輸入CDとビデオを合わせて３点以上ご購入の方の送料をサービス、ご好評を頂き、しばらく継 続させて頂きます。(一部例外有り)ただ、品切れに備え、第２希望以下２、３枚程度の予備をお 知らせ下さい。

2001年９月25日

▼秋も深まる「芸術と食欲」の頃、世界の平穏を祈りながら、いい音楽とおいしい物、前向きに 楽しみましょう。

　さて、今年の『宝塚・秋のブルーグラス・フェス』は11月17日と18日です。そう、もう寒い かも知れません。そこで新趣向「秋の宴会ジャム・フェス」を企画しています。詳細は詰めて いるところですが、会場をいつものステージではなく、インドアの民宿、「カナディアン大磯」を 借切って、その宴会場を使ってのコンサートと、個人で来られる方も楽しめるようにロビー等での ジャム、を予定しています。参加費は\3,000ほどを予定しており、宿泊（布団なし）と岩風呂 付を交渉中です。もちろん、キャンプや民宿の個室などもあり。また、ご予約頂ければ本場ボタン 鍋他も企画しています。バンドやご家族で、いかがですか？なお、詳細は10月17日以降に、お問 い合せ下さい。

▼ムーンシャイナー10月号(MS-1812 \500-)は映画とブルーグラス＆オールドタイムをテーマに、 いよいよ10月に日本公開される『オー・ブラザー！』が米国音楽界に巻き起こした大波乱、映 画とブルーグラスの関係史、また膨大な資料をまとめあげた「日本発売カントリー系音楽、1927 年〜2000年」を読み解くシリーズ、ジョン・ハートフォード追悼�A、IBMAアワード最終ノミネー ト・リスト、ユーコトピアの10年、マールフェス2001リポート等の特集他。

　18年目最後のムーンシャイナー誌、定期購読をお願いしますと共に、皆さんからのご寄稿やご 投稿、アイデアや助言を求めています。何卒、ご協力をお願いします！（定期購読１年間 \6,000-、半年間\3,300-、単冊送料消費税込み\593-）

▼次回の『B.O.M.オープンハウス』は、10月28日（日）の予定です。１時から５時まで、B.O.M. サービスに皆さんをお迎えします。音源は勿論、演奏法や楽器についてのご相談などにも応じま す。道順などはお問い合わせ下さい。

▼『渡辺三郎の宝塚ブルーグラス・ワークショップ』は毎月１回、阪急宝塚百貨店3Fソリオホー ル会議室にて１時から５時まで、バンジョー／マンドリン／ギター／フィドルの順で月替りで、楽 器のコツ、インプロバイズ法を初心者から中級者に口述伝授。今月は10月28日（日）に「バ ンジョーの巻」。課題曲や開催詳報など、案内希望の方は(問)渡辺三郎0797-85-8384(tel&fax)、 またはsaburoi@bomserv.com。

▼毎週火曜日午後10時から１時間半、震災を機に生まれた神戸長田のミニFM局から、秋元 慎の選曲でジョッシュ大塚のブルーグラス番組がオンエア、インターネット放送中です。アクセスし てみて下さい。

http://www.bomserv.com/fmyy.htm

▼以下、ムーンシャイナー誌10月号から主なイベントです。ライブ等はMS誌参照。詳細その他 はお問い合せ下さい。

●ユーコトピア10周年記念withデビッド・ネルソン＆サンディ・ロスマン(東京10/11,13)●石田 新太郎"I Saw the Light Vol.13"(東京10/11)●美野里ブルーグラス・フェス(茨城10/13-14)●東 京ブルーグラス・ファーム秋ライブ(10/14上野)●カントリー・ゴールド(熊本10/21)●城田じゅ んじ＆坂庭省吾(10/28仙台)●宝塚バンジョー・ワークショップ(10/28兵庫)●朝倉ブルーグラ ス・フェス(11/3-4愛媛)●エリアコード615トリビュートwithウェイン・モス、チャーリー・マッ コイ、ラス・ヒックス(11/13東京)●井上ケン＆アイラ・バーンスタイン、アイリッシュ＆オール ドタイム(11/17大阪)●宝塚秋フェス(11/17-18兵庫)●ジョン・スチュアート(11/19-24名古屋、京 都、横浜、東京)

▼0020011021 カントリー・ゴールド前売券\5,714-

今年もやってきました、熊本カントリー・ゴールド。当日券は\1,000アップとなります。な お、出演アーティスト、チャド・ブロック、デイル・アン・ブラッドリー、ダニー・リー、ジョ リー＆ウォンテッド、トレント・サマー＆ニュー・ロウ・モブのCDアルバムなどはお問い 合わせ下さい。

▼ビーオーエムのEメイル・アドレスとホームページは以下の通りです。随時、最新入荷案内や ニューズレターのバックナンバー、在庫リスト、ムーンシャイナー誌などを紹介しています。

●http://www.bomserv.com/

●E-mail：info@bomserv.com

(株)ビー・オー・エム・サービス
〒665-0842 兵庫県宝塚市川面 6-5-18

tel.0797-87-0561 fax.0797-86-5184(24時間)
(営業時間：月〜金の午前10時〜午後５時。土曜、日曜、祝日はお休みをいただきます)

1). このニューズレターで紹介する商品はすべて在庫しています。レターでの表示価格は消費税抜き ですので、送料と共に請求時に加算されます。

2). 同封のハガキ（切手不要）やお電話、Eメイル等で、封筒のお名前の下の６桁お客様コード番 号とお名前と共に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい（留守番電話もご利用ください！）。

3). 通常ご注文から１週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けてい ますが品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。

4). 基本送料は下記の通りです。

500g（CD３枚程度）まで、全国均一\390。

1Kg（CD７枚程度）まで、全国均一\700。

　ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加算の場合があります。お問い合せ下さい。

5). お支払は、品物を受け取られてから１週間以内に同封請求書（代金+送料+消費税）をご確認 の上、郵便振替や銀行振込でお願いします。

郵便振替＝01160-8-74352

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▼ビー・オー・エムのニューズレターは会員制ではなく、商品の定期購買者に無料でお届けして います。一定期間、ビー・オー・エムからお買上げない場合、勝手ながらレターの発送をストッ プさせて頂きますので、ご了承下さい。また、ご希望の方には、どなたにでも無料でお送りしま す。ご友人の方などをご紹介下さい。

▼我々ビー・オー・エムは1971年秋以来、ブルーグラスを中心にアコースティック音楽全般、 それに新旧フォークやカントリー、その周辺も含めて通信販売を軸に、様々な情報を集積していま す。お気軽にご利用、ご相談下さい。

REB-1770 RALPH STANLEY 『Clinch Mountain Sweethearts』CD\2,750-

Ridin' That Midnight Train(with Iris DeMent)/Will You Miss Me?(with Pam Tillis)/Little Willie(with Patty Mitchell)/Oh, Death(with Gillian Welch)/Loving You Too Well(with Dolly Parton)/Memory of Your Smile(with Maria Muldaur)/Are You Tired of Me My Darling(with Sara Evans)/Weeping Willow(with Joan Baez)/I'll Never Grow Tired of You/(with Kristi Stanley)/Rank Stranger(with Gail Davies)/Trust Each Other(with Iris DeMent)/Angel Band(with Chely Wright)/You Win Again(with Melba Montgomery)/I'm Ready to Go(with Jeannie Seely)/Farther Along(with Lucinda Williams)/I'll Remember You Love in My Prayers(with Valerie Smith) 全16曲

ボブ・ディランをして「私のキャリアのハイライトだ」と言わしめた、他にも錚々たるゲスト を迎えグラミー賞最優秀ブルーグラス・アルバム部門にノミネートされた98年の大ヒット作 『Clinch Mountain Country』(REB-5001 CD２枚組\4,900)に続く、ラルフ・スタンレーの企画アルバム。今回は上記のとおり、ジョーン・バ エズ、マリア・マルダー、ルシンダ・ウィリアムス、ドリー・パートンからギリアン・ウェル チ等、カントリー/フォーク/ブルーズなど各分野から、トップクラスの女性シンガーばかりを招 いてのスタンレー・サウンド集。各界の女性シンガーがいかに「クリンチ・マウンテン・ソウル」 を表現するか？興味深いところだろう。映画サントラ『O Brother』(UNI-170069 CD\2,650-)の大ヒットで、マウンテン・ソウルの導師としてひ ろくその名を知らしめたラルフの存在感と、その多くがカーターを意識しつつ、工夫を凝らした女 性陣の組み合わせの妙が実に面白い。ヘイゼル・ディッケンズも出演する映画サントラ 『Songcatcher』(VAN-79586)や、カントリーのトップ・シンガーによるブルーグラス系作品のパ ティ・ラヴレス『Mountain Soul』(COL-85651)など、女性シンガーによるトラッド作品の注目作 が続く中、その本丸に踏み込んだタイムリーな好企画といっていいだろう。ラルフ�U世(g)、ジェ イムズ・プライス(f)、ジョン・リグスビー(m)など、クリンチ・マウンテン・ボーイズの現役 メンバー総出演でのサポートも光る。モンロー亡き後、ラルフ・スタンレーの存在の大きさに気付 いたアメリカ音楽界とメディア、このところの再評価に、我々もチョット安心だ。（宇野）

