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   2021年ブルーグラス名誉の殿堂入り&IBMAアワード受賞作品

2021年10月4日

 [ブルーグラス名誉の殿堂入り]
 *アリソン・クラウス
  ●ROU-0235 ALISON KRAUSS『Too Late To Cry』CD(\2,450-)\2,695-税込

Too Late To Cry/Song For Life/Don't Follow Me/Gentle River/On The Borderline/Forgotten Pictures/Sleep On他全11曲

 2021年、IBMAブルーグラス名誉の殿堂入りしたアリソン・クラウス、彼女がまだティーンエイジャーだった1987年にリリースされたデビュー・アルバム。サム・ブッシュ(m)、ジェリー・ダグラス(d)、トニー・トリシュカ(bj)、ラス・バレンバーグ(g)、ロイ・ハスキーJr.(bs)等がサポート。あるうちにどうぞ。
 *リン・モリス
  ●ROU-0499 V.A.『O Sister! The Women's Bluegrass Collection』 CD(\2,450-)\2,695-税込

If Wishes Were Horses(Claire Lynch)/True Life Blues(Hazel Dickens/Alice Gerrard)/Mama's Hand(Lynn Morris)/Every Time You Say Goodbye(Alison Krauss)/Eight More Miles(Laurie Lewis/Claire Lynch/Lynn Morris/Rhonda Vincent) 他全19曲

 アリソン・クラウス、リン・モリス、ロンダ・ヴィンセントなどいまのブルーグラスを背負って立つところにのぼりつめたトップ・スター、ローリー・ルイスやキャシー・キャリックなど女性ならではの視点に立った音楽が心うつシンガー、そしてヘイゼル・ディッケンズやデリア・ベルなど筋金入りのトラディショナリストと、さまざまな表情を見せる女性シンガー達のいまを、ラウンダーのカタログから編集してみせた秀逸なコンピレーション。オールドタイムからブルーグラス、さらにはプラス・サムシングまで、この女性たちを抜きに語ることは出来ないことを実感させてくれる。ラストの1曲だけは、99年IBMAでの未発表スペシャル・ライヴ。 
 ストーンマン・ファミリー
  ●PATUX-340 DONNA & RONI STONEMAN 『The Legend Continues』 CD 本体\2,450-)\2,695-
[祝ブルーグラス音楽名誉の殿堂入り]

 1927年の有名なブリストル・セッションにも参加したアーネスト・V.「ポップ」ストーンマン(1893-1968)の23人の子供たち(そのうち成長した13人)によるストーンマン・ファミリーのロニ&ドナ・ストーンマンのパトクセントからの最新作。本作ではトラッドに加えてジョニー・キャッシュの"Jackson"やクリス・クリストファーソン作で同じくキャッシュでヒットした"Sunday Morning Coming Down"、デイビス・シスターズの"Rock-A-Bye Boogie"では年齢を忘れたように溌剌としている。
 2021年IBMAアワード受賞作品
 *ビリー・ストリングス
 [年間最優秀エンターテイナー][年間最優秀ギター]
  ●ROU-610142 BILLY STRINGS『Renewal』CD(本体\2,450-)\2,695-税込

Know it All/Secrets/Love and Regret/Heartbeat of America/In the Morning Light/This Old World/Show Me the Door/Hellbender/Red Daisy
The Fire on my Tongue/Nothing's Working/Hide and Seek/Ice Bridges/Fire Line/Runnin' the Route/Leaders全16曲

 2019年に年間最優秀新人とギターのダブル受賞で注目を集めたビリー・ストリングス、僅か二年後にIBMAアワードの最高峰、年間最優秀エンターテイナーとギターのダブル受賞に輝いた彼の最新作。ミシガン州生まれで、現在はのナッシュビルを拠点としてアクティブに活躍。従来のブルーグラスの領域を広げてパンク、カントリー、フォークロックの要素で再構築、オリジナルなサウンドを創り上げています。モリー・タトルと並んで最も注目されるブルーグラス・シーンから登場した素晴らしい才能です。 
 *シスター・セイディ
 [年間最優秀ボーカルグループ]
  ●PC-1223 SISTER SADIE『Sister Sadie II』CD(\2,450-)\2,646-税込

