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B.O.M.Newsletter #305web 2006年3月10日 |
郵便でお届けのフーオーマットでごらんいただけます。 またプリントアウトしてお読みいただけます。 PDFファイル 2006年ブルーグラス・カレンダー!! 今月の注目新入荷!! ブルーグラス新入荷 ブルーグラス・インスト新入荷 ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷 ムーンシャイナー2005年発売レコード総括 ブルーグラスお勧め作品 インスト新入荷 各楽器別インストお勧め再入荷作品 オールドタイム&フォーク新入荷 カントリー新入荷 カントリー発掘、編集モノ新入荷 カントリーお勧め作品 映像新入荷 映像ものお勧め作品 教則もの新入荷 教則ものお勧め 楽器、その他… 輸入雑誌 月刊『ムーンシャイナー』 B.O.M.ご利用方法 INDEXに戻るにはブラウザの戻るボタンで戻ってください。 |
寒かった今年の冬、さすがに3月ともなると春の気配が感じられます。啓蟄も過ぎ、指もモゾモゾ、耳 も新鮮な音を欲しがります…よね。やっぱ、基本は「音」、音をどー感じるか、それだけよね!? ◆ここ2〜3年、米国ブルーグラス界の変化が顕著になってきた。今年、オー・ブラザー現象から5年、 ビル・モンローが亡くなって10年、IBMAが立ち上げられて20年、デビッド・グリスマン・クインテッ トのデビューから30年、ビル・モンローのリード・ボーカリストに初めて都会の若者(ピーター・ロー ワン)が起用されて40年、そしてブルーグラスという音楽スタイルが誕生して60年……、メインスト リームになったことは一度もないけれど、着実に歩みつづけ、フレックトーンズからアンクル・アール まで、みんな、それぞれの音楽を深めていく。 われわれには、それぞれに音楽を聴く理由がある。その理由をより深く理解すれば、それだけ音楽 の世界は広く、楽しくなる、はずだ。音楽は与えられるものではなく、自ら求めるものだと思う。 ◆23年目に入っているブルーグラス専門月刊誌『ムーンシャイナー』最新3月号(MS-2305 \525-)は、今年1月と2月に相次いで他界した偉大な女性 ふたり、ルイーズ・スクラッグスとジャネット・カーターの追悼特集のほか、恒例の2005年発表レコード 総括、ロッキートップ25周年を振り返って、ブルーグラスと人形劇「うれしたのし」、ジム・クエスキン 来日、大阪バンジョー祭リポート、その他、日米ブルーグラス情報満載。 定期購読は1年間(12冊)\6,000-半年間(6冊)\3,300-。購読開始月をお知らせいただければ、ムー ンシャイナーとともに振り込み票をお送りします。お友達にも、ぜひお勧め下さい。…なにとぞ、定期 購読をよろしく!! |
2006年ブルーグラス・カレンダー!! |
CCBC-2006 BLUEGRASS CALENDAR \2,079-(本体\1,980-) 恒例ブルーグラス・カレンダー2006年版は日本を含むインターナショナル・ブルーグラスに焦点 をあてたもの。LPサイズ30p見開きの毎月替り写真と毎日のカレンダーにブルーグラス界の重要な 出来事がしるされている。日々、ブルーグラスの歴史を楽しみながら今年も1年、幸せに音楽しま しょう!! |
今月の注目新入荷!! |
COL-77301 BELA FLECK & FLECKTONES『The Hidden Land』DualDisc\3,360-(本体\3,200-) ベラ・フレック最新作はCDとDVDのデュアル・ディスク仕様。凄い音と世界観、バンジョーが創 る最先端音楽、そして楽しいフレックトーンズ・ショート・コメディドラマ…。インスト新入荷参 照。 ROU-0552 BOBBY OSBORNE & ROCKY TOP X-PRESS『Try a Little Kindness』CD\2,573-(本体\2,450-) オズボーン・ブラザーズ解散後心機一転、自身のバンドでのデビュー作。ブルーグラス新入荷参 照 SH-4001 BRYAN SUTTON『Not Too Far from the Tree』CD\2,573-(本体\2,450-) 売れっ子フラットピッカー、ブライアン・サットンが自身のギター・ヒーローたちとの競演作。 ブルーグラス新入荷参照。 SCI-1037 KELLER WILLIAMS & the KEELS『Grass』CD\2,573-(本体\2,450-) ギター2本とベースのホットなフラットピッキン満 載のニューグラス/ジャムグラス・トリオ・デビュー作。ブルーグラス新入荷参照。 RCSI-1001 DOMINICK LESLIE『Signs of Courage』CD\2,888-(本体\2,750-) ムーンシャイナー誌2月号特集の天才マンドリン少年。ブルーグラス・インスト新入荷参照。 ROU-7062 APRIL VERCH『Take Me Back』CD\2,573-(本体\2,450-) カナディアン・フィドラー、エイプリル・バーチ最新作。ムーンシャイナー誌4月号特集予定。オー ルドタイム/フォーク新入荷参照。 VAN-79521 JIM KWESKIN & JUG BAND featuring Maria Muldaur『Acoustic Swing: Vanguard Sessions』CD\2,573-(本体\2,450-) 4月はじめ来日するジム・クエスキン・ベスト集。オールドタイム/フォーク新入荷参照。 TOYU-10206 宮前ユキ & SNOW BALLS『Waltz of the Wind』\2,800-(本体\2,667-) 日本女性カントリー・シンガー、宮前の最新作。アレンジは奥沢明雄。カントリー新入荷参照。 UNI9872949 SCOTTY MOORE & FRIENDS 『a Tribute to the King』DVD \2,783-(本体\2,650-) 1956年以来、エルビス・プレズリーのサウンドを支えてきたギタリスト、スコッティ・ムーアが超 豪華ゲストを迎えてのエルビス・トリビュート・ライブ。映像新入荷参照。 COL-52573D GRETCHEN WILSON『Undressed』DVD\2,573-(本体\2,450-) 現在もっともホットな女性カントリー・シンガー、グ レッチェン・ウィルソンのアコースティック・ピッキンパーティー映像。映像新入荷参照。 |
ブルーグラス新入荷 |
ROU-0552 BOBBY OSBORNE & ROCKY TOP X-PRESS『Try a Little Kindness』CD\2,573-(本体\2,450-) Fields Have Turned Brown/West Virginia My Home/Mansions for Me/Father and Daughter 他全12曲 ボビー・オズボーン75才、バンジョーを抱えられな くなって引退した弟、ソニーとのオズボーン・ブラザーズから心機一転、自身のバンド、ロッキートップ・エ クスプレスのデビュー作。75才にして新しいキャリアをはじめるそのパワー、そのアグレッシヴなボーカル とマンドリンは、ソロ・ボーカルのブレス時や、バンド名を冠したオリジナル・インストでも垣間見ること ができる。ジェイク・ランダーズやカーター・スタンレー、ビル・モンローやピート・ゴーブルらのブルー グラス曲に、ビル・アンダーソンやクリス・クリストファーソンのカントリー、そしてヘイゼル・ディッケ ンズやポール・サイモンの曲など、選曲にバラエティーを持たせ、オズボーンズの伝統を継承している。アー ル・スクラッグスも曰く、「グレンはアメリカン・エキスプレス・カード、出かけるときは忘れずに、…だね」 の言葉どおり、状況に応じたアレンジメントが絶妙なグレン・ダンカンをフィドルとプロデューサーに迎え て、ダナ・カップ(bj)、ティム・グレイブス(d)、ダリル・モズリー(bs)、そして息子のボビー・オズボーン・ ジュニア(g)に支えられて、悠々自適に自分の音楽を表現するボビー、Way to go!! HR-1075 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『He Lives in Me』CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付) In His Presence/I Am on My Journey Home/Help Me Lord/Will You Meet Me Over Yonder 他全12曲 現在、最高のブルーグラス・アンサンブルを誇るドイル・ローソン&クイックシルバーの最新ゴ スペル作が発表だ。昨春発表された最盛期のオズボーンを思わせる凄いアルバム『You got to dig a little deeper』(ROU-0557 \2,573-)から一転、今作では12月にバリー・スコットに代わって新加入した ばかりのダーレン・ビーチリー(bs)を4曲に迎え、得意のゴスペルで不滅のクイックシルバー・ハーモニー を披露する。セキュラー・アルバムでのドラマチックな展開とは違って、かつてH.D.クロウとともに創った ゴスペル名作『Model Church』(REB-1585 \2,573-)やカントリー・ジェントルメンでの秀作『Calling My Children Home』(REB-1574 \2,573-)などで、(恐らく)ドイルがリードしたシンプルなアンサンブル、ブ ルーグラス・ゴスペルの極致を聴かせる。バンジョーにテリー・バウカム、ギター&ボーカルにジェイミー・ デイリー、フィドルにマイク・ハートグローヴ、ジェシ・ストックマン、デビッド・ジョンソンを迎え、ア カペラ・ボーカル・カルテット(四重唱)、マンドリン&ギターからフルバンドでのストレート・ブルーグラ スなど、ブルーグラス・ゴスペルの正しい姿!?が堪能できるIBMA最優秀ボーカル・グループの最新作である。 ジェイミーとバリーの書いた最後のアカペラ・カルテットが実に美しい。 ROU-0566 ALECIA NUGENT『a little girl... a big four-lane』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付) Too Good To Be True/Muddy River/Breaking New Ground/I Cried All the Way to Kentucky 他全13曲 2004年、ブルーグラス界に突然現われたアリシア・ニュージェントの最新第2作。今回もカール・ ジャクソンが、嬉しいことにバンジョーもたっぷりと、プロデュース、アコースティック・カント リー市場に照準を合わせつつ、ブルーグラスのホットなドライブも色濃く残したバランスのいい 作品に仕上げている。バックにはバンジョーとギターのカールのほか、ジム・バンクリーブ(f)とア ダム・ステッフィ(m)の強力マウンテン・ハート組、そしてロブ・アイクス(d)ら、ゴスペルにはドイル・ ローソンとジェイミー・デイリーらのハーモニーなど、申し分ない。特に、ジム・バンクリーブは凄 い!! 1972年、深南部ルイジアナのブルーグラス一家に生まれ育ったアリシア、30才を迎えてのデ ビュー作『Alecia Nugent』(ROU-0518 \2,573-)で、その歌唱力とブルーグラス/カントリー双方のフィー リングで一躍女性ブルーグラスの中心に躍り出たアリ シア、3人の娘を育てながらのブルーグラス・ライフだ。彼女の紹介は、ムーンシャイナー誌2004年10月 号参照。 SI-101 J.T.GRAY『It's About Time』CD\2,888-(本体\2,750-) You're Running Wild/Are You Missing Me/Send Me the Pillow that You Dream On/Hard Hearted/Please Search Your Heart/Footprints in the Snow 他全13曲 ブルーグラスに冷たかったナッシュビルに1970年代中頃以降、オアシスとしての役割を果たして いるステーション・インのオーナー、J.T.グレイのデビュー・ソロ・プロジェクト。ルービン・ブラ ザーズ、ジム&ジェシー、ムーア&ネピア、ハンク・ウィリアムズ、スタンレーなどなど、自分の愛する カントリー/ブルーグラスのスタンダード・ソングを丁寧に心を込めて唄う悠々自適音楽。