ゴスペル
ROU-0616 BELA FLECK & FLECKTONES『Jingle All the Ways』CD\2,573-(本体\2,450-)

Jingle Bells/Silent Night/Sleigh Ride/Christmas Song/What Child Is This/Linus and Lucy 他全16曲

 2009年のグラミー賞最優秀ポップ・インスト・アルバムに輝いたベラ・フレックとフレクトーンズの2008年作クリスマス集。グラミーのポップですよポップ!! 古巣ラウンダーからの発売ということもあってか、リラックスした音遊び!! トゥバ共和国の喉唄(モンゴルのホーミー系)ではじまり、全編よく知るメロディがグチャグチャに遊ばれる音の至福。ブルーグラスからバッハまで、頭脳を刺激する楽しいジャンル無用バンジョー音楽の1時間。
KOCH-4754 CHARLIE DANIELS『Joy to the World: A Bluegrass Christmas』CD+DVD\2,888-(本体\2,750-)

Christmas Time's a Comin'/Christmas Time Down South/Blue Christmas/Christmas Song 他全12曲

 サザン・ロックのアイコン、チャーリー・ダニエルズの最新作(CD+DVD、同じ12曲がスタジオとライブで収められている)はブルーグラス・クリスマス。ブルーグラス出身で、60年代にはナッシュビルのセッションマンとしてフラット&スクラッグスやディランの録音に参加してきた彼。ザ・グラスカルズ、ダン・ティミンスキ・バンド、キャシー・マティア、エブリンとスザンヌのコックス姉妹のほか、ジュエルやアーロン・ティピンらも参加するクリスマス名曲集。
各楽器別インストお勧め再入荷作品
(楽器につきましては、楽器本体やパーツから教則物まで、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
■ギター
SH-4001 BRYAN SUTTON『Not Too Far from the Tree』CD\2,573-(本体\2,450-)

 最も多忙なフラットピッキン・ギタリストの一人、ブライアン・サットンの2006年作品は、アール・スクラッグス、ドック・ワトソン、ノーマン・ブレイク、ジョージ・シャフラー、ダン・クレアリー、デビッド・グリア、ラス・バレンバーグ、トニー・ライス他をゲストに、一対一の至福のギター・デュオを聴かせてくれる。父親のジェリーとの"Billy in the Lowground"は映画『フィールズ・オブ・ドリーム』の親子のキャッチボール・シーンが思い浮かぶ…? この中からドック・ワトソンとの"Whiskey Before Breakfast"が同年のグラミー賞最優秀カントリーインストを受賞している。
BVCM-35543 CHET ATKINS & MERLE TRAVIS『トラヴェリング・ショー』CD \1,890-(本体\1,800-)

 1974年のアコースティック・ギター大名盤!! サムピック・スタイルの始祖マール・トラビスと、ギターの魔術師チェット・アトキンスがジェリー・リードのプロデュースで和気藹々とアコースティック・ギター・ジャムでのスタンダード全11曲。チェット・アトキンスの凄さが嫌になるほど知れるぞ!!
FGM-123 JIM NUNALLY『Gloria's Waltz』CD\2,573-(本体\2,450-)

 デビッド・グリスマンのブルーグラス・イクスペリエンスで一躍知られるようになった大ベテラン・フラットピッカー、ジム・ナナリーの2007年作。トラッドグラスからドン・マクリーン、ドリー・パートン、ジョン・フォガティー、バック・オウエンズなどなど、さまざまなジャンルの曲を、優しい歌とフラットピッキンで和ませてくれる。ムーンシャイナー誌2008年7月号のユタ・フィリップス追悼「フラット&スクラッグスとフォーク」への寄稿は、彼の音楽の出自を知るすばらしいものだった。
■バンジョー
(ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、世界のバンジョー音楽をお見逃しなく!!)
PATUX-175 MARK DELANEY『Sidecar』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在ランディ・ウォーラー&カントリー・ジェントルメン在籍のマーク・ディレイニーのデビュー作。同郷のエディ・アドコックをはじめ、これまで60余年のブルーグラス・バンジョー・テクニックをバランス良く取り入れつつ、何よりも「音」に対する感情を爆発させる弦へのアタックと意表をつくタイミングの取り方が、わたしには堪らない。ムーンシャイナー誌2009年4月号「連載、吉岡正の闘魂バンジョー」にて特集あり。
SH-4056 CHRIS PANDOLPHI『Looking Glass』CD\2,573-(本体\2,450-)

 若者ブルーグラスのトップランナー、インファマス・ストリングダスターズのバンジョー奏者クリス・パンドルフィの最新ソロ・アルバム。ジャズで有名なボストンのバークリー音楽院がブルーグラッサーたちのために開設したバンジョー専攻の最初の卒業生であるクリス。クリス・エルドリッジ(g)、ステュアート・ダンカン(f)、ジェシ・コッブ(m)、アンディ・ホール(d)、バイロン・ハウス(bs)を核に、マット・フリナー・トリオをファンキーな曲調に配して、あたらしいバンジョーの世界を目指す意欲作。
PATUX-200 CHRIS WARNER『Goin' to the Dance』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1967〜69年、ジミー・マーティンのもとで、強い右パンチを手に入れ、アルバム『Free Born Man』という名盤を残したクリス・ワーナー、1980年代にカムバックしてウェブコに3枚のアルバムを残して以来、久々の最新作はボーカル8曲、バンジョー・インスト6曲の全14曲。同じ「ジミー・マーティン学校」の卒業生、トム・アダムズをギターとリード・ボーカルに、マーク・サイツかディック・レアード(m)、マイケル・クリーブランドかパトリック・マッカビニュー(f)といった布陣で、ジミー・マーティン直系のソリッドグラスを聴かせてくれる。
REB-7513 JIMMY ARNOLD『Riding with Ol' Mosby』CD\2,079-(本体\1,980-)

 伝説のバンジョー奏者ジミー・アーノルド。1992年、40歳の若さで他界した天才バンジョー、フィドル&ギターの達人。大塚章と廖学誠、マイク・オルドリッジらが大活躍の1974年作『Strictly Arnold』から7曲、76年の未発表ギター・インスト2曲、82年の『Rainbow Ride』から5曲(内1曲未発表)、83年のボーカル作品『Southern Soul』から3曲のベスト17曲集、フォスターをはじめ有名曲満載で選曲も秀逸のすごいアルバム。ムーンシャイナー誌09年2月号(\500-)特集参照。バンジョー奏者必携!!
REB-7520 RALPH STANLEY『Old-Time Pickin'; a Clawhammer Banjo Collection』CD\2,079-(本体\1,980-)

 ラルフ・スタンレーの生まれ育った土地は、カーター・ファミリーらとクリンチ山脈を背負った形になるもっともアパラチア伝統音楽の濃い地域だ。そこでスクラッグス奏法に出会う1946年以前、ラルフは母から学んだクロウハンマー・バンジョーを弾き続けていた。本作には、現在さまざまな研究/開発が進んだスタイルではない、もっともシンプルな形のクロウハンマー・バンジョー奏法、1971年の録音から2001年までの30年間に録音された18曲(うち9曲は未発表)が収められている。
■マンドリン
ACD-54 SAM BUSH & DAVID GRISMAN『Hold On!』\2,573-(本体2,450-)

 ビル・モンロー以来、ブルーグラス・マンドリンのあり方を根底から変革した2大偉人、サム・ブッシュとデビッド・グリスマン初の共演2003年作。問答無用のブルーグラス・マンドリン天国です。
JJ-1004 JESSE McREYNOLDS『McReynolds Style Mandolin』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ジェシー・マクレイノルズの「クロスピッキン」によるマンドリン・インスト美学。1枚のフラットピックでスリーフィンガー・ロールを表現、さらに別世界を創っていったジェシーは天才だ。その滑らかでメロディアスなクロスピッキンの響きが、70年代ナッシュビル・サウンド風バックを伴って堪能できる。オリジナルと「恋は水色」やドクトル・ジバゴの「ララのテーマ"Somewhere My Love"」等々のポップ・スタンダードが半々。録音データは詳らかではないが、自身のレーベルにローカル録音、2005年に発表した自費制作物と思われる。
AMA-1051 MIKE MARSHALL'S BIG TRIO『Mike Marshall, Alex Hargreaves, Paul Kowert』CD\2,573-(本体\2,450-)

