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NNEW ARRIVALS 0212 2002/12/27 | ||
新着アルバムです。商品によってはこのウエブサイトでのみのご紹介となるものも有ります。 | ||
[BLUEGRASS NEW RECORDINGS] | ||
●BOBBY OSBORNE『Where I Come From』OMS-25130
CD \2,750 Mississippi/There's Always Yesterday/Borrowed Angel/High Cotton/If It Ain't Broke, Don't Fix It/High Weeds and Rust/You Gotta Have a Licence/The Great Pretender/Second Fiddle/South Pa/Say Hello to Heaven/Watch Old Memories Burn/Whistlin' in the Dark/Where I Come From 全14曲 ボビー・オズボーンのOMSレコードからのソロ・ヴォーカル・アルバム第2作。前作『The Selfishness in Man』('00 OMS-25050\2,750)は、60年代ヒット曲のカヴァーをメインにしたカントリー・アルバムという仕掛けで、ボビーのスウィート&クリアなヴォーカル作品となっていたが、今回は、カントリー・ヒットも数多いブルーグラス・ソングライター、ラリー・コードルの4曲を軸に、プロデューサーでもあるビリー・トロイなど仲間たちのオリジナルに、トミー・コリンズやバック・オウエンズのヒット、さらにはオールド&イン・ザ・ウェイもやっていたプラターズの"The Great Pretender"といったボビーのフェイヴァリット・ソングを、グレン・ダンカンのフィドルを核に、ジム・ミルズなどが加わったブルーグラス・セッションと、アンクル・ジョッシュ他をフィ−チュアしたアコースティック・カントリー・セットで、優美なサウンドに仕上げている。年齢を感じさせない圧倒的な存在感とうまさをみせるボビーのハイ・リードを、ポール・ブリュースター(1曲)、ヒュー・ムーア、ビリー・トロイなどが控えめなハーモニーでサポートする。 |
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●GLEN DUNCAN『Glen Duncan』OMS-25150 CD
\2,750 Mountain Hornpipe/Angel's Lullaby/Duncan's Blues/Footprints in the Snow(with Bobby Osborne)/Gallatin Road(with Earl Scruggs)/Lonesome Ridge/Sally Gooden/Cross Cut Saw(with Jesse McReynolds)/The Old Chieftain/December's Child/Katy Hill/Touch of the Master's Hand(with Eddie Stubbs) 全12曲 「カメレオン・フィドラー」の異名をもつヴェテラン、グレン・ダンカン、ブルーグラスはもちろん、カントリーでも数知れないレコーディングに参加してきた彼の、14年ぶりとなる3枚目のソロ・アルバム。チャーリー・クッシュマン(bj)、レイ・クラフト(g)、デヴィッド・ハーヴェイ(m)、テリー・スミス(bs)という基本セットで、ターコイズ・レコードで録音した曲のリメイクなどの自作オリジナルに、フィドラーの必須曲2曲を加えて丁寧に弾いている。ゲストとして迎えた、彼がサイドマンとして仕えた巨匠たちがそれぞれに存在感をみせて、花を添えている。ボビー・オズボーンのハイ・リード・ヴォーカル、ジェシー・マクレイノルズの超ハイテク・マンドリン、そして現在ファミリー&フレンズの一員としてサポート役を務めているアール・スクラッグスとのクラシック・スタイルのフィドル&バンジョー・チューン。さらに、今やWSMそしてオープリの名アナウンサーとして確固たる位置を築いたエディ・スタッブス(元ジョンソン・マウンテン・ボーイズ)の、あの深いバリトン・ヴォイスの語りをフィ−チュアしたゴスペルでフィナーレを飾るという構成も、なかなか心憎い仕掛けではある。 |
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●IIIRD TYME OUT『Singing On Streets Of Gold』CMG-0111