HS-1004 TIM O'BRIEN『Two Journeys』CD\2,750-

Turning Around/Mick Ryan's Lament/Demon Lover/Holy Well/Me and Dirk's Trip to Ireland/What Does the Deep Sea Say?/Norwegian Wood 他全14曲

ティム・オブライエンの最新作は前作に続き、アパラチアとアイルランドを結ぶ55分に及ぶ大作 である。ジョン・ハートフォードに捧げられた１曲目から、ビートルズの「ノルウェーの森」ま で。詳細はオールドタイム＆フォークの新入荷参照。

MFR-906 BILL EVANS『Plays Banjo』CD\2,750-

Petersburg Gal/Kobe Blues/New Black Eyed Suzie/Lonesome Polka/Heavy Traffic Ahead 全13曲

　今年２月に来日したビル・エバンスの最新強力！バンジョー・アルバム。バンジョーの起源や その歴史も含めて、あらゆる演奏法に精通している彼が、５弦のブルーグラス・バンジョーをいか に料理するか…。『Native And Fine』(Rounder 0295)以来5年ぶりとなる2作目のバンジョー・アルバム。アール・スクラッグスをはじめとする偉 大な先人たちの演奏を精緻に究めた上に立ったビルの、インテリジェンスとオリジネイターへのリ スペクトに満ちた、オリジナル・バンジョー作品集。ロブ・アイクス(d)、ジョン・ライシュマ ン(m)、ミッシー・レインズ(bs)、ジム・ニューナリー(g)、グレッグ・スパッツ(f)という編成の 落ち着いたサポートを得たビルのセンスが、12曲の自作曲に見事に昇華された新世紀のバン ジョー・アルバムの秀作。ラストは、アール・スクラッグスのブルーグラス・バンジョーが始め てレコードとして記録された曲に敬意を表したもので、クリス・シャープのレスター・ギター、 マイク・コンプトンのモンロー・マンドリンに、ドン・リグスビーのソロ・ヴォーカルが、記念 すべき最初のブルーグラス・クラシックを再現する。（宇野）

ROU-0442 JOHN HARTFORD『Hamilton Ironworks』\2,750-

Knockin' at Your Door/Woodchopper's Breakdown/Jawbone/High Dad in the Morning/Green Corn/Wolves A Howlin'/Dusty Miller 他全23曲

　ジョン・ハートフォード、最期のスタジオ録音作品。晩年、彼が全精力を傾けたフィドラーと フィドル・チューンの研究は、功成り名を成した人物のノスタルジーやロマンではない。彼は、こ れらのフィドラーや曲の存在を、一生懸命に我々、次世代のミュージシャンやリスナーに伝え ようとしていた。それが、彼の愛した音楽から得た幸せに報いる彼の方法であるかの様に、懸命に ナッシュビルの若いフィドラー達に教えていた。そんな彼の最期の録音は、自分が音楽に興味を 持った頃から最も影響を受けたというミズーリ・フィドラーのジーン・ゴーフォースをはじめとす るフィドラー達への、恐らく感謝を込めたトリビュート作品。ボブ・カーリンのクロウハン マー・バンジョー、マイク・コンプトン(m)、クリス・シャープ(g)、ラリー・パーキンス(bs、 １曲のみスクラッグス・スタイルbj)によるブルーグラスやオールドタイムの垣根を越えた素晴らし いリズム隊をバックに、フィドルの持つ精神を心を込めながらも、かつ瓢々とハートフォードらし く聴かせてくれる。ハートフォードは最期にブルーグラスやオールドタイムの本当の喜びを贈っ てくれた。

ROU-0484 WAYFARING STRANGERS『Shifting Sands of Time』CD\2,750-

Man of Constant Sorrow/High on a Mountain/Blue & Lonesome/Cry Cry Darling/Memories of You/Working on a Building/Rank Stranger 他全14曲

　待ってました！実に、長年、待ってました。バリバリのハイ・ロンサム・ブルーグラスを、そ の精神を知る人達が、しかも、その人達がホンマモンのジャズのノウハウを使えば、どうなるの か？我々の大好きなメロディーが、ビートが、そして楽器の音が、どんな風に変幻するのか？それ が、長年、知りたかった！そう、単なるジャズ・グラスじゃなく、みんな、モンローから学んだ 「ソウル」を、それぞれの「血」で表現すると、そんな事が出来るのは、ニューヨークのブルーグ ラス・コミュニティーだね、やっぱ。バークリー音楽院の教授、マット・グレイザーのアイデアに 集ったトニー・トリシュカ、アンディ・スタットマン、ジョン・ミゲーンらNYコネクション に、ロンダ・ビンセント、ティム・オブライエン、ローリー・ルイス、そしてラルフ・スタン レー。これは、ブルーグラスの素晴らしさを、垣根のない「音楽」で包み込んだ、メッチャ楽し い、ウーン、何と言うか、ジャンルを越えた「楽しい」音楽だ。

PC-1115 JOSH WILLIAMS『Now That You're Gone』CD\2,750-

If You Were Mine/You Can Keep Your Nine Pound Hammer/All Of You/Many a Mile/Tennessee Blues/Last Widow of the Civil War 他全12曲

IBMAを軸に成長してきたキッズ・ピッカーの代表選手の一人、ジョッシュ・ウィリアムズ、彼 も20歳になりました。すっかり大人になり味わいのあるボーカルと、ますます磨きのかかった楽器 ＝マンドリン、ギター、バンジョーを、仲間のクリス・シーリ他、サミー・シーラー、J.D.ク ロウ(bj)、ロン・ステュワート、オーブリー・ヘイニー(f)、ランディ・コーアズ(d＝彼のドブ ロは注目だぞ)、カール・ジャクソン、ドン・リグスビー(tv)、ジム・ハースト(g)、ミッシー・ レインズ(bs)ら、素晴らしいサポート陣で見事な作品に仕上げている。クリスとアレンジしたタイ トル曲、カンジェンで知ってた"Many a Mile"の新鮮さ、ジャズやバラッドも味わい深い。現在、 スペシャル・コンセンサス（ユニークな音作りで注目！結成25周年記念作品『25th Anniversary』PC-1101 CD\2,750-＝お勧めです！）のキー・メンバーとして活躍する彼、20 才にしてもはやトップ・アーティストの風格さえ漂わせる作品に仕上がっている。ジョッシュのソ ロとしては13才当時、バンジョー奏者だった時の『Old Town of Home』(CCCD-0130 CD\2,750-)がある。20才と言えば、クリスもサラも、マイ ケルもJ.P.も、そしてタローも皆同い年だなぁ、私事で失礼。

OH-102 CHARLIE BAILEY & HAPPY VALLEY BOYS『Everlasting Joy-Early Bluegrass Gospel』CD-R\2,750-

Everlasting Joy/I'm Building a Mansion/Where the Soul Never Dies/After the Sunrise/When He Reached Down/Tramp on the Street 他全12曲

ボビーとソニーのオズボーン兄弟がメンバーとして加わったオールドタイマー、チャーリー・ベイ リー＆ハッピー・バレー・ボーイズのゴスペル集。1955年、オズボーンズがジミー・マーティ ンと組んでいたほぼ同時期、ウェスト・ヴァージニア州ウィーリングのWWVAジャンボリーでの録 音。若き日のボビー・オズボーンのクリアーなボーカルがフィ−チュアされ、兄弟のマンドリ ン、バンジョーも楽しめる。何曲かに聴かれるフィドルはバディ・スパイカー、彼の最も初期の ものだろう。アコーディオンがフィ−チュアされるあたりが、いかにも時代をうつして面白い。現 在、大きな市場を形成するに至ったブルーグラス・ゴスペルの貴重なひな形である。ゴスペルの 持つシンプルなメッセージがダイレクトに感動を誘う素晴らしいアーリー・ブルーグラス・コレク ションだ。

PC-1114 WILDFIRE『Uncontained』CD\2,750-

Rough Edges/Victim of Life's Circumstances/Bartender Blues/Maria/Louise/You Can't Cut Me Any Deeper/Moanin' the Blues/Don't Let Your Deal Go Down 他全12曲

