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Today's topic No. 429

  2021/01/08

  
 オールドタイムやブルーグラスのノウハウで、オルタナ・ロックやインディ・ロック界で高い評価を持つ元バッド・リバーズのダニー・バーンズの最新作..............

 




●ATO0519 DANNY BARNES『Man On Fire』CD(本体\2,450-)\2,695-

Mule/Awful Strange/Coal Mine/Zundapp/Hey Man/Juke/Enemy Factory/The Less That I Know/Hambone Slide/It’s Over/Ballad Of Nope全11曲

 オールドタイムやブルーグラスのノウハウで、オルタナ・ロックやインディ・ロック界で高い評価を持つ元バッド・リバーズのダニー・バーンズの最新作はオルタナ・ロックの代表的アーティストでベラ・フレックやエミルー・ハリスとの交流もあるデイブ・マシューズがエグゼクティブ・プロデューサーを務めて、レッド・ツッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ(m,bs)、前衛ギタリストでトラディショナルへの造詣も深いピル・フリーゼルg)コロラドのトラッド・バンド、オープンロードやマット・フリナーとの活動で知られるバーサタイルなベーシスト、エリック・そーリン(bs)、オルタナ系のドラマーでニッケル・クリークのショーン・ワトキンスとの共演作もあるマット・チェンバレン(drums)という面々が参加。

 リオン・ラッセルの声と、ドッグ・ボッグスとジョン・ハートフォードを混ぜ合わせたようなバンジョー(見事なスクラッグス・グルーヴを持ったカットもある)でジャンルの垣根を飛び越えたダニーが、2003年作の『Dirt on the Angel』では英国のロッカーで元フェイシスのロニー・レーンのカバー"Ooh La La"が秀逸だった。

 ここでもフレキシブルなスタイルでクロウハンマーからスクラッグス・スタイル等々、変幻自在のスタイルで幅広いサウンドにフィットしている。全曲、ダニーのボーカルによるオリジナル。クロウハンマーに乗せてオールドタイムな雰囲気で始まる"Mule"ではスペイシーなギターが絡む。ファンキーなリフが魅力の"Awful Strange"や"Hambone Slide"ではプログレッシブ・カントリーのエリアコード615やベアフット・ジェリーを髣髴させる。ジョン・ポール・ジョーンズのマンドリン・ソロが聞ける"Coal Mine"は古くて新しい新感覚ブルーグラスといった趣。

 ジョン・ポールのベースラインとバンジョー他のアンサンブルとボーカルが良くマッチした"Zundapp"、ビル・フリーゼルのギターがたっぷり聴ける"Juke"、ビートに乗ったダニーの歌もノリノリ。

 スクラッグス・スタイルのロールに重たいビートが絡む"Enemy Factory"はジョン・ハートフォードの『Morning Bugl』が思い浮かぶ。 バンジョーやブルーグラスノ分野で著しい業績を修めた者に贈られるスティーブ・マーチン・プライズ2015年の受賞者であるダニー・バーンズ、一癖も二癖もあるオルタナティブ・ブルーグラス。



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