◆10月８日は『宝塚秋フェス』です。焚き火を囲んでの ステージやジャムを計画しています。詳しくは、http://www.bomserv.com/TBF/fall/fall2005.htmにて…。 秋の夜長、今年最後の宝塚フェスで遊びましょ!!

◆10月の『B.O.M.オープンハウス』は、都合で休ませ ていただきます。また10月24日から11月2日ま でIBMA参加のため不在となり電話でのお問い合わせをお受けで きません。出荷も期間中は休ませていただき ます｡メール、ファックスでのご注文お問い合わせはいつもの通り 24時間受け付けています。

◆ムーンシャイナー最新10月号は、９月にケンタッキー で開かれた第１回ブルーグラス・シンポジウムのリポートと「ブルーグラス学問のススメ」、ビル・モンローのマ ンドリン「安住の地へ」、チェリーホームズ、太田雄二「あ の時、このアルバム、その１曲…」、馬場章介「フリーグ ラス57」他、

　定期購読は、１年間（12冊）\6,000-半年間（６冊） \3,300-。また、お友達にも、ぜひお勧め下さい。…なにとぞ、なにとぞ、年契をよろしく!!

　今月は（も!!）強烈です。近年のブルーグラス界、とっ てもすごい、大爆発です…。

MEG2-50775 EARL SCRUGGS『His Family and Friends』DVD+CD\3,255-（本体\3,100-）

　大変だぞーー!!衝撃的なボブ・ディランとのアット ホームなジャムではじまる1971年の幻のフィルム『Earl Scruggs: his Family and Friends』がついに陽の目を見たぞ!!　映像新入荷参照。

SKFR-2014 CHERRYHOLMES『Cherryholmes』CD\2,573-（本体\2,450-）

　IBMAアワード史上初、新人賞とエンターテイナー賞 にダブル・ノミネート、噂のファミリーバンド、チェリーホームズのスキャッグス・レコード・デビュー作。 ムーンシャイナー!0月号特集、ブルーグラス新入荷参照。

SH-4007 DOLLY PARTON 『Those Were the Days』CD\2,573-（本体\2,450-）

　なななんと!?ドリー・パートンが「風に吹かれて…、 花はどこへ行った？」ほか、60〜70年代のフォークや超有名スタンダードのカバー集。凄い参加メンバー など、詳細はブルーグラス新入荷参照。

KOCH-9847 JERRY DOUGLAS『The Best Kept Secret』CD\2,888-（本体\2,750-）

　ジェリー・ダグラスの最新作が準メジャーのコッチ に移籍して発表。詳細は来月。

SF-40158 LILLY BROS. & DON STOVER『Bluegrass at the Roots; 1961』CD\2,888-（本体\2,750-）

　９月18日、ミッチェル・ビー・リリー(83)が亡くなった。ブルーグラス発掘新入荷参照。

CO-2740 CURLY SECKLER『That Old Book of Mine』CD\2,573-（本体\2,450-）

　大名盤、個人的には70年代のトラッドグラス最高傑 作と思っているカーリー・セクラー『Sings Again』が再発!! ブルーグラス発掘新入荷参照。

COL-90908 JUNE CARTER CASH『Keep on the Sunny Side; Her Life in Music』CD２枚組\3,990-（本体\3,800-）

　2003年５月15日、73才で他界したジューン・カーター、マザー・メイベルの娘にしてジョニー・キャッ シュの妻、カントリー発掘新入荷参照。

COL-92083 JON RANDALL『Walking Among the Living』CD \2,079-(本体\1,980-)（歌詞付）

　サム・ブッシュ・バンドで来日以来、さまざまなキャ リアを積んだジョン、再度メジャー挑戦。カントリー新入荷参照。

PBS-0516 CARTER FAMILY『Will the Circle Be Unbroken』DVD\3,675-（本体\3,500-）

　全米公共TVネットPBSで放映された「カーター・ファ ミリー物語」のDVD版。映像新入荷参照。リジョンコード1のため日本国内向けDVDプレーヤーではかからないことが判りました。リジョンコード1のDVDプレーヤー、パソコンなどでご利用ください。

SH-4007 DOLLY PARTON 『Those Were the Days』CD\2,573-（本体\2,450-）

Blowin' in the Wind/Where Have All the Flowers Gone/Me & Bobby McGee/Cruel War/Turn,Turn,Turn/If I Were a Carpenter/Both Sides Now/Imagine 他全12曲

　もっとも有名なアメリカ女性シンガーのひとり、ド リー・パートン。近年のブルーグラス志向で悠々自適の音楽活動をつづける彼女の最新作は上記、60〜70年代 フォーク名曲ほか、どこかで聴き覚えのある有名曲のカバーを、ジュディ・コリンズやロジャー・マッギン、 ユサフ・イズラム（＝キャット・スティーブンス）やク リス・クリストファーソンらのオリジネイターらに、ノーラ・ジョーンズ、キース・アーバン、ニッケル・ク リーク、ロンダ・ビンセントやアリソン・クラウス、ミンディ・スミスらの若手をボーカル・ゲストに迎えた豪 華版。バックには自身のツアー・バンドとザ・グラスカルズの面々のほか、ゲスト出演としてリストアップさ れているのはサム・ブッシュ、ステュアート・ダンカン、 デビッド・フォスター、トニー・ライス、ブライアン・サットン、クリス・シーリ、イリヤ・トシンスキ（ベー リング・ストレイト）…。１曲目、ビートルズの全面バッ クアップでデビューしたメリー・ホプキンを迎えてのハッピーな「悲しき天使」はイリヤとサム、そしてドブ ロのアンディ・ホールが早速キメてくれ、２曲目のニッケル・クリークとの「風に吹かれて」はザ・グラスカル ズ、３曲目はノーラ・ジョーンズとの「花はどこへ行った…」。凄いですわ、バックのアレンジ、そしてドリー の歌唱力と存在感!!　どの曲も昔聴いた懐かしいメロディー、それを軽いポップ風ブルーグラス・サウンドで 聴かせてくれる、こりゃいいわ。最後はジュディ・コリンズとロンダ・ビンセントを従えた「青春の光と影」か ら、テルライド・フェス30周年DVDでのベラ・フレックのバンジョー・ソロも感動的で凄かったけど、デビッ ド・フォスターのピアノをバックにした「イマジン」。前作『For God and Country』(WMG-79756 \2,573-)での星条旗を身につけた保守愛国派のイメージを一掃 するようなリベラルな曲の数々、…彼女も時代を生きているんだ。とても楽しめる、さすがアメリカン・エ ンターテイメントの女王ならではの秀作である。

　ちなみにドリー、近年のブルーグラス志向の作品は 以下のとおり。『Heartsongs: Live from Home』(MME-70050 \2,573-)、『Grass Is Blue』(SH-3900 2,573-)、『Little Sparrow』(SH-3927 \2,573-)、『Halos and Horns』(SH-3946 \2,573-)、『Live and Well』(SH-3998 CD\2,888- SH-3998DVD\2,888-)。

SH-4006 TIM O'BRIEN『Fiddler's Green』CD\2,573-（本体\2,450-）

Look Down that Lonesome Road/Foreign Lander/Long Black Veil/In the Early Morning Rain 他全12曲

　先月号で紹介したアメリカ南部をテーマにした『Corn Bread Nation』(SH-4005 \2,573-)と対のシリーズとして発表された最新作。これが、すごい!!今 回はアパラチアン・ケルトをテーマに、トラッドの"Pretty Fair Maid in the Garden"から、オリジナルでのブルーグラス、トラッドグラス・ライターで知 られるピート・ゴーブル作品を見事なケルト・バラッドに仕立てたり、ジョン・ドイルやシーマス・イーガ ンらソーラス人脈のアイリッシュ風味のインスト、ゴードン・ライトフットの"Early Morning Rain"まで、そのどれもがティム・オブライエン色に見事に染 まったさわやかでホットで、明るくて陰影の濃いすばらしいアルバムに仕上げている。ダーク・パウェル、 ジェリー・ダグラス、ケーシー・ドリーセン、ダン・ティ ミンスキ、チャーリー・クッシュマン、ジョン・モック、デニス・クロウチ、エドガー・マイヤー、クリス・ シーリらジャンルを超えたスーパーピッカーらがゲストで脇を固める。ステュアートとクリスを従えたド・ オールドタイムなんて、メチャ贅沢だぞ。現在、アメリカン・アコースティック音楽界の最先端をいくティ ム・オブライエン、ブルーグラスやオールドタイム、アイリッシュなどを超えた新しいアパラチアン・ケルト の秀作、とても、とても、ホント、すばらしいアルバムだ。

SKFR-2014 CHERRYHOLMES『Cherryholmes』CD\2,573-（本体\2,450-）（歌詞付）

How Long?/Workin' Man(Nowhere to Go)/Tallahassee/Workin' Girl Blues/No One to Sing for Me 他全14曲

