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B.O.M.Newsletter #256 |
2002年1月7日記 |
●雑誌バックナンバー期間限定特価!10冊\1,000-
MS-Back 「ムーンシャイナー」日本の月刊ブルーグラス専門誌。 BU-Back 「ブルーグラス・アンリミテッド」米国の月刊ブルーグラス専門誌。 BNL-Back 「バンジョー・ニュースレター」米国の月刊バンジョー専門誌。 AM-Back 「アコースティック・ミュージシャン」米国の月刊ミュージシャン向け専門誌。 以上の各誌、バックナンバー(古い順に)を 10冊パック(当方で選ばせていただきます)にして、格安の各\1,000-で期間限定発売します。どれも読み応 えあります。この機会に、情報収集はいかが!? |
●CD、ビデオを3点以上購入の方送料サービス!! CDとビデオを合わせて3点以上ご購入の方の送料をサービス、ご好評を頂き、しばらく継続させて頂きま す。ただ、品切れに備え、第2希望以下2、3枚程度の予備をお知らせ下さい。 |
INDEX |
新しい年、2002年を迎えました。音楽を通じて、皆さんにとって、ワクワク・ドキドキとする1年であ り、世の中も平和で、明るい年であって欲しいと願っています。少しでもそのお役に立てれば幸せです。今 年も宜しくお引き立て下さい。 ▼発行19年目を迎えている月刊ブルーグラス専門誌ムーンシャイナーの1月号(MS-1903 \500-)は、笹部益生回想録@、福岡で久々のフェス!、ブルーグラス とは何か?=アメリカン・ルーツ音楽の歴史、IBMA最優秀フィドラー=マイケル・クリーブランド、ク ロッグ・ダンスのアイラ・バーンスタイン、グラディ・マーティン追悼、ロバート・ウィットスタイ ン追悼、日本発売カントリー系レコードの歴史C、インプロバイズの基本「ハーモニー・スケールの作り 方」他の特集です。 本邦唯一のブルーグラス月刊専門誌、何かとご協力 をお願いします!(定期購読1年間\6,000-、半年間\3,300-、単冊送料消費税込み\593-) ▼次回の『B.O.M.オープンハウス』は、1月27日(日)の予定です。1時から5時まで、B.O.M.サー ビスに皆さんをお迎えします。音源は勿論、演奏法や楽器についてのご相談などにも応じます。道順など はお問い合わせ下さい。 ▼また、『渡辺三郎の宝塚ブルーグラス・ワークショップ』は毎月1回、阪急宝塚百貨店3Fソリオ ホール会議室にて1時から5時まで、バンジョー/マンドリン/ギター/フィドルの順で月替りで、楽器演 奏のコツを初心者から中級者に口述伝授。次回は1月27日(日)に「ギターの巻=Nine Pound Hammer」ですので、BOMオープンハウスと共に、お気軽にお立ち寄り下さい。課題曲や開催詳報など、 案内希望の方は(問)渡辺三郎0797-85-8384(tel&fax)、またはsaburoi@bomserv.com。 ▼毎週火曜日午後10時から1時間半、震災を機に生まれた神戸長田のミニFM局から、秋元 慎の選曲でジョッシュ大塚のブルーグラス番組がオンエア、イン ターネット放送中です。新入荷や話題の作品などが毎週聴けます。アクセスしてみて下さい。 (株)ビー・オー・エム・サービス 〒665-0842 兵庫県宝塚市川面 6-5-18 tel.0797-87-0561 fax.0797-86-5184(24時間) (営業時間:月〜金の午前10時〜午後5時。 土曜、日曜、祝日はお休みをいただきます) |
B.O.M.利用法 |
1). このニューズレターで紹介する商品はすべて在庫しています。レターでの表示価格は消費税抜きですの で、送料と共に請求時に加算されます。 2). 同封のハガキ(切手不要)やお電話、Eメイル等で、封筒のお名前の下の6桁お客様コード番号とお名 前と共に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい(留守番電話もご利用ください!)。 3). 通常ご注文から1週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けていますが 品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。 4). 基本送料は下記の通りです。 500g(CD3枚程度)まで、全国均一\390。 1Kg(CD7枚程度)まで、全国均一\700。 ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加算の場合があります。お問い合せ下さい。 5). お支払は、品物を受け取られてから1週間以内に同封請求書(代金+送料+消費税)をご確認の上、郵 便振替や銀行振込でお願いします。 ●郵便振替=01160-8-74352 ●三井住友銀行・宝塚支店=普通1229492 ●池田銀行・宝塚支店=普通2330116 |
ブルーグラス話題作 |
(先月、スペースがなく簡単に紹介したものの詳細解 説を含む、最近の話題作です……) SH-3931 CHRIS THILE『Not All Who Wander Are Lost』CD\2,750- 凄い、凄い、新世紀のマンドリン作品。まったく別次元に突入する「楽器」の凄さが感動的。弱冠20才 のクリス・シーリ最新ソロ作。バックのベラ・フレック、ステュアート・ダンカン、ブライアン・サット ン、ジェリー・ダグラス、エドガー・マイヤー他、ただ凄い。1989年のストレングス・イン・ナンバー ズを起点にした、これが新世代のブルーグラス。公式売り上げ30万枚を超えてメジャーブレイク、ロック・ アイドルとして認められはじめたというクリスのバンド作品、ニッケル・クリーク『Nickel Creek』(SH-3909 CD\2,750-)もお忘れなく! TRS-7002 TIM SMITH『The Lonesome Blueridge』CD\2,750- The Timberline/Virginia Darlin'/Billy in the Lowground/St. Anne's Reel/Tennessee Waltz 他全18曲 ブルー・リッジ地方で活躍する正統派、ティム・スミスのケニー・ベイカー・スタイルを踏襲したス トレートでスマートなブルーグラス・フィドル集。バックのウェイン・ベンソン(m)やクレイ・ジョーン ズ(g)のスーパーピッキンや、エリック・エリス(bj)も趣味が良い上質アルバム。 OMS-25080 BENNY MARTIN『The "Big Tiger" Roars Again(Part 2)』CD\2,750- One Way or the Other/Me & My Fiddle/Another World Ago/Five by Eight/Hillman/Two O'Clock 他全11曲 昨年3月13日、72歳で亡くなったフィドラー、ベニー・マーティン(ムーンシャイナー5月号特集参照 =\500ー)がいかに偉大な、特にブルーグラス・フィドルにとって、存在であるか、彼のフィドルにはブ ルーグラスの「ハートとソウル」がすべて凝縮されているからなのだ。オリジナル・ブルー・グラス・ボー イのチャビー・ワイズの洒落たポップ・センスとは異質の、ワイルドな切り込み、キツメのダブル・ストッ プ、インプロバイズされた特異なフレージング、ベニーの体臭ともいえるそれらが1950年代前半のフラッ ト&スクラッグスと出会った時から、今日までブルーグラス・フィドルのメインストリームであり続けてい る。本作はベニーの最晩年、1997年と98年にザ・サイドメンのリズム隊をバックに、彼を尊敬する人たち が集まり、言わば、ベニーに最期のお別れをした作品の第2集である。今作ではゲスト・ボーカルにジョ ン・ハートフォード、アリソン・クラウス、クリスタル・ゲイルらを迎え、第1集同様、その心のこもっ たフィドルと同じに味わい深いベニーの歌で、彼の自作曲が堪能できる。「ほんまもん」の偉大なミュージ シャンである。 なお、アール・スクラッグス、ビンス・ギル、ボビー・オズボーンらのゲストを迎え た前作『The "Big Tiger" Roars Again(Part 1)』(OMS-25010 CD \2,750-)、また、レスター・フラットを迎えた1975年の大名作『Tennessee Jubilee』(FF-70012 CD\2,750-)、最近カナダから発掘された1974年作品『Southern Bluegrass Fiddle』(HCD-4465 CD\1,980-)など、ベニーのお勧め作品もある。 ACD-46 JERRY GARCIA & DAVID GRISMAN『Grateful Dawg』CD\2,750- デビッド・グリスマンと故ジェリー・ガルシアの劇場ドキュメント映画『Grateful Dawg』のサントラ盤。彼らが最も大きな影響を受けた「アメリカン・ ルーツ・ミュージック」の再現を軸に、ビル・モンロー (Wayfaring Stranger)やオールド&イン・ザ・ウェイ (Pig in a Pen)、イワン・マッコールらのライブを組み入れた作品。ライブを中心の、さ すがカリズマ2人が、お互いの呼吸を図りながら演じる究極のマンドリン&ギター・デュオ (Jenny Jenkins)等が存分に味わえる。 RC-117 CHRIS SHARP『Good Fa-air Side』CD\2,750- 昨年来の映画『オー・ブラザー!』のサントラ・ブームを影で支えていた一人が「レスター・フラッ ト命」の若者、クリス・シャープ。