CD \2,750 My Lord's Gonna Be/Can You Imagine/We'LL Soon Be Done With Troubles and Trials/It's Not What You Know(It's Who You Know)/The Dream/Light at the River/A Song and a Prayer/How Great Thou Art/Just Over the Tide/Where No One Stands Alone/Rocked on the Deep/I Can Hear Them Singing Over There 全12曲 ラウンダーとの契約が満了したのか、サード・タイム・アウトの新作はインディ・レーベルからのリリース。このところIBMAアウォードでは無冠が続いてはいるが、その実力に微塵も揺るぎはなく、ここでも完璧のハーモニーと安定した抜群のアンサンブルで、ストレート・ブルーグラスからコンテンポラリーなアコースティック・サウンド、比類なきアカペラ・コーラスなど、さすが90年代以降のブルーグラス・シーンをリードしてきたトップ・グループの力を遺憾無く発揮した、見事という他ないアルバムに仕上げている。ゴスペル・アルバムということもあってか、いちだんとトラッド色を強めたサウンドに、スティーヴ・ディリング(bj)、ウェイン・ベンソン(m)そしてロンサム・リヴァー・バンドに移籍した創立メンバー、マイク・ハートグローヴに代わって参加したグレッグ・ラック(f)、それぞれの聴かせどころもきっちりとおさえて、落ち着いた、安定感いっぱいの大人のブルーグラスといった趣き。ただひとつ、このジャケットはあんまりじゃーありませんか?中身が肝心とはいえ、これはなんとかしなくっちゃ、、、。 |
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●BOB PAISLEY『Heritage』BW-1005 CD \2,750 Sold Down the River/You Are the Rainbow of My Dreams/Please Stop Falling/Rye Straw/Sad Prisoners Blues/I Ain't Gotta Work Tomorrow/All I Have to Offer You Is Me/Down Among the Budded Roses/Sourwood Mountain/Lovesick and Sorrow/Deep River/Take Your Shoes Off Moses 全12曲 ペンシルヴァニアをホームに、長年にわたってトラッド・ブルーグラス一筋の大ヴェテラン、ボブ・ペイズリー&サザン・グラスの最新作。かつてのパートナー、故テッド・ランディの息子たち、ボブ(bv&bj)とT.J.(f)に、サザン・グラスのメンバーだったドニー・エルドレスの息子ドニーJr(m)、そしてペイズリー家のダン(lv,tv&g)とマイク(bs)というファミリー・バンドにも似たラインナップで、アルバム・タイトルそのままに、テッドやデル・マカーリーなどの手で植え付けられたペンシルヴァニア/デラウェア地方、北東部のトラディショナル・ソリッド・ブルーグラスの伝統、ファミリー・トラディションを継承した、クラシック・テイストの純正ブルーグラスを演じて、ブルーグラス・ステイトから遠く離れた地ゆえに、かえってピュアなかたちが保たれてきたという、そんな想いを抱かせる濃い内容に感服である。かつて父ボブが手がけた曲のリメイクをメインに、モンロー、フラット&スクラッグス、ハイロウ・ブラウンなど先人の作品に新しい命を吹き込んで、そのソウル、エモーション、エネルギーを見事に映し出したダン・ペイズリーのハイ・ロンサム・ヴォーカルが素晴らしい。 |
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●AUDIE BLAYLOCK『Trains Are The Only Way
To Fly』AB-2000 CD \2,750 Trains Are the Only Way to Fly/Steal Away Somewhere and Die/Wildwood Flower Blues/Livin' Like a Fool/Which Way to Turn/Don't Wake Me/A Fool Such as I/Sorrows Fallin' All Around Me/Voice of My Savior/Pages of Time 全10曲 ロンダ・ヴィンセント&ザ・レイジのリズム、ハーモニーの要として、トップ・バンドへの躍進を支えてきたヴェテラン、オーディ・ブレイロックのソロ・アルバム。キング・オヴ・ブルーグラス、ジミー・マーティンのもとで鍛えられたソリッド・ブルーグラスの真髄を、録音当時ザ・レイジの同僚だった「ライト・ハンド・マン」トム・アダムス(bj)と、リン・モリス・バンドの若手実力派コンビ、ロン・スチュワート(f)とジェシー・ブロック(m)、ソリッド・ブルーグラスの何たるかを知り尽くした3人を迎えて、これでもかとたたみかけてくる。3人それぞれにもちろん素晴らしいが、それ以上にブレイロック自身のギターが、師匠マーティン譲りの、うしろから煽り立てるようなスピード感、ドライヴィング・リズムで、ソリッド・グラスの醍醐味を見事に演出している。ヴォーカルも、師匠のあの個性のきつさには及ばないが、ストレートなブルーグラス・ヴォイスがいい雰囲気で、師匠のレパートリーをまじえて、ロンダ・ヴィンセントを加えたハーモニーも決まっている。マイケル・クリーヴランドが1曲、トリプル・フィドルを聴かせる。 |
