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B.O.M.Newsletter #298 web版       2005年8月17日

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今月の注目新入荷!!

ブルーグラス新入荷
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
ブルーグラスお勧め作品
インスト新入荷
各楽器別インストお勧め再入荷作品
オールドタイム&フォーク新入荷
オールドタイム&フォークお勧め作品
カントリー新入荷
カントリー発掘、編集モノ新入荷
カントリーお勧め作品
映像新入荷
映像ものお勧め作品
教則もの新入荷
教則ものお勧め
楽器、その他…
輸入雑誌
月刊『ムーンシャイナー』
B.O.M.ご利用方法

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◆今月4日から7日まで、34年目の宝塚ブルーグラス・ フェスを無事終了しました。34年間、宝塚フェスを支えてくれたすべてのリスナーやバンド、参加者の皆さんに 心からお礼を申し上げます。

 全125バンド、木曜日27バンド、金曜日56バンド、土 曜日91バンド、10分きざみという言語道断な174プログラム、そして日曜日のオープン・ステージに参加して くれた12バンド、諸事情による3バンドのキャンセルのほかは無事、4日間にわたるプログラムを消化すること ができました。

 近年、若い人たちのすばらしさ、そしてその増殖ぶり には目を見張るものがあります。同時に、多くの懐かしい顔も一杯見えました。かつての学生と現役学生が同じ 場所で、同じ目的で、同じことをしている…、そんな様子を見続けてこられたことをつくづく幸せだと感じます。

 信じられないほどのレベルに達した日本のブルーグラ ス・ミュージシャンたち、若者、ベテランともに、すばらしいバンドが次から次へと登場しました。オールドタ イムからトラッドグラス、ニューグラスまで、借り物ではない、自分の音楽として昇華している様子は、それぞ れのバンドの個性となってのアピールを感じました。

 全国、どこのブルーグラス・フェスも同じだと思いま すが、ブルーグラスという共通の愛情だけに集った人々の連帯感に改めて感動します。あの山が、フェスの期間 中、ブルーグラスの解放区だと感じていただけたとすれば、主宰したものとして何よりの喜びです。……ありが とうございました。

◆今年もB.O.M.では、IBMA(国際ブルーグラス音楽協 会)へのツアーを募集しています。こちらは、アメリカ全土やヨーロッパからブルーグラス界のさまざまな人た ちが結集する年に一度のお祭りです。その様子はDVD作品『Bluegrass Journey』(BSF-001 \3,675-)や『Gather at the River』(BMG-80068D \2,783-)でも紹介されています。今年は初めてのナッシュビル開催 ……さぁ、何が起こるか!?!?

 基本スケジュールは10月26日(出発)〜11月1日(帰国)、費用:\233,000-。詳細その他、フレキシブ ルに対応しますのでお問い合わせください。

◆ムーンシャイナー誌8月号は伝説の「あのJ.D.クロ ウ&ニュー・サウス来日から30年」、現在もブルーグラスのマイルストーンとされる彼ら、小森谷さんの写 真集で見るトニー、リッキー、ジェリーらの若々しい姿、そしてその意義を検証しています。その他、オー ルドタイムの新星アンクル・アール、宝塚フェスで話題のフィドラー、アニー・スタニネッツ、森繁昇「ス トーンマン・ファミリーとの思い出」、広島ブルーグラスのオーキー大塚「音楽生活50周年」、ハワイのブルー グラス、ジミー・マーティン追悼@、"Blue Ridge Cabin Home"等々の特集。

定期購読は、1年間(12冊)\6,000-半年間(6冊)\3,300-。また、お友達にも、ぜひお勧め下さい。… なにとぞ、よろしく!!

今月の注目新入荷!!

SH-3990 NICKEL CREEK『Why Should the Fire Die?』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今やメジャーグループとなったニッケル・クリーク 最新作。ブルーグラスを超えたオルタナ・ポップ/ロック作品。凄い演奏です。

ROU-0565 UNCLE EARL『She Waits for Night』CD\2,573-(本体\2,450-)

 凄い女性ストリングバンドのラウンダー・デビュー 盤。ムーンシャイナー誌8月号のグラビア写真はインパクトあるでしょう…!?今、新しいオールドタイムが ブレイク中だ!!オールドタイム新入荷参照。

CO-2737 BENNY THOMASSON『Legendary Texas Fiddler』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現代テキサス・フィドルの祖、ベニー・トーマソンの 貴重な公式録音集が初のCD化。フィドルはもち、マンドリン奏者も必聴。インスト新入荷参照。

ETSU-BCD V.A.『1st Annual ETSU Bluegrass Celebration』DVD-R\4,148-(本体\3,950-)(1時間20分)

 アパラチアのど真ん中で国本が唸る「忠臣蔵」ほか、 本場ローカルの秀逸ライブ。映像新入荷参照。

SHDVD-2004 CLARENCE WHITE『Guitar Workshop DVD with Appalachian Swing』DVD+CD\5,460-(本体\5,200-)

 ついにきた、クラレンス・ホワイトのギター・ワーク ショップがDVD化だ。未発表の1961年と65年の超貴重映像約15分を含んで、『Appalachian Swing』のCdとのセット物。映像新入荷参照。

ブルーグラス新入荷

SH-3990 NICKEL CREEK『Why Should the Fire Die?』 CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

When In Rome/Somebody More Like You/Jealous of the Moon/Scotch & Chocolate/Stumptown 他全14曲

 米国のブルーグラス・フェスが育てた子供たち、ニッ ケル・クリークの最新第4作。タイム誌から21世紀を担う若者5グループのひとつにまで選ばれ、ティーン・ アイドルとしても高い人気を持ち、前2作で150万枚以上の売り上げを誇るクリス・シーリ、ショーン&サラ・ アトキンス兄妹の3人組にマーク・シャッツのベースを加えた4人だけで創り上げた進化中のまったく新し いアコースティック・アンサンブル。詩、曲調、リズムのいずれも、一般の若者にアピールするポップ系 チャートをも意識した音作りで、60年代から70年代に青春したブルーグラッサーには別世界と感じるかも知 れないが、これも進化するブルーグラスのひとつの形であると、わたしは思う。カバーはボブ・ディランの "Tomorrow Is a Long Time"のほかは全曲オリジナル、ツービートのきわめてシンプルなブルーグラス・マ ンドリン・インストを含む3曲のインストも含み、彼らの天才ぶりをいかんなく発揮したすばらしい作品だ。

REB-1811 KENNY & AMANDA SMITH BAND『Always Never Enough』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Dig a Little Deep/Thousand Miles Ago/Going Across the Sea/Young Heart/Our Last Goodbye 他全14曲

 元ロンサム・リバー・バンドでそのリズム/ビート を支えてきたギタリスト、ケニー・スミスが愛妻のアマンダと、近年はバンジョー・メーカーとして知られ るスティーブ・ヒューバー、新世代の繊細なマンドリンを聴かせるジェイソン・ロバートソン、そしてアラ ン・バートラムで結成したケニー&アマンダ・スミス・バンドの最新第3作。リズムとリードともに見事にギ ターが創るバンド・サウンドを中心に、アマンダのクリスタルな女性ボーカルが、ティム・スタッフォード やスティーブ・ガリー、ベッキー・ビューラーやマイケル・ラムジーらの新しい曲やカーター・スタンレー 名曲、そしてケニーのソフトな男性ボーカルがウェッブ・ピアースやトラッド曲などでキッチリとアレンジ される。隅からスミまで、非常に整理されたフィドルレス・ブルーグラスの現代アンサンブルで、新旧ブルー グラス双方の典型を楽しむことができる。

LDR-009 LOU REID & CAROLINA『Time』CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付)

My Dying Day/Brighter Shade of Blue/Mountain Way/Carolina Morning Memory/Heart of Glass 他全13曲

 久々のルー・リード&カロライナの最新作。ご期待 通り、超快適なコンポラソリッド・ビートとサウンドに乗って、「バシッ」と決めるのはお手のもの。ゲスト のロン・スチュワートのバッチリ・フィドルで"Someone Took My Place"かな、と思いきや、新曲の"Forever Ain't No Trouble Now"だと知る…、つまり、50年代最善のブルーグラス・エッセンスを標榜しなが らブーン・クリーク以降の音楽性とリズムでキメル。やっぱ、ルー・リード級になると、実に見事に決まる。 ビンス・ギルをテナーに、リッキー・スキャッグスをバリトンに配したタイトル曲、ジェリー・ダグラスを ゲストに迎えた"My Whole World"など、その人脈と顔もさすがである。セルダム・シーンでの活動と並行 して、妻のクリスティー(ハーモニー)、ケビン・リチャードソン(g)、トリボー・ワトソン(bj)、ジョー・ ハンナバック(bs)のカロライナで、リード・ボーカリストとしてのアイデンティティーをキープするルー・ リード、快調だ。

REB-1801 LARRY RICE『Clouds Over Carolina』CD\2,573-(本体\2,450-)

If You Only Knew/Sunday Silence/Freight Train/We Live in Two Different Worlds/Little Maggie 他全12曲

 ラリー・ライスの最新作は弟トニー・ライスをプロ デューサーに、70年代に一世を風靡した「ハッピー・ミディアム」なブルーグラス。トニーともう1人の弟ワイ アットがバリバリのギターで支え、そのビートに乗っかったサミー・シーラーのバンジョー、リッキーとロ ニーのシンプキンス兄弟がフィドルとベース、そして叔父さんのフランク・ポインデクスターがドブロとい う「ハッピー・ミディアム」には申し分のない布陣。60年代末にロサンゼルスでアント・ダイナーズ・キルティ ング・パーティーで、今でいうアコースティック・スウィングのさきがけを演じ、J.D.クロウに招かれてド イル・ローソンとともに70年代ニュー・サウスを立ち上げたラリー。1974年にはオールマン・ブラザーズ・ バンドに招かれブルーグラスからは遠ざかったものの、西海岸、アパラチア、そして南部と、1970年前後のホッ トなアメリカン・ミュージックのエキスを吸収したラ リー。そんな彼が、トラッドグラスをベースにしたサウンドに、たとえば1曲目のT/Ym/W/Xというコー ド進行や、あの"Freight Train"のブルーグラス・アレンジに見られるような60年代のノスタルジックな フォーク調、そしてハンク・ウィリアムズ名曲のソリッドグラス・アレンジ、トラッドからフラット&スクラッ グス曲など、実に楽しめる「ハッピー・ミディアム」なブルーグラス作品に仕上げている。

