B.O.M.Newsletter #331web　　2008年5月13日

▼恒例の「宝塚春フェス」は、いつもの三田アスレチッ ク(0795-69-0024)で、5月31日（土）3時から6月1日（日）のお昼頃まで、新緑の山中、野外で開催します（雨 天の場合は屋内）。コンサートは午後6時から、現地書き 込み式でプログラムを作成します。梅雨入り前の一日、キャンプをしながら森林浴や「焚き火ジャム」で英気を 養いませんか？参加費用\2,500-

　なお、宿泊（バンガローや民宿）をご希望の方は直接、 三田アスレチックにお問い合わせください。

　ちなみに、夏フェスは７月31日から８月３日!!

▼今月、またまたすごい天才マンドリン少女が全米デ ビュー。すでに米国では数年前から大きな話題となり、ラウンダーが13歳で契約、３年の時間をかけ、満を持し てのデビューです。そのシエラ・ハル、今年７月に来日が決まりました。

　IBMA（国際ブルーグラス音楽協会）の肝いりで、ケン タッキーとウエスト・バージニア、そしてテネシーから高校生のブルーグラス３バンド、総勢16名のブルーグラ ス・キッズのリーダー格として埼玉県の川口総合文化センターの国際交流フェスに参加することになりました。 また交流フェス期間のホームステイの後、米国から現在の正式メンバーを呼び寄せ、シエラ・ハル＆ハイウェイ 111として７月29日から10日間、全国をツアーします。

　彼女ら自身も、IBMAも、そして日本の受け入れ側も、 全国ツアーにボランティアとして協力し、現在もっとも旬なアーティストを見ていただこうという趣旨です。全 国のブルーグラス／オールドタイム／カントリー・ファンの皆さん、間違いなく近い将来、とんでもない大物に なるシエラ・ハルのツアーをサポートしてください。お願いします!!

▼25年目を迎えているムーンシャイナー誌です!!

月刊ムーンシャイナー定期購読は１年間（12冊）\6,000- 半年間（６冊）\3,300-。購読開始希望月をお知らせいただければ、振り込み票とともに早速お送 りします。…定期購読を、是非ともよろしく!!

　最新5月号（MS-2507 \525-）は来日のクリス・ヒルマンとハーブ・ぺダースンを表紙特集に、カリフォ ルニア・ブルーグラス考、ペティブーカ『TOKYO Bluegrass Honeys』、マイク伊藤『音楽から見えるアメリカ』、ゲティスバーグ・ブルーグラス・フェス、 ディープサウス・ピッキンパーティ、日本ブルーグラス年表�P「1964-65年」、中西孝仁のIBMA2007リポー トほか、日米ブルーグラス情報満載。

ROU-0601 SIERRA HULL『Secret』CD\2,573-（本体\2,450-）

　満を持して発表した16歳の天才マンドリン少女、シ エラ・ハルの全米デビュー作。７月来日だぞ!!　まっすぐなブルーグラスと信じ難いテク、物凄い作品、… 驚きますよ。ブルーグラス新入荷参照。

RHY-325 MASHVILLE BRIGADE『Bluegrass Smash Hits, Volume 1』』CD\2,079-（本体\1,980-）

　ザ・サイドメンの後釜としてステーション・インの 火曜日に弾きまくる若手スーパーピッカーの有名スタンダード曲集。ブルーグラス新入荷参照。

CPR-765326 KATHY MATTEA『Coal』CD\2,888-(本体\2,750-)

　歌姫キャシー・マティアが久々に放つアパラチア秀 作。フォーク／オールドタイム新入荷参照。

TF-0005 福原照晃『古き佳きカントリーを唄う』CD\3,000-（本体\2,857-）

　ジミー時田亡き後、もっとも説得力のある日本のカ ントリーシンガーとして活躍する福原の最新作。カントリー新入荷参照。

BOOK-41 マイク伊藤『音楽から見えるアメリカ』Book\2,100-（本体\2,000-）

　現在、ミズーリ州ブランソンでフィドル／バンジョーで活躍する在米37年の日本人ミュージシャンの 自伝単行本。カントリー新入荷参照。

RCA-28338 MARTINA MCBRIDE『Live in Concert』CD+DVD\2,993-(本体\2,850-)

　オマケのDVDが値打ち。映像新入荷参照。

MB-99472D BRIAN WICKLUND『An American Fiddle Method Vol.2』DVD\3,780-（本体\3,600-、1時間58分）

　お待ちかね、ブライアンのフィドル教則DVD第2弾が 新発売です。教則もの新入荷参照。

ROU-0601 SIERRA HULL『Secret』CD\2,573-（本体\2,450-）

Secrets/From Now On/Two Winding Rails/Everybody's Somebody's Fool/Pretend/That's All I Can Say/The Hard Way/Hullarious/Only My Heart 他全13曲

　瑞々しい天才シエラ・ハル、ついに全米デビュー!! である。数年前から天才少女と呼ばれオープリからカーネギーホールをはじめ大きなチャンスをものにし てきたシエラ、おそらくアリソン・クラウスの後継者として、数年のうちにメジャーシーンで名を知られるこ とになるという評がもっぱらな16歳である。而してこの作品、「凄い!!」です。ラウンダーが13歳で契約を結 びながら、満を持してロン・ブロックという申し分ないプロデューサーを迎えて発表した全米デビュー、これ まで知られていたその「信じ難い」天才的マンドリンはもちろん、２年ほど前から本格的に取り組んだボーカ ルもアリソンをメンターとして見事な成長。ブルーグラスらしさを基本に、バックには望むべく最高の ミュージシャンたち、ロン・ブロックはもちろん、トニー・ライス、クレイ・ヘス、ジェリー・ダグラス、ス テュアート・ダンカン、ジム・バンクリーブらを配し、少女らしい清純なさわやか曲からハードなソリッドグ ラス、目を覆うばかりのハイテク・インスト等々。IBMAの教育プログラムではいつもキッズ・グループのリー ダーとして活躍、大人も子供も大きな信頼を寄せるすばらしい性格の持ち主でもある彼女、なんと今月には 映画女優としての初撮影も控えているという。そういえば、メンターであり庇護者でもあるアリソン・クラ ウスが天才少女としてデビューしたのも同じ16歳、クリス・シーリが初来日したのも16歳のときだった…。 シエラもまた、本物だぞ。

　そんな彼女が７月下旬に来日、詳細は６月号ムーン シャイナーにて。皆さんのサポートをお願いします!!　まずは、このすごいアルバムを聴いて!!

RTR-001 COUNTRY GENTLEMEN REUNION BAND『Adcock, Gaudreau, Waller & Gray』CD\2,573-（本体\2,450-）

Widow of the Glade/I Hope You Have Learned/White Line Fever/Grave in the Valley/Sundown and Sorrow/Sweet Georgia Brown/Some Old Day 他全13曲

　昨年12月、初来日を果たしたエディ・アドコック、絶 頂期のスピードはなかったものの、その誰にもないアグレッシブで感情が一杯詰まったバンジョーは見事に 歌っていた。一緒に来日したトム・グレイとともに、いわゆる「クラシック・カントリー・ジェントルメン」で ブルーグラスの一時代を築いたふたりと、故ジョン・ダッフィの後釜として1969年にカンジェンを支えたジ ミー・グドロー、そして父チャーリー・ウォーラーの遺志を継いで現在カントリー・ジェントルメンを率い るランディ・ウォーラーが組んだリユニオン・バンドのデビュー作。昔から感情過多のバリトンが魅力のエ ディ、父チャーリーそっくりの深いボーカルを思わせるランディ（ギターがメチャうまい!!）、そこに無色無 臭のクリアなテナーボイスが身上のジミー、三人三様のリードボーカルが創る大人のハーモニー。ビル・モ ンローやフラット＆スクラッグス、ジム＆ジェシーらのスタンダードにハンク・ウィリアムズやマール・ハ ガード、ジャズ・スウィング名曲など、落ち着いた大人のアンサンブルを聴かせる。

SMM-2004 LAURIE LEWIS『Live』CD\2,573-（本体\2,450-）

Alaska/Before the Sun Goes Down/Geraldine and Ruthie Mae/Tall Pines/Love Chooses You/Worried Man Blues/Going to the West/Diamond Joe 他全18曲

　女性トラッド・ブルーグラス・シンガーとして地位 を確立したローリー・ルイスの最新作は昨年３月、西海岸のワシントンやオレゴンで収録したホットなライ ブ。クレイグ・スミスの味わい深いトーン／タイミング／テイスト三拍子揃ったバンジョー、スコット・ハ フマンのシュアなリード・ギター、パートナーでもあるトム・ロザムのハーモニーとマンドリン、そしてトッ ド・フィリップスのベースというローリー・ルイス＆ザ・ライト・ハンズの今。これまでの彼女のヒット曲 や隠れた名曲、ビル・モンロー・ソングやトラッド、そしてサンフランシスコのベイエリアならではの彼女ら しいインテリジェンス溢れたバラッドなど、ローリー・ルイスのトラッドやブルーグラスに対する気持ちがよ く伝わる秀作ライブである。エンディング前の2曲、"Who Will Watch the Home Place?"の感動と"Texas Bluebonnets"の楽しさで盛り上がって楽しいライブが終わる。

RHY-1035 TIM HENSLEY『Long Monday』CD\2,573-（本体\2,450-）

Long Monday/Two Coats/Lonesome Dove/Working on a Building/Fox Run Henhouse/Shady Grove 他全11曲