晩年のジョン・ハートフォードを支えた女房役であり、今月紹介のビ デオ『 Down from the Mountain』でも大活躍だ。ゲストにアール・スクラッグス、ケニー・ベイカー、 ジョッシュ・グレイブス他、何よりも、故ジョン・ハートフォードが全編でブルーグラスするのが珍しく も、美しい。ブルーグラス史が集約したような名作だ。(歌詞付き) (以下、最近発表されたラウンダー・レーベルのお勧め盤と話題作を列記しておきます) ROU-0312 TOM ADAMS『Adams County Banjo』CD\2,750- ブルーグラス・バンジョー・インストの直球勝負!サム・ブッシュ、ステュアート・ダンカン、リン・ モリス、アリソン・クラウス、ロン・ステュアート、ブライアン・サットンらをゲストに、「クリア &クリスプ!」の本領発揮。 ROU-0344 WITSTEIN BROTHERS『Sweet Harmony』CD\2,750- 1994年に日本ツアーもした、現在ブラザー・デュオの最高峰、ウィットスタイン・ブラザーズの96年 最近作。ブルー・スカイ・ボーイズやルービンの伝統を「心を一つ」にして、見事によみがえらせた彼 ら、昨年11月、兄のロバートが他界した(ムーンシャイナー誌1月号で追悼。\500-)。 ROU-0442 JOHN HARTFORD『Hamilton Ironworks』CD\2,750- 昨年6月に他界したジョン・ハートフォード、最後のスタジオ録音作品は自身を育てたミズーリ地方の フィドラーに捧げられた、素晴らしくも温か味に溢れたフィドル集である。 ROU-0474 RHONDA VINCENT『The Storm Still Rages』CD\2,750- 久々に豪快でパンチのある女性ブルーグラスの登場。昨秋のIBMAでは「年間最優秀エンターテイナー」を 初受賞。最高のバックと共に、歯切れの良い女性ブルーグラスを堪能させてくれる。同様の前作『Back Home Again』(ROU-0460 CD\2,750-)も大評判! ROU-0479 RON STEWART『Time Stands Still』CD\2,750- 米国のシビアなトラディショナリストに圧倒的な評価を受けるフィドル&バンジョー奏者、ロン・ステュ アートのデビュー・ソロ。ベニー・マーティンとアール・スクラッグスを思わせる、とにかくフラット& スクラッグスっ子が嬉しい! ROU-0483 RICE, RICE, HILLMAN & PEDERSEN『Runnin' Wild』CD\2,750- ウェストコーストのポップなカントリー・ロックの香りを持ったラリー&トニー・ライスとクリス・ヒ ルマン&ハーブ・ペダーソンの最新作。 ROU-0487 IIIRD TYME OUT『Back to the MAC』CD\2,750- 現在米国ブルーグラス・フェス・サーキットで人気ナンバー・ワン・バンド、サード・タイム・アウトの最 新作は、大好評だった前々作『Live at MAC』(ROU-0413 CD\2,750-)の続編。そう、5人編成ブルーグラス・バンドの完璧なストレート・ブルーグラス・ ライブなのだ。 ROU-0489 BLUE HIGHWAY『Still Climbing Mountains』CD\2,750- AKUSのサウンドを創ったといわれる才人、ティム・スタッフォード(g)率いるブルー・ハイウェイの最 新作。3人のリード・ボーカリストにティムのギターとショーン・レーン(m,f)のスーパーピッキンで、バラ エティに富んだ素晴らしいサウンドに仕上げている。 ROU-0499 V.A.『O Sister! Women's Bluegrass Collection』CD\2,750- 全19曲、ヘイゼル&アリスからAKUSまで、抜群のジャケット・デザインと幅広い選曲で「女性ブルー
グラスの今昔」を聴かせる素晴らしい編集企画物。ブルーグラスは男の音楽ではない! |
ブルーグラス新入荷 |
(ニュースレターで初めて内容説明する商品) ROU-0480 JOHN HARTFORD『Steam Powered Aereo-Takes』CD\2,750- Where the Old Red River Flows/Vamp from Back in the Goodle Days/Dig a Hole/Oasis/Morning Bugle/John Henry/Doin' My Time 他全18曲 ジョン・ハートフォードの1971年の大名盤『エアロ・プレーン』(ROU-0366 \2,750-)のアウトテイク(未発表) 曲集!伝説によれば、プロデューサーのデビッド・ブロムバーグがテープを回しっぱなしにして録音し、そ の演奏は自由でほとんどジャムに近かった、と言う同作、未発表テープの存在は当然かもしれないが、そ れでも、嬉しい驚きだ。ブルーグラスの魂を1970年前後の時代の空気で包み込んだ、愛と自由に溢れた ヒッピー・ブルーグラスの最高峰である。言うまでもなく、音楽的にもバッサー・クレメンツとの天才 的なインプロバイズ、ノーマン・ブレイクとタット・テイラーのダウン・トゥ・アースな響き等、すべて を引き受けたジョンの偉大さに言葉もない。 昨年6月4日、63才で他界、その半年後、奇しくもジョン64回目の誕生日の12月30日、その日、ジョ ン最愛の妻マリーが急逝、また、我々は東京銀座のロッキートップで「ハートフォード追悼"In the Good Old Days"コンサート」を開催していた。…何と言えばいいのだろうか?ムーンシャイナー誌9月号から12 月号まで(各\500-)、心を込めた追悼特集+ディスクゴラフィー、是非!読んでみて下さい。また、 米誌オールドタイム・ヘラルド2001年秋号(OTH-0709 \900-)にも素晴らしい追悼特集あり。 LRR-30012 LEON RUSSELL with THE NEW GRASS REVIVAL『Hank Wilson Vol.4 : Rhythm & Bluegrass』CD\2,750- I've Just Seen A Face/Footprints in the Snow/Columbus Stockade Blues/Mystery Train/When My Blue Moon Turns To Gold/In the Pines/Bluebirds Are Singing for Me 他全12曲 なんと、これまたニュー・グラス・リバイバルの未発表音源の発掘だ!! 1979年夏から、ツアー・メンバーとして行を共にしたレオン・ラッセルとの共演 は、81年にパラダイス・レコードから発売されたライブ・アルバム(80年5月カリフォルニア州パサデナ 録音=廃盤)で、その凄まじいエネルギーの一端を知ることが出来たが、今回、その当時のスタジオ録音が、 ラッセル自身のレーベルから初めて日の目を見た。サザン・ロックのカリスマ、レオン・ラッセルと真っ 向からぶつかりあって、対等の勝負をしたNGR、サム、コートニー、カーティス、ジョン、4人のパ ワーとテンション、エネルギー。ラッセルとの共演を機に、大きく変化していくNGR、そして帝王学を 手中にするサム・ブッシュ、彼らが70年代の終焉を象徴的に演じたともいえる、サザン・ロックのグルー ヴにNGRが全身で体当たりした貴重な録音である。自費制作に近いものであり、コンスタントな供給が不 安なので、早目に、お見逃しなく…! FR-104 GOOD OL' PERSONS『Part of a Story』CD\2,750- Broken Hearted Lover/My My My/I Don't Hurt Anymore/Grey Eagle/You're a Flower Blooming in the Wildwood/Crossing the Cumberlands 他全12曲 1986年に発表されたカリフォルニア・ブルーグラス名盤CD化である。キャシー・キャリック(g)とベ サニー・レイン(bs)の女性ボーカルとハーモニーを軸に、ジョン・ライシュマンの美しいマンドリン、サ リー・バン・メーターのドブロ、そしてウェストコースト・ブルーグラスのキーパーソン、ポール・シェ ラスキーのフィドルが、完璧なバンジョーレス・ブルーグラス・アンサンブルに昇華している。ブルー グラス名曲からデルモア・ソング、アーリー・カントリー、そしてオリジナル等、選曲バランスも抜群。 本場の東南部では成し得なかった「新しい女性ブルーグラス」の手法を編み出した、最初の作品といえる だろう。サンフランシスコという土地が生んだ、女性とブルーグラスの新しい関係を創った名作である。 WO-105 MAC MARTIN & DIXIE TRAVELERS『A Dark Starless Night』CD\2,750- Just to Ease My Worried Mind/Weary Lonesome Blues/Come Back Darling/Lonesome Without You/I'm Waiting to Hear You Call Me Darlin' 他全19曲 マック・マーティン、1960年代はじめにゲイトウェイ・レコードからのデビュー盤に、初期フラッ ト&スクラッグスのニオイを嗅ぎつけて大騒ぎした事を覚えているベテラン・リスナーも多いだろう。そ の彼とマイク・カーソン(f)、ビリー・ブライアント(bj)、ボブ・アーティス(m=名著ブルーグラス音楽の 著者)らのディキシー・トラベラーズが1968年から72年、カウンティーとルーラル・リズムのレーベルに 残した録音のベスト19曲集(タイトル曲など未発表5曲含む)。