 ところで、「ハッピー・ミディアム」って何だっけ? …ムーンシャイナー誌8月号「あの!!J.D.クロウ&ニュー・サウス来日から30年」特集で、小森谷信治氏 の貴重な写真とともに、ニュー・サウスがその後のブルーグラス界に与えた影響と、その功罪!?を検証して いる。

CMH-8969 JEANIE STANLEY『Baby Girl:A Tribute to Carter Stanley』CD\2,888-(本体\2,750-)

Who Will Sing for Me/Fields Have Turned Brown/Memory of Your Smile/How Mtn Girls Can Love/White Dove/Lonesome River/Dream of a Miner's Child 他全14曲

 故カーター・スタンレーの愛娘、ジーニー・スタン レーのデビュー・アルバム。1966年12月、41才の若さでカーターが他界したとき、ジーニーは4才、「私の 父に関する思い出は、ほんの一握り…」というのも無理はない。そんな彼女が人生の苦楽を経たのちに、ようや く父のすばらしい遺産を見直したのか、スタンレー音楽の継承者でもあるジョー・アイザックスのプロ デュースで、ラルフ・スタンレー&クリンチ・マウンテン・ボーイズをバックに父、カーターの遺したすばらし い曲の数々を、スタンレー・サウンドに乗せて聴かせる。「父の才能の、ほんの少しでも授かったとすれば、こ の上ない喜びです」と、ジーニー。常ながら、伝統のサウンドをキッチリ踏襲するクリンチ・マウンテン・ボー イズと、一段と上手さを増したラルフ・スタンレー2世の迫力、貴重な写真を多く含む16頁の解説書とともに、 そして未発表だった2曲のカーターの遺曲、スタンレー・ブラザーズ・ファンには見逃せない一枚だろう。

NEV-501 CANDACE RANDOLPH『Whose Heart Is This?』CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付)

I Don't/My Guitar and This House/Home/Land of the Waltzes/Kentucky Boy/Goin' Back to TN. 他全10曲

 子供の頃からファミリー・バンドでバンジョーを弾 いてきたという女性キャンデス・ランドルフ、そのキャリアを如実にしめすようなブルーグラスとハイロンサ ムを秘めながらアコースティック・カントリーも意識した全曲オリジナル作品。すでに10代で作った曲をラ ルフ・スタンレーがレコーディングしたという逸話を持つシンガー/ソングライターとして現在はナッシュ ビルで活躍中の彼女、そのスムースなフィドルで定評のあるシャド・コッブとジェシ・コッブ(m)、テリー・ エルドレッジ(bs)、そしてソングライティング・パートナーでもあるボビー・ニコラス(g)を核に、ストレー トアヘッドなブルーグラスと女性らしいカントリー・ラブソング、そしてハイロンサムなバラッドなどを聴 かせてくれる。

CMH-8861 DAVID PARMLEY & CONTINENTAL DIVIDE『Long Time Coming』CD\2,888-(本体\2,750-)

More Than I Can Bear/Lost Love/Get Right or Get Left/Done Gone/Where Rainbows Touch Down 他全12曲

 大ベテラン、デビッド・パームリー率いるコンティネ ンタル・ディバイドの最新作。近年、曲素材は最近のものながら、トラッドグラスのメロディーラインやサウ ンドを強く意識したソリッドグラスにシフトしている彼ら、本作でもブルーグラス本来のストレートなメロ ディーとグルーヴを大切に丁寧に仕上げられている。メンバーにはランディ・グレアム(m)、スティーブ・デイ (f)、デール・ペリー(bj)、バリー・ベリアー(bs)ら、これまであちこちの有名バンドで活躍した縁の下の力持 ちたちが集結、これもいつもジャムの輪の中心にいたデビッドの人徳か。近年のコンティネンタル・ディバイド らしい、全員が突っ込んでくるアーリー・ブルーグラスの雰囲気を漂わせ、録音もタイトに50年代の録音と いっても通用するようなトラッドグラスに意図的に仕上げている。

SKFR-2012 RYAN HOLLADAY『New Kid in Town』CD\2,573-(本体\2,450-)

Boston Boy/When It Rains/Shadow Ridge/To Donnelath/Midnight Radio/BlackJack/99 Years 他全12曲

 今年の熊本カントリー・ゴールドのブルーグラス・ア クトで来日予定のライアン・ホラデイ、子供だと侮ってはいけません。12才にしてすでに3枚のアルバムを発 表したライアン、ここ何年か、わたしも毎年、IBMAで彼の成長をみてきましたが、大人たち、ミュージシャン たちがこぞって騒ぐだけあって、並ではありません。最 近メインにしているマンドリンはもとより、その体よりも大きいギターやバンジョーをこともなげに、強烈なフ レーズとスピードで弾きこなしてしまいます。ところどころのツボでは21世紀的なリズムなタメとフレーズを 組み合わせて「ハッ」とさせてもくれます。リッキー・スキャッグス・レコードの発売ということからも、並 じゃない。近年、日米ともに次々と現われる若者ブルーグラス、…出る杭は打たれると言われる日本と、出る杭 は伸ばす米国、最近はそーでもないようだけれど、こんなところにも日米格差をちょっと感じる今日この頃で す。父親マーク(g)、叔父のマイク(bs)、そしてジェイソン・カーター(f)がバックアップ。「親ばか」って、英 語でどう言うんだろう…?プロデューサとギター、そしてアイリッシュっぽい曲を提供しているドック・ホラデ イって誰だ!!??十分驚くに値する強烈なアルバムである。

SOV-1959 CHRIS HILLMAN『The Other Side』CD\2,888-(本体\2,750-)

 元バーズのクリス・ヒルマン、癒し系アコースティッ ク・ウエストコースト・ブルーグラス・カントリー作品。 詳細はカントリー新入荷参照。

ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷

COL-92793 EARL SCRUGGS『I Saw The Light with Some Help from My Friends』CD\2,079-(本体\1,980-)

Lonesome and a Long Way from Home/Silver Wings/Motherless Child Blues/Never Ending Song of Love/Rock Salt & Nails/Banks of the Ohio 他全14曲

 1969年に解散したフラット&スクラッグスの後、アール・スクラッグスは息子たちとともにポップ/ ロックのマーケットへ、自らのリベラルな思想とともに踏み込んでいく。本作は1971年、そんなアールの音 楽(つまりブルーグラス)と人柄を慕う若者たち、アーロ・ガスリー、リンダ・ロンシュタット、トレイシー・ ネルソン、ニッティ・グリティ・ダート・バンドらをゲストに、バッサー・クレメンツやノーマン・ブレイク、 そして息子たちとのアール・スクラッグス・レビューをバックに録音、翌72年に発表した作品に未発表のボー ナス3曲(Fireball Mail/Tramp on the Street/The Cure)を加えたもの。この前作『Family and Friends』では、ジョーン・バエズやボブ・ディランが参加、また、2001年度のグラミー獲得作品『and Friends』(UNI-170189 \2,783-)ではスティングやエルトン・ジョンが参加するという、アメリカ音楽界の至 宝、アールならではの作品。タイトル曲のハンク・ウィリアムズやマール・ハガードら保守派!?の作品も積極 的に取り入れ、翌年のニッティ・グリティによる名盤『永遠の絆』に至るナッシュビルの民主・リベラル化!? に一石を投じた一連の作品のひとつだと思う。

COL-92801 LESTER FLATT & EARL SCRUGGS『Foggy Mountain Jamboree』CD\2,079-
(本体\1,980-)

 永遠の、おそらくブルーグラス史上、もっとも重要な アルバムが廉価版としてコロムビア・レーベルから再発売だ。これまでもニューズレターでは、カウンティー 盤を紹介してきたので、すでにお持ちの方も多いだろうが、わたしも初めて見るオープリでの写真やボブ・ チェリーのライナーノーツなど、ま、とにかく、このアルバムは何枚あってもいい!? 今回の再発に当たって3曲(On My Mind/Dear Old Dixie/Pray for the Boys)がボーナスされている。

ブルーグラスお勧め作品
(すでに新入荷で紹介済みの作品です)
■ムーンシャイナー最新8月号特集関連作品
(ブルーグラスの情報満載のムーンシャイナー最新8月 号は\525-。カバーストーリーはJ.D.クロウ&ニュー・サウスの30年前と今。若く輝いているトニー・ライス やリッキー・スキャッグス、そして10代のジェリー・ダグラスらの写真集はお楽しみ…)

ROU-0044 J.D.CROWE & NEW SOUTH CD\2,573-(本体\2,450-)

Old Home Place/Some Old Day/Rock Salt and Nails/Nashville Blues/Ten Degrees/I'm Walkin' 他全11曲

 今から30年前、J.D.クロウがトニー・ライス、リッ キー・スキャッグス、ジェリー・ダグラス、ボビー・スローンの新生ニュー・サウスを率いてやってきた。同時 に日本先行発売されたこの作品(邦題『 Home Place』)がその後、30年間に渡って若いブルーグラッサーのバ イブルとなってきている。ムーンシャイナー誌では来日写真リポートと、このアルバムがもたらした意義を 検証しています。

THRILL-145 JIMMY MARTIN『Don't Cry To Me』CD\2,888-(本体\2,750-)

 5月に他界した偉大なジミー・マーティン追悼特集、 8月号の第1回目はジミーからの最後のメッセージ。本作は、ジミーの生涯を描いたDVD『King of Bluegrass』(SSF-001D \3,675-)で使用された音源、ビル・モンローとの"On and On"をはじめ、J.D.クロウとポール・ウィリアムズを伴った貴重な1950年代の 録音から、最近のビーン・ブロッサム・ライブまで、ジミー・マーティンの代表曲16曲集。

