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NEW ARRIVALS & BACK IN STOCKS  06/02  
2006/02/28 updated

ROU-3016 JOHN MILLER『Safe Sweet Home』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

 Hello Stranger/As Time Goes By/For All We Know/Little White Lies/The Blue Room/Just in Time/I Guess I'll Have to Change My Plans/Time Changes Everything/Jalapenos/Blue Moon/Here I'll Stay/But Not for Me/Molly

 趣味のよいフィンガーピッキン・ギタリスト、ジョン・ミラーの1977年秀作がCD化限定頒布だ。お洒落 なコードでのカーター・ファミリーの"Hello Stranger"を1曲目に「カサブランカ」の"As Time Goes By"が続く…。他にもボブ・ウィルスからガーシュインをはじめ、いわゆるアメリカン・ソング ブックからの有名曲を絶妙のフィンガーピッキンとコードで実に気持ちよくスウィングし、優しく唄 う。そーいえば昔、本作から"Blue Moon"がなんかのCMに起用されて日本でヒットしたよね、癒し系ア コースティック・スウィングの元祖かなぁ…。(限定ラウンダー・アーカイブ・シリーズにつき、ライ ナーノーツ入要の方はお申し出ください)

SI-101 J.T.GRAY"It's About Time"\2,888-(本体\2,750-)
 1974年の創立以来、ナッシュビルのブルーグラッサーの拠所として又、数々の素晴らしい音楽を提供しているステーション・インのオーナーで自らもブルーグラス・ミュージシャンとして活躍中のJ.T.グレイがステイション・インとも縁の有る名うてのミュージシャンと作り上げた作品。ハイ・ロンサムな典型的なJ.Tのボーカルを支えるのはテリー・エルドレッジ(bs)、ボビー・ニコラス(g)、痒いところに手の届く抜群のプレイが魅力のデイブ・タルボット(bj)、天才的な閃きを随所に垣間見せるシャッド・コブ(f)、売出し中のアンディ・ホール(d)他。ルービンの作品から"You're Running Wild""Are You Missing Me""Give This Messege To Your Heart"、ジム&ジェシーの"Hard Hearted"、ムーア&ネピアの"Truck Drivers Queen"、J.D.クロウ&ケンタッキー・マウンテン・ボーイズの"Please Search Your heart"等々、オーセンティック・ファンには堪らない選曲で趣味の良いブルーグラスを聞かせてくれる。(ムーンシャイナーより)
RCSI-1001 DOMINICK LESLIE『Signs of Courage』CD\2,888-(本体\2,750-)
Ducks on the Millpond/Lonesome Moonlight Waltz/Old Ebenezer Scrooge/Swing 42/Boston Boy 他全13曲
 今年のIBMAも10代のすごいピッカーがゴロゴロしていた中、クリス・シーリ以降のマンドリン奏者として話題になっていたのがドミニック・レスリー君、15才。深夜からはじまるプライベート・ショウケースではデリケートなトーンとメロディーで、ノーム・ピクルニーやシャド・コッブのすごい音と対等に渡り合っていた。本作では上記のケニー・ベイカーとビル・モンロー、そしてジャンゴ・ラインハルトの5曲に、2曲のトラッド("Kitchen Girls"と"Golden Eagle Hornpipe")、6曲のオリジナルの全13曲を、ステュアート・ダンカン(f)、ロス・マーティンまたはジョン・スティックリー(g)、ノーム・ピクルニー(bj)、ジーン・リベア(bs)の基本セットをバックに、ジョー・クレイヴン(perc)、トッド・リビングストン(d)らを加えた素晴らしいインスト作品だ。まだ幼さの残るドミニック、小学生だった2001年の9.11テロ直後に創ったというタイトル曲のほか、そのオリジナルの構成はブルーグラス、クラシック、ジャズ、シャンソン…、きっと耳に入るすべての音楽にインスパイアされるのだろう、見事だ。トッドのドブロをはじめ、ジョンとロスのギター、おそらく地元コロラドのジャム仲間だろうが素晴らしいし、現在ジョン・コーワン・バンドのノームのすごさは彼のソロ『In the Maze』(COMP-2573 CD\2,573-)でご承知のとおり、ステュアートが子供の頃にケニーから買ったというフィドルで弾くベイカー・チューン美しさも特筆モノだ。全編で楽しめる、美しく聴きやすいブルーグラス・インスト作品に仕上がっている。
●CARL BUTLER & THE WEBSTER BROTHERS『I Wouldn't Change You If I Could』BCD-16699 CD \3,255-[COUNTRY REISSUES AND DISCOVERIES]

