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 [新入荷&お勧め作品] 2015年10月1日
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 [ブルーグラス新入荷]
   ●COMP-4658 ALISON BROWN『The Song of The Banjo』(Deluxe Edition)CD(本体\2,450-)\2,646-

とてもリリカルなプレイでバンジョーという楽器を別の次元まで引き上げた功労者の一人、アリソン・ブラウン、2009年以来の渾身のソロアルバム。ロブ・アイクスをフィーチャーしたオーリアンズのヒット曲"Dance With Me"、インディゴ・ガールズを迎えてマイケル・マーフィーの"Calorina In The Pines"、バートバカラックの"I'll Never Fall in Love Again"、シンディ・ローパーの"Time After Time"等々、耳に馴染み深い美しいメロディを極上のトーンのバンジョーで聞かせる。CDボーナストラックにはケブモを迎えてマービン・ゲイの"What's Going On"超お勧め!!
   ●OMAC-21 MARK & MAGGIE O'CONNOR『Duo』(本体\2,850-)\3,078-

MONROE/BERLINE: Gold Rush/UNGAR: Ashokan Farewell/TRADITIONAL: Jole Blon-Kershaw/College Hornpipe/Tiger Rag/HANDY: St. Louis Blues/O CONNOR: Emily s Reel/F. C. s Jig/Appalachia Waltz/WILLS-WILLS: Faded Love/WILLIS: Swing Low, Sweet Chariot/MONROE: Jerusalem s Ridge/PIAZZOLLA: Libertango/GIMBLE: Fiddlin Around全14曲

マーク・オコーナーと奥さんのマギーによるバイオリン2台のデュエット集。ビル・モンロー、ジョニー・ギンブル、ボブ・ウィルス、ジェイ・アンガー等のお馴染みの曲を格調高くアレンジ。
   ●ROU-36733 STEEP CANYON RANGERS『Radio』CD(本体\2,450-)\2,646-

人気コメディアン&バンジョー奏者=スティーブ・マーチンとのコラボレーションで一躍、トップバンドの仲間入り、グラミー受賞の快挙、スティーブ・キャニオン・レンジャーズ、ジェリー・ダグラスのプロデュースによるラウンダー移籍後3作目。ノース・キャロライナの学生バンド上がりという風情から、多くのコンテンツを含んだカラフルでエネルギッシュなコンテンポラリー・ブルーグラス。サウンドにマッチしたパーカッションの使い方が功を奏して、ブルーグラスの可能性をま拡げた音造り。
   ●BCR-042 CEDAR HILL 『Miss Dixie, Tom T. & Me』CD(本体\2,450-)\2,646-

 カーター・ファミリーの影響色濃い作風で知られるブルーグラス・ソングライターで、今年の2月に80歳で亡くなったデキシー・ホールが長年待ち望んでいたプロジェクト。オザーク・ブルーグラスの雄、フランク・レイ(m)率いるシダー・ヒルによるトムT & デキシー・ホール作品集。安心のオールドスタイルのブルーグラス。
   ●TR-150407 DELTA REIGN 『Nothing But Sky』CD(本体\2,450-)\2,646-

アラバマ州モービルをベースにするパット&ベニータ・マーフィ夫妻を中心としたデルタレインによるとても心地よいコンテンポラリー・ブルーグラス、ソリッドなストレイト・ブルーグラスから小粋なスゥイング・スタイルまでバーサタイルにこなす日本人好みなバンド。ハートブレイク・ホテル他、カバーも秀逸。
   ●BAS-2015 RUSSELL MOORE & IIIrd TYME OUT『It's About Tyme』CD(本体\2,450-)\2,646-

 現在、正統派ブルーグラスのトップグループのひとつ、ラッセル・ムーアとサードタイムアウト、素晴らしい最新作。IBMA最優秀男性ボーカルに最高の5度選出されラッセルのバックを固めるのは、スーパーピッカー、ウェイン・ベンソン(md)に、典型的な現代ブルーグラスフィドルを聴かせるジャスティン・ヘイズ(fd)、バランスの整ったキース・マッキンノン(bj)、ブレイク・ジョンソン(bs)。カーター・ファミリーの“Are You Tired of Me My Darling”やカントリージェントルメン“River Bottom”ほか、キース・ウィットリーやミッキー・ニューベーリー、ニッティグリティダートバンド、サム・クックのモータウンサウンドらのカバーと新曲、絶対に期待を裏切らない完璧なサウンドを聴かせる。
   ●SC-1509 シャギーマウンテンボーイズ『50th Anniversary: 1965-2015』CD+DVD(本体\2,500-)\2,700-

 1965年結成、関西ブルーグラスの重鎮、シャギーマウンテンボーイズの50年を記念して、初期LPから1988年のグランドオールオープリ出演ライブまでの30曲がCDアルバムに、1977年の宝塚ブルーグラスフェスから2015年のフォートワースジャンボリーまでの15曲がDVDアルバムに収められた超すばらしい作品。まだブルーグラス奏法も不確かだった1960年代の勢いと雰囲気のすばらしいこと! とてもニューグラス世代には出せない愛がいっぱい詰まっている。レスター・フラットの雰囲気を持った家成靖明、そして後期にはのちに神戸でライブハウス「シャギー」を経営する筒見一夫(初期にバンジョーを担当)がボーカル、さまざまな時期のメンバーを率い、フラット&スクラッグス一筋にバンドを率いている高梨安弘……。何も言うことのない、すばらしい日本ブルーグラス史の大きな一ページである。ムーンシャイナー誌11月号で特集予定。
   ●HHS-2015 HELEN HIGHWATER STRINGBAND『Shad Cobb, Mike Compton, David Grier, Missy Raines』CD(本体\1,750-)\1,890-

Glory Bound/This Crazy Crazy Feeling/Blue Train/Please Baby/Cryin' & Singin'.