OH-90202 SCOTTY STONEMAN『The Lost Masters』CD-R\2,888-(本体\2,750-)

 現在はゴスペル・シンガー/ソングライターである 森繁昇が30余年前、スコッティの後釜としてストーンマンズ・ファミリーに加入した当時の思い出を8月号 に寄稿している。本作は、お蔵入りになっていた60年代中頃と思われるスコッティ・ストーンマンのフィド ル集のCD化。ストーンマン兄弟をバックにしたフィドル・チューン集。独特の拍崩しや、ブルーノート、一本 指ダブルストップ等々、チャビー・ワイズやベニー・マーティンによって完成されたブルーグラス・フィド ルがより自由にインプロバイズする第二世代への道を切り開き、リチャード・グリーンへ、そしてステュアー ト・ダンカンへと受け継がれることになる基礎を創った偉大なフィドラーの数少ない正式録音のひとつ。

■話題のブルーグラス

ROU-0557 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『You Gotta Dig a Little Deeper』CD\2,573-(本体\2,450-)

 8月現在、全米ブルーグラス・チャートのナンバーワ ンとなったドイル・ローソンとクイックシルバーの最新作。1曲目からブッ飛ばしの超快調ブルーグラスが 実に爽快なホットピッキンとぶっちぎりコーラス…、古巣に戻ったテリー・バウカムの折り目正しいインパ クト・バンジョー、ジェシー・ストックマンの見事に切れの良いフィドル、そしてジェイミー・デイリー(g)と バリー・スコット(bs)の完璧なボーカル隊が、文句なし、胸のすくような気持ちいいブルーグラスを聴かせ てくれる。超お勧め、ただいまヒット中の現代ブルーグラスだ。ムーンシャイナー誌2004年9月号で彼らの25 年をまとめている。

REB-1654 LARRY SPARKS『Silver Reflections』CD\2,573-(本体\2,450-)

 昨秋、IBMA最優秀男性ボーカルを受賞、今春には、歌 手生活40周年を祝ったアルバム『40』(REB-1806 CD\2,573-)が大好評だったラリー・スパークス。デル・マッカーリーと並び、トラッド・ブルーグラスの人間国 宝が1990年頃、その25周年を記念して発表した、ラリー・スパークスらしさの凝縮した名盤。

CAP-63425 NEW GRASS REVIVAL『Grass Roots:The Best of New Grass Revival』CD2枚組\3,360-(本体\3,200-)

 凄いです!!ニュー・グラス・リバイバルの超強力ベ スト集!!…1989年に解散したのに、今またメジャーから新発売される、それほどに認められる音楽を演じ続 けた彼ら、未発表曲10曲!!を含めた2枚組全35曲、2時間半。全員が最後のステージとして万感の思いを込 めたであろう解散ラスト・ステージ、グレイトフル・デッドのニューイヤーズ・イブでの熱狂ライブも3 曲!!その凄いこと、完璧なこと、めちゃくちゃ熱いこと…。

REB-1802 KING WILKIE『Broke』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今春、全米ブルーグラス・チャートでこのアルバム と、ギターのテッド・ピットニー作の"Broke Down and Lonesome"がダブルでナンバーワンを獲得。メンバー全員が20代、話題のソリッド&トラッドグラスだ。 ムーンシャイナー誌2004年8月号で特集。

DUAT-1203 GREENCARDS『Weather and Water』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今年の夏、ボブ・ディランの全米ツアーのオープニ ング・アクトを務め、一躍有名になったグリーンカーズ。スーパーピッカーのキム・ワーナー(m)とイーモン・ マクローリン(f)にキャロル・ヤング(bs)のトリオにパット・フリンやブライアン・サットンらを迎えたバ ンジョーレス。インスト3曲をはさんで、男女ボーカルをフィーチャーしながら、アコースティック・カン トリーとブルーグラスをうまくミックスしたポップなニューグラス。現在全米アメリカーナ・チャート第7 位。昨年の自ムーンシャイナー誌04年5月号(MS-2107 \525-)にて特集あり。

MCM-0002 DEL MCCOURY BAND『The Company We Keep』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 IBMAアワードで不動の最優秀エンターテイメント・ バンドを連続受賞記録更新中、また一方、何千人ものロック観客を前に、若者たちを狂喜させてきたジャム バンドの師匠役でもあるデル・マッカーリー・バンドの最新作。最高のトラッド&ソリッドグラスが楽しめ る。

SH-4004 JIM MILLS『Hide Head Blues』CD\2,573-(本体\2,450-)

 バンジョー奏者には「たまらん!!」…、究極の「トー ンとタイミング」に集中して楽しめるアルバム。プリ・ウォー・フラットヘッド・マスタートーンのコレクター としても知られるバンジョー奏者、ジム・ミルスがそ のコレクションから選りすぐった4本のバンジョー(3本のRB-75と、スナッフィ・ジェンキンスの持って いた歴史的なRB-4)を弾く。ムーンシャイナー誌9月号で特集を予定している。

■トラディショナル・ブルーグラス

ROU-0527 DRY BRANCH FIRE SQUAD『Live at Newburyport Firehouse』CD2枚組\2,573-(本体\2,450-)

 ドライ・ブランチ・ファイアー・スクォッドの最新 作は2枚組ライブでこのお値段。北部の消防署でのライブは、オールドタイミーなボーカルとブルーグラス 楽器(フィドルなしの4人組)のサウンドは、決してスーパーピッカーではないのだが、その深いトラッド 音楽への造詣と愛情が抜群の選曲とともにバンド全体の香気となって聴くものをひきつける。名物ロン・トー マソンのすばらしいMC、田舎と都会、政治から教育、モダン・カントリーやフォーク、ジョン・ダフィやビル・ モンロー等々、さまざまな話題でインテリたちを煙に巻く強烈なヒルビリー方言が曲間にたっぷりとフィー チャーされている。英会話に自信がある人はぜひ挑戦すべし。この強烈なヒルビリー訛りや隠喩、じつに難解 だ…。ロンの敬愛するスタンレーズにはじまり、G.B.グレイソンからカーター・ファミリー、そしてビル・モ ンローとギリアン・ウェルチが3曲ずつ…、その選曲とボーカルのセンスの良さに感服。ブルーグラス・ソング の持つ深い意味と伝統を気付かせてくれる。

REB-5001 RALPH STANLEY & FRIENDS『Clinch Mountain Country』CD2枚組\4,410(本体\4,200-)-

 今や大ブレイク、文字通りアメリカン音楽界の重鎮 となった、ブレイク少し前の1998年、ラルフ・スタンレーが各界からゲストを招いて作った話題作。なん たって、ボブ・ディランが参加している。その他、ジョー ジ・ジョーンズ、ドワイト・ヨーカム、ティム・オブライエン、ギリアン・ウェルチ等々。

KG-0952 V.A.『Best of King and Starday Bluegrass』CD4枚組\9,450-(本体\9,000-)

 全100曲、1940年代のJ.E.メイナーから1970年代はじめのニュー・グラス・リバイバル(未発表曲"Nor wegian Wood"と"Door Into Summer"収録!!)の誕生まで、アメリカ南部のブルーグラス・マーケットで、 主にシングル盤として、つまり、ヒットを目論んで発表された生き生きとしたブルーグラスの数々。モンロー やフラット&スクラッグスらのメジャーレーベル組とは一線を画した、下克上のエネルギーを満喫できる アーリー・ブルーグラス大秀作である。さすがに、知らない曲やアーティストが一杯だ。

■コンテンポラリー・ブルーグラス

MCR-001 ALAN MUNDE GAZETTE CD\2,888-(本体\2,750-)

 最近アクティブなアラン・マンデが作った新バンド、 アラン・マンデ・ガゼットのデビュー作。衰えることのないアランの折り目正しいメロディック・ バンジョーを軸に、スタンダードの"This Morning at Nine"や、懐かしい70年代ヒット"Never Ending Song of Love"、ディランの"Don't Think Twice"、そしてカポなしの"Daybraek in Dixie"など、端正なバンド・サウンドを聴かせてくれる。アラン自筆の本作バンジョー・タブ 譜集(MCR-001T \2,888-)もある。

SP-1007 RONNIE RENO & RENO TRADITION『In Concert』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ドン・レノの長男、ロニー・レノの新バンド、レノ・ トラディションの最新第2作はライブ集。子供の頃からレノ&スマイリー、その後オズボーン・ブラザーズを 経て、マール・ハガードに9年、ソングライターとしてもコンウェイ・トウイッティの"Boogie Grass Band"などのヒット曲をものにしたロニー。ジム&ジェシー で知られるマイク・スコット(bj)、現在話題のザ・グラスカルズに移ったダニー・ロバーツ(m)、ジャッキー・ ミラー(f)、ヒース・バン・ウィンクル(bs)、そしてゲストにハーシャル・サイズモア(m)が1曲聴かせる。レ ノ&スマイリーの名曲"Driftin' with the Tide"や"Love Please Come Home"、スタンダードの"9 Pound Hammer"や"T for Texas"など全12曲をスマートに聴かせる。

■ニューグラス

ROU-0441 PETER ROWAN & TONY RICE『You Were There for Me』CD\2,573-(本体\2,450-)

 昨秋発表されたピーター・ローワンとトニー・ライス が組んだ話題の初アルバム。ピーター独自の世界観を感じさせるオリジナル曲とトニーのスペースグラスが 絶妙に混ざり合い、まったく新しい世界を現出している。還暦を迎えたピーターと、50も半ばを迎えようと するトニーの衰えることのない創作活動に感動する。

ROU-0550 V.A.『Moody Bluegrass, a Nashville Tribute to the Moody Blues』CD\2,573-(本体\2,450-)

