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NEW ARRIVALS 0311                   2003/12/06
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[DVD NEW RELEASE]
[BLUEGRASS NEW RECORDINGS]
[BLUEGRASS REISSUES AND DISCOVERIES]
[FOLK & OLDTIME NEW RECORDINGS]
[COUNTRY NEW RECORDINGS]
[COUNTRY REISSUES AND DISCOVERIES]

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[DVD NEW RELEASE]
●NITTY GRITTY DIRT BAND『Will The Circle Be Unbroken:Farther Along』CAP-90416 DVD \2,950
My Walking Shoes(Jimmy Martin)/Catfish John(Alison Krauss with Jerry Douglas & Randy Scruggs)/One Step Over The Line(John Hiatt & Rosanne Cash with Jerry Douglas)/Roll The Stone Away/Love, Please Come Home(Del McCoury with Robbie & Ronnie McCoury)/All Prayed Up(Vince Gill)/Oh Cumberland(Matraca Berg)/Fishin' Blues(Taj Mahal with Vassar Clements)/The Lowlands(Jaime Hanna & Jonathan McEuen)/Return To Dismal Swamp II(Jerry Douglas)/Earl's Breakdown(Earl Scruggs with Randy Scruggs, Vassar Clements & Jerry Dougla)/I Find Jesus/Mama's Opry(Iris Dement with Matraca Berg)/Will The Circle Be Unbroken(Grand Finale) 全14曲
 ニッティ・グリッティ・ダート・バンドの名盤シリーズ最新版『Will The Circle Be Unbroken, Vol.3』(CAP-40177\3,960)のプロモートの一環として開催されたコンサートのライヴ。再びルーツ・ミュージックにシフトしたVol.3の内容を一段と増幅させた、ライヴならではの楽しさが目いっぱい詰まっている。いつもながらにぎやかなジミー・マーティン、ユニオン・ステーションでのライヴよりもうんと楽しそうなアリソン・クラウス、アール・スクラッグスとジョン・マッキューエンのバンジョーでの対話などなど。上記本編の14曲の他にボーナス・トラックとしてライヴ・テイクが3曲、30分以上に及ぶ、エミルー・ハリスなど本編には登場しなかった人たちのレコーディング風景のドキュメントなど、多くのボーナス映像つき、充実の一枚。
●V.A.『American Folk & Country Music』BVD-20101 DVD \4,300
Sourwood Mountain(The New Lost City Ramblers)/Rambling Boy(The New Lost City Ramblers)/Born And raised In Covington(Roscoe Holcomb)/Barbara Allen(Roscoe Holcomb)/Sally Ann(Tracy Schwarz)/Old Smokey(Roscoe Holcomb)/Liza Jane(The New Lost City Ramblers)/La Par d'eronees(Cyprien Landreneau & His Band)/La Valse des Opelousas(Cyprien Landreneau & His Band)/Going Down The Road Feeling Bad(Cousin Emmy)/Turkey In The Straw(Cousin Emmy)/Give The Fiddle A Dram(Cousin Emmy)/How Mountain Girls Can Love(The Stanley Brothers)/Rank Stranger(The Stanley Brother)/Grey Eagle(Square Dance)/Chicken Reel(Dance Finale) 全16曲
 これはまた実に貴重な映像が復刻された。詳細は明らかにされていないが、1966年にドイツで放送されたTV番組の映像、しかも、本場アメリカでもあまり残されていない、本物のトラディショナル・ミュージックが記録されたもの。ロスコー・ホーカムやカズン・エミーなどフォーク・リヴァイヴァルの時代に「発見」されたオールド・タイマーや、トラディショナル・ミュージックを都会に伝えたニュー・ロスト・シティ・ランブラーズをメインに、ブルーグラスからケイジャンまで、これほどまでに濃い内容のパッケージでヨーロッパにまで進出していたこと自体驚くべきことであり、しかもそれがこうして映像として残されていたとは、さすがはドイツ。ジョージ・シャフラー、チック・ストリップリングなどクリンチ・マウンテン・ボーイズを従えたカーターとラルフ、かつてビデオ化されていたピート・シーガーのTVショウ、レインボウ・クウェストなどでしか見ることのできなかった、スタンレー・ブラザーズの演奏に涙するひともあるだろう。プロダクションも完璧のベア・ファミリーからの発売。