現在ナッ シュビルでもっとも信頼されるスクラッグス/クロウ・スタイルのデイブ・タルボットと、もっともホットな フィドラーのシャド・コッブのふたりが、実にお手本のようなソロとバッキング(シンガーの意図を察して邪 魔せず主張する)に徹するのも聴きモノだ。ふたりのほか、テリー・エルドレッジ(bs)とボビー・ニコラス(g) のステーション・イン・チルドレンらを基本セットに、カントリー名曲のブルーグラス・スタイルという王道 を見事に演じる。長年、裏方の仕事をつづけてきたJ.T.、タイトルとおり、「そろそろかな」とスポットラ イトの当たるモノを創った。 BCR-002 THE JOE ISAACS FAMILY『Reunion』CD\2,888-(本体\2,750-) You're With Us, Ain't You Lord/Beautiful River of Life/Man on the Mule/Sea of Galilee 他全15曲 1970年代はじめから、ラリー・スパークス、ロイ・リー・センターズらとともにスタンレー一家の 脇を固めてきたジョー・アイザックス。60年代末フランク・ウェイクフィールドとともにグリーン ブライアー・ボーイズ加入でニューヨークへ、そこで出会ったリリー・フィッシュマン(第二次大戦の ホロコーストのサバイバーを両親に持つユダヤ系)と結婚、71年に80年代に入ってから成長した子供 たちとジ・アイザックスを結成(88年)、90年代に折からの南部宗教リバイバルでブレーク、しかし その後、ジョーとリリーが離婚、リリーがジ・アイザックスを率い、現在もゴスペル市場で高い人気 を誇っている。一方、ジョーは昔の仲間(ウェイン・ルイスやブッチ・ロビンス)らと濃いロンサム・ブ ルーグラスに回帰、最近もトラッドグラス傑作『Dreaming of Home』(MME-70039 \2,079-)を発表している。本作はそんな家族がふたたび集まってのファ ミリー・リユニオンで、トム・T.ホールとジョーのオリジナル曲を中心に、ブッチ・ロビンス(bj)、知られ ざるブルー・グラス・ボーイ=マイク・ヘーゲン(f)、キャシー・キアボラ(g)、ランディ・コーアズ(d)らを バックに加えて、実に私的でトラッドなファミリー・ゴスペル集だ。どの曲も家族の絆と神への想いが溢れた、 ファミリー・ミュージックに仕上がっている。ムーンシャイナー誌にも書いたが、ブッチのバンジョーにか ける熱い思いがここでもビシビシと感じられ、ある意味で音楽の本質が凝縮した作品だ。ジョーとブッチ、彼 らのオーラは並じゃないぞ。 PC-6508 JUSTIN CARBONE『Take Some Time』CD\2,573-(本体\2,450-) Justin Time/Nothing Left to Lose/Lonely Night/Bye Bye Blues/Time for Moving On 他全11曲 つぎつぎと若いスーパーピッカーが誕生する米ブルーグラス界、すばらしいフラットピッカーであ り、シンガー/ソングライターであるジャスティン・カーボーンの登場だ。コリングスD1-Aを手に、 トニー・ライス以降ケニー・スミス系フラットピッキンの流れ(メロディック・スタイルの多様に印象 的な音とリズムを加える手法)を汲む若者、シカゴを本拠に活躍するスペシャル・コンセンサスのギタ リストだ。20代半ばの仲間たち…、天才少年マンドリニストとして注目を浴びたアシュビー・フラン ク、ナッシュビルのもっともホットな話題ストリングダスターズやロニー・ボウマン・コミッティの ジェレミー・ギャレット(f)、ギブソン・ブラザーズからデル・マッカーリー・バンドに引き抜かれた アラン・バートラム(bs)、バレリー・スミスのリバティーパイクからマイク・ブルベイカー(bj)らの基 本編成に、ザ・レイジのジョッシュ・ウィリアムズ(m)、ザ・ホワイツなどで知られるスティーブ・トー マス(f)やランディ・コーアズ(d)、ボスのグレッグ・ケイヒルをゲストに、ゆはり同世代のベッ キー・ビューラーとの共作などを含むオリジナルで、若者らしいハツラツとした気分爽快なソリッ ド・ブルーグラスを聴かせてくれる。 IDR-5072 BISCUIT BURNERS CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付) Bakerstown/Autry's Peach Orchard/Mountain Lily/Come On Darlin'/Red Mountain Wine 他全12曲 先月、最新作『A Mountain Apart』(IDR-5077 \2,888-)を紹介したばかり、2004年秋のIBMAショウケースでもっとも印象に残った若手バンドの一つ、すば らしい女性ボーカルをフィーチャーしたビスケット・バーナーズの2004年デビュー作。オールドタイム出身 ながら、アパラチアン版ノーラ・ジョーンズといったボーカルが実に味わい深いクロウハンマー・バンジョー 奏者、シャノン・ウィットワースのオリジナルとボーカルを中心に、アグレッシブなビリー・カーダインのドブ ロとトニー・ライス系ギターのダン・ブレッツに囲まれて、メアリー・ルーシーのベースの若い4人組バンド。 並み居る作品を押しのけて、シカゴ・トリビューン紙2004年度ベスト10にも選ばれた彼ら、オールドタイム とニューグラスが女性ボーカルの力で見事に結ばれ、アパラチアン・ブルースをも感じさせるユニークな作品 だ。 PC-1148 WILDFIRE『Rattle of the Chains』CD\2,573-(本体\2,450-) Can't Have One without Other/Grapes on the Vine/Ballad of Forty Dollars/Sweetest Love 他全12曲 アパラチア山麓、東テネシーのドリー・パートンのアミューズメントパーク『ドリウッド』のレギュ ラーとして活躍する、中堅ワイルドファイアー最新第3作。J.D.クロウのニュー・サウスだった彼 らが、J.D.の仕事ペースにあわせて分離、結成されただけに、いずれも百戦錬磨のつわもの達、東テ ネシーの才人ダレル・ウェッブ(m)、チキン・ピッキン風アコギ・フラットピッキンのロバート・ヘイ ル(g)、趣味の良いロールで知る人ぞ知るバリー・クラブトゥリー(bj)、ベテランのカート・チャップ マン(bs)、そして昨秋のIBMAでセンセーションを起こしたフィル・レッドベター(d)、80〜90年代 にさまざまなバンドで名を目にした連中が、ゲイリー・スクラッグスとショーン・キャンプ作の1曲 目から、ラルフ・スタンレーの12曲目まで、スティーブ・ジレット、トム・T.ホール、ダリル・ ウォーリー、ハーリー・アレンらの作品をシュアなソリッドグラスで聴かせてくれる。 HAR-025 HOT BUTTERED RUM『Well-Oiled Machine』CD\2,573-(本体\2,450-) Firefly/Guns and Butter/Idaho pines/Poison Oak/Waterpocket Fold/Butch & Peggy/Wedding Day 他全11曲 何万人もの観客を動員するロックの新しい分野といわれるジャムバンド、その核になっている音 楽の背景にブルーグラスがあり、オールド&イン・ザ・ウェイ以来の精神を継承するバンドに高い評 価と人気が集まる、いわゆる「ジャムグラス」バンド群だ。オーガニックな歌詞とメロディーのオリ ジナル曲を中心に、あらゆる南部音楽の要素を振りかけたブルーグラス・バンドというのが、その共 通したイメージだ。ブルーグラスをやらせれば、ちょっとした学生バンドのような初心さで、あま り上手くないのだが、そんなところがかえって人気の秘密なのかも…、若者たちが彼らのブルーグ ラスに狂喜している様子を見れば、その社会性、音楽性を認めないわけにはいかない。プロデュースはマイク・ マーシャル、ダロル・アンガーやピーター・ローワンが各一曲にゲスト。いずれにせよ、「こんなのはブルーグ ラス、…少なくともいいブルーグラスじゃない」、なんて、したり顔でモンローやフラット&スクラッグス系 列の子供たちと彼らを比較してしまうわたし、やっぱ「音楽の真実」を語るには程遠いと反省。 SCI-1037 KELLER WILLIAMS & the KEELS『Grass』CD\2,573-(本体\2,450-) Goof Balls/Another Brick in the Wall/Mary Jane's Last Breakdown/New Horizon/Loser/Local/I'm Just Here to Get My Baby Out of Jail 他全10曲 そんなわたしにも聴き応えのあるジャムグラスはある。本作、ワンマン・ジャムバンドとして知ら れる才人ケラー・ウィリアムズと、ジャムグラス界で人気を誇るフラットピッカーでノース・カロラ イナ周辺のヒッピーたちに圧倒的な支持を受けるラリー・キールとラリーの妻ジェニーのベースの トリオとしてのデビュー作。マイケル・ヘッジスの影響を受けたというケラーのギター(マンドラほ どの大きさで4弦がない12弦ギターとあるが詳細不明)とニュー・グラス・リバイバル命のラリーの ブルーグラス・フラットピッキンが見事な効果を上げる中、ケラーのやわらかいボーカルでユーモ アを含んだメッセージが若者らに受け入れられるのだろう。ウッド・ベースが見事に2本のギターを 支え、さまざまな表情を作っている。ピンク・フロイドやグレイトフル・デッド、トム・ペティーらの カバーを含んだオリジナル・ニューグラス作品、ジャムグラスにも聴き応えのあるものもたくさん あるんだぞ。 |
ブルーグラス・インスト新入荷 |
RCSI-1001 DOMINICK LESLIE『Signs of Courage』CD\2,888-(本体\2,750-) Ducks on the Millpond/Lonesome Moonlight Waltz/Old Ebenezer Scrooge/Swing 42/Boston Boy 他全13曲 今年のIBMAも10代のすごいピッカーがゴロゴロしていた中、クリス・シーリ以降のマンドリン奏者 として話題になっていたのがドミニック・レスリー君、15才。深夜からはじまるプライベート・ショ ウケースではデリケートなトーンとメロディーで、ノーム・ピクルニーやシャド・コッブのすごい音と対等 に渡り合っていた。本作では上記のケニー・ベイカーとビル・モンロー、そしてジャンゴ・ラインハルトの5曲 に、2曲のトラッド("Kitchen Girls"と"Golden Eagle Hornpipe")、6曲のオリジナルの全13曲を、ステュアート・ダンカン(f)、ロス・マーティンまたはジョ ン・スティックリー(g)、ノーム・ピクルニー(bj)、ジー ン・リベア(bs)の基本セットをバックに、ジョー・クレイヴン(perc)、トッド・リビングストン(d)らを加え た素晴らしいインスト作品だ。まだ幼さの残るドミニック、小学生だった2001年の9.11テロ直後に創っ たというタイトル曲のほか、そのオリジナルの構成はブルーグラス、クラシック、ジャズ、シャンソン…、きっ と耳に入るすべての音楽にインスパイアされるのだろう、見事だ。トッドのドブロをはじめ、ジョンとロスの ギター、おそらく地元コロラドのジャム仲間だろうが素晴らしいし、現在ジョン・コーワン・バンドのノーム のすごさは彼のソロ『In the Maze』(COMP-4386 \2,573-)でご承知のとおり、ステュアートが子供の頃にケニーから買ったというフィドルで弾くベイカー・ チューンの美しさも特筆モノだ。全編で楽しめる、美しく聴きやすいブルーグラス・インスト作品に仕上がっ ている。ムーンシャイナー誌2月号(MS-2304 \525-)参照。 SH-4001 BRYAN SUTTON『Not Too Far from the Tree』CD\2,573-(本体\2,450-) Forked Deer/9 Pound Hammer/Lonesome Fiddle Blues/Whiskey Before Breakfast/Ragtime Annie 他全14曲 現在、もっとも多くのセッションをこなすフラットピッカー、ブライアン・サットンの最新作 は、自身のギター・ヒーロー12人とのギター・デュエット14曲集。2曲ずつ収めているトニー・ライ スとデビッド・グリアのほか、ラス・バレンバーグ、ダン・クレアリー、ノーマン・ブレイク、ジェリー・ ダグラス、ジャック・ローレンス、アール・スクラッグス、ジョージ・シャフラー、リッキー・スキャッ グス、ドック・ワトソン、そして父親のジェリー・サットンと各1曲。