 なんと、今年1月に全米最大手インターネット・セー ルス・チャートで6位に入るという快挙、ちなみに1位はU2、3位にはレイ・チャールズ…。ハーリー・アレ ン、ティム・オブライエン、ジョン・コーワン、ラリー・ コードルらをリード・ボーカルに、アリソン・ブラウンやチャーリー・クッシュマン、バリー・クラブトゥリー やキース・リトル(bj)、ステュアート・ダンカンやフレッド・カーペンター(f)、またハーモニーにはアリソ ン・クラウスやサム・ブッシュも名を連ねた豪華版(ジョンのリードにアリソンのテナーとサムのバリトン は一聴の価値あり…!)。ギブソン社のデビッド・ハービー(m)が創ったオールスター・キャストによる、60年 代から活躍するイギリスのロック・バンド、ムーディー・ブルースのカバー集。

ROU-0525 ALISON KRAUSS & UNION STATION『Lonely Runs Both Way』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今やメジャーメディアも認める大スターの仲間入り をしたアリソン・クラウス。しかし、それでも昨冬発表の、10枚目になる最新作は、ブルーグラスのリズムや ソウルを失うことなく、見事にホップな音を作る。ダン・ティミンスキによるデル・マッカーリーの"Rain Please Go Away"やラリー・スパークス調の"Pastures of Plenty"、アリソン・ブラウンとクラウスの共作"This Sad Song"で聴かせるド・ソリッドグラスから、ジェリー・ダグラスの凄いインスト、ロン・ブロックも 自作曲を歌う等々、バンド全体で創り上げるという、現在最高のブルーグラス・アンサンブルをご堪能くださ い。

■歴史的録音、名盤など…

ROU-1110 STANLEY BROTHERS『Earliest Recordings:The Complete Rich-R-Tone 78s(1947-1952)』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ブルーグラス御三家、スタンレー・ブラザーズ、歴史 的な彼らのデビュー録音であるリッチ・R.トーン社への全録音14曲が再発売。スクラッグス奏法が不明のま まにラルフが懸命に真似る"Molly & Tenbrooks"や、のちにブルース色を強めてモンローがリファインしハ イロンサムと呼ばれるアパラチア独特の唱法など、クリンチ・マウンテンの伝統を強烈に引きずった彼ら初 期のブルーグラスが堪能できる。

 これでスタンレー・ブラザーズはデビュー録音のほ か、コロムビア時代『Complete Columbia Recordings, 1949-1953』(COL-53798 \2,573-)、そしてマーキュリー時代『Complete Mercury Recordings, 1953-1958』(B000053402 \3,675-)、58年以降のキング時代前編『King Years 1958-61』(KCD-7000 CD\9,450-)、キング時代後編『King Years 1961-65』(KCD-950 \11,550-)で完全に全公式録音が揃う。

KG-0541 RENO & SMILEY『Wanted』CD\2,363-(本体\2,250-)

 レノ&スマイリーの1961年の秀作アルバムがCD化された。ここからの"Love Please Come Home"が小ヒットしているし、バンジョー・インストが半分の6 曲、そして良く知られた曲のカバーも含んで、レノ&スマイリーらしく聴きやすい作品に仕上げている。モン ローやフラット&スクラッグスらのタイトさとは少し違う、ちょっと揺れるようなダンサブルにも感じられ るリズムに乗って独特のモダニズムを漂わせるレノ&スマイリーの本領発揮アルバムである。なお、レノ&ス マイリーのキング時代の録音は現在、1951年から59年の119曲が4枚組全集『Early Years 1951-1959』(KING-7001 CD\9,450-)で発表されている。

SLH-101CD BILL CLIFTON『Carter Family Album』CD\3,255-(本体\3,100-)

 ビル・クリフトンが1961年に発表したブルーグラス・ スタイルによるカーター・ファミリー・トリビュート作品最高傑作のひとつ。…特別限定盤!!

BGOCD-298 COUNTRY GAZETTE『Traitor in Our Midst/Don't Give Up Your Day Job』CD\2,888-(本体\2,750-)

 1972年と73年に発表されたカントリー・ガゼットの 大名盤LP2枚がCD1枚に。ブルーグラス楽器だけで創るポップな音がヨーロッパで大ヒット、オランダでは チャートナンバーワンも記録したウエストコースト・ブルーグラス最上の作品。

SH-3749 PETER ROWAN『First Whippoorwill』CD\2,079-(本体\1,980-)

 ピーター・ローワンのビル・モンロー曲集。サム・ブッ シュ、リチャード・グリーン&バディ・スパイカー、ビル・キース、ロイ・ハスキーJr.に、テナーがアラン・ オブライアン。なんと、廉価版!!

■ブラザー・デュオ
(最小のバンド・アンサンブルです、皆さんも、夫婦、親 子、同僚、他人…、始めませんか?)

OH-90164 HARRY & JEANIE WEST『Old Time Sacred Picking & Singing; I Need the Prayer』CD-R\2,888-(本体\2,750-)

 ニューヨークの若者にフォーク・ブーム以前からア パラチア音楽を紹介してきたハリー&ジニー・ウエストが1969年に録音したものの、その後行方が分からな くなっていたマンドリン&ギターのブラザー・デュオ集の発掘復刻。"Keep on the Sunny Side"や"Sunny Side of Life"など、カーター・ファミリーやブルー・スカイ・ボーイズ、モンロー・ブラザーズなどの兄弟 デュオ14曲を男女の夫婦デュオに置き換え、南部アパラチア一帯で愛唱されるゴスペル・ソングを集めたも の(印刷された曲目リストとCDデータが合致しないので注意)。

CCCD-0183 GINNY HAWKER & TRACY SCHWARZ『Good Songs for Hard Times』CD\2,888-(本体\2,750-)

 伝統的なアパラチア唱法の第一人者ギニー・ホウカーとニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのトレ イシー・シュワルツ夫妻による2000年発表のタイトルも素敵な夫婦デュオ作品。昨年、ダーク・パウェル制 作で発表された最新作『Draw Closer』(ROU-0543 \2,573-)同様、超お勧め!!

OFR-003 HUNGER MOUNTAIN BOYS『Blue Ribbon Waltz』CD\2,888-(本体\2,750-)

 北部マサチューセッツから登場したハンガー・マウ ンテン・ボーイズ、デビュー作『Fashioned in the Old Way』(OFR-001 \2,888-)につづく最新作も、1930年代のブラザー・デュオの真髄を聴かせる。日本の初 期ブルーグラスでヒットしたあの懐かしい"Dreamin'"のほか、ブルー・スカイ・ボーイズやルービンズらの カバーはあるものの、ほとんどがオリジナル曲。初期のビル・モンローを思わせるすばらしいマンドリンと ギター・ビートを中心に、2人というコンセプトは変えずにフィドルやドブロを持ち出したりスウィング・ ビートを聴かせたりもする。ブラザー・デュオのクローズ・ハーモニーの伝統は現在もアメリカン・ハーモ ニー・シンギングの基礎となっている。

インスト新入荷

CO-2737 BENNY THOMASSON『Legendary Texas Fiddler』CD\2,573-(本体\2,450-)

 アメリカン・フィドル・チューンがアメリカ南部の 果てでテクニック的に最終的な極みに達したのは、この男、ベニー・トーマソン(1909-1984)によるところ がきわめて大きい。マーク・オコナーが師と仰ぐ、現在のテキサス・フィドルの典型をセットした偉大な フィドラーである。…にもかかわらず、コンテストを活躍の場としたため、正式録音がほとんど残されてい ない。そんな中、本作は1960年代末に録音されカウンティーから発表された貴重なアルバムの初CD化であ る。伝統的なフィドル・チューンにベニー独自のバリエーションを加えていき、それが現在のテキサス・スタ イルのスタンダードとなっている。1967年にビル・モンローのブルーグラス・ボーイズに加わったバイロン・ バーラインがブルーグラスにテキサス・スタイルの要素を持ち込み、折から少年サム・ブッシュやケニー・ベ イカーがそのスタイルを大胆に取り入れ、70年代以降のブルーグラス・フィドルとマンドリンに大きなテク ニック革命を起こしたのも、その基はベニーのバリエーションの豊かさにあった。ベニーのフィールド録 音集『Weiser Reunion』(VOY-309 \|2,888-)とともに、シビアなフィドラーにはマーク・オコナーがコピー しリファインしたものを聴くよりもこのベニーの音源、必聴、必須である。

CO-3533 V.A.『Old Time Mountain Banjo』CD\2,573-(本体\2,450-)

Leather Britches/Oh Molly Dear/Don't Let Your Deal Go Down/Coo Coo Bird/Home Sweet Home 他全18曲

 南北戦争終結とともに19世紀後半にアパラチアに入 り込んだバンジョーが、その土地のフィドル・チューンやバラッドと出会ってさまざまな奏法を生んでいった。 そんな伝統的なバンジョー奏法のいろいろを、伝承が消滅する以前、また、メディアによって新しい音楽の刺 激を受ける以前、20世紀前半の1920年代を中心に録音された貴重な音源18曲集。フレイリングやクロウハン マーと呼ばれる奏法以外にも、さまざまな奏法が紹介されており、また、クラレンス・アッシュレー、チャー リー・プール、フランク・ジェンキンス、ビュエル・カズィー、ドック・ウォルシュ、アンクル・デイブ・メイ コン、ジョン・ハモンドほか、伝説的なバンジョー奏者が一望できる秀作でもある。

BCCD-105 BUDDY SPICHER & CALVIN VOLLRATH『Air Mail Special』CD\2,888-(本体\2,750-)

Charmaine/Cherokee/Mona Lisa/Skip It/Bernie's Tune/Whispering/Raisin' the Dickens 他全13曲

 悠々自適のフィドラー三昧を続けるバディ・スパイ カーの最新自費制作品はカルビン・ボルレースのツイン・フィドルをフィーチャーしたジャズ・スタンダード 集。文句なしの境地に達したスパイカー美学はもちろん、カルビンのすばらしいテクニックを基にした微妙 なフレーズの数々(こんな人がいたんだ!!)を、ギターのマイク・ドウリング、エレキ・マンドリンのポール・ クレイマー、3本目のフィドル乃至ビオラに若いビリー・コントレラス、そして、なななんと御大バディ・ エモンズをスティール・ギターに迎え、テイラー・コカーのベースとジム・ホワイトのドラムスを配した ゴージャスなセッション。ケニー・ベイカーのブルーグラス・スタイルで知られる優雅な「シャルメイン」や、 ホンキー・トンク・シャッフル調にアレンジされた「モナ・リサ」、ホットなスウィングにブギ・ウギまで、ジャ ズ・バイオリンとは一味も二味も違う、ウェスタン・スウィングを基礎にした、つまりフィドル・チューンの流 れを汲む、ゴキゲンなスウィング・フィドルが堪能できる。

