B.O.M.Newsletter #311web 　　2006年９月５日

◆"Summertime is past and gone, and I'm on my way back home..."、 とても暑かった夏も過ぎ秋、ゲージュツの秋です。この秋、なぜか、とてもすばらしいア ルバムがたくさん発表されています。

　虫の音に耳を澄ますように、ミュージシャンが心を込 めて創ったアルバムに耳を澄ませてみましょう。21世紀を迎えた今、ジャンルやスタイルは自由に羽を広げて、 ミュージシャンたちの手の中にあります。自分の人生に、 何が大切な音なのか、そんな音と正面から向き合うことで感動が生まれるのでしょう。リスナーもプレイヤーも、 自分の音に耳を澄ませましょう。きっと、いろんなものが湧き上がってきます。秋、少し寂しいけど、気持ちい いネ…。

◆久々に米国からのブルーグラス・バンド、ジョン・コー ワン・バンドが９月７日の大阪を皮切りに、北九州（８日）、大分（９日）、埼玉（10日）、東京（11日）、そして 名古屋（12日）をツアーします。詳細は、http://www.toms-cabin.com まで。ニュー・グラス・リバイバルのあの声と、最先端のブルーグラス・サウンドをサ ポートしよう!!　これが成功すれば、来年もまた期待できるんだから…。

◆今年のIBMAツアー、最終駆け込み募集中!!　なんたって、米国ブルーグラス界最大のお祭り、思いきって 行こう!! ９月27日出発、10月３日帰国、ツアー費用\264,000-が基本プランです。即、B.O.M.までお問い 合わせください。

◆ムーンシャイナー９月号は、ひょっとすると21世紀最 初のランドマークになるブルーグラスを創ったかもしれない25才のクリス・シーリのカバー・ストーリーのほか、 没後10年になるビル・モンロー再訪で彼のコンプレックスや虐待経験から青年期までの人格形成の検証、じ みぃ赤澤「フィドル教則DVDを作ったワケ」、10年目を迎えた福島いわき鬼フェス、オールドタイムの新星 ライリー・ボーガス、北九州の華エルビス吉川、全米フィドル・コンテスト参戦記などの特集等、日米ブ ルーグラス情報満載。

　定期購読は１年間（12冊）\6,000- 半年間（６冊）\3,300-。購読開始希望月をお知らせいただければ、 振り込み票とともに早速お送りします。…定期購読を、なにとぞよろしく!!

SH-4017 CHRIS THILE『How to Grow a Woman from the Ground』CD\2,573-（本体\2,450-、歌詞付）

　21世紀の若者ブルーグラス・ムーブメントが生んだ、とんでもないアルバムの登場だ。今後、語り継が れることになるかもだろう、新しいブルーグラス・スピリットの表出だ。ブルーグラス新入荷参照。

ROU-0583 THE GRASCALS『Long List of Heartaches』CD\2,573-（本体\2,450-)

　今年の熊本カントリーゴールド出演のザ・グラスカ ルズ。話題のダークス・ベントリーやジョージ・ジョーンズをゲストに、現在最もホットなブルーグラス。ブ ルーグラス新入荷参照。

ACD-65 DAVID GRISMAN BLUEGRASS EXPERIENCE CD\2,573-（本体\2,450-)

　グリスマンが肩の力を抜いてのド・トラッドグラス に挑戦だ。いいねぇ…。ブルーグラス新入荷。

VAN-79808 LINDA RONSTARDT & ANN SAVOY『The Zozo Sisters; Adieu False Heart』CD\2,573-（本体\2,450-)

　リンダ・ロンシュタットの最新作はアン・サボイとの デュオ・ユニットで、アパラチアン＆ケイジャン・ベースの新境地での美しい作品。オールドタイム／フォー ク新入荷参照。

SH-4019 RILEY BAUGUS『Long Steel Rail』CD\2,573-（本体\2,450-)

　オールドタイムの伝統を見事に継承する、今の時代 にほぼ純正培養されたオールドタイマー、ライリー・ボーガスのデビュー作。強力推薦盤!!　オールドタイ ム＆フォーク新入荷参照。

M-19264 V.A.『Bluegrass, Country Soul』DVD\3,990-（本体\3,800-）

　遂に陽の目を見た!!ブルーグラス史上初の映像作品 として劇場公開された1971年のキャンプ・スプリングス・ブルーグラス・フェス、…が、リージョン（地域） コード１。通常のDVDプレイヤーでは見れません。でも…!! 詳細は映像新入荷。

SH-4017 CHRIS THILE『How to Grow a Woman from the Ground』CD\2,573-（本体\2,450-、歌詞付）

Watch'At Breakdown/Dead Leaves and the Dirty Ground/Stay Away/Wayside/The Beekeeper/Brakeman's Blues/If the Sea Was Whiskey/Eleventh Reel 他全14曲

　ちょうど60年前の９月、シカゴの高層ビルのスタジ オに向かった５人の若者たち、ビル・モンローとブルー・グラス・ボーイズ、彼らがそのとき創り出した「ブ ルーグラス」という音楽様式は、その後さまざまな変化を遂げながら、それでも常にコアーなスピリットに守 られて現在に至っている。それと同じスピリットを感じさせる５人の20代半ばの若者たちが、ニューヨーク・ シティーのスタジオで、マイク２本を立てて「セーノ」で録音したすさまじいスタジオ・ライブ。クリス・シー リのソロ５作目は、ジョン・コーワン・バンドで来日目前のノーム・ピクルニー(bj)、ベンの息子クリス・エル ドリッジ、カリフォルニアの幼馴染ゲイブ・ウィッチャー（ジェリー・ダグラス・バンドの尖がりフィド ル）、そしてレフトオーバー・サーモンのグレッグ・ギャ リソン(bs)が、バッチリとスクラムを組んだ超ブルーグラス!! もちろん、60年分のはなはだしいテクニック進歩はあるものの、感動するのは、彼らがマイクに向か うスピリットだ。ムーンシャイナー誌９月号特集に詳しいが、体全部がブルーグラスで出来た、つまり、ク リス曰く「何も分からない子供の頃からブルーグラスを弾いてきた自分」を、「一度は否定した」彼が、離婚 やニューヨークへの転居を機に、はじめて「ブルーグラスの大切さに気づき」、自分のブルーグラスをぶつけ た結果がこれだ。ビル・モンローやギリアン・ウェルチのブルーグラス曲、ホワイトストライプスのジャッ ク・ホワイトやトム・ブロッソウらのインディー・ロックなどのカバーやオリジナルのボーカルものが10曲、 そしてポール・シェラスキーのカバーとオリジナルのインストが４曲。これが彼らのブルーグラス、おそら く、次世代のブルーグラッサーたちへのマイルストーンとなる作品だろう。トラッドグラス・ファンにもきっ と通じる、ブルーグラスならではのスピリットが横溢した秀作である。ぜひアルバムを通して、この若者た ちの心意気を、オープンな気持ちで聴いてほしい。60年のブルーグラス史に新たな一頁を刻む必聴の一枚!! 　「若い奴らのやることは分からん」では、とても済まされないテクニックやスタイルではないスピリット （魂）に感動してほしい。時代の表層は変わっても、みんな、60年前から同じなんだ…!!

ROU-0583 THE GRASCALS『Long List of Heartaches』CD\2,573-（本体\2,450-)

Home/Will You Be Loving Another Man/Hard Times/Rolly Muddy River/Keep Me from Blowing Away 他全13曲

　オズボーン・ブラザーズへの敬愛とアーリー・ブルー グラスへの深いリスペクトを持って、昨年秋のデビューから１年、ザ・グラスカルズ、行けイケ！の最 新第２作である。なんとデビュー１年でIBMAのメイン・アワードである最優秀エンターテイナーにノミネート、 その抜群に高い評価を物語る。何年もの間、ステーション・インで毎週火曜日に出演をつづけたザ・サイドメ ンの発展形である彼ら、ドリー・パートンの強力なサポートも手伝って、今やブルーグラス界の最高峰の地 位にのし上がった。テリー・エルドレッジの魂のこもったボーカルとジェイミー・ジョンソンのテナー・ボイ スを武器に、スクラッグス／クロウ系列のトップ・ミュージシャンとされるデビッド・タルボット、10代 でジミー・グドローやベラ・フレックとのスペクトラムで来日、その後、ドリー・パートンやガース・ブルッ クスでカントリーしていたジミー・マッティングリー、ゴスペルの世界で成功したニューグラス・バンド、 ニュー・トラディションで20年近く活躍してきたダニー・ロバーツ、そしてビリー＆テリーで知られるテ リー・スミスの６人。ゲストに今カントリー界話題のダークス・ベントリー、超大物ジョージ・ジョーンズ、 ジョーダネアーズ、スティーブ・ウォーリナー。テリーのものすごい押し出しのリード・ボーカルと、ジェイ ミーのテナー、デビッドのトーン／タイミング完璧バンジョー、トラッドグラスのすべてを揃えつつ、前作か ら大進歩を遂げた圧倒的なアンサンブルで、カントリー市場をも飲み込みそうな本物のカントリー（田舎） の魂を聴かせる。ちょうど60年前の"Will You Be Loving..."も嬉しい。こりゃすごいバンドだわさ。テリーとデビッドがうま過ぎるぞ!!