ま、トニーとデビッドが2曲な のは当然、何が起こるか分からない、これぞブルーグラス・インプロバイズの醍醐味…。そして特筆すべき はやっぱ、アール。私事ながら、どれほどアールからギターの真髄を教わったことか…。とにかく、前作 『Bluegrass Guitar』(SH-3975 \2,573-)で、肝心なことはやりつくしたブライアン、今回、企画としては安 易だが、想像通りに楽しめるブルーグラス・フラットピッキン・ギター作品に仕上がっている。 PATUX-126 JORDAN TICE『No Place Better』CD\2,573-(本体\2,450-) Last Summer/Donegal Bay/Cuckoo's Nest/Indian Summer/Banjo Bit Me in the Morning 他全11曲 ワシントンDCエリア、アナポリスの高校生フラットピッカー、ジョーダン・タイスのデビュー 作。大塚アキラ、ロン・スチュワート、マーク・シャッツ、マイク・マンフォードらの申し分ない バックアップを得て、バイオに曰く、「ブルーグラス家庭に育ちながらロック以外に興味をしめさな かった彼が15才の夏突然、87年のベラ・フレック"Drive"と89年のストレングス・イン・ナンバー ズ"Telluride Sessions"以降の世代の音楽にのめり込んだ…」とあるように、現在の多くの若者ピッ カー(我が家も含む)と同じ道をたどっているジョーダン。トラッド1曲、カナディアン・フィド ラーのナタリー・マクマスター以外はオリジナル。DCエリアのトップ・ミュージシャンとしての実力 をキープする元ブルーグラス45の大塚をはじめ、現在のトップ・フィドラーのひとり、ロンが挑む ニュー・アコースティックというのも興味深い。…15才というのはキーだぞ。ロックやJ-ポップに 走っている子供たち、でも、ブルーグラス家庭に育っている彼らには16部音符の違いを聴き分ける 耳を持っているはずだよ。つぎつぎと現れる恐ろしい子供たち、ジョーダンはフィドル・チューン からオールドタイム、ストレートなブルーグラスなども含め、テク一辺倒にならないバランス感覚 はラス・バレンバーグを思わせるセンスがいい。 PATUX-134 NATE LEATH『I've Always Been A Rambler』CD\2,573-(本体\2,450-) Tater Mash/Cherokee Shuffle/Long Time Gone/Sally Ann/I'm On My Way Back to the Old Home/Leather Britches/Kentucky Waltz/One Woman Man 他全11曲 中学生くらいのときからマークしていたネイト・リース、現在はバークリー音楽院に在籍しながら、オー ルド・スクール・フレイト・トレインに参加、デビッド・グリスマン・クインテットのステージ・ギグで共 演しているDCエリアの21才、若手フィドラーである。知る人ぞ知る才人フレック系達人のレックス・マッ ギー、ウェイクフィールド系アグレッシヴさで少しスタットマンを思わせるダニエル・ナイスリー、噂のベ ンの息子クリス・エルドリッジらに、久々のディディ・ワイランドやトム・ミンテらのボーカルをゲストに子 供時代に発表したジャズ作品などにつづく4枚目のソロ・アルバム。11才でゲイラックスのブルーグラス・ フィドル・チャンピオンになって以来、コンテストの賞の数知れず、IBMAではいつも若者たちと、たとえば "Big Mon"を一時間以上かけてジャムをするといった、いわゆる「ぶっ飛び」フィドルを聴かせるのだが、ここ では、意外なトラディショナリストの一面を聴かせる。…同時に、トラッドの精神をキープしながら、タイト ロープを進むスリルとネイト独特の呼吸が楽しめる。 |
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷 |
RHY-306 V.A.『Best of Bluegrass Vol.1』CD\2,363-(本体\2,250-) Gotta Travel On/Roll on Buddy/Worried Man Blues/Prisoner's Song/Nine Pound Hammer 他全25曲 1960年代に活躍したルーラル・リズム・レコードの作品からドン・レノ&ビル・ハレル、ハイロ・ ブラウン&ティバーライナーズ、レッド・スマイリー&ブルーグラス・カッタップス、アール・テイ ラー&ジム・マッコールらが各5曲と、マック・マーティンとレノ&スマイリーが各1曲、そして バッサー・クレメンツ、カーリー・フォックス、テイター・テイトのフィドル・チューンが各1曲の全 25曲。いずれもブルーグラス・スタンダードとして知られる名曲ばかり、それぞれに、ロカビリーと フォーク・リバイバルの中で生き抜こうとするプロ根性丸出しのアグレッシブなアレンジが実に楽 しい、メジャー・レコードからははじかれたブルーグラス第1世代、そのローカルなゆえの本物さが 堪能できるベスト集である。 RHY-182 RED SMILEY with the BLUEGRASS CUT-UPs『20 Bluegrass Favorits Vol.2』\2,079-(本体\1,980-) Ain't Nobody Gonna Miss Me When I'm Gone/Raining Here This Morning/Take Me in the Lifeboat/A Beautiful Life/Banks of the Ohio/Katy Hill 他全20曲 1967年に発表されたソリッドグラス名盤が98年にCD化されたものの再入荷だ。ドン・レノとのコ ンビを解消したレッド・スマイリーが、昨夏亡くなったビリー・エドワーズ(bj)とテイター・テイト (ムーンシャイナー誌連載「LEONAのアパラチア日記」で先生として登場したのには驚いた…。モンローと の来日時にはベースだったがここではもっとも油の乗った時期のバリバリ・ダブルストップ・フィドルが超 快感)、そしてレッドとリード・ボーカルをシェアするジーン・バロウズ(g)とジョン・パーマー。この後、レッ ドの病状悪化に伴ってシェナンドー・カッタップスとして独立することになるハードコア・ソリッドグラス が次々とブルーグラス・スタンダード20曲を演じる名盤だ(ただしLP時代に20曲を入れようとしたので1曲 が短い)。若かりし頃、真夏のロストシティーで廖さんと一緒にテイターの"Prosperity Special"のコピーに没頭した遠い記憶があるような…、とにかく、ブルー グラス第1世代がブルーグラス・スタンダードをカバーした貴重な音源である。1曲目の"Ain't Nobody Gonna Miss Me..."のフィドル・イントロからジーンのソロ、そしてコーラス、これほど美しいブルーグラス はないぞ。 VAN-187/9 V.A.『Newport Folk Festival; Best of Bluegrass』CD3枚組\3,360-(本体\3,200-)(価格改定) 1960年代の熱気を伝えるニューポート・フォーク・ フェス(1959-66)から、ビル・モンロー&ブルー・グラス・ボーイズ、フラット&スクラッグス、スタンレー・ ブラザーズの御三家の他、ジム&ジェシー、リリー・ブラザーズとドン・ストーバー、アール・スクラッグス withハイロ・ブラウン、そしてヘイゼル&アリスまで、ブルーグラス第一世代の超貴重なライブ全51曲が一望 できる素晴らしい作品。新価格での再登場、お徳用な3枚組である。 |
ムーンシャイナー2005年発売レコード総括 |
毎年3月はムーンシャイナー誌で2005年発表レコードが総括されています。そんな中からカント リーも含めて注目作品をピックアップ紹介しましょう。 |
■ブルーグラス |
PC-1144 THE CHAPMANS『Simple Man』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付) まだ20代前半ながら、そのシュアーな音作りで評価 の高い男兄弟3人と父の4人組、ザ・チャップマンズ、最新第4作である。ステュアート・ダンカンとオウブ リー・ヘイニー(f)、ロブ・アイクス(d)をゲストに迎え、完璧な今風ブルーグラスを聴かせ、最後にキングの "You'll Be a Lost Ball"できつーいブルーグラスも決めてくれる。彼らについてはムーンシャイナー誌 2002年8月号参照。 KOCH-9884 RONNIE BOWMAN『It's Getting Better All the Time』CD\2,573-(本体\2,450-) 前作『Starting Over』(SH-3933 CD\3,933-)で、なぜか私には現代版のフラット&スクラッグスを 感じたロニー・ボウマンの最新作。デイブ・タルボットやアダム・ステッフィ、ワイアット・ライス らを配して現在最高のブルーリッジ系ブルーグラスを聴かせる素晴らしい作品。大推薦のブルーグ ラス。 SKFR-2014 CHERRYHOLMES『Cherryholmes』CD\2,573-(本体\2,450-) なんてこった!!アリソン、ロンダ、デル、ドイルを押しのけ、新人にしてIBMA最優秀エンターテイ ナーを受賞してしまったチェリーホームズ最新作。ブルーグラスをやり始めて6年でこの凄さ。若 いってすばらしい!! MS誌10月号(MS-2212 \525-)特集 ROU-0549 THE GRASCALS CD\2,573-(本体\2,450-) 今年、もっともホットな話題の新バンド、ザ・グラスカルズのデビュー作。ナッシュビルを代表す るブルーグラッサーが、オズボーンズやフラット&スクラッグスの黄金期サウンドを標榜する。MS 誌2005年3月号(MS-2205 \525-)特集。 ROU-0557 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『You Gotta Dig a Little Deeper』CD\2,573-(本体\2,450-) 現在、もっとも完璧なブルーグラス・アンサンブルを聴かせるドイル・ローソンとクイックシル バーのラウンダー移籍第1弾。圧倒的なハーモニーとソリッドグラス・アンサンブル。MS誌2004年9 月号(MS-2111 \525-)で25周年記念特集。 ROU-0562 OPEN ROAD『Lucky Drive』CD\2,573-(本体\2,450-) 昨年来日したブラッド・リー・フォーク、30代なが ら本物のカウボーイからシンガーに転進した純朴なヒルビリーといった「ドロ臭さ」を持つ稀有のシンガーを 擁するオープン・ロード最新作。ブラッド念願のバーン・ウィリアムズとの夢の共演もある。前作『In the Life』(ROU-0542 \2,573-)とともに現代トラッドグラスの秀作だ。 ROU-0553D RHONDA VINCENT & the Rage『Ragin' Live』DVD\3,308-(本体\3,150-) エネルギー全開、とにかく、「頑張り屋さん」といった印象で、懸命にステージを努めるロンダ・ビ ンセント、子供の頃から音楽を職業にしてきた、さすが「苦労人」。家庭を持ちながら、ショウビジネ スの世界が好きでたまらないのだろう、全力投球のライブは爽快である。ザ・レイジ(猛威)のすばらし い演奏。 RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD\2,888-(本体\2,750-) 1963年に発表されたジョッシュ・グレイブスとジェイク・ターロック(1922-1988)、フラット&ス クラッグスを支えた2人のアルバムがレッド・クレイから3曲の未発表ドブロ・インスト録音を含 めて初CD化。バックにはカーティス・マクピーク(bj)やチャビー・ワイズ(f)、セドリック・レインウォーター (bs)ら、ジョッシュのリードにジェイクのテナー(ソロの「マクドナルドの農場」含む)、そして6曲のドブ ロ・インストで構成された貴重な作品。 |
■ニューグラス/オールドタイム |
なんだかオールドタイムがとてもニューグラスに感 じられた昨年、その精神はとても近いと見た。共通項は、様式にとらわれない刺激的なアパラチア系サウン ド……。 |