SEAL-031 中川イサト『Real Thing』CD\3,000-(本体\2,858-)

風星/Lady of the Lake/一方杉/東方美人 他全13曲

 日本フィンガーピッキン界のパイオニア、中川イサ トの4年ぶりの新作。本人がライナーノーツに曰く、「音を詰め込み過ぎるのはやめよう」ということで、ベ テランらしく、音数が少なく、よりシンプルにメロディーラインに集中、故高田渡に捧げられた「冬のほお ずき」を含むオリジナル13曲集。

HCND-440 HOT CLUB of NEW ORLEANS『More!』CD\2,573-(本体\2,450-)

On a Slow Boat to China/Lucky So and So/Minor Swing/Black and Tan Fantasy 他全9曲

 ジャンゴ・ラインハルトを思わせるソック・リズムと 強烈なスラッピング・ベースをバックに、マット・ローディーのジャズ・フィドルとクリストファー・コールの クラリネット、トッド・デュークとデビッド・ムーニーのギターがスウィングするホット・クラブ・オブ・ ニューオーリンズの最新第2作。エンハンスCD-ROMでライブ映像も楽しめる。デューク・エリントンを中心 に、ノスタルジックなジャズを楽しませてくれる。

CRCI-20627 『J-Pop New Hits』CD\1,500-(本体\1,429-)

 …いえいえ、宗旨替えではありません、誤入荷です。 が、このメチャ暑い最中、ご家族の方向けにオモロイかなと思って紹介してみます。世界最大手のオルゴール・ メーカー三協精機が提供した50弁シリンダー・オルゴール"Orpheus"の櫛歯の音をサンプリング、ただい まヒット中のJ-Pop(ほとんどがTVや映画とのタイアップ曲と、なぜかクラプトンの"Say What You Will"など)に乗せて「本物のオルゴールの音を忠実に再現」 したという。…だから、何やネンといっても、いや、オモロイかなぁーって。

各楽器別インストお勧め再入荷作品

(楽器につきましては、楽器本体やパーツから教則物ま で、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)

■ギター

SRCD-2001 WAYBACKS『Way Live』CD\2,850-(本体\2,715-)(歌詞/解説付き)

 ブルーグラス、ドーグ、ジャズ、ロックなどさまざ まなアメリカ音楽の要素を持つジャムグラス・バンドの日本デビュー作。ジェイムズ・ナッシュの圧倒的な フラットピッキン・ギターと、スティービー・コイルのフィンガーピッキン・ギターを中心に、チョー ジョー・ジャックスのフィドル&マンドリンにドラムスとベースでぶっ飛ばすウェイ・バックスの痛快ライ ブ。

LD-9710 RICK RUSKIN & VIVIAN WILLIAMS『The Gospel』CD\2,888-(本体\2,750-)

 フィンガーピッキン・ギターのリック・ラスキンと トラディショナル・フィドラーのビビアン・ウィリアムスの2人がゴスペルの超有名スタンダードを、シン プルかつリラックスして、丁寧に聴かせてくれる。明治時代、日本の唱歌にアメリカン・ゴスペルが大きな 影響を与えたと思わせるような馴染みのラインがそこかしこに聴こえてくる。シンプルなメロディーをシン プルに弾く、これでいいんだ。

SH-3730 DAN CRARY『Guitar』CD\2,079-(本体\1,980-)

 フラットピッキン・ギターのスタイルで、ドック・ワ トソンとトニー・ライスとの間に位置するダン・クレアリーの最高傑作。サム・ブッシュ、マーク・オコナー、 ベラ・フレックらを伴い、"Cotton Patch Rag"や"Tom & Jerry"、スタンレー・メドレーやモンロー・メドレーなどの1982年作品。

■バンジョー
(ムーンシャイナー最新6月号から連載のはじまった 「バンジョー祭り」もお見逃しなく…!!)

COMP-4386 NOAM PIKELNY『in the maze』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在、ジョン・コーワン・バンドの若いバンジョー 奏者、ノーム・ピケルニーのデビュー作。ベラ・フレック以降のテクニックとタッチで、マット・フリナー(m)、 デビッド・グリア(g)、ゲイブ・ウィッチャー(f)、そし てトッド・フィリップス(bs)という申し分ないバックアップで創られた秀作。現在の若者が目指すバン ジョー・トーンと、最先端テクの一例が聴ける。…時代は進むのだ、聴くべし。

ROU-0357 CRAIG SMITH CD\2,573-(本体\2,450-)

 クレイグ・スミスのグラナダからゴールデン・トーン とタイミング、そして超ハイセンスなフレーズの数々は90年代のブルーグラス・バンジョー最高峰として数々の セッション作品と、この唯一のソロ・アルバムを残している。ステュアート・ダンカンのプロデュースで、超趣 味のいいオールドタイムやブルーグラスに、「セントルイス・ブルース」や「シャーレード」、「ユーモレスク」 から「ケンタッキーの我が家」等々、ステュアートのフィ ドルとローリー・ルイスのボーカルをフィーチャーしながら、しかし基本は普段のジャム仲間という彼らしい人 選で聴かせるバンジョー秀作である。

■マンドリン

SKFR-2009 ANDY LEFTWICH『Ride』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在もっとも旬なマンドリン&フィドル、若干24才 アンディ・レフトウィッチのデビュー作品。リッキー・スキャッグス・バンドで「えっ!?」と思うようなマンド リンが聴こえたら、それはリッキーじゃなくアンディ。本作はフィドル・メインながら、マンドリンも一杯楽し める2003年のデビュー作品。

DL-2002 DAVID LONG『Midnight from Memphis』CD\2,888-(本体\2,750-)

 昨年、岐阜・時山フェスのゲストとしてブラッド・ フォークとともに来日したデビッド・ロング。ビル・モンロー、マイク・コンプトン直系の素晴らしいマンドリ ン・アルバム。

■フィドル
(ムーンシャイナー誌5月号から「アメリカン・フィド ル物語」連載中!!)

CO-2708 KENNY BAKER『Plays Bill Monroe』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ビル・モンローをマンドリンに迎え、"Road to Columbus"や"Jerusalem Ridge"をはじめ、1970年代中頃にモンローとともに創り上げたブルーグラス・フィ ドル・チューンの完成形である。完全コピー譜&タブ譜集(OTF-2 book\1,575-)がある。

OMAC-7 MARK O'CONNOR's APPALACHIA WALTZ TRIO『Crossing Bridges』CD\2,888-(本体\2,750-)

 74分に及ぶ、見事なフィドル・チューンとクラシッ クのコラボレーションを楽しめる自費制作ライブ。マークがムーンシャイナー誌4月号に寄稿してくれた 失われた民「メランジオン探訪」でも感じられるように、さまざまなアパラチアに関する探求を経て至った 深い音楽への理解を基に組み立てられたすばらしいフィドル、ビオラ、チェロのトリオ。

■ドブロ

PC-1143 PHIL LEADBETTER『Slide Effects』CD\2,573-(本体\2,450-)

California Cottonfields/More Pretty Girls Than One/Steel Guitar Rag/Remington Ride 他全12曲

 J.D.クロウ&ニュー・サウスから、現在はワイルド ファイアーで活躍するドブリスト、フィル・レッドベターの最新作。アンディ・レフトウィッチのシュアーな 目を剥くマンドリンとフィドル、スコット・ベスタルのクールで知的なバンジョー、エー加減にせいのコディ・ キルビーのギター、バイロン・ハウスのベースを軸に、マーティ・レイボン、ロニー・ボウマン、スティーブ・ ガリー、アリス・ベスタルをフィーチャーしたボーカル曲を挟みながら、バラエティーに富んだドブロ・インス トを聴かせる。つくづく、アンディとコディの23才組の凄さには脱帽だ…、それに絡むステュアート・ダンカ ン(3曲)も凄いけど。前作『Philbuster』(ROU-0459 \2,573-)と同様、ドブロという「ヘンな楽器」になじみやすいアルバムに仕上げている。

■その他

RXCD-5001 ホーザ・ホーシャ(ROSA ROXA)『ノッソ・ショーロ』CD\2,700-(本体\2,571-)

 ムーンシャイナー誌4月号で「ブルーグラス人のた めのショーロ入門」特集をしたブラジルの伝統的なストリングバンド音楽『ショーロ』。グリスマンらに多大 な影響を与えたブラジル版フラットマンドリンであるバンドリンが大活躍する素晴らしいアンサンブル音楽 を、バンジョー奏者でありながらバンドリンの名手としても知られる中沼浩、そして山本のり子のボーカル、 そしてギターとカバキーニョにパーカッションを擁した5人組、ホーザ・ホーシャが聴かせてくれる。夏は サンバだブラジルだ!!??