　信じられますか？ブルーグラスをはじめて、楽器を 触りはじめて、たったの６年、13才から21才の姉妹兄弟と父母の一家がIBMAアワード史上初、新人賞と最高 の栄誉であるエンターテイナー賞にダブル・ノミネートですぞ…!!。長女を亡くすという悲劇に見舞われた チェリーホームズ一家が家族の団結と目標にしたのがブルーグラスをすること。まったくブルーグラス経験、 そして多くが楽器経験すらなかった彼らが周りに励まされながら、現在は年間300日のツアーデイト、そして IBMAの最高賞にまでノミネートされるに至る、まさに「アメリカン・ドリーム」を体現したようなファミリー、 アメリカ人が好きなパターンです。でも、それだけじゃなく、子供たちが、ほんとうに凄いから驚く。最年少の 13才、モリー・ケイト(f)のフィドルの凄さはすでにロンダ・ビンセントのDVDビデオなどでご存知だろう。15 才のスキップ(g)も強いビートとリードギター、17才のB.J.(f)はリード・ボーカリストとしても成長、21才 のシア・リー(bj)はすでにIBMA最優秀女性ボーカルの一角を占める。母、サンディが歌うヘイゼル・ディッケ ンズの名曲"Working Girl Blues"、苦労しただろう彼女の万感の思いが伝わる。カバーは他にNGDBとルー ビンから一曲ずつ、そしてビル・モンロー・インストを完璧な兄妹ツイン・フィドル以外はオリジナル曲。最晩 年のジミー・マーティンの傍でブルーグラスの本質を学んだという一家、一見すると伝統的なヒルビリー・ ファミリーを売り物にする彼ら、父の腕の刺青と母の新品のサム・ブッシュ・モデル・マンドリンに、元ヒッ ピーの面影を感じるのは気のせいだろうか…？いずれにせよ、この子供たち、全員が只者ではない才能を披露 して、今のキツーイ・ビートのブルーグラスを堪能させてくれる。彼らの物語はムーンシャイナー最新10月号 特集にて。

JBB-004 JAPANESE BLUEGRASS BAND『Blue Moon（蒼き月）』CD\2,500-（本体\2,380-）

Blue Moon in Your Eyes/Someone Took My Place with You/Waltz You Saved for Me/I Never/Cherokee Shuffle/I Wonder Where You Are Tonite 他全13曲

　宮崎勝之(m)、笹部益生(g)、ジミ赤澤(f)、吉田悟士 (bj)、今井達也(bs)といった日本のトッププレイヤーがオクラホマ・インターナショナル・ブルーグラス・ フェス出演のために結成されたバンド、請われて毎年渡米、すでにアルバムはこれで４枚目になる。笹部の ボーカルと宮崎、赤澤、吉田のすばらしい間奏を聴くスタンダード曲はもちろん、赤澤がオリジナルを３曲提 供、新しい境地を拓こうとしている。ムーンシャイナー誌９月号で、赤澤がバンドの歴史やオリジナル曲作り の難しさなどを寄稿、特集しているのでそちらとともにお楽しみください。

SKFR-2013 KEITH SEWELL『Love Is a Journey』CD\2,573-（本体\2,450-）（歌詞付）

Shambles/Sawdust Hill/Ripples of the Water/A Man Out of Me/When Love Came Down 他全12曲

　1991年のリッキー・スキャッグス・バンドを皮切り に、マーティ・ステュアートやビンス・ギルのバックを勤め、2002年からディキシー・チックスの「Top of the World ツアー」、2004年にはジェイムズ・テイラーとジェリー・ダグラス・バンド、そして今年はサム・ブッ シュ・バンドのギタリストとして知られるキース・ソウェルのデビュー作。その経歴が証明するように幅広 い音楽性を持ったブルーグラス・ミュージシャンである。スキャッグス最新作のタイトルにも使われた "Brand New Strings"をはじめ、スティーブ・ウォリナーやBR5-49、ソニヤ・アイザックらに曲を提供して いるソングライターでもある彼が、強烈なアンディ・レフトウィッチ(f,m)とSBBの仲間、スコット・ベスタル (bj)、バイロン・ハウス(bs)を基本セットに、スキャッグス、ブッシュ、ダグラスらをゲストに迎えたニューグ ラス作品。曾祖父の代からのフィドラーの家系に生まれ、赤ん坊のときからブルーグラスに囲まれて育った というマルチプレイヤーでもある彼が、長年の下積みを経てようやく発表した初めてのソロ・アルバムは、グ リーンカーズなどにも通じるさわやかな手触りを持ったすばらしいニューグラス作品だ。なお、CD付きフラッ トピッキン教則誌『Flatpickin' Guitar Magazine』の５／６月号(FGM-9.4 Book+CD\2,625-)で、キースのカバーストーリーとタブ譜がある。

REB-1816 STEEP CANYON RANGERS『One Dime at a Time』CD\2,573-（本体\2,450-）（歌詞付）

Waiting to Hear You Call My Name/Ghost of Norma Jean/Evangeline/I Can't Sit Down/Hold On 他全12曲

　トラッド・ブルーグラスの王道ノウハウを継承しな がら、若者たちの集まるジャムバンド／ジャムグラス市場でも人気のスティープ・キャニオン・レンジャーズ、 レベルからの最新第２作。デル・マッカーリー・バンドをやめたばかりのマイク・バブがプロデュース、そのス トレート・ブルーグラス・スピリットを叩き込んだ作品となっている。エミルーの「Evangeline」も見事なト ラッドグラスに変身するほか、ウェイド・メイナー曲とタイトル曲の３曲以外はオリジナルだが、いずれもト ラッドグラスの伝統を踏まえた作品だ。コロラドのオープン・ロードと同様、ストレート・ブルーグラスを武器 にロックも含めた新しい若者のマーケットで奮闘する彼ら、ノース・カロライナ出身という地の利を生かした若 手トラッドグラス・バンドである。

VRCD-359 WILLIAMS & BRAY『Bluegrass Hoedown』CD-R\2,888-（本体\2,750-）

Dance All Night with a Bottle in Your Hand/Chinese Breakdown/Redwing/Golden Slippers 他全18曲

　趣味の良いスリーフィンガー・バンジョーと、シンプ ルなフィドルとマンドリンで作られたフィドル・チュー ン集。そう、「ブレイ」ってあのブルーグラス・ジェントルメン（レッド・クレイブンス＆ブレイ・ブラザーズ） で活躍していたハーリー・ブレイです。彼の素朴だがメロディーをキッチリと捉えたバンジョーに奥さんシェラ のギター、そして、西海岸のシアトル初のブルーグラス・バンドを作ったビビアンのフィドルとその夫フィ ル・ウィリアムズのマンドリンとベース。有名アメリカン・フィドル・チューンを中心に、17世紀のイングリッ シュ・ジグや18世紀のスコティッシュ、フレンチ・カナディアン、ポルカやワルツなどのレパートリーを、 淡々と、そして徐々にホットに演じる。地方のダンス会場で引っ張りだこの彼ら、フィドル・チューンの正し い!?楽しみ方を教えてくれるセンスのいい作品です。メロディーを覚えるまで何度も聴いていると段々と体が、 そして指が動き出しますよ。

PC-1146 MICHELLE NIXON『What More Should I Say?』CD\2,573-（本体\2,450-）

I Know Rain/Blue Kentucky Girl/Tree of Hearts/Roses in the Snow/Leavin's Heavy on my Mind 他全12曲

　バージニア育ちのミシェル・ニクソンの最新第３作は 自身のバンド、ドライブの若手バリバリ・ピッカーらをフィーチャーした強烈な今風ブルーグラスと、アイドル だというエミルー・ハリスの名曲カバー、マール・ハガードやスキップ・ユーイングらのカバー、また、カン トリースターのビル・アンダーソンとのデュエットなど、盛りだくさんな内容。シーリ以降のジェイミー・ ハーパー、バンクリーブ風のジャステン・へインズ、ロール命のジェイソン・デイビス、そしてソングライ ターとして曲の提供もするパトリック・ロバートソン(g)ら、若いブルーグラスとお母さんシンガー。

GT-0349 NASHVILLE MANDOLINS『Best Seller, at Their Best』CD\1,575-（本体\1,500-）

Sunny Side of the Mountain/Red River Valley/Keep on the Sunny Side/Shenandoah/What a Friend We Have in Jesus/Beautiful Dreamer/Swing Low 他全25曲

　いわゆる、ショーもない廉価盤としてレコード屋さ んの餌箱を飾る、"Best"とか"Greatest"とかのヒット物。たしかに、ミュージシャンのヤッツケ仕事なのだ が、これが実に、ブルーグラスの場合、名を隠した一流ミュージシャンだったり、内容に関しても名前を出さ ない分、メロディーに忠実でありながら基本的な崩し方を聴かせてくれることがある。本作もそれ。「誰」と 推測できるような特徴は出していないので不明だが、マンドリンの音質も鳴らし方も唄い方も十分。バック にはバンジョー入りブルーグラスやスティール・ギターやピアノ入りカントリーの混成バンドを曲ごとに 配して、有名曲ばかりシンプルに美しく（疲れないように）聴かせる。４枚シリーズで各25曲ずつ、癒し向き BGMとして、また初心者のお勉強にもお勧めである。

CO-2740 CURLY SECKLER『That Old Book of Mine』CD\2,573-（本体\2,450-）

　70年代トラッドグラスの超大名盤！カーリー・セク ラー『Sings Again』が再発だぞ!! …この７月11日に他界したビリー・エドワーズ(bj)、彼のクリスプな リード・ボーカルに覆いかぶさるように吼えるカーリーのテナー、ハーシャル・サイズモア(m)とテイター・ テイト(f)、ジョン・パーマー(bs)、ソリッドグラスの第一人者として知られたシェナンドー・カッタップス の全盛期、1971年５月に録音された奇跡的なカーリーのカムバック作。カーリーのソロ３曲、そしてつぼを心 得たリズムギター、また、録音（機材）の能力を超えて音楽自体の瞬発力を優先させるポール・ゲイリーのミ キサー魂など、70年代のブルーグラス・フェス時代到来の前夜、沸々としたミュージシャンたちの気合が伝 わってくる。そのアルバム『Sings Again』の11曲に、1989年、カーリー・セクラーがウィリス・スピアーズ （レスターのソックリさん）とコンビを組んで、ラリー・ パーキンス(bj)、ロン・スチュワート(f)、フィリップ・ スタッフ(bs)と創ったカセット・アルバム『Tribute to Lester Flatt』からの５曲を足した全16曲。はっきり言って、大名盤『Sings Again』にオマケはいらないんだけど…、ま、せっかくだから貰っておきましょ う。とにかく『Sings Again』、フラット＆スクラッグスの偉大さに昨年のIBMA名誉の殿堂入りしたカー リー・セクラーの存在がどれほど寄与したことか、今年のIBMA名誉の殿堂入りのベニー・マーティンとともに、 あらためて敬意を表したい。言うまでもなくブルーグラスの偉大さはバンドのアンサンブルに表われると私 は思う。カーリー・セクラーとシェナンドー・カッタップスが1971年に遺した奇跡的な名演を堪能ください。