　カントリー界のスーパースターとなったETSUブルー グラス出身のケニー・チェズニーがプロデュース、長年サイドマンとして下積みを経験したティム・ヘンズ リーのデビュー作。アダム・ステッフィ、デビッド・タルボット、ロブ・アイクス、ティム・スタッフォード、 オウブリー・ヘイニー、ディーニー・リチャードソンらのバックアップほか、パティ・ラヴレスやビンス・ギ ルら、かつてのボスたちやロニー・ボウマンやソニヤ・アイザックらジャム仲間も参加して、バリバリのト ラッドグラスから、アレンジの美しいアコースティック・カントリー、そしてアメリカーナ的なジャンルを 越えた作品まで、サイドマンらしい手堅さとともに、あっさりとしたテナーボイスが疲れを癒してくれるブ ルーグラス／アコースティック。チェスニーのツアーバスで毎日繰り返されるジャムから生まれた、ナッ シュビル・ミュージシャンの実力だ。

REB-1803 JIMMY GAUDREAU & MOONDI KLEIN『2:10 Train』\2,573-（本体\2,450-）

Dreamer or Believer/Last Thing On My Mind/High Sierra/Sweet Sunny South/Soldier's Joy/Colleen Malone/Dixie Hoedown/Any Old Time 他全13曲

　今夏、６月から７月にかけてエミルー・ハリスとの全 米17ヶ所のツアーも予定されている現代版マンドリン＆ギターのブラザー・デュオのデビュー作。元カント リー・ジェントルメンからキース・ウィットリーのいたJ.D.クロウのニューサウス、ベラ・フレックとのスペ クトラムやトニー・ライス・ユニットなど、サイドマンでありながらブルーグラスの重要なサウンドメーカー のひとりとして活躍してきたジミー・グドローが、ワシントンDCグラスの秘密兵器と呼ばれ、ジョン・スター リングの感覚と並び称せられ、セルダム・シーンにも在籍したムーンディ・クラインとコンビを組んだデ ビュー作である。独特のクリアなマンドリンとテナー・ボイスのジミー、70年代以降のウエストコースト・ロッ クやシンガーソングライターなどの感覚に精通し、かつすばらしいフラットピッカーでもあるムーンディ、 ふたりが選んだトラッドからコンポラ曲まで、ブラザー・デュオのシンプルさと、70年代以降のモダンさ が見事に昇華された作品である。

RHY-325 MASHVILLE BRIGADE『Bluegrass Smash Hits, Volume 1』』CD\2,079-（本体\1,980-）

My Home's Across the Blue Ridge Mountains/Banks of the Ohio/White House Blues/John Henry/Take This Hammer/Sitting on Top of the World/Bury Me Beneath the Willow Tree/Lonesome Road Blues 他全16曲

　ナッシュビル火曜日名物、ステーション・インのザ・ サイドメンに変わって昨年来、話題の若者集団、マッシュビル・ブリゲイドのデビュー作だ。ご覧の通り、全 曲ブルーグラスの超スタンダードを中心に今が旬の若手たちがバンドとして聴かせるエンジン全開作品に仕 上がっている。スーパーピッキンとともに、若い感性がトラッドグラス名曲をいかに料理するか？興味がそそ られる。ロンダ・ビンセントのジョッシュ・ウィリアムズとワイルドファイアーのダレル・ウェッブ(g)、ザ・ グラスカルズのアーロン・マクダリス(bj)、アリシア・ニュージェントのアシュビー・フランク(m)、そしてマ ウンテン・ハートのジム・バンクリーヴ(f)とグレッグ・ マーティン(bs)。もう、目を被いたくなるような!?ホットピッキンとテンションの連続にオジサンの脳細胞も ビリビリと刺激を受けます。キッズピッカーとして高名だったアッシュビー（まだ20代半ばだが）の弾きま くりがようやく聴けるのもミソ。モンロー、フラット＆スクラッグス、スタンレー、マーティンらの名曲ス タンダードがビシビシと甦ります。

TPE-001 LARRY PERKINS, LEROY TROY, TERRY ELDREDGE『Three Fingers and a Clawhammer』\1,985-(本体\1,890-)

Golden Slippers/Soldier's Joy/Cripple Vreek/Black Mountain Rag/Red Wing/Down the Road 他全14曲

　今春初来日、現在のアール・スクラッグスにもっと も近いとされるトーンとタイミング、そしてロールパターンを聴かせてくれたラリー・パーキンスが、アン クル・デイブ・メイコンの再来といわれるクロウハンマー・スタイルの達人リロイ・トロイと組んで、テリー・ エルドレッジのベースのみをバックに、1992年に10曲入りのカセット・アルバムとして発表したものに4曲追 加してCD化されている。アールも憧れたというアンクル・デイブ・スタイルのクロウハンマーの押し出しが、 アール独特の突っ込みと酷似するさまは伝統楽器としてのバンジョーの呼吸なのだろうか。超有名トラッド 曲をスリーフィンガー対クロウハンマーという構図で 演じるが、最後の2曲で登場するオールドタイマー、ウェイド・ギャレットとコーデル・ケンプの録音に、こ のふたつの伝統を結びヒントも見え隠れする。

REB-8004 V.A.『Best Loved Bluegrass:20 All-Time Favorites』』CD\2,079-（本体\1,980-）

Nine Pound Hammer/Bringing Mary Home/Wabash Cannonball/Fox on the Run/Pid in a Pen/Down in the Willow Garden/Lonesome Road Blues 他全20曲

　1960〜80年代、ブルーグラスが本来のスタイルを残 しながらさまざまな様相を見せた時代、１曲目のトニー・ライスから最後のラリー・リチャードソン＆ハッ ピー・スミスまで、ほぼトラディショナルとして知られる有名スタンダードを、スタンレー・ブラザーズ、リ リー・ブラザーズ、レノ＆スマイリー、マック・ワイズマンらの第一世代から、キース・ウィットリー＆リッ キー・スキャッグス、セルダム・シーン、ロンサム・リバー・バンドらの第二世代まで、時代ごとのトラッド グラスというというくくりで楽しめるお徳用廉価盤。

MCP-0003 TONY & GARY WILLIAMSON『My Rocky River Home』CD\2,573-（本体\2,450-）

I'm Going Back to the Mountain/Darlin' Nellie Gray/Red Wing/Singing Waterfall/Whispering Hope/Knoxville Girl/New River Train 他全14曲

　「マンドリンについて彼の知らないことは誰も知らな い」といわれるトニー・ウィリアムソン。今春初来日した彼が、兄ゲイリーと組んだブラザー・デュオ。マンド リン＆ギターのシンプルなアンサンブルが聴く者を癒してくれるノスタルジックな優しいメロディーばかり を選曲（ふたりのオリジナルも秀逸なノスタルジー満点）、1924年のロイド・ロアーと43年のヘリンボーン、 そして兄弟の朴訥で伸びやかなボーカルが、楽器の生まれた時代に連れて行ってくれる。ドライブのかかっ たブルーグラスの背景にあるアパラチア的ロマンが一杯の1997年録音の秀作が、トニーの倉庫から発掘!?で ある。

RC-122 CHRIS SHARP『Working It Out』CD\2,888-(本体\2,750-)

　今春日本をツアーしたクリス・シャープ、ソロとして は２枚目、彼が歌ったニッサンのTV-CMでおなじみ"Sunny Side of Life"を含む最新作。1950年代のブルーグラス／クラシック・カントリーの真髄を理解し 伝えることの出来る稀有なミュージシャン、シェル・シルバースタインをタイトル曲に、本作ではジャズ・スタ ンダードから、ロジャー・ミラー、バック・オウエンズ、 フラット＆スクラッグスらの名曲をステュアート・ダンカンの見事なフィドル、マイク・コンプトン(m)、そ してジョージ・バックナー(bj)とケビン・スルーダーのティプトン・ヒル・ボーイズをバックに見事なセンス で演じる。ブルーグラスとヒルビリー／カントリーが見事にブレンドされたノスタルジックで楽しい作品だ。

RHY-1033 MOUNTAIN HEART『Live; Road That Never Ends』CD\2,573-（本体\2,450-）

　圧倒的なバカテクとド・パワーで聴く者をひれ伏せ るマウンテン・ハートの最新作は、物凄いライブ!!　スティーブ・ガリーに代わる新メンバーのジョッシュ・ シリングがいい!!　アダム・ステッフィ、クレイ・ジョーンズ、ジム・バンクリーブの圧倒的な信じ難いハ イテクに、左手の障害をものともせずバンジョーは右手という真実を教えてくれるバリー・アバーナシー、 ベーシストの家系というジェイソン・ムーアの6人がワイアレス・マイクを楽器にステージせましと暴れまわ るライブ。IBMAのユース・ショウケースで若者が好きなバンドに上げる彼ら、私自身も彼らを観るときは開 いた口がふさがらない。ま、いっぺん彼らのライブ、聴いてみなはれ…!!

