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MoonShiner誌Red Clay Recordsご注文マップ

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B.O.M.Newsletter #251

2001年8月15日記

▼30年目の宝塚ブルーグラス・フェスティバル、皆さんのお陰で、今年も無事故で無事終えること が出来ました。参加者も、北海道大学生の大幅減(2大学とも試験日が重なった為)にもかかわら ず昨年の水準を維持できたし、バンド数が若干減ったため、比較的メインステージが早目に終 り、その後キャンプサイトでのジャムが賑やかで、楽しかった。30年間、ビーオーエムを支え てくれた皆さん全てのお陰です。有難うございました。 まだまだ、全国各地でフェスが続きま す。野外で聴くアコースティックの素晴らしさを、是非味わって下さい。

▼ムーンシャイナー8月号はビル・クリフトンCD全集の発表を記念してカントリー・ジェント ルメンとの関係など「明されたキャリアと録音の謎」、チェット・アトキンス追悼「その生涯」、 ロンダ・ビンセント、ノース・ヒル等の特集他。18年目のムーンシャイナー誌、弧軍奮闘していま す。定期購読をお願いしますと共に、皆さんからのご寄稿やご投稿、アイデアや助言を求めていま す。何卒、ご協力をお願いします!

▼次回の『B.O.M.オープンハウス』は、8月26日(日)です。1時から5時まで、B.O.M.サー ビスに皆さんをお迎えします。音源は勿論、演奏法や楽器についてのご相談などにも応じます。道 順などはお問い合わせ下さい。

▼毎週火曜日午後10時から1時間半、震災を機に生まれた神戸長田のミニFM局から、秋元 慎の選曲でジョッシュ大塚のブルーグラス番組がオンエア、インターネット放送中です。アクセスし てみて下さい。

http://www.bomserv.com/fmyy.htm

▼以下、ムーンシャイナー誌8月号から主なイベントです。詳細その他、ライブ等はMS誌参照。

●札幌ブルーグラス・フェス(8/18-19岩見沢)●箱根ブルーグラス・フェス(8/24-26)●霧ケ峰ブ ルーグラス・フェス(8/25-26長野)●三田ブルーグラス・ナイト(9/1兵庫)●ブルーグラス・キャ ンプin滋賀(9/7-9滋賀)●水戸ブルーグラス・フェス(9/8-9茨城)●ホワイト・リバー・ミュー ジック・フェス(9/15-16岐阜)●鬼が城ブルーグラス・フェス(9/22-23福島)●長崎ブルーグラ ス・フェス(9/23長崎)

▼ビーオーエムのEメ−ル・アドレスとホームページは以下の通りです。随時、最新入荷案内 やニューズレターのバックナンバー、在庫リスト、ムーンシャイナー誌などを紹介しています。

●http://www.bomserv.com/

●E-mail:info@bomserv.com

(株)ビー・オー・エム・サービス

〒665-0842 兵庫県宝塚市川面 6-5-18

tel.0797-87-0561

fax.0797-86-5184(24時間)

(営業時間:月〜金の午前10時〜午後5時。なお、土曜、日曜、祝日はお休みをいただきます)

B.O.M.利用法

1). このニューズレターで紹介する商品はすべて在庫しています。レターでの表示価格は消費税抜き ですので、送料と共に請求時に加算されます。

2). 同封のハガキ(切手不要)やお電話、Eメイル等で、封筒のお名前の下の6桁お客様コード番 号とお名前と共に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい(留守番電話もご利用ください!)。

3). 通常ご注文から1週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けてい ますが品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。

4). 基本送料は下記の通りです。

500g(CD3枚程度)まで、全国均一\390。

1Kg(CD7枚程度)まで、全国均一\700。

 ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加算の場合があります。お問い合せ下さい。

5). お支払は、品物を受け取られてから1週間以内に同封請求書(代金+送料+消費税)をご確認の 上、郵便振替や銀行振込でお願いします。

郵便振替=01160-8-74352

三井住友銀行・宝塚支店=普通1229492

池田銀行・宝塚支店=普通2330116

▼ビー・オー・エムのニューズレターは会員制ではなく、商品の定期購買者に無料でお届けしてい ます。一定期間、ビー・オー・エムからお買上げない場合、勝手ながらレターの発送をストップ させて頂きますので、ご了承下さい。また、ご希望の方には、どなたにでも無料でお送りしま す。ご友人の方などをご紹介下さい。

▼我々ビー・オー・エムは1971年秋以来、ブルーグラスを中心にアコースティック音楽全般、 それに新旧フォークやカントリー、その周辺も含めて通信販売を軸に、様々な情報を集積していま す。お気軽にご利用、ご相談下さい。

今月のお勧め、話題作

 今月は強力盤が目白押しだ。
@ A B-1 B-2 C D E

@デル・マッカーリー・バンドの最新作『Del and the Boys』(CM-2006 CD\2,750-)は究極のストレート・グラス!目の前で演じられるような 別次元の録音でのド迫力にノックアウト保証!

A先月は速報でお知らせした、故ジョン・ハートフォードに捧げられたコンサート・ライブ 盤『A Tribute to John Hartford』(BPM-405 CD\2,750-)は、ブルーグラスを取り巻く様々なアパラチア音楽の現在を一望できる感動秀作だ。

Bアパラチア音楽の「今」と言えば、サントラ盤『O Brother, Where Art Thou?』(UNI-170069 CD\2,650-)が大ヒットして、社会現象的にメディアに取り上げられ、ニューヨークでは スタンレーのアルバムが品切れと言う状況を生み、60年代フォーク・リバイバルの再来ともウ ワサされる映画のライマン公会堂でのライブ盤『Down from the Mountain』(UNI-170221 CD\2,650-)が発表された。アリソン・クラウス&ユニオン・ステーションの"Blue & Lonesome"が凄い。

C7月末から8月はじめに来日ツアーした5人のソリッド・ブルーグラス・バンドのデビュー作 『ETSU BLUEGRASS PRIDE』(NTCD-2002 CD\2,750-)。全員20才という若さながら、さすが東テネシー=ブリストル周辺の凄いバンドだ ゾー。

Dあのエレキ男=トクターケがアコギ作品『不思議な話』(TAMT-1 CD\2,666-)を発表。有田純弘のバンジョーも堪能できるんだゾー。

E米国でも知る人ぞ知る、強烈なキャラクターで大人気のオールドタイマー、リロイ・トロイ待 望のソロ作『The Old Grey Mare』(ROU-0426 CD\2,750-)が、マーティー・ステュアートの制作で発表。皆にライブを見せて上げたい なぁ…。

Fローランド・ホワイトが教則本『Approach to Bluegrass Mandolin』(RW-TAB Book+CD2枚組\5,800-)を発表した。初心者から中級者向け だけど、あのセンスとタッチもチョット学べる。

Gオールド・フィドル大特価(I-V001 \90.000)

ボヘミア製フィドル(30年代,作者不明)、ダークでスウィートというブルーグラスに最適なサウン ドでお値打価格。この他にもフィドル音楽に適したセットアップで良質なバイオリン、御紹介します。お気軽にお問い合わせ下さい。(担当:秋元)

以下のニューズレターの一部に、宇野誠之のB.O.M.ホームページ向け新譜情報を使用していま す。文の最後に(宇野)とあるのが「それ」。

ブルーグラス新入荷

CM-2006 DEL McCOURY BAND『Del and the Boys』CD\2,750-

1952 Vincent Black Lightning/Learnin' the Blues/All Aboard/Bluegrass Country/Gone But Not Forgotten/Travelin' Teardrop Blues 全12曲

これは凄い!!デル・マッカーリー・バンドの最新作。人事異動が常のこの世界で、ロニー(m)、 ロブ(bj)、ジェィソン(f)、マイク(bs)、不動のメンバーで10年という長きにわたってトラディショ ナル・ブルーグラスの先頭を走ってきた自信がそうさせるのか、デルのヴォーカルとロニー以下の ハーモニー、無茶苦茶上手くなったロブが引っ張るバンド・サウンド、手垢のついたスタンダード に頼ることなく完璧のトラッド・ブルーグラスをつくりあげた選曲の妙、すべてにワンランク上の 21世紀型デル・マッカーリー・バンドの真髄。特に、リチャード・トンプソンやシンディ・ ウォーカー以外は馴染みのないソングライターの作品を見事に昇華したアレンジには脱帽。加え て、スキャッグス・プレイス・スタジオでのレコーディング技術が素晴らしい(エンジニアはブレ ント・キング)。なんとも生々しい音の迫力に圧倒される。ゲストにスチュアート・ダンカン(2 曲)、リッキー・スキャッグス(1曲)。(歌詩付)(宇野)

BPM-405 V.A.『A Tribute To John Hartford, Live from Mountain Stage』CD\2,750-

Gentle On My Mind/Billy the Kid/In Tall Buildings/Me And My Fiddle/Watching the River Go By/Give Me the Flowers While I'm Livin' 他全13曲

