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NEW ARRIVALS & BACK IN STOCKS  2007/01              updated 07/02/01 
NEWSLETTER #315web
新入荷
HL-000424 "RHYTHM GUITAR THE RANGER DOUG WAY"BOOK \3,990-(本体\3,800-)[新入荷]
 カウボーイ・ソングを甦らせて人気のライダース・イン・ザ・スカイでアーチトップのギターを抱えて小粋なスウィング・スタイルのリズム・ギターを聞かせてくれるレインジャー・ダグとサンズ・オブ・パイオニアーズの末裔、スーズ・スペンサー・マーシャル共著によるカウボーイ・スゥイング・スタイルのリズム・ギター専門の教則本。ハイポジションでミュートを上手く使ったコードフォームで"After You've Gone""Ain't Misbehavin'""All of Me"等のジャズ・スタンダード、"Right or Wrong""Tumbling Tumbleweeds""Red River Valley"等のウェスタン・スゥイング&カウボーイ・ソング、"Sally Goodin""Jesse's Polka"等テキサス・フィドルのバックアップ等々、普段のローポジションのスリー・コードとは違って動きが多いので慣れるまでは苦労するかもしれませんが、ダイアグラム通りに押さえてリズムを刻むと、あらら不思議、小気味良いスゥイング・スタイルのリズムが飛び出します。貴重な写真満載の前書きの部分も興味深い。
準拠のDVD HL-000387 _RANGER DOUG RIDES THE RHYTHM RANGE\3,990-(本体\3,800-)も同時入荷。[新入荷]
MH-1115 JERRY SALLEY『New Songs, Old Friends』CD\2,888-(本体\2,750-)[新入荷]

Wide Open(with Vince Gill & Doyle Lawson)/For Me, It's You(with Alecia Nugent)/John in the Jordan(with The Oak Ridge Boys)/That's What You Call a Friend(with Darryl Worley)/Flat Rock Road(with Jamie Johnson & Lisa Shaffer)/Under a Lonesome Moon(with Del McCoury)/God Did It(with Sonya Isaacs)/The Distance(with Rhonda Vincent)/I'm Gonna Take That Mountain(with Carl Jackson & Larry Cordle)/The More I Learn/Fault Line(with Keith Sewell & Wendy Sewell)/The Pieces are Coming Together(with Alecia Nugent)/Weeds(with Ricky Skaggs & Sharon White)/His Record Is on High Intro/His Record Is on High(with Larry Cordle & Carl Jackson) 全14曲

 ソングライターとして25年のキャリアをもち、メインストリーム・カントリー・シーンで数多くのヒット曲を送り出してきたジェリー・サリー、ヴォーカリストとしては、カール・ジャクソン、ラリー・コードルとのトリオで知る人ぞ知る、見事なコーラスを聴かせてきた彼が満を持してリリースしたソロ・アルバム。タイトルどおり、彼が多くのソングライティング・パートナーたちと共作した新曲を、ナッシュヴィルで培ってきた人脈の広さを窺わせる上記、豪華多彩なゲスト・ヴォーカリストを迎えての会心作。ブライアン・サットン、スチュアート・ダンカン、アダム・ステフィ、ロブ・アイクス、デイヴ・タルボット、ベン・アイザックスという、望みうる最高の顔ぶれを従えて、ヴィンス・ギルとドイル・ローソンとのトリオという強烈なコーラスが完璧なストレート・ブルーグラスでつかみは万全、カントリー勢を続けたあと、ジェイミー・ジョンソンの元気印ブルーグラスで一気にペースを掴んだところで、デル・マカーリーとはマンドリン、ツイン・フィドルが得もいわれぬクラシカルな美しさをたたえたワルツ、そしてロンダ・ヴィンセントとの抑制されたエモーションが印象的なカントリー・バラードと、聴き手にちょっとした肩透かしを食わせながらもヴェテランの凄みを知らしめるという構成も心憎いものがある。ラスト、盟友ふたりとのジミー・ロジャースへの見事なオマージュまで、ゴスペル曲を多く含みながら、ナッシュヴィルの「いま」を象徴するサウンドをヴァリエーション豊かに演出した、出色のヴォーカル・アルバム。90年代の自費制作カセット・アルバムやカール・ジャクソン、ラリー・コードルとのトリオ・アルバム2作(これも自費制作)でしか聴けなかったジェリー・サリーというヴォーカリスト、ソングライターの実力を知らしめる、最高の作品である。
DUAT-1256 NORMAN BLAKE, NANCY BLAKE & TUT TAYLOR『Shacktown Road』CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