SH-4006 TIM O'BRIEN『Fiddler's Green』CD\2,573-(本体\2,450-) おそらく創作活動のピークにあると思われるティム・ オブライエンの今年度グラミー受賞作。"Long Black Veil"や"Early Morning Rain"など、ブルーグラスとケルト/フォークが見事にブレンドされた秀作。同 時に発表された南部をイメージした『Cornbread Nation』(SH-4005 \2,573-)も秀逸だ。 NS-001 JAIMIE HARTFORD『Part of Your History; Songs of John Hartford』CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付) 息子ジェイミーを中心に、サム・ブッシュ、ケニー・ マローン、そして故ロイ・ハスキーの代役デニス・クロウチを基本に、友人たち(グリスマン、エミルー、フレッ ク、クレメンツ&ブレイク他)が心を込めて創った追悼作、文句なし感動作である。 ROU-0565 UNCLE EARL『She Waits for Night』CD\2,573-(本体\2,450-) 今、大きく変貌しつつあるオールドタイム、そんな話題の中心にいるアンクル・アール。この女 の子たち('gEarls)は、全員がただ者ではない。ダーク・パウェル制作の現代オールドタイム大秀 作。MS誌8月号(MS-2210 \525-)特集。 SH-4007 DOLLY PARTON 『Those Were the Days』CD\2,573-(本体\2,450-) 世界のドリー・パートン、その圧倒的な貫禄、歌唱力で60〜70年代フォーク&ポップ名曲のアコー スティック&ブルーグラス・カバー。それぞれのオリジナル録音の主役をはじめ、さすがの豪華ゲ スト。 GOTT-021 EARL SCRUGGS『Anniversary Special, Vol. 1-2』CD\2,888-(本体CD\2,750-) 1975年と76年発表、アール・スクラッグス・レビュー がゲストを迎えた2枚のアルバムが初CD化。ゲストにはビリー・ジョエル、レナード・コーエン、ポインター・ シスターズ、ジャック・エリオット、ダン・フォーゲルバーグ、ロジャー・マッギン、ロギンス&メッシー ナ、バフィ・セント・メリー、マイケル・M.マーフィー、 ジョーン・バエズ他。 SH-3997 THE DUHKS CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付) 衝撃的な新ストリングバンド、ダックスの登場。ベ ラ・フレックとゲイリー・パチョーザのプロデュースで、クロウハンマー・バンジョーとラテンビートを核 に、カナディアン系フィドル、アイリッシュ系ギター、そして現代感覚あふれる女性ボーカル。前作で、より トラッドな『Your Daughters & Your Sons』(SH-3991 \2,573-)も秀逸。MS誌2005年4月号(MS-2206 \525-)特集。 |
■インスト |
MSM-1300 MIKE SCOTT『Blue Moon of Kentucky』CD\2,573-(本体\2,450-) ビル・モンロー歌物スタンダード12曲をインストす るというおいしい企画、マイク・コンプトン(m)、 ブライアン・サットン(g)、オウブリー・ヘイニー(f)、ベ ン・アイザックス(bs)、そしてマイク・スコット(bj) 、このメンツで悪いわけない。 KOCH-9847 JERRY DOUGLAS『The Best Kept Secret』CD\2,888-(本体\2,750-) グラミー・ノミネートされたブッシュ/フレックらとの強烈ブルーグラスのほか、アリソン・クラウ スのソウル、CCRのジョン・フォガティー、ジャズ・ギターのビル・フリーゼルらとのロック/ジャズほ か、ジャンルを越えた先端音楽集。ラップスティールでのソロ"You Are My Flower"も聴きモノ。トップ・ブルーグラッサーの創るすごい音世界である。 MS誌2005年11月号(MS-2301 \525-)特集。 SH-4004 JIM MILLS『Hide Head Blues』CD\2,573-(本体\2,450-) バンジョー奏者には「たまらん!!」…、究極の「トー ンとタイミング」アルバム。ジム・ミルスがプリ・ウォー・ フラットヘッド・マスタートーン・コレクションから選りすぐった4本のバンジョーを弾く。ムーンシャイナー 誌9月号(MS-2211 \525-)で本ライナーノーツ訳含む、ジム・ミルス特集あり。 ROU-3016 JOHN MILLER『Safe Sweet Home』CD-R\2,573-(本体\2,450-) フィンガーピッキン・ギタリスト、ジョン・ミラーの 1977年秀作が限定頒布。お洒落なコードでのカーター・ファミリー"Hello Stranger"を1曲目に「カサブランカ」の"As Time Goes By"が続く…。かつて、本作から"Blue Moon"がCMに起用されて日本でヒット、癒し系アコースティック・スウィングの元祖だろう。(限定 ラウンダー・アーカイブにつき、ライナーノーツ入要の方はお申し出ください) BCCD-105 BUDDY SPICHER & CALVIN VOLLRATH『Air Mail Special』CD\2,888-(本体\2,750-) バディ・スパイカー最新自費制作品はカルビン・ボル レースとのツイン・フィドルを中心にしたジャズ・スタンダード集。文句なしの境地に達したスパイカー美学 を、ギターのマイク・ドウリング、エレキ・マンドリンのポール・クレイマーらに、御大バディ・エモンズをス ティール・ギターに迎え、ゴキゲンなスウィング・セッションが堪能できる。 ABJ-0202 CREEKING TREE STRING QUARTET『Side Two』CD\2,888-(本体\2,750-) 若いアコースティック・カルテットの最新作は、トッ ド・フィリップスをエンジニアに。マンドリン、フィドル、ギター、ベース、各自が3曲ずつのオリジナル全12 曲、ブルーグラス、ニューエイジ、ジャズ、クラシックなど、さまざまな音楽の要素を取り入れ、各人ともに 申し分ないテクニックを基礎に、若い感性でスリリングな音作りに挑んでいる。ムーンシャイナー11月号で 特集紹介されている。 |
■カントリー |
WMG-79792 GEORGE JONES『Hits I Missed... And One I Didn't』CD\2,888-(本体\2,750-) カントリー・クラシックとして唄い継がれている名曲に、ジョージ・ジョーンズならではのボーカル で新しい生命を吹き込んだ、珠玉のカヴァー集。 WB-73123 EMMYLOU HARRIS『The Very Best of Emmylou Harris』CD\2,573-(本体\2,450-) デビュー以来30数年、常にカントリーの最先端にあって革新的な音楽を創りつづけるエミルー・ハリス のベスト・アルバム。新曲"The Connection"で12個目のグラミー賞受賞。 |
■2005年日本ブルーグラス/フォーク/カントリー |
JBB-004 ジャパニーズ・ブルーグラス・バンド『Blue Moon(蒼き月)』CD\2,500-(本体\2,381-) 宮崎勝之(m)、笹部益生(g)、ジミ赤澤(f)、吉田悟士(bj)、今井達也(bs)の4枚目。ムーンシャイ ナー誌9月号(MS-2211 \525-)で特集。 ADR-1707 グリーン・マウンテン・ボーイズ『春来れば』CD\1,999-(本体 \1,904-) 兵庫県の生野町を本拠に35年間、ナターシャセブンの伝統を継承している彼ら、初アルバム。MS 誌2005年11月号(MS-2301 \525-)特集。 RXCD-5001 ホーザ・ホーシャ(ROSA ROXA)『ノッソ・ショーロ』CD\2,700-(本体\2,571-) MS誌2005年4月号「ブルーグラス人のためのショー ロ入門」特集参照。グリスマンらに多大な影響を与えたブラジル版フラットマンドリンであるバンドリン (中沼浩)が活躍する素晴らしいアンサンブル音楽。山本のり子のボーカルも含む。 PDR-394 馬場章介『Free Grass 57』CD\1,000-(本体\953-) 新潟を本拠に、フラットマンドリンでオリジナルや ジャズを演じる馬場章介のデビュー・インスト作。青学ブルマン出身の馬場さん。MS誌10月号(MS-2212 \525-)に特集。 R-0580832 久楽粋(Classic)『フォークソング・アルバム(第2楽章)』CD\500-(本体\476-) 東京農工大軽音楽部のOBを中心にした彼らの第2作 CD。「ザ・ナターシャセブン、ザ・フォーククルセダーズ、五つの赤い風船やアメリカやアイルランドのト ラッド・ミュージックなどを日本語とアコースティック・サウンドにこだわって演奏」するという彼ら、MS 誌2004年12月号(\525-)参照。 AK-0004 FOUR BEAT PARADISE『A Tribute to the Cherokee Cowboys』CD\2,500-(本体\2,381-) 1950年代に確立された、フォー・ビートのベースと ドラムスのシャッフルに乗ってスティール・ギターとフィドル、そしてギターが織り成すカントリーの典型 的な音楽スタイル。スティールの小林章を中心に、平地澄彦(f)、荻野信彦(eg)、小林敦子(v)。 TRPCD-0601 石田新太郎&シティライツ『ウエスタン・スペシャル』CD\2,500-(本 体\2,381-) 寺内タケシがプロデュースした西部劇映画の主題歌 集。スティールの石田新太郎を中心にしたインストと彼のボーカル、娘/石田美也のボーカルのシティライ ツに5曲で寺内もゲスト出演する。 BIT-0101 TEQUILA CIRCUIT『Hello, Old Friend』CD\2,500-(本体\2,381-) シメ、西海孝、奥沢明雄のトリオ、テキーラ・サー キット最新第3作。シメのボーカルを中心に、70年代ウェストコーストを思わせるハーモニーとアコギで聴 かせる名曲のカバー集。ムーンシャイナー誌7月号でシメが"In Tall Buildings"を寄稿。 |
ブルーグラスお勧め作品 |
(すでに新入荷で紹介済みの作品です) |
■ムーンシャイナー最新3月号特集関連作品 |
(ブルーグラス専門月刊誌のムーンシャイナー最新3月 号=MS-2305=\525-。現在、大きく動くブルーグラスの新しい波に乗り遅れないで…!!) |
VAN-79706 EARL SCRUGGS『Classic Bluegrass Live, 1959-1966』CD\2,573-(本体\2,450-) 2月2日、ブルーグラス誕生の瞬間(1946年)から アール・スクラッグスを見守ってきた愛妻であり、マネージャーであったルイーズ・スクラッグスが他界し た。60年間、彼女がフラット&スクラッグスの栄光を含むアールの歴史を共に創ってきたことは、追悼特集を読 んでいただければ分かるだろう。これはアールがニューポート・フォーク・フェスに残した貴重なライブ録音 集。1959年にハイロ・ブラウンを伴って単身参加した8曲、翌60年にレスター・フラットとバンドを伴った 4曲、そして同じく66年の6曲の全18曲。 DUAT-1186 JANETTE & JOE CARTER『Last of Their Kind』CD\2,573-(本体\2,450-) 昨年春の弟ジョーに続いて1月22日、ジャネット・ カーターが82才で亡くなった。娘リタが家族からの私的なメッセージを寄稿。本作は2004年、ジョニー・ キャッシュとジューン・カーターの息子ジョン・カーター・キャッシュの制作で発表されたジョー&ジャネッ ト・カーターの遺作。31年間、一年中休むことなく毎週土曜日にカーター・フォールドでのコンサートを続け、 父A.P.と母サラの音楽と文化を継承してきたジャネット、ルイーズと並んでブルーグラス/オールドタイム界 の女性の地位向上にもっとも貢献したふたりが相次いで亡くなった。 VAN-79521 JIM KWESKIN & JUG BAND featuring Maria Muldaur『Acoustic Swing: Vanguard Sessions』CD\2,573-(本体\2,450-) 4月はじめ来日するジム・クエスキンのベスト集。 久々にアメリカン・フォーク専門家、岩崎昌樹さんがジム・クエスキンを紹介している。本作の詳細はオールド タイム/フォーク新入荷参照。 |
■2006年ブルーグラス最近作 |