ROU-0594 BLUE HIGHWAY『Through the Window of a Train』CD\2,573-(本体\2,450-)（歌詞付）

　現在、マウンテン・ハートと並んでもっとも人気のあ るブルーグラス・バンド、ブルー・ハイウェイの８枚目最新作。70年代からのニューサウスやセルダム・シー ンの系列ながら、意表をつくティム・スタッフォード(g)とロブ・アイクス(d)の超絶テクに、ショーン・レー ン(m,f)とジェイソン・バールソン(bj)、そしてウェイン・テイラー(bs)が織り成す見事な現代アンサンブル。 そしてティム、ショーン、ウェインの個性の違うボーカリストが、われわれの音楽の故郷である国道 （U.S.Route 23）周辺に生活する人々の心を全曲オリジナルで伝える、レベルの高い秀作である。

SH-4039 GIBSON BROTHERS『Iron & Diamond』CD\2,573-(本体\2,450-)（歌詞付）

　目からうろこの様な現代版ブラザー・デュオ・アンサ ンブルを創るふたり、１曲目のトム・ペティーからオリジナルを挟みながら、1950年代のクラシック・カント リーを思わせるスティーブ・アールやジュリー・ミラー作品、ロジャー・ミラーとファロン・ヤングの共作、そ してエリックのアイドルであるレスター・フラットなど12曲。本当の意味で「カントリー」を360度、どこ からでも感じることの出来るようなサウンドとハーモニー、現在のブルーグラス界にあってずば抜けた独立 ／独創性を持つすばらしいデュオである。近年の彼らメチャいい。

ROU-0598 THE STEELDRIVERS『The SteelDrivers』CD\2,573-（本体\2,450-）

　「トム・ウェイツがブルーグラスに出会った!!」と評 されるクリス・ステイプル(g)の強力リード・ボーカルに百戦錬磨のメンバー、リチャード・ベイリー(bj)や マイク・ヘンダーソン(m)、タミー・ロジャーズ(f)ら。ローランド・ホワイトが「レイ・チャールズをブルーグ ラスに持ち込んだ!!」と評し、ジム・ルーニーは「満月の夜に庭に出て、オールナイトでやるような音楽…、 山々のように古いサウンドのできたてのあたらしい曲、ロッキン・リズム…、君の人生の友に！」などと、絶賛 されるナッシュビル・アンダーグラウンド噂のバンド、最新デビュー作。ムーンシャイナー誌２月号表紙記事 参照。

PC-1158 GRASSTOWNE『The Road Headin' Home』CD\2,573-（本体\2,450-）

　今年１〜３月まで、ブルーグラス・チャート#1となっ た話題の新バンド。クイックシルバーからマウンテン・ハートを経た圧倒的な歌唱力のスティーブ・ガリー(g) とフィル・レッドベター(d)、アラン・バイビー(m)に、若手ふたり、話題の18歳ジェイソン・デイビス(bj)と ジェミー・ブーハー(bs)の５人、グラスタウンのデビュー作。ステュアート・ダンカンとティム・クロウチ をゲスト・フィドルに、現在のブルーグラス王道サウンドからジョージ・ジョーンズ節、オズボーンのさわやか カバー等々、スコット・ベスタルとの共同制作。

SH-4003 SELDOM SCENE『Scene-chronized』CD\2,573-（本体\2,450-）

　凄いリード・ボーカルが３人、ダドリー・コンネル (g)、ルー・リード(m)、フレッド・トラバース(d)とロニー・シンプキンズ(bs)、そして唯一のオリジナル・ シーンとなったベン(bj)とその息子クリス・エルドリッジ(g)の６人組、地元ワシントン・ポスト紙が「国 宝」と称するシーン、７年ぶりの最新作。ジョン・ダッフィ亡き後もセルダム・シーンらしさを見事に継承し ているすばらしい作品。

WB-79982 PUNCH BROTHERS『Punch』CD\2,573-(本体\2,450-)

　ちょうど35年前、ローワン/グリスマン/ホワイト/グリーン/キースらが創った『Muleskinner』、あのと きの評価と同じことが起こっているような…。今後のブルーグラス史に大きな位置を築く衝撃作品となる か!?　26歳の天才クリス・シーリのビジョンを具体化できる若きブルーグラス楽器達人たちがスタジオ・ラ イブで創り上げたモノ凄い作品。

SH-9201 V.A.『Top of the Hill Bluegrass』CD\2,079-（本体\1,980-）

　ピーター・ローワン＆ナッシュビル・ブルーグラス・ バンドの"That High Lonesome Sound"からリッキー・スキャッグスの"Little Cabin Home on the Hill"まで、ドック・ワトソン、セルダム・シーン、ロンサ ム・リバー・バンド、ローランド・ホワイト、ニュー・グラス・リバイバル、ホット・ライズ、ドイル・ロー ソン、ティム・オブライエン、クリス・シーリ他、1980〜1990年代のブルーグラス名演、シュガーヒル・アー ティスト20組による20曲集。これが現代ブルーグラスだ!!といえる廉価秀作。

SH-4019 RILEY BAUGUS『Long Steel Rail』CD\2,573-（本体\2,450-）

　見るからにホンモノのオールドタイマー、ヒルビリーという雰囲気のライリー・ボーガス。だが、シュ ガーヒル作品らしく選曲やアレンジに工夫を加えて、あくまで本物のオールドタイムを逸脱することなく幅 広い層にも聴かせることのできるオールドタイム入門作にもなっている。アカデミー受賞映画『コールド・マ ウンテン』でサントラを務めたクロウハンマー・バンジョー奏者ライリー、アパラチア伝統の本物、ピュア なオールドタイム作品です!!

B001082602 GEORGE STRAIT『Troubadour』CD\2,573-(本体\2,450-)

　ホンキー・トンク・カントリーの王道を守り続ける 第一人者ジョージ・ストレイト最新作。テキサス・ホンキー・トンクの伝統を現代に継承する彼が、「Texas Troubadour（テキサスの吟遊詩人）」の異名を持つ大先達アーネスト・タブに敬意を表してか、正面から 『Troubadour』と題した意欲作。深みと味わいを増したヴォーカル、タイトルにふさわしい悠然たるサウンド にウェスタン・スウィングを盛りこむ、真っ直ぐなカントリー・スタイル。

BNTN-069 ペティブーカ『Tokyo Bluegrass Honeys』CD\2,100-（本体\2,000-）

　日本発全米制覇を狙うアイドル・ブルーグラス!!強 烈です、このインパクト!!　５月号では本作の解説、またこの３月の彼女らの全米ツアー・リポート特集!!　 ポップヒット曲からレゲェ、カントリー、ロック…どんな名曲も軽々とカバーしちゃうアイドル・デュオ、ペ ティブーカの最新作はブルーグラス。有田純弘や西海孝ら、日本ブルーグラスのトップミュージシャンを贅 沢に配したアレンジで、可愛い女の子ふたりのボーカル・デュオをサポート。有田（bj,g,d）、西海 (bj,g,slide g)ほか、早川流吉(bj)、岸本一遥(f)、茂泉次郎(f,m)、TARO(m)、林孝明(bs)、クリス・シル バースタイン(bs)ら。面白いよー、楽しいよー!!

M-101 THE HILLMEN CD\2,888-(本体\2,750-)（限定、紙ジャケット仕様、歌詞 付）

　「カリフォルニアとブルーグラス考」で紹介したウェ ストコースト・ロック胎動期の名作ブルーグラス。東のカントリー・ジェントルメンに対して西のザ・ヒルメ ン、フォーク・ブームを乗り越えた伝説のバンド1964年録音（1969年発表）名作がボーナス６曲を含んで再 発売。

SH-3738 HERB PEDERSEN『Lonesome Feeling』CD\2,079-(本体\1,980-)

　ハーブ・ペダーソン年表は読み応えあるよ!! 本作は1984年発表のソロ第３作。ウェストコースト・ハーモ ニーのさわやかさとトラッドグラスへの愛情を見事に融合、"Last Thing on My Mind"から"Your Love Is Like a Flower"まで、スタンレーやルービン、トラッド曲などをポップにアレンジして聴かせる気持ちのい い作品に仕上げている。

SH-3729 CHRIS HILLMAN『Morning Sky』CD\2,079-（本体\1,980-）

　クリス・ヒルマン年表もすごいよ。ブルーグラス出身 ながら、ザ・バーズやフライング・ブリトー・ブラザーズなどでウェストコースト・カントリー・ロックのリー ダーとなったクリス、本作は1982年に再びブルーグラスのノウハウとアコースティックを前面に出した名作。 タイトル曲をはじめ、"Good Time Charlie's Got the Blues"や"Hickory Wind"、"Ripple"や"Mexico"などの名曲を見事にカバー、さわやかサウンドの癒し系 ブルーグラスを創っている。

BOOK-41 マイク伊藤『音楽から見えるアメリカ』Book\2,100-（本体\2,000-）

　現在、ミズーリ州ブランソンでフィドル／バンジョーで活躍する在米37年の日本人ミュージシャン、 マイク伊藤の半生記。カントリー新入荷参照。

MME-70039 JOE ISAACS『Dreaming of Home』CD\2,079-（本体\1,980-）

　今やメジャーになったファミリー・ゴスペル、ディ・ アイザックスの父親、ジョー・アイザックスは知る人ぞ知るトラッドグラスの権化!! IBMA夜毎のトラッドジャム帝王が、マイク・コンプトン、ソニヤ・アイザックス (m)、カール・ジャクソン、ティム・スタッフォード(g)、 ジム・バンクリーブ、オウブリー・ヘイニー(f)、ロブ・ アイクス(d)、ベン・アイザックス(bs)らを核に、ビンス・ギルやロンダ・ビンセント、ジャック・グリーンや ウェイン・ルイスらをハーモニーに素晴らしい作品だ。ブッチ・ロビンスがライナーを書く、その意味が分か る、とても濃いホンモノのトラッドグラス・ソウルが聴ける。

CR-015 JOHN REISCHMAN & THE JAYBIRDS『Stellar Jay』CD\2,888-(本体\2,750-)