CARL BUTLER:That's All Right/I'll Go Steppin' Too/Kisses Don't Lie/I Wouldn't Change You If I Could/WEBSTER BROTHERS:Till the End of the World Rolls 'Round/It's All Left up to You/Glory Mountain/That Great Eternal Singing/CARL BUTLER & WEBSTER BROTHERS:Seven Years Blues/Road of Broken Hearts/Looking Through the Windows of Heaven/Angel Band/Hallelujah, We Shall Rise!/Walking in God's Sunshine/CARL:BUTLER:Your Wedding Day/If I Could Spend My Heartaches/It's My Sin/Borrowed Love/CARL BUTLER & WEBSTER BROTHERS:Where We Never Grow Old/Somebody Touched Me/Only One Heart/Watching the Clock(Tick the Hours Away)/CARL BUTLER:River of Tears/Cry You Fool Cry/Your Cold Heart Told Me No/I Know What It Means to Be Lonesome/Jealous Heart/Nothing I'd Rather Do/So Close/If You've Got the Money(I've Got the Time) 全30曲

 40年代末から長きにわたって正統カントリーのスタイルを守り続けながらも、埋もれてしまった感のあるカール・バトラーの、ベア・ファミリーからの復刻第2弾。ホンキー・トンク・スタイルの若き担い手として売り出した54年から58年の、オーケー、コロムビア録音のすべて。シンプルだが味わい深いスティール・ギター、お約束どおりのピアノなど、古き良き時代のまっすぐなサウンドと、カールのバリトン・ヴォイスが実にマッチした、最高のカントリー・ソングが集まっている。特筆すべきはウェブスター・ブラザーズのハーモニー、伝統のブラザー・デュオ・スタイルをホンキー・トンク・サウンドに融合させたヴォーカルが見事で、とりわけ、"Angel Band"などカールとのトリオによるゴスペルの素晴らしさは、筆舌に尽くしがたいものがある。弟オーディー・ウェブスターはのちにスタンレー・ブラザーズやチャーリー・ムーア&ビル・ネイピアなどとのレコーディングを残している。デイル・ポッター(f)、サミー・プルエット(g)、ドン・ヘルムズ(steel g)、ベニー・シムズ(f)、ハンク・ガーランド(g)、グラディ・マーティン(g)など、脇を固める凄いメンツの呼吸も聴きどころ。"I'll Go Steppin' Too"や"Till the End of the World Rolls 'Round"など、フラット&スクラッグスがとりあげて以来ブルーグラス・スタンダードとして今も残る名曲、ジム・イーンズが改作してレノ&スマイリーがカヴァーし、のちにリッキー・スキャッグスがナンバー・ワン・ヒットさせた"I Wouldn't Change You If I Could"のオリジナル・ヴァージョンなど、興味深い曲が多数含まれる。
●HAL LONE PINE & BETTY CODY『On the Trail of the Lonesome Pine』BCD-16787 CD \3.255-[COUNTRY REISSUES AND DISCOVERIES]

HAL LONE PINE & BETTY CODY:On the Trail of the Lonesome Pine/I'm Talkin', Start Walkin'/HAL LONE PINE:Lipstick on Your Collar/From One O'Clock to Midnight/Pretty as a Queen/Little Jeannie/Prince Edward Island is Heaven to Me/From Paree to Tennessee/Honey, Honey Mine/HAL LONE PINE & BETTY CODY:Come Back to This Heart of Mine/In Sunny Tennessee/HAL LONE PINE:She Took/HAL LONE PINE & BETTY CODY:Don't Stop - I Like It!/HAL LONE PINE:Fuzzy-Wuzzy Teddy Bear/BETTY CODY:Pale Moon/HAL LONE PINE & BETTY CODY:The Waltz of the Bride/Yes I Do, No I Don't(The Question Song)/HAL LONE PINE:When It's Appleblossomtime in Annapolis Valley/Lord Please Tell Me, Do/I'll Be Waiting Patiently/One Poor Lonely Heart/Mama Come Home/BETTY CODY:Tom-Tom Yodel/Jealous Love/HAL LONE PINE:No Heart At All/Add a Name/HAL LONE PINE & BETTY CODY:Gonna Build a Fence Around You/BETTY CODY:Tell It Right/HAL LONE PINE & BETTY CODY:I Heard the Bluebirds Sing/HAL LONE PINE:It's Good-bye And So Long To You 全30曲