 その分厚い音楽センスで一癖もふた癖ある天才肌のナッシュビル ブルーグラッサーたちが立ち上げたヘレン・ハイウォーター・ストリングバンドのデビューミニCDアルバム。とにかく、キショクいい音を出すことには定評の4人、シャッド・コッブ(fd)、マイク・コンプトン(md)、デビッド・グリア(g)、そして紅一点ミッシー・レインズ(bs)が、チョッとヒルビリーなブルース3曲(キャラハンブラザーズ、ジョニー・キャッシュとミシシッピーシークス)とシャッドのオリジナル2曲の全5曲。
   ●PATUX-275 BILL RUNKLE『Lonely Tonight』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ビル・ランクル!?……そう、デル・マッカーリーの大名盤『High On A Mountain』(1973)のバンジョー奏者にしてデル名曲“I'm Lonely Tonight”を書いた人物。自身のバンド、スミスホロー(ラリー・コナーg、ジュディ・ウィンターズbs)を率いての最新、おそらくデビュー作。ゲストに若手フィドラー、パトリック・マカビニューとマンドリンのジェフ・キッド。そしてデルにつづくトラッドボイスの旗手といわれるダニー・ペイズリーが“I'm Lonely Tonight”で特別ゲスト。ラルフ・スタンレーの“Hard Times”、ドン・レノの“Green ...”ほどには崩さない“Black Mountain Hop”などのDチューニング曲などのほかオリジナル含めた10曲と歌もの3曲の全13曲。1970年代の雰囲気に包まれたスリーフィンガーバンジョー作品である。
 [オールドタイム/フォーク新入荷]
   ●THM-1510 DEBRA CLIFFORD & BECCA WINTLE『The Farewells』CD(本体\2,450-)\2,646-

ロンサム・シスターズの片割れ、デブラ・クリフォードとフィドラー&シンガーのベッカ・ウィンタルによる新ユニット。古いギブソンのサザン・ジャンボ・ギターやF-5マンドリン、クロウハンマー・バンジョー、テナー・ギターを駆使、ベースにジューン・ドラッカーを加えてオールドタイミーなサウンドを聞かせる。
 [カントリー/ロック&ポップ新入荷]
   ●UNI3791901 DON HENLEY『CASS COUNTRY』CD(本体\2,450-)\2,646-

イーグルスのオリジナル・メンバーであるDon Henley、15年振り5作目のソロ・アルバム!彼の原風景と言えるカントリー作品!「ずっと作りたかった、夢が叶ったアルバムだ」― Don Henley
ナッシュヴィル(テネシー州)とダラス(テキサス州)でレコーディングされ、ゲストの多くがカントリー・アーティストであることから、米メディアは<ドン・ヘンリーのカントリー・アルバム>と紹介している。The Eaglesもカントリー・ミュージックをルーツに持つロック・バンドなので違和感はないとはず。
   ●COMP-4656 ANDREA ZONN『RISE』CD(本体\2,450-)\2,646-

アリソン・クラウスの幼友達で、2人揃ってフィド ルを学んでいったというアンドレア・ゾン、ナッシュビルで最も信頼されるフィドラー&ハーモニー・ボーカリストとして知られる彼女の2作目のソロ・アルバム。ゲストにジェームス・テイラー、ビンス・ギル、ケブモ、トレイス・アドキンスといった超大物シンガーに加えてスティーブ・ガットとウィーリー・ウィークスという世界最高峰のリズム隊に加えてジェリー・ダグラス、サム・ブッシュ、ジョン・コーワン、ブライアン・サットン、アリソン・ブラウン他、鉄壁のサポート。非常に質の高い女性ボーカル作品に仕上がっている。
   ●CRR-203 CONNIE SMITH『LOST TAPES』(本体\1,980-)\2,138-

Just One Time/I Never Once Stopped Loving You/Louisiana Man/Cincinnati, Ohio/Just For What I Am/Once a Day全11曲

ワンス・ア・ディの大ヒットや、マーテイ・スチュアートとおしどり夫婦ぶりでも知られる女性カントリー・シンガー、コニー・スミスが1972年12月8日にエルビス・プレスリーのギタリストとして知られるスコッティ・ムーアがオーナーのスタジオでアメリカ海軍向けのラジオ番組の為に録音した16曲の未発表音源からセレクトされた作品。詳細なパーソネルは残されていないがスチールにピート・ドレイク、フィドルにジョニー・ギンブル等がバックを勤めていると見られる。詳細次号にて。
 [映像お勧め]
   ●CFRC-KIN『Country's Family Reunion - Kinfolk』DVD5巻組(本体\12,250-)\13,230-

