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  [B.O.M. Services 新入荷&お勧め作品] 
      2016年1月1日
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 [2016年バンジョー・カレンダー]
 テレビ、舞台で活躍した浪曲界のプリンスとして又、アパラチアン三味線で日米ブルーグラスの架け橋となる多大な功績を残した国本武春さんが55歳の若さで逝去されました。謹んでご冥福をお祈りします。
  SHAMI-1003 LAST FRONTIER featuring 国本武春『Sushi & Gravy』CD(本体\2,667-) \2,880-

Tears of Samurai/Gonna Paint the Town/Cry from the Cross/Hikyaku's Love/A-Janaika/Shami-Jo 他全13曲
  ブルーグラスと三味線…、これが違和感なく合うこ とに驚かれた方も多いだろう。日米ライブハウスを暴れまわった三味線ブルーグラス、ラス ト・フロンティアの第2作である。「浪曲界のプリンス」と日本メディアなどで呼ばれる国本武春、高校時 代にブルーグラスにハマッたという彼が、1年間、ETSU(東テネシー州立大学)に ブルーグラス留学、アパラチアのもっとも濃いエリアのブルーグラスと浪曲を合体させた新しいエンターテ イメントを提示する。2001年のETSUブルーグラス・プライド・バンドとしても来日したJ.P.マティスのパ ワー・バンジョーとダニエル・ボナーのボーカルとリード・ギターにはますます磨きがかかり、アーロン・ジャ クソン(m)とケン・トーマス(bs)に、ゲスト・フィドラー としてレイモンド・マクレーンを迎えた最新作。ビル・モンローやスタンレーズの名曲とメンバー各自のオリ ジナル、若さ溢れるホットなストレート・ブルーグラスを聴かせてくれる。
 ☆☆ビー・オー・エム・サービス(御注文は:TEL 0797-87-0561:FAX 0797-86-5184:E-MAIL order@bomserv.comにて承ります。☆☆
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[新入荷&お勧め作品] 
2016年2月1日


[ステュアート・ダンカン来日]
 現在、ブルーグラスフィドルの最高峰、ステュアート・ダンカンが今月、ダイアナ・クラールのバックアップミュージシャンとして、同じナッシュビル・ブルーグラス・バンド出身のベーシスト、デニス・クロウチとともに来日する。
WALLFLOWER WORLD TOUR: Anthony Wilson (guitar), Dennis Crouch (bass), Stuart Duncan (fiddle), Karriem Riggins (drums) and Patrick Warren (Keyboards). 「グラミー賞5回受賞/ジャズ・ヴォーカル女王ダイアナ・クラールの、実に11年ぶ> りとなる来日公演が決定しました。2015年1月にリリースされ全世界で大ヒット中の最新作『ウォールフラワー』のツアーです。公演一覧■東京公演 2月24日・25日 ■東京追加公演 2月27日 ■大阪公演 2月29日」(ユニバーサルミュージックより)
●UNI4714195 DIANA KRALL『Wallflower: The Complete Sessions』CD (本体\2,850-)\3,078
California Dreamin'/Desperado/Superstar/Alone Again (Naturally)/Wallflower/In My Life/Yeh Yeh//If You Could Read My Mind/Everybody's Talkin'/Heart Of Gold全20曲
「夢のカリフォルニ」「スーパースター」他アダイアナの歌うポップスの名曲に加えてこのデラックス盤にはニール・ヤング"Heart of Gold"ビンス・ギルとのデュオで「噂の男」、サラ・マクラフリンとG.ライトフット"If You Could Read My Mind"等、ブルーグラス、カントリー・ファンにも嬉しい選曲。