1970年代のニューグラス(楽器テク ニック向上)と、80年代のネオ・トラッド(伝統回帰+アンサンブル至上主義)を経て格段に進歩した ブルーグラス・サウンド、しかし、その逆に失ったものも多い。ここに収められた19曲は、曲素材への 純真な愛情と素直な解釈が見事に貫かれた、今時は聴く事のできない「ホッ」とする音(トラッド・グ ラスの真髄)だ。私事ながら、去る10月のIBMAで偶然部屋が隣となり、我々のジャムを聞きつけて 入ってきた好々爺がマックだったのには驚き、嬉しくもあった。もちろん、素晴らしい歌を何曲か歌って もらった。マックの抑制の効いた何とも言えない味わいのロンサム・ボイスが素晴らしい。 CMH-8624 OSBORNE BROTHERS『Essential Collection』CD\2,450- ICan Hear Kentucky Calling Me/You Are My Flower/Each Season Changes You/Kentucky Waltz/Bluegrass Concerto/Fair and Tender Ladies 他全20曲 オズボーン・ブラザーズは1960年代後半に意識してカントリー市場を狙いヒット、数々のポップなブ ルーグラス名曲を生んだが、1970年代中頃にコマーシャルな方針に決別し、再びストレートなブルーグラ スを演じ始めた。この作品は、丁度その方向転換の時期にCMHレコード社に残した20曲集。中にはBOM ベストセラーのストレート・ブルーグラス名盤『Bluegrass Collections』(CMH-9011 CD\2,750-)からの曲も含まれるが、オズボーンズらしい1曲目"I Can Hear Ky〜"他のポップなアレンジや、ボビー・オズボーンの素晴らしかったマンドリン・インスト集 からの4曲など、ボビーのインパクトに溢れた天性のノドと天才的なマンドリン、そしてソニーのきっと優 しい人なのだろうと感じられる良く歌うバンジョーが満喫できるベスト集である。また、バディ・スパイ カー、ケニー・ベイカー、ブレイン・スプラウス、3人3様のフィドルも超一流に楽しめるのだ。 CMH-8628 DON RENO『Founding Father of the Bluegrass Banjo』CD\2,750- I'm the Talk of the Town/Dixie Breakdown/Home in the Mountains/Follow the Leader/Feuding Banjos/Country Boy Rock'n Roll/Dear Old Dixie/Long Gone/Banjo Signal/Bye Bye Blues 他全25曲 アール・スクラッグスと共に、タイトル通り、ブルーグラス・バンジョー奏法を創った一人、ドン・ レノ。彼の晩年、1976年から80年にかけてCMHレコードに残した7枚のアルバムから選ばれた、初 CD化になる25曲集(内半分はレノ・スタイル・バンジョー・インスト、16曲はビル・ハレルとのコン ビ作品)。レノのバンジョーや素晴らしいテナーはもちろん、ブルーグラス・フラットピッキン・ギター の元祖的存在の"Country Boy〜"と、それに続くアーサー「ギター・ブギ」スミスとの"Five Foot〜"などはギター・ファンにも聴いて欲しいものだ。恐ら く、多くの人が見逃したであろう70年代のCMH録音の数々、確かに当時の華やかなニューグラス・ブー ムの中では埋没していたが、現在聴き直してみると、改めて第一世代のブルーグラス巨人たちの偉大さに気 付かされる。全盛期の完璧さや流麗さはないが、そのオリジナリティーとエネルギー、そして強烈なキャ ラクターが聴くものを圧倒する。それが民衆音楽の真髄でもあると思う。 ROU-0500 V.A.『Blue Trail of Sorrow』CD\2,750- ブルーグラスを「陽気で明るい楽しい音楽」と感じる人は多い。それは、多分にバンジョーの音色とフィ ドル・チューンのスピードに原因があるのだろう。確かに、厳しい労働から開放される土曜夜の楽しみで あったフィドル&バンジョー、そしてそこにあらん限りのパワーとスピードを注ぎ込んだビル・モンローの 音楽の延長線上に「ブルーグラス」があるのだから、無理からぬ事だ(いずれ、その陽気そうな音の裏に、 厳しさと悲しみに満ちた苦悩がある事にも気付くだろう)。しかし、ブルーグラスのもう一方では、まっ たく正反対の「耐え難いほどの悲しみ」を表現している事にも気付くだろう。それは南部の貧しさ(プ ア・ホワイトと呼ばれる白人貧民層は時にヒルビリーと蔑まされた)は黒人たちとの交流を生み、そこに ビル・モンローが(後に)ハイロンサムと呼ばれる孤高のハイテンションなブルース感覚を注ぎ込んだの だ。アパラチアの山中で伝承されてきたイギリス諸島からのケルト系音楽とブルースが絶妙なバランスで混 ざり合い、独特の歌唱法やハーモニーを生んだ、それがブルーグラス・ソングの魅力だ。ヘイゼル・ ディッケンズからアリソン・クラウスの女性陣、ジェイムズ・キングからティム・オブライエンの男性陣、 ブルーグラス&トラッドのトップ・レーベル、ラウンダー社入魂の16曲選集。スタンレーの"Meet Me in the Moonlight"は、1962年ブルー・リッジ録音の未発表音源だ。 AUD-8123 JIMMY MARTIN『The King of Bluegrass』CD\2,750- Sophronie/Hit Parade of Love/Grand Ole Opry Song/Ocean of Diamonds/Hold Whatcha Got/Mr. Engineer/Tennessee/20-20 Vision/Sunny Side of the Mountain/Free Born Man/Milwaukee Here I Come 他全18曲 「キング・オブ・ブルーグラス」と呼ばれるジミー・マーティンの1960年代デッカ時代、全盛期の ヒット18曲集。「キング」というよりも、「ソリッド・グラスの父」という見方がピッタリの様に、J.D. クロウやビル・エマーソンといった第1級バンジョー奏者を見事に仕込んだ!?(仕込まれたのかもしれな い!?)鉄壁のスクラッグス・ロールと、モンローには遠慮していたもののポール・ウィリアムスらに鉄壁 のマンドリン・チョップの重要性を悟らせ!?、それらに自身のフラットピックによるギターのソリッド・ ビートを加味したら生まれた!?、と思われる「これがソリッドグラスなのじゃ!」という圧倒的な18曲。 ジミー・マーティンを聴かずして、1970年代以降のメイン・ストリーム・ブルーグラスは語れない!?ので ある。冗談抜きに、より良いソリッドグラスを創るためにぜひ聴いておいて欲しい基本がズラーッと18 曲。カントリー・ミュージック財団制作の編集物。 TAKA-0003 国本武春『国本』CD\2,381- 国本武春の最新作は限りなくブルーグラスチックなオリジナル作品集。詳細はオールドタイム/フォーク新
入荷の項参照。 |
お勧め盤ブルーグラス |
(様々なスタイルの標準となる有名作品) SH-3749 PETER ROWAN『First Whippoorwill』CD\1,980- I'm on My Way Back to the Old Home/Used to Be/Sweetheart You Done Me Wrong/Goodbye Old Pal 他全12曲 1966年の伝説的なビル・モンロー&ブルー・グラス・ボーイズのメンバーだったピーター・ローワン が85年に創ったビル・モンロー曲集。サム・ブッシュ、ビル・キース、リチャード・グリーン&バ ディー・スパイカー、ロイ・ハスキーJr、アラン・オブライアンのテナー・ボーカル。何をか言わん。 (トラッドグラスとは、各時代の先端ブルーグラス= コンポラグラスが普遍化したもの。基本的に伝統的なスタイルとサウンドが再現される) ROU-0801 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Bluegrass Rules!』CD\2,750- 「カントリーは(人を)ゆさぶる(ロックス)が、ブルーグラスは支配(ルールス)する」という有名 なイントロで始まる、入魂の超ストレート・ブルーグラス。カントリーの世界で功成し、名を遂げたリッ キー・スキャッグスが、身も心もブルーグラス界にカムバックした強烈な再デビュー作。ここでデビュー したブライアン・サットンの強烈なリード・ギターにも「アゼン」なのだ。 SCD-3507 JIM EANES『Complete Starday Recordings』CD2枚組\4,500- 初期フラット&スクラッグスやビル・モンローのメンバーで、ブルーグラス第一世代の重要なシンガーで あり、ソングライターであったジム・イーンズの貴重なスターデイ録音全35曲集。 FD-777 V.A.『Possum Tapes』CD\2,750- 東テネシーの名士!?ティム・ホワイト(bj)を中心に、ジミー・マーティン、ジム&ジェシー、カール・ジャ クソン、グレン・ダンカン(f)、アル・パーキンス(d)、ロイ・ハスキーJr(bs)らを迎え、米国南部名物 「ポッサム」に関する曲や、有名曲の替え歌を集めた楽しい作品。ポッサムとは、グランドホッグ等と 同様、貧しい人たちの食料ともなる小動物。そのドジな愛らしさ?をネタに、超一流ミュージシャンの ローカルなソリッドグラス音楽が素晴らしい。 ROU-0131 VERN WILLIAMS BAND『Bluegrass from the Gold Country』CD\2,750- 超ベストセラー、スティーブン・フォスターとカーター・ファミリーの曲を中心に全22曲(LP未発表 10曲含む)、1980年代最高のトラッドグラス・アルバムの一つだ。