B000496102 MARTY STUART & his Fabulous Superlatives『Live at the Ryman』CD\2,573-(本体\2,450-) 近年、久しく聴かない類のリズムとサウンド、つま り、バウンシーな60年代のフラット&スクラッグスを思わせる貫禄を漂わせたブルーグラス・ライブ秀作。カ ントリー界で名を成したものの、子供のころからのレスターとローランド&クラレンスに対する恩義を音に残 したマーティ、偉いっ!! SH-4002 GIBSON BROTHERS『Red Letter Day』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付) ブルーグラスにカムバックしたギブソン・ブラザー ズの最新第3弾。ドン・ギブソンからレイ・チャールズをはじめ、ロックン・ロール・ヒットのカバーやブルー グラス・スタンダードに、5曲のオリジナル、タイトでキャッチーなブラザー・デュオで快調に飛ばす、新旧 のブルーグラスらしさが絶妙に交じり合った超お勧めブルーグラス・ハーモニー。 HUB-2005 V.A.『Huber Banjos Sessions Vol.2, Cuppa 'Jo』CD\2,888-(本体\2,750-) 楽器のブランド信仰は前世紀の迷信です。いい音は、 スクラッグスやクロウが設定するものではなく、自分で発見するものです。何がいい音なのか、自分で探し、 愛情を込めるものなのです。自分の耳を信じることです。…なーんて、言っちゃった。 SKFR-2016 MOUNTAIN HEART『Wide Open』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付) ものすごいドライブとバカテク・エネルギーで聴く ものをなぎ倒すマウンテン・ハート、ブルーグラス界最高の人気を背景に、メインストリーム・カントリー市場 に色気を示した最新作。 ACD-63 MIKE COMPTON & DAVID LONG『Stomp』CD\2,573-(本体\2,450-) 今や市民権を得た!?スタイル、モンロー・スタイル・ マンドリンの極意を聴かせてくれるマイク・コンプトンとデビッド・ロングのユニット・デビュー作。ブルー スとモンロー、彼らのライブ・リポートはムーンシャイナー誌2月号参照。 |
■ブラザー・デュオ |
(最小のバンド・アンサンブルです、皆さんも、夫婦、親 子、同僚、他人…、始めませんか?) |
PC-1145 JESSE McREYNOLDS & CHARLES WHITSTEIN『A Tribute to Brother Duets』CD\2,573-(本体\2,450-) ともに兄、ジムとロバートを亡くしたジェシー・マク レイノルズとチャールズ・ウィットスタインが「ブラザー・デュオに捧げる」秀作。マンドリンとギターのシ ンプルな響きと、チャールズのすばらしく澄み切ったテナーはジェシーのバリトン・ボイスと見事に共鳴す る。"Remember Me"、"When I Stop Dreaming"、"Blues Stay Away from Me"や"Kentucky"など、選曲もブラザー・デュオの有名曲。 PC-1128 EDDIE & MARTHA ADCOCK『TwoGrass』CD\2,573-(本体\2,450-) エディ・アドコックの最新作は妻、マーサとの2人 だけで創ったデュオ…というか、とにかく2人の才能を出し切った作品。ジェントルメン時代の名曲 "Let's"やカーター・ファミリー"Gold Watch & Chain"他、マルチプレイヤーの利を活かしたオーバーダブも駆使するが、2人の暖かさが伝わってくる夫婦 デュオに仕上がっている。 |
■大阪バンジョー祭り開催記念作品集 |
チチ松村氏のNHK-FM『世界の快適音楽コレクション』(毎週土曜夜)には必ず1曲、バンジョー音楽が流 れる。そんな希少全国放送に便乗したムーンシャイナー連載企画をヒントに生まれたコンサートに出演し たのが以下の面々……。5弦バンジョーだけがバンジョーじゃねぇーー!! |
TC-001 DIXIE CASTLE『The Versatile』CD\3,000-(本体\2,858-) 驚きの青木研、プレクトラム・バンジョーのフラッ トピッキン!! インスト新入荷参照。 K50-0001 北村 謙『桜の島の風の中にいる』CD \3,000-(本体\2,858-) バンジョー祭では、"Shady Grove"から「天城越え」が大受けだった北村、琴とクロウハンマーの繊細なア ンサンブルも秀逸だった。本作はそんな北村の2001年、ナッシュビル録音。北村のアイドル、ビル・キー ス(bj)やバイロン・バーライン(f)に、現役バリバリの、ブライアン・サットン(g)、バイロン・ハウス(bs)、 ジョン・モック(penny whistle)、トミー・ホワイト(steel g)らとコーディネーターでもある宮崎勝之で創った詩情豊かなオリジナル曲集。 YODEL-036 BOSCO BROTHERS with HEJA『Old Time from Bosco's Halfway Home』CD\2,625-(本体\2,500-) バンジョー祭では福田淳一郎のクロウハンマーにフィドラーとして参加した「バスコ」こと高木光介、本 作は2000年に米国オールドタイムの名門、ヨーデレイヒー・レコードから発表された作品。米国で伝承者と して一級の評価があるフィドル・チューンを中心にしたストリングバンド(バンジョー、ギター、バンジョー・ ウクレレ等)を軸に、故岩井 宏、ソウルフラワーユニオン、志村 喬、山之口獏などのレパートリーを、坂野「ヘジャ」ケーコの不思議なボーカルが所々に散りばめ られており、とても聴きやすいオールドタイム作品に仕上がっている。 |
インスト新入荷 |
COL-77301 BELA FLECK & FLECKTONES『The Hidden Land』DualDisc=CD+DVD \3,360-(本体\3,200-) ブルーグラス・バンジョーが究極に音楽的な発展を 遂げるとこれほどに凄い世界観を描けるという…、今回の作品は昨年1年間を完全休養したフレックトーン ズ名義の最新作。A面に59分58秒のCD、B面に31分22秒のDVD(リージョン1の表示があるが通常DVDプ レイヤーで再生可能)、1937年のギブソン・プリウォー・ フラットヘッド・マスタートーン・スタイル75をメインに、その麗しいトーンがバッハのフーガから美しい メロディーのスリーフィンガー作品"The Whistle Tune"まで、見事にタイミングを損なわず、さまざまなリズムとビート、そしてベラが興味を持ちつづける 異文化からのさまざまな「音」が渾然一体となる新世界。かつて、ジャズ/フュージョン界に旋風を巻き起 こしたフレックトーンズよりもはるかに成熟した、今や、クラシック界でも大きな名前になったベラの押し も押されもせぬ音楽が展開される。ブルーグラス・ロールが前面に押し出されたり、中国やブラジルに対して 憧憬の気持ちをあらわにしたり……、つまり、大物になるということは、何も恐れずに初心に帰れるという ことのようだ。ホットなバンジョー弾きまくり"Weed Whacker"から"Couch Potato"など、ブルーグラスとファンクの悪乗りドライブ的な爽快感を味わいながら テレビ・カトゥーンを楽しんでいるといった風の曲をはじめ、ジャンル/思想を問わず、単に音を楽しむこ とのできるすべての人にお勧めのすばらしいバンジョー作品だ。ベースのビクター・ウートンとパーカッ ション/ドラムスのフューチャーマン、サックスのジェフ・コフィンの不動のメンバーも、言うまでもなく 凄い!! CDのみはCOL-96417 \2,783- DVDに関しては映像新入荷参照!! ROU-0168 MIKE MARSHALL & DAROL ANGER『The Duo』CD\2,573-(本体\2,450-) Rotagilla/Lime Rock/Golden Slippers/Donna Lee/Free D/Bach Partita #3 in E Major for Violin 他全11曲 1982年、デビッド・グリスマン・クインテットのメ ンバーとしてのキャリアで音楽の幅を無限に広げつつあったふたりのブルーグラス小僧、マイク・マーシャル とダロル・アンガーが自分たちの音楽志向を明確に表現しはじめた最初の作品である。フィドル・チューンか らバッハ、そしてオリジナルなど、マンドリンとフィドルを駆使しながらすばらしいアレンジとインプロビ ゼーションを堪能させてくれる。ダロルもマンドリン、マイクもフィドルに持ち替えるなど、ふたりの才能を 遺憾なく発揮、2曲でロブ・ワッサーマンのベースをゲストに迎える以外はふたりで見事なグルーヴを創って いく。この後、ジャンルを越えたアコースティック・ムーブメントの頂点で活躍するふたりの原点ともいえ る名盤のCD化である。 TC-001 DIXIE CASTLE『The Versatile』CD\3,000-(本体\2,857-) High Society/Memphis Blues/星の世界/American Patrol/Home on the Range/夕焼け小焼け 他全16曲 ムーンシャイナー誌でたびたび話題になっていたプ レクトラム・バンジョーの青木研、先月の『チチ松村の大阪バンジョー祭りVol.1』ではじめて見て驚いた。そ の驚異的なフラットピッキン・テクニック、チチ氏曰く、「なんで日本にこんな人がいる!?」といった感慨そ のまんま。もっとも、信じられないレベルの5弦バンジョー弾き、フィドラー、マンドリニストもいるのだか ら、プレクトラム奏者にこんな人がいても不思議もない、か…。とにかく、"Waitin' for the Sunrise"や"What a Friend We Have in Jesus"、「スワニー河」からフォスター・メドレーなどの定番、そしてきわ め付けのフラットピッキンによる"Foggy Mountain Breakdown"など、選曲も楽しい。プレクトラム・バンジョーは5弦バンジョーのCチューニング(1弦からD/ B/G/C)の4弦バンジョー。そのバンジョー妙技を、ディ キシーランド・ジャズの名門バンド、ディキシー・キャッスルの見事なアンサンブルとともに堪能できる。 ROU-3044 ARLEN ROTH『Hot Pickups』CD-R\2,573-(本体\2,450-) ニューヨークで活躍したナッシュビル・スタイルの ギタリスト、アーレン・ロスの、シンガー・ソングライターとしての側面をフィーチャーした1980年作品がラ ウンダー・アーカイブ・シリーズで発表。(限定ラウンダー・アーカイブ・シリーズにつき、ライナーノーツ入 要の方はお申し出ください) |
各楽器別インストお勧め再入荷作品 |
(楽器につきましては、楽器本体やパーツから教則物ま で、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください) |
■ギター |
ROU-11622 TONY RICE『Bluegrass Guitar Collection』CD\2,573-(本体\2,450-) ブルーグラス・ギターに革命的な貢献をしたトニー・ ライス決定盤、自ら選曲・解説した現代ブルーグラス・ギターの究極ベスト20曲集。 RHY-1019 CLARENCE WHITE『33 Guitar Instrumentals』CD\2,573-(本体\2,450-) 確かに、「ジャンルを越えた20世紀の最も素晴らしい ギタリストの一人」に数えられるだろうクラレンス・ホワイトが遺したクロスピッキン練習テープ。クラレン スがドック・ワトソンを初めて知って衝撃を受けた翌年の1962年、すでにドックを越えたブルーグラス・ギ ターの基本をマスターしつつある時の貴重な録音。いずれも44秒から2分ちょっと、多くは1分台の短い録音 ながら、クラレンス・ホワイトという偉大なギタリストの呼吸、すなわちブルーグラス・フラットピッキンの真 髄を感じ取ることのできる素晴らしいアルバムである。 |
■バンジョー |
(ムーンシャイナー2005年6月号から連載の、チチ松村 「バンジョー祭り」お見逃しなく…!!) ROU-0121 BELA FLECK『Crossing the Tracks』CD\2,573-(本体\2,450-) ジャズ/クラシック界でも知られるようになった巨 匠、ベラ・フレック、1980年1月発表のデビュー・ソロ。オールドタイム・フィドル&バンジョー(サム・ブッ シュのフィドルと)から、スクラッグス、スウィング、そしてチック・コリアまで、ベラの現在に至る最初の一 歩、今のタッチやトーンとは違うけど、やはり、尋常の才能じゃないんだよね。 |
■マンドリン |