ブルーグラス新入荷
●SMM-1013 LAURIE LEWIS 『The Hazel and Alice Sessions』CD(本体\2,450-)\2,646-
Cowboy Jim/James Alley Blues/Who’s That Knocking?/Walking in my Sleep/Mama’s Gonna Stay/Won’t You Come and Sing for Me?/Darling Nellie/Farewell My Home/Let That Liar Alone/You’ll Get No More of Me/Train on the Island/Working Girl Blues (complete with a third verse recorded for the first time her)/I Hear a Sweet Voice Calling
西海岸の女性ブルーグラスのトップランナーとして1970年代から活動するローリー・ルイスによる、ビル・モンローが認めた女性ブルーグラスのパイオニア=ヘイゼル&アリス曲集。イーファ・オドノバンを迎えてハリー・スミスのコレクションにも収録されていた最も初期のニューオリンズの黒人フォークシンガー=リチャード・ラビット・ブラウンの"James Alley Blues"、ラストを飾るのはリンダ・ロンシュタットとの感動的な"Pretty Bird" 、今回新たに3番の歌詞が加えられた"Working Girl Blues"ではアリス・ジェラルドが参加。キャシー・キャリックとのバーン&レイ・トリビュート(SMM-1012 \2,646)と並んで、是非、手元においておきたい作品。
●MH-1643 GRASCALS『and then there's this...』CD(本体\2,450-)\2,646-
Know Better/Road Of Life/Sweet Little Mountain Girl/True Hearts/Old Friend Of Mine/Warm Wind/If You Want Me To Delta Queen/I Like Trains/Autumn Glen/A Place To Hang My Hat/Highway Of Sorrow/
オズボーン・ブラザーズやザ・サイドメンで活躍したテリー・エルドリッジ(g)、テリー・スミス(bs)、超絶テクニックのダニー・ロバーツ(m)とクリスティン・スコット(bj)、アダム・へインズ(f)、ジェイミー・ジョンソンの後釜として新加入のジョン・ブライアンによる新生グラスカルズの最新作。
●RB-2015 RON BLOCK『Hogan's House of Music』CD(本体\2,650-)\2,862-(再入荷)
Smartville/Hogan's House of Boogie/Wolves A-Howling/The Spotted Pony (featuring: Stuart Duncan, Alison Krauss, Adam Steffey)/Clinch Mountain Backstep/Gentle Annie (featuring Tim Crouch)/Mooney Flat Road (featuring: Stuart Duncan, Alison Krauss)/Mollie Catherine Carter/Seneca Square Dance (featuring: Sierra Hull)/Calico/You Are My Sunshine/Lonesome Road Blues/'65 Mustang Blues (featuring: Sam Bush, Jerry Douglas)/Brushy Fork of John's Creek/Carter's Creek Pike/Home Sweet Home全16曲
 アリソン・クラウス&ユニオン・ステーションのロン・ブロック、ソロ第4作にして初のバンジョー集! バンジョーの特性をロンなりに突き詰めた一曲目のオリジナルからスクラッグス丸コピーはもちろん、フォスターからジミー・マーティン、そして「埴生の宿」まで。考え抜かれたオリジナルと超有名スタンダードのアレンジがほぼ半々、そして登場するみんな凄い。ステュアート・ダンカンのえげつない凄さにティム・クロウチとアリソン・クラウスも存在感を示すフィドル群。いつ聴いてもハッピーになるサム・ブッシュ印にアダム・ステッフィとシエラ・ハルのマンドリン組。バリー・ベイルズ、バイロン・ハウス、マーク・フェインの完璧ベース団。ダン・ティミンスキ、クレイ・ヘスのギター、そしてジェリー・ググラスのひとりドブロ。曲によってリン・ウィリアムズのパーカッションが入る。11曲目からジミー・マーティンの『Big and Country Instrumentals』(1967)のJ.D.クロウ“You Are My Sunshine”、12曲目のフラット&スクラッグス『Foggy Mountain Banjo』の“Lonesome Road Blues”、そして最後の“Home Sweet Home”のコピーに、リスペクト以外のどんな意味があるのだろう? 全編、ブルーグラス楽器の楽しさに溢れた大秀作である。
●ROU-9166 SIERRA HULL『Weighted Mind』CD(本体\2,450-)\2,646-2月上旬入荷予定
Stranded/Compass/Choices and Changes/Wings of the Dawn/Birthday/Weighted Mind/Fallen Man/The In-Between/Lullaby/Queen of Hearts-Royal Tea/I'll Be Fine/Black River全12曲
シェラ・ハルのラウンダー第3作。プロデュースにベラ・フレックを迎えてイーサン・ジョズィウィック(bs)他、アビゲール・ワッシュバーン、アリソン・クラウス、リアノン・ギデンズ参加。詳細、次号。
●THR-0001 FELLER & HILL『I Firmly Promise You』(本体\2,450-)\2,646-
Little Community Church/The First Million Years/What A Beautiful Day/Fountain Of Love/I'Ll Live Again/Echoes From The Burning Bush/Build My Mansion/I Found A Hiding Place/I Firmly Promise You/Let My People Live/In The Garden/Let The Savior In/Walking My Lord Up Calvary'S Hill/I'M Ready To Go
 ボーイズ・フロム・インディアナやワイルド・バレー・ボーイズで活躍、バック・オウエンスとドン・リッチのコーラスをブルーグラスにアダプとして、その名もブルーグラス・バッカルーズで人気のフェラー&ヒル、第3作目セイクレッド集。ビル・モンロー"Little Community Church""I Found A Hiding Place"等、ドイル・ローソンにも通じる重厚なコーラスとドライブ感溢れる演奏が魅力。
●SG-2014 STACY GRUBB『From the Barroom to the Steeple』CD(本体\2,450-)\2,646-2月上旬入荷予定
Wish I Didn't Know Love/Can't Let You Go/Six White Horses/Cold On the Ground/(Falling Like A) Leaf in a Summer Storm/Gone Away from Me/Because You Love Me/Straight Line/Spirit of the Mountains/Time/All That Matters/Beautiful Girl全12曲
 女性ブルーグラスの新星、ステーシー・グラブの最新作。アリソン・クラウスにも通じるエンジェリック・ボイス、プロデュースにツアーも共にしたクレイ・へス(g)を迎え、スコット・ベスタル、ロン・ブロック、ティム・クロウチ、アーロン・ラムジー、ランディ・コーアズといった腕利きがサポート、自身の7曲のオリジナルに加えてジョン・ペネル、マーク・サイモス、アラン・ジョンストンといった売れっ子ブルーグラス・ソングライターが楽曲を提供。ソリッドなブルーグラス作品に仕上がっている。

カントリー/ポップ/アメリカーナ新入荷
●SG-2009 STACY GRUBB『Hurricane 』 CD(本体\2,450-)\2,646-2月上旬入荷予定
Hurricane (feat. Jamie Dailey and Darrin Vincent)/Baby Dear/Appalachian Rain/West Virginia Wildflower/Violet Steele/Time Hasn't Changed Anything/Runaway Train/I Wonder Where You Are/Hard Row to Hoe/Let It Go/Gone for Good/Once Upon a Cross全12曲
『From the Barroom to the Steeple』が好評のステーシー・グラブ、2009年のデビュー作。アコースティック・カントリーがかった作品。
●UR-2015 UNDERHILL RISE『The Great Tomorrow』(本体\2,750-)\2,970-
Our Time Is Done/When I Die/Whispering Pines Motel/Montana/My Friend/Love Looks Good On You/Rest Easy/Shine/Straight Up/Not Gonna Worry/The Great Tomorrow全11曲
 ノース・キャロライナ州アッシュビルを本拠に活躍するエレアナー・アンダーヒル(bj)、モリー・ローズ(g)、サリー・ウィリアムソン(bs)の美形3人組の3枚目のアルバム、サイモン&ガーファンクル、ビートルズ、CSN&Y、ジェームス・テイラー、ボニー・レイット、リンダ・ロンシュタット、ジョニ・ミッチェル等の影響色濃いカントリー・ロック、フォークリズム&ブルース等をアコースティックなサウンドで聞かせるルーツ系アメリカーナ・バンド、3パートのハーモニーが魅力。
●OMNI-101435 BUCK OWENS『Buck Em: The Music of Buck Owens Volumes One & Two』4CD (本体\6,000)\6,480- 2月中旬入荷予定
DIsc 1:Down On The Corner Of Love/Hot Dog/There Goes My Love/Sweet Thing/Second Fiddle/Under Your Spell Again/Above And Beyond (Alternate Version)/`Til These Dreams Come True/Foolin' Around/ Nobody’S Fool But Yours (Early Version)/Under The Influence Of Love (Previously Unissued Early Version)/Keeper Of The Key/Down To The River/Fool Me Again/My Heart Skips A Beat (Early Version)/Sweethearts In Heaven ? Buck Owens And Rose Maddox/Love'S Gonna Live Here/Down, Down, Down/Act Naturally (Live In Bakersfield)/Ain'T It Amazin' Gracie/Close Up The Honky Tonks (Early Version)/Truck Drivin' Man/I Don'T Hear You/Hello Trouble
他全100曲
バック・オウエンスの1955年から1975年までのヒット曲やレアトラックスを詳細な注釈と貴重な写真で彼の足跡を辿る。予約受付中。

