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B.O.M.Newsletter #258 　　　　2002年３月11日記

▼2002年グラミー賞!!…突然変異!?

メイン・アワードの最優秀アルバム賞に、1994年の『ボディーガード』以来のサントラ盤『オー・ブ ラザー』が受賞。U2やディランらを抑えての受賞に米国メディアは騒然だ（日本の主要メディアはほぼ無 視）。同作はオールドタイムとブルーグラス中心の作品だし、カントリー部門では全８部門中、最優秀カン トリー・アルバムでハンク・ウィリアムス・トリビュートの『Timeless』以外の全てをブルーグラス・ アーティストが獲得するという（75才のラルフ・スタンレーの最優秀男性ボーカル！)快挙、またクラシッ ク部門ではベラ・フレックのソロ・バンジョー作品が受賞、ブルーグラスのノウハウがこれほど広範にグラ ミーで評価された事はかつてなかった。……グラミー受賞注目作品は、最終ページをご参照下さい。

▼今月末、アリソン・ブラウン・カルテットが来日する。昨年グラミーを獲得した凄いバンジョー＆ギ ター奏者、そして誰もが認める才女アリソンが、強烈なインスト・バンドを率いて来日する。東京(3/30)、 栃木(3/31)、大阪(4/2)、鹿児島・屋久島(4/3)をお見逃しなく！

▼その他主なコンサートなど

●芦屋さくら祭り(芦屋市4/6,4/7)●グラスファミリー春 ライブ2002(神奈川4/7)、●朝倉ダム・フェス(愛媛4/7)、●フォートワース・カントリー・ジャンボリー(兵 庫4/14)、●美野里ブルーグラス・フェス(4/20〜21)、●長崎ブルーグラス・コンサート(4/20)、●石 田新太郎"I Saw the Light #14" (東京4/26)、●栃木オールドハウス・フェス・ブルーグラス・フェス(4/ 27〜28)、●ゴローショー25周年記念ライブ(4/27)

▼次回の『B.O.M.オープンハウス』は、３月31日（日）の予定です。１時から５時まで、B.O.M.サー ビスに皆さんをお迎えします。音源は勿論、演奏法や楽器についてのご相談などにも応じます。道順など はお問い合わせ下さい。

▼また、『渡辺三郎の宝塚ブルーグラス・ワークショップ』は阪急宝塚百貨店3Fソリオホール会議室 にて１時から５時まで、バンジョー／マンドリン／ギター／フィドルの順で月替りで、楽器演奏のコツを初 心者から中級者に口述伝授。次回は３月24日（日）に「フィドルの巻」、４月14日に「バンジョーの 巻」の予定。課題曲や開催詳報など、案内希望の方は(問)渡辺三郎0797-85-8384(tel&fax)、または saburoi@bomserv.com。

▼毎週火曜日午後10時から１時間半、震災を機に生まれた神戸のミニFM局から、秋元 慎の選曲でジョッシュ大塚のブルーグラス番組がインターネット放送中 です。新入荷や話題の作品などが毎週聴けます。アクセスしてみて下さい。

http://www.bomserv.com/fmyy.htm

▼ビーオーエムのEメイル・アドレスとホームページは以下の通りです。随時、最新入荷案内やニューズ レターのバックナンバー、在庫リスト、ムーンシャイナー誌などを紹介しています。

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(株)ビー・オー・エム・サービス

〒665-0842 兵庫県宝塚市川面 6-5-18

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(営業時間：月〜金の午前10時〜午後５時

土曜日曜祝日はお休みをいただきます

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▼ビー・オー・エムのニューズレターは会員制ではな く、商品の定期購買者に無料でお届けしています。一定期間、ビー・オー・エムからお買上げない場合、 勝手ながらレターの発送をストップさせて頂きますので、ご了承下さい。また、ご希望の方には、どなた にでも無料でお送りします。ご友人の方などをご紹介下さい。

▼我々ビー・オー・エムは1971年秋以来、ブルーグラスを中心にアコースティック音楽全般、それに新 旧フォークやカントリー、その周辺も含めて通信販売を軸に、様々な情報を集積しています。お気軽にご利 用、ご相談下さい。

SH-3943 HOT RIZE『So Long of a Journey; Live at the Boulder Theater』CD\2,750-

Blue Night/Radio Boogie/Walking the Dog/Working on a Building/Walk the Way the Wind Blows/Foggy Mt. Breakdown/High on a Mountain/Colleen Malone 他全19曲

1980年代のブルーグラスを代表するホット・ライズ、NGRと同じ1989年に解散した彼らが、その後、 1996年に行った初のリユニオン・ツアーからのライブ作品である。トラッド・グラスのエッセンスを完 璧なアンサンブルに包みつつ、現代的な感覚を随所にきらめかせたそのサウンドは、実にクールであった。 本作では、ティム・オブライエン(m,f)が、その後のソロ活動を経て大きなアーティストに育っている事 が、他のメンバーにも影響を及ぼして良い相乗効果を生んで、かつてのクールな完璧さという印象に予測不 能のホットなスリルを付け加えている。解散した事によって、12年間もバンドを組んだ者たち同士でなけ れば成し得ない「あうんの呼吸」を測る様子が表面にも感じられ、現役時代以上にバンド・サウンドが 楽しめる。超真面目なピート・ワーニック(bj)の気合い、フレキシブルなニック・フォスター(bs)の才能、 そして故チャールズ・ソウテルのユニークな＝音を聴いただけでマーティンの製造年が分るという特技を持 つチャールズの1937年D-28から生まれる＝リード・ギター。この作品は、まぎれもなく彼への追悼作で ある。が、同時に、70年代のニューグラス時代を抜けて、ブルーグラスが確実に市場レベルに上りはじ めた時に、絶妙の時代バランス感覚で生み出したホット・ライズ。私には現役当時よりも遥かにメンバー の個性が感じられる素晴らしいライブに思える。これがホット・ライズの正体なんだ。その素晴らしさを 是非お試しあれ！

CM-2007 PAUL BREWSTER『Everybody's Talkin'』CD\2,750-

Til the River Runs Dry/Darby's Castle/Kentucky Waltz/It Is Finished/Roll Muddy River 他全12曲

東テネシーのノックスビル・グラスとして、ローカルながら注目を浴びたバンド出身のポール・ブルース ターのソロ最新作。その後、オズボーンズ、ドリー・パートン、そして今はリッキー・スキャッグス＆ケ ンタッキー・サンダーと、メジャー・バンドでそのコーラス・ハーモニーのカナメとなった、癖のない、 抜群に響く「声」の持ち主である。そのクセのなさを、逆手にとって、ここではタイトルの超有名曲（映 画「真夜中のカウボーイ」テーマ）をはじめ、ドン・ウィリアムスの名曲や、ビル・モンローの超ス タンダード（アダムとステュアートが聞き物！）とオリジナル、そしてオズボーンの当たり曲まで、ド リー・パートンやリーアン・ウォーマック、リッキー・スキャッグス等をゲストに、アダム・ステッ フィ(m)、ステュアート・ダンカン(f)、ブライアン・サットン(g)、ジム・ミルズ(bj)、トミー・ホワイト (steel g,pedalbro)、ケニー・マローン(percussion)等、申し分ないミュージシャンに囲まれ、聴きやす いブルーグラスとアコースティック・カントリーの絶妙なバランスを取る。そのクセのない、どこまでも 天まで響くさわやかで、シュアーなボーカル通りのサウンドが実に爽快な「春」を感じさせてくれる。（歌 詞付き）

GORO-006 ゴローショー『好きなんだけど…ブルーグラス』CD\2,500-

Don't Let Your Tuning Go Down/Fastest Grass Alive/Cabin on a Mountain/Klaxon Blues/Devil's Dream/True Life Blues/Marjung/My Old Kentucky & You/Tsuruya 他全19曲!?