ACD-65 DAVID GRISMAN BLUEGRASS EXPERIENCE CD\2,573-（本体\2,450-)

I'm Rollin' On/Baby Blue Eyes/Engine 143/Rock Hearts/Say Won't You Be Mine/You'll Be a Lost Ball/Down the Road/Old and in the Way 他全14曲

　モンロー・ブラザーズからフラット＆スクラッグス、 カーター・ファミリーにチャーリー・プール…、そしてわれらがジミー・マーティン!!　実に見事な、さすが の選曲で、デビッド・グリスマンが、バーン・ウィリアムズ・バンドの、あの美しいバンジョー・ロールの持ち 主キース・リトル、ベテラン・ギタリストのジム・ニュー ナリー、そして若いフィドラーのチャド・マニングと息子のサム・グリスマン(bs)とマイクを囲んだスタジオ・ ライブ。カリフォルニアのベイエリアのジャム仲間たちと、自身の50年に及ぶブルーグラスへの愛情をスト レートに表現する。今年夏のツアーに公演会場で売るだけのために５月に録音された、実に肩の力が抜けた、 癒し系のトラッドグラスは、同じベイエリアの大先輩、バーン・ウィリアムズらのスタンスを感じさせる堂々 とした貫禄だ。グリスマン、そのカリズマ的存在感がフツーのトラッドグラスを生き返らせ、そこにあたらし い意味を持たせる。トラッドファンはもとより、ニューグラス・ファンにもブルーグラス本来の持つ「味わい」 を楽しんでいただきたい、すばらしい作品だ。

LOC-50004 BARBARA LAMB『Bootsy Met a Bank Robber』CD\2,888-(本体\2,750-)

White Bridge Road/Little Beggar Girl/My Rose of Old Kentucky/Whiskey Before Breakfast 他全13曲

　米国北西部のワシントン州でブルーグラス・サーキットで活躍、ネオ・ホンキートンク・バンドのラン チ・ロマンスを経て、アスリープ・アット・ザ・ホィールにも参加、シュガーヒルから２枚のソロ・アルバムを 発表、その後はソロ活動とソングライティングで本作にもリード・ボーカルで登場するジョン・コーワンらと の共作を重ねている。本作の基本セットは、マイク・バブ、スコット・ベスタル、ジェフ・オートリー、ブッチ・ バルダサリ、そしてゲストにジョンのほか、ティムとモーリー・オブライエン、キャシー・キアボラら、最後 にファンだというエイプリル・バーチとジャムが収められている。ナッシュビルの女性ブルーグラッサーの 姐御的な存在としてその明るさと面倒見の良さで慕われているというバーバラ、ファンキーなオリジナルか ら美しい自作フィドル・チューンに、リチャード・トンプソンやビル・モンローのカバーを配して、女性らしい ブルーグラス作品に仕上げている。

GVAB-001 GREEN VALLEY ACOUSTIC BAND『Ripe in Bluegrass』CD\2,000-（本体\1,905-、歌詞付）

Little Mountain Church House/I'm Using My Bible for a Roadmap/Old Home Place/Little Cabin Home on the Hill/Bury Me Beneath the Willow 他全10曲

　1960年代の中頃に関西で活躍した、ボーカル＆ギターの浜田昇（元大阪市大グリーン・マウンテン・トッ プス）と、フィドルの平地澄彦（元ロッコー・マウンテン・ボーイズ）を中心に、1970年代以降にそれぞれ学 生ブルーグラスで活躍した３人、ハーモニーとマンドリンに平地千鶴子、バンジョーの西村和志（追手門学院 大ブルーグラス）、ハーモニーとベースに日高真吾（元大阪市大）で結成されたグリーン・バレイ・アコース ティック・バンドのデビュー作。帯コピーに曰く、「これが大人のブルーグラスだ」とあるように、選曲、アレ ンジともに丁寧に作られており、各人の安定した力量がバランスよく聴ける。60年代から活躍するベテラン らしい落ち着いた癒し系ブルーグラスである。…1960年代、日本ブルーグラスの第一世代からの、嬉しいブ ルーグラス・アルバムだ。

PC-6510 TIM GRAVES『The Good Things Outweigh the Bad』CD\2,573-（本体\2,450-)

Fraulein/Roust-A-Bout/I'm Gonna Sleep with One Eye Open/A Hundred Years From Now 他全12曲

　アンクル・ジョッシュ・グレイブスの甥、ティム・グ レイブスの最新作。2001年から03年まで、オズボーン・ブラザーズのドブロとして活躍後、2004年に自身のバ ンド、チェロキーを立ち上げ、その後３年連続でSPBGMAの最優秀ドブロに選ばれているティムが、文字 通り、アンクルであるジョッシュがフラット＆スクラッグス時代に書いた名曲たちなどの快調なソリッド・ ブルーグラスと、クラシック・カントリー曲やクリス・クリストファーソンやラリー・ギャトリンらのカント リー・バラードなどを聴かせる。ブルーグラスとカントリーの境界線を左右しながら自らのスタンスを、シン ガーとして探しつつ、きっちりとアンクルのドブロ奏法を踏襲している。

PC-1153 NOTHIN' FANCY『#7』CD\2,573-（本体\2,450-)

I Washed My Face in the Morning Dew/I Wish You Knew/Tupelo County Jail/Two Little Boys 他全12曲

　バージニア州のシェナンドア渓谷のレキシントンを 本拠に1994年に結成されたナッシング・ファンシー。ワシントンDC地区に近いだけあって、セルダム・シー ンやカントリー・ジェントルメンら、いわゆるDCグラスのフォークっぽい部分をリーダーのマイク・アンデ ス(m)が受け継ぎ、その選曲／アレンジ、オリジナルに反映している。その屈託のない明るさが南部一帯の人 気のバロメーターでもあるSPBGMAから最優秀エンターテイナーのノミネーションを受けている。年間140日の 演奏をこなすという、ローカル・バンドの勝ち組である。

PC-1155 LARRY STEPHENSON『Life Stories』CD\2,573-（本体\2,450-)

Old Kentucky Hills/Why Don't You Tell Me So/Deep Water/I've Lived a Lot in My Time 他全12曲

　ボビー・オズボーンの再来と評価を取ったものの、さ すがにボビーのアグレッシブさにはとてもかなわず、ブレイクするチャンスを得られないラリー・スティー ブンス。が、この作品はちょっと違うぞ…。フィドルがすごいと思えば、シャド・コッブとジミー・バン・ク リーブならさもあらん。が、まず、ギターがメチャうまい…ダスティン・ベンソン、リズムが今風ブルーグラ ス・ビートしている。ほんで、アーロン・マクダリスのバンジョー、今風のツボをバッチリ全部、押さえている （そういえば初ソロ『First Time Around』PC-6507 \2,573- がとても良かったのだ）。そして、肝心のベースがミッシー・レインズ嬢、彼女が歌ってくれるのだ （日本のベーシストはみんな、一から勉強しろ!!…と、ごめん!?）。と、抜群のアンサンブルを創っているのだ。 …あとはキミ、ラリーの歌唱力だ。これが、結構いい。選曲もアレンジもとてもいい。特にバリバリのソリッ ドグラスで知られる"I've Lived a Lot in My Time"なんて、やられたー!!って感じ。ミッシーの、そして バックのテンションのおかげかな？　…ちょっと、というか…、とても見直したぞ!!

HCD-307 NEW GRASS REVIVAL CD\2,079-（本体\1,980-）

Pennies in My Pocket/Prince of Peace/Lonesome Fiddle Blues/With Care from Someone 他全10曲

　ニュー・グラス・リバイバルの1972年、記念すべき デビュー作品。発売当時は『Great Balls of Fire、火の玉ロック』とタイトルされた衝撃作品。グレイトフ ル・デッドのカバーや、10分にも及ぼうかというフィドル・チューンのジャムなど、その後ニューグラスから ジャムグラスと呼ばれる30年以上のアイデアを出している。19才のサム・ブッシュが、向こう見ずに突っ走 る快感…!!

RHY-1018 MULESKINNER『Live』 CD\2,573-（本体\2,450-）

New Camptown Races/Dark Hollow/Blackberry Blossom/Red Rocking Chair/Orange Blossom 他全13曲

　DVD映像も発表なった伝説のミュールスキナー・バン ドのライブCDがレーベルを変え、新価格で登場だ。このCDにはDVDに収められていない、"Going to the Races"、"Eighth of January"、"I Am a Pilgrim"、そしてマリア・マルダーをゲストに迎えた"Sitting Alone in the Moonlight"の４曲を含んだ全13曲が収められている。伝説のギタリスト、クラレンス・ホワ イトが亡くなる数ヶ月前、当時はロック界で活躍していたクラレンスのほか、ピーター・ローワン、デビッ ド・グリスマン、リチャード・グリーン、ビル・キースらが集まり、嬉々としてトラッド・ブルーグラスを演じ るすばらしい瞬間である。DVD映像『MULESKINER』(SHDVD-1001 \3,098-)とともに、ファン必携、必聴の歴史的伝説アルバム。

PC-4008 V.A.『Essential Bluegrass Gospel』CD\2,573-（本体\2,450-）

He will Set Your Feilds on Fire/Just a Closer Walk with Thee/How Great Thou Art/Rock of Ages/Amazing Grace/Church in the Wildwood 他全20曲

　現在はノース・カロライナに本拠を移したパインキャッスル・レコードのオールスター・ブルーグラス・ ゴスペル20曲集。ブルーリッジからエディ＆マーサ・アドコック、オズボーン・ブラザーズ、デール・アン・ ブラッドリー、バス・マウンテン・ボーイズ、ビレッジ・ シンガーズ、ニュー・トラディションほかのブルーグラス・ゴスペル有名曲集。

ROU-0549 THE GRASCALS CD\2,573-（本体\2,450-）

　新人にして最優秀エンターテイナーにノミネートし たザ・グラスカルズのデビュー作。昨年はこの作品から"Me and John and Paul"が最優秀ソングを受賞している。ムーンシャイナー誌2005年３月号(MS-2205 \525-)特集。

SKFR-9001 V.A.『Celebration of Life:Musicians Against Childhood Cancer』』CD２枚組\3,360-（本体\3,200-）

　やっぱ、最優秀アルバムにノミネートされたオール スター・キャストのチャリティー・アルバム。今のブルーグラスを一覧することが出来るライブ。

SH-4005 TIM O'BRIEN『Cornbread Nation』CD\2,573-（本体\2,450-）

　今年のグラミー最優秀フォーク受賞作『Fiddler's Green』(SH-4006 \2,573-)と同時発売されたティム・オブライエンの最近作で、こちらはIBMA最優秀アルバ ムにノミネートされた楽しい南部音楽集。グラミーとIBMAのダブル受賞なんて、いいね!!　ティムは12月に ダーク・パウェルと来日するぞ。

KOCH-9847 JERRY DOUGLAS『The Best Kept Secret』CD\2,888-(本体\2,750-)

　グラミー・ノミネーションもした現代ドブロ最先端 の大秀作が最優秀インストにノミネート。心技体、抜群のバランスで、今や風格さえ漂わせる。エリック・クラ プトンが参加予定だったという…。