インスト新入荷
●NF5-01 SCOTT NAPIER『All Out Front』CD(本体\2,450-)\2,646-
Blue Barn/Roadside Waltz/Cherokee Lady (With Bobby Osborne)/Life'S Hourglass (With Dale Ann Bradley)/Traveler'S Rest/Intermission B Lues/Carbide Light (With Don Rigsby)/Dash Hound/Young One/Bluegrass Stomp/Long Hrad Road (With Marty Raybon)/Barn Burner
 ラリー・スパークス&ロンサム・ランブラーズのメンバーとして来日、ロスト&ファウンドでも活躍、現在はケンタッキー・スクール・オブ・ブルーグラス・アンド・トラディショナル・ミュージックでマンドリン教師を務めるスコット・ネピアーの2010年発売のソロCD。クレイ・へス(g)、マイケル・クリーブランド(f)、ジョン・マクマーレー(bj)等がサポート。ボビー・オズボーンとのデュオやドン・リグスビー、デイル・アン・ブラッドレー、マーティ・レイボン等がゲスト参加。
●COMP-4663 MATT FLINNER TRIO『Traveling Roots』CD(本体\2,450-)\2,646-
Hide Nor Hair/Shiny Blue/150 Banjos/Pioneer Coffey/The Basket Makers/Head Smashed In Buffalo Jump/Fallen Star/Yard Games/Sopris/The 17th Moon of Saturn/Blueberry Blue/The Terry Cloth Warriors全12曲
超マルチプレイヤー、マット・フリナーのマンドリンを中心に、ロス・マーティン(g)、エリック・ソーリン(bs)によるアコースティック・トリオの第3作。とにかくマンドリン他、音色の美しさに驚嘆する。

[映像新入荷]
●HRSH671121 BELA FLECK『How to Write a Banjo Concerto』DVD(本体\3,150-)\3,402-
ベラ・フレックが80人のオーケストラとのバンジョー・コンチェルトを書き上げてナッシュビル・シンフォニー・オーケストラと共演するまでのドキュメンタリー。アール・スクラッグス、アビゲール・ワッシュバーン、チック・コリア他も登場。
ert with the Nashville Symphony." With Earl Scruggs, Abigail Washburn, Chick Corea and many others. 96 mins.

[教則新入荷]
●NF5-02 SCOTT NAPIER『Mandolin Originals 』DVD60分(本体\3,500-)\3,780-
Around the carousel/Parkway blues/Roadside waltz/Travelers rest/Young one/Shanksmare
ラリー・スパークス&ロンサム・ランブラーズのメンバーとして来日、ロスト&ファウンドでも活躍、現在はケンタッキー・スクール・オブ・ブルーグラス・アンド・トラディショナル・ミュージックでマンドリン教師を務めるスコット・ネピアーの教則DVD。ロスト&ファウンドのデンプシー・ヤングやバック・ホワイトにも通じる、フラット・マンドリンの音の特性を生かして、ブルーグラス、オールドタイム、ジャズをミックスしたようなユニークなスタイルによるオリジナル曲を解説。

【ムーンシャイナー2月号レビュー紹介作品】
●PATUX-270 DANNY PAISLEY & THE SOUTHERN GRASS『Weary River』CD(本体\2,450-)\2,646-
 ダニー・ペイズリー、サザングラスを率いて、いわゆるトラッドグラスの王道をまっすぐに、みずからを「飾り気のない激しいトラッドグラス、ここにはハイブリッドやジャンルをねじ曲げるような音楽は一切なし!」と豪語してはばからない、ま、はっきり言って究極の頑固モンの最新作。
●HS-1022 NEW GRASS REVIVAL with SAM BUSH『Live in Illinois 1978』CD(本体\2,950-)\3,186-
 40年前の来日、そのときのハラハラ・ドキドキを思い起こさせる前期ニューグラス・リバイバルの生々しいエキサイティングでハイエナジーなライブ音源。1978年2月18日、サム・ブッシュ/ジョン・カウワン/コートニー・ジョンソン/カーティス・バーチによる代表曲がずらりとノリノリラリラリの演奏を聴かせる。
●AR-280 CHRIS HENRY & the HARDCORE GRASS『The Water Song』CD(本体\2,450-)\2,646-
 ハードコアなブルーグラスボーイ、21世紀のモンロースタイルマンドリンのすばらしい継承者でもあるクリス・ヘンリーが自身のバンドを率いたデビュー最新作(ソロ3作と姉とのデュオ作品があるが)。バンドメンバー含め、さまざまな才能を持った今どきの20〜30代の若手がガチガチのトラッドグラスに挑戦する秀作です。
●MF-2015 MICHAEL FEAGAN『The Old House Fiddle Session』CD(本体\2,450-)\2,646-
 ケニー・ベイカーの伝統をまっすぐに伝えつつ、ジョニー・ギンブルのコード感覚に浸るマイケル・フィーガン最新フィドル集にはブッチ・ロビンズ(bj)とボビー・ヒックスとのツインフィドルを迎えるほか。ストレイトアヘッドなブルーグラスと、ワルツなどで感情過多のスウィンギーなコード感覚ものを交互に配し、フィドルファンに美味しいところを目一杯楽しませてくれる秀作。
●BACM-501 BLUE RIDGE MOUNTAIN BOYS CD(本体\2,450-)\2,646-
ジョージ・ジョーンズのプロデューサーとしても知られるギタリスト、ケルソ・ハーストンのプロデュースの下、レイ・エディントン(g)、ウェイン・モス(g)、ジェリー・ケネディー(d)、デキシー・ジェントルメンのルアル・ヤーブロー(bj)、ハーシャル・サイズモア(m)、ジェイク・ランダース(v)、バック・トレント他による大スタンダードブルーグラス大会に加えてケルソ・ハーストン&ギター・キングスによる実験的なギター・インストも興味深い。
●RCSI-1137 BILL & THE BELLS『Live! from Bristol』CD(本体\2,450-)\2,646-
 ティンパンアレイのポピュラーソングからセンチな南部バラッドなと、女声ふたりと男声のスリーパートハーモニーを軸に、フィドル、バンジョー、ギター、ベースを駆使してルーラルなアーリーアメリカンを感じさせる小粋なバンド、ビル&ザ・ベルズ(ビルと南部婦人たち)のデビュー作。しっかりとオリジナリティのある楽器テクを背景に、ブルーグラス、オールドタイム、ジャグバンドの枠を超えた楽しいお薦めバンド。