Shacktown Road/Kindred Spirit/Guitar Rag/Not a Word from Home/The Old Dobro Man/Worried Blues/Tom Scala's Waltz/Lizzie Hubbard Blues/Going to Georgia/Ode to Bascom/On the Banks of Lake Pontchartrain/It Must Be Jelly/The Tag Railroad Rag/Running Wild/Times Ain't Like They Used to Be/End of the World/Steel Guitar Blues/The Buffalo Left Yesterday 全18曲

 近年、その仙人然とした風貌と音楽が見事にシンクロするようになって、まさにワン・アンド・オンリーというべき悠々たる境地に達した感のあるノーマン・ブレイクの新作は、71年のジョン・ハートフォードとのエアロプレーン・バンド、そして74年のサム・ブッシュやジェスロ・バーンズとのノー・タイトル・ジャム以来となる、旧友タット・テイラーとの共演アルバムという話題作。タットのオリジナルを中心に据え、ノーマンのオリジナルを交えながら、ロイ・エイカフやブラザー・オズワルドの懐かしいナンバーにトラッド曲をも散りばめて、セピア色のイメージに彩られた独自の音楽世界を展開している。40年代のノース・キャロライナ、古いフィルコ製のラジオから流れてきたグランド・オール・オープリの音源をコラージュしたタイトル・トラックに象徴される、古きよき時代の思い出、ノスタルジー、センチメント、アルバムに通底するその思いが聴く側にもひしひしと伝わってくる、そんなあったかい、優しいアルバムに仕上がっている。オールド・ファッションなカントリー・スタイルからブルーズ、フォークさらには遠くギリシャをイメージさせるようなサウンドまで、クルーガー・ブラザーズや愛犬バスカムの手も借りながら、タットの枯れた味わい深いドブロを軸にギター、マンドリン、チェロなどを駆使して、いまもノース・キャロライナの山あいに息づいている伝承音楽の懐の深さを実感させてくれる。
MH-1033 LONESOME RIVER BAND『Head on into Heartache』CD\2,888-(本体\2,750-)[新入荷]

新生ロンサム・リバー・バンド、マウンテン・ホーム移籍第一弾。ジェフ・パーカーの参加により落ち着いた大人のブルーグラスに仕上がっている。
再入荷
PC-1157 JACK COOKE『Sittin' on Top of the World』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]
 ティム・オブライエンのロード・ジャーナルでジャック・クックのソロ・プロジェクトが進行中である事を知って心待ちにしていた。今年のIBMAのパインキャッスルのショーケースで名前を見つけて何はさて置いて駆けつけるとジム・ローダーデイルとデル・マッカリー・バンドを従えて登場、狭い会場だったが割れんばかりの拍手で迎えられ、最高のブルーグラスにノックアウトされた。ビル・モンロー&ブルーグラス・ボーイズのギター&リード・シンガーとしてデル・マッカリーと同時期に籍を置き、その後、ラルフ・スタンレー&クリンチ・マウンテン・ボーイズのベーシストとして現在も活躍中のジャック・クック、長いキャリアで初のリーダー・アルバム。全篇を通して正しいブルーグラス。モンローのサウンドが今に甦る"I'm Walking The Dog""Dark Hollow""On And On"、デル・マッカリーとのコーラスには鳥肌が立つほど素晴らしい。正しいテンポで演じられる"My Little Georgia Rose"、ロニ−・マッカリー(m)の切込みにゾクッとする。これぞジャック・クックのテンポで演じられる"Sittin' On Top of the World"ではデビッド・グリスマン(m)のアプローチが微笑ましい。ボーナス・カットの"Let Me Rest"のギター・ランの凄いこと。(ムーンシャイナー誌2007年1月号より)
MH-1099 LONESOME RIVER BAND『Road with No Ends』CD\2,888-(本体\2,750-)[再入荷]