●DIXIE CHICKS『Top of the World Tour Live』COL-56366D DVD85分 \2,650
Goodbye Earl/Some Days You Gotta Dance/There's Your Trouble/Long Time Gone/Tortured, Tangled Hearts/Travellin' Soldier/Hello Mr. Heartache/Cold Day In July/White Trash Wedding/Lil' Jack Slade/A Home/If I Fall You're Going Down With Me/Cowboy Take Me Away/Godspeed(Sweet Dreams)/Landslide/Ready To Run/Wide Open Spaces/Sin Wagon 全18曲
ナタリー・メインズの発言をめぐって大騒動となるなか、全米で記録的な収益をあげた今夏のツアー、トップ・オヴ・ザ・ワールド・ツアーを収録したライヴDVD。フットボール・スタジアムなどの巨大な会場に膨大な物量でセットされたステージでのショウは、彼女たちのライヴ・バンドとしての実力を遺憾なく発揮した、完璧にショウアップされたものとして一見、一聴の価値あり。たった3枚のアルバムで実に3000万枚に迫るという、驚異的なセールスを記録したディキシー・チックス、その人気の程をうかがうに足る迫力満点のライヴ。強烈なビートにのったロッキン・カントリーからテキサス出身ならではのホンキー・トンク・スタイル、エミルー・ハリスがゲスト出演の"Godspeed(Sweet Dreams)"、そして話題のブルーグラス/アコースティック・セットまで、完璧のパフォーマンス満載。同時発売の2枚組ライヴCD(COL-90794\3,200)には、これより4曲多い22曲が収録されている。
入荷が少し遅れます。 12月12日頃
●RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Soldier of the Cross』SKFR-1005 DVD52分 \2,950
Soldier of The Cross/Amanda Jewell/Walls of Time/He Lives/Waiting at The Gate/Voice From on High/Seven Hillsides/Jesus Is The Missing Peace/Get Up John/Lead Me To The Rock/Hallelujah, I'm Ready to Go 全11曲
 リッキー・スキャッグスが、99年に発表し翌年グラミー賞ゴスペル部門で受賞したアルバム『Soldier of the Cross』(SKFR―5001\2,750)のプロモートのために、ナッシュヴィルのギブソン・ブルーグラス・カフェで開催したコンサートのライヴ。ジム・ミルズ(bj)、クレイ・ヘス(g)、ボビー・ヒックス&リューク・ブラ(f)、ポール・ブルースター&ダリン・ヴィンセントのハーモニー・ヴォーカルなど、ケンタッキー・サンダーの超重量級ブルーグラスが炸裂するド迫力ライヴ。これだけのメンツが揃えばもういうこともないでしょう。ホワイツ、ジェリー&タミー・サリヴァンがゲスト出演。
[BLUEGRASS NEW RECORDINGS]
●DWIGHT McCALL『Kentucky Peace of Mind』LAV-1091 CD \2,750
Tennessee Border/Perfect After All/Kentucky Peace Of Mind/A Better Man/Where You Gonna Hide/My Caroline In Carolina/I Cried Myself Awake/Yesterday's Gone/There'll Be No Blind Ones There/Behind These Prison Walls Of Love/She Did It For The Love/Getting You Out Of The Way/The Love that We Once Knew/Help Me Lord/Wildwood Flower blues/Handsome Molly 全16曲
 J.D.クロウ&ニュー・サウスのマンドリン・プレイヤー、リード&テナー・シンガーとして活躍しているドワイト・マッコールのソロ・プロジェクト。アール・テイラーとのコンビで知られるジム・マッコールの息子として、オハイオ・ブルーグラスの血を受けついだハイ・テンション・ブルーグラスが快感だったユニオン・スプリングスでも注目されていた。ここでは、J.D.(4曲)以下、リッキー・ワッソン(g)、ロン・スチュワート(f,bj)、ハロルド・ニクソン(bs)という現ニュー・サウスのメンバーや、ランディ・コーアズ(d)、ジョッシュ・ウィリアムズ(m)など旬のプレイヤーをバックに、さすがJ.D.が目をかけているのも納得の、抜群のヴォーカルを聴かせてくれる。ニュー・サウス99年のアルバム『Come On Down To My World』(ROU-0422\2,750)で実証済みのまっすぐなヴォーカル、御大J.D.はいうに及ばず、バンジョーとフィドル、二役で大活躍のロン・スチュワートと、リッキー・ワッソンのソリッドなリズム・ギターが演出する「これがニュー・サウスだ」といわんばかりのハード・ドライヴィング・ブルーグラスがなんとも快感。久しく新作発表のないニュー・サウス、ファンにとってはその渇きを癒してくれるアルバムだ。ユニオン・スプリングス時代のパートナーだったランディ・ポラードがハーモニー・ヴォーカルで参加している。
