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Today's topic No. 243
  2019/2/19

  [第61回グラミー賞ベストブルーグラスアルバム受賞作品]


 




●MCM-0021 TRAVELIN MCCOURYS CD(本体\2,450-)\2,646-

Let Her Go/Lonesome, On'ry and Mean/I Live on a Battlefield/The Hardest Heart/Borderline/Crowhop/The Shaker/Natural to Be Gone/Cumberland Blues/Days I Wish I Had/Southbound/Freedom Blues/Loser/Travelin'全14曲

 デル・マッカリー・バンドのデルを除くロニー(m)&ロブ(bj)・マッカリー、ジェイソン・カーター(f)、アラン・バートラム(bs)に元リッキー・スキャッグス&ケンタッキー・サンダーのコディ・キルビー(g)が加わって結成されたトラベリン・マッカリーズ、ツアーを開始して10年目のにして、満を持してのデビュー作。

 ブルーグラス編成でLet Her Go(パッセンジャー)、Lonesome, On'ry and Mean(ウェロン・ジェニングス)、I Live on a Battlefield(ニック・ロウ)、Natural to Be Gone(ジョン・ハートフォード)、Cumberland Blues(グレイトフル・デッド)、Southbound(ドック・ワトソン)、Loser(グレイトフル・デッド)等々、'70年代〜80年代のロックの名曲のカバーと6曲のメンバーによるオリジナル。ブルーグラスより大きなマーケットを視野に入れて、卓越したテクニシャンたちがアコースティックの特性を見事に活かした楽器アレンジと、精細で複雑ななコーラスを施した、今のブルーグラスを象徴するようなサウンド。

 以下、その他のグラミー賞ベストブルーグラスアルパムのノミネート作品です。 

 


●COMP-4695 MIKE BARNETT『Portraits In Fiddles』CD(本体\2,450-)\2,646-

Old Barnes/Mary and the Soldier/Hangman's Reel/Mom and Dad's Waltz/ Waiting on Vassar/Bow Wow/Dixie Hoedown/Okeechobee Wind/Bobby Fiddle Patch/Angel's Waltz/TFox Chase/Tennessee Waltz

 フィドル音楽の楽しさを集大成したような素晴らしい作品。

 サム・グリスマン(bs)作のオールドタイム色の濃い"Old Barnes"はステュアート・ダンカンとの素晴らしいツイン・フィドルをフィーチャー、ケイシー・キャンベル(m)、ノーム・ピケルニー(bj)、ブライアン・サットン(g)のホットなソロも強力。

 ブライアン・サットン(g)をフィーチャーした"Hangman's Reel"、デビッド・グリスマン(m)を迎えて"Waiting on Vassar""ジェシー・マクレイノルズ(m)の健在振りが垣間見える"Dixie Hoedown""Okeechobee Wind"、デビッド・グリア(g)、マイク・バブ(bs)、ロブ・マッカリー(bj)の鉄壁のブルーグラスリズムセクションととアレックスのツイン・フイドルも斬新。

 ボビー・ヒックス(f)を迎えて、まさに火を吹くバトルが聞き物のカントリー・フィドルの難曲"Fiddle Patch"、ラストはバディ・スパイカー(f)とツイン・フィドルのみで"Tennessee Waltz"。


 




●PC-1223 SISTER SADIE『Sister Sadie II』CD(本体\2,450-)\2,646-


"Losing You Blues/No Smoky Mountains/Something To Lose/Raleigh's Ride/Since I Laid My Burden Down/Jay Hugh/It's You Again/I'm Not a Candle in the Wind/900 Miles/Morning Sky/Love Has No Pride/I Washed My Face in the Morning Dew全12曲

 ナッシュビルのステーションインのセッションがきっかけで誕生したベテラン女性ブルーグラッサーによるスーパー・バンド、トニー・ライスの持ち曲"Little Sadie"にインスパイアされて命名されたというシスター・セイディの第二作。

 ディル・アン・ブラッドレー(g)、ティナ・アデア(m,g)、ジーナ・ブリット(bj)、ディニー・リチャードソン(f)、ベス・ローレンス(bs)という面々。

 ティナのハイ・ロンサム感漂う凄みのあるボーカルによる"Losing You Blues"、哀愁漂う"900 miles"、ボニー・レイットやリンダ・ロンシュタットで知られる"Love Has No Pride"他全4曲、ディルの優しく心に染みる望郷ソング"No Smoky Mountains"、ダン・フォーゲルバーグ作でクリス・ヒルマンのブルーグラス・バージョンで知られる"Morning Sky"他全5曲、エンジェリック・ボイスで歌い上げるジーナによる"Something To Lose"他1曲と3人のリード・ボーカルとジーナのペンによるインスト曲という構成。


 




●COMP-4709 SPECIAL CONSENSUS『Rivers and Roads』 CD(本体\2,450-)\2,646-

Down the River Road/Hurting Sure/She Took the Tennessee River/Early/Squirrel Hunters/Big River/Bought and Sold/Travelling Shoes/Connected By a Runway/Misty Morning全10曲

 グレッグ・ケイヒル(bj)のリーダーシップのもと、40年以上にわたってオリジナリティ溢れるブルーグラスを作りつづけているシカゴのヴェテラン・バンド、スペシャル・コンセンサス、コンパスに移籍5枚目となる最新作は川と道をテーマにした曲を集めている。敏腕プロデューサー、アリソン・ブラウンの配下で、グラミーやIBMAのノミネートの常連となる人気実力共にトップ・バンドとして認知されているが、ここでも同レーベルのボビー・オズボーン、モリー・タトル他、話題のゲストを迎えて、アワードを狙える様々な仕掛けが施されている。軽快なブルーグラスにアレンジされたジョン・ハートフォードの"Down the River Road"では各自の楽器のテクニシャンぶりも堪能できる。モリー・タトルのクロウハンマー・バンジョーと可憐なボーカルを迎えた"Hurting Sure"、ベッキー・ブラー(f)を迎えて彼女のペンによる"She Took the Tennessee River"ではボビー・オズボーンも参加他。



 


●BCM-1081 WOOD & WIRE 『North Of Despair』 CD(本体\2,450-)\2,646-

Kingpin/Eliza/North of Despair/Summertime Rolls/As Good as It Gets/Just Don't Make 'Em/Texas/Awake in the Wake/Lies & Money/Wingding/Out With the Tide全11曲

 2011年にテキサスのオースチンで結成されたウッド&ワイアー。

 アメリカ南部の中でもテキサスやオクラホマのブルーグラスというとテキサス・フィドルやフラットピッキングの盛んな土地柄で、リッジランナー社の一連の作品の印象が強いが、ここではオースチンという土地柄かテキサス・カントリー、ハイロンサム、ジャム・グラス的アプローチ等々、今のブルーグラスを感じさせてくれる。

 先頃、2枚目となるアラン・マンデとの共演作をリリースしたビリー・ブライト(m)が2014年にバンドに参加により、彼のマンドリンを大きくフィーチャーした新たなサウンドを創り出し、本作で見事に結実したという印象。

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