 30年ほど前、神童としてデビッド・グリスマン・クインテットに招かれたマイク・マーシャル、そんなマイクが今度は神童ふたりを自身の翼に入れて創り上げた「ビッグ・トリオ」のデビュー作。16歳のアレックス・ハーグリーブズと、パンチ・ブラザーズの22歳のポール・コワート、そして48歳のマイクとのマンドリン/フィドル/ベース・トリオはストレングス・イン・ナンバーズがクラシック室内楽を意図した「1989年革命」の流れを汲んだオリジナル作品。クラシックとジャズとオールドタイムとニューアコースティックが同居、圧倒的なテクニシャン、マイクがこの20数年で経験してきた大きな世界観が聴きモノだ。
■フィドル
PC-6512 JASON BARIE『The Past Is Present』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2008年IBMA最優秀インスト・アルバムの最終候補に選ばれたジム&ジェシーのフィドラー、ジェイソン・バリーのデビュー作。バンジョーのスティーブ・ディリングとボーカルにティム・メッシーのほか、楽器はほとんどジェイソン本人。ビル・モンロー音楽のノウハウを抽出し、ミュージシャンとして最大限の表現でコントロールする秀作オリジナル以外はモンローソングとマール・ハガード、そしてジミー・マーティン。全編すばらしく美しい、幸せになれるトラッドグラス作品。
RSR-20901 CASEY DRIESSEN『Oog』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ブルーグラス・フィドル界の台風の目!?ケーシー・ドリーセンの2009年自費制作品。シュガーヒルからのデビュー作『3D』(SH-4016 \2,573-)で目からウロコのスタンダード・アレンジでアッと驚かせたケーシー、今回はそれを激しく上回る世界観を覗かせる。ダレル・スコットのエレキとペダル・スティール、アリソンの弟ビクター・クラウスのベース、マット・チェンバーレインのドラムスとともに、フィドル・イメージを前衛ロックフュージョンの中、自然体で主張する変幻自在の音楽。今回もスタンレーの"O Death"ほか、モンロー・インストや古いカントリーソングのカバーなどの超ぶっ飛びアレンジが収められているスペーシーな無国籍オリジナル。若いフィドラーに絶大な人気を持つ天才!?
VSR-001 FRED CARPENTER『Cut Loose』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ナッシュビルのフィドラーが頼りにするバイオリン工房『バイオリン・ショップ』を経営するフレッド・カーペンターが、マーク・オコナーのギターとロイ・ハスキーのベースのトリオで1980年に録音したテキサス・フィドル&マンドリン集。現代テキサス・フィドルの基本集である。
■ドブロ
RCD-05335 ROB ICKES『Road Song』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ロブ・アイクス最新2009年作。マイケル・アルビーのピアノとの究極の癒し系アコースティック・デュオで贈るジャズ・スタンダード10曲。そのうちハンク・ウィリアムズ"You Win Again"を含む3曲ではロビネラのすばらしい女性ボーカルが聴く者をさらに癒してくれる。ピアノの広がりのある響きの中で、ドブロしか持ち得ない独特の呟きや呻きが見事に混ぜ合わさって、メチャクチャ気色いい音を創っている。目を閉じてゆったりと聴きたい名品。ドブロ名盤たるべき超お勧めの一級作品!!
オールドタイム&フォーク新入荷
OH-122 THE ANGLIN BROTHERS『The South's Favorite Trio』CD-R\2,888-(本体\2,750-)

Southern Whoopee Song/Don't Say Goodbye If You Love Me/Where the Soul of Man Never Dies/Give Me Your Love(and I'll Give You Mine) 他全14曲

 のちにジョニー&ジャックとして有名になるジャック・アングリンが兄のレッドとジムとともに組んだトリオの貴重な1937,38年録音の14曲。同郷の幼友達だったデルモア・ブラザーズや、一足先に録音していたブルー・スカイ・ボーイズなどの影響の濃いブラザー・デュオ。ジャックとレッドが最初ブラザー・デュオとして演奏をはじめ、そこにジムがバリトンとベース奏者として加わりユニークにブラザー・トリオが出来たのだという。本作はモダンになりかけのギターをバックにデュオやトリオで、クローズ・ハーモニーの原初的なかたちを聴かせてくれる。のちに"Poison Love"のヒット(1951年)や"Ashes of Love"などのルンバで一世を風靡するジョニー&ジャックのアーリー・ロカビリーからは想像しがたいオールドタイムミーな雰囲気がたまらなくいい。
JASCD-566 KINGSTON TRIO『Legends of '60s Folk Revolution』CD2枚組\2,888-(本体\2,750-)

Tom Dooley/Hard Ain'T It Hard/Saro Jane/Sloop John B/Santo Anno/Little Maggie/MTA 他全47曲

 1958年にデビュー、「トム・ドゥーリー」の全米ナンバーワン大ヒットで1960年代のフォーク・ブームの火付け役となったキングストン・トリオのキャピトルから発売された初期のLPアルバム、58年の『The Kingston Trio』と、いずれも59年発売の『From The Hungry I』、『The Kingston Trio At Large』、『Here We Go Again』4枚を網羅した2枚組お徳用廉価CD盤。当時、忘れ去られていたアパラチアン・トラッドのみならずカリプソや世界各国の民謡を掘り起こし、新しい感性で都会の若者に紹介して、ブルーグラスやカントリー・ブルース等、オリジネーターが注目されるきっかけを作りました。縦縞のボタンダウンのシャツ等、当時の最先端を行くアイビー・カジュアルなファッション・センスで、日本でも多くのフォロワーを生み、ブラザーズ・フォア、ピーター・ポール&マリーと並んでモダン・フォークの代表バンドとしてキャンパス・フォークなる言葉を産み出して人気を博した。ここに収録された曲はデイヴ・ガード、ボブ・シェイン、ニック・レイノルズという結成当時からのメンバーによる珠玉の47曲。
オールドタイム&フォークお勧め作品
■オールドタイム
NW-30423 ABIGAIL WASHBURN『Song of the Traveling Daughter』CD\2,573-(本体\2,450-)

 その豊かなボーカル表現とクロウハンマー・バンジョーでアパラチアの陰影を山水画で描いたような音楽世界を創る逸材アビゲイル・ウォッシュバーンの2005年ソロ・デビュー作。元アンクル・アールの一員としても知られる彼女、トラッドとオリジナルで構成された本作には現在では夫のベラ・フレックがプロデュースとギター&バンジョーで参加、ケーシー・ドリーセン(f)、ザ・ダックスのジョーダン・オコンネル(g)ほかと創り上げる見事なアンサンブル。得意な中国語を活かしてアパラチアと東洋の山河が違和感なく溶け合う名盤である。2枚目の『Sparrow Quartet』(NETT-30792 \2,573-)ではスリーフィンガーとクロウハンマー・バンジョーとフィドル/チェロの室内音楽芸術を創っている。アビーはきわめて稀有な才能の持ち主、……怪物である。
NETT-30431 OLD CROW MEDICINE SHOW『Big Iron World』CD\2,079-(本体\1.980-)

 驚くなかれ!このオールドタイム・ストリングバンドのアルバムがカントリーチャート27位をヒットした2006年作品。ノ−ス・カロライナの薬局の前で演奏しているときにドック・ワトソンに認められ、マールフェスからデル・マッカーリー・バンドやドリー・パートンらの前座、そしてオープリ出演などでブレイクしたオールド・クロウ・メディスン・ショウ、その名の通りジャグバンド系のメディスン・ショウをイメージしたストリングバンド。本作はギリアン・ウェルチの相方、デビッド・ロウリングズのプロデュースで、フィドル、バンジョー、ハーモニカ、ギター、ベースといったルーツ系ストリングバンドのエネルギーを正面から捉えた秀作。
■フォーク
SH-4015 V.A.『Sail Away; Songs of Randy Newman』CD\2,573-(本体\2,450-)

