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Today's topic No. 507

  2022/3/25


 [コンパス特集]  Special Discount Sale(期間限定)
 アリソン・ブラウン主宰のブルーグラス、アコースティック系インディー、コンパス社のリリースの在庫品です。数の少ないものが多いですので第2希望、第3希望もお知らせ下さい。
在庫限り、限定セールです。

(記事は過去のNewLetterからの抜粋です)

  ●COMP-4676 THE BANKESTERS 『Nightbird』CD(\1,500-)\1,650-税込

Nightbird/If It Wasn'T For The Rain/Wild Bill And Vivian/When I Die/I Need You Like That/Seven Nation Army/Nothing But Sky/For Every Valley (There'S A Mountain)/Never Give The Devil A Ride/Shine/He'S Always Been Faithful

 キャッチーなメロディを可憐なボーカルで今のブルーグラスに仕立て上げて人気のバンケスターズ、前作『Love Has Wheels』(COMP-4614)からシェラ・ハルをフィーチャーした"The Cups Song"(コップでさいころ振りながら歌う)のヒットを受けての最新第3作。将来が嘱望されるアーティストを顕彰するIBMAモーメンタム・アワード最優秀ボーカリストの第1回受賞者(2012年)、エミリー・バンケスター嬢(f,bj)とアリシア(m,f)、メリッサ(bs)の3姉妹の美しいボーカルを支える父親のフィル(g)、メリッサの夫=カイル(bj)という編成。"Seven Nation Army"は世界中のサッカー・スタジアムで流れる応援の定番曲としてファンには知られるホワイト・ストライプのカバー、メンバーのジャック・ホワイトはブルーグラスシンパとしても知られる。90年代のモンスターヒット曲"Shine"(コレクティブ・ソウル)はフィドルとバンジョーを旨く活かしたリフから後半、2ビートでテンポアップする展開がブルーグラス・ファンには快感他。
  ●COMP-4611 THE BANKESTERS『Looking Forward』CD(\1,500-)\1,650-税込

 昨年発売の自費制作品をアリソン・ブラウンのコンパスが買い取って全米発売。今後の活躍が期待される若者を顕彰するIBMAモーメンタム・アワード最優秀ボーカリストの第1回受賞者に選ばれたエミリー・バンケスター嬢のファミリーバンド、ザ・バンケスターズの最新第三作。サム・ブッシュ・バンドのギタリスト、スティーブ・モウジンのプロデュースで、のびのびとした美声を聴かせるエミリー(f)のほか、アリシャ(m)、メリッサ・トリプレット(bs)の美形三姉妹がリードを歌う8曲と、メリッサの夫カイル(bj,d,lg)の1曲、そして母親ドリーンと父親フィル(g)が3曲の全12曲。女声四部によるアカペラ"Desert Lullaby"ほか、ちょっとケルトっぽいレパートリーにスウィングなど、歌う天使といったイメージをうまく出した作品にしている。ベッキー・ビューラーの2曲ほか、クリス・ステュアートやクリス・ジョーンズ、ブラッド・デイビスやベス・ディックらブルーグラス系ソングライターの新作を丁寧に演じるさわやかファミリーバンドである。
  ●COMP-4669 ROB ICKES & TREY HENSLEY『The Country Blues』CD(\1,500-)\1,650-税込

Ballad Of A Well Known Gun/Everywhere I Go is a Long Way from Home/That’s What Leaving’s For/Pray Enough/Leave My Woman Alone/I Won’t GIve Up My Train/Biscuits and Gravy/Friend Of The Devil/May You Never Be Alone/Willie Jones/One Way Out.