 先月、速報でお知らせした最新ジョン・ハートフォード・トリビュート作品の内容詳細をお伝え しよう。…1970年代以降のニューグラス・ムーブメントの精神的支柱であり、90年代以降はそれ が「アメリカーナ」という新ジャンルの形成に至るほど大きな影響をアメリカ音楽に為したジョ ン・ハートフォード。1曲目、ジョンの代表作(ビートルズの"Yesterday"に次いで世界2位の放 送録音回数を誇る)を演じるティム・オブライエンとキャシー・マティアから、ジョンの作品を中 心にカウボーイ・ハーモニーのライダース・イン・ザ・スカイ、これぞニューグラス・ボーカ ルの極みはジョン・カウワンの"Dark as the Dungeon"(6分36秒!)にはベラ・フレックとパット・フリンが参加、その2人のデュオ・インス ト、息子のジェイミー・ハートフォードはレイ・フレッキを含む自らのロック・バンドで、他に話 題のギリアン・ウェルチや旧友ノーマン・ブレイク等が様々な才能を聴かせる。ジョン自身のハー トフォード・ストリングバンドが5曲=故ビル・モンローの本質に迫る"In the Heart of Cross Eyed Child"や、自身のアイドル、故ベニー・マーティンに捧げた"Me and My Fiddle"、最後のフラット&スクラッグス曲"Give Me the Flowers…"の気持など=哀しくも美しく、暖かいユーモアに溢 れている。

 6月4日に他界したジョン・ハートフォード(その最後と葬儀の様子はムーンシャイナー7月 号参照)は21年間、ガンと闘い続け、その晩年には死期の迫っていることを誰もが知り、2回目 のトリビュート(捧げる)コンサートが開かれた。1回目は昨年のマールフェス(ムーンシャイ ナー00年6月号参照)、これは昨年9月24日、ナッシュビルで行なわれた全米ネット・ラジオ・ ライブ・ショウ『マウンテン・ステージ』での2回目。 ボロボロになっても、生ある限り音楽 をする事が「生きる事」だと信じていたのだろうジョン、その最晩年の音楽をぜひ聴いて欲しい。

NTCD-2002 ETSU BLUEGRASS PRIDE CD\2,750-(日本先行発売!!)

In Those Mines/Little Bird of Heaven/Lonesome Dreams/Dorothy's Waltz/Tiger Creek 他全13曲

 イヤハヤ驚いた。バンドとしてこんなに出来上がっているとは、実に驚きの東テネシー州立大学 (ETSU)ブルーグラス・バンド=千葉フェス、銀座ロッキートップ、アメリカ大使館、神戸シャ ギー、そして宝塚フェスとツアーした彼ら=のデビュー作品である。全員が20才(女性は不祥) という若い彼ら、映画『ソングキャッチャー』に4曲を提供したというジョッシュ・ゴーフォース のフィドルとギター、ダニエル・ボーナーのギター、J.P.マティスのバンジョー、タロー・イ ノウエのマンドリンに、紅一点のロビン・クレベンジャーのベース。その来日メンバーが全曲でサ ウンドを支え、東テネシー州立大学ブルーグラス・プログラムのベッキー・ビューラーをはじ め、才能ある若者たちが曲を持ち寄った素晴らしいオリジナル作品だ。カーター・ファミリーやジ ミー・ロジャースが初録音をしたブリストル周辺の、ブルー・リッジとクリンチの山々に囲まれた 絶好の環境で、全米と世界から集る若いブルーグラッサーとオールドタイマー達の、ソリッドグラ スを中心にジャグバンド風あり、オールドタイム・フィドル・チューンあり、カントリー・バ ラードあり、バラエティーに富んだ秀作。レイモンド・マクレインとジャック・タトルの制作。… 親バカながら、息子タローの書いたインスト"Dorothy's Waltz"もいい曲だし…、ヨロシクね。

UNI-170221 V.A.『Down From The Mountain:Live Concert Performance By The Artists & Musicians Of O Brother, Where Art Thou?』CD\2,650-

Introduction By Holly Hunter/Po Lazarus(Fairfield Four)/Big Rock Candy Mountain (John Hartford)/Wild Bill Jones/Blue And Lonesome(Alison Krauss & Union Station w/Dan Tyminski)/I Am Weary=Let Me Rest/Will There Be Any Stars In My Crown(The Cox Family)/I Want To Sing That Rock And Roll/Dear Someone(Gillian Welch/David Rawlings)/Sandyland(The Whites)/John Law Burned Down The Liquor Sto'(Chris Thomas King/Colin Linden)/Green Pastures(Emmylou Harris)/I'll Fly Away(Alison Krauss & Gillian Welch) 全12曲

カーネギー・ホール・コンサートなどの新たな話題で再びカントリー・チャートのトップ独走の サントラ盤『O Brother, Where Art Thou?』(UNI-170069 CD\2,650)に参加したミュージシャンが、映画のプレミアにあわせて昨年5月24日、 ライマン公会堂で開催されたコンサートに出演、これはその模様を記録したドキュメンタリー・ フィルム『Down from the Mountain』のサントラ盤というかたちで発売されたライヴ・アルバ ム。女優ホリー・ハンターの紹介と、故ジョン・ハートフォードのMCで進行するコンサートは、 『O Brother』のサントラとは趣きを異にしたヴァージョンや曲目で、またひとあじ違う楽しみ が詰まっている。アリソン・クラウス、エミルー・ハリス、シャロン&シェリル・ホワイト、 スザンヌ・コックスなど、フィ−チュアされる女性陣が素晴らしいが、なかでもギリアン・ウェル チが見事の一語。マイク・コンプトンがほぼ全編で大活躍。サントラ盤の大ヒットと共に俄然注目 のダン・ティミンスキが大きくクレジットされたあたりも、業界での位置が窺えて面白さもひとし おか。なお、このドキュメンタリー・フィルムは目下全米各地で上映されており、ビデオ化も予 定されているということで、こちらも楽しみに待ちたいものだ。(宇野)

DP-1946 DAVID PETERSON & 1946 『David Peterson & 1946』CD\2,750-

Thinking About You/Blue Yodel No.3/The Old Home/My Darling's Last Goodbye/Bouquet in Heaven/I'm Traveling on and on/Homesick/Cold Wind 他全14曲

「本物のブルーグラスを捜し求めている君たち、もう他を捜さなくっていいよ。ここ、1946 にあるから」とライナーノーツでサム・ブッシュがいう通り、オリジナル・ブルーグラス・サウ ンドを見事にリクリエイトしたデヴィッド・ピーターソン&1946の、実に楽しいデビュー作。ビ ル・モンローがレスター、アール、チャビーを従えて作り上げた1946年のあの最初の録音に込め られた興奮、パワー、エネルギーを、そのサウンドのエッセンスと共にそっくり抽出して、クラ シック・ブルーグラスの真髄を現代に再構築した見事なアルバム。デヴィッド(g)に、バン ジョー・トーンリングやセットアップで知られるスティーヴ・ヒューバー(bj)、ビル・モンロー の破壊されたマンドリンを修復(ムーンシャイナー誌6月号参照)したチャーリー・デリントン (m)など、メンバー5人のモンロー、フラット&スクラッグス、そしてクラシック・ブルーグラス への熱い想いがダイレクトに伝わってくる。ヒューバーのスクラッグスをフォローしながらも 非常に現代的な感覚が絶妙だ。今、ナッシュヴィルでいちばんホットな話題を集めているバンドの ひとつ。スチュアート・ダンカン&オーブリー・ヘイニーという強力タッグのフィドルが2曲で実 現。(宇野)

SIMS-136 CARL STORY & THE RAMBLING MOUNTAINEERS『Songs for Our Savior』CD\1,750-

Just One Rose/God Put a Rainbow in the Clouds/I'm Ready to Go/Angel Band/Gone Home 他全12曲

"The Father of Bluegrass Gospel"とも称される大御所カール・ストーリーの、66年作品CD化。 50年代半ば、マーキュリーで"Mockin' Banjo"をヒットさせたブリュースター・ブラザーズとのリ ユニオンに、バディ・スパイカーというメンツでのゴスペル名唱集。70年代、ピナクル・ボーイ ズでさわやかブルーグラスを演じてみせたバド(bj)とウィリー(m)のブリュースター兄弟とカールの見 事なハーモニーと、実に美しいフィドルが泣かせるバディを軸としたアンサンブルが流石の出来栄 え。黄金期の香りに包まれたブルーグラス・ゴスペルの名盤の一つといっていいだろう。(宇野)

CCCD-0187 BLUEGRASS ALLIANCE『Re-Alliance』CD\2,750-

Friend of the Devil/Sea of Heartbreak/I Still Miss Someone/Lonesome River/Wayfaring Stranger/The Seeker/If You're Ever In Oklahoma 他全12曲