J.D.クロウ＆ニュー・サウスの現役メンバー、フィル・レッドベター(d)、ダレル・ウェッブ (m)、ロバート・へイル(g)、カート・チャップマン(bs)が、J.D.抜きで（といっても反乱ではな い）、新たにスタートさせたユニット、ワイルドファイアのデビュー作。バンジョーにスコット・ ベスタルを迎えての本プロジェクトは、さすが「ニュー・サウス」の名に恥じない安定感とレベ ルを維持しつつ、J.D.の存在感がなくても（他の冠バンドもそうである様に）サイドマン達だけで 充分にナショナル・レベルのサウンドを創造している。ジェイムズ・テイラーがジョージ・ジョー ンズのために書いた様な"Bartender Blues"やポール・シーベルの"Louise"をはじめ、トラッドか らハンク・ウィリアムス、スティーブ・ウォリナーからデルバート・マクリントン、そしてラン ドル・ヒルトンからオリジナルまで、選曲もバランス良い。メンバーよし、曲よし、トップクラ スのコンポラグラスを聴かせる。

JASMD-3529 V.A.『Bluegrass Meets Banjo:23 Original Bluegrass Classics』CD\1,980-

BILL MONROE:Blue Grass Ramble/Lonesome Truck Driver's Blues/Blue Grass Stomp/Molly And Tenbrooks/FLATT & SCRUGGS:My Cabin in Caroline/Foggy Mountain Breakdown/Cora Is Gone/'Tis Sweet to Be Remembered/Earl's Breakdown/Down the Road/Don't Get Above Your Raisin'/STANLEY BROTHERS:Hey! Hey! Hey!/The Old Home/Pretty Polly/The Lonesome River/JIM EANES:Florida Blues/Curtains of Sorrow/Little Brown Hand/WILMA LEE & STONEY COOPER:On the Banks of the River/Sunny Side of the Mountain/JOHNNIE & JACK:A Smile on My Lips(And an Ache in My Heart)/MAC WISEMAN:A Broken Heart to Mend/CHARLIE MONROE:My Savior's Train 全23曲

モンロー、F&S、スタンレーをメインにしたアーリー・ブルーグラスのコンピレーション。イ ギリス編集のタイトルを気にせずに眺めてみると、混沌としていた時代が見えてくるという、不 思議な仕掛けがやや気にかかる。60年代フォーク・ブームでブレイクする前のブルーグラス、少 なくともその本質、ジャンルもない時代の「力」を感じる事が出来るはずだ。

CCCD-0192 RON SPEARS & WITHIN TRADITION『Grandpa Loved the Carolina Mountains』CD\2,750-

Another Last Good-bye/Girl from Boulder/Little Hands/Poor Old Monroe/Cold Virginia Rain/I Know What I Means To Be Lonesome 他全12曲

前作のソロ・デビュー『My Time Has Come』(CCCD-0169)で、シンガーとしても並々ならぬ実力を見せつけたソングライター、ロン・スピアー ズ。自身のツアー・バンド、ウィズイン・トラディションとのバンド・プロジェクト。メンバー 全員が西部に在住する彼ららしく、スッキリとあか抜けたサウンド（そしてバンジョーが巧い） に、ロンのソングライティング・センスがバランスの良いコンポラグラスを聴かせてくれる。

（ブルーグラスとは、1946年録音のビル・モンロー＆ブルー・グラス・ボーイズの音楽を基に発 展するアンサンブル音楽で、マンドリン、ギター、フィドル、ベース、バンジョー、ドブロ 等の弦楽器の組み合わせで演奏。フォークやカントリーの一部門に分類される事も多いが、現在 ジャズやクラシックにまで影響を及ぼす独立した音楽分野）

■ブルーグラス最近作

ROU-0474 RHONDA VINCENT『Storm Still Rages』CD\2,750-

Bluegrass Express/Each Season Changes You/My Sweet Love Ain't Around/Martha White 他全13曲

　久々に聴くストレートなカントリー（田舎）ボイスがメチャ気持いい、ロンダ・ビンセントの直 球ブルーグラス。昨年夏に発表したばかりの前作『Back Home Again』(ROU-0460 CD\2,750-)の圧倒的な評価で、昨秋IBMA最優秀女性ボーカリ ストを初受賞、１年を待たずこの最新作だ。子供時代から、その直線的な音楽人生もうなずける、 実に素直な音楽だ。選曲やバックも抜群。文句なしに圧倒される快感グラス。ムーンシャイナー誌 ８月号に特集(MS-1810 \500-)あり。

DP-1946 DAVID PETERSON & 1946 『David Peterson & 1946』CD\2,750-

Thinking About You/Blue Yodel No.3/The Old Home/My Darling's Last Goodbye/Bouquet in Heaven/I'm Traveling on and on/Homesick/Cold Wind 他全14曲

「本物のブルーグラスを捜し求めている君たち、もう他を捜さなくっていいよ。ここ、1946 にあるから」とライナーノーツでサム・ブッシュがいう通り、オリジナル・ブルーグラス・サウ ンドを見事にリクリエイトしたデヴィッド・ピーターソン＆1946の、実に楽しいデビュー作。ビ ル・モンローがレスター、アール、チャビーを従えて作り上げた1946年のあの最初の録音に込め られたエネルギーの再現を試みる、近年、益々ディープになってきたトラッド回帰の１枚。

■ブルーグラス・スタンダード

（様々なスタイルの標準となる有名作品）

CCS-119 BILL MONROE『American Traveler』CD\2,750-

Roanoke/Panhandle Country/Cheyenne/Brown County Breakdown/Big Sandy River/Salt Vreek/Shenandoah Breakdown/Kentucky Mandolin 他全16曲

　ビル・モンローの1950年代から70年代まで、その有名なインストのベスト・コレクション。 フィドルやバンジョーを主役に、モンローが書いたメロディーの美しさやノウハウからブルーグラ スとハイロンサムの本質が見えてくる。

ROU-0330 BLUEGRASS ALBUM BAND『Vol. 6, Bluegrass Instrumentals』CD\2,750-

Wheel Hoss/Ground Speed/Lonesome Moonlight Waltz/Brown County Breakdown/Foggy Mountain Chimes/Home Sweet Home/Roanoke 他全12曲

　モンローとフラット＆スクラッグスの有名インストを当代最高のミュージシャン＝トニー・ライ ス(g)、J.D.クロウ(bj)、ドイル・ローソン(m)、ジェリー・ダグラス(d)、トッド・フィリップス (bs)、そしてバッサー・クレメンツ＆ボビー・ヒックスのツイン・フィドルで再演する、ま、文 句なしの極楽インスト・アルバムである。

■トラディショナル・ブルーグラス

（トラッドグラスとは、各時代の先端ブルーグラス＝コンポラグラスが普遍化したもの。基本的に 旧いスタイルとサウンドが再現される）

RC-117 CHRIS SHARP『Good "Fa-air" Side』CD\2,750-

"O Brother, Where Art Thou？"の全米ツアーで大抜擢、故ジョン・ハ―トフォードが最も信頼 したサイドメン =クリス・シャープ。ジョンの全面協力により制作されたクリス・シャープのソ ロ・アルバム。アール・スクラッグスがフラット&スクラッグス解散以降、初めて F&Sスタイルでのレコーディングや、ジョンのマスターピー ス"Foggy Mountain Landscape"を含む、我がレッド・クレイが自信を持ってお贈りする最良の ブルーグラス作品。歌詞付き。（秋元）

RC-112 THE SIDEMEN『Almost Live at Station Inn』CD\2,750-CA\1,980-

Lost John/Why Did You Wander/Let Those Brown Eyes Smile at Me/Why Baby Why/That Old Book of Mine/Alabama Jubilee 他全13曲

もう１枚、我がレッド・クレイ・レーベルから、1994年のヒット・アルバム。「90年代の フラット＆スクラッグスを」とナッシュビルのライブハウス、ステーション・インに集まったロ ニー・マッカーリー(m)、マイク・バブ(bs)、テリー・エルドレッジ(g)、ジミー・キャンベル (f)、ジーン・ウートン(d)、そしてスクラッグスを思わせるラリー・パーキンス(bj)とエド・ダイ の超ストレート・ブルーグラスの名作。(歌詞付き)

ROU-0177 DREADFUL SNAKES『Snakes Alive!』CD\2,750-

　1980年代、ナッシュビルに多くのブルーグラス・ミュージシャンが集るようになり、そんな沸 き立つような活気の中から生まれたスーパー・ユニット＝ドレッドフル・スネイクス、唯一の 1984年大名盤だ。メンバーはローランド・ホワイト(m)、ベラ・フレック(bj)、パット・エン ライト(g)、ジェリー・ダグラス(d)、ブレイン・スプラウス(f)、マーク・ヘンブリー(bs)。彼ら がモンロー・ソングを軸に、シビアなスタンダードを演じる1980年代ベスト・アルバムの１枚!!