PC-1147 『Ultimate Pickin'; Best of Instrumental Bluegrass』CD\2,573-（本体\2,450-）

Clinch Mountain Backstep/Sally Ann/Foggy Mountain Special/St.Anne's Reel/Steel Guitar Rag/Home Sweet Home/Jerusalem Ridge/Dear Old Dixie 他全20曲

　1980年代以降のベテラン・スーパーピッカーたちが スコット・ベスタルの呼びかけで集まってのブルーグラス・スタンダード曲集『Bluegrass '96』から『Bluegrass '98』のアルバム３枚から選ばれた20曲集。スコット・ベスタルのスクラッギストとフレッキス トの双方の顔を持つバンジョー、ギターとマンドリンには共に現ジョン・コーワン・バンドのジェフ・オート リーとサード・タイムアウトからニューグラス志向で転職したウェイン・ベンソン、ベースには現ニッケル・ クリークのマーク・シャッツ、以上４人がすべてに参加。そしてフィドルはオウブリー・ヘイニー（15曲）と リッキー・シンプキンス（５曲）、ドブロにはロブ・アイクス（14曲）とランディ・コアーズ（６曲）という 豪華メンバーで聴くブルーグラス・スタンダード曲集。

SF-40158 LILLY BROS. & DON STOVER『Bluegrass at the Roots; 1961』CD\2,888-（本体\2,750-）

In My Dear Old Southern Home/Banks of the Ohio/Where Is My Sailor Boy/Little Annie 他全18曲

　９月18日、ミッチェル・ビー・リリー(83)が亡くなっ た。弟エバレットとともに米国北部ボストン方面のブルーグラス発展に尽くし、日本でもそのオールドタイ ミーなブラザー・デュオと、ダウンホームなトラッドグラスで60年代に大きな人気を得た。本作は1961年に、 マイク・シーガーのプロデュースのもと、初めてフォークウェイズから発表された超名盤とされる作品。オリ ジナル・アルバムに２曲の未発表を加え、マイクのオリジナル・テープからのリマスター、24頁に及ぶディッ ク・スポッツウッドのライナーノーツ。ジョー・バルやビル・キース、ピーター・ローワンら、北部の若者たち に本物の「マウンテン・ミュージック」を聴かせ導いた彼ら、2002年にIBMA名誉の殿堂入り（ムーンシャイ ナー誌02年11月号参照）にはアワード・ショウのフィナーレでビルやピーターらに囲まれてビーとエバレッ トが"Little Annie"を懸命に演じ唄った。…嬉しかった。

KG-0544 V.A.『Songs of the Carter Family: I Ain't Gonna Work Tomorrow』CD\2,573-（本体\2,450-）

　カーター・ファミリー曲をスターデイやキングのアーティストがカバーしたものを12曲集めた作品。 ウィルマ・リー＆ストーニー・クーパー"Wildwood Flower"にはじまって、スタンレー兄弟の"Bury Me Under the Weeping Willow"やアレックスとオラ・ベル・キャンベル、カントリー・ジェントルメン、カー ル・ストーリー、レノ＆スマイリー、ムーア＆ネピアー、 ルイス・ファミリー、ビル・クリフトン、そして最後はレッド・アレン"I'm Thinking Tonight of My Blue Eyes"で閉める。1950〜60年代ブルーグラスのさまざまなスタイルをカーター・ファミリー・ソングを通じて 聴く企画モノ。

KSCD-3809 FLATT & SCRUGGS『Best of the Best』CD\2,573-（本体\2,450-）

You Are My Flower/Go Home/Crying My Heart Out Over You/Ballad of Jed Clampett/Cabin in the Hills/Foggu Mountain Breakdown/Thinking About You/Earl's Breakdown/'Tis Sweet To Be Remembered/Polka on a Banjo.

　数あるフラット＆スクラッグスのベスト集にまた１ 枚。全10曲の廉価版だが、彼らのチャートヒットを主眼に選ばれた曲の数々、アメリカ東南部の人々に彼ら がどんな風に受け入れられていたのか、そんなことを創造して聴くのも楽しい。なお、フラット＆スクラッグ ス初心者には他にもお勧めのベスト集があるし、彼ら生涯の全曲集ボックスセットもあるのでお問い合わせ ください。

SF-40163 V.A.『Classic Bluegrass Vol.2; from Smithonian Folkways Recordings』CD\2,363-（本体\2,250-）

　未発表曲ライブが多く、高い評価を得た2002年の第 １集『Classic Bluegrass Vol.1; from Smithonian Folkways Recordings』(SF-40092 CD\2,363-)につづく第２集が発表だ。ビル・モンローからレッドアレ ン＆フランク・ウェイクフィールド、カントリー・ジェントルメンやドック・ワトソンら、よく知られたアー ティストを導入口に、ジェリー・ステュアート、アール・テイラー、ビル・プライス、ラリー・リチャード ソン、トム・モーガン、エリック・ワイズバーグ、ソニー・ミラーら、主に60年代のブルーグラスを支えた 人たちや、70年代以降のデビッド・ジョンソン、ハーリー・アレン、ジョン・ハートフォード、オールドタ イム・ストリングバンドのレッド・クレイ・ランブラーズなど、さまざまなブルーグラス・バラエティが楽し める。オラ・ベル・リードの"I've Endured"が聴けるのもお勧めの理由だ。数多いブルーグラス入門作品 中、ブルーグラス伝統の本質を多方面から聴かせる秀作である。

KG-0543 RAYMOND FAIRCHILD『At Home in Maggie Valley』CD\2,363-（本体\2,250-）

When You and I Were Young, Maggie/Lady of Spain/Auld Lang Syne/Kawliga/Danny Boy 他全14曲

　1960年代からバンジョーの名手としてノース・カロ ライナ州チェロキー近くのマギー・バレイのアミューズメント・パークのエンターテイナーとして知られる レイモンド・フェアチャイルド。「決して笑わないマウンテン・マン」を演じつつ、ドン・レノの流れを汲む 多彩なフレーズをメロディアスなスリーフィンガーに乗せる、アレン・シェルトンらと同じ系列の奏法であ る。かつて、"Who Mule"など奇妙奇天烈なフレーズでリスナーを煙に巻いたレイモンド、1989年にアテイラ ムから発表された本作ではクロウ・ブラザーズと息子ゼーンのリード・ギターをフィーチャー、レノ的なメ ロディー解釈にシングル・ストリング奏法とスクラッグス的なロールを組み合わせた60年代風正統派バン ジョーを聴かせる。現在のテクニックや美学至上主義とは一線を画する、素朴なブルーグラス・バンジョー 集だ。

われわれは彼らからどれほど多くの感動を得て、ど れほど多くのことを学んだだろう。その訃報に接して、もう一度あの感動を胸に刻みたい。

■ビー・リリー(1921-2005)

SF-40158 LILLY BROS. & DON STOVER『Bluegrass at the Roots; 1961』CD\2,888-（本体\2,750-）

　ブルーグラス発掘・編集物新入荷の項参照。

ROU-1109 LILY BROTHERS & DON STOVER『On the Radio 1952-1953』CD\2,573-（本体\2,450-）

　昨年のIBMA名誉の殿堂入りをしたリリー・ブラザー ズとドン・ストーバー、1952年の素晴らしいラジオ・ライブ集。北部の都会、ボストンにブルーグラスを広 め、ピーター・ローワン、ジョー・バル、ビル・キース、 ジム・ルーニーらの追従者を生んだ彼ら、ちょうどエバレットがフラット＆スクラッグスへ参加した頃の絶頂 期の演奏が堪能できるアーリー・ブルーグラスの秀作。

REB-1788 LILLY BROS. & DON STOVER『What Will I Leave Behind』CD\2,573-（本体\2,450-）

　1973年に発表されたリリー・ブラザーズ唯一のゴス ペル集。"Sunny Side of Life"や"I'll Live On"など、ブラザー・デュオの伝統を残しながらもドン・ス トーバーのバンジョーが自然に納まる。

■ジョン・ヘラルド(1939-2005)

VAN-206/7 GREENBRIAR BOYS『Best of the Vanguard Years』CD２枚組\4,158-（本体\3,960-）

　1960年代のブルーグラスで、カントリー・ジェント ルメンやザ・ディラーズよりもずっと衝撃的な新しいブルーグラスを創ったグリーンブライアー・ボーイズ のジョン・ヘラルドが７月18日に他界した。本作は"Stewball"、"Amelia Earhart"、"At the End of a Long, Lonely Day"などの代表曲を含むベスト全36曲集。ほんとにすばらしいです!!