●LESTER & MIKE『Jump Shout And Stomp』RME-0700 CD \2,750
This Morning At Nine/I Couldn't Believe It Was True/Crying Games/Childish Love/Just A Girl From The Past/So Many Times/Don't Laugh/Plant Some Flowers By My Graveside/Ain't Gonna Work Tomorrow/Have You Come To Say Goodbye/Farther Along 全11曲
 ナッシュヴィル・ブルーグラス・シーンを側面からサポートし続けているレスターとマイク、アーミステッド父子が、あのお騒がせバンド、テネシー・マフィア・ジャグ・バンドの『Barnyard Frolic』(RME-0600\2,750)に続いて発表した新作。今回は、TMJBのアルバムでも何曲か聴かれたクラシック・テイストのストレート・ブルーグラスを、パーフェクトに演じきっている。ルーヴィン・ブラザーズの2曲やエディ・アーノルド、ジミー・デイヴィスのカントリー・クラシックなど、レスター&マイクのヒルビリー色濃厚なヴォーカルにぴったりとはまった選曲、スクラッグス/クロウ・スタイルでいまいちばんのソリッド・バンジョーを聴かせるデイヴ・タルボットと、若手ナンバー・ワン・フィドラー、シャド・コッブを軸とする抜群のサウンド、クラシック・ブルーグラスの雰囲気いっぱいの見事な作品に仕上がっている。TMJBにも参加しているマーティ・スチュアート、パーカッシヴなスラップ・リズム・ギターが印象的なケニー・ヴォーンなどがゲスト参加。故ジーン・ウートンの想い出に捧げられた"Farther Along"などでのマイク・ウェッブのヒルビリー・ドブロも効果的。
●V.A.『Flatpicking Favorites:Hot & Spicy』FGM-112 CD \2,750
Wheel Hoss(Davis & Sutton)/Farewell Blues(Grier & Hurst)/Cherokee Shuffle(Smith & Fore)/Lonesome Fiddle Blues(May & Kilby)/Gold Rush(Kilby & Davis)/Lonesome Reuben(Rice & Keel)/Big Sandy River(Kaufman & Curry)/Bill Cheathum(Eldridge & Falco)/Arkansas Traveler(Harman & Tinnon)/Leather Britches(Kessinger & Cosgrove)/Salt Creek(Nunally & Nygaard)/Forked Deer(Hurst & Stafford)/Panhandle Rag(Maddux & Cook)/Flop-Eared Mule(Kessinger & Smith)/Cattle in the Cane(Cosgrove & Fore)/Back Up and Push(Sutton & Grier) 全16曲
 フラットピッキン・ギター・マガジンからの新作。上記のとおり、ブライアン・サットン、デヴィッド・グリア、ジム・ハースト、ケニー・スミス、ワイアット・ライス、コディ・キルビー、ティム・スタッフォードなどなど、現在のフラットピッキン・ギターを代表するスーパーピッカーたちがふたりずつ、いろんな組み合わせでスタンダード・ナンバーを思いきり弾きまくる、これぞフラットピッキンの決定盤。クラレンス・ホワイト/トニー・ライスを出発点に、各人がそれぞれのアイディア、ノウハウをぶちこんで磨き上げたテクニックを武器に展開する凄まじいまでのインプロヴィゼーション。ギターという楽器の可能性が無限に拡大されていく情況を、とくと味わってみたい。
[BLUEGRASS REISSUES AND DISCOVERIES]
●TONY RICE『58957:The Bluegrass Guitar Collection』ROU-11622 CD \2,750
Tipper/Monroe's Hornpipe/Jerusalem Ridge/New Chance Blues/Blackberry Blossom/Fiddler's Dram-Whiskey Before Breakfast/Whitewater/Lost Indian/Stoney Point/Misty Morning/Gold Rush/Foggy Mountain Rock/Stoney Creek/Home Sweet Home/Bill Cheatham/Stoney Lonesome/Soldier's Joy/Cheyenne/Big Mon/Birdland Breakdown/Port Tobacco 全21曲