60年代末から70年代前半、ブルーグラスの激動の時代に、その核となって変革の最前線にあっ た名門ブルーグラス・アライアンス、これはその名を引き継いで98年、ジョージアで結成された新 アライアンスのデビュー作。72年当時、サム・ブッシュに代ってアライアンスのメンバーとなっ たチャック・ネイション(m)がフィドルで再編バンドの核となっている。幅広い選曲、新しいアレ ンジ、ハイテクといった旧アライアンスの基本姿勢を踏襲したブルーグラスを演じている。全体的 に初期セルダム・シーンの影が見え隠れするあたりがおもしろい。なお、彼らは9月に来日予定。 (宇野)

CCCD-0110 RALPH STANLEY『Like Father, Like Son』CD\2,750-

Way Down Deep/My Little Georgia Rose/Long Gone/My Rose of Old Kentucky/Sweet Memory 他全12曲

かつて、カセット・テープだけで発売されていたラルフ・スタンレー、1989年録音作品のCD 化。現在は、キース・ウィットリーを目指しながらリード・シンガーとして一本立ちした息子、 ラルフU世の初レコーディング2曲("Haunted House"のリード・ボーカルと"Wildwood Flower"のリード・ギター)が収録ということも話題となったもの。1966年のカーター亡き後、70 年代に完成された鉄壁の「スタンレー・サウンド」はここでも受け継がれている。故カーリー・ レイ・クライン(f)、ジャック・クック(bs)のベテラン2人と、アーニー・サッカー(m)に、リー ド・ボーカルはサミー・アドキンス(g)といった布陣である。(宇野)

SS-01 SOUTHERN SUN『Changin' It Again』CD\2,750-

Kentucky Blue/Southern Sun/Mississippi Kid/Battle of Blair Mountain/Rider 他全11曲

 「バシッ」とキマる近年のコンポラ・ソリッド主流の米国ブルーグラスから、珍しく60年代から 70年代のブルーグラス・アライアンスを思わせる、いわゆる「ニューグラス」の雰囲気を久々 に感じさせてくれる若いバンド、サザン・サンのデビュー作品。ケンタッキーで4代に渡ってスト リングバンドに親しんできたという家系で育ったという、メンバー5人ともが兄弟や親戚という 「濃そう」なローカル・バンドなのだが、創るサウンドは「柔らかい」というのがミソだ。プ ロデュースをリチャード・ベネット(トニー・ライスのそっくりさんとして知られる)が担当 し、バンジョー、マンドリン、リード・ギターのいずれもを軽いタッチで録音し、「フワッ」と してバンドのムードを創っているのが成功、ローカルながら目に止まっての紹介だ。

ELF-104 RED RECTOR & BILL CLIFTON『Alive!』CD \2,750

Sweet Allalee/One Little Word/McKinley's March/Plant Some Flowers by My Graveside/Don't Say 'Good-Bye' If You Love Me 他全22曲

ベア・ファミリーからの大全集『Around the World to Poor Valley』(BCD-16425 CD8枚組+ハードカバー本\27,500-)が圧倒的なインパクトを与えたビル・クリフトン、これはそこに は含まれていない最新リリース(クリフトンの全キャリアについてはムーンシャイナー誌8月号 =\500-=の特集参照)。1976年3月、当時滞在していたイギリスでのライヴは、レッド・レク ター(90年5月歿)とのブラザー・デュオ・スタイルでのオールドタイム・カントリー・ソング集。 クリフトンが愛してやまないカーター・ファミリー・ソングをはじめとするトラッドの数々に、 ルーヴィン・ブラザーズなどを織り交ぜた、いかにも彼ならではの暖かいデュエットに心やすまる 想いがする。70年代半ばずっと行を共にし、日本ツアーも一緒だったレッド・レクターとのコン ビ、ふたりのヴェテランの味が伝わってくる。(宇野)

NH-2001 ノース・ヒル『Live 1』CD\2,000-

Lonesome Road/Rambling Man/Shuckles and Chains/Cedar Hill/Sir Duke/All My Loving/Blue Moon of Kentucky/Foggy Mountain Breakdown 他全14曲

 大阪ミナミの「エルパソ」で25年間毎土曜日にライブを続けたノース・ヒル(ムーンシャイ ナー00年11月号=MS-1801 \500-=を参照下さい)、ホットなソリッドグラス一筋のデビュー・ ライブ作品。仲村兄弟のアグレッシブなマンドリンとギターのバトルを縫いながら、武村のフィド ルは独特の美学を追い、梶野のバンジョーが噛みつき、田上がリズムを支える。仲村ヒトシのクラ レンス命ギターはズバ抜けている。一筋縄ではないアレンジが施されたブルーグラス・スタンダー ド(仲村マサルの"Blue Moon..."は秀逸)に、ビートルズやスティービー・ワンダー曲などを配し、ラ イブの一発録りで、荒っぽいものの、さすがに25年間毎週土曜日にライブを繰り返した強者揃い、 スリリングな危うさを秘めながら、聴かせ所を心得ている大阪ミナミの「いてまえグラス」。

お勧め盤ブルーグラス

■ブルーグラス最近作

SH-3940 DUDLEY CONNELL & DON RIGSBY『Another Saturday Night』CD\2,750-

Another Saturday Night/Hollis Brown/Where Is My Sailor Boy/Balllad of Ira Hayes 他全12曲

セルダム・シーンのダドリー・コンネルとLRBのドン・リグスビー、現在のブルーグラス・ シーンを代表する強烈な個性を持ったシンガーふたりが、がっぷり四つに組んだデュオ第2作。今 回は、ルーヴィン・ブラザーズからエヴァリー・ブラザーズ、さらにはボブ・ディランのアレンジ まで、ブラザー・デュオの発展形を一望してみせると同時に、スタンレー・ブラザーズからウィル ソン・ブラザーズというブルーグラス・トラディションをも見事に表現してみせた。絶好調のふた りの自信が生み出した会心作。ティム・オブライエン(f)、ランディ・コーアズ(d)、ミッシー・ レインズ(bs)のサポートも光る。(宇野)

BB-152 JIM MOSS featuring FRANK WAKEFIELD & BOB BLACK『Sleeping Lady』CDR\2,750-

Turkey in the Straw/Bluegrass Swing/Salt Creek/Midnight at Bean Blossom 他全14曲

 ケニー・ベイカー美学の信奉者、ジム・モスがフランク・ウェイクフィールド(m)とボブ・ブ ラック(bj)という超強力助っ人を配して創り上げた濃ーいブルーグラス・フィドル・インスト作品。 モスのフィドルは少し不安定ながら、フランクとボブの参加で、気持を込めた「ベイカー美学」を 聴かせる。目を見張るスーパーピッカー達のスキない至芸もいいが、我々の音楽は「流麗さ」よ りも「気持ち=思いの丈」の在り方だと思う。

SCD-3510 COUNTRY GENTLEMEN『High Lonesome, Complete Starday Recordings』CD2枚組\4,500-

 カントリー・ジェントルメンが結成してから5ヵ月後の1957年12月から1965年11月までに、 スターデイ・レコードに録音した全曲=51曲が2枚組CDとして、遂に!発表。中に、日本盤LP としてのみ発表された『Folk Hits Bluegrass Style』が含まれており、しかも未発表テイクが6曲含まれる、というもの。ムーンシャイナー誌 6月号(MS-1808 \500-)にカンジェン録音の詳細な検証があるので参考にしていただきたい。壮絶な 楽器バトルと、耳を劈くハーモニー、ラフだけどゾクゾクするようなスリルに満ちた故ジョン・ ダッフィ(m)、エディー・アドコック(bj)、チャーリー・ウォーラー(g)、トム・グレイ(bs) を中心に、一時代を画した不滅のブルーグラス・バンドだ。

BCD-16425 BILL CLIFTON『Around the World to Poor Valley』CD8枚組+ハードカバー本\27,500-

 初期日本ブルーグラスの発展に大きく貢献したビル・クリフトン、究極の豪華解説書付大全集。 ムーンシャイナー8月号(MS-1810 \500-)の特集と共にお楽しみ下さい。

■ブルーグラス・スタンダード

(様々なスタイルの標準となる有名作品)

ROU-0069 DAVID GRISMAN『Rounder Compact Disc』CD\2,750-

 1970年代のベスト・アルバムの1枚、デビッド・グリスマンの「ラウンダー・アルバム」の CD版である。ドーグ音楽誕生前夜、グリスマンがトニー・ライスやジェリー・ダグラス、リッ キー・スキャッグスらと出会い、お互が激しく刺激し始めるきっかけとなった大名盤。モンロー・ ソングを中心にしたストレートなブルーグラスに、ホンのチョットだけスパイスの様に加えられ るグリスマン・タッチで驚くべき新鮮さだ。他にビル・キース(bj)、バッサー・クレメンツ(f) ら。

ROU-0177 DREADFUL SNAKES『Snakes Alive!』CD\2,750-

 1980年代、ナッシュビルに多くのブルーグラス・ミュージシャンが集るようになり、そんな 沸き立つような活気の中から生まれたスーパー・ユニット=ドレッドフル・スネイクス、唯一の 1984年大名盤だ。メンバーはローランド・ホワイト(m)、ベラ・フレック(bj)、パット・エン ライト(g)、ジェリー・ダグラス(d)、ブレイン・スプラウス(f)、マーク・ヘンブリー(bs)。彼ら がモンロー・ソングを軸に、シビアなスタンダードを演じる1980年代ベスト・アルバムの1枚!!