ROU-3001 V.A.『Mud Acres: Music Among Friends』CD-R\2,573-（本体\2,450-）

　1971年、ハッピー＆アーティ・トラウムがニューヨー クのウッドストック周辺のミュージシャンを集めて創ったアメリカン・フォーク名盤。ジョン・ヘラルドの "Give Me Back My Fifty Cents"が胸を打つ。他にビル・キース、ジム・ルーニー、マリア・マルダー、エ リック・カッツ、トニー・ブラウン、リー・バーグら。（ラウンダー・アーカイブ・シリーズにつきライナー ノーツはダウンロード、またはコピーをご希望の方はお申し出ください）

SHA-608D GREENBRIAR BOYS / NEW LOST CITY RAMBLERS『Pete Seeger's "Rainbow Quest"』DVD\3,308-（本体\3,150-）

　1960年代はじめ、ピート・シーガーのテレビ・シリー ズにゲスト出演したグリーンブライアー・ボーイズとニュー・ロスト・シティ・ランブラーズの貴重な映像。 若かりしジョン・ヘラルド。

■バッサー・クレメンツ(1928-2005)

ROU-0287 VASSAR CLEMENTS『Grass Routes』CD\2,573-（本体\2,450-）

　８月16日、祈りもむなしく77才で逝ったバッサー・ クレメンツの1991年作品。珍しいブルーグラス仲間とのブルーグラス・セッション。J.D.クロウ、ジェシー・ マクレイノルズ、デビッド・グリア、ロイ・ハスキーJr.といったすばらしい基本セットで、バッサー・フィ ドルが駆け回る。

ACD-58 VASSAR CLEMENTS『Livin' with the Blues』CD\2,573-（本体\2,450-）

　バッサーの最後のアルバムとなってしまった2004年 作品。デビッド・グリスマンのプロデュースで、バッサーが生涯、その音楽発露の源としたブルース集。ゲス トにエルビン・ビショップ、デイブ・マシューズ、マリア・マルダー、マット・グレイザー、ロイ・ロジャーズ、 ボブ・ブロズマン、ノートン・バッファローほか。すばらしいブルーズ、不世 出の偉大なフィドラーだった。

ブルーグラスお勧め作品

（すでに新入荷で紹介済みの作品です）

（ブルーグラスの情報満載のムーンシャイナー最新10月 号は\525-。現在、大きく動くブルーグラスの新しい波に乗り遅れないで…!!）

SKFR-2014 CHERRYHOLMES『Cherryholmes』CD\2,573-（本体\2,450-）

　すばらしい新進ファミリー・バンド、ブルーグラス新 入荷の項参照。

PDR-394 馬場章介『Free Grass 57』CD\1,000-（本体\953）

　青山学院大学でブルーグラスと出会った馬場さんの ジャズグラス作品。インスト新入荷の項参照。

SF-40137 V.A.『Classic Southern Gospel』CD\2,363-（本体\2,250-）

　シリーズ「アメリカ社会とブルーグラス」は現在、ア メリカ南部の宗教事情を追っている。フォーク／オールドタイム新入荷参照。

NS-001 JAIMIE HARTFORD『Part of Your History; Songs of John Hartford』CD\2,888-（本体\2,750-）（歌詞付）

　息子ジェイミーを中心に、サム・ブッシュ、ケニー・ マローン、そして故ロイ・ハスキーの代役デニス・クロウチを基本セットに、仲間たち（グリスマン、エミルー、 フレック、クレメンツ＆ブレイク他）が心を込めて創ったジョン・ハートフォード追悼アルバム。ジョンの愛情 がいっぱいに詰まった、文句なしの絶品、感動作である。

SH-4004 JIM MILLS『Hide Head Blues』CD\2,573-（本体\2,450-）

　バンジョー奏者には「たまらん!!」…、究極の「トー ンとタイミング」アルバム。ジム・ミルスがプリ・ウォー・フラットヘッド・マスタートーン・コレクショ ンから選りすぐった４本のバンジョーを弾く。ムーンシャイナー誌９月号(MS-2211 \525-)で本ライナーノーツ訳のほか、ジム・ミルス特集あり。

　ちなみに、ジム参加のバンド・アルバムは古い順に以 下のとおり。ドイル・ローソン＆クイックシルバーとして92年の『Treasures That Money Can't Buy』(MME-71011 \2,079-)と『Pressing On Regardless』(MME-71012 \2,079-)、リッキー・スキャッグス＆ケンタッキー・サンダーの最新作『Brand New Strings』(SKFR-1006 \2,573-)がある。ソロ・アルバムは2002年の『My Dixie Home』(SH-3951 \2,573-)の在庫がある。

ROU-0565 UNCLE EARL『She Waits for Night』CD\2,573-（本体\2,450-）

　今、大きく変貌しつつあるオールドタイム、そんな話 題の中心にいるアンクル・アール（ムーンシャイナー誌８月特集参照）。この女の子たち（'gEarls）は、全員 がただ者ではない。ダーク・パウェル制作の現代オールドタイム秀作。

SH-3997 THE DUHKS『The Duhks』CD\2,573-（本体\2,450-）

　オールドタイムの活力を示す若手バリバリのザ・ダックス（ムーンシャイナー誌４月号特集参照）のシュ ガーヒル・デビュー作。なんと、アメリカーナ音楽賞の最優秀新人候補に選ばれ、IBMAアワードでも最優秀 ジャケット・デザインに選ばれるなど、話題には事欠かない。オールドタイムにブルース、アイリッシュ、そし て地元カナダのメティス音楽などを組み入れた新時代のストリングバンドだ。

ACD-61 OLD SCHOOL FREIGHT TRAIN『Run』CD\2,573-（本体\2,450-）

　デビッド・グリスマンの目に留まり、今春ナショナ ル・デビューを飾ったオールド・スクール・フレイト・トレイン。全米にある学生のアンダーグラウンド・コ ミュニティーで高い評価を得る21世紀のニューグラス。ムーンシャイナー誌６月号特集参照。

SH-3990 NICKEL CREEK『Why Should the Fire Die?』CD\2,573-（本体\2,450-）（歌詞付）

　８月発売第一週のビルボード・インディー・チャート で第１位を獲得したニッケル・クリークの最新作。ここまで進化したブルーグラス、いや、ロック／ポップとし ても近年の米国ロック界を知らなければ彼らの音楽は理解できないかもしれない。まだ20代前半のクリス・ シーリとショーン＆サラ・ワトキンス兄妹、恐ろしい才能の持ち主たちだ。

REB-1802 KING WILKIE『Broke』CD\2,573-（本体\2,450-）

　今春、全米ブルーグラス・チャートでこのアルバムと、 ギターのテッド・ピットニー作の"Broke Down and Lonesome"がダブルでナンバーワンを獲得。メンバー全員が20代、話題のソリッド＆トラッドグラスだ。ムーン シャイナー誌2004年８月号で特集。

（米国ブルーグラス界最高の賞、全リストはムーンシャ イナー10月号参照。先月のリストも参考に）

REB-1127 RED ALLEN『Keep On Going』CD\2,573-（本体\2,450-）

REB-1128 RED ALLEN『Lonesome and Blue』CD\2,573-（本体\2,450-）

　今年のIBMA名誉の殿堂入りが決まった故レッド・ア レン、その絶頂期をしるしたレベルとメロディオン録音(1127)と、カウンティー名盤２部作(1128)。

OMS-25080 BENNY MARTIN『The "Big Tiger Roars Again Part.2』CD\2,888-（本体\2,750-）

　アレンとともに名誉の殿堂に選ばれた偉大なフィド ラー、ベニー・マーティン(1928-2001)最晩年、ゲスト（アリソン・クラウスやジョン・ハートフォード、リッ キー・スキャッグス他）と最後の録音。

MCM-0002 DEL MCCOURY BAND『The Company We Keep』CD\2,573-（本体\2,450-）（歌詞付）

　IBMAアワードで不動の最優秀エンターテイナーを連 続受賞記録更新中、今年もエンターテイナーと最優秀インスト・バンド候補のデル・マッカーリー・バンド の最新作。

REB-1809 JAMES ALAN SHELTON『Half Moon Bay』CD\2,573-（本体\2,450-）

　最優秀インスト・アルバム候補に選ばれたジェイム ズ・アラン・シェルトンの最新作。スタンレー・サウンドの要、クロスピッキン・ギター集。

REB-1806 LARRY SPARKS『40』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ラリー・スパークス、必聴の…ほんま、ぜひ聴いて 欲しい最新作が最優秀アルバムとレコード・イベント、そして"Georgia Peaches"が最優秀ソング候補。豪華ゲストとの共演もお楽しみ。

CO-2736 ART STAMPER『Wake Up Darlin' Corey』CD\2,573-（本体\2,450-）

　今年１月他界したアート・スタンパーの最後の作品 が最優秀インスト・アルバム候補。すばらしいオールドタイム・フィドル作品である。

REB-1804 PAUL WILLIAMS & VICTORY TRIO『I'll Be No Stranger There』CD\2,573-（本体\2,450-）

　最優秀ゴスペル候補には大ベテラン、ポール・ウィ リアムズの最新作。シンプルで真摯なブルーグラス・ゴスペル作品。

FGM-114 TIM STAFFORD『Endless Line』CD\2,888-（本体\2,750-）

　最優秀インスト・アルバム候補に選ばれたティム・ス タッフォードのギター秀作。ティム個人も最優秀ギタリスト、ブルー・ハイウェイでもインストとボーカル・ グループ２部門に。

MH-0977 DALE ANN BRADLEY『Send the Angels』CD\2,888-（本体\2,750-）

　最優秀女性ボーカル候補のデイル・アン・ブラッド リー、トム・アダムスとマイケル・クリーブランドを擁した最近作。

SH-3986 GIBSON BROTERS『long way back home』CD\2,573-（本体\2,450-）（歌詞付）

　ギブソン・ブラザーズ、ブルーグラスへのカムバック 第２弾。ザ・バンドの"Ophelia"のカバーもさることながら、オリジナルがすばらしく、ストレート・ブルー グラスのガッツとルービン兄弟のポップなブラザー・デュオを見事に現代風に蘇えらせたすばらしい作品。 マンドリンにも注目!!