■コンテンポラリー・ブルーグラスの巻

（コンポラグラスとは、文字通り今日的ブルーグラス。その主流はストレートなソリッド・サウン ドに研ぎ澄まされたトーン。概して気持ち良く、爽やかな、今のブルーグラス）

PC-1101 SPECIAL CONSENSUS『25th Anniversary』CD\2,750-

　バンド結成25周年を迎えたイリノイ州シカゴを本拠に活躍するスペシャル・コンセンサス。都 会的なセンスと、リーダーであるグレッグ・ケイヒルのユニークなバンジョーを軸に、若いジョッ シュ・ウィリアムス(m)のセンスを加味した気持のいいブルーグラスを聴かせる。ボーナスに25 年間に渡る様々な録音を加えた全20曲で、1970年代以降のブルーグラスの変遷も楽しめるお徳用 アルバムである。

■プログレッシブ・ブルーグラスの巻

（プログレグラスとは、既成のブルーグラス・スタイルを音や詩、気合い!?で飛び越えるもの。 ジャズ、ロック、クラシック等とフュージョンする、いわゆるニューグラス）

FF-289 JOHN HARTFORD『Gum Tree Canoe』\2,750-

　６月４日に他界したジョン・ハートフォード、数あるハートフォード名作の中でも一際輝く名 盤。サラッとしたアコースティック・サウンドの中、ジョンの強烈バンジョー・テクや、マー ク・オコナーの恐るべきギターとフィドル他、ドキッーとする音が散りばめられていながら、全体 に悠然とした愛と優しさに包まれた、実に不思議なアルバムである。他にマーク・ハワード、サ ム・ブッシュ、マーティー・ステュアート(m)、ジェリー・ダグラス(d)、ケニー・マローン (percussion)、ロイ・ハスキーJr.(bs)ら。お願い、聴いておくれ！なお、ハートフォード追悼 はムーンシャイナー誌９月号と10月号(MS-1811 \500-)を是非。天才ジョン・ハートフォードの中でも格別の１枚。

■ライブ＆ジャムの巻

（ブルーグラスの魅力＝ホットなドライヴ感や、とっさのアドリヴやインプロバイズのスリルが堪 らないライブやジャム作品）

ELF-104 RED RECTOR & BILL CLIFTON『Alive!』CD \2,750

ビル・クリフトンと故レッド・レクター(90年５月歿)のマンドリン＆ギターのブラザー・デュ オ・スタイルのライブ、1976年の未発表 22曲集。

VAN-77004 KENTUCKY COLONELS『Long Journey Home』CD\2,750-

　ローランド(m)とクラレンス(g)のホワイト兄弟と、ビリー・レイ・レイザム(bj)、ロジャー・ ブッシュ(bs)の４人が創り上げる素晴らしいトラッドグラス。もちろん、クラレンスのギターが要で はあるが、それ以上に、1964年当時、彼らが憧れた50年代のアーリー・ブルーグラスのソウル を、若さでブチまけるパワーとエネルギーが凄い。

BPM-400 BILL MONROE『Live from Mountain Stage』CD\2,750-

　晩年のビル・モンロー・ライブ。

■女性ブルーグラス

KCP-1003 KATHY CHIAVOLA『From Where I Stand』CD\2,750-

　７月に来日し、東京、京都、神戸でその圧倒的なボーカルを堪能させてくれたキャシー・キア ボラの最新作はパートナーであったフィドラー、ランディ・ハワードに捧げられた心温まる秀作。 音楽科でオペラまでもを修めたという彼女、その素晴らしいボーカルの秘密＝ボイス・トレーニン グについてはムーンシャイナー７月号(MS-1809 \500-)をごらん下さい。ボーカルの真髄が感じ取れる、そんな心に染み入るキャシーのボーカル。

■ゴスペルの巻

SH-3886 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『Winding Through Life』CD\2,750-

　20年近くに渡ってアメリカのブルーグラス・ゴスペルをリードし、マーケットを開拓してきたド イル・ローソン＆クイックシルバーの、これは文句なしに完璧なブルーグラス・ゴスペルが堪能で きる、もちろん「2000年度IBMA最優秀ブルーグラス・ゴスペル作品」である。その完璧なハー モニー、リズム、楽器テクニック、そして音楽性をお試し下さい。素晴らしい!!

CKCD-001 『Folk Dance Book Vol.1』CD\1,905-

Havanagilla/Turkey in the Straw/Oh Susanna/Alabama Jubilee Mixer/Tennessee Waltz 他全19曲

　中部近畿フォークダンス連合会制作の「正しい」フォークダンスのBGMを演じるのはデ ビュー・インスト集『A.P.T.』(NBM-010525 CD\2,381-)が大好評のアコースティック・パフォーマンス・トリオのスネイク水谷(f)、吉崎 ヒロシ(bj)、そして96年にナッシュビルでロニー・マッカーリー制作のソロ・マンドリン・ アルバム『Man-O-Mandolin』(RC-114 CD\2,750-、TabBook\2,000-)の宮崎勝之(m)、スキップ楽団の松井正樹(accordion,keybord)らの リード楽器。彼らが「正しく」メロディーを追っていく有名フォークダンス集。いかにも、「踊り やすく」創られた、アドリブを極力抑えたクリアな音楽だ。（ダンス解説書付）

JASMD-3539 V.A. 『The Best of Country Guitar, Vol.1:Flying Fingers』CD\1,980-

Flying Fingers/Steel Guitar Rag/Wabash Blues/Guitar Rag/Slewfoot Rag/Sugarfoot Rag 他全22曲

1940年代から50年代、カントリー・ギターの基礎をつくりあげたギター・ジャイアントたち、 アーサー「ギター・ブギ」スミス、マール・トラヴィス、ジョー・メイフィスからチェット・ アトキンズ、ジミー・ブライアント、グラディー・マーティン、そしてハンク・ガーラン ドまで、夫々のギター・ピッキンを象徴する名演を、ブギウギ・ナンバー主体に集めたコンピレー ション。プリミティヴではあるがムチャクチャホットなギターが目いっぱい詰め込まれた、カン トリー・ギター・ファンにおすすめのアーリー・ギター・コレクション。レス・ポールやハンク・ スノウまで、さらには、チェットのバックでジェスロのマンドリンも聴ける全22曲!!（宇野）

STR-103 BUDDY SPICHER AND THE NASHVILLE SWING BAND『Swing Time』CD\2,750-

Air Mail Special Medley=Lover Come Back to Me,Caravan,Just Because/Faded Love/My Blue Heaven/Ain't Misbehain' 他全12曲

バディ・スパイカー率いるナッシュビル・スウィング・バンドの新作早くもリリース。ホー ン・セクションやポール・クレイマーのエレキ・マンドリン、ビリー・コントレラスとのツイン・ フィドルなど多彩なアレンジと、パム・ティリス他のヴォーカルをまじえて、ビッグ・バンド・ スウィングからポップ・スタンダード、ボブ・ウィリス・チューンまで、抜群のスウィング感溢 れるゴージャスなサウンドが十二分に楽しめる。音楽を楽しみ、フィドルをいとおしく歌わせる 悠々自適のスパイカーが美しい。

ACD-45 DAVID GRISMAN & DENNY ZEITLIN 『New River』CD\2,750-

Brazilian Street Dance/Dawg Funk/Moving Parts/Blue Midnite/New River/Waltz For Gigi/DG-DZ Blues/On The March/14 Miles To Barstow 全9曲

一音入魂マンドリン巨匠、デヴィッド・グリスマンの新作は、ジャズ・ピアノの巨匠デニー・ ザイトリンとの、一対一、真剣勝負のメインストリーム・ジャズ・アルバム。精神科医としても 知られ、レニー・トリスターノやビル・エヴァンス系統のリリカルで繊細なタッチと、磨きぬか れたインプロヴィゼーションが身上のザイトリンを向こうにまわしての異種格闘技、ふたり夫々の オリジナルと、合作曲にいかにもの個性を発揮しての、見事な作品に仕上げている。ザイトリン作 品でのセンシティヴな美しさと、グリスマン作品でのスウィンギーなドーグ節の対比が面白い。た だ、我々の視点からすると欲求不満に陥りそうな作品ではある。

COL-89465 OST『All the Pretty Horses』CD\2,750-

　今夏日本公開したマット・デモン主演映画『すべての美しい馬』のサントラ盤。音楽制作とギ ターとマンドリンにマーティー・ステュアートがあたり、チェロのクリスティン・ウィルキンソン らと共に、映画面とリンクするのであろう現代版西部劇とメキシコをイメージ優先のオリジナル・ インスト作品の数々。ビル・モンロー作"My Last Days on Earth"も取り上げている。