胸が痛くなる様なバーン・ウィリ アムスのボーカルとハーモニーと、キース・リトルの最善のバンジョーに、エド・ネフのフィドルが見 事なアンサンブルを創る。 SH-3915 DON RIGSBY『Empty Mailbox』CD\2,750- 一昨年、2000年度最高のトラッドグラス・アルバムという評判の高かった元ロンサム・リバー・バン ドのドン・リグスビーのソロ作品。テナー・シンガーとしての評価に、リード・シンガーとしての貫禄が 加わった名品である。ディープなケンタッキアンならではの、圧倒的な歌唱力と、現代的な説得力に、身 をゆだねる事をお勧めしたい。 SH-3895 BLUE RIDGE『Common Ground』CD\2,750- 現在のコンポラグラスの特徴的なサウンドを創った一人、バンジョーのテリー・バウカムを軸に、スーパー マンドリン・ピッカーとして知られるアラン・バイビーらを配したブルー・リッジの1999年作品。心 地良いビートに乗ったコンポラ・ソリッドグラスの真骨頂。 RC-115 BILLY & TERRY SMITH『Voices of the Mountains』CD\2,750- 我がレッド・クレイ・レコードのビリー&テリー・スミスの最新第2作!アール・スクラッグスとガイ・ クラークをゲストに、ハイロンサムなマウンテン・ソングをイメージした幅広いオリジナル作品集。ロ ニー・マッカーリーやデビッド・グリア、知られざるクラレンス式ギター名人=ロバート・ボウリンやス クラッギストのチャーリー・クッシュマンらのバック。歌詞付きなので日本のバンドも取り上げて欲しい ものだ。 GH-001 MULE PROJECT CD\2,500- 東京のスーパーピッカー達、奥沢明雄(g)、西海孝(bj)、茂泉次郎(f)、海宝弘之(m)、林孝明(bs)が、1970 年代ブルーグラスへの愛情を込めて創った秀作。7曲のモンロー・スタンダードを軸に、オリジナルも絡 めながら、トラッドとプログレを行き来しながら素晴らしいアレンジで聴かせる1998年作品。 ROU-0484 WAYFARING STRANGERS『Shifting Sands of Time』CD\2,750- かつて、これほど見事にブルーグラスをジャズしたアルバムがあったろうか?モンローやスタンレーズの 名曲を見事に、そのソウルまでを本物のジャズに仕上げたマット・グレイザー(f)のアイデアとアンディ・ス タットマン(m)、トニー・トリシュカ(bj)、ジョン・ミゲーン(g,m)他に、ゲストとしてティム・オブライ エンからラルフ・スタンレーまで、待望のジャズ・グラスだ。 MCAD-70033 STRENGTH IN NUMBERS『Telluride Sessions』CD\2,650- ムーンシャイナー誌や本紙を通じて、何度も語られる「ブルーグラス音楽史」にとって極めて重要な1 枚、ストレングス・イン・ナンバーズ。恐らく、21世紀のブルーグラスはこの作品を起点に発展と伝統 のせめぎあいが始まっているのだろう。70年代のニューグラスやドーグを遥かに越えた、まったく新し いブルーグラスの枠組みを提示したのは、エドガー・マイヤーのベースを中心に、サム・ブッシュ、ベラ・ フレック、ジェリー・ダグラス、マーク・オコナーのギターレス5人衆。各自2曲のオリジナル持ち寄り の全10曲。ブルーグラス楽器究極の発展志向を聴く事が出来る。 (ブルーグラスの魅力=ホットなドライヴ感や、とっ さのアドリヴやインプロバイズのスリルが堪らないライブやジャム作品) HHH-1333 LILLY BROTHERS & DON STOVER『Live at Hillbilly Ranch』CD\2,750- 米国北部マサチューセッツ州ボストンといった学研都市に早くからブルーグラスの存在を知らせ、60年代の フォークブームの先駆けとなったライブハウス、ヒルビリー・ランチ。そこにはフラット&スクラッグスに いたエバレットとビーのリリー兄弟と、バンジョーの達人ドン・ストーバーがいた。カーター・ファミ リー・ソングやトラッド曲、F&Sのレパトリー等を中心に、当時の若者の熱気とフォークブームを支えた 本物への好奇心が塊となり、当時の素晴らしくホットなトラッドグラス・ライブが楽しめる。 CR-02 BILL MONROE『Live Radio』CD\2,750- 25分全8曲と短いが、1970年代に全盛期のアンサンブルを創っていたビル・モンロー&ブルー・グラ ス・ボーイズの貴重なカナダ盤ラジオ・ライブ集。ケニー・ベイカー(f)、ボブ・ブラック(bj)、ジェイム ズ・モンロー(g)、ランディ・デイビス(bs)。 ROU-0226 HAZEL DICKENS『It's Hard To Tell the Singer from the Song』CD\2,750- 近年、ドリー・パートンやジェイムズ・キングらに取り上げられてヒットした"A Few Old Mmories"を含む、ヘイゼル・ディッケンズの1987年作品。女性ブ ルーグラスの「母」的な存在で、その厳しい体験に裏打ちされた曲とメロディーはとても深い。ウェス ト・バージニアの伝統に由来する、ややシャープする強烈な個性のボーカルには賛否が見事に分かれるだろ う。バックはジェリー・ダグラス、ラス・バレンバーグ、アレン・シェルトン、マイク・コンプトン ら。 RP-1309 WIL MARING『The Turning of a Century』CD\2,750- Keeping Time with You/Daisies and Poppies/Pardon Mr/A Dance to the St. Anne's Reel 他全12曲 ウィル・マリング、無名ながら1999年11月に来日し、素晴らしい歌と音楽センス、そしてパートナー
のマーク・ストフェルのスーパー・マンドリンで驚かせてくれた。ナンシ・グリフィスがブルーグラス
をやれば、と思わせるナイーヴな繊細さが素晴らしい新感覚の女性ブルーグラス。最初のバンド経験は日本
の長野で参加したブルーグラス・バンドという変わり種(特集記事はムーンシャイナー99年11月号
=\500-)。ロブ・アイクス(d)、ステュアート・ダンカン(f)らをバックに、何よりも、ウィルの馴染みや
すいカーターズを感じさせるメロディーとマークのデリケートさ等、現代的センスとシンプルな素直さのバ
ランスが非常に良い、私個人的な大推薦作品。(歌詩付!!) |
インスト新入荷 |
■新入荷 Red Wing/Danny Boy/Rose Conelly/Banks of the Ohio/Greensleeves/Camptown Races 他全12曲 知る人ぞ知るスーパーマルチピッカーのデビッド・ジョンソンのオートハープ、フィドル、マンドリン、 そしてアレンジによる、シンプルで分かりやすいトラッド・フォーク曲集。中に数曲、グランパ・ジョー ンズの娘、マーシャ・ジョーンズの録音も加えられているが、中心はデビッドのオートハープ。トニー・ラ イスとのコラボレーションでも知られるデビッド、主な活躍がゴスペル市場という事もあって、あまり知ら れていないが、それだけに、一般聴衆を心地よくする術には長けている。久々の楽しいオートハープ集だ。 CMH-8538 BUTCH BALDASSARI『Pickin' on the Allman Brothers』CD \2,750- Midnight Rider/Statesboro Blues/Blue Sky/In Memory of Elizabeth Reed/Ramblin' Man/Melissa 他全12曲 CMH社の有名曲&バンド・カバーで知られる「ピッキン・オン」シリーズには秀作と駄作の差が 実に激しい。ひとえに「モノ創り」の姿勢次第なのだが、今回の「オールマン・ブラザーズ曲集」は 見事!ブッチ・バルダサリのコントロールの下、ブッチ自身のロイド・ロアー・マンドリンを軸に、ロブ・ アイクス(d)、バーバラ・ラム(f)、ジェフ・オートリー/ジーン・フォード/ピート・ハットリンガー (g)、スコット・ベスタル(bj)、バイロン・ハウス(bs)、 トム・ローディー(percussion)といったミュージシャン達で、オールマンの名曲を美しく、かつ面白くア レンジして楽しませてくれる。 SB-50200 V.A.『The Best of the Kamp Koncert Series Vol.3』2CD\4,000- スティーヴ・カウフマンが主宰するサマー・スクール、フラットピッキンとマンドリン・キャンプのハ イライト、ギター、マンドリンの猛者たちが一堂に会しての大弾きまくり大会2000年ヴァージョンはス ケール・アップして、2枚組全30曲が約2時間のフラットピッキン狂想曲(!?)。注目のブライアン・サッ トンvsデビッド・グリアのブッツケ本番1発勝負"Lady Be Good"と"Forked Deer"の2曲はさすが!他に、素敵なフィンガーピッキンを聴かせるスティーブ ン・ベネット、デニス・キャプリンガーの美しいフィドル"Ashokan Farewell"、ドーグの生みの親!?ジョン・カーリニでのズージャ、バンジョー軸でのブルー グラス等、ホットショットの中の息抜きも楽しい。他に誰が?、どんな曲?って、マ、そんな事より、次々 登場する凄腕たちの技、ドック、クラレンス、トニーらがすでにスタンダードである彼ら、ただただ、ホ ンマ「好っきゃなぁ…」。1999年度の同様作品『The Best of the Kamp Koncert Series Vol.2』(SB-51200 CD\2,750-)もある。 