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●MIKE SNIDER STRING BAND『Mike Snider String
Band』MS-111 CD \2,750 Squirrel Hunter/Done Gone/MISIP-French Canadian Leather Britches/Snow Shoes-New 5 Cents/Midnight on the Water/Glory in the Meeting House-Abe's Retreat/Three Forks of Sandy-Dunbar/Shout Little Lula-Clinch Mt.-Mississippi Sawyer/Daley's Reel-Forked Deer/Lime Rock/Indian Ate the Woodchuck/Arkansas Traveller/Dance With Me Kenny-Tennessee Mountain Fox Chase 全13曲 バンジョー・チャンピオンにして"Hee Haw"ショウで人気を博したコメディアン、そして90年代以降はグランド・オール・オープリのレギュラーとして絶大な人気を誇るシンガー/コメディアン/バンジョー・ピッカー、マイク・スナイダーが新たに編成したマイク・スナイダー・ストリング・バンドのデビュー作。オズボーンズなどで知られるバディ・スパイカーの愛弟子シャド・コッブと、故ジョン・ハートフォードの秘蔵っ子マット・コームズ、それぞれに個性溢れるふたりのフィドラーが縦横無尽に駆け巡る、ストリングバンド・ミュージック、フィドル音楽の醍醐味横溢の一枚。チャーリー・クッシュマン(g)とテリー・スミス(bs)、ふたりのヴェテランがキープするリズムも完璧。故ハートフォードがその晩年、自らのライフワークとして魂を注いだアメリカン・フィドル・ミュージックへの想いをかたちにしたハートフォード・ストリング・バンド、スナイダーがそのスピリットを継承したストリングバンド・ミュージックの理想的な姿である。 |
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●MIKE SNIDER STRING BAND『Live at the Station
Inn』MS-112 CD \2,750 Intro by Glen Sutton/Denver Belle/Shakespeare/Soppin' The Gravy/Sweetie/Georgia/Bull At the Wagon/Religious Experience/Black And White Rag/If You Had What I've Got/Soldiers Joy Medley/Ashokan Farewell/Darlin' Pal 'O' Mine/Centipede/Sally Goodin/John Henry/Old Joe Clark 全11曲 上記に続くマイク・スナイダー・ストリング・バンドのセカンド・アルバムは、ナッシュヴィルの名所ステイション・インでのライヴ。スタジオ録音以上に乗りのよさをみせるシャド・コッブ、マット・コームズのフィドル・チューンに加えて、スナイダー自身のハーモニカ、クッシュマンのパーフェクトなスクラッグス・スタイル・バンジョーなどもたっぷりフィ−チュアされる。また、ヒー・ホウやオープリでの人気の源泉でもある彼のヒルビリー・ネタのきつーいジョークも、ネイティヴ・スピーカー並みのヒアリング力と、オチの理解力があれば十分に楽しめるという仕掛け。 |
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●DALE RENO『Renovations』SLR-1002 CD \2,750 Minor Swing/Passing Them Cherries/Road Runner/Alabam'/Merde Alors Waltz/Northwest Passage/Florida Blues/Reno Shuffler Hornpipe/My Father's Footsteps/Panhandle Rag/Paddy on the Turnpike 全11曲 レノ・ブラザーズ解散後、ヘイシード・ディキシーなるジョーダン・バンドなどで演奏しているデイル・レノ初のソロ・アルバム。エディ・アドコック(g)、ラリー・パーキンスと久々ブッチ・ロビンス(bj)、ボビー・ヒックス(f)などの曲者をそろえた顔ぶれに、ロニー(g&m)、ドン・ウェイン(bj&g)ももちろん参加している。思い切りハッタリを利かせたジャンゴ・ナンバーにはじまって、父ドン・レノやパーキンスのバンジョー・チューン、馴染み深いスタンダードに、ヒルビリー・テイストのヴォーカル曲(レノ&スマイリーのお気に入りだったカウボーイ・コーパスのヒット)や珍しいロニーとジョージ・シャフラーの共作曲、やっぱりはずすことのできないモンロー・チューンにデイルのオリジナル・ワルツなどをちりばめて賑やかに聴かせている。サム・ブッシュの影響をモロに受けたと思しきデイルを軸に、全員のホット・ピッキンが楽しめる。何台ものマンドリンを並べたジャケット写真からも、デイルのマンドリンへの想いが伝わってくるような作品。 |