REB-1559 COUNTRY GENTLEMEN『Joe's Last Train』CD\2,573-（本体\2,450-）

　昨年夏、急逝したチャーリー・ウォーラーのカント リー・ジェントルメン、1976年秀作の初CD化。ちょうど30年前の10月、ドイル・ローソン(m)とビル・イエー ツ(bs)、ビル・ホールディン(bj)を擁したカンジェン（ムーンシャイナー10月号グラビア写真参照）。チャー リーのますます深みを増していく歌に、1980年代のブルーグラスをリードすることになるドイルのテイスト が大きく影響を与えたサウンド。チャーリーのボーカルを心行くまで味わえる。

FF-70440 JOHN HARTFORD ANTHOLOGY『Me Oh My, How the Time Does Fly』CD\2,573-（本体\2,450-）

　天才ミュージシャン、ジョン・ハートフォードの70 〜80年代の代表曲・録音を集めた自作のベスト集。サム・ブッシュの間奏が凄い代表曲"Gentle On My Mind"や"In Tall Buildings"、マーク・オコナーのギターが強烈な"I'm Still Here"まで、全18曲集。息子ジェイミーの追悼集とあわせて聴きたい!!

AB-1111 ADRIENNE YOUNG『The Art of Virtue』CD\2,888-（本体\2,750-）（歌詞付）

　はっきり言って凄いです、最近のオールドタイム。エ イドリアン・ヤングの最新作『美徳の芸術』は、大きな話題になったデビュー作『Plow to the End of the Row』を越えて、印象的なメロディーライン、より力強く、よりポップに、よりタイトなバンド・サウンドを 創っている。

ROU-0285 ALISON KRAUSS & UNION STATION『Every Time You Say Goodbye』CD\2,573-（本体\2,450-）

　現在の女性ブルーグラス隆盛とブルーグラスのポピュラー化を生んだとされる1992年の名盤。20才に なったばかりのアリソン・クラウスが東テネシー州立大学(ETSU)卒業生３人（ティム・スタッフォード、ア ダム・ステッフィ、バリー・ベイルズ）とサウスプレーン大学のロン・ブロックを得て、ストレート・ブルーグ ラスとコンテンポラリーな素材を見事にバランスした名作として、この後のAKUSサウンドを決定付けたとい われる秀作である。

PDR-394 馬場章介『Free Grass 57』CD\1,000-（本体\953-）

Who?/枯葉/Swing 51/走馬灯/Take Five/Sunny/歯痛/Foggy Mountain Special/Blue Evening/When You Kneel at Mother's Grave.

　新潟の三条市を本拠に、フラットマンドリンでオリ ジナルやジャズを演じつづける馬場章介、57才を機に発表したデビュー・アルバム。ムーンシャイナー10月 号に詳しいが、青学ブルー・マウンテン・ボーイズでブルーグラスに出会い、その後、トニー・ライスをアイド ルとしてマンドリンやギターを弾き続けてきたという馬場さん。「アマチュアだから」と謙遜されるが、音楽 にはプロもアマもなく（極端にはリスナーとプレイヤーの別もなく）、音楽との向き合い方が何よりも大切 だと思うわたしは、見事なミュージシャン人生を歩んでおられると思う。岡田隆のドラムスと、小泉浩のバン ジョー以外のピアノやギターなど楽器すべてを担当、ジャズ・スタンダードを中心に、トニー・ライスやアー ル・スクラッグスに、ファンク・ジャズ風のオリジナル３曲、そして相田敬子と橋本啓子によるビル・クリ フトン名曲で終わる。純然に「音」の魅力を、徹底的に求められたのだろう。きっと、情報も、刺激を与え てくれる仲間も、満足にはいなかった地方の状況の中、自己主張を持ったソロ・アルバムを完成されたことに 敬意を表したい。…聴かれた方はその感想などを馬場さんにフィードバックして欲しい。

MK-3 岸部眞明『Recollection』CD\3,000-（本体\2,857-）

　大阪のソロ・フィンガーピッキン・ギタリストの最 新第４作。高校生のときに中川イサトに師事、その後、DADGADなどオープン・チューニングでのオリジナルで 独自の世界を切り拓いている岸部、41才になった彼が中川に捧げた「Song for 1310」ほか、自身の思い出からオリジナル曲を紡ぎだす。

ROU-3059 GUY VAN DUSER『Stride Guitar』CD-R\2,573-（本体\2,450-）

　1981年に発表されたフィンガーピッキン・ギターの 歴史的名盤、ガイ・バンデューザーがピアノのストライド奏法を模したギター・ストライド奏法集。クラ シック・ジャズやアメリカン・スタンダード曲を、ビル・ノビックのクラリネット／ソプラノ・サックスと の絶妙のコンビで聴かせる。フィンガーピッキン・ギターのラグタイムを進化させた秀作である。（ラウン ダー・アーカイブ・シリーズにつきライナーノーツはダウンロード、またはコピーをご希望の方はお申し出 ください）

RHY-1025 CLAY JONES『Mountain Tradition』CD\2,888-（本体\2,750-）

　おそらく、世界最速フラットピッキンのひとつとな る"Big Mon"他、クレイ・ジョーンズによるブルーグラス・スタンダード・インスト。アダム・ステッフィ、 ジム・バンクリーブ、ロン・スチュワート、ジェイソン・ムーアといったトップ・ピッカーをバックに演じ る。強烈です。

CO-3533 V.A.『Old Time Mountain Banjo』CD\2,573-（本体\2,450-）

　1920年代を中心に録音された貴重なオールドタイム・ マウンテン・バンジョー音源18曲集。５弦バンジョーのもっとも古い録音群から学ぶことは多い。南北戦争後 にアパラチアの山奥にもたらされたバンジョーは、戦前のミンストレル・スタイルやそれ以前の奏法をとどめた ものだと言われる。

COMP-4400 ALISON BROWN『Stolen Moments』CD\2,573-（本体\2,450-）

　女性らしいメロディーと繊細さを持ちながら、バン ジョー奏者としてのあらゆる条件もクリアするスーパーピッカー、アリソン・ブラウンの最新ソロ。大ベストセ ラーだった前作『Fair Weather』(COMP-4292 CD\2,573-)とは違い、今回はアイリッシュ風味も加えたモダンなオリジナル・インスト中心の秀 作。ポール・サイモンの"Homeward Bound"やジミヘンの"Angels"、キース＆ルーニーの"One Morning in May"など、ボーカル物も気持ちよく配されている。ほんと美しいメロ ディーと華麗なテクニックに敬服。

PC-6503 WAYNE BENSON『An Instrumental Anthology』CD\2,573-（本体\2,450-）

　サード・タイム・アウトから現在はジョン・コーワン・ バンドで活躍するウェイン・ベンソン。彼がスコット・ベスタルらとシリーズで発表したブルーグラス・スタン ダード・インスト集から自身のオリジナルを中心に集めた12曲集。

BONF-8003 TONY WILLIAMSON『Session at McBane Mill』CD\2,888-（本体\2,750-）

　デビッド・グリスマンが一目置くビンテージ・マンド リンの大家トニー・ウィリアムソンが、19世紀の水車小屋でジェフ・オウトリー(g)、レックス・マッギー (f,bj)、ロビー・リンク(bs)の４人でダイレクト録音したドーグ系オリジナル作品集。なお、トニーがさまざ まなフラット・マンドリンの音色を見せるビデオ『The Sound of the American Mandolin』(PSV-001 VHS\4,725-)もマンドリン・オタク必見。

CO-3526 FIDDLIN' ARTHUR SMITH & HIS DIXIELINERS CD\2,573-（本体\2,450-）

　フィドル奏者必聴、ナッシュビル・フィドルの基礎を 創った偉大なフィドラー、1937年から40年の録音。バックはビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズや デルモア・ブラザーズ。

SH-3962 RANDY HOWARD『I Rest My Case』CD\2,573-（本体\2,450-）

　1999年に38才で早世したランディ・ハワード、死を 目前にしながらのすばらしいアルバム。１曲目、サム・ブッシュを迎えての"New Camptown Races"は最高。その他、デビッド・グリスマン、ロン・ブロック、ジェ リー・ダグラス他、最高のミュージシャンとともにダブルストップの王者。超お勧め!!