ROU-0563 CLAIR LYNCH『New Day』CD\2,573-（本体\2,450-）

　クレア・リンチ６年ぶり、久々のカムバック作品から "Train Long Gone"が最優秀ソング候補。女性ブルーグラスの最良の部分を聴かせてくれる。

ACD-63 MIKE COMPTON & DAVID LONG『Stomp』CD\2,573-（本体\2,450-）

　モンロー・スタイル・マンドリンの極意を聴かせてく れるマイク・コンプトンとデビッド・ロングのユニット・デビュー作がレコード・イベントにノミネート。ブ ルースとモンロー、彼らのライブ・リポートはムーンシャイナー誌２月号参照。

ROU-0561 MICHAEL CLEVELAND『Let'er Go, Boys!』CD\2,573-（本体\2,450-）

　３度のIBMA最優秀フィドルに輝く25才、マイケル・ クリーブランドの最新作が最優秀アルバムとインスト・アルバムの２部門にノミネート。ベニー・マーティンを 基調としたアグレッシブな正統派ブルーグラス・フィドルで、これでもかとドライブする。

ROU-0580 RHONDA VINCENT『All American Bluegrass Girl』CD\2,573-（本体\2,450-）

　現在44才、母にして、ブルーグラス・ガールのトップランナーである頑張りやさん、まさしくオール・アメリカン・ブルーグラス・ガール最新作。ライブDVD映像『Ragin' Live』(ROU-0553D DVD\3,308-)も秀逸。今年も当然、最優秀エンターテイナーに最終ノミネートだ。

CCCD-0236 CURLY SECKLER『Down in Carolina』CD\2,888-（本体\2,750-）

　一昨年IBMA名誉の殿堂入りをしたカーリー・セクラーが、ラッセル・ムーア、ダドリー・コンネル、ラ リー・スパークスやドック・ワトソンらを迎え、86才にして衰えを知らない艶のある声を聴かせてくれる最 新作がレコード・イベントだ。ムーンシャイナー2004年10月号(MS-2112 \525-)に特集。

SH-4001 BRYAN SUTTON『Not Too Far from the Tree』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ブライアン・サットンの最新作がインストとイベン トの２部門ノミネート。自身のギター・ヒーロー12人（お察しの皆さん）とのギター・デュエット14曲集。企 画は安易だが、想像通りに楽しめるブルーグラス・フラットピッキン作品に仕上がっている。

ROU-0558 BLUE HIGHWAY『Marbletown』CD\2,573-（本体\2,450-）（歌詞付）

　バンド結成10年を迎え、７枚目の本作でグラミー・ ノミネート、そしてブルーグラス・アルバム・チャート１位を獲得、バンドとしてもっとも充実期に入って いる彼ら、最優秀アルバムと、"Lazarus"がゴスペル録音にノミネート。

SH-4004 JIM MILLS『Hide Head Blues』CD\2,573-（本体\2,450-）

　バンジョー奏者には「たまらん!!」…、究極の「トー ンとタイミング」、ジム・ミルズのプリ・ウォー・フラッ トヘッド・マスタートーン・バンジョー・アルバムがインスト部門に。ムーンシャイナー誌９月号(MS-2211 \525-)でライナーノーツ訳あり。

EW-112 THREE RING CIRCLE『Rob Ickes, Andy Leftwich, Dave Pomeroy』CD\2,888-(本体\2,750-)

　アンディ・レフトウィッチ、ロブ・アイクス、デイブ・ ポメロイのトリオでの、マンドリン（時折フィドル）、ド ブロ、ベースの強力なインスト・プロジェクトがインストとイベントの２部門に。

（ブルーグラスやブルース、オルタナ・カントリーなど を含むジャンル、アメリカーナ音楽賞最優秀新人賞に今年ブルーグラス／オールドタイムから３バンドがノ ミネート）

ROU-0565 UNCLE EARL『She Waits for Night』CD\2,573-（本体\2,450-）

　今、大きく変貌しつつあるオールドタイム、そんな話 題の中心にいるアンクル・アール。この女の子たち（'gEarls）は、全員がただ者ではない。ダーク・パウェ ル制作の現代オールドタイム大秀作。MS誌05年８月号(MS-2210 \525-)特集。アビゲイル・ウォッシュバーン（MS誌１月号特集）もメンバー。

GC-8108 THE GREENCARDS『Movin' On』CD\2,888-（本体\2,750-）

　ボブ・ディラン・ツアーのオープニング・アクトを務 めたグリーンカーズ。サム・ブッシュのニューグラス・スピリットを継承し、イギリスとオーストラリア出身 というケルトの香りをふりかけ、ポップな女性ボーカルを配したザ・グリーンカーズのデビュー作。

LBCY-308 ROBINELLA『Solace for the Lonely』CD\2,500-（本体\2,381-）

　新時代のアパラチアン・ポップ、ロビネラの最新作。 ノーラ・ジョーンズとマリア・マルダーをミックスしたようなジャズ唱法にアパラチアの陰影を加味したロビ ネラのボーカルを支えるのは夫、クルーヅ・コントレラス…、そう、バディ・スパイカーの右腕ビリーの兄。ク ルーヅのマンドリン、ビリーのフィドルを聴けば察せられるように、見事な癒し系ポップ作品に仕上がって いるが、何を隠そう、基本はブルーグラス。現在も東テネシーのノックスビル界隈の若者の間ではベスト・ブ ルーグラス・バンドに投票されるという、若者たちの新しいブルーグラス界から生まれた新鮮な南部ポップ音 楽だ。

SH-4017 CHRIS THILE『How to Grow a Woman from the Ground』CD\2,573-（本体\2,450-、歌詞付）

　今回ブルーグラス新入荷の冒頭に紹介しています通 り、とんでもないハイ・スピリットに溢れたブルーグラス作品を発表したクリス・シーリ。25才の青年らしく、 離婚やニューヨークを契機にブルーグラスを見つめ直した経緯を語っています。

　現在25才のクリスの作品には、13才で発表したデビュー・ソロ『Leading Off』(SH-3828 \2,573-)、15才でサム・ブッシュがプロデュースした第２作 『Stealing Second』(SH-3863 \2,573-)の２枚のブルーグラス、20才でベラ・フレックやエドガー・マイヤー、 ステュアート・ダンカンやジェリー・ダグラス、ブライアン・サットンらと渡り合った21世紀ブルーグラス 『Not All Who Wander Are Lost』(SH-3931 \2,573-)、そしてすべての楽器を自身が駆使したオリジナルな ロック・ボーカル作品『Deceiver』(SH-3976 \2,573-)がある。

BCD-16399 BILL MONROE『Blue Moon of Kentucky; 1936-1949』CD６枚組＋冊子\25,987-（本体\24,750-）

　９月号ではビル・モンロー他界から10年、1946年の ブルーグラス・サウンド誕生から60年、ということで「2006年版ブルーグラス入門シリーズ」として、ビル・ モンローの少年期から性格形成にいたる25才までを追っている。虐待やコンプレックスなど、知られざる幼 年期が浮き彫りにされる…。本CDはビルの初録音となる1936年のモンロー・ブラザーズから、1940年のRCA でのブルー・グラス・ボーイズ初録音、そして1946年のブルーグラス誕生を含むコロムビア録音のすべて （録り直しも含む）、全176カットが収められている。

BOOK-27 BILL MONROE『Farther of Bluegrass』Book\1,995-（本体\1,900-）

　ビル・モンロー自らのインタビューを含め、人間ビ ル・モンローを追った同名秀作映像作品『Farther of Bluegrass』(BM-001D DVD\5,040-)の脚本から完全な英語と日本語の対訳本です。

PHOTO-2 BILL MONROE『吉田恒星ビル・モンロー写真集』Book\1,890-（本体 \1,800-）

　1984年に来日ツアーしたときのビル・モンローを追ったドキュメント写真集。A4版上質紙の50頁

CO-2737 BENNY THOMASSON『Legendary Texas Fiddler』CD\2,573-（本体\2,450-）

　９月号では連載「アメリカン・フィドル物語」で、テ キサス・フィドルの重要性が認識されている。アメリカン・フィドル・チューンがアメリカ南部の果てでテク ニック的に最終的な極みに達したのは、この男、ベニー・トーマソン(1909-1984)によるところがきわめ て大きい。マーク・オコナーが師と仰ぐ、現在のテキサス・フィドルの典型を創った偉大なフィドラーの数少 ない公式録音。シビアなフィドラーには必聴、必須のテキサス・スタイルである。

MFD-0201 ジミィ赤澤『Enjoy Fiddling』DVD+Book\5,250-（本体\5,000-、１時間半、84チャプター）

　じみぃ赤澤「フィドル教則DVDを作ったワケ」には、 日本でフィドルに取り組む悩みが語られている。そう、この教則DVDさえあれば、あなたも長く険しい、いや、 楽しいフィドラー道の仲間入りだ…!?

REB-7513 JIMMY ARNOLD『Riding with Ol' Mosby』CD\2,079-（本体\1,980-）

　伝説のバンジョー奏者、ジミー・アーノルド。1992 年、40歳の若さで他界してしまった天才バンジョー、フィドル＆ギターの達人ジミーのレベル録音、大塚章 と廖学誠、マイク・オルドリッジらが大活躍の1974年作『Strictly Arnold』から７曲、76年の未発表ギター・インスト２曲、82年の『Rainbow Ride』から５曲（内１曲未発表）、83年のボーカル作品『Southern Soul』から３曲のベスト17曲集、フォスターをはじめ有名曲 満載で選曲も秀逸だ。あなたは何故スリーフィンガーするのか？…そのスリルとドラマをもう一度ビビッド に思い起こさせてくれる、すごいアルバムだ。バンジョー奏者必携!!