70年代から80年代にかけて、日本ブルーグラスをリードした!?ゴローショー、結成25年にして初のアル バムである。90年代以降はリーダーの谷五郎がタレント活動を開始、ブルーグラス界での活動は少なく なったが、どっこい、ゴローショーは各種営業？でパワーをキープしていた。１曲目からキッチリと笑わ せてくれます。が、基本は彼らが愛して止まないモンロー・スタイルのストレート・グラス。谷のロイ ド・ロアー・マンドリンに、久永(g)、福嶋(bj)、畠田(f)、田川(bs)が70年代以来保ち続けているホットな パワーでトラッドな雰囲気を漂わせつつ（勢いあまってスベってしまう所もゴローショーらしい!?）、彼ら らしく随所のチャチャで笑わせてくれる。ゴローショーの25年の変遷と歩み、そしてアルバム制作記 はムーンシャイナー３月号(MS-1905 \500-)に詳しい。結成25年を迎え、全国のブルーグラス・サー クル・ツアーも望んでいるという彼ら、再びブルーグラス・ネタでファンを笑殺して欲しいものだ。

RRR-0009 SLIM RICHEY『Jazz Grass』CD\2,750-

Gravy Waltz/Back Home Again in Indiana/Angel Eyes/Stompin' at the Savoy/Night in Tunisia 他全12曲

1977年発表、一時は流行語にまでなった「ジャズ・グラス」の本家アルバムが初CD化。70年代の ニューグラス・ムーブメントを経る中でミュージシャン達が次々と手に入れ始めたジャズ音楽理論をブルー グラス奏法の中に反映させた話題作。スリム・リッチー(g)、アラン・マンデ(bj)、ジョー・カー(m)、 カービー・スチュワート(bs)を核に、サム・ブッシュ(8曲)、リッキー・スキャッグス(2曲)、リチャード・ グリーン(1曲)をゲスト・フィドラーに、ダン・ハッカビーのドブロ(4曲)、ジョーンズ・ピックアップで 知られるジェラルド・ジョーンズが素晴らしいバンジョー(1曲)、また、極めつけにビル・キース(1曲) が最後の曲「チュニジアの夜」で一夕の長を聴かせる。アランの頭脳プレイと、サムの直感はサスガだ。 グリスマンがDGQで「ドーグ」を立ち上げた時を同じくした「ジャズグラス」。現在、クラシック界に まで進出したブルーグラス楽器にとっては歴史的な１枚だろう。

ROU-0030 BAILEY BROTHERS『Take Me Back to Happy Valley』CD\2,750-

Sweet Alla-Lee/I'll Meet You in the Morning/Mountain Laurel/Let's Be Lover's Again/Whispering Hope 他全14曲

東テネシーの自然と、森の木々よりも古い生活感溢れる（なんか、有名な歌詞にあったなぁ…）ノスタ ルジーを感じさせるアメリカ南部のハーモニー伝統、ブラザー・デュオ。ブルー・スカイ・ボーイズを 頂点とする1930年代のアメリカ南部田舎の情感をそのまま伝えながら、アーリー・ブルーグラスに至る音 楽的エネルギーを取り入れた大ベテラン、ベイリー・ブラザーズの1974年録音の名盤が初のCD化である。 何とも言えない味わいのあるノスタルジックなボーカルとハーモニーに、切り込み鋭いテイター・テイト のフィドルと、ピナクル・ボーイズにいたラリー・マティスの硬質なバンジョー、そしてフラット＆スク ラッグスの「スラップ・ハッピー・ジェイク」ことジェイク・ターロックのベースが創る限りなくト ラッドなブルーグラス・サウンド。…これほど人の心を和ませるこの洗練されない「音」は、そう、バー ン・ウィリアムス・バンドにも通じるアレなんだ。

CR-1117 ERNIE THACKER & ROUTE 23『Backbone Job』CD\2,750-

Miami, My Amy/Molly/Whiskey and Women/Rebecca/Six More Miles/Lonely & Blue/Worries and Troubles 他全11曲

ラルフ・スタンレーのクリンチ・マウンテン・ボーイズのリード・ボーカリストとして名を成したアー ニー・サッカー、自身のバンド＝ルート23を率いて気持ちいいソリッドグラス・サウンドを聴かせる。故 キース・ウィットリーの曲をタイトルにしている事でも分る、カーター、ラリー、ロイ・リー、そして キースと連綿と続く「スタンレー節」を基本に、ホンキートンク節を加味して出来た「キース・ウィッ トリー唱法」の信奉者。写真を見ては想像出来ないマイク・マリンズ(bj)とマット・ステイシー(m)のデリ ケートなバッキングとゲストのリッキー・シンプキンス(f)も秀逸だ。東ケンタッキーのボーカル伝統（ハン ク・ウィリアムス作"Six White Horses"がキー）と、さすがに本場の人材で、ソリッドグラスと共にホン キートンク唱法も楽しめる東ケンタッキーからオハイオの濃いファンの支持を受ける作品。

FRC-668 YATES BROTHERS『It's Never Really Over』CD\2,750-

If I Had My Life Live Over Again/I'll Break Out Again Tonite/Stone Wall Around My Heart 他全12曲

カントリー・ジェントルメンでの長年の活躍で知られるビル・イエーツ(bs)と、弟のウェイン(m)は、60 年代に故レッド・アレンのケンタッキアンズで、本作にも参加しているビル・エマーソンと共に名作を残 している。そんな兄弟が、人生の晩年を迎えて初めて残すアルバムは、ノスタルジックなメロディーの美 しい曲を淡々と歌う。エマーソン(bj)の他、レオン・モリス(g)というベテランに、エモリー・レスター (m)、パット・ホワイト(f)他が、老兄弟をいたわりながらの演奏。そのキャリアと歴史を想いつつホノボ ノとした気分になる作品である。

CR-1046 JIM & JESSE『Early Bluegrass Gospel Classics』CD\2,750-

I'll Fly Away/You Go to Your Church/Just a Little Talk with Jesus/On the Jericho Road 他全10曲

世に名高いジム＆ジェシー、1950年か51年とされるデビュー録音、ラリー・ロールとの、いわゆるバー ジニア・トリオのゴスペル集のCD化である。彼ら後のスマートなルービン・スタイルのデュエット・ハー モニーとは異なり、ラリーをリードにあくまでも完璧に寄り添うシェイプノート・ハーモニーの伝統にのっ とった（同時期のモンローはアグレッシブに黒人の手法を導入していたのと対照的か）素晴らしいトリオ は、ブラザー・デュオが少し進化したノスタルジックな味わいを聴かせる。ジェシーのクロスピッキンも 完成に向かいつつある様子がなんとも嬉しい（他にギターとベースのみ）。ハーモニーの基本ともいえるこ のトリオは、３人の声がとても聞こえやすく収められており、トリオ・ハーモニー上達のイロハとしてもお 勧めできる。名高いブルーグラス古典の１枚である。

COL-86269 FLATT & SCRUGGS『16 Biggest Hits』CD\2,250-

Polka on a Banjo/Crying My Heart Out Over You/You're My Flower/Go Home/Pearl, Pearl, Pearl他全16曲

フラット＆スクラッグスがチャート・ヒットした曲ばかりを集めた16曲集。ブルーグラス的な評価とは 一線を画する、カントリーやフォーク市場での人気グループとしての彼らの姿が新鮮だ。アールのリード・ ボーカルもおつなもの。

なお、フラット＆スクラッグスには、全録音を収めた３巻に及ぶ全集の他、『Foggy Mountain Banjo』『Foggy Mountain Jamboree』『Strictly Instrumentals with Doc Watson』『at Carnegie Hall』などのオリジナル・アルバムや、様々なコンピレーション作品があるのでお問い合わせ下さい。

SH-3944 V.A.『Cool, Blue and Lonesome』CD\1,980-

シュガー・ヒル・レコードのハイロンサムなブルーグラス・コンピレーション18曲集。そのテンポや楽 器から「明るく楽しい音楽」と感じられる事の多いブルーグラスの、奥深い魅力へ一歩踏み込むための１ 枚。何故、ブルーグラスに地域や時代を超えた人々を魅了する力があるのか？それは、耐え難い貧困や悲 しみを背景にしているからではないだろうか？出演は：ロンサム・スタンダード・タイム、NBB、ブー ン・クリーク、ダン・ティミンスキ、ローリー・ルイス＆キャシー・キャリック、ピーター・ローワ ン、トニー・ライス他、シュガーヒルの豪華な魅力も一杯だ。

昨年３月13日、72才で他界したベニー・マーティンは、まぎれもなくブルーグラス・フィドルの最も 尊敬され、コピーされる人である。1950年代のフラット＆スクラッグスとの録音をはじめ、そのアグ レッシブなコード感覚と、比類なきフレーズの数々は、ブルーグラス・フィドルのスタンダードである。 同時に、シンガーとして、カントリーとロカビリーのハザマでヒット曲も持ち、ハンク・ウィリアムス やエルビス・プレスリーとの関係も深い。彼の生涯はムーンシャイナー01年５月号の追悼特集に詳しい。 偉大なミュージシャン、ベニー・マーティンの激しい音楽への衝動が収められた、どれもブルーグラス・ フィドルを志す人には必携のアルバム！

FF-70012 BENNY MARTIN『Tennessee Jubilee』CD\2,750-

Lester, Bill & Earl/Sunny Side of the Mountain/Someone Took My Place with You/Ice Cold Love 他全14曲

ベニー・マーティンのアルバム最高作。1975年、極めて珍しいレスター・フラットのセッション参加 （リズム・ギターが凄い）をはじめ、ジョン・ハートフォード(bj)、バディ・スパイカー(f)とバディ・エ モンズ(steel g)の強力コンビに、ピッグ・ロビンス(piano)やカーリー・セクラー、ケニー・イングラム (bj)ら、異色の組み合わせで、ベニー・マーティンの音楽、そしてその人となりにまでに踏み込んで、聴 かせてくれる秀作である。すでに他界したベニー、ジョン、ロイ（ハスキーにとって最初期の作品）、 レスターらの息遣いを感じる名演である。