 RFD-TVの人気番組、カントリー・ファミリー・リユニオン、ブルーグラス界のトップスターを集めたて音楽とストーリーをシェアする『SIMPLY BLUEGRASS』(CFRC-SB,5DVD\13,230-)に続いて紹介するのが、カントリー界、ブルーグラス界に数多く存在するファミリー・バンドにスポットを当てて集めた企画作品です。ビル・アンダーソンをホストにホワイツ、ロンダ・ビンセントと彼女のファミリー、ギャトリン・ブラザーズ、チャーチ・シスターズとカール・ジャクソン、フォレスター・シスターズ、レノン・シスターズ、ベラミー・ブラザーズ、ロイズ、スィート・ハート・オブ・ロデオ他の出演。ジーニー・ケンドールズとロンダ&ダリン・ビンセントによる"Heaven's Just A Sin Away"、チャーチ・シスターズとカール・ジャクソンによる、彼女たちのアルバム・タイトルにもなった"There's You"とルービンの名曲"Angel Rejoiced last Night"、ホワイツは"Swing Down Chariot""Dust On The Bible"、ブルーグラスとカントリーのコラボレーションを含めて見どころ満載。
   ●CFRC-SB V.A.『Simply Bluegrass』DVD5巻組(本体\12,250-)\13,230-

2013年晩秋、リッキー・スキャッグスの呼びかけで集まったブルーグラス界、トップクラスのメンバーが一堂に会して最高のパフォーマンスと和気あいあいのトークを繰り広げる6時間。参加者全員の視線を浴びての演奏という、おそらくこの参加者らにとって極めて珍しいシチュエーションが思わぬキンチョー感に満ちたすばらしい演奏を観せる。DVD映像4枚と、ボーナスDVDとしてバックステージの様子が収められた「カントリーファミリーリユニオン」シリーズのDVD5枚組。
   ●CFRC-GTBC 『Grassroots to Bluegrass Collection』(本体\18,375-)\19,845-

1999年、マック・ワイズマンを司会に迎えて第一世代のブルーグラス・レジェンズが勢ぞろいした作品です。J.シューメイト、M.ゴーインズ、J.ハートフォード、J.カーター、C.ルービン、オズボーン・ブラザーズ、E.アドコック、ジム&ジェシー、B.クリフトン、D.マッカリー、D.ローソン、M.シーガー、ルイス・ファミリー他。トーク部分での貴重なブルーグラスの歴史やそれぞれの人間性が楽しめる裏話などの興味深い内容は、ムーンシャイナー誌にて要約特集の予定です。
   ●SMO-7185 VARIOUS ARTIST『Sing Out! Icons of Folk』DVD(本体\3,600-)\3,888-

 50年代から70年代に掛けてフォーク・ミュージック・シーンから生まれた大スターの貴重な映像を集大成、ボブ・ディラン、ママス&パパス、サイモン・シスターズ、ピーター・ポール&マリーwithジョン・デンバー、リンダ・ロンシュタット&ストーンポニーズ、バーズ、スティプル・シンガーズ、ジューン・カーター&ジョニー・キャッシュ、フィル・オクス、ジェームス・テイラー、チャド・ミッチェル・トリオ、ジム・クェスキン・ジャグバンドwithマリア・マルダー、アーロ・ガスリー、ウィーバーズ、ホスト役も務めるラウドン・ウェインライト3等の世全盛期、当時の世相を反映した素晴らしい演奏が楽しめる。
 [ブルーグラスお勧め]
   ●MH-1573 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『In Session: 33 Strings + 6 Pickers + 6 Voices = Reading, 'Riting & Rhythm』CD(本体\2,450-)\2,646-゜[再入荷]

この驚くべき完成度の高いブルーグラス! 70年のブルーグラス史上、最強のアンサンブルを創ることに成功したドイル・ローソンの40作目最新作
   ●FB-1002 NESSIE EXPEDITION『Hear the First Whippoorwill』CD(本体\2,000-)\2,160-

 1973年、大学を出たばかりの若者たち、本間正敏(法政大)、松本康男(千葉大)、窪田光紀(青学大)らが結成、1976年にLP『Hello City Limits』を発表し、渡米ツアーを行ったネッシーエクスペディション。仕事も家庭も一段落し、2012年に再び渡米ツアー、37年ぶりの興奮に、ついつい(!?)2014年1月に山田重夫(関学大)と佐藤美和(法政大)を加えバンド再編、最新CDアルバムを制作。ビル・モンローのカバーを中心にネッシー流のソリッドグラスとハイロンサムを聴かせる。現在、渡米ツアー中。
 

 ●RCSI-1131 DAILEY & VINCENT 『Alive in Concert』DVD(本体\4,500-)\4,860-
 ●RCSI-1132 DAILEY & VINCENT 『Alive in Concert』CD(本体\2,950-)\3,186-

 全国ネットで自らの冠番組のテレビ・ショーがスタートしたデイリー&ビンセントのライブ・コンサートがクラッカーバレル限定でDVDとCDで同時発売された。CDの方は14曲、DVDの方はCD未収録曲やバンド紹介、バックステージの様子やデイリー&ビンセント・ストーリー他、ボーナス映像も含まれている。
 
   ●RUR-1127 STEVE GULLEY & NEW PINNACLE CD(本体\2,450-) \2,646-

Leaving Crazytown/Hello Goodbye/You'Re Gone/It'S A Long, Long Way To The Top Of The World/She'S A Taker/Mattie'S Run/Don'T You Ever Get Tired Of Hurting Me全12曲

クイックシルバー、マウンテン・ハート、グラスタウンと渡り歩いたスティーブ・ガリーの新バンドのデビュー。
   ●REB-1851 JUNIOR SISK & RAMBLERS CHOICE『The Story of the Day That I Died』 CD(本体\2,450-) \2,646-