[ムーンシャイナー2016年2月号関連作品]
●CFRC-GTBC 『Grassroots to Bluegrass Collection』10 DVD SET (本体\18,375-)\19,845-
1999年、マック・ワイズマンを司会に迎えて第一世代のブルーグラス・レジェンズが勢ぞろいしたDVD10枚組映像作品。ジョン・ハートフォードがアール・スクラッグスへのオマージュ"The Boy from North Carolina"を皮切りにストーンマン・ファミリーのパッツィによる"Sinking of The Titanic"、ボビー&ソニー・オズボーンによる"Little Darlin' Pal of Mine"、マック・ワイズマンとボビー・オズボーンによる黄金のデュエットが甦る"Bluebirds Singigng"、J.D.クロウの"Careless Love"、リロイ・トロイの至芸"Jesse James"、初期のフラット&スクラッグスのフィドラー、ジム・シューメイトやラモナ・ジョーンズ、エディ・スタッブスによるフィドル曲。カーター・ファミリーの末裔、ジャネット・カーター、マイク・シーガー、エディ&マーサ・アドコック、ビル・クリフトン、ジム&ジェシー、ルイス・ファミリー、マイク・シーガー、チャーリー・ルービン、デル・マッカリー、レノ&スマイリーの伝統を引継ぐロニー・レノ、ケニー・ベイカー、ドイル・ローソン、ブラザー・オズワルド、メルビン・ゴーインズ等々、オズボーン・ブラザーズ、ジム&ジェシー、デル。マッカリーJ.シューメイト、M.ゴーインズ等々、綺羅星のごとくブルーグラス界のスターによる共演。
●SHMI-1003 LAST FRONTIER featuring 国本武春『Sushi & Gravy』CD(本体\2,667-) \2,880-
Tears of Samurai/Gonna Paint the Town/No Use to Cry/Nanny Goat/The Next New Heartbreak/Cry from the Cross/Hikyaku's Love/The One Who Leads Me Home/Atcatraz Island Blues/I Live in the Past/Chinese Caravan/A-Janaika/Shami-Jo.
 ブルーグラスと三味線……、これが違和感なく合うことに驚かれた方も多いだろう。日米ライブハウスを暴れまわった三味線ブルーグラス、「ラスト・フロンティア」の2005年作品である。「浪曲界のプリンス」と日本メディアなどで呼ばれる国本武春、高校時代にブルーグラスにハマッたという彼が1年間、ETSU(東テネシー州立大学)にブルーグラス留学、アパラチアのもっとも濃いエリアのブルーグラスと浪曲を合体させた新しいエンターテイメントを提示する。2001年のETSUブルーグラス・プライド・バンドとしても来日したJ.P.マシス(現ケンタッキー州ハザード大学ブルーグラス科で教鞭をとりながら毎夏、妻のフィドリン・レオナと来日している)のパワーバンジョーとダニエル・ボナー(現ETSU学部長)のボーカルとリードギターにはますます磨きがかかり、アーロン・ジャクソン(m)とケン・トーマス(bs)に、ゲスト・フィドラーとしてレイモンド・マクレーンを迎えた作品。ビル・モンローやスタンレーズの名曲とメンバー各自のオリジナルなど、若さ溢れるホットなストレートブルーグラスを聴かせてくれる。
 ……発売から10年近くたった今、「寿司とグレービー」という日本と南部アパラチアの伝統料理をタイトルにした作品をあらためて聴くと、ダニエルのロンサムボーカルを中心に質の高いブルーグラスとともに、幕末に流行ったという「エーじゃないか」をブギウギ仕立てにした「A-Janaika」では国本のインパクト溢れるボーカル、そしてレイモンドのクロウハンマーバンジョーと三味線のデュエットインスト“Shami-Jo”など秀逸なカットの存在に気付く。そしてこのバンドを率いてアパラチアからヨーロッパをツアー、また日本でもパルコ劇場や寄席の木馬亭などをツアー、多くの人に日本とアパラチアの伝統を結び付けた音楽を紹介した国本氏が、極めてまれな、そして貴重な文化的功績を残したことがうかがえる。55歳、そのあまりに早いご逝去が惜しまれる。
●RMA-0704 マエドリン・カフェ『cafe "bluegrass』CD\(本体1,429-)1,543-
 広島〜関西にかけて活躍する前田宏樹と秋山龍哉の 若手ブルーグラス・デュオ「maEdolin Cafe」。若者らしい覇気と指離れの良さから生まれるクリアーなマン ドリンとフラットピッキン・ギターで、ふたりのオリジナル・インスト2曲とジミー・ロジャーズやレスター・ フラット、そして吉津正司の18番などのボーカルもの、ジェリー・リビングストーンのジャズ小品、そしてスタ ンダードのスロー・ゴスペル・インストからビル・モンローでしめる全8曲、若者らしい向こう見ずな突込み がすばらしい!! 同時に若さに似合わぬ渋さも聴かせ、ブルーグラスにのめり込んださまが感じられる。日本のブルーグラスも大丈夫だぞ!! 若者たちを激励しよう!
●BCD-15606 BILL MONROE 『Blue Grass 1970-1979』 4CD+32-PAGE BOOK (本体\13,750-)\14,850‐(受注後2−3週で入荷)
ビル・モンロー70年代全曲集。ケニー・ベイカーとのコンビネーションを軸に、円熟から枯淡の境地へと深化している。
●BCD-15529 BILL MONROE "1959-1969" CD4枚組(本体\11,000-)\11,880-(在庫あり)
ビル・モンロー60年代全曲集。ビル・キース、デル・マッカリー、ピーター・ローワン、リチャード・グリーン、ローランド・ホワイト、バイロン・バーライン等々、フォーク・ブームを背景に、都会生まれの若者をメンバーに加えることで、モンロー自身が変化していった姿をとらえている。
●CO-2705 KENNY BAKER『Master Fiddler』CD(本体\2,450-)\2,646-
 ブルーグラス・フィドルの正統スタイルを完成させたケニー・ベイカーの1968年デビュー・ソロ作から83年にかけてのアルバムからベスト20曲集。"Washington County"から"Grassy Fiddle Blues""Dry & Dusty""Gold Rush""Sweet Bunch of Daisies"等々…、ベイカー美学が詰まった作品。現代ブルーグラス・フィドル必須入門作品。
●CO-2708 KENNY BAKER "Plays Bill Monroe" CD(本体\2,450-)\2,646-
Road to Columbus/Jerusalem Ridge/Brown County Breakdwn/Monroe's Hornpipe/WheelHoss/Monroe's Hornpipe/Cheyenne/Lonesome Moonlight Waltz/Big Sandy River全12曲  
フィドル集、またはビル・モンロー・インスト集の決定盤だ。70年代にブルーグラス・フィドルの様式美を完成させたケニー・ベイカーが発表を続けていた一連のフィドル集の中で、ビル・モンローを迎えたこの作品の価値は測り知れないほど高い。
●COMP-4616 NORM PILKELNY『Plays Kenny Baker Plays Bill Monroe』CD(本体\2,450-)\2,646-
パンチ・ブラザーズのノーム・ピケルニー(bj)が、ステュアート・ダンカン(f)、ロニー・マッカリー(f)、ブライアン・サットン(g)、マイク・バブ(bs)という最強の面々を従えてケニー・ベイカーの名作をフル・カバーという話題作。

