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B.O.M.Newsletter #265     2002年10月2日記
▼このところ、すごい勢いで、凄いアルバムが次々と発表されています。ブルーグラスが、なにやら、「20世紀を振り切って、21世紀の新時代に雪崩をうって突入!」という感さえします。ゴールドディスクやヒットも次々と生まれ、まさに、「激動のブルーグラス時代」という状況です。ムーンシャイナー誌も懸命にフォローしています。
 21世紀のブルーグラスは確実に始まりました。もちろん、伝統は残り続けていますしそのルーツへの探求も、かつてないほど充実しています。…音楽を聴くこと音楽をすること、思いっきり楽しみたいものです。
▼ムーンシャイナー誌に寄せられた全国各地のイベントです。船岡山アコースティック2002(京都10/13)、ハード・トゥ・ファインド関西ツアー(10/12〜10/20 問い011-711-7240)、美野里フェス(茨城10/19-20)、浜田隆史ラグタイム(神戸10/20)、熊本カントリー・ゴールド(10/20)、マーティン・クラブ・コンサート(大阪10/22東京26)、アコースティック・ファン・フェア(愛知・刈谷10/26-27)、愛媛・朝倉村フェス(11/3-4)、ハーベストの丘ブルーグラス・フェス(大阪・堺11/3)、岸本一遥「アジアン・ケルトの音楽会」(東京11/18)等々、楽しむべし!!
▼ブルーグラス・ジャーナル『ムーンシャイナー』10月号(MS-1912 \500ー)は、ローランド・ホワイト来日インタビュー、ディキシー・チックス、岸本一遥インタビュー、マーティン・ギター・シグネチャー・モデル小史、朝倉ブルーグラス・フェス他の特集。皆さんの協力でブルーグラス月刊誌の発行を続けています。ぜひ、定期購読をお勧めします。1年間\6,000(12冊分)、半年間\3,300-(6冊分)で、毎月ご自宅までお届けします。

▼10月の『B.O.M.オープンハウス』はIBMA出張のため中止します。11月はよろしくお願いします。
▼10月13日『渡辺三郎の宝塚ブルーグラス・ワークショップ』は「バンジョーの巻き」です。阪急宝塚百貨店3Fソリオホール会議室にて1時から5時まで。宝塚ワークショップはバンジョー/マンドリン/ギター/フィドルの順で月替りで、楽器演奏のコツやツボを初心者から中級者に口述伝授。課題曲や開催詳報など、案内ご希望の方は(問)渡辺三郎0797-85-8384(tel&fax)、saburoi@bomserv.com
▼毎週火曜日午後10時から1時間半、震災を機に生まれた神戸のミニFM局から、秋元 慎の選曲でジョッシュ大塚のブルーグラス番組がインターネット放送中です。B.O.M.の新入荷や話題の作品などが毎週、全世界で聴けます。
http://www.bomserv.com/fmyy.htm
▼ビーオーエムのEメイル・アドレスとホームページは以下の通りです。随時、最新入荷案内やニューズレターのバックナンバー、在庫リスト、ムーンシャイナー誌などを紹介しています。
●http://www.bomserv.com/
●E-mail:info@bomserv.com

(株)ビー・オー・エム・サービス
〒665-0842 兵庫県宝塚市川面 6-5-18
tel.0797-87-0561
fax.0797-86-5184(24時間)
(営業時間:月〜金の午前10時〜午後5時)
▼このところ、すごい勢いで、凄いアルバムが次々と発表されています。ブルーグラスが、なにやら、「20世紀を振り切って、21世紀の新時代に雪崩をうって突入!」という感さえします。ゴールドディスクやヒットも次々と生まれ、まさに、「激動のブルーグラス時代」という状況です。ムーンシャイナー誌も懸命にフォローしています。
 21世紀のブルーグラスは確実に始まりました。もちろん、伝統は残り続けていますしそのルーツへの探求も、かつてないほど充実しています。…音楽を聴くこと音楽をすること、思いっきり楽しみたいものです。
▼ムーンシャイナー誌に寄せられた全国各地のイベントです。船岡山アコースティック2002(京都10/13)、ハード・トゥ・ファインド関西ツアー(10/12〜10/20 問い011-711-7240)、美野里フェス(茨城10/19-20)、浜田隆史ラグタイム(神戸10/20)、熊本カントリー・ゴールド(10/20)、マーティン・クラブ・コンサート(大阪10/22東京26)、アコースティック・ファン・フェア(愛知・刈谷10/26-27)、愛媛・朝倉村フェス(11/3-4)、ハーベストの丘ブルーグラス・フェス(大阪・堺11/3)、岸本一遥「アジアン・ケルトの音楽会」(東京11/18)等々、楽しむべし!!
▼ブルーグラス・ジャーナル『ムーンシャイナー』10月号(MS-1912 \500ー)は、ローランド・ホワイト来日インタビュー、ディキシー・チックス、岸本一遥インタビュー、マーティン・ギター・シグネチャー・モデル小史、朝倉ブルーグラス・フェス他の特集。皆さんの協力でブルーグラス月刊誌の発行を続けています。ぜひ、定期購読をお勧めします。1年間\6,000(12冊分)、半年間\3,300-(6冊分)で、毎月ご自宅までお届けします。

▼10月の『B.O.M.オープンハウス』はIBMA出張のため中止します。11月はよろしくお願いします。
▼10月13日『渡辺三郎の宝塚ブルーグラス・ワークショップ』は「バンジョーの巻き」です。阪急宝塚百貨店3Fソリオホール会議室にて1時から5時まで。宝塚ワークショップはバンジョー/マンドリン/ギター/フィドルの順で月替りで、楽器演奏のコツやツボを初心者から中級者に口述伝授。課題曲や開催詳報など、案内ご希望の方は(問)渡辺三郎0797-85-8384(tel&fax)、saburoi@bomserv.com
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B.O.M.利用法
1). このニューズレターで紹介する商品はすべて在庫しています。レターでの表示価格は消費税抜きですので、送料と共に請求時に加算されます。
2). ハガキやお電話、ファックス、Eメイル等で、封筒のお名前の下の6桁お客様コード番号とお名前と共に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい(留守番電話もご利用ください!)。
3). 通常ご注文から1週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けていますが品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。
4). 基本送料は下記の通りです。
500g(CD3枚程度)まで、全国均一\390。
1Kg(CD7枚程度)まで、全国均一\700。
 ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加算の場合があります。お問い合せ下さい。
5). お支払は、品物を受け取られてから1週間以内に同封請求書(代金+送料+消費税)をご確認の上、郵便振替や銀行振込でお願いします。
●郵便振替=01160-8-74352
●三井住友銀行・宝塚支店=普通1229492
●池田銀行・宝塚支店=普通2330116

▼ビー・オー・エムのニューズレターは会員制ではなく、商品の定期購買者に無料でお届けしています。一定期間、ビー・オー・エムからお買上げない場合、勝手ながらレターの発送をストップさせて頂きますので、ご了承下さい。また、ご希望の方には、どなたにでも無料でお送りします。ご友人の方などをご紹介下さい。
▼我々ビー・オー・エムは1971年秋以来、ブルーグラスを中心にアコースティック音楽全般、それに新旧フォークやカントリー、その周辺も含めて通信販売を軸に、様々な情報を集積しています。どんなことでも、お気軽にご利用、ご相談下さい。

今月のお勧め
ACD-51 OLD & IN THE GRAY CD\2,750-
 あのオールド&イン・ザ・ウェイが帰ってきた…!?その名もオールド&イン・ザ・グレイ!!
NW-76034 LITTLE GRASSCALS『Nashville's Superpickers』CD\1,750-
 まさに、ナッシュビルのライブハウス、ステーション・イン名物、火曜日のザ・サイドメン!超廉価ながら超一級のトラッドグラス作品。
RCA-63971 THE CHIEFTAINS『Down the Old Plank Road』CD\2,750-
 世界的なアイリッシュ・トラッド・グループ、チーフタンズがジェフ・ホワイトの協力で創ったブルーグラスとのコラボレーション。

SHA-6058 PETER ROWAN & DON EDWARDS『High Lonesome Cowboy』CD\2,750-
 ピーター・ローワンがドン・エドワーズと組んだトラッド・カウボーイ・ソング集。オールドタイム&フォーク参照。
V.A.『日本のカントリー&ウエスターン〜オールスター競演』CD6枚組\15,000-
 日本のポピュラー音楽の基礎となった戦後ウエスターンの貴重な録音集。カントリー新入荷参照

CP-6002X LEON RUSSELL & THE NEW GRASS REVIVAL『Live and Picking Fast』 DVD60分 \3,950-
 これは、これは…、なんと「どえらいモン!」がDVD発売です。1980年、NGRがロックのスーパースター、レオン・ラッセルと共演ツアーをしていたときの超貴重な映像。当時発表されたLP盤に予告されていた「幻のビデオ」作品が、ついにDVDとなって発表される。音楽や画像など、詳細は次号でお知らせしよう。

ブルーグラス新入荷
ACD-51 OLD & IN THE GRAY CD\2,750-
Good Old Boys/Pancho & Lefty/When the Springtime Come Again/Victim to the Tomb/Two Little Boys/On the Old Kentucky Shore/Honky Tonk Women/Let Those Brown Eyes Smile at Me/Rainmaker 他全14曲
 これはジョーダンではありません。あのオールド&イン・ザ・ウェイが帰ってきました…!?その名もオールド&イン・ザ・グレイ!!ピーター・ローワン、デビッド・グリスマンとバッサー・クレメンツのオリジナルに、故ジェリー・ガルシアに代わってハーブ・ペダーソン(bj)、故ジョン・カーンに代わってブリン・ブライト(bs)。あれから30年、その年月を感じさせる素晴らしい選曲…、恐らくピーターが初めて歌う故ジョン・ハートフォード曲を1曲目に、故ジョン・ダッフィが2曲他、ドン・レノ、レスター・フラット、ビル・モンロー、そしてタウンズ・バン・ザント…、みんなこの30年の間に亡くなっていった。そんな哀愁を込めているのだろう、現在のトップ・ブルーグラス・バンドのレベルには遠く及ばないが、3人のカリズマ・ミュージシャンが心を込めて演じるブルーグラスには言い知れぬ深みと味わいがある。今年IBMA名誉の殿堂入りするリリー・ブラザーズ、彼らにブルーグラスの入り口を示されたピーターが歌う"Little Annie"の演奏に象徴されるように、自分達が「ブルーグラス小僧」であることを隠そうとしない白髪になった巨匠達の純真さが…mmmmm...可愛い!!