2013年のIBMA年間最優秀男性ボーカルを受賞、現在トラッドグラスのもっとも安定したサウンドを聴かせるジュニア・シスク&ランブラーズチョイス、「演奏する彼らは第三世代だがどの曲にも第一世代のタッチが感じられる」という評がうなずける秀作。現在もっとも素直に聴けるトラッドグラスのひとつ。
   ●RUR-1130 RONNIE RENO『Lessons Learned』CD(本体\2,450-) \2,646-

Lower Than Lonesome/Lessons Learned/I Think Of You/Sweet Rosa Lee/Deep Part Of Your Heart/Reno'S Mando Magic (Instrumental)/Bad News At Home/Always Late (Bonus Song With Special Guest David Frizzell)全11曲

ベテラン、ロニー・レノのソロプロジェクト。レノ&スマイリー、オズボーン・ブラザーズ、マール・ハガード&ストレンジャーズ、レノ・ブラザーズとして又、人気テレビ番組のホスト役としても活躍してきた彼の集大成的作品。
 [インストお勧め]
   ●ACD-71 DAVID GRISMAN QUINTET『Live At Jazz Alley』CD2枚組(本体\2,750-)\2,970-

 ドーグ・ミュージックの始祖、デビッド・グリスマン・クィンテット、2007年ワシントン州シアトルのジャズ・アレイに於けるライブ盤。グリスマン(m)、フランク・ビニョーラ(g)、マット・イークル(flute)、ジョージ・マーシュ(drums)、ジム・カーウィン(bs)という面々でオリジナル・ドーグからスタンダードまでたっぷりと聴かせる。 
 [インストお勧め]
   ●WC-2015 WARREN & CUSHMAN 『Purely Instrumental』CD(本体\2,450-) \2,646-

Back To Foggy Mountain/Peelin' Taters/Brushfire/Charleston #2/Lonesome Reuben/Warren'S Reel/Old Dubberchase/Charleston #1/Way On Down The Road/Sippin' The Whiskey/Bear Creek Hop/Old Liberty/Liza Jane全13曲

フラット&スクラッグスのカバーバンド、アールズ・オブ・レスターのジョニー・ウォーレン(f)とチャーリー・クシュマン(bj)の第3作。ジャケットのイメージ通りフラット&スクラッグスにドック・ワトソンを迎えた名盤『Strictly Instrumentald』ブライアン・サットン(g)をケント・ブラントン(bs)、
   ●CMH-9092 『Pickin' on Nickel Creek: The Bluegrass Tribute』CD(本体\2,450-)\2,646-

The Lighthouse's Tale/When in Rome/Helena/Jealous of the Moon/Somebody More Like You/Sabra Girl/Why Should the Fire Die? /Ode to a Butterfly/Eveline/I Should've Known Better/House Carpenter全11曲

 ビートルズ、イーグルス等々、有名アーティストのヒット曲をブルーグラス・アレンジで聞かせるピッキン・オン・シリーズ。本作はクリス・シーリ、サラ&ショーン・ワトキンスによるスーパー・グループ、ニッケルクリークの代表曲をナッシュビル界隈の腕利きブルーグラッサーが参加してカバー。中でも特筆すべきはクリス・ジョーンズ&ナイトドライバーのメンバーとして又、各地のミュージック・キャンプのインストラクターとしても活躍するネッド・ルベレッキ(bj)、ジョン・コーワン・バンドで来日経験かあり、ヘレン・ハイウォーター・ストリングバンドでも活躍中のシャッド・コブ(f)、意外なところではビル・モンロー・スタイルの達人、マイク・コンプトンがカーティス・マカルパインという変名で参加、クリス・シーリーの細かい音使いを如何に彼のスタイルに昇華しているかかが聴き所。流石に一流どころによる上質のパフォーマンスは単なるショッピングモールで流れているようなBGMに堕することなく、アーティスティックな雰囲気を維持、ブルーグラスプレイヤーとしての矜持が垣間見れるところが興味深い。
 [楽器別お勧め]
  *ブルーグラス・バンジョー
   ●COMP-4616 NOAM PIKELNY『Plays Kenny Baker Plays Bill Monroe』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラスフィドルの一典型を創ったケニー・ベイカーがビル・モンローの有名インストをカバーした1976年のブルーグラス史上に残る名盤『Kenny Baker Plays Bill Monroe』(CO-2708 \2,646-)を、現在ブルーグラスの最高峰であるノームのほか、ステュアート・ダンカン(f)、ロニー・マッカーリー(m)、ブライアン・サットン(g)、マイク・バブ(bs)がそのまんまカバー。あらゆる種類の先入観を飛び越えて、自らの心の動きを音に載せていくその自由な発想とテクニックには完全脱帽、そこまでに至る努力と愛情にただただ感動で、1970年代おじさん達ニヤニヤ・ウキウキの大秀作!!
 *クロウハンマーバンジョー
   ●PATUX-261 VICTOR FURTADO CD(本体\2,450-)\2,646-

 ムーンシャイナー2015年2月号「オールドタイム音楽入門」で紹介された10代スーパーピッカーのビクター・ファータド。テクニシャン振りを発揮するクロウハンマーバンジョー奏者、バージニア州フロントロイヤル生まれで、幼い頃からマウントエアリーのフィドラーズ・コンベンションなどに出入りし、日本人オールドタイマーの井上ケンとも親交があるというビクター。2011年、11歳のときに発表した自費制作CDにつづくセルフタイトルによる全米デビュー作、ネイト・リース(f)、ダニー・ナイスリー(g)、マーク・シャッツ(bs)など、を従えて現在進行形オールドタイムの若者シーンを垣間見るにはうってつけのアルバム。
 *マンドリン
   ●PATUX-234 CORY PIATT『Daydreams』CD(本体\2,450-)\2,646-