　ジョン・ライシュマン＆ジェイバーズの最新第４作。 最も美しい音のするロイド・ロアーを持つと言われるライシュマンのほか、フラットピッキンのジム・ニュー ナリー(g)、ニック・ホーンバックル(bj)、グレッグ・スパッツ(f)に紅一点トリーシャ・ギャグノン(bs)の不 動のメンバーが、イギリスの古謡や南北戦争時代の曲に、スタンレーなどのカバーを配し、オリジナル・イン ストではモンローやアパラチアの陰影を上手く取り入れながら、目立たない仕掛けにニヤッとさせられるな ど、深い味わいのトラッドグラスを見事に昇華して聴かせる。

RCSI-1015 BRIAN BLAYLOCK『Worried Man Blues』CD\2,573-(本体\2,450-)

　ブライアン・ブレイロックの自費制作盤。デル・マッ カーリーとラリー・スパークスの当たり曲を１曲目と２曲目に、上記の"Love Me Darlin' Just Tonite"や"Nobody's Love Is Like Mine"などのスタンレー、"Mama Tried"や"Love Please Come Home"などスタンダードに、御大ボビー・オズボーンをボーカルに迎え た２曲（すごいインパクトの"One Kiss Away from Loneliness"と"What a Friend We Have in Jesus"）など、先人のブルーグラス手法を生かし、今風スッキリ 型トラッドグラス。

SF-40127 RED ALLEN『Folkways Years 1964-1983』CD+36頁小冊子\2,573-（本体\2,450-）

　2005年IBMA名誉の殿堂入りを果たしたアーリー・ブ ルーグラスのソリッドグラスの権化、レッド・アレンがフランク・ウェイクフィールドと創り上げた1964年の フォークウェイズ大名盤LP『Bluegrass』に、６曲の未発表音源や、その後のアルバムをボーナスにした フォークウェイズ時代の全28曲。現在ソングライターとして大成功を収めている息子、ハーリー・アレンらと の70年代録音も含まれている。

SH-4013 SAM BUSH『laps in seven』CD\2,573-（本体\2,450-）

　昨年の初DVD映像作品『On the Road』(SH-4023D \2,888-)で超元気な姿を見せてくれたサム・ブッシュ、2006年のソロ第６作。ワン＆オンリーのブッシュ・ワー ルドと元気エネルギー。チャーリー・モンローの"Bringin' in the Georgia Mail"でブルーグラスしたかと思えば、ゲストに長年のアイドル、ジャン・ リュック・ポンティを迎えての"New Country"（ほんとに泣いたとムーンシャイナー誌06年7月号で告 白!?）、エミルー・ハリスとのデュエットや、ジョン・ハートフォード曲など、70年代回帰を思わせる色調を 持つ作品に仕上げている。

1-800-BG73 ANDY OWENS『A Melody for You』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

　チェコのスーパーピッカーたち、ルボス・マリナ(bj)、ルボス・ノボトニ(d)、エミル・フォマネク(g)、 ピーター・サリー(bs)らと、マーク・ノップラーやガイ・クラークらのカバーとオリジナルを中心にまとめ られた最新作品。きっと日本のリスナーは20年前までは自由にブルーグラスを聴くこともできなかったチェ コのピッカーのレベルの高さに驚かれることだろう。何度も来日し、各地の友人宅を泊まり歩いたアンディ、 現在はノース・カロライナ州ディープ・ギャップに居を移し、ヨーロッパや日本からの友人を暖かく迎えてい る。あの巨体から滲み出るような優しさに溢れたニューグラス作品だ。

SH-3887 BAD LIVERS『Industry and Thrift』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ブルーグラス界の生んだ超人のひとり、ダニー・バー ンズ(bj)がテキサス州オースティン時代にマーク・ルビン(bs,tuba)と組んだ伝説的ユニット、バッド・リ バーズの1998年作品。ディキシー・チックスで知られるロイド・メインズのプロデュースで、テキサス人脈が ダニーのすごい才能を囲む。「産業と倹約」というタイトルで、強烈なバンジョーとともに、風刺の効いた詞と サウンドがメチャ刺激的な重量級ニューグラスだ。近年はビル・フリーゼルやティム・オブライエンと活躍中 のダニーを知らないと損をするぞ!!　ニューグラス／ロック系ファンに絶対のお勧め!!!

SKFR-2017 CADILLAC SKY『Blind Man Walking』CD\2,573-（本体\2,450-）（歌詞付）

　斬新なサウンドと強力なオリジナルでリッキー・ス キャッグスをノックアウト、昨年彼のレーベルから全米デビューしたテキサスの若いバンド、キャディラッ ク・スカイ。ブライアン・シンプソン(m)のオリジナルが新鮮なメロディーを紡いでいき、独創的なマット・メ ネフィー(bj)、直感的なロス・ホームズ(f)らがハイロンサム／ブルーグラスの真髄を「正直な情熱に溢れた 寂寥感と山…」と解釈、玄人好みで、それでいて売れるサウンドに昇華した秀作。ムーンシャイナー07年２月 号(\525-)に特集。

SF-40064 BILL MONROE & DOC WATSON『Live Duet Recordings 1963-1980』CD\2,573-（本体\2,450-）

　こんな録音が残っているって!!やっぱりレコード（記録）は偉大だ。「ブルーグラスの父」ビル・モンロー がオールドタイム／フォークの大御所ドック・ワトソンとモンロー・ブラザーズの再現をしてみせるなんて ……!!　ふたりがマンドリンvsギター・バトルを展開、そのラフな1音ずつに込められたスピリット、リズムに 秘められた衝動、われわれが何故この音楽を愛し続け るのか、マスターたちが教えてくれる超貴重な全17曲。

MME-70051 LESTER FLATT『Gospel』CD\2,079-（本体\1,980-）

　1975年、RCAレコードからCMHレコードに移籍する間隙を縫ってゴスペル・レーベルのカナン・レコードか ら発表された知られざるアルバムの初CD化である。カーリー・セクラーのテナー・ボーカルに、まだ元気 だったポール・ウォーレン（インスト"What a Friend We Have in Jesus"が秀逸）の切り込みフィドル…、なによりも、聴くのがつらいものが多い晩年のレス ターのボーカルや語りが、ここでは張りと艶を持っているのが、涙が出るほど嬉しい。

ROU-0582 BOBBY OSBORNE & Rocky Top X-Press『Bluegrass Melodies』CD\2,573-（本体\2,450-）

　その声を聴くだけで涙が出そうになるボビー・オズ ボーン。昨秋発表の弟ソニーとのオズボーン・ブラザーズ解散から第2作目。76歳でなお鮮烈なその声とマン ドリンの突き刺さるような厳しさはモンローとある種同質の激しさで聴くものを圧倒する。本作でも、一見 ポップでモダンそうな選曲ながら、どの曲にもすさまじいインパクトが感じられるボビーのすごい精神力が どこから来るのか、ムーンシャイナー9月号(MS-2411 \525-)を参照いただきたい。ブルーグラス第一世代随一の、すごい最新作だ。

SF-40158 LILLY BROS. & DON STOVER『Bluegrass at the Roots; 1961』CD\2,573-（本体\2,450-）

In My Dear Old Southern Home/Banks of the Ohio/Where Is My Sailor Boy/Little Annie 他全18曲

　1961年に、マイク・シーガーのプロデュースで発表 されたトラッドグラス超名盤。ビーとエバレットのリリー兄弟のデュエットを軸にダウンホームなバン ジョーとフィドルがアーリー・ブルーグラスの熱さを伝える。オリジナルに２曲の未発表を加え音質をリマ スター、24頁に及ぶライナーノーツ付。2002年にIBMA名誉の殿堂入り（ムーンシャイナー誌02年11月号参 照）、IBMAアワード・ショウのフィナーレで弟子とも呼べるビル・キースやピーター・ローワンらに囲まれて ビーとエバレットが"Little Annie"を懸命に演じ唄った光景が忘れられない…。ビーはその3年後に83歳で 逝った。

SH-3711 RICKY SKAGGS & TONY RICE『Skaggs & Rice』CD\2,573-（本体\2,450-）

　1980年に発表され、当時のポップ・カントリー全盛 の全米カントリー・ラジオ局でこの1930年代のマンドリン＆ギター・デュオのカバー"Bury Me Beneath the Weeping Willow"がヒットという快挙を成し遂げ、その後のリッキー・スキャッグスを筆頭にするアコース ティック・カントリー時代の幕開けを告げた名作アルバム。世界最小にして最もシンプルなアンサンブル、ブラ ザー・デュオの美学が堪能できる歴史的名盤だ。

SF-40004 COUNTRY GENTLEMEN『Country Songs, Old and New』CD\2,573-(本体\2,450-)

　今月最新リユニオン作を紹介しているカントリー・ ジェントルメン、1960年発表の記念すべき初アルバム。"Weeping Willow"、"Jesse James"、"Double Eagle"など、1960年代以降を席巻するコンポラグラスのデ ビューだ。翌1961年、トム・グレイが初参加した『Folk Songs and Bluegrass』(SF-40022 \2,573-)、いわゆるクラシック・カントリー・ジェントルメン最初の作品 と共に、…歴史的名品である。

BBR-017 VALERIE SMITH & LIBERTY PIKE『That's What Love Can Do』CD\2,888-(本体\2,750-)

　学校の先生から、「ブルーグラスが歌いたい」一心で ナッシュビルにやってきたバレリー・スミスの最新作。メンバーのETSU卒業生ベッキー・ビューラー(f)の作品 が３曲のほか、どの曲もアパラチアの陰影を込めた癒し系の歌とサウンド。ベッキーのほか、ジョン・ウェズ リー・リー(m)、アンディ・ホール(d)など、バンジョーレスを基本に、小柄な体でハスキーなボーカルを聴かせ るバレリー。アパラチアをブルーグラスから上手く表現した秀作だ。