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[BLUEGRASS REISSUES AND DISCOVERIES] | ||
●SCOTTY STONEMAN『Live in L.A. with the
Kentucky Colonels』RHY-1017 CD \2,750 Oklahoma Stomp/Once A Day/Eighth Of January/Any Damn Thing/Lee Highway Blues*/Down Yonder/Sally Goodin/A Wound Time Can't Erase/Shuckin' The Corn*/Listen The Mockingbird*/Cherokee Waltz/Cacklin' Hen/Orange Blossom Special*/Goodnight Irene 全14曲 ストーンマン・ファミリー(またの名をブルーグラス・チャンプス)というファミリー・バンドにあって、突然変異の如きエキセントリックなフィドル・プレイで、それまでのブルーグラス・フィドルの常識を覆した天才フィドラー、スコッティ・ストーンマン、彼が1965年、僅か半年の間在籍したケンタッキー・カーネルズでのプレイは、その名を歴史に刻むものとして今も語り伝えられている。今作は、75年にブライアー・レコードから発表されたアルバムに、4曲のボーナス・トラック(*、既発)を加えてCD化したもので、65年3月のアッシュ・グローヴ、7月、8月のコブルストーン・クラブでのライヴを収録したもの。余人には真似のできない左手の動きから生み出される、エネルギーとエモーションに満ち溢れた強烈なインパクト、ぶっとびまくりの凄まじいフレージング、40歳の若さでアルコールに溺れ世を去ることになる天才の、まさに絶頂期を捉えた数少ない貴重な記録。これでもかとばかりにおしまくる圧倒的なフィドリングと、カントリー・タッチの素朴なヴォーカルとの対比もおもしろい。 |
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●JIM SMOAK & THE LOUISIANA HONEYDRIPPERS『Bayou
Bluegrass』ARH-9032 CD \1,980 Calinda/Run, Boys, Run/Liza Jane/My Last Dollar Is Gone/Old Dan Tucker/The Lakes Of Pontchartrain/Rabbit, Where's Your Mammy?/Underneath The Weeping Willow/Chicken Pie/Kissin' Cousins/Woodchuck In The Deadnin'/Poor Man/Whoah, Mule, Whoah/Great Big Billy Goat/Bill Cheatum/Raisin' A Ruckus Tonight/The Fisher's Hornpipe/East Bound Train/Hop Light, Ladies/Silver Dagger/Mama Don't Allow 全21曲 ビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズ、ハイロウ・ブラウンのティンバーライナーズのメンバーとして知る人ぞ知るバンジョー・ピッカー、ジム・スモーク。60年代初頭、最南部ルイジアナに移り、レコーディングのために地元のミュージシャンを集めてルイジアナ・ハニードリッパーズを編成、フォーク・リリックとプレスティッジ・インターナショナルから2枚のアルバムを発表した。その音楽は、ジャケット写真に映し出されたメンバーたちの面構え同様、実に強烈なインパクトをもっていた。時あたかもフォーク・リヴァイヴァルの真っ盛り、都会でも受け入れられるようになって、ある種の洗練をみせていた時代の流れに逆行するかのようなルイジアナ・ハニードリッパーズのブルーグラスは、ケイジャンを隠し味に、オールドタイム・ミュージックの色濃い、生のエネルギーに満ちた「マウンテン・ミュージック・ブルーグラス・スタイル」そのものであった。このCDは、61年にフォーク・リリックから発売され、のちにアーフーリーから再発されたアルバムに、4曲の未発表曲を加えたもの。古謡を素材に、オールドタイム・ストリング・バンドの味わいをめいっぱい残した独特の味わいが凄い。 |
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●THE MARSHALL FAMILY『The Legendary Marshall