[映像お勧め作品]
●SHA-623D KITTY WELLS AND JOHNNIE & JACK DVD(本体\3,150-)\3,402-
 クラシックカントリーファンにはお勧めのキティ・ウェルズと彼女の夫、ジョニー・ライトのデュオ、ジョニー&ジャックの貴重な1950年代カラーフィルムをまとめたもの。キティの“Making Believe”やジョニー&ジャックの“Poison Love”をはじめ、カントリー音楽がまだシンプルで誠実な様子が観てとれる貴重なライブは、ショット・ジャクソンのフェンダー社スティールギターとドブロ、レイ・クリスプまたはベニー・マーティンのフィドルを擁したバックバンドで、歌に比重が大きいヒット曲狙いのカントリーながら、ブルーグラスに近い、いわゆるマウンテンな雰囲気を漂わせている。1950年代後半の貴重なカントリー音楽のカラー映像集である。
●MME-72001D LEWIS FAMILY『Crowd Pleasures』DVD(本体\2,450-)\2,646-(55分)
 2006年にIBMA名誉の殿堂入りを果したブルーグラス・ファミリー・ゴスペルのパイオニア、ル イス・ファミリー、1987年の劇場ライブのDVD化。これぞアメリカン・エンターテイメントという ノリノリで精一杯のステージを繰り広げる彼 ら、ドラムスとピアノを加え、その音に負けるもんか!と自己 主張するド迫力のリトル・ロイのバンジョー& ギター!! 「バイブルベルト」と呼ばれる南部の中心ジョージアで半世紀以上に渡って絶大な人気を保ちつ づけた彼ら、これを見ればその秘密がよく分かるだろう。ブルーグラスのスピリット/ドライブを頑なに守 りながらエンターテイメントに徹するルイス一家、そのプロフェッショナル魂がすごい。彼らのIBMA名誉の 殿堂入りをムーンシャイナー2006年12月号(MS-2402 \540-)で特集している。
●CP-6002X LEON RUSSELL & NEW GRASS REVIVAL『Live and Picking Fast』(60分)DVD(本体\2,750-)\2,970-
Over the Rainbow/I've Just Seen a Face/One More Love Song/I Am a Pilgrim-Columbus Stockade Blues/Prince of Peace/Wild Horses 他全18曲  
1980 年、ニュー・グラス・リバイバル(NGR)がロックのスーパースター、レオン・ラッセルと共演ツ アーをしていたときの超貴重な映像。当時発表されたLP盤に予告されていた作品 のDVD化。完全にイッちゃってるサム・ブッシュと、懐かしい体形の ジョン・コーワンに、故コートニー・ジョンソン(bj)とカーティス・バーチ(g)のNGR、サイケ デリック(!?)な映像処理とともに、ヒッピー時代のパワーとエネルギーがプンプン/ムンムンと立ち 込める20年前の雄姿だ。1980年代中頃以降、大きく花開くサム・ブッシュという巨人が、学ぶも のが大きかったというレオン・ラッセルとの共演、きわめて貴重な映像である。なんと、映像 の18曲に音のみだが、ボーナスとして9曲付き。

[パンチ・ブラザーズ映像作品&CD]
●RCSI-1127D PUNCH BROTHERS『How To Grow A Band』特別限定シリアルナンバー付DVD2枚組(260分)(本体\5,200-)\5,616-
 ブルーグラスを超えて「史上最高のストリングバンド」と呼ばれるパンチ・ブラザーズ。彼らの初アルバム『Punch』発表の2008年2月26日前後の初の英国ツアーや米国ツアーの様子を中心に、前人未踏の音世界を創る様子を丹念に追ったドキュメンタリー映画『How To Grow a Band』(88分)と、その本編ではカットされた映像をほぼ3時間(173分)に渡って収めたボーナスDVD、シリアルナンバー付きの本仕様化粧箱に納められたすごい特別DVD盤の2枚組。
 歴史に残るバンドのドキュメント映画にゲストでコメントするのはレッドツェッぺリンのジョン・ポール・ジョーンズやクラシック界のヨーヨー・マ、そしてジェリー・ダグラスら。また10歳くらいのクリス・シーリが弾く強烈な滴uckleberry Hornpipe狽ルか、貴重なアーカイブ映像など。クリスのほか、ノーム・ピケルニー、クリス・エルドリッジ(クリッター)、ゲイブ・ウィッチャー、グレッグ・ギャリソンとポール・コワート(2009年に交代したベーシスト)ら、彼らの最初の出会いは、いわゆる「一目惚れ」だったという凄いミュージシャンたち、彼らの素顔や音楽への感性など、さまざまな角度から知ることができる。ボーナスDVDにはライブでの演奏が収められているほか、とてもシビアな練習の様子、撮影期間中に手に入れたロイド・ロアー#75316の調整風景やメンバー全員のインタビューなど、興味深い映像が満載だ。
●7559794817 PUNCH BROTHERS『The Wireless』CD(本体\1,500-)\1,620-
 21世紀ブルーグラスのフロントランナー、パンチブラザーズの最新5曲入りミニアルバム。どの曲も70年前のビル・モンローとブルーグラスボーイズと同じ編成で、当時のビル、アール、レスターらと同じく5つの楽器が発するすべての音に神経を集中して、そして20世紀には考えられなかった感性とテクニックでアンサンブルを構築、彼らならではのメッセージを強烈に発信している凄いバンド。耳を澄ませて聴くべし!