NW-76034 THE LITTLE GRASSCALS『Nashville's Superpickers』CD\1,750-
Nine Pound Hammer/Lee Highway Blues/Come All Ye Fair and Tender Ladies/Cumberland Gap/Little Maggie/Lonesome Reuben/Dusty Miller/Home Sweet Home/John Henry/Soldier's Joy/Darlin' Corey 他全18曲
 クラシック廉価盤専門レーベルから発表された「ラッキー!」の特上ブルーグラス・セットの超廉価盤、しかも「これがブルーグラス」的な入門アルバムで美味しいスタンダード曲のオンパレード、歌モノとインストが半々である。まさに、ナッシュビルのライブハウス、「ステーション・イン」名物、火曜日のザ・サイドメン!のセットさながらの興奮が味わえる秀作である。現在スクラッグス/クロウ・スタイルで一番の呼び声高いデイブ・タルボット、モンロー・スタイル#1のマイク・コンプトン、B.マーティン命のジェイソン・カーターとスパイカーの秘蔵っ子シャド・コッブ、そしてオズボーンズ直伝のテリー・エルドレッジ(g)、マイク・バブとテリー・スミス(bs)を核に、ロブ・アイクスのドブロとブーイ・ビーチのリード・ギター、ヒルビリー・ボイスとしてマイク・アーミステッド、テナーにジェミー・ジョンソン…どうだっ!文句なしのステイション・イン・オールスターズのラインアップで聴かせる「これがトラッドグラスだ!!」。

RCA-63971 THE CHIEFTAINS『Down the Old Plank Road』CD\2,750-
Country Blues/Dark As a Dungeon/Cidy/Do't Let Your Deal Go Down/Rain & Snow/Bela's Reel 他全14曲
 いきなり1曲目でジェフ・ホワイトのボーカルが飛び出すタイトル曲でビックリ!これは、アイリッシュの世界的トップ・グループ、チーフタンズのナッシュビル録音第2作である。92年の前作『Another Country』(RCA-60939 CD\2,750-)ではサム・ブッシュやジェリー・ダグラスやエドガー・マイヤーらがバックを努めたもののカントリーの大御所や有名曲がメインだったが、今回は無名のジェフの大抜擢でも推測できるように、ギミックを排して素直にアパラチアン・トラッドとブルーグラスにコンセプトされた作品だ(時代の趨勢だ)。スクラッグスは聖典『Foggy Mountain Banjo』での録音より遥かに進化した凄い"Sally Goodin'"で度肝を抜いてくれる(後で登場のベラ・フレックが子供に!?見えるゾ!!)他、ビンス・ギル、リッキー・スキャッグス、アリソン・クラウス、デル・マッカーリー、ティム・オブライエンらブルーグラス勢、ギリアン・ウェルチ&デビッド・ロウリングス(圧倒的!)、バディー&ジュリー・ミラー、ライル・ラベット、ジョン・ハイアット、パティ・グリフィン、マルティナ・マクブライトらのアメリカーナ勢、抜群の選曲で、共に唄の持つ意味の深遠さと各人の素晴らしさを実に見事に聴かせてくれる。ブライアン・サットンのすさまじいギター他、ランディ・コーアズ(d)、ステュアート・ダンカン(f,m)など、全編をジェフ・ホワイトが仕切っている。これはアイリッシュと、アパラチア音楽直系のブルーグラスという、近年多くの人たちが求めてきた音楽の1つの形であり、しかしメジャーらしいエンターテイメント性にも溢れた楽しく、肩の凝らない見事な作品に仕上げている。

CAP-40177 NITTY GRITTY DIRT BAND『Will the Circle Be Unbroken V』CD2枚組\3,960-
Disc 1: Take Me In Your Lifeboat(Del, Ronnie & Robbie McCoury)/Milk Cow Blues(Doc Watson & Josh Graves)/I Find Jesus/Hold Watcha Got(Jimmy Martin)/Mama's Opry(Iris DeMent)/Diamonds in the Rough(June Carter Cash & Earl Scruggs)/Lonesome River(featuring Sam Bush)/Some Dark Holler(Dwight Yoakim)/Lowlands(Jaime Hanna & Jonathan McEuen)/Love, Please Come Home(Del, Ronnie & Robbie McCoury)/Goodnight Irene(Willie Nelson & Tom Petty)/I Know What It Means To Be Lonesome(Nashville Bluegrass Band)/I'll Be Faithful To You(Emmylou Harris)/Tears in the Houston River(Johnny Cash).
Disc 2: Fishin' Blues(Taj Mahal & Vassar Clements)/Save It, Save It(Jimmy Martin)/Wheels(Dwight Yoakim)/Roll In My Sweet Baby's Arms(Willie Nelson)/Oh Cumberland(Matraca Berg & Emmylou Harris)/I Am A Pilgrim(Doc & Richard Watson)/Sallie Ann(Earl Scruggs)/Catfish John(Alison Krauss)/Roll the Stone Away/All Prayed Up(Vince Gill)/Return To Dismal Swamp II(Jerry Douglas, Glen Duncan, Ronnie McCoury & Tony Rice)/There Is A Time(Rodney Dillard & Ricky Skaggs)/Will the Circle Be Unbroken (Glory, Glory)(Taj Mahal, Alison Krauss & Doc Watson)/Farther Along(Randy Scruggs).
 以上、最新『永遠の絆』第3集の全曲目とゲスト・アーティストである。詳細内容解説は次号でお知らせしよう。音楽史に残る1972年作品『Will the Circle Be Unbroken』(CAP-35148 CD 2枚組 \4,500-)、と続く1989年作品『Will the Circle Be Unbroken Vol.2』(UVLD-12500 CD \2,250-)を思い出しつつ、まずは収録曲と各曲のゲストを、とくとご覧下さい。

JBB-002 JAPANESE BLUEGRASS BAND『Too Hot To...』CD\2,500-
Little Maggie/Help Make It Through the Night/I Love You a Thousand Ways/These Ol' Blues/My Walking Shoes/Get Line in Brother/Gold Rush/Miss the Mississippi and You/In Tall Building 他全12曲
 毎年、オクラホマで開かれる「インターナショナル・ブルーグラス・フェス」に出演を続ける、その名も「ジャパニーズ・ブルーグラス・バンド」の第2弾最新作。笹部益夫(g)、宮崎勝之(m)、ジミ赤沢(f)、吉田さとし(bj)、今井達也(bs)のベテラン・ブルーグラッサーが、今回は笹部得意のカントリー名曲も取り上げ、ジミー・ロジャースとジョン・ハートフォード曲も加えつつ、スタンダードを中心に演じる。全編にベテランらしいソツのないプレイであっさりと仕上げられているが、1曲のボーカル"Bringing Home the Bacon"をはじめ、赤沢のブルーグラス「らしさ」が「危さ」も含めてスリルを感じさせてくれる。

SP-1004 LARRY CORDLE & LONESOME STANDARD TIME『Songs from the Workbench』CD\2,750-(歌詞付き)
Anything Southbound/Rambler's Blues/All I Got is Lonesome/I'm Not That Good at Goodbye/Railroad Man/Heartbreak Hurricane 他全14曲
 超売れっ子ソングライターでもあるラリー・コードルの最新作は、スクラッグス/クロウの最先端にいるデビッド・タルボット、ブーイ・ビーチのスーパー・フラットピッキン、ロブ・アイクス、そして特筆すべきはフィドルの紅一点ジェニー・キーナーのステュアート・ダンカン以降の今風インパクト(右弓の呼吸!!)が凄い。ハーモニーとアンサンブル共に完璧な仕上がりで、現在ブルーグラスの最高峰の1つのパターンを聴かせる。東ケンタッキーの方言自体が歌のような土地に生まれ育ったラリー、同郷のリッキー・スキャッグスへのヒット曲を足がかりに、ガース・ブルックス、近年の"Murder on Music Row"は自身のブルーグラス・スタイルと共にアラン・ジャクソン&ジョージ・ストレイトのデュオで大ヒット等々、CD5千万枚と豪語するその「カントリー」ソングは、ブルーグラス・セットの中でも生き生きとしている。全曲歌詞付きなのが嬉しい。

DS-4006 LONESOME RIVER BAND『Window of Time』CD\2,750-
Down the Line/How I Long to be in the Mountain/Honey I'm Ramblin' Away/Don't Go Out Tonight My Darling/You Are Everything/Tomahawk 他全13曲
 新生ロンサム・リバー・バンドの最新第1作。バンジョー・エースのサミー・シーラー、サード・タイム・アウトから移籍したマイク・ハートグローヴ(f)が、ブランドン・リックマン(g)、ジェフ・パーカー(m)、アール・ヒース(bs)という、ベテランだがメジャー・バンドでは新人の3人が、90年代のコンポラ・ソリッドグラスをリードしてきたLRBのサウンドをきっちりと継承する。ストレートなトラッド・ブルーグラスのメロディーと感触を残しながら、ビリー・スミスやショーン・キャンプ他のコンテンポラリーな作品、そしてデルモア・ブラザーズから2曲、ハスキーであっさりとした魅力があるブランドンと、クリアなテナーのジェフのボーカルを2枚看板に、全米トップ・ブルーグラス・バンドのレベルをキープしている。エレベを前面にしたLRBの特徴的な立てゆれリズムが、生ベースに代わり、しかもフィドルを加えて、折り目正しい!?トラッド志向に変身中か。最後の曲、トミー・ジャクソンの地味なフィドル・チューンの扱いに正統ブルーグラスを目する新生LRBの姿勢が読み取れる。