OMS-25080 BENNY MARTIN『The "Big Tiger" Roars Again(Part 2)』CD\2,750-

One Way or the Other/Me & My Fiddle/Another World Ago/Five by Eight/Hillman/Two O'Clock 他全11曲

ベニー最晩年の作品は２部作。豪華ゲストと友人に囲まれ、幸せそうに録音している現場を、僕も訪れ た事がある。一時の荒んだ生活から立ち直り、明るいジョークを飛ばしながら録音を楽しんでいた。ゲス トにはアリソン・クラウス、リッキー・スキャッグス、バディ・エモンズ、バディ・スパイカー、ク リスタル・ゲイル、キティ・ウェルズ、ジョン・ハートフォード他。

HCD-4465 BENNY MARTIN『Southern Bluegrass Fiddle』CD\1,980-

Twinkle Little Star/Pig in the Pen/Fire on the Mountain/Back up and Push/Katy Hill/Sweet Bunch of Daisies/Orange Blossom Special 他全12曲

これは1974年にカナダで録音された、知られざるアルバムのCD化。長い不遇時代とどん底を脱しつつ あった時期、ジミー・マーティンで知られるアール・スニード(bj)をフィ−チュア、ベニー・マーティンの 気合い（ツッ込み）とセンスとインパクトが身近に感じられる豪快なフィドルと歌、有名曲が多いのが フィドラーには嬉しい。

（すでに紹介した商品ですが、最近、話題になっている、お勧め作品です……）

SKFR-1003 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『History of the Future』CD\2,750-

Dim Lights Thick Smoke/Mother's Only Sleeping/Rollin' My Sweet Baby's Arms 他全11曲

「警告！運転中の聴取、スピード違反の恐れあり!!」とジャケットに明記される通り、物凄いドライブで圧 倒される１曲目"Shady Grove"、このトラッドをヒット曲にしてしまう強引さがなんとも快感な、リッ キー・スキャッグス＆ケンタッキー・サンダー強力最新第４作。新メンバー、弱冠20才のアンディ・レ フトウィッチ(m,fの各１曲ずつだが)の凄さ！をぜひ体験いただきたい。もちろん、クレイ・ヘスのリード・ ギターも、ジム・ミルズ(bj)も、ステュアート・ダンカンやボビー・ヒックス(f)も完璧！目立たないが、 マーク・フェイン(bs)をキーに１曲毎に微妙に考えられたリズム・ビートの解釈と、ポール・ブルースター とダーリン・ビンセントとのハーモニー。すみからすみまで、考え抜かれ、計算され尽くしたリッキー 流トラッドグラス集。（歌詞付き）

NFR-906-4 BLUEGRASS INTENSIONS『Old As Dirt』CD\2,750-

Jack of Diamonds/Poor Ellen Smith/Bring Back My Blue Eyed Boy/You Don't Know My Mind 他全13曲

ブルーグラス・インテンションズのデビュー作。ビル・エバンス(bj)、アラン・セノーキ(g)、エリック・ トンプソン(m)、エリックの妻スージー・トンプソン(f)、ラリー・コヘア(bs)の５人の大ベテランが、ト ラッド名曲からカーター・ファミリー、ハンク・ウィリアムス、ジミー・マーティンなどの選曲で、50年 代のアーリー・ブルーグラスの手触りを楽しませてくれる。スージーの飾り気のない女性ボーカルをメイン に、様々なキャリアを経て、やはりブルーグラスする最大の醍醐味であるトラッドグラスに帰結する、そ んなメンバーの気持ちが伝わる、真摯な作品だ。

LBR-0058 RUST FARM『Snows of March』CD\2,750-

This Moment is Your Home/Daisies in the Field/Closer/Mismatch Made in Heaven/Wall of Stone 他全12曲

ムーンシャイナー最新３月号でインタビュー特集をしたジョン・ミゲーン(g)とクリス・ムーア(m)のラス ト・ファーム、最近作はその名も『３月の雪』。ティム・オブライエンのプロデュースとフィドルにジム・ ウィットニー(bs)のシンプルなコンセプトで、現代的でしかも都会的なブラザー・デュオは、ビートルズ 世代のロック＆フォーク感覚と、南部から遠く離れた土地柄ゆえのシビアなハイロンサム美学、そしてハッ とさせる間奏やニューヨーク系ならではのインストの見事さが秀逸である。歌詞付きなので、日本のバン ドも挑戦して欲しい新感覚だ。（歌詞付き）

ちなみに、ニューヨーク派らしいエレキも導入したややファンキーなジャム・バンド風のデビュー作 『Rust Farm』(DAR-3032 CD\2,750-)もある。

FRC-9001 RALPH STANLEY『Saturday Night & Sunday Morning』CD２枚組\4､500ｰ

遂に、75才にして初グラミーを獲得したラルフ・スタンレー。彼の存在が広く認められるきっかけとなっ た最初、1992年のメジャー・アーティストたちとの企画作品。エミルー・ハリス、ジョージ・ジョー ンズ、ビンス・ギル、ドワイト・ヨーカム、パティ・ラブレス、そしてビル・モンローをはじめとするブ ルーグラッサー達との全31曲。今年はラルフの年になりそうだゾ……!?

FRC-665 CHARLIE WALLER & COUNTRY GENTLEMEN『Crying in the Chapel』CD\2,750-

カントリー・ジェントルメンの最新作は、チャーリー・ウォーラーの味わい深いボーカルでのタイトル 曲がヒット、IBMAアワードにもノミネートされたゴスペル集。ちょっと健康が心配されるチャーリーだ が、そのボーカルは益々深みを増し、さすがにバンド・サウンドは安定している。

COMP-4321 ALISON BROWN QUARTET『Replay』CD\2,750-

３月末から東京、栃木、大阪、鹿児島と来日ツアーするABQの最新作は、アリソンがこれまで発表した バンジョーとギター・インストを現在のメンバーで再録したもの。ムーンシャイナー３月号でカバーストー リー。

RC-117 CHRIS SHARP『Good "Fa-air" Side』CD\2,750-

３月、４月と２ヶ月以上に渡って日本に滞在中のクリス・シャープ。先のグラミー賞では３部門で受賞 したものの、式典よりも日本旅行を選んだ、レスター・フラットをアイドルにする28才の若者。ジョ ン・ハートフォードの全面協力で（ジョンのストレート・ブルーグラス・ピッキンも珍しい）、アール・ スクラッグスやケニー・ベイカーらをゲストにしたクリス唯一のアルバム。憧れのフラット＆スクラッグ ス・サウンドだ。

LMN-001 GARY BREWER『Jimmy Martin Songs for Dinner』CD\2,750-

Milwaukee Here I Come/20-20 Vision/Tennesssee/Sunny Side of the Mountain/Widow Maker 他全12曲

ソリッドグラスの創始者ジミー・マーティン、「キング・オブ・ブルーグラス」の異名を取る凄いパワー の持ち主だ。そんなジミーの音楽に敬意と愛情を持って捧げられた企画作品。ホストのゲイリー・ブリュー ワーにJ.D.クロウ、ドイル・ローソン、ボビー・ヒックス、アート・スタンパーらの大ベテラン達と、テ リー・エルドレッジ、テリー・スミス、ラリー・スティーブンソンらがジミーの有名曲を次々と演じて くれる。

BPM-400 BILL MONROE『Live from Mountain Stage』CD\2,750-

My Sweet Blue Eyed Darlin'/Muleskinner Blues/Beautiful Life/Uncle Pen/Blue Moon of Kentucky/Old Home Town/Rawhide/Roll in My Sweet Baby's Arms 他全13曲

1996年９月に他界した「ブルーグラスの父」ビル・モンロー、晩年のライブ盤。老境に入り、す でに完成されたモンロー・サウンドと、彼の典型的なショー構成とその有名曲は、紛れもないブルーグラ ス・スタンダードである。

REB-1718 TRADITIONAL GRASS『10th Annivarsary Collection』CD\2,750-

ムーンシャイナー２月号「宇野誠之の"Knee Deep in Bluegrass" #14」で紹介された、その名もトラディショナル・グラス。現在もなお、最も濃いトラッ ドグラスの温床であるオハイオを中心に活躍する、その名の通りのバンド、結成10年を記念して93年に創 られた秀作。知る人ぞ知る、ポール・マリンズ(f)とジョー・マリンズ(bj)親子を中心にピート・ゴーブル やランドル・ヒルトンらの新しいトラッドグラス曲を演じる。

このアルバムから10曲を含む、ジョー・マリンズのスクラッギスト美学バンジョーがタブ譜集『Joe Mullins, Acutab Transcriptions Vol.1』(JM-TAB Book\2,300-)で在庫している。