（各楽器の教則物や弦、パーツ等もお問い合せ下さい。また、スタッフには楽器名人達がいます。 我々が蓄積しているノウハウもご利用下さい）

■ギターの巻

TAMT-1 DR.K PROJECT『不思議な話』CD\2,666-

Pelican in the Park/Keith/Leona/Mister Sandman/Swarmin'/京都慕情/Classical Gas 他全12曲

　ドクターＫこと、徳武弘文のギターを中心に、有田純弘のバンジョー＆マンドリン、尾崎孝のペ ダル・スティール・ギター＆ドブロ他、全編アコースティックをコンセプトに楽しい音の数々が 並ぶ。随所で有田も遊んでくれている。メイン・ギターのローデン社製ガット弦ギターでサムピッ クを使ったスリーフィンガーで、メロディックなホット・ピッキンから日曜午後調の癒し系まで、 音遊びの好きな彼らしい最新ギター・インスト集。

CCCD-0186 MARO KAWABATA『Carolina Blue』CD\2,750-

　アメリカで弧軍奮闘を続けるブルーグラス・ギタリスト、マロ・カワバタのフラットピッキン・ ギターのインストと歌物が半々のアルバム。最近あまり聴くことの出来ないキース・リトルのバン ジョーが５曲も入っているのも魅力。他のゲストに話題のロン・スチュアート、ミッシー・レイ ンズ、ブッチ・バルダサリ、サミー・シーラー、ボビー・ヒックスらの豪華版。応援しようぜ。

■マンドリンの巻

ROU-0190 DAVID GRISMAN 『Acoustic Christmas』CD\2,750-

　ちょっと早いけど、デビッド・グリスマンのクリスマス大名盤。ブルーグラスのファンのみなら ず、あらゆる人に「生」楽器の素晴らしさ、美しさを、暖かく、楽しく聴かせてくれる。今年 のクリスマスのために、さぁ準備!?

CCS-119 BILL MONROE『American Traveler』CD\2,750-

　ブルーグラスの父、ビル・モンロー絶頂期、50年代から70年代にかけての「これぞブルーグラ ス・インスト」の16曲。フィドルが主役の曲が多いのだが、まぎれもなく、そこに大きな存在と してマンドリンが全てを支えている。あらゆるブルーグラス楽器を弾く人に、ぜひ聴いて頂きた い。

RHR-17 PETER OSTROUSHKO『Buddies of Swing』CD\2,750-

Liza/Indifference/Beaumont Rag/Tico-Tico/Fats Waller Medley/Honeysuckle Rose 他全９曲

　プレイリー・ホーム・コンパニオンで知られるピーター・オストルーシュコのマンドリンを中心 に、故ジェスロ・バーンズのマンドリンやジョニー・ギンブルのフィドル＆エレキ・マンドリン をゲストに迎え、ディーン・マグロー(g)、ブッチ・トムプソンのピアノ等々で創ったアコース ティック・スウィングのベストセラー。

■バンジョーの巻

ROU-0357 CRAIG SMITH CD\2,750-

　現在、５弦バンジョーをスリーフィンガーで鳴らす事において、最高峰にいるクレイグ・スミ スの、聴けば聞くほど味わいの出るバンジョー集。

ROU-0426 LEROY TROY『The Old Grey Mare』CD\2,750-

クロウハンマー・バンジョーの達人!!リロイ・トロイの素晴らしい作品。古くはアンクル・デ イヴ・メイコンからストリングビーン、そしてグランパ・ジョーンズへとつらなるピッキン＆シ ンギンの現代版。その自由自在にバンジョーを操るアメージングなパフォーマンスも、いつか、ぜ ひ見て欲しい。クロウハンマーを弾きたくなるゾ！

■フィドル（＝バイオリン）の巻

LEG-1014 BILLY ROSE & KENNY BAKER『Some Old, Some New』CD\2,750-

I'm Gonna Settle Down/Down Yonder/Pass Me Not/I'm on My Way Back to the Old Home/Jerusalem's Ridge/Windy City/Chicken Walk 他全12曲

　75才のケニー・ベイカー、音のツブがまったく違う１曲目"Grassy Fiddle Blues"から、全編を通じて歌うようなソロやサポートぶり、また新 作と思われる"Chicken Walk"、しかも年を取ってからの弱点を巧くカバーする弓さばきやテンポ 等、相変らずの美学を追及するケニー・ベイカー。元ブルー・グラス・ボーイのマルチプレ イヤー、ビリー・ローズと共にお馴染みのベイカーズ・フィドル・チューンやモンロー・クラ シック集。

■ドブロの巻

ROU-0402 ROB IKES『Hard Times』CD\2,750-

　現在、ジェリー・ダグラスと並んで、ドブロ界の最高峰にいるロブ・アイクスのソロ第１弾 は、素晴らしいトラッド・ブルーグラス作品でもある。ドブロ・ファン、演奏者には必ず聴い て欲しい。

HS-1004 TIM O'BRIEN『Two Journeys』CD\2,750-

Turning Around/Mick Ryan's Lament/Demon Lover/Holy Well/Me and Dirk's Trip to Ireland/What Does the Deep Sea Say?/Norwegian Wood 他全14曲

ティム・オブライエンの最新作は前作に続き、アパラチアとアイルランドを結ぶ55分に及ぶ大作 である。ジョン・ハートフォードの葬儀をはさんで制作された本作は、彼に捧げられた１曲目か ら、レノン＆マッカートニーのアイリッシュ・バックグラウンドに迫るビートルズの「ノル ウェーの森」まで。ブルーグラス＆オールドタイム・ミュージシャンとしての視点で見事に描かれ た「アイルランド紀行」といった趣きの秀作。その旅程には、モンロー・ブラザーズ・ソングを 含めたアパラチアン・バラッドの原型を女性アイリッシュ・シンガー（キャラン・ケーシー）独 特の透明感あるデュエットで見事に再現したり、ケイジャンとケルトの関係を浮き彫りにするダー ク・パウェル＆クリスティン・バルファの作品、オールドタイムのトミー・ジャレルとアイリッ シュのウィリー・クランシーという後進に道程を伝えた２人の偉人に捧げたソロ・パフォマンス、 ドック・ワトソンの義父によってノース・カロライナに伝えられていたフィドル・チューンとアイ リッシュとの関連など、様々な視点でメチャ質の高い音楽に仕上げている。上記の他にアパラチア 側から、メジャーヒットを次々と提供する事で話題のマルチ・プレイヤー＆シンガー・ソングライ ターのダレル・スコット、ジェフ・ホワイト、デニス・クロウチ、アイルランド側からはポー ル・ブラディー、ケビン・バーク、モーラ・オコンネル他、現在最も充実しているアーティス ト、ティム・オブライエンの大秀作である。

K50-0001 北村　謙『桜の島の風の中にいる』\2,858-

雨あがり/ある朝ふと/遥か/風の盆に恋をして/恋唄/風が吹いている/仲間たちよ/桜/また逢い ましょう/地平の彼方。

　楽しい唱歌集『童謡 Do-You』(SC-2 CD\2,667-)を発表したばかりの少年倶楽部、そのリーダー、北村ケンのソロ・プロジェクトであ る。京都とナッシュビルで録音された物で、ビル・キース、バイロン・バーライン、ブライア ン・サットン、バイロン・ハウス、宮崎勝之、ジョン・モック(peny whistle)、トミー・ホワイト(steel g)らをゲストに迎えたアコースティック・オリジナル作品集。60年代後半の京都フォー クの全盛期を過ごし、後にはしだのりひこのバンドを経て、70年代はじめフィドラーの岸本一遥ら とバックス・バニーを結成し人気グループとなったブルーグラス・バンジョー・ピッカーでもある 彼が、アイドルであるビル・キースらを迎え、持ち味であるノスタルジックな日本の風景を情緒豊 かに歌う。ギョッとするサットンのリード・ギターや、何故か和むキースのトーン、が、思わ ずキースかと思ってしまった日本情緒は北村の入魂バンジョー、他にド・ソリッドグラス等、聴 き所もふんだんに盛り込まれているのは、伊達に軟弱フォークに身を売った!?のではない、と言い たいのかも知れない北村の心意気だろうか。面白い動きをしている北村の最新作。

CCH-223 THE KINGSTON TRIO『The Kingston Trio/...From the Hungry I』CD\2,650-

Tom Dooley/Hard, Ain't It Hard/Saro Jane/John B/Little Maggie/They Call the Wind Maria/When the Saints Go Marching in 全27曲

キングストン・トリオの｢2on1｣シリーズに、遂にその1stと2ndが登場。世に言うフーテナ ニー、フォーク・リヴァイヴァルのムーヴメントは、彼らの"Tom Dooley"の大ヒット(600万枚!!)とこの1stアルバム(58年作品)から始まったのだ。 わずか3ヶ月後に発売されたハングリー・アイでのライヴ盤も、チャート2位を記録、全米に フォークソングのブームをもたらした。ブルーグラス・スタンダードが多いのも面白い。（宇野）