NF-906-5 ALAN SENAUKE『Wooden Man』CD\2,750-
Bravest Cowboy/Angelina Baker-Angeline the Baker/Diamonds in the Rough/Tom Cat Blues 他全18曲
 ニューヨークでカントリー・クッキングらと活躍したフィクション・ブラザーズで知られるアラン・セノーキの最新作はベースレスで、カーター・ファミリー、ドッグ・ボックス、ブルー・スカイ・ボーイズ、ウッディ・ガスリー、ブルースからケイジャンなど、また、レノ&スマイリーやポール・ウィリアムスらの知られざるブルーグラス等々、地味だが心にしみるアメリカン・トラッド集。アランのシンプルだが味のあるフラットピッキンと、2組のオールドタイム夫婦デュオ、スージー(f)&エリック・トムプソン(g,m)とケイト・ブリスリン&ジョディー・ステッカー(m,f)、バンジョー研究家ビル・エバンス(low bj)や、知る人ぞ知る才人マーティ・カトラー(bj)、メアリー・ギボンズ(g,v)他、西海岸サンフランシスコ周辺で活躍するベテラン達(高校時代のバンド仲間ジョン・ショール(g,eg)との東海岸録音や、ボーナスとして2曲は1981年にマット・グレイザーらNY一派とのロカビリー&ホンキー・トンク収録)が、スーパーピッキンはないが、自分らの音楽のルーツをいとおしく演じた暖かい作品だ。ジーン・リッチー曲が東洋的な幽玄を生むなど、仏教徒であるアランの視線がホンワカとした「和」を創っている。

HHH-1364 BIG COUNTRY BLUEGRASS『The Real Deal』CD\2,750-
If I Sink Any Lower/I'll Go Stepping Too/Double Banjo Blues/We'll Be Sweethearts In Heaven/I'll Never Shed Another Tear/Blue Bonnet Lane 他全14曲
 バージニア南西部、アパラチアの音楽伝統に囲まれたブルー・リッジ地方に本拠を置くローカル・バンド、ビッグ・カントリー・ブルーグラスの最新作。ジミー・トリベットの「本場」を感じさせる硬質なテナー・ボイスでのリード・ボーカルと有名スタンダードを、テレサ・セルズの女性テナー・ボーカルを配した落ち着いたトラッドグラス標準編成で聞かせる。
SHA-6058 PETER ROWAN & DON EDWARDS『High Lonesome Cowboy』CD\2,750-
 ピーター・ローワンが、カウボーイ・ソングの第一人者、ドン・エドワーズと組んだトラッド・カウボーイ・ソング集。トニー・ライスとノーマン・ブレイクを従えて、一日の重労働を終えたカウボーイ、…あなたのクタクタの心を、2人の大ベテランが、癒してくれます。詳細はオールドタイム&フォークの項参照。

ブルーグラス・コレクション新入荷
ROU-11616 V.A.『Bluegrass Mountain Style』CD\2,750-
 先月紹介した『True Bluegrass』(ROU-11615 CD\2,750-)の続編に当たり、これもかつて『Rounder Bluegrass 2』(ROU-11512)として出ていた物の焼き直しです。J.D.クロウ&ニュー・サウスの"Old Home Place"、トニー・ライス"John Hardy"、ジェリー・ダグラス"Cincinnati Rag"、アリソン・クラウスの"Too Late To Cry"など、通好みの選曲で中級者向き!?の『True Bluegrass』と比べると、こちらの方がメジャーな(名前の知られた)バンドの有名曲が多く、ブルーグラス初心者にはお勧めのコレクションである。濃いブルーグラスを聴きたい方への『True Bluegrass』(ROU-11615 CD\2,750-)と共に、…いずれも70年代以降の米国ブルーグラス界をリードしてきたラウンダーが選りすぐった1時間以上22曲が収められたお勧めのブルーグラス・ベスト集。

CMH-8672 V.A.『Best of the Bluegrass Mandolin』CD\2,750-
Border Ride/Samba Pa Ti/Farewell Blues/Roanoke/Margaritaville/Black Magic Woman 他全15曲
先月紹介したドブロ物『Fire on the Dobro』(CMH-8653 CD\2,750-)と同じく、CMH音源からのマンドリン集。ボビー・オズボーン、ジェシー・マクレイノルズをメインに、ピッキン・オン・シリーズから若手のブレント・トゥルイットやケニー・ブラックウェル、そしてマーティ・スチュアートのブルーグラス時代など、さまざまなパターンのマンドリン演奏がランダムに収められている。確かにお手軽企画だが、それだけにあまり聴く機会のないCMH録音に接することが出来るいいチャンスだ。マンドリン・ファンにはお勧めです!

ブルーグラス名演CD化新入荷
CMH-8586 MAC WISEMAN『Most Requested』CD\2,750-
Did She Mention My Name/Wild Side of Life/Bluebirds Are Singing for Me/Born to Lose 他全20曲
フラット&スクラッグスの最初の録音メンバーであり、その後ビル・モンロー初期の名曲も残したマック・ワイズマン。「ア・ボイス・フロム・ハート」という異名でカントリー・ヒットもモノにしているマック、1970年代に益々深みと巧さの増したそのボーカルを堪能させる20曲集。エディ・アドコックのイントロが嬉しい1曲目から、スティール・ギターやトランペットを加えた2曲目、オズボーンズと共演の3曲目、以降、サウンド様式にこだわらず、自身のボーカルに最善を尽くすだけ、といった彼の姿勢には、エスタブリッシュされたシンガーの凄みを感じさせる。チャーリー・ウォーラーをはじめ、多くのシンガーに影響を与えた素晴らしいシンガー、ブルーグラスが様式(スタイル)として確立されたのとは別に、自らの歌心に純粋に、半世紀以上に渡って歌い続ける素晴らしいシンガーである。

MME-71010 FLATT & SCRUGGS『Father's Table Grace』CD\1,980-
Brother, I'm Getting Ready To Go/Old Fashioned Preacher/Take Me in the Lifeboat/Angel Band/Father's Table Grace/On the Rock Where Moses Stood/Joy Bells/A Stone That Builders Refused/Get On That Road To Glory/When the Angels Carry Me Home 全10曲
フラット&スクラッグスの廉価盤ゴスペル集。50年代末から60年代前半のコロムビア録音。それまでのカルテット・コーラスに、ジェィク・ターロックのハイ・バリトンを加えた5重唱という新しいゴスペル・シンギン・スタイルを採り入れた時期の作品集。ゴスペル名盤LP『Songs for Glory』からの曲が多く、1960年代初期、アール・スクラッグスのバンジョーが完成の域に達した頃でもある。 ちなみにフラット&スクラッグスは、大部の公式録音全曲集ボックス・セット他、様々なアルバムが発表されているのでお問い合わせ下さい。

UNI-112982 BILL MONROE『The Very Best of Bill Monroe & His Blue Grass Boys』CD\2,650-
 "Blue Moon of Kentucky" から"My Last Days on Earth"まで、20世紀のアメリカが生んだ最も偉大なミュージシャン、ビル・モンローの1954年から81年までの間に正式に残された録音から22曲を選び、リマスターしたベスト集。上記の他、"New Mule Skinner Blues"や"Walls of Time"、"Roanoke"や"Scotland"、"In the Pines"や"Midnite on the Stormy Deep"など、モンロー・サウンドの重要な転換期は押さえられている。 七回忌を迎えたビル・モンロー全曲集3部作他、様々な企画作品やライブなど、お問い合わせ下さい。また、ムーンシャイナー9月号では七回忌を迎えた読者投稿集他の特集(MS-1911 \500-)。

おすすめ「旬」の話題作
BOOK-BG「ブルーグラス:一つのアメリカ大衆音楽史」BOOK\3.800
「ブルーグラス音楽の歴史を 1930 年代のオールドタイム音楽から跡づけ,今日我々がブルーグラスと呼んでいる音楽がどのようにして成立し,どのようにしてその名前を得,どのようにして今日のような形態に発展したかを克明に記述。(出版社資料より)」二―ル・ローゼンバーグの名著。一家に一冊のブルーグラス・ファン必需品。お早めにお買い求め下さい。

SH-3941 NICKEL CREEK『This Side』CD\2,750-(歌詞付き)
 彼ら、ニッケル・クリークが来日したのは16〜17才頃だっけ…?以来、IBMAを中心に米国ブルーグラス界で大事に大事に育てられた驚異的なスーパーピッカーたち、21才の今、8月末に発表したこの最新作はビルボード初登場でポップ/ロックを含む総合チャート18位に入った。自費製作を除いて、実質デビュー作にあたるシュガーヒルからの1枚目『Nickel Creek』(SH-3909 CD\2,750-)が正式ゴールド(50万枚)セールスを記録、タイム誌から21世紀を動かす若者5グループの1つにも選ばれた彼ら、最先端のポップ・カルチャーを視野に入れつつ、アコースティックとブルーグラス的アンサンブルにこだわったプログレッシブ・バンジョーレス・ブルーグラス。

COL-86625 RALPH STANLEY CD\2,750-
ラルフ・スタンレー、55年の音楽生活で初めてヒット・チャートに載った最新作。T.ボーン・バーネットが、ラルフの全く新しい面を「音」に創り上げてしまう、メジャーの才能あるプロデューサーの実力に感する、驚きの作品だ。ラルフのサクセス・ストーリーはムーンシャイナー誌9月号参照。

SAN-126 DOLLY PARTON『Halos & Horn』CD\2,750-
 圧倒的な歌唱力と存在感、ドリー・パートンの最新ブルーグラス第3作である。今回はスペクトラムで来日もしたジミー・マッティングリー(f,m)のほか、ダレル・ウェッブ(m)、ゲイリー・デイビス(g,bj)、ランディ・コーアズ(d)、テリー・エルドレッジ(bs)、ボブ・カーリン(bj)、スティーブンス・シスターズなど、主に彼女の地元、東テネシーの人脈とノックスビルのスタジオで録音。8月中に全米ツアーをし、現在ヒット中。