ROU-0489 BLUE HIGHWAY『Still Climbing Mountains』CD\2,750-

ティム・スタッフォード(g)率いる東テネシーに本拠を置くブルー・ハイウェイ最新作。70年代のニュー グラス・ムーブメントの現代版「ハッピー・ミディアム」なサウンド作りに、ティム、ショーン・レー ン(m)、ロブ・アイクス(d)、ジェイソン・バールソン(bj)、ウェイン・テイラー(bs)のスーパーピッキン と３人のリード・ボーカル、完璧なアンサンブルが心地良い。（歌詞付き）

SH-3909 NICKEL CREEK『Nickel Creek』CD\2,750-

このシュガーヒル・デビュー作が、なんと50万枚!!ゴールド・ディスクを獲得だ。20才のクリスとサ ラ、24才のショーン、チョット前に来日していた高校生達とは思えない、凄いブレイクだ。ブルーグラ スを核にケルトな雰囲気と研ぎ澄まされたアンサンブルで若者のアイドルだという。

ROU-0480 JOHN HARTFORD『Steam Powered Aereo-Takes』CD\2,750-

1970年代以降のブルーグラス、すなわちニューグラスの原点とも言われる大名盤『Aereo Plain』(ROU-0366 CD\2,750-)録音時にオクラ入りとなった超貴重な歴史的セッションからの18曲。ジョン(bj,g) とノーマン・ブレイク(g)、タット・テイラー(d)、バッサー・クレメンツ(f)、ランディ・スクラッグス (bs)がデビッド・ブロムバーグの監督のもと、自由にスタジオ・ライブといった雰囲気で収録された、正 式発表アルバムと比べると意外に濃いブルーグラス感覚が嬉しい。

SH-2201 V.A.『World's Greatest Show』CD\2,750-

史上最大のショーと題され、２枚組LPで発表された本作は、1980年代、ブルーグラスが新しいステップ （メジャーへ）を踏みはじめた頃、セルダム・シーンとカントリー・ジェントルメンのDCグラスをホス トに、オリジナル・カンジェンとオリジナル・シーン、そしてリッキー・スキャッグスとトニー・ライ スを擁するJ.D.クロウのニュー・サウスのリユニオン が目玉。グラミー受賞作。

REB-1770 RALPH STANLEY『Clinch Mountain Sweetheart』CD\2,750-

グラミー受賞でようやくメジャー・メディアに認められたラルフ・スタンレー、彼が昨年発表した女性シ ンガーとの共演集。ジョーン・バエズ、ルシンダ・ウィリアムス、ドリー・パートン、マリア・マル ダー、ギリアン・ウェルチ、アイリス・ディメント、サラ・エバンス他、ラルフを尊敬する女性達が ゲスト。女性ブルーグラッサーにとっても誇らしい作品だろう。

ROU-0492 ROB ICKES『What It Is』CD\2,750-

Mr. Goodbar/Scheerhorn Shuffle/Self Portrait/I'll Take Les/Union Pacific/50 Years Ago 他全11曲

現代ドブロのトップランナー＝34才のロブ・アイクス、第１作のブルーグラス『Hard Times』(ROU-0402 CD\2,750-)と、第２作のジャズ『Slide City』(ROU-0452 CD\2,750-)に続いての最新ソロ第３作は、ドブロという楽器の魅力と特徴を見事に生かした ジャズコンボ作品に仕上げている。アリソン・ブラウン・カルテット(ABQ)のジョン・バーのピアノやポー ル・ハンソンのサックスとの見事な音の重なりは、ドブロという楽器の持つ限りない可能性を感じさせてく れる。リズムはニッケル・クリークのデレック・ジョーンズ(bs)と、ABQのケンドリック・フリーマン (drums)。フィドルと共に、最も人間の「声」に近い弦楽器の一つであるドブロ、低音域から高音域ま で、鉄製のバー（棒）１本を左手に、「ここまで複雑で、しかも多彩な表情が創れる！」と、感心して しまう。ジェリー・ダグラスを更に進化させつつあるロブ。自身のバンド、ブルー・ハイウェイの最新作 『Still Climbing Mountains』(ROU-0489 CD\2,750-)での素晴らしいブルーグラス・ドブロもお忘れなく!!ま た、ムーンシャイナー誌でのロブの詳細な特集は99年４月号(MS-1606 \500-)を参照下さい。

RGP-001 RICHARD GREENE & BERYL MARRIOTT『Hands Across the Pond』CD\2,950-

Te Bhan, Te Bhan-Hori Horo-Highland Boat Song/Shepherd's Hey-Cuckoo's Nest/Chorus Jig 他全12曲

　リチャード・グリーン、久々のアルバムは自身のフィドルとベリル・マリオット女史のピアノによる 「英国諸島系アメリカ人の感傷を呼び起こす伝承メロディー」とサブタイトルされている通り、スコット ランドのエアーやイングランドのダンス曲、アイルランドのリール等から、カナダやアメリカで収集された 同系列のフィドル・チューン。そんな曲のコレクターでもあるベリルのピアノと、リチャードのセンスの塊 フィドル（ブルーグラスとクラシック＆ジャズのノウハウを最初に結び付けた人だ）が絶妙なコンビを聴か せる。良く知られる"Cuckoo's Nest"などのピアノ・ソロなど、こんなのを是非日本でも聴いてみたいもの だ。全編に静かで格調の高い、しかしなおフィドル・チューンらしい野趣と色っぽさも少しは感じられる秀 作である。

OMAC-4 MARK O'CONNOR with JON BURR & FRANK VIGNOL『Hot Swing』CD\2,750-

Swingin' on the 'Ville/Nuages/Sweet Suzanne/Stin Doll/Minor Swing/In the Cluster Blues/Lament/Pickles on the Elbow.

マーク・オコナーの最新作は、なんと！実に久々、正面からジャズに取り組み、しかも、かつて子供時 代に母親がやっていたOMACという懐かしいレーベルを復活させてのライブ盤。今や、アメリカ・クラシッ ク音楽界でも確固たる地位を築いたマーク、その貫禄が成せるわざか、テクニックはもちろん、音の格調と いうか、品位というか、その様なものが一段と際立っていると感じる…オレも年を取ったのかな？ギターには グリスマンのレーベルから素晴らしいソロ『Blues for a Gypsy』(ACD-43 CD\2,750-)があるフランク・バイノーラがジャンゴばりのホットなフラットピッキンを 聴かせ、ベースにはベテランのジョン・バーのトリオ。2000年２月に収録されたアコースティック・ス トリング・トリオ・ジャズの素晴らしいライブである。

SEAL-019 中川イサト『Solar Wind』CD\2,814-

太陽風/鹿踊り/風の谷/Mah-Jong Piece/多奈加亭の午後/Harpoon/堂山町の夜は更けて 他全14曲

日本人として初めて、マーティン社が個人モデルを発表した中川イサト。日本のフィンガーピッキン・ギ ターをリードしてきたその功績と実力からも順当な事だと思う。中川の最新作は、1994年に発表した『太 陽風』を全曲新録音とし、２曲の新曲、「東方時空」と「Bali」をプラスした作品。94年発表の同作は、 現在彼が志向するオリエンタルなイメージの出発点とされる作品だが、同時に模索中であり、「…不安定 な自分が作品やギター・プレイに顔を出していて、今、聴くととても気恥ずかしい……」という事での 再録という。オリジナル作品をお持ちの方も、８年間の時差と共に興味深く聴く事が出来る。

COL-86355 BELA FLECK & FLECKTONES『Live at the Quick』CD\2,750-

遂にクラシック部門のグラミーも獲得、これでポップ／ロック、ジャズ、カントリーの各部門のグラミー を制覇してしまったベラ・フレック。最新作は自身のフレックトーンズのライブだ。収録曲がほぼ同じの ビデオ(COL-54058V VHS\3,500-)も出ており、詳細は映像作品新入荷の項にて。それにしてもベラ、ア メリカでの評価と人気は凄い。

HT-8142 TWANG BANGERS『26 Days on the Road』CD\2,750-

ビル・カーチェン（コマンダー・コディー）とレッド・ボルカート（マール・ハガード）のテレキャ スター・ピッカーを中心に、ノリノリのストレート・ホンキートンク・カントリー・ライブが快感！詳細 はカントリー新入荷を参照。

SB-50200 V.A.『Best of the Kamp Koncert Series, Vol.3』CD２枚組\4,000-

約２時間に渡り30曲、2000年６月のスティーブ・カウフマン・ギター・キャンプからのハイライトを 収めた２枚組。ドック、クラレンス、トニーらがスタンダードである次世代のフラットピッカーを中心 に、バラエティーに富んだライブ。なお前年、1999年の模様を収めた『Best of the Kamp Koncert Series, Vol.2』CD\2,750-も在庫している。ギター・フリークにはお勧めのシリーズ。

REB-1549 TONY RICE『California Autumn』CD\2,750-

我がレッド・クレイのデビュー盤に続く、トニー・ライスの第２作はフォーク・シンガー／ソングライ ター系の名曲を中心にセルダム・シーン等と創ったソフトタッチのブルーグラス集。ジャズのノウハウを知 る前のギターが初々しい。