Lonesome Won't Getthe Bestof Me/Won't be Over You/You Can't Break My Heart/New Love 他全13曲

 サミー・シーラーの安定したスリーフィンガーのリ ズムに乗ってバンドが前に進む、典型的なブルー・リッジ系の気持ちよいブルーグラスを聴かせるロンサム・ リバー・バンドの最新作。かつてのコンポラ・ソリッドと呼ばれたタテ乗りのグルーヴから、あっさりとした ストレート・ブルーグラスにシフト、それぞれの楽器の特性をうまく引き出した、ロスト&ファウンドが打ち 立てた、さわやかな明朗ブルーグラスを聴かせる。ちょいと捻ったリードギターが楽しめるシャノン・スロー ター、ロスト&ファウンドのギター/ボーカルだったバリー・ベリアー(bs)、このアルバム参加をきっかけ に正式メンバーになったマット・レッドベターのドブロは、失礼ながら親父フィルよりかなり上と見た。ロ ン・スチュワートの文句なしフィドルのゲストもさすが。実にバンジョーが映える明朗ブルーグラスをお楽 しみください。
MISC-NP2 NATIONAL『Finger-Pick PAT. No. 1787136 U.S.A.』\315-(本体 \300-) [再入荷]

やったね!!ついに長年の不満解消、これまでどこで作っていたのか、担当者がナーンも知らなかったのだ けど、目茶苦茶だったナショナルのフィンガーピックが見事に復活だ。分かる人には分かる、嬉しい カムバック。特に気に入ったピックなどはまとめて買っておくことをお勧めします。いつ市場からなくなるか・・・

MH-1101 LEWIS FAMILY『Flyin' High』CD\2,888-(本体\2,750-)[再入荷]

What Greater Prize/My Cross/A Step Away/Anywhere You Go/Mama's Prayer/The Key to Heaven 他全10曲

 今年のIBMA名誉の殿堂入りに選ばれたルイス・ファ ミリー、半世紀以上のキャリアを誇る偉大なるブルーグラス・ゴスペル・ファミリー・バンドである。今回も アメージング・バディ・スパイカーの協力でリトル・ロイの圧倒的なバンジョーとリード・スリーフィンガー・ ギター、そして三姉妹のハーモニーで神の福音を伝える。70年代後半から80年代にかけてルイス・ファミリー らしさを確立したすばらしいアンサンブルである。ムーンシャイナー12月号(MS-2402 \525-)で大特集されているが、正直、わたしも最初に見たときは度肝を 抜かれた。そのあまりのアメリカ南部らしさにショックを受けたのだが、そのうちに、これこそ南部のエン ターテイナーでありホスピタリティーであると気付いた。そこにはプロテスタントの一途さと激しさがたっ ぷり詰め込まれていて、信者でなくても心動かされる感動がある。スパイカーの年を取ったとはいえ、その美 学、フィドルすることへの志には涙が出る。

クリス・シャープ&デビッド・ロング来日

◆日産自動車のCMでお聞きになっているとは思いますが 我々RED CLAY RECORDSのアーティスト、クリス・シャープがバンド(デビット・ロング=マンドリン、 ジョージ・バックナー=バンジョー、ケヴィン・ケ―ルバーグ=ベース)で4月初めから約3週間来日の計画を 進めています。地方や小規模のライブやワークショップなどを希望しています。サークルなどにもぜひご協 力お願いしたく思っています。渡辺敏雄までご連絡いただければ幸いです。

RC-117 CHRIS SHARP『Good "Fa-air" Side』CD\2,888-(本体\2,750-)

Down the Road to Love/Love Grown Cold/Rainbow of My Dreams/Here I Am in Love Again/Foggy Mountain Landscape 他全13曲