ACD-49 DAVID GRISMAN QUINTET『Dawgnation』CD\2,750-
 今秋で結成25周年を迎えたデビッド・グリスマン・クインテット最新作は7年ぶりのスタジオ・オリジナル集。1977年、彼はブルーグラス楽器にジャズのノウハウを持ち込み、録音に細心の注意を払い、アコースティック・アンサンブルに全く新しい基準を創った。自身のマンドリンが最高の響きを表現するアンサンブルの追求を続け、今ではジャズ/ロック界の巨匠で、今注目のジャムグラス・ムーブメント(ムーンシャイナー誌7月と8月号参照)で、サム・ブッシュと並ぶリーダーである。DGQのデビュー作『David Grisman Quintet』(R2-71468 CD \2,650-)と共にドーグ音楽25年の軌跡をお楽しみ下さい。

廉価おすすめ盤
CCCD-6001 V.A.『Gold Rush at Copper Creek』CD\1,980-
CD2枚組、26アーティストによる全46曲にしてこの値段!超お徳用のカパークリーク・サンプラー。ブルーグラスとオールドタイムの通好みの録音がズラーッと揃った46曲。日本で有名じゃなくても、こんなに素晴らしい音楽を掘り下げているレコード会社があるんだ。きっと素晴らしい出会いがあるヨ。ジャック・タトルやアリス・ジェラードらの最新録音からキース・リトルやキャシー・キャリック等々、是非お試し下さい。

MME-71003 JIMMY MARTIN『Hit Parade of Love, 1958-1960』CD\1,750-
 ブルーグラス界の暴れん坊、ジミー・マーティン。しかし、彼がソリッド・ブルーグラスというリズム・スタイルの基礎を創った巨人であることを忘れてはいけない。これは、1950年代ブルーグラスの熱さ真っ只中、J.D.クロウとポール・ウィリアムズが在籍していたときの超貴重ライブ音源。たった10曲だが、この値段!
お勧め盤ブルーグラス
■ブルーグラス・スタンダード
(何がスタンダードか、よー分からんけど、多くの人に知られている曲や演奏など…かな)

CMH-9011 OSBORNE BROTHERS『Bluegrass Collection』CD\2,750-
1970年代後半のオズボーン・ブラザーズ絶頂期に発表したブルーグラス・スタンダード全24曲集。文句無しの正しいブルーグラス!?集である。ギブソン・グラナダ・オリジナル・フラットヘッドを手に入れたソニーの気持ちが良く分かる…。

SH-2209 V.A.『True Life Blues』CD\2,750-
 カントリー・ゴールドにローランド・ホワイト・バンドのベーシストとして来日するトッド・フィリップスが制作したグラミー受賞作品。ブルーグラス界のオールスターがビル・モンローに捧げた17曲の秀作。ハートフォードの"Little Cabin Home on the Hill"に、涙してください!!

■トラディショナル・ブルーグラス
(トラッドグラスとは、各時代の先端ブルーグラスが普遍化し、継承されたスタイル)

DP-1946 DAVID PETERS & 1946 CD\2,750-
 バンド名を見ただけで「ハハーン!?」、そう、モンロー+フラット&スクラッグスの1946年録音にあやかった、折り目正しきトラッドグラス・バンドである。いずれも楽器リペアマンとして話題のスティーブ・ヒューバー(bj)とチャーリー・デリントン(m)が入っているソ。
■コンテンポラリー・ブルーグラス
(コンポラグラスとは、その時代ごとに今日的なテーマとサウンドを持ったブルーグラス)

REB-1776 ROCK COUNTY『Rock County』CD\2,750-
 現在最高のブルーグラス・テナーと言われるドン・リグスビーがLRBを脱退、大ベテラン・フィドラー、グレン・ダンカンと、スクラッギストのデール・ダベンプールらを配して立ち上げたロック・カウンティーのデビュー作。トラッド志向ながら感覚的コンポラ志向とのバランスが絶妙だ。これがストレート・ブルーグラスの今、という作品だ。ムーンシャイナー誌掲載中のアルバム・チャートでも遂に1位獲得!!(11月号掲載)

■プログレッシブ・ブルーグラス
(プログレグラスとは、既成のスタイルや価値観を飛び越える刺激的なブルーグラス)

CCH-280 THE DILLARDS『Wheatstraw Suite』CD\2,450-(米国初CD化)
1968年発表のザ・ディラーズの大名作が米国で初CD化(日本で89年来日記念盤=現在廃盤)。ブルーグラス・アンサンブルとドラムス+ロック系エレベが生む見事に軽快な西海岸サウンドは今聴いても古さを感じさせない。ロドニー・ディラードの偉大さとハーブ・ペダーソンの才能、そしてバディ・エモンズの見事さ、どこを切り取っても「凄い」サウンドが堪能できる歴史的ブルーグラス名盤だ。先月紹介の新生ディラーズ第2作『Copperfields』(CCH-281 \2,450)、ジョン・ハートフォードの『Aereo Plain』(ROU-0366 CD\2,750-)とあわせて、70年代のニュー・グラスに絶大なる影響を及ぼした大名盤。聴くべし!

ROU-0484 WAYFARING STRANGERS『Shifting Sands of Time』CD\2,750-
 久々、トニー・トリシュカ、アンディ・スタットマン、マット・グレイザー、ジョン・ミゲーンら、ニューヨーク・ブルーグラスからの素敵な贈り物は、ブルーグラス・スタンダードを完全なジャズのノウハウで聴かせる秀作。中途半端じゃない弦楽器ジャズ・アンサンブルに、ゲスト・ボーカルにはローリー・ルイスやロンダ・ビンセント、ティム・オブライエンらに交じって御大、ラルフ・スタンレーも参加、聴き物ですぞ!!
SH-3932 JOHN COWAN『Always Take Me Back』CD\2,750-(歌詞付)
 圧倒的なボーカルで「ニューグラス」を引っ張ってきたジョン・カウワンの最新作。今回は自身のバンド・メンバー、スコット・ベスタル(bj)とジェフ・オウトリー(g)のスーパーピッキン、そしてゲストのランディ・コーズ(d)、ダレル・スコット(m)らをフィーチャーしたニューグラス本命作品。カウワン版"Sittin' on …"などのロッキングラスを中心に、泣かせるバラッド"In My Father's Field"やオリジナルの"Monroe's Mule"、そして最後にスコットのインスト"Mr.Banjo"で仕上げた「ニューグラス・ファン」直撃の作品だ。彼もジャムグラス・ムーブメントの元祖として尊敬されている。

■ゴスペル
CAP-25337 CLUSTER PLUCKERS『Gospel Favorites』CD\2,750-
 日本でも大人気のクラスター・プラッカーズによるゴスペル集。"What a Friend..."から"Keep on the Sunny Side"まで、プラッカーズらしい美しい女性ハーモニーと極上アンサンブルの13曲。現在、彼らの5作品が全部揃っているので、お問い合わせ下さい。

■女性ブルーグラス&オールドタイム
REB-1770 RALPH STANLEY & FRIENDS『Clinch Mountain Sweetheart』CD\2,750-
 今年のグラミー賞ノミネート作品!55年に及ぶキャリアがようやく報われた(ムーンシャイナー誌9月号参照)ラルフ・スタンレー、まさに米国メディアの時の人。そのラルフが、ジョーン・バエズとの"Weeping Willow"や、マリア・マルダーとの"Memory of Your Smile"、ドリー・パートンと"Loving You Too Well"、ルシンダ・ウィリアムスやギリアン・ウェルチ他、フォーク、ブルース、カントリー等、各界のトップ女性シンガーを迎えて創った美しくも、癒されるスタンレー・ソングの数々16曲。超お勧めである。
ROU-0443 DICKENS, JONES & HAWKER『Heart of a Singer』CD\2,750-
 ヘイゼル・ディッケンズ、キャロル・エリザベス・ジョーンズ、ギニー・ホウカーの女性トリオ、タイトルも示す通り、アパラチアの濃いバラッドを歌わせれば絶品の「心」。3世代、それぞれのアパラチアン・ボイスをお楽しみ下され。
ROU-0446 STEVENS SISTERS『Little by Little』CD\2,750-
 東テネシーのスティーブンス・シスターズの最新作はドリー・パートンをゲストに迎え、ほぼ全曲でサム・ブッシュがバックを努めるアコースティック・カントリー調作品。
■ライブ&ジャムの巻
(ブルーグラスの魅力=ホットなドライヴ感や、とっさのアドリヴやインプロバイズのスリル!)