全米NBCネットのオーディション番組「America's Got talent」で勝ち抜いて話題となっているマウンテン・フェイスバンドのメンバー、コリー・ピアット(m)2012年リリース、若者のスタンダード・ジャム曲となりつつあるダロル・アンガーの"Ride the Wild Turkey"ほか、ボーカル曲を4曲(話題のボックスカーズのキース・ギャレットが2曲とロニー・ボウマン1曲、ブルームーン・ライジングのブランドン・ボスティック1曲)に自身のオリジナル・インスト曲を配した、バラエティに富んだ楽しめるマンドリンインスト集。 
 *フラットピッキングギター
   ●SH-3975 BRYAN SUTTON『Bluegrass Guitar』CD(本体\2,450-)\2,646-

Hangman's Reel/Daley's Reel/The High Road/Big Sandy River/Back Up And Push/Margaret's Waltz/High Heel Shoe Intro/High Heel Shoe/Nelia's Dance/Whippersnapper/Roanoke/Beaumont rag/The Storms Are On The Ocean

 現在もっとも多忙なフラットピッカー、ブライアン・サットン(42)、シュガーヒルから発表したソロ5枚のアルバム中、2003年の第2作。ティム・クロウチ(fd)、ティム・オブライエン(md)、デビッド・タルボット(bj)、デニス・クロウチ(bs)という申し分ないバックアップを得てトラッドフィドルチューンからカーターファミリー、ビル・モンローからベラ・フレックまで、ブルーグラスのスタンダードを見事なブルーグラススタイルで聞かせる。
 *フィンガーピッキングギター
   ●MAGG-431 AL PETTEWAY『Mountain Guitar』CD(本体\2,450-) \2,646-

大塚章と共にグラズ・マタッズで活動、後にフィンガースタイルのギタリストとして大成したアル・ぺタウェイの最新作はソロ・パフォーマンスによるアパラチアン・マウンテン・フレーバー溢れるオリジナルとドック・ワトソンやエタ・ベイカーへのオマージュ他、ブルーグラスにもなじみ深いトラッド他全18曲。
 *ブルーグラスフィドル
   ●CMH-9452 BENNY MARTIN『Fiddle Collection』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラスフィドルのもっとも美味しいのは、興奮を呼ぶシャッフルでもなければ、ウルトラCの超絶テクニックでもない、と思っている。それは、ブルージーなロングトーン、その表情いかんにかかっている、とわたしは思っている。そう、フィドリング・アーサー・スミスからモンローの薫陶を受けたチャビー・ワイズに受け継がれ、そしてフラット&スクラッグスのジム・シューメイトで完成され、同じくF&S時代のベニー・マーティンがスタイルにしてしまったあれ!ブルーグラスフィドルを志す人には心から勧めたい、ブルーグラス・フィドルの歌い方の基本、(コピーしてもしょーがないから)穴が開くほど聴くべし!!である。ベニー、あまりにも偉大なのだ。
 *オールドタイムフィドル
    ●RAINS41923 SPENCER & RAINS『The Old Texas Fiddle Vol. II - Weird Tunes of Old Texas』CD CD(本体\2,450-) \2,646-

 カンザス出身のトリシア・スペンサーとテキサス出身のハワード・レインズが紹介するオールドタイミーなテキサスフィドル全22曲集。アパラチアのオールドタイムとは趣を異にするオザークからテキサスのメロディアスでユニークなフィドルチューンの数々が、ふたりのフィドルを軸に、ブレンダン・ドイルのクロウハンマーバンジョー、ナンシー・ハートネスのギター、チャーリー・ハートネスのウクレレ、バージニア・ミューザーのベースによる素晴らしいストリングバンドで演じられるフィドル秀作。
 *ドブロ
   ●COMP-4639 ROB ICKES & TREY HENSLEY『Before the Sun Goes Down』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ハンク・ウィリアムズを思わせる正統ホンキートンクから超スーパーピッキンブルーグラスまでトレイ・ヘンスリーの強烈ギターとうまいボーカル、そしてブルーグラスドブロ第一人者のひとりロブ・アイクス、ふたりのコラボ作品。カントリーとブルーグラス双方で高く評価されるバリトンボイスの味わい深い歌とアコギとエレキ双方でのスーパーフラットピッキンが、ベテランのロブ・アイクスのフォローを伴いつつ、マイク・バブ(bs)とジョン・ガードナー(drums)という鉄壁リズムにアンディ・レフトウィッチ(md,fd)かオウブリー・ヘイニー(fd)、ロン・ブロック(bj)など適材適所でブルーグラスやカントリーという枠を飛び越えたレパートリーとアレンジ、南部田舎音楽の美味しいとこ取り。オリジナルは1曲に抑え、ジミー・マーティンやレスター・フラット/ビル・モンロー、そしてマール・ハガード(なんと3曲)やボブ・ウィルスなどのカバーに、スティーブ・レイ・ボーンのブルースやインストではロブがラップスティール、トレイがエレキに持ち替えてバディ・エモンズの“Raisin' the Dickens”など、ギター、ドブロはもちろんフィドルも聴きどころ満載、ボーカルも素晴らしく、商業主義に毒されないカントリーファンにも楽しめる作品となっている。
 [オールドタイム/フォークお勧め]
   ●SLCD-1017 HAPPY TRAUM BAND『Friends and Neighbors: Live in Woodstock』CD(本体\2,500-)\2,700-