"Flatt by Sharp"とは流石、ジョン・ハートフォードが見事にこのアルバムの本質を一言で語り尽くしている。全国、全世界のレスター・フラット・ファンの皆様、クリス・シャープはレスターの持っていた音楽センスを見事に理解した数少ないブルーグラス・ミュージシャンです。その彼を最高の師匠、ジョン・ハートフォードが心を込めて導く、これはフラット&スクラッグス・サウンドを知るブルーグラス・ファンにとって心ウキウキ、嬉しくなる感動作品である。クリスのレスター・ギターとボーカルに、ジョンが心憎いカーリー風テナーとスクラッグスやベニー・マーティンのエッセンスを抽出し尽くした様なバンジョーとフィドル、マイク・コンプトン(m)、ラリー・パーキンス(bj)、ジーン・リベア(bs)らが基本セット。そして嬉しい事にケニー・ベイカーの新インスト曲が2曲、アール・スクラッグスのゴールデン・トーンがハートフォード曲で1曲、ジョッシュ・グレイブスが4曲等々、豪勢なゲストも嬉しい。B.O.M.社長の渡辺敏雄とその息子、渡辺英之の2人のフラット&スクラッグス・フリークがナッシュビル・コネクションで創り上げた見事なフラット&スクラッグス讃歌と言えるだろう。その端くれの私としては、ジョン・ハートフォードの「心」に感動を禁じ得ず、また、バンジョー・ピッカーとして"Foggy Mountain Landscape"の素晴らしさに我を忘れてしまう…。(歌詞付き)
RC-120 THE TIPTON HILL BOYS『Lucky』 CD\2,888-(本体\2,750-)

Intro/Steam Boat Whistle Blues/Lucky/Rosey Bokay/How Come Your Dog Don't Bite Nobody But Me/Lonesome Road Blues/E. Thadious Foot/Searching For Yesterday/Hot Corn Cold Corn/Barnyard Shuffle/We All Smell Good on Sunday/Crawdad Song/What a Friend We Have in Jesus/The Bridge Washed Out/Danny Boy/Outro 全14曲

 ハートフォード・ストリング・バンドのキー・メンバーとして活躍、映画『オー・ブラザー!』のサントラでもリズム・セクションの要として貢献したクリス・シャープ、昨年は日本に長期滞在してあちこちでお騒がせのクリスが、故郷ノース・キャロライナ州アッシュヴィルで96年以来活動しているバンド、ティプトン・ヒル・ボーイズのデビュー作。クリス、ケヴィン・スルーダー(bs)、ジョージ・バックナー(bj)のトリオに、ゲストとしてアンクル・ジョッシュ・グレイヴス、ボビー・ヒックス、ふたりの大ヴェテランをはじめ、フィドルにはシャド・コッブとマット・コームズ、コーラスにキャシー・キアヴォラなどを迎えている。師匠である故ジョン・ハートフォードをして「フラット・バイ・シャープ」といわしめたクリスのヴォーカルとレスター・リズムは、ジョッシュとボビーの一本筋のとおったバックアップを得て今回も冴えわたり、加えて今作ではケヴィンのハイ・リードをフィーチュアしたトリオ・コーラスという新たな武器をもって、オズボーンズ調の美しいハーモニー(ダラス・フレイジアーやメル・ティリスなどオズボーンズ好みの曲を見つけている)で聴かせるという、嬉しい驚きが待っている。シャドが全編に大活躍、シャドとボビー、シャドとマットのツイン・フィドルとあわせて、ジョージの抜群のスクラッグス・スタイルとともに絶妙の味わいを演出している。また、ザ・スティール・ゴーストとクレジットされた、オズボーンズ・スタイルには欠かせないペダル・スティールはナッシュヴィルのヴェテラン・セッション・プレイヤー、トミー・ホワイト。最初と最後にあのペット・ミルク・ショウをカヴァーしたテーマ曲を短く入れるあたりは、クラシック・スタイルに傾倒するクリスならではのアイディア。
DL-2002 DAVID LONG『Midnight from Memphis』CD\2,888-(本体\2,750-)