BCD-16614 LESTER FLATT & BILL MONROE『Live at Vanderbuilt』CD\3,100-

 1974年、レスター・フラットがビル・モンローをゲストに迎えたバンダービルト大学での貴重なライブ。フラット&スクラッグス全集3部作に続いて発表されたレスター・フラットのビクター録音全集『Flatt On Victor』(BCD-15975 CD6枚組)の中で初めて明らかにされた、LP発売時には未収録だった全容が収められた全26曲。18年間、お互いを無視し続けた巨人の仲直り…。

MCAD-8002 BILL MONROE『Bean Blossom』CD\2,450-
 1973年発表のブルーグラス・フェス・ライブ最高作。LP2枚組全27曲、超ホットなモンローをはじめ、元気な第一世代のブルーグラッサー達と共にブルーグラス・フェス・ブームがハイギアで登りつめる瞬間を捉えた秀作である。

インスト新入荷
RESO-2002 MIKE AULDRIDGE, JIM HEFFERNAN & HAL RUGG『Resocasters』CD\2,750-
Rock Bottom/Roly Poly/Irish Spring/Charmaine/Sugar Foot Rag/Doin' the Charlton 他全12曲
 元セルダム・シーンのマイク・オルドリッジの最新作は、あのスティール・ギターのハル・ラグをゲストにドブロ仲間のジム・ヘファーナンによるリゾフォニック(ドブロ系)ギター大会。ジム・ハースト(g)、クレイグ・フレッチャー(f,m)、デニス・クロウチ(bs)、ケニー・マローン(ds)が基本セットとなり、ボーカル・ゲストにブラッド・ペイズリー(ギターも)、ジョー・ディフィー、ソニア・アイザックス、デニス・パーカーらカントリーの大スターを迎えて(歌モノは2曲)、マイクらしいスライド美学を聴かせる。マイクは通常のドブロとC6thの8弦ドブロ、ジムはドブロをGmaj7thやGmなどに、そしてハルは10弦D9thのペダプロ(ペダル付きドブロ)など、それぞれのアイデアとタッチが楽しめる。さまざまなドブロの表情と、ハースト、ペイズリーのスーパーピッキン・ギター、フレッチャーの柔軟なアドリブなど、全編にオルドリッジらしい大人のスウィング感が心地よい。

CMCD-202 CATHY FINK『Banjo Haiku』CD\2,750-
Julie and Johnson/Cumberland Gap/Ms. Mcleod's Reel/Soldier's Joy/Darling Nellie Gray 他全26曲
 マーシー・マークサーとの女性デュオで5回のグラミー最終ノミネーションという実績を持つキャシー・フィンクのクロウハンマー・バンジョー・ソロ曲集。1926年製のチューバフォン・バンジョーにラリー・サイフェルのネックを付けた愛器で、シンプルかつ美しいスタンダード・チューンから、独自に様々な師匠から学んだトラッド曲を次々と聴かせる。各曲にチューニングも記されている(ダブルCチューニングを通常より一音上げたものが主)。「どの曲も俳句のように、アパラチアの人たちの、それぞれの小さな物語、ダンス、または祈りが込められている」とキャシー。

CMH-8538 PICKIN' ON『The Allman Brothers』CD\2,750-
Midnight Rider/Statesboro Blues/Melissa/In Memory of Elazabeth Reed/Ramblin' Man 他全12曲
 CMHレコードのピッキン・オン・シリーズには良いのと悪いのが両極端に存在する。お手頃企画の友達セッションのせいなのだが、サザン・ロックの伝説バンド、オールマン・ブラザーズの名曲をカバーした本作はブッチ・バルダサリ(m)を軸に、スコット・ベスタル(bj)、ロブ・アイクス(d)、ジェフ・オートリー(g)、バーバラ・ラム(f)、バイロン・ハウス(bs)らを中心にした「良い」作品。さすがのメンバー、安易な企画とはいえ、よく知られたメロディーのアレンジ手法や、各ソロでの各人のスタンスなど、普段では聴くことの出来ない一流ミュージシャンの素顔を垣間見ることが出来るお勧め作品。ブルース!!グラス・インストとしても面白い。

GM-203 JOE WEED『Prairie Lullaby』CD\2,750-
Home on the Range/Grandfather's Clock/Red River Valley/Oh, Susanna/Shenandoah 他全14曲
 フォスター曲集『Swanee』(GM-206 CD\2,750-)が大ブレイク中のジョー・ウィード。彼が専門にしているテーマ別アコースティック・インスト・シリーズの一枚(他にベンチャーズ集や鳥物など)、これは「大草原で聴く子守歌」をイメージしたもの。上記有名アメリカンの他、「線路は続く」「きらきら星」「ブラームスの子守歌」「マイ・ボニー」等々、優しいメロディーの曲を集め、自身のギター、マンドリン、フィドル、ロブ・アイクスのドブロ、ノートン・バッファローのハーモニカ、トッド・フィリップスのベースを核にして、オートハープのブライアン・バワーズも参加した作品。全曲、どこかで聴いたあの曲、この曲をシンプルに聴かせる癒し系作品。

VES-13092D CHET ATKINS & JERRY REED『In Concert At The Bottom Line, June 22, 1992』DVD\3,950-(VES-13092 VHS\3,950もあり)84分
 昨年7月他界したミスター・ギター、チェット・アトキンスと、ジェリー・リード競演の貴重ライブ。映像新入荷の項参照。

インストお勧め作品
(各楽器別のお勧め作品です。また、その他のお勧めはもちろん、各楽器パーツや本体、教則物など、何なりとお気軽にご相談下さい。苦節ン十年、スタッフの楽器ノウハウをご利用下さい)
■マンドリン
REB-1778 DOYLE LAWSON『Tennessee Dream』CD\2,750-(初CD化)
 ドイル・ローソンの1977年発表の唯一のマンドリン・インスト作品が初CD化である。ケニー・ベイカーとJ.D.クロウ、ボビー・スローン、そして若きジェリー・ダグラスという最高のサイドマンを従えて、そのクリアなピッキングを堪能させてくれる。クイックシルバー(最新作『Hard Game of Love』=SH-3949 CD\2,750- は超お勧めのストレート・グラス!!)を率いて今や重鎮のドイル、16部音符のスケール奏法でスムースなメロディーの流れを作っていくオリジナルを中心に、モンロー・メドレーやクラシック曲「ラバーズ・コンチェルト」など、お楽しみもバッチリ。

COMP-4342 PHILLIPS, GRIER & FLINNER『Looking Back』CD\2,750-
Tennessee Blues/Monroe's Hornpipe/I Am a Pilgrim/Afro Blues/Dixie Hoedown/I Want You 他全9曲
 トッド・フィリップス、デビッド・グリア、マット・フリナーのトリオによる最新第2作は、自分たちの音楽を「振り返る」、有名曲カバー作品集。ビル・モンロー作品3曲を中心に、マール・トラビス(というより、クラレンス・ホワイトで有名か!?)やジミ・ヘンからビートルズ曲まで、変幻自在のギターとマンドリンが、自由に音を重ねていく。マットのマンドリンが爽快だ。

CR-004 JOHN REISCHMAN & JOHN MILLER『Singing Moon』CD\2,750-
 先月紹介した最新作『The Bumpy Road』(CR-009
CD\2,750-)の前作。最も音のいいロイド・ロアーと評されるマンドリンを弾くライシュマンと、フィンガーピッキン・ギタリストとして知られるミラーのジョン2人。これも、ブラジルのショーロを見事にマンドリン&ギター・デュオに昇華した秀作である。
■フィドル
WB-26509 MARK O'CONNOR『New Nashville Cats』CD\2,250-
 マーク・オコナー、ナッシュビル時代の総決算!?アルバム。60年代から有名な「ナッシュビル・キャッツ(=ミュージシャン)」という呼称を、現在のバリバリ・スタジオ・ミュージシャンで再現したもの。ジャンル関係なしのチョー凄いミュージシャンシップとマークのフィドル。入荷不安定に付き、売り切れゴメン!!

ROU-7048 NATALIE MacMASTER『Live』CD2枚組\4,500-
 カナダのケープ・ブレトンに伝わるフィドル・スタイルのトップスター、ナタリー・マクマスターの素晴らしいライブ2枚組。1枚はツアー・バンドでの熱狂的な現代ビートに乗り、2枚目は地元のダンスホールでピアノとギターのみをバックにした素晴らしいトラッド・フィドル集。
■ギター
OXCD-6023 CLARENCE WHITE『33 Acoustic Guitar Instrumentals』CD\2,750-
ブルーグラスのリズム・グルーヴ/タイミングを変え、ブルーグラス・フラットピッキン・ギターに無限の可能性を与えたクラレンス・ホワイトがリード・ギターに取り組みはじめた1962年、ロジャー・ブッシュのリズム・ギターをバックに、ジョージ・シャフラー・スタイルのクロスピッキンを中心に収めたホーム・レコーディング集。
DREAD-0201 DAVID GRIER『I've Got the House to Myself』CD\2,750-
現在フラットピッキン・ギターの最高峰、デビッド・グリアの最新作。"Turkey in the Straw"から"Black Mountain Rag"まで、有名フィドル・チューンを中心に、ギター1本、全くのソロで聴かせる驚異的なバリエーション。オールドタイムをバックにしたトリオによる前作『Hootenanny』(DREAD-9801 CD\2,750-)と同様、自費制作品。
ACD-18 DAVID GRISMAN & MARTIN TAYLOR『Tone Poem U』CD\3,100-
1曲ずつ楽器を取り替え、使用楽器の写真集と共に「音」を吟味する、デビッド・グリスマンのお楽しみシリーズ第2弾のお相手は、元ステファン・グラッペリ・バンドのマーティン・テイラーのジャズ・ギター。ジャズ・スタンダードをギター&マンドリンのデュオで聴かせる。ギターのタブ譜&楽譜(MB-96647 Book \2,800-)もある。

YRI-1001 押尾コータロー CD\2,500-
第3の男/禁じられた遊び/アイルランドの風/戦場のメリークリスマス/ボレロ他全13曲
 オリジナル8曲を軸に、ギターの有名曲を織り交ぜてのフィンガーピッキン・ギター集。
KTA-0001 押尾コータロー『Love Strings』CD\2,800-
 上記デビュー作が関西のFM802などを通じて高い評価を得たフィンガーピッカーの第2作。最新第3作『Starting Point』(TOCT-24820 CD \2,857-)は今夏メジャー発売され、一躍注目を浴びている。
■バンジョー
VAN-79706 EARL SCRUGGS『Classic Bluegrass Live 1959-1966』CD\2,750-
 これまで未発表だった"Girl in the Blue Velvet Band"の間奏1曲で、超シビアなスクラッギストには十分価値がある。その完璧なメロディー感覚とロールの選択、そして意表を突くタイミング/カウントの崩しは後のクラレンス・ホワイトやトニー・ライスに先立っているというドキドキする発見もある。同曲でのバックアップも秀逸。収録18曲中17曲はさまざまな形で既発のアール・スクラッグス、ニューポート・フォーク・フェスでのライブ記録。