■トラディショナル・ブルーグラス

RC-117 CHRIS SHARP『Good "Fa-air" Side』CD\2,750-

"O Brother, Where Art Thou?"の全米ツアーで大抜擢、故ジョン・ハ―トフォードが最も信 頼したサイドメン =クリス・シャープ。ジョンの全面協力により制作されたクリス・シャープのソ ロ・アルバム。アール・スクラッグスがフラット&スクラッグス解散以降、初めて F&Sスタイルでのレコーディングや、ジョンのマスターピー ス"Foggy Mountain Landscape"を含む、レッド・クレイが自信を持ってお贈りする最良のブ ルーグラス作品。

CR-1024 ROY LEE CENTERS『Volume One』CD\2,750-

カーター・スタンレーの再来と言われ、1970年のラルフ・スタンレー初来日時のリード・ボー カリストであった故ロイ・リー・センタース初期録音集。データがないので不明だが、恐らく 60年代のオハイオ・グラスと思われるド・トラッドの「濃い」インパクトに囲まれて、なお も圧倒的なボーカルの存在感を披露するロイ・リーの「味」が捨て難い魅力だ。決して「巧 く」まとまっている訳じゃないが、50年代のアーリー・ブルーグラスの「粗野」な魅力が一 杯の各楽器も素晴らしい。ウェイクフィールドとおぼしきマンドリン、非常に素晴らしいクロス ピッキン・リード・ギター等、荒っぽいアンサンブルの中に、しばらく忘れていたブルーグラス の「素」の魅力や、「本物」を思い出させてくれる作品だ。

ACD-4 BLUEGRASS REUNION CD\2,750-

 ロイ・リーと同様、オハイオのド・トラッド・・グラスを体現する伝説のシンガー、故レッ ド・アレンを中心に、デビッド・グリスマン(m)、ハーブ・ペダーソン(bj)、ジム・ブキャ ナン(f)、ジェイムズ・カーウィン(bs)、そしてナ・ナ・ナント!ジェリー・ガルシア(g,v)まで が集った、正にブルーグラスの「本物」を再現しようと試みたグリスマン1992年の秀作である。

■コンテンポラリー・ブルーグラスの巻

SH-3913 LONESOME RIVER BAND『Talkin' To Myself』CD\2,750-

 現在、米国東南部地方のブルーグラス界で圧倒的な人気を誇るロンサム・リバー・バンドの最新 作。ダン・ティミンスキとの共同制作で「タテノリ」のキツーイ・ビートと繊細な楽器コンビ ネーションは、ケニー・スミス(g)、サミー・シーラー(bj)、ドン・リグスビー(m)、リッキー・シ ンプキンス(f)、ロニー・ボウマン(bs)といった、全員が高い評価のソロ・アルバムを持つ凄腕た ち。「今」のトップ・ブルーグラスをどうぞ。

■ライブ&ジャムの巻

(ブルーグラスの魅力=ホットなドライヴ感や、とっさのアドリヴやインプロバイズのスリルが堪 らないライブやジャム作品)

MME-71003 JIMMY MARTIN『Live 1958-1960, Hit Parade of Love』CD\1,750-

 1950年代の熱いブルーグラスを演じるのは伝説のサニー・マウンテン・ボーイ、J.D.クロウと ポール・ウィリアムスとのトリオだ。超お値打ち希少録音、短いけど廉価な全10曲。

BP-1004 V.A.『Telluride Bluegrass Festival: Alive at 25』CD2枚組\4,500-

 サム・ブッシュを軸に、ニューグラスからトラッドグラスまで、ジャムバンドからオールドタ イムまで、エミルー・ハリスからブルース・ホーンズビーまで、ブルーグラスを軸に幅のある音楽 が超一級のアーティストによって堪能できるテルライド・フェスの25周年記念CD全31曲。満腹 保証。

■女性ブルーグラス

ROU-0474 RHONDA VINCENT『Storm Still Rages』CD\2,750-

Bluegrass Express/Each Season Changes You/My Sweet Love Ain't Around/Martha White 他全13曲

 ムーンシャイナー誌8月号にカバーストーリー(MS-1810 \500-)で登場のロンダ・ビンセント。昨年夏に発表したばかりの前作『Back Home Again』(ROU-0460 CD\2,750-)の圧倒的な評価で、昨秋IBMA最優秀女性ボーカリストを初受 賞、1年を待たずこの最新作だ。ストレート・ブルーグラスの素直さと、女声を武器に、「直 球」でソリッドグラスを投げつけてくるパワフルさが気持いい。オズボーン名曲を含む選曲や、ト ム・アダムス、マイケル・クリーブランド(S.ダンカンもお手伝い)、ブライアン・サットン、ア リソン・クラウスも友情ハーモニー他、自身のバンド=レイジを軸にロンダ自身のマンドリンも素 晴らしい。子供時代から苦労して積み上げたキャリアの後、今、自分の最も好きなサウンドで全 開、と嬉しくなってくる。勿論、マーサ・ホワイトがスポンサー!

KCP-1003 KATHY CHIAVOLA『From Where I Stand』CD\2,750-

 7月に来日し、東京、京都、神戸でその類稀なボーカルを堪能させてくれたキャシー・キアボ ラの最新作はパートナーであったフィドラー、ランディ・ハワードに捧げられた心温まる秀作。音 楽科でオペラまでもを修めたという彼女、その素晴らしいボーカルの秘密=ボイス・トレーニング についてはムーンシャイナー7月号(MS-1809 \500-)をごらん下さい。ボーカルの真髄が感じ取れるはずです。そんな心に染み入るキャシーの ボーカルをお楽しみ下さい。

COL-85651 PATTY LOVELESS『Mountain Soul』CD\2,750-

女性カントリーのトップ・アーテイスト、パティ・ラブレスが自らのルーツに立ち返った素晴 らしいトラッド&ブルーグラス作品。歌詞付き。

■ゴスペルの巻

SH-3886 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『Winding Through Life』CD\2,750-

 20年近くに渡ってアメリカのブルーグラス・ゴスペルをリードし、マーケットを開拓してきたド イル・ローソン&クイックシルバーの、これは文句なしに完璧なブルーグラス・ゴスペルが堪能で きる、もちろん「2000年度IBMA最優秀ブルーグラス・ゴスペル作品」である。その完璧なハー モニー、リズム、そして音楽性をお試し下さい。

インスト新入荷

TAMT-1 DR.K PROJECT『不思議な話』CD\2,666-

Pelican in the Park/Keith/Leona/Mister Sandman/Swarmin'/京都慕情/Classical Gas 他全12曲

 ドクターKこと、徳武弘文のギターを中心に、有田純弘のバンジョー&マンドリン、尾崎孝のペ ダル・スティール・ギター&ドブロ、三浦晃嗣のドラムス、ピアノ・コウジのキーボード、星 川薫(G)、六川正彦(BS)等、全編アコースティックをコンセプトに「トクタケ」らしい楽しい音の 数々が並ぶ。随所で有田も楽しく遊んでくれている。メイン・ギターは彼のアイドル、ジェリー・ リードにならったのか、ローデン社製ガット弦ギター。バンジョーのメロディック&クロマティッ ク奏法によるホットな曲から、日曜日の午後調の癒し系まで、相変らず音遊び好きなドクターKの お楽しみ最新ギター・インスト・アルバム。

STR-1 NASHVILLE SWING BAND『Buddy Spicher Presents;』CD-R\2,750-

Pick Yourself Up/Slow Boat to China/Exactly Like You/After You've Gone/Stardust 他全15曲

よく知られたスタンダード曲を、バディー・スパイカーの素晴らしく歌うフィドルを中心に、ギ ター、トランペット、サックス、ピアノ等を従えたビッグバンド・スゥイング集。アンドレア・ ラッド、クリスタル・ゲイル、ロビン・コントレラスらの女性ボーカル陣、バディの兄弟ボブ・ スパイカーや息子デビッド(bs)ら男性ボーカル陣の素晴らしいノド等々、バディーの周辺に集る家族 や友人で創り上げた自費制作と呼ぶには余りにも出来すぎのビッグバンド・アルバム。先月紹介し たフィドル・チューン集『Front Porch Fiddle』(STR-2 CDR\2,750-)やフィドル美学集『Wildwood Flower』(STR-2 CDR\2,750-)と共に、バディー・スパイカーの偉大さ=技術の先に ある音楽する心に共感する。ホント、良く心得た大人達の音は楽しいんだゾ!

