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Today's topic No. 487

  2021/10/20


  トニー・ライス・ユニット、ジョン・ハートフォード・ストリング・バンド他、数多くのバンドでベーシストを務め2度のIBMA年間最優秀ベース受賞歴のあるマーク・シャッツは.................







●PATUX-348 MARK SCHATZ & BRYAN MCDOWELL『Grit & Polish』CD(\2,450-)\2,695-税込

Kensington Station/There Ain't Nobody Here but Us Chickens/Muskrat/Gardenia Waltz-Flop Eared Mule/Cruso Flood/Papirosen-Maiden's Prayer/My East Tennessee Home/Fiddle Medley/The Girl I Love Don't Pay Me No Mind/One Too Many Mornings/Italy/West Virginia Reverie/le Miss全13曲

 トニー・ライス・ユニット、ジョン・ハートフォード・ストリング・バンド他、数多くのバンドでベーシストを務め2度のIBMA年間最優秀ベース受賞歴のあるマーク・シャッツはクロウハンマー・バンジョー、マンドリン、クロッグダンス等々、マルチな才能に恵まれ、ソロ名義でラウンダー社からオールドタイム、ブルーグラスといった垣根を外したような素晴らしい2枚のアルバムをリリースしている。

 マーク・シャッツがクレア・リンチ・バンドに在籍中にバンドメイとだったブライアン・マクドウェルはフィドラー&ボーカリストとして又、マルチ・インストルメンタリストとして多才なミュージシャンでシェラ・ハル、アリソン・ブラウン、モリー・タトル等と共演、2018年に故郷のノース・キャロライナ州アッシュビルに戻ってからはオールドタイム音楽のインストラクターとして伝統音楽を次世代に引き継ぐ活動に力を注いでいる。

 クロウハンマー・バンジョー.とフィドルにクロッグを交えたマークによるオリジナル"Kensington Station"を皮切りにジャンプ・ブルースのルイ・ジョーダン"There Ain't Nobody Here but Us Chickens"ではスウィンギーなギターにボーカルとベースも冴える。

 ドック・ワトソンが取上げていた"Muskrat"ではフイドルとマウスハープの掛け合いも楽しい。

 ブライアンのフラットピッキングをフィーチャーしたジョニー・ギンブル作の美しい"Gardenia Waltz"と"Flop Eared Mule"のメドレー。

 ハートフォードのソングライティングに触発されたブライアン作"Cruso Flood"、マークの弓弾きベースをフィーチャした"Papirosen-Maiden's Prayer"はユダヤ音楽とウエスタン・スウィングのメドレー。

 亡き妻、アイリーンの子供時代を歌に込めたマーク作"My East Tennessee Home"。フレットレス・バンジョーとハンボーン(腕、脚、胸、頬を叩いたりするダンススタイル)を駆使してブルーズィに演じる"The Girl I Love Don't Pay Me No Mi"、ボブ・ディラン作"One Too Many Mornings"、アッシュビル在住のローラ・ブージンガーが取上げて広まった"Italy"は国名ではなくノース・キャロライナの地名。

 マーク作"First Snow of December"と多くのオールドタイマーが好んで取上げる"Fly Around My Pretty Little"ノメドレーで締めくくる。

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