CO-3524 V.A.『Old-Time Texas String Bands, Vol.1 Texas Farewell』CD\2,750-

CO-3525 V.A.『Old-Time Texas String Bands, Vol.2 Dallas Bound』CD\2,750-

　1920年代後期のテキサスのストリングバンドのSP盤から復刻したフィドル曲集。まだまだ、荒 削りとはいえども、すでにこの時代に後のテキサス・スタイル・フィドルの特色を漂わせ、アパ ラチアのスタイルよりも洗練された音の流れが聴き取れる。この奏法を基にして、直後に訪れるス ウィングの大革命を経て、ベニー・トーマソンらによってコンテスト・フィドルとも呼ばれるスタ イルが完成するに至る。

R2-74331 JIM CROCE『VH-1 Behind the Music:the Jim Croce ollection』CD\2,750-

Which Way Are You Goin'/New York's Not My Home/Careful Man(live)/These Dreams(live) 全18曲

ケーブルTV、VH-1の人気番組"Behind the Music"をベースにしたCDシリーズからのジム・クロウチ・コレクション。70年代初頭、多くの シンガー/ソングライターが世に出た時代、彼もそのひとりとして注目を集めたがその矢先、73年 9月に飛行機事故で短い生涯を終えてしまった。そんな彼の出世作となった"Bad, Bad Leroy Brown"や没後にチャート・ヒットを記録した"I'll Have To Say I Love You In A Song"など、彼の短かったキャリアを振り返る作品。ジム・クロ ウチ入門向けにはこの1枚だろう。（宇野）

ROU-0442 JOHN HARTFORD『Hamilton Ironworks』\2,750-

　故ジョン・ハートフォードがフィドル・ミュージックへの限りない愛情を聴かせてくれる、最期 のスタジオ録音集。彼は素晴らしいオールドタイマーでもあった。ブルーグラス新入荷を参照。

■オールドタイムの巻

（オールドタイム音楽とは、アメリカ音楽がラジオとレコードによって大変貌を遂げる以前の伝統 スタイルを継承する音楽全般を指すが、現在は主に、アパラチア地方の民間伝承ストリングバンド 系音楽を指す事が多い）

RC-118 三津谷組『まいど、おおきに、Y'all come back an' see us, y'hear!』CD\2,750-

　大阪はミナミの三津谷家＝トーチャン(bj)、チーコ夫人(v)、タッキー(g)、リノ(f)＝を中心 に、友人である渡辺ヒサシ(m)と細谷ヒロシ(bs)を加えた６人組によるストリングバンド音楽。 トーチャンの見事なクロウハンマー・バンジョーと、チーコの元気ボーカルを軸に、家族一丸の明 るく楽しいオールドタイム音楽集。

■フォークの巻

（フォークとは文字通り民衆音楽であり、本来はルーツ音楽はもちろん、そこから発展したジャズ やブルーグラスも含むが、現在は音楽スタイルよりも聴衆の目線に合せたメッセージ性を持つ音楽 を指す場合が多い。ポップやロックやカントリー等、明らかなマーケットを意識した大衆音楽とは 一線を画す）

HZB-001 ヒューマン・ズー『オリジナル・ベスト』CD\2,857-

西瓜太郎/三つの箱/This Island (is your land)/拝啓ファンの皆様/中年の心/別れの歌 他全12曲

　1994年に「ヒューマン・ズー」という京都のユニットが残したオリジナル曲集。北山修が書 いた詩（１曲のみ城田）に平井ひろし(keyboard)、坂庭省悟(g)、城田じゅんじ(bj,g)ら が４曲ずつメロディーを付けるというもので、メンバーは北山、平井、坂庭、城田の他、進藤 了彦(bj)、兼松豊(washboard)、松崎博彦、赤木一孝らにゲスト。

UNI-1702392 V.A.『Timeless:Hank Williams Tribute』CD \2,450-

I Can't Get You Off Of My Mind(Bob Dylan)/You Win Again(Keith Richards)/Alone And Forsaken(Emmylou Harris)/I Dreamed About Mama Last Night(Johnny Cash)他全12曲

この秋いちばんの話題をさらっている、上記の他、マーク・ノップラー、べック などロック /ポップの大物たちによるハンク・ウィリアムズ・トリビュート。カ ントリーだけではない、アメリカン・ミュージック全般への、ハンクの遺産 の大きさを改めて認識させてくれる作品集。

BUDD-99829 SKEETER DAVIS『RCA Country Legends』CD \2,250

I Forgot More Than You'll Ever Know(The Davis Sisters)/(I Can't Help You)I'm Falling Too//The End Of The World他全16曲

60年代ナッシュヴィル・サウンドを代表する女性シンガー、スキーター・デイヴィスの全キャ リアを一望する大ヒット曲16曲集。

WB-48211 FAITH HILL『There You'll Be』CD \2,450-

There You'll Be/This Kiss/Breathe/Let Me Let Go他全15曲

映画『パール・ハーバー』の主題歌"There You'll Be"の大ヒットで、日本でもブレイクしたフェイス・ヒルのベスト・アルバム。

RWP-6005 MICHAEL MARTIN MURPHY 『Playing Favorites』CD\2,650-

Carolina in the Pines/Adobe Walls/Cherokee Fiddle/Long Line of Love/All the Dancing Horses/Fiddlin' Man/Cowboy Logic/Wildfire 他全12曲

カントリー・ロックから出発し、のち、ワーナー・ウェスタンでカウボーイ/ウェスタン・ アーティストへと転身したマイケル・マーティン・マーフィーの、セルフ・カヴァー・ベスト・ アルバム。No.1ウェスタン・アーティストの彼の久々の録音に参加したのは、パット・フリン (g)、サム・ブッシュ(m)、リチャード・ベイリー(bj)、ジョーイ・ミスカリン(アコーディオン)な ど。この顔ぶれは何だ!!で、プロデュースがジョーイでエンジニアがゲイリー・パチョーザと くれば鬼に金棒、最高のアコースティック・サウンドだ。懐かしの"Carolina in the Pines"に始まって2000年の新作まで、マーフィーのウェス タン・イメージを覆す粋なヴォーカルがオシャレなアコースティック・カントリーから、ハードな ロック・テイストまで。（宇野）

JASMD-3538 V.A. 『Rounding Up the Girls:Great Female Country Vocals Volume One』CD\1,980-

最初の女性カントリー・スター、パッツィ・モンタナから、女王キティ・ウェルズ、さらには 60年代まで人気のあったジーン・シェパード、そして名門アニタ・カーターなど、有名無名取り混 ぜて、カントリー黄金期を支えた女性シンガーを集めたコンピレーション。アーリー・カントリー からホンキー・トンクまで、古きよき時代の懐かしいサウンドと、厳しい時代を強く生抜いた女性 たちの23曲。自分たちの「母」世代のアメリカを、女性の視点で感じる事は、ブルーグラスや フォークの女性にとっても重要な事だと思う。

JASMD-3527 GENE AUTRY『That's How I Got My Start』CD\1,980-

ハリウッドが隆盛を極めだした1930年代から40年代、その人気の中心にあった西部劇、そこで 「シンギング・カウボーイ」として絶大なる人気を誇ったジーン・オートリーの初期傑作集。ジ ミー・ロジャースそのままといってもいいくらいに影響が明らかな最初期のものから、唄うカウ ボーイ第１号としてハリウッドに君臨するようになるまでを捉えた、なかなかに味のある編集と なっている全23曲。"Dixie Cannon Ball"のマール・トラヴィスが凄いぞ。（宇野）

SH-3940 DUDLEY CONNELL & DON RIGSBY『Another Saturday Night』CD\2,750-

Another Saturday Night/Hollis Brown/Where Is My Sailor Boy/Balllad of Ira Hayes 他全12曲

ポップなカントリーに辟易しているファンの皆さんに、ぜひ聴いて頂きたい素晴らしいボーカルと デュエット・ハーモニー、アコースティック楽器にラップ・スティールが絡むノスタルジックだけ どタイトなサウンド。ルーヴィン・ブラザーズからエヴァリー、さらにはディランのアレンジま で、ブラザー・デュオの発展形を一望してみせると同時に、ホンモノのカントリーを感じさせてく れる。セルダム・シーンのダドリー・コンネルとロンサム・リバー・バンドのドン・リグス ビー、現在のブルーグラス・シーンを代表する強烈な個性を持ったシンガー２人のデュオ第２作。

OBR-400 ROGER MILLER『Oh Boy Classics Presents』CD\2,750

King of the Road/Billy Bayou/Husbands and Wives/Engine Engine #9/Do-Wacka-Do 他全16曲