FF-70029 MIKE AULDRIDGE CD\2,573-（本体\2,450-）

　お洒落で大人なドブロを聴かせるマイク・オルドリッジ、1976年の名作。バッサー・クレメンツ、ボビー・ トンプソン、ロイド・グリーン、デビッド・ブロムバーグ、エミルー・ハリスらをゲストに、ジミー・ロジャー ズからモンキーズ、そして"Georgia on My Mind"で締める秀作。

LDR-005 RANDY KOHRS『I'm Torn』CD\2,888-（本体\2,750-）

　IBMA最優秀ドブロ候補になったランディ・コーアズ の2004年作品。本作はボーカリストとしての面に焦点を当てているが、ジェリー・ダグラス以降の若手ドブロ 成長株としての演奏も堪能できる。

FF-70097 NASHVILLE SUPER PICKERS『Live from Austin City Limits』CD\2,573-（本体\2,450-）

　しばらく品切れがつづいていたナッシュビル・スー パーピッカーズの秀作ライブ。チャーリー・マッコイのハーモニカ、バディ・エモンズとラス・ヒックスのペダ ル・スティール、フィル・ボウのエレキ、ジョニー・ギンブルのフィドル、ピッグ・ロビンスのピアノ等々、 1970年代ナッシュビルのスーパーピッカーたちの11曲。

SF-40137 V.A.『Classic Southern Gospel』CD\2,363-（本体\2,250-）

I'm Working on a Building/Wondrous Love/Are You Washed in the Blood?/Old Country Church 他全21曲

　ビル・モンローから、オールド・レギュラー・バプ ティストのきわめてレアな集会の模様までの全22曲、南部ゴスペルのプリミティブな音から、ドック・ボッ グス、キルビー・スノウ、ヘイゼル＆アリス、レッド・アレン、カントリー・ジェントルメン等々、さまざま な音源を駆使して南部白人ゴスペル伝統の幅広さを紹介してくれる秀作。ブッシュ大統領再選以来、日本の メディアでもたびたび登場するアメリカ南部のキリスト教右派、その実態をもっとも知りうるブルーグラス・ ファン、なぜならもう40年も前から、彼らのゴスペルを聴き続けているんだから…!? とにかく、メディアで伝えられる宗教保守派と昔からの南部の実態に関して はムーンシャイナー誌連載中の「アメリカ社会とブルーグラス」、現在はアメリカ南部の宗教を考察中だ。 その重要な資料となる作品である。

FU-001 FOLK UKE CD\2,100-（本体\2,000-）

Tonight You Belong to Me/Shit Makes the Flowers Grow/I Still Miss Someone/In Case We Die 他全8曲

　なんてCDだ!! うら若いお嬢さんデュオが歌う内容じゃないぞ。なんだって？最後の曲、"Motherf??ker Got F??ked Up"だって。エイミー・ネルソンとキャシー・ガスリー…!!??うん？、ウィリーとアーロが リードギター、そー、ふたりの娘たちなんだ。不思議なエンジェリック・ボイスと心地よいハーモニー、よ く考えられた歌詞と強烈なメッセージ、親たち以上に、只者じゃないかも…。2000年にエイミーがキャシーを 連れてウクレレを買いに行ったことからはじまったというフォーク・ユークのデビュー作。

R-0580832 久楽粋（Classic）『フォークソング・アルバム（第２楽章） 』CD\500-（本体\476-）

みんな風が悪いのさ/海の嵐/あの娘のひざまくら/初恋(Sally Garden)/花嫁/悲しくてやりきれない/母のお墓/Hard Times/陽気に行こう 他全14曲

　2003年秋から活動をはじめたという、東京農工大軽 音楽部のOBを中心にした彼ら、早くも第２弾CDの発表だ。「ザ・ナターシャセブン、ザ・フォーククルセダー ズ、五つの赤い風船やアメリカやアイルランドのトラッド・ミュージックなどを日本語とアコースティッ ク・サウンドにこだわって演奏」するという彼ら、今作もブルーグラス・スタンダードの日本語訳、 "Storm's on the Ocean"、"Roll in My Sweet Baby's Arms"、"When You Kneel at Mother's Grave"ほか、京都フォークの名曲など、60年代末から70年代に かけてのフォークソング時代を懐かしみながら楽しんでいるようだ。篠原芳明(g)、篠原啓三(g)、木内孝子 (v,dulcimer)、西本重良(m,harmonica)、菅野茂樹(bs)、稲井田豊(bj)の６人組、32年ぶりに会った学生 時代の仲間がふたたび音楽を作る様子は、ムーンシャイナー誌2004年12月号(\525-)参照。

VAN-79748 JOAN BAEZ『One Day at a Time』CD\2,573-（本体\2,450-）

VAN-79760 JOAN BAEZ『Blessed Are...』CD２枚組\2,573-（本体\2,450-）

　ジョーン・バエズの1970年と71年作品は、ともにナッシュビル録音。通算12枚目になる『One Day...』にはグラディ・マーティンをはじめとするAチームを バックに、トラッドからマール・ハガード、ローリング・ ストーンズなどのカバー、13枚目の『Blessed...』はノーマン・ブレイクやチャーリー・マッコイ、バディ・ スパイカーらをバックに大ヒットした"Night They Drove Old Dixie Down"をはじめ、ビートルズやストーンズ、ジェシ・ウィンチェスターらのカバー。ちょうど この頃、今月DVDを紹介したアール・スクラッグスの映画『Family and Friends』に出演しているんだ。

CO-2738 TROUBLESOME CREEK STRING BAND『Fast As Time Can Take Me』CD\2,573-（本体\2,450-）

　これぞ典型的なオールドタイム・ストリングバンド という演奏で、トラッド、カーター・ファミリーからビル・モンローまで、すばらしくまとまったストリン グバンド演奏23曲を堪能させてくれる。

COMP-4225 KATE CAMPBELL『Songs from the Levee』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ケイト・キャンベル、南部の新しい女性シンガー／ソ ングライター。南部バプティスト派牧師の娘でオールドタイム・フィドラーだったおじいちゃんとブルースとス ウィングを弾いた母の影響を受け、自身の豊かな学歴を基に、南部の社会変化をクロニカルに取り上げる。アリ ソン・ブラウンのコンパス・レコードから1995年のデビュー作。すでに廃盤となっている。

COL-92083 JON RANDALL『Walking Among the Living』CD \2,079-(本体\1,980-)（歌詞付）

　エミルー・ハリスのナッシュ・ランブラーズでデビュー以来、サム・ブッシュ・バンドなどでの名サイド マンとしての活躍や、ハーモニー・シンガーとして多くのセッションで腕をふるってきたジョン・ランドール の、メジャー・カントリー・シーンへの再挑戦。昨年、ブラッド・ペイズリ―＆アリソン・クラウス盤でヒット した"Whiskey Lullaby"をはじめとする自作のバラードを、ヴィンス・ギルにも似た伸びやかなテナー・ヴォ イスで見事に唄っている。サム・ブッシュ、べラ・フレッ ク、スチュアート・ダンカン、ロブ・アイクスなどブルー グラス人脈の織り成す繊細なアコースティック・アンサンブル、アリソン、ヴィンス、ジョン・コーワン、パ ティ・ラヴレスなどの抜群のハーモニー・ヴォーカルと相俟って、「唄」の素晴らしさを見事に表現し切ってい る。ラスト、ロバート・リー・キャッスルマン作品でのニューグラス・スタイルも鮮やか。（宇野誠之）

COL-94481 PATTY LOVELESS『Dreamin' My Dreams』CD \2,783-(本体\2,650-)（歌詞付）

　2001年の傑作『Mountain Soul』(COL-85651\2,783)をきっかけに、自らのルーツを前面に押し立てたソウ ルフルな作品を連発しているパティ・ラヴレスの最新作。デビュー20周年を飾るこのアルバムでも、得意と するエモーショナルなカントリー・バラードから、マウンテン・ソウルや軽快なブルーグラス・スタイルまで、 多様な素材を独自のスタイルに昇華した、魂のヴォーカルを聴かせてくれる。ジム・ローダデイルやスティ― ヴ・アール、リチャード・トンプソンなど個性派ソングライターの作品を鮮やかに料理したエモリー・ゴー ディJrのアレンジメント、アルバート・リーのエレキとラス・パールのスティールにアコースティック楽器 が絡むカントリー・セット、ブライアン・サットン、スチュアート・ダンカン、ロブ・アイクスなどのブルーグ ラス・セット、それぞれに完璧なサポートを務め、エミルー・ハリス、クレア・リンチほかのハーモニー・ヴォー カルが花を添えている。隠しトラックあり。（宇野誠之）

ARI-69642 BRAD PAISLEY『Time Well Wasted』CD\2,783-（本体\2,650-）

　スーパーピッカーとしても高い評価を持つメインス トリーム・カントリーの大スター、ブラッド・ペイズリーの最新作。ジョージ・ジョーンズ、バック・オウエ ンズ、マール・ハガードをアイドルとする正統派カントリーでありつつ、ジミー・ブライアントとスピー ディー・ウエストのインスト"Time Warp"をステュアート・ダンカンを迎えて収めたり、リトル・ジミー・ ディケンズをゲストに迎える、ミュージシャンとしてのこだわりがなかなかのもの。カントリー界も捨てた もんじゃないぞ…。

COL-90908 JUNE CARTER CASH『Keep on the Sunny Side; Her Life in Music』CD２枚組\3,990-（本体\3,800-）

Keep on the Sunny Side/Baby, It's Cold Outside(w/ Homer & Jethro)/Fair and Tender Ladies/Jackson/If I Were a Carpenter/Ring of Fire 他全40曲

　2003年５月15日、73才で他界したジューン・カーター・キャッシュ、マザー・メイベルの娘にしてジョ ニー・キャッシュの妻、彼女のすばらしいボーカルが50年にわたるナッシュビル音楽の変遷とともに一望で きる全40曲の大秀作である。幼少期から母とともにオリジナル・カーター・ファミリーでラジオ出演をはじ め、その後、カーター・シスターズとマザー・メイベル（ギターにはチェット・アトキンス）、そしてソロ・シン ガーやコメディエンヌ（アクターズ・スタジオで女優修業もしている）としても活躍、その半生を１枚目のCD に、そしてジョニー・キャッシュとの出会いから晩年のカーター・ファミリー＝クリンチ・マウンテンへの帰結 までを２枚目に収めている。半世紀にわたるナッシュビル音楽＝カントリー音楽がアパラチアの山懐から生 まれ、そこに帰っていく様子が２枚のCDの中に凝縮されている。ムーンシャイナー2003年６月号で追悼特集、 同年９月にはジューンを追うようにジョニーが他界（2003年10月号追悼特集）している。ナッシュビルの母 として慕われた人柄、夫ジョニーとともに慈善／博愛家としても知られた彼女の生涯、それぞれの時代のナッ シュビル音楽とともに一望できる、とてもすばらしい２枚組アルバムだ。