 現代ブルーグラス・フラット・ピッキン・ギターの規範を完成させたトニー・ライス、そのギター・スタイリングのすべてを一望する、問答無用の全21曲集。30年のキャリアの殆どを過ごしてきたラウンダーに残した多くのソロ・アルバムやトニー・ライス・ユニット、弟たちとのライス・ブラザーズやオール・スター・バンド、ブルーグラス・アルバム・バンドでの録音、さらにはベラ・フレックとのセッションやノーマン・ブレイクとのコンビでの録音など、ラウンダーに数多く残してきた音源からセレクトされた、トニー・ライス・ギターの決定盤。タイトルの「58957」とは、あのマーティンD-28、かつて故クラレンス・ホワイトが所有し、のちにトニーが買い取ったという、1935年製マーティン・ギターのシリアル・ナンバーである。
[FOLK & OLDTIME NEW RECORDINGS]
●MATT KINMAN『When The Works All Done This Fall』MK-001 CD \2,750
When The Works All Done This Fall/Red Lick/Don't Let Your Deal Go Down/Logan County Blues/I Saw A Man At The Close Of Day/Dixie/Wednesday Night Waltz/Wild Bill Jones/Banjo Pickin' Girl/Old Time John Henry/Davy/Hangman's Reel/John Brown's Dream/Fugitive's Lament 全14曲
 ナッシュヴィル界隈のオールドタイム・ミュージック・サークルで注目を集めつつある若手マルチ・プレイヤー/シンガー、マット・キンマン(f,g,bj)のソロ・デビュー作。オールド・クロウ・メディシン・ショウに加わったりしたのち、現在はキンマンズ・オールド・タイム・セレネイダーズというストリング・バンドで活動しているという、故ジョン・ハートフォードの周辺に集まった若手のひとり、そしてリロイ・トロイやラリー・パーキンスとの交友をとおして、その筋でひそかに話題となっているということだ。独特の奏法が印象的なフィドル・チューンと寂寥感をたたえた朴訥なヴォーカルが、味わい深いオールドタイム・ミュージックを作り上げている。そしてアルバムの最初と最後に収められたカウボーイ・ソング、"The Little Hobo"というニックネームの所以となったマット独自のスタイルがなんとも印象的。リロイ・トロイ(bj,bs,g)、ドリュー・フェダック(g)、マット・コームズ(bs)がサポートしている。
●DOC WATSON & DAVID HOLT『Legacy』HW-1258 3CD \4,500
[DISC 1:BEGINNINGS]Cousin Sally Brown/"I Played Like The Rest Of The Boys"/"Dad Was A Harmonica Player"/"The King's Treasure"/Deep River Blues/"Cat With Ten Lives"Ruben's Train/"Learn To Pick It Good"/Georgie Buck/Darlin' Cory/"Doc's First Guitar"/When The Roses Bloom In Dixieland/"Leaving Home"/Never No More Blues/"Wood Sheddin'"/Beaumont Rag/"Fingerstyle Guitar"/Freight Train
[DISC 2:A LIFE IN MUSIC]Sittin' On Top Of The World/"Playin' On The Street"/Down The Road/Bury Me Beneath The Willow/"The Woman From Wildcat"/"The Legend Of Tom Dooley"/Tom Dooley/"Hitting The Road"/"Going Solo"/"Top Of The Heap"/The Tennessee Stud/"Building Bridges"/Ready For The Times To Get Better/"Living The Blues"/"Blessed"/Rolling In My Sweet Baby's Arms
[DISC 3:THE LEGACY CONCERT]Whiskey Before Breakfast-Ragtime Annie/Shady Grove/Whoop 'Em Up Cindy/Otto Wood/Dad Taught Me To Play Harmonica/Old Molly Hare/Home Sweet Home/Railroad Bill/Train That Carried My Girl From Town/Walk On/Bantar Vs. Gitjo/Don't Get Weary/Black Eyed Susie/The Telephone Girl/Stand By Me/Just To Ease My Worried Mind/Raincrow Bill-Hambone Rhythm/I Got The Blues And I Can't Be Satisfied 全34曲