COL-89610 BELA FLECK『Perpetual Motion』CD\2,750-

 今年のグラミー賞最優秀クラシック・クロスオーバー受賞作品!…考えられますか、皆さん!?ブルーグラス・バンジョー奏者がクラシック界でグラミーですぞ!バッハ、ショパン、ベートーベン他、5弦バンジョーで見事に演じ切った秀作。最後のパガニーニはブライアン・サットンやクリス・シーリらとのブルーグラスだぞ…。
■ドブロ
CMH-8653 V.A.『Fire on the Dobro』CD\2,750-
ふだん聴く機会の少ないCMH音源からの企画ものドブロ編。ブルーグラス・ドブロのパイオニア、ジョッシュ・グレイヴスをメインに、次世代ドブロの第一人者ロブ・アイクス、そしてカントリー/ロック畑のスティーヴ・フィッシェルなどあまり名前のとおっていないプレイヤーまで。ピッキン・オン・シリーズからのポップ・チューンが中心の15曲。面白いコレクションです。
オールドタイム&フォーク新入荷

SHA-6058 PETER ROWAN & DON EDWARDS『High Lonesome Cowboy』CD\2,750-
Take Me Back to the Range/Old Chisholm Trail/Ramblin' Cowboy/Philadelphia Layer/Buddies in the Saddle/Midnight on the Stormy Deep 他全11曲
 ピーター・ローワンが、カウボーイ・ソングの第一人者、ドン・エドワーズと組んだトラッド・カウボーイ・ソング集。ピーターとドンの2人だけの演奏と、ノーマン・ブレイクとトニー・ライスのギター、ビリー&ブリン・ブライトのマンドリンとベースらをバックに配した2人のデュエットで、メイベル・カーター、ウッディ・ガスリー、ビル・モンローの3曲以外はトラッド曲、リラックスしたキャンプファイアー・ジャムの雰囲気を楽しませてくれる。モンローとのデュオでピーターの存在が知られた名曲"...Stormy Deep"の入魂のソロから最後の曲"I'm Going to Old Texas Now"…、一日の重労働を終えたカウボーイ、…あなたのクタクタの身と心を、2人の大ベテランのデュエットが、癒してくれます。

CMCD-203 CATHY FINK & MARCY MARXER『Postcards』CD\2,750-
Fool's Gold/Long Time Travellin'/Arrange and Rearrange/Birds and Ships/A House of Gold 他全12曲
 得意の子供向けアルバムから離れ、「私たちの本当に好きな曲ばかりを集めた」というキャシー・フィンクとマーシー・マークサーの最新作。ピート・サザーランドのオールドタイム・ケルト調の1曲目から、トラッド、ド・カントリー、ボズウェル・シスターズの三部ハーモニー、ジャンゴ・ラインハルトのインストやクロウハンマー・バンジョー・インスト、また、ウッディ・ガスリー、ピート・シーガーからハンク・ウィリアムスまでのアメリカン・スタンダード・ソングライターの曲など、素晴らしいミュージシャンシップと女性ハーモニーで聴かせてくれる。マーク・シャッツ(bs)とリッキー・シンプキンズ(f)をゲストに、グラミー最終ノミネートに5回も作品を送り込んでいる素晴らしい女性フォーク・デュオの優しく暖かい傑作。
(余談ですが、彼女たち、来年5月のゴールデン・ウィーク明けに韓国を回って日本での小さな公演を希望しているが、誰か興味ないですか?)

YAZ-3001 V.A.『Man of Constant Sorrow and other Timeless Mountain Ballads』CD\2,750-
 『オー・ブラザー現象』と呼ばれ、遂にはブルーグラスやオールドタイム(トラッド・フォーク)はもちろん、意外にもカントリーとしても初めて、今年度のグラミー最優秀アルバムに輝いた600万枚の大ヒット・アルバム『O Brother, Where Art Thou?』(UNI-170069
CD\2,650-)は、さまざまなマーケットを開拓してくれている。これは、1920〜30年代に録音されたマウンテン・バラッドを集めたもの。エムリー・アーサーによるタイトル曲は、おそらく録音された最古のものという。他に、エック・ロバートソン&ファミリーからグレイソン&ホイッター、ブルー・スカイ・ボーイズまで、アパラチア山中に入植した貧しいアングロ・ケルト系のバラッド集。

RCA-63971 THE CHIEFTAINS『Down the Old Plank Road』CD\2,750-

 アイリッシュの世界的トップ・グループ、チーフタンズのナッシュビル録音第2作である。豪華ゲストとの競演でハイレベルな音楽を聴かせる彼ら、やはり凄い。ブルーグラス新入荷参照。

NF-906-5 ALAN SENAUKE『Wooden Man』CD\2,750-
 もうだいぶ昔、日本全国ブルーグラス行脚をしたニューヨーク出身のアラン・セノーキが、現在住むサンフランシスコ周辺のベテラン・オールドタイマーらと創った、地味だがしっかりとした味わいを持つルーツ音楽集。ブルーグラス新入荷の項参照。
CMCD-202 CATHY FINK『Banjo Haiku』CD\2,750-
 キャシー・フィンクのクロウハンマー・バンジョー・ソロ曲集。1926年製のチューバフォンで、シンプルかつ美しいインスト集。インストの項参照。

フォークお勧め作品
SF-40130 V.A.『The Best of Broadside 1962-1988』CD5枚組\14,700-
 1960年代のフォーク・ブームを記録した雑誌『ブロードサイド』で初めて紹介された数々の曲、"Blowin'
in the Wind"をはじめ89曲、オリジナルの同誌のコピーを収めたボックス・セット。ボブ・ディランやジャニス・イアンらがアンダーグラウンドであった時代の貴重な録音や楽譜…、アメリカの60年代フォーク・ブームが何であったかを知る、素晴らしい装丁の箱物だ。

GM-206 JOE WEED『Swanee, Music of Stephen Foster』CD\2,750-
 スティーブン・フォスターの名曲をウェストコースとのブルーグラス&オールドタイム人脈が見事に演じた秀作ベストセラー。

MAJ-1111 ED SNODDERLY『Diamond Stream』CD\2,750-
 東テネシーの最も優れたソングライターの一人、エド・スナッダリーの最新作。サム・ブッシュ・バンドが取り上げている"Majestic"やジェリー・ダグラスの"Perlie Mae"、また、ナッシュビルの新装カントリー音楽博物館のテーマになったタイトル曲他、ノーマン・ブレイクらとのオールドタイムからブルース、そしてカーター・ファミリー等々の影響を受けた素晴らしいアパラチアン・シンガー・ソングライターである。

CMH-8060 V.A.『Songs of the Civil War』CD\2,450-
When Johnny Comes Marching Home/Two Little Boys/Grandfather's Clock/Aura Lee/Faded Coat of Blue/Dixie/Battle Hymn of Republic 他全20曲
 南北戦争(1861-65)当時の曲をCMHの音源と新録音で編集した作品。モダン・フォーク調のデュオ、サイモン&ベリティ・グレース、アンクル・デイヴの再来リロイ・トロイ、瀬戸大橋が懐かしいローラ・ウェーバーとナッシュビルの仲間たち等々、CMH的編集ながら、さまざまな音楽スタイルがとても楽しめる作品だ。

MAC-12 高石ともや&ザ・ナターシャ・セブン『序』CD\2,857-

よそ者のブルース/私を待つ人がいる/陽気に行こう/ヘイ・ヘイ・ヘイ他全16曲
 1971年に録音され、そのまま「幻」となっていたザ・ナターシャ・セブンのファースト・アルバムが発見。城田じゅんじと金海たかひろに高石のトリオで、坂庭省悟はまだ参加していない初期のナターシャ・セブンが聴ける。未発表の「春を待つ少女」のオリジナル・バージョン(オムロンCMソング)がボーナス・トラック。ちなみに、城田と坂庭の連載インタビューはムーンシャイナー誌99年10月号から2000年1月号まで、4号に渡って掲載されている(各\500-)。なお、7月に発表されたナターシャ・セブン初のビデオ『高石ともや&ザ・ナターシャ・セブン』(RVM-001V VHS\5,238-)、またムーンシャイナー誌今年8月号に吉田恒星監督の製作記(MS-1910 \500-)もある。

PHI-1232 TANYA SAVOY『Where We Live』CD\2,750-(歌詞付き)
 ナッシュビルのシンガー・ソングライター、タンヤ・サヴォリーの最新第3作。北部的なフォーク・センスを持ちながら、描くテーマは南部の風物。バックにはワイルド・ローズ人脈とクレア・リンチ、ジム・ハースト&ミッシー・レインズ人脈で聴きやすい女性アコースティック・カントリー・サウンド。クレア曰く、彼女の歌はインテリジェンスでカラフルである。

オールドタイムお勧め作品
JSP-7701 CARTER FAMILY『1927-1934』CD5枚組\5,500-
75年前の夏、クリンチ山から発掘されたカーター・ファミリー。後のブルーグラスからトラッド・フォークの基礎となったアパラチアの伝承音楽を、バンド・サウンド/スタイルに成し遂げた偉大なトリオの全127曲。1927年録音"Weeping Willow"から最も彼ららしい期間と言われる1934年までの127曲全てを収めてこの価格。ただし、カーター・ファミリーの熱烈ファンには決定版CD12枚組全曲集+写真集『In the Shadow of Clinch Mountain』(BCD-15865 CD\38,500-)をお勧めする。

VAN-79716 V.A.『Songcatcher 2』CD \2,750-
 映画『ソングキャッチャー』サントラ続編として今春発表されたコンピレーション。アルメーダ・リドルのアカペラで始まり、20世紀初頭のラジオとレコードの洗礼以前からアパラチアで伝承されたドック・ボッグス、ホバート・スミス、ロスコー・ホルコム、ドック・ワトソンらのバラッドや、ニューポート・フォーク・フェスでのメイベル・カーターやフィドリン・アーサー・スミスらなどの録音を、聴きやすく仕上げている。アパラチアの山々に響く生活感、哀愁がたまらなくいい。ボーカリストにはぜひ聴いてほしい本物。