私、昔からロジャー・ミラー大好きなのです。1960年代、ズバ抜けた音楽センスとシャレた ユーモア、アコースティック・ギターとベースを巧く使い、数々のヒットを送り出したロジャー、 実に楽しく、「カッコいい」のだゾ。あのジョン・ハートフォードがもっとも影響を受けた一人 という。こんなにいい音楽、ぜひ聴いて欲しい。

（中には今後詳細を紹介しない作品も含んでいます。お見逃しなきよう！）

■ブルーグラスの巻

ROU-0489 BLUE HIGHWAY『Still Climbing Mountains』CD\2,750-

　ティム・スタッフォードを軸に、東テネシーのスーパー・ミュージシャンを集めたブルー・ハイ ウェイ。リッキー・スキャッグスのレーベルを離れて、ラウンダー・レコードへの移籍第１弾であ る。なお、９月11日のニューヨーク、WTCへのテロの報道シリーズのテーマソングとして、地 元、東テネシーのテレビ局に"Goodbye for a While"が採用された。素晴らしいバンドである。

WB-73562 THE DILLARDS『Back Porch Bluegrass/Live Almost』CD\1,980-

　遂に出た！お待ちかね、ザ・ディラーズの、あの63年作の１枚目と64年作の２枚目が２on１！

■インストの巻

COL-89610 BELA FLECK & FLECKTONES『Perpetual Motion』CD\2,750-

　止まる所を知らないベラ・フレック＆フレックトーンズ、またまたグラミーを受賞した昨年の 『Outbound』に続いて、早くもソニーから第２弾。

COL-89660 MARK O'CONNOR『American Seasons』CD\2,750-

　クラシック界に地歩を築いてしまったマーク・オコナーの最新作は、自作の最新コンチェルト。 いやはや、凄い。その上、若いフィドラーがマークをスタンダードにしてしまうのだから、ネ。

JASMD-3521 ARTHUR "Guitar Boogie" SMITH 『One Good Boogie Deserves Another』CD\1,980-

チェット・アトキンズ以前、レス・ポールやマール・トラヴィスと並び称されるギター・プレ イヤーであり、ドン・レノやクラレンス・ホワイトに絶大なる影響を及ぼしたギター・ジャイア ント、アーサー“ギター・ブギ”スミスのジャスミンからのコンピレーション第２作。

JASMD-3514 LEON McAULIFFE & THE CIMARRON BOYS『Take It Away The Leon Way!』CD\1,980-

1930年代、ボブ・ウィルスのテキサス・プレイボーイズで"Steel Guitar Rag"をヒットさせ、ウェスタン・スウィングの典型を完成させたレオ ン・マコーリフ、彼が40年代後半から率いたシマロン・ボーイズの50年代レア録音集。

■オールドタイム＆フォークの巻

WB-73565 TOM PAXTON『Ramblin' Boy/Ain't That News』CD\1,980-

あまりにも有名なタイトル・ソングを含む1965年作品２枚のアルバムが１枚に。

WB-73563 FRED NEIL『Tear Down the Walls/Bleeker & MacDougal』CD\1,980-

　この７月７日に他界した"Everybody's Talkin'"で知られるシンガー・ソングライター、1964年 と65年のアルバムを１枚のCDに。

WB-73560 JUDY COLLINS『A Maid of Constant Sorrow/Golden Apples of the Sun』CD\1,980-

　話題の"Man of a Constant Sorrow"の女性版をタイトルにした1961年と62年作品、トラッ ド・フォークをリリカルに歌う。

CCH-224 THE KINGSTON TRIO『At Large/Here We Go Again』CD\2,650-

キングストン・トリオの｢2on1｣シリーズ、今作は彼らの3rdと4thアルバムに、別テイク１曲と シングル２曲を加えたもの(59年作品)。『Here We Go Again』の"Molly Dee"は、のちにメンバーとなるジョン・スチュワート作（11月来日 予定）、彼の最初のトリオとの関わりであった。

■カントリーの巻

JASMD-3517 PEE WEE KING & HIS GOLDEN WEST COWBOYS 『Western Swing Get Together』CD\1,980-

ビル・モンローの"ケンタッキー・ワルツ"にインスパイアされた"テネシー・ワルツ"の大ヒット で知られるピー・ウィー・キング、40年代から50年代、レッド・スチュワートとのコンビで人 気を集めた彼のウェスタン・スウィング・バンド、ゴールデン・ウェスト・カウボーイズの50 年代レア音源集。

JASMD-3532 ROY ACUFF『Hear the Mighty Rush of Engine』CD\1,980-

何故かこのところ続々と発売されるロイ・エイカフ、これはイギリス、ジャスミン編集の40年 代コロムビア録音と思われるコンピレーション。エイカフの有名曲をしっかりと押さえた初期ベス トともいえそうなもの。

CTY-211001 ROY ACUFF『Night Train to Memphis』CD２枚組\2,950-

こちらも同じくロイ・エイカフの40年代コロムビア録音と思しきコンピレーション。上記 JASMD-3532とも、先頃発売された『The Crazy Tennessean』(CTFS-200\2,450)とも若干の重複はあるが、ここだけの、インストの名演とされる "Black Mountain Rag"と"Lonesome Indian"がききもの。

TAMT-00035 『Doc's Guitar Jam』VHS\4,800-(60分、日本語字幕付)

Ragtime Annie/Blue Ridge Mountain Blues/St.Anne's Reel/Little Sadie/Black Mountain Rag/Billy in the Lowground/Wildwood Flower 他全13曲

　フラットピッキン・ギターのフィドル・チューン早弾きで一世を風靡したドック・ワトソン。今 や風格を漂わせるアメリカン・ミュージックの巨人だ。そのドックを囲んで、ダン・クレアリー、 トニー・ライス、ジャック・ローレンス……アレッ！これブルーグラス・アライアンスの歴代ギ タリスト順じゃないか！（詳しくはムーンシャイナー９月号を参照下さい）……そしてスティー ブ・カウフマンの５人が、1992年のマールフェスでジャムに興じている。すでに次世代のスー パーピッカー達に技術的な面では及ばないものの、60年代から70年代のフラットピッキン・ギ ターをリードした巨匠たちのラフで楽しいジャム・ライブである。オマケに１曲目の"Ragtime Annie"のタブ譜が付いている。また、デビッド・グリスマンとアラン・オブライアンらで１ 曲、ベラ・フレック、マーク・オコナー、ローランド・ホワイト、ティム・オブライエン、ジェ リー・ダグラス、T.マイケル・コールマンらで１曲のジャムもオマケ。

TAB-00064 CHET ATKINS『Rare Performance 1976-1995』VHS 71分 \4,800

6月30日に亡くなった"ミスター・ギター"チェット・アトキンスの追悼ビデオ。ソロ・ギターか ら、ジェリー・リード、ラリー・カールトンとのセッションまで、チェットの華麗なギター・プ レイ全21曲、ディスコグラフィ付き。詳細は次号にて。

TAMT-00032 ERIC THOMPSON『フラットピッキング・ギター／カントリー・スタイル〜 ルーツ・オブ・ブルーグラス・ギター〜』VHS\5,800-（73分、日本語字幕入り、全曲 タブ譜付き）

East Virginia Blues/Shady Grove/Sad and Lonesome Day/Thompson's Rag/Arkansas Traveler/Mountain Dew/Soldier's Joy.

　先々月紹介した『Flatpicking Fiddle Tunes; Reels, Rags & Hoedowns』(TAMT-00039 VHS\5,800-)でフラットピッキン、そして一段アップして先月紹介した『Bluegrass Crosspicking Guitar』(TAMT-0040 VHS\5,800-)でクロスピッキンを紹介した、エリック・トンプソン。1960年代中頃にグリスマ ンとバンドを始めたブルーグラス・ギターの大ベテランならではのノウハウ（コツ）を伝授してく れるシリーズ、なんと日本語字幕付！

　（解説書曰く）メイベル・カーターからドック・ワトソンまでのスタイルを用いたフラット ピッキング・リード・ブレイクの弾き方を、“フラットピッキングの百科事典”エリック・トンプ ソンが分かりやすくレクチャーする教則ビデオ。

　「イースト・ヴァージニア」、「サッド・アンド・ロンサム・デイ」、「シェイディ・グロー ヴ」のメロディでは、オールドタイム・サウンドを出すために“ハンマリング・オン”と“プ リング・オフ”を用いてプレイを装飾するテクニックを学ぶ。さらに、シングル・ノート・ア レンジの「トンプソンズ・ラグ」、フィドル・ホーダウン・ナンバーの「アーカンソー・トラ ヴェラー」や「ソールジャーズ・ジョイ」、そして、スライドやホット・ランを取り入れた 「グッド・オールド・マウンテン・デュー」でのブルージーなブルーグラス・ブレイクなどを通 して、一歩一歩確実にしっかりとしたテクニックを身に付けていく。

