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Today's topic No. 271
  2019/5/9

 フルタイムのオールドタイム・ミュージシャンとして活躍、グラミー賞にもノミネート、現在はバークリー音楽院で教鞭を執るブルース・モルスキー(f,)とその教え子で、スライト・ファミリー奨学金を受けてバークリー音楽院のアメリカン・ルーツ・プログラムでクロウハンマー・バンジョーを専攻するアリソン・ディ・グルート(bj)とボストン・ベースの新世紀ブルーグラス・バンド、デッドリー・ジェントルメンのメンバーとしても活躍したスタッシュ・ワイスロック(g)による、非常に洗練された聞きやすい新進気鋭のストリング・バンド。





 

●TFM-1901 MOLSKY'S MOUNTAIN DRIFTERS『Closing the Gap』CD(本体\2,450-)\2,646-

  ニューヨークのブロンクス生まれでアパラチア音楽(オールドタイム)を極め、フルタイム・ミュージシャンとして活躍、グラミー賞にもノミネート、現在はボストンのバークリー音楽院のアメリカン・ルーツ音楽プログラムで教鞭を執るブルース・モルスキーと、モルスキーの教え子でバークリーでクロウハンマー・バンジョーを専攻、タティアナ・ハーグリーブスとのコラボでリリースした素晴らしいデュオ・アルバムが記憶に新しいアリソン・ディ・グルート(bj)、ボストン・ベースの新世紀ブルーグラス・バンド、デッドリー・ジェントルメンのメンバーとしても活躍したスタッシュ・ワイスロック(g)による、モルスキーズ・マウンテン・ドリフターズの2016年のデビュー作に続くセカンド・アルバム。

 3年間の活動を経て、より活き活きとした自由な音楽が展開されているという印象。アリソンのペンによるタイトル曲とケイト・ラズビーのカバーによる美しい"Sweet Bride"以外はトラッドという選曲も抜群。

 ニューヨークでニューロストシティランブラーズ(NLCR)やドック・ワトソンをラジオで聞いて育ったというブルースならではのフォークウェイズ社のNLCRや現地録音がソースと思われる曲やスタッシュのフラットピッキングをフィーチャーした"Hog Trough Reel"、トミー・ジャレルとフレッド・コッカラムのバージョンによる"Cumberland Gap"、ローランド・カーリー&レイク・ハワードの"Grey Eagle"、マリオン・リース"Cumberland Gap/All Gone Now"、クライド・エバンス"All Gone Now"等々。

 彼がこれまで取上げてきた曲も含めて、リファインして、若い二人の感性で新たな生命を与えている。

 保存会的な演奏に陥らない今に生きる伝承音楽というスタンスが魅力。

There’s a Bright Side Somewhere(Rev Gary Davis, Carter family)
Grey Eagle(Roland Cauley and Lake Howard)
The Little Carpenter(The New Lost City Ramblers)
Fortune(Camp Creek Boys)
Spring of ’65(J.D. Cornett from Mountain Music Of Kentucky,FOLKWAYS)
Closing the Gap(ALLISON DE GROOT)
The Graf Spee(Irish Reel)
Sweet Bride(Kate Rusby)
Hog Trough Reel(Clayton McMichen & His Georgia Wildcats)
Cumberland Gap(Marion Reece)
All Gone Now(Clyde Evans Band)
Shooting Creek(Charlie Poole & The North Carolina Ramblers)
Let Me Fall(Tommy Jarrell)
K.C. Moan(The Memphis Jug Band)
I Get My Whiskey from Rockingham(Earl Johnson & His Clodhoppers)
Greenback Dollar(Weems String Band)
全16曲(カッコ内はソースと思われるアーティスト)
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