Give Me Flowers While I'm Living/There Must be Another Way to Live 他全11曲
弱冠28才!!すばらしいインパクトとテクニックのモン ロー・スタイリストが登場だ。イタリア生まれのひ弱な楽器、マンドリンに新しい命を与えたビル・モ ンローの精神(激しさと哀しさ)を見事に受け継ぐ、ウェイクフィールドからグリスマン、そしてより高い レベルで昇華したコンプトン系列にいるデビッド・ロングのソロ・デビュー作。だが、本人は「ソロと いうより参加ミュージシャンとのトータル作品」という通り、自身のバンド=ワイルドウッド・バレイ・ ボーイズと、カール・シフレットのビッグ・カントリー・ショウのメンバーを伴い、クラシック・ブルー グラスの精神を見事に再現してくれる。ボーカル物6曲にインスト5曲、上記2曲以外はオリジナルだが、 どれも初期ブルーグラスの薫り高い名品揃い。中途半端じゃないモンローやフラット&スクラッグスらへの 追随ぶり、その上に新時代を感じさせる微妙なテクニック等々(特にバンジョーに顕著なのだが)、最 近の若手にはホンモノが多い・・・。おそらく技術レベルにおいて、お手本のコピーや精神性の段階を過ぎ、 90年代以降は別次元でブルーグラスを捉えはじめたからだろうか、彼も凄いぞ。
ACD-63 MIKE COMPTON & DAVID LONG『Stomp』CD\2,573-(本体\2,450-)

Evening Prayer Blues/Mississippi Bound/Ashland Breakdown/Old Mountaineer/Tanyards 他全17曲

 マイク・コンプトンとデビッド・ロング、ムーンシャイナー2月号でライブ・リポートされた2人 のモンロー・スタイル・マンドリンの究極デュオのデビュー作。マンドリン、マンドラ、ギター、オク ターブ・マンドリン(マンドラ)、オクターブ・バンジョー・マンドリン、そしてマイクのソロ・ボー カルとデビッドとのデュエットをフィーチャーしながら、決して自分の世界に閉じこもることなく、 ビル・モンローの、そしてブルースの本質に鋭く分け入って行く。マイクの追求してきた自身の出身 地ミシシッピ・ブルースと、憧れからはじまったモンローのコピーが自然な形となって結実したとき、 デビッド・ロングという若いマンドリニストの登場で、自身が描いていたマンドリンでのエンター テイメントの実現が可能になったのだろう。一昨年、岐阜の時山フェスに参加したデビッド、まだマ ンドリンをはじめて10年というのにマイクの薫陶なのだろうか、そのすばらしい成長振りで、2人の 向かう音楽を理解して、マイクを相手に互角に存在感を示している。マンドリン、モンロー、南部、 ブルース、そんなキーワードでとても楽しめる秀作だ。
アンクル・ジョッシュ追悼
 偉大なドブロ・プレーヤー、アンクル・ジョッシュこと、バーケット・ハワード・グレイブスが'06年9月30日に他界。両足切断、様々な病苦と闘いながらも生涯現役を貫いたミュージシャンでした。

RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD \2,888-(本体\2,750-)

Leading in the Hound Dog/We're Gonna Have a Ball/Somehow Tonight/Dobro Rhumba/Right Before My Eyes/Old McDonald's Farm/When You're Lonely 他全15曲  

 1963年にコットンタウン・ジュビリー・レコードか ら発表されたきわめて珍しい「アンクル」・ジョッシュ・ グレイブスと「カズン」・ジェイク・ターロック(1922-1988)、フラット&スクラッグスのコメディ・ルーティ ンを担当した2人名義のアルバムが、ジョッシュ・グレイブスの希望でレッド・クレイから3曲の未発表ド ブロ・インスト録音を含めて、初のCD化である。フラット&スクラッグスからナッシュビル・グラスへと、お よそ20年間に渡ってレスター・フラットのサウンドを支えてきた偉大な2人、1968年のフラット&スクラッ グス来日公演で聞き覚えの曲もあるよね。言うまでもなく、ジョッシュはブルーグラス・ドブロの唯1人の パイオニアであり、その後、マイク・オルドリッジからジェリー・ダグラス、そして現在のドブロ隆盛に至 るすべての源である。ジェイクはその強烈なハイ・バリトンで中期フラット&スクラッグスの分厚いハーモ ニーを創ったベーシストで、ここには収められていないものの彼のスラッピング・ベースも定評がある。バッ クにはカーティス・マクピーク(bj)やチャビー・ワイズ(f)、セドリック・レインウォーター(bs)らを伴っ て、ジョッシュのリード・ボーカルにジェイクのテナー(ソロの「マクドナルドの農場」含む)、そして6曲のド ブロ・インストで構成された貴重な作品の初CD化だ。
その他入荷
HAV-1 HENG SHENG『Fiddle』\189,000-(本体\180,000-)(Hellicore弦、ファイ ンチューナー付)