 数々の映画音楽も手がけたシンガー・ソングライター、ランディ・ニューマン作品をティム・オブライエンの1曲目から、デル・マッカーリー・バンド、サム・ブッシュ、ベラ・フレック(バンジョーソロ)、ザ・ダックスらのブルーグラス系、ソニー・ランドレス、アリソン・モーラー、スティーブ・アール、キム・リッチーらのアメリカーナ系ミュージシャンらが演じる秀作。
カントリー/ロック/ポップ新入荷
ARI-78681 ALAN JACKSON『34 Number Ones』CD2枚組\2,573-(本体\2,450-)

Ring of Fire/Here in the Real World/Wanted/Don't Rock the Jukebox/Country Boy 全37曲

 キング・ジョージ・ストレイトを追って1990年、初めてのトップ・テン・ヒットとファースト・アルバム『Here in the Real World』で第一線に躍り出て20年を記念しての決定版ベスト・アルバム。この20年間に記録した25曲のナンバーワン・ソングに加えて、"Here in the Real World"や"Chasin' That Neon Rainbow"などナンバーワンとはならなかったけれどアラン・ジャクソンのキャリアで忘れることのできない作品群と、いま注目のザック・ブラウン・バンドとの"As She's Walking Away"を含む新曲3曲の2枚組全37曲のコンプリート・コレクション。2001年9月のあの悲劇をテーマとして全米を感動の渦に巻き込んだ"Where Were You(When the World Stopped Turning)"などアランの代表作をとおして、この20年のナッシュヴィル・メインストリーム・カントリーの歩みが一望できるコレクションともなっている。ジョージ・ストレイトとのデュエットでやはりナンバーワンとなったブルーグラッサー、ラリー・コードル作の"Murder on Music Row"が契約の関係もあってか、ここに収録されなかったのは残念だが、ナッシュヴィルをリードしてきたトップ・スターの足跡をしっかりと味わうことのできる大作だ。(宇野誠之)
CWTEEA-1 TEEA GOANS『The Way I Remember It』CD\2,573-(本体\2,450-)

I'm Still Not Over You/Walking the Floor Over You/Made For Loving You(with Dan Tyminski)/Two Arms, Two Lips, Too Lonely, Too Long 他全11曲

 このところ正統カントリーの本流をテキサスに奪われてしまった感のあるナッシュヴィル・シーンから、負けてはならじと名乗りをあげた女性シンガー、ティーア・ゴーアンズのデビュー作。オープリのスタッフ・アナウンサーとして知られており、ミュージシャンとの親交、とりわけタイム・ジャンパーズのメンバーとの交友がこのデビューにつながったという。幼い頃から親しんだクラシック・カントリー、特にオーソドックスなバラードを主体としたこのアルバムで、そのエモーショナルなヴォーカルが密かに注目を集めている。ウィリー・ネルソンに始まってアーネスト・タブ、マール・ハガード、ハンク・コクラン等々、カントリーを象徴するようなソングライターの作品を集めたアルバム、タイム・ジャンパーズのジョー・スパイヴィーやポール・フランクリン、オーブリー・ヘイニー、ケニー・シアーズを軸とする鉄壁のサポートを得て、タイトルどおりの、黄金時代のカントリーをおもいおこさせるグッド・オールド・サウンドにまとめている。カントリーの定番、男女デュエットではダン・ティミンスキをパートナーに迎え、また、アーネスト・タブの看板曲ではテキサス・トゥルバドゥールスのレオン・ローズをフィーチュアする、こうした人選もなかなかに心憎いものがある。ナッシュヴィル・アンダーグラウンドが送り出したクラシック・カントリーの逸品だ。(宇野誠之)
カントリー発掘、編集モノ新入荷
JASMD-3597 ELTON BRITT & ROSALIE ALLEN『Side by Side, The Duets』CD\2,079-(本体\1,980-)

Mockingbird Hill/Swiss Lullaby/Tennessee Yodel Polka/Quicksilver/Beyond The Sunset 他全28曲

 ジミー・ロジャースの強い影響でシンガーを目指し、ジミー自身の強い推しでRCAと契約、スターダムに登りつめたというエルトン・ブリット(1913-1972)と、パッツィ・モンタナの「カウボーイの恋人になりたいの」でデビュー、エルトンとのコンビで「ビヨンド・ザ・サンセット」がヒットしたロザリー・アレン(1924-2003)、ヨーデルのキングとクィーンの共演。1940〜50年代のスウィンギーでノスタルジックなサウンドとともに、カントリー、ゴスペル、ノベルティ、ヨーデル等々、奇跡のハーモニーが堪能出来る。モッキンバード・ヒル、テネシー・ヨーデル・ポルカ、サイド・バイ・サイド他、全28曲。
JASMD-3598 ROSALIE ALLEN『The Versatile』CD2枚組\2,888-(本体\2,750-)

I Want To Be A Cowboy'S Sweetheart/Tennessee Waltz/Guitar Polka/Better Late Than Never/Have I Told You Lately That I Love You? 他全59曲

 ヨーデルの女王と称せられるロザリー・アレンの'40-'50年代の録音。パッツィ・モンタナで有名な"I Want Be A Cowboy's Sweetheart"やテネシー・ワルツ、チェット・アトキンスをフィーチャーしたギター・ポルカ等々。ヨーデルのみならずカントリー・バラッド、ウェスタン・スゥイング、ブギウギ等、幅広い歌唱力が堪能出来る。
カントリーお勧め作品
ARI-75878 BRAD PAISLEY『Hits Alive』CD2枚組\2,363-(本体\2,250-)

 1999年のデビューから10年あまり、17曲のナンバー・ワン・ヒットを放ちいまやナッシュヴィルを代表するスーパー・スターの座に上り詰めたブラッド・ペイズリーのヒット曲をぎっしりとパックした初めてのグレイテスト・ヒッツ・アルバム。しかも、ただのベスト・アルバムではなくて2枚組、1枚は最初のナンバー・ワン・ヒットとなった"He Didn't Have to Be"から最新シングル"AnythingLike Me"までのスタジオ・ヴァージョン、もう1枚はスタジアム・ツアーのヘッドライナーとして多くの経験をつんできたライヴ・アクト、ブラッド・ペイズリーの真価を発揮したパワフルなライヴ・ヴァージョンという、2倍、3倍にも楽しませてくれる豪華パッケージ。メインストリーム・カントリーの「いま」を体現するサウンド、正統カントリーの本流を継承するバラードの見事さ、抑制の効いた中にも聴くものの心に強く訴えかけてくるエモーショナルなヴォーカル、そして特にライヴでの完璧なギタリストぶり。最近のナッシュヴィル録音では珍しくなったツアー・バンドのメンバーを多用する中に、ブライアン・サットンやジェリー・ダグラス、ロン・ブロックなどを迎えてアコースティック・テイストも加味したサウンドが新鮮に響く。シンガー、ソングライターそしてギタリストとして頂点に立ったブラッド・ペイズリー、その凄みを実感させてくれるグレイテスト・ヒッツ・アルバム、ディスク1、2、それぞれラストにちょっとした仕掛けが……。初のヒット曲集は14曲のスタジオ録音と11曲のライブ、2枚組CD全25曲集。
SH-4005 TIM O'BRIEN『Cornbread Nation』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1曲目のケニー・ボーンのエレキをフィーチャーしたジョニー・キャッシュ調、2曲目はダーク・パウェルとケーシー・ドリーセン、ジョン・ドイルをフィーチャーした南部トラッド・ゴスペル、そして3曲目にジェリー・ダグラスのラップ・スティールを迎えたオリジナルのタイトル曲……。その他、ハイロンサム・ブルーグラスや、ジミー・ロジャーズ・ソング、カントリー名曲"Busted"、ダン・ティミンスキのテナーでの「朝日のあたる家」など、ジャンルにこだわらない斬新なアレンジで南部=コーンブレッド国=に対する愛情をいっぱいに表現した大秀作である。トラッド8曲を中心にしながら南部の暑さとそこに住む人々の生活を見事に、あたらしい視点で描き出す、……わが家の常備盤の一枚。
COL-775879 V.A.『Coal Miner's Daughter:A Tribute To Loretta Lynn』CD\2,079-(本体\1,980-)

 ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトが「20世紀アメリカ最高の女性シンガー/ソングライター」と称賛するカントリー・アイコン、ロレッタ・リン、今年デビュー50周年を迎えた彼女を称えて、アメリカン・ミュージックを代表する女性シンガー(と、何人かの男性アーティストたち)が一堂に会したトリビュート・アルバム。カントリーの世界ではお飾り物の位置におかれていた女性シンガーの概念、さらには南部社会における「よき家庭婦人」の概念を打ち破る「自立した女性」を唄い続けてカントリー・ソングを新たな次元へと導いた偉大なアーティストとして多くのフォロワーを生み、70歳を超えたいまも第一線で活躍を続ける、まさにスーパースターの名にふさわしい稀有な存在であり続けている。そんなロレッタを敬愛するカントリー・スターやアメリカーナ、ロック界で活躍する多彩な顔ぶれによる真摯なトリビュート・アルバム、ソングライター、ロレッタが送り出したドラマティックな内容を包含した、発表当時はその過激ともいえる歌詞が物議をかもしたことも多かった作品を、その歌詞とともにじっくりと噛みしめてみたいトリビュート作品だ。(宇野誠之)
MFS-10430 BUBBA CHANDLER『Somebody To Sing To』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1970年代、急速に開けていくアパラチア南部ブルーリッジのあたらしい時代に、土地に伝わるトラッド音楽の根っことジョン・デンバーやクリス・クリストファーソン、ゴードン・ライトフット、ジョン・プラインらのカントリー/フォーク系シンガーソングライター、そしてそんなレパートリーを取り込んだハッピーミディアムなブルーグラスなどが共存する中、地元ブルーリッジの若いブルーグラッサーに絶大の影響を与えたロスト&ファウンド。その全盛期を支えたマイルドなボーカリスト、ブバ・チャンドラーが、その出自である前述のライターたちのカバーとオリジナルで、オールドタイム/ブルーグラス/カントリーが生まれたアパラチアの70年代を懐かしむような、ジャンルを越えたソフトな作品。ブルーリッジのミュージシャンにとってフォーク、カントリー、ブルーグラスの境目はない。
UNI7232726 ELVIS COSTELLO『National Ransom』CD\2,573-(本体\2,450-)

 全曲ステュアート・ダンカン、ジェリー・ダグラス、マイク・コンプトン、デニス・クロウチらによるバンドサウンドで仕上げた2009年前作『Secret, Profane & Sugarcane』(UNI7231280 \2,573-)と同様、今回もT.ボーン・バーネットのプロデュースでアメリカン・ルーツ音楽を意図して上記4人も参加。今回はバディ・ミラーやレオン・ラッセル、ビンス・ギルやマーク・リボットをゲストに、前作よりもロック寄りサウンドになっているが、ブルーグラス(オールドタイム)とブルースというアメリカン・ルーツを強く意識したアルバム作りは前作の流れにある作品といえる。
映像ものお勧め作品
COMP-4519D ALISON BROWN QUARTET『Live at Blair with Joe Craven』DVD\2,573-(本体\2,450-、62分)

 2010年グラミー賞カントリーインスト部門候補になった"Under the Five Wire"を含むアリソン・ブラウン・カルテット(ABQ)のライブDVD映像。あらゆるバンジョー・テクニックの上に独自の感性をプラスしたポピュラー音楽としての風格を持つABQ。ジョー・クレイベンの絶妙のフィドルとマンドリン(3弦と4弦はオクターブ高い弦を使用)、アコースティック弦楽器に溶け込むピアノのジョン・バー、そしてリズムにはラリー・アタマヌイックとアリソンのパートナー、ゲーリー・ウエストの5人。すべての曲が落ち着いた大人の雰囲気をかもし出すアコースティック・フュージョン、それでいて琴線を刺激するブルーグラスらしい音の興奮を秘めている。なお本作は当初、前作CD『Company You Keep』の初回限定のボーナスとして付随していたものなので、ご注意ください。
MP-0108 DON RENO & RED SMILEY『Bluegrass 1963』DVD \2,573-(本体\2,450-)(白黒48分)

 あのフラット&スクラッグスのDVDシリーズに匹敵する超貴重映像、レノ&スマイリーの1963年のテレビ番組がDVD化である。なんと、スタンレー・ブラザーズのゲスト出演!! そしてまたまた、なんと1957年の結成間もないころの超お宝映像"I'm the Talk of the Town"も収録。トラッドグラス・ファン必携のDVD!! 凄過ぎます です!!
CW-TTJ1D THE TIME JUMPERS『Jumpin' Time』DVD\3.308-(本体\3,150-)(2時間)

 ナッシュビルのステーション・インで毎週月曜日に繰り広げられるウェスタンからカウボーイ&ヒルビリー・ジャズの大セッション、タイム・ジャンパーズの超ハッピーライブ映像。ナッシュビルの超一流セッションマンが、ただ楽しみのために集まって」創る音楽には、たっぷりと愛情がこもっている。ケニー・シアーズ、オウブリー・ヘイニー、ジョー・スピービーのトリプル・フィドルを軸に、キャロライン・マーティンとドーン・シアーズの女性ボーカルとハーモニー、とにかく楽し正味2時間28曲のスウィング・タイム。毎週、彼らのポケットには数千円…、それでも彼らがライブをつづける理由は見れば、聴けば分かる。(閑話休題)今年2月からビンス・ギルが正式メンバーとなり、チャージ10ドルでビンスが観れると話題になり、入れないこともしばしば。ムーンシャイナーで旅行記連載中の丹沢ブルーグラス一行が入れなかったのもそのため!!
SHA-605D STANLEY BROTHERS & DOC WATSON『Pete Seeger's Rainbow Quest』DVD\3,307-(本体\3,150-、約2時間)

 1960年代中頃のフォーク・ブームのさなか、ピート・シーガーがホストでさまざまなゲストを迎えたTVシリーズ『レインボー・クエスト』から、1966年12月に他界してしまうカーター・スタンレーの姿を収めた(知られる限り3種類ほどしかない)極めて貴重な番組と、デビューしたばかりのドック・ワトソンを迎えた番組をカップリングしたもの。スタンレー・バージョンにはゲストでカズン・エミーが登場、ワトソンにはクリント・ハワードとフレッド・プライスが登場、それぞれにオールドタイム音楽の真髄を聴かせてくれる。ブルーグラス/オールドタイム/アメリカン・フォーク音楽ファン、必見のお宝映像集である。
FGM-1015D ROBIN KESSINGER, ROBERT SHAFER, MARK COSGROVE『Pickin' at Peaceful Bend』DVD\3,990-(本体\3,800-、カラー55分)

 3人のウィンフィールド全米フラットピッキン・ギター・チャンピオン、ロビン・キッシンジャー、ロバート・シェーファー、マーク・コスグローブが3様のギターを聴かせる楽しい2008年5月のライブ映像集。これまでのFGMシリーズ4作でのブルーグラス大会とは少し趣を変えて、ドック・ワトソン系列のフラットピッキン・ギター世界をスタンダード曲中心に見せ聴かせる1時間。3人ともルシアー、ボブ・トンプソン製ドレッドノートを快奏する。
FBG-001D V.A.『Families of Bluegrass: An American Tradition』DVD\2,573-(本体\2,450-、64分)

