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Today's topic No. 673
202410/23
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IBMAアワードの年間最優秀エンターテイナーを2021年から3年連続で受賞、2021年に『Home』でグラミーのに最優秀ブルーグラスアルバムを受賞、モダン・ブルーグラスのスーパースター、ビリー・ストリングス、2022年の親子共演『Me/And/Dad』以来、また2021年、ラウンダーからの『Renewal』以来となるソロ・スタジオ・アルバムは彼のメジャーからのスタジオ録音としてはデビューとなる作品。
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●RPRW844792 BILLY STRINGS『Highway Prayers』2CD(\3,500-)\3,850-税込
Leaning on a Travelin' Song/In the Clear/Escanaba/Gild the Lily/Seven Weeks in County/Stratosphere Blues〜I Believe in You/Cabin Song/Don't Be Calling Me (At 4Am)/Malfunction Junction/Catch and Release/Be Your Man/Gone a Long Time/It Ain't Before/My Alice/Seney Stretch/Morbud4Me/Leadfoot/Happy Hollow/The Beginning of the End/Richard Petty全20曲
前作『Live Vol. 1』はステージ上での彼のジャム演奏の限界を強調したコンサートのハイライト集だったが、このスタジオ セットはブルーグラスにしっかりと根ざして、ツアーを共にするメンバーとのハイロンサムなハーモニーと卓越したピッキングをフィーチャー、ビリーのブルーグラスへの深い理解と愛情が伺える。
プロデューサーに、映画音楽の作曲も手掛けるという才能あるジョン・ブライオンを起用、大掛かりなギミック的な要素は薄れて、ブルーグラスに絵画的なニュアンスを加えているという。オープニングの"Leaning
on a Travelin' Song"は旅をテーマに、トリオ・コーラスからツイン・フィドルのイントロに繋いで、オーセンティックなブルーグラスへのリスペクトを感じさせる。
"Escanaba"、"Malfunction Junction"は、今ではオーセンティックに聞こえる、ニューグラス的インスト曲。
"Seney Stretch"はリリカルなギター・インスト。
"Gild the Lily"はミディアム・テンポで印象的なリフと美しいコーラスが特徴。
ウェスタン調のアレンジを施した監獄物語"Seven Weeks in County"。
州警察とのいざこざをトーキング・ブルースに仕立てた"Catch and Release"。
典型的なブルーグラス・テンポの"Cabin Song"。
ツアーの情景を唄いこんだ"Gone a Long Time"。
ブルーグラス的なピアノが聴ける"Be Your Man"。
マウンテン・バラッドの雰囲気を湛えた"My Alice"。
"MORBUD4ME"では水パイプのゴボゴボという音とライターを擦る音をリズム・トラックに用いている。
同様に古いシボレーの排気音をサンプリングして用いた"Leadfoot"。
ラストはアカペラによる"Richard Petty"、「自分の人生をより良く生きる方法を見つけて、争いなく生きていく」と宣言。
ブルーグラスから大きく逸脱する事無く、今のリスナーの琴線に触れる歌詞で自身の世界を構築、多くのファンをこの世界に引き込んでいる功績は大きい。
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