アコースティック・スウィング新入荷
(ムーンシャイナー5月号に「アコースティック・スウィング」の特集があります)
BUF-112 HOT CLUB OF COWTOWN『Ghost Train』CD\2,477-
Sleep/Forget-Me-Nots/Fuli Tschari/You Took Advantage of Me/Cherokee Shuffle 他全12曲
 5月末から6月はじめにかけて来日、そのホットでノスタルジックな西部のスウィング・サウンドがホット・クラブ・オブ・カウタウンの最新作。カウボーイ・ソングとウェスタン・スウィング、そしてジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリのホット・クラブ・スウィングを融合させた、フィドル、ギター、ベースのトリオの彼ら、最新作ではオリジナル曲(でも、どれも懐かしい)を中心に、スタンダード・ジャズとジプシー・ジャズ、ウェスタン・スウィングとフィドル・チューンといった彼らのお得意パターンにピアノを5曲に迎えて、フィドラーのエラナの女性ボーカルと、ギタリストのウィットの男性ボーカルが、ノスタルジックで、しかも(技術的にラフである事をプラスにする)若いサウンドを楽しませてくれる。ムーンシャイナー誌5月号(MS-1907 \500-)にアコースティック・スウィング周辺事情と共に彼らの特集と、9月号(MS-1911 \500-)に来日時のインタビューがある。

BUF-110 JANET KLEIN & her PARLOR BOYS『Put a Flavor to Love』CD\2,381-
Happy Feet/Cotton Picker Rag/Troubled Waters/Come on Down to My House/Exactly Like You 他全26曲
 一瞬、マリア・マルダーを思い浮かべてしまった女性シンガー、ジャネット・クライン。ウクレレを手に、1920〜30年代の機知に富んだキュートなアメリカン・スタンダードを次々と歌っていく彼女、鼻にかかった舌足らずな魅力だ。バックには、その名もパーラー・ボーイズ、19世紀末から20世紀初頭にかけてのパーラー音楽をイメージして、ジャンゴ風ギター、スウィング・フィドル、アコーディオン、ハワイアン・ギター、コルネット、クラリネット、マンドリン、バンジョー等々、何でもありのアーリー・アメリカン・ミュージック。パーラー音楽とラグタイムをベースに花開いた1920〜30年代のポピュラー音楽はローリング20'Sの狂騒とイケイケのアメリカの世紀を象徴する。同時期のアパラチアのストリングバンドとの共通点も感じられる聞き覚えのあるサウンドが心地よい。

BUF-111 ASYLUM STREET SPANKERS『Favorite Record』CD\2,381-
Monkey Rag/Breathin'/Whatever/Mountain Town/Wingless Angels/Minor Waltz 他全12曲
 この手の「アコースティック・スウィング」の中心にいる「アブナイ」バンド、アサイラム・ストリート・スパンカーズ。音楽ジャンルなんて、実に面倒くさいといった彼ら、60年代のジャグバンドを過激に無節操にしたと思えばいいかな。テキサス州オースティンというホットな町で、ベテラン・ミュージシャンのジャムから瓢箪から駒的に生まれたアコースティック(しかも数百人の開場でも生声で通すという=)ユニットで、ブルースとスウィングを基調に、さまざまな楽器における各人の技量はしっかりしており、女性ボーカルもさわやかだし、スタンレー・スミス他の味のある男性ボーカル、でも、歌詞の内容はジョークと毒でかなりヒドイ…。ジャズ、カントリー、ロカビリーから、ウェストコースト調ロックまで、アコースティックのストリングバンドでやってしまうのが、実に楽しい。
カントリー新入荷
TFC-1461 V.A.『日本のカントリー&ウエスターン〜オールスター競演』CD6枚組\15,000-
 これは強烈です。日本のカントリー、いや、戦後の音楽シーンをリードした「ウエスタン」の栄光全150曲を収めた化粧箱入り解説書+歌詞付きの6枚組CDです。故ジミー時田、故小坂一也をはじめ、寺本圭一、黒田美治、大野義夫、ロバート&ジェリー対中、井上高…、石橋イサオ、カマヤツ・ヒロシ、守屋浩…、女性ではトミ藤山から宮前ユキまで…、その他、バックのミュージシャンにはホリ・プロや田辺エージェンシーなど、日本の音楽・芸能界を支える事になる面々が顔を揃える。懐かしの「あの唄、この唄」が勢ぞろいして、…なんか、懐メロみたいだけど、それにだけにとどまらない戦後のエネルギーが横溢して、今ドキの器用なミュージシャンにはないホットなインパクトのバックと、圧倒的な唄に対する情熱で、耳と心をリフレッシュしてくれる。当時、ジャズ以外には黒人音楽が入ってこなかった日本にとって、この後、ロカビリーからグループ・サウンズを経て、現在のJ-ポップに至る、日本の所謂「ポップス」(ウエスタンと同様、米国にはない音楽ジャンル名)形成に最も大きな役割を果たした、貴重な音楽、それがここに収められた日本の「ウエスタン」である。日本音楽界にもっと評価されるべき、日本ポップ音楽の夜明けを告げる貴重なコレクション。

COL-86310 V.A.『Kindred Spirits:A Tribute to the Songs of Johnny Cash』CD\2,650-
Understand Your Man/I Still Miss Someone/Folsom Prison Blues/I Walk The Line/Big River/Don't Take Your Guns To Town/Hey Porter 他全14曲
ロカビリー、フォーク、カントリーを超えて、アメリカン・ミュージックの巨人、ジョニー・キャッシュ、半世紀近くに及ぶそのキャリアで残してきた百数十枚ものオリジナル・アルバムと、1500曲以上のレコーディング、ジャンルを越えてアメリカのポップ音楽全般に与えてきた影響の大きさは他に比ぶべくもない(ムーンシャイナー誌特集予定)。その足跡を称え、彼の70歳を祝して愛弟子マーティ・ステュアートが制作したトリビュート・アルバム。ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーン、リトル・リチャードや、シェリル・クロウ+メアリー・チェイピン+エミルー・ハリス他、超豪華な各界のスーパースターが、キャッシュのヒット曲の数々を心をこめて唄う姿が胸を打つ。特に、キャッシュ自身が大きな影響を受けたカーター・ファミリー、その伝統を今に継承するジャネット・カーターを迎え、キャッシュ自身と妻ジューン・カーター・キャッシュ、そして御大アール・スクラッグス(g)がサポートした"Meet Me In Heaven"が、なんとも感動的なパフォーマンス。ロカビリー・スターとして登場し、アメリカのアイコンとまで言われた1970年前後、そして、カーター・ファミリーの伝統に身を置く晩年、彼とその音楽こそアメリカだ。

SP-1003 PORTER WAGONER『Unplugged』CD\2,750-(歌詞付き)
Silence in the Wind/Girl in the Blue Velvet Band/I Cried Again/Family Bible 他全10曲
 大ベテラン、ポーター・ワゴナーの最新作はアコースティック・カントリーの爽快なサウンドに乗って、一言一言をかみ締めるような衰えないポーター節を聴かせる。自作曲から、ウェイン・レイニー、かつて自分が育てたドリー・パートン、ブルーグラス・ファンでもある彼らしく2曲のブルーグラス・スタンダード、そしてゲストに迎えたウィリー・ネルソンとのデュエット2曲等々、カントリー&ウェスタンの大御所、ポーター・ワゴナーの持ち味と、ギターが美しいナッシュビルのアコースティック・サウンドが結びついた秀作である。
UNI-170328 GEORGE JONES『20th Century Masters:The Millennium Collection:The Best of the 90's Vol.2』CD\1,980-
マール・ハガードと並んで、メインストリーム・カントリー・シーンの敬愛を一手に集める大御所ジョージ・ジョーンズ、ブルーグラス界にも多くのフォロワーをもつ彼の、90年代MCAでのヒット曲集パートU。ヴィンス・ギル、タミー・ワイネットとのデュエットや、現代カントリー界のスーパースターたちとのコラボレーションを収録。圧倒的なパワーを示す、ワン&オンリーのジョーンズ節健在。

SHA-6058 PETER ROWAN & DON EDWARDS『High Lonesome Cowboy』CD\2,750-
 ピーター・ローワンが、カウボーイ・ソングの第一人者、ドン・エドワーズと組んだトラッド・カウボーイ・ソング集。一日の重労働を終えたカウボーイ、…あなたのクタクタの心を、2人の大ベテランのデュエットが、癒してくれます。詳細はオールドタイム&フォークの項参照。

RCA-63971 THE CHIEFTAINS『Down the Old Plank Road』CD\2,750-
 アイリッシュの世界的トップ・グループ、チーフタンズのナッシュビル録音第2作である。ビンス・ギル、マルティナ・マクブライトの超素晴らしいバラッド他、豪華ゲストとの競演でハイレベルな音楽を聴かせる。ブルーグラス新入荷参照。

その他、新入荷
(以下、今後紹介しない商品も含まれます)
■ブルーグラス
SP-1005 RONNIE RENO & RENO TRADITION『Portfolio』CD\2,750-
みんなが知っている子供時代の父との写真(レノ&スマイリー)から40年、今や大ベテランのロニー・レノの最新作。自身が書いた70年代の全米ヒット曲を含め、レノ&スマイリーやマール・ハガード他、心地よいなカントリー・ソングを散りばめた気持ちよい作品。

■カントリー
COL-86660 TRAVIS TRITT『Strong Enough』CD\2,650-
90年代はじめ、ガース・ブルックス、アラン・ジャクソン、クリント・ブラックなどと同じ時期に登場、彼らが「ハット・アクト」と呼ばれたのに対してただひとり、カウボーイ・ハットをかぶらず、ロングヘアーで挑発してきたトラヴィス・トリットの最新作。彼もブルーグラスからの転進組だ。サザン・ロック・テイストを色濃く映したカントリー・サウンドが新鮮に聴ける。ワンダ・ヴィック、オーブリー・ヘイニー、ブレント・メイソンなど参加。