 かつてのジョージ・ジョーンズとタミー・ワイネット、近くはティム・マグロウとフェイス・ヒル、カントリーの伝統のひとつである「ハズバンド&ワイフ」デュエット、その草分けともいうべきハル・ローン・パインとベティ・コディ、50年代前半のクラシック音源集。メイン州生まれのハロルド・"ローン・パイン"・ブルーと、カナダはケベック州生まれのベティ・コディ、結婚後、まずカナダで人気者となってアメリカに凱旋、RCAヴィクターでスター・デュオとして活躍、WWVAジャンボリーのヘッドライナーとして人気を集めた。シンプルだが味のあるエレキ・ギターとスティールにフィドル、ピアノ、アコーディオンなどが織り成す溌剌としたサウンドと、ヒルビリー・ムード溢れるハル・ローン・パインのヴォーカルとブラザー・デュオにも通ずる夫妻のデュエット、ベティ・コディのヨーデルも交えて、グッド・オールド・デイズのカントリー・サウンド全開、若々しいエネルギーの勢いを感じさせるナンバーが揃っている。カナダ時代からの仲間たちが主としてバックを務めているが、ニュー・ヨーク録音の後半には、チェット・アトキンズ、ジェリー・バード、グラディ・マーティン、ジョージ・バーンズなど、名だたる連中がセッション参加、厚みを増したサウンドを生み出している。因みに、若くして不慮の死を遂げた天才ギタリスト、レニー・ブルーは夫妻の息子で、幼い頃から両親のステージでギターを弾いていたとのことである。

NS-001 JAIMIE HARTFORD『Part of Your History; Songs of John Hartford』CD \2,888-(本体\2,750-)(歌詞付)[再入荷]

Back in the Good Ole Days/Presbyterian Guitar/In Tall Building/First Girl I Ever Loved/Wish We Had Our Time Again/Gentle On My Mind 他全12曲

 ジョン・ハートフォードがどれほど素晴らしいか、そ れは70年代という自由の空気をどーいう風に感じるかという、まさに個人的な問題かも知れない。「愛と平 和」、書いてしまうと「へ」のようなお題目だけど、それを手に入れるためにどれだけ真剣に心の自由を得よ うとし、面従腹背であろうと権力や権威に反抗を続けたかということ、浮世の地位や名誉、金や物質がいか に無意味かということ、そんなことがいっぱい、その詩とメロディーに込められている。それが、ジョン・ ハートフォードの音楽だったと思う。ブルーグラスが生んだ最高のシンガー/ソングライターだったと思う。 ピーター・ローワンの心の内面に入り込む詩と違い、あくまでも平易な詩と状況描写でありながら、とても深 い感動を呼び起こすジョンの音楽の奥深さが、こうして息子によってよみがえるなんて、ほんと、幸せなこ とだと思う。バックアップはサム・ブッシュ、ケニー・マローン、デニス・クロウチ、ベラ・フレック、ノー マン・ブレイクらによる完璧なハートフォード・サウンドに、バッサー・クレメンツ、ロニー・マッカーリー、 デビッド・グリスマンら、そしてボーカルにはナンシ・グリフィス、エミルー・ハリス、ジョン・コーワン、ティ ム・オブライエンほか、ジョンを慕う人たちがゲストとして参加、ジェイミーの素晴らしいボーカルを支え る。…みんな素晴らしいが、サムが見事だ!! ...Let's have our time again!!

●THE HUNGER MOUNTAIN BOYS『Blue Ribbon Waltz』OFR-003 CD \2,888- (本体\2,750-) [再入荷]

I'm Going Back Where Time Stands Still/Hang My Hat #1/Can We Get Along With This/Cry Away the Years/Dreaming/You Left Me/Katie Dear/Cold Feet/Let Us Travel, Travel on/I've Had a Big Time Today/I Was Left Behind Sweethearted Dear/Hang My Hat #2/Blue Ribbon Waltz 全13曲