 ナッシュビルのステーションインのセッションがきっかけで誕生したベテラン女性ブルーグラッサーによるスーパー・バンド、トニー・ライスの持ち曲"Little Sadie"にインスパイアされて命名されたというシスター・セイディの第二作。ティナのハイ・ロンサム感漂う凄みのあるボーカルによる"Losing You Blues"、哀愁漂う"900 miles"、ボニー・レイットやリンダ・ロンシュタットで知られる"Love Has No Pride"他全4曲、ディルの優しく心に染みる望郷ソング"No Smoky Mountains"、ダン・フォーゲルバーグ作でクリス・ヒルマンのブルーグラス・バージョンで知られる"Morning Sky"他全5曲、エンジェリック・ボイスで歌い上げるジーナによる"Something To Lose"他1曲と3人のリード・ボーカルとジーナのペンによるインスト曲という構成。
 *アパラチアン・ロード・ショー
 [年間最優秀インストルメンタル・グループ][年間最優秀新人]
  ●BBR-1323 APPALACHIAN ROAD SHOW 『Tribulation』(\2,450-)\2,695-税込

 ドイル・ローソン&クイックシルバーからマウンテン・ハートの創立メンバー、左手にハンディキャップを持ちながらも豪快なバンジョー・プレイを聞かせるバリー・アバナシーとJ.D.クロウ&ニューサウス、ロンサム・リバー・バンド、ロンダ・ビンセント&レイジを渡り歩いたダレル・ウェッブががっぷり四つに組んだ期待の新ユニット、アパラチアン・ロード・ショーの2作目。
 *バルサム・レンジ
 [年間最優秀ソング] "Richest Man"
  ●MH-1929 BALSAM RANGE『Moxie & Mettle』CD(\2,450-)\2,695-税込

Highway Side/Rivers, Rains And Runaway Trains/Traveling Blues/Rooster Rock/Franklin County/Richest Man/Until I See You Again/That's Enough/His Tomb Is Empty Now/Tonight I'm Heading South/Santa Barbara/Grit And Grace全12曲

 2007年に結成以来、IBMAアワード最高峰、年間最優秀エンターテイナーを2度他、13部門で受賞、ノース・キャロライナをベースに根強い人気を誇るバルサム・レンジの最新作。バディ・メルトン(f,v)、マーク・プルエット(bj)、ダレン・ニコルソン(m,v)、ティム・サレット(d,bs,v)カレブ・スミス(g,v)という面々でメロディアスなナンバーからハード・ドライブするストレートなブルーグラスまで、非常に美しく聞きやすいブルーグラスが魅力。先行でリリースされている4枚のシングルが何れもブルーグラスのチャートをにぎわせているという事実からも人気の高さが窺い知れる。バディ・メルトンの透明感のあるボーカルに溶け合うコーラスをマーク・プルエットの安定した推進力のあるバンジョー・ロールが支える"Highway Side"、IBMA年間最優秀ソングライターのミラン・ミラーのメロディアスなナンバー。スウィンギーな"Rooster Rock"では各自のソロもたつぷりフィーチャー。"Richest Man"はジミー・マーチン・タイプのソリッド・グラスからバルサム・レンジ特有の展開が聞き物。
 [年間最優秀アルバム]
  ●SFW-40238 V.A.『Industrial Strength Bluegrass: Southwestern Ohio's Musical Legacy』CD(\2,450-)\2,695-税込

Readin', Rightin', Route 23-Joe Mullins & The Radio Ramblers/20/20 Vision-Dan Tyminski/Suzanne-Mo Pitney and Merle Monroe/From Life's Other Side-Lee Ann Womack/Larry Sparks Medley: (Dark Hollow-A Face in the Crowd-These Old Blues)-Josh Williams, Bradley Walker, and Russell Moore/When He Blessed My Soul-Doyle Lawson & Quicksilver/The Rolling Mills of Middletown-Larry Cordle/Family Reunion-Rhonda Vincent and Caleb Daugherty/Mountain Strings-Sierra Hull/Stone Walls and Steel Bars-Ronnie Bowman, Don Rigsby, and Kenny Smith/Are You Missing Me?-Dailey & Vincent/Once More-The Grascals/Barefoot Nellie-Jim Lauderdale and High Fidelity/Garden Tomb-The Isaacs and The Oak Ridge Boys/Baby Blue Eyes-Vince Gill/We'll Head Back to Harlan-Bobby Osborne