COL-89660 MARK O'CONNOR『The American Seasons』CD\2,750- American Seasons/Strings & Threads Suite/Appalachian Waltz. マーク・オコナーの最新作はソニー・クラシカルから4枚目となるクラシック作品である。と言っても マーク、フィドルのノウハウやジャズのリズムが随所に顔を出すところが嬉しい。今作はいずれも、バイ オリンと室内オーケストラのためにオコナーが書いた作品で、「アメリカン・シーズンズ」には春・夏・ 秋・冬の35分、そして編曲をオコナーとエドガー・マイヤーがした2曲=「ストリングス&スレッズ組 曲」の約20分と、「アパラチア・ワルツ」のオーケストラ・バージョン(マークのソロなし)の7分。 中でもストリングス&スレッズ組曲は、1986年にエドガー・マイヤーと編曲をはじめ、1992年に完成後 は、1000回以上の公演実績を誇るもので、アイルランドやスコットランドからアメリカのアパラチアに至 り、ブルースやラグタイムとの出会いからテキサス・フィドルやブルーグラスに至る壮大な組曲と思われ る。マークや、前述のベラ・フレックの他、サム・ブッシュ、マイク・マーシャル、クリス・シーリら がソニー・クラシカル・レーベルに顔を出す、ブルーグラス・ミュージシャンもそんな時代に入っていっ た。 ABSR-1001石川鷹彦『Words 3rd』CD \2.667- アコースティック・ギターの第一人者として、日本のフォーク・シーンを支えた石川鷹彦のソロ・アルバ ム『Words』、『Words II』に続く最新作。全編に情緒的なメロディーを中心に、マーティンとカオ ル・ギター、ギブソンF4マンドリン、ラップ・スティールやドブロを駆使して、独特の陰影のある癒し 系の世界を創っている。「夜空ノムコウ」以外はオリジナルの全12曲。 GACD-004 五十川 晋一『奥多摩物語、六人衆の伝説』CD\2,380- 1989年に発表されたマルチプレイヤー、五十川晋一のオリジナル・インスト作品シリーズ「奥多摩物語」 4枚目のCD化である。ギター、バンジョー、マンドリン、フィドル、ハンマーダルシマ、ペダル・ス ティール・ギター、ハーモニカ、オカリナ、ピアノ他、様々な民族系楽器を駆使して、自身が愛する奥多 摩の源流に捧げた作品。今作は、「戦国時代、奥秩父・多摩川の水源地域に伝わる金山を探しに集まった 六人衆の伝説を題材に、作者が山行の度に感じた落武者への思いを重ねたトータル・アルバム」と曰く。 ACD-18 MARTIN TAYLOR & DAVID GRISMAN『Tone Poem U』CD\3,100- ギター&マンドリンの究極デュオ『トーン・ポエム』シリーズ第2弾は、2人の巨匠がジャズ・スタ ンダードを美しくシンプルに聴かせる。使用楽器のカラー解説書も素晴らしい。また、このアルバムのマン ドリン(MB-96639 Book\2、500-)とギター(MB-96647 Book\2,800-)のコピー楽譜&タブ譜がある。 HCPCD-2000 V.A.『Django 2000』CD\2,667- もう一枚、昨年、日本で初めてのジャンゴ・ラインハルトのギターに捧げられた「ジャンゴ2000」か ら16曲のコンサート・ライブ。ブルーグラス鉄かぶとをはじめ、ブルーグラス・フェスで見掛ける名前も チラホラ。ジャンゴ・フォロワー達の様々なアグレッシブなギターが聴ける。 SH-3906 BRYAN SUTTON『Ready to Go』CD\2,750- トニー・ライス以降、初めてトニーの名声と位置を越えかけている若手ギタリスト、ブライアン・サッ トンの2000年デビュー作。今、ブルーグラス・フラットピッキン・ギターの最高峰である。 SH-3928 SEAN WATKINS『Let It Fall』CD\2,750- メジャーブレイク目前のニッケル・クリークのギタリスト、ショーン・ワトキンスのデビュー・ソロ作 品。ケルト的なタッチも含めて、フラットピッキン・ギターに癒し系の優しさと暖かさを持ち込んだ2001 年発表の秀作である。 ACD-10 DAVID GRISMAN & TONY RICE『Tone Poem』CD\3,100- Grandfather's Clock/Mountain Dew/I am a Pilgrim/Wildwood Flower/Banks of the Ohio 他全17曲 ギター&マンドリンの究極デュオ『トーン・ポエム』シリーズ第1弾は(ギターの巻に第2弾あり)、 2人の巨匠が有名ブルーグラスやトラッド・フォーク、スゥイング等のスタンダードを美しくシンプルに 聴かせる。使用楽器のカラー解説書も素晴らしい。また、このアルバムのマンドリン(MB-95749 Book\2、500-)とギター(MB-95696 Book\2,500-)のコピー楽譜&タブ譜もある。 SAR-1252 BUTCH BALDASSARI『New Classics for Bluegrass Mandolin』CD\2,750- ブッチ・バルダサリが、ビル・モンロー追悼曲も含め、書き下ろしたオリジナル・ブルーグラス・マ ンドリン曲集。教則本も発売されたので、教則物新入荷の項もご参照下さい。 COMP-4292 ALISON BROWN『Fair Weather』CD\2,750- 2000年度のB.O.M.サービス、ブッチギリ・ベストセラーのナンバーワン作品。ただただ「凄い」極 上のバンジョー・アルバムに、ビンス・ギル、サム・ブッシュ、クレア・リンチ、ティム・オブラ イエンがそれぞれにリード・ボーカルとる歌物を随所に配し、ステュアート・ダンカンやサム・ブッシュ、 トニー・ライスらのハイパー・ブレイクを堪能する極楽アルバム。さすが才女!!の入魂ブルーグラス作品 で、2001年のグラミー賞も獲得!なお、今年3月、来日の予定がある。 SH-3883 JIM MILLS『Bound to Ride』CD\2,750- 3年連続IBMA年間最優秀バンジョーを獲得し、現在はリッキー・スキャッグス&ケンタッキー・サン ダーでパワフルなビッグ・トーンを聴かせているジム・ミルズ、唯一の1998年ソロ作品。ただただ、 直球のスクラッグス・スタイルを、現在最高のバックアップで堪能する「これがスリー・フィンガー・ ブルーグラス・バンジョーだ」集。 STR-104 BUDDY SPICHER『Rags to Waltzes』CD-R\2,750- Say Old Man/Sweet Georgia Brown/Irish Washerwoman/Maiden's prayer/Jesse Polka/Down Yonder/Orange Blossom Special/Faded Love 全15曲 このところ、次々と作品の発表を続ける大ベテラン、バディー・スパイカー。シンプルなバックでの 有名オールドタイム・フィドル・チューンからブルーグラス、ウェスタン・スウィング、ポップまで、あ くまでも美しく、変幻自在でありながら一本筋の通った臨場感溢れる緊張感がたまらない。幅広い「フィ ドル」を志す人達のお手本ともなる真摯な音楽に脱帽。チョーお勧め! SH-3908 AUBREY HAYNIE『a man must carry on』CD\2,750- ステュアート・ダンカンと並んで、ナッシュビルのトップ・スタジオ・ミュージシャンであるフィド ラー、オーブリー・ヘイニーの2000年作品。現在のフィドル・トレンドが一望できる、インスト物と 歌物(ティム・オブライエンやロニー・ボウマン、ダン・ティミンスキやカール・ジャクソンら)がバ ランス良く配された作品。 OMS-25070 KENNY BAKER『Cotton Baggin'』CD\2,750- 1970年代にブルーグラス・フィドルを芸術的美学にまで昇華した20世紀最高のブルーグラス・フィド ラー、ケニー・ベイカーの最近作である。老いたりとはいえ、そのキレ、美学は健在だ。 CMF-015 MARK O'CONNOR『The Champion Years, 1975-1984』CD\2,750- Grey Eagle/Dusty Miller/Sally Goodwin/Billy in the Lowground/Brilliancy 他全40曲 天才フィドラー、マーク・オコナーの14才からの10年間、フィドル・コンテストでチャンピオンを続
けていた時代の40曲が久々に再入荷だ。現代ブルーグラスの音の基礎であるテキサス・フィドル名曲のノウ
ハウが完璧に詰った秀作で、嬉しい事に楽譜&タブ譜『Champion
Years』(MB-94585 Book\2,350-=素晴らしいインタビューとテキサス・スタイルのコード進
行付き)が出版されている。楽器の種類を問わず、レベルアップを目指すには必須の「音並び」である。 |
オールドタイム&フォーク新入荷 |