 1993年にTV番組のために収録された家族とブルーグラスをテーマに、当時IBMA(国際ブルーグラス音楽協会)の本部のあったケンタッキー州オウエンズボロのオハイオ河の岸辺で収録された特別番組。ロニー・レノの司会(さすがに本場田舎系英語は聞き取りにくいぞ!!)で、デル・マッカーリー、ラルフ・スタンレー、オズボーン・ブラザーズ、ザ・ホワイツ、アリサ&ラモナ・ジョーンズ、レノ・ブラザーズ、コックス・ファミリーをゲストに家族に伝わっていくブルーグラスを演じ語るライブ映像全17曲。地方制作のケーブル・テレビ番組のDVD化でチャプターもない製品だが、ブルーグラスがあたらしい時代に向かおうとする直前、バラエティに富んだブルーグラスの形を楽しめる映像作品である。
MB-97775D CARLO AONZO『Classic Mandolin Virtuoso』DVD\3,990-(本体\3,800-、48分)

 1997年度カンザス州ウィンフィールドの第27回ウォルナットバレー・マンドリン・チャンピオンであり、同時にべネツィアの第6回ビットリオ・ピツィアンティ国際マンドリンコンクールで「ビバルディ特別賞」を受賞したという、「イタリア・マンドリン界で最高の技術・表現力を持つ奏者の一人」カルロ・アオンゾのライブ映像集である。フラットピッキン・ギタリストのベッピ・ガンベッタとの共演が収められているほか、ジェスロ・バーンズの"Reuben Sandwich"も収められている。ブッチ・バルダサリやデビッド・グリスマンらとの録音、スティーブ・カウフマンのマンドリン・キャンプ講師などでブルーグラス・マンドリン界との接点を持つカルロのすばらしいテクニックをお楽しみください。
ARH-204D NEW LOST CITY RAMBLERS『Always Been a Rambler』DVD\3,255-(本体\3,100-、58分+30分、カラー+白黒、stereo, widescreen 16:9)

 DVDの冒頭でボブ・ディランが、「彼らの功績のひとつは、誰かの納屋の中だけに眠っていたカバーされない偉大な古い音楽を探し出したこと。彼らはそれらの曲にあたらしい命を吹き込み、オリジナルと同様にその音楽は時代の試練に耐えたのだ」と語る。2009年8月7日、75歳で亡くなったマイク・シーガーが率いたニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのドキュメント作品。ブルーグラスやカントリー、アメリカン・フォークなどに興味を持つ人、全員に見て欲しい、われわれの好きな音楽がどこから生まれたのかを知ることができる秀作DVD。
SHOUT11461 V.A.『Country's Greatest Stars Live, Vol.1』DVD2枚組150分\3,990-(本体\3,800-)
SHOUT11464 V.A.『Country's Greatest Stars Live, Vol.2』DVD2枚組200分\3,990-(本体\3,800-)

 上記2点、カーター・ファミリーとジミー・ロジャーズが初録音した1927年のブリストル・セッションから50年を記念して、1977年にカントリー音楽財団が企画制作、当時あたらしく完成したグランド・オール・オープリ・ハウスで収録され、1978年、5ヶ月にわたって全米に放送された特別番組(合計7時間分=正味各約45分で315分)のDVD2巻(各DVD2枚組)。1970年代のトップアーティストたちと、当時はまだ元気だったロイ・エイカフやビル・モンロー、ジーン・オートリーやジミー・デイビス、レイ・チャールズほか、クラシック・カントリーのスターたちの貴重映像、カントリーファン必見!!
SHA-616D 『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.6』DVD\3,308-(本体\3,150-、白黒60分)

Flint Hill Special/We'll Meet Again Sweetheart/Keep on the Sunny Side/Katy Hill/Live and Let Live/Lonesome Road Blues/False Hearted Lover 他全18曲

 フラット&スクラッグスのお宝映像シリーズ10巻の第6巻は1962年5月の30分番組が2回分収録、タイトルバックもスタジオセットも山小屋風に一新、マイクのセッティングも変わってレスターのリズム・ギターがバシバシと、そのビートの強烈なこと……!! この年の12月にはカーネギーホール・コンサート、そして「じゃじゃ馬億万長者」のナンバーワンヒットがやってくる、そんな絶頂期のフラット&スクラッグスの日常的なTVショウ。"Flint Hill"につづくレスターの愛唱歌"We'll Meet..."はメロディーが"Thinking About You"に変わってしまっている、"Girl in the Blue Velvet Band"でアールがクロウハンマーを擬した奏法を初めて聴かせる、モンローは'B'なのにレスターは'F'の絶品"Live and Let..."……等々、さまざまな発見も楽しいお宝映像の第6弾。彼らファンはもちろん、当時のアメリカの田舎、その時代の空気がメチャクチャ美味しい…!! お宝映像全10巻、常時在庫を心がけています。よろしく!!
FGM-1013D CHRIS ELDRIDGE, ANDY FALCO, JOSH WILLIAMS『Guitarmageddon』DVD\3,990-(本体\3,800-)(1時間25分)

 次世代のブルーグラスを背負う若手ギタリスト、ジョッシュ・ウィリアムズ、パンチ・ブラザーズのクリス・エルドリッジ、ストリングダスターズのアンディ・ファルコ、3人でのジャムやソロというギター・バトル・ライブ集。また3曲で、マイク・バブ(bs)とコディ・キルビー(m)を迎えジョッシュがバンジョーに持ち替えてブルーグラスする。……というブルーグラスとギター・ファンに楽しいDVD。
VES-13118 GEOFF MULDAUR『Guitar Artistry of Geoff Muldaur』DVD\3,308-(本体\3,150-)(カラー93分)

 そのレイドバックしたブルース・ギターとボーカルには定評があるジェフ・マルダー、最新スタジオ・ライブ映像DVD。1960年代フォーク・リバイバルのど真ん中、ジム・クゥエスキン・ジャグ・バンドに参加、当時の妻マリア・マルダーとともに活動。その後、ポール・バターフィールドのベター・デイズに参加したのち、ソロとして活躍。自身の音楽について、またギターアレンジなどについても語り、ジェフ・マルダーの核心に迫るスタジオ・ライブ映像である。
SHDVD-4805 V.A.『Country Bluegrass Homecoming, Vol.2』DVD\3,675-(本体\3,500-)(Dolby Digital 5.1 and Stereo、90分)

 ゴスペル界で知られるビル・ゲイザーが企画制作、ブルーグラス/カントリーの新旧トップ・アーティスト、ビンス・ギル、ラルフ・スタンレー、ジョージ・ジョーンズ、ロンダ・ビンセント、ザ・グラスカルズ、マーティ・ステュアート、ドイル・ローソン&クイックシルバー、チェリーホームズ、デイリー&ビンセントらが見事なゴスペル・エンターテイメントを繰り広げる見ごたえ十分、2008年DVD秀作第2集。第1集は売り切れました。
MP-0208 MAC WISEMAN『Bluegrass 1971 with Lester Flatt & Chubby Wise』DVD\2,573-(本体\2,450-、カラー47分)

 チャビー・ワイズ、テイター・テイト、ジョー・グリーンの強力トリプル・フィドルでキックオフされる"Wabash Cannonball"にはじまるマック・ワイズマン数々の当たり曲。シェナンドー・カッタップス(故ビリー・エドワーズ、ハーシャル・サイズモア、ジョン・パーマー、テイター・テイト、ゲストにハービー・ガバード)のパリパリに乾いたソリッドグラスに、マック絶頂期のすばらしい声を聴かせる。中ほどでは元気な頃のレスター・フラットがナッシュビル・グラス(ローランド・ホワイト、ジョッシュ・グレイヴス、ハスケル・マコーミック、ポール・ウォーレンにゲストのなんと!ハウディ・フォレスター!!ほか)を率いて登場……、もう堪りません!! その上、カールトン・ヘイニー(世界初のフェスを開いた興行師)が出てきてレスターとチャビーを呼び、オリジナル・ブルーグラス・バンド時代についてインタビューという、すごいオマケまでついた、まさしくブルーグラス界のお宝映像集!!
MH-1063D DOYLE LAWSON『Through the Years』DVD\3,990-(本体\3,800-)