 アパラチアらの移住者がもたらしたブルーグラスとカントリーの歴史にスポットを当てた素晴らしい企画作品。
 ラジオ・ランブラーズのリーダーでラジオ局経営にも携わってきたジョー・マリンズのプロデュースの下、オールスター・キャストで、この地で愛され育まれてきた名曲の数々を新録音で集めた作品。
 皮切りはジョー・マリンズが演じる、カウ・パンクで世に出たドワイト・ヨーカムの出世作『Hillbilly Deluxe』に収録されていた"Readin', Rightin', Route 23"、ダン・ティミンスキーによるジミー・マーチン"20/20 Vision"、レッド・アレンの息子で優れたソングライターとしても知られるハーリー・アレンの名曲"Suzanne"をキース・ホィットリーの影響色濃いモー・ピットニー、ラリー・スパークスのメドレーをジョッシュ・ウィリアムス、ブラッドレィ・ウォーカー、ラッセル・ムーアという当代随一のシンガーが共演、リーアン・ウォーマックによるデイブ・エバンスの"From Life's Other Side"、フランク・ウェイクフィールドのインスト曲"Mountain Strings"をシェラ・ハルが演じる等々、全曲ハイライトといっても良い素晴らしい内容。(ムーンシャイナー誌レビューより)
 *デイル・アン・ブラッドレィ
[年間最優秀女性ボーカル][年間最優秀ゴスペル曲]"After Awhile"
  ●PC-1250 DALE ANN BRADLEY『Things She Couldn't Get Over』CD(\2,450-)\2,695-税込

Living On The Edge/Get Ove/After While/Yellow Creek/Falling Down/Pearl/Lost More Than I Knew/Lynwood/L.A. International Airport/In The End

 5度のIBMA年間最優秀女性ボーカル受賞、2度のグラミー賞ノミニーという輝かしい経歴を持つデイル・アン・ブラッドレイ、通算12枚目となる最新作。アパラチアの炭鉱町生まれでレンフロバレー・バーンダンスのレギュラー・バンドのニュー・クーン・クリーク・ガールズのメンバーとして活動後、独立、パインキャッスルをスタートにドゥビィシー、コンパス、そして古巣のパインキャッスルに復帰してからの4作目。2020年には女性ブルーグラッサーによるスーパーバンド、シスターセイディのメンバーとして活躍、IBMA年間最優秀エンターティナーを獲得、今年はシスターセイディを辞して、本作にも参加のキム・フォックス(g,v)、マット・レッドベター(d)、マイク・サムナー(bj)、パインキャッスルのCEOのイーサン・バークハルト(bs)というメンバーによる自身のムーン・ランナーを率いてソロ活動に専念するという気合の入れよう。アシュビー・フランク作"Falling Down"が先行シングルとしてチャート・イン、様々なジャンルから曲を引っ張ってくる彼女、本作のジョン・アンダーソン"Yellow Creek"やスーザン・レイ"L.A. International Airport"のブルーグラス・アレンジも秀逸。
 *デル・マッカリー
 [年間最優秀男性ボーカル]
  ●ARH-9030 DEL McCOURY『I Wonder Where You Are Tonight』CD(\1,980-)\2,178-税込

Hey Hey, Bartender/Willie Roy/Prisoner's Song/I'm Coming Back But I Don't Know When/I Wonder Where You Are Tonight/Fire On The Mountain/You're A Flower In The Wildwood/Used To Be/Dreams/Whose Shoulder Will You Cry On/Sweetheart You Done Me Wrong/Roll In My Sweet Baby's Arms/Blue Yodel/A Beautiful Life全14曲