SRCD-5002 THE PLAYERS CD\3,150-(本体\3,000-)ライブ映像CD-ROM付き

 現在のナッシュビル音楽を支える超スーパーピッカー・セッション・プレイヤーによる強力ユニット唯 一の作品。ブレント・メイソン(g)、ポール・フランクリン(Steel g)、マイケル・ローズ(bs)、エディ・ベイヤーズ(drums)、ジョン・ホッブス(keyboad)に、 ピーター・フランプトンらのゲストで、プログレ・カントリーからフュージョン・ジャズまで、やりたい放 題の南部テイスト横溢のエレキ音楽。

オールドタイム&フォーク新入荷

ROU-0565 UNCLE EARL『She Waits for Night』CD\2,573-(本体\2,450-)

Walking in My Sleep/There Is A Time/Booth Shot Lincoln/Ida Red/Take These Chains 他全14曲

 この女の子たち('gEarls)は、全員がただ者ではない。それぞれにソロとして活躍し、すばらしいアル バムも創っている。そして、ここに女性ストリングバンド、アンクル・アールとして集結すると、見事にバー サタイルな最高のオールドタイム・ストリングバンドとして妖艶に揺れる。1曲目、典型的なオールドタイ ム・ビートに揺れながらアビー・ウォッシュバーン(bj)のダウン・トゥー・アースなボーカルに続いて、 ザ・ディラーズの名曲がK.C.グローヴス(m)で見事なアパラチアン・ソウルに編曲、クリスティン・アンド リーセン(g)は"Sugar Babe"をダンサブルなブラザー・デュオに、そしてレイナ・ゲラート(f)は古いア イリッシュ・バラッド"Willie Taylor"を飾り気なく清楚に…、現在のオールドタイム・ストリングバンド、 さまざまな形態を聴かせてくれる。ムーンシャイナー8月号での彼女らの特集でも述べられていたように、 現在、新しいオールドタイムがIBMAを足がかりに次々と生まれ、ブルーグラスの世界に新しい感性を持ち込 んでいる。ここまで発展したブルーグラスがテクニック一辺倒にならないためには、アパラチアの伝統、つ まり、オールドタイムの感性がとても必要なのだ。ダーク・パウェル制作、この秀作を聴くべし、楽しむべし!!

VSR-109 BILL & LAURIE SKY『Back Roads and Brush Arbors』CD-R\2,888-(本体\2,750-)

Storms Are on the Ocean/Life's Railway to Heaven/Will the Circle Be Unbroken 他全11曲

 ビルとローリーのスカイ夫妻、ギターとオートハー プの夫婦デュオである。ジム・ウッド(f)やダーリン・ビンセント(g)、デニス・クロウチ(bs)ら、ナッシュビ ル・ミュージシャンをバックに、それでもきわめてシンプルにオールドタイミーなフロントポーチ・ミュー ジックという暖かい雰囲気に仕上げている。自費制作らしく解説も何もないが、ほのぼのとしたアパラチア ンな良いアルバムである。

CO-3533 V.A.『Old Time Mountain Banjo』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1920年代を中心に録音された貴重なオールドタイム・マウンテン・バンジョー音源18曲集。インスト新 入荷参照。

オールドタイム&フォークお勧め作品

ROU-0071 V.A.『Hollerin'』CD\2,573-(本体\2,450-)

 南部アパラチアは米国内で20世紀の最後まで残った 秘境である、という。ムーンシャイナー誌4月号のマーク・オコナーの寄稿メランジオンや宗教など、外部と の接触がなかっただけに、強烈な文化が残っていた。本作は、フォーク・ミュージックのもっとも原始的な「叫 び」を集めたもの。1975〜76年にノース・カロライナ州で開かれた全米ハラーイング・コンテストのライブ。 遠くの人とのコミュニケーションのために発達した叫びが歌となっていく様子が聴き取れるアメリカン・ フォーク秀作。

ROU-0009 CLINT HOWARD, FRED PRICE & Their Sons『The Ballad of Finley Preston』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

 1972年にラウンダーが発表したクリント・ハワード とフレッド・プライスの名盤が限定CD化(ライナーノーツはPCから指定サイトのPDFファイルにて)である。 ジャム仲間でもあるドック・ワトソン同様、ブルー・リッジの山懐で地元の人々に愛され育まれてきた素朴 なストリングバンド音楽である。ブルーリッジ系伝統音楽の大名盤、超お勧め盤です。

カントリー新入荷

SOV-1959 CHRIS HILLMAN『The Other Side』CD\2,888-(本体\2,750-)

Eight Miles High/True Love/The Other Side/The Wheel/It Doesn't Matter/Water Is Wide 他全14曲

 元ザ・バーズのクリス・ヒルマン、近年のブルーグラ スとベイカーズフィールド・サウンド双方の活躍のちょうど中間…、ま、いわゆる、カリフォルニア的ア コースティック爽快カントリーといったところ。ムーンシャイナー誌2月号の写真で報じたように昨秋、ア メリカーナ音楽アワードの生涯功労賞を受けたクリス、朋友ハーブ・ペダーソン(g,bj)をアレンジャー&プロ デューサーに、サリー・バン・メーター(d)、ラリー・パーク(g)、ゲイブ・ウィッチャー(f)、ビル・ブライ ソン(bs)らブルーグラス人脈とスキップ・エドワーズのアコーディオンやジェニファー・ウォーンズのハー モニー・ボーカルらを加え、ザ・バーズ時代の1曲目 "Eight Miles Hige"を皮切りにアイリッシュ・バラッドの"Water Is Wide"などのほか、ゴスペルを含むオリジナルを中心に癒し系アコースティック・ウエスト コースト・カントリーを演じる。

AK-0004 FOUR BEAT PARADISE『A Tribute to the Cherokee Cowboys』CD\2,500-(本体\2,381-)

One More Time/Faded Love/Heartaches by the Number/Lily Dale/Crazy Arms/City Lights/A Mansion on the Hill/Release Me/I Love you Because 他全14曲

 関西を中心に活躍するフォー・ビート・パラダイス。 バンド名が語るとおり、1930年代のウェスタン・スウィングの流れを汲んでアーネスト・タブやウェッブ・ピ アースらによってホンキー・トンク・スタイルが生まれ、1950年代後半にレイ・プライスのチェロキー・カ ウボーイズによって確立されたカントリーの典型的な音楽スタイルで、フォー・ビートのベースとドラムスの シャッフル・リズムに乗ってスティール・ギターとフィドル、そしてギターが織り成すフレージングの美学が 堪能できる、というもの。スティール・ギターの小林章を中心に、70年代にはロッコー・マウンテン・ボーイ ズで活躍したフィドルの平地澄彦、エレキにグラディ・マーティン追悼特集をムーンシャイナー誌に寄稿して くれた荻野信彦らを配し、女性ボーカルの小林敦子をフィーチャーして、チェロキー・カウボーイズに捧げる 正統派のビッグ・スウィンギン・カントリーを聴かせてくれる。

WB-48794 FAITH HILL『Fireflies』CD\2,573-(本体\2,450-)

Sunshine and Summertime/Mississippi Girl/Dearly Beloved/I Ain't Gonna Take It Anymore 他全14曲

 シャナイア・トゥウェインと女王の座を争うフェイ ス・ヒルの最新作。ポップに傾きすぎたこのところの傾向から一転、エレキ・ギターとスティールが演出する ビートの利いたコンテンポラリー・カントリーにはじまって、ケイジャン風味も感じさせるフィドルを フィーチュアしたナンバーや、ピアノがリードする正統派のバラードなど、カントリー・シンガーとしての本 領を発揮した作品に仕上げている。ビッグ&リッチのジョン・リッチ作、シングル・チャート上昇中の"Mis sissippi Girl"など3曲をはじめ、ウォーレン・ブラザーズ、ダレル・スコット、ロリ・マッケンナなど ナッシュヴィルでも注目を集めているソングライターの作品がメイン。"Like We Never Loved at All"では夫君ティム・マグロウとの息の合ったデュエットを 聴かせている。(宇野誠之)

カントリー発掘、編集モノ新入荷

WB-73123 EMMYLOU HARRIS『Heartaches & Highways:The Very Best of Emmylou Harris』CD\2,573-(本体\2,450-)

Making Believe/Poncho & Lefty/Beneath Still Waters/Wayfaring Stranger/Green Pastures 他全20曲

 テルライド・フェス30周年のライブDVDで、久々に元気な姿を見せてくれたエミルー・ハリスの最新ベス ト集。「30年間に渡るキャリアの最初の包括的なベスト集」と銘打って、グラム・パーソンズとの"Love Hurts"から、新曲の"The Connection"まで20曲。最近も日本のTVコマーシャルに"Together Again"が取り上げられていたように、一般のリスナーにもアピールする 感性は、アメリカの同世代シンガー・ソングライターらとの共感、そしてブルーグラスやオールドタイムへの 深い理解など、それまでの、いわゆるヒット・カントリー・スターにはなかった、自立した意思を持つ女性シ ンガーとしてジャンルを越えたアーティストの30年が一望できる。

UNI9820305 FLYING BURRITO BROTHERS『The Collection』CD\1,575-(本体\1,500-)

Break My Mind/Sing Me Back Home/White Line Fever/Six Days on the Road/Sin City/Green Green Grass of Home/Crazy Arms/Together Again 他全18曲

 カントリー/ロックというジャンルを確立していっ た重要なバンド、フライング・ブリトー・ブラザーズの18曲集。上記有名曲が多いのでカントリー・ファンに も楽しめるものになっている。ただし、クリス・ヒルマンとグラム・パーソンズが目指したフライング・ブリ トーズの真髄を聴くには、全25曲収録の『Sin City:The Very Best of Flying Burrito Brothers』(UNI-493264 CD\2,573-)がお勧め。

BCD-15980 JUMPIN' BILL CARLISLE『Gonna Shake This Shack Tonight:Busy Body Boogie』CD\3,255-(本体\3,100-)

Busy Body Boogie/Rattlesnake Daddy/Knot Hole/Old Fashioned Love/Uncle Bud/Air Brakes 他全34曲

 1954年7月、エルビス・プレスリーがビル・モンロー の"Blue Moon of Kentucky"を録音したとき、サム・フィリップスが「すんげぇー、こいつは違う、あたらし いポップ・ソングだ」と叫んだというエピソードからは じまる本作のライナーノーツに紹介されているように、プレスリー登場のはるか以前からビルとクリフのカー ライル・ブラザーズはさまざまな南部音楽を混ぜ合わせたノベルティーなエンターテイメント音楽を創って いた。ここには1951年から61年までの10年間、チェット・アトキンスのギターをふんだんにフィーチャーし たアーリー・ロカビリーの息吹きが一杯収められている。

BCD-16198 LITTLE JIMMY DICKENS『Gonna Shake This Shack Tonight:I'm Little, But I'm Loud』CD\3,255-(本体\3,100-)