Family, Vol.1』REB-7505 CD \1,980 Amen, There's a Higher Power/I Just Want to Thank You, Lord/Take a Little Time for Jesus/I Need Jesus/Prophet Admiration/Children Go Where I Send Thee/Housewives' Prayer/The Lifeguard/Amazing Grace/Mama Always Had a Song to Sing/The Prettiest Flowers/Crying Holy 全12曲 70年代半ば、ラルフ・スタンレーに認められてメジャー・ブルーグラス・シーンに登場し、その美しいハーモニーで日本でも一時期人気を集めたファミリー・ゴスペル・グループ、マーシャル・ファミリーのベスト・セレクション。ジュディ(g)の清楚なリード・ヴォーカルを軸としたハーモニーと、ソングライターでもあるデヴィッド(bj&g)、ダニー(m)、ベン(bs)、20歳前後の兄弟たちの若々しいアンサンブルが新鮮だった。74年から78年の間にレベルに残した4枚のアルバムから選ばれた12曲。廉価盤での初CD化。 |
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●RHONDA VINCENT『My Blue Tears』REB-7506
CD \1,980 Good Morning Country Rain/Lone Star State of Mind/Goin' Gone/Birmingham Turnaround/Deepening Snow/My Blue Tears/We Were Almost Like a Dream Come True/Wishing Well Blues/I'm Not That Lonely Yet/Love Without a Trace/Mama's Angels/Bobby Sarah/Rise and Shine 全13曲 今や名実ともにブルーグラス界を代表するシンガー(女性シンガーということではなく)のひとりとなったロンダ・ヴィンセント、彼女がレベル・レコードに在籍した88年から91年の間に発表したアルバムから選曲された、ベスト・トラック13曲の廉価盤でのリリース。ファミリー・バンド、サリー・マウンテン・ショウから独立して、ソロ・アクトとしての道を歩み始めた時期、まだまだ垢抜けることのない、ローカル・ミュージシャンのにおいをまとっていた時代の記録。 |
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●RALPH STANLEY『Clinch Mountain Gospel』REB-1571
CD \2,750 Over In The Gloryland/Beautiful Star Of Bethlehem/Oh Death/There'll Be None On The Other Side/Mother's Not Dead/Jesus Savior Pilot Me/Traveling The Highway Home/I've Just Seen The Rock Of Ages/Amazing Grace/What A Price/Are You Afraid To Die/I Am Weary(Let Me Rest) 全12曲 時の人、ラルフ・スタンレーの数あるゴスペル・アルバムのなかで、最高傑作とも目される77年作品のCD化。キース・ウィットリー、ジャック・クック、カーリー・レイ・クライン、レンフロー・プロフィットという、最強メンバーともいうべきクリンチ・マウンテン・ボーイズの、鉄壁のコーラスとアンサンブル、何より、ブルーグラス・ヴォーカリストとして頂点を究めんとしたキースが輝いている。このあと、J.D.クロウ&ニュー・サウスを経てカントリー・スターとして大きくはばたく出発点となった作品、カントリー、ブルーグラスを問わず、多くのフォロワーを生み出した彼の原点がここにある。 |
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[COUNTRY NEW RECORDINGS] | ||
●V.A.『Happy Birthday, Buck! A Texas Salute
To Buck Owens』RU-2003 CD \2,750 Made in Japan(David Ball)/How Long Will My Baby Be Gone(Rick Trevino)/Under Your Spell Again(The Derailers)/Down To the River(Rosie Flores)/Second Fiddle(Rodney Crowell)/Hot Dog(Toni Price)/Sweet Rosie Jones(Jim Lauderdale)/Storm of Love(Jeff Hughes)/Tall Dark Stranger(Ted Roddy with The Jordanaires)/Buckaroo(Casper Rawls featuring Albert Lee, Herb