BUDD-99673 CHET ATKINS『Guitar Legend, The RCA Years』CD2枚組\3,960-

 去る6月30日、「ミスター・ギター」ことチェット・アトキンスが享年77才で他界した(そ の葬儀の模様と、生涯の年表などはムーンシャイナー誌8月号=\500-=を参照下さい)。この2枚 組は1950年代から70年代中頃まで、ナッシュビル・サウンドをリードしていた頃、RCAスタジ オの顔でもあった当時の1960年代録音を中心に編集された全50曲集。

ACD-43 FRANK VIGNOLA『Blues for a Gypsy』CD\2,750-

Donna Lee/Blues for a Gypsy/Fishing With Django/Angel Eyes/Limehouse Blues/Misty 他全16曲

ジャズ・ギターの中堅プレイヤーとして、コンコード・ジャズなどから5枚のアルバムをリリー スしている、フランク・ヴァイノーラのアコースティック・ディスクからの新作。94年の『Let It Happen』(CCD-4625 \2,450)でデヴィッド・グリスマンとの共演を経験しているが、今回はタ イトルが示すとおり、ヨーロッパのノスタルジックな雰囲気を基調に、ビッグ・バンド・サウン ドのギター一本へのアレンジやメロディアスな唄ものなど、そこかしこにジャンゴ・ラインハルト の影をちらつかせながら、多彩な表情をソロ・ギターで演じきっている。ブルーグラス・ファンに は馴染みの薄いプレイヤーだが、ジャズ・シーンで着実に認められてきた実力者の、自信に満ちた 演奏が楽しめる。(宇野)

OTR-012 浜田隆史『Orion, New Ragtime Guitar』CD\2,381-

 ラグタイム・ギター奏法を基本に、北海道小樽運河で道行く人を自身のオリジナル音楽でエン ターテインし続ける浜田の、6年ぶりのオリジナル・フィンガーピッキン・ギター・ソロ最新作 は、CD収録時間一杯の71分20曲。彼のギターへの愛情が詰まった素晴らしいオリジナル作品集 (内アイヌ民謡一曲)である。最もフィンガーピッキン・ギターらしい雰囲気が味わえるのも、 クラシック・ラグタイムの手法を基本にしているからだろう。情緒や雰囲気だけに走らず、テク ニックとパッションを込めたギターへの愛情が気持ち良い。なお、彼のこれまでの作品がCD-Rで 再発されているので、お問い合わせ下さい。

CXCA-1074 LONESOME STRINGS『New High Lonesome Sound』CD\2,667-

Blues at Mountain Lounge/墓に近寄るな/Indian War Whoop/列島/Forever Green Blues 他全13曲

 原さとしのバンジョーに、桜井芳樹のギター、田村玄一のペダル・スチールとワイゼンボーン、 松永孝義のベースの4人組が創り上げたユニークな弦楽器アンサンブル。どこか日本的であり、ど こかアパラチア的な、まったく新しい発想を持った創作集団である。日本に上陸したブルーグラ ス・バンジョーが、原さとしという才能を通じて新しい道を歩み始めている。素晴らしい事だ。

各楽器別インストお勧め盤

(各楽器の教則物や弦、パーツ等もお問い合せ下さい。また、スタッフには楽器名人達がいます。 我々が蓄積しているノウハウもご利用下さい)

■ギターの巻

SH-3906 BRYAN SUTTON『Ready to Go』CD\2,750-

 現在、恐らく、ブルーグラス・フラットピッキン・ギター界のトップにいると誰もが認めるブ ライアン・サットンの初ソロ・アルバム。ドリー・パートン、リッキー・スキャッグス、ジェ フ・ホワイトらのボーカルも挟みながらバラエティーに富んだ聴きやすい作品だ。

■マンドリンの巻

ACD-20 DAVID GRISMAN QUINTET『DGQ-20』CD3枚組\5,500-

 今年で結成25周年を迎えるデビッド・グリスマン・クインテット(25周年記念コンサートの 模様はムーンシャイナー誌5月号参照=\500-)。この3枚組CDは、1996年にDGQの20周 年を振り返って発表されたお徳用集。トニー・ライス時代から現在まで、様々な変遷を辿る全曲未 発表の38曲と48頁のブックレット。ブルーグラスの中にジャズを理論的に持ち込み、ドーグと称 する独自の世界を創り上げたマンドリン・カリズマ、デビッド・グリスマンの偉大さを一望する秀 作だ。

■バンジョーの巻

SH-3929 CARL JACKSON『Songs of the South』CD\2,750-

 近年はソングライターとしての活躍が目立つカール・ジャクソン、彼が20年近くも前に作っ たアール・スクラッグスに捧げられた素晴らしいバンジョー・アルバムに、シンガーとして発表し た作品からブルーグラス・スタンダード曲を抜き出して作られた編集作品。だが、その、ただた だ凄いバンジョーと豪勢なバックに感動保証の正統派、「特級」スクラッギスト作品。

KS-101 坂本 健『Morning Dew』CD\2,380-

 高石ともややラストショー等での活躍、また自身のブルーグラス・バンド=グラス・アルファ や、アイリッシュ・バンド=ケルティック・ケンズ・バンド等で活躍を続けるバンジョー奏者、 坂本ケンのソロ・デビュー作はアイリッシュを中心に、ブルーグラス・メドレーや、「ミスター・ ボージャングルズ」からオリジナルまで、坂本のバンジョー、ギター、マンドリンにアイリッ シュ・セットが中心。日本でバンジョー1本、フルタイム(プロ)でメシを喰ってきた坂本、初 めてのリーダー作品だ。ムーンシャイナー7月号に当CDや自身の音楽についての特集あり(MS- 1809 \500-)。

■フィドルの巻

WB-45257 MARK O'CONNOR『Heroes』CD\2,250-

New Country/Gold Rush/House of the Rising Sun/Jerusalem Ridge/Ashokan Farewell 他全14曲

 今やクラシック界のソロ・アーティストとして、また世界的チェリスト、ヨー・ヨー・マの パートナーとしても知られるマーク・オコナーの1993年作品は、自身のフィドル=バイオリン・ ヒーロー達を招いて、テキサス・フィドルからクラシック・バイオリンまで、自身が辿った「音 楽の旅」を集大成したもの。ゲストは師匠ベニー・トーマソン、ジョニー・ギンブル、バイ ロン・バーライン、ケニー・ベイカー、バディー・スパイカー、バッサー・クレメンツ、 ステファン・グラッペリ、ジャン・リュック・ポンティ、そしてピンカス・ズッカーマン他。

ROU-0037 J.P. FRALEY『Wild Rose of the Mountain』CD\2,750-

 東ケンタッキーのオールドタイム・フィドラー、J.P.フレーリーが1974年に妻のギターを バックに発表した名作に、最近J.P.と娘ダニエールのギターをバックに録音した14曲をプラス、全 32曲に及ぶ素晴らしい東ケンタッキー地方に伝わってきたフィドル曲集である。バージニアより は何故か洗練された味わい深いフィドルが秀逸だ。マーク・ウィルソン・シリーズ初期の名作 +である。

■ベースの巻

COL-89683 JOSHUA BELL, SAM BUSH, BELA FLECK, YO-YO MA, MIKE MARSHALL, EDGAR MEYER, MARK O'CONNOR『Heartland: An Appalachian Anthology』CD\2,750-

 ブルーグラスのノウハウがクラシック界にまで及んだ「クラシカル・クロスオーバー」の最先 端を一望するベスト集。ムーンシャイナー誌00年4月号(MS-1706 \500)と5月号(MS-1707 \500)で特集で指摘したように、その中心人物はベーシスト、エドガー・マイヤーだ。彼がサム・ブッ シュ、ベラ・フレック、マイク・マーシャル、マーク・オコナー、アリソン・クラウスらの才 能を、ヨー・ヨー・マ、ジョシュア・ベルらクラシック界のトップを引き込んで創り上げたア パラチア系グラシカル!?作品4枚を中心に選ばれた16曲集。

オールドタイム&フォーク新入荷

ROU-0426 LEROY TROY『The Old Grey Mare』CD\2,750-

Bald Knob Arkansas/Shady Grove/Miss Molly/Down the Dixie Line/Sailing Around the Moon/Drunkard's Grave/Hillbilly Fever 他全12曲