EW-113 LORIANNA MATERA『Nobody's Angel』CD\2,888-(本体\2,750-)

　17年間ナッシュビルで下積みを重ねた女性シンガー、 ロリアンナ・マテラのデビュー作。サム・ブッシュ、ステュアート・ダンカン、ロブ・マッカーリー、ロブ・ア イクスらを配したピーター・ローワン曲を皮切りに、カントリー・バラードやハッピーなラブソングからスプリ ングスティーンの"You're Missing"まで、さまざまにカバーする楽しさ。自身のオリジナルも３曲、ブルーグ ラスとカントリーを無理なく合体、ドティ・ウェストとのツアーで鍛えたドリー・パートンをソフトにしたよう な女性カントリー・ボイスを、ポップなブルーグラス＆ アコースティック・カントリー・セッションで聴かせる。

SF-40169 TONY TRISCHKA『Territory』CD+31頁冊子\2,573-（本体\2,450-）

Fox Chase/Zoe/John Henry Medley/Hawaii Slide-O/John Cohen's Blues/Molly and Tenbrooks/Celtic Medley/Salt River/Banjoland/Gourd Banza 他全21曲

　昨秋のIBMAアワードで３部門制覇、そして今年のグ ラミー賞にもノミネートされた『Double Banjo Bluegrass Spectacular』(ROU-0548 \2,573-）につづく、トニー・トリシュカの最新作はスミソニアン・フォー クウェイズから。トニーが近年力を入れているバンジョーの歴史を眺望するさまざまな時代や地方のサウ ンドを取り入れた12曲と、フォークウェイズならではのピート・シーガーやマイク・シーガーをはじめ、ビ ル・キースやビル・エバンス、ブルース・モルスキーらゲストを迎えた９曲、１時間に及ぶ全21曲でトニー のバンジョーに対する並々ならぬ愛情（ムーンシャイナー誌１月号掲載のIBMA基調演説からも察せられる） がひしひしと伝わる。手にしたさまざまな時代のバンジョーから、史実とともに自身のオリジナルな発想を 組み合わせ、革命児トリシュカに相応しいサウンドを縦横に楽しませてくれる秀作である。IBMAのショウ ケースでぶっ飛んだマイケル・デイブスの歌うパンクな熱いブルーグラス"Molly & Tenbrooks"と若いメチャ・パワー女性フィドラー、ブリタニー・ハースら とのセッションが4曲収められている。…が、そんなことよりトニーのバンジョー!!、スタイルに拘泥せず、 ただその響きから、本来バンジョーという楽器が何を言いたいのか？そんなことを楽しむのもいい。バン ジョー求道者!?の面目躍如、前作につづくバンジョー秀作だ。

RCSI-1017 THE NASHVILLE SWING BAND Featuring BUDDY SPICHER & MAGGIE ESTES CD \2,573-(本体\2,450-)

Jesuita Chihuahua/La Golondrina/Fire on the Mountain-Cherokee Shuffle-Eighth of January/New Raised Fifth/Let Me Call You Sweetheart/Granny Get Your Bow/Twisted Bow/East Tennessee Blues/Crazy Creek/Rachel/Little Pal's Train/In the Eyes of a Child 全12曲

「ボブ・ウィルスがウェスタン・スウィング・フィドル の父で、ジョニー・ギンブルがその子なら、バディ・スパイカーは聖霊だ」とまでいわれる巨人バディ ・スパイカーの最新作は、近年意欲的に手がけているナッ シュヴィル・スウィング・バンドでの軽妙洒脱なインスト集。クラシックから出発してゴスペル、ブルー グラス、ケルト、スウィングと多彩な経験を積んできた若い女性フィドラー、マ ギー・エステスの表現力豊かなフィドルを主役に据えて、自らはサポート役に徹 しながら随所でツイン・フィドル(あるいはフィドルとヴィオラ)の妙味を聴かせ るあたりはバディの面目躍如たるところ。スウィング・クラシックやトラッド曲 からポップ・スタンダードまで、馴染み深い曲を軸に、バ ディのオリジナルもフィーチュアして、スウィング・フィドルのお手本をきっちりと示してくれる。

AMA-1039 MIKE MARSHALL & DAROL ANGER with VASEN CD\2,573-（本体\2,450-）

Loke's Troubles/Cousous/Timo's Jig/Penknife Killer/Egypt/Yew Piney Mt/Os Pintinhos 他全10曲

　ブルーグラス小僧から出発して、ドーグ、ニューエ イジを飛び越し、アコースティック弦楽器のもっとも偉大な冒険者となったマイク・マーシャルとダロル・ア ンガーのデュオの最新作は、スウェーデンのトップ・ストリングバンド、昨秋も来日したばかりのヴェーセン との共演作。スリル満点で刺激的な音とその組み合わせであるオーケストレーションは、アメリカ南部のブ ルーグラス由来の精神と北欧のケルト文化に影響を受けたスウェーデン、そしてブラジル音楽のラテンの血 の騒ぎなども取り込んだ、あたらしいインスト世界、そうマイクの言う「フォーケストラ」である。音を知る ミュージシャン同士が、アメリカン＆スウェディッシュ・フィドルの伝統を受け継ぎ、ブルーグラスや ショーロなども取り入れた楽しいアルバム。

EW-112 THREE RING CIRCLE『Rob Ickes, Andy Leftwich, Dave Pomeroy』CD\2,888-(本体\2,750-)

　アンディ・レフトウィッチ(m)、ロブ・アイクス(d)、 デイブ・ポメロイ(bs)のトリオでのプロジェクトは、かつてのダグラス／バレンバーグ／マイヤーのトリオ を凌ぐ楽しさ満載の新世代インスト!!

RHY-1021 SANDY ROTHMAN & STEVE POTTIER『Bluegrass Guitar Duets』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ブルーグラス・フラットピッキンは、「バリバリ・ピ カピカと弾くのではない、デリケートにトーンとタイミングに細心の注意を払って弾くのだ」というお手本アル バム。右チャンネルの1955年製マーティンD-28のサンディ・ロスマンと、左チャンネルの1963年製D-18のス ティーブ・ポティアーによる素晴らしいブルーグラス・ギター・デュエット集。

SHA-5114 V.A.『Acoustic Heart 2』CD\2,573-（本体\2,450-）

　アーティ・トラウムとジェフ・ヘイマンが04年に企 画した極上の癒し系アコースティック・ギター集。パット・メセニー（ノーラ・ジョーンズの"Don't Know Why"）、アール・クルー、ピエール・ベンスーザン、ケオラ・ビーマー、アコースティック・アルケミーほか、 アメリカ、アルジェリア、ハワイ、フランス、イギリスから14組の14曲。

SF-40037 V.A.『American Banjo; Scruggs and Three Finger Style』CD\2,573-（本体\2,450-）

　1957年、世界最初のブルーグラスLPアルバムとして 発表された作品で、その前年に若きマイク・シーガーがフィールド録音した15人のさまざまなバンジョー奏者 （アールの兄、ジュニーを含む）によるスリー・フィンガー・スクラッグス・バンジョー・スタイルへの軌跡を 記録した貴重な作品。オリジナルになななんと!!…16曲のオマケ付き全43曲集。

SH-3865 SAMMY SHELOR『Leading Roll』CD\2,573-（本体\2,450-）

　サミー・シーラー唯一のソロ・バンジョー作品はト ニー・ライス、サム・ブッシュ、ジェリー・ダグラス、ランディ・ハワードらスーパーマンの他、ダン・ティミ ンスキ、ケニー・スミス、ロニー・ボウマン、ジュニア・ シスクらブルー・リッジ系の楽器＆ボーカルを上手く組み合わせた、トラッドグラスのバンジョー集としてとて も上質な作品だ。

CCS-100 FLATT & SCRUGGS『Foggy Mountain Banjo』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ブルーグラス・バンジョーのバイブルと呼ばれる1961年発表のアール・スクラッグスのバンジョー・イ ンスト作品。最近、大幅な改訂版が発売されたアール・スクラッグス教則本『and his Five String, Revised and Enhanced Edition』、ES-BOOKCD \6,563- (Book+基本ロール教則CD)とともに、ブルーグラス・バンジョーを志す者の必携の聖典である。もちろん、シ ビアなフラット＆スクラッグス・ファンにはCDボックスセット３部の全曲集（お問い合わせ下さい）もある。

FF-042 JETHRO BURNS CD\2,573-（本体\2,450-）

　1977年、ジャズ・マンドリンのパイオニア、ジェス ロ・バーンズがソロ・マンドリニストとして初めて発表したインスト作品がCD化。バッサー・クレメンツ(f)、 マイク・ドウリン(g)、ボブ・ホーバン(piano)、ジョニー・バーンズ(eg)らをバックに、スタンダード、ス ウィング、フィドル・チューンなど、ジェスロらしいフレーズが随所に収められた記念碑的作品である。（ラウ ンダー・アーカイブ・シリーズにつき、ライナーノーツをご希望の方はお申し付けください）

ACD-53 DAVID GRISMAN『Life of Sorrow』CD\2,573-（本体\2,450-）

　まさに「１音入魂」、誰にも真似できない「音」を創 るデビッド・グリスマンが、長年に渡って自身のスタジオを訪れた友人たちとの録音を編集した非常に個人的 なトラッドグラス中心の秀作である。ボーカルものが主だが、それぞれの偉大なゲストに寄り添うように唄 うマンドリン、独壇場である。

ROU-0561 MICHAEL CLEVELAND『Let'er Go, Boys!』CD\2,573-（本体\2,450-）

　IBMA最優秀フィドルに輝く25才、マイケル・クリー ブランドの本作は2006年最優秀インスト・アルバムも獲得。ベニー・マーティンを基調としたアグレッシブな 正統派フィドルで、これでもかとドライブする。ボーカルものも随所に、凄いテンションのフィドル大秀作。 ティム・オブライエンをゲストの"Flower Blooming in the Wildwood"は絶品!!