DUAT-1176 NITTY GRITTY DIRT BAND『Welcome To Woody Creek』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ジョン・マッキュエンが復帰、オリジナル・メンバー が揃ったニッティー・グリティ・ダート・バンド2004年の最近作。なぜか彼らのウェストコースト・カント リー・ロックって気持ちいいんだよね。オリジナル中心に、ビートルズ"Get Back"やグラム・パーソンズの"She"をカバー。

SOV-1959 CHRIS HILLMAN『The Other Side』CD\2,888-（本体\2,750-）

　元ザ・バーズのクリス・ヒルマン、近年のブルーグラ スとベイカーズフィールド・サウンド双方の活躍のちょうど中間…、最新作はカリフォルニア的アコース ティック爽快カントリー。ザ・バーズ時代の１曲目"Eight Miles Hige"を皮切りにアイリッシュ・バラッドの"Water Is Wide"などのほか、ゴスペルを含むオリジナルを中心に癒し系アコースティック・ウエス トコースト・カントリー。

MEG2-50775 EARL SCRUGGS『His Family and Friends』DVD+CD\3,255-（本体\3,100-）

East Virginia Blues/Nashville Skyline Rag/You Ain't Goin' Nowhere/Salty Dog Blues/My Home's Across Blue Ridge Mountain/Lonesome Ruben 他...

　衝撃的なボブ・ディランとのアットホームなジャム ではじまる1971年の幻のフィルムがついに陽の目を見た。ディランとのジャムにつづいて、ドック・ワトソン の家を訪れてのジャム、同じノース・カロライナ出身のアールのルーツにせまる。幼なじみとのジャムや育っ た土地で、1941年にアールをはじめてミュージシャンとして雇ったモリス・ブラザーズとのすばらしい時間、 アールの善良で素朴な人柄を浮き彫りにした後、当時ナッシュビルではタブーだったロングヘアーのヒッ ピーたち、そうクラレンスを含むザ・バーズとの農場でのジャム…、そしてアールの革新性を物語るワシント ンDCでの有名なベトナム反戦デモへの参加や、大プロデューサー＝ボブ・ジョンストンらがつぎつぎと登場。 今や大プロデューサーとなったランディ・スクラッグスの高校にまで潜入取材…、そしてマディソンの自宅 からグランド・オール・オープリに向かうスクラッグス一家、そしてライマンに着くと20年あまり不仲だった ビル・モンローとの楽屋ジャム…、そしてアール・スクラッグス・レビューのオープリ出演。まさに、ブルー リッジから遠くまでやってきたアールが訪れるのは「フォークの女王」ジョーン・バエズ、デビュー以来の 友人らしく、子供をあやしながらのくだけたホームジャム（ディランの物まねまでするバエズ…、じつに アールの人柄だろう）等々、まったく、スクラッグス・ファンにはたまらない「お宝」映像集。スクラッグスの 口からは「ブルーグラス」という言葉が決して出ない…、それはビル・モンローへの対抗心であると同時に、 多分に妻ルイーズのスクラッグス・レビュー売り込み戦略なのだろうか、いわく「オールドタイム・カント リー・マウンテン・ミュージック」から出てきたアールが、ディランやバエズらと、反戦平和の同じ旗印のもと で時代を呼吸する。最後のシーンで、「バンジョーの限界がどこにあるかは分からない。ただ私が心がけてい るのは、時代とともにあること、そしてほかの楽器と交じり合うことで可能な限り前進をつづけることなんだ」 というアールにインタビュアーが「（バンジョーは）どこに行くんでしょう？」と問いかけると、「まったく分 かりません。そして知りたくもありません、わたしはただ弾き続けるだけですから…」。47才のアール・スク ラッグス、あまりにも偉大なミュージシャンである。

PBS-05168 CARTER FAMILY『Will the Circle Be Unbroken』DVD\3,675-（本体\3,500-）（55分）リジョンコード1のため日本国内向けDVDプレーヤーではかからないことが判りました。リジョンコード1のDVDプレーヤー、パソコンなどでご利用ください。

　現在の美しい自然とかつてのきびしい生活を交互に 見せるアパラチアから、A.P.カーターの生い立ちとその生活、そしてサラとメイベル…。1927年のブリスト ル・セッションでデビュー、アパラチアの伝統音楽や唱法を商業音楽として紹介し成功を収めたカーター・ ファミリーの物語。同セッションで同時にデビューしたジミー・ロジャーズがシンガー・ソングライターとし て、その後のカントリーやフォークの隆盛につながっていく一方、カーターズの音楽はトラッドフォークや ブルーグラスのルーツとして評価されることになる。そのアンサンブル、コーラス、そして山深くに閉じ込め られたスコッツ・アイリッシュの陰影を湛えたアパラチアン・ケルトのメロディーと歌詞、それらが生まれた 背景が詳しく語られる秀作ドキュメント、全米公共TVネットPBSのシリーズ『American Experience』で放映された「カーター・ファミリー」物語のDVD版。字幕 なしの英語版だが、俳優ロバート・デュバルのナレーションでプア・バレイの景色、ジャネット＆ジョー・ カーター、マーティ・ステュアート、ギリアン・ウェルチ、ビル・クリフトン、ジョーン・バエズらの証言、 再現映像を交えて（A.P.役にはブラザー・ボーイズのユージン・ウォルフ、レスリー・リドル役にはラリー・ パーキンス）、カーター・ファミリーの時代と社会を浮き彫りにする。サラが意を決して恋にかけた"I'm Thinking Tonight of My Blue Eyes"にまつわる感動物語（ムーンシャイナー誌３月号特集参照）や、ビ ル・クリフトンが言うように、「もし日本の真珠湾攻撃が１ヶ月延びていれば、カーター・ファミリーのキャ リアもアメリカ音楽の歴史も大きく変わっていたに違いない」とされるライフ誌のカバーストーリーが開戦 で飛んだ話、そして現在のカーター・フォールドまで、失意のうちに亡くなったA.P.や恋に生きたサラ、その 後の音楽界で地位を築いたメイベル、３人３様の人生を紹介するカーター・ファミリー・ファン必見のドキュ メント作品!!…オマケ映像にはマイク・シーガーによる「カーター・スクラッチ奏法」の解説、フラット＆ スクラッグスと共演のマザー・メイベル、そしてマザー・メイベルのL5ギターをザ・ホワイツ、アール＆ ランディ・スクラッグスなどのお宝映像（約10分）や、カーター・ファミリー・フォールド訪問（約８分）など。

SHA-609D CLANCY BROTHERS & TOMMY MAKEM with TOM PAXTON/ MAMOU CAJUN BAND『Pete Seeger's Rainbow Quest』DVD\3,308-（本体\3,150-）

　1960年代のTVシリーズ「ピート・シーガーのレイン ボウ・クエスト」からの最新作は、アイリッシュを最初に広めたクランシー・ブラザーズとトミー・メイケ ンにトム・パクストンが各４曲の30分と、トラディショナル・ケイジャン・バンドのマモウ・ケイジャン・バ ンドを迎えての30分。今や伝説的になっているフォークの貴重な映像集である。

　ちなみに、「レインボウ・クエスト」シリーズは、 『STANLEY BROS./ DOC WATSON』(SHA-605D \3,308-)、『JOHNNY CASH/ ROSCOE HOLCOMB』(SHA-606D \3,308-)、『SONNY TERRY & BROWNIE MCGHEE』(SHA-607D \3,308-)、『NEW LOST CITY RAMBLERS/ GREENBRIAR BOYS』(SHA-608D \3,308-) 、『JUDY COLLINS & ELIZABETH COTTEN』(SHA-610D \3,308-)がある。

（つぎつぎと貴重な映像がDVDで発表されています。在 庫などはお問い合わせください）

SHDVD-4493 V.A.『A Gospel Bluegrass Homecoming Vol.2』DVD\3,675-（本体\3,500-）（90分）

I'm Ready To Go/Are You Afraid to Die?/Rock of Ages/Rank Stranger/Take Me in Your Lifeboat 他全23曲

　豪華ブルーグラス界トップ・アーティストによるアメ リカン・ゴスペル・エンターテイメントの後編。リッキー・スキャッグス、ドイル・ローソン、デル・マッカー リー・バンド、マウンテン・ハート、マーティー・ステュ アート、ラルフ・スタンレー、ニッティ・グリティ・ダー ト・バンド、そしてなくてはならぬルイス・ファミリーらと、ゴスペル界で知られるジ・アイザックスやジェフ ＆シェリ・イースターらが素晴らしいブルーグラス・ゴスペルを聴かせる。また、リッキー、ロニー、ドイル、 マーティーの"Rawhide"も見せ所。第１巻につづいて、清く正しい、アメリカン・ゴスペル・エンターテイメン トの秀作。

BMG-80068D V.A.『Gather at the River』DVD\2,783-（本体\2,650-）（101分）

　1993年のIBMA（国際ブルーグラス音楽協会）主宰の ワールド・オブ・ブルーグラス週間の様子をピーター・ローワンのホストで紹介する秀作映像。ピーターとヘイ ゼル・ディケンズやナッシュビル・BG・バンド、ジョンソン・マウンテン・ボーイズ、ドック・ワトソン、ティ ム・オブライエン、マック・ワイズマン、デル・マッカー リー、小学生だったクリス・シーリ／ジョッシュ・ウィリアムズ／マイケル・クリーブランド／コディ・キル ビーらのブルーグラス・ユース・オールスターズ、そして今年３月に６年ぶりのライブを予定している中島ファ ミリー・バンド等々、29曲の演奏とIBMAドキュメント。