 今やオーブリーのメンバーとしても活躍する名実共にブルーグラス・ボーカルの最高峰、デル・マッカリーが1967年に発表した歴史的デビュー作『Sings Bluegrass』のCD化。1960年代後半、フォーク・リバイバルが終わりロッ ク時代がはじまっていたにもかかわらず、ナッシュビルやロサンゼルスの商業音楽を見上げながら自分の音楽を信じていたトラッドグラス信奉者たちがいた。アール・テイラーやマック・マーティン、レッド・アレン、そしてデル・マッカーリーたち。当時、彼らは自分の信じるブルーグラスを小さなレーベルに残した。今年IBMAブルーグラス・ホール・オブ・フェイムの殿堂入りを果たしたビル・エマーソン(bj)、今も現役てパタクサントレーベルからアルバムをリリースしているビリー・ベイカー(f)、ウエイン・イエーツ(m)らとともに残した歴史的デビュー作『Sings Bluegrass』のCD化。68年発表のステレオLPよりもオリジナル録音の音質に近 づけているという。68年発表のステレオLPよりもオリジナル録音の音質に近づけているというトラッドグラス大名盤。80歳を迎えて、益々,意気軒昂、ブルーグラス界トップの大御所となったデル、エマーソン の華麗なバンジョーが美しい。"I'm Coming Back But I Don't Know When"と"Sweetheart You Done Me Wrong"がLP未収録のボーナス音源。
  ●MCM-0014 DEL McCOURY BAND『Family Circle』CD(\2,450-)\2,695-税込(歌詞付)

Sweet Appalachia/Barbaric Splendor/Hello Lonely/Delma Blue/I Remember You/Break Up 他全14曲

 現在ブルーグラス・バンドの最高峰、デル・マッカーリー・バンド(DMB)の最新作である。人間国宝といってもいい今年70歳のデルを中心に、ふたりの息子ロニー(m)とロブ(bj)、少年時代からバンドに参加したジェイソン・カーター(f)、そしてアラン・バートラム(bs)という望むべく最高のミュージシャンを擁して、鉄壁のバンドサウンドを聴かせる。"I've got that sweet mountain soul in bones,"と歌うアパラチア賛歌にはじまり、ジョー・ニューという作者のすばらしい2曲(要チェックだよ)ほか、ビリー&テリー・スミスやロニー・ボウマンらとの共作、マーク・ノップラーのカバーなどを含み、ハッとするようなポップな感覚を散りばめながら、そして今秋のIBMAアワード・ショウのトリで聴かせてくれた最後のチャーリー・リッチ曲"Break Up"のブギウギまで、全曲でソリッドなブルーグラスを守りながら随所にお洒落なアレンジ、また自然に出てくるのだろう抜群のグルーヴを捉まえる各楽器のインプロバイズ、そしてデルのリズム・ギターが快感だ。昔のデル・イメージとはぜんぜん違う、数々のビッグステーを経て、今やメジャーアーティストの一角にいるDMB、デルの強烈な説得力でアルバムを通して大満足のブルーグラスを聴くべし!
  ●MCM-0015 PRESAVATION HALL JAZZ BAND & DEL McCOURY BAND『American Legacies』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ジャズとブルーグラスという、アメリカのもっとも大きな伝統文化の流れの中にある音楽が正面から対峙した話題作、デル・マッカーリー・バンドとプリザベーション・ホール・ジャズ・バンドの共演作である。ニューオーリンズの街中で生まれた黒人たちによるジャズの原形とアパラチアの山で育まれ、1946年に偶然の才能が集まることによって生まれた白人たちによるブルーグラス、このふたつの音楽が、その双方の伝説的ミュージシャンたちによっていかに料理され、混ぜ合わさるのか……!? 興味津々のコラボレーションである。
  ●CM-2001 DEL MCCOURY BAND『Family』CD(\2,450-)\2,695-税込

 モンロー・ミュージックの正統の継承者として、自他共に認める存在のデル・マカーリー・バンド 99年作は、リッキー・スキャッグスのCEILI MUSICからの発売。年輪を重ねる毎にますます深みを増して行くデルの、テンションの効いたハ イ・ロンサム・ヴォーカルと、どんどん親父に似てきたロニー、二人をサポートしてパワー全開 のバンド・サウンドが一体となってのストレート一本勝負が、何とも爽快だ。
 *ダニー・ペイズリー
 [年間最優秀男性ボーカル]
  ●PC-1252 DANNY PAISLEY & THE SOUTHERN GRASS 『Bluegrass Troubadour』CD(\2,450-)\2,695-税込