CMH-8060 V.A.『Songs of the Civil War』CD\2,450- Cumberland Gap/When Johnny Comes Marching Home/Two Little Boys/Grandfather's Clock/Aura Lee/Faded Coat of Blue/Battle Hymn of the Republic 他全20曲 CMHレコードお得意のテーマ・シリーズ、今回は「南北戦争の歌」、CMHのシリーズ物では大成功の 作品である。米国が唯一、自国を戦場にした1860年代の(日本とも大いに関連のある)戦争当時の曲を 集めたもの。オールドタイムのリロイ・トロイの1曲目から、モダン・フォークを髣髴させるサイモン &ベリティ・グレース、瀬戸大橋以来の日本通のローラ・ウェーバー(カーター・ファミリーを源曲に溯っ て聴かせる)、ペニー・ホイッスルのサム・レバインとフィドラーのフート・ヘスターらの新録音を中心 に、グランパ・ジョーンズやベニー・マーティン、ジョニー・ギンブルやエディ・アドコック・バンド らの旧録音も散りばめて、全体に優しく心温まるメロディーが心地良い。戦争のような悲しい事があると人 は優しく暖かい音楽を求めるのだろうか。ジャンルを越えて、とても楽しめるバラエティ作品である。 TAKA-0003 国本武春『国本』CD\2,381- 笑おう/風よ/Hobo/Grandfather's Clock/しけ込みのブルース/Sally Goodin/おどれおどれ/チューニング/Over the Rainbow/あつまれ 他全13曲 ブルーグラス三味線奏者、国本武春の最新作はブルーグラスチック!?でフォーキー!?なオリジナル作品 集。若手浪曲師のトップランナーとして、本職はもちろん、NHK大河ドラマやミュージカルなど、様々 なキャリアを積み重ねている国本のスタート地点=ブルーグラスへの思い入れを随所に感じる事の出来る作 品に仕上がっている。9曲の日本語オリジナルに3曲のインスト(いずれもマンドリンにて)、そして、 マンドリンの「チューニング」が1曲。どの曲にもペーソスに溢れたユーモアが織り込まれており、ブ ルーグラス・ミュージシャンたるべき最も大きな要素である「ある種の抑え難い衝動」を全身から発散さ せる国本のインパクトと、日本語オリジナルの間に違和感を生じさせない。浪曲師や役者としての顔と、ロ マンチストのミュージシャンとしての顔が交差する、手作りで、素のままの「国本」を聴かせる、楽し いオリジナル作品集である。 なお、国本には2000年作のオリジナル曲集『アジアの祈り』(TAKA-0002 CD\2,381-)、そしてデビュー作になる三味線と語りによる『大忠臣蔵、殿 中・刃傷〜田村邸の別れ〜吉良邸討ち入り』(TAKA-0001 CD\2,381-)がある。 BALZ-2001 バラーズ『風の吹くまま』CD \2,000- 春になれば/愁訴/野の花/大空へ/私達は風に似て/Party Is Over/根無し草/春の日に 他全15曲 1970年代にURCレコードからデビューした女性トリオ・フォーク・グループのバラーズ、1990年代 に入ってから再結成して10年、2枚目の最新作である。女性らしい感性と、60年代から70年代にかけ ての京都フォークの感覚がマッチし、丁寧に作られた作品になっている。岡本寿子(g)、平岩美佐子、福中 いづみ(g)のトリオに、ムーンシャイナー誌コラム「One Night Stand」でお馴染みの岩崎昌樹のマンドリンと、浜口敏彦のドブロ、丸井康弘(bs)ら、女性 の確かなメッセージが、彼女ら自身曰く「詩にメロディーをつけ、ギターを弾きながら歌う事を青春時代 に見つけた。こんな“あそび”を50歳過ぎても楽しんでいるなんて、何て素敵な事なんだろう…」と いう気持ちで、ストレートに表現されている。ホンマ、ブルーグラスにはウジャウジャといるけど、そ んな音楽人生、素敵だと思う。な、岩崎クン!? SLCD-1003 TOM AKSTENS『Original and Traditional Music:25th Anniversary Edition』CD\2,800- Milwaukee Blues/Cumberland Gap/Don't Let Your Deal Go Down/It Ain't Nobody's Buisiness 他全16曲 チャーリー・プール曲をウェスタン・スウィングにしてしまう1曲目から、ニューロストの"Honey Babe"をジェイ・アンガーとのフィドルでドーグ風にグルーヴしたり、確かなクロウハンマー・インス ト、またブルース・ルーツを見事に昇華したフィンガーピッキン・ギター・インストなどに、ポップな ウェストコーストとしても通じそうなオリジナル曲など、才能に溢れたトム・アクステンスの1976年作 品(88年録音の5曲はオマケ)。スパーク・ギャップ・ワンダー・ボーイズのニール・ロシや、前述 ジェイ、アーティー・トラウムら東部人脈がサポート。1970年代、オールドタイムをベースにするもの のブルースやアーリー・ジャズ、そして70年代らしい自作曲も含めて、一聴して分かる楽器テクや知識な どの確かな音楽的素養を持ちながら、時代と渡り合った、例えばライ・クーダーらと同じタイプのミュー ジシャンの一人だったのだろう。素晴らしい11曲だ。 FFAC-1016 紙ふうせん『青空と海』CD\2,381- 学生時代から神戸のロスト・シティー等を通じて個人的にも知る、真摯なフォーク・シンガーとして活躍
する、後藤悦次郎の率いる紙ふうせんの最新アルバム
は、懐かしの"Where Have All the
Flowers
Gone?"を含む、彼の原点に立った作品のようだ。キャッチ・
コピーには「伝えたい気持ちがここにある。紙ふうせんが紡ぐ、今、感動の叙事詩ここに」と曰く。 |
フォーク&オールドタイムお勧め作品 |
ROU-0426 LEROY TROY『The Old Grey Mare』CD\2,750- ライブ・ショウで絶大な人気の話題のバンジョー奏者、リロイ・トロイのデビュー作。アンクル・デ イヴ・メイコンの再来と言われるクロウハンマー・バンジョー・ピッキン&シンギン。19世紀と21世 紀の南部を(20世紀を飛ばして)目の当たりに結びつけてくれるリロイ。マーティー・ステュアート (m,g)がプロデュース、ポールの息子ジョニー・ウォーレン(f)他のバックも秀逸。 JUBA-001 CARY FRIDLEY『Neighbor Girl』CD\2,750- 待ってました!元フレイト・ホッパーズの紅一点、 ケアリー・フリードリーの初ソロ作品は、ボブ・カーリンのプロデュースでカーター・ファミリーからフ ラット&スクラッグス、無伴奏からフィドル・チューンまで幅広い選曲で、その希有なアパラチアン・マ ウンテン・シンギングを聴かせる女性オールドタイム秀作である。ケアリーの教則ビデオ(アパラチアン・ シンギング)やホッパーズのCDやビデオについてはお問い合せ下さい。 ROU-6071 BALFA TOUJOURS『Deux Voyages』CD\2,750- ルイジアナのフランス系移民らが守ってきた「ケイジャン音楽」の名門=バルファ家の娘、クリスティ ン・バルファが、オールドタイム・ミュージシャンとしても知られるダーク・パウェルのアコーディオ ン、ブルーグラス・フィドラーでもあるケビン・ウィマーのフィドルとマイク・チャップマンのドラムスで 創った現在に生きるケイジャンのトップ・バンド、バルファ・トゥジュール、ティム・オブライエン制作 の96年作品。(98年作ROU-6086『La Pointe』CD\2,750-も在庫あり) FF-70590 DAVID MASSENGILL『Coming Up for Air』CD\2,750- ニューヨークを中心に活躍する東テネシー・ブリストル出身のシンガー・ソングライター、デビッド・ マッセンギルの1992年作品。制作のスティーブ・アダッボ他、NYのアコースティック・マルチピッ カー、ラリー・キャンベルのギター、マンドリン、バンジョー、ドブロ、フィドル、シターンに軽いベー スとドラムス等をバックに、NYらしいメロディーと、聴きやすいサウンドで、きっちりとメッセージ を物語にして伝える正統派アメリカン・フォーク歌手だ。(歌詞付き) SH-3894 DARRELL SCOTT『Family Tree』CD\2,750- 最近カントリー界で、数々の大ヒットを書き、今年のナッシュビル・ソングライターの殿堂から年間最優
秀ライターを得たダレル・スコット、家族をテーマにしたシュガーヒル2枚目99年作品。ガース・ブ
ルックスで大ヒットしたティム・オブライエンとの共作"When
There's No One Around"他、"Will
the Circle Be Unbroken"と"Any
World"以外は自作の力強いボーカルで的確にイメージを伝える。マルチ・プ
レイヤーでもある彼、ミュージシャンも適材適所。ケンタッキー出身、現在トップのソングライター。(歌
詞付) |
カントリー/ロック新入荷 |