グランド・オール・オープリをはじめとする多くのライヴ・ショウで、絶大なる人気を博してい るバンジョー・エンターテイナー、リロイ・トロイのラウンダー・デビュー作。古くはアンク ル・デイヴ・メイコンからストリングビーン、そしてグランパ・ジョーンズへとつらなるクロウハ ンマー・バンジョー・ピッキン&シンギンの現代版。オールドタイム・ソングからボブ・ウィル ス、カントリー・クラシックに新作まで、伝統にのっとった古き良き南部の「正しいエンターテ イナー」ぶりが楽しい。19世紀と21世紀を(20世紀を飛ばして)目の当たりに結びつけてくれる リロイ。マーティー・スチュアート(m,g)がプロデュース、チャーリー・クッシュマン(g)、ポー ルの息子ジョニー・ウォーレン(f)他がサポート。(宇野)

VAN-79582 V.A.『Avalon Blues:A Tribute To Mississippi John Hurt』CD\2,750-

Frankie & Albert(Chris Smither)/Avalon, My Home Town(Bruce Cockburn)/Angels Laid Him Away(Lucinda Williams)/Here I Am, Oh Lord, Send Me(Alvin Youngblood Hart)/Candy Man(Steve & Justin Earle)/Monday Morning Blues(Peter Case & Dave Alvin)/Sliding Delta(Ben Harper)/Chicken(Geoff, Jenni & Clare Muldaur)/Make Me a Pallet on Your Floor(Mark Selby)/Stagolee(Beck)/Since I've Laid Burden Down(Victoria Williams)/Pay Day(Bill Morrissey)/My Creole Belle(Taj Mahal)/Beulah Land (Gillian Welch)/I'm Satisfied(John Hiatt) 全15曲

フォーク・リヴァイヴァルの時代、1963年に「再発見」された偉大なブルーズマン、ミシシッ ピ・ジョン・ハートへのトリビュート作品。モダン・シンガー・ソングライター・シーンを代 表するひとり、ピーター・ケイスがプロデュース、上記のロック、フォーク、シンガー/ソン グライター、そしてもちろんブルースの大物たちが一堂に会しての中身の濃いトリビュート作品。 ジョン・ハートのマネージャーだったディック・ウォーターマンによる詳細な解説付。(宇野)

GR-70726 JEAN RITCHIE『Field Trip』CD\2,750-

Pretty Polly/The Cuckoo/Barbara Allen/Froggy Went A-Courting/Needle's Eye/A Pretty Fair Miss/Bonaparte's Retreat/Careless Love 他全21曲

 1952年、東ケンタッキー出身のトラッド・フォーク・シンガー、ジーン・リッチーがフル ブライト奨学金を得て、アパラチアの山間部に伝わるバラッドのルーツを探りに出かけた英諸島の アイルランドやスコットランド、イングランドで見つけた曲のフィールド・レコーディング集と自 身のアパラチアン・バラッドを対比させ、各曲のルーツとアパラチアに残ったものの深遠な歴史を 感じさせる作品。涼やかなメロディーと、ジーンの癒し系清涼ボーカルが暑気を払ってくれる 1954年発表のバラッド秀作。貴重な歴史証言だ。

WB-62660 NANCI GRIFFITH『Clock Without Hands』CD\2,650-

Where Would I Be/Midnight In Missoula/Lost Him in the Sun/The Ghost Inside of Me 他全14曲

オリジナル・アルバムとしては97年の『Blue Roses from the Moons』(WB-62015)以来4年ぶりとなるナンシ・グリフィスの最新作。女流作 家カーソン・マッカラーの作品(内容は不勉強で分かりません!)にインスパイアされたタイトル曲な どのオリジナルに、ジョン・スチュワート、ポール・キャラック作品のカヴァー、そしてラスト はジャズ・スタンダードという構成で、繊細でかつ力強さを加えたヴォーカルがいつもながらの ナンシの世界を作り出している。ジョン・スチュワート他がゲストとして加わり当代最高のシン ガー/ソングライターと自他ともに認めるナンシの自信に満ち溢れた作品。(宇野)

BPM-403 LAURA NYRO『Live From Mountain Stage』CD\2,750-

ソウルフルでスピリチュアルなヴォーカルでフォーク・シーンに大きな足跡を残した故ロー ラ・ニーロ、ガンのため49歳という若さで世を去ったシンガー/ソングライターの遺産は、公開 ライヴ番組「マウンテン・ステージ」の90年11月のライヴから。60年代フォークブームの最 中、PPMで大ヒットした"And When I Die"は彼女、10代書いた作品だ。(宇野)

MOBW-0711 モーガンズ・バー『おきぐすり』CD\1,905-

 秋本たかしのオリジナル作品をカリビアン、ロック、ラグタイム、ポップ調など、ロマンチッ クな詩とメロディー。神戸のジャグバンド、春待ちファミリーバンドの別ユニットである。「ス トレス、恋の病、二日酔い、産後の滋養強壮など、すべての病」に効能がある、という触れ込 みだ。

フォーク&オールドタイムお勧め作品

■オールドタイムの巻

YODEL-036 BOSCO BROTHERS with HEJA『Old Time from Bosco's Halfway Home』CD\2,500-

Who's Been Giving You Corn/満月の夕/Polly Put the Kettle On/昼休み/ゴンドラの唄/生活の柄/Hell Among the Yearlings/竹田の子守唄 他全20曲

 オールドタイムを人生にしてしまった「バスコ」(ムーンシャイナー誌4月号特集参照= \500-)こと高木光介のデビュー・ソロ作品。フィドル中心のストリングバンドを軸に、彼が出 会った故岩井 宏(ムーンシャイナー誌00年9月号に追悼)、ソウルフラワーユニオン、志村 喬、山之口獏などの曲を、坂野「ヘジャ」ケーコのボーカルで所々に散りばめ、バスコ兄弟たち (バンジョー、ギター、バンジョー・ウクレレ等)も秀逸だ。オマケのジョン・ハーマンとの セッションも凄い。

RC-118 三津谷組『まいど、おおきに、Y'all come back an' see us, y'hear!』CD\2,750-

 大阪はミナミの三津谷家=トーチャン(bj)、チーコ夫人(v)、タッキー(g)、リノ(f)=を中心 に、友人である渡辺ヒサシ(m)と細谷ヒロシ(bs)を加えた6人組によるストリングバンド音楽。 トーチャンの見事なクロウハンマー(中にラグタイムを編曲した定評あるフィンガースタイルも聞 き物!)と、チーコの元気ボーカルを軸に、家族一丸の楽しいオールドタイム音楽集。

■フォークの巻

MAC-YY V.A.『宵々山コンサート大全集』CD26枚組\36,190-

高石ともやとナターシャセブンを中心に、1973年から2000年までの間に、京都円山音楽堂で収 録された名場面集。

カントリー、ロック等、ポップ新入荷

AUD-8121 MARTY ROBBINS『Live Classics』CD\2,750-

At the End of a Long Lonely Day/I Can't Help It(If I'm Still In Love with You)/Singing the Blues/A White Sport Coat/El Paso 他全21曲

かつて「声に涙のひとしずくをもつ」と称されたマーティ・ロビンス、メイン・ストリーム・ カントリー、ロッカバラード、そしてガンファイター・バラードと、様々なスタイルを見事に唄い 分ける彼、1951年のオープリ・デビューから60年、"El Paso"の大ヒット直前までのグランド・オール・オープリでのライヴ集。(宇野)

WB-62368 GEORGE JONES『Cold Hard Truth』CD\2,650-

昨年第42回グラミー賞カントリー男性ボーカル部門受賞曲"Choices"を含む、ジョージ・ジョー ンズの近作。ETSUブルーグラス・バンドの学生でさえ、ジョージがアイドルというほど、ブルー グラスも含めて、現在の多くのシンガーや米国南部白人に絶大なる影響を及ぼした、あの(歌詩を 越えてハートに突き刺さる)泣き節健在の1枚。

SUN-11090 BUCK OWENS『Carnegie Hall』CD\2,750-

かつてCMFから出ていた未発表曲も加えて、オリジナル・ジャケットでの1960年代、バック・ オウエンズ全盛期名作ライブの再発売。

カントリーお勧め盤

OBR-400 ROGER MILLER『Oh Boy Classics Presents』CD\2,750

King of the Road/Billy Bayou/Husbands and Wives/Engine Engine #9/Do-Wacka-Do 他全16曲

ジョン・ハートフォードが最も影響を受けたソングライターと言い、私も昔から大好きなロ ジャー・ミラー、クリス・クリストファーソンが選曲解説したベスト集です。ズバ抜けた音楽セ ンスとシャレ、アコースティックなギターとベースを巧く使い、1960年代に数々のヒットを送り 出した彼、実に「カッコいい」のだゾ。ケンタッキー・カーネルズがカバーした"Chug A Lug"や"Dang Me"、そして世界ヒット"King of the Road"など、ぜひ聴いて欲しい1960年代アコースティック音楽だ。

その他、CD新入荷

(中には今後詳細を紹介しない作品も含んでいます。お見逃しなきよう!)