 2004年にサザングラスの創設者で父親のボブ・ペイズリーが亡くなって以来、伝統あるサウンドを引き継ぐダニー・ペイズリー、。パワフルでストレートなボーカルでIBMA年間最優秀男性ボーカルを2度受賞(2016年、2020年)したダニーのストレートなブルーグラス、パインキャッスル移籍第一弾。ダニー(g,v)&ライアン(m,v)・ペイズリー親子に加えてボビー・ランディ(bs)、マーク・ディレイニー(bj)、マット・フーバー(f)というサザン・グラスのメンバーに加えてリジー・ロングがボーカルで参加。エリック・ギブソン(ギブソン・ブラザーズ)、ボブ・エイモス、ブリンク・ブリンクマンといったソングライターの曲に加えて、ライアンのオリジナル・インスト、父親のボブ・ペイズリーのレパートリーから"Forty Years Of Trouble"古くはシェナンドー・カタップスも取上げていた"Eat At The Welcome Table"、マック・ワイズマンの名唱が印象に残る"I'd Rather Live By The Side of the Road"(リジー・ロングとのデュオ)や"May I Sleep In Your Barn Tonight Mister"、古いカントリーでグレン・キャンベルやマール・ハガードが演じてた"Long Black Limousine"等、バランスよい選曲で楽しめる。
 *スコット・ベスタル
 [年間最優秀バンジョー]
  ●PC-1243 SCOTT VESTAL『Bluegrass 2020』CD(本体\2,450-)\2,695-

Foggy Mountain Chimes/Five & Dime/Kentucky Mandolin/Pipeliner Blues/Sunday Drive/Shenandoah Breakdown/Storm and Desire/Vanleer/Valley Forge/By Stealth全10曲

 1995年に1枚目がリリースされた、有名インストルメンタル曲を超一級プレイヤーがガンガン弾きまくるパインキャッスル社の人気シリーズ、25周年を記念した最新盤。今回はプロデュースも務めるスコット・ベスタル(bj)、パトリック・マカベニュー(f)、コディ・キルビー(g)、ドミニク・レスリー(m)、カーティス・ベスタル(bs)という面々。先行シングルの"Five & Dim"は乗りの良いフィドルにギター、バンジョーが絡むパトリックのオリジナル、ベスタルによる"By Stealth"等のオリジナル、新趣向のムーン・マリカンの"Pipeliner Blues"他、スクラッグス"Foggy Mountain Chimes"、モンロー"Kentucky Mandolin"、ビル・キース"Shenandoah Breakdown"の有名曲を演じている。インストファンに強力お勧め。
 *ミッシー・レインズ
 [年間最優秀ベース]





●COMP-4715 MISSY RAINES『Royal Traveller』 CD(\2,450-)\2,695-税込

 IBMA年間最優秀ベースに7度選出されているミッシーレインズのボーカリストとして又、ソングライターとしての才能が発揮されたコンパスからの3枚目となる最新作。プロデュースも務めるアリソン・ブラウン(bj)、モリー・タトル(g)、ベッキー・ブラー(f)、シェラ・ハル(m)というアワード・ウィナーの女性ブルーグラッサーを揃えた先行シングル"Swept Away"(ローリー・ルイス作)が見事、年間最優秀レコード・イベントを射止めた。90年代にブルーグラス、アコースティック・カントリーのシーンで異彩を放ったブラザー・ボーイズのエド・スノッドリーとの共作によるタイトル曲他、全11曲中5曲が彼女のオリジナル。ティム・オブライエンとのデュエットでボニー・レイットの"Fearless Love"、リンダ・ロンシュタットのサポートで知られるダン・ダグモア(lap steel)を迎えて、バーズやフライング・ブリトー、イーグルス等々を聞いて育った世代は共感を覚えるだろう。ステュアート・ダンカン(f)、デビッド・ベネディクト(m)、イーサン・バリンジャー(g)、クリスチャン・セドルマイヤー(f)他、"Little Darlin', Pal of Mine"ではアリソン・ブラウン(bs)とミッシー、マイク・バブ、トッド・フィリップスを迎えて三者三様のベース・ソロを披露する好企画。
 *ジャスティン・モーゼス
 [年間最優秀ドブロ]
  ●MFR-110100 JUSTIN MOSES『Fall Like Rain』CD(\2,450-)\2,695-税込