 フォーク・リバイバルの生き証人としてフォーク、ブルース、オールドタイム、カントリー、ブルーグラス等、様々なアメリカン・トラッドを吸収、ウッドストック在住のミュージシャン達と共に手作りの音楽を作り続けてきたハッピー・トラウム、1982年にカセットテープのみで発売されたライブの世界初CD化。ブルーグラスファンには、マッドエイカーズの活動や教則モノのホームスパンテープ社のオーナーとして知られるハッピー。イギリス系のブロードサイドバラッドからオールドタイムや「16トン」などのカントリーやラグっぽいブルースなど、フォークシンガーらしい選曲と、自身のギターやバンジョーにラリー・キャンベル(fd,md,pedal steel gt,egt)とロリー・サリー(bs)、ゲストにシンディ・キャッシュダラー(db)ポール・バターフィール(harmonica)など、こだわりのないウッドストック風アメリカンサウンドを聴かせる
   ●HAM-014 MIKE + RUTHY BAND『Bright As You Can』CD(本体\2,450-) \2,646-

“Ashokan Farewell”の作者として知られるフィドラー、ジェイ・アンガーを父に持つルース・アンガー(fd)が、夫のマイク・メレンダ(gt,bj)やピート・シーガーの孫タオ・シーガーらとのオルタナフォークロックバンド、マモルズ(Mammals=哺乳類)を経て、本作はさらにグレイドアップ、ルースのオールドタイムをルーツにしつつ、マイクの幅広い感覚でエミルー・ハリスのベーシスト、ジェイコブ・シルバーやエレファントリバイバルのペダルスティール奏者チャーリー・ローズらを迎えたマイク+ルーシーバンドのデビュー作。フォーキーでカントリーロックなオールドタイムポップ……!?! とてもいいぞ。
   ●VHR-12003 ANTIQUE PERSUASION 『Don't Forget Me Little Darling』 CD(本体\2,450-) \2,646-

ナッシュビルの音楽プロデューサー=ジミー・メッツ監修によるカーター・ファミリー・トリビュート作品。ロンサムリバーバンドのブランドン・リックマン(g)、ラリー・コーデル&ロンサムスタンダードタイムのジニー・フリーナー(f,m,g)、オースティン在住で小粋な女性コーラスが売り物のカーパーファミリーで紹介したこともあるブレネン・リー(g,m)という面々でカーター・ファミリーの有名曲を演じる。
 [カントリー/ロック&ポップお勧め]
   ●U-4723504 ALAN JACKSON『Angel & Alcohol』(本体\2,250-)\2,430-

You Can Always Come Home/You Never Know/Angels and Alcohol/Gone Before You Met Me/The One You re Waiting On/Jim and Jack and Hank/I Leave A Light On/Flaws/When God Paints/Mexico, Tequila and Me全10曲

カントリー界のスーパースター、アラン・ジャクソンの最新作。デビュー25周年という節目にリリースされる15作目のスタジオ・アルバム。アコースティックを基調としたオリジナル曲を中心にじっくりと聞かせる。
   ●CSRINC-003 LYNN ANDERSON『Bridges』CD(本体\2,650-) \2,862-

 1970年、世界ヒット「ローズガーデン」を飛ばしたリン・アンダーソン(1947-)の最新作は明るいカントリーゴスペル集。2005年、彼女にとって30年ぶりのグラミーノミネーションを勝ち取った『The Bluegrass Sessions』のビル・ボーンディックがプロデュースを担当。衰えないボーカルにオーク・リッジ・ボーイズやマーティン一家などをゲストに溌剌としたゴスペルを聴かせる。
   ●CLPCD2349 ASLEEP AT THE WHEEL『Havin' a Party: Live 』CD+DVD(本体\2,750-)\2,970-

兎に角楽しい、ウェスタン・スゥイングの現在進行形、アスリープ・アット・ザ・ホイールの最新作はライブ音源と映像で。"Choo Choo Ch' Boogie," "Hot Rod Lincoln," "House of Blue Lights,"他14曲のCD音源に加えて23曲入りDVD付き。
 ["I'm With Her"サラ・ジャローズ、イーファ・オドノバン、サラ・ワトキンス1間もなく来日]
   ●SH-4049 SARAH JAROSZ『Song Up in Her Head』CD(本体\2,450-)\2,646-

 高校3年の17歳、1曲目にクリス・シーリ、ジェリー・ダグラス、ケニー・マローンらを迎えたタイトル曲に始まり、最後の13曲目にクリスとのデュオ“Little Song”で終わるその間、ティム・オブライエンとのデュオ、そしてマイク・マーシャルを迎えた自身のマンドリンとのデュオ“Mansinneedof”でデビュー作にしてグラミー賞最優秀インスト候補になったという天才ぶりをいかんなく発揮した2009年発表デビュー作品です。アリソン・クラウスのエンジニアとして知られるゲイリー・パチョーザとの共同プロデュース(そののちの2枚も同様)で、現在最高のアコースティック音楽を聴かせる秀作である。(歌詞付き)
   ●SIG-2029 CROOKED STILL『Some Strange Country』CD(本体\2,450-) \2,646-

