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カントリー・ジェントルメンの創立メンバーでジミー・マーチン&サニー・マウンテン・ボーイズで活躍した名バンジョー・プレイヤー、ビル・エマーソンが1962年と1963年に廉価盤専門レーベルのコロネット・レーベルからリリースした『Bill Emerson and his Virginia Mountaineers, Banjo Pickin' N' Hot Fiddlin', Country Style』の第1集と第2集のリイッシュ。
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●PATUX-377 BILL EMERSON『String Time』CD(\2,650-)\2,915-税込
Old Joe Clark/Lonesome Road Blues/Baby Sue (Old Spinning Wheel)/String Time (Theme Time)/Weepin’ Willow (Bury Me Beneath the Willow)/Big Maggie (Aunt Dinah’s Quilting Party)/Lightnin’ Banjo (Lonesome Road Blues)/Runnin’ Wild (Cumberland Gap)/Home Sweet Home/Sweet Dixie/The Chicken Reel/Jesse James/Push and Shove (Back Up and Push)/Honeysuckle (Littie Maggie)/Banjo Harp (Little Darling Pal of Mine)/Hogwash (Hey Mr. Banjo)/Rainbow Blues (Fireball Mail)/Fingers On Fire (John Henry)/Party Time (When You and I Were Young, Maggie)/Banjo Pickin’ Time (Rainbow)全20曲
カントリー・ジェントルメンの創立メンバーでジミー・マーチン&サニー・マウンテン・ボーイズで活躍した名バンジョー・プレイヤー、ビル・エマーソンが1962年と1963年に廉価盤専門レーベルのコロネット・レーベルからリリースした『Bill
Emerson and his Virginia Mountaineers, Banjo Pickin' N' Hot Fiddlin', Country
Style』の第1集と第2集のリイッシュ。ビル・エマーソン(bj)の他、レッド・アレン(g)、フランク・ウェイクフィールド(m)、トム・モーガン(bs)、ケニー・ハドック(d)、カール・ネルソン(f)、チャーリー・ウォーラー(g)、ビル・ハレル(g)バズ・バスビー(m)がクレジットされている。
「これらの初期の演奏において、ビル・エマーソンはブルーグラス・バンジョーの超絶技巧のお手本のような演奏を披露している。
彼の演奏は完璧で、多くのスタンダード曲の驚くべき創造的なバンジョー・アレンジと、クラシックとなったいくつかのオリジナル曲がある。
エマーソンの力強いピッキングには、豪華なサポート・ミュージシャンがついている。
特筆すべきはフランク・ウェイクフィールドの核分裂のようなマンドリンだ。
バンジョー奏者を目指していた頃、曲やアレンジ、ブルーグラス・バンジョーのロールの微妙な謎を学ぼうと、これらの録音をとても注意深く、楽しく聴いたものだ。
ブルーグラス・ミュージックの世界で道を切り開いていくうちに、私はこれらの初期の録音を賞賛する仲間を見つけた。
1960年代後半、私がサム・ブッシュとウェイン・スチュワートと一緒にプア・リチャード・アルマナックを結成したとき、二人ともコロネットからリリースされたエマーソンの音楽を知っていて、影響力のある録音として挙げていた。
サムがフランク・ウェイクフィールドのマンドリン・プレイに興味を持ったのは驚くことではないが、当時は同行ミュージシャンがリストアップされていなかったので、彼だとばかり思っていた。
また、コロネットの録音に記載されているタイトルの多くが間違っているか架空のものであったため、タイトルを推測する必要があった。 コロネットのジャケットに
"String Time"と記載されているものは、実際には "Theme Time"であったり、"Honeysuckle"は"Little
Maggie"」であったりした。
ロサンゼルスに住んでいた頃、私は栄光のバンジョー奏者ジョン・ヒックマンと集まり、曲やリリック、バンジョーのセットアップに関するアイデアを交換した。
彼は何度も、これらのレコーディングからビル・エマーソンの演奏を参照し、コロネットのセッションから得たエマーソンのリックやヴァリエーションを取り入れた。
ジョンは自分のアルバムで"Sweet Dixie"を録音し、この初期のセッションからエマーソンのヴァージョンを参考にした。
模倣とは何だろう?
ダラスで開催されたワークショップで、私はこの世のものとは思えないプレイヤー、イェンス・クルーガーのクラスに同席する機会を得た。
バンジョーに魅せられた初期の頃について話す中で、クルーガーは母国スイスで見つけたコロネットのセッションで聞かれるビル・エマーソンの揺るぎないロールに言及した。
ビルの演奏の執拗さとリズムの完璧なパルスに魅了されたイェンスは、ワークショップの参加者にも同じインスピレーションを求めてこれらの録音を探すよう勧めた。
ビル・エマーソンは、これらの初期の録音を皮切りに、バズ・バスビー、レッド・アレン、ジミー・マーティン(ここで再び彼の作曲した"Theme
Time"、"Sweet Dixie"、トラッドの""Little Maggie"を録音)
クリフ・ウォルドロン("Fox On The Run"と"Rroud mary"をブルーグラスの世界に持ち込んだ)、カントリー・ジェントルマン(1957年に結成に参加)、ネイビー・バンド・カントリー・カレント、トニー・ライス、デル・マッカリー、そして自身のグループ、スウィート・ディキシー・バンドと共演を重ね、名誉の殿堂入りを果たした。
ここに収められているのは、彼の長く影響力のあるキャリアの始まりに近い録音である。 何とも意味深い始まりだった。(アラン・マンデ)」
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