 フィドル、ドブロ、マンとリン、バンジョー、ギター等々、どの楽器も超一級のマルチ・プレイヤー、ジャスティン・モーズのマウンテン・フィーバーからデビューとなるソロ・プロジェクト。
 *ブロンウィン・キース=ハインズ
 [年間最優秀フィドル]
  ●SPR-027 BRONWYN KEITH-HYNES『Fiddler's Pastime』CD(\2,450-)\2,695-税込

Hendersonville Hop/Last Train (feat. Sarah Jarosz)/Fiddler's Pastime (feat. Laura Orshaw)/Open Water (feat. Sierra Hull)/Hello Trouble (feat. James Kee & Tim O'Brien)/The Minstrel Boy (feat. Tim O'Brien)/North Garden/Michelle's Waltz/Happy Hollow (feat. Wes Corbett)/Natchez Whistle (feat. Chris Eldridge)/I Don't Know Why (feat. James Kee & Tim O'Brien)全11曲

 マイル・トゥエルブのメンバーとして来日、現在、最も注目のブルーグラス・フィドラーの一人、ブロンウィン・キース・ハインズのソロ・アルバム。シェラ・ハルを迎えたフィドルとマンドリンのユニゾンが心地よい"Open Water"他4曲のオリジナルのフィドル・チューンと有名カバー曲を演じている。プロデュースにはサム・ブッシュ・バンドのバンジョーでムーンシャイナー誌1月号の表紙を飾ったウェス・コーベットがプロデュース。サラ・ジャローズを迎えたピーター・ローワン作"Last Train"、注目のイースト・ナッシュ・バンドのジェームス・キー(m,v)とティム・オブライエンによるバック・オウエンスの"Hello Trouble"や"I Don't Know Why"、ツイン・フィドルにポーランブリン・ボーイズのローラ・オルショ―を迎えたタイトル曲、パンチ・ブラザーズのクリス・エルドリッジを迎えてジョン・ハートフォードの"Natchez Whistle"他、ジェイク・スタージェル(g)、ハリー・クラーク(ザ・ウックス,m)ジェフ・ピッカー(リッキー・スキャッグス&ケンタッキー・サンダー,bs)他。 
 *シェラ・ハル
[{年間最優秀マンドリン]
  ●ROU-00579 SIERRA HULL『25 Trips』CD(\2,600-) \2,860-税込

Beautifully Out Of Place/Middle Of The Woods/How Long/25 Trips/Ceiling To The Floor他全13曲

 ブルーグラスからスタートして革新的なマンドリン・スタイルをボーカルを武器に新たな音楽をクリエイトし続けるシエラ・ハル、グラミーにノミネートされた前作『Weighted Mind』(ROU-9166)に続くラウンダーからの第4作。共作含む全曲オリジナル。自身のプロデュースでボーカル&マンドリンに加えてエレキ・マンドリン、ギター、テナー・ギター、マンドラ、オクターブ・マンドリン、ツアーを共にするイーサン・ジョズィウィック(bs)、マイク・シール(g)、アレックス・ハーグリーブス(f)、クリスチャン・セドルマイヤー(f)等、同世代のミュージシャンに加えて、夫でマルチ・インストルメンタリストのジャスティン・モーズ、ステュアート・ダンカン(f)、ビクター・クラウス(bs)、ブライアン・サットン(g)、ポール・フランクリン(pedal steel)、モリー・タトル、ロニー・ボウマン、ロン・ブロック他がゲスト参加。アコースティックの響きを活かした広がりのある音世界に加えて、パーカションを加えた創造力溢れる展開も魅力。「このアルバムがどのカテゴリーに属するのかは本当にわかりませんが、ジャンルの重要性がますます減っていると思います。私にとって本当に重要なことは、自分が自分であると自分自身を信じることと、自分の声と心を可能な限り誠実な方法でそこに置くことです。」(シェラ・ハル談)彼女の多様な音楽性を目の当たりにした。
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