SH-4016 CASEY DRIESSEN『3D』 CD\2,573-（本体\2,450-）

　ケイシー・ドリーセン、27才の若者のデビュー作に ベラ・フレックやジェリー・ダグラス、ティム・オブライエンらが参加、それだけでこの内容の濃さがお分か りだろう。全曲がオールドタイムやブルーグラス素材ながら、まったく斬新なアイデアでジャンルをかるが ると越える…。今後のあたらしいブルーグラス世代の核になるだろうと目される新世代フィドラー、ケイ シーの衝撃的な06年デビュー作。ムーンシャイナー06年６月号にカバーストーリー。

HNCD-1325 B.J. COLE『Transparent Music』CD\2,573-（本体\2,450-）

　60〜70年代、イギリスのセッション・ミュージシャ ンとして活躍したペダルスティール奏者、B.J.コール、１曲目のドビュッシーの「月の光」やサティの "Gnossienne"の３番と５番などにオリジナル。全編に幻想的なスティール・ギターの音色を軸にしたスペー シーな1989年、癒し系現代音楽風作品。

CPR-765326 KATHY MATTEA『Coal』CD\2,888-(本体\2,750-)

L&N Don't Stop Here Anymore/Green Rolling Hills/Sally in the Garden/You'll Never Leave Harlen/Dark as a Dungeon/Coal Tatoo/Black Lung 他全11曲

　1980年代半ば、ティム・オブライエンとのコンビで メジャー進出したキャシー・マティアが自身のルーツ、ウエストバージニアの炭鉱に戻り、マール・トラビス やジーン・リッチー、ヘイゼル・ディッケンズ、ビリー・ エド・ウィーラーらのディープなテーマに挑んだ意欲作。マーティ・ステュアートの見事なプロデュースで、 奥深いアパラチアの炭鉱街の苦しみを、胸に響くバリトン・ボイスで歌い切る。ヘイゼル＆アリスの名曲、カ ントリー・ジェントルメン、ビル・ハレル、パティ・ラヴレスらの名曲カバーが、ステュアート・ダンカンの クロウハンマー・バンジョーとフィドル、マーティーのマンドリンとギターなどがめちゃくちゃディープな トーンで胸を締めつける。ふたりとも、すごいミュージシャンだ。歌姫キャシー・マティア、久々のアコー スティック作品はこのふたりの活躍とともに見事だ。

NW-30431 OLD CROW MEDICINE SHOW『Big Iron World』CD\2,573-（本体\2,450-）

　現在オールドタイム・ストリングバンドのトップラ ンナー、オールド・クロウ・メディスン・ショウの最新作。プロデューサーのデビッド・ロウリングスとと もに、チャーリー・プールからクラレンス・ホワイトで知られる"Take a Whiff on Me"のコカイン版やウッディ・ガスリーの労働組合賛歌、ブルースやジャ グバンドなどなど…、歌に込めたメッセージを強調して、アパラチアの閉鎖性を取り払ったアメリカン・ス トリングバンドといった作品。オールドタイマーとはいえ若いエネルギーに溢れたかれら、南部のさまざま な音楽を若い世代にあたらしい文化としてメッセージを発しているアメリカーナ・チャートでヒットした秀 作だ。

FCW-00001 冷泉公裕『Bom Dia!! 諸国漫遊』CD\3,000-（本体\2,857-）

テネシー・ワルツ/僕の手/時ふれば/オン・ザ・ロード・アゲイン/島の唄/マリーマリー 他全15曲

　ラストショーや数々のセッションで知られる河合徹 三(bs,m)やブルーグラスの奥沢明雄(g)、丸尾めぐみ(piano,etc)らのアコースティック・サウンドが俳優、 冷泉公裕（れいぜい・きみひろ）のオリジナルやカントリー／シャンソン／フォルクローレ／ファドなどの カバーをシンプルかつ詩情豊かに表現、タイトルとおり世界のさまざまな風物に触れるような作品に仕上げ ている。歌手としての手練手管ではなく、さすが役者さん、２曲の語りはもちろん、歌詞（言葉）を上手く 味付け表現、日本語の訳詩を自然に歌い込んでいる。

CCCD-0199 JAMES LEVA『Memory Theatre』CD\2,573-（本体\2,450-）

　オールドタイム・フィドラーであり、ソングライター としても高名なジェイムズ・リバが、アイリッシュ・ギターの名手ジョン・ドイル(元ソーラス)と、パートナー のキャロル・エリザベス・ジョーンズ（ボーカル）らと共に、フィドル・チューンやオリジナル、"Rain and Snow"ほかのトラッドなど、ジェイムズのアパラチア・ソウルとドイルのアイリッシュ・ビートが見事にコラ ボレートする秀作である。

BP-0203 V.A.『Telluride Bluegrass Festival; Reflections』CD\2,079-（本体\1,980-）限定枚数

　ジェイムズ・テイラー、ショーン・コルビンからニッ ケル・クリーク、デル・マッカーリー、サム・ブッシュ＆ジョン・コーワン、そしてベラ・フレック＆トニー・ トリシュカ、ナンシ・グリフィスからダン・フォーゲルバーグなどなど、テルライド・ブルーグラス・フェ スのハイライトから14組の14曲。ブルーグラスという名の下に、野外のフリーな雰囲気を満喫するフェス ティバル・ライブの、現在アメリカーナ音楽の現場を知る秀作である。

TF-0005 福原照晃『古き佳きカントリーを唄う』CD\3,000-（本体\2,857-）

Dear Hearts and Gentle People/Cold Cold Heart/Love's Gonna Live Here/Tennessee Waltz/Wild Side of Life/Singin' the Blues/Oh Lonesome Me 他全20曲

　1960年代から同志社大学マジカル・プレイボーイズ の花形シンガーとして知られる福原照晃の最新作。おそらく日本で、歌の説得力が命のカントリー音楽界に あって、ジミー時田と並んでもっとも安定したうまさを聴かせる福原が、尾崎孝のスティールギター、萩野信 彦のエレキ、岸本一遥のフィドル、奥沢明雄のアコギとハーモニー、そしてマイク・ダン(bs)、北田太一 (drums)とともに創ったタイトル通り、カントリー名曲20曲集。ボブ・ウィルスからハンク・ウィリアムズ、ド ン・ギブソン、バック・オウエンズ、そして最後はラリー・コードル作アラン・ジャクソンとジョージ・スト レイトのデュオでヒットした「Murderer on Music Row」（ナッシュビル音楽産業への批判）で締める、とい う心にくい演出だ。心地良い福原のボーカルが、彼らしいロマンチシズムを漂わせた緩めのバックに乗って耳 に優しく、コードルがブルーグラス曲として発表した最後の曲の内容がどうあろうと、カントリーという ジャンルの本質が究極のアメリカン・ポップであることをはっきりと聴かせてくれる秀作である。

BOOK-41 マイク伊藤『音楽から見えるアメリカ』Book\2,100-（本体\2,000-）

　現在、ミズーリ州ブランソンでフィドル／バンジョーで活躍する在米37年の日本人ミュージシャン、 マイク伊藤の半生記の単行本。ブルーグラスからカントリーへ、アメリカン・ショービジネスの楽しい話や苦 労話など、誰もが夢見るミュージシャンへの道がつづられている。ムーンシャイナー誌５月号にもマイク伊 藤の寄稿がある。

CURB-79086 TIM MCGRAW『Greatest Hits, Vol.1&2』CD２枚組 \3,098-(本体\2,950-)

Indian Outlaw/Don't Take the Girl/It's Your Love(with Faith Hill)/Live Like You Were Dying/My Old Friend/Like We Never Loved at All(with　Faith Hill) 他全31曲

カントリー・ロックの影響を色濃く映し出したコンテ ンポラリー・サウンドから王道を行くホンキー・トンク・スタイル、正統派のバラード等々、現在のカント リー・シーンに聴かれるさまざまなスタイルを完璧に表現するカントリー・スター、ティム・マグロウ、90 年代後半から今日までトップの座に君臨し続ける彼のヒット曲を網羅した２枚組31曲。20曲を超えるナン バー・ワン・ヒットのすべて、愛妻フェイス・ヒルとのデュエット・ヒットなど、2000年と2006年にリリー スされた２枚のグレイテスト・ヒッツ・アルバムをセットにした、ウォールマート・エクスクルーシヴのスペ シャル・プライス限定盤。

RHR-202 JORMA KAUKONEN『Stars in My Crown』CD\2,888-（本体\2,750-）

　ジェファーソン・エアプレーンやホット・ツナで知 られ、今は団塊の世代のど真ん中の余裕と貫禄、そして年輪を見事にアコースティック・ギターに語らせる ヨーマ・コーコネンの最新作。ベースにルーツ音楽としてのブルースとカントリー感覚を持ちつつ、ラグタ イムからカリプソ／レゲエ、アーリー・ジャズ／カントリー／ブルースなど、全編で誰にもスッと入ってく るアメリカ音楽を暖かく、優しく聴かせる。バリー・ミターホフ(m)、サリー・バン・メーター(d)に、サム・ ブッシュ・バンドのバイロン・ハウス(bs)とクリス・ブラウン(drums)を基本セットに、その素朴なボーカ ルとギターの響きがホッコリとした気分にさせてくれる見事な作品。