 人間国宝ドク・ワトソンが、独自のスタンスで活躍している現代版オールドタイム・ミュージックの人気者デヴィッド・ホルトとの共演で発表した、3枚組のコレクターズ・エディション。ディスク1と2には、ドク自身が語るライフ・ストーリーを演奏を挟みながら収録、ディスク3に、2001年春のノース・キャロライナ州アッシュヴィルとブーンでのふたりのライヴを収めたというもの。演奏の楽しさ、素晴らしさもさることながら、ドク自身の言葉で語られる物語、幼い日の思い出やミュージシャンとしての出発点、音楽にまつわるもろもろの内容が実に興味深いものとなっている。今年のグラミー賞トラディショナル・フォーク・アルバム受賞作品。
[COUNTRY NEW RECORDINGS]
●DIXIE CHICKS『Top of the World Tour Live』COL-90794 2CD \3,200
Goodbye Earl/Some Days You Gotta Dance/There's Your Trouble/Long Time Gone/Tortured, Tangled Hearts/Travellin Soldier/Am I The Only One(Who's Ever Felt This Way)/Hello Mr. Heartache/Cold Day In July/White Trash Wedding/Lil' Jack Slade/A Home/Truth No. 2/If I Fall You're Going Down With Me/Mississippi/Cowboy Take Me Away/Godspeed(Sweet Dreams)/Landslide/Ready To Run/Wide Open Spaces/Top Of The World/Sin Wagon 全22曲
 この1年、なにかと話題の中心にいたディキシー・チックス、6100万ドルという驚異的な売上を記録した今夏のツアー、トップ・オヴ・ザ・ワールド・ツアーからの2枚組ライヴ・アルバム。それぞれに1000万枚を超えるモンスター・ヒットとなった『Wide Open Spaces』と『Fly』そしてメジャー・レーベルの制約を受けることなく、ルーツへと立ちかえったブルーグラス・セッション・アルバム『Home』、3枚のアルバムからのえりすぐりのセレクションに、トップ・グループの貫禄、ライヴ・バンドの実力、その持てるすべてを遺憾なく発揮した全22曲。デヴィッド・グリッソム(g)をリーダーとするバック・バンドの、パワー全開、大迫力パフォーマンスも凄まじい。ブルーグラス・セットでは、アダム・ステフィ、ブライアン・サットンに代わって参加のブレント・トゥルイット(m)、キース・スーウェル(g)が活躍。スペシャル・ゲストとしてエミルー・ハリスが1曲、"Godspeed(Sweet Dreams)"でハーモニーをつけている。CDより4曲少ない18曲収録のDVD(COL-56366D\2,650)も同時発売。
●RIDERS IN THE SKY『Silver Jubilee』ACD-55 2CD \3,500
Texas Plains/Cool Water/Back in the Saddle Again/Compadres in the Old Sierra Madres/Sidekick Heaven/Blue Bonnet Lady/(Ghost)Riders in the Sky/The Line Rider/We're Burnin' Moonlight/Phantom of the Chuckwagon/La Malaguena/Here Comes the Santa Fe/The Arms of My Love/Salting of the Slug/Way Out There/Tumbling Tumbleweeds/Ride Cowboy Ride/Ringo/The Biscuit Blues/Lonely Yukon Stars/That's How the Yodel Was Born/Blue Montana Skies/Woody's Roundup/Reincarnation-Sundown in Santa Fe/My Oklahoma/Wah-Hoo/Early Autumn/Rawhide/You're Wearing Out Your Welcome Matt/Questions/There's a Blue Sky Way Out Yonder/Riders Radio Theatre Medley-So Long Saddle/The Cowbow Way 全33曲
 アナクロの極みともいうべき「ウェスタン」音楽を、西部劇そのままのファッションで演じて大人気、ライダース・イン・ザ・スカイの結成25周年を記念しての集大成ともいうべき当たりナンバー集。レインジャー・ダグのヨーデルもまじえてのヴォーカルと完璧のハーモニー、ウッディ・ポールのスウィンギーなフィドルとジョーイ・「カウポルカ・キング」・ミスカリンのアコーディオンをおしててた絶妙のアンサンブルそしてお約束、トゥー・スリムの演じるコメディ・ルーティーン。最近はアニメ『トイ・ストーリー2』や『モンスターズInc.』の音楽で子供たちのヒーロー(?)にもなっている彼らのハッピー・ウェスタン決定盤。ライヴでの抜群の楽しさを垣間見せてくれるライヴ・トラックも含めての全33曲、古きよき時代のアメリカン・ミュージックを代表する、カウボーイ/ウェスタン・ミュージック。