 2004年春、ドイル・ローソン&クイックシルバーが結成25周年を祝った豪華な記念コンサートから、全32曲2時間に及ぶ素晴らしいライブ映像(ムーンシャイナー誌2004年9月号に詳細)。別名「School of Bluegrass」とも呼ばれるクイックシルバー、本作では歴代のメンバーが一堂に会し、1980年代以降のブルーグラス・メインストリームをリードしたスマートなソリッドグラスが、つぎつぎと迎えるゲストとともに堪能できる秀作映像。
教則もの/ソングブックお勧め
 下記のほか、教則に関しては演奏レベル/ニーズに応じて、ご相談ください。
HL-306304 HANK WILLIAMS『Complete』Book\3,990-(本体\3,800-)

 偉大なシンガー/ソングライター、ハンク・ウィリアムズが生涯に発表した128曲の作品をピアノ譜とギターコードを付けた304頁。
HL-690261 CARTER FAMILY『Guitar Recorded Version Series』Book\3,990-(本体\3,800-)

 カーター・ファミリー名曲32曲のフレッド・ソコロウによるタブ譜、写真、ストーリーなど128頁のA4変形版教則本。
MB-99471BD BRIAN WICKLAND『American Fiddle Method Vol.1』CD+Book \4,095(本体\3,900-)
MB-99472BD BRIAN WICKLAND『American Fiddle Method Vol.2』CD+Book \4,095(本体\3,900-)


 ブライアン・ウィックランドが教えるフィドル奏法入門CD付き教則本の決定版。「Vol.1」はキーがAやDの初心者向きで有名22曲で、米国でも有名な「スズキ・メソッド」を使っているので、お子様にもお勧めです。「Vol.2」は様々なキーやテクニックに広がった27曲に、音楽理論の基礎やコードの入り口まで踏み込んだ内容になっている。いずれにせよ、フィドル初心者にはとても分りやすい(英語解説だけど)お勧めの入門書。
楽器、その他…
ASABURO #35 Spruce Top/Maple Side and neck/Birch-Plywood Back \294,000-(本体\280,000-) 拡大写真

◆Spruce Top◆Maple Side and neck◆Birch-Plywood Back◆ハードケース

 ドブロプレィヤーである朝倉氏の作品である。ドブロへの愛情が35本目になった。音色、音量共にハイレベルな仕上がりになっている。興味のある方はぜひ試弾をお勧めする。ムーン・シャイナー2003年9月号に特集記事がある。
RK-ELITE-75 レコーディング・キング ケニー・イングラム・モデル \210,000-(定価\200,000-)→\ASK

ソニー・オズボーンSCOUTに続く、第2弾ケニー・イングラムのアイデア、スペックで作られたケニー・イングラムモデル。輪郭のはっきりしたパワートーンを生み出すためにステリングやボールドウィンのようなロング・スケールバージョンに設計されているため、低い弦高セッティングでもアクションはしっかりと立ち上がります。次世代スタイルのバンジョーの登場です。もう少し大きい写真
MISC-0033 旧グリスマン・ピック、マルチカラー \210(本体\200-)

 永らく品切れ中でしたデビッド・グリア(g)、ブッチ・バルダサリ(m)等、御用達の旧グリスマン・ピック(現在ノー・ブランド)のマルチカラーのピックが限定入荷しました。角の取れたトライアングル・シェイプでピッキング・ノイズが軽減、弦に対して深目に当てれば楽器本来のウッディなトーンが引き出せます。
MISC-GP アイボロイド・ティアドロップ&トライアングル・ピック \105(本体\100-)

 マイク・コンプトンが愛用していたバインディング素材のアイボロイドを使ったティアドロップ&トライアングル・シェイプのブラントン・ピック。1.5MMのエクストラ・ヘビー、モンロー・スタイル向き。
書籍
年末年始、読書はいかが……?
BOOK-46 TONY RICE『Still Inside』Book315頁\3,990-(本体\3,800-)

 ブルーグラス・ギターの世界を変えてしまった偉大なトニー・ライス。彼のすべてが本人の口述と、家族や友人たちの証言によってつづられる究極の伝記本。その生い立ちから、ブルーグラスそしてドーグ、さまざまな出来事が、じつにストレートに語られる。それぞれの証言が行き違いも含めて面白く、トニーの人柄がよく伝わるすばらしい本になっている。また個人的な車の趣味やカメラ、あの服装から髪の毛、食べ物から健康、ペットまで、そして、あのギターについて……。もちろん英語だが、アチコチ飛ばし読みしても、金太郎飴のように面白い話が出てくる構成になっていて、飽きない。ギタリストのティム・スタッフォードとハワイ・ブルーグラス主宰者のキャロライン・ライト女史のすばらしい編集で、トニー・ライス・ファン必携のすごい一冊!!
BOOK-M5SB 『Masters of the 5-string Banjo』Book\7,770-(本体\7,400-)

 1988年にオーク社から出版された400頁におよぶ有名ブルーグラス・バンジョー奏者紹介の決定版がアキュタブ社から再発売されている。アール・スクラッグスからベラ・フレック、スナッフィ・ジェンキンスからパット・クラウドほか、ブルーグラス・バンジョーの重要なスタイリストを網羅したピート・ワーニックとトニー・トリシュカによるインタビューと研究、タブ譜集など。何よりも嬉しいのは68人のトップ・ミュージシャンによる楽器、弦、ブリッジ、その他のアンケート集。英語だが、本棚に飾っているだけでバンジョーが上手くなるのだ…!?
HL-0001241 JIM MILLS『Gibson Mastertone Flathead 5-string Banjos of the 1930's and 1940's』170頁写真集\6,930-(本体\6,600-)

 ただただ「ため息」ばかりのバンジョー写真集。ブルーグラス・バンジョー奏者にとって金科玉条!?の「ギブソン・マスタートーン」。そのマスタートーンら中でも最も希少でかつ、バンジョー・ピッカー永遠の憧れである「プリウォー・フラットヘッド・バンジョー」たち、その中でも有名なアール・スクラッグスや同じロット(番号がひとつ手前)のソニー・オズボーンのRBグラナダほか、ブッチ・ロビンスやスナフィー・ジェンキンスのRB-4、スクラッグスと交換したドン・レノの通称「ネリー」ことRB-75等々、伝説に包まれた「ふたつ名」を持つバンジョーが次から次へと全頁カラー印刷で紹介されます。各バンジョーについての詳細な歴史ストーリーがまた、写真を眺めるものをノックアウトする。ホレボレするようなそのフォルム、そしてパーツ等々、バンジョー弾きが悶絶しそうな究極のトーンが聴こえてきそうです。プリウォー・ギブソン信奉者必携!!!
Book-27 BILL MONROE『Father of Bluegrass Music』Book\1,995-(本体\1,900-)

 ビル・モンローの生涯をモンロー自身と、多くの友人や元メンバーが語り、その演奏風景を軸にジョン・ハートフォードの案内で進む、「ビル・モンローとは何か?」の同名映像決定版(MVDV-4577 DVD\2,783-)の完全な英語と日本語の対訳本です。英語でのオリジナル・スクリプトと日本語対訳でビル・モンローの生涯を知ることが出来る必携本。もちろん、映像なしでも十分に理解できるビル・モンロー!
輸入雑誌
(以下の4誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白さをいかがですか)
■フラットピッキン・ギター誌
隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/ジャズまで。一冊でさまざまな奏法が学べる。
FGM-14.5 「2010年7〜8月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 ストリング・チーズ・インシデントのビル・ナーシをカバーストーリーとタブ譜"Surfing the Red Sea"と"Road of Destruction"に、トニー・ライス本『Still Inside』に関するクロスレビューほか、"Six White Horses"、"I'll Take the Blame"、"Big Sciota"、"Scarborough Fair"におけるモード練習、G-Runサンプルと"Lonesome Road Blues"、"In the Pines"、クロスピッキン"Will the Circle Be Unbroken"、"Morrison's Jig"、"Your Love Is Like a Flower"ほか、ギターを弾く上で有益なさまざまな教則と情報が、タブ譜と付属のCDでフォローできる80頁。
FGM-14.3 「2010年3〜4月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 最新号は、昨年のウィンフィールドで話題になった3人のカバーストーリーと三人三様の"St. Anne's Reel"ほか、タブ譜満載の80頁。
FGM-14.2 「2010年1〜2月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 「ギター・ジャム特集」はツインギターのハーモニーなど、さまざまなジャムにおけるツイン・ギター技を紹介ほか、タブ譜満載の80頁。
FGM-14.1 「2009年11〜12月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 サム・ブッシュ・バンドのスティーブン・モウジンのカバーストーリーと"My Home Across the Blue Ridge Mountains"ほか、また12月号らしく"Joy to the World"、"Silent Night"、"Christmas Song"などのクリスマス曲など、タブ譜満載の80頁。
■バンジョー・ニューズレター誌
 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
BNL-10/11 最新2010年11月号 \525-