■ブルーグラスの巻

CCCD-0195 JAMES REAMS & THE BARNSTORMERS『Barnstormin'』CD\2,750-

ニューヨークはブルックリンを本拠に、93年から活動を続けているというジェイムズ・リームズ &バーンストーマーズのデビュー作。

CCCD-0192 RON SPEARS & WITHIN TRADITION『Grandpa Loved the Carolina Mountains』CD\2,750-

カパー・クリークからのソロ・デビュー作『My Time Has Come』(CCCD-0169 \2,750-)で、シンガーとしても並々ならぬ実力を見せつけた有名 ソングライター、ロン・スピアーズ自身のバンド・プロジェクト。

THCD-1053 吉津正司『淀川デルタ・ブルース』CD\2,800-

大阪ミナミを中心に活躍するマンドリニスト、吉津マサジのデビュー作。ブルーグラスからジャ ズまで、関西のトップ・ミュージシャン達と共に流麗なスタイルと洒落たサウンドで。

■インストの巻

PCCA-01512 ゴンチチ『Guitars』CD\2,900-

 これが20枚目のアルバムだが、ギター2本だけの作品はこれが2枚目という。アコースティッ ク・ギターの魅力を広く、一般に伝えてくれる。

AMR-1245 中川イサト『Tree Circle』CD\2,800-

日本フィンガーピッキン・ギター界の第1人者、中川の最新作。本作を含むタブ譜教則本も新 発売(教則物新入荷参照)。

SRCS-2402 O.S.T.『ギター弾きの恋』CD\2,400-

 「ジャンゴ・ラインハルトの次にうまい、つまり世界で2番目、と自称するギタリスト」を主人 公にしたウッディ・アレン制作、同名映画のサントラ盤。ハワード・アルデンがディック・ハイ マンのグループをバックに、2曲以外は本サントラのための新録音した1930年代のヒット曲集。

■オールドタイム&フォークの巻

ROU-0481 NEW LOST CITY RAMBLERS『40 Years of Concert Recordings』CD\3,960-

1958年から1999年までのNLCRのライブ集。40周年を記念し20周年記念LPに16曲をプラス。

CRCP-20269 南こうせつ『いつか来た道』CD\2,857-

 本人が選んだ自身のベスト17曲集。ドクターK=徳武弘文や、石川鷹彦、吉川忠英、佐藤 準、斉藤ネコらのバック陣によるアコースティック。

ROU-1800 TEXAS GLADDEN『Ballad Legacy』CD\2,750-

 バージニアの女性バラッド・シンガー、テキサス・グラッデンの全37曲。バンジョー奏者の兄、 ホバート・スミス(先月紹介)のバック。アラン・ロマックス・コレクション・シリーズ。

ROU-1819 V.A.『The Martins and The Coys』CD\2,750-

 これもアラン・ロマックス・シリーズの1枚。1944年にBBCによって制作、放送された貴重な バラッド・オペラ。ウッディ・ガスリー、ピート・シーガー、リリー・メイ・レッド・フォー ド、バール・アイヴス、フィドリン・アーサー・スミスらの出演で、いがみ合うアパラチアのマー ティン家とコイ家の争いがヒトラーに向けられて行くという、実話を基にした物語の様だ。

■カントリーの巻

COL-85456 BR5-49『This Is BR5-49』CD\2,750-

ナッシュビルのダウンタウンで話題バンドの最新作。96年に熊本カントリー・ゴールド来日組。

UNI-450297 TOBY KEITH『Pull My Chain』CD\2,650-

メイン・ストリーム・カントリーのトップ・スターの最新作。彼も96年熊本組の一人。

ビデオ新入荷

BCS-005 V.A.『Best of Bluegrass Gospel Part 2』VHS\(49分)

Hello Jesus(Reno Bros.)/Home Above(Bluegrass Cardinals)/God's Own Singer(J.D.Crowe & New South)/Everybody's Gonna Have a Wonderful Time Up There/Heading for the City(IIIrd Tyme Out)/Where Will I Shelter My Sheep(Eddie Adcock Band)/Little Mountain Church(Carl Jackson)/I Shall Not Be Moved(Lewis Family)/Set Your Fields On Fire(Country Gentlemen)/Weapon of Prayer(Cluster Pluckers)/Amazing Grace(Doug Dillard Band) 他全18曲

 10年ほど前のロニー・レノのテレビ・シリーズから編集されたビデオ・シリーズ「ブルーグラ ス・コレクターズ・セット」のゴスペル集第2弾。米国音楽のベースの一つ、ゴスペルはブルー グラスの様々な様式が一度に楽しめるアンサンブルの粋でもある。次から次へとベテランから新人 まで、様々なバンドが楽しめる秀作ビデオ集だ。

BCS-004 V.A.『Best of Bluegrass The Legends』VHS\(50分)

'Tis Sweet To Be Remembered/Jimmie Brown, the Newsboy(Mac Wiseman)/Paddy on the Turnpike/Midnight Flyer(Osborne Bros.)/Matterhorn(Charlie Waller)/Love Please Come Home(Reno & Smiley)/Talk of the Town/Story of Virgil Carter(Bill Harrell)/Little Maggie/Water Lily(Ralph Stanley).

 同上シリーズの最新作は、ブルーグラス第1世代の巨人達、マック・ワイズマン、ホビー&ソ ニー・オズボーン、チャーリー・ウォーラー、ビル・ハレル、ラルフ・スタンレーのインタ ビューと共に、代表曲を10曲が聴ける。中には1962年に収録したレノ&スマイリーの映像もあ る。今や伝説的な彼ら第1世代のアーティストたちの存在感、そしてインパクト、やはり大物たち は凄い。

BB-154V FRANK WAKEFIELD BAND『Bean Blossom 2001』VHS\4,500- (90分)

Bluegrass Band #1/Waltz in Bluegrass/Nutkill/T for Texas/New Camptown Races/White Silver Sand/Danny Boy/Pistol Packin' Mama 他全18曲

 昨年6月に来日し、その強烈なインパクトと個性、そして観客を楽しませるキャラクターで接す る人を圧倒したフランク・ウェイクフィールド。これは今年、ビーン・ブロッサムでのフランク・ ウェイクフィールド・バンドのライブである。フランクの凄さ、そのマンドリンのインパクトは充 分に堪能できるものの、カメラ1台の自家制作品であり、バックのジム・モス(f)、ジェフ・ハリ ス(g)、グラハム・マーフィー(bj)、キース・ケディー(bs)らのサウンドもラフだ。ただただ、偉 大なマンドリン・カリズマ=フランク・ウェイクフィールドに接する事は出来る。

ビデオお勧め作品

SV-5002 DEL McCOURY "Live in Japan" VHS\4,500-(82分) 

現在、最高のソリッド&トラッド・ブルーグラスを聴かせるデル・マッカーリーと、全員が20才 代のスーパーピッカー達による火の出る様な名古屋ボトムラインでの究極ライブ全28曲。映像、音 響共に素晴らしい出来栄えである。ブルーグラス・ファン必見の一巻!!

教則物新入荷

RW-TAB ROLAND WHITE『Approach to Bluegrass Mandolin』Book+CD2枚組\5,800-

Bile Em Cabbage Down/Cabin Home on the Hill/Soldier's Joy/St.Anne's Reel/Clinch Mtn Backstep/Sugarfoot Rag/Salty Dog Blues/Bluegrass Stomp/Road to Columbus/Wheel Hoss/John Henry/Blackberry Blossom/Blue Moon of Ky/Foggy Mountain Breakdown/Jerusalem Ridge 他全31曲

 昨年NBBを退団し、自身のバンドと共に、フリーランスのセッションや楽器教師として活躍す るローランド・ホワイト、長年の懸案であったマンドリン教則本の完成である。初心者から中級者 向けに、さすがローランド、面倒な基本練習はテキトウに端折って、本丸の"Little Cabin Home on the Hill"に突入する辺り、なかなか苦労人、楽器を弾きたい人の気持をよく掴んでいる。所々にシ ビアなフレーズや憧れのローランド・タッチもしっかり加えられ、ローランドの唄うマンドリン の秘密(=独特のスラーとタイミングにダブルストップの捉え方など)も覗ける実戦向き、初心者 から中級者への60頁の教則本とCD2枚組のセットだ。いいものを聴きながら練習するのが1番!

MM-AEV2 MURPHY HERY『High Breaks and Backup』VHS\4,500-(105分)

Two-Dollar Bill(Long Journey Home)/Mountain Dew/Worried Man Blues/Do Lord/I Saw the Light.