Pedersen, Lloyd Maines and The South Austin Jug Band)/Yer Fer Me(Susanna Van Tassel)/Think of Me(Buddy Owens and Ray Benson with Flaco Jimenez)/Palm of Your Hand(Libbi Bosworth)/Hello Trouble(Monte Warden)/We Split the Blanket(The Geezinslaws)/If You Ain't Lovin', You Ain't Livin'(Amy Nuenschwander)/Mental Cruelty(Roy Heinrich and Elizabeth McQueen)/Flash, Crash and Thunder(The LeRoi Brothers)/Down on the Corner of Love(Tracie Lynn)/Big Game Hunter(The Cornell Hurd Band)/Before You Go(Doyle Holly)/Love's Gonna Live Here(Buck Owens-recorded live 8/12/95 at the Continental Club, Austin, TX) 全22曲 60年代、軟弱に堕してしまったナッシュヴィル・サウンドに背を向けて、遠くカリフォルニアにあってホンキー・トンクの王道をマール・ハガードと共に継承し、一大勢力を築き上げたカントリー・レジェンド、バック・オウエンズ、その音楽はドワイト・ヨ−カムを核としてベイカーズフィールドに今も息づくと同時に、テキサス州オースティンにも深く根付いている。このアルバムは、その巨人バックの音楽を敬愛するオースティンのシンガーたちと、ロドニー・クロウェル、ジム・ローダデイル、ロージー・フローレスなどニュー・ウェイヴ・カントリーの大物たちによる『バック・オウエンズ・バースデイ・パーティ』、毎年8月12日のバックの誕生日を祝ってオースティンで開かれているコンサートの10周年を記念して制作された、ありそうでなかったバックへのトリビュート・アルバム。ドン・リッチとのツイン・リードとトム・ブラムリーのペダル・スティールが生み出したベイカーズフィールド・サウンドを軸に、バックの多彩なスタイルを鮮やかに再現した、タイトルにふさわしい実に楽しい作品になっている。バック自身が変化を見せはじめた68年以降の作品が多く取り上げられたあたりが、オースティンならではといえるにだろう。ラストに、バッカルーズ黄金時代、ベースとサイド・ヴォーカルで支えていたドイル・ホリーの新作(OMSからリリース予定)からの1曲、そして御大バック自身のライヴ・テイク、66歳の誕生日のライヴが収録されているのも嬉しい。 |
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●SUSANNA VAN TASSEL『My Little Star』MR-2004
CD \2,750 Sometimes/Takin' My Time/Unmitigated Gall/More Than Enough/On the Hill/I Had a Feeling/Domestic Bliss/Closing Time/The Morning/A Fine Line Today/Little Star/A Love That's True 全12曲 カリフォルニア生まれ、95年頃からテキサス州オースティンに移り住んで、カントリー・シンガー/ソングライターとしてキャリアを積んできた女性シンガー、スザンナ・ヴァン・タッセルのセカンド・アルバム。おそらく幼少期から聴いてきたであろうベイカーズフィールド・サウンドを根っこに、オースティンの、テキサス・ホンキー・トンクと、例えばナンシ・グリフィスに代表されるソングライター・シーンの影響をしっかりと受け止めた、現代感覚いっぱいのストレート・カントリーが心地よい。オースティン・カントリーの大スター、ブルース・ロビソンのサポートで、地元ミュージシャン中心のバック陣も、アコースティック風味を利かせて落ち着いたサウンドに仕上げている。メル・ティリス作の"Unmitigated Gall"を除いてすべて自作オリジナル、ホンキー・トンク、カウガール・イメージなど多彩な表情に、おおもとでパッツィ・クラインを偲ばせるヴォーカルが実にいい。 |
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[COUNTRY REISSUES AND DISCOVERIES] | ||
●HANK WILLIAMS『Live At The Grand Ole Opry』UNI-546466