 上品なオールド仕様のブルーグラス、オールドタイム向けのバイオリン入荷中です。まさに「ダークでス ウィート」という形容がぴったりの楽器です。 アマティ・タイプとストラディバリ・タイプ、入ってます が、どちらも風格あるアンティック仕上げで良いです。 当然、オールドに比べて音は若いですが、新品にしては非常に落ち着きのある音色です。 ストラドの方が音の立ち上がりが良いのでブルーグラス・バンドで弾くに は良いように思います。 アマティの方はまろやかな音色で一人で弾くには耳に優しくて何時間でも触ってい たい気にさせてくれる楽器です。ヨーロッパのオールド市場が高騰している昨今、コスト・パフォーマンス抜 群のこちらをお勧めします。

 カタログ&プライス・リストをご用意しました。ご希望の方、御申し出下さい。商品発送時に同封します。


エリクサー弦キャンペーン中

 特殊なポリマーコーティングの技術によってワウンド 弦を汗や油から守り、張り立ての音質を通常の3‐5倍、長持ちさせる革新的な弦です。指の滑りが非常に 良くフィンガリングが楽に出来ます。クリス・シーリーを初めとして多くのプロ・ミュージシャンの支持 を得ています。この機会にお試し下さい。

今回、2セット以上、お買い上げの方にプレゼントとして、弦と並んでプレーヤーの皆様にとっての消耗品である「ピック」用意しました。
ピックメーカーとして実績の高いジムダンロップ社に依頼し、ジムダンロップ社の代表素材「TORTEX(R)」を使って、エリクサー(R)オリジナルのピックを作りました。
この「TORTEX(R)」は手に馴染み、削れにくく、弦との摩擦を最小限に抑えることからピックノイズが軽減し、快適な演奏を楽しむことができます。もちろんエリクサー(R)弦との相性もバッチリです!
形はトライアングルとスタンダード、厚みはミディアム(0.73mm)を用意しました。(数に限りが有りますのでご希望に副えない場合があります。悪しからずご了承下さい。)


ギター・ブロンズ・ライト
ELIX-11052"ELIXER GUITAR NANOWEB LIGHT"\1.695(本体\1.615)
.012 .016 .024W .032W .042W .053W

ギター・ブロンズ・ミディアム
ELIX-11102"ELIXER GUITAR NANOWEB MEDIUM"\1.695(本体\1.615)
.013 .017 .026W .035W .045W .056W

ギター弦にフォスファーが加わりました。
エリクサー(R)の特殊なコーティング技術により、フォスファーブロンズの持つきらびやかで表現力豊かなトーンが、従来のフォスファーブロンズ弦と比較して3〜5倍長持ちします。


ギター・フォスファー・ライト
ELIX-16052"ELIXER GUITAR NABOWEB PHOS LIGHT"\1,874(本体\1,785)
.012 .016 .024W .032W .042W .053W

ギター・フォスファー・ミディアム
ELIX-16102"ELIXER GUITAR NABOWEB PHOS MEDIUM"\1,874(本体\1,785)
.013 .017 .026W .035W .045W .056W

マンドリン・ライト
ELIX-11500"ELIXIR MANDOLIN NANOWEB LIGHT"\1.695(本体\1.615)
.010 .014 .024W .034W