BCR-004 HEATHER BERRY『To a Dove』CD\2,888-（本体\2,750-）

You'll Always Be a Flower/Blue Bonnet Lane/Many a Mile/Little Annie/Cannonball Blues 他全14曲

　ヒザー・ベリー、高校を卒業したばかりの18才の女 の子、トム・T.ホールが立ち上げたブルーサークル・レコードからの第一作。エディ・アドコックやビル・イ エーツをゲストに迎えたCG曲"Many a Mile"や、マック・ワイズマンとのデュエット、デビッド・タルボット とウエイン・ベンソンを従えスロー・バラードにしたカーター・ファミリー"Little Annie"、ドミーの遺児レイとリサのマーティン兄妹にマイケル・クリーブラ ンドを迎えた"My Walkin' Shoes"ほか、先人たちへのリスペクトも素晴らしい18才。

SH-4013 SAM BUSH『laps in seven』CD\2,573-（本体\2,450-）

　サム・ブッシュ最新ソロ第６作。ワン＆オンリーの ブッシュ・ワールドと元気エネルギー。チャーリー・モンローの"Bringin' in the Georgia Mail"でブルーグラスしたかと思えば、ゲストに長年のアイドル、ジャ ン・リュック・ポンティを迎えての"New Country"に感涙したという純情ブッシュ、エミルー・ハリスとの デュエットや、ジョン・ハートフォード曲など、70年代回帰を思わせる色調を持つ作品に仕上げている。

FGM-120 TYLER GRANT『In the Light』CD\2,888-（本体\2,750-）

　センスのいいトーンとタッチのフラットピッキン・ ギターを披露するタイラー・グラントはカリフォルニア州サン・ディエゴ出身。2003年にナッシュビルに移っ て以来、エイドリアン・ヤングを皮切りに、アビゲイル・ ウォッシュバーン、エイプリル・バーチらとツアーを経験。本作は、ケーシー・ドリーセン(f)、若手モンロー・ マンドリニストのクリス・ヘンリー、アンディ・ホール(d)とクリス・パンドルフィ(bj)、ベースにはマイク・ バブ等々。モンロー・チューンやトラッド・フィドル・チューンにオリジナルをミックス、ボーカルとインス トがほぼ半々、デビッド・グリアの自由精神を尊敬するというタイラーの繊細なフラットピッキン。最新フ ラットピック・ギター・マガジンのカバーストーリー!!

SH-4010 CHRIS THILE & MIKE MARSHALL『Live Duets』\2,573-（本体\2,450-）

　世界でもっともテクニックと才能あるマンドリン奏 者２人、クリス・シーリとマイク・マーシャルが組んだ2003年のデュオ・スタジオ・アルバム『Into the Cauldron』(SH-3967 \2,573-)から２年、今年発表された最新ライブ・デュオ作品。バッハからブルーグラ ス…、ブルガリアン・トラッドやショーロ、ポップやジャズなどさまざまな音楽の影響を受けたオリジナル 曲で、「マンドリンの音」の可能性を限りなく広げるすごいアーティスト２人の「真剣勝負」…、とにかく、尋 常ではない音世界を堪能できる53分、すごいです!!

RCSI-1004 DAVID PETERSON & 1946『In the Mountaintops to Roam』CD\2,573-（本体\2,450-）（歌詞付）

　チャーリー・クッシュマン、オウブリー・ヘイニー、 マイク・コンプトンら、申し分ないトラッドグラス理解者を基本セットに「これが正しいブルーグラスのあ り方」をアピールするデビッド・ピーターソンの最新第３作。

NFB-003 中島ファミリーバンド『20 Years with Bluegrass』CD\3,000-（本体\2,857-）

　九州福岡と日本ブルーグラスが生んだ奇跡の４姉妹、 中島ファミリーバンドの最新第３作。若い女の子が青春をブルーグラスにかけて20年、「もうすぐ三十路に …」という彼女たちが、サム・ブッシュ、アリソン・ブラウン、デビッド・グリア、ステュアート・ダンカン、 ミッシー・レインズ、パム・ガッド、バイロン・ハウス他、豪華ゲストを迎え（ムーンシャイナー６月号特 集）、20年間に吸収したブルーグラスを聴かせる。

SKFR-1007 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Instrumentals』CD\2,573-（本体\2,450-）

　リッキー・スキャッグス＆ケンタッキー・サンダー の最新作は初のインスト集。リッキーの音楽に大きな影響を与えた故バッサー・クレメンツやデビッド・グ リスマンにささげた曲、ビル・モンローにも通じるアパラチアに入植したケルト系のスコッチ・アイリッシュ を偲ぶようなケルト調の曲など、意欲的なオリジナルを中心に、若いアンディ・レフトウィッチとコディ・キル ビーが火を噴き、ジム・ミルズがロールで整える。すばらしいインスト集だ。

CO-2740 CURLY SECKLER『That Old Book of Mine』CD\2,573-（本体\2,450-）

　1970年代最高のブルーグラス・アルバムの一枚と、… わたし、個人的に思う大名盤が初CD化。ただし、余計なボーナス・トラックが邪魔だが、仕方ない。フラット ＆スクラッグスのハーモニーを創ったカーリー・セクラーが1971年にカムバック、故ビリー・エドワーズ (bj)、テイター・テイト(f)、ハーシャル・サイズモア(m)らのバックアップで、これぞ、ストレートでソリッ ド＆トラッドグラス!! MS誌04年10月号でIBMA名誉の殿堂入りを記念した特集。

REB-7508 COUNTRY GENTLEMEN『Can't You Hear Me Callin'?』CD\2,079-（本体\1,980-)

　ダッフィとアドコックのいた初期カントリー・ジェン トルメンの素晴らしさを詰め込んだ、CG入門にもぜひお勧めのベスト集。1960年代の活力がバシバシ、目からウ ロコの"Blue Ridge Cabin Home"から"Matterhorn"、"Amelia Earhart"や"Many a Mile"ほか、とても楽しめる12曲です。ただし、C.G.ファンには初期レベル 録音のすべて110曲を４枚組にボックスセットした『Early Rebel Recordings 1962-1971』(REB-4002 CD４枚組\9,450-)が究極のお勧め!!

PC-1152 JOHN COWAN BAND『New Tattoo』CD\2,573-（本体\2,450-、歌詞付）

　今頃は日本各地でニューグラス旋風を巻き起こしてい るJCB最新作は来日メンバーをバックに、バリバリのニューグラスでぶっ飛ばす１曲目のタイトル曲から、 「自分の居所」を見つけて吹っ切れたというジョン、ニュー・グラス・リバイバル(NGR)の手法を踏襲しなが らもバンド・サウンドの中でその稀有なボーカルを最大限に活かしている。

ROU-0563 CLAIR LYNCH『New Day』CD\2,573-（本体\2,450-）

　６年間の沈黙を破って、クレア・リンチの素晴らし いカムバック。エモーショナルでありながらソフトでキュートなボーカルは50才を越えて、ますます磨きが かかった美しさ。ジム・ハースト(g)、ミッシー・レインズ(bs)、デビッド・ハービー(m)とのカルテットを 軸に、ステュアート・ダンカン、アンドレア・ゾン(f)、 アリソン・ブラウン、チャーリー・クッシュマン(bj)、ロブ・アイクス(d)ら、ハードドライビング・ブルーグ ラスからスウィング、オズボーンズのカバーから得意のスロー・バラードやブルージーなロッキングラス 等々、すべての音が彼女のエモーショナルな声とマッチするオリジナリティーがすばらしい。女性らしい優 しさや感性に包まれた癒し系ブルーグラス秀作だ。

REB-7506 RHONDA VINCENT『My Blue Tears』CD\2,079-（本体\1,980-)

　今や全米ブルーグラスのトップ・アーティストのロ ンダ・ビンセント、彼女がバック・ホワイトに憧れて!?ソロ・アーティストとして独立しはじめた1980年代、 ベラ・フレックやラス・バレンバーグらをバックに創った可憐な女性ブルーグラスのベスト集。日本の女性ブ ルーグラスに人気の"Wishing Well Blues"や、ナンシ・グリフィス、ドリー・パートンらのカバーなどが 初々しい女性ブルーグラス。

インスト新入荷

ACD-64 DAVID GRISMAN & ANDY STATMAN『New Shabbos Waltz』CD\2,573-（本体\2,450-）

Our Father, Our King/Open the Gates/From Your Place/Jerysalem, Your City/I Believe 他全13曲

　デビッド・グリスマンとアンディ・スタットマン、稀 代のマンドリニスト２人がユダヤ民族に長年支持されてきたメロディーを丁寧に聴きやすく演じる。ユダヤ ／クレズマー音楽を分かりやすくメロディアスに紹介するのはデビッド、お手の物だ。流浪の民といわれ、長 年の間、祖国を持たなかった彼ら、しかし、民族としてのアイデンティティを決して失わなかったという彼 らの父祖が残したメロディーは中近東やアジア、そして全ヨーロッパの音楽のルーツを物語るのかもしれな い。DGQのジム・カーウィン(bs)やエンリケ・コリア(g)、著名なドラマー、ハル・ブレイン、リゾネーター・ ギターのボブ・ブロズマンらをゲストに、半数の曲でアンディはクラリネットに専念する。現在、国際紛争 の火種になっているイスラエルの民、その政治とは別次元に、さまざまな民族音楽に共通の悲しみや喜びに 溢れている感情の一端を感じることが出来る秀作だ。

ROU-0075 RICHARD GREENE『Duets』CD\2,573-（本体\2,450-）

　リチャード・グリーン、1977年のソロ・デビュー作 品。トニー・ライス、J.D.クロウ、デビッド・グリスマン、トニー・トリシュカ、デイブ・フリッシュバーグ (piano)らと、文字通りのデュエットで聴かせる秀作。…実は、この前年、リチャードの家を訪ねたわたし、低 予算のアルバム作りというコンセプトでこのデュエットのアイデアを彼に提示した。リチャードは黙って聞いて いたけど…、つまり、彼はわたしのアイデアを取りよった!!…という曰く付きの作品。ま、でも、さすが見事な 出来です。"Danny Boy"や"Tennessee Waltz"、"Alabama Jubilee"や"Twinkle Little Star"など、唯一無二のリチャード・グリーン美学に酔えます。（限定 ラウンダー・アーカイブ・シリーズにつき、ライナーノーツ入要の方はお申し出ください）

INCD-20062 O.S.T.『Kenny』CD\2,888-（本体\2,750-）

　ラリー・パーキンスの"My Gal's a Highborn Lady"と"Glad Reunion Day"の２曲と、ブラザー・オズワルドの"Columbus Stockade Blues"、そしてナッシュビルで踏んばるバンジョー奏者、渡辺英之のオリジナル "Yeah Buddy"が含まれている今夏公開のオーストラリア映画『Kenny』のサントラ盤。４曲以外はリチャード・ プリーザンスの書き下ろしだが、ときおり「ウン」と振り向かせる音も聞こえる。"Yeah Buddy"はスクラッギストな名演だ。…ナッシュビルのヒデ君にエールを送っ てあげよう!!