[カーター・ファミリー]
●OMNI101514 V.A.『The Winding Stream』CD(本体\2,650-)\2,862-
 ムーンシャイナー誌で7月号から12月号まで、半年間にかけて連載した1927年のブリストルセッションに集まった人たちの物語「アパラチアンボイスの源流〜オルソフォニックジョイ」、そんな中で語られた当時の生活と文化、その中心だったカーターファミリー(一家)のそののちから現在までを追ったドキュメンタリー映画『The Winding Stream: The Carters, The Cashes And The Course Of Country Music.』(ベス・ハリントン監督、2014年)のサウンドトラック。オリジナル・カーター・ファミリー、カーター・シスターズ、ジョニー・キャッシュ等に加えてジョージ・ジョーンズ、ジョン・プライン、ロザンヌ・キャッシュ他によるカーター・ソングが魅力。
●CCCD-0107 CARTER FAMILY『Diamonds in the Rough』CD(本体\2,750-)\2,970-
Little Moses/Little Log Cabin By The Sea/Room In Heaven For Me/The Storms Are On The Ocean/Your Mother Still Prays For You, Jack/Engine 143/Where Shall I Be?/Homestead On The Farm/Diamonds In The Rough/Broken Hearted Lover/Darling Daisies/Little Joe/My Heavenly Home Is Bright And Fair/The Last Letter/Leaning On The Everlasting Arms/My Old Pal Of Yesterday
 1941年、テキサス/メキシコ国境のラジオ局から発信されたオリジナル・カーター・ファミリーのラジ オ・ライブ16曲。アパラチアを離れ、家族を連れてミュージシャンのキャリアを積もうとした彼らも、 この後しばらくで解散することになる。

■ブルーグラスお勧め
●ROU-36733 STEEP CANYON RANGERS『Radio』CD(本体\2,450-)\2,646-
人気コメディアンバンジョー奏者=スティーブ・マーチンとのコラボレーションで一躍、トップバンドの仲間入り、グラミー受賞の快挙、スティーブ・キャニオン・レンジャーズ、ジェリー・ダグラスのプロデュースによるラウンダー移籍後3作目。ノース・キャロライナの学生バンド上がりという風情から、多くのコンテンツを含んだカラフルでエネルギッシュなコンテンポラリー・ブルーグラス。サウンドにマッチしたパーカッションの使い方が功を奏して、ブルーグラスの可能性をま拡げた音造り。
●REB-1855 MARK KUYKENDALL, BOBBY HICKS & ASHEVILLE BLUEGRASS『Down Memory Lane』CD(本体\2,450-)\2,646-
 久々に見事なソリッドグラス、じつに気持ちのいいビル・クリフトンの“You Go to Your Church”、ディキシージェントルメン“Will You Wait For Me”など、カバー選曲も秀逸。マーク・カイケンダルとボビー・ヒックスが率いるアッシュビルブルーグラスのデビュー作。トラッドグラスファン必聴の大推薦作!
●RUR-1127 STEVE GULLEY NEW PINNACLE CD(本体\2,450-) \2,646-
Leaving Crazytown/Hello Goodbye/You'Re Gone/It'S A Long, Long Way To The Top Of The World/She'S A Taker/Mattie'S Run/Don'T You Ever Get Tired Of Hurting Me全12曲
クイックシルバー、マウンテン・ハート、グラスタウンと渡り歩いたスティーブ・ガリーの新バンドのデビュー。ブルーハイウェイのティム・スタッフォードとのコンビでヒット曲を生み出しブルーグラス・チャートを賑わしている。
●DDCD-00721 V.A.『Constant Sorrow: A Tribute To Ralph Stanley』CD(本体\2,450-)\2,646-
 豪華ゲストを配した米国限定発売のラルフ・スタンレー&フレンズ『A Man of Constant Sorrow』(RCSI-1129 CD\3,186-)と呼応するかのようにラルフの孫、ネイサン・スタンレーがプロデュースするカントリースターたちをメインにしたラルフ・スタンレーに捧げる最新12曲集。ラルフ名義でレッドツェッぺリンのロバート・プラントやエルビス・コステロらロックスターも巻き込んでトラッドなマウンテンミュージックの重厚さを強調した上記作品よりも本作は1970年代以降に確立された、いわゆるスタンレーサウンドに忠実な音作りとなっている。全12曲の主役は、ラルフ・スタンレー2世とネイサン・スタンレーの親族ほか、リッキー・スキャッグス、ビンス・ギル&レベッカ・リン・ハワード、ジェフ・ベイツ、マーティ・レイボン&ソニヤ・アイザックス、ジェフ&シェリ・イースター、ザ・ルイス・トラディション、チャーリー・マッコイ、ジミー・フォーチュン、ジーン・ワトソン、そして最後12曲目“Darkest Hour”で最高の演唱を聴かせるロンダ・ビンセント!