●DOLLY PARTON『For God And Country』WMG-79756 CD \2,450
The Lord Is My Sheperd/Star Spangled Banner/God Bless The USA/Light Of A Clear Blue Morning/When Johnny Comes Marching Home/Welcome Home/Gee Ma, I Wanna Go Home/Whispering Hope/There Will Be Peace In The Valley For Me/Red, White And Bluegrass/My Country 'Tis Of Thee/I'm Gonna Miss You/Go To Hell/Ballad Of The Green Beret/Brave Little Soldier/Tie A Yellow Ribbon/Color Me America/The Glory Forever 全18曲
 シュガー・ヒル・レコードでのブルーグラス3部作に続く、ドリー・パートンの最新録音。このところのアメリカ社会の急速な右傾化が、元来保守的なカントリー・ミュージックの世界でもより増幅されたかたちで目立っているが、今回はドリーもまたそうした流れにのってしまったか、というペイトリオット・ソング・アルバム。タイトルが示すとおリ、国歌"Star Spangled Banner"をはじめとするアメリカ賛歌と信仰心という、南部の普通のひとたちの日常生活と密接に関わった音楽を、各曲への思いを語った言葉をそえてストレートに唄っている。合唱団やフェアフィールド・フォーを伴った荘重なトラディショナル・ヒムや、ゲイリー・デイヴィス(bj)、ジミー・マッティングリー(f&m)、ダレル・ウェッブ(m)、ロバート・へイル(g)、ランディ・コーアズ(d)などとの快調なブルーグラス・セットも含んでいる。南北戦争当時の愛唱歌"When Johnny Comes Marching Home"や、ヴェトナム戦争を背景にポップ・ヒットとなった"Ballad Of The Green Beret"、囚人の想いを戦地の兵士におきかえた"Tie A Yellow Ribbon"などに、ドリーのオリジナルを配しての「ペイトリオット・ソング・アルバム」は、トビー・キースやダリル・ワーリーなど一連のヒット曲とは一線を画したものとなっている。
●TOBY KEITH『Shock'n Y'all』UNI-450435 CD \2,650
I Love This Bar/Whiskey Girl/American Soldier/If I Was Jesus/Time For Me To Ride/Sweet/Don't Leave, I Think I Love You/Nights I Can't Remember, Friends I'll Never Forget/Baddest Boots/The Critic/The Taliban Song/Weed With Willie 全12曲
 先日発表された第37回CMAアウォードでは、最多7部門にノミネートされながら無冠に終るという、残念な結末となったトビー・キース、近頃何かと話題の彼の最新作。このところの大ヒット連発でトップ・スターの座についた彼の、自信に溢れたヴォーカルが全編力強く響いている。新進気鋭のカントリー・シンガー/ソングライター、スコッティ・エメリックとの共作を含め、殆どが自作オリジナル、シングル・チャートでトップ独走中の"I Love This Bar"をフィーチュアした、メインストリーム・カントリーの王道を行く会心作。カントリーはもちろん、トップ200でも堂々の初登場1位。
●REBA McENTIRE『Room To Breethe』B000045102 CD \2,650
Secret/If I Had Any Sense Left At All/My Sister/Once You've Learned To Be Lonely/Moving Oleta/Love Revival/He Gets That From Me/I'm Gonna Take That Mountain/Room To Breathe/Sky Full Of Angels/Someday/It Just Has To Be This Way(duet with Vince Gill) 全12曲
 当代最高の女性カントリー・シンガー、リーバ・マッキンタイアの最新作。ダン・ダグモア、ジョン・ジョーゲンソン、ラリー・フランクリンなどナッシュヴィル最高のセッションマンの手になる抜群のサウンドにのせた、リーバのヴォーカルが素晴らしい正統派カントリー・バラードを軸に、スウィンギーな曲も交えてさすがの仕上がり。トップ20にランクインしているヒット・シングル"I'm Gonna Take That Mountain"などでの、アリソン・クラウスやデイヴ・タルボットを起用してのアコースティックな味付けも見事だし、久々のヴィンス・ギルとのデュエットも聴かせる。アリソン、ソニア・アイザックスがハーモニー・ヴォーカルで参加。
[COUNTRY REISSUES AND DISCOVERIES]
●JOHNNY CASH『Unearthed』B000167902 5CD \9,800