 前作『Before the Sun Goes Down』(2014)がデビュー作にもかかわらずグラミー賞ブルーグラス部門の最終ノミネートに選ばれたロブ・アイクスとトレイ・ヘンズリーの最新第2作。ブライアン・サットンの流れを汲む超速弾きフラットピッキンのトレイと、ジェリー・ダグラスと並ぶドブロ巨頭のロブがアンディ・レフトウィッチやオウブリー・ヘイニー(fd)にマイク・バブ(bs)とジョン・アルビー(drums)が骨太のリズムを抑える。
 1曲目にはザ・ディラーズの大ファンだったというエルトン・ジョン1970年の第3作アルバムの1曲目“Ballad Of A Well Known Gun”からはじまり、つづいてオリジナル曲“Everywhere I Go Is a Long Way from Home”はバリバリのソリッドブルーグラスなど。そして今作もハンク・ウィリアムズ名曲をラップスティールでホンキートンクしビンス・ギルがテナーする“May You Never Be Alone”、バリバリにドライブをかけたグレイトフルデッド“Friend of the Devil”、めちゃ強烈なふたりのエレキ速弾きとともにアンディの思いっ切りフィドルなどが聴けるレイ・チャールズやエバリーブラザーズの“Leave My Woman Alone”、マール・ハガード“I Won't Give Up My Train”、ロブが昨年7月に亡くなったバディ・エモンズに捧げたインスト“Biscuits and Gravy”、サザンロックの雄チャーリー・ダニエルズの“Willie Jones”ほか、ソニー・ボーイ・ウィリアムソンのブルースやウッド・ブラザーズのファンクなど、全体にタイトル通りブルース色が濃いものの、さまざまなカバーを含みそのバーサタイルな音楽への対応能力が楽しめる楽器ファンとトレイのよく練れたカントリーボイスが両方楽しめるお徳用!?作品。
 10歳で東テネシーのジョーンズボロでギターを弾きはじめたトレイを11歳のときにグランド・オール・オープリに呼んで演奏させた庇護者でもあるマーティ・ステュアートが、「変化を重ねるカントリー音楽界にあって、いまでも変わらぬホンモノが存在することを知るのは勇気づけられる」と絶賛する。アール・スクラッグスやジョニー・キャッシュとジューン・カーターらとの競演も経験。カントリーとブルーグラス双方で高く評価されるバリトンボイスの味わい深い歌とアコギとエレキ双方でのスーパーフラットピッキンが、ロブのフリーなスライドスタイルとともに堪能できる楽しいアルバムである。……スピードに注意!!
  ●COMP-4664 FRANK SOLIVAN『Family Friends & Heroes』CD(\1,500-)\1,650-税込

 前作『Cold Spell』がグラミー候補となったカントリージェントルメン/セルダムシーンの伝統を継ぐ、現在のDCグラスのトップランナー、フランク・ソリバン&ダーティーキッチン最新作。あのデル・マッカーリーをテナーに迎えてロイ・オービソン(ジュリア・ロバーツ!?)の“Pretty Woman”から、ジョン・カウワンを迎えてジョン・デンバーの“Leaving On A Jet Plane”、またビル・モンロー・バンドのリードシンガーの定番ソング“Dark Hollow”ではサム・ブッシュとふたりだけの至福のマンドリンデュオ@key of "D"!ほか、IBMA最優秀バンジョー受賞のマイク・マンフォードや若手超絶フラットピッカー、クリス・ルケットをメンバー擁し、2014年IBMA最優秀インストグループ受賞のスーパーピッカー集団。DCグラスのモダングラスという伝統を見事に受け継ぐトップグループ、ぜひお試しあれ……!!
  ●COMP-4663 MATT FLINNER TRIO『Traveling Roots』CD(\1,500-)\1,650-税込

 ギルクリストの最高の音色を引き出すマット・フリナー(m)とマーチン・フラット・トップギターの可能性を広げるロス・マーチン(g)、コロラドのトラッド・グラス、オープンロードに居たエリック・ソーリン(bs)によるブルーグラスをベースに幅広い要素を取り入れた非常に洗練されたニューアコースティック音楽。グリスマンやマイク・マーシャルが推し進めてきたサウンドを更に進化させたという印象。
  ●COMP-4603 REBECCA FRAZIER『When We Fall』CD(\1,500-)\1,650-税込