■インストお勧め
●WOU-1007 EARL SCRUGGS『Nashville's Rock』CD(本体\2,450-)\2,646-
Honky Tonk Women/Hey Jude/Something/Train #45/In the Gloryland/Nashville Skyline Rag 他全11曲
 1969年にフラット&スクラッグスを解散、アール・スクラッグス・レビューがデビューするまでの間、47歳のアール個人名義で1971年に発表された幻のバンジョーインスト集。当時、このポップなロッキンサウンドには散々な評価だったが、わたしはこのアルバムでバンジョーのトーン、そしてアール独特のメロディの取り方(スリーフィンガーとの折り合い)を学んだつもりだ。当時17歳の息子ランディのほか、ナッシュビルのスタジオ・ミュージシャンと女性ソウルボーカリストたちに囲まれたアールが、当時のロックヒット曲を次々と演じる。見事なスリーフィンガーでの"hey Jude"、トラッドゴスペルが美しい大地を感じさせる"In the Gloryland"、そして最後にオーケストラとの生指単音弾き"Bridge Trouble Water"など、アールのバンジョー天国だ。アール信奉者、必聴/必携の一枚!!
●WC-2011 JOHNNY WARREN & CHARLIE CUSHMAN『a Tribute to Fiddlin' Paul Warren Vol.2』CD(本体\2,450-)\2,646-
Wild Horses/Lonesome Road Blues/Cattle in the Cane/Randy Lynn Rag/Forida Blues 他全14曲
 ジェリー・ダグラスが仕掛けたアールズ・オブ・レスターのきっかけになったであろう、憧れのフラット&スクラッグスのインスト、いや、もっと言えばそのバックボーンとなるフィドル・チューンのグルーヴ再現。ジョニー・ウォーレン(f)が形見のフィドルを手に父ポールに捧げるバンジョートーンの達人チャーリー・クッシュマン(bj)とコンビを組んだCD第2弾、古き良きフラット&スクラッグス・グルーヴ信奉者必携作品!
●WH-10146 TURTLE ISLAND QUARTET "Who Do We Think We Are?" CD(本体\2,450-)\2,646-
 ブルーグラスを出発点にグリスマンとのドウグ音楽を経て、ジャズ、クラシックとジャンルの壁をひょいひょいと乗り越える柔軟な姿勢と才能の持ち主でのアコースティック・ミュージック界の大立者、現在はミスター・サンで若手を牽引して活躍を続けるダロル・アンガーによるジャンルを越えた弦楽四重奏団、タートル・アイランド・カルテットの1994年の作品。弦楽四重奏という古典的なスタイルでジミ・ヘンドリックス、マイルス・デイビス、チャーリー・パーカー等々の曲に挑むスリリングなバンドだ。
●PC-1183 ALAN BIBEY & WAYNE BENSON『Mandolin Chronicles』CD(本体\2,450-) \2,646-
Owensboro Train/Sweet Dixie/Black Friday/Waltz For Pamela/Wintergrass/Another Night/Surfside/Pilgrim'S Knob/Now'S The Time/Wilkes County Breakdown/Crazy Creek全11曲
 ドイル・ローソン以外のメンバーが独立して結成されたニュー・クィックシルバーをスタートにルー・リード&キャロライナ、サードタイム・アウト、ブルーリッジ等で活躍するアラン・バイビーと現在のサードタイム・アウトのメンバーとして又、ジョン・コーワン・バンドにも参加していたウェイン・ベンソンという当代随一の超テクニシャンによるコラボレーション。サポートはロン・スチュアート(f,bj)、ハロルド・ニクソン(bs)、ワイアット・ライス(g)。モンロー・フレーズをモチーフに掛け合いが楽しい二人の共作を皮切りにオリジナルからモンローの未発表曲、チャーリー・パーカーのカバー他、10曲のインストと1曲のボーカル物"Another Night"ではサードタイムのラッセル・ムーアを迎えて。バイビーの'23年7月9日のフラワーポット・インレイのロイド・ロアとベンソンのファーン・パターンのポスト・ロアのビンテージ・マンドリンの聞き比べも楽しめる。(ムーンシャイナー誌レビューより)
●ARI-002 松田幸一"Live, Silk Touch" CD(本体\2,718-)\2,935-
Michelangelo/原始の黄昏/Si Bheag,Si Mhore/Baby Elephant Walk/Water Is Wide 他全9曲  
タンゴや超有名なオカロランのアイリッシュ、クラシックからジャンプ・ブルースまで、大ベテランのハーモニカ・スタジオ・ミュージシャン、松田幸一=アリちゃんの1996年のライブ集。60年代の大阪でロック・キャンディーズやアーリータイムス・ストリング・バンド、70年代にはアリスやラスト・ショウ等々で活躍、80年代からは高石ともやのサポートでも知られるアリちゃん。彼のハーモニカはきっとどこかで度々耳にしているはず。フォーク、カントリー、ブルーグラス、ブルース等々、ジャンルを越えたベテランの味がさえるライブだ。関東、関西を問わず、テレビCMでもよく耳にしたあの曲、この曲も楽しい。ブルーグラス出身の西海 孝(g,m)、羽毛田たけふみ(key)、バガボン鈴木(ebs)、野口あきひこ(drums)に京都のアコーディオニスト、メリッサ・ホルディングがゲスト。