You All Come/Wabash Cannonball/Raisin' the Dickens/Red Wing/Hillbilly Fever/Jambalaya 他全31曲

 上述のチェット・アトキンスに代わって本作ではバ ディ・エモンズの"Buddy's Boogie"を皮切りに(全4曲のエモンズ・インストを含む)、初期のグラディ・ マーティンなど、1950年から59年まで、ナッシュビルがさまざまな音楽を貪欲に取り入れていた時代のリト ル・ジミー・ディケンズの全盛期から31曲集。上記のビル・カーライルのアルバム同様、50年前、朝鮮戦争 を抱えながらも高度経済成長の道を突き進んでいるアメリカの活力が感じられる。

カントリーお勧め作品

CLP-1492 LYNN ANDERSON『Live from the Rose Garden』CD+DVD\2,888-(本体\2,750-)

Listen to a Country Song/Even Cowgirls Gets the Blues/Someday Soon/Top of the World 他全16曲

 リン・アンダーソンの最新作は彼女らしい70年代ポップ・カントリーのライブ。もちろん、"Rose Garden"も収録されたライブ、同じステージのDVD映像が オマケ!?で付いている。バックはバディ・スキッパー(piano)、フレッド・ニューウェル(g)、ワンダ・ビッ ク(f,m)らのベテランたち。初めてのビデオでもあるというリンの楽しそーなこと、あたりまえに年は取った けど、あの声は同じだ。

BIT-0101 TEQUILA CIRCUIT『Hello, Old Friend』CD\2,500-(本体\2,381-)

Love the One You're With/Mansion on the Hill/Catfish John/In Tall Buildings/Ob La Di Ob La Da/はこぶねの唄/Small Town Talk/Water Is Wide 他全15曲

 シメ、西海孝、奥沢明雄のアコースティック・トリオ、 テキーラ・サーキットの最新第3作。ブルーグラス出身ながら、フォーク、カントリー、ロックなど、さまざま な分野でプロとして活躍する3人、シメのすばらしいボーカルを中心に、70年代のウェストコースト・サウ ンドを思わせる美しいハーモニーとアコースティック・ギターで聴かせる名曲のカバー集。ムーンシャイナー 誌7月号で、シメが"In Tall Buildings"をカバーするに至る軌跡を寄稿してくれた。

映像新入荷

SHDVD-2004 CLARENCE WHITE 『Guitar Workshop DVD with Appalachian Swing』DVD+CD\5,460-(本体\5,200-)

 いやはやマイッタ!!…この手でくるとは。なにしろ、 きわめて限られた映像しか残されていないクラレンス・ホワイト、その中でも、もっとも貴重なクラレンスのギ ター・ワークショップの映像がついにDVD化だ。クラレンス・ホワイトのアコースティック・ギター美学が目一 杯詰まった、ホットでクールな、そして他界してから30年も経ったこの時代になっても、おそらく最も美しい フラットピッキン・ギターのひとつが聴ける。たったの24分、少し司会者のギターがうるさい曲もあるけれ ど、"Wildwood Flower"、"Crawdad Song"、"I Am a Pilgrim"、"Soldier's Joy"等々、すばらしい耳と目でクラレンスの偉大さを感じてください。そして 今回のDVD化にあたってのお宝は、日本では『メイベリー110番』として放映された人気テレビシリーズ 『Andy Griffith TV Show』の1961年、まだカントリー・ボーイズと名乗っていた初々しい時代のテレビ 出演部分、そしてB級映画『The Farmer's Other Daughter』からアーネスト・アッシュワースのバックバンド(なんとリチャード・グリーンがリズム・ギター) として3曲の出演、いずれもライブ演奏ではないが、若かりし頃のケンタッキー・カーネルズを見ることがで きる。また、これまで見たことのない写真を含む、彼らのフォト・ブック…。なお本作、すでに、皆さんは お持ちかもしれないが、ギター名盤CD『Appalachian Swing』とのボックスセットのみの発売であることをご承知おきください。…改めて、29才の若さで逝った天 才ギタリストのトーンとタイミングのすばらしさをじっくりと目で確かめておきたい。

SHA-610D JUDY COLLINS AND ELIZABETH COTTON 『Rainbow Quest』DVD\3,308-(本体\3,150-)

 全米の若者たちにアメリカの伝統音楽の存在を知ら せた1960年代フォーク・リバイバルの最中、ピート・シーガーのホストでテレビ放映された1時間番組『レ インボウ・クエスト』シリーズ、今回ゲストに迎えるのはジュディ・コリンズ、そして2部では"Freight Train"の作者として知られるピードモントのエリザベス・コットンと、プエルトリコのデュオ、ロザ・バレ ンティンとラファエル・マルチネス。

MB-20064D TOMMY EMMANUEL『Live at Sheldon Concert Hall』DVD\6,510-(本体\6,200-)(1時間54分)

 チェット・アトキンスの後継者とまでいわれるトミー・エマニュエル、かつて発売されていたビデオ2 本分がDVD1枚で再発売。オーストラリア出身でチェットに見初められて米国でビュー、一躍トップ・アーティ ストとなった彼、フィンガーピッキン・ギターの最良の部分と同時にエンターテイメントも充実、メチャク チャ楽しませてくれる秀作である。9月に来日、大阪と愛知万博での公演がある。

ETSU-BCD V.A.『1st Annual ETSU Bluegrass Celebration』DVD-R\4,148-(本体\3,950-)(1時間20分)

 今年の宝塚フェスでの学生たちの大増殖…、米国でも ここ数年、若者たちが急増、彼らをサポートしようとさまざまなプログラムが組まれている。アパラチアのもっ とも濃い伝統文化に囲まれたETSU(東テネシー州立大学)のブルーグラス・プログラムにはかつて、アリソン・ クラウスのユニオン・ステーション・サウンドを変革したティム・スタッフォードやアダム・ステッフィ、バ リー・ベイルズ、最近レニー・ゼルウィガーとの結婚で話題になったカントリースターのケニー・チェズニーの ほか、日本からはマンドリンのTARO、三味線の国本武春らが参加している。その圧倒的な地理的優位性から全 米からアパラチアの真髄を学ぶために集まる若者たち、本作はその活動資金などを得るためにブリストルのパラ マウント・シアターで開催された『第1回ETSUブルーグラス・セレブレーション』のライブである。5月に来 日ツアーをしたETSUブルーグラス・プライド・バンドをホストに、ゲストにはブルーグラス&オールドタイ ム・プログラム創設者ジャック・タトル、担当教師レイモンド・マクレーンのほか、ティム・スタッフォード、 カナダのハーモニカ奏者マイク・スティーブンス、黒人ジャズ・バイオリンのジョン・ブレイク、黒人ゴスペル &ピードモント・ブルース・シンガーのビンセント・ダイアルらをゲストに伝統を踏まえたさまざまなアパラチ ア音楽を聴かせる。何よりもお待ちかね、国本が1927年にカーター・ファミリーやジミー・ロジャーズが歴史 的な録音をしたビルから数ブロックのブリストル・シアターで演じる「忠臣蔵」も聞き物だ。大手のメジャープ ロダクションとは比較にならないが、等身大のアパラチアのミュージシャンたちの姿がとてもいい。

映像ものお勧め作品

MF-6893D V.A.『Merlefest Live! The 15th Anniversary Jam』DVD\4,148-(本体\3,950-)

2002年春の第15回マールフェスの記念フェスの様子を収めた2時間の映像集。ホストのドック・ワトソンを 中心に、アール・スクラッグスからサム・ブッシュ、アリソン・クラウスからクリス・シーリ、トニー・ライス からアリソン・ブラウン、ピーター・ローワンやティム・ オブライエン、パティ・ラブレスからアルバート・リー…、ジェリー・ダグラス監督の下、次から次へとあの人、 この人によるジャムを中心に全28曲、ブルーリッジ山中のアコースティック天国にいる2時間を保障いたし ます…。

BMG-80068D V.A.『Gather at the River』DVD\2,783-(本体\2,650-)(101分)

 1993年のIBMA(国際ブルーグラス音楽協会)主宰の ワールド・オブ・ブルーグラス週間の様子をピーター・ローワンのホストで紹介する秀作映像。ピーターとヘ イゼル・ディケンズやナッシュビル・BG・バンド、ジョンソン・マウンテン・ボーイズ、ドック・ワトソン、ティ ム・オブライエン、マック・ワイズマン、デル・マッカーリー、小学生だったクリス・シーリ/ジョッシュ・ ウィリアムズ/マイケル・クリーブランド/コディ・キルビーらのブルーグラス・ユース・オールスターズ、そ して今年3月に6年ぶりのライブを予定している中島ファミリー・バンド等々、29曲の演奏とIBMAドキュメ ント。

ACONY-204D GILLIAN WELCH『Revelator Collection』DVD\4,148-(本体\3,950-)

 アパラチアの陰影を見事に現代に投影し、カーター・ ファミリーやカーター・スタンレーをこよなく愛すという新世代のシンガー・ソングライター、ギリアン・ ウェルチの2002年発表作品。新しいギター・スタイルを確立したといわれるパートナーのデビッド・ロウリ ングスとの素晴らしいライブ9曲とプロモ・ビデオ3曲。現在の女性ブルーグラスやオールドタイムの隆盛 の基盤となる大推薦作品!!