 イーファ・オドノバンのボーカルによるアパラチアの陰影と、きついビートを伴ったチェロに絡む最先端ブルーグラス・アンサンブルの極致。イーファの妖しい魔物が憑いているような独特の響きにはますます磨きがかかり、フォーフィンガー奏法のバンジョーで驚くばかりの音数を発するグレッグ・リスト、オールドタイムの真髄を会得した若い女性フィドラー、ブリタニー・ハースら、アパラチア/ブルーグラスの新世界です!
   ●NONE530684 SARA WATKINS『Sun Midnight Sun』CD(本体\2,450-) \2,646-

Foothills/You and Me/When It Pleases You/Be There/Impossible/Ward Accord/Lock & Key 他全10曲

クリス・シーリと兄ショーンとのトリオ、ニッケルクリークを解散後、2009年にジョン・ポール・ジョーンズ(レッド・ツェッペリン)のプロデュースでデビュー作『Sara Watkins』を発表、高い評価を得たサラ・ワトキンスのソロ第2作。現代のマリア・マルダーと大歓迎されたサラ、瑞々しい感性で、自作のフィドル・チューン2曲やプロデューサーであるギタリスト、ブレイク・ミルズとの共作5曲のほか、エバリー・ブラザーズ曲"You're the One I Love"、ウィリー・ネルソンの"I am a Memory"など。
 ■アパラチアンボイスの源流「1927年夏ブリストルセッション再訪」
   ●SONY510135 V.A.『Orthophonic Joy: The 1927 Bristol Sessions Revisited』2CD(本体\2,750-)\2,970-

カーター・ファミリー、ジミー・ロジャースを輩出した『ブリストル・セッションズ』(1927年)をカントリーやポップ・シーンの有名スター、ヴィンス・ギル、ドリー・パートン、マーティ・スチュワート、シェリル・クロウ、アシュリー・モンロー(ピストル・アニーズ)、ブラッド・ペイズリー等、錚々たるアーティストが再録音したコンピレーション。
   ●SH-3929 CARL JACKSON 『Songs of the South』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ソングライター、プロデューサーそしてスーパー・サイドマンとして確固たる地位を築いたカール・ジャクソンが、自らの原点であるバンジョー・プレイヤーとして、偉大なる師アール・スクラッグスに捧げた名盤『Banjo Man:A Tribute to Earl Scruggs』(80年)に、次作『Song of the South』(82年)からの4曲(キース・ウィットリーのリードにエミルー・ハリスのハイ・バリトンなどおいしいところをセレクト)を加えてのCD化。マーティー・スチュアート(m)、ジェリー・ダグラス(d)、絶好調ヴァッサー・クレメンツのホットなフィドルと一体となった真摯なトリビュート・アルバムに結実した傑作バンジョー・アルバムだ。
 ■モンローズミュージックの軌跡
   ●BCD-15423 BILL MONROE "1950-1958" CD4枚組(本体\11,000-)\11,880-(受注後2−3週で入荷)

 ビル・モンロー(m)がジミー・マーチン(g)、バッサー・クレメンツ(f)、ルディ・ライル(bj)等と作り上げたデッカ移籍、最初の録音から1958年までのコンプリート。後にハイロンサム・サウンドと呼ばれる究極のブルーグラス。
   ●BCD-15529 BILL MONROE "1959-1969" CD4枚組(本体\11,000-)\11,880-(受注後2−3週で入荷)

ビル・モンロー60年代全曲集。ビル・キース、デル・マッカリー、ピーター・ローワン、リチャード・グリーン、ローランド・ホワイト、バイロン・バーライン等々、フォーク・ブームを背景に、都会生まれの若者をメンバーに加えることで、モンロー自身が変化していった姿をとらえている。
   ●RGMCD-172 BILL MONROE『5 Classic Albums plus Bonus Singles』CD4枚組(本体\2,450-)\2,646-

『Knee Deep in Bluegrass』(1958年7月)から順に、『I Saw the Light』(1958年8月)、『Mr. Blue Grass』(1961年5月)、『Bluegrass Ramble』(1962年6月)、『My All Time Country Favorites』(1962年10月)、以上合計5枚の公式アルバム全曲に、1955年から1960年に発表されたLPには含まれないシングル15曲の合計全75曲が収められている。
 【ムーンシャイナー10月号レビュー紹介作品】
   ●ROU-36378 DELLA MAE CD(本体\2,450-) \2,646-

 ボストンから登場した女性ブルーグラス、期待の星、デラメイのローリング・ストーンズ誌の今知っておくべき10組のニューアーティストのうちの1組に選ばれた彼女等、グラミーにノミネートされた前作に続くらウンダー第二作。
   ●PC-1196 DALE ANN BRADLEY『Pocket Full of Keys』 CD(本体\2,450-) \2,646-

IBMAアワード最優秀女性ボーカルを5度受賞、デイル・アン・ブラッドレィが古巣のパインキャッスルに復帰第一弾。
   ●PATUX-274 LOUIE SETZER『Jukebox Bluegrass』CD(本体\2,450-)\2,646-

 デル・マッカリーに「本物の音楽を紡ぎ出す強烈な声」と称されたルイ・セッツアー、70年代からマーチン・ギター工場に勤務、最後の5年間は最終インスペクターとして職務を全うしたという彼の最新作はジミー・マーチンの影響色濃い、ホンキー・トンク・ブルーグラス。ロイ・ペンスカ(bs)、マーク・ディレイニー(bj)、ネイト・グロウワー(f)他のメンバーで、スタンレー、チャーリー・ムーア、バズ・バズビー、レノ&ハレルのドライブするブルーグラス加えてウィリー・ネルソン、ジョージ・ショーンズ、ジョニー・ホートンの泣き節カントリーも秀逸。
   ●YPM-043 山本太郎 & 長谷川光 『Django a la Clarinette』CD(本体\2,500-)\2,700-