マンドリン・ミディアム
ELIX-11525"ELIXIR MANDOLIN NANOWEB MEDIUM"\1.695(本体\1.615)
.011 .015 .026W .040W

バンジョー・ライト(ポリウェッブ)
ELIX-11600"ELIXIR BANJO POLYWEB LIGHT"\1.160(本体\1.105)
.009 .010 .013 .020W .009
CCRS-7008 COUNTRY GENTLEMEN『Folk Session Inside』CD\2,079-(本体\1,980-)(再入荷)
Bluebirds Are Singin'/Sad and Lonesome Day/Can't You Hear Me Callin'?/Nightwalk/I'm Weary/Aunt Dinah's Quilting Party/Heartaches 他全13曲
 1963年、カントリー・ジェントルメンの歴史的名盤がついに再発売、オマケに当初アルバム入りを予定 していたものの"This Morning at Nine"に変えられた"Dark As a Dungeon"がボーナスとして加えられて、しかも廉価盤として、である。カントリー・ジェン トルメンがもっとも輝いたとき、つまりジョン・ダッフィ(m)、エディ・アドコック(bj)、チャーリー・ ウォーラー(g)という個性にトム・グレイのフォービート・ベースが加わったとき、ブルーグラスは確実に 新次元に飛躍した。1950年代まで、ブルーグラスは東南部の狂信的な!?ミュージシャンと一部の熱狂的な ファンに支えられるだけだったが、折りからのフォーク・ブームも手伝って1960年代以降は都会の音楽に もなっていく。その橋渡しをした彼ら、4種の楽器が意図的に近代的なアンサンブルとして機能した最初 のブルーグラス・バンドである。現在でも色あせない新鮮さは歴史的名盤の名に相応しい。懐かしむ人、 また先人の偉業を再確認したい人、必聴の名盤だ。
News287.txt(150): CCRS-7008 COUNTRY GENTLEMEN『Folk Session Inside』CD\2,079-(本体\1,980-)  チャーリー・ウォーラーといえば、1963年、カントリー・ジェントルメンの歴史的名盤がついに再発売されたのも先月だった。カントリー・ジェントルメンがもっとも輝いたとき、つまりダッフィ/アドコック/ウォーラー/グレイのとき、ブルーグラスは確実に新次元に飛躍した。4種の楽器が意図的に近代的なアンサンブルとして機能した最初のブルーグラス・バンドである。現在でも色あせない新鮮さは歴史的名盤の名に相応しい、必聴の名盤だ。
RRR-0001 ALAN MUNDE『Banjo Sandwich』CD\2,573-(本体\2,450-) (再入荷)
Whisperin' George/Dear Old Dixie/Blackberry Blossom/Banjo Boy Chimes/Remember Me 他全13曲
 偉大なバンジョー奏者、アラン・マンデが1975年に 発表したバンジョー名盤が初CD化だ(うち6曲はラウンダーからのコンピレーション『Blue Ridge Express』で発表されている)。高校生だったサム・ブッ シュとの『Poor Richard's Almanac』(絶版)でテキサス・フィドルのノウハウを見事にバンジョーにアダ プトしたのを皮切りに、ジミー・マーティンのサニー・マウンテン・ボーイ『Singing All Day and Dinner on the Ground』(MME-70054 CD\2,079-)で完璧なドライブを学び、カントリー・ガゼットの大名盤 『Traitor in Our Midst/Don't Give Up Your Day Job』(BGOCD-298 CD\2,888-)で花開いたアラン、ただ単に完璧なメロディック・スタイルを弾くだけではな く、独特のメロディー美学とコード感覚を持って16部音符に強いバンジョー弾きにはたまらないドライブを かみ合わせ、弾けるものなら弾いてみたいと思わせる世界を作り上げた偉大なスタイリストである。当時の ガゼット、ローランド・ホワイト(m)、デイブ・ファーガソン(f)、ロジャー・ブッシュ(bs)に、ゲストのドッ ク・ハミルトン(g)がバックアップ。ステリングのビッグ・サウンドとともに、現在にいたるフレキシブルなバ ンジョー奏法の基礎になった名盤である。
FG-2242 BRAD DAVIS『Flatpicking the Blues』DVD/CD/Book\5,355-(本体\5,100-)(新入荷)
 「ブルーグラス・ギターでいかにブルースするか」というのがこのDVD/教則本/CDの目的だというブラッド・デイビスの教則セットである。ブルースのみならず、いかなるアメリカン・ルーツ音楽を演じるとき、決して避けて通ることができないブルースやブルー・ノートについての丁寧な教則物である。ブルースの基本スケールから12小節の基本リズム(ブルース・シャッフル)、そして、ロバート・ジョンソン、エリック・クラプトン、スティービー・レイ・ヴォーン、そしてビル・モンローらのさまざまなスタイルのインプロビゼーションへと進む。あたらしい発想を望むブルーグラスやフォークのフラットピッキン中級者向きである。
SR-55 KAREN LYNNE『Changes』CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付)(再入荷)

We Should Only Have Time for Love/Roses in the Snow/There Is a Reason/Jealous/Once More 他全13曲

 以前紹介したアルバムで、その可憐なボーカルと聴きやすいアレンジやカバー曲などで人気に なったカレン・リンの最新作。今回もエミルーやオズボーンズらの有名スタンダード・カバーのほか、 フィル・オクスのタイトル曲やゴードン・ライトフットから、ロニー・ボウマンやロン・ブロックら の作品、ロンダ・ビンセントやドイル・ローソンで知られる曲など、親しみやすい現在ブルーグラス を聞かせてくれる。カレンなボーカルはもちろん、バックのオーストラリア・ミュージシャンがすばら しい。米国のトップにひけを取らないギター、マンドリン、バンジョー、ドブロ、フィドルにベース…、 実にすばらしい!! かつて、米国に次ぐブルーグラス大国といわれた日本、長い間ブルーグラス未開地 だと思っていたオーストラリアのミュージシャンたちの、あまりのレベルの高さに驚くばかりだ。政治 /経済と同様、日本音楽界の失われた年月は(ブルーグラスのみならず)とても大きいぞ。諸君、最 後の頑張りで、もう一度、自分のためにも次代のためにも、本気で音楽をし、サポートしないかい …!?!?

V
AC-02 STACY PHILLIPS『From the Inside』CD\2,573-(本体\2,450-) (再生産新入荷)(価格改訂)
Moana Loa/Wild Horse/Golden Wedding Days/Kenyan Tune/Bucktime/Absalom, My Son 他全14曲
 ニューヨーク・ブルーグラスのカントリー・クッキング一派として活躍したステイシー・フィリップス(数々のフィドル教本でも知られる)、のソロ・ドブロ作品が最生産新入荷した。トニー・トリシュカ(bj)、ケニー・コセック(f)、ジョン・ショール(g)、バリー・ミターホフ(m)、ジム・ウィットニー(bs)ら、当時からの仲間の応援を得ての、ステイシーらしい複雑で味わい深いブルーグラス・ドブロを聴かせる他、ハワイアン、ジョンとのスゥイング、ゴスペル、アフリカン、クレズマー、ミュゼット等々、様々な音楽の中でドブロる。ナッシュビル・ミュージシャンの様に完璧を目指すのではなく、あくまでも民俗音楽の原点である「衝動」を聴かせてくれるステイシー、僕は大好きだ。もちろん、ドブロ・ファンには強力お勧めだ。
BU-ST 『ブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッカー』各\315-(本体\300-)(再入荷)

 30年以上に渡り、ベストセラーを続けていますブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッカー全6種類が揃いました。紺地に白字で鮮やかなブルーグラス・スローガンが書かれたシンプルなもの。29cmx7cmの横長。
☆I LOVE BLUEGRASS
☆BLUEGRASS MUSIC FINGER PICKING GOOD
☆BLUEGRASS MUSIC HEARIT, PLAY IT, LOVE IT!
☆MY GRASS IS BLUE
☆HAVE YOU HUGGED YOUR BANJO TODAY?
☆CLEAN UP AIR PORLUTION PLAY BLUEGRASS MUSIC
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