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Today's topic No. 325
  2019/10/24


  すごい才能を持った女性4人の揺れるストリングバンド、 ジャンルを越えてお勧めのアパラチア音楽はレッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ がプロデュース。


 




●ROU-0577 UNCLE EARL『Waterloo, Tenessee』(本体\2,450-)\2,695-


Black-Eyed Susie/The Lasy Goodbye/One True/Wish I Had My Time Again/My Littlr Carpenter/My Epitaph/Buonaparte/Bony On The Isle Of St. Helena/Sisters Of The Road/Streak O'Lean, Streak O'Fat/D & P Blues/The Birds Were Singing Of You/Wall;Flower/Drinker Born/Easy On The Early(Til' Sundown)/I May Never全16曲

 レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーン ズがプロデュースするという大きな話題となった、全米からアパラチア音楽を慕って集まった 4人の凄い女性たち、なにせ只者ではない。

 ブルーグラスやカントリー/フォークなど、あらゆるアメリカ音 楽の起源であるアパラチアの伝統音楽、オールドタイムがこれほど聴きやすく、すんなりと胸に入り込む、そ れは彼女たちひとりひとりの才能が尋常ではないからだ。

 コロラドを本拠にする実質リーダーのK.C.グロー ヴス(m)はアーリー/カントリーやブルーグラス/フォークなど幅広い許容範囲を持ち、アメリカン・ソウ ルと東洋的な幽玄を兼ね備えた西北部出身のアビゲイル・ウォッシュバーン(bj)、ソングライターとしても クロッグダンサーとしても超一級の北東部出身のクリスティン・アンドリーセン(g)、そして祖父からのノー ス・カロライナ生粋のオールドタイム・フィドラーで素朴なボーカルがすばらしいレイナ・ゲラート(f)が、エリン・ヤングバーク(bs)を加えた女の子たちを見事にバンドに束ねつつ、それぞれの持ち味を楽しませる秀作だ。

 フィドル・チューンというストリングバンドの本質を守りながら、ボブ・ディラン"Wallflower"から A.P.カーター、そして偉大なオラ・ベル・リードのほか、オリジナルとトラッドを適度に加えた、女性ストリ ングバンドとして大センセーションを巻き起こしたアンクル・アールの2007年作。


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