SH-3928 SEAN WATKINS『Let It Fall』CD\2,750-

なんと！公式に50万枚の売り上げを記録、今やティーン・アイドルにもなっているというニッケル・ クリーク。そのギタリスト、ショーン・ワトキンスの、アイリッシュやジャズにまで踏み込んだ、感性豊 かでメロディアスなフラットピッキン・ギター集である。ブルーグラス・ギターの幅広さと新しい可能性 を、是非お楽しみ下さい。

FRC-653 JETHRO BURNS『Puritan Sessions』CD\2,750-

ビル・モンローのブルーグラス・スタイルとは別に、シカゴという絶好の地で独自のジャズ・スタイル を創り上げたジェスロ・バーンズ。本作ではキース・コールマンのジャズ・フィドルをフィーチャーし、 ジェスロのマンドリンとギターを半々に収めたピューリタン録音12曲に、ボーナスとして６曲を追加した 貴重な作品。

SH-3931 CHRIS THILE『Not All Who Wander Are Lost』CD\2,750-

間違いなく、サム・ブッシュ以来の衝撃である。彼は凄い！……なんてもんじゃないほど「凄い」ゾ。 20才のクリス・シーリ、ニッケル・クリークでも50万枚のセールスでブレイク!!聴くべし。

REB-1714 RICHARD GREENE『Grass Is Greener』CD\2,750-

独特のフィドル美学で、ブルーグラス・フィドルをジャズやクラシック界にまで紹介したリチャード・グ リーンが1990年代、ブルーグラスのメロディー・エッセンスを、ビル・キース(bj)、デビッド・グリ ア(g)、ケント・ブラックウェル(m)らと見事にまとめ上げた隠れた秀作である。

OMS-25070 KENNY BAKER『Cotton Baggin' 2000』CD\2,750-

ブルーグラス・フィドルを芸術の域にまで高め昇華したケニー・ベイカーの素晴らしい最新作。70年代 にモンローが完成させたブルーグラスの女房役であったケニー、そのフィドル・スタイルは以下、教則物 の項でビデオが紹介されている。

MFR-906 BILL EVANS『Plays Banjo』CD\2,750-

バンジョー音楽の伝道師!?ビル・エバンスの最新バンジョー作品。ストレート・ブルーグラス＝スクラッ グス・ピッキンから緻密なメロディック・スタイルまで、様々な５弦バンジョーの可能性を極上の1939 年RB-75トーンで聴かせてくれる。

COMP-4292 ALISON BROWN『Fair Weather』CD\2,750-

昨年、一昨年を通じB.O.M.で最も売れたアルバムです。来日直前のアリソンの凄いバンジョーと凄いゲス ト（サム・ブッシュ、クレア・リンチ、ビンス・ギル、ティム・オブライエンらのボーカル付き）で、 現在最高のブルーグラスが楽しめる。昨年度グラミーを受賞した"Leaving Cottondale"についての物語など、最新ムーンシャイナー(MS-1905 \500-)の特集もお楽しみ下さい。

REB-1759 V.A.『The Acutab Sessions』CD\2,750-

各種マスター・アーティストのタブ譜集や教則ビデオなどで知られるアキュタブ社が、その関係者が一堂 に会した豪華企画アルバム。出演はサミー・シーラー、ロン・ステュアート、ジョー・マリンズ、 ダン・ティミンスキ、スコット・ベスタル、トニー・トリシュカ他。2001年のIBMA最優秀アルバム企画 賞受賞作品。

SH-3780 MIKE AULDRIDGE『Treasures Untold』CD\1,980-(価格改定)

マイク・オルドリッジの1990年作品が廉価盤となった。トニー・ライス、ジョン・スターリング、ドッ ク・ワトソンらをゲストに、ジョッシュ、ジェリーと並ぶ３大ドブロ・パイオニアの一人、マイクの趣 味の良いタッチを堪能できる。

TL-1002 TUT TAYLOR『Flash Flood』CD\2,750-

ドブロをフラットピッキンで弾く独特のスタイルのタット・テイラー、1998年作品。マック・パケッ ト(g)、ヒューイ・ウィリー(m)らとの新録12曲と、1966年のディキシー・ランブラーズ時代の６曲を収 めた全18曲。泰然自若のマイペースでユニークなメロディーを紡ぎ出す超ベテランだ。

SH-1068 ROBIN & LINDA WILLIAMS『Visions of Love』CD\2,750-

I'll Twine 'Mid the Ringlets(Wildwood Flower)/You're Running Wild/Mississippi Delta Blues/Blues Come Around/Hungry Eyes/Wandering Boy 他全13曲

素晴らしい！おしどり夫婦＝ロビン＆リンダ・ウィリアムスの最新作は、カーター・ファミリー、ジ ミー・ロジャーズ、モリー・オデイ、ハンク・ウィリアムス、マール・ハガード、コンウェイ・トゥ イッティ＆ロレッタ・リン、ブルース・スプリングスティーンらの名曲の見事なカバー集。関東一帯で日 曜午後にFENで聴く事の出来る「プレイリー・ホーム・コンパニオン」のレギュラーとして知られるト ラッド・フォーク・デュオ。アメリカ音楽の基礎を見事に演じるのはリチャード・ドワルスキ(piano)、ゲ リー・レイノア(bs)、ピーター・オストルーシュコ(f,m)、そしてロビン(g)と曲によってリンダのクロウハ ンマーバンジョー。愛と家庭をテーマに、胸に響く哀しくも力強い夫婦デュオとシンプルに極まるバック が素晴らしい。日米共に隠れファンの多い、出会って30年目を迎えたおしどり夫妻。強力推薦盤！

NG-115 WAYNE ERBSEN & LAURA BOOSINGER『Log Cabin Songs』CD\2,750-

Sugar in the Gourd/My Old Cottage Home/Red Rocking Chair/Little WhiteWashed Chimney 他全16曲

トラッド・ソング・コレクターとして知られるマルチプレイヤーのウェイン・アーブセンと、トラッド・ フォーク＆オールドタイム・ソングの歌姫とも言ってしまう美声の持ち主ローラ・ブージンガーの共演盤は 「丸太小屋」に関する歌ばかりを集めたシンプルな作品である。オールドタイム・フィドル＆バンジョー・ インスト（６曲）を散りばめながら、ウェインとローラがほぼ交互にリードを取り、デュエット・ハーモ ニーを付け合って、19世紀から20世紀初頭までの伝承曲をカーター・ファミリーやビル・クリフトンな どを経由したエピソードをライナーで解説しながら演じていく。アメリカ開拓の生活感が漂うような、真 面目で素朴な音楽だ。オールドタイムとトラッド・フォークの境界線にある聴きやすく心地良い作品だ。

ちなみに、オールドタイムのクラスター・プラッカーズ版とも言うべき（つまり、耳に心地良い）ロー ラ・ブージンガーのソロには、『Down the Road』(LB-1998 CD\2,750-)、『My Carolina Mountain Home』(UP-888 CD\2,750-)、そして子供向け作品『Sing It Yourself!』(NG-008 CD\2,750-)を在庫している。

SH-3942 V.A.『From Hell to Breakfast』CD\2,750-

テキサスには昔から「歌」の伝統があるという。そんな中から、テキサス・シンガー・ソングライター と呼ばれる一群が生まれたのだろう。シュガー・ヒル・レコードに在籍するだけでも、このバラエ ティー。ガイ・クラーク、ロドニー・クロウェル、故タウンズ・バン・ザント、ロバート・アール・ キーン、リーロイ・パーネル、テリー・アレン、そしてパンクグラスのバッド・リバース等、敬遠し がちな彼らの音楽、じっくりと聴くチャンスだゾ。

SEAL-018 MORGAN'S BAR『Blue Heaven』CD\2,500-

Umi-No-Uta/青空にKiss/China Town/Midnight Lady/青い月夜にコンバンワ/赤い月の女 他全12曲

神戸の、春待ちファミリー・バンドから生まれた、ギター＆クラリネットの秋本節と、ピアノ＆アコー ディオンの井山明典を中心としたモーガンズ・バーが1997年に発表したデビュー作品の再発売。故西岡恭 蔵との活動でも知られる彼ら、神戸らしい洒落たポッ プ感覚と、ジャグバンド出身らしいニューオーリンズ風味のジャズ感覚を加味して創られたオリジナル作品 集。どこか、ザディコな雰囲気もチョット漂わせるユニットである。

SH-3766 TIM & MOLLIE O'BRIEN『Take Me Back』CD\1,980-(価格改定)

ティムとモリーのオブライエン弟姉の1988年大名作が廉価盤となった。南北戦争時代のトラッドからカー ター・ファミリー、そしてレフティ・フリッゼルまで、ニック・フォスターとティムの二人のシンプル な楽器伴奏で、姉弟が暖かいファミリーな雰囲気を運んでくれる超お勧め盤。

SH-3711 RICKY SKAGGS & TONY RICE CD\2,750-

実は1980年代、ネオ・カントリー・ブームの先べんとなったのは、この中の"Weeping Willow"ではないか？とさえ思っているリッキー・スキャッグスと トニー・ライスのマンドリン＆ギター・デュオ集。当時、ポップ・カントリー全盛の全米カントリー・ ラジオ局から度々流れたこの曲の衝撃は、業界にとって大きかったのではなかろうか。ラジオ・ヒットす るほどにクリアで現代的に感じたオールドタイム・ブラザー・デュオ名作。

107SB 高石ともやとザ・ナターシャ・セブン『107 ソングブック』 CD12枚組\28,050-

1970年代、日本ブルーグラスの普及に大きな貢献があり、かつ日本フォーク界に特異な存在感を示した 彼らの有名シリーズ11作品が全集としてCD化。オマケ１枚とソングブック付き。是非この機会に!!