CMH-9092 V.A.『Pickin' on Nickel Creek』CD\2,888-（本体\2,750-）

Lighthouse Tale/When in Rome/Helena/Sabra Girl/Ode to a Butterfly/House Carpenter 他全11曲

　ヒット便乗カバー集ながら超一級ブルーグラス・サイ ドマンたちが、ときには名を秘して、気取らずに参加する「ピッキン・オン」シリーズ、ヤッツケお仕事とはい え、選べば凄いのがあるんだぞ!!

　本作はカバー相手がブルーグラス仲間なのも面白い が、まずはメンバー、偽名を使っているがマンドリンはマイク・コンプトン、フィドルに天才シャド・コッブ、 ギターは特長を隠しているのか不明、バンジョーはネッド・ルベレッキ、そしてベースは本物のニッケル・ク リークのマーク・シャッツではないだろうか…、と思っている。とにかく、彼らがクリス・シーリのオリジナル を中心にカバーするのだが、さすがお仲間というか、こうして聴くとニッケル・クリークはやっぱブルーグラ ス・バンドだと思ってしまう納得のメロディーがつづく。

CMH-9086 V.A.『Pickin' on Jeff Bates; a Bluegrass Tribute』CD\2,888-(本体\2,750-)

　先月紹介の「ピッキン・オン」の最新シリーズは、ジェ フ・ベイツのヒット曲カバー集。メンバーはステュアート・ダンカン、マイク・コンプトン、キース・ソウェル （サム・ブッシュ・バンドのギター）、ネッド・ルベレッ キ（ポール・アドキンス他のバンジョー）、デビッド・ジャックス（エイドリアン・ヤング他のベース）。メロ ディーはこんな風に料理するのだとか、テーマが設定されたインストとして聴けば面白さ値打ち倍増でタッ プリと楽しめるんだから、ブルーグラスって…、最高だぁ!!

CMH-8537 V.A.『Pickin' on the Rolling Stones』CD\2,888-（本体\2,750-）

　先々月紹介のローリング・ストーンズ名曲をカバー するのはナッシュビルとL.A.のミュージシャンたち、リチャード・ベイリー、デビッド・タルボット、デニス・ キャップリンガー、ハーブ・ピーダーソン(bj)、ブレント・トリット、ケニー・ブラックウェル(m)、ロブ・ アイクス(d)、ゲイブ・ウィッチャー、ティム・クロウチ(f)、デニス・クロウチ(bs)。L.A.セッションには 何と、ショーン＆サラ・ワトキンス兄妹まで参加しているよ。

CMH-9090 V.A.『Strummin' with the Devil; Southern Side of Van Halen, featuring David Lee Roth』CD\2,888-（本体\2,750-）

　ロック史に残るヴァン・へーレンのリード・ボーカリ スト、デビッド・リー・ロスがブルーグラスする!!この夏アメリカのメディアで大評判の話題作。彼がジョ ン・ジョーゲンソン・バンド（ステュアート・ダンカン、 スコット・ベスタル、ロブ・アイクス、ブラッド・デイビス）とテナーにジョン・コーワンをバックに唄う "Jump"と"Jamie's Cryin'"の２曲のほか、ブルー・ハイウェイ、ジョン・コーワン・バンド、マウンテン・ ハート、ラリー・コードル＆ロンサム・スタンダード・タイム、ナッシュビル・ブルーグラス・バンドらがヴァ ン・へーレンのブルーグラス・アレンジに挑む。

CMH-8533 『Pickin' On Dixie Chicks』CD\2,888-(本体\2,750-)

　恐らく録音当時は考えていなかったろう…2000年発 表のディキシー・チックスのヒット曲カバー集、このギタリストは、２年後に700万枚を売るチックスの大 ヒット・ブルーグラス作『Home』(COL-86840)にも参加したブライアン・サットン。他、オウブリー・ヘイニー (f,m)、チャーリー・クッシュマン(bj)、ロブ・アイクス(d)らとのチックス・カバー集。

COMP-4342 PHILLIPS, GRIER & FLINNER『Looking Back』CD\2,573-（本体\2,450-）

　つぎつぎと凄いフラットピッカーが登場する昨今、 それでもわたしはデビッド・グリアが一番すごいと思う。その自由な発想とブルーグラスの深い理解が相 まって、言いようのないスリルと感動をもたらしてくれる。本作はトッド・フィリップス(bs)とマット・フ リナー(m)とのトリオで、ビル・モンローからビートルズ、ジミ・ヘンドリックスからビル・モンローまで、さ まざまなカバー曲集。

TRUG-0608 V.A.『内田ギター・コレクション』CD\2,625-（本体\2,500-）

　ギター製作家内田光広の作品を徳武弘文(Dr.K)、杉 浦誠、塩見元彦、安藤のりお、安田守彦、おまつ、パパ・ジンタ仲野＆ニック広田、杉浦浩二、亀澤典房、田 中稔、田中力の11組が思い思いの16曲、安田守彦制作アルバム。

RHY-1019 CLARENCE WHITE『33 Guitar Instrumentals』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ジャンルを越えた20世紀の最も素晴らしいギタリス ト、クラレンス・ホワイトが遺したクロスピッキン練習テープ。ドック・ワトソンを初めて知って衝撃を受 けた翌1962年、すでにドックを越えたブルーグラス・ギターの基本をマスターしつつある時の貴重な録音。 いずれも44秒から２分、多くは１分台の短い録音ながら、クラレンス・ホワイトという偉大なギタリストの 呼吸を感じ取れる作品。

ROU-11622 TONY RICE『Bluegrass Guitar Collection』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ブルーグラス・ギターに革命的な貢献をしたトニー・ ライス決定盤、自ら選曲・解説した現代ブルーグラス・ギターの究極ベスト20曲集。

ROU-0121 BELA FLECK『Crossing the Tracks』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ジャズ／クラシック界でもトップ・アーティストと して知られるようになった巨匠、ベラ・フレックの記念すべきデビュー・ソロ。1980年の１月１日にオリジ ナル・リリースされた本作、オールドタイム・フィドル＆バンジョー・チューン（サムとベラ、いいコンビ だ）から、スクラッグス、スウィング、そしてチック・コリアまで、ベラの現在に至る最初の一歩。今とは違 う強いタッチやトーン、右手が若々しくブルーグラスしてる。

CCS-117 FLATT & SCRUGGS with DOC WATSON『Strictly Instrumentals』CD\2,573-（本体\2,450-）

　フラット＆スクラッグスの1967年作品。フラットピッキン・ギターの名手ドック・ワトソンを迎え、F&S 後期の充実したアンサンブルで聴かせる歴史的なブルーグラス・インスト名盤の１枚である。

■マンドリン

CCCD-0211 ROLAND WHITE BAND『Jelly on my Tofu』CD\2,888-（本体\2,750-）

　ローランド・ホワイト、2002年のすばらしいブルー グラス。唄ものが中心だが、"Rawhide"を含むインストが５曲、フラット＆スクラッグスを意識したサウンド の中での胸をくすぐるマンドリンとボーカル、ローランドならではのタッチが絶妙だ。ローランドのマンド リン教則本＋CD『Approach to Bluegrass Mondolin』(RW-TAB \6,090-)も好評だ。

ACD-54 SAM BUSH & DAVID GRISMAN『Sam & Dave; Hold On, We're Strummin'』CD\2,573-（本体\2,450-）

　このグリスマンとブッシュが故ジョン・ハートフォードに捧げた１曲目の"Hartford's Real"を聴いているだけで、70年代以降、われわれを魅了しつづけ た２人のマンドリン・グルーヴが胸に突き刺さって感動を覚えずにはいられない。これがわれわれの青春 だったのかもしれないネ。1965年、サム13才、デイブ20才の出会い以来、ほぼ40年後に初めて成った夢のマ ンド・コラボーレーションである。

CO-2706 BOBBY HICKS『Texas Crapshooter』CD\2,513-（本体\2,450-）

　50年代初期、ビル・モンローのツイン／トリプル・ フィドル名演を支え、その後ラス・ベガスでウェスタン・スウィングを極め、80年代以降はリッキー・ス キャッグスの片腕として活躍、トニー・ライスやJ.D.クロウらとのブルーグラス・アルバム・バンドでブルー グラス・フィドルのお手本を示したボビー・ヒックス。1977年に発表した初ソロ作品。A面にウェスタン・ス ウィング（バディ・エモンズ、バック・ホワイト）、B面 にブルーグラス（サム・ブッシュ、アラン・マンデ）という楽しい作品。

RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD\2,888-（本体\2,750-）

　1963年に発表されたジョッシュ・グレイブスとジェ イク・ターロック(1922-1988)、フラット＆スクラッグスを支えた２人のアルバムがレッド・クレイから３ 曲の未発表インスト録音を含めて初CD化。バックにはカーティス・マクピーク(bj)やチャビー・ワイズ(f)、 セドリック・レインウォーター(bs)ら、ジョッシュのリードにジェイクのテナー、そして６曲のドブロ・イン ストで構成された貴重な全15曲。

AC-04 STACY PHILLIPS & PAUL HOWARD『Neo-Urban Tradition』CD\2,888-（本体\2,750-）

　ドブロとフラットピッキン・ギターのインスト・デュ オ（数曲のボーカル含む）。70年代からニューヨーク・ブルーグラスの一員として活躍を続けてきたステイ シー・フィリップス、左手に持つ鉄のバー１本でどこまでこまかい音を表現できるか…。本作でもショーロの ジャコブ・ド・バンドリンに２曲で挑戦、そのほか、ベニー・グッドマンからジミ・ヘンドリックス、ハワイア ンからブルーズ、クレズマーそしてオリジナル…。ステイシーのドブロはグレイブス／オルドリッジ／ダグラ スの王道とは違う、ワン＆オンリーで遊び心一杯のドブロが素敵だ。

SH-4019 RILEY BAUGUS『Long Steel Rail』CD\2,573-（本体\2,450-）

June Apple/Sail Away Ladies/Wandering Boy/Old John Henry/Lonesome Road Blues 他全14曲

　ライリー・ボーガス、21世紀の今、本物オールドタ イマーの登場に驚きだ。シュガーヒル作品らしく選曲やアレンジに工夫を加えて、しかしあくまで本物のオール ドタイムを逸脱することなく聴かせる、この機会にぜひ、アパラチア伝統の本物に触れていただきたい秀作 だ。ティム・オブライエンとダーク・パウェルのプロデュースでアパラチア伝統を現在に、まるでアメリカ文 化経済狂乱の1950年代からの半世紀がまったくなかったかのようなピュアなアパラチアン・ミュージックは奇 跡的ともいえる。よほど強靭な精神で音楽を守り続けるのか、はたまた、ナーンも考えずに体の内から沸いてく るのか、…いずれせよ、稀有のピュアなオールドタイム作品、しかもティムとダークのプロデュースでシュガー ヒル発売、聴くしかないだろう。ライリーはニコール・キッドマン主演映画『コールド・マウンテン』の音楽で 注目を浴び、女性デュオ、ポールキャット・クリークのサポートでも知られている。この機会にオールドタイム のすばらしさとアパラチア伝統の深層に触れていただき たい。チョーお勧め!!