 あのフラットピッキンマガジン誌の表紙(2006年9月号)を女性として初めて飾ったレベッカ・フレイジャー。コロラドを本拠に、夫ジョンとのヒット&ラン・ブルーグラスの凄腕フラットピッカーにして可憐な女性ボーカリストとしてクロート筋!?には知られてきた彼女のソロデビュー作。さわやかな明るさを持つ10曲のオリジナル(内3曲はハイテクフラットピッキンインスト!!)に、カバーは、ニール・ヤングの“Human Highway”と、カーターファミリーソング“Ain't Gonna Work Tomorrow”の2曲。ロン・ブロックやスコット・ベスタル(bj)、天才フィドルのシャド・コッブ、イケイケドブロのアンディ・ホール、クールに手堅いバリー・ベイルズ(bs)、そしてデラ・メイのシェルビー・ミーンズがハーモニー。最後の“Babe in Arms”はブルーグラス・ママらしく、アパラチアン風味の息子への子守唄。素直に歌い、軽々と凄いことを弾くレベッカ、ここまでの努力は尋常ではなかったろうと想像する。
  ●COMP-4566 BEARFOOT『American Story』CD(\1,500-)\1,650-税込 (歌詞付)

Tell Me a Story/Feel Free/Midnight in Montana/The Dust/Kill the Rooster/Mr.Moonshine 他全10曲

 ビスケット・バーナーズのオデッサ・ジョーゲンソン(f)からあたらしいリード・ボーカル、ノーラ・ジェーン・ストラサーズ(g)に交代。ブルーグラッサーの父を持つ元高校の英文学教師だが、まだ20代の柔らかなポップ感覚で書いたオリジナルを中心に、すでに10年以上のバンド歴を持つアラスカ出身のベアフットの新メンバーとしてすばらしいオリジナルとチョッとハスキーでブルージーなボーカルで、2009年6月ビルボード・ブルーグラス・チャートのナンバーワンをヒットした前作『Doors and Windows』(COMP-4504 \2,573-)のオデッサ・ジョーゲンソンのあとを埋めている。クラスタープラッカーズからディキシーチックスを経験したブレント・トリットのプロデュース/録音で、学生時代からの仲間、ジェイソン・ノリス(m)、アンジェラ・オウディーン(f)、トッド・グリーベ(g)、P.J.ジョージ(bs)のバンドサウンドも決まる。
  ●COMP-4531 JEREMY KITTEL『Chasing Sparks』CD(\1,500-)\1,650-税込

Curious Beetle Medley/Golden-Plover Set/Remember Blake/May Morning Dew/Disconnect 他全11曲

 マーク・オコナー/ダロル・アンガーのフィドル・キャンプからまたひとり、飛び出した25歳のフィドラー、ジェレミー・キテルのコンパスからの最新作。クラシック出身のスコティッシュ・フィドル・チャンピオンながらジャズやオールドタイム/ブルーグラスにも精通、現在はタートル・アイランド・カルテットのメンバーでもある。このコンパス・デビュー作ではクリス・シーリ&エドガー・マイヤーとマイク・マーシャルを特別ゲストに、自身のバンドに、ヨー・ヨー・マのアレンジャーも勤めるギタリストのカイル・サンナ、クルックド・スティルのチェリストでテキサス・フィドル・チャンピオンでもあるトリスタン・クラーリッジ、ドラムスのボーデク・ジャンクを核に、ナタリーとブリタニーのハース姉妹らを迎えて、スコティッシュ・フィドルをベースにしたスリル満点のフィドル・フュージョンを聴かせる。現在、ジャンルをはるかに越えたアコースティック最先端の音楽が楽しめる。
  ●COMP-4430 WAYBACKS『From the Pasture to the Future』CD(\1,500-)\1,650-税込

 ボーカルものが主だが、ブルーグラス、ウェスタン・ スウィング、ジャス、ケルティック等々、何でもあり。ピーター・ナッシュの強力なフラットピッキン・ギター とマンドリンを軸に、サンフランシスコの自由な気風の中から生まれたブルーグラスからジャズまでのテク ニックを十分に備えたアコースティック・バンド、ウェイバックスの最新作はあのロイド・メインズのプロ デュースでますます幅を広げ、アリソン・ブラウンのコンパスから発売だ。フィドルにはゲイブ・ウィッチャー とダロル・アンガーがゲスト。日本語解説、歌詞付のホットなライブ前作『Way Live』(SRCD-2001 CD2,850-)もある。
  ●COMP-4598 HEIDI TALBOT『Angels Without Wings』CD(\1,500-)\1,650-税込