DUAT-1191 DERYL DODD『Stronger Proof』CD\2,079-（本体\1,980-）（歌詞付）

　テキサスの正統派カントリー・シンガー／ギタリス ト／ソングライター、デリル・ドッドの04年作。90年代ナッシュヴィルでギタリストとしてキャリアをス タート、ソニーから２枚のソロ・アルバム、シングル・ヒットで将来を嘱望されながら、ウィルス性神経疾患 のため90年代末から活動を中断、テキサスに戻り心機一転再出発となったのがこのアルバム。グレン・ダン カンのフィドル、ロビー・ターナーのスティール、スティーブ・ライアンのエレキを中心に、正統ホンキー・ トンク・バラード、バック・オウエンズ・スタイルのカントリー・シャッフルを核に、サザン・ロック・テイス トなどスタイルの坩堝ともいうべきテキサス・カントリーならではのホットなサウンドが楽しめる。（宇野誠 之）

FF-70107 HOT RIZE & RED KNUCKLES' TRAILBLAZERS『2 Complete Live Albums!』\2,573-(本体\2,450-)

　ジョニー・ホートンの"Honky Tonk Man"やレフティの"Always Late"、ハンクの"Dixie Cannonball"など、スティールギターとエレキを駆使してカントリーの 古典を見事に演じるレッド・ナックルズと、80年代のネオ・トラッドグラスをリードしたホット・ライズ、カ ントリーとブルーグラスの双方のファンを満腹にさせてくれる楽しいライブ作品。1982年と84年のライブLP ２枚がCD１枚、全30曲のお徳用版だ。DVD映像作品『Recorded Live! July 28, 1987』(RCSI-1008D 57分\3,465-）も楽しいよ!!

SHA-616D 『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.6』DVD\3,308-（本体\3,150-

、白黒60分）

Flint Hill Special/We'll Meet Again Sweetheart/Keep on the Sunny Side/Katy Hill/Live and Let Live/Lonesome Road Blues/False Hearted Lover 他全18曲

　フラット＆スクラッグスのお宝映像シリーズ最新第６ 弾は1962年５月の30分番組が2回分収録、タイトルバックもスタジオセットも山小屋風に一新、マイクのセッ ティングも変わってレスターのリズム・ギターがバシバシと、そのビートの強烈なこと……!!この1962年の12 月にはカーネギーホール・コンサート、そして「じゃじゃ馬億万長者」のナンバーワンヒットがやってくる、 そんな絶頂期のフラット＆スクラッグスの日常的なTVショウが楽しめる。チューナーを隠さない"Flint Hill"につづくレスターの愛唱歌"We'll Meet..."はメロディーが"Thinking About You"に変わってしまっている、"Girl in the..."でアールがクロウハンマーを擬した奏法を初めて聴かせる、モンローは'B'なのに レスターは'F'の絶品"Live and Let..."……等々、さまざまな発見も楽しいお宝映像の最新第6弾。彼ら ファンはもちろん、当時のアメリカの田舎、その時代の空気がメ チャクチャ美味しい…!!　このシリーズ必見!!!!

　なお、このDVDシリーズの詳細はムーンシャイナー誌 07年6月号(MS-2408 \525-)に、本作のライナーノーツの翻訳とともに解説されている。またその後、順次、 シリーズ番組ごとに「誌上解像（台詞や曲解説など）」を 続けているので参照ください。

RCA-28338 MARTINA MCBRIDE『Live in Concert』CD+DVD \2,993-(本体\2,850-)

[Disc 1:CD]Happy Girl/Anyway/Concrete Angel/From the Ashes/Hit Me With Your Best Shot 他全８曲

[Disc 2:DVD]Anyway/When God-Fearin' Women Get the Blues/You Ain't Woman Enough/Help Me Make It Through the Night/Over the Rainbow 他全20曲

　４度のCMAアウォード受賞など、今や人気、実力とも に女性シンガーのトップに立ったマルティナ・マクブライド初のライヴ・アルバムはCDとDVDの２枚組とい う豪華盤。CDのほうはヒット曲中心とはいえ、わずか８曲ということで物足りなさは否めないが、それを 補って余りあるのが、何故かボーナス・ディスクという扱いになっているDVD。こちらは公共放送PBS局の 『Great Performances Special』でオンエアされたライヴの全編を収録、ヒット曲はもちろんのこと、 ジャーニー･パット・べネターのカヴァーやスタンダードなどのファン・フェイヴァリット、そして絶賛を博し たクラシック・カントリーへのオマージュ『Timeless』(RCA-72425\2,783-)からのロレッタ・リンやリン・ア ンダーソン("Rose Garden")へのリスペクトに満ちたパフォーマンス等々、コンテンポラリー・サウンドから 正統カントリーまで、トップ・スターの自信と貫禄十分の見事なショウが楽しめる。限定盤ということなので お早めに!!　（宇野誠之）

ROU-0553D RHONDA VINCENT & the Rage『Ragin' Live』DVD\3,308-（本体\3,150-）

　ロンダ・ビンセント＆ザ・レイジのエネルギー全開ブ ルーグラス・ライブ。とにかく、「頑張り屋さん」といっ た印象で、懸命にステージを努める彼女、子供の頃から音楽を職業にしてきた、さすが「苦労人」。子供を持ち、 しっかりとした家庭を持ちながら、ショウビジネスの世界が好きでたまらない44才、全力投球のライブは爽 快である。ザ・レイジ（猛威）のメンバー、まだ20代前半のジョッシュ・ウィリアムズ(g)とハンター・ベ リー(f)に、大ベテランケニー・イングラム(bj)、マイケル・ハリス(bs)のすばらしいソリッドグラスも見ご たえ十分。

SF-48006D V.A.『Talking Feet』DVD\3,308-（本体\3,150-、カラー82分）

　マイク・シーガーとルース・パーシング製作の南部 アパラチアに伝わるダンスと音楽に焦点を当てた貴重な映像集。本作が収録された1984年から91年、「世界 でもっとも多様なダンス文化がぶつかった地域」、アパラチアのスコッチ・アイリッシュ系移民のダンスが黒 人やネイティブ・アメリカン、そして最近にはロックンロールなどと出会い、さまざまなスタイルを生んだ 事情を丹念に追った秀作である。ダンスのバックのフィドル／バンジョー・チューンに、この音楽の本来 のグルーヴを感じるのも重要だろう。20歳から82歳までの24人がすばらしいパフォーマンスとキャラクター を見せてくれる。さすがマイク・シーガー、一級のオールドタイム音楽とともに、民衆文化の真髄を見事に捉 えた秀作だ。

FGM-1011D CODY KILBY, BRAD DAVIS & TIM MAY『Live in Kansas City』DVD\3,990-（本体\3,800-）（83分＋）

　現在のフラットピッキン界のトップランナーたち、 若手コディ・キルビー（リッキー・スキャッグスのケンタッキー・サンダー）と、中堅ブラッド・デイビス（元 サム・ブッシュ・バンド）、ティム・メイ（ジョン・コー ワン・バンドで来日）の2004年のライブ全18曲。３人のジャムの後、それぞれのソロを含めたさまざまな 組み合わせで見せる。ブルーグラス・ギターの魅力であるドレッドノウトのインプロバイズを堪能してくだ さい。

MB-99472D BRIAN WICKLUND『An American Fiddle Method Vol.2』DVD\3,780-（本体\3,600-、1時間58分）

Eighth of January/Liberty/St. Ann's Reel/Spotted Pony/Cukoo's Nest/Old Joe Clark/Soldier's Joy/Swallowtail Jig/June Apple/Fisher's Hornpipe/Liza Jane/Arkansas Traveler/Devil's Dream/Westphalia Waltz/Ragtime Annie/Golden Anniversary Waltz/Big John McNeil/Star of the County Down/Benny's Favorite/Marie Claire/Bernard the Butterfly/Flop-Eared Mule/Swampwalk/Don't Come Home, Johnny/Forked Deer/Jolie Blonde/Big Walleye Blues.

　お待ちかね、ブライアン・ウィックランドのフィドル 教則DVD第2弾です。ケルト／オールドタイム／ブルーグラス／テキサス／ケイジャン／ブルース・スウィン グなど、さまざまな有名フィドル・チューンの実践に行く前に、フィドルの響きからはじまり、トーン、弓の扱 い、バックアップ・コードでの音選び、チョップなどの中級テクニックを学んだのち、実践として27曲（譜面 は別売り教則本参照）、メロディとバックアップをミディアムテンポで次々と演じ（主にD,G,Aだが、途中 Bb=GmやFなど、ローファーストポジション、第4ポジションのダブルストップなども参入する）、ときおり有 意義なチップをくれる。あちこちにフィドルを学ぶ人にとって基本的かつ有用なアイデアが散らばって、さ すがブライアン!!　超一級のブルーグラス・フィドラーでありながら、フィドル教師としてトップクラス の彼、その優しさと思いやりが成せる業だろう。ちなみに彼、高校時代に大阪におり、現在も日本語を話すとて もいい奴だ。スズキ・メソッドを基本にした教則本とともに、フィドル入門にはB.O.M.一押しの作品である。

DVDMSHMN23 MIKE MARSHALL『Fundamentals for All Players 1 & 2』DVD２枚組+楽譜+TAB譜\8,505-（本体\8,100-、合計130分）