UNI-170287 LEE ANN WOMACK『Something Worth Leaving Behind』CD\2,650-
前作『I Hope You Dance』(MCA-170099\2,650)が300万枚を超えるセールスを記録、トップ・スターの仲間入りを果たしたリー・アン・ウォーマックの新作。ジュリー・ミラーやグレッチェン・ピータースなど最先端のソングライターたちの作品を、お馴染みのスタジオ・エースに大編成のストリングスやホーンを加え、また、ブライアン・サットン、ゲイブ・ウィッチャーなどのアコースティック風味を利かせるなど、ポップでゴージャスなサウンド面での新しい方向性を強調。

UNI-170284 DAVE DUDLEY『20th Century Masters:The Best of Dave Dudley』CD\1,980-
1960年代、レッド・ソヴァインなどと共に、トラッカー・ソング・ブームの立役者となったデイヴ・ダドレーの全盛期ヒット曲集。時代の変化と共にトレイン・ソングにかわってカントリー・ソングの主役となったトラッカー・ソング、その代表的なヒットとなった"Six
Days on the Road"をフィ−チュア、男性的な迫力に満ちたヴォーカルが楽しい。

映像新入荷
VES-13092D CHET ATKINS & JERRY REED『In Concert At The Bottom Line, June 22, 1992』DVD\3,950- (VES-13092V VHS\3,950-もあり)84分
Lover Come Back To Me/Don't Think Twice It's All Right/Georgia On My Mind/The Claw 他全18曲
 「ミスター・ギター」チェット・アトキンスと愛弟子のジェリー・リードが、1992年アルバム『Sneakin'
Around』のプロモーションの一環として行ったライヴが映像化されたもの。円熟の極みにある2人が歌い、もちろんギターも歌う。昨年77才で他界したチェットが68才当時、とてもそんな年には見えない彼が3曲を披露した後、当時55才のジェリー登場…、その存在感と人間的迫力には納得、さすが映画スター。2人の堂々とした音楽が全18曲約84分、ニューヨークのボトムラインで、悠々自適の2人の巨匠、30年に及ぶ友情、…巧まざる「ライブ」感覚が素晴らしい。感動の名曲"I Still Can't Say Goodbye"他、ギター・ファンのみならず、偉大なアーティストの音楽を、素晴らしいライブをお楽しみ下さい。

VES-13070 V.A.『Legends of Country』DVD\3,950-(58分)
 マール・トラビス(1979,1981)が5曲(有名ヒット・メドレー含む)、チェット・アトキンス(1975-1987)が8曲(ビートルズ・メドレー含む)、モーズ・レイジャー(1962,1984)が3曲、ドック・ワトソン(1987)が5曲、4人のギター・スタイリストの演奏を集めた1997年発表のビデオがDVDで新発売。

VES-13026 V.A.『Legends of Old Time Music』DVD\3,950-(58分)
 オールドタイム・ファン必見の貴重なビデオ作品がDVD化された。トミー・ジャレル、ロスコー・ホルカム、クラレンス・アッシュレー、ジーン・リッチー、サム・マッギー、ドック・ワトソンとクリント・ハワード&フレッド・プライス等々、商業化される以前のアパラチア音楽を伝承した人たちの全31曲。

YAZ-512DVD V.A.『Times Ain't Like They Used To Be』DVD\3.950-(70分)
唯一とされるジミー・ロジャーズの映像の他、バスコム・ラマー・ランスフォードらの白人オールドタイマーからボブ・ウィルスまで、また黒人ジャグ・バンドからジャック・ジョンソン・ジャズ・バンドまで、1920〜30年代、アメリカ音楽がラジオやレコードなどでコマーシャル化する前後の超貴重な映像集。アメリカ南部の民衆音楽が、大衆化し、商業音楽となる様を目で確認できる超貴重なお宝映像集が、DVDとなって新発売だ。

映像物お勧め作品
COL-54058V BELA FLECK & FLECKTONES『Live at the Quick』VHS\3,500-
今年遂にクラシック部門のグラミーも獲得し、これでポップ/ロック、ジャズ、カントリー、そしてクラシックの各部門グラミー最優秀賞を制覇してしまったベラ・フレック。最新作は自身のフレックトーンズのライブだ。収録曲がほぼ同じのCDアルバム(COL-86355 CD\2,750-)も出ている。モンゴルのホーミーやインドのタブラまで登場する凄いバンジョー音楽ライブだ。なお、DVD作品も出ているが、地域コードに引っかかり、日本のDVDプレイヤーでは見ることができない。また、彼ら91年作のビデオ第1作『Flight of the Cosmic Hippo』(WB-38233V VHS\3,200-)も素晴らしいけれど、これはいつ絶版になるか不明。

お勧め教則物
MB-98369BD V.A.『Flatpicking Guitar Solos』CD2枚組+Book\5,300-
38人の有名フラットピッカーによる50曲の楽譜&タブ譜と、CD2枚に収められた実演集。

MB-99472BD BRIAN WICKLUND『American Fiddle Method Vol.2』CD+Book\3,900-

Eighth of Jan./St Anne's Reel/Cuck's Nest/Ragtime Annie/Star of County Down/Forked Deer 他全27曲
 ベストセラーを続けるブライアン・ウィックランドの、鈴木メソッドによる初心者向けフィドル教則本とCDのセット第2集(英語版)。「キャベツ」から一歩抜け出し、GやDやEmでの上記有名フィドル曲、次にFやBbなどのロー・ファースト・ポジション、さらに左小指を使ったオープン・ダブル・ストップ(ユニゾン)の発見まで、段階を追って丁寧に教える。最後にはコードに関する基本理論も解説。

輸入雑誌
(以下の3誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白さをいかがですか)

■バンジョー・ニューズレター誌 各\500-
 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載、バックナンバー(探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します)もお問い合せ下さい。
最新7月号(BNL-02/07)
インタビューはクロウハンマーのヘンリー・サポツニク(タブは"Five Miles of Ellum Wood")、トニー・トリシュカのカポなしDフォームでの"Boil 'em Cabbage Down"、ビル・エバンスのヒューバー・バンジョー探訪、右手の論理的練習法、今月のタブ譜はアール・スクラッグス最新作から"Ring of Fire"、ハスケル・マコーミック"McCormick's String Picnic"他、ジミー・マーティンの"Hit Parade of Love"、トム・アダムス"Bull Run"その他、初心者コーナー、メロディック・クロウハンマーなど、様々なスタイルのタブが満載。1冊丸ごとバンジョー情報&タブ譜誌、40頁!

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\500-
 米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。探しておられる記事などバックナンバーもヨロシク。
 最新8月号(BU-02/08)は、カントリー・ジェントルメンの45年!!、ボブ・ブラックの新バンド=パーフェクト・ストレンジャーズ、ステイシー・フィリップスとフィドルなどの特集の他、米国ブルーグラスに関するあらゆる情報満載。

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\900-
 アリス・ジェラードが主宰するオールドタイム音楽専門誌の2002年夏号(OTH-0804)は、オールドタイム・リバイバルの立役者、トミー・トンプソン、フィル・ジェイミソンの"Do-Si-Do"考察、ヴォロ・ボッグトロッターズ、ワークショップはバンジョーのネック・リセット、その他、ニュースやレコード紹介など、非常に内容の濃いオールドタイム情報が満載の54頁。その他のバックナンバーはお問い合せ下さい。オールドタイム・ファン必読!
月刊『ムーンシャイナー』
 発行19年目、1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌。
■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-
 お申込はお葉書やお電話で、ご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからの購読でもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル:\500-
ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー:各¥500-。
 下記以外にも、アーティストや知りたい事項をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-1912 2002年10月号(通巻228号)
ローランド・ホワイト来日インタビュー、ディキシー・チックス、岸本一遥インタビュー、マーティン・ギター・シグネチャー・モデル小史、朝倉ブルーグラス・フェス、笹部益夫回想録I「高山宏之先生」他の特集と、ニュース、ブルーグラス・チャート、レコード・レビュー、ライブ&フェス情報等々、日米のブルーグラス情報満載。

MS-1911 2002年9月号(通巻227号)
 ビル・モンロー七回忌特集、投稿集「私の好きなモンロー・ソング」、ホット・クラブ・オブ・カウタウン・インタビュー、吉崎ひろし『Banjo Nostalgia』、IBMAアワード最終ノミネート発表、茂泉次郎「最終回」、ブルーグラスとテロリスト、ブリストル・セッションズ記念イベント・リポート他の特集他。
楽 器
BJ-KIT-0 『オープン・バンジョー・キット』\22.500-
ホスコからオープンバック・バンジョー組み立てキットが再入荷。12ブラケット仕様、木製リム、ブラスのトーン・リングがマウントされているので本格的なバンジョー・サウンドが得られる。キットには他に、ウクレレ、ギター、バイオリン等がある。いかがです、老化防止に?お問い合わせ下さい。

本格的マウンテン・ダルシマー限定入荷\35.000
ジーン・リッチー、ジョニ・ミッチェルでお馴染みのマウンテン・ダルシマーが残り1台のみ在庫中。フォーク・クラフト社製で専用ケース、ピック、交換用弦、カポまでついて定価\70.000のところズバリ半額\35.000で如何でしょうか? CD付き教則本も取扱い中ですので合わせてお買い求め下さい。

I-V015"OLD VIOLIN 1919 HOMMA R-6/6996" \150.000
マーク・オコーナーの愛器として知られるマジーニ、ジャーマンのお手ごろコピー・モデルが入荷しました。1919年製、ラベルは本物のようです。ちょっとスケールが長め(全体で1.5mmほど)ですが、輪郭のはっきりした、面白い音の出方が特徴です。

(秋も深まってきました。次々と発表される強力なアルバムの数々…。とんでもないスピードで進化する音楽、…いつまでもホクホクしよう!)

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