CP-6002X LEON RUSSELL & NEW GRASS REVIVAL『Live and Picking Fast』DVD\4,148-(本体\3,950-)(60分)

 1980年、NGRがロックのスーパースター、レオン・ラッセルと共演ツアーをしていたときの超貴重な映像。 当時発表された LP盤に予告されていた「幻のビデオ」作品が、ついにDVDとなって発表された。音楽や画像 など、70年代の雰囲気を色濃く伝えている。

PCBP-51499 V.A.『フェスティバル・エクスプレス』DVD2枚組\3,990-(本体 \3,800-)

 なななんと!!先月紹介ではまだ見ていなかった特典 DVD(91分)に、ピーター・ローワンとリチャード・グリーンのいるシー・トレインが登場!!その他、本編で 登場したバンドのほか、トム・ラッシュ、8月末から来日ツアーをするエリック・アンダーソンらが聴ける。 …1970年夏、伝説のロック・フェス・ツアー『フェスティバル・エクスプレス』のドキュメント映画。なぜか 2曲のブルーグラス・スタンダード、"Goin' Down the Road Feelin' Bad=Lonesome Road Blues"のジャムではじまり、"Better Take Jesus' Hand"で終わる、グレイトフル・デッドやフライング・ブリトーズ、ザ・ バンド、ジャニス・ジョップリン、イアン&シルビア(そー言えば、エイモス・ギャレット入りのこのメン バーで大阪万博にも来たんだ)らのホットなロック・フィルム。

教則もの新入荷

HICKS-1D BOBBY HICKS『Teaches Fiddling』DVD\4,725-(本体\4,500-)(45分)

Cheyenne/Faded Love/Country Boy.

 1950年代、一連のビル・モンロー・インスト名曲の 録音に参加したボビー・ヒックス(72)、後にウェスタン・スウィングを経由して、ふたたびリッキー・ス キャッグス&ケンタッキー・サンダーでブルーグラス界にカムバックした彼が、そのバーサタイルなフィド ル・スタイルを丁寧に教えてくれる中級者向け教則ビデオ。まずは、簡単なモンロー・チューン"Cheyenne" の本物(サビのダブルストップはなるほどだ)、つづいて有名曲"Faded Love"の簡単バージョンから、ジョニー・ギンブルの強烈コード・プログレションを含むダ ブルストップ(頑張って理解しながら弾こう)、最後にオマケとしてダブルストップの練習からリッキー・ス キャッグスで大ヒットした"Country Boy"の間奏まで。昨秋のIBMA最終日の夜明け頃、ホテルの入り口で若い ミュージシャンをつかまえて、いつまでも弾きつづけていたボビー、ボロボロに疲れていた私も時間を忘れ て聴き惚れました。ブルーグラス・フィドル・スタイルを作ってきたマスター・フィドラーから直接学べるす ばらしい作品。初級、中級、上級関係なく、偉大なアーティストのフィドルにに触れるチャンスです。

MB-97257D ANDREW YORK『Contemporary Classic Guitar』DVD\3,465-(本体\3,300-)(40分)

 ロサンゼルス・ギター・カルテットのアンドリュー・ ヨークが7曲の自作とバッハのソロ・ギター8曲で現代クラシック・ギターの最先端を聴かせ、各曲について のコメントを語る作品。いやはや、クラシック・ギターはやっぱ凄いもんです。

教則ものお勧め

DDROW-VC21 PETER ROWAN『Lead Singin' and Rhythm Guitar; Finding Your Bluegrass Voice』DVD\5,775-(本体\5,500-)(90分教則DVD)

 ムーンシャイナーの2月号から6月号まで、今富秀 樹氏による詳細解説が連載されたピーター・ローワンの到達したブルーグラス・ボーカルの真髄に迫るボー カルDVD。ボイス・コントロールから感情移入、モンロー から学んだブルーグラスの本質を見事に伝えてくれる。"Blue Moon of Kentucky", "Walls of Time", "Wayfaring Stranger", "In the Pines"の4曲を解説しながら構成された教則DVD。教則のみならず、1人の偉 大なアーティストのワークショップとして非常に見ごたえのある秀作だ。

楽器、その他…

BBU-5 バンジョーウクレレ税込定価39,900円(本体価格38,000円)→\33,915(本体 \32,300)

ブラントンのウクレレ・バンジョーついに入荷。変り種のウクレレというより、先鋭的なのオール ド・タイム音楽の重要なリズム楽器として使われています。

下記、スペックも本格的。初回の入荷分、数に限りが有 りますのでお早めにオーダーください。

・オープンバックタイプ・ブラストーンリング・ウッド リム・マホガニーネック・ローズウッドフィンガーボード/15フレット・REMOヘッド 8"・ソフトケース付

BR-140 税込定価105,000円(本体価格100,000円)→\89,250(本体\85,000)

 宝塚フェスで大好評、ブルーリッジ・ギターのマホガ ニー・タイプ(D-18)です。音量、弾き易さ共にコストパフォーマンス抜群のブルーグラス用ギターです。

ソリッドシトカスプルーストップ、ソリッドマホガニーバック&サイド、マホガニーネック、ローズウッド フィンガーボード、BK/WH/BK/WH/BK マルチバインディング、Pre-warスタイル Xパターンブレイシング。D-28タイプのBR-160、豪華なインレイ入りのBR-180も 取り扱い中。

BR-160 税込定価115,500円(本体価格110,000円)

・ソリッドシトカスプルーストップ

・ソリッドローズウッドバック&サイド

・マホガニーネック

・ローズウッドフィンガーボード

・ヘリンボーントリム&ホワイトバインディング

・Pre-warスタイル Xパターンブレイシング

BR-180 税込定価183,750円(本体価格175,000円)

・ソリッドシトカスプルース

・ソリッドローズウッドバック&サイド

・マホガニーネック

・エボニーフィンガーボード

・アバロンパーフリング&ホワイトバインディング

・トラディショナル・ダイアモンド・ボリュート

・Pre-warスタイル Xパターンブレイシング

輸入雑誌
(以下の3誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に 取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白 さをいかがですか)

■バンジョー・ニューズレター誌 各\525-

 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載 (ウェブサイトから『MP3』で音の入手可!!)、バックナ ンバー(探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します)もお問い合せ 下さい。

BNL-05/05 最新5月号 \525-

 オールドタイム・バンジョーの導師ジョン・ハーマ ンのカバーストーリー他、アール・スクラッグス展覧会リポート、ウィンターNAMMからリゾネーター・バン ジョーのリポート、タブ譜はトム・アダムス"Ohio"、ジミー・マーティン"Run Boy Run"、初心者は"This Land Is Your Land"、その他、"Salt River""Stoney Creek""Limerock"など、さまざまなバンジョーの話題と奏法、タブ譜満載の48頁。

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\525-

 米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。探しておら れる記事などバックナンバーもお問い合わせください。…ヨロシク。

BU-05/06 最新6月号 \525-

 ラリー・スパークスのカバーストーリーの他、ロド ニー&ダグ・ディラード再起、チャーリーの遺児ランディ・ウォーラー、オー・ブラザー現象とブルーグラス、 スティーブ・カウフマンのアコースティック・キャンプ等々の特集ほか、米国ブルーグラス・ニュース、情報、 レコード・レビューなど満載の104頁。

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\945-

 内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・ トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。

OTH-0907 最新2005年春号 \945-

 今年のオールドタイムやトラッド・フォーク・フェ ス・ガイド、1960年代からノルウェーのトラッドやポルカ、初期カントリー&ウェスタンなどを演じてきた中 西部のバンド=グース・アイランド・ランブラーズ、伝説の東テネシーのフィドラー=チャーリー・ボウマン (1889-1962)、ディーリング・バンジョー社訪問記、黒人バンジョーについて等々の特集のほか、超充実のレ コード・レビューやニュースなど、アメリカ・ルーツ音楽研究に欠かせない56頁。

月刊『ムーンシャイナー』

 1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一 のブルーグラス月刊専門誌、22年目です。

■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-

 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希 望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル:\525-

ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー:各¥525-。

 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ 下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-2210 2005年8月号(通巻262号)

 あのトニー、リッキー、ジェリーを含むJ.D.クロウ &ニュー・サウス来日から30年、オールドタイムの新星アンクル・アール、宝塚フェスで話題のフィドラー 「アニー・スタニネッツ」、森繁昇「ストーンマン・ファ ミリーとの思い出」、広島ブルーグラスのオーキー大塚「音楽生活50周年」、ハワイのブルーグラス、ジミー・ マーティン追悼@、ブルーグラス・ソング"Blue Ridge Cabin Home"等の特集ほか。

B.O.M.ご利用方法

1). このニューズレターで紹介する商品はすべて在庫しています。レターでの表示価格は消費税抜きですの で、送料と共に請求時に加算されます。

2). ハガキやお電話、ファックス、Eメイル等で、封筒のお名前の下の6桁お客様コード番号とお名前と共 に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい(留守番電話もご利用ください!)。

3). 通常ご注文から1週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けていますが 品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。

4). 基本送料は下記の通りです。

500g(CD3枚程度)まで、全国均一\390。

1Kg(CD7枚程度)まで、全国均一\700。

 ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加 算の場合があります。お問い合せ下さい。

5). お支払は、品物を受け取られてから1週間以内に同封請求書(代金+送料+消費税)をご確認の上、郵便 振替や銀行振込でお願いします。

●郵便振替=01160-8-74352

●三井住友銀行・宝塚支店=普通1229492

●池田銀行・宝塚支店=普通2330116

▼ビー・オー・エムのニューズレターは会員制ではな く、商品の定期購買者に無料でお届けしています。一定期間、ビー・オー・エムからお買上げない場合、勝手な がらレターの発送をストップさせて頂きますので、ご了承下さい。また、ご希望の方には、どなたにでも無料 でお送りします。ご友人の方などをご紹介下さい。

▼我々ビー・オー・エムは1971年秋以来、ブルーグラ スを中心にアコースティック音楽全般、それに新旧フォークやカントリー、その周辺も含めて通信販売を 軸に、様々な情報を集積しています。どんなことでもお気軽にご相談下さい。

▼8月の『B.O.M.オープンハウス』は、お休みです。

●輸入CD、DVD、ビデオを3点以上購入の方送料サービ ス!!

輸入CDとビデオ(DVD)など、合わせて3点以上ご購入の方の送料をサービス、ご好評を頂き、しばらく継続 させて頂きます。ただ、品切れに備え、第2希望以下2、3枚程度の予備をお知らせ下さい。

(株)ビー・オー・エム・サービス

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●tel.0797-87-0561

●fax.0797-86-5184(24時間)

(営業時間:月〜金の午前10時〜午後5時。)

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