 シエラ・ハルのハイウェイ111のバンジョー奏者、2008年に来日もしたコリー・ウォーカーのカバーストーリーとタブ譜は"Hullarious"と"Absence Makes the Heart Grow Founder"(ともにシエラ・ハル『Secret』より)のほか、アール・スクラッグスはDVDシリーズ第10巻からの"Flop Eared Mule"のバックアップ、トム・アダムズ"Love Me Darling Just Tonight"のキックオフとブレイク、フレッド・ゲイガーはスタンダードの"I'm Getting Sentimental Over You"、バックアップ"Salt Creek"、J.D.クロウ"Honey You Don't Know My Mind"ほか、各種クロウハンマー・タブ譜、オーム(オード)バンジョーの50年インタビューやIBMAリポートとバンジョーに関するさまざまな話題満載の44頁。
BNL-10/10 2010年10月号 \525-

 モンロー有名曲のインストで知られるマイク・スコットのカバーストーリーと"Watuaga Miner"のタブ譜ほか、アール・スクラッグスのDVDシリーズVol.10からの"Somebody Touched Me"、key of Dでの"Whiskey Before Breakfast"、初心者は"You Are My Sunshine"のダブルストップ奏法、ジム・ミルズ"Connmara"、トム・アダムズ"Mama's Hand"などのタブ譜ほか、クロウハンマー各種とバンジョーに関するさまざまな話題満載の44頁
BNL-10/08 2010年8月号 \525-

 グレッグ・ケイヒル(スペシャル・コンセンサス)のカバーストーリーと"Carolina in the Pines"と"Danny's Dance"のタブ譜ほか、J.D.クロウのバックアップ"We Can'T Be Darlings Anymore"、クラシックはバッハ"Bourree No.2, Part 1"、ドン・レノ"Bluegrass Stomp"、フレッド・ゲイガーのジャズ"Don't Get Around Much Anymore"、デイリー&ビンセントのジョー・ディーン"Cumberland River"、トム・アダムズはブレッドの"Everything I Own"、そしてフラット&スクラッグスDVDシリーズ第10巻における話題のアール・スクラッグスのクロウハンマー奏法"Grey Eagle"、そう薬指と小指でブラッシュするんだ!!ほか、クロウハンマー各種の48頁。
BNL-10/05 2010年5月号 \525-

 カバーストーリーはスティーブ・マーティンでタブ譜は"Pretty Flowers"と"Saga of the Old West"。そのほかタブ譜はスタンダードの"Dinah"(ディック・ミネだっけ?)をフレッド・ガイガー、テレビ主題歌「ホーガンズ・ヒーローのマーチ」、クリス・ワーナーの"Lickity Split"の第一及び第二ブレークなどのタブ譜、そしてクロウハンマー・タブ譜。
BNL-10/04 最新2010年4月号 \525-

 リチャード・ベイリー(クラスター・プラッカーズやスティール・ドライバーズ)のカバーストーリーと"Heaven Sent"、"Midnight Train to Memphis"、"Drinkin' Dark Whiskey"のタブ譜ほか、アール・スクラッグス"Mountain Dew"、ドン・レノ"Little Rock Getaway"、トム・アダムズ"Walkin' the Dog"などのタブ譜ほか。
■ブルーグラス・アンリミテッド誌
 米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
BU-10/12 最新2010年12月号 \840-

 タークス・ベントリーのカバーストーリーほか、IBMA2010 WOB写真リポート、ビル・モンローの失われた写真、ダレル・ウェッブ・バンド、カスタム・インレイのエキスパート、デイブ・ニコルズの特集記事ほか、さまざまなコラムで米国ブルーグラス情報満載の60頁。
BU-10/11 2010年11月号 \840-

 35周年を迎えたスペシャル・コンセンサスのカバーストーリーでIBMA理事長を退任したグレッグ・ケイヒル特集ほか、ブルーグラスに戻ったジョー・ディフィ、パム・ガッド、ドブロ奏者ジョニー・ベラーらの特集のほか64頁。
BU-10/10 2010年10月号 \840-

 ザ・グラスカルズのカバーストーリーほか、ロン・ブロック、ドナ・ユリッシー、アール・ブラザーズ、2011年版タレント名鑑などの特集ほか63頁。
BU-10/09 2010年9月号 \840-

 ホット・ライズ・リユニオンとエディ・アドコックのカバーストーリーほか、ニューファウンド・ロード、1930〜40年代の戦争とブルーグラス(オールドタイム)についての新刊本『If Trouble Don't Kill Me』、ノース・カロライナ州シェルビー近郊のライブハウスなどの特集の72頁。
BU-10/08 最新2010年8月号 \840-

 マーティ・ステュアートのカバーストーリーほか、ベース第一人者デニス・クロウチ、ロックとブルーグラスを結ぶラリー・キール、カロライナ・サンシャインなどの特集のほか、さまざまなコラムで米国ブルーグラス情報満載の72頁。
BU-10/07 2010年7月号 \840-

 今月10日に81歳の誕生日を祝ったジェシー・マクレイノルズのカバーストーリーに、マイケル・マーティン・マーフィー、モンロー・クロッシング、ノース・カロライナのブルーグラス・パイオニア=ドン・ウォーカーらの特集の74頁。
BU-10/06 2010年6月号 \840-

 デル抜きのデル・マッカーリー・バンド、トラベリング・マッカーリーズのカバーストーリーほか、アンディ・レフトウィッチ、ダリン&ブルック・アルドリッジ、1969年ルイジアナ・ブルーグラス・ウィークエンドの思い出の特集ほかの80頁。
BU-10/05 2010年5月号 \840-

 ジョッシュ・ウィリアムズとラリー・スティーブンソンをカバーストーリーに、女性ブルーグラスのパイオニアのひとりケーティ・ローアー、オールドタイム・ラジオらの特集。
BU-10/04 2010年4月号 \840-

 ブルーグラス・チャート1位をヒットしたばかりのギブソン・ブラザーズのカバーストーリーのほか、アダム・ステッフィ、ディック・キメル、ポール・ウォーレンらの特集の80頁。
BU-10/03 2010年3月号 \840-

 3月号恒例楽器メーカー特集。Ode & Omeバンジョー、ハス&ダルトン・ギター、クラーク・マンドリン、オールドスタンダード・ウッド、ブルーチップ・ピックの特集ほかの68頁
BU-10/02 2010年2月号 \840-

 ロンサム・リバー・バンドのカバーストーリーほか、キャリー・ハスラー&ハード・レイン、モンロー・スタイル・マンドリンのバディ・メリアム。
BU-10/01 2010年1月号 \840-

 1月号恒例のフェス特集号は、アパラチア・ミュージアム主催「テネシー・フォール・ホームカミング」の特集カバーストーリーほか、オールド・ドミニオン・バーン・ダンスの初期フラット&スクラッグスやスタンレーズらの超レア・フォト・アルバム。そして2010年フェス・スケジュール・リスト。
■オールドタイム・ヘラルド誌
内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
OTH-1207 2010年10月/11月号 \1,260-