Wine and Roses/Dearest Johnny/New Cajun Waltz/When the Roses Come Again/Arcardia 他全11曲

 BBC放送が「フルートのような声はまさに楽器だ」と評するアイルランドのキルデア州出身の32歳、ハイジ・タルボット。夫のスコティッシュ・フィドラー、ジョン・マッカスカー(バトルフィールド・バンド)のプロデュースで、ティム・オブライエンやジェリー・ダグラス、マーク・ノップラーらをゲストに、トラッドフォークのメロディを念頭にあたらしく創られた彼女の曲を中心に聴かせる。高校を卒業後ニューヨークに渡り、21歳のときにアメリカの女性スーパーアイリッシュバンド、チェリッシュ・ザ・レディーズ(1985-)に参加、そののち2004年にジョン・ドイルのプロデュースでコンパスからダーク・パウェルやレイナ・ゲラートら、オールドタイマーらとソロ『Distant Future』を発表、その次のアルバム『In Love and Light』(2008)でインディーズの最優秀アコースティックアルバム賞を獲得してブレイク、翌年にはアイリッシュ・アワードで最優秀女性ボーカリストにノミネートされるトップアーティストとなっている。現在は夫とスコットランドのエジンバラ在住という。アイリッシュの清涼感は、バタ臭いアメリカンとはエライ違いで、なんと日本人好みなんだろう。うらやましいね……。
  ●COMP-4351 MATT FLINNER QUARTET『Walking on the Moon』CD(\1,500-)\1,650-税込

Men from Boise/Caravan-Cissy Strut/Exfoliator/Ice Queen/Stufflebeam/Walk the Plank/6/16 他全10曲

 クリス・シーリと同様、マイク・マーシャル系列のマ ンドリン・トーンとタイミングが美しいマット・フリナーの最新作は自身のカルテットで、スティングのタイ トル曲や「キャラバン」のカバー他、自身のオリジナルとメンバーであるエレキ・ギターのガウェイン・マ シューズや、エレキ・ベースのサム・ビヴァンのオリジナル。このエレキとエレベにドラムスを加えたファンク なバック(といっても抑制の効いたすばらしいファンク・ジャズ)に乗って、実に見事にアコースティック・ マンドリンが冴える。…そうそう、マーシャル系列のトーン美学にサム・ブッシュの不良性を加えて、出てき た音はとても上品なファンク・ジャズといった趣きである。アコースティック・マンドリンがこんなファンクな ビートの上で嬉々として動き回る楽しさは抜群のアンサンブルである。
 すばらしいマンドリニスト、マット・フリナーに関し ては、コンパス・レコードからのソロ・デビュー作『A View from Home』(COMP-4247 \2,573-)や、デビッド・グリアとトッド・フィリップスとのトリオでの99年デ ビュー作『Phillips, Grier & Flinner』(COMP-4279 \2,573-)と、同トリオでのビルモンからビートルズ、ジム&ジェシーからジミヘンまでの有名曲カバー集 『Looking Back』(COMP-4342 CD\2,573-)などがある。コンパスのアリソン・ブラウンの目に適っただけに、とて も繊細なマンドリニストなのだ。
  ●COMP-4293 JUDITH EDELMAN『Drama Queen』CD(\1,500-)\1,650-税込

Good Day, There It Goes/Don't Open That Door/A Load of Blues/Do I Shine 他全13曲

  父がノーベル医学賞受賞者という家庭に生まれ育ち、ブルーグラスにのめり込んで行ったという不思議な!?経歴を持つジュディス・エデルマン(ムーンシャイナー誌99年3月号に彼女の数奇な?カバーストーリーあり=\500-)。バークリー音楽院を卒業したばかりの新進フィドラー、ケイシー・ドリーセンやステュアート・ダンカン、自在のアイデアでバンジョーに新風を吹込むダレル・スコット、ロブ・アイクス(d)、ハーモニーにティム・オブライエンら適材適所の配置はジュディスのベターハーフでもあるマット・フリナー(m,bouzouki)。現代の若い女性の心象風景を、今風のメロディーと、ニューグラスやニュー・アコースティックのサウンドに乗せて歌うジュディスのソロ3作目最新作。キュートなハスキー・ボイスと巧いギター、とてもいいよ。(歌詩付き)
  ●COMP-4339 LEFTOVER SALMON『Live』 CD(\1,500-)\1,650-税込