VAN-79808 LINDA RONSTARDT & ANN SAVOY『The Zozo Sisters; Adieu False Heart』CD\2,573-（本体\2,450-）

I Can't Get Over You/Marie Mouri/King of Bohemia/Burns' Supper/The One I Love Is Gone 他全16曲

　アンドレア・ゾンの幽玄なビオラにつづいて、ダー ク・パウェルのフレットレス・バンジョーがアパラチアの山奥に分け入っていく、と思えば、…なんと美しい ポップなボーカル、そーか、これはリンダ・ロンシュタットの最新作だっただ、と我に返る。ポップスターで ありながらブルーグラスやカントリーと絶妙な距離を持ちつづけたリンダが、今回、サボイ／ドゥーシェ・ケイ ジャン・バンドのアン・サヴォイとのデュオ・チームを組み、よりアパラチアの山深く、同時にルイジアナのケ イジャンの沼深くに足を踏み入れ、伝統音楽の真髄を捉えつつもポップに表現する秀作だ。数々のドリー・パー トン名作や、ウィンダム・ヒルにあの秀作インスト『Appalachian Pickin' Society』(WH-64198 \2,888-)を創ったスティーブ・バッキンガムが、アンドレアや ダークのほか、ステュアート・ダンカン、ケビン・ウィマー、バディ・ミラー、サム・ブッシュ、デビッド・シュ ノウファー、バイロン・ハウスらを適材適所に配し、ビル・モンローからアーサー・スミス、リチャード・トン プソンからジュリー・ミラーまで、すばらしい選曲で世界を創る。トレンドはアパラチアだよ。

BCD-164 THE BILLS『Let Em Run』\2,888-（本体\2,750-）

Old Blue Bridge/Which Way Away/Gatlinburg/Lay Down/Stardust/Cambridge Set/The Walk Home 他全15曲

　「ビル・ヒリー・バンド」という別名を持つザ・ビル ズ、マンドリンの才人マーク・アトキンスを中心にフィドル、ギター、ベース、アコーディオンという５人の基 本編成で、ノスタルジックなアメリカン・ストリングバンド・サウンドからロッキン・ケイジャン、伝統的なカ ナディアン・フィドルから頭脳的なオリジナル・フィドル・チューン、そしてホギー・カーマイケルまで、ゆっ たりと楽しませてくれる。カナダという、超大国の隣にあることで無視されがちなこのすばらしい国には、ス コットランドから受け継がれた伝統音楽がアパラチア同様に残り、かつ、フランス植民地の文化も受け継ぎつ つ、アメリカの20世紀の良い部分をうまく取り入れた心地良さが漂っている。そんなさまざまなムードをう まく取り入れた彼ら、ストリングバンドやブルーグラスのノウハウを自分のオリジナリティーに昇華する、 トラッドなスピリットと十分なテクニック／音楽性が揃った、広がりのある21世紀のジャグバンドといった 趣だ。とても良いぞ…!!

FF-246 RED CLAY RAMBLERS『Hard Times』CD\2,573-（本体\2,450-）

Chesapeake Bay/Wild and Rain/Fiddler a Dram-Murphy's Hornpipe/Chicken/Three Guys 他全13曲

　1970年代に登場したオールドタイム・ストリングバ ンドの中で、ブロードウェイにまで進出して成功を収めたレッド・クレイ・ランブラーズの1981年名作が初 CD化である。当時まだあまり知られていなかったフォスターのタイトル曲をはじめ、ピアニストのマイク・ク レイバーのオリジナルを取り上げるなど、オールドタイム・ストリングバンドの概念を変えようとしていた 時期、要であるフィドラーがオリジナル・メンバーのビル・ヒックスからクレイ・バックナーに交代する時期 の秀作である。（限定アーカイブ・シリーズにつき、ライナーノーツ入要の方はお申し出ください）

オールドタイム＆フォークお勧め作品

ROU-7064 COTTARS『ForeRunner』CD\2,573-（本体\2,450-）

　女性ボーカルとカナダのケープ・ブレトン・スタイ ルのフィドルを聴きやすく配したザ・コターズの最新作。２組の10代の兄妹で構成された４人組。トラッド・ フィドルやフォークソングをベースにして、70年代以降の音楽を軽々と超える北米の若者たちが21世紀の新 しいアコースティック伝統を創っている。スコットランドの伝統的なフィドル・チューンが奇跡的に残って いるといわれるカナダのケープ・ブレトン島が生んだ凄い若者たちの、アイリッシュ苦手なわたしもお勧め する!?涼しいケルト系音楽。

ARH-522 WHITETOP MOUNTAIN BAND『Bull Plus 10%』CD\2,363-（本体\2,250-）

　アパラチア200年有余の伝統音楽を演じつづけている というホワイトトップ・マウンテン・バンドの一時間におよぶライブ。70才になるフィドラー、ソーントン・ スペンサーをリーダーに、妻のエミリー(bj)、21才の娘マーサ(g)の３人を核に、スペンサー・ペニントン (g)とミシェル・ライル(bs)が加わった典型的なオールドタイム・ストリングバンド。G.B.グレイソンやドッ ク・ワトソンなどを生んだ、東テネシーと北カロライナに囲まれたバージニア西南部に現在も息づいている オールドタイム音楽とダンス文化、フィドル・チューンを軸にオリジナル・バラッドやブルース、女性陣に よるボーカル物も味わい深い。アパラチアの山深くに現存するホンモノ音楽。

HOTR-118 AMBER DIGBY『Here Comes the Teardrops』CD\2,888-(本体\2,750-)

Hinges on the Door/If You Were Me/Flame in My Heart/Another Man Loved Me Last Night 他全12曲

　テキサス・ホンキー・トンクの王道を行くスタイル で鮮烈な印象を残したデビュー作『Music from the Honky Honks』(YR-0007\2,888)に続く期待の星アンバー・ディグビーのセカンド・アルバム。前作同様、コ ニー・スミスのヒット曲をカヴァーしたアルバム冒頭からパワー全開、敬愛するロレッタ・リンやジョージ・ ジョーンズ、マール・ハガードなど偉大な先達の作品を軸にオリジナルも交えながら、ピュア＆クリアーな、溌 剌としたヴォーカルで一気に唄いあげており、バラード・シンギンにも成長をみせている。テキサス・カント リーのいまを代表するジャスティン・トレヴィノがプロデュース、ディッキー・オーヴァーベイ(スティール)や ボビー・フローレス(フィドル)など馴染みの面々に名手デイヴ・ビラーのリード・ギターも加えて、これぞ正統 カントリー・サウンドを堪能できる。ヴェテラン、レオナ・ウィリアムズがハーモニー・ヴォーカルで参加して いる。そして、ジャスティン・トレヴィノとデュエットしたジョージ・ジョーンズ・ソング"Flame in My Heart"も聴きどころ。（宇野誠之）

KOCH-9845 TOMMY COLLINS『The Capitol Collection』CD\2,573-(本体\2,450-)

High on a Hilltop/I Guess I'm Crazy/It Tickles(with Wanda Collins)/How Do I Say Goodbye 他全18曲

　50年代のキャピトル・カントリーを代表するスター のひとりであり、のちにベイカーズフィールド・サウンドと呼ばれることとなるスタイルのオリジネイタ―とし て名を残すトミー・コリンズのヒット曲集。54年に放った最初のヒット"You Better Not Do That"や"Whatcha Gonna Do Now?"など、つきぬけるように明るいサウンドとマッチした軽妙なヴォーカルのコミカル なナンバーが日本でも人気を集めたが、それとは対照的な真摯なバラードにも素晴らしい味わいをもっている。 ピークを極めていた時期に信仰の道へ進んだということもあって、彼のヒット曲の多くは50年代半ばのごく短 い期間に集中しているが、その多くにフィーチュアされた、当時はまだ無名のギタリストだったバック・オウエ ンズの、細かいパッセージをつないでいく軽快なエレキ・ギターのサウンドが、のちのベイカーズフィール ド・サウンドへと進化していく、その基礎を築いたというその一点だけでも記憶されるべきシンガーであり、サ ウンド・クリエイターであった。ここには、その50年代半ばの11曲を中心に、ドン・リッチやロイ・ニコル スなどもフィーチュアした64年までの全18曲が収録されている。（宇野誠之）

REB-1806 LARRY SPARKS『40』CD\2,573-（本体\2,450-）

　名盤『Sings Hank Williams』(REB-1694 \2,573-)で知られるラリー・スパークスの歌手生活40周年記念作にして昨年IBMA最優秀アルバム受賞作 品。ブルーグラス界の「宝」、最優秀男性ボーカルもダブル受賞した意味が、つくづくと理解できる大秀作。ア リソン・クラウスとダン・ティミンスキ、ビンス・ギル、ロンダ・ビンセント、アンディ・グリッグス、ト ム・T.ホール、ラルフ・スタンレー＆リッキー・スキャッ グス他の豪華ゲスト。この田舎「くささ」と魂の「かっこよさ」、これが本物のカントリー・ソウル、…お勧め の大傑作。ムーンシャイナー05年４月号(MS-2206 \525)にその40年を特集。

SH-4007 DOLLY PARTON 『Those Were the Days』CD\2,573-（本体\2,450-）

　偉大な女性シンガー、ドリー・パートンの最新シュ ガーヒル第５作は、その圧倒的な貫禄、歌唱力で60〜70年代フォーク＆ポップ名曲をアコースティック＆ブ ルーグラス・カバーする。タイトルはじめ「風に吹かれて」、「花はどこへ行った」、「ミー＆ボビー・マギー」、 「悲惨な戦争」、「青春の光と影」、そして「イマジン」。そ れぞれのオリジナル録音の主役たち（メリー・ホプキンズからジュディ・コリンズまで）をはじめ、さすが のバックアップゲスト（ザ・グラスカルズからニッケル・クリーク、ノーラ・ジョーンズからキース・アー バンまで）が繰り出す緻密にしてポップなブルーグラスに、あのすばらしい声と存在感!!　偉大なり。