SH-3931 CHRIS THILE『Not All Who Wander Are Lost』CD\2,750- 21世紀、別次元に到達したブルーグラス・マンドリ ン。クリス・シーリ、2001年発表当時21才、フレック/ダグラス/ダンカン/サットン/ハウス&マイヤーら を従え、恐るべき才能、必ず聴くべし。音楽観や好みとは関係なく、60年を経たブルーグラスを核とするア コースティック音楽がどこまで来ているのか、それを、ぜひ知って欲しい。 |
■フィドル |
(ムーンシャイナー誌2005年5月号から「アメリカン・ フィドル物語」連載中!!) RHY-1017 SCOTTY STONEMAN『Live in L.A. with Kentucky Colonels』CD\2,573-(本体\2,450-) ブルーグラス・フィドルに大きな貢献を残し、1973年 3月4日、40才の若さで他界したスコッティ・ストーンマンの壮絶なフィドルが、ケンタッキー・カーネルズ のアグレッシヴなリズムでよみがえる名作LPが遂にCD化された。ブルーグラス・フィドル・インプロバイズの バイブル。 |
■ドブロ |
ROU-0538 ROB ICKES『Big Time』CD\2,573-(本体\2,450-) 2005年はIBMA最優秀ドブロをフィル・レッドベター に譲ったものの、ジェリー・ダグラスの8回に次ぐ、7回受賞のロブ・アイクス。ブルー・ハイウェイをバック にゲスト・ボーカルを散りばめながら、「これがブルーグラス・ドブロだ」集。 |
■ベース |
K2B2-6923 BUELLGRASS『Across the Tracks』CD\2,888-(本体\2,750-) ジャズ・ベーシストのビュエル・ネイドリンガーがリ チャード・グリーン(f)、アンディ・スタットマン(m)らと80年代に創ったジャズ・スタンダード集。 "Stardust"や"Caravan"、そして"Tennesse Waltz"などの全8曲。ベースはアンサンブルを支配する。 |
オールドタイム&フォーク新入荷 |
ROU-7062 APRIL VERCH『Take Me Back』CD\2,573-(本体\2,450-) Grand Slaque/All in a Night/I Still Cry/Tennessee Wagoner/Tom, Brad & Alice/Wings to Fly 他全14曲 現在ムーンシャイナー誌で連載中のアメリカン・フィドルのカナダ編で話題のエイプリル・バーチ の最新作。才人、ダーク・パウェルのプロデュースで、カナダ・オンタリオ州に伝わるオタワ・バレー・ スタイルのフィドルの継承者として、また、クレア・リンチやバディ&ジュリー・ミラーらの作品を キュートで透明な声で歌うシンガー、そして昨年のIBMAショウケースでは観客総立ちのスタンディ ング・オベーションを受けたアーティストとして米国のブルーグラス/フォーク界で注目の女性 フィドラーだ。その小柄なシャープな体で、カナディアン・フィドル独特の美しく透明感のあるスコットラ ンド系の旋律と切れのいいリズムのフィドルを弾きながらの激しいステップダンスは、一度見たら忘れられ ない。そこに、クリアな美声でブルーグラス・ソングライターの曲を歌うのだから、わたしもいっぺんにノッ クアウトされました。前作『From Where I Stand』(ROU-7046 \2,573-)ではカーター・ファミリー"I'll Be All Smiles Tonight"やジェシー・マクレイノルズ"Dixie Hoedown"のアドリブなどが印象的だったが、今作ではよりコンテンポラリーな曲を取り上げながら、 オタワ・バレー・スタイルを堪能させてくれる。フィドルや女性ボーカル・ファンにまったく新しい音とイ メージを経験させてくれるすばらしいフィドラー/シンガーだ。…実に美しい。 VAN-79521 JIM KWESKIN & JUG BAND featuring Maria Muldaur『Acoustic Swing: Vanguard Sessions』CD\2,573-(本体\2,450-) Jug Band Music/Somebody Stole My Gal/Rag Mama/Ukelele Lady/Memphis/Borneo/Morning Blues 他全20曲 4月はじめ来日するジム・クエスキンのベスト集。 ジャズやブルーグラスの底辺に流れ続けるアーリー・アメリカンなビートと陽気な喧騒など、そんな民衆ア ンサンブルが詰まったジャグバンド。19世紀から20世紀へ、大きく時代が変わるとき、アメリカ音楽もパー ラー音楽からストリングバンド音楽へスウィングしはじめる。そんな時代、ラグタイムやブルース、初期ジャ ズを無節操に詰めこんだ下世話な音楽がオハイオ河畔のケンタッキー州ルイビルで生まれた。ニューオーリ ンズからミシシッピ河を上ったブルースが北進しセントルイスやシカゴで花開いたのがジャズ、途中で東進 しオハイオ河を遡上したのがジャグバンドやブルーグラスに発展した、と考えるのも楽しい。そんなジャグ バンドを1960年代のフォーク・リバイバルで復活させたジム・クエスキン、故フリッツ・リッチモンドの ウォッシュタブ・ベースやジャグ、リズムに徹するビル・キースのバンジョー(キース・スタイルを発表した ばかりの彼が「何でリズムだけやネン!?」と当時は評判悪かったなぁ)、ジェフ・マルダー、そしてマリア・ マルダー。中に一時加わっていたリチャード・グリーンのフィドルもある。ブルーグラスやジャズ、カント リーなど、アメリカのアンサンブル音楽が好きな方の心の片隅にいつもある音楽、ジャグバンド・リバイバ ルの本家本元である。 SH-3988 SEAN WATKINS『Blinders On』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付) 今年2月で29才になったニッケル・クリークのギタ リスト、ショーン・ワトキンスの最新ソロ第3作は前作『26 Miles』(SH-3955 \2,573-)につづいて、彼と同世代の若者らしい詩的な世界を創っている。ジェ リー・ダグラス・バンドのゲイブ・ウィッチャーと妹サラのフィドルのほか、自身も含むドラムやエレキ、キー ボードなどを駆使したアコースティック・ポップといった風サウンドは、ほとんどブルーグラスのニオイ は感じない。自身の感性に正直に、アーティストとしての自覚のもと、オリジナルな音楽を自由に創ってい る。それでも、15曲のクレジットされたプログラムの最後にボーナスとしてラシャッド・イグルストンの チェロとともにフィドル・チューンをインプロバイズする。 LBCY-308 ROBINELLA『Solace for the Lonely』CD\2,500-(本体\2,381-) 現在アメリカーナ・チャートのベスト5にいる東テネ シーのノックスビル出身のシンガー/ソングライター、マンドリン奏者のクラッツ・コントレラスの妻、ロビ ネラの最新作、ん?…コントレラスといえば、バディ・スパイカーの右腕ビリー、そー兄弟だ。なんと、こんな ポップなバンドなのに、彼らのCCストリングバンドは地元で最優秀ブルーグラス・バンドに選ばれていると いう。ま、マンドリンとフィドルは大活躍だけど…、グリーンカーズもいることだし、ジャンル名なんかどー でもいいか。ノーラ・ジョーンズとマリア・マルダーをミックスしたような…、ジャズ、ファンク、ブルーグラ スが同居したような…、完全にジャンルを飛び越えてしまった、感じのいいハスキーな大人の女性ボーカルの登 場。 TECE-25595 なぎら健壱『裏技』CD\2,500-(本体\2,381-) ハイカラソング/復興節/アパッシュの唄/女給の歌/開かぬパラシュート/大阪の女 他全12曲 八面六臂の活躍で知られるカントリー/フォーク・シ ンガー、なぎらの最新作。35執念記念盤と銘打って、なにやら昭和中期へのノスタルジーか…。 |
カントリー新入荷 |
TOYU-10206 宮前ユキ & SNOW BALLS『Waltz of the Wind』\2,800-(本体\2,667-) お前とナッシュビル/The Water Is Wide/ちょっと気になるよ/Crazy/Jolene/The Rose 他全11曲 日本女性カントリー・シンガーとして1976年に本作 にも収められている「お前とナッシュビル」を含む『愛を知りし時』でメジャー・デビューした宮前ユキの最新 作。ドブロとアコースティック・ギターの響きを前面に出したハンク・ウィリアムズのタイトル曲を、ニュー ヨークのフィドル・フィーバーが解釈したような都会女性の視線を感じるセンスで表わす1曲目につづいて、ハ ンクのメロディーがそこかしこに感じられる日本語のオリジナルが見事な"Call My Name Again"から、"Salt Creek"を思わせるイントロでの日本語ツービート曲「愛しさ」、そして宮前のシグネチャー・ソング「お前と ナッシュビル」などなど、また、パッツィ・クラインからドリー・パートン、ベット・ミドラー、そしてディキ シー・チックスまで女性ボーカルの歴史を創ってきた女傑らのカバーなど、奥沢明雄のアコースティック・カン トリー・アレンジに乗せて、さすが30年歌一筋のベテラン、説得力のある歌を聴かせる。宮前のバンド、奥沢 (g,m)、村中靖愛(steel g)、渡辺茂(bs)、吉田宏治(drums)のスノー・ボールらの手馴れたバックアップ に、松田幸一(harmonica)、尾崎博志(d)、Dr. KyOn(piano)らがゲスト参加。ジャンルを越えた大人の女性 ボーカルとして、また、ドライブを内包したアコースティック・アルバムとしてお勧めである。 EMI-50671 THE LITTLE WILLIES『The Little Willies』CD\2,783(本体\2,650) Roly Poly/No Place to Fall/Roll on/Gotta Get Drunk/Tennessee Stud/Night Life/Lou Reed 他全13曲 ノーラ・ジョーンズのバンド、ハンサム・バンドの ベーシスト、リー・アレキサンダーが、ノーラやニューヨークの仲間たちと始めたリトル・ウィリーズのデ ビュー作。クラシック・カントリーやシンガー/ソングライター作品のカヴァー、とりわけウィリー・ネル ソンを、ということでバンド名もリトル・ウィリーズ。ハンクやボブ・ウィルス、エルヴィスからウィリー、タ ウンズ・ヴァン・ザントまで、カントリーをベースにスウィングやブルーズなど、古き良きアメリカン・ ミュージックの世界を見事に描き出している。ジム・キャンピロンゴの小粋で味わい深いギター、ノーラの ピアノがなんともいえない、いい感じをかもし出している。グラム・パーソンズとエミルー・ハリスのデュ エットを再現した"Streets of Baltimore"が秀逸。(宇野誠之) ARI-80271 ALAN JACKSON『Precious Memories』CD\2,783(本体\2,650) In the Garden/Are You Washed in the Blood/I'll Fly Away/What a Friend We Have in Jesus 他全15曲 当代カントリーの最高峰アラン・ジャクソン初のゴ スペル集。昔は名のあるカントリー・スターは必ずゴスペル・アルバムを作ったものだが、最近は絶えて久 しく聴かれなかったトップ・スターによるゴスペル。誰もが親しんだ名曲の数々を、ピアノ、オルガンとアコー スティック・ギター(ブレント・メイソン)の、シンプルななかに敬虔な静けさを感じさせるサポートで、お そらくアラン自身も少年時代に唄ったであろう、教会での真摯な姿を思いおこさせるヴォーカルに心洗われ る気がする。(宇野誠之) |