Let's Give A Party/Steam Powered Aeroplane/Bill's Boogie/Dark Green Thing/Out In The Woods/Unplug That Telephone/Get Me Outta This City/Railroad Highway/Danger Man 全9曲

 アイドル、サム・ブッシュやベラ・フレックに、アール・スクラッグス、デル・マカーリーなどを迎えた99年の前作『Nashville Sessions』(HR-62142\2,750)で一躍ブルーグラス界にもその名を知らしめたレフトオーヴァー・サーモンの、コンパス・レコードからの新作。グレイトフル・デッドを師と仰ぎ、フレックトーンズやブルース・ホーンズビーをはじめとするアメリカン・ロックのさまざまなノウハウを、ニュー・グラス・リヴァイヴァルを新たなスタンダードとしたジャム・グラスのスタイルと融合させた、いわゆるジャム・バンドの代表選手として注目されるグループ。ここでも、キーボード、エレクトリック・ギターにバンジョー、マンドリン、フィドルなどをぶちこんで、ブルーグラス・ロックを標榜する彼らの本領を遺憾無く発揮した、従来の概念では計ることのできないハイ・レヴェルの音楽――彼ら自身は「ポリエスニック・ケイジャン・スラムグラス」と称している――、テルライドの申し子ともいうべきサウンドを創り出している。デンヴァーとサン・フランシスコのフィルモア・オーディトリアムでの昨年のライヴ。今年3月4日、ガンのため39歳という若さで他界した、サウンドの要のバンジョー・プレイヤー、マーク・ヴァンの遺作となった。ハートフォードの"Steam Powered Aeroplane"と、キーボードのビル・マッケイのオリジナル"Railroad Highway"には、ジョン・カウワンがヴォーカルで加わっている。
  ●COMP-4323 VICTOR WOOTEN『Live in America』2CD(\1,500-)\1,650-税込

  ベラ・フレック&フレックトーンズのエレキ・ベーシストで、そのテクニックでは圧倒的な高い評価を持 つ、ビクター・ウートンの最新2枚組ライブ作品。ナッシュビルでは知られた音楽一家、ウートン家の天 才ビクター、日本食好きの、いつまでたってもスターらしくない好漢である。ブッツィー・コリンズやマー カス・ミラーといった大物ゲストを迎えたライブで、ノリノリのファンクからバカテク・エレベを堪能させ てくれる。
  ● COMP-4275 DAROL ANGER『Diary of a Fiddler』CD(\1,500-)\1,650-税込

Lee Highway Blues/Banish Misfortune/John Henry/A Little Help from My Friends/VooDoo Chile/Bemsha Swing/Workin' on a Building/Down in the Willow Garden 他全14曲

 今でもフィドル小僧然としたダロル・アンガーが、素晴らしい友人達を集めて作った、楽しいフィドル・ゴッコ集、その名も「フィドラー日記」。ゲストには今、米国ブルーグラス界で超話題のケープ・ブレトン・フィドラーのナタリー・マクマスター、ブルーグラス界最高のステュアート・ダンカン、アイリッシュならこの人=マーティン・ヘイズ、オールドタイムからはブルース・モルスキー、ケイジャンのスージー・トンプソン、One & Only=バッサー・クレメンツ、久々のマット・グレイザー、ジャズはリチャード・グリーン&ビュエル・ネイドリンガー等々、彼等がほぼバイオリンだけで素晴らしい「音の会話」をする。各人各様のフィドル・グルーヴがめちゃくちゃ楽しいリズムとアドリブに彩られた音の世界を創る=フィドル・ファンには強力お勧め作品。バイオリンが「フィドルする」という事の意味が良く分る、ダロルらしいフィドル秀作である。
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