(次々と発表されるアーリー・カントリーやクラシッ ク・カントリーに関する詳細はホームページhttp://www.bomserv.com の特集企画をご覧ください) RCA-67990 ELVIS PRESLEY『The Country Side of Elvis』CD2枚組\4,900- ビル・モンローからハンク・ウィリアムズ、そしてクリス・クリストファーソンまで、カントリーの 名曲、クラシック・カントリー時代を中心に51曲をタップリ聴かせるエルビス・プレスリー。やっぱ、 エルビスはエルビス、チト遅いけど「お正月にエルビス聴いてエビス顔」、たはっ。 BCD-16282 JIM REEVES『Vol.2, Radio Days』CD4枚組+24頁Book\13,750- 「ジェントルマン・ジム」ことジム・リーヴス、50年代のホンキー・トンク時代の数々のラジオ録音 の集大成第2巻 (Vol.1はBCD-16274 \13,750)。当時の人気番組をそのままパッケージ、黄金期カント リー・ラジオのホットな進行が実に懐かしくも興味深く楽しめる。ファロン・ヤングやルーヴィン・ブラ ザーズにまじって、カントリー・シンガー時代の故ベニー・マーティンもゲストとして参加、また、当 時ジムのバック・バンドの中心となっていたレオ・ジャクソン(el.g)、ジミー・デイ(スティール・ギター) の演奏も見事。ボックス・セットまでは、という方には同じ時期のラジオ録音『I Lived a Lot in My Time』(JASMD-3513\1,980)がお勧め。 BCD-16368 CONNIE SMITH『Born To Sing』CD4枚組+56頁Book\13,750- 1964年、ビル・アンダーソン作の"Once A Day"で、史上初、新人女性シンガーのデビュー曲がカントリー・チャートのトップを記録するという華々しい デビューを飾り、ナッシュヴィル・サウンド全盛の時代に、ウェルドン・マイリックのスティーリン・ サウンドを軸としたストレート・カントリーで絶大な人気を集めたコニー・スミスのRCA初期全曲集。伸 びやかで溌剌とした元気印の彼女のヴォーカルと、師ビル・アンダーソンのソング・ライティングそして カントリーの王道を行くサウンドが一体となった、爽やかカントリーが実に心地よい。 CTY-211005 JIMMIE DAVIS『I Wonder Who's Kissing Her Now』CD2枚組\2,950- You're My Darling/I Hung My Head And Cried/Shackles And Chains/It Makes No Difference Now/I Wonder Who's Kissing Her Now 他全28曲 "You Are My Sunshine"の大ヒットで知られるアーリー・カントリーの大スターであり、のちにルイジ
アナ州知事もつとめたジミー・デイビスの初期名唄集全28曲。 |
カントリー&ロック等のお勧め盤 |
(伝承音楽としてのカウボーイ・ソングから、西部劇のヒットによるウェスターン音楽まで、西部の風物 をテーマにした音楽。http://www.bomserv.com のアーリー・カントリーもご参照下さい) ROU-1101 V.A.『Cattle Call : Early Cowboy Music & Its Roots』CD\2,750- ROU-1102 V.A.『Don't Fence Me In : Western Music's Early Golden Era』CD\2,750- ROU-1103 V.A.『Stampede! : Western Music's Late Golden Era』CD\2,750- ROU-1104 V.A.『Saddle Up! : Cowboy Renaissance』CD\2,750- 米国の「ウェスタン音楽」の70年を、カウボーイ・フォーク・ソングやジミー・ロジャース、テッキス・ リッター、カーソン・ロビソンらの最初のスター・シンガーらを紹介する第1部(ROU-1101)、ジーン・オー トリーやロイ・ロジャースらのブレイクによる黄金時代(ROU-1102)、1940年代後半、西部劇ブームの後退 と共に「ウェスタン」というジャンル名を確立する以前に、テックス・リッター"High Noon"、マーティー・ロビンス"El Paso"、エディ・アーノルド"Cattle Call"などの大ヒットを残して消えて行こうとしていた時代(ROU-1103)、そして1980年代、ライダー ス・イン・ザ・スカイ、イアン・タイソン、マイケル・マーティン・マーフィーらが、「カントリー には流行遅れ、フォークにはソフィスティケート過ぎ、ポップにはとんでもなく時代遅れ」の音楽の中に 新しい価値観を見出したルネサンス期(ROU-1104)、各14曲ずつで振り返る「カウボーイ・ソングの70年」、 である。音楽史の研究家でもあるレンジャー・ダグこと、ダグ・グリーン(元ブルー・グラス・ボーイ) らの協力で、さすがラウンダーの見事な編集物だ。 UNI-170239 V.A.『Timeless: Hank Williams Tribute』CD\2,450- 今年のグラミー賞カントリー部門で『オー・ブラザー!』と共に圧倒的な話題を提供している21世紀 版ハンク・ウィリアムズ・トリビュート。ディラン、ベック、キース・リチャーズ、シェリル・クロウ、 エミルー、ルシンダ他、各界のトップ・シンガー達によるハンクズ・ソングには20世紀のアメリカ音楽 の軌跡を感じる。 SKFR-1002 V.A.『Big Mon : The Songs of Bill Monroe』CD\2,750- リッキー・スキャックズの2000年制作で、ブルース・ホーンズビー、ジョン・フォガティー、ドリー・ パートン、ディキシー・チックス、ドワイト・ヨーカム他、カントリー/ロック系の著名人によるビル・ モンロー曲集。 SH-3937 MAURA O'CONNELL『Walls and Windows』CD\2,750- アイルランド出身、90年代以降ナッシュビルをベースに上質のボーカル作品を創り続けているモーラ・オ
コンネルの4年ぶりとなる新作は、持ち味であるハートフルな美しいヴォーカルにポップなサウンドを加味
し、キム・リッチー、ジョン・プラインから、ロン・セクススミス、エリック・クラプトンまで、変
化に富んだ選曲。ナッシュビルで学生やインテリ層に大きな支持を受ける彼女、その深く包容力のある響き
が魅力だ。 |
その他、CD新入荷 |
(ここで紹介する物は、上記以外の新入荷品です。中 には今後、内容説明などの紹介をしないものも多数ありますので、お見逃しなく!) COMP-4321 ALISON BROWN QUARTET『Replay』CD\2,750- 3月に来日予定のアリソン・ブラウン・カルテット最新作。これまで発表した アリソンのオリジナル曲をABQの新録音で「リプレイ」した13曲と、新曲2 曲の全15曲集。アリソンのバンジョーとフュージョングラス! CMH-8586 MAC WISEMAN『Most Requested』CD\2,750- フラット&スクラッグスの最初の録音メンバーであり、その後ビル・モンロー初期の名曲も残したマッ ク・ワイズマン。「ア・ボイス・フロム・ハート」という異名でカントリー・ヒットもモノにしている マック、1970年代に益々深みと巧さの増したそのボーカルを堪能させる20曲集。 AMR-1188 ERIC LUGOSCH『Kind Heroes』CD\2,800- フォーク・ブルース・スタイルのフィンガーピッカー。"Windy & Warm"他、カバーと自作集。 AMR-1195 JOSCHO STEPHAN『Swinging Strings』CD\2,800- ジャンゴにインスパイアされたギタリストのジャズ・スタンダード・スウィング集。 SLCD-1001 HAPPY TRAUM『Bright Morning Stars』CD\2,500- 教則物のホームスパンのオーナー、ハッピー・トラウムの1979年録音、ソロ3作目。友人たちに囲まれ て、1950年代後半からのフォーク・ムーブメントを最初から知る彼のルーツを聴かせる。 AGMJ-02003 YANOMANS『With the Wind』CD\1,905- かつてスキップ楽団を率いて子供たちにストリングバンドの楽しさを伝えていた矢野アキラことヤノマン が、アマノ・ショーやニシグチ・ヨシユキらと創った最新作。 ■国内レーベルの「MIND BOX」と「ABSOLUTE RECORDS」の取扱いを開始しました。 ENCM-3004 内田勘太郎トリオ『暴風波浪警報』CD\3,000- ENCM-1001 鈴木康博&細坪基佳『四月になれば僕らは』CD\2,800- ENCM-3001 山本潤子・細坪基佳・鈴木康博『Song for Memories』\3,619- CCH-235 JONATHAN EDWARDS『Honky Tonk Stardust Cowboy』CD\2,750- ジョナサン・エドワーズのカントリー・ロック代表作の一枚。ビル・キース参加の1972年作品。 UNI-170259 MARTY STUART『Best of Millenium』CD\1,980- 「ヒルビリー・ロック」という代名詞とともにカントリー・スターとなったマーティ・スチュアート、 最新アコースティック作品『The Pilgrim』までの90年代ベスト12曲集。 ARI-67039 ALAN JACKSON『Drive』CD\2,750- 9月11日のあの悲劇を唄って、昨年11月のCMAアウォード・ショウにおいて感動の嵐を呼んだ
"Where Were You (When The World
Stopped
Turning)"の2ヴァージョン(ライヴとスタジオ録音)をフィ−
チュアしたアラン・ジャクソンの最新作。 |
ビデオ、DVDなど、新入荷映像 |
ART-12225 V.A.『Down from the Mountain』VHS\4,800-(96分) 1993年の『IBMAワールド・オブ・ブルーグラス』の模様を収めた素晴らしい音楽ドキュメント・
フィルムがDVD化された。ピーター・ローワンの紹介でIBMA見本市、アワー
ド・ショウ、ファンフェス等、1週間に渡るIBMAウィークの全容が紹介される。出演は当時全員が小学
生だったブルーグラス・ユース・オールスターズ(クリス・シーリやマイケル・クリーブランド他)、ドッ
ク・ワトソン、ティム・オブライエン、ジョンソン・マウンテン・ボーイズ、ナッシュビルBGバン
ド、デル・マッカーリー、ヘイゼル・ディッケンズ、ラルフ・スタンレー、そしてロシアからのクク
ルーザや日本の中島ファミリー・バンド他、全29曲が収められた秀作DVDである。 |
お勧め映像作品 |