PEARL-6001 GARTH BROOKS『The Lost Sessions』CD\2,888(本体\2,750) カントリー界が生んだメガ・スター、ガース・ブルッ クス、公式に引退を表明してからも何かと話題に事欠かず、最近ではグラミー授賞式に奥方トリーシャ・イ ヤーウッドをエスコートして登場していた。キャピトルに残した音源の権利をすべて自分の手元にひきあげ、 アルバムもすべて廃盤となって久しいガースが未発表音源17曲を集めてリリース、インディー・レーベルに もかかわらずビッグセラーとなっている。シングル1位となった"Good Ride Cowboy"や、待望のトリーシャとのデュエット"Love Will Always Win"をフィーチュア、コンテンポラリー・カントリーの最高峰としての存 在感を十二分に示している。因みにガース・ブルックス、全米でのCDセールスの累計はなんと1億1600万 枚、ソロ・シンガーで彼の上を行くのはかの"キング"、エルヴィスだけという、まさに「メガスター」。(宇野誠 之) BCD-16699 CARL BUTLER & WEBSTER BROTHERS『I Wouldn't Change You If I Could』CD\3,255(本体\3,100) 40年代末から長きにわたって正統カントリーのスタイルを守り続けながらも、埋もれてしまった感のある カール・バトラーの、ベア・ファミリーからの復刻第2弾30曲集。ホンキー・トンク・スタイルの若き担い手 として売り出した54年から58年の、オーケー、コロムビア録音のすべて。シンプルだが味わい深いスティー ル・ギター、お約束どおりのピアノなど、古き良き時代のまっすぐなサウンドと、カールのバリトン・ヴォイス が実にマッチした、最高のカントリー・ソングが集まっている。特筆すべきはウェブスター・ブラザーズのハー モニー、伝統のブラザー・デュオ・スタイルをホンキー・ トンク・サウンドに融合させたヴォーカルが見事で、とりわけ、"Angel Band"などカールとのトリオによるゴスペルの素晴らしさは、筆舌に尽くしがたいものがあ る。弟オーディー・ウェブスターはのちにスタンレー・ブラザーズやチャーリー・ムーア&ビル・ネイピアなど とのレコーディングを残している。デイル・ポッター(f)、サミー・プルエット(g)、ドン・ヘルムズ(steel g)、ベニー・シムズ(f)、ハンク・ガーランド(g)、グラディ・マーティン(g)など、脇を固める凄いメンツの 呼吸も聴きどころ。"I'll Go Steppin' Too"や"Till the End of the World Rolls 'Round"など、フラット&スクラッグスがとりあげて以来ブルーグラス・ス タンダードとして今も残る名曲、ジム・イーンズが改作してレノ&スマイリーがカヴァーし、のちにリッキー・ スキャッグスがナンバー・ワン・ヒットさせた"I Wouldn't Change You If I Could"のオリジナル・ヴァージョンなど、興味深い曲が多数含まれる。(宇野 誠之) BCD-16787 HAL LONE PINE & BETTY CODY『On the Trail of the Lonesome Pine』CD\3,255(本体\3,100) かつてのジョージ・ジョーンズとタミー・ワイネッ ト、近くはティム・マグロウとフェイス・ヒル、カントリーの伝統のひとつである「ハズバンド&ワイフ」デュ エット、その草分けともいうべきハル・ローン・パインとベティ・コディ、50年代前半のクラシック音源30曲 集。メイン州生まれのハロルド・"ローン・パイン"・ブルーと、カナダはケベック州生まれのベティ・コディ、 結婚後、まずカナダで人気者となってアメリカに凱旋、RCAヴィクターでスター・デュオとして活躍、WWVAジャ ンボリーのヘッドライナーとして人気を集めた。シンプルだが味のあるエレキ・ギターとスティールにフィ ドル、ピアノ、アコーディオンなどが織り成す溌剌としたサウンドと、ヒルビリー・ムード溢れるハル・ローン・ パインのヴォーカルとブラザー・デュオにも通ずる夫妻のデュエット、ベティ・コディのヨーデルも交えて、 グッド・オールド・デイズのカントリー・サウンド全開、 若々しいエネルギーの勢いを感じさせるナンバーが揃っている。ニュー・ヨーク録音の後半には、チェット・ アトキンズ、ジェリー・バード、グラディ・マーティン、 ジョージ・バーンズなど、名だたる連中がセッション参加、厚みを増したサウンドを生み出している。因みに、 若くして不慮の死を遂げた天才ギタリスト、レニー・ブルーは夫妻の息子で、幼い頃から両親のステージでギ ターを弾いていたとのことである。(宇野誠之) |
カントリーお勧め作品 |
GOTT-025 RICKY SKAGGS『Waitin' for the Sun To Shine/ Highways & Heartaches』CD\2,888-(本体\2,750-) 1981年と82年、リッキー・スキャッグスのメジャー・ ブレイク作品。ブルーグラス出身という背景とノウハウをフルに活用、アコースティック風味のさわやかシ ンプル・カントリー・サウンドに仕上げ、立て続けにナンバーワン・ヒットを飛ばした当時の最も有名なアル バム2枚がCD1枚となっている。実に初々しく、さわやかなリッキーである。 SRCD-1001 VASSAR CLEMENTS『New Hillbilly Jazz』CD\3,150-(本体\3,000-)ボーナスCD-ROM付 Pan American/Golden Rocket/Gone Gone Gone/Sweet Kentucky Woman/Cajun Fiddle 他全13曲 ジャンルを超えたアメリカン・フィドルに大きな功 績を遺し、昨年他界したバッサー・クレメンツの89年作品が初CD化。ハンク・ウィリアムズやハンク・スノ ウらのカントリー名曲をゴキゲンにスウィング。ムーンシャイナー連載「ケイシのナッシュビル・リポート」 でおなじみ、四方敬士の最新作。 |
映像新入荷 |
COL-77301 BELA FLECK & FLECKTONES『The Hidden Land』DualDisc=CD+DVD(31分)\3,360-(本体\3,200-) インスト新入荷でA面であるCDを紹介しているのでご参照ください。さて、B面にあたるDVD作品の方は、 2005年1年間の休暇が明けて、1年ぶりのフレックトーンズ・リハーサル物語…。フレックトーンズの歴 史や考え方などを紹介しながら各人のキャラクターや楽器をネタに、マジとジョークが半々のフィクショ ン・ドキュメント!?!? なんと、サム・ブッシュが警官役で登場、クロウハンマー・バン ジョーを弾きなが らIBMAアワード・ショウで聴かせた"Rabbit in a Log"をベラとワン・コーラスをデュエットするなど、「…役者やのぅ」。謎のベン・フランクリン役はブルー グラス・プロデューサーとしても知られるビル・ボーンディックほか、ザ・ダックスの女性ふたりやケー シー・ドリーセンほか、チョイ役の顔ぶれも楽しい。最後には若者たちを相手に音楽の創り方を見せながら、 学生を相手にしたライブの2曲も、当然ながら、実に気持ちよく聴かせてくれる。フレックトーンズ結成か ら17年、毎年200日ものライブを重ねてきた彼らが行き着いた、実に居心地の良さそうなミュージック・コ ミュニティーを垣間見ることができる。「リージョン1」表記となっているが、通常のDVDプレイヤーでも視 聴可。CDのオマケだが、十分に値打ちがある。 UNI9872949 SCOTTY MOOR & FRIENDS 『a Tribute to the King』DVD(1時間20分)\2,783-(本体\2,650-) 1954年、テネシー州の西端、メンフィスでデビュー したエルビス・プレスリー、間違いなくアメリカ音楽の歴史を変えたスーパースターだ。その最初のセッ ション以来、エルビス・サウンドを支えてきたギタリスト、今年74才のスコッティ・ムーアが超豪華ゲスト を迎えてのエルビス・トリビュート・ライブ。1曲目にマーク・ノップラーの"Blue Moon of Kentucky"ではじまる、初期ロカビリーに関しては本国アメリカ 以上のリスペクトを払う本物志向の強いイギリスならではの、音楽的に濃いすばらしいプレスリー・トリ ビュートに仕上がっている。ノップラー2曲、エリック・クラプトン3曲、アルバート・リー4曲、スティー ブ・ギボンズ4曲(フェアポート・コンベンションもバックアップで登場)、ロカブルースしちゃうマーティ ン・テイラーのインスト3曲(ソロの"Tennesse Waltz")ほか、初期ロカビリーを標榜するポール・アンセルが7曲、マイク・サンチェスが3曲、ピンク・フ ロイドのデビッド・ギルモア1曲など全27曲、エルビスとスコッティに捧げられる大ロカビリー大会。20世 紀を生きてきた少年たち、誰もが知っているアメリカン・サウンドである。スコッティに敬意を払ったロカビ リー・ギターと、ピート・プリッチャードのスラッピング・ベースが快感だ。ライブ・コンサートではあるが、 アメリカ的ショー番組のように作為的でなく、淡々と(真剣に)音楽が続く構成がとてもいい。 COL-52573D GRETCHEN WILSON『Undressed』DVD(51分)\2,573-(本体\2,450-) Skoal Ring/Tonight the Bottle Let Me Down/One Bud Wiser/MuleSkinner Blues/Outtakes 他全11曲 現在もっともホットな女性カントリー・シンガー、グ レッチェン・ウィルソンのドレッシングルーム・セッション、米国でよくやる典型的なピッキン・パーティー だ。自身のツアー・バンドとの、実に「普段着=アンドレス」なアコースティック・セッションで、もちろん撮 影のために作られているのだが、そんなことを感じさせない、ビールを片手に、ライブなそして日常的なジャ ム・セッションの雰囲気に仕上げている。バンド・メンバーがソロを歌ったり、失敗もそのまま、途中からケ ニー・チェズニー・バンドのメンバーのバンジョーが加わってのブルーグラス・セッション、きっと、しょっ ちゅうこんなことをやっているのだろう。2004年5月のデビュー・シングル"Redneck Women"がカントリー史上初の新人シンガーによるナンバーワンとなったシ ンデレラ・シンガー、その分厚いレッドネック・ボーカルからジャズまでこなしてしまう見事な歌唱力、 "MuleSkinner"にキッチリとハーモニーを付けてくるキャリアを物語る音楽性など、その存在感は圧倒的だ。 CDやライブとは違うアコースティックで、途中からはブルーグラス・セットになるのだが、メンバー全員は フィドルとドブロも含めてブルーグラス修業中のカン トリー・バンドながら、グレッチェンのすばらしいボーカルに負けないサウンドを創る手腕はさすがだ。1973 年、16才の母親のもとに生まれ、2才で父親に捨てられ、学校は中学まで貧しさの中で育った彼女、14才か らコックとバーテンダーとして母と同じ店で働きはじめたという、カントリー伝説を地で行く彼女の人柄がその まま現われたようなすばらしいDVD映像作品だ。 UNI9884532 OLIVIA NEWTON-JOHN『Video Gold 1&2』DVD2枚組 \3,780(本体\3,600) メーカー宣伝コピーに曰く、「20世紀最高のポップア イドル、オリビア・ニュートン・ジョンのまさにベスト・ ビデオ・コレクションと言うべきスーパーDVD2枚組! 過去に発売されたビデオ作品『Physical』等に収録されていたミュージック・ビデオを完全収録。その他にも ビデオ作品『Olivia in Concert』に収録されていたライヴ映像など、貴重な映像を収録」とある。 |
映像ものお勧め作品 |
■DVD |