　エリックの左手のフィンガリングと右手のピッキング・テクニックを確実に把握するために、分 割画面によるクローズ・アップも採用されている。フラットピッキング・カントリー・スタイ ル、ブルーグラスの基礎テクニックを学びたい方に最適の教則ビデオだ、とある。

（楽器、弦、パーツ、本、その他、音楽に関連する物は何でも、お気軽にお問い合せ下さい）

C-VB8 "VIOLIN BOW CASE" \8.000

　バイオリン用弓ケース(1本入り)木製、合皮張り。弦楽器には欠かすことの出来ない弓を持ち運 ぶための専用ケースです。本体のケースに途中で外れて楽器に傷がついてしまったなんていうトラ ブルはこれで避けられます。（秋元）

SET-002 分数バイオリン\150.000-

お子様向け3／4サイズのオールド・フィドル(I-V004 \135,000)入荷しました。ドイツ製1910年代ストラド・ラベル、ブルーグラス向きのダーク なトーンが特徴の本格品。本物でスタートさせて見たい親御さんにお勧めします。杉藤の3／4用 バイオリン弓(定価\15.000)とケース(定価15.000)とセットでです。（秋元）

I-V003 バイオリン『K.SOERE』\285,000-

　1901年、イギリス製の顔付きバイオリン、市価\700,000のもの、入荷しました。なかなか男 前です(髭無しですが)。とにかく良く鳴ります。アイリッシュなんか弾くと似合いそうです。破格 値での御奉仕です。この他、顔付きフィドル各種(ライオン、ベートーベン等)入荷予定です。お問 い合わせ下さい。

I-VDOR14B デルフラー#14

　大好評、ドイツ製デルフラー・バイオリン弓、今回入荷分の内、B品2本のみ確保しました。厳 しい検品の基準で外れた分ですが、そこそこ使えます。ズバリ半額の \10.000で大奉仕。詳しくはお問い合わせ下さい。なお、お蔭様で通常のデ ルフラー14番、今回入荷分は販売終了しました。次回は年末の入荷予定です。

（以下の３誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト 等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる＆知るの面白さをいかがですか）

■バンジョー・ニューズレター誌 各\500-

　世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載、バックナンバー（探しておられるタブ譜の 曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します）もお問い合せ下さい。最新７月号 （BNL-01/07）は若手新世代のレックス・マッギー、ジャック・ハットフィールドらの特集記事 の他、アール・スクラッグスの"Gentle on My Mind"をはじめ、様々なスタイルのバンジョー・タブが満載。バンジョー・フリークには1冊丸ご と楽しめる情報＆タブ譜誌、40頁！

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\500-

　米国のブルーグラス月刊専門誌、最新８月号(BU-01/08)が届いています。８月号はブルー・ ハイウェイのカバーストーリー他、ジョッシュ・グレイブス・トリビュート、リンウッド・ラン スフォード、ティナ・アデアー、モンロー・ブラザーズらのスポンサーだったクレイジー・ ウォーター・クリスタル社物語などの特集の他、ブルーグラスに関するあらゆる情報満載の96頁。

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\900-

　アリス・ジェラードが主宰するオールドタイム音楽専門誌の2001年夏号(OTH-0708)は、チャー リー・ストリップリングと、その息子たちロバート＆リーのストリップリング・ブラザーズ、彼等 のフィドル伝承を明す特集と、西海岸のフォーク・ブルース・シーンを支えてきたアーフー リー・レコードの40年を社長、クリス・ストラッチウィツと振り返る特集をメインに、1920年代 のコーラー入りのバーン・ダンスSP盤発掘他、ニュース、フェス、ワークショップ等。

　バックナンバーは、2001年春号(OTH-0707)がジョディ・ステッカー、ヒース・カーツ、ポー ル・ホステッターの中国ツアー・リポート特集他。2000/2001年冬号(OTH-0706)は北米のフィ ドル伝承研究家マーク・ウィルソンの素晴らしいインタビュー他。いずれも非常に内容の濃いオー ルドタイム情報が満載の56頁。その他のバックナンバーはお問い合せ下さい。オールドタイム・ ファン必読！

　
発行18年目、1983年11月の創刊以来、発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌。

■定期購読：１年間￥6,000-、半年間￥3,300-。

　お申込はお葉書やお電話で、開始時期はバックナンバーも含めて、自由にご指定下さい。

■バックナンバー：各￥500-。

　お気に入りアーティストや知りたい事項などをお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-1812 2001年10月号（通巻216号）

　映画とブルーグラスの関係史、10月日本公開の『オー・ブラザー！』が米国音楽界に巻き起 こした大波乱、日本発売カントリー系音楽、1927年〜2000年を読み解くシリーズ、ジョン・ ハートフォード追悼�A、IBMAアワード最終ノミネート・リスト、ユーコトピアの10年、マール フェス2001リポート等の特集、ナッシュビル・ナンバー・システム、その他ニュース、BG チャート、CDレビュー、コンサート情報等々。

MS-1811 2001年９月号（通巻215号）

　ジョン・ハートフォード追悼とアルバム・リスト、ハートフォードが愛したオールドタイム・ フィドラー＝エド・ヘイリー、ブルーグラス・アライアンスの歴史と再編成、吉津正司『淀川 デルタブルース』、10年目の長崎ブルーグラス・フェス、ビル・モンロー財団のロジーン・ プロジェクト、最新学生ブルーグラス事情「神戸大学」、高知シュガーヒル・ランブラーズ米 国ツアー最終回、ブルーグラス・インプロバイズの基本その４。

MS-1810 2001年８月号（通巻214号）

　ビル・クリフトン、ロンダ・ビンセント、チェット・アトキンス追悼、フレッド・ニール 追悼、ノース・ヒル流CD制作、新装オープン「カントリー・ミュージック・ホール・オブ・ フェイム」等の特集他、高知シュガーヒル・ランブラーズ、女性ブルーグラス会議最終回、ブ ルーグラス・インプロバイズの基本第３回。

UNI-170069 OST『O Brother, Where Art Thou?』CD\2,650-

　今月、いよいよ日本公開が始まるコーエン兄弟の映画『オー・ブラザー』。ムーンシャイナー 10月号で詳細が特集されている強力メンツによる素晴らしい南部、及びアパラチア音楽集は全米大 ヒットのサントラだ。ブルーグラスのルーツとなる様々な音楽ノウハウが、エミルー・ハリスか らラルフ・スタンレーまで、豪華ゲスト達の演奏でギッシリと詰った素晴らしい作品である、と 同時にダン・ティミンスキがジョージ・クルーニーの代役で歌う"A Man of Constant Sorrow"の素晴らしさ！６月のカーネギーホール・コンサートの大成功を機に、再びチャート急上昇、ビ ルボード総合チャートでベストテンを狙う！もちろん、サントラやカントリーのチャートでは連続 １位。

UNI-170221 V.A.『Down From The Mountain:Live Concert Performance By The Artists & Musicians Of O Brother, Where Art Thou?』CD\2,650-

上記『オー・ブラザー』に参加したミュージシャンが、映画のプレミアにあわせて昨年5月24 日、ライマン公会堂で開催されたコンサートに出演、これはその模様を記録したドキュメンタリー 映画『Down from the Mountain』のサントラ盤というかたちで発売されたライヴ・アルバム。 『オー・ブラザー』のサントラとは趣きを異にしたヴァージョンや曲目で、アリソン・クラウス （ダン・ティミンスキをフィーチャーしたド・ブルーグラス２曲が快感）、エミルー・ハリス、 ザ・ホワイツ、スザンヌ・コックス、ギリアン・ウェルチらにマイク・コンプトンがほぼ全編で大 活躍。

ROU-0495 ALISON KRAUSS + UNION STATION『New Favorite』\2,750-

　今やブルーグラスやカントリーを越えて、メジャー・アーティストとして評価されるアリソ ン・クラウスの最新作。なんと、発売１週目にして４万枚のセールスを記録。今作はユニオン・ ステーションのバンド・サウンドを前面に押し出した作品だが、全曲に研ぎ澄まされたアコース ティックがジャンルを越えている。

UNI-170189 EARL SCRUGGS『Earl Scruggs and Friends』CD\2,650-

　バンジョーの神様!?アール・スクラッグスの、実に17年ぶりの最新作。エルトン・ジョン、ス ティングをはじめ、各界の豪華ゲストに、アールのバンジョーが、存在感を印す。技術やサウン ド・ジャンルを越えたアールの自由な精神と、抑え難い「インパクト」に、なんの衰えもない事 に、ミュージシャンとして感動する。