ES-BOOKCD EARL SCRUGGS『and his Five String, Revised and Enhanced Edition』Book+CD\6,563-（本体\6,250-）

　ブルーグラス・バンジョー奏法のバイブルが再編集、 新曲、新しい記事を加えた全面改訂版、しかもこれまでカセットテープのみだった尊師御自らのロール・サン プルやリック集がCD化である（本=\3,500-とCD=\2,750-での別売り可）。

FGM-9.6 FLATPICKING GUITAR MAGAZINE『Sept./Oct. 2005』Book+CD\2,625-（本体\2,500-）

　隔月刊のタブ譜＋CD付きフラットピッキン・ギター 誌最新９／10月号。カバーストーリーはジョッシュ・ウィリアムズ、タブ譜は"Blue Moonshine"、マロ川端も特集だよ!!　その他、"Faded Love"のおいしいコード、スティーブ・カウフマン"Old Spinning Wheel"、テキサス・スウィング・リズムで"Sally Goodin"、ブラッド・デイビス"Sophie"、クリス・ジョーンズ"Little Cabin Home on the Hill"、マロ川端"Dan River"、オリン・スター"Dark Hollow"、ディックス・ブルース"Clinch Mtn Backstep"、ジョン・ミゲーン"Nine Pound Hammer"をクロスピッキンで…、その他、初心者から中級者まで、タブ譜とCD でフラットピッキン練習だ。

SHDVD-2004 CLARENCE WHITE『Guitar Workshop DVD + Appalachian Swing』DVD+CD\5,460-（本体\5,200-）

Wildwood Flower/Crawdad Song/I Am a Pilgrim/Soldier's Joy.

　きわめて限られた映像しか残されていないクラレン ス・ホワイト、その中でも、もっとも貴重なクラレンスのギター・ワークショップの映像がDVD化。今回の お宝は、人気テレビシリーズ『Andy Griffith Show』の1961年のテレビ出演部分、そしてB級映画『The Farmer's Other Daughter』のバックバンドとして３曲、若かりし頃のケンタッキー・カーネルズを見る ことができる。ワークショップ本体はたったの24分、また本作、ギター名盤CD 『Appalachian Swing』とのボックスセットでの発売であることをご承知おきくださ い。…改めて、29才の若さで逝った天才ギタリストのトーンとタイミングのすばらしさをじっくりと目で確か めておきたい。メーカー残数が100部を切ったという連絡が入っている…。

HICKS-1D BOBBY HICKS『Teaches Fiddling』DVD\4,725-（本体\4,500-）（45分）

Cheyenne/Faded Love/Country Boy.

　1950年代、一連のビル・モンロー・インスト名曲の 録音に参加したボビー・ヒックス(72)、そのバーサタイルなフィドル・スタイルを教えてくれる中級者向け 教則ビデオ。これを本当にこなすのはとても難しいですが、初級、中級、上級関係なく、偉大なアーティスト のフィドルに触れるチャンスです。ブルーグラス・フィドラーを志す人には強力お勧め。

FGM-9.5 FLATPICKING GUITAR MAGAZINE『July/August 2005』Book+CD\2,625-（本体\2,500-）

　クリス・ヒルマンのカバーストーリーのほか、スキッ プ・チェリーホームズなどの特集。タブ譜は初心者から中級者まで、さまざまなテーマに沿ってカーター・ファ ミリーからジプシー・ジャズ、フィドル・チューンからブルーグラス・フラットピッキンのさまざまなコツを 学んでいける隔月雑誌＋CD。

ELIX-16052 =ELIXER GUITAR NABOWEB PHOS LIGHT \1,785

ELIX-16102 =ELIXER GUITAR NABOWEB PHOS MEDIUM \1,785

　エリクサー・ストリングスから待望のフォスファー ブロンズ弦が登場！！ エリクサーの特殊なコーティング技術により、フォスファーブロンズの持つきらび やかで表現力豊かなトーンが、従来のフォスファーブロンズ弦と比較して３〜５倍長持ちします。これまで のエリクサー・アコースティック弦とはひと味違うフォスファーブロンズの音色を、是非一度お試し下さ い。

バンジョー弦、マンドリン弦も好評発売中!!

ELIX-11600 =ELIXIR BANJO POLYWEB LIGHT \1,105

ELIX-11650 =ELIXIR BANJO POLYWEB MID \1,105

ELIX-11500 =ELIXIR MANDOLIN NANOWEB LIGHT \1,615

ELIX-11525 =ELIXIR MANDOLIN NANOWEB MEDIUM \1,615

2セット以上お買い上げの方にエリクサ―特製ハイテク クロス進呈中。無くなり次第、終了しますのでお早めにお買い求めください。

GF-100(\210,000税込定価)、

25年振りに復活したゴールドスター・バンジョー(RB- 3パターン)、GF-85(\157,500税込定価)に続きGF-100レノパターン、リース、ハーツ&フラワーズが勢ぞろい。 　セレクテッド・マホガニー・ネック&リゾネーター、ベルブロンズ・トーンリング、3プライ・ハードロック メイプルリム、ワンピースフランジ、トラディショナル・ハードケース　お好みのインレイパターンから選 べます。11月発売予定

MISC-0033 \105-(本体\100-）

　永らく品切れ中でしたデビッド・グリア(g)、ブッチ・ バルダサリ(m)等、御用達の旧グリスマン・ピック(現在ノー・ブランド)のマルチカラーと鼈甲柄のピックが 久々に入荷しました。角の取れたトライアングル・シェイプでピッキング・ノイズが軽減、弦に対して深目に当 てれば楽器本来のウッディなトーンが引き出せます。　又、バインディング素材のアイボロイドを使った ティアドロップ・シェイプのブラントン・ピック(MISC-GP \105-)も入荷中。

MM-V 高級バイオリン用弱音器"MY MUTE\6,300税込定価

　世界初のネジ固定式、高級金メッキのバイオリン用 ミュート、十分な消音効果のみならず、演奏中の脱落を防止、駒を傷つけません。ネジをゆるめ、駒を挟むよう に、弦の上にそっと置き、ネジを締めるだけでOK。夜間でも気兼ねなく練習に集中出来ます。

Martin D-18 #114843 1950年　\735,000-

　バックル傷、ピック傷多し。道具としてのコンディ ションは最良のものの一台。

Martin D-21 #242371 1964年 税込\525,000-

Style21は1874年に発表されたが近年では1956年にD-21が発表され1969年までの間に年間100-350本合 わせて2933本が世に出された。　現在ハカランダボディのものはワシントン条約によって国際取引が制限 されている。このギター、1964年製ハカランダボディ。エボニー・フィンガーボード。グローバー・ロートマ チック・チューナー。弾き込まれており良いギターである。

Martin D-35 #400184 For Sale1978年 \262,500-

インディアンローズウッドサイド&バック。いいコンデションです。

（以下の３誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に 取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる＆知るの面白 さをいかがですか）

■バンジョー・ニューズレター誌 各\525-

　世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載 （ウェブサイトから『MP3』で音の入手可!!）、バックナ ンバー（探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します）もお問い合せ 下さい。

BNL-05/07 最新７月号 \525-

　ポール＆デビッド・ホプキンズの新ブランド、ルー ズィー・バンジョーのインタビューとタブ譜は"When You're Smiling"、その他、ビル・エマーソンの"Sweet Dixie"、トム・アダムス"Boulevard of Broken Dreams"、今月はオールドタイム特集で、クリフトップ・フェス・リポートやアダム・ハートの"Chinese Breakdown"、ボブ・カーリンの「カイル・クリードとバンジョー」特集にタブは"Mississippi Sawyer"と"Lost Indian"等々、ブルーグラスとクロウハンマーのバンジョータブ譜と情報満載の48頁。

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\525-

　米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。探しておら れる記事などバックナンバーもお問い合わせください。…ヨロシク。

BNL-05/08 最新８月号 \525-

　結成30周年を迎えたスペシャル・コンセンサスをカ バーストーリーに、クレア・リンチ、デビッド・ハーベイらの特集、その他、さまざまな情報満載で、米国 ブルーグラス事情を知る100頁。

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\945-

　内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・ トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。

　1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、22年目です。

■定期購読：１年￥6,000-半年￥3,300-

　お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご 希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル：\525-

ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー：各￥525-。

　下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ 下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-2212 2005年10月号（通巻264号）

　最新10月号は、９月にケンタッキーで開かれた第１ 回ブルーグラス・シンポジウムのリポートと「ブルーグラス学問のススメ」、ビル・モンローのマンドリン「安 住の地へ」、チェリーホームズ、太田雄二「あの時、このアルバム、その１曲…」、馬場章介「フリーグラス57」 他、連載は「アメリカン・フィドル物語」、「祝バンジョー 祭り」、「アメリカ社会とブルーグラス」等々に、ニュー ス、コンサート情報、レコード・レビューなど、日米のブルーグラス事情を知る44頁。

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2). ハガキやお電話、ファックス、Eメイル等で、封筒のお名前の下の６桁お客様コード番号とお名前と共に、 ご希望の商品コードをお知らせ下さい（留守番電話もご利用ください！）。

3). 通常ご注文から１週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けていますが品 切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。

4). 基本送料は下記の通りです。

500g（CD３枚程度）まで、全国均一\390。

1Kg（CD７枚程度）まで、全国均一\700。

　ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加 算の場合があります。お問い合せ下さい。

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