映像新入荷

M-19264 V.A.『Bluegrass, Country Soul』DVD\3,990-（本体\3,800-）

　遂に陽の目を見ました!!　ブルーグラス史上初の映 像作品として劇場公開された1971年のキャンプ・スプリングス・ブルーグラス・フェス、…が、リージョン （地域）コード１。通常のDVDプレイヤーでは見れません。でも、パソコンで地域設定したものやリージョン・ フリーDVDプレイヤーでは視聴可能です。歴史的ブルーグラス映像、これで日本のブルーグラスも（恥ずかし ながら、わたしも登場…）一気に有名になった作品です。冷静さを保つために!?、ライナーノーツを訳して おきます。「1971年の労働感謝祭休日の３日間、監督／製作のアルバート・イーディとそりクルーはノース・カ ロライナ州キャンプ・スプリングスに赴き、ブルーグラスに関する初の映像作品、『ブルーグラス、カントリー・ ソウル』を撮影した（中略）。木とコンクリート・ブロッ クで出来たステージに登場したのは、10代のリッキー・スキャッグスとキース・ウィットリーを伴ったラルフ・ スタンレー、初めて日本からやってきたブルーグラス45、ブルーグラス・アライアンス（この後すぐにニュー・ グラス・リバイバルとなる）には、J.D.クロウとニュー・ サウスを掛け持ちするトニー・ライスがいた。チャビー・ワイズが多数のフィドラーを従えて"Orange Blossom Special"を演じたように、アール・スクラッグスもオールスター・バンジョー奏者で"Foggy Mountain Breakdown"を演じている。ロイ・エイカフのきわめて珍しいフェス・パフォーマンスも収録されてお り、これが翌年のニッティ・グリティ・ダート・バンドの"Will the Circle Be Unbroken"への世代を超えた結実となった。ブルーグラス、カントリー・ソウルは その年のハイライトであった以上に、この映像は長らくアンダーグラウンド・クラシックとして評価されて いる。キャンプ・スプリングス・フェスは歴史であり、イーディと（フェス・プロモーターの）カールトン・ヘ イニー、そして実況を担当したフレッド・バーテンスタインによってもたらされた、この歴史的な文化現象の あたらしい洞察と新鮮な観点をもたらすことに、われわれは感謝したい」と、ある。…リージョン・コードの 壁を克服する努力に値する（実は、フフフ、わたしもまだ見ていない。だって、わたしの人生を大きく変えてし まったそのときが映っている…、はずなのだから、そんなに気楽に見れますか!!??）、世に曰く…、ブルーグラ ス映像歴史的作品。

MB-95252D ROMANE『Gypsy Sound in Nashville』DVD\4,095-（本体\3,900-)(64分）

Autumn Leaves/Django's Waltz/I Can't Give You Anything But Love/Minor Swing/Sweet Sue 他全12曲

　ナッシュビル在住のフランス人ジプシー・ギタリス ト、ロマーヌのスタジオ・ライブとワークショップ、インタビュー。そのインパクトの強いフラットピッキン でブルーグラス・ピッカーとの交流も多いジプシー・ジャズ・ギター、そのジャンゴ・ラインハルト直系の王 道を聴かせてくれる。ローラン・バジャタ(g)とボブ・バーンズ(bs)をバックに12曲のスタジオライブの後、 ジャンゴの典型的なコード・プログレッションや典型的なフレーズの組み立てをフランス語（英語字幕）で教 えてくれる。

NW-8021D WILLIE NELSON『Live from Austin, TX』DVD\3,308-（本体\3,150-)(59分、5.1 Surround）

Whiskey River/Stay a Little Longer/Good-Hearted Woman/Medley(Funny/Crazy/Night Life)/If You've Got a Money I've Got a Time/Me and Bobby McGee/Blue Eyes Crying in the Rain 他全17曲

　全米公共TVネット番組『オースティン・シティ・リ ミッツ』からの映像をDVD化するシリーズ最新作は1990年９月、57才ののウィリー・ネルソン。この有名 な番組のはじまりに大きな役割を果たしたというウィリー、まさに本拠地で悠々のライブだ。なんと、グラ ディ・マーティンが入っているぞ…。その他、ミッキー・ ラファエルのハーモニカ、ジョディ・ペイン(g)、ボビー・ネルソン(piano)、ポール・イングリッシュ (drums)、ビー・スピアーズ(bs)、ゲストにシェルビー・ リンが２曲。

FNA-5120D TOMMY EMMANUEL『Live at Her Majesty's Theatre; Ballarat, Australia』DVD\3,098-（本体\2,950-)(80分）

Tall Fiddler/9 Pound Hammer/Cannonball Rag/Somewhere over the Rainbow/Heartbreak Hotel 他全16曲

　チェット・アトキンスの後継者とまでいわれるトミー・エマニュエル、2005年に故郷オーストラリア・ツ アーのライブ。チェットに見初められて米国でビュー、一躍トップ・アーティストとなった彼、フィンガーピッ キン・ギターの最良の部分と同時にエンターテイメントも充実、マール・トラビスやチェットヘのリスペク ト、そして楽しませてくれるコンサートのシメはチェットのボーカルもすばらしかった"I Still Can't Say Goodbye"。フィアンセのシンガーソングライター、エリザベス・ワトキンスとの共演で初めての歌も披露 する。

REB-9004D PAUL WILLIAMS & VICTORY TRIO『The Alpha Video』DVD\4,148-（本体\3,950-）(カラー61分)

　1951年にロンサム・パイン・フィドラーズに参加、そ の後、ジミー・マーティンのサニー・マウンテン・ボーイズの絶頂期をJ.D.クロウとともに支えた伝説的なテ ナー・シンガーでマンドリン奏者、ポール・ウィリアムズ。1997年にカムバック、ワン・マイク・セッティング で、おじいちゃんたちの手にはギブソンのサム・ブッシュ・モデルやサンタ・クルーズのトニー・ライス・モ デル…、ただ淡々と誠実なトラッド・ブルーグラス・ゴスペル・ライブが、なんかとてもいい。2004年１月10日 テネシー州モリスタウンのアルファ・バプティスト教会で収録した16曲。今年のムーンシャイナー誌２月号(MS- 2304 \525-)でポールの特集しています。

SHDVD-4493 V.A.『A Gospel Bluegrass Homecoming, Vol.2』DVD\3,675-（本体\3,500-、90分）

　もっとも成功したクリスチャン・シンガーのひとり、 ビル・ゲイサーがホストとなり、ブルーグラス・ゴスペルを紹介する２部からなるDVD作品（ボーナスのカー ター・ファミリー・トリビュートが凄い!!）。２巻ともに 出演するドイル・ローソン＆クイックシルバー、ラルフ・ スタンレー、リッキー・スキャッグス、マーティ・ステュ アート、デル・マッカーリー、ニッティ・グリティ・ダー ト・バンドなどの他、この第２巻ではマウンテン・ハートやルイス・ファミリーが登場、清く正しい、アメリカ ン・ゴスペル・エンターテイメントの秀作である。

MB-98307D STEVE KAUFMAN『In Concert』DVD\2,363-（本体\2,250-）（51分）

Flannery's Dream/Shi Beg Shi Mhor/Ragtime Annie/Under the double Eagle/Blackberry Blossom/Home Sweet Home/Greensleeves 他全12曲

　ウィンフィールドのフラットピッキン・ギター・チャ ンプに３度選ばれたというスティーブ・カウフマンのリビングルーム・コンサート。元カントリー・ガゼットの ジョー・カーをリズムに、７弦ギターを駆使して有名フィドル・チューンやアイリッシュ曲を、ブルーグラス のスリルやホットさはないがシュアーなフラットピッキンで見せる。

CMH-9301D V.A.『Hitting the High』DVD\2,888-（本体\2,750-）

　2004年７月、カリフォルニアの山中に集まった数千人 の若者たちが４日間にわたる『ハイ・シェラ・ミュージッ ク・フェス』で過ごす様子をドキュメントした映像作品。 ステージ演奏はホット・バタード・ラム、ドナ・ザ・バッ ファロー、レフトオーバー・サーモンらのブルーグラス＆オールドタイム系ジャムバンドや、パーティクル、 ジェイコブ・フレッド・ジャズ・オデッセイ、レディエー ターズらロック／ジャズ系ジャムバンドら。またインタビューのみだが、ジェリー・ダグラス（短いワー クショップ付き）とティム・オブライエンがフェス・メンターとして語る。ジャンルにとらわれず、そこに ある音楽を自然に楽しむという姿勢、そのリベラルさと野外であることが生む「ジャムグラス」という新 しい文化を垣間見ることができるドキュメント。

SHDVD-1001 MULESKINER DVD\3,098-（本体\2,950-）

　1970年代のブルーグラスを代表する究極のメンバーによるトラッド・ブルーグラス・ライブがDVDで の登場!! 故クラレンス・ホワイト、ピーター・ローワン、デビッド・グリスマン、ビル・キース、そして リチャード・グリーンが白熱のブルーグラス・ライブを繰り広げる。

RC-01V BLUEGRASS 45『That's the Time』VHS\2,079-(35周年記念ライブ特価本体\1,980-)

　今年第40回を迎えたビル・モンロー・メモリアル・ ビーン・ブロッサム・ブルーグラス・フェスに今年６月、1971年以来35年ぶりに出演してきました。また 帰国後の７月には、在米の大塚章を迎えて大阪で２時間20分のぶっ通しライブ…、35年経ってもみんな 元気でブルーグラスしています。本作は1996年の25周年を機にリユニオンしたライブ・ビデオ。1971年、 外国のブルーグラス・バンドとしてはじめて全米ツアーをした僕ら、ジョッシュ大塚、渡辺敏雄、李健華、 廖学誠、大塚章、渡辺三郎の６人組。なお曲目、演奏日時などが違うCDアルバム『Once Again from Kobe』(M-017196 \2,888-)もあります。DVD化はまずないよ…。いよいよ、残部些少!!