 ブルーグラスのバンジョー奏者、またウエスタンスウィング、ジプシージャズのギター奏者でもある長谷川光とポップスからモダンジャズまで守備範囲の広いクラリネット奏者の山本太郎がふたりによるトラッドジャズの超有名曲やジャンゴ・ラインハルト曲満載のインストデュオのデビュー作品。
   ●YTM-103 やぎたこ『I'm Here!』(本体\2,315-)\2,500-

 プロデューサーに北村謙を向かえやぎたこが贈る二年半ぶりの新作。「筋金入りのオールドタイマーからは相手にされず真面目なブルーグラッサーからは怒られそうな『やぎたこ』らしい、いいアルバムができました。このアルバムでグラミーを狙いたいんですがどなたかノミネートの仕方、ご存知ないですか?」やぎたこ(やなぎX辻井貴子)(アルバムのスリーブより)
 [ブルーグラス&カントリー歴史的音源]
   ●BCD-15932 CLIFF BRUNER『Texas Wanderers』CD5枚組+Book(本体\16,500-)\17,820-

 1930年代にテキサスで活躍したウェスタン・スウィングからホンキートンクへの橋渡しをした人 で、 最もジャズの影響を受けたフィドラーの1人、クリフ・ブルーナー。「君微笑めば」(When You're Smiling)"It Makes No Difference Now""I'll Keep On Living You"等々、1937年から1950年の間にデッカ,マーキュリー、AYOに残した録音。ウェスタン・スウィング黄金 期の完璧な記録である。
   ●JSP-7732 CLIFF CARLISLE『A Country Legacy 1930-1939』CD4枚組(本体\5,500-)\5,940-

 ジミー・ロジャーズと同様の「ブルー・ヨーデラー」として知られるクリフ・カーライルのキャリ ア、1930年のジェネット・レーベルからブルーバード、デッカ、ボカリオン、ARCなどの録音全84曲 集。ハワイアン・ギター(今で言うドブロなど、リゾフォニックギター)を手に、ジミー・ロジャーズ からブラザー・デュオの入り口にいたる初期カントリー、つまりオールドタイムの名唱が一望できる。ブ ルース、ハワイアン、ウェスタン=カウボーイ等々、アメリカの20世紀初頭、ノスタルジックな雰囲気が 一杯、癒されるメロディーとハーモニーが楽しめる。
   ●BACM-330 LULU BELLE & SCOTTY『The Sweethearts of Country Music』CD(本体\2,450-) \2,646-

 「カントリー音楽界の恋人たち」と呼ばれ、戦前に絶大な人気を博したたルル・ベル&スコッティ夫妻の物語りが特集。"Remember Me"と"Have I Told You Lately That I Love You?"、2曲の大ヒット曲を含む決定盤。
 [教則物]
   ●BOOK-RG RICHARD GREENE『Bill Monroe w. Richard Greene Book』BOOK+CD (本体\5,800-)\6,264-

リチャード・グリーンが革新的で創造的なスタイルでブルーグラス・フィドルに大きな変革をもたらしたブルーグラス・ボーイズ時代(1966-1967)、デッカMCAの公式録音14曲とグランドオールオープリーのライブのフィドル・ソロのスコアと音源(ビル・モンローやその他の楽器も含む)集。付属のCDはビル・モンロー&ブルーグラス・ボーイズのベスト盤としても価値がある。
   ●MFD-0204 ジミー赤澤『Enjoy Bluegrass Banjo』教則本+DVD(本体\4.571-)\4,936-

Will the Circle Be Unbroken/Turkey in the Straw/Banks of the Ohio/Red Wing/Final Round.

ブルーグラス・バンジョーの上達法として、タブに慣れてしまうとフレキシブルな対応/発想がおろそかになる。そんな悩みを理解したうえで、ブルーグラス・バンジョーに習熟する方法を、マルチプレイヤーであるジミィ赤澤が提案するDVD教則。ムーンシャイナー誌12月号特集「バンジョー教則DVDを作った訳……」でも彼が述べているように、「基本構造」を知り、「ずっこい弾き方」ができるようになるか……、少なくともジミィは、サンプル曲"Will the Circle Be Unbroken"をベースに、初心者から上級者まで、さまざまな奏法を網羅し、最後にはオリジナル曲でしめる、腹一杯な教則である。
 [楽器、小物]
   ●MISC-SBPML 『秋元慎シグネチャー・ピック・ミディアムライト 1.3MM厚』 (本体\250-)\270- [新発売]

フラットピッカー、特にマンドリン・プレイヤー向けアセチレート素材によるラウンド・トライアングルのピック、マイク・コンプトンとアイデアを交換の結果、新たにミディアム・ライト1.3MM厚が加わりました。長年の経験から手に馴染む大きさ、ラウンドの取り方、フィニッシュにこだわりました。弦にあたるときの親和性が通常のセルロイドのピックより格段に良く、ハイポジションで弾いても音がつぶれ難いのが特徴。よりウッディなトーンを活かしたプレイに適しています。
 ☆☆ビー・オー・エム・サービス(御注文は:TEL 0797-87-0561:FAX 0797-86-5184:E-MAIL order@bomserv.comにて承ります。☆☆