MH-1063 DOYLE LAWSON『Through the Years』DVD\3,990-(本体\3,800-) 2004年春、ドイル・ローソン&クイックシルバーが 結成25周年を祝った(ムーンシャイナー誌2004年9月号に詳細)。「School of Bluegrass」と呼ばれるクイックシルバー、本作は歴代のメンバーが一堂に会した豪華 な記念コンサートから、全32曲2時間に及ぶ素晴らしいライブ映像。1980年代以降をリードしたスマートな ソリッドグラスが堪能できる。 FGM-1008D WYATT RICE, DAVID GRIER & KENNY SMITH『Live in Concert』DVD\4,725-(本体\4,500-) John Hardy""Tennessee Waltz""Wildwood Flower""Black Mountain Rag"他20曲。 フラットピッキン・ブルーグラス・ギターの美味し いところを凝縮した1時間のライブ・コンサート。自由自在なインプロバイズのデビッド・グリア、その多彩な コード感覚で粘りのあるメロディック奏法のケニー・スミス、トニーの弟で兄以上にトニー・ライスらしいワイ アット・ライス、3人のトリオ・ライブ。 ROU-0526D EARL SCRUGGS, DOC WATSON & RICKY SKAGGS『The Three Pickers』DVD\3,675-(本体\3,500-) 2002年12月、ノース・カロライナで収録された超豪 華巨匠競演ライブ映像。3人の他にリッキーのケンタッキー・サンダーとスクラッグスのファミリー&フレン ズ・バンド、そしてゲストにアリソン・クラウスが登場する。1時間以上のコンサートと、22分に及ぶドキュ メントがボーナスとして収録。 VES-13058D TONY RICE『Video Collection』DVD\4,148-(本体\3,950-)(62分) フラットピッキンのスリルと興奮。3種類のセット で構成されており、1つはブッシュ+フレック+ダグラス+オコナー+シャッツを従えたオールスター・ ジャムの4曲、2つ目はグリスマンやスキャッグス他とのジャムが2曲、そして3つ目にジミー・グドロー、 リッキー&ロニー・シンブキンズらとのトニー・ライス・ユニットが9曲。 VES-13082D DOC WATSON & DAVID GRISMAN『In Concert』DVD\4,148-(本体\3,950-)(70分) 名作CD『Doc & Dawg』(ACD-25 \2,750-)のツアー・ライブを収録した素晴らしいコンサート・ビデオ。米 国弦楽器界の巨人2人による深ーいアメリカン・トラッドの真髄を、素晴らしいトーンと共に、ジックリ お楽しみ下さい。 SHDVD-4492 V.A.『A Gospel Bluegrass Homecoming, Vol.1』DVD\3,675-(本体\3,500-)(90分) SHDVD-4493 V.A.『A Gospel Bluegrass Homecoming, Vol.2』DVD\3,675-(本体\3,500-)(90分) もっとも成功したクリスチャン・シンガーのひとり、 ビル・ゲイサーがホストとなり、ブルーグラス・ゴスペルを紹介する2部からなるDVD作品(ボーナスの カーター・ファミリー・トリビュートが凄い!!)。2巻ともに出演するドイル・ローソン&クイックシルバー、 ラルフ・スタンレー、リッキー・スキャッグス、マーティ・ステュアート、デル・マッカーリー、ニッティ・ グリティ・ダート・バンドなどの他、第1巻にはナッシュビル・ブルーグラス・バンドやロンダ・ビンセン ト、第2巻ではマウンテン・ハートやルイス・ファミリーが登場、清く正しい、アメリカン・ゴスペル・エ ンターテイメント。 SKFR-1005 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Soldier of the Cross, the Concert』DVD\3,098-(本体2,950-) ブルーグラス界最重量級のライブ・バンド、ケンタッ キー・サンダーを率いてリッキー・スキャッグスが2001年1月、ナッシュビルのギブソン・カフェでアル バム『Soldier of the Cross』発売記念で聴かせるバリバリのブルーグラス・ライブ全11曲。ビル・モン ローの"Get Up John"や"Walls of Time"のほか、ゴスペルを中心に完璧なブルーグラスを堪能させてく れる。 FGM-1010D BRYAN SUTTON, JIM HURST and TIM STAFFORD『Live in Nashville』DVD\4,725-(本体\4,500-) IBMA最優秀ギタリストでトップ・セッションマン、ブライアン・サットン、同じく2年連続受賞の ジム・ハースト、そして無冠ながら、抜群のアレンジ能力でAKUSサウンドを確立したといわれ、現在 はブルー・ハイウェイで活躍するティム・スタッフォード。ブルーグラス・ギターの現在を代表する トップ・ギタリスト3人のライブ共演。 Temperance Reel/Deep River Blues/Forked Deer/Texas Gales/St.Anne's Reelなどの他、全18曲。 ROU-0515D ALISON KRAUSS『Live』DVD2枚組\3,308-(本体\3,150-) アリソン・クラウスとユニオン・ステーション、初の映像作品。彼女の出現が現在の米国ブルーグ ラスの大ブームを生んだと考えてもいいと思う。日本では想像もできない盛り上がりを見せる米国 のブルーグラス・シーン、そのトップランナーの「今」が見ることができる。ケンタッキー州ルイビ ルで2002年収録、現在もっとも完璧なアコースティック・アンサンブルの一つである。その強烈な 集中力が生む緊張に包まれたステージをお楽しみください。 |
教則もの新入荷 |
FGM-10.2 Flatpicking Guitar Magazine『Jan./Feb.2005』CD+Book\2,625-(本体\2,500-) CD付きの隔月刊フラットピッキン・ギター誌の最新号。今回はレンジャー・ダグをカバーストー リーに「ウェスタン・スウィング」大特集。あの憧れのソック・リズム、スリーコードにつぎつぎと経過音とし てのコードを加えていくスウィング・ノウハウが丁寧に解説している。ギターの可能性を広げたいブルーグ ラス/フォーク/カントリーの人たちにお勧めだよ。フラットピッキン満載の90頁+CD。 クレイ・ジョーンズがカバーストーリーの前号(FGM- 10.1 CD+Book\2,625-)も在庫している。 |
教則ものお勧め |
SHDVD-2004 CLARENCE WHITE『Guitar Workshop DVD + Appalachian Swing』DVD+CD\5,460-(本体\5,200-) Wildwood Flower/Crawdad Song/I Am a Pilgrim/Soldier's Joy. きわめて限られた映像しか残されていないクラレンス・ホワイト、その中でも、もっとも貴重なク ラレンスのギター・ワークショップの映像がDVD化。今回のお宝は、人気テレビシリーズ『Andy Griffith Show』の1961年のテレビ出演部分、そしてB級映画『The Farmer's Other Daughter』のバックバンドとして3曲、若かりし頃のケンタッ キー・カーネルズを見ることができる。ワークショップ本体は24分、また本作、ギター名盤CD 『Appalachian Swing』とのボックスセットでの発売であることをご承知おきください。改めて、29才 の若さで逝った天才ギタリストのトーンとタイミングのすばらしさをじっくりと目で確かめておき たい。今回入荷もメーカー残数些少という連絡が入っている…。 HICKS-1D BOBBY HICKS『Teaches Fiddling』DVD\4,725-(本体\4,500-)(45分) Cheyenne/Faded Love/Country Boy. 1950年代、一連のビル・モンロー・インスト名曲の録音に参加したボビー・ヒックス(72)、その バーサタイルなフィドル・スタイルを教えてくれる中級者向け教則ビデオ。これを本当にこなすの はとても難しいですが、初級、中級、上級関係なく、偉大なアーティストのフィドルに触れるチャンス です。ブルーグラス・フィドラーを志す人には強力お勧め。 |
楽器、その他… |
PICKY MANDOLIN F-STYLE BY HOT LICKS \262,500 (本体\250,000)ライトケース付[新着] 神戸の楽器工房ホットリックスのFスタイル・マンド
リンのハイ・コスト・パフォーマンス・モデル、ピッキー・マンドリン入荷。DAN
SIBSAN氏によるデザインなシンプルでコスト削減に成功。上級モデルと同様に
ハンドメイドによる単板削出し、クラフトマンシップに則った丁寧な仕事は変わりません。アディロンダッ
ク・メイプルとタイムレス・テインバーのハード・メイプルという理想的な組合せ。ラッカー・フィニッシュ。
じっくりと弾き込むほどに鳴りが良くなると期待できます。今回のみ本来オプションのピックガード、アー
ム・レスト、ライトケース込みでこの価格。 『大阪バンジョー祭りVol.1』のプロデューサー、チ チ松村がエンドースするウクレレ・バンジョー。このほか、米国ディーリング社製超軽量「グッド・タイム・ バンジョー」(OPEN BACK \71,400-, RESONATOR BANJO \89,250-)など、変り種バンジョーが人気です。 |
輸入雑誌 |
(以下の3誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト等 の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白さをいかがですか) |
■バンジョー・ニューズレター誌 各\525- 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから『MP3』で音の入手可!!)、 バックナンバー(探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探し ます)もお問い合せ下さい。 BNL-05/12 最新12月号 \525- バンジョー・ネック製作で有名なフランク・ニートのカバーストーリーとインタビューのほか、タ ブ譜はアール・スクラッグスは"Pike County Breakdown"、ビル・エバンス"Long Journey Home"、トム・アダムズ"Free Bird"ほか、クリスマス曲多数。その他バンジョー情報満載の52頁。 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\525- 米国の最大、つまり世界最大のブルーグラス月刊専門誌。探しておられる記事などバックナン バーもお問い合わせください。…ヨロシク。 BU-05/01 最新1月号 \525- 1月号恒例の2006年ブルーグラス・フェス・リスト (なんと、全米のブルーグラス・フェスは500以上!!)のほか、昨年夏70年目を迎えたゲイラックス・フィド ラーズ・コンベンションの写真リポートや、60年代のユニオン・グローブなど、さまざまなフェスを特集と、 さまざまなコラムに情報満載で、米国ブルーグラス事情を知る128頁。 ■オールドタイム・ヘラルド誌 各\945- 内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・ トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。 OTH-1001 2005年秋号 \945- 第10巻第1号は、今「旬」のフォッグホーン・ストリングバンドのカバーストーリー、ヒップス ターとパンクロックとオールドタイムの未来、アメリカン・ステップダンスのアフリカ起源ほか。 OTH-1002 最新05年冬号 \945- 最新第10巻第2号は、ギターのブレイシングに関してラダー・ブレイシング探求、ウェスト・バー ジニアのフィドラー、レスター・マッカンバーズと細君リンダ(ともに1921年生まれ)の物語。ギブ ソンL-3ギターのピックガード修理ほか、超充実のレコード・レビューやニュースなど、アメリカ白人 系ルーツ音楽研究に欠かせない54頁。 |
月刊『ムーンシャイナー』 |
1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、23年目です。 |
■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300- お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バック ナンバーも含めて、いつからでもご自由です。 ■ムーンシャイナー・ファイル:\525- ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるロゴ入り特製フォルダー。 ■バックナンバー:各¥525-。 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。 MS-2304 最新3月号(通巻269号)\525- ルイーズ・スクラッグスとジャネット・カーターの追悼特集、3月号恒例の2005年発表レコード総 括、ロッキートップの25年を振り返って、ブルーグラスと人形劇「うれしたのし」、ジム・クエスキ ン来日、大阪バンジョー祭リポート、その他、日米のあたらしいブルーグラスとオールドタイムの動き満載で す。 |
B.O.M.ご利用方法 |
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▼ 『B.O.M.オープンハウス』は、毎月最終日曜です。1時から5時まで、B.O.M.サービスに皆さ んお待ちしています。 もちろん月曜から金曜まで10時から5時までいつでもお気軽にお越しください。道順などはお 問い合わせ下さい。阪急、JR宝塚下車徒歩5分です。…Y'all Come!! |
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