 上記5曲、ほとんど同様のメロディーを持っており、創られるハイ・ポジションのパターンがほ とんど同じになるのが「ミソ」の、初級から中級者向きブルーグラス・バンジョー教則ビデオ。 徹底して、同じパターンを繰り返す事で、完全にハイ・ポジションをマスターしようというもの。 同時に典型的な各種スクラッグスのバックアップ・パターンも加えて行き、バンジョーの表現力 を広げていく。マーフィー・ヘンリーの教則法はタブ譜などを使わず、口述(英語だが)で解説 して行く。最初は戸惑うだろうが、慣れればバンジョー感と英語感が一緒に付いてくるはずだ。

AMB-1802 中川イサト『Acoustic Guitar Works』Book\4,000-

 日本のアコースティック・フィンガーピッキン・ギター界をリードしてきた中川イサト。彼 が、ドイツのアコースティック・ミュージック・レコード社から発表した2枚のCD、『Rainbow Chaser』(AMR-1175 CD\2,800-)と『Tree Circle』(AMR-1245 CD\2,800-)から、オリジナル曲の他に「琵琶湖周航の歌」等の全26曲、A4 版152頁に及ぶ楽譜&ギター・タブ譜集である。

TAMT-0039 ERIC THOMPSON『Flatpicking Fiddle Tunes; Reels, Rags & Hoedowns』VHS\5,800-(84分/日本語字幕/タブ譜入り)

Texas Gals/Fish in the Mill Pond/Kennedy Rag/Miller's Reel/Falls of Richmond/East Tennessee Blues/Stoney Point.

 フラットピッキン・ギターの基礎であるフィドル・チューン、その様々なパターンとキーが楽し めるギター教則ビデオ、なんと、日本語字幕付です。先生はデビッド・グリスマンと共にデビュー し、チャールズ・リバー・バレイ・ボーイズの名作『Beatle Country』(ROU-SS41 CD\2,750-)や、70年代にはグリスマンらの参加したソロ作品 『Bluegrass Guitar』等で知られるエリック・トンプソン。決して目の覚めるようなハイテクの スーパーピッカーではないが、40年に渡るキャリアからにじみ出る人柄と、シュアなタッチに好感 が持てる。初心者から中級者まで、フラットピッキン・フィドル・チューンの楽しさを、直線的 に感じさせてくれる趣味の良い選曲で、無理なくギターを楽しませてくれる教則ビデオだ。

教則物お勧め作品

ACU-SHV STEVE HUBER『Killer Tone, Detailed instruction and demonstration on proper banjo set up and maintenance』VHS\6,300-

 「キラー・トーン」という主題、「正しいバンジョー・セットアップとメインテナンスの詳細 解説教則」という副題、そして教授が1946 BANDでも素晴らしい音を聞かせたあのスティーブ・ヒューバー。楽器の命「トーン」を最良に 保つためのノウハウが詰った80分の教則ビデオである。ただし、英語解説で、字幕もない、が、 音の違いや、手元を見ていれば、十分に理解できる。 …30年ほど前、ギブソンのバンジョーが 何本くらい日本にあったのだろう?20年ほど前、ギブソンにも負けない国産バンジョーが登場し たっけ。10年ほど前、ギブソンに飽きたらずビンテージまで探し回っていた人達がいたなぁ。… まるで、日本経済史を眺めるようなバンジョー史、今は構造改革、すなわち「セットアップ」 の時代です…。

BLUEGRASS & OLD-TIME COUNTRY MUSIC ON BEAR FAMILY RECORDS

徹底したリサーチと完璧なプロダクションで、コアなファンから絶大なる信頼を得ているドイツの ベア・ファミリー・レコード。その膨大なカタログから、ブルーグラスとオールドタイム・カン トリー・ミュージックのボックス・セットを紹介します。いずれも、詳細なレコーディング・デー タを記した大部の解説書がついて、資料としても極めて価値の高いものばかりです。 内容詳細についてはお問い合わせ下さい。

その他、ナンヤカンヤ

(楽器、弦、パーツ、本、その他、音楽に関連する物は何でも、お気軽にお問い合せ下さい)

MISC-C3800 マンドリン用ライト・ケース \7.000-

宝塚フェスで大好評だったFタイプ・マンドリン用の超軽量ハード・ケース。高密度の硬質スチ ロール材にキャンバス素材のカバーを装着、外側にもポケット付、持ち運びに便利なショルダー・ ストラップ付。ギター用も有り。

MISC-DOR14 DORFLER #14 VIOLIN BOW \20,000-

 デルフラーNO.14、バイオリン弓入荷中。MADE IN GERMANYでこの作りでこの価格です。バランスの良さが特徴です。他、オールド・ バイオリンも取扱中です。弓の毛替え他、メンテナンスも取扱開始しました。なんなりと御相談下 さい。

輸入雑誌

(以下の3誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト 等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白さをいかがですか)

■バンジョー・ニューズレター誌 各\500-

 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載、バックナンバー(探しておられるタブ譜 の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します)もお問い合せ下さい。なお、先 月紹介のベラ・フレック・インタビュー第1回は「3月号」とありましたが、「4月号」の誤 りでした(返品交換受け付けますのでお申し出下さい)。さて、最新5月号(BNL-01/05)は 製作家で演奏家でもあるジミー・コックスのカバーストーリー他、ベラ・フレック・インタ ビュー後編、古木に関するビル・ストークス等の特集他、タブ譜はトリシュカ"Fort Monroe"、ジミー・コックスの"Five on Five"、トム・アダムス"Turn the Page"、ブラッド・レフトウィッチThey Say That It's Sinful to Flirt"他、"John Hardy"アレンジのコツ、ジャズ・コード入門、基本スケール練習法など、バンジョー・ フリークには1冊丸ごと楽しめる情報&タブ譜誌、44頁!

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\500-

 米国のブルーグラス月刊専門誌、最新7月号(BU-01/07)が届いています(4月号未着)。7 月号はラリー・コードル&ロンサム・スタンダード・タイム、東テネシー州立大学講師レイモン ド・マクレーン、フリント・リバー・ボーイズ、スコッティー・ヘンソン等々の特集の他、 ブルーグラスに関するあらゆる情報満載の96頁。

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\900-

 アリス・ジェラードが主宰するオールドタイム音楽専門誌の2001年夏号(OTH-0708)は、チャー リー・ストリップリングと、その息子たちロバート&リーのストリップリング・ブラザーズ、彼 等のフィドル伝承を明す特集と、西海岸のフォーク・ブルース・シーンを支えてきたアーフー リー・レコードの40年を社長、クリス・ストラッチウィツと振り返る特集をメインに、1920 年代のコーラー入りのバーン・ダンスSP盤発掘他、ニュース、フェス、ワークショップ等。

 バックナンバーは、2001年春号(OTH-0707)がジョディ・ステッカー、ヒース・カーツ、ポー ル・ホステッターの中国ツアー・リポート特集他。2000/2001年冬号(OTH-0706)は北米のフィ ドル伝承研究家マーク・ウィルソンの素晴らしいインタビュー他。いずれも非常に内容の濃いオー ルドタイム情報が満載の56頁。その他のバックナンバーはお問い合せ下さい。オールドタイム・ ファン必読!

月刊『ムーンシャイナー』

 発行18年目、1983年11月の創刊以来、発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌。

■定期購読:1年間¥6,000-、半年間¥3,300-。

 お申込はお葉書やお電話で、開始時期はバックナンバーも含めて、自由にご指定下さい。

■バックナンバー:各¥500-。

 お気に入りアーティストや知りたい事項などをお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-1810 2001年8月号(通巻214号)

 ビル・クリフトン、ロンダ・ビンセント、チェット・アトキンス追悼、フレッド・ニール 追悼、ノース・ヒル流CD制作、新装オープン「カントリー・ミュージック・ホール・オブ・ フェイム」等の特集他、高知シュガーヒル・ランブラーズ、女性ブルーグラス会議最終回、ブ ルーグラス・インプロバイズの基本第3回、その他ニュース、BGチャート、CDレビュー、コン サート情報等々。

MS-1809 2001年7月号(通巻213号)

 ジョン・ハートフォード他界前後詳報、東テネシー・バンドや、7月来日するキャシー・キア ボラの「ボイス・トレーニング」をマリが紹介、最新「北大」事情、坂本健、大分ログキャビン・ ボーイズ他の特集。

MS-1808 2001年6月号(通巻212号)

 ギブソンF-5ロイド・ロアー#73987、初期カントリー・ジェントルメン「明されたスターデイ の謎」、ロスコー・ホルカム、A.P.T.(アコースティック・パフォーマンス・トリオ)、高知 シュガーヒル・ランブラーズ米国ツアー、ブルーグラス・インプロバイズの基本。

(今年、西日本は異常に暑いらしい。残暑も厳しそうだ。体調を整えて、音楽を楽しめる体力を創 ろう。音楽も、やっぱ体力だよネ!?)

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