MB-98537D RANDY HOWARD『Hot Fiddlin'』DVD\4,095-（本体\3,900-)(２時間）

El Cumbanchero/I Don't Love Nobody/Kansas City Kitty/Sally Goodin/Scottsboro/So Long Bill/Sweet Georgia Brown/Washington County 他全13曲

　ダブルストップの名人としてブルーグラス・フィドルのトッププレイヤーだった故ランディ・ハワー ドの遺作教則映像ビデオがDVD化されました。全13曲、ギター（キャシー・キアボラ、"Shenandoah Waltz"では歌も披露）とベースだけをバックにしたインプロ バイズするすごいブルーグラス・フィドルを見て楽しむ映像（45分）としても秀逸だし、その圧倒的なテク ニックの教則（56分）では全曲の基本メロディーをスローに弾いてくれ、トリッキーなフレーズに関しての 解説もあるし、「ケニー・ベイカーを一音ずつコピーすることからはじまった」というワンダ・ビックとのイン タビューが15分、の合計全２時間。自宅のリビング・ルームに12回の全米フィドル・チャンピオン、ランディ が遊びに来てくれた、そんな気になってテキサス・フィドルとブルーグラス・フィドルの絶妙なお遊びを、その 音の魔法をお楽しみください…。

FGM-10.5 Flatpicking Guitar Magazine『July/August 2006』CD+Book\2,625-（本体\2,500-）

　CD付きの隔月刊フラットピッキン・ギター誌の最新 号は、『In the Light』(FGM-120 CD\2,888-、ブルーグラスお勧め最近の話題作参照)を発表したばかりの若 手タイラー・グラントのカバーストーリーとCDにも入ってる"Grey Eagle"や"Half Past Fourのタブ譜ほか、ウィル・ジョーンズ、コリンズ・ギターなどの特 集に、"Cattle in the Cane"、ウェスタン・スウィング"Maiden's Prayer"、初心者"Earl's Breakdown"、フラットピッキンでの"Freight Train"、クロスピッキンで"Blackberry Blossom"、"Kentucky Waltz"のコード分解、その他"More Pretty Girls Than One"、"Yellow Rose of Texas"、"Ragtime Annie"ほか、タブ譜満載の80頁とCD。

MFD-0201 ジミィ赤澤『Enjoy Fiddling』DVD+Book\5,250-（本体\5,000-、１時間半、84チャプター）

　ムーンシャイナー９月号特集、読んでもらえました か？苦労して手に入れたフィドル・ノウハウを分かりやすく、急にレベルが高くもなるけれど、じみぃクンが 教えてくれます。いいですよ。

AC-0700 『A.A.A.ウルトラライトケース・ドレッドノー用』　\15,750(本体\15,000)

　素材は防弾チョッキにも使用されるという1680デニールナイロン+PVC加工、頑丈なナイロン繊維は見た 目の高級感も抜群、PVCの裏打ちにより防水性も向上(完全防水ではありません)、0.4mmアルミ断熱シート 採用で日光等による温度変化を最小限に抑えます。

コア材に高密度のウレタンフォームで従来品よりも頑 丈になりました。機能を追及した丈夫で便利なケースの最終形?

AC-1000『A.A.Aギグバッグ・ドレッドノート用』\12,600(本体\12,000)

　トリプル・エーの高級感溢れるギター用ギグバッグ。 1680デニールナイロン+PVC加工、0.4mmアルミ断熱シートにポリエチレン素材のPE保護シート採用で外部 の衝撃を分散、バックパネルにクッション&メッシュを採用で通気性と楽器のゴツゴツ感を軽減。

PICKY MANDOLIN F-STYLE BY HOT LICKS \262,500 (本体\250,000)ライトケース付[新着]

神戸の楽器工房ホットリックスのFスタイル・マンドリ ンの廉価モデル。本来なら量産体制で作る楽器を、デザインした製作家本人がほとんど手を入れてます。個人 作家の作品が高騰していることを鑑みて、同価格帯の物で比べるとお買い得と思います。上級モデルと同様 にハンドメイドによる単板削出し、クラフトマンシップに則った丁寧な仕事は変わりません。アディロン ダック・メイプルとタイムレス・テインバーのハード・メイプルという理想的な組合せ。ラッカー・フィニッ シュ。じっくりと弾き込むほどに鳴りが良くなると期待できます。今回のみ本来オプションのピックガード、 アーム・レスト、ライトケース込みでこの価格。http://www.bomserv.com/inst/pickyf.htm

ML-KIT-3『Aモデル・マンドリン・キット』\18,900

　Aモデル・マンドリン・キットの第二弾。ボディは未 完成、表板のサウンドホールはご自由にオリジナル・デザインで加工が可能。バインディング加工も可能です。 腕次第で本格的な楽器に仕上がります。

FI-KIT-1フラットアイアン・モデル(こちらはボディ完成済)も有ります。

　ブルーグラスに適したオールド・バイオリン、下記在 庫中です。バイヤーが買い付けて来た物の中から特にブルーグラス向きの物を選んで、フィドラーの好みに 合ったセットアップに仕上げた物です。

このチャンスに購入を御検討下さい。

I-V052"OLD VIOLIN OATES/R-1"\298,000(本体\283,809)

PHOTO 1 PHOTO 2

ノー・ラベル　1800年代前半のドイツ　典型的なシュ タイナーorクロッツモデルです。ケニー・ベイカーのプレイズ・ビル・モンローのジャケットを彷彿させる風 格のある色合い、オールド特有の耳に馴染むダークでスゥイートな音色。ブルーグラスに最適なバイオリン、 久々の掘り出し物です。ヒビの修理跡有り、割れ等は有りません。　ネックが素木で柔らかいです。この時代の ものではコンディションは良いです。

I-V051"OLD VIOLIN SV922"\198,000(本体\188,571)

PHOTO 3 PHOTO 4

　ブルーグラス&オールドタイムに適したお手頃価格のボヘミアン・ストラド・コピーです。音量も充分、ジャ ムで他の楽器に負ける心配無用。製作後、90年以上も現役で使い込まれ生き残ってきたことがクォリティの 証明です。特に初心者の方々、このクラスのオールド・バイオリンで始められる事をお勧めします。チェコ製、 ラベル:Ladislav F.Prokop 1912年 RK.No. SV922　Top 割れ修理跡３カ所 ネック　すり減り少し細い。

■バンジョー・ニューズレター誌 各\525-

　世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載 （ウェブサイトから『MP3』で音の入手可!!）、バックナ ンバー（探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します）もお問い合せ 下さい。

BNL-06/06 最新６月号 \525-

　オールドタイム・バンジョーの求道者!?ポール・ブ ラウン（タブ譜は"Shortenin' Bread"）をカバーストーリーに、オールド・スクール・フレイト・トレイン のベン・クラカウアー"Dawg's Patch"の特集ほか、タブ譜はトム・アダムスによるバック・オウエンズの "Buckaroo"、デイブ・ブルーベック"Blue Rondo a la turk"、アール・スクラッグス"Randy Lynn Rag"ほか、タブ譜とバンジョーに関する情報満載の52頁。

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\525-

　米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。探しておら れる記事などバックナンバーもお問い合わせください。…ヨロシク。

BU-06/07 最新７月号 \525-

　記念すべき創刊40周年号は、40年の歩みと、第一号 のリプリント付き!!

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\945-

　内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・ トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。

OTH-1005 2006年６／７月号 \945-

　ニュー・メキシコのオールドタイム・ストリングバン ド、サンディア・ホッツのカバーストーリーのほか、バンジョー愛好家必見の「バンジョーのルーツを探して、 part�U」、サンフランシスコ／ベイエリアのブレーズン・スクェア・ダンス協会などの特集にさまざまなオー ルドタイムやアメリカン・ルーツ音楽情報満載の64頁隔月刊誌。

　1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一 のブルーグラス月刊専門誌、23年目です。

■定期購読：１年￥6,000-半年￥3,300-

　お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご 希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル：\500-

ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー：各￥525-。

　下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知ら せ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-2311 最新９月号（通巻275号）\525-

　クリス・シーリ『How to Grow a Woman from the Ground』のカバー・ストーリーのほか、没後10年になるビル・モンロー再訪で彼のコンプレックスや虐待経 験から青年期までの人格形成検証、じみぃ赤澤「フィドル教則DVDを作ったワケ」、10年目を迎えた福島いわき 鬼フェス、オールドタイムの新星ライリー・ボーガス、北九州の華エルビス吉川、全米フィドル・コンテスト参 戦記などの特集等、日米ブルーグラス情報満載。

1). このニューズレターで紹介する商品はすべて在庫しています。レターでの表示価格は消費税抜きですの で、送料と共に請求時に加算されます。

2). ハガキやお電話、ファックス、Eメイル等で、封筒のお名前の下の６桁お客様コード番号とお名前と共 に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい（留守番電話もご利用ください！）。

3). 通常ご注文から１週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けていますが 品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。

4). 基本送料は下記の通りです。

500g（CD３枚程度）まで、全国均一\390。

1Kg（CD７枚程度）まで、全国均一\700。

　ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加 算の場合があります。お問い合せ下さい。

5). お支払は、品物を受け取られてから１週間以内に同封請求書（代金+送料+消費税）をご確認の上、郵便 振替や銀行振込でお願いします。

●郵便振替＝01160-8-74352

●三井住友銀行・宝塚支店＝普通1229492

●池田銀行・宝塚支店＝普通2330116

▼ビー・オー・エムのニューズレターは会員制ではな く、商品の定期購買者に無料でお届けしています。一定期間、ビー・オー・エムからお買上げない場合、勝手な がらレターの発送をストップさせて頂きますので、ご了承下さい。

▼今月のの『B.O.M.オープンハウス』は、IBMA WORLD OF BLUEGRASSに参加のためお休みさせて頂きます。

●輸入CD、DVD、ビデオを３点以上購入の方送料サービス!!

輸入CDとビデオ(DVD)など、合わせて３点以上ご購入の方の送料をサービス、ご好評を頂き、しばらく継続 させて頂きます。ただ、品切れに備え、第２希望以下２、３枚程度の予備をお知らせ下さい。

(株)ビー・オー・エム・サービス

●〒665-0842 兵庫県宝塚市川面 6-5-18

●tel.0797-87-0561

●fax.0797-86-5184(24時間)

(営業時間：月〜金の午前10時〜午後５時。なお、土曜、 日曜、祝日はお休みをいただきます)