[DISC 1:UNEARTHED VOLUME ONE:WHO'S GONNA CRY]Long Black Veil/Flesh And Blood/Just The Other Side Of Nowhere/If I Give My Soul/Understand Your Man/Banks Of The Ohio/Two Timin' Woman/The Caretaker/Old Chunk Of Coal/I'm Going To Memphis/Breaking Bread/Waiting For A Train/Casey's Last Ride/No Earthly Good/The Fourth Man In The Fire/Dark As A Dungeon/Book Review(bonus track)/Down There By The Train(bonus track)
[DISC 2:UNEARTHED VOLUME TWO:TROUBLE IN MIND]Pocahontas/I'm A Drifter(version 1)/Trouble In Mind/Down The Line/I'm Movin' On/As Long As The Grass Shall Grow/Heart Of Gold/The Running Kind(featuring Tom Petty)/Everybody's Trying To Be My Baby/Brown-Eyed Handsome Man(with Carl Perkins)/"T" For Texas/Devil's Right Hand/I'm A Drifter(version 2)/Like A Soldier(bonus track, with Willie Nelson)/Drive On(bonus track, alternat lyrics)/Bird On A Wire(bonus track, with Orchestra, live)
[DISC 3:UNEARTHED VOLUME THREE:REDEMPTION SONGS]A Singer Of Songs/The L & N Don't Stop Here Anymore/Redemption Song(with Joe Strummer)/Father And Son(with Fiona Apple)/Chattanooga Sugar Babe/He Stopped Loving Her Today/Hard Times/Wichita Lineman/Cindy(with Nick Cave)/Big Iron/Salty Dog/Gentle On My Mind/(with Glen Campbell)/You Are My Sunshine/You'll Never Walk Alone/The Man Comes Around/(bonus track, early take)
[DISC 4:UNEARTHED VOLUME FOUR:MY MOTHER'S HYMN BOOK]Where We'll Never Grow Old/I Shall Not Be Moved/I Am A Pilgrim/Do Lord/When The Roll Is Called Up Yonder/If We Never Meet Again This Side Of Heaven/I'll Fly Away/Where The Soul Of Man Never Dies/Let The Lower Lights Be Burning/When He Reached Down/In The Sweet By And By/I'm Bound For The Promised Land/In The Garden/Softly And Tenderly/Just As I Am
[DISC 5:UNEARTHED VOLUME FIVE:BEST OF CASH ON AMERICAN]Delia's Gone/Bird On A Wire/Thirteen/Rowboat/The One Rose/Rusty Cage/Southern Accents/Mercy Seat/Solitary Man/Wayfaring Stranger/One/Hung My Head/The Man Comes Around/We'll Meet Again/Hurt 全79曲
 故ジョニー・キャッシュがロック界の大物プロデューサー、リック・ルービンと組んだ『American Recording Series』は、その晩年のライフワークとして4枚のアルバムに結実し、そのいずれもがグラミー賞を受賞するという、まさにアメリカン・ミュージックのアイコンとしてのキャッシュの名声を永遠のものとした作品群となった。このボックス・セットは、そのアメリカン・レコーディング・シリーズのそれぞれを制作する際に、キャッシュ自身が自宅のスタジオで録音した数百曲もの候補作から、オリジナル・アルバムには収録されなかった未発表曲を3枚のCDに収めた補遺集。そしてディスク4には、幼い頃に母から学んだというゴスペル集(これらも未発表)、ディスク5にアメリカン・シリーズ4作からのベスト・トラック15曲を収めた、晩年のキャッシュを象徴する大作。カントリー・スタンダードやトラッド曲からロック・ナンバーまで、その唯一無二の存在感で押しきった圧倒的なヴォーカル。キャッシュ自身による収録各曲についてのコメンタリー、レア・フォト集を含む、104ページ(CDサイズ)もの解説書がついている。
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