BCD-16160 KINGSTON TRIO『Guard Years』CD10枚組+Book\30,250-

今年、米国では結成45周年記念ツアーをしているキングストン・トリオ。これは彼らの初期、デイブ・ ガード時代の全曲集。もちろん、続くジョン・スチュワート時代の全集も発表されているので、お問い合わ せ下さい。

ACD-46 JERRY GARCIA & DAVID GRISMAN『Grateful Dawg』CD\2,750-

ミュージシャンを越えてアメリカ文化の旗手となったジェリー・ガルシアと、朋友デビッド・グリスマン をテーマにした同名映画のサントラ盤。二人の音楽歴を辿るがごとく、イワン・マッコールやビル・モン ロー、ピーター・ローワンとオールド＆イン・ザ・ウェイ等の演奏を挿みながら、二人の原点であるト ラッド・フォークからグレイトフル・デッド曲まで。

PROPER-39 HANK WILLIAMS『Hillbilly Hero』CD４枚組+Book \5,000-

1950年代最高のアメリカン・シンガー・ソングライター、ハンク・ウィリアムス。スタジオ録音70曲 とデモ録音10曲の計80曲を３枚に、そして、現在は廃盤となっている有名なラジオ・ライブ・ショー 「Health & Happiness Show」（約13分Ｘ６本）を収めた１枚の廉価計４枚組と52頁の小冊子は、ハ ンクの生涯を一望するにはピッタリ、しかも廉価！

OW-35186 FLYING BURRITO BROTHERS『Honky Tonkin'』CD\2,250-

Sons of the Gold West/Mama's Hungry Eyes/Honky Tonk Blues/You're still on My Mind/Willin' 他全16曲

1960年代から続くカントリー・ロックのパイオニア、フライング・ブリトー・ブラザーズ。99年に オーストラリアのみで発売されたアルバムに、98年のノルウェイでのライヴ２曲を加えて米国発売された もの。ジョン・べランドを中心に、ラリー・パットン(bs)、ゲイリー・クバル(drums)、ウェイン・ ブリッジ(steel g)での唯一のもの。ピアノに『Sweethearts of the Rodeo』のアール・ボールを迎え、ゲストとしてアリソン・クラウス＆サム・ ブッシュ("Anyone Else But You")、リッキー・スキャッグス＆チャーリー・クッシュマン("Pioneer Zephyr Train")、そしてマール・ハガード("Mama's Hungry Eyes"、凄い存在感！)、ビリー・トーマス、オーク・リッジ・ボーイズ、デルバート・マ クリントンら。

HT-8142 TWANG BANGERS『26 Days on the Road』CD\2,750-

Truck Drivin' Man/I Got a Rocket in My Pocket/How Mountain Girls Can　Love/Hot Rod Lincoln 他全12曲

昨年９月18日から10月13日までの26日間、ビル・カーチェン（コマンダー・コディー）とレッ ド・ボルカート（マール・ハガード）のテレキャスター・ピッカーと、ダラス・ウェインのボーカ ル、ジョー・ゴールドマーク（スティール・ギター研究者としても知られる）に、リズム隊＝ジョニー ＆ジャックが、カントリー／ルーツ・ロック・ツアーをした時のイケイケ最新ライブ、その名も「ト ワングバンガーズ」。これぞホンキートンク・ノリのボーカル中心だが、聴かせどころはそのトワンギー なエレキ・ギター。ノリノリのホンキートンク・カントリー・ライブが快感！

COL-86290 JOHNNY CASH『The Essential』CD\3,960-

プレスリー等とのロカビリー時代の寵児でありながら、その人間的な大きさと魅力でジャンルを越えたア メリカン・ヒーローとなったジョニー・キャッシュ。現在闘病中ながら２月26日の70才を記念して、1955 年から1993年までの全ヒット36曲集２枚組CD限定盤。縁戚関係まで結んだカーター・ファミリーから、 ボブ・ディランやU2との共演なども含め、ジョニーの音楽が人格として存在するお勧めの1枚。

RCA-65103 KEITH WHITLEY『RCA Country Legends』CD\2,250-

ブルーグラスからメインストリーム・カントリーに転じ、レフティ・フリゼル／マール・ハガード直系 の王道を行くホンキー・トンク・シンガーとして、ナンバー・ワン・ヒットを連発しトップに上り詰め ようとした矢先の89年５月、アルコールのオーヴァードーズで33歳という若さで世を去ったキース・ ウィットリーのベスト16曲集。"Don't Close Your Eyes"から"I Wonder Do You Think Of Me"まで４曲のナンバー・ワン、没後91年に３位にランクされ たアール・トーマス・コンリーとの"Brotherly Love"を収録。

SH-1068 ROBIN & LINDA WILLIAMS『Visions of Love』CD\2,750-

おしどり夫婦＝ロビン＆リンダの最新作は、カーター・ファミリー、ジミー・ロジャーズ、モリー・ オデイ、ハンク・ウィリアムス、マール・ハガード、コンウェイ・トゥイッティ＆ロレッタ・リン、 ブルース・スプリングスティーンらの名曲の見事なカバー集。詳細はフォーク新入荷参照。

BCD-15932 CLIFF BRUNER『Texas Wanderers』CD５枚組+Book\16,500-

1930年代にテキサスで活躍したウェスタン・スウィングからホンキートンクへの橋渡しをした人で、 最もジャズの影響を受けたフィドラーの１人と言う。ウェスタン・スウィングの黄金期の記録である。

BCD-15904 HANK THOMPSON & HIS BRAZOS VALLEY BOYS CD12枚組+Book\38,500-

1940年代後半から50年代、ハンク・トムプソンの絶頂期、キャピトルに残した全曲集。ウェスタン・ スウィングとホンキートンクを合体させたアーリー・カントリーの極めつけ。マール・トラビスのギター もバッチリと楽しめる。

TBR-3 笹部益生『Yokohama Pickin' Party』CD\2,750-

横浜のシンガー、笹部がジミー・ロジャーズやデルモア・ブラザーズ他、長年歌い続けた愛唱曲をサン ディ・ロスマン(m,bj,g)と二人で制作したシンプルな作品。ブルーグラス、カントリーの別なく「歌」の 素晴らしさをじっくりと聴かせる。ムーンシャイナー誌で１月号からの新連載「笹部益生回想録シリーズ」 と共にお楽しみ下さい。

ROU-0491 GINNY HAWKER『Letters from My Father』CD\2,750-

　アパラチアのフツーのオバさんが、実は凄い。これを「伝承」と言う、ギニー・ホウカーの最新作。 ティム・オブライエンとダレル・スコット他、最高のミュージシャンをバックに、オールドタイム、ゴ スペル、ブルーグラス、そしてホンキートンク等々、ジャンルにとらわれず本物（生）の「アメリカン・ ミュージック」を聴かせる希有なシンガーである。確か、パッツィー・クラインもギニーと同じウェスト・ バージニア伝統じゃなかったっけ？カントリー・ファンにも聴いてもらいたい、これがアメリカ音楽の強さ の根っこ！

その他、CD新入荷

REB-1780 LONGVIEW『Lessons in Stone』CD\2,750-

ラウンダーで強烈なド・トラッドグラス・アルバムを創ったプロジェクト、ロングビューがレベルに移籍 第１弾である。ドン・リグスビー、ダドリー・コンネル、ジェイムズ・キングという強烈３枚ボーカ ルとジョー・マリンズ(bj)、グレン・ダンカン(f)、マーシャル・ウィルボーン(bs)。

REB-1775 RALPH STANLEY �U『Stanley Blues』CD\2,750-

ラルフ２世の最新作は２曲のオリジナルを含むスタンレー・サウンド。若手クリンチに、ラルフ＆ジャッ クに、テリー・エルドレッジのゲスト。

CR-1121 ERNIE THACKER & RALPH STANLEY『Holding On』CD\2,750-

アーニー・サッカーがラルフ・スタンレー＆クリンチ・マウンテン・ボーイズにいた1990年の作品がCD 化である。ラルフとバンドがカーター亡き後の25年間守っていた自身のバンジョーとテナー、故カーリー・ リイ・クラインのフィドル、そしてジャック・クック(bs)といった布陣で創った最後期の作品と思われる。