 ブルースのミシシッピ・ジョン・ハートのカバーストーリーほか、ギニー・ホーカー、あたらしいブルー・リッジの音楽名所フロイド・カントリー・ストア、サイ・カーン"Aragon Mill"がトラッド曲に!?などの特集記事ほか、伝承音楽の情報満載の52頁。
OTH-1206 2010年8月/9月号 \1,260-

 カーソン・ロビンソンのカバーストーリーほか、レラ・クリストファー・トッド、ヒュービー・キングのオールドタイム・ジャム、78回転からCDへ……などの特集ほか。
OTH-1205 2010年6月/7月号 \1,260-

 バール・ハモンズのカバーストーリー「ハモンズ家の思い出C」のほか、昨年他界したレイ・アルデンの夢「フィールド・レコーディング」、ベラ・フレックのアフリカについてのインタビュー、そして1902年ケンタッキー東部のアパラチア山中に生まれた主婦であり女性ミュージシャンであったエフィー・スミス・ピアーソンの生涯などの特集ほか。
OTH-1204 2010年4月/5月号 \1,260-

 ゴード(瓜)バンジョー製作家のジェフ・メンジーズ、戦前のパイオニアたちと数多く共演した94歳のフィドラー、スリーピー・マーリン物語、「ハモンズ家の思い出第3回」などの特集ほか。
OTH-1203 最新2010年2月/3月号 \1,260-

 2010年フェス&ミュージック・キャンプ・ガイド、「ハモンズ家の思い出第2回」、故レイ・アルデンの究極の遺作「オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドD」、オレゴン州ポートランドのレコード店「ミシシッピ・レコーズ」探訪記、元ダブル・デッカー・ストリング・バンドのクレイグ・ジョンソン追悼などの特集ほか。
OTH-1202 2009年12月/2010年1月号 \1,260-

 リー・ハモンズのカバーストーリー「ハモンズ家の思い出第1回」ほか、昨夏亡くなったレイ・アルデン追悼特集、そのレイによる究極の力作「オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドC」、カイル・クリード1966年インタビューなどの特集ほか。
OTH-1201 2009年10月/11月号 \1,260-

 マイク・シーガー追悼、オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドB、アラスカのオールドタイム今昔、マーク・キャンベル・インタビュー特集他。
月刊『ムーンシャイナー』
1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、28年目です。
■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
■ムーンシャイナー・ファイル:\840-
ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるコクヨ製ロゴ入り特製フォルダー。
■バックナンバー:各¥525-
 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
MS-2802 最新12月号(通巻326号)\525-

 最新12月号はパンチ・ブラザーズのカバーストーリー「パンチ・フェスライブ体験記」ほか、ブラザー・デュオのお勧め、本間正敏のIBMA2010「WOBリポート@」、ドブロ・キャンプ「リゾサミット2010」、丹沢ブルーグラス「ビル・モンロー生家訪問」、アリソン・ブラウンvs津軽三味線などの特集記事ほか、ブルーグラス歴史概論\「Wildwood Flowerほか」、日本ブルーグラス年表「1973年」、チチ松村のバンジョー祭り、成田勝浩のロンサム・エアポートなど連載コラムとニュース、レコードレビュー、最新ブルーグラス・チャートなど日米ブルーグラス情報満載。
MS-2801 11月号(通巻325号)\525-

 第21回IBMAアワード大特集。ライマン公会堂で行なわれたアワード・ショウの全貌を、現在の米国ブルーグラス事情とともに紹介するほか、日本ブルーグラス・レジェンド「島田耕」、学生バンドで滋賀フェス・バンド・コンテストの優勝バンド「カルブレイス」、第30回を迎える「ビッグマウンテンオープリ」、「弦楽器メンテナンス入門」などの特集とブルーグラス歴史概論\「Wildwood Flowerほか」、日本ブルーグラス年表「1973年」など連載。
MS-2712 10月号(通巻324号)\525-

 バンジョー大博覧会リポート、ジョン・ハートフォードとルイーズ・スクラッグス、ミッチ・ジェイン追悼ふたつのダルシマー、レモンスライスCD発表、半熟りんごあめ、、井上ともやす、丹沢ブルーグラス・アメリカ道中記Bなどの特集ほか。
MS-2711 9月号(通巻323号)\525-

 「ブルー・リッジってどこだ?」から「ブルー・リッジ系ブルーグラス」のブルーリッジ大特集ほか、最新ブルーグラス・バンジョー事情後編:パーツ編、パンチ・ブラザーズはブルーグラスなのか?、バックウッズ・マウンテニアーズCD発表、チーフ井上「ロッキートップ30周年に」、「ビル・モンロー生誕99年へのメッセージ集」ほか。
MS-2710 8月号(通巻322号)\525-

 「バンジョーの歴史」と「現在ブルーグラス・バンジョー・メーカー列伝」などバンジョー大特集のほか、ダークス・ベントリー、宇佐美勝彦、新潟ジャズストリート・リポート、カーリー・セクラー・フォト・リポート、丹沢ブルーグラス・アメリカ道中記A、ブルーグラス史観「ゴスペルの源流セイクレッド・ハープ」特集。
MS-2709 7月号(通巻321号)\525-

 天才少年アレックス・ハーグリーヴスをカバーストーリー、ブルーグラスにおける天才ミュージシャン列伝、マック・ワイズマン「シンガーvsプレイヤー」、スコット・ベスタル、ブルーグラス史観「アメリカ歴史概論V、C.F.マーティンとフォスター」、尾崎ブラザーズ、ノース・ヒルほかの特集。
MS-2708 6月号(通巻320号)\525-

 ムーンシャイナー最新6月号はトニー・ライスのカバーストーリーほか、有田純弘インタビュー、フェアウェル・ドリフターズ、鎌倉ブルーグラス・サローネ・リポート、ドン・レノ"Dill Pickle Rag"、ブルーグラス史観「アメリカ歴史概論V、ミンストレルとバンジョー」ほかの特集。
MS-2707 5月号(通巻319号)\525-

 クルックド・スティルのカバーストーリー他、アメリカ合衆国独立からフロンティア、そしてテキサスの成立までをまとめたブルーグラス史観による「アメリカ歴史概論U」、追悼:大森康弘などの特集のほか、日米ブルーグラス情報満載。
MS-2706 4月号(通巻318号)\525-

 ジョン・ハートフォードとハートフォード・ストリングバンド特集、アメリカ大陸発見からアメリカ合衆国独立までのブルーグラス史観による「アメリカ歴史概論T」、ジミイ赤澤『Bluegrass Fiddle Jam』、斉藤ジョニー「IBMA2009 WOBリポート後編」などの特集ほか。
MS-2705 3月号(通巻317号)\525-

 「ブルーグラスはジェンダーフリーか?」という問に、アリソン・ブラウン、ミッシー・レインズ、クリスティン・スコット・ベンソン、3人の女性IBMA受賞者が答えてくれます。そのほか、3月号恒例の2009年発売レコード総括、30年前のデル・マッカーリー初来日リポート、東 理夫『アメリカは歌う』、宮崎勝之&マンドスケイプ登場ほか。
MS-2704 2010年2月号(通巻316号)\525-

 ビル・モンロー「1950年、ハイロンサムの誕生と背景」、ティム・オブライエン「グラミー授賞式インサイド・リポート」、アレン・シェルトン追悼、佐々木仁の日本初オールドタイムLP「マウンテン・ランブラーズ」物語後編、斉藤ジョニー「IBMA2009 WOBリポート前編」ほか。
MS-2703 2010年1月号(通巻315号)\525-

 アール・スクラッグス「テクニック分析」、「ブルーグラス三世代考察、あたらしいブルーグラス世代へ」、サム・ブッシュ"The Ballad of Stringbean and Estelle"の物語、クリスティーズお宝狂想曲、佐々木仁の日本初オールドタイムLP「マウンテン・ランブラーズ」物語、ウィンターグラス・リポート、「オザーク・マウンテニアーズ、ウェイファーリング・ストレンジャーズ、ブルー・マウンテン・ボーイズU」、ジェシー・ベイカー特集ほか。
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年始は1月4日から


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