2CD \2,950 [DISC 1]Lovesick Blues/Wedding Bells*/You're Gonna Change(Or I'm Gonna Leave)/Why Don't You Love Me*/Comedy With Hank Williams, Red Foley And Minnie Pearl/They'll Never Take Her Love From Me/Moanin' The Blues*/Nobody's Lonesome For Me*/Dear John/Cold, Cold Heart*/Hey Good Lookin'/Honky Tonk Blues/Let The Spirit Descend/Baby, We're Really In Love/Comedy With Hank Williams And Rod Brasfield*/The Old Country Church(with Little Jimmy Dickens)/I Can't Help It(If I'm Still In Love With You)*/Jambalaya(On The Bayou)*/Half As Much*/Window Shopping*/Long Gone Lonesome Blues* [DISC 2:COMPLETE ARMED FORCES RADIO SHOW 116(2/18/50)]Aunt Jemima's Plaster(Red Foley*/Lead Me To That Rock(Wally Fowler & The Oak Ridge Quartet)*/I Just Don't Like This Kind Of Livin'(Hank Williams)/Comedy With Minnie Pearl*/Lord, I'm Coming Home(Red Foley)*/Oh, You Beautiful Doll(Claude Sharpe & The Old Hickory Singers*/Comedy With Jamup & Honey*/Lovesick Blues(Hank Williams)*/You Ain't Got Faith(Wally Fowler & The Oak Ridge Quartet)*/Church Music(Red Foley)* 全27曲 1953年1月1日未明、オハイオ州キャントンのショウにむかう途中の車内で急逝したハンク・ウィリアムズ、その死から50年を迎えた今もハンクの遺産はさまざまなかたちで残されているが、これもそのひとつで、彼がグランド・オール・オープリに出演した記録を集大成したもの。ハンクが始めてオープリに出演したのは49年6月18日、"Lovesick Blues"へのアンコールの嵐はオープリの伝説として残り、彼は「ラヴシック・ブルース・ボーイ」として一躍トップ・スターとなった。オープリでのハンクのライヴはLP時代からこれまで、いくつかは紹介されているが、今回多くの曲(*)が米軍放送(Arm Forced Radio Service)のアーカイヴに残された16インチ・ディスクから復刻され、ここに初めて紹介されている。カントリーの概念を一変させたハンクの「うた」は、50年のときを経た今なお強烈なインパクトを与えてくれる。ディスク2は、米軍放送のためのオープリのスペシャル・ヴァージョンを完全収録した、これまた貴重な音源。レッド・フォーレー、ミニー・パールなどのオープリ・スターによる見事なショウが楽しい。 |
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[OTHERS NEW RECORDINGS] | ||
●JIM HORN『The Beatles Tribute』SRCD-5001
CD+CD-ROM \3,000 You've Got To Hide Your Love Away/Let It Be/We Can Work It Out/Something/I Feel Fine/Yesterday/And I Love Her/In My Life/Ob-La-Di-Ob-La-Da/Mull of Kintyre/From Me To You/Don't Let Me Dowm/Eleanor Rigby/The Ballad of John And Yoko 全14曲 ビートルズのメンバー4人それぞれのソロ・プロジェクトに参加した経験を持つ世界でただひとりのミュージシャン、ジム・ホーン(サックス)が、ビートルズの名曲の数々を見事に謳い上げたインストゥルメンタル・トリビュート。オール・ジャンルのスターたちとのレコーディングが延べ12万曲(!!)以上にもなるという伝説のプレイヤーが、ナッシュヴィルのスーパー・ミュージシャン・ユニット、ザ・プレイヤーズのブレント・メイソン(g)、エディ・べイヤーズ(dr)、マイケル・ローズ(bs)からなるリズム・セクションを従え、デュアン・エディ(g)、デルバート・マクリントン(ハーモニカ)、マッスル・ショールズ・ホーンズをゲストに迎えて鮮やかな職人芸を聴かせている。ジョージ・ハリソン、リンゴ・スター、エリック・クラプトン、ジェフ・リン(エレクトリック・ライト・オーケストラ)の未発表映像を収録したCD-ROMとの2枚組。 |
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