CR-1126 SAMMY ADKINS & SANDY HOOK MT. BOYS『Tribute to Keith Whitley』CD\2750-

故キース・ウィットリーと同郷であり、クリンチの後輩でもあったサミー・アドキンスによる「キース追 悼作品」。彼に捧げる曲とキースの愛唱スタンレー曲集。バージニア西南部と東ケンタッキー南部では、 カーター・スタンレー唱法が「フツー」なのだと言う。

CR-1125 LARRY SPARKS『I Want Be Like Jesus』CD\2,750-

カーター・スタンレー後、最初にラルフ・スタンレー&クリンチ・マウンテン・ボーイズのリード・ ボーカリストになったラリー・スパークス、今や、ブルーグラス界最高のシンガーの一人、最新ゴスペル 集。

RHR-153 NORMAN BLAKE & PETER OSTROUSHKO『Meeting on Southern Soil』CD\2,750-

ノーマン・ブレイクの最新作は、日曜日に関東で聴けるFENラジオ番組"Prairie Home Companion"で知られるマルチプレイヤーのピーター・オストルーシュ コとの共演作。ノーマンの枯れたボーカルとフラットピッキン・ギター、マンドリン、ピーターのフィド ル、マンドリンが南部の仙郷を感じさせる。

RHR-152 TOM PAXTON『Your Shoes My Shoes』CD\2,750-

トム・パクストンの2002年最新作は久々の子供向けアルバム。キャシー・フィンクとマーシー・マー クサーのプロデュース。

RHR-156 LUCY KAPLANSKY『Every Single Day』CD\2,750-

ナンシ・グリフィスらとの活躍を皮切りに女性フォークの新しいスタイルを作ったルーシー・カプラ ンスキの最新作は、ウワサのバディー・ミラーやジョン・ゴーカらのゲスト。

APPLE-1054 H.A.R.P.『Time to Sing』CD２枚組 \4,500-

1985年に発表されたピート・シーガー、アーロ・ガスリー、ホリー・ニアー、ロニー・ギルバート によるウィバーズの再現。13曲のボーナスを付けて２枚組CDとして再発売。

CCH-265 THE ROWANS CD\2,750-

ピーター。クリス、ロリーンのローワン３兄弟のポップな1975年のアサイラム盤。

RCA-65100 JIM REEVES『RCA Country Legends』CD\2,250-

ナッシュヴィル・サウンドの代名詞的存在として、死後37年を経た今もなお絶大な人気と存在感を保ち続 けるジム・リーヴスの代表曲16曲集。ストレート・カントリー時代のヒット曲"Bimbo""Yonder Comes A Sucker"などから、ナッシュヴィル・サウンドの代表曲となった"Four Walls""He'll Have To Go"まで、ナンバー・ワン・ヒット６曲、アメリカ初ＣＤ化５曲 を含む。

RCA-65101 DOLLY PARTON『RCA Country Legends』CD\2,250-

カントリーの枠を超えて、シンガー、女優など圧倒的な存在感を示すドリー・パートンの代表曲16曲 集。70枚以上のアルバム、3000曲!!を越えるオリジナル・ソングから選び抜かれた、ナンバー・ワン・ ヒット10曲を含む全16曲集。

RCA-65102 PORTER WAGONER『RCA Country Legends』CD\2,250-
50年代以降、RCAカントリーの代表的スターの座を保ち続けたポーター・ワゴナーの代表作16曲集。ノーマ・ジーン、ドリー・パートンという女性シンガーの育ての親でもある彼の、70年代までのストレート・カントリー・ヒット。

ASV-5400 TEX RITTER『Sing, Cowboy, Sing: Early Tex Ritter』CD\2,450-

映画『真昼の決闘』の主題歌"High Noon"で知られるカントリー／カウボーイ・シンガー＆映画ス ター、テックス・リッターがその最初期、1935年から39年に録音したカウボーイ・ソング26曲集。コ マーシャル・カウボーイ・イメージ以前、ホンモノのカウボーイ・ソングが楽しめる。

COL-54058V BELA FLECK & FLECKTONES『Live at the Quick』VHS\3,500-(90分)

ベラ・フレックは今や、ジャズ界に続いてクラシック界も席巻しようとしている。バンジョー奏者とし て、その可能性を究極まで追求する天才である。その彼がこの10年あまり、創り続けてきた音楽＝フ レックトーンズの集大成ともいえるライブである。ブルーグラス、ジャズ、フュージョン、ファンク、ジャ ム・バンド、エスニック、クラシック……、様々な音楽の要素がフレックトーンズと、アンディ・ナ レル(steel pan)、ポール・マッカンドレス(soprano sax)、ポール・ハンソン(bassoon)のゲストと共に、フレックトーンズとビッグ・バンドというコンセプト でベラのバンジョー音楽を思う存分に聴かせてくれる。５弦バンジョーの様々な奏法を見事に生かし切 り、その複雑さとは対照的にノリのいいフュージョン・サウンドに仕上げている。我々が愛して止まな いブルーグラス・バンジョーがこれほどに多様な表情を見せる。エレキ・ベースの天才、ビクター・ラ モント・ウートンのモノ凄さは言うまでもない。ベラのソロ・クラシック集『Perpetual Motion』が朝日新聞のクラシックCD評で絶賛されていた。彼の音 楽とその天才が日本でもっと評価され、バンジョーに関するイメージが変わり興味が増す事を期待し、我々 もそのサポートをしたいものだ。偏見を持って耳をふ さぎさえしなければ、バンジョーって、こんなに素晴らしく、凄い楽器だったんだって思える、素晴ら しいビデオ作品である。

MS-16-18R MOONSHINER CD-ROM \8,000-

ムーンシャイナー誌16巻から18巻までの３年分を収めたCD-ROMです。1998年11月号から、2001 年10月号までの36冊分をPDF形式で収録。膨大な情報から、フリーワードで全文検索可能です。また ご希望に応じて１年分(\5,000-)も承ります。

PIBF-7329 『オー・ブラザー！』DVD\3,800-

超話題の映画『オー・ブラザー！』が遂に日本語字幕版DVDで、５月24日の発売予定。安定供給が 見込めないため、先行予約受け付け中です。

HHH-1004 MELVIN GOINS『50 Years of Mountain Music and Bluegrass』VHS\4,500-(57分)

1949年のデビュー以来50年、ロンサム・パイン・フィドラーズからスタンレー・ブラザーズ、そして ゴーインズ・ブラザーズと、トラッドグラス一筋の大ベテラン、メルビン・ゴーインズが歌手生活50年 を記念して発表した素晴らしいライブ・ビデオ作品。レスター・フラットをアイドルにする第１世代ブルー グラッサーらしい選曲と、知る人ぞ知るデイブ・バンダープール(bj)のスクラッギストぶり他、ジョン・ リグスビー(f)、ジョン・キース(m)ら、ケンタッキー／オハイオ等、アパラチアから北西地帯で活躍する ミュージシャンらによる素晴らしいトラッドグラス・ライブだ。

BM-001DVD BILL MONROE『Father of Bluegrass Music』DVD\4,800-

1996年９月９日に他界した「ビル・モンローの全て」を貴重な映像やインタビューで綴った決定版が DVD化。モンローに関する故ジェリー・ガルシア、エミルー・ハリス、故レスター・フラット、ポー ル・マッカートニー他の貴重な映像や、故ジョン・ハートフォードとのモンロー・インタビュー等々、こ の映像のすべての台詞を紹介した対訳本(Book-27 \1,900-)と共にお楽しみ下さい。

PALM-3039D V.A.『American Roots Music』DVD２枚組\8,800-(VHS４本組\8,800-、CD４枚組\9,800-)

これは凄い！11月に全米PBSネットで放映されたTVドキュメント４話シリーズ、アメリカ音楽の20世 紀を公平な視点で一望するドキュメント映像『アメリカン・ルーツ・ミュージック』（なお、ムーンシャ イナー誌１月号から連載で要点を日本語訳で紹介）。オールドタイム、ブルース、ゴスペル、カントリー、 フォーク、ブルーグラス、ロック等々、すべてのアメリカ音楽の「根っこ」が分かる秀作である。

VW-226 岡崎倫典『フィンガースタイルで弾くソロ・ギター名曲集』VHS\4,000-(80分)/ Book+CD\2,000-

フィンガーピッカー、岡崎のタイトル通りのビデオ作品とCD付楽譜集。ビデオまたはCD付き楽譜集、 ご希望の方をご明記下さい。

ビデオの収録曲は：めざめの瞬間/Your Song/We're All Alone/Time After Time/雲の上の小さな島（譜例は真ん中の３曲分）。

CD付楽譜集にはビデオ収録の３曲を含めて：この素晴らしき世界/Love Me Tender/遥かなる影/Scarborough Fair/この世の果てまで/やさしく歌って/煙が目にしみる/It's Too Late/愛はきらめきの中に/All of Me/Overjoyed/Tammy/花祭り/輝く星座/シャボン玉/上を向いて歩こう/Sweet Memories.