■カントリー・ロック・ポップス最近作/お勧め作
●COMP-4639 ROB ICKES TREY HENSLEY『Before the Sun Goes Down』CD(本体\2,450-)\2,646-
祝グラミーノミネート!! ハンク・ウィリアムズを思わせる正統ホンキートンクから超スーパーピッキンブルーグラスまでトレイ・ヘンスリーの強烈ギターとうまいボーカル、そしてブルーグラスドブロ第一人者のひとりロブ・アイクス、ふたりのコラボ作品。ギター、ドブロはもちろんフィドルも聴きどころ満載、ボーカルも素晴らしく、商業主義に毒されないカントリーファンにも楽しめる作品となっている。
●ROU-3755 COX FAMILY『Gone Like the Cotton』CD(本体\2,450-)\2,646-
Good Imitation Of the Blues/Lost Without Your Love/Cash On the Barrellhead/Desire/In My Eyes/Good News/Let It Roll/I'm Not So Far Away/Honky Tonk Blues/Too Far Gone/I'll Get Over You/Gone Like The Cotton.
 1998年、アリソン・クラウスがプロデュース、ゲイリー・パチョーザがエンジニアとして始まったプロジェクトが、メジャーレーベルの契約問題でお蔵入りという、よくある話が突然!なななんと!17年ぶりに復活、非常に完成度が高いすばらしい秀作だが、サウンドはブルーグラスではなく、趣味のいいエレキも登場する耳に優しいアコースティックカントリー系。本作はブルーグラス伝統を持った素晴らしくデリケートなファミリーバンドが創り上げた極上のカントリー作品である。
●ROU-37395 STEVE MARTIN & EDIE BRICKELL『So Familiar』CD(本体\2,450-)\2,646-
So Familiar/Always Will/Way Back In The Day/Won't Go Back/I'm By Your Side/I Had A Vision/I Have You/Another Round/Mine All Mine/Heart Of The Dreamer/My Baby/Heartbreaker.
 2013年の前作、ビルボードのブルーグラスチャートで長く1位をつづけた『Love Has Come for You』(本体\2,450-)につづいて、またしても素晴らしくポップでルーツィ―なスティーブ・マーティン(70)とイーディ・ブリッケル(49)の最新第2作。前作同様、伝説的プロデューサー、ピーター・アッシャー(1964年「愛なき世界」のピーターとゴードン、のちにジェイムズ・テイラーやリンダ・ロンシュタットを手掛けた)の下、今回はスティーブ・キャニオン・レインジャーズはもちろん、ベラ・フレックなども参加しているが、オーケストレーションをより大きく取り入れ、前作よりもさらにポップな作品に仕上げている。「わたしがバンジョーで創ったメロディにイーディがいろいろな歌詞と物語を付けてくるんだ」というスティーブ、さすがアカデミー授賞式の総合司会を何度も経験したアメリカンアイコン、その創り上げる世界は今の時代、21世紀のブルーグラス的な生活観とバンジョーの響きを下敷きにした最上級のポップ音楽商品であると思う。

[お勧め教則作品]
●DVDKEIBJ21 BILL KEITH『Play Bluegrass Banjo by Ear』DVD(本体\4,800-)\5,184-
 メロディック・スタイルのパイオニアでブルーグラス・バンジョーに大きな変革をもたらしたビル・キースによるユニークな教則DVD。フレット上の様々なポジションで欲しい音を見つけ出すテクニックを目の前で繰り広げてくれる。タブだけを追いかけてガチガチの頭になったプレイヤーには目から鱗。

[レッド・クレイ・アーカイブシリーズ]
●RC-107 稲葉和裕 「Shore To Shore」CD(本体\1,980-)\2,139-レッドクレイアーカイブシリーズ
You Left Me to Cry/Cry,Cry,Darling/No Mother or Dad/Kill The Shanghai Rooster/All I Ever Loved was You/My Lonely Heart/Picture on the Wall/My brown-eyd Darling/Emortions/Arkansas Traveler/TroublesAround my Door/Got Put Rainbow in the Cloud/Have You Come to Say Goodbye?全13曲
ブルーグラス・ランブルを率いて活躍中、稲葉和裕(bj,g)のデビュー作。西海岸ブルーグラスのベテラン、サンディ・ロスマン(m)、エド・ネフ(f,m)を招いて、赤木一孝(g)、今井達也(bs)、アンドレ佐藤(d)と共に50年代ブルーグラスの名曲を演じる。
●RC-105 THE NEW TRADITION『Live: Keith Whitley, Jimmy Gaudreau, Jimmy Arnold, Bill Rawlings』CD(本体\2,000-)\2,160-
元カントリー・ジェントルメンのジミー・グッドロウをリーダーに若き日のキース・ホィットリー、天才バンジョー、ジミー・アーノルド参加の70年代で最もセンセーショナルなバンドのライブ。
●RC-104 RED ALLEN CDR(本体\1,980-) \2,139-
伝説のブルーグラス・ボーカリスト、レッド・アレンのレッド・クレイから1976年リリースされた名盤。 以来再発はされずまさに伝説のアルバムとされていた。フランク・ウェイクフィールド(M)、ドン・ストーバー(BJ)、ケニー・コセック(F)、ケビン・スミス(Bs)、ハーレー,グレッグ,二ール・アレン(vocals)。
●RC-103 TONY RICE『got me a martin guitar』CD-R(本体\1,980-)\2,138-
Freeborn Man/Faded Love/Salt Creek/Doin' My Time/Windy and Warm/John Hardy/Nine Pound Hammer/Lonesome Ruben.
 70年代から現在に至るまでのフラットピッキング・ギターのスタイルをセットした偉大なギタリスト=トニー・ライス、あまりにも有名なブルーグラス・ギターの歴史を変えた我がレッドクレイからの全世界デビュー作。
●RCSI-1079 GRAZZ MATAZZ『Delinquent Minor』 CD(本体\2,450-)\2,646-
●M-018184LP GRAZZ MATAZZ『Delinquent Minor』VINYL/LP(本体\970-)\1,048
 ブルーグラス45の大塚章(m)とアルとパティ・ぺタウェイ(元)夫妻のグラズ・マタズが残した唯一のアルバム。ジェスロ・バーンズやベラ・フレックらをゲストに、マイク・オルドリッジやピート・ケネディらワシントンDC地区の優秀なミュージシャンを集め、パティの女性ボーカルを生かしたトラッドやスタンダードなど、ドーグ以降のアコースティック・スウィング作品として、1985年にワシントンDC地区の音楽家連盟のアワードショウである「ワミー」の最優秀アルバムにも選ばれた秀作。なおアルは2005年、フィンガーピッキンによるヘンリー・マンシーニ曲集『Henry Mancini, Pink Guitar』でグラミー賞最優秀ポップインストアルバムを受賞している。また大塚は念願の初ソロアルバム『First Tear』(PATUX-231 \2,646-)を発表。なおcdにはボーナストラックFat Man In The Bathtabが追加されている。

[ステッカー]
●BU-ST 『ブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッカー』各\324-(本 体\300-)[再入荷]
 30年以上に渡り、ベストセラーを続けていますブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッ カー全6種類が揃いました。
I LOVE BLUEGRASS/BLUEGRASS MUSIC FINGER PICKING GOOD/BLUEGRASS MUSIC HEARIT, PLAY IT, LOVE IT!/MY GRASS IS BLUE/HAVE YOU HUGGED YOUR BANJO TODAY?/CLEAN UP AIR PORLUTION PLAY BLUEGRASS MUSIC

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