BM-001DVD BILL MONROE『Father of Bluegrass Music』DVD\4,800- 1996年9月9日に他界した「ビル・モンローの全て」を貴重な映像やインタビューで綴った決定版が DVD化された。モンローに関する故ジェリー・ガルシア、エミルー・ハリス、故レスター・フラット、 ポール・マッカートニー他の貴重な映像や、故ジョン・ハートフォードとのモンロー・インタビュー 等々、この映像のすべての台詞を日本語と英語で紹介した本(Book-27 \1,900-)と同時にお楽しみ下さい。 YAZ-517V BENNY THOMASON & DICK BARRETT『Texas Fiddle Legends』VHS\4,500-(白黒70分) フィドル・ファンには堪らない!伝説のベニー・トーマソンの映像。テキサス・フィドル美学を創っ
たベニーのフィドルと、その継承者であるディック・バーレットの華麗にも素晴らしいテキサス・フィドル
を、十分に「目」で堪能出来る貴重な映像である。一流のマスターピッカーを「見る」だけで、自分も「巧
く」なる。伝承音楽は「音」よりも「目」、視覚が何より大切なのだ。要は、「カッコ」なのです。
良く見て下さい! |
教則物新入荷 |
MB-98097 BUTCH BALDASSARI『New Classics for Bluegrass Mandolin』Book\1,900- ナッシュビルでクラシックやジャズを含めた幅広い マンドリン普及活動に邁進するブッチ・バルダサリ。 彼の本職であるブルーグラス・マンドリンで書き下ろしたオリジナル12曲(ビル・モンロー追悼曲を含 む)を収めた同名アルバム『New Classics for Bluegrass Mandolin』(SAR-1252 CD\2,750-)から、32頁のコピー楽譜とタブ譜集。なまじ有名曲や有名人の スタイルではなく、現代的なブルーグラス・マンドリン奏法とオリジナル作曲のノウハウを学ぶ事が出来 るお勧め教則だ。 TAMT-R001 FRED SOKOLOW『Music of the Grateful Dead, arranged for Fingerstyle Guitar』VHS\5,800-(92分・日本語字幕入り・全曲歌詞&タブ譜付き) 1970年代のバンジョー・パッケージ時代からブルーグラス・ファンにはお馴染みのフレッド・ソコ ロウが、アメリカン・ロック界のカリズマ(何故か日本では評価されないが)、グレイトフル・デッド の有名9曲をフィンガーピッキン・ギターに乗せて弾き語る、「おいしい所」を教えてくれる。オリジナ ル通りではなく、トラビスを基本としたフィンガーピッキンで「気持ちよく弾き語る」ポイントが親切 に教えられている。ちょっとシビアな弾き語りノウハウを身に付けて、カッコ良く「ブイブイ」つーのも 悪くないぜよ。 |
その他、ナンヤカンヤ |
各種弦、楽器パーツ等もお問い合わせ下さい。各楽器のベテランが実践に即してお応えします。 米国の歴史ある弦メーカー、ブラック・ダイアモンド社の取り扱いを始めました。100年以上にわたって アーティストを支えてきた伝統のブランドです。 N-600M ギター「フォスファー・ブロンズ・ミディアム」\1,200- ラリー・コーデルの歌にも唄われたギター弦、試してみませんか?他にフォスファー・ブロンズのライト (N-600L \1,200-)、80/20ブラス(ブロンズ)がミディアムとライトで各 \1,100-。 N-734-1/2 バンジョー「ライト」\750- バンジョー弦は4弦が極細(018)という特徴的なシルバー巻弦。 MISC-C2900 バンジョー・ライトケース \8,100- 日頃、重たい思いをしているバンジョー・ピッカーに朗報です。マンドリン用、ギター用と御好評頂い ているライトケース、バンジョー用が新発売されました。硬質のスチロール材の構造体をキャンバス地で覆 いジッパーで開閉します。ポケット付。ショルダー・ストラップ付きですので背中に担げます。 I-V007 "OLD VIOLIN '30S CZECH LION HEAD" \285.000(市価\540.000) バッサ―・クレメンツなんかで御馴染みのヘッドストックに彫刻の入ってるバイオリン、今回はライオ ン・ヘッドの30年代、ボヘミアン、アマティ・ラベル。彫刻の出来映えはなかなかの物です。ブルー グラス向きのセットアップでお届けします。その他、10万円前後からのオールド・フィドル、随時入荷 中、お問い合わせ下さい。 BU-ST 『Bluegrass Unlimited's Bumper Sticker』各\250- 濃紺地に白抜き文字でブルーグラスのスローガンが 書かれた1970年代から続くバンパー・ステッカーのベストセラー。在庫のスローガンは 「Bluegrass Music, Finger Pickin' Good」、 「I Love Bluegrass」、 「Bluegrass Music, Hear It, Play It, Love It」、 「Clean Up Air Pollution, Play Bluegrass Music」、 「Have You Hugged Your Banjo Today?」 「My Grass Is Blue」の6種。 |
輸入雑誌 |
(以下の3誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富 に取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面 白さをいかがですか) ■バンジョー・ニューズレター誌 各\500- 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載、バックナンバー(探しておられるタブ譜の曲名 や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します)もお問い合せ下さい。最新10月号(BNL-01/ 10)はトム・アダムスのインタビュー他、タブ譜はトムの"Will the Circle Be Unbroken"、ビル・エバンスがスティーブ・ヒューバーの"Thinking About You"(1946より)、アール・スクラッグスの"Pretty Little Miss"(パティ・ラブレス作品より)をはじめ、アラン・マンデがエディ・アドコックの"The Tune I Wrote for You"、ビル・キースで有名な"Sailor's Hornpipe"考察、ボブ・カーリンがマイク・シーガーの"Land of Callahan"など、様々なスタイルのバンジョー・タブが満載。バンジョー・フリーク には1冊丸ごと楽しめる情報&タブ譜誌、40頁! ■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\500- 米国のブルーグラス月刊専門誌、最新11月号(BU-01/11)は、ビル・モンローの新財団によるロジー ン・プロジェクト、ミシシッピ地方のブルーグラス事情特集、その他、ブルーグラスに関するあらゆる 情報満載の72頁。 ■オールドタイム・ヘラルド誌 各\900- アリス・ジェラードが主宰するオールドタイム音楽
専門誌の2001年秋号(OTH-0709)は、ジョン・ハートフォード追悼、1995年と96年のゲイラックス、
オールドタイム・バンドとコントラ・ダンス、オールドタイム楽器物語「バンジョー編」特集等に、
ニュース、フェス、レコード紹介、ワークショップ他。非常に内容の濃いオールドタイム情報が満載の
56頁。その他のバックナンバーはお問い合せ下さい。オールドタイム・ファン必読! |
月刊『ムーンシャイナー』 |
発行19年目、1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌。 ■定期購読:1年間¥6,000-、半年間¥3,300-。 お申込はお葉書やお電話で、ご希望の開始時期を(バックナンバーも含めて、いつからでも可能で す)、自由にご指定下さい。 ■バックナンバー:各¥500-。 お気に入りアーティストや知りたい事項などをお知 らせ下さい。掲載号を探してお送りします。 MS-1903 2002年1月号(通巻219号) 笹部益生回想録@、福岡で久々のフェス!、ブルーグラスとは何か?=アメリカン・ルーツ音楽史、マ イケル・クリーブランド、アイラ・バーンスタイン、グラディ・マーティン追悼、ロバート・ウィットス タイン追悼、日本発売カントリー系レコードの歴史C、インプロバイズの基本「ハーモニー・スケール の作り方」他の特集、その他ニュース、BGチャート、アルバム・レビュー、コンサート情報等々。 MS-1902 2001年12月号(通巻218号) カーター・ファミリー大特集、第35回CMAカントリー・アワード・リポート、『ブルーグラスとは 何か』@、ジーン・ウートン追悼、ビル・エバンス来日リポート、ジョン・ハートフォード追悼最終 回、日本発売カントリー系レコード史B、インプロバイズの基本「ハーモニー」特集他。 MS-1901 2001年11月号(通巻217号) 19年目のムーンシャイナー、『第12回IBMAアワード』、ジョン・ハートフォード追悼B、北海道
酪農学園大学、日本発売カントリー系レコード史A、奈良どっとFM、ジョン・スチュワート来日、横須
賀のブルーグラス・ピッカーズ特集他。 |
(今年は、なんか、すごく寒い冬じゃないだろうか?
暖冬が続くと、普通の冬が身にこたえるのだろうか?
じっくりと考えてみよう……sab) |
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