KB-2 KENNY BAKER『Fiddle Breaks and Back-Up』VHS\6,500-(53分)

Muleskinner Blues/Little Georgia Rose/Uncle Pen/Kentucky Waltz/Molly and Tenbrooks/Blue Moon of Kentucky/Footprints in the Snow/Dark Hollow/In the Pines/Summertime is Past and Gone/Sittin' on Top of the World/Love Please Come Home/A Good Woman's Love/Walk Softly/Can't You Hear Me Callin'?

ケニー・ベイカーはブルーグラス・フィドルを、特にビル・モンロー・スタイルにおいて、芸術的なレ ベルまでに昇華・完成させた偉人である。これは、そんな彼のイントロやエンディング、間奏とバック アップを、上記代表的な15曲で伝授してくれる「ありがたいお宝」教則ビデオ。ブルーグラスの歌物に おける正統派ブルーグラス・フィドル奏法。

KB-60 KENNY BAKER『Fiddlin' My Way』VHS\6,500-

こちらは、自らが教える11曲の有名ケニー・ベイカーのブルーグラス・フィドル・チューン集。楽譜 付き。マスターピッカー達の教則ビデオは、初心者・中級者のみならず、すでに技術的な教則としては不要 な人にも、タッチ、トーン、タイミング（指の表情や素早さなどにも秘密あり）、そして、何よりも ピッカーの姿勢から見て取れる音を出す時の態度や人柄を含めて、学ぶところが多い。ムーンシャイナー 誌のワークショップ「インプロバイズの基本」シリー ズでもくどく述べたが、「音」は「目」で体得していく部分が多いと思っています。レベルの高い ミュージシャンになるには、一流の音の出所、その秘密を感じなければならないと思う。

RW-TAB ROLAND WHITE『Approach to Bluegrass Mandolin』CD２枚組+Book\5,800-

モンロー・スタイルを熟知した上で、自らのスタイルを組み上げ、その独特のタッチと情感でファンの多 いローランド・ホワイト。彼の自費制作マンドリン教則はタイトル通り、ブルーグラス・センスへのア プローチの仕方を理解する道筋を言外に示してくれる。31曲の課題曲も楽しい。

続々入荷中!!(詳しくはTEL等でお問い合わせください)

I-V009"1910年代 ドイツ製マジーニ・モデル"\115.000

初心者の方に特にお薦めしたい、お手頃価格のオール ド・フィドルです。マーク・オコーナーが愛用していることで知られるマジーニのコピー・モデル。エッ ジの利いたトーンと豊富なボリュームが特徴です。テキサス・フィドルに最適。

DEV-1000N"ROMANZA TRAINING VIOLIN" \38.700

ROMANZAのソリッド・ボディの練習用バイオリンが新しいデザインで入荷しました。ゴトーのノンス リップ・バイオリンぺグ採用で初心者のチューニングも安心。プリアンプ内臓、ヘッドフォン付、マイク 入力ジャック、ラインアウトジャックもついてます。ライトケース、弓、ショルダーレスト、松脂、ヘッ ドフォン、ケーブル。単４乾電池付でこの価格。おすめします。

■バンジョー・ニューズレター誌 各\500-

　世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載、バックナンバー（探しておられるタブ譜の曲名 や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します）もお問い合せ下さい。

最新12月号（BNL-01/12）マーフィー・ヘンリー女史のカバー・ストーリーと、ファースト・クォリ ティー社やサリバン・トーンリングで有名なビル・サリバン・インタビュー、マイク・ラムゼイ・バン ジョー・ワークショップ他、タブ譜はビル・エバンス"Ding Dong Merrily on High"、トニー・トリシュカによるシャーマン・ハモンズ曲"Muddy Roads"のスリーフィンガーとクロウハンマー、トム・アダムス "The Biting Sow"、アール・スクラッグスの"Lover's Dream"（ステラ・パートン）、初心者コーナー"Jingle Bell"をはじめ、メロディック・クロウハンマー、バックアップなど、様々なスタイルのタブが 満載。バンジョー・フリークには1冊丸ごと楽しめる情報＆タブ譜誌、40頁！

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\500-

　米国のブルーグラス月刊専門誌、最新１月号(BU-02/01)は、2002年フェス・スケジュール他、全米 のフェス・リポートやゲイラックス・フォト・リポートなど、１月号恒例のフェス特集号。その他、ブルー グラスに関するあらゆる情報満載の104頁。

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\900-

　アリス・ジェラードが主宰するオールドタイム音楽 専門誌の2002年冬号(OTH-0802)は、アパラチアの女性とアメリカの最初の楽器（バンジョー）との歴 史、カーター・フォールド近くの学校のオールドタイム教室リポート、テキサス・コンテスト・スタイ ル・フィドル特集等に、ニュース、レコード紹介（バスコの紹介あり）、ワークショップ他。非常に内容 の濃いオールドタイム情報が満載の56頁。その他のバックナンバーはお問い合せ下さい。オールドタイ ム・ファン必読！

　発行19年目、1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌。

■定期購読：１年間￥6,000-、半年間￥3,300-。

　お申込はお葉書やお電話で、ご希望の開始時期を（バックナンバーも含めて、いつからでも可能で す）、自由にご指定下さい。

■バックナンバー：各￥500-。

　お気に入りアーティストや知りたい事項などをお知 らせ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-1905 2002年３月号（通巻221号）

来日目前のアリソン・ブラウン特集、ロッキートップの小柳和興さん追悼、ゴローショーの25年、 『Down from the Mountain』ツアー、ジョン・ミゲーン・インタビュー、デイブ・バン・ロンク追 悼、フィドル・チューンとバックアップ・ギター、グラディ・マーティン�B、リッキー・スキャッグス・ ディスコグラフィー、笹部益生回想録�B、ブルーグラスとは何か�Cの特集他、ニュース、CDチャート＆ レビュー、コンサート情報等々。

MS-1904 2002年２月号（通巻220号）

リッキー・スキャッグス・インタビュー前編、ティム・オブライエンIBMA新会長就任挨拶、笹部益生 回想録�A「フィドラーズ・ハウス」、北陸ブルーグラス胎動、グラディー・マーティンとクラレンス・ ホワイト、続アメリカン・ルーツ音楽、ジェフ・ハーディとディック・フェギィ追悼、日本発売カントリー 系レコードの歴史�D、インプロバイズの基本�G他。

MS-1903 2002年１月号（通巻219号）

笹部益生回想録�@、福岡で久々のフェス！、ブルーグラスとは何か？＝アメリカン・ルーツ音楽史、マ イケル・クリーブランド、アイラ・バーンスタイン、グラディ・マーティン追悼、ロバート・ウィットス タイン追悼他、連載や情報

UNI-170221 V.A.『Down from the Mountain』CD\2,750-

映画『オー・ブラザー』サントラ（現在、世界的に品切れ中）の大ヒットに続いて、同サントラ出 演者によるこのライブ盤は、最優秀トラッド・フォークを受賞。ちなみに、このビデオ作品(ART-12225 VHS\4,800-)もある。ジョン・ハートフォード、アリソン・クラウス、エミルー・ハリス、ギリアン・ ウェルチ他、来日中のクリス・シャープも参加。

SH-3927 DOLLY PARTON『Little Sparrow』CD\2,750-

カントリー女性ボーカルはドリー・パートンが本作中"Shine"で受賞。

REB-1126 RALPH STANLEY『a Man of Constant Sorrow』CD\2,750-

なんと、最優秀カントリー男性ボーカルにはグラミー初受賞となるラルフ・スタンレー、75才！受賞 対象曲となる"Oh Death"を含む、1970年以降の「スタンレー・サウンド」13曲集。

ROU-0495 ALISON KRAUSS + UNION STATION『New Favorite』CD\2,750-

最優秀ブルーグラス・アルバムは、やはりアリソン・クラウスの最新作が受賞。

UNI-170239 V.A.『Timeless; Hank Williams Tribute』CD\2,450-

最優秀カントリー・アルバムはこれ。ボブ・ディラン、ベック、キース・リチャーズ、シェリル・ クロウ他、各界の著名人が、偉大なアメリカン・シンガー・ソングライターをカバーする。

COL-89610 BELA FLECK『Perpetual Motion』CD\2,750-

　最優秀クラシカル・クロスオーバーアール・スクラッグスが56年前に発表した５弦バンジョーのス リー・フィンガー・スタイル奏法が、「ここまで」やって来た。好みを越えて、是非、バンジョー・ファ ンには聴いて戴きたい１枚。朝日新聞のクラシック選でも絶賛された！

UNI-170189 EARL SCRUGGS & FRIENDS CD\2,650-

最優秀カントリー・インストにはこの人、アール・スクラッグス最新録音の"Foggy Mountain Breakdown"。本作には、スティングやエルトン・ジョン他、凄いゲストがズラーッ！

（ムズムズ、モゾモゾ…本格的な春が目前です。ウキウキと音楽しましょ！ sab）