　マンドリンのトップ・テクニシャンとして尊敬を集 めるマイク・マーシャルが、初心者を含めたすべてのマンドリン奏者にとって有益なあらゆる考え方やテク ニックを教えるスグレモノDVD。すばらしいトーンを生み出すためのさまざまな要素、姿勢や持ち方、左右の手 の使い方などが右手を鍛えスピードをつけることと、コードとアルペジオの理解を深めて自在なフィンガー ボードでの左手を自由にすることに焦点を置いた「基礎テクニックをつける練習方法」の第一巻。第二巻で は、「コードと理論のマスター」と題して、フレットボー ドの段階的な理解を通してさまざまなジャンルに共通する音楽理論を構築していきます。「難しい」というよ り、一歩ずつ「確認しながら練習を繰り返す」ことで、誰にでも手に入れることの出来る弦楽器のマジックを 教えてくれる。あとは、皆さんの「やる気」だけ…。

MRDVD-1001 MISSY RAINES『Beginning Bass』DVD\3,990-（本体\3,800-、30分）

　IBMA最優秀ベースに最多の７回受賞を誇る女性ベー シスト、ミッシー・レインズが初心者のために、基本から優しく、かつ正しくベース奏法を教える。持ち方か ら、左右手の正しいポジション、フィンガーボードの理解、スケールとナンバーシステム、音階とオクターブ、 Cスケール、�T／�W／�Xプログレッション、タイミングとメトロノームなど、基本からきっちりと取り組める 30分のコンパクトサイズ。

JLDVD-03 JENNY LESTER『Bluegrass Harmony Singing』DVD-R\4,778-（本体\4,550-、95分）

　ブルーグラス・ハーモニーの基本、スリーパート・ ハーモニー（トリオ・コーラス）を実践的に教えるDVD教則。女性ふたり（リードとテナー）と男性（バリトン） のトリオを想定しているが、ここで語られるのはハーモニーの基本で性別は関係ない。1/3/5のコーラス基本 をさまざまな手で紹介してくれ、実践にはジェニーのオリジナル、"Friends Like You"と"The River, Mother Nature and Me"（この曲ではハイ・リードにバリトンとロー・テナー）という曲をサンプルにハーモ ニーを創っていく（知らないことがかえって新鮮に覚えられるかも…）。ただし説明が英語なのが辛い…が、 １時間半の40レッスン。

　下記のほか、教則に関してはレベル／ニーズに応じ て、ご相談ください。

FGM-12.3 Flatpicking Guitar Magazine『Mar/Apr. 2008』CD+Book\2,625-（本体\2,500-）

　フラットピッキン・ギタリストのためのCD付きタブ 譜満載の隔月刊教則雑誌の最新3/4月号。今回のテーマはギター奏者必須のブルースで、アリス・ステュアート のカバーストーリーのほか、デビッド・グリア最新インタビュー、ブルース・リズム／シャッフルの基礎、アン ディ・ファルコのブルース＆ブルーグラス"Sittin' on Top of the World"などの特集と、連載はジョー・カー「リズム、ホンキートンク」、ブラッド・デイビス 「12小節のブルース」、ディックス・ブルース「Tuxedo Blues」、アダム・グレンジャー「Foggy Mountain Special」、「"Will the Circle Be Unbroken"をブルース調に弾こう」ほか、タブとフラットピッキン情報 満載。

FGM-1012D BRAD DAVIS『Flat Pick Jam, Vo.4』DVD\3,308-（本体\3,150-）

Flowers of Edinburgh/Shady Grove/John Henry/Texas Gales/Home Sweet Home/Crazy Creek/Leather Britches/Cotton Patch Rag/Eighth of January/Flop-Eared Mule.

　アール・スクラッグス＆フレンズやサム・ブッシュ・ バンドなどで知られるブラッド・デイビスのギター・ジャム・シリーズ映像第４弾。各曲スロー／スロー・ミ ディアム／ミディアム・ファースト／ファーストと４段階のスピードで有名スタンダード・チューンでジャムを してくれる実戦版。初心者から上級者まで、リズムとリードの双方が訓練でき、アドリブのエッセンスも感じ 取れます。

The Wade マンドリン　詳細

　素晴らしいミュージシャンでビンテージ・マンドリン の研究家として知られるトニー・ウィリアムソンが選ぶ現代の名匠10人に選ばれた上田洋一氏の作品、取扱い開 始しました。

ビル・モンローがフロリダの理髪店で入手してからブ ルーグラスに無くてはならない存在となったギブソンF-5スタイル・マンドリンの始祖ロイド・ロアのレプリカ、 初期のデビッド・グリスマン、サム・ブッシュ等の愛器として知られるポスト・ロア・スタイル等、材料選びか ら彩色、細部の仕上げに至るまでこだわりぬいた逸品です。

　詳細、納期はお問い合わせください。

　　　FW-5 Master Model \735,000-税込み

　　　FW-5 Artist Model　\630,000-税込み

　　　FW-5N Master Model \735,00-税込み

　　　FW-5N Artist Model　\630,000-税込み

　　　(トーンプロデューサ、ピックガードはオプショ ンです。)

RK-80 『レコーディング・キング・バンジョー・プロフェッショナル』税込定価 \152,250(本体\145,000)→\129,500[再入荷] 写真

　マニア待望の名門ブランド「レコーディング・キング・ バンジョー」が復活しました。

ニュー・ギブソンのリイッシュに多大な貢献わしたグレ イグ・リッジが開発に関わり、ギブソン・マス タートーンを踏襲した作りでインレイも満足いく仕上がりで す。今回、マホガニー仕様が入荷しました。 ウッディでディープなJ.D.クロウ・サウンドが期待できます。 ご希望に応じて5弦の釘打ちしてお届けします。

ステリング・レッド・フォックス・バンジョー(USED)価格お問い合わせください。 詳細写真

ステリング・バンジョーの中でも比較的、新しいモデ ルです。名バンジョー・プレイヤー-ビル・エ マーソンにインスパイアされて作られました。ペグヘッド に狐のインレイが入っています。 ボディとネックはカーリー・メイプル、ニッケル仕様です。軽いタッチ でしっかりと音の出る立ち上がり の良さはステリングの特徴です。1996年製。

リッチ&テイラー・ビル・キース・モデルバンジョー(USED)　価格お問い合わせく ださい。 詳細写真

　ニュー・ギブソンの立上げに貢献したグレイグ・リッチと現在、クラフツ・オブ・テネシーで製作を続 けるマーク・テイラーによるブランド、リッチ&テイラーのビル・キース・モデルのバンジョー。トップテ ンション、アールデコ調の雲のインレイ、ウォルナット、プライス・テイルピースを装備広めの指板。約50 本ほど製作されたうちの貴重な1本。ビル・キース・ファンにお勧めです。

第7回フォートワース・ジャンボリー　\3,500-(当日\4,000-)

5月24日(土)2:00 OPEN 2:30から西宮アミティホールにてカントリー・ブルーグラスのコンサートが開か れる。ブルーグラスではシャギー・マウンテン・ホーイス、稲葉和弘とフレンズ、きたむらいづみ。カント リーでは福原照晃とカウボーイ・ドリーマーズほかが出演する。

■バンジョー・ニューズレター誌 各\525-

　世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載 （ウェブサイトから『MP3』で音の入手可!!）、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜 の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。

BNL-08/02 最新2月号 \525-

　話題の若手、グラスタウンのジェイソン・デイビス表 紙特集とタブ"Open Road"ほかアール・スクラッグス"Lonesome Road Blues"、トム・アダムズ"Wildwood Flowere Blues"、バックアップはボブ・ブラック"Red Wing"、今月レター紹介の『American Banjo; 3 Finger & Scruggs Style』よりスナッフィ・ジェンキンス"John Henry"、コンセプト＆スタイルはアールの"40 West"、"Nashville Skyline Rag"ほか、メロディック・クロウハンマーのタブなど、丸ごとバンジョー情報 満載の48頁。　

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\525-

　米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事 などバックナンバーもお問い合わせください。

BU-08/03 最新3月号 \525-

　３月号恒例の楽器特集は、175年を迎えるマーティン 社、コロラド・ケース社、BRWマンドリン、レコーディング・キング、マーティ・ランハムとナッシュビル・ギ ター社などの特集ほか、米国ブルーグラス事情を知る●頁。

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\945-

　内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・ トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。

OTH-1103 2008年2月／3月号 \945-

　70〜80年代に活躍した伝説のストリングバンド、ケー ンブレイク・ラトラーズについてのインタビュー、サンアントニオでのテハーノ／コンフント・フェスに関して テックス／メックス音楽の探訪、ダンス・ビートはフィル・ジャミソン「The Bouquet Waltz」ほか、ルーツ音楽に関する66頁。

OTH-1104 最新2008年4月／5月号 \945-

　78回転SPレコードとヒルビリー商業録音をカバース トーリーに、ボブ・カーリンのフィドリン・ビル・ヘンリーの生涯、キャシー・バートン・パラとデイブ・パラ、 ペールスティン・オールドタイム＆ダルシマ・フェスほか、ルーツ音楽に関する64頁。

　1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一 のブルーグラス月刊専門誌、25年目です。

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　お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご 希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル：\500-

ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるコクヨ製ロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー：各￥500-。

　下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知ら せ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-2507 最新5月号（通巻295号）\525-

　今月来日のクリス・ヒルマンとハーブ・ぺダースン を表紙特集に、カリフォルニア・ブルーグラス考、ペティブーカ『TOKYO Bluegrass Honeys』、マイク伊藤『音楽から見えるアメリカ』、ゲティスバーグ・ブ ルーグラス・フェス、ディープサウス・ピッキンパーティ、日本ブルーグラス年表�P「1964-65年」、中西 孝仁のIBMA2007リポートほか、日米ブルーグラス情報満載。

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