 東部マサチューセッツから、とてもいまどきとは思えないオールド・ファッションなスタイルで登場、昨年秋のIBMAウィークでも大きな注目を集めた現代版ブラザー・デュオ、テディ・ウェーバー(g,d)とキップ・ビーコ(m,f,g)のふたり組、ハンガー・マウンテン・ボーイズのセカンド・アルバム。30年代、40年代のブラザー・ハーモニーを頑なに守りつづけ、モンロー・スタイルのマンドリンとダイナミックなドライヴィング・リズムを刻むギターをバックに、ノスタルジーとセンチメントに溢れた古きよき時代のエンターテインメントをヴィヴィッドに再現している。2003年のマウンテン・ステージ・ソングライター・コンテストで優勝したという実績に裏付けられたオリジナル・ソング、これがまたふたりの呼吸、間合いに往時の雰囲気を湛えたブラザー・デュオの真髄を体得した味わい豊かなもの、そしてブルー・スカイ・ボーイズにルーヴィンズ、ブルーグラス・デュエットからは懐かしいケンタッキー・トラヴェラーズと、カヴァー曲にもひねりを効かせて楽しませてくれる。
●SADIE COMPTON『Trouble Come Knockin'』FACH-0301 CD-R \2,888-(本体\2,750-)[再入荷]
Candy Gal/Cruel Willie/The Last of Callahan/Mamie's Waltz/Little Dutch Girl/Screamer/Brother Eli/Tombigbee Waltz/When I Can Read My Titles Clear/Trouble Come Knockin'/Happy One Step 全11曲
マイク・コンプトンの奥方、セイディーのデビュー作となるオールドタイム・フィドル・アルバム。セイディーがここで演奏しているのは、ノルウェーの国民的民族楽器となっているハーデインジャー・フィドル(The Hardingfeleとも呼ばれているらしい)という、8弦のフィドル。美しい彫刻とインレイに彩られた楽器で、通常の4弦に、それぞれ共鳴弦がついている(その構造、チューニング等、実際のところ理解できていません)というもので、より柔らかな音色という印象。オールドタイム・フィドルの第一人者ジェイムズ・ブライアン、ブルース・モルスキー(bjも)とのツイン・フィドル、トリプル・フィドルのアンサンブルを軸に、アパラチアン・トラッドにルイジアナ生まれのセイディーらしさをだしたケイジャン・フィドル、さらにはケルト風味をも加えた、極めて地味ではあるが美しい、落ち着いた演奏を聴かせている。4曲のオリジナルと6曲のトラッド、そしてオラベル・リードから学んだヒムという構成。マイク・コンプトン(m、g)、アラン・オブライアント(bj、g)などがサポートを務めている。
B000474402 JOSH TURNER『Your Man』CD \2,573-(本体\2,450-)[新着]
 デビュー作『Long Black Train』がスマッシュ・ヒットを記録、ソングライターとしても注目の若手ジョッシュ・ターナーの第2作。ブルーグラス・テイストに始まって正統スタイルはもとより、アコースティック・ギターが印象的なバラードや現代感覚溢れるビートの聴いたサウンドまでの多彩なスタイル、カントリー・ファンの心をくすぐる歌詞を、ディープなバリトン・ヴォイスで聴かせてくれる。前作同様、ブルーグラスの匂いがプンプンするがそれもそのはず、少年時代のヒーローはラルフ・スタンレーだったというジョッシュ、ラルフとの共演(コーラスにダイアモンド・リオという豪華版)が叶って満足だろう。ブライアン・サットン、オーブリ―・ヘイニ―が全編大活躍。カントリー・チャート初登場1位だ。
CAP-60751 LINDA RONSTADT『The Best of Linda Ronstadt:The Capitol Years』CD2枚組\3,675-(本体\3,500-)[新着]
 60年代末から現在まで、ウェスト・コーストを代表する女性シンガーとして、フォーク、カントリー、ポップ、ジャズと多彩なジャンルでトップの座にありつづけるリンダ・ロンシュタットのアーリー・イヤーズ集大成。ストーン・ポニーズからソロ・シンガーとして独立した69年の『Hand Sown...Home Grown』、エリア・コード615のメンバーとの『Silk Purse』('70)あたりでは、フォーク・ロックとカントリーのはざまで揺れ動いていたのが、のちにイーグルスとしてメガ・スターとなるグレン・フライやドン・ヘンリーとの『Linda Ronstadt』('72)で、「ローレル・キャニオン・サウンド」とも称されるオリジナリティ溢れる独自のカントリー・スタイルを確立、『Heart Like a Wheel』('74)収録の"You're No Good"が初のナンバー・ワン・ヒットとなり、ポップ・スターへと上り詰めたリンダの軌跡が、未発表曲やライヴ・テイクを加えてコンプリートに収められている。セルダム・シーンとの交流やのちのエミルー、ドリーとのトリオなど、記憶に残